JP5146357B2 - データ診断装置、データ診断システム、データ診断方法及びデータ診断プログラム - Google Patents

データ診断装置、データ診断システム、データ診断方法及びデータ診断プログラム Download PDF

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Description

本発明は、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)の技術を用いてデータを記憶する記憶装置のデータ診断装置、データ診断方法及びデータ診断プログラムに関する。
従来、ディスクアレイ装置に対し、データに冗長性を持たせることで信頼性の高いストレージシステムを構築するRAIDの技術がある。このRAIDの技術を取り入れることにより、ディスクアレイ装置は、データ転送速度の高速化、信頼性の向上等望ましい特性を実現している。近年はIT化が進み、ディスクアレイ装置の部品故障の発生後にRAIDにより記憶されるデータ(以降、RAIDデータと称する)の整合性を判断する重要性が増している。また、ディスクアレイ装置のデータ保有量が年々増加の傾向である中、短時間でのRAIDデータの整合性の判断およびデータ復旧が求められている。
従来技術として、ディスクアレイに関する技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2001−100940号公報 特開2004−094547号公報
RAIDデータの整合性を判断するパリティチェック等の整合性判断機能を実装しないディスクアレイ装置およびRAIDコントローラカードがある。このディスクアレイ装置およびRAIDコントローラカードは、データ転送経路、部品故障および内部処理異常等によりデータが破損(ユーザデータ部とパリティデータ部の矛盾)した可能性がある場合、データとバックアップデータ等の正常データとの照合を行い、データの整合性を判断する。つまり、整合性判断機能を実装しないディスクアレイ装置およびRAIDコントローラカードは、ディスクアレイ装置から正常データを読み出し、且つバックアップ装置からバックアップデータを読み出し、読み出した正常データとバックアップデータとを比較して、データの整合性を判断する。上述したように整合性判断機能を実装しないディスクアレイ装置およびRAIDコントローラカードは、ディスクアレイ装置とバックアップ装置の両方からデータ読み出しが必要であり、データの整合性の判断に時間がかかる。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、記憶装置から取得するRAIDレベル等の情報に基づいて、診断対象のデータのみを記憶装置から読み出し、読み出したデータに基づいて、データの整合性の判断を行うデータ診断装置、データ診断方法及びデータ診断プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、データ診断装置は、RAIDによりデータを記憶する記憶装置から、前記RAIDの属性を示す属性情報を取得し、該属性情報に基づいて、前記データを構成する所定の単位のデータの整合性を判断するための整合性データと前記所定の単位のデータとを取得するデータ取得部と、前記データ取得部により取得された前記整合性データと前記所定の単位のデータとに基づいて、前記所定の単位のデータが不整合であるか否かを判断する第1判断部とを有する。
また、データ診断方法は、RAIDによりデータを記憶する記憶装置から、前記RAIDの属性を示す属性情報を取得し、該属性情報に基づいて、前記データを構成する所定の単位のデータの整合性を判断するための整合性データと前記所定の単位のデータとを取得するデータ取得ステップと、前記データ取得ステップにより取得された前記整合性データと前記所定の単位のデータとに基づいて、前記所定の単位のデータが不整合であるか否かを判断する第1判断ステップとを実行する。
また、データ診断プログラムは、RAIDによりデータを記憶する記憶装置から、前記RAIDの属性を示す属性情報を取得し、該属性情報に基づいて、前記データを構成する所定の単位のデータの整合性を判断するための整合性データと前記所定の単位のデータとを取得するデータ取得ステップと、前記データ取得ステップにより取得された前記整合性データと前記所定の単位のデータとに基づいて、前記所定の単位のデータが不整合であるか否かを判断する第1判断ステップとをコンピュータに実行させる。
