JP5180196B2 - ユーザエージェントプロファイル情報を報告するための方法、システムおよびデバイス - Google Patents

Description

優先権の主張

本出願は、２００６年６月７日に出願された、“ユーザエージェントプロファイル情報を報告するための方法、システムおよび端末デバイス”と題する、中国特許出願第２００６１００８３１７９．７号の利益を主張し、その内容は、全体として、参照によりここに組み込まれている。

発明の分野

本発明は、通信技術の分野に関し、特に、ユーザエージェントプロファイル（ＵＡＰ）情報を報告するための方法、システムおよびデバイスに関する。

発明の背景

市場において利用可能な端末の多様性は、ユーザ要求の、個人化された選択を豊富にする。しかしながら、端末の多様性はまた、スクリーンサイズや、カラーや、フォントのような端末性能において、大きな差を生じさせる。単一の端末でさえ、カメラの挿入またはブルートゥース（登録商標）のスイッチにより、性能がダイナミックに変化する。ブラウズされたウェブページのようなコンテンツおよびマルチメディアメッセージングサービス（ＭＭＳ）を、端末が適切に表示可能にし、端末により提供される性能を、サーバが最も効率的に利用可能にするために、関連技術は、端末性能の標準化された表示と、サーバにより端末性能を識別するための対応する方法とを提供し、その結果、端末性能にしたがって、サーバが適合して、ユーザのモードに最も一致するコンテンツをユーザに提供することを可能にする。

関連技術において、クライアントとオリジンサーバとの間で接続が確立されているケースにおいて、または、ブラウジング性能に関する端末性能パラメータを表すユーザエージェントプロファイル（ＵＡＰ）情報が更新されているケースにおいて、サーバに対して、ＵＡＰ情報を報告することが要求される。上記の２つのケースにおいて、ＵＡＰ情報を報告するプロセスを、それぞれ説明する。

図１は、クライアントとサーバとの間で接続が確立されているケースにおいて、関連技術にしたがって、ＵＡＰ情報を報告するプロセスを示す概略図である。

ステップ１０１：ＵＡＰクライアントが、オリジンサーバに対して、クライアント端末のＵＡＰ情報、一般に、ＵＡＰの統一リソースロケータ（ＵＲＬ）、を含んでいるブラウジング要求を開始する。

ステップ１０２ないしステップ１０３：オリジンサーバが、ＵＡＰのＵＲＬにしたがって、ＵＡＰリポジトリに対してＵＡＰを取得する要求を開始し、ＵＡＰを取得する。

ステップ１０４：オリジンサーバが、ＵＡＰクライアントに対して応答を戻し、オリジンサーバが、ＵＡＰ情報を適切に処理する場合、オリジンサーバは、ＵＡＰの成功受信を示す情報を戻し、さもなければ、オリジンサーバは、エラーコードを戻す。

図１中で示したプロセスは、クライアントとサーバ側との間で接続が確立されているセッションの最初のステージにおいて生じるだけであり、サーバまたはクライアントが接続を切るまで、サーバとクライアントとの間でセッションは維持される。このプロセスの間、サーバ側は、クライアント端末のＵＡＰ情報をキャッシュしてもよい。

図２は、関連技術にしたがって、ＵＡＰ情報を更新するプロセスを示す概略図である。

ステップ２０１ないしステップ２０２：ＵＡＰクライアントによりＵＡＰ情報を更新した後に、ＵＡＰクライアントは、オリジンサーバに対して、性能情報の変更を示す情報を送信する。

ステップ２０３ないしステップ２０４：受信した変更情報にしたがって、オリジンサーバが、変更されたＵＡＰを要求し、ＵＡＰリポジトリから、変更されたＵＡＰを取得する。

ステップ２０５：オリジンサーバが、ＵＡＰクライアントに対して応答を返し、オリジンサーバが、ＵＡＰ情報を適切に処理する場合、オリジンサーバは、ＵＡＰの成功受信を示す情報を戻し、さもなければ、オリジンサーバは、エラーコードを戻す。

ＵＡＰ情報の更新の間、クライアントは、レジュームメッセージにより、このようなＵＡＰの変更をサーバに通知する。これは、端末のブラウジングプロセスの間に、複数回にわたって生じる。

コンテンツの観点から言えば、サーバ側およびクライアントの性能を適合させるために、上記のＵＡＰが主として使用される。一例として、クライアントがウェブページをブラウズすることを望むケースにおいて、端末性能の多様性により、端末によりサポート可能な、カラーおよびディスプレイのスクリーンサイズにおいて大きな差があり、同じ端末に対してでさえ、フォントや、ウェブページ上のピクチャーを受信するかどうかのような、異なるユーザの選択において差がある。したがって、サーバにより、端末性能とユーザ要求とを適合させるための方法に対する必要性が存在する。ＵＡＰは、サーバおよびクライアントがこれを表示する方法と、このような表示を配信する手段とを提供する。

ますます強力になる端末性能により、ますます大きくなる量の端末デバイス情報を記述する必要性が存在し、より大きなデバイス性能の記述ファイル、すなわち、より大きなＵＡＰファイルをもたらすことが、上記のプロセスから理解できる。したがって、取得したＵＡＰファイルを解明するのに長時間かかり、送信の間に多くのネットワークリソースが占有される。

さらに、端末デバイス性能における、ますます増えつつある変更により、端末デバイスは、サーバに対して、変更された情報をより頻繁に報告する。サービスに関係のない変更された情報部分を送信することは、ネットワークリソースの浪費である。

本発明の実施形態は、ＵＡＰ情報を報告するための方法、システムおよびデバイスを提供し、その結果、ネットワークリソースの浪費を回避する。

ユーザエージェントプロファイル（ＵＡＰ）情報を報告する方法は、ＵＡＰ属性の予め設定されたグループである属性グループを、クライアントにより識別することと、属性グループ中に含まれるＵＡＰ属性と、ＵＡＰ属性の値とを、クライアントにより取得および報告することと含む。

ＵＡＰ情報を報告するシステムは、オリジンサーバ中に位置しているサーバ側と通信することが可能な、端末デバイス中に位置しているクライアントを含んでいる。サーバ側は、属性グループラベルを含んでいるメッセージを発行するように適合されている属性グループラベル発行モジュールを含んでおり、クライアントは、属性グループラベルにしたがって属性グループを識別し、属性グループ中に含まれているＵＡＰ属性と、ＵＡＰ属性の値とを取得および報告するように適合されている属性グループ識別および処理モジュールを含んでいる。

ＵＡＰ情報を報告する端末デバイスは、クライアントを含んでいる。クライアントは、属性グループラベルにしたがって属性グループを識別し、属性グループ中に含まれているＵＡＰ属性と、ＵＡＰ属性の値とを取得および報告するように適合されている属性グループ識別および処理モジュールを含んでいる。

デバイスプロファイルエボリューション（ＤＰＥ）サーバは、クライアントに対して、属性グループラベルを含んでいるメッセージを発行するように適合されている属性グループラベル発行モジュールと、オリジンサーバからの要求にしたがって、クライアントに対して、属性グループ設定メッセージを発行することにより、属性グループを設定するように適合されている設定モジュールと、端末により報告されたＵＡＰ属性と、ＵＡＰ属性の値とをキャッシュするように適合されているＵＡＰ情報キャッシュモジュールとを含んでいる。

