JP5165716B2 - 空気予熱器のための半モジュール型のロータモジュール、ロータ及びモジュール型ロータを半モジュール型ロータに改変する方法 - Google Patents

空気予熱器のための半モジュール型のロータモジュール、ロータ及びモジュール型ロータを半モジュール型ロータに改変する方法 Download PDF

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Description

本発明は、空気予熱器、より詳細には、既存のモジュール型空気予熱器を半モジュール型空気予熱器に改変することに関する。
空気予熱器(回転式熱交換器としても知られている)は、熱いガス流れ、例えば煙道ガス流れから冷たいガス流れ、例えば燃焼用空気に熱を伝達するために用いられている。ロータは熱吸収材料の集合体を収容し、この熱吸収材料の集合体は最初に熱ガス流れ用通路内に位置させられて、熱が熱吸収材料により吸収される。ロータが回転を続けると、加熱された熱吸収材料が冷たいガス流れ用通路に入って、熱が熱伝達要素吸収材料から冷たいガス流れに伝達される。
典型的な空気予熱器においては、円筒形のロータが、中央ロータポストに取り付けられていると共に、ロータポストからロータの外周シェルにまで延びて仕切板と称される複数の半径方向分割板により複数の扇形室(“セクター”)に分割されている。これらの扇形室はモジュール型の熱交換バスケットで装填され、これらのバスケットは一般には積み重ねた板様要素により形成されている熱吸収材料の集合体を収容している。
本明細書に示した一態様によれば、本発明は、空気予熱器のための半モジュール型のロータモジュールにおいて、既存の空気予熱器からその複数の上方ヘッダー穴と複数の半径方向に向いた下方ヘッダー穴とを有するポストを改変する2ピンラグのアセンブリであって、セクター板密封角度を占めるような構造とされ、かつ、ラインアップピンを垂直に受けることにより少なくとも2つの前記上方ヘッダー穴に係合する少なくとも2つの穴を包含する上方の2ピンラグと、ラインアップピンを水平に受けることにより少なくとも2つの前記半径方向に向いた下方ヘッダー穴に係合する少なくとも2つのスロットを包含する下方の2ピンラグとを包含している2ピンラグのアセンブリと、この2ピンラグのアセンブリから半径方向に延びている複数の仕切板であって、前記セクター板密封角度よりも小さいサブセクター角度を画定するように配置されている2つの外側の仕切板を包含している複数の仕切板と、各隣接する2つのロータモジュールの前記外側の仕切板間に設けられて、バスケットモジュールを画定している複数のステー板とを包含し、前記半モジュール型のロータモジュールが関連する垂直及び水平の前記ラインアップピンからずらされている中心線を有している半モジュール型のロータモジュールを提供する。
本明細書に示した他の態様によれば、本発明は、空気予熱器のための半モジュール型のロータモジュールにおいて、既存の空気予熱器からその複数の上方ヘッダー穴と複数の半径方向に向いた下方ヘッダー穴とを有するポストを改変する2ピンラグのアセンブリであって、頂点を有するセクター板密封角度を占めるような構造とされ、かつ、ラインアップピンを垂直に受けることにより少なくとも2つの前記上方ヘッダー穴に係合する少なくとも2つの穴を包含する上方の2ピンラグと、ラインアップピンを水平に受けることにより少なくとも2つの前記半径方向に向いた下方ヘッダー穴に係合する少なくとも2つのスロットを包含する下方の2ピンラグとを包含している2ピンラグのアセンブリと、この2ピンラグのアセンブリから半径方向に延びて、前記セクター板密封角度よりも小さいと共に前記頂点と一致する共通の頂点を有するサブセクター角度を画定するように配置されている2つの外側の仕切板と、前記2ピンラグのアセンブリから前記2つの外側の仕切板間に延びて、少なくとも2つの内部角度を画定している少なくともひとつの仕切板であって、前記内部角度の大きさが前記セクター板密封角度の大きさと前記サブセクター角度の大きさとの差にほぼ等しい、少なくともひとつの仕切板と、各隣接する2つのロータモジュールの前記外側の仕切板間に設けられて、バスケットモジュールを画定している複数のステー板とを包含し、前記半モジュール型のロータモジュールが関連する垂直及び水平の前記ラインアップピンからずらされている中心線を有している半モジュール型のロータモジュールを提供する。