開示のデータ診断装置、データ診断方法及びデータ診断プログラムによれば、記憶装置から取得するRAIDレベル等の情報に基づいて、診断対象のデータのみを記憶装置から読み出し、読み出したデータに基づいて、データの整合性の判断を行うことにより、短時間でデータの整合性の判断を行うことができる。
本発明の実施の形態1に係るデータ診断装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るデータ診断装置の機能ブロックを示す図である。 実施の形態1に係るデータ診断装置における診断復旧処理の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るRAID構成情報テーブルの一例を示す図である。 実施の形態1に係るRAID構成ディスク情報テーブルの一例を示す図である。 実施の形態1に係るバッファ領域に格納されたユーザデータ(診断対象のデータ)の状態を説明するための図である。 実施の形態1に係るバッファ領域に格納されたユーザデータが、XOR(排他的論理和)の論理でストライプ単位に計算される状態を説明するための図である。 実施の形態1に係るデータ診断装置における故障ファイル(データが破損したファイル)特定処理の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るデータ診断装置における故障ファイル特定処理を説明するための図である。 実施の形態1が適用されないデータ診断装置のデータ診断復旧処理の比較例を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係るデータ診断装置における診断復旧処理の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るバッファ領域に格納されたユーザデータの状態を説明するための図である。 実施の形態2に係るバッファ領域に格納されたユーザデータが、XORの論理でストライプ単位に計算される状態を説明するための図である。 本発明が適用されるコンピュータシステムを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1に係るデータ診断装置の構成について図を用いて説明する。本実施の形態1におけるデータ診断装置は、外部装置に接続可能な外付け用のディスクアレイ装置と接続されている。本実施の形態1に係るデータ診断装置は、外付け用のディスクアレイ装置のデータを診断対象とする。
図1は、本発明の実施の形態1に係るデータ診断装置の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、データ診断装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、メモリ(記憶部)12と、モニタ(表示部)13と、2つのHBA(Host Bus Adapter)14とを有する。
CPU11は、データ診断装置1の全ての制御を行う。メモリ12は、CPU11により使用される。メモリ12は、データの読み出し、書き込み等が行われる。モニタ13は、データが破損したファイルである故障ファイルの情報や、復旧結果等を表示する表示装置である。HBA14は、外付け用ディスクアレイ装置と接続可能なインターフェースである。例えば、HBA14はFC(Fiber Channel)3を経由して外付けディスクアレイ装置と接続するためのFC用PCIカードである。
また、データ診断装置1の復旧対象であるディスクアレイ装置2は、CM(Controller Module)21Aおよび21Bと、DE(Device Enclosure)22Aおよび22Bとを有する。ディスクアレイ装置2は、RAIDグループ4を構成するディスク221への直接アクセスを行うHDD直接制御処理の機能を有する。なお、RAIDグループ4およびディスク221については後述する。また、CM21Aおよび21Bを区別せず総称して説明を行う場合、CM21と称して説明を行い、また、DE22Aおよび22Bを区別せず総称して説明を行う場合、DE22と称して説明を行う。