本発明の実施形態において、ＵＡＰ情報は、属性グループラベルに関係付けられ、クライアントは、属性グループラベルを識別し、サーバ側に対して、識別された属性グループラベルに関係付けられた、ＵＡＰ属性と、ＵＡＰ属性の値とを報告し、その結果、すべてのＵＡＰ属性と、すべてのＵＡＰ属性の値とを報告することを回避し、ネットワークリソースを節約する。さらに、端末のデバイス性能のＵＡＰ属性の値において、またはサーバ側の属性グループラベルにおいて、変更が生じるケースにおいて、このような変更が既存のサービスに影響を及ぼす場合、クライアントは、サーバ側に対して、変更されたデバイス性能のＵＡＰ属性と、変更されたデバイス性能のＵＡＰ属性の値とを送信することだけを必要とし、その結果、大量のＵＡＰ属性とＵＡＰ属性の値とを送信することをさらに回避し、ネットワークリソースをさらに節約する。

図１は、クライアントとサーバとの間で接続が確立されているケースにおいて、関連技術にしたがって、ＵＡＰ情報を報告するプロセスを示す概略図である。 図２は、関連技術にしたがって、ＵＡＰ情報を更新するプロセスを示す概略図である。 図３は、本発明の実施形態にしたがって、接続の確立の間にＵＡＰ情報を報告するプロセスを示す概略図である。 図４は、本発明の実施形態にしたがって、接続の確立の間にＵＡＰ情報を報告する別のプロセスを示す概略図である。 図５は、ＵＡＰ情報の変更が生じるケースにおいて、本発明の実施形態にしたがって、ＵＡＰ情報を報告するプロセスを示す概略図である。 図６は、サーバ側におけるサービスが更新されるケースにおいて、本発明の実施形態にしたがって、ＵＡＰ情報を報告するプロセスを示す概略図である。 図７は、本発明の実施形態にしたがって、接続の確立の間にＵＡＰ情報を報告するプロセスにおける端末の動作を示すフロー図である。 図８は、本発明の実施形態にしたがって、接続の確立の間にＵＡＰ情報を報告するプロセスにおけるサーバの動作を示すフロー図である。 図９は、ＵＡＰ情報の変更が生じるケースにおいて、本発明の実施形態にしたがって、ＵＡＰ情報を報告するプロセスを示すフロー図である。 図１０は、サーバ側におけるサービスが更新されるケースにおいて、本発明の実施形態にしたがって、ＵＡＰ情報を報告するプロセスを示すフロー図である。 図１１は、本発明の実施形態にしたがった、システムの構造を示すブロック図である。 図１２は、本発明の別の実施形態にしたがった、システムの構造を示すブロック図である。

実施形態の詳細な説明

添付図面および特定の実施形態に関連して、これから本発明をさらに詳細に記述する。

本発明の実施形態にしたがって、クライアントは、所望のＵＡＰ情報を、問い合わせ、取得し、サーバ側に対して、その情報を報告する。既存のＵＡＰは、静的な端末性能の表示と、端末性能におけるいくつかの変更の表示とをサポートすることができるが、既存のＵＡＰは、例えば、定期的なＵＡＰ報告や、ダイナミックな属性のしきい値に基づいた通知や、いくつかの性能属性に関するサーバの問合せなどをサポートすることができない。このことを考慮して、本発明の実施形態は、デバイスプロファイルエボリューション（ＤＰＥ）クライアントとＤＰＥサーバ側とを使用して実現され、サーバ側は、オリジンサーバ中に配置されていてもよく、または、オリジンサーバの外側に配置されていてもよい。

本発明の実施形態において、ＵＡＰ属性グループ（以下、“属性グループ”と呼ぶ）と属性グループラベルとの間の関係を表す関係テーブルが、端末中に設定され、属性グループは、ＵＡＰ属性の予め設定されたグループであり、属性グループラベルは、例えば、サービスタイプのような、属性グループを一意的に識別できる識別子である。関係テーブルを設定する方法は、以下の通りである。ＤＰＥサーバが、限定されないがＨＴＴＰにより、ＤＰＥクライアントに対して、属性グループと属性グループラベルとを発行する。このケースにおいて、属性グループと、対応するラベルは、ＨＴＴＰメッセージヘッダ中で搬送してもよく、ＤＰＥサーバからの設定メッセージを受信後に、ＤＰＥクライアントは、ラベルと属性グループとを関係テーブル中に記憶させる。関係テーブルがさまざまな形態の関係を表す限り、属性グループラベルと属性グループとの間の関係を含む関係テーブルは、必ずしもテーブルの形態ではない。関係テーブルは、本発明の以下の実施形態を説明するための一例として使用される。

本発明の実施形態にしたがって、ＵＡＰ情報を報告する方法を、以下で詳細に記述する。

図３に関連して、サーバ側が、オリジンサーバ中に配置されているケースにおいて、接続の確立の間に、本発明の実施形態にしたがって、ＵＡＰ情報を報告するプロセスを示す。

ステップ３０１：クライアントが、サーバ側に対して、基本ＵＡＰ情報を含んでいるアプリケーション要求を送信する。クライアントは、拡張メッセージヘッダ“ｘ−ｗａｐ−ｐｒｏｆｉｌｅ−ｄｉｆｆ”中で、報告されたＵＡＰ情報を搬送する。

ステップ３０２：サーバ側が、受信した要求にしたがって、属性グループラベルを含んでいる応答を発行する。属性グループラベルは、拡張メッセージヘッダ“ｘ−ｗａｐ−ｐｒｏｆｉｌｅ−ｗａｒｎｉｎｇ”中で搬送され、クライアントに対して発行される。

ステップ３０３：クライアントが、受信した属性グループラベルにしたがって、予め設定された関係テーブルに問い合わせて、属性グループが、その関係テーブル中に存在しているかどうかを決定し、そうである場合、プロセスはステップ３０７に進み、さもなければ、プロセスは、ステップ３０４に進む。予め設定された関係テーブルは、クライアント中に、ＵＡＰリポジトリ中に、またはクライアントおよびＵＡＰリポジトリから独立した端末デバイス中に、位置していてもよい。すなわち、受信した属性グループラベルが端末デバイス中に存在することを決定することにより、クライアントは、受信した属性グループを識別できる。

ステップ３０４：クライアントが、サーバに対して、属性グループを識別できないという表示を含むエラー情報を送信する。

ステップ３０５：サーバ側が、クライアントに対して、属性グループの定義を送信する。すなわち、サーバは、属性グループラベルに関係付けられたＵＡＰ属性をクライアントに通知する。

ステップ３０６：クライアントが、受信した通知にしたがって、属性グループの定義を保存する。すなわち、クライアントは、受信した関係情報、すなわち受信した属性グループの定義を、関係テーブルに加える。次に、プロセスは、ステップ３０７に進む。

ステップ３０７ないしステップ３０８：クライアントが、サーバ側が現在アプリケーションを提供している属性グループを保存し、関係テーブルにしたがって、属性グループ中に含まれるＵＡＰ属性を取得し、関係テーブルから取得したＵＡＰ属性が、報告された基本ＵＡＰ属性中に完全に含まれているかどうかを決定し、そうである場合、クライアントは、ＵＡＰ情報を報告せず、さもなければ、クライアントは、属性グループ中に含まれる、基本ＵＡＰ情報以外の、デバイス性能のＵＡＰ属性の値を、ＵＡＰリポジトリから取得する。

