JP5163519B2 - インタビュー支援方法、装置及びプログラム - Google Patents

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本技術は、インタビュー支援技術に関する。
利用者からの音声メッセージに対して、逐一適切な音声による応答メッセージを送出し処理を進める、例えば留守番電話機のような対話型音声応答装置において、送出された応答メッセージに対して、利用者が発声を開始する意志のないことを判定する閾値(無言状態判定閾値)と発声を開始した利用者の発声の終了を判定する閾値(発声終了判定閾値)を、応答メッセージ対応に最適なものを用いることにより、利用者との間の対話をよりスムーズに進行させるような技術が存在している。閾値は、応答メッセージの内容に対応したものが設定される。このような技術は、応答メッセージの内容を把握できなければ適切な閾値を設定できない。
特許2590193号公報
対話型音声応答装置のような分野ではなくインタビューを行う場合において、インタビューの回答者が答える前に、次の質問をしてしまうなど、回答を遮ってしまうことがある。また、回答者が回答を終了しているにもかかわらず、質問者が次の質問をすぐに出さずに回答者がじれてしまう場合もある。このようにテンポ良く質問と回答とが行われないと、回答者の思考が質問者の意図とは異なる方向に行ってしまったり拡散してしまったりして、回答者から適切な回答を引き出せない場合がある。一方、インタビューは、質問についてはある程度事前に用意できるが回答者からの回答内容は事前に用意できるものではなく、その都度適切なタイミングを図る必要がある。
従って本技術の目的は、適切なテンポでインタビューが実施可能なように支援するための技術を提供することである。
本インタビュー支援方法は、第1のインタビュー中の所定時間内における、質問者の発言終了から回答者の発言開始までの時間である回答者の現在間(ま)又は回答者の現在発言速度と、回答者の発言終了から質問者の発言終了までの時間である質問者の現在間とを取得する取得ステップと、第1のインタビュー中に質問者の発言終了を検出した後に、第1のインタビューより前の第2のインタビューにおいて収集された、質問者の発言終了から回答者の発言開始までの基準時間である回答者の基準間又は回答者の基準発言速度とを格納する基準データ格納部から回答者の基準間又は回答者の基準発言速度とを読み出し、回答者の現在間と回答者の基準間とを比較するか又は回答者の現在発言速度と回答者の基準発言速度とを比較するステップと、回答者の現在間と回答者の基準間とが一致しないという条件を含む第1の所定の条件を満たす又は回答者の現在発言速度と回答者の基準発言速度とが一致しないという条件を含む第2の所定の条件を満たす場合に、質問者の現在間を、回答者の現在間と回答者の基準間との関係又は回答者の現在発言速度と回答者の基準発言速度との関係に従って変更する変更ステップと、第1のインタビュー中に回答者の発言終了を検出した場合、変更後の質問者の現在間を、質問者に提示するステップとを含む。
図1は、インタビュー支援装置の機能ブロック図である。 図2は、本実施の形態におけるパラメータを説明するための図である。 図3は、基礎的な質問を行うフェーズの処理のメイン処理フローを示す図である。 図4は、初期画面の一例を示す図である。 図5は、インタビューログ基礎データテーブルの一例を示す図である。 図6は、インタビューの状態遷移の一例を示す図である。 図7は、パラメータ算出処理の処理フローを示す図である。 図8は、インタビューログ基礎データテーブルの変更処理を説明するための図である。 図9は、処理後のインタビューログ基礎データテーブルの一例を示す図である。 図10は、パラメータ算出処理の処理フローを示す図である。 図11は、二番目の画面の一例を示す図である。 図12は、本題の質問を行うフェーズにおけるインタビューの状態遷移の一例を示す図である。 図13は、三番目の画面の一例を示す図である。 図14は、本題の質問を行うフェーズの処理のメイン処理フローを示す図である。 図15は、インタビューログデータテーブルの一例を示す図である。 図16は、最適間の算出処理の処理フローを示す図である。 図17Aは、変更後のインタビューログデータテーブルの一例を示す図である。 図17Bは、処理対象レコードの範囲を説明するための図である。 図18は、間調整処理の処理フローを示す図である。 図19は、間調整処理の処理フローを示す図である。 図20は、最適間の表示処理の処理フローを示す図である。 図21は、コンピュータの機能ブロック図である。
図1に、本技術の一実施の形態に係るインタビュー支援装置の機能ブロック図を示す。インタビュー支援装置5は、例えば2つのマイク1及び3に接続されており、回答者と質問者の音声を取り込むことができるようになっている。また、インタビュー支援装置5は、マイク1及び3からの音声データを処理する音声関連データ処理部51と、音声関連データ処理部51によって処理されたデータを格納するログデータ格納部53と、音声関連データ処理部51と連携し且つログデータ格納部53に格納されているデータを用いて処理を実施する制御部55と、制御部55によって算出された各種パラメータの値を格納するパラメータ格納部57と、表示装置58とを有する。
また、制御部55は、基礎データ処理部551と、最適間算出部553と、パラメータ算出部552と、入出力部554とを有する。
次に、インタビュー支援装置5の処理内容について(1)基礎的な質問を行うフェーズの処理及び(2)本題の質問を行うフェーズの処理を分けて説明する。
1.基礎的な質問を行うフェーズの処理
本フェーズでは、質問者が、回答者の名前、所属、職歴、業務内容など、回答者が答えやすい質問を行い、以下で述べるようなパラメータを基礎データとして取得する。
最初に、図2を用いて本実施の形態で必要となるパラメータについて説明しておく。図2では、時間は左から右に流れているものとする。インタビューでは、質問者からの質問と、回答者からの回答とを繰り返す。ここで、質問者の発言終了から回答者の発言開始までの時間を、回答者の間と呼ぶ。また、回答者の発言終了から質問者の発言開始までの時間を、質問者の間と呼ぶ。図2においては質問者の間は2回(すなわちM1及びM2)発生しており、以下パラメータとして利用される質問者の間Mは、その平均値((M1+M2)/2)である。同様に、回答者の間は2回(すなわちT1及びT2)発生しており、以下パラメータとして利用される回答者の間Tは、その平均値((T1+T2)/2)である。さらに、各フェーズにおいて、質問時間の総和Tq(=Tq1+Tq2+Tq3)と、回答時間の総和Ta(=Ta1+Ta2)も算出される。
さらに、本実施の形態では、質問時間及び回答時間について音声認識によって単語を認識すると共に単語数をカウントして、質問者の発言速度Aを、質問の単語数/質問時間の総和Tqで算出し、回答者の発言速度Bを、回答の単語数/回答時間の総和Taで算出する。
なお、本フェーズで算出された質問者の間MをBasic_Mと記し、回答者の間TをBasic_Tと記し、質問者の発言速度AをBasic_Aと記し、回答者の発言速度BをBasic_Bと記す。