CM21は、各モジュールの資源等のリソース管理を行う。このCM21によりHDD直接制御処理の機能が実現される。CM21は、データ診断装置1との通信を行うためのモジュールであるCA211(Communication Adapter)を有する。なお、CM21とデータ診断装置1とは、FC3で接続されている。CA211はデータ診断装置1よりデータの読み出し/書き込みのオペレーション要求を受領すると、CM21に対して処理要求を通知する。CA211は、CM21上のキャッシュメモリに直接アクセスしてデータ診断装置1とディスクアレイ装置2との間のデータ転送を行う。CM21は、DE22との通信を行うためのモジュールであるDA(Device Adapter)212を有している。DA212は、DE22とFC3で接続されている。CM21は、DA212を有することで、DE22と通信を行うFCの制御、ディスクアレイ装置2のI/O制御、およびRAID制御等を行う。なお、ディスクアレイ装置2は、冗長性を持たせるためにCM21A、CM21Bを有し、CM21A、CM21Bは、CA211およびDA212をそれぞれ2モジュールずつ有している。
DE22は、データを格納する磁気ディスクを複数有するディスク221を実際に搭載する装置である。DE22は、1台につき複数のディスク221を搭載することが可能であり、2つのPBC(Port Bypass Circuit)222を有する。DE22は、PBC222を介して他のDE22とのカスケード接続が可能である。
PBC222は、CM21から指定されたディスク221へデータの転送を行う。PBC222は、指定されたディスク221からCM21へデータの転送を行う。本実施の形態1においては、PBC222の一方はRAIDグループ4とアクセス可能に接続されており、もう一方はバックアップデータ5とアクセス可能に接続されている。RAIDグループ4とバックアップデータ5の詳細は後述する。
また、本実施の形態1においては、DE22Aの2つのディスク221とDE22Bの2つのディスク221の計4つのディスク221によりRAIDグループ4が構成されている。また、DE22は、RAIDグループ4のデータ復旧に必要なバックアップデータ5を有している。
なお、本実施の形態1において、通信経路はFC3を使用するとしたが、これに限定するものではなく、データ等の伝送が可能であれば、有線・無線を問わず何を使用してもよい。
図2は、実施の形態1に係るデータ診断装置の機能ブロックを示す図である。図2に示されるように、データ診断装置1は、取得部101(データ取得部)と、判断部102(第1判断部、第2判断部)と、実行部103(領域確保部、計算部)と、特定部104(不整合情報作成部、ファイル特定部、第1出力部)と、復旧部105(ファイル復旧部、第2出力部)とを有する。
取得部101は、RAIDグループ4に格納されているRAID構成情報(属性情報)やRAID構成ディスク情報(属性情報)の読み出し、およびユーザが管理するデータであり、診断対象のデータであるユーザデータの読み出しを行う。
なお、RAID構成情報とは、ストライプサイズ、ストリップサイズおよびRAIDレベル等のRAIDグループ4の構成情報である。ストライプサイズとは、複数のディスク221に存在するユーザデータの一群を示す単位であるストライプ(所定の単位)のサイズを示す値である。ストリップサイズとは、ストライプのユーザデータを、RAIDを構成するディスク221に分散した単位であるストリップのサイズを示す値である。RAIDレベルとは、冗長性を持たせたデータの生成方法と配置方法により複数の種別に分類することができ、その分類された定義を示す値である。
RAID構成ディスク情報とは、物理ディスク位置および物理ディスク数等のRAIDを構成するディスク221の構成情報である。物理ディスク位置とは、ユーザデータを構成するディスク221の位置を示す番号であり、物理ディスク数とは、ユーザデータを構成するディスク221の数を示す情報である。
判断部102は、取得部101が読み出した構成情報に基づいて、ディスクアレイ装置2のRAIDグループ4にパリティデータ(整合性データ)が存在するか否かの判断およびデータが不整合であるか否かの判断を行う。パリティデータとは、単位ストライプ内におけるユーザデータの整合性を判断するためのデータである。判断部102は、RAIDグループ4の全てのデータに対し整合性の判断を終えたか否かの判断および後述する自動復旧の設定がされているか否かの判断を行う。
実行部103は、取得部101が読み出した構成情報に基づいて、メモリ12に対し取得部101が読み出したデータを保持可能なバッファ領域を確保する。また、実行部103は、後述する手法によりデータ不整合の判断値の算出を行う。