ステップ３０９：クライアントは、サーバ側に対して、デバイス性能のＵＡＰ属性と、デバイス性能のＵＡＰ属性の値とを含んでいるデバイス性能ＵＡＰ情報を報告する。

上記のプロセスにおいて、クライアントからのエラー情報を受信した後に、サーバ側は、属性グループを識別できないことを示すエラー情報を処理しなくてもよい。すなわち、ステップ３０５およびステップ３０６は、省略してもよい。

さらに、基本ＵＡＰ情報は、クライアントにより送信されるアプリケーション要求中に含まれていなくてもよい。このケースにおいて、ステップ３０７ないしステップ３０８において、クライアントは、関係テーブルにしたがって、属性グループ中に含まれるＵＡＰ属性を取得し、次に、ＵＡＰリポジトリからＵＡＰ属性に対応する値を取得する。ステップ３０９において、クライアントは、サーバ側に対して、すべてのＵＡＰ属性と、すべてのＵＡＰ属性の値とを報告する。すなわち、ステップ３０７における決定はなく、クライアントは、ステップ３０９において一度にすべてのＵＡＰ情報を報告する。

図４に関連して、サーバ側がオリジンサーバから独立しているケースにおいて、接続の確立の間に、本発明の実施形態にしたがって、ＵＡＰ情報を報告するプロセスを示す。

ステップ４０１：端末サービスプラットフォームが、オリジンサーバに対してアプリケーション要求を送信する。アプリケーション要求は、基本ＵＡＰ情報を含み、サーバ側のアドレスをさらに含んでいてもよい。

ステップ４０２：オリジンサーバが、受信したアプリケーション要求にしたがって、属性グループと、問合せすべきサーバ側のアドレスとを決定し、サーバ側に対して、属性グループラベルを含んでいるＵＡＰ問合せ要求メッセージを発行する。

ステップ４０３：サーバ側が、クライアントに対して、受信した要求メッセージを転送する。

ステップ４０４：受信した属性グループラベルにしたがって、クライアントは、予め設定された属性グループおよび予め設定された属性グループのラベルについて、すなわち、関係テーブルについて問い合わせて、属性グループラベルが関係テーブル中に存在するかどうかを決定し、そうである場合、処理は、ステップ４１０に進み、さもなければ、処理は、ステップ４０５に進む。予め設定された属性グループおよび予め設定された属性グループのラベルは、クライアント中に、ＵＡＰリポジトリ中に、または、クライアントおよびＵＡＰリポジトリから独立した端末デバイス中に、位置していてもよい。

ステップ４０５ないしステップ４０６：クライアントが、サーバ側を介して、オリジンサーバに対して、属性グループラベルを識別できないという表示を含んでいるエラー情報を送信する。

ステップ４０７−４０８：オリジンサーバが、サーバ側を介して、クライアントに対して、属性グループと属性グループのラベルとの間の関係を示す属性グループ定義を送信する。すなわち、オリジンサーバは、属性グループラベルに関係付けられたＵＡＰ属性をクライアントに通知する。

ステップ４０９：クライアントが、受信した属性グループと、受信した属性グループのラベルとを記録する。すなわち、クライアントは、受信した属性グループラベルの定義を、関係テーブルに加える。次に、プロセスは、ステップ４１０に進む。

ステップ４１０：ＵＡＰリポジトリを読み出すことにより、クライアントが、属性グループ中に含まれるデバイス性能のＵＡＰ属性と、デバイス性能のＵＡＰ属性の値とを取得する。

ステップ４１１ないしステップ４１２：クライアントが、サーバ側を介して、オリジンサーバに対して、属性グループ中に含まれるデバイス性能のＵＡＰ属性と、デバイス性能のＵＡＰ属性の値とを報告する。

ステップ４１３：オリジンサーバが、取得したＵＡＰ属性と、取得したＵＡＰ属性の値とにしたがって、サービス提供モードを調整し、次に、端末サービスプラットフォームに対して、調整されたサービス提供モードを提供する。

上記のプロセスにおいて、クライアントからのエラー情報を受信した後に、サーバ側は、属性グループを識別できないことを示すエラー情報を処理しなくてもよい。すなわち、ステップ４０５およびステップ４０６は、オプションのステップであり、省略してもよい。

図５に関連して、ＵＡＰ情報の変更が生じるケースにおいて、本発明の実施形態にしたがって、ＵＡＰ情報を報告するプロセスを示す。

ステップ５０１：クライアントが、ＵＡＰ属性の値において変更が生じていることを検出し、このような変更が既存のサービスに影響を及ぼすことを決定する場合、プロセスは、ステップ５０２に進む。クライアントが、ＵＡＰ属性の値において変更が生じていることを検出し、このような変更が既存のサービスに影響を及ぼさないことを決定する場合、クライアントは、後続のステップを実行しない。

ステップ５０２ないしステップ５０３：クライアントが、サーバ側に対して、ＵＡＰ属性の値において変更が生じているという通知を送信する。通知は、変更されたＵＡＰ属性と、変更されたＵＡＰ属性の値とを含む。クライアントは、サーバ側から応答を受信する。

図５中の点線ブロックは、このような変更が既存のサービスに影響を及ぼすことを示す。

図６に関連して、サービス側におけるサービスが更新されるケースにおいて、本発明の実施形態にしたがって、ＵＡＰ情報を報告するプロセスを示す。

ステップ６０１：サーバ側が、所望の属性グループを変更し、それに対して新しい属性グループラベルを定義する。

ステップ６０２：サーバ側が、クライアントに対して、新しい属性グループラベルを送信する。

ステップ６０３ないしステップ６０４：クライアントが、受信した情報にしたがって、予め設定された関係テーブルから、新しい属性グループラベルに対応するＵＡＰ属性を取得し、属性グループ中のＵＡＰ属性と、ＵＡＰ属性の値とを報告し、サーバ側から応答を受信する。

上記のプロセスは、フロー図に関連して詳細に説明する。

図７に関連して、本発明の実施形態にしたがって、接続の確立の間に、ＵＡＰ情報を報告するプロセスにおける端末の動作を示す。

ステップ７０１：端末サービスプラットフォームが、オリジンサーバに対して、アプリケーション要求を送信する。アプリケーション要求は、基本ＵＡＰ情報を含み、サーバ側のアドレスをオプション的に含んでいてもよい。

ステップ７０２：クライアントが、サーバ側を介して、オリジンサーバにより発行された属性グループラベル情報を受信する。

ステップ７０３：属性グループラベルが予め設定された関係テーブル中に存在するかどうかを、クライアントが決定する。すなわち、クライアントは、属性グループが定義されているかどうかを決定し、そうである場合、プロセスは、ステップ７０６に進み、さもなければ、プロセスは、ステップ７０４に進む。

ステップ７０４：クライアントが、属性グループを識別できないという表示を含んでいるエラー情報を戻す。

ステップ７０５：クライアントが、新しい属性グループ定義を受信し、新しい属性グループ定義にしたがって、関係テーブルを修正する。すなわち、クライアントは、関係テーブルに対して、新しい属性グループ定義を加え、現在の属性グループとして、属性グループを記録する。次に、プロセスは、ステップ７０６に進む。

ステップ７０６：クライアントが、関係テーブルにしたがって、属性グループ中に含まれるＵＡＰ属性と、ＵＡＰ属性の値とを取得する。

ステップ７０７：関係テーブルから取得した、ＵＡＰ属性およびＵＡＰ属性の値が、報告された基本ＵＡＰ情報中に完全に含まれているかどうかを、クライアントが決定し、そうである場合、クライアントは報告を実行せず、プロセスはステップ７０９に直接進み、さもなければ、プロセスは、ステップ７０８に進む。