本明細書に示した更に他の態様によれば、本発明は、空気予熱器のためのロータにおいて、複数の単体構造の半モジュール型のロータモジュールを支持する構造とされているポストであって、上方ヘッダーと下方ヘッダーとを有し、前記上方ヘッダーが複数の上方ヘッダー穴及び関連するするラインアップピンを包含し、また前記下方ヘッダーが複数の半径方向に向いた下方ヘッダー穴及び関連するするラインアップピンを包含しているポストと、このポストに取り付けられて前記ポストを改変する複数の半モジュール型のロータモジュールであって、各々が、前記ポストに係合する2ピンラグのアセンブリと、この2ピンラグのアセンブリから半径方向へ延びている複数の仕切板とを包含し、前記2ピンラグのアセンブリがセクター板密封角度を占めるような構造とされ、また、前記2ピンラグのアセンブリが、前記上方ヘッダーの前記ラインアップピンを垂直に受けることにより少なくとも2つの前記上方ヘッダー穴に係合するようにした少なくとも2つの穴を包含する上方の2ピンラグと、前記下方ヘッダーの前記ラインアップピンを水平に受けることにより少なくとも2つの隣接する、関連する前記半径方向に向いた下方ヘッダー穴に係合するようにした少なくとも2つのスロットを包含する下方の2ピンラグとを包含し、更に、前記複数の仕切板が前記セクター板密封角度よりも小さいサブセクター角度を画定するように配置された2つの外側の仕切板を包含している、複数の半モジュール型のロータモジュールと、各隣接する2つのロータモジュールの前記外側の仕切板間に設けられて、バスケットモジュールを画定している複数のステー板であって、各隣接する2つの前記半モジュール型のロータモジュール間に画定した組立てポケット内に設けられている、複数のステー板と、前記バスケットモジュールの中に配置されている熱交換要素とを包含し、前記半モジュール型のロータモジュールが関連する垂直及び水平の前記ラインアップピンからずらされている中心線を有しているロータを提供する。
本明細書に示した更に他の態様によれば、本発明は、空気予熱器のためのロータにおいて、モジュールロータと一緒に用いられるポストであって、上方ヘッダーと下方ヘッダーとを有し、前記上方ヘッダーが複数のヘッダー穴及び関連する複数のラインアップピンとを包含し、また、前記下方ヘッダーが複数の半径方向に向いた下方ヘッダー穴を包含しているポストと、このポストに取り付けられて前記ポストを改変する複数の半モジュール型のロータモジュールであって、各々が、前記空気予熱器の前記ポケットに係合する2ピンラグのアセンブリを包含し、この2ピンラグのアセンブリが頂点を有するセクター板密封角度を占めるような構造とされ、また、前記2ピンラグのアセンブリが、前記上方ヘッダーの前ラインアップピンを垂直に受けることにより少なくとも2つの前記上方ヘッダー穴に係合するようにした少なくとも2つの穴を包含する上方の2ピンラグと、前記下方ヘッダーの前記ラインアップピンを水平に受けることにより少なくとも2つの隣接する、関連する前記半径方向に向いた下方ヘッダー穴に係合するようにした少なくとも2つのスロットを包含する下方の2ピンラグとを包含している、複数の半モジュール型のロータモジュールと、前記2ピンラグのアセンブリから半径方向へ延びて、前記セクター板密封角度よりも小さいと共に前記頂点と一致する共通の頂点を有するサブセクター角度を画定するように配置されている2つの外側の仕切板と、前記2ピンラグのアセンブリから前記2つの外側の仕切板間に延びて、少なくとも2つの内部角度を画定している少なくともひとつの仕切板であって、前記内部角度の大きさが前記セクター板密封角度の大きさと前記サブセクター角度の大きさとの差に等しい、少なくともひとつの仕切板と、各隣接する2つのロータモジュールの前記外側の仕切板間に設けられて、バスケットモジュールを画定している複数のステー板と、前記バスケットモジュールの中に配置されている熱交換要素とを包含し、前記半モジュール型のロータモジュールが関連する垂直及び水平の前記ラインアップピンからずらされている中心線を有しているロータを提供する。
本明細書に示した更に他の態様によれば、本発明は、空気予熱器のポストに取り付けられた複数の単体構造のロータモジュールを包含するモジュール型ロータを半モジュール型ロータに改変する方法において、前記単体構造のロータモジュールを、上方ヘッダーと、各々がラインアップピンと関連している複数の上方ヘッダー穴と、下方ヘッダーと、各々がラインアップピンと関連している複数の半径方向に向いた下方ヘッダー穴とを有している前記ポストから取り除く段階と、予め組み立てられている複数の半モジュール型のロータモジュールであって、各々が2ピンラグのアセンブリを包含し、この2ピンラグのアセンブリが、前記上方ヘッダーの前記ラインアップピンを垂直に受けることにより少なくとも2つの前記上方ヘッダー穴に係合する少なくとも2つの穴を包含する上方の2ピンラグと、前記下方ヘッダーの前記ラインアップピンを水平に受けることにより少なくとも2つの前記半径方向に向いた下方ヘッダースロットに係合する少なくとも2つのスロットを包含する下方の2ピンラグとを包含し、前記半モジュール型のロータモジュールが関連する垂直及び水平の前記ラインアップピンからずらされている中心線を有している、複数の半モジュール型のロータモジュールを前記ポストに取り付けて前記ポストを改変し、これにより各隣接する2つの半モジュール型のロータモジュール間に組立てポケットを形成する段階と、複数のステー板を前記組立てポケット内に現場で取り付けて前記組立てポケット内にバスケットモジュールを形成する段階と、熱交換要素を前記バスケットモジュール内に配置する段階とを包含する方法を提供する。
上述した及び他の特徴は、添付した図面及び下記の詳細な説明により示されている。