次に、図3乃至図11を用いて、基礎的な質問を行うフェーズにおける処理について説明する。例えば質問者からの指示に応じて、制御部55の入出力部554は、表示装置58に、初期画面を表示する(ステップS1)。例えば図4に示すような画面が表示される。図4のように、本フェーズにおけるデータ収集の開始及び終了を指示するための開始ボタン及び終了ボタンと、質問者及び回答者の発言速度及び間を表示するためのテーブルとが表示される。但し、まだ発言速度及び間については数値は表示されない。
次に、質問者が質問を開始するために開始ボタンをクリックすると、入出力部554は、当該開始指示を受け付け、基礎データ処理部551に開始指示を通知する。これに対して、基礎データ処理部551は、音声関連データ処理部51に処理の開始を指示し、音声処理関連データ処理部51は、マイク1及び3からの音声データの記録を実施する(ステップS2)。例えば、ディジタル化された音声データがそのままログデータ格納部53に格納される。また、音声関連データ処理部51は、音声データからインタビューログ基礎データテーブルを生成し、ログデータ格納部53に格納する(ステップS3)。インタビューログ基礎データテーブルは、例えば図5に示すようなテーブルである。図5では、発話(発言とも呼ぶ)の開始時刻及び終了時刻と、話者と、開始時刻から終了時刻までの音声データの識別子とを登録するようになっている。
図5のインタビューログ基礎データテーブルに登録されるデータは、図6に示すような会話の状態を示すものである。すなわち、質問者のみの発話1が、インタビューログ基礎データテーブルの第1レコードに対応し、無音区間2が第2レコードに対応し、回答者のみの発話3が第3レコードに対応し、無音区間4が第4レコードに対応し、回答者のみの発話5が第5レコードに対応し、無音区間6が第6レコードに対応し、回答者のみの発話7が第7レコードに対応し、無音区間8が第8レコードに対応し、質問者のみの発話9が第9レコードに対応し、無音区間10が第10レコードに対応し、質問者及び回答者が同時に発話して競合している時間11が第11レコードに対応する。
音声関連データ処理部51は、図5の第1レコードのように、例えばマイク1から質問者の発話を検出すると開始時刻を記録し、その後無音区間を検出すると終了時刻を記録し、さらに話者である質問者を示すデータと開始時刻から終了時刻までの音声データの識別子とを記録する。質問者ではなく回答者であっても同様の処理を実施する。但し、話者の欄には「回答者」が登録される。さらに、開始時刻から終了時刻までの時間も記録する。時間については質問者の発話でも回答者の発話でも無音区間でも競合でも同じように記録される。
また、図5の第2レコードのように、無音区間を検出すると、開始時刻を記録し、いずれかの話者の発話を検出すると終了時刻を記録すると共に、話者には無音を表すデータを記録する。さらに、回答者も質問者も共に発話していることを検出すると、図5の第11レコードのように、開始時刻を記録し、その後無音になるかいずれかの話者が話すのをやめたことを検出すると終了時刻を記録し、さらに話者として競合を表すデータを記録し、回答者及び質問者の音声データの識別子を記録する。
さらに、音声関連データ処理部51は、各レコードの音声データについて周知の音声認識処理を実施し、単語を識別すると共に、単語数をカウントして、該当するレコードに登録する。
このような処理は、終了が指示されるまで連続的に実施される。
その後、質問者から終了ボタンがクリックされると、入出力部554は、当該終了指示を受け付け、基礎データ処理部551に終了指示を出力する。これに対して、基礎データ処理部551は、パラメータ算出部552に処理を指示し、パラメータ算出部552は、指示に従って、ログデータ格納部53に格納されているインタビューログ基礎データテーブルに対してパラメータ算出処理を実施する(ステップS5)。パラメータ算出処理については図7乃至図10を用いて説明する。
まず、パラメータ算出部552は、処理対象のテーブルの先頭から未処理の無音区間を1つ特定する(ステップS11)。そして、特定された無音区間のレコードの前後にレコードが存在しているか確認する(ステップS13)。特定された無音区間のレコードの前後にレコードが存在しない場合というのは、処理対象テーブルの先頭レコードか最終レコードのいずれかである。特定された無音区間のレコードの前後にレコードが存在していない場合には、特定されたレコードについて、話者の列に処理対象外を設定する(ステップS15)。最初と最後の無音区間は以下では考慮しないということである。そしてステップS23に移行する。
一方、特定された無音区間のレコードの前後にレコードが存在している場合には、パラメータ算出部552は、特定された無音区間のレコードの前後のレコードの話者が一致しているか判断する(ステップS17)。図8の左側にインタビューログ基礎データテーブルの一部を示しており、例えば第2レコードが処理対象の無音区間レコードである場合には、前後のレコードの話者は異なっている。一方、第4レコードが処理対象の無音区間レコードである場合には、前後のレコードの話者は一致している。特定された無音区間のレコードの前後のレコードの話者が一致していない場合には、特定された無音区間のレコードの「直後のレコードの話者名の間」を、特定された無音区間のレコードの話者として設定する(ステップS21)。図8の第2レコードの場合には、図8の右側のテーブルに示すように、直後のレコードの話者名の間、すなわち「回答者の間」が登録される。図8の右側のテーブルでは話者(処理後)の欄に登録されている。そしてステップS23に移行する。
一方、特定された無音区間のレコードの前後のレコードの話者が一致している場合には、パラメータ算出部552は、特定された無音区間のレコードの話者に、前後のレコードの話者名を設定する(ステップS19)。図8の第4レコードの場合には、前後のレコードの話者名、すなわち「回答者」が登録される。そしてステップS23に移行する。
ステップS15、S19又はS21の後に、パラメータ算出部552は、全ての無音区間について処理したか判断する(ステップS23)。未処理の無音区間が存在する場合にはステップS11に戻る。
図5のインタビューログ基礎データテーブルについて無音区間を全て処理すると、図9に示すようなインタビューログ基礎データテーブルが得られる。第4及び第6レコードについては、話者名が回答者に変更されており、第8レコードの話者名は「質問者の間」に変更されており、第10レコードの話者名は「競合の間」に変更されている。
一方、全ての無音区間について処理した場合には、パラメータ算出部552は、処理対象のテーブルから話者が質問者であるレコードの時間を加算することによって質問時間の総和Tqを算出し、パラメータ格納部57に格納する(ステップS25)。図9の例では、30+20=50秒がTqとして算出される。
さらに、パラメータ算出部552は、処理対象のテーブルから話者が回答者であるレコードの時間を加算することによって回答時間の総和Taを算出し、パラメータ格納部57に格納する(ステップS27)。図9の例では、10+5+10+5+10=40秒がTaとして算出される。処理は端子Aを介して図10の処理に移行する。
なお、例えば、予め「はい」や「なるほど」といった相槌の音声データを事前に音声関連データ処理部51などに登録しておき、当該相槌のみに相当するレコードを削除したり、相槌として認識される語句を単語数から除外したり、当該相槌の時間を削除しても良い。
図10の処理の説明に移行して、パラメータ算出部552は、処理対象のテーブルから話者が「質問者の間」であるレコードの時間を加算し、該当レコード数で除することによって、質問者の間Mを算出し、パラメータ格納部57に格納する(ステップS29)。例えば、図9の例では「質問者の間」は1レコードしかないので、その時間である10秒が質問者の間Mとして設定される。