ステップ７０８：クライアントは、属性グループ中に含まれる、基本ＵＡＰ情報以外の、デバイス性能のＵＡＰ属性の値を、ＵＡＰリポジトリから取得し、サーバ側に対して、取得したデバイス性能のＵＡＰ属性と、取得したデバイス性能のＵＡＰ属性の値とを報告する。

ステップ７０９：クライアントは、ＵＡＰ情報の変更の検出を開始する。

図８に関連して、本発明の実施形態にしたがって、接続の確立の間にＵＡＰ情報を報告するプロセスにおけるサーバの動作を示す。

ステップ８０１：オリジンサーバが、端末サービスプラットフォームからのアプリケーション要求から、基本ＵＡＰ情報とサーバ側のアドレスとを取得する。

ステップ８０２：オリジンサーバが、基本ＵＡＰ情報にしたがって、所望の属性グループを決定し、次に、オリジンサーバは、サーバ側を介して、クライアントに対して、属性グループラベルを戻す。

サーバ側のアドレスが、アプリケーション要求中に含まれている場合、サーバ側のアドレスを直接使用することにより、あるいは、サーバ側のアドレスがアプリケーション要求中に含まれていない場合、以前の設定または他の方法により、オリジンサーバは、サーバ側の位置を決定する。

ステップ８０３：サーバ側が、クライアントから応答を受信し、オリジンサーバに対して、応答を転送する。応答が、デバイス性能のＵＡＰ属性とデバイス性能のＵＡＰ属性の値とを含んでいる場合、それは、発行された属性グループラベルにより表される属性グループをクライアントが識別したことを示し、処理は、ステップ８０５に進む。応答が、属性グループを識別できないことを示すエラー情報である場合、プロセスは、ステップ８０４に進む。

ステップ８０４：オリジンサーバが、サーバ側を介して、クライアントに対して、属性グループ定義を送信する。すなわち、オリジンサーバは、属性グループと属性グループのラベルとをクライアントに通知する。オリジンサーバが、属性グループ中に含まれるデバイス性能のＵＡＰ属性と、デバイス性能のＵＡＰ属性の値とを受信するとき、処理は、ステップ８０５に進む。

ステップ８０５：オリジンサーバが、受信したデバイス性能のＵＡＰ属性と、受信した性能のＵＡＰ属性の値とを解明する。

ステップ８０６：サービス提供に対する条件、すなわち、サービス要求が、受信したデバイス性能のＵＡＰ属性の値にしたがって満たされているかどうかを、オリジンサーバが決定する。すなわち、クライアントがサービスをサポートすることをＵＡＰ情報が示しているかどうかを、オリジンサーバは決定し、そうである場合、プロセスは、ステップ８０８に進み、さもなければ、プロセスは、ステップ８０７に進む。

ステップ８０７：オリジンサーバが、アプリケーション要求を満たす別の属性グループを選択し、次に、プロセスは、ステップ８０２に戻る。

ステップ８０８：オリジンサーバが、サービス提供モードを調整し、例えば、受信したデバイス性能のＵＡＰ属性の値にしたがって、提供すべきコンテンツに適合させる。

クライアントからエラー情報を受信した後に、サーバ側が、属性グループを識別できないことを示すエラー情報を処理しなくてもよいことから、図７中のステップ７０５および図８中のステップ８０４は、省略してもよい。すなわち、ステップ７０５およびステップ８０４は、オプションのステップである。

基本ＵＡＰ情報が、端末サービスプラットフォームにより送信されたアプリケーション要求中に含まれていない場合、図７中のステップ７０７は、省略すべきであり、ステップ７０８において、属性グループ中に含まれるすべてのＵＡＰ属性と、すべてのＵＡＰ属性の値が報告される。したがって、図８のステップ８０１において、オリジンサーバは、基本ＵＡＰ情報を含まないアプリケーション要求を受信するだけであり、ステップ８０２において、オリジンサーバは、アプリケーション要求にしたがって、適切な属性グループを選択する。

図９に関連して、ＵＡＰ情報の変更が生じるケースにおいて、本発明の実施形態にしたがって、ＵＡＰ情報を報告するプロセスを示す。

ステップ９０１：クライアントが、サーバ側が現在アプリケーションを提供する現在の属性グループを記録する。

ステップ９０２：クライアントが、ＵＡＰ属性を検出し、ＵＡＰ属性の値が現在変更されていることを決定する。

ステップ９０３：クライアントが、予め設定された関係テーブルに問い合わせて、変更されたＵＡＰ属性が属性グループに影響を及ぼすことを決定する。

ステップ９０４：影響を受ける属性グループが、オリジンサーバにより提供された、記録された現在の属性グループと一致しているかどうかを、クライアントが決定する。すなわち、クライアントは、ＵＡＰ属性の値の変更が既存のサービスに影響を及ぼすかどうかを決定し、そうである場合、プロセスは、ステップ９０５に進み、さもなければ、クライアントは、変更されたＵＡＰ属性を報告せず、プロセスは、ステップ９０６に直接進む。

ステップ９０５：クライアントが、ＵＡＰリポジトリから、変更されたＵＡＰ属性の値を取得し、サーバ側を介して、オリジンサーバに対して、変更されたＵＡＰ属性と変更されたＵＡＰ属性の値とを報告する。次に、プロセスは、ステップ９０６に進む。

ステップ９０６：クライアントが、ＵＡＰ属性の変更の検出および取得を継続する。次に、プロセスは、ステップ９０３に戻る。

クライアントにより報告された、変更されたＵＡＰ属性を受信した後に、オリジンサーバは、サービス提供モードを再調整し、例えば、変更されたＵＡＰ属性の値にしたがって、提供すべきコンテンツに適合させる。ここで、サーバ側により、変更されたＵＡＰ属性を取得するプロセスは、図８中の対応する部分に対して記述したものと一致し、ここでは記述しない。

図１０に関連して、サーバ側におけるサービスが更新されるケースにおいて、本発明の実施形態にしたがって、ＵＡＰ情報を報告するプロセスを示す。

ステップ１０００：クライアントが、オリジンサーバにより提供されるサービスを使用する。ステップ１００１：オリジンサーバにより提供されるサービスにおいて変更が生じる。オリジンサーバは、更新された属性グループラベルを決定し、更新された属性グループをサーバ側に通知する。

ステップ１００２：サーバ側が、クライアントに対して、更新された属性グループラベルを送信する。

ステップ１００３：クライアントが、更新された新しい属性グループラベルを保存する。

ステップ１００４：クライアントが、関係テーブルに問い合わせて、新しい属性グループラベルに対応する属性グループ中のＵＡＰ属性が、元の属性グループ中に完全に含まれているかどうかを決定し、そうである場合、プロセスは、ステップ１００６に進み、さもなければ、プロセスは、ステップ１００５に進む。

ステップ１００５：図７中の対応する部分に対して記述したものと同じ方法で、クライアントが、更新された属性グループ中に含まれるデバイス性能のＵＡＰ属性と、デバイス性能のＵＡＰ属性の値とを送信する。次に、プロセスは、ステップ１００６に進む。

