JP5149119B2 - 発光表示器及び7セグメント表示器 - Google Patents
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Description
なお、特許文献2に代表される技術は透明板の全面を発光させる技術であるから、透明板の一部だけをセグメントとして発光させる際の上記課題とは無関係である。
長方形状の透明板と、前記透明板の端面に光を照射する光源とを備えており、
前記透明板には、前記透明板の背面部に形成されたプリズムアレイを含んで構成されて、前記光源から照射されて前記透明板の内部を通って前記プリズムアレイに入射した光を前記透明板の前面方向に反射させることで発光するセグメントが設けられている
発光表示器において、
各稜線が前記透明板の上下方向に沿っていて、前記透明板の右辺側から入射した光は前記透明板の前面方向に反射し、前記透明板の左辺側から入射した光は前記透明板の背面方向に反射する右入射発光型の前記プリズムアレイを備える前記セグメントを右セグメントとなし、
各稜線が前記透明板の上下方向に沿っていて、前記透明板の左辺側から入射した光は前記透明板の前面方向に反射し、前記透明板の右辺側から入射した光は前記透明板の背面方向に反射する左入射発光型の前記プリズムアレイを備える前記セグメントを左セグメントとなして、
前記右セグメントを相対的に右側に、前記左セグメントを相対的に左側にして互いに離れさせて配置し、
前記透明板の板厚の1/2を上回る深さで前記透明板の上辺から下辺へと直線状に至るV谷溝を、前記右セグメントの左側にて前記透明板の前面部と背面部に各1本ずつ、前記左セグメントの右側にて前記透明板の前面部と背面部に各1本ずつ設けた
ことを特徴とする。
各稜線が透明板の上下方向に沿っていて、透明板の右辺側から入射した光は透明板の前面方向に反射し、透明板の左辺側から入射した光は透明板の背面方向に反射する右入射発光型のプリズムアレイを備えるセグメントを右セグメントとなし、
各稜線が透明板の上下方向に沿っていて、透明板の左辺側から入射した光は透明板の前面方向に反射し、透明板の右辺側から入射した光は透明板の背面方向に反射する左入射発光型のプリズムアレイを備えるセグメントを左セグメントとなして、
右セグメントを相対的に右側に、左セグメントを相対的に左側にして互いに離れさせて配置しているので、透明板の右辺側から光を入射すれば右セグメントを発光させ、透明板の左辺側から光を入射すれば左セグメントを発光させることができる。
透明板の板厚の1/2を上回る深さで透明板の上辺から下辺へと直線状に至るV谷溝を、右セグメントの左側にて透明板の前面部と背面部に各1本ずつ、左セグメントの右側にて透明板の前面部と背面部に各1本ずつ設けてある。なお、V谷溝は透明板の板厚の1/2を上回る深さであるから、透明板の前面部と背面部に各1本ずつ設けるにあたっては、両者の位置を左右方向にずらす必要がある。
前記右セグメント及び前記左セグメントが縦長形状である請求項1又は2記載の発光表示器2つを前記透明板の上下方向に沿って2段に並べて配置し、
横幅は請求項1又は2記載の発光表示器の前記透明板とほぼ等しいが上下寸法が前記透明板よりも小さい長方形状の横長透明板を基体としており、前記横長透明板の背面部に形成されたプリズムアレイを含んで構成されて、光源から照射されて前記横長透明板の内部を通って前記プリズムアレイに入射した光を前記横長透明板の前面方向に反射させることで発光する横長形状のセグメントが1つ設けられている単セグメント板を、
相対的に上に位置する前記発光表示器の上方、前記2つの発光表示器の間及び相対的に下に位置する前記発光表示器の下方に各1枚ずつ配置して、2組の前記右セグメント及び前記左セグメントと前記3つの横長セグメントとを8字状に組み合わせ、
前記8字状に組み合わせられた前記7つのセグメントを選択的に発光させることで0〜9の数字を表示する。
[実施例]
図1に示すように、本実施例の7セグメント表示器1は、横長形状の横長セグメント2が1つだけ設けられている単セグメント板3を3枚、縦長形状の縦長セグメント4L、4Rが2つ対をなして設けられている複セグメント板5を2枚備えており、それらが単セグメント板3、複セグメント板5、単セグメント板3、複セグメント板5、単セグメント板3の順で上から下へと積み重ね状に配されている。そして、それら単セグメント板3及び複セグメント板5の左右端部は、支持ケース7L、7Rによって保持されている。
[複セグメント板5の詳細構成]
縦長セグメント4Rの前面部は、図2に示すようにかまぼこ状に凸形状の放射レンズ部16になっている。