特定部104は、データ不整合と判断されたユーザデータの破損した範囲を特定する故障ファイル特定処理を行う。故障ファイル特定処理は後述する。復旧部105は故障ファイル特定処理にて特定された故障ファイルを復旧させる復旧処理を行う。復旧処理は後述する。
なお、上述した各機能ブロックは、メモリ12に格納されているデータ診断プログラムをCPU11が読み出し、このプログラムを実行することで実現される。
次に、本実施の形態1に係るデータ診断装置の動作について説明する。
図3は、実施の形態1に係るデータ診断装置における診断復旧処理の動作を示すフローチャートである。まず、診断復旧処理の開始の指示を受けると、取得部101は、ディスクアレイ装置2からRAID構成情報を読み出し(S101,データ取得ステップ)、読み出したRAID構成情報をRAID構成情報テーブルとしてメモリ12へ格納する。
図4は、実施の形態1に係るRAID構成情報テーブルの一例を示す図である。図4に示されるように、RAID構成情報テーブルには、取得部101が読み出したRAID構成情報である、ストライプサイズ、ストリップサイズおよびRAIDレベルが書き込まれている。
RAID構成情報読み出し後、判断部102は、RAID構成情報テーブルのRAIDレベルに基づいて、RAIDグループ4がパリティデータを有するRAIDレベルであるか否かを判断する(S102)。なお、パリティデータを有すRAIDレベルには、RAID5、RAID6等がある。RAIDグループ4はパリティデータを有さないRAIDレベルであると判断された場合(S102,NO)、本フローは終了となる。一方、RAIDグループ4はパリティデータを有するRAIDレベルであると判断された場合(S102,YES)、取得部101は、ディスクアレイ装置2からRAID構成ディスク情報を読み出し(S103)、読み出したRAID構成情報をRAID構成情報テーブルとしてメモリ12へ格納する。
図5は、実施の形態1に係るRAID構成ディスク情報テーブルの一例を示す図である。図5に示されるように、RAID構成ディスク情報テーブルは、取得部101が読み出したRAID構成ディスク情報である、物理ディスク位置、RAIDグループ4を構成する物理ディスク数等が書き込まれている。なお、本実施の形態1においては、物理ディスク位置を#5、#6、#7、#8とし、物理ディスク数を4つとする。
RAID構成ディスク情報読み出し後、実行部103は、ユーザデータを読み出すバッファの領域を、RAID構成情報テーブルおよびRAID構成ディスク情報テーブルに基づいてメモリ12内に確保する(S104,領域確保ステップ)。ここで、確保するバッファサイズは、以下の計算式で算出される。
バッファサイズ=ストリップサイズ×1ブロックのバイト長×
物理ディスク数×指定ストライプ数
なお、指定ストライプ数は、ユーザが任意に設定可能なストライプの数を示す。
バッファ領域確保後、取得部101は、ディスクアレイ装置2から、ユーザが指定したユーザデータにおけるLBA(Logical Block Address)を起点とし、指定ストライプ数分のパリティデータを含むユーザデータを、HDD直接制御処理を介して読み出すデータ読み出し処理を行う(S105,データ取得ステップ)。LBAとは、記憶装置においてアドレスを指定する方法により割り当てられた値であり、ディスク221にアクセスできる単位(例えばセクタ)すべてに通し番号のアドレスを振り、その通し番号によってデータの記録位置へのアクセスを可能にするアドレスである。また、ユーザが指定可能なLBAは論理ボリューム側のLBA(以後、V−LBAと称する)であり、これに対し、ユーザから指定不可能なディスク221側のLBA(以後、D−LBAと称する)がある。また、ユーザが指定したV−LBAを指定LBAと称し、以後説明を行う。また、HDD直接制御処理およびデータ読み出し処理についての詳細は後述する。
図6は、実施の形態1に係るバッファ領域に格納されたユーザデータの状態を説明するための図である。図6に示されるように、バッファ領域6には、まず、1番目に選択された物理ディスク位置のディスク221から読み出されたユーザデータ61が格納される。次に、バッファ領域6には、2番目に選択された物理ディスク位置のディスク221から読み出されたユーザデータ62が格納される。次に、バッファ領域6には、3番目に選択された物理ディスク位置のディスク221から読み出されたユーザデータ63が格納され、最後に、4番目に選択された物理ディスク位置のディスク221から読み出されたユーザデータ64が格納される。なお、図6に示す65は、読み出されるデータ長を示しており、例えば指定ストライプ数を2とすると、2つのストリップごとに読み出される。