ステップ１００６：オリジンサーバが、クライアントにより報告されたＵＡＰ情報にしたがって、新しいサービスを提供する。

上記のプロセスのすべてに対して、ＵＡＰ属性は、基本ＵＡＰ属性と、デバイス性能のＵＡＰ属性とを含む。基本ＵＡＰ属性は、スクリーンサイズや、カラーや、解像度や、メモリサイズや、搬送波や、時間遅延や、ネットワークの帯域幅のような、すべてのサービスに影響を及ぼすかもしれない、ハードウェアの、ソフトウェアの、およびネットワークの、基本特性情報を含む。デバイス性能のＵＡＰ属性は、基本ＵＡＰ属性以外の情報を含み、その情報は、サービスに影響を及ぼすかもしれず、いくつかのサービスに関係付けられているかもしれない。異なるデバイス性能のＵＡＰ属性は、１つ以上の属性グループラベルに影響を及ぼすかもしれない。いくつかの属性グループラベルは、基本ＵＡＰ属性だけを必要とするかもしれず、一方、他の属性グループラベルはまた、１つ以上のデバイス性能のＵＡＰ属性を必要とするかもしれない。例えば、デジタル権管理（ＤＲＭ）サービスは、（端末がＤＲＭ技術をサポートする場合）Ｄｒｍ技術や、Ｄｒｍバージョン（ＤＲＭエージェントのバージョン）や、Ｄｒｍ許可（ＤＲＭエージェントの許可情報）や、Ｄｒｍ制約（ＤＲＭエージェントの制約情報）や、サポートされるＤｒｍ媒体タイプ（デバイスによりサポートされる、保護された多目的インターネットメール拡張プロトコルタイプのリスト）のような、デバイス性能のＵＡＰ属性を必要とする。上記の実施形態により提供される方法における、いくつかまたはすべてのステップは、関連したハードウェアに命令して、それらを実行させるためのプログラムを使用することにより実現してもよいことを、当業者は理解するだろう。プログラムは、ＲＯＭ／ＲＡＭや、磁気ディスクまたはコンパクトディスクのような、コンピュータ読み取り可能記憶媒体中に記憶してもよい。

図１１に関連して、本発明の実施形態は、ＵＡＰ属性を報告するシステムをさらに提供する。システムは、端末デバイス１００中に位置しているクライアント１１０と、ＤＰＥサーバ２００と、オリジンサーバ３００とを含む。クライアント１１０は、属性グループ識別および処理モジュール１１１を含み、ＤＰＥサーバ２００は、属性グループラベル発行モジュール２２１を含む。

ＤＰＥサーバ２００中の属性グループラベル発行モジュール２２１は、オリジンサーバからＤＰＥサーバ２００により受信したＵＡＰ情報問合せ要求にしたがって、属性グループを含んでいる問合せメッセージを発行するように適合されている。属性グループラベルは、ＨＴＴＰや、シンプルオブジェクトアクセスプロトコル（ＳＯＡＰ）や、または他のプロトコルにより、クライアント１１０に対して発行される。

クライアント１１０中の属性グループ識別および処理モジュール１１１は、属性グループを識別し、属性グループ中に含まれるＵＡＰ属性と、ＵＡＰ属性の値とを取得し、ＤＰＥサーバ２００に対して報告する。

端末デバイス１００は、ＵＡＰ属性リポジトリ１２０をさらに含む。予め設定された関係テーブルにしたがって、クライアント中の属性グループ識別および処理モジュール１１１は、ＵＡＰリポジトリ１２０から、属性グループ中に含まれるＵＡＰ属性を取得するように適合されている。予め設定された関係テーブルは、クライアント中に、ＵＡＰリポジトリ中に、またはクライアントおよびＵＡＰリポジトリから独立した端末デバイス中に、位置していてもよい。クライアント１１０は、ＨＴＴＰ中で、または、他のプロトコル中で、報告されたＵＡＰ情報を搬送する。

ＵＡＰリポジトリ１２０は、ＵＡＰ属性とＵＡＰ属性の値とを記憶するように適合されている。

図１１中で示したシステムに対して、クライアント１１０は、エラー報告モジュール１１２をさらに含んでいてもよく、属性グループ識別および処理モジュール１１１が属性グループを識別できないケースにおいて、エラー報告モジュール１１２は、ＤＰＥサーバ２００に対して、属性グループを識別できないという表示を含んでいるエラー情報を報告するように適合されている。

ＤＰＥサーバ２００は、設定モジュール２２２をさらに含んでいてもよく、設定モジュール２２２は、クライアント１１０に対して、属性グループと、属性グループに対するラベル設定とを発行するように適合されている。クライアント１１０は、関係付けモジュール１１３をさらに含んでいてもよく、関係付けモジュール１１３は、設定メッセージにしたがって、クライアント１１０により受信した設定メッセージ中で搬送された、属性グループと属性グループのラベルとを関係テーブルに加え、属性グループ識別および処理モジュール１１１に命令して、報告を実行させるように適合されている。

クライアント１１０は、ＵＡＰ情報検出モジュール１１４をさらに含んでいてもよく、ＵＡＰ情報の変更が既存のサービスに影響を及ぼすことを決定した後に、ＵＡＰ情報検出モジュール１１４は、属性グループ識別および処理モジュール１１１に命令して、報告を実行させ、ＵＡＰ情報の変更が既存のサービスに影響を及ぼさないことを決定した後に、変更されたＵＡＰ属性を報告させないように適合されている。

オリジンサーバ３００により受信されるアプリケーション要求は、基本ＵＡＰ情報をさらに含んでいてもよく、このケースにおいて、クライアント１１０は、ＵＡＰ情報決定モジュール１１５をさらに含んでいてもよい。属性グループが、関係テーブル中に存在することを決定した後に、ＵＡＰ情報決定モジュール１１５は、関係テーブルから取得したＵＡＰ属性が、報告された基本ＵＡＰ属性中に完全に含まれているかどうかを決定するように適合されている。属性グループ中に含まれるＵＡＰ属性が、ＵＡＰリポジトリ１２０中の基本ＵＡＰ属性に完全に含まれていることを、ＵＡＰ情報決定モジュール１１５が決定する場合、ＵＡＰ情報決定モジュール１１５は、属性グループ識別および処理モジュール１１１に命令して、ＵＡＰ属性を報告させないようにし、さもなければ、ＵＡＰ情報決定モジュール１１５は、属性グループ識別および処理モジュール１１１に命令して、基本ＵＡＰ属性以外のデバイス性能のＵＡＰ属性と、基本ＵＡＰ属性の値とを報告させる。

オリジンサーバ３００は、属性グループ定義モジュール３３０を含んでいてもよく、属性グループ定義モジュール３３０は、属性グループを定義し、ＤＰＥサーバ２００中の設定モジュール２２２を介して、クライアント１１０に対して、属性グループを発行するように適合されている。

オリジンサーバ３００は、サービス変更検出モジュール３１０をさらに含んでいてもよい。サービス変更検出モジュール３１０の属性グループラベルの変更を検出した後に、サービス変更検出モジュール３１０は、ＤＰＥサーバ２００中の属性グループラベル発行オジュール２２１に命令して、クライアント１１０に対して、更新された属性グループラベルを発行するように適合されている。

オリジンサーバ３００は、値決定モジュール３２０をさらに含んでいてもよい。クライアントが属性グループをサポートすることを、受信したデバイス性能のＵＡＰ値が示しているかどうかを決定し、そうである場合、既存のコンテンツ調整モジュールに命令して、サービス提供モードを調整させ、さもなければ、属性グループラベル発行モジュール２２１に命令して、クライアント１１０に対して、アプリケーション要求を満たす別の属性グループラベルを発行させるように、値決定モジュール３２０は適合されている。