さらに、パラメータ算出部552は、処理対象のテーブルから話者が「回答者の間」であるレコードの時間を加算し、該当レコード数で除することによって、回答者の間Tを算出し、パラメータ格納部57に格納する(ステップS33)。例えば、図9の例では「回答者の間」は1レコードしかないので、その時間である10秒が回答者の間Tとして設定される。
また、パラメータ算出部552は、処理対象のテーブルから話者が質問者であるレコードについての単語数の総和を計算し、質問時間の総和Tqで除することによって、質問者の発言速度Aを算出し、パラメータ格納部57に格納する(ステップS35)。図9の例では、A=(20/50)=0.4語/秒と算出される。
また、パラメータ算出部552は、処理対象のテーブルから話者が回答者であるレコードについての単語数の総和を計算し、回答時間の総和Taで除することによって、回答者の発言速度Bを算出し、パラメータ格納部57に格納する(ステップS37)。図9の例では、B=(15/40)=0.375語/秒と算出される。
以上のような処理を実施することによって、処理対象テーブルについてのパラメータが算出されるようになる。なお、処理対象テーブルが、インタビューログ基礎データテーブルであれば、基礎データが生成されたことになる。すなわち、質問者の間Basic_M、回答者の間Basic_T、質問者の発言速度Basic_A、及び回答者の発言速度Basic_Bが得られたことになる。
図3の処理の説明に戻って、パラメータ算出部552から処理終了通知を受け取ると、基礎データ処理部551は、入出力部554に、パラメータ格納部57に格納されている基礎データである質問者及び回答者の発言速度及び間を読み出させ、表示装置58に表示させる(ステップS7)。例えば図11に示すような画面が表示される。図4において数値が入っていなかったテーブルに上で計算された数値が埋め込まれている。さらに、次のフェーズにおいて用いる開始ボタン及び終了ボタンと、質問のための間の表示(但し空欄)をも含む。
以上のような処理を実施することによって、前処理として基礎的な質問を行うフェーズの処理が行われたことになる。
2.本題の質問を行うフェーズの処理
次に、本題の質問を行うフェーズにおける処理について図12乃至図20を用いて説明する。例えば図12に示すような対話が行われる場合には、タイミングXでは最適間の算出が行われる。すなわち質問者のみの発話が開始されると、基礎データ及び本フェーズでそれまでに得られたデータに基づき次の最適間の算出処理を実施する。また、回答者が発言した後の無音区間の開始時Yに最適間Dの表示を行う。例えば、図13に示すような表示を行う。図13では、図11に示した画面において、質問のための間の表示(ここでは5秒)が行われ、例えば秒単位でカウントダウンしてゆく。秒未満の所定単位でカウントダウンしてゆくようにしてもよい。但し、以下で述べるように、表示が「0」になるまでに回答者や質問者が発言してしまうと、質問のための間の表示はクリアされる。
なお、競合が生ずると、タイミングZの段階で最適間を初期化することによって、再度間の調整を行うようにしている。これは、競合しないような間を設定しているにもかかわらず、競合が生じているので初期化して最初から最適化処理を実施するものである。
具体的には、図14乃至図20に示すような処理を実施する。例えば質問者が本題の質問についての開始ボタンをクリックすると、入出力部554は、当該開始指示に応じて、音声関連データ処理部51及び最適間算出部553に処理の開始を指示し、音声処理関連データ処理部51は、マイク1及び3からの音声データの記録を実施する(ステップS41)。例えば、最初のフェーズと同様にディジタル化された音声データがそのままログデータ格納部53に格納される。また、音声関連データ処理部51は、音声データからインタビューログデータテーブルのレコードを順次生成し、ログデータ格納部53に格納する(ステップS43)。このステップの処理は基本的にステップS3と同様である。
インタビューログデータテーブルは、例えば図15に示すようなデータテーブルである。データフォーマットは、インタビューログ基礎データテーブルと同様である。
なお、ステップS41及びS43は、例えば質問者によって終了ボタンがクリックされるまで、連続的に実施される。
一方、最適間算出部553は、入出力部554からの処理開始時を受け付けると、ログデータ格納部53に格納されているインタビューログデータテーブルのレコードを監視して、質問者の発言が開始されたか判断する(ステップS45)。具体的には、話者が「質問者」のレコードが生成されて開始時刻が設定されたか判断する。例えば図15の第9レコードのような状態を検出するものである。
質問者の発言が開始されたと判断した場合には、最適間算出部553は、最適間の算出処理を実施する(ステップS47)。最適間の算出処理については、図16乃至図20を用いて説明する。
まず、最適間算出部553は、初回の算出処理であるか判断する(ステップS61)。例えば、インタビューログデータテーブル(図15)の第1レコードが生成されたか判断する。この場合には、最適間Dには基礎データのBasic_Tを設定する(ステップS63)。このように、最初は基礎データを用いて質問者の次の間を設定する。そして元の処理に戻る。
一方、初回の算出処理ではない場合には、最適間算出部553は、設定に基づき処理対象区間のレコードを抽出する(ステップS65)。本実施の形態では、図17Bに示すように、(1)インタビューログデータテーブルに登録されている全てのレコード、(2)直前の算出タイミングから今回の算出タイミングまでのレコード、(3)質問者などのユーザによる設定範囲のいずれかである。(2)は、直前の状態を反映して最適間を算出するものであり、(1)は、本題の質問中の状態を全て反映して最適間を算出ものであり、(3)は、ユーザの意図を反映させるものであり、例えばN回前の算出タイミングから今回の算出タイミングまでのレコードを用いるといった設定が可能である。
その後、最適間算出部553は、パラメータ算出部552に、インタビューログデータテーブルの抽出区間に対するパラメータ算出処理を実施させる(ステップS67)。基本的な処理内容については、図7及び図10で説明したパラメータ算出処理であるが、処理の対象が、インタビューログデータテーブルでありさらにステップS65で抽出された抽出区間に限定される。図15のインタビューログデータテーブルは、図17Aに示すようなインタビューログデータテーブルに変換される。すなわち、話者が無音のレコードについて「回答者の間」「回答者」「質問者の間」「質問者」が更新登録される。そして、図17Aの例では、質問者の間M=10、回答者の間T=10、質問者の発言速度A=0.33(=10/30)、回答者の発言速度B=0.37(=(5+5+5)/(10+5+10+5+10))、質問時間の総和Tq=30、回答時間の総和Ta=40が算出される。
そして、最適間算出部553は、パラメータ格納部57に格納されているデータを用いて、間調整処理を実施する(ステップS69)。
本実施の形態では、間調整処理については、以下のような考察の下、規定されている。
すなわち、質問を受けてから回答するまでの認知的思考プロセスは、(1)質問内容を解釈し、(2)それに対する回答を考え、(3)回答を話す、というものである。