本発明の特定の一実施形態にしたがって改変したモジュール型の空気予熱器の一部切断斜視図である。 本発明による半モジュール型のロータモジュールの一実施形態の概略平面図である。 図2の半モジュール型のロータモジュールを備える改変したロータの概略一部平面図であって、各隣接する2つの半モジュール間に取り付けた相互接続ステー板を備えている。 先行技術のロータの概略一部平面図である。 図4A中の“図4B”の矢印で示されている部分の一部詳細図である。 図4A中の“図5”の矢印で示されている部分の一部詳細図である。 ロータのポストに取り付けられた、図1に示される半モジュール型のロータモジュールのラグの一実施形態の一部平面図である。 各隣接する2つの半モジュール型のロータモジュール間に相互接続ステーを挿入する前の、複数の図2に示されている半モジュール型のロータモジュールを示す、ロータの一部平面図である。 内部にピンを備える、図6中のラグ及びヘッダーの穴の概略平面図である。 ポストに取り付けられる、図2の改変したロータの下方ラグ部分の概略一部平面図である。 図9中の“図10”の矢印で示されている部分の一部詳細平面図である。
以下図面を参照して本発明の例示的な実施形態について詳述する。図面において、同一の要素には同一の符号が付けられている。
図1は、符号10により総括的に示されている、半モジュール型に改変したモジュール型の空気予熱器を示す。この改変したモジュール型の空気予熱器10はハウジング12を包含し、このハウジング12の中にはロータ14が矢印18により示される方向に回転するように取り付けられている。図2に示されるように、ロータ14は符号52により総括的に示されている、複数の半モジュール型のロータモジュールから成るモジュール型のロータである。図3に示されているように、複数のロータモジュール52は回転可能なポスト16に各隣接する2つのロータモジュール間に設けた相互接続ステー板42aにより取り付けられる。以下に述べるように、半モジュール型のロータモジュール52の各々は半径方向に整列した列の複数のバスケットモジュール22を包含する。これらのバスケットモジュール22は多数の熱交換要素を収容し、図面を簡略に示すために図3にはひとつのみの熱交換要素がバスケットモジュール22に収容された熱交換要素22aとして示されている。バスケットモジュール22に収容された熱交換要素は、改変したモジュール型の空気予熱器10の熱交換表面を形成する。
図1を再び参照するように、ハウジング12は、例えばガス入口ダクト26が取り付けられている煙道ガス側と、例えば空気入口ダクト30が取り付けられている空気側とに軸方向に分割され、この分割はロータ14の第1の表面に設けられている、流れを通させない固定セクター板24と、ロータ14の第2の表面に設けられて、図示されている前記セクター板24と対向する、流れを通させないセクター板(図示せず)との手段により行われている。熱いガス、例えば熱い煙道ガスは(矢印Aにより示されているように)ガス入口ダクト26を通して空気予熱器10内に入りロータ14を通して流れて熱を煙道ガスからロータへ伝達せしめ、それから煙道ガスは(矢印Bにより示されるように)ガス出口ダクト28を通して出る。煙道ガスの流れと対向して流れてくる空気は、(矢印Cにより示されているように)空気入口ダクト30を通して空気予熱器10内に入り、ロータ14を通して流れて熱をロータ14から取り上げ、それからこれにより加熱された空気は(矢印Dにより示されているように)空気出口ダクト32を通して出る。
従来の予改変構成においては、ポスト16がこのポストに取り付けられている複数の単体の構造のロータモジュール20を有し、その2つの単体構造のロータモジュール20が図4A及び図4Bに示されている。単体構造のロータモジュール20の各々は上方ラグ36と下方ラグ(図示せず)とを包含するラグアセンブリを有し、これらのラグにより単体構造のロータモジュール20をポスト16に組み付けることができる。単体構造のロータモジュール20は次のように構成されている。すなわち、ラグアセンブリの各々は、両側部、例えば側部36a及び36bを有し、これらの側部はセクター角度αを画定し、このセクター角度αは、単体構造のロータモジュール20がポスト16に取り付けられたときポスト16の中心軸線上に頂点を有する。ポスト16は上方ヘッダー16aと下方ヘッダー(図示せず)とを有し、これらのヘッダーに単体構造のロータモジュール20の各々が連結される。上方ヘッダー16a及び下方ヘッダー(図示せず)の各々はポスト16のコア部分のまわりの環状肩部と穴とを有し、この穴とピン(図示せず)とにより上方ラグ36及び下方ラグ(図示せず)がポスト16に取り付けられる。一実施形態において、従来の構成の組立てを容易にするために、上方ラグ36の各々は、例えば、上方ヘッダー16aのヘッダー穴68と整列する単一のラグ穴50を有する。例えば、図4Bにおいて、ひとつの上方ラグ36がその下のヘッダー穴68を示すために点線で示され、上方ラグ36はポスト16に、例えば互いに整列されたヘッダー穴68及びラグ穴50を通して挿入された、(ポスト16に関して)軸方向に向いたピン(図示せず)により保持される。下方ヘッダーは半径方向に向いたラインアップピン(図4Aには示されていない)を包含し、ラインアップピンの各々は単体構造のロータモジュール20の各々のラグアセンブリの下方ラグに受け入れられている。上方ヘッダー16a及び下方ヘッダーの穴は、セクター角度αと等しい角度間隔でポスト16のまわりに分配されている。