本発明の実施形態は、ＵＡＰ情報を報告する端末デバイスをさらに提供する。図１０に関して、端末デバイスは、クライアントを含む。クライアントは、属性グループ識別および処理モジュールを含む。端末デバイスは、ＵＡＰリポジトリをさらに含む。端末デバイスは、属性グループを識別できないという事実を報告するように適合されているエラー報告モジュールと、属性グループラベルと属性グループ中に含まれるＵＡＰ情報とを記録するように適合されている関係付けモジュールと、ＵＡＰ情報決定モジュールまたはＵＡＰ情報の変更を検出するように適合されているＵＡＰ情報検出モジュールと、あるいは、これらの任意の組み合わせとをさらに含んでいてもよい。

本発明の実施形態は、属性グループラベル情報を発行するＤＰＥサーバをさらに提供する。図１１に関して、ＤＰＥサーバは、属性グループラベル発行モジュール２２１と、設定モジュール２２２と、ＵＡＰ情報キャッシュモジュール２２３とを含む。設定モジュール２２２は、オリジンサーバからの要求にしたがって、クライアント１１０に対して属性グループ設定メッセージを発行することにより、属性グループを設定するように適合されており、属性グループラベル発行モジュール２２１は、オリジンサーバから受信したＵＡＰ情報問合せ要求にしたがって、属性グループを含んでいる問合せメッセージを発行するように適合されており、ＵＡＰ情報キャッシュモジュール２２３は、属性グループラベル識別および処理モジュール１１１により報告されたＵＡＰ情報をキャッシュするように適合されている。

クライアントは、ＤＰＥクライアントである。ＤＰＥサーバはまた、オリジンサーバ３００中に組み込まれていてもよく、このケースにおいて、ＤＰＥサーバ２００とオリジンサーバ３００との間の対話において使用されるメッセージは、オリジンサーバ中に存在する。

図１２に関連して、ＤＰＥサーバが、オリジンサーバ中に組み込まれているケースにおいてＵＡＰ情報を報告するシステムを示す。システムは、端末デバイス４００中に位置しているクライアント４１０と、オリジンサーバ５００中に位置しているサーバ側５２０とを含む。クライアント４１０は、属性グループ識別および処理モジュール４１１をさらに含み、サーバ側５２０は、属性グループラベル発行モジュール５２１を含む。

サーバ側５２０中の属性グループラベル発行モジュール５２１は、受信したサービス要求にしたがって、属性グループラベルを含んでいる応答メッセージを発行するように適合されている。属性グループラベルは、拡張ＨＴＴＰメッセージヘッダ“ｘ−ｗａｐ−ｐｒｏｆｉｌｅ−ｗａｒｎｉｎｇ”中で搬送され、クライアントに対して発行されてもよく、あるいは、ＳＯＡＰまたは他のプロトコルを介して、クライアントに対して発行されてもよい。

クライアント４１０中の属性グループ識別および処理モジュール４１１は、属性グループを識別し、属性グループ中に含まれるＵＡＰ属性とＵＡＰ属性の値とを取得および報告するように適合されている。

端末デバイス４００は、ＵＡＰ属性リポジトリ４２０をさらに含む。クライアント中の属性グループ識別および処理モジュール４１１は、属性グループラベルと性能属性との間の関係を表す予め設定された関係テーブルにしたがって、属性グループ中に含まれるＵＡＰ属性を取得し、ＵＡＰリポジトリ４２０からＵＡＰ属性の値を取得するように適合されている。予め設定された関係テーブルは、クライアント中に、ＵＡＰリポジトリ中に、または、クライアントおよびＵＡＰリポジトリから独立した端末デバイス中に、位置していてもよい。クライアントは、拡張ＨＴＴＰメッセージヘッダ“ｘ−ｗａｐ−ｐｒｏｆｉｌｅ−ｄｉｆｆ”中で、または他のプロトコル中で、報告されたＵＡＰ情報を搬送する。

ＵＡＰリポジトリ４２０は、ＵＡＰ属性とＵＡＰ属性の値とを記憶するように適合されている。

図１２中で示したシステムに対して、クライアント４１０は、エラー報告モジュール４１２をさらに含み、属性グループを識別できないケースにおいて、エラー報告モジュール４１２は、サーバ側５２０に対して、属性グループを識別できないという表示を含んでいるエラー情報を報告するように適合されている。

サーバ側２２０は、通知モジュール５２２をさらに含み、通知モジュール５２２は、属性グループ定義をクライアント４１０に通知するように適合されている。クライアント４１０は、関係付けモジュール４１３をさらに含み、関係付けモジュール４１３は、受信した通知にしたがって、属性グループラベルと性能属性との間の関係を表す関係テーブルに対して、属性グループ定義を加え、次に、属性グループ識別および処理モジュール４１１に命令して、報告を実行させるように適合されている。

クライアント４１０は、ＵＡＰ情報検出モジュール４１４をさらに含み、ＵＡＰ情報検出モジュール４１４のＵＡＰ情報の変更が既存のサービスに影響を及ぼすことを決定した後に、ＵＡＰ情報検出モジュール４１４は、属性グループ識別および処理モジュール４１１に命令して、報告を実行させ、ＵＡＰ情報検出モジュール４１４のＵＡＰ情報の変更が、既存のサービスに影響を及ぼさないことを決定した後に、変更されたＵＡＰ情報を報告させないように適合されている。

サーバ側により受信されるアプリケーション要求は、基本ＵＡＰ情報をさらに含んでいてもよく、このケースにおいて、クライアント４１０は、ＵＡＰ情報決定モジュール４１５をさらに含んでいてもよい。属性グループが関係テーブル中に存在することを決定した後に、ＵＡＰ情報決定モジュール４１５は、予め設定された関係テーブルから取得したＵＡＰ情報が、報告された基本ＵＡＰ情報中に完全に含まれているかどうかを決定し、そうである場合、ＵＡＰ情報を報告せず、さもなければ、属性グループ識別および処理モジュール４１１に命令して、基本ＵＡＰ情報以外の、デバイス性能のＵＡＰ属性と、デバイス性能のＵＡＰ属性の値とを報告させるように適合されている。

サーバ５００は、サービス変更検出モジュール５１０をさらに含んでいてもよい。サービス変更検出モジュール５１０のサービスにおいて変更が生じていることを決定した後に、サービス変更検出モジュール５１０は、属性グループラベル発行モジュール５２１に命令して、クライアントに対して、更新された属性グループを発行させるように適合されている。

サーバ５００は、値決定モジュール５３０をさらに含んでいてもよい。クライアントが属性グループをサポートすることを、受信したデバイス性能のＵＡＰ値が示しているかどうかを決定し、そうである場合、既存のコンテンツ調整モジュールに命令して、サービス提供モードを調整させ、さもなければ、属性グループラベル発行モジュール５２１に命令して、クライアントに対して、アプリケーション要求を満たす別の属性ラベルを発行するように、値決定モジュール５３０は適合されている。