考えて話し始める人は、質問を受けてから回答するまでの間Tを普段より長くとってから、話し始めたり、あるいは、話しながら考える人であれば、話す速度が普段よりも遅くなるというように行動として現れる。
逆に、回答者が、普段よりも間を取らずに話す、あるいは、普段よりも早く話しているときには、あまり考えずに回答している可能性がある。その場合は、質の良い回答が得られていないかもしない。原因としては、質問者が矢継ぎ早に質問してまくしたてていることで、それに回答者が引っ張られて回答していることが考えられる。
このような場合(以下、パターンAと呼ぶ)には、質問者が質問するまでの間を増やすことで、回答者が質問者に引っ張られないようにする。
また、質問者に引っ張られずに、回答者が普段よりも早く回答している理由として、質問内容が簡単であったり、早く終わりたい気持ちがあるなどが考えられる。このような場合には、次のようなことが、行動として現れることがある。
・普段よりも短い間で話している
・普段よりも早口で話している
・質問者よりも早口で話している
・質問者よりも短い間で話している
上記の場合(以下、パターンBと呼ぶ)には、質問者が質問するまでの間を短くし、回答者のペースに合わせることで、回答者が答えやすくする。
一方、回答者が普段よりも遅く回答している理由としては、じっくり考えて回答をしていることが考えられる。例えば、難しい質問に対する回答を考えていて時間がかかっているケースがある。そのような場合には、さらに間をおいて、次の質問をした方が、回答者の思考を止めないため、良い回答が引き出せる可能性がある。
難しい質問をしている場合には、次のような行動が現れることがある。
・質問内容を詳しく説明しているため、質問者の話す時間が、回答者の話す時間よりも長い
・回答者の間が、普段よりも長い
・回答者の話す速度が、考えているため、普段よりも遅い
上記の場合(以下、パターンCと呼ぶ)には、質問者が質問するまでの間を長くし、回答者がさらに考える時間を提供することで、質の高い回答を引き出す。
これを処理フローにまとめるならば、時間をベースに処理する場合と発言速度をベースに処理する場合との2通りで実現可能である。
最初に、時間をベースに処理する場合における間調整処理の処理フローを図18に示す。まず、最適間算出部553は、回答者の現在の間Tと基礎データにおける回答者の間Basic_Tとが異なっているか判断する(ステップS71)。T=Basic_Tである場合には、特に調整する必要がないので、直前の最適間を今回の最適間Dに設定する(ステップS85)。そして端子Bを介して元の処理に戻る。
一方、TとBasic_Tが異なっている場合には、T<Basic_Tであるか判断する(ステップS73)。T<Basic_Tである場合には、最適間算出部553は、さらに、(質問者の現在の発言速度A>回答者の現在の発言速度B)且つ(質問者の現在の間M<回答者の現在の間T)であるか判断する(ステップS79)。すなわち、質問者の現在の発言速度Aが、回答者の現在の発言速度Bよりも速く、且つ質問者の現在の間Mが回答者の現在の間Tよりも短いときには、上で述べたパターンAに該当する。すなわち、ステップS79では、パターンAに該当するか判断している。
ステップS79の条件を満たしている場合には、最適間算出部553は、質問者に回答者が引っ張られて、間が短くなっているとして、D=M×Basic_T/Tで間を長くするように調整して、パラメータ格納部57に格納する(ステップS77)。Basic_T>Tであるから、Tに対するBasic_Tの比を質問者の現在の間Mに乗ずると、最適間Dは現在の間Mより当該比だけ長くなる。そして元の処理に戻る。
一方、ステップS97の条件を満たしていない場合には、最適間算出部553は、(回答者の現在の発言速度B>基礎データにおける回答者の発言速度Basic_B)且つ(質問者の現在の発言速度A<回答者の現在の発言速度B)且つ(質問者の現在の間M>回答者の現在の間T)であるか判断する(ステップS81)。すなわち、回答者の発言速度Bが通常の発言速度Basic_Bよりも速く、回答者が質問者よりも速く話し且つ質問者の間よりも間が短くなっている場合には、上で述べたパターンBに該当する。すなわち、パターンBに該当するか判断している。
ステップS81の条件を満たしている場合には、最適間算出部553は、回答者はインタビューを速く終わらしたがっているとして、D=M×T/Basic_Tで間を短くするように調整して、パラメータ格納部57に格納する(ステップS83)。Basic_T>Tであるから、Basic_Tに対するTの比を質問者の現在の間Mに乗ずると、最適間Dは現在の間Mより当該比だけ短くなる。そして元の処理に戻る。
一方、ステップS81の条件を満たしていない場合には、間の調整は不要として端子Cを介してステップS85に移行する。
また、ステップS73においてT>Basic_Tである場合には、最適間算出部553は、(回答者の現在の発言速度B<基礎データにおける回答者の発言速度Basic_B)且つ(質問時間の総和Tq>回答時間の総和Ta)であるか判断する(ステップS75)。すなわち、回答者の現在の発言速度Bが、通常の発言速度Basic_Bよりも遅く、質問時間が長い場合には、上で述べたパターンCに該当する。すなわちパターンCに該当するか判断している。
ステップS75の条件を満たしている場合には、最適間算出部553は、D=M×T/Basic_Tで間を長くするように調整して、パラメータ格納部57に格納する(ステップS78)。T>Basic_Tであるから、Basic_Tに対するTの比を質問者の現在の間Mに乗ずると、最適間Dは現在の間Mより当該比だけ長くなる。そして元の処理に戻る。一方、ステップS75の条件を満たしていない場合には、端子Cを介してステップS85に移行する。
以上のような処理を実施することによって、質問者が従うべき最適な間Dが算出される。
次に、発言速度ベースに処理する場合における間調整処理の処理フローを図19に示す。まず、最適間算出部553は、回答者の現在の発言速度Bと基礎データにおける回答者の発言速度Basic_Bとが異なっているか判断する(ステップS91)。B=Basic_Bである場合には、特に調整する必要がないので、直前の最適間を今回の最適間Dに設定する(ステップS105)。そして端子Dを介して元の処理に戻る。
一方、BとBasic_Bが異なっている場合には、B>Basic_Bであるか判断する(ステップS93)。B>Basic_Bである場合には、最適間算出部553は、さらに、(質問者の現在の発言速度A>回答者の現在の発言速度B)且つ(質問者の現在の間M<回答者の現在の間T)であるか判断する(ステップS99)。すなわち、質問者の現在の発言速度Aが、回答者の現在の発言速度Bよりも速く、且つ質問者の現在の間Mが回答者の現在の間Tよりも短いときには、上で述べたパターンAに該当する。すなわち、パターンAに該当するか判断している。
ステップS99の条件を満たしている場合には、最適間算出部553は、質問者に回答者が引っ張られて、間が短くなっているとして、D=M×B/Basic_Bで間を長くするように調整して、パラメータ格納部57に格納する(ステップS97)。B>Basic_Bであるから、Basic_Bに対するBの比を質問者の現在の間Mに乗ずると、最適間Dは現在の間Mより当該比だけ長くなる。そして元の処理に戻る。