また、凹陥部17の底に相当する部分にはプリズムアレイ18Lが設けられているが、その構造は、プリズムアレイ18Rと鏡像的(正確な鏡像ではない)になっている。すなわち、プリズムアレイ18Lを構成するプリズム柱の稜線の走行方向は、プリズムアレイ18Rにおける稜線18cの走行方向と平行である。また、第1面が複セグメント板5の厚み方向に平行である点も、第2面と第1面との角度が46度以上(本実施例では50度)である点もプリズムアレイ18Rと同様である。しかし、第2面は、図2において左から右方向に進んで入射した光のほとんどを放射レンズ部16に向かう方向(図2において上向き)に反射し、図2において右から左方向に進んで来る光が第2面に入射すると、そのほとんどを凹陥部17に向かう方向(図2において下向き)に反射する点が、プリズムアレイ18Rとは相違する。
[複セグメント板5に入射した光]
次に、LED12から複セグメント板5に入射した光の進路等を、主に図2(b)を参照して説明する。
(a)縦長セグメント4Rへの入射光
複セグメント板5の右側に配されているLED12から出て、入射端面10に入射し斜面8で反射された光は、おおむねは矢印Liで示すように右から左方向に進んで縦長セグメント4Rに至る。
(1)凹陥部17に出た光
凹陥部17に出た光の多くは複セグメント板5から背後側に放射され、一部が凹陥部17の内周から、またはプリズムアレイ18Rから複セグメント板5に再入射する。背後側に放射された光は前面側に位置する観察者には、まず見えない。
(2)プリズムアレイ18Rに入射した光
プリズムアレイ18Rに右側から入射した光は、上述したように第2面18bにて、図2において上向き(おおむね矢印Lrにそった方向)に反射されて、
放射レンズ部16に至り、放射レンズ部16の表面から複セグメント板5の前方へと放射される。そのため、複セグメント板5の前面側に位置する観察者には放射レンズ部16(縦長セグメント4R)が発光して見える。
(3)縦長セグメント4Rを左側に通り抜けた光
プリズムアレイ18Rと放射レンズ部16(凸部分)との間を通過したり、凹陥部17の内周から再入射したり、或いはプリズムアレイ18Rを通過する等で縦長セグメント4Rを左側に通り抜けてしまう光(放射レンズ部16から放射される光は除く)がある。
(b)縦長セグメント4Lへの入射光
複セグメント板5の左側に配されているLED12から出て、入射端面10に入射し斜面8で反射された光は、上述した縦長セグメント4Rの場合とは逆に左から右方向に進んで縦長セグメント4Lに至る。そして、縦長セグメント4Rの場合と同様に、(1)凹陥部17に出るか、(2)プリズムアレイ18Lに入射するか、(3)プリズムアレイ18Lと放射レンズ部16(凸部分)との間を通過するかの何れかになる。これら(1)〜(3)の光の進路は縦長セグメント4R、表V谷溝21R及び裏V谷溝22Rについて説明したと同様になるので、それぞれの説明は省略する。
(c)縦長セグメント4L〜4R間の光
表V谷溝21R及び裏V谷溝22Rは、縦長セグメント4L側からの漏出光(矢印W5)を遮る働きもする。すなわち、左側からの漏出光(矢印W5)が裏V谷溝22Rに入射すれば第2のり面22bによって前面側に反射され、第1のり面22aによって背面側に反射される。左側からの漏出光(矢印W5)が表V谷溝21Rに入射すれば第2のり面21bによって背面側に反射され、第1のり面21aによって前面側に反射される。よって、縦長セグメント4L側からの漏出光(矢印W5)が縦長セグメント4Rに入射するのは防止される。
[単セグメント板3の構成]
図1に示す通り、単セグメント板3には横長セグメント2が1つだけ設けられている。
[7セグメント表示器1の表示動作]
本実施例の7セグメント表示器1は、3枚の単セグメント板3と2枚の複セグメント板5とを、単セグメント板3、複セグメント板5、単セグメント板3、複セグメント板5、単セグメント板3の順で交互に積み重ね状に配してある。また、制御部は、各複セグメント板5については右側のLED12と左側のLED12とを別々に且つ各側については一斉に点灯、消灯させ、各単セグメント板3については右側と左側のLED12を一斉に点灯、消灯させることができる。すなわち、制御部は、3つの横長セグメント2と4つの縦長セグメント4L、4Rとからなり、8字状に組み合わせられた7セグメントを各1つずつ発光制御できるので、周知の7セグメント表示器と同様に0〜9の数字を表示できる。
[その他]