クライアントはＤＰＥクライアントであり、サーバ側はＤＰＥサーバである。

特定の実施形態に関連して、本発明をこれからさらに説明する。

位置ベースの複数プレイヤーゲームであるアプリケーションにユーザが関与しているケースを考慮して、アプリケーションの基本ＵＡＰ属性を表１中に示す。

サービスに対して、クライアントにより維持される属性グループ関係テーブルは、表２中で示したようなものである。

対話に対するプロセスは、以下の通りである。

１）ユーザが端末デバイスを使用して、位置ベースの複数プレイヤーシューティングゲームを開始し、ゲームクライアント（すなわち、上記実施形態中の端末サービスプラットフォーム）が、アプリケーションサーバ（すなわち、上記実施形態中のオリジンサーバ）に対して、基本ＵＡＰ情報を送信する。基本ＵＡＰ属性は、スクリーンサイズや、カラーサポートや、解像度や、メモリサイズや、搬送波や、時間遅延や、ネットワークの帯域幅のような、基本ハードウェア情報と、基本ソフトウェア情報と、基本ネットワーク情報とを含んでいる。

２）端末サービスプラットフォームにより報告された情報を受信した後に、アプリケーションサーバが、報告された情報にしたがって、マルチメディアメッセージサービス（ＭＭＳ）モードでコンテンツを配信することを決定し、現在要求される属性グループラベルが、ＭＭＳ＋ＬＣＳであることを、ＤＰＥサーバ側（すなわち、上記実施形態中のサーバ側）を介して、ＤＰＥクライアント（すなわち、上記実施形態中のクライアント）に通知する。

３）ＤＰＥクライアントが、現在の属性グループを記録し、ＭＭＳ＋ＬＣＳ中に含まれるＵＡＰ属性を問い合わせ、ＵＡＰリポジトリからＵＡＰ属性の値を問い合わせ、このような情報をＤＰＥサーバ側に通知する。ＤＰＥサーバ側は、アプリケーションサーバに対して、このような情報を送信する。

４）ＣＥＬＬ−ＩＤベースの位置決めが、現在のアプリケーション中で使用される。ユーザは、アプリケーションを実行し、ＤＰＥクライアントは、端末性能属性の変更の検出を開始する。

５）ＤＰＥクライアントが、アシスト型全地球測位システム（Ａ−ＧＰＳ）機能をイネーブルにする。ＤＰＥクライアントは、デバイス性能のＵＡＰの値において変更が生じていることを検出し、（この属性が、現在の属性グループ中に含まれているという事実に基づいて）このような性能の変更がゲームに影響を及ぼすことを決定する場合、ＤＰＥクライアントは、変更されたデバイス性能のＵＡＰ属性と、変更されたデバイス性能のＵＡＰ属性の値とを、ＤＰＥサーバ側に通知する。

６）変更されたデバイス性能のＵＡＰ属性を取得した後、ＤＰＥサーバ側が、アプリケーションサーバに対して、変更されたデバイス性能のＵＡＰ属性を報告する。アプリケーションサーバは、変更されたデバイス性能のＵＡＰ属性にしたがって、より正確な位置決めを現在用いてもよいことを決定し、提供すべきコンテンツに適合させる。

７）サービスの間、ユーザがカメラを作動させ、ＤＰＥクライアントが、デバイス性能のＵＡＰ属性において変更が生じていることを検出し、このような性能の変更がゲームに影響を及ぼさないことを決定する場合、ＤＰＥクライアントは、ＤＰＥサーバ側に対して、このような性能の変更を示す情報を報告しないことを決定する。

８）サービスの間、ネットワークのＧＰＲＳ機能において異常が生じる場合、ＤＰＥクライアントが、この異常をサーバに通知する。

９）サーバ側が、サービスを終了させ、ＳＭＳモードでデータを送信することを決定し、ＳＭＳの性能に関して、ＤＰＥクライアントに問い合わせる。

本発明の実施形態にしたがって、ＵＡＰ属性と属性グループラベルとの間に関係が確立され、クライアントが属性グループを識別し、サーバ側に対して、識別された属性グループに関連したＵＡＰ属性を報告し、その結果、すべてのＵＡＰ属性を報告することを回避し、ネットワークリソースをさらに節約することが理解できる。さらに、端末のデバイス性能のＵＡＰ属性において、または、サーバ側におけるサービスにおいて、変更が生じるケースにおいて、このような変更が既存のサービスに影響を及ぼす場合、クライアントは、サーバ側に対して、変更されたデバイス性能のＵＡＰ属性を送信することだけを必要とし、その結果、大量のＵＡＰ属性を送信することをさらに回避し、ネットワークリソースをさらに節約する。

追加の利益および修正が、当業者に容易に生じるだろう。それゆえに、そのより広い観点における発明は、ここで示し、記述した、特定の詳細な説明および代表的な実施形態に限定されない。したがって、特許請求の範囲により規定された発明およびそれらの均等物の、精神または範囲から逸脱することなく、さまざまな修正およびバリエーションを実施してもよい。

Claims (15)