一方、ステップS99の条件を満たしていない場合には、最適間算出部553は、(回答者の現在の間T<基礎データにおける回答者の間Basic_T)且つ(質問者の現在の発言速度A<回答者の現在の発言速度B)且つ(質問者の現在の間M>回答者の現在の間T)であるか判断する(ステップS101)。すなわち、回答者の現在の間Tが通常時より短く、回答者が質問者よりも速く話し且つ質問者の間よりも間が短くなっている場合には、上で述べたパターンBに該当する。すなわち、パターンBに該当するか判断している。
ステップS101の条件を満たしている場合には、最適間算出部553は、回答者はインタビューを速く終わらしたがっているとして、D=M×Basic_B/Bで間を短くするように調整して、パラメータ格納部57に格納する(ステップS103)。B>Basic_Bであるから、Bに対するBasic_Bの比を質問者の現在の間Mに乗ずると、最適間Dは現在の間Mより当該比だけ短くなる。そして元の処理に戻る。
一方、ステップS101の条件を満たしていない場合には、間の調整は不要として端子Eを介してステップS105に移行する。
また、ステップS93においてB<Basic_Bである場合には、最適間算出部553は、(回答者の現在の間T>基礎データにおける回答者の間Basic_T)且つ(質問時間の総和Tq>回答時間の総和Ta)であるか判断する(ステップS95)。すなわち、回答者の現在の間Tが、通常の間Basic_Tよりも長く、質問時間が長い場合には、上で述べたパターンCに該当する。すなわちパターンCに該当するか判断している。
ステップS95の条件を満たしている場合には、D=M×Basic_B/Bで間を長くするように調整して、パラメータ格納部57に格納する(ステップS98)。B<Basic_Bであるから、Bに対するBasic_Bの比を質問者の現在の間Mに乗ずると、最適間Dは現在の間Mより当該比だけ長くなる。そして元の処理に戻る。一方、ステップS95の条件を満たしていない場合には、端子Eを介してステップS105に移行する。
以上のような処理を実施することによって、質問者が従うべき最適な間Dが算出される。
このような処理を実施すると、図16のステップS69が完了して図14の処理に戻る。
そして図14の処理の説明に戻って、ステップS47の最適間の算出処理が完了すると、最適間算出部553は、処理終了が例えば質問者から指示されているか判断する(ステップS57)。処理終了が指示されていれば処理を終了する。処理終了でなければステップS41に戻る。
ステップS45で、質問者の発言開始ではない場合には、最適間算出部553は、回答者及び質問者が同時に発言する競合状態であるか判断する(ステップS49)。競合状態となった場合には、間の調整がうまくいっていないので、最適間算出部553は、最適間DにBasic_Tを設定する(ステップS51)。そしてステップS57に移行する。さらに、競合状態でない場合には、ログデータ格納部53に格納されているインタビューログデータテーブルのレコードを監視して、回答者発言後の間であるか判断する(ステップS53)。具体的には、話者が「回答者」のレコードが生成されて終了時刻が設定された後に、「無音」のレコードが生成されて開始時刻が登録されている状態を特定する。
回答者発言後の間が開始されたと判断した場合には、最適間算出部553は、最適間の表示処理を実施する(ステップS55)。最適間の表示処理については、図20を用いて説明する。
最適間算出部553は、入出力部554に、最適間Dの表示を指示し、入出力部554は、指定された最適間Dを表示装置58に表示する(ステップS111)。さらに、表示数値を例えば秒単位でカウントダウンしてゆく(ステップS113)。但し、最適間算出部553は、回答者又は質問者の発言に係るレコードが、ログデータ格納部53に格納されているインタビューログデータテーブルに追加されたか監視しておき、発言に係るレコードが検出されると、入出力部554に通知する。入出力部554は、表示数値がゼロでなく(ステップS115:Noルート)、発言の通知を受け取ると(ステップS117:Yesルート)、表示数値をゼロに設定して、表示装置58に表示する(ステップS119)。一方、表示数値がゼロであれば(ステップS115:Yesルート)、処理を終了する。また、発言通知を受けていない場合には(ステップS117:Noルート)、ステップS113に戻る。
以上のような処理を行えば、質問者は、最適間のカウントダウンを確認してゼロになったところで質問を実施すればよいし、ゼロになる前に回答者が発言した場合には、回答者のテンポを乱すことを防止できていることになる。
なお、数値表示だけではなく、質問するまでの間を短くするケースでは、「もう少し早口で話しても構いません」といった、発言速度を速めることを促す表示を行うようにしてもよい。また、質問するまでの間を長くするケースでは、「もう少しゆっくりはなしましょう」といった、発言速度を遅くすることを促す表示を行うようにしてもよい。
図14の処理の説明に戻って、回答者発言後の間ではないと判断された場合には、ステップS57に戻る。
以上のような処理を実施することによって、質問者は最適な間を見いだすことができ、回答者から適切な回答をテンポ良く得ることができるようになる。
以上本実施の形態を説明したが、実施の形態はこれに限定されるものではない。例えば、図1に示した機能ブロック図は一例であって、必ずしも実際のプログラムモジュール構成と一致しない場合もある。また、上で述べた処理フローについては、処理結果が同じであれば、処理順番を入れ替えたり並列実行したりという変形も可能である。
画面構成も、上で述べた例は一例であって、同様の内容を表示する異なる画面構成を採用するようにしても良い。
なお、インタビュー支援装置は、コンピュータ装置であって、図21に示すように、メモリ2501とCPU2503とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。必要に応じてCPU2503は、表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、必要な動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、メモリ2501に格納され、必要があればHDD2505に格納される。本技術の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及び必要なアプリケーション・プログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上本実施の形態をまとめると以下のようになる。
本インタビュー支援方法は、第1のインタビュー中の所定時間内における、質問者の発言終了から回答者の発言開始までの時間である回答者の現在間又は回答者の現在発言速度と、回答者の発言終了から質問者の発言終了までの時間である質問者の現在間とを取得する取得ステップと、第1のインタビュー中に質問者の発言終了を検出した後に、第1のインタビューより前の第2のインタビューにおいて収集された、質問者の発言終了から回答者の発言開始までの基準時間である回答者の基準間又は回答者の基準発言速度とを格納する基準データ格納部から回答者の基準間又は回答者の基準発言速度とを読み出し、回答者の現在間と回答者の基準間とを比較するか又は回答者の現在発言速度と回答者の基準発言速度とを比較するステップと、回答者の現在間と回答者の基準間とが一致しないという条件を含む第1の所定の条件を満たす又は回答者の現在発言速度と回答者の基準発言速度とが一致しないという条件を含む第2の所定の条件を満たす場合に、質問者の現在間を、回答者の現在間と回答者の基準間との関係又は回答者の現在発言速度と回答者の基準発言速度との関係に従って変更する変更ステップと、第1のインタビュー中に回答者の発言終了を検出した場合、変更後の質問者の現在間を、質問者に提示するステップとを含む。