図4A及び図5に示されているように、単体構造のロータモジュール20の各々は第1の仕切板38及び第2の仕切板40を包含し、これらの仕切板はそれぞれのラグアセンブリから延びていると共にラグアセンブリの両側部36a,36bと一致する。したがって、第1の仕切板38及び第2の仕切板40はセクター角度αと適合するように単体構造のロータモジュール20に配置される。ロータ14のすべての単体構造のロータモジュール20は、同一のセクター角度αを画定する。図4Aに示されているように、単体構造のロータモジュール20はセクター角度αを画定する第1の仕切板38と第2の仕切板40との間には内部仕切板を有していない。
従来の構成において、単体構造のロータモジュール20は、これらの単体構造のロータモジュールをロータ15のまわりに互いに連続した関係で配列することができるような構造とされている。例えば、単体構造のロータモジュール20の各々はセクター角度αと等しい、ポスト16の中心まわりの位置を占め、セクター角度αは360°を単体構造のロータモジュール20の総数で割った角度である。典型的に、セクター角度は約15°とすることができ、したがって24個のセクターがポスト16のまわりに画定される。これらの単体構造のロータモジュール20がロータ14に組み付けられたとき、各隣接する2つのモジュール20の各隣接する2つの仕切板38,40は、図5に見られるように、締付具34により一緒に連結されて、二重板のロータ仕切板46を形成する。ロータ16を完全に取り巻くように正確な間隔を達成するために単体構造のロータモジュール20の寸法の製作誤差を補償するために、ひとつ又はそれ以上のシム48が、各隣接する2つの単体構造のロータモジュール20の間、すなわち、ひとつの単体構造のロータモジュールの仕切板38とこのロータモジュールに隣接する他の単体構造のロータモジュールの仕切板40との間に挿入される。図5に同様に見られるように、シール44が二重板のロータ仕切板46から延び、ロータ14がハウジング12内で回転しているときにハウジング12と係合して、従来のモジュール型空気予熱器の煙道ガス側と空気側との間のガスの流れを防止する。
本発明の一実施形態によれば、ロータ14は、ポスト16から単体構造のロータモジュール20を取り除き、これらの単体構造のロータモジュール20の各々を図2に符号52により総括的に示されている半モジュール型のロータモジュールに取り替えることより改変される。これらの半モジュール型のロータモジュール52の各々は、2つの互いに隣接する単体構造のロータモジュール20を取り替えるものとしてみることができる。本明細書において述べているように、半モジュール型のロータモジュール52の各々は、ポスト16に係合するような構造とされている上方の2ピンラグ54及び下方の2ピンラグ(後述する)を有する2ピンラグのアセンブリを包含する。一実施形態において、各隣接する2つの半モジュール型のロータモジュール52は、図3に見ることができて後述されるように、複数のステー板42aにより相互接続される。
図2、図6及び図7を参照するに、上方の2ピンラグ54は頂点Bを有するセクター板密封角度βを画定する両側部54b,54cを有する。一実施形態において、セクター板密封角度βは上述した従来の単体構造のモジュール型のロータモジュール20のセクター角度αの約2倍であり、例えば、セクター角度αが約15°であるときには、セクター板密封角度βは約30°である。一実施形態において、上方の2ピンラグ54の各々はポスト16の2つの互いに隣接するヘッダー穴68(図8)と整列可能な2つのラグ穴55を有し、これらのラグ穴は設置中ラインアップ又は保持ピン67を受け入れる。一実施形態において、上方の2ピンラグ54は、図7に見ることができるように、半モジュール型のロータモジュール52がポスト16に取り付けられたときに、頂点Bがポスト16の中心軸線Cと一致するような構造とされている。図2に見ることができるように、複数の仕切板56,58,60,62は上方の2ピンラグ54から(頂点Bに関して)半径方向に延びている。ステー板42は、各隣接する2つの仕切板間に延びて、これらの仕切板を接続し、バスケットモジュール22を形成する。セクター角度αが約15°であると述べると共にセクター板密度角度βが約30°と述べたけれども、他の実施形態においては、他の値のα及びβを用いることができることを認識すべきである。