本発明の7セグメント表示器は(その構成部品である本発明の発光表示器も)、特許文献1に開示されている可変表示装置と同様に、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機にて図柄表示装置として使用できるが、基本は7セグメント表示器であるから図柄表示装置以外の用途に使用できることは言うまでもない。
2・・・横長セグメント、
3・・・単セグメント板、
4L、4R・・・縦長セグメント、
5・・・複セグメント板、
7L、7R・・・支持ケース、
8・・・斜面、
9・・・プリズム部、
10・・・入射端面、
13・・・プリント基板、
16・・・放射レンズ部、
17・・・凹陥部、
18L、18R・・・プリズムアレイ、
18a・・・第1面、
18b・・・第2面、
18c・・・稜線、
21L、21R・・・表V谷溝、
21a・・・第1のり面、
21b・・・第2のり面、
22L、22R・・・裏V谷溝、
22a・・・第1のり面、
22b・・・第2のり面。
Claims (3)
- 長方形状の透明板と、前記透明板の端面に光を照射する光源とを備えており、
前記透明板には、前記透明板の背面部に形成されたプリズムアレイを含んで構成されて、前記光源から照射されて前記透明板の内部を通って前記プリズムアレイに入射した光を前記透明板の前面方向に反射させることで発光するセグメントが設けられている
発光表示器において、
各稜線が前記透明板の上下方向に沿っていて、前記透明板の右辺側から入射した光は前記透明板の前面方向に反射し、前記透明板の左辺側から入射した光は前記透明板の背面方向に反射する右入射発光型の前記プリズムアレイを備える前記セグメントを右セグメントとなし、
各稜線が前記透明板の上下方向に沿っていて、前記透明板の左辺側から入射した光は前記透明板の前面方向に反射し、前記透明板の右辺側から入射した光は前記透明板の背面方向に反射する左入射発光型の前記プリズムアレイを備える前記セグメントを左セグメントとなして、
前記右セグメントを相対的に右側に、前記左セグメントを相対的に左側にして互いに離れさせて配置し、
前記透明板の板厚の1/2を上回る深さで前記透明板の上辺から下辺へと直線状に至るV谷溝を、前記右セグメントの左側にて前記透明板の前面部と背面部に各1本ずつ、前記左セグメントの右側にて前記透明板の前面部と背面部に各1本ずつ設けた
ことを特徴とする発光表示器。 - 前記プリズムアレイは前記透明板の背面部を前面側に凹陥させた形状の凹陥部に設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の発光表示器。 - 前記右セグメント及び前記左セグメントが縦長形状である請求項1又は2記載の発光表示器2つを前記透明板の上下方向に沿って2段に並べて配置し、
横幅は請求項1又は2記載の発光表示器の前記透明板とほぼ等しいが上下寸法が前記透明板よりも小さい長方形状の横長透明板を基体としており、前記横長透明板の背面部に形成されたプリズムアレイを含んで構成されて、光源から照射されて前記横長透明板の内部を通って前記プリズムアレイに入射した光を前記横長透明板の前面方向に反射させることで発光する横長形状のセグメントが1つ設けられている単セグメント板を、
相対的に上に位置する前記発光表示器の上方、前記2つの発光表示器の間及び相対的に下に位置する前記発光表示器の下方に各1枚ずつ配置して、2組の前記右セグメント及び前記左セグメントと前記3つの横長セグメントとを8字状に組み合わせ、
前記8字状に組み合わせられた前記7つのセグメントを選択的に発光させることで0〜9の数字を表示する7セグメント表示器。
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JP2008264250A JP5149119B2 (ja) | 2008-10-10 | 2008-10-10 | 発光表示器及び7セグメント表示器 |
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JP2008264250A JP5149119B2 (ja) | 2008-10-10 | 2008-10-10 | 発光表示器及び7セグメント表示器 |
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JP2008264250A Active JP5149119B2 (ja) | 2008-10-10 | 2008-10-10 | 発光表示器及び7セグメント表示器 |
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