このように回答者の現在間が基準とずれている又は回答者の発言速度が基準とずれている場合に、回答者は、インタビューにおけるやりとりにうまく乗って回答しているとはいえない場合が多いので、質問者の間を調整するように質問者に促す。これによって、回答者から適切な回答を引き出すことができるようになる。
また、上で述べた取得ステップにおいて、回答者の現在間と回答者の現在発言速度との両方を取得すると共に、第1のインタビュー中の所定時間内における、質問者の総質問時間及び回答者の総回答時間をさらに取得するようにしてもよい。また、この場合、基準データ格納部に、回答者の基準間と前記回答者の基準発言速度との両方が格納されるようにしてもよい。そして、上で述べた変更ステップが、回答者の現在間が回答者の基準間より長い場合又は回答者の現在発言速度が回答者の基準発言速度より遅い場合、質問者の総質問時間が回答者の総回答時間より長く、且つ回答者の現在発言速度が回答者の基準発言速度より遅い又は回答者の現在間が回答者の基準間より長いか判断する第1判断ステップと、第1判断ステップの条件を満たす場合には、質問者の現在間に、回答者の基準間に対する回答者の現在間の比又は回答者の現在発言速度に対する回答者の基準発言速度の比を乗じた変更後間を算出するステップとを含むようにしてもよい。
このように、回答を考えるために普段よりも遅くなっていると考えられる事象が発生していれば、質問者の間を上で述べたように長くすることによって、回答者のペースで回答できるようにする。
さらに、上で述べた取得ステップにおいて、質問者の現在発言速度をさらに取得するようにしてもよい。その際、上で述べた変更ステップが、回答者の現在間が回答者の基準間より短い場合又は回答者の現在発言速度が回答者の基準発言速度より速い場合、回答者の現在間が質問者の現在間より長く且つ回答者の現在発言速度が質問者の現在発言速度より遅いか判断する第2判断ステップと、第2判断ステップの条件を満たす場合には、質問者の現在間に、回答者の現在間に対する回答者の基準間の比又は回答者の基準発言速度に対する回答者の現在発言速度の比を乗じた変更後間を算出するステップとを含むようにしてもよい。
このように、回答者が質問者のペースに巻き込まれていると考えられる事象が発生していれば、質問者の間を上で述べたように長くすることによって、回答者に余裕をもって回答するように促すことができるようになる。
また、上で述べた変更ステップが、第2判断ステップの条件を満たさない場合には、回答者の現在発言速度が回答者の基準発言速度より速い又は回答者の現在間が回答者の基準間より短く、且つ回答者の現在間が質問者の現在間より短く且つ回答者の現在発言速度が質問者の現在発言速度より速いか判断する第3判断ステップと、第3判断ステップの条件を満たす場合には、質問者の現在間に、回答者の基準間に対する回答者の現在間の比又は回答者の現在発言速度に対する回答者の基準発言速度の比を乗じた変更後間を算出するステップとをさらに含むようにしてもよい。
このように、回答者が、質問者のペースが遅いため早く回答したくて早くなっていると考えられる事象が発生していれば、質問者の間を上で述べたように短くすることによって、回答者のペースで回答できるようにする。
なお、上で述べたような処理をハードウエアに実施させるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブル・ディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。なお、処理途中のデータについては、コンピュータのメモリ等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
第1のインタビュー中の所定時間内における、質問者の発言終了から回答者の発言開始までの時間である前記回答者の現在間又は前記回答者の現在発言速度と、前記回答者の発言終了から前記質問者の発言終了までの時間である前記質問者の現在間とを取得する取得ステップと、
前記第1のインタビュー中に前記質問者の発言終了を検出した後に、前記第1のインタビューより前の第2のインタビューにおいて収集された、前記質問者の発言終了から前記回答者の発言開始までの基準時間である前記回答者の基準間又は前記回答者の基準発言速度とを格納する基準データ格納部から前記回答者の基準間又は前記回答者の基準発言速度とを読み出し、前記回答者の現在間と前記回答者の基準間とを比較するか又は前記回答者の現在発言速度と前記回答者の基準発言速度とを比較するステップと、
前記回答者の現在間と前記回答者の基準間とが一致しないという条件を含む第1の所定の条件を満たす又は前記回答者の現在発言速度と前記回答者の基準発言速度とが一致しないという条件を含む第2の所定の条件を満たす場合に、前記質問者の現在間を、前記回答者の現在間と前記回答者の基準間との関係又は前記回答者の現在発言速度と前記回答者の基準発言速度との関係に従って変更する変更ステップと、
前記第1のインタビュー中に前記回答者の発言終了を検出した場合、変更後の前記質問者の現在間を、前記質問者に提示するステップと、
を含み、コンピュータにより実行されるインタビュー支援方法。
(付記2)
前記取得ステップにおいて、
前記回答者の現在間と前記回答者の現在発言速度との両方を取得すると共に、前記第1のインタビュー中の所定時間内における、前記質問者の総質問時間及び前記回答者の総回答時間をさらに取得し、
前記基準データ格納部に、前記回答者の基準間と前記回答者の基準発言速度との両方が格納されており、
前記変更ステップが、
前記回答者の現在間が前記回答者の基準間より長い場合又は前記回答者の現在発言速度が前記回答者の基準発言速度より遅い場合、前記質問者の総質問時間が前記回答者の総回答時間より長く、且つ前記回答者の現在発言速度が前記回答者の基準発言速度より遅い又は前記回答者の現在間が前記回答者の基準間より長いか判断する第1判断ステップと、
前記第1判断ステップの条件を満たす場合には、前記質問者の現在間に、前記回答者の基準間に対する前記回答者の現在間の比又は前記回答者の現在発言速度に対する前記回答者の基準発言速度の比を乗じた変更後間を算出するステップと、
を含む付記1記載のインタビュー支援方法。
(付記3)
前記取得ステップにおいて、
前記質問者の現在発言速度をさらに取得し、
前記変更ステップが、
前記回答者の現在間が前記回答者の基準間より短い場合又は前記回答者の現在発言速度が前記回答者の基準発言速度より速い場合、前記回答者の現在間が前記質問者の現在間より長く且つ前記回答者の現在発言速度が前記質問者の現在発言速度より遅いか判断する第2判断ステップと、
前記第2判断ステップの条件を満たす場合には、前記質問者の現在間に、前記回答者の現在間に対する前記回答者の基準間の比又は前記回答者の基準発言速度に対する前記回答者の現在発言速度の比を乗じた変更後間を算出するステップと、
を含む付記2記載のインタビュー支援方法。
(付記4)
前記変更ステップが、