図6に示されている実施形態において、ポスト16の上方ヘッダー16aは中央コア68aを囲繞する肩部66aを包含し、上方の2ピンラグ54は中央コア68aの外径と適合するような凹面形状を有するポスト組合い表面54aを備えている構造とされ、上方の2ピンラグ54が中央コア68aと係合したときに、2つのラグ穴55の各々が2つのヘッダー穴68の各々と整列してそれぞれラインアップピン67(図8に示されている)を垂直に受け入れることができる。ポスト組合せ表面54aは、半モジュール型のロータモジュール52がポスト16に取り付けられたときに頂点Bとポスト16の中心軸線Cとに一致する中心点Sにより画定された曲率を有する(図6)。
一実施形態において、2つのラグ穴55は上方の2ピンラグ54に設けられ、ポスト組合せ表面54aが中央コア68aと係合したときに、ラグ穴55の各々が対応するひとつのヘッダー穴68に関して多少動かされる。例えば、図8に示されているように、上方の2ピンラグ54のラグ穴55の中心CDLはヘッダー穴68の中心CHHからずらされている。一実施形態において、ラグ穴55は上方の2ピンラグ54の中心線Cと平行である方向に量δだけずらされ、中心線Cはポスト16の中心から延びて、2ピンラグ54の2つのラグ穴55間の半分に位置する。図8はラグ穴55及びヘッダー穴68が実質的に同一の直径である実施形態を示しているけれども、ラグ穴55及びヘッダー穴68の直径の一方を大きくすることができる。一実施形態において、ラグ穴55の各々がヘッダー穴68からずらされる量δは、ラインアップピン67が互いに整列しているラグ穴55及びヘッダー穴68を通して挿入されたときに、これらのラインアップピン67が半モジュール型のロータモジュール52をポスト16の適当な位置に良好に置くことを可能にする。一実施形態において、ずらし量は変化するピンサイズ、穴サイズ及びラグそれ自体の角度のすべて又は幾つかの組合せに依存する。
図2を再び参照するに、半モジュール型のロータモジュール52の各々の最も外側の仕切板56及び62は、セクター板密封角度βの頂点Bと一致する頂点Gを有するサブセクター角度γを画定する。一実施形態において、サブセクター角度γはセクター板密封角度βよりも小さい。例えば、セクター板密封角度βが約30°であるときには、サブセクター角度γは約22.5°である。したがって、2つの半モジュール型ロータモジュール52がポスト16に互いに隣接して取り付けられたときには、符号64により総括的に示されているポケットが図3及び図7に示されるようにそれらの間に形成される。このポケット64は2つの隣接する半モジュール型のロータモジュール52の最も外側の仕切板62及び56により境界が定められ、これらの仕切板62及び56はそれらの間に約7.5°のポケット角度θを画定する。一実施形態において、ポケット角度θは頂点Bを一致する頂点Tを有する。厳密には、ポケット角度θの大きさはセクター板密封角度βとサブセクター角度γとの差である。一実施形態において、ポケット64は、図3に示されているように、その内部に、複数の相互接続ステー板42aがひとつの半モジュール型のロータモジュール52の最も外側の仕切板62からこのロータモジュールに隣接する他の半モジュール型のロータモジュール52の、前記仕切板62と対面して隣接する最も外側の仕切板56にまで延びるように取り付けられる、例えば現場で取り付けられる組み立てポケットである。これらのステー板42aは、それらの間にバスケットモジュール22を形成する。セクター板密封角度βが約30°であると述べ、またサブセクター角度γが約22.5°であると述べ、更に得られるポケット角度θが約7.5°であると述べたけれども、他の実施形態において、セクター板密封角度β、サブセクター角度γ及びポケット角度θのために他の値を用いることができることを認識すべきである。
一実施形態において、半モジュール型のロータモジュール52の各々の各隣接する2つの仕切板56と58,58と60、及び60と62は、それらの間に等しい内部角度fを画定し、これらの内部角度fの各々は頂点Bと一致する頂点Pを有する。したがって、内部仕切板58と60はサブセクター角度γを平等に分割する。他の実施形態において、ひとつ又はそれ以上の内部角度fを異ならせることができる。一実施形態において、ポケット角度θは各内部角度fと等しい。例えば、一実施形態において、ポケット角度θ及び内部角度fの両方は従来のセクター角度αの半分に等しい。θ、f及びαの特定の関係を述べたけれども、他の実施形態においては、これらの角度を互いに異なる関係にすることができることを認識すべきである。また、fの大きさはβの大きさとγの大きさとの差に等しいので、他の実施形態においては、“DUPLEX SEALING”(アルストム パワー インコーポレイテッド(アメリカ合衆国コネチカット州ウィンザー)の登録商標である)型のロータモジュールが画定されることを認識すべきである。例えば、“DUPLEX SEALING”(登録商標)型のロータモジュールは、半モジュール型のロータモジュール52の各々に設けられた追加のひとつの仕切板を包含し、この追加の仕切板が、2シールの従来の構成に代えて、ひとつのセクター板密封角度βにつき3シールを提供する。また、複数のステー板が仕切板間に設けられて、バスケットモジュールを画定する。