1. ユーザエージェントプロファイル（ＵＡＰ）情報を報告する方法において、
   サーバ側により発行された属性グループラベルを、クライアントにより受信することと、
   属性グループを、前記属性グループラベルと前記属性グループとの間の関係にしたがって、前記クライアントにより識別することと、
   前記属性グループ中に含まれるＵＡＰ属性と、前記ＵＡＰ属性の値とを、前記クライアントにより取得して前記サーバ側に報告することとを含み、
   前記属性グループは、ＵＡＰ属性の予め設定されたグループを含み、
   前記クライアントは、前記ＵＡＰ属性の値の変更を検出し、前記ＵＡＰ属性の値の変更が既存のサービスに影響を及ぼすかどうかを決定し、
   前記ＵＡＰ属性の値の変更が既存のサービスに影響を及ぼす場合、前記クライアントは、前記変更されたＵＡＰ属性の値を取得し、前記変更されたＵＡＰ属性と、前記変更されたＵＡＰ属性の値とを前記サーバ側に報告し、
   前記ＵＡＰ属性の値の変更が既存のサービスに影響を及ぼさない場合、前記クライアントは、前記変更されたＵＡＰ属性と、前記変更されたＵＡＰ属性の値とを前記サーバ側に報告しない方法。
2. 前記受信した属性グループラベルが、端末デバイス中に存在することを決定することにより、前記属性グループを、前記クライアントにより識別することをさらに含む請求項１記載の方法。
3. 属性グループを、前記属性グループラベルと前記属性グループとの間の関係にしたがって、前記クライアントにより識別する前に、
   前記サーバ側により発行された属性グループ定義を搬送する属性グループ設定メッセージを、前記クライアントにより受信することと、
   前記受信した属性グループ設定メッセージにしたがって、前記属性グループラベルと前記属性グループとの間の関係を、前記クライアントにより記憶することとをさらに含み、
   前記属性グループ定義は、属性グループと、前記属性グループに関係付けられた属性グループラベルとを含む請求項１記載の方法。
4. 前記ＵＡＰ属性の値の変更が既存のサービスに影響を及ぼすかどうかを決定することは、
   前記サーバ側により現在提供されている属性グループを前記クライアントにより記録し、前記ＵＡＰ属性の値の変更により影響を受ける属性グループが、前記記録された前記サーバ側により現在提供されている属性グループと一致しているかどうかを決定し、そうである場合、前記ＵＡＰ属性の値の変更が既存のサービスに影響を及ぼすと決定し、さもなければ、前記ＵＡＰ属性の値の変更が既存のサービスに影響を及ぼさないと決定することを含む請求項１記載の方法。
5. 前記クライアントが、前記属性グループを識別する前に、前記サーバ側に対して、基本ＵＡＰ属性を、端末サービスプラットフォームにより報告することと、
   前記属性グループを識別した後に、前記取得したＵＡＰ属性が、前記報告された基本ＵＡＰ属性中に完全に含まれているかどうかを、前記クライアントにより決定することと、
   そうである場合、報告を実行しないことと、さもなければ、ＵＡＰリポジトリから、前記基本ＵＡＰ属性以外の、デバイス性能のＵＡＰ属性の値を取得し、前記デバイス性能のＵＡＰ属性と、前記デバイス性能のＵＡＰ属性の値とを報告することとをさらに含む請求項１記載の方法。
6. 前記サーバ側により発行された、更新された属性グループラベルを、前記クライアントにより受信することと、
   更新された属性グループ中に含まれるデバイス性能のＵＡＰ属性が、元の属性グループ中に完全に含まれていない場合、前記更新された属性グループ中に含まれるＵＡＰ属性と、その値とを、前記クライアントにより再取得することと、
   前記ＵＡＰ属性と、その値とを、前記クライアントにより報告することとをさらに含む請求項１記載の方法。
7. サービス提供に対する条件が、更新されたＵＡＰ属性の値にしたがって満たされているかどうかを、前記サーバ側により決定することと、そうである場合、前記更新されたＵＡＰ属性の値にしたがって、サービス提供モードを調整することと、さもなければ、前記条件を満たす別の属性グループラベルを選択し、前記クライアントに対して、前記属性グループラベルを発行することと、
   前記属性グループラベルにしたがって、新しく発行された属性グループ中に含まれるＵＡＰ属性と、前記ＵＡＰ属性の値とを、前記クライアントにより取得することと、
   前記ＵＡＰ属性と、その値とを、前記クライアントにより報告することとをさらに含む請求項６記載の方法。
8. ユーザエージェントプロファイル（ＵＡＰ）情報を報告するシステムにおいて、
   オリジンサーバ中に位置しているサーバ側と通信し、前記サーバ側により発行された属性グループラベルを受信することが可能な、端末デバイス中に位置しているクライアントを具備し、
   前記サーバ側は、属性グループラベルを含んでいるメッセージを発行するように適合されている属性グループラベル発行モジュールを備え、
   前記クライアントは、属性グループを、前記属性グループラベルと前記属性グループとの間の関係にしたがって識別し、前記属性グループ中に含まれるＵＡＰ属性と、前記ＵＡＰ属性の値とを取得および報告するように適合されている属性グループ識別および処理モジュールを備え、
   前記クライアントは、前記ＵＡＰ属性の値の変更を検出し、前記ＵＡＰ属性の値の変更が既存のサービスに影響を及ぼすかどうかを決定するようにさらに適合され、
   ＵＡＰ情報検出モジュールは、前記ＵＡＰ属性の値の変更が既存のサービスに影響を及ぼすことを決定した後、前記属性グループ識別および処理モジュールに命令して、前記変更されたＵＡＰ属性と、前記変更されたＵＡＰ属性の値とを前記サーバ側に報告することを実行させるように適合され、
   前記クライアントは、前記ＵＡＰ属性の値の変更が既存のサービスに影響を及ぼさない場合、前記変更されたＵＡＰ属性と、前記変更されたＵＡＰ属性の値とを前記サーバ側に報告しないようにさらに適合されたシステム。
9. 前記クライアントは、
   前記属性グループを識別できない場合、前記サーバ側に対して、前記属性グループを識別できないという表示を含んでいるエラー情報を報告するように適合されているエラー報告モジュールをさらに備えている請求項８記載のシステム。
10. 前記クライアント中の前記属性グループ識別および処理モジュールは、基本ＵＡＰ属性を報告するようにさらに適合されており、
    前記クライアントは、前記属性グループを識別した後に、前記取得したＵＡＰ属性が、前記報告された基本ＵＡＰ属性中に完全に含まれているかどうかを決定し、そうである場合、前記ＵＡＰ属性を報告せず、さもなければ、前記属性グループ識別および処理モジュールに命令して、前記基本ＵＡＰ属性以外の、デバイス性能のＵＡＰ属性と、前記デバイス性能のＵＡＰ属性の値とを報告させるように適合されているＵＡＰ情報決定モジュールをさらに備えている請求項８記載のシステム。
11. 前記オリジンサーバは、
    サービス変更検出モジュールの前記属性グループにおいて変更が生じていることを検出した後に、前記属性グループラベル発行モジュールに命令して、前記クライアントに対して、更新された属性グループラベルを発行させるように適合されているサービス変更検出モジュール、
    または、
    前記デバイス性能のＵＡＰ属性の受信した値が、サービス提供に対する条件を満たしていることを決定した後に、既存のコンテンツ調整モジュールに命令して、サービス提供モードを調整させ、前記デバイス性能のＵＡＰ属性の受信した値が、前記条件を満たさないことを決定した後に、前記属性グループラベル発行モジュールに命令して、前記クライアントに対して、前記条件を満たす別の属性グループラベルを発行させるように適合されている値決定モジュールをさらに備えている請求項８ないし１０のいずれか１項記載のシステム。
12. 前記サーバ側は、デバイスプロファイルエボリューション（ＤＰＥ）サーバである請求項８記載のシステム。
13. クライアントを具備し、ユーザエージェントプロファイル（ＵＡＰ）情報を報告する端末デバイスにおいて、
    前記端末デバイスは、ＵＡＰ属性と、前記ＵＡＰ属性の値とを記憶するように適合されているＵＡＰリポジトリを具備し、
    前記クライアントは、サーバ側により発行された属性グループラベルと属性グループとの間の関係を記憶し、前記属性グループラベルとの間の関係にしたがって前記属性グループを識別し、前記属性グループ中に含まれるＵＡＰ属性と、前記ＵＡＰ属性の値とを取得して前記サーバ側に報告するように適合されている属性グループ識別および処理モジュールを備え、前記属性グループラベルは前記属性グループを一意に識別する識別子であり、
    前記クライアントは、前記ＵＡＰ属性の値の変更を検出し、前記ＵＡＰ属性の値の変更が既存のサービスに影響を及ぼすかどうかを決定するようにさらに適合され、
    ＵＡＰ情報検出モジュールは、前記ＵＡＰ属性の値の変更が既存のサービスに影響を及ぼすことを決定した後、前記属性グループ識別および処理モジュールに命令して、前記変更されたＵＡＰ属性と、前記変更されたＵＡＰ属性の値とを前記サーバ側に報告することを実行させるように適合され、
    前記クライアントは、前記ＵＡＰ属性の値の変更が既存のサービスに影響を及ぼさない場合、前記変更されたＵＡＰ属性と、前記変更されたＵＡＰ属性の値とを前記サーバ側に報告しないようにさらに適合された端末デバイス。
14. 前記クライアントは、
    前記属性グループ識別および処理モジュールにより、前記属性グループを識別できないケースにおいて、前記属性グループを識別できないという表示を含んでいるエラー情報を報告するように適合されているエラー報告モジュールをさらに備えている請求項１３記載の端末デバイス。
15. 前記クライアントは、
    前記属性グループ識別および処理モジュールが、前記属性グループを識別した後に、現在取得されているＵＡＰ属性が、報告された基本ＵＡＰ属性中に完全に含まれているかどうかを決定し、そうである場合、前記属性グループ識別および処理モジュールに命令して、前記ＵＡＰ属性を報告させず、さもなければ、前記属性グループ識別および処理モジュールに命令して、基本ＵＡＰ属性以外の、デバイス性能のＵＡＰ属性と、前記デバイス性能のＵＡＰ属性の値とを報告させるように適合されているＵＡＰ情報決定モジュールをさらに備えている請求項１３記載の端末デバイス。

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