前記第2判断ステップの条件を満たさない場合には、前記回答者の現在発言速度が前記回答者の基準発言速度より速い又は前記回答者の現在間が前記回答者の基準間より短く、且つ前記回答者の現在間が前記質問者の現在間より短く且つ前記回答者の現在発言速度が前記質問者の現在発言速度より速いか判断する第3判断ステップと、
前記第3判断ステップの条件を満たす場合には、前記質問者の現在間に、前記回答者の基準間に対する前記回答者の現在間の比又は前記回答者の現在発言速度に対する前記回答者の基準発言速度の比を乗じた変更後間を算出するステップと、
をさらに含む付記3記載のインタビュー支援方法。
(付記5)
第1のインタビュー中の所定時間内における、質問者の発言終了から回答者の発言開始までの時間である前記回答者の現在間又は前記回答者の現在発言速度と、前記回答者の発言終了から前記質問者の発言終了までの時間である前記質問者の現在間とを取得する取得ステップと、
前記第1のインタビュー中に前記質問者の発言終了を検出した後に、前記第1のインタビューより前の第2のインタビューにおいて収集された、前記質問者の発言終了から前記回答者の発言開始までの基準時間である前記回答者の基準間又は前記回答者の基準発言速度とを格納する基準データ格納部から前記回答者の基準間又は前記回答者の基準発言速度とを読み出し、前記回答者の現在間と前記回答者の基準間とを比較するか又は前記回答者の現在発言速度と前記回答者の基準発言速度とを比較するステップと、
前記回答者の現在間と前記回答者の基準間とが一致しないという条件を含む第1の所定の条件を満たす又は前記回答者の現在発言速度と前記回答者の基準発言速度とが一致しないという条件を含む第2の所定の条件を満たす場合に、前記質問者の現在間を、前記回答者の現在間と前記回答者の基準間との関係又は前記回答者の現在発言速度と前記回答者の基準発言速度との関係に従って変更する変更ステップと、
前記第1のインタビュー中に前記回答者の発言終了を検出した場合、変更後の前記質問者の現在間を、前記質問者に提示するステップと、
をコンピュータに実行させるためのインタビュー支援プログラム。
(付記6)
前記取得ステップにおいて、
前記回答者の現在間と前記回答者の現在発言速度との両方を取得すると共に、前記第1のインタビュー中の所定時間内における、前記質問者の総質問時間及び前記回答者の総回答時間をさらに取得し、
前記基準データ格納部に、前記回答者の基準間と前記回答者の基準発言速度との両方が格納されており、
前記変更ステップが、
前記回答者の現在間が前記回答者の基準間より長い場合又は前記回答者の現在発言速度が前記回答者の基準発言速度より遅い場合、前記質問者の総質問時間が前記回答者の総回答時間より長く、且つ前記回答者の現在発言速度が前記回答者の基準発言速度より遅い又は前記回答者の現在間が前記回答者の基準間より長いか判断する第1判断ステップと、
前記第1判断ステップの条件を満たす場合には、前記質問者の現在間に、前記回答者の基準間に対する前記回答者の現在間の比又は前記回答者の現在発言速度に対する前記回答者の基準発言速度の比を乗じた変更後間を算出するステップと、
を含む付記5記載のインタビュー支援プログラム。
(付記7)
前記取得ステップにおいて、
前記質問者の現在発言速度をさらに取得し、
前記変更ステップが、
前記回答者の現在間が前記回答者の基準間より短い場合又は前記回答者の現在発言速度が前記回答者の基準発言速度より速い場合、前記回答者の現在間が前記質問者の現在間より長く且つ前記回答者の現在発言速度が前記質問者の現在発言速度より遅いか判断する第2判断ステップと、
前記第2判断ステップの条件を満たす場合には、前記質問者の現在間に、前記回答者の現在間に対する前記回答者の基準間の比又は前記回答者の基準発言速度に対する前記回答者の現在発言速度の比を乗じた変更後間を算出するステップと、
を含む付記6記載のインタビュー支援プログラム。
(付記8)
前記変更ステップが、
前記第2判断ステップの条件を満たさない場合には、前記回答者の現在発言速度が前記回答者の基準発言速度より速い又は前記回答者の現在間が前記回答者の基準間より短く、且つ前記回答者の現在間が前記質問者の現在間より短く且つ前記回答者の現在発言速度が前記質問者の現在発言速度より速いか判断する第3判断ステップと、
前記第3判断ステップの条件を満たす場合には、前記質問者の現在間に、前記回答者の基準間に対する前記回答者の現在間の比又は前記回答者の現在発言速度に対する前記回答者の基準発言速度の比を乗じた変更後間を算出するステップと、
をさらに含む付記7記載のインタビュー支援プログラム。
(付記9)
第1のインタビュー中の所定時間内における、質問者の発言終了から回答者の発言開始までの時間である前記回答者の現在間又は前記回答者の現在発言速度と、前記回答者の発言終了から前記質問者の発言終了までの時間である前記質問者の現在間とを取得する取得手段と、
前記第1のインタビュー中に前記質問者の発言終了を検出した後に、前記第1のインタビューより前の第2のインタビューにおいて収集された、前記質問者の発言終了から前記回答者の発言開始までの基準時間である前記回答者の基準間又は前記回答者の基準発言速度とを格納する基準データ格納部と、
前記基準データ格納部から前記回答者の基準間又は前記回答者の基準発言速度とを読み出し、前記回答者の現在間と前記回答者の基準間とを比較するか又は前記回答者の現在発言速度と前記回答者の基準発言速度とを比較する手段と、
前記回答者の現在間と前記回答者の基準間とが一致しないという条件を含む第1の所定の条件を満たす又は前記回答者の現在発言速度と前記回答者の基準発言速度とが一致しないという条件を含む第2の所定の条件を満たす場合に、前記質問者の現在間を、前記回答者の現在間と前記回答者の基準間との関係又は前記回答者の現在発言速度と前記回答者の基準発言速度との関係に従って変更する変更手段と、
前記第1のインタビュー中に前記回答者の発言終了を検出した場合、変更後の前記質問者の現在間を、前記質問者に提示する手段と、
を有するインタビュー支援装置。
1,3 マイク 5 インタビュー支援装置
51 音声関連データ処理部 53 ログデータ格納部
55 制御部 57 パラメータ格納部
58 表示装置
551 基礎データ処理部 552 パラメータ算出部
553 最適間算出部 554 入出力部

Claims (9)

  1. 第1のインタビュー中の所定時間内における、質問者の発言終了から回答者の発言開始までの時間である前記回答者の現在間と、前記回答者の発言終了から前記質問者の発言終了までの時間である前記質問者の現在間とを取得する取得ステップと、
    前記第1のインタビュー中に前記質問者の発言終了を検出した後に、前記第1のインタビューより前の第2のインタビューにおいて収集された、前記質問者の発言終了から前記回答者の発言開始までの基準時間である前記回答者の基準間格納する基準データ格納部から前記回答者の基準間読み出し、前記回答者の現在間と前記回答者の基準間とを比較するテップと、
    前記回答者の現在間と前記回答者の基準間とが一致しないという条件を含む定の条件を満たす合に、前記質問者の現在間を、前記回答者の現在間と前記回答者の基準間との関係従って変更する変更ステップと、
    前記第1のインタビュー中に前記回答者の発言終了を検出した場合、変更後の前記質問者の現在間を、前記質問者に提示するステップと、
    を含み、コンピュータにより実行されるインタビュー支援方法。
  2. 前記取得ステップにおいて、