図9及び図10に示されているように、ポスト16は下方肩部66bと下方中央コア部68bとを備えている下方ヘッダー16bを有し、(ポスト16に関して)半径方向に向いていた複数のラインアップピン70が、下方中央コア部68bの、半径方向に向いた複数の穴内に水平に挿入されて、これらの穴の各々から延びている。上述したように、半モジュール型のロータモジュール52のラグアセンブリは下方の2ピンラグ72を包含し、この下方の2ピンラグ72はポスト組合せ表面72aと両側部72b及び72cとを有し、両側部72b及び72cはそれらの間にセクター板密封角度βを画定する。一実施形態において、ポスト組合せ表面72aは、このポスト組合せ表面72aが下方中央コア部68bと係合したときにポスト16の中心軸線と一致する中心を有する曲率の半径を有する。一実施形態において、下方の2ピンラグ72は、ポスト16から延びている、2つの互いに隣接するラインアップピン70を受け入れる一対のスロット74を有する。下方の2ピンラグ72がポスト16と係合したときに、これらのスロット74は2つの互いに隣接するラインアップピン70を受け入れる。図10に示されている一実施形態において、スロット74の各々はピン70の中心線Cに関して角度ρで機械加工された一側部76を包含し、角度ρは約7.5度である。一実施形態において、スロット74の各々の一側部76は下方の2ピンラグ72の中心線Cと平行である。下方の2ピンラグ72の中心線Cは、ポスト16の中心から延びて、ピン70間の半分に位置する。したがって、下方の2ピンラグ72を矢印Iにより示されている取付け方向に取り付けることにより、ピン70は、スロット74の一側部76に対して当接することにより、半モジュール型のロータモジュール52をポスト16に良好に取り付けることができる。
上述した半モジュール型のロータモジュール52は、先行技術の単体構造のロータモジュール20よりも優れた多数の利点を提供することを認識すべきである。例えば、半モジュール型のロータモジュール52は、先行技術の単体構造のロータモジュ−ル20を前から備えているロータ14のポスト16に取り付けることができ、その結果、ポスト16を取り替えることなしに先行技術の空気予熱器を保守点検又はアップデート(すなわち、上述したように改変)することができる。また、半モジュール型のロータモジュール52の各々は2つの先行技術の単体構造のロータモジュール20に代るので、ロータの再組立てがより少ないモジュールの取付けで成し遂げられ、したがって現場組立ての作業のために要求される時間及び労力を減少せしめる。更に、図5により示されているシムによる調整及び締結金具による結合は、もし除外されない場合には、実質的に減少される。
一実施形態において、ラグ穴55とヘッダー穴68との間のずれ量δ及び直径寸法の差は、構造的一体性を犠牲することなしにこれらの穴を通してピン67を取り替えることを容易にし、また、半モジュール型のロータモジュール52のために要求された位置を維持する。半モジュール型のロータモジュール52のラグアセンブリの中心線と平行である一側部76を有するスロット74は、単体構造のロータモジュール20のために前に使用されている下方ロータポストヘッダーの下方ラインアップピンを改変する必要なしに、半モジュール型のロータモジュールを取り付けることを容易にする。
本明細書における用語“ひとつ”は数の限定を示すものではなく、このように記載された要素の少なくともひとつの存在を示すものである。
以上本発明を種々の例示的な実施形態でもって詳述してきたけれども、当業者にとっては、本発明の範囲から逸脱することなしに、種々の変形を行うことができると共に、種々の等価物をその要素に代えることができることを理解されよう。更に、多くの変形が、本発明の本質的な範囲を逸脱することなしに、本発明の教示に対して特定の形態を工夫するために行うことができるものである。したがって、本発明は、本発明を実施するように意図した最良の形態として述べた特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明は特許請求の範囲の記載の範囲内にあるすべての実施形態を包含するものである。
10 空気予熱器
12 ハウジング
14 ロータ
16 ポスト
16a 上方ヘッダー
16b 下方ヘッダー
20 単体構造のロータモジュール
22 バスケットモジュール
22a 熱交換要素
26 入口ガスダクト
28 ガス出口ダクト
30 空気入口ダクト
32 空気出口ダクト
42,42a ステー板
52 半モジュール型のロータモジュール
54 上方の2ピンラグ
54b,54c 側部
55 ラグ穴
56,58,60,61,62 仕切板
64 ポケット
67 ラインアップピン
68 ヘッダー穴
70 ラインアップピン
72 下方の2ピンラグ
74 スロット
76 一側部
θ ポケット角度
β セクター密封角度
γ サブセクター角度
f 内部角度

Claims (13)

  1. 空気予熱器のための半モジュール型のロータモジュールにおいて、