    記回答者の現在発言速度をさらに取得すると共に、前記第1のインタビュー中の所定時間内における、前記質問者の総質問時間及び前記回答者の総回答時間をさらに取得し、
    前記基準データ格納部に、記回答者の基準発言速度がさらに格納されており、
    前記変更ステップが、
    前記回答者の現在間が前記回答者の基準間より長い場合又は前記回答者の現在発言速度が前記回答者の基準発言速度より遅い場合、前記質問者の総質問時間が前記回答者の総回答時間より長く、且つ前記回答者の現在発言速度が前記回答者の基準発言速度より遅い又は前記回答者の現在間が前記回答者の基準間より長いか判断する第1判断ステップと、
    前記第1判断ステップの条件を満たす場合には、前記質問者の現在間に、前記回答者の基準間に対する前記回答者の現在間の比又は前記回答者の現在発言速度に対する前記回答者の基準発言速度の比を乗じた変更後間を算出するステップと、
    を含む請求項1記載のインタビュー支援方法。
  3. 前記取得ステップにおいて、
    前記質問者の現在発言速度をさらに取得し、
    前記変更ステップが、
    前記回答者の現在間が前記回答者の基準間より短い場合又は前記回答者の現在発言速度が前記回答者の基準発言速度より速い場合、前記回答者の現在間が前記質問者の現在間より長く且つ前記回答者の現在発言速度が前記質問者の現在発言速度より遅いか判断する第2判断ステップと、
    前記第2判断ステップの条件を満たす場合には、前記質問者の現在間に、前記回答者の現在間に対する前記回答者の基準間の比又は前記回答者の基準発言速度に対する前記回答者の現在発言速度の比を乗じた変更後間を算出するステップと、
    を含む請求項2記載のインタビュー支援方法。
  4. 前記変更ステップが、
    前記第2判断ステップの条件を満たさない場合には、前記回答者の現在発言速度が前記回答者の基準発言速度より速い又は前記回答者の現在間が前記回答者の基準間より短く、且つ前記回答者の現在間が前記質問者の現在間より短く且つ前記回答者の現在発言速度が前記質問者の現在発言速度より速いか判断する第3判断ステップと、
    前記第3判断ステップの条件を満たす場合には、前記質問者の現在間に、前記回答者の基準間に対する前記回答者の現在間の比又は前記回答者の現在発言速度に対する前記回答者の基準発言速度の比を乗じた変更後間を算出するステップと、
    をさらに含む請求項3記載のインタビュー支援方法。
  5. 第1のインタビュー中の所定時間内における、質問者の発言終了から回答者の発言開始までの時間である前記回答者の現在間と、前記回答者の発言終了から前記質問者の発言終了までの時間である前記質問者の現在間とを取得する取得ステップと、
    前記第1のインタビュー中に前記質問者の発言終了を検出した後に、前記第1のインタビューより前の第2のインタビューにおいて収集された、前記質問者の発言終了から前記回答者の発言開始までの基準時間である前記回答者の基準間格納する基準データ格納部から前記回答者の基準間読み出し、前記回答者の現在間と前記回答者の基準間とを比較するテップと、
    前記回答者の現在間と前記回答者の基準間とが一致しないという条件を含む定の条件を満たす合に、前記質問者の現在間を、前記回答者の現在間と前記回答者の基準間との関係従って変更する変更ステップと、
    前記第1のインタビュー中に前記回答者の発言終了を検出した場合、変更後の前記質問者の現在間を、前記質問者に提示するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのインタビュー支援プログラム。
  6. 前記取得ステップにおいて、
    記回答者の現在発言速度をさらに取得すると共に、前記第1のインタビュー中の所定時間内における、前記質問者の総質問時間及び前記回答者の総回答時間をさらに取得し、
    前記基準データ格納部に、記回答者の基準発言速度がさらに格納されており、
    前記変更ステップが、
    前記回答者の現在間が前記回答者の基準間より長い場合又は前記回答者の現在発言速度が前記回答者の基準発言速度より遅い場合、前記質問者の総質問時間が前記回答者の総回答時間より長く、且つ前記回答者の現在発言速度が前記回答者の基準発言速度より遅い又は前記回答者の現在間が前記回答者の基準間より長いか判断する第1判断ステップと、
    前記第1判断ステップの条件を満たす場合には、前記質問者の現在間に、前記回答者の基準間に対する前記回答者の現在間の比又は前記回答者の現在発言速度に対する前記回答者の基準発言速度の比を乗じた変更後間を算出するステップと、
    を含む請求項5記載のインタビュー支援プログラム。
  7. 前記取得ステップにおいて、
    前記質問者の現在発言速度をさらに取得し、
    前記変更ステップが、
    前記回答者の現在間が前記回答者の基準間より短い場合又は前記回答者の現在発言速度が前記回答者の基準発言速度より速い場合、前記回答者の現在間が前記質問者の現在間より長く且つ前記回答者の現在発言速度が前記質問者の現在発言速度より遅いか判断する第2判断ステップと、
    前記第2判断ステップの条件を満たす場合には、前記質問者の現在間に、前記回答者の現在間に対する前記回答者の基準間の比又は前記回答者の基準発言速度に対する前記回答者の現在発言速度の比を乗じた変更後間を算出するステップと、
    を含む請求項6記載のインタビュー支援プログラム。
  8. 前記変更ステップが、
    前記第2判断ステップの条件を満たさない場合には、前記回答者の現在発言速度が前記回答者の基準発言速度より速い又は前記回答者の現在間が前記回答者の基準間より短く、且つ前記回答者の現在間が前記質問者の現在間より短く且つ前記回答者の現在発言速度が前記質問者の現在発言速度より速いか判断する第3判断ステップと、
    前記第3判断ステップの条件を満たす場合には、前記質問者の現在間に、前記回答者の基準間に対する前記回答者の現在間の比又は前記回答者の現在発言速度に対する前記回答者の基準発言速度の比を乗じた変更後間を算出するステップと、
    をさらに含む請求項7記載のインタビュー支援プログラム。
  9. 第1のインタビュー中の所定時間内における、質問者の発言終了から回答者の発言開始までの時間である前記回答者の現在間と、前記回答者の発言終了から前記質問者の発言終了までの時間である前記質問者の現在間とを取得する取得手段と、
    記第1のインタビューより前の第2のインタビューにおいて収集された、前記質問者の発言終了から前記回答者の発言開始までの基準時間である前記回答者の基準間格納する基準データ格納部と、
    前記第1のインタビュー中に前記質問者の発言終了を検出した後に、前記基準データ格納部から前記回答者の基準間又は前記回答者の基準発言速度とを読み出し、前記回答者の現在間と前記回答者の基準間とを比較する段と、
    前記回答者の現在間と前記回答者の基準間とが一致しないという条件を含む定の条件を満たす合に、前記質問者の現在間を、前記回答者の現在間と前記回答者の基準間との関係従って変更する変更手段と、
    前記第1のインタビュー中に前記回答者の発言終了を検出した場合、変更後の前記質問者の現在間を、前記質問者に提示する手段と、
    を有するインタビュー支援装置。
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