    既存の空気予熱器からその複数の上方ヘッダー穴と複数の半径方向に向いた下方ヘッダー穴とを有するポストを改変する2ピンラグのアセンブリであって、セクター板密封角度(β)を占めるような構造とされ、かつ、ラインアップピンを垂直に受けることにより少なくとも2つの前記上方ヘッダー穴に係合する少なくとも2つの穴を包含する上方の2ピンラグと、ラインアップピンを水平に受けることにより少なくとも2つの前記半径方向に向いた下方ヘッダー穴に係合する少なくとも2つのスロットを包含する下方の2ピンラグとを包含している2ピンラグのアセンブリと、
    この2ピンラグのアセンブリから半径方向に延びている複数の仕切板であって、前記セクター板密封角度(β)よりも小さいサブセクター角度(γ)を画定するように配置されている2つの外側の仕切板を包含している複数の仕切板と、
    各隣接する2つのロータモジュールの前記外側の仕切板間に設けられて、バスケットモジュールを画定している複数のステー板と、
    を包含し、
    前記半モジュール型のロータモジュールが関連する垂直及び水平の前記ラインアップピンからずらされている中心線を有している半モジュール型のロータモジュール。
  2. 前記複数の仕切板が、前記2つの外側の仕切板間に設けられて、少なくとも2つの内部角度(f)を画定している少なくともひとつの仕切板を包含する、請求項1記載の半モジュール型のロータモジュール。
  3. 前記少なくともひとつの仕切板が前記2つの外側の仕切板間に均一の前記内部角度(f)を画定している、請求項2記載の半モジュールロータモジュール。
  4. 前記セクター板密封角度(β)と前記サブセクター角度(γ)との差が前記均一の内部角度(f)を画定している、請求項3記載の半モジュールロータモジュール。
  5. 前記下方の2ピンラグの前記スロットが前記半モジュール型のロータモジュールの前記中心線と平行である一側部を有している、請求項1記載の半モジュール型のロータモジュール。
  6. 空気予熱器のための半モジュール型のロータモジュールにおいて、
    既存の空気予熱器からその複数の上方ヘッダー穴と複数の半径方向に向いた下方ヘッダー穴とを有するポストを改変する2ピンラグのアセンブリであって、頂点(B)を有するセクター板密封角度(β)を占めるような構造とされ、かつ、ラインアップピンを垂直に受けることにより少なくとも2つの前記上方ヘッダー穴に係合する少なくとも2つの穴を包含する上方の2ピンラグと、ラインアップピンを水平に受けることにより少なくとも2つの前記半径方向に向いた下方ヘッダー穴に係合する少なくとも2つのスロットを包含する下方の2ピンラグとを包含している2ピンラグのアセンブリと、
    この2ピンラグのアセンブリから半径方向に延びて、前記セクター板密封角度(β)よりも小さいと共に前記頂点(B)と一致する共通の頂点(G)を有するサブセクター角度(γ)を画定するように配置されている2つの外側の仕切板と、
    前記2ピンラグのアセンブリから前記2つの外側の仕切板間に延びて、少なくとも2つの内部角度(f)を画定している少なくともひとつの仕切板であって、前記内部角度(f)の大きさが前記セクター板密封角度(β)の大きさと前記サブセクター角度(γ)の大きさとの差にほぼ等しい、少なくともひとつの仕切板と、
    各隣接する2つのロータモジュールの前記外側の仕切板間に設けられて、バスケットモジュールを画定している複数のステー板と、
    を包含し、
    前記半モジュール型のロータモジュールが関連する垂直及び水平の前記ラインアップピンからずらされている中心線を有している半モジュール型のロータモジュール。
  7. 前記下方の2ピンラグの前記スロットが前記半モジュール型のロータモジュールの前記中心線と平行である一側部を有している、請求項6記載の半モジュール型のロータモジュール。
  8. 前記セクター板密封角度(β)が約30°である、請求項6記載の半モジュール型のロータモジュール。
  9. 空気予熱器のためのロータにおいて、
    複数の単体構造の半モジュール型のロータモジュールを支持する構造とされているポストであって、上方ヘッダーと下方ヘッダーとを有し、前記上方ヘッダーが複数の上方ヘッダー穴及び関連するするラインアップピンを包含し、また前記下方ヘッダーが複数の半径方向に向いた下方ヘッダー穴及び関連するするラインアップピンを包含しているポストと、
    このポストに取り付けられて前記ポストを改変する複数の半モジュール型のロータモジュールであって、各々が、前記ポストに係合する2ピンラグのアセンブリと、この2ピンラグのアセンブリから半径方向へ延びている複数の仕切板とを包含し、前記2ピンラグのアセンブリがセクター板密封角度(β)を占めるような構造とされ、また、前記2ピンラグのアセンブリが、前記上方ヘッダーの前記ラインアップピンを垂直に受けることにより少なくとも2つの前記上方ヘッダー穴に係合するようにした少なくとも2つの穴を包含する上方の2ピンラグと、前記下方ヘッダーの前記ラインアップピンを水平に受けることにより少なくとも2つの隣接する、関連する前記半径方向に向いた下方ヘッダー穴に係合するようにした少なくとも2つのスロットを包含する下方の2ピンラグとを包含し、更に、前記複数の仕切板が前記セクター板密封角度(β)よりも小さいサブセクター角度(γ)を画定するように配置された2つの外側の仕切板を包含している、複数の半モジュール型のロータモジュールと、
    各隣接する2つのロータモジュールの前記外側の仕切板間に設けられて、バスケットモジュールを画定している複数のステー板であって、各隣接する2つの前記半モジュール型のロータモジュール間に画定した組立てポケット内に設けられている、複数のステー板と、
    前記バスケットモジュールの中に配置されている熱交換要素と、
    を包含し、
    前記半モジュール型のロータモジュールが関連する垂直及び水平の前記ラインアップピンからずらされている中心線を有しているロータ。
  10. 前記複数の仕切板が、前記2つの外側の仕切板間に設けられて、少なくとも2つの内部角度(f)を画定している少なくともひとつの仕切板を包含し、前記組立てポケットが前記内部角度(f)に等しいポケット角度(θ)を有している、請求項9記載のロータ。
  11. 前記下方の2ピンラグの前記スロットが前記半モジュール型のロータモジュールの前記中心線と平行である一側部を有している、請求項9記載のロータ。
  12. 空気予熱器のためのロータにおいて、
    モジュールロータと一緒に用いられるポストであって、上方ヘッダーと下方ヘッダーとを有し、前記上方ヘッダーが複数のヘッダー穴及び関連する複数のラインアップピンとを包含し、また、前記下方ヘッダーが複数の半径方向に向いた下方ヘッダー穴を包含しているポストと、
    このポストに取り付けられて前記ポストを改変する複数の半モジュール型のロータモジュールであって、各々が、前記空気予熱器の前記ポケットに係合する2ピンラグのアセンブリを包含し、この2ピンラグのアセンブリが頂点(B)を有するセクター板密封角度(β)を占めるような構造とされ、また、前記2ピンラグのアセンブリが、前記上方ヘッダーの前記ラインアップピンを垂直に受けることにより少なくとも2つの前記上方ヘッダー穴に係合するようにした少なくとも2つの穴を包含する上方の2ピンラグと、前記下方ヘッダーの前記ラインアップピンを水平に受けることにより少なくとも2つの隣接する、関連する前記半径方向に向いた下方ヘッダー穴に係合するようにした少なくとも2つのスロットを包含する下方の2ピンラグとを包含している、複数の半モジュール型のロータモジュールと、
    前記2ピンラグのアセンブリから半径方向へ延びて、前記セクター板密封角度(β)よりも小さいと共に前記頂点(B)と一致する共通の頂点(G)を有するサブセクター角度(γ)を画定するように配置されている2つの外側の仕切板と、
    前記2ピンラグのアセンブリから前記2つの外側の仕切板間に延びて、少なくとも2つの内部角度(f)を画定している少なくともひとつの仕切板であって、前記内部角度(f)の大きさが前記セクター板密封角度(β)の大きさと前記サブセクター角度(γ)の大きさとの差に等しい、少なくともひとつの仕切板と、
    各隣接する2つのロータモジュールの前記外側の仕切板間に設けられて、バスケットモジュールを画定している複数のステー板と、
    前記バスケットモジュールの中に配置されている熱交換要素と、
    を包含し、
    前記半モジュール型のロータモジュールが関連する垂直及び水平の前記ラインアップピンからずらされている中心線を有しているロータ。
  13. 空気予熱器のポストに取り付けられた複数の単体構造のロータモジュールを包含するモジュール型ロータを半モジュール型ロータに改変する方法において、
    前記単体構造のロータモジュールを、上方ヘッダーと、各々がラインアップピンと関連している複数の上方ヘッダー穴と、下方ヘッダーと、各々がラインアップピンと関連している複数の半径方向半径方向に向いた下方ヘッダー穴とを有している前記ポストから取り除く段階と、
    予め組み立てられている複数の半モジュール型のロータモジュールであって、各々が2ピンラグのアセンブリを包含し、この2ピンラグのアセンブリが、前記上方ヘッダーの前記ラインアップピンを垂直に受けることにより少なくとも2つの前記上方ヘッダー穴に係合する少なくとも2つの穴を包含する上方の2ピンラグと、前記下方ヘッダーの前記ラインアップピンを水平に受けることにより少なくとも2つの前記半径方向に向いた下方ヘッダー穴に係合する少なくとも2つのスロットを包含する下方の2ピンラグとを包含し、前記半モジュール型のロータモジュールが関連する垂直及び水平の前記ラインアップピンからずらされている中心線を有している、複数の半モジュール型のロータモジュールを前記ポストに取り付けて前記ポストを改変し、これにより各隣接する2つの半モジュール型のロータモジュール間に組立てポケットを形成する段階と、
    複数のステー板を前記組立てポケット内に現場で取り付けて前記組立てポケット内にバスケットモジュールを形成する段階と、
    熱交換要素を前記バスケットモジュール内に配置する段階と、
    を包含する方法。
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