データ読み出し後、実行部103は、ユーザデータの整合性の判断値をパリティ生成論理であるXOR論理で算出する(S106,計算ステップ)。
図7は、実施の形態1に係るバッファ領域に格納されたユーザデータが、XORの論理でストライプ単位に計算される状態を説明するための図である。図7に示されるように、実行部103は、読み出したユーザデータをストリップ単位に分割する。分割後、実行部103は、ストリップ単位のデータの先頭から8バイトつまり64bit分をストライプ単位でユーザデータとパリティデータとのXORを実施することにより判断値65を算出する。実行部103は、このユーザデータとパリティデータとのXORの実施を全てのユーザデータに対して行う。
なお、本実施の形態1においては、物理ディスク数が4つであるため、実行部103は、1回のXORの計算時に、バッファ領域におけるストリップのアドレスを示すメモリアドレスを求める計算を計4回行う。また、本実施の形態1における8バイト分のストライプは図7における斜線部となる。次に、実行部103は、算出された判断値65をバッファ領域6における先頭の物理ディスク位置の領域であるユーザデータ61が格納されている領域へ格納する。なお、本実施の形態1においては、8バイト単位でXORを行うとしたが、8バイトに限定するものではなく、任意に設定可能である。
判断値65算出後、判断部102は、判断値65が0以外であるか否かによりユーザデータの各ストライプの整合性を判断する(S107,第1判断ステップ)。判断値65が0の場合、つまり各ストライプにデータ不整合のストライプがない場合(S107,NO)、判断部102は、ユーザデータの最終V−LBAまで整合性の判断を終えたか否かを判断する(S108)。最終V−LBAまで整合性の判断を終えていた場合(S108,YES)、本フローは終了となる。一方、最終V−LBAまで整合性の判断を終えていない場合(S108,NO)、再度ステップS105のデータ読み出し処理が行なわれる。
一方、判断値65が0以外の場合、つまり各ストライプにデータ不整合のストライプがある場合(S107,YES)、特定部104は、故障ファイル特定処理を行い、故障ファイルを特定する(S109,ファイル特定ステップ)。以下に、故障ファイル特定処理の詳細を、図を用いて説明する。
図8は、実施の形態1に係るデータ診断装置における故障ファイル特定処理の動作の一例を示すフローチャートである。判断値65が0以外の場合(S107,YES)、まず、特定部104は、データ不整合のストライプの情報から、データ不整合情報を作成する(S201,不整合情報作成ステップ)。
図9は、実施の形態1に係るデータ診断装置における故障ファイル特定処理を説明するための図である。なお、この図9において、図1と同一符号の構成は、図1に示された構成と同一又は相当する構成を示しており、ここでの説明を省略する。図9に示されるように、データ不整合情報7は、データ不整合のストライプのV−LBA、物理ディスク位置、D−LBAで構成されており、本実施の形態1においては、「V−LBA=500」、「物理ディスク位置=#5、#6、#7」、「D−LBA=250」とする。
データ不整合情報7作成後、特定部104は、ディスクアレイ装置2からユーザデータを構成する論理ボリュームごとに格納されているファイルシステム管理情報8を読み出す(S202)。このファイルシステム管理情報8は、論理ボリューム内における各データのファイル名、V−LBA、ファイルサイズで構成されている。ファイルシステム管理情報8読み出し後、特定部104は、ファイルシステム管理情報8内にデータ不整合情報7に該当するファイルがあるか否かをV−LBAをキーワードとして検索する(S203)。ファイルシステム管理情報8のV−LBAからファイルサイズ分の範囲内にデータ不整合情報7のV−LBAがある場合(S203,YES)、特定部104は、データ不整合情報7のV−LBAに対応するファイルを故障ファイルと特定し、故障ファイル名71をデータ不整合情報7へ登録する(S204)。また、特定部104は、データ不整合の箇所の個数を示すデータ不整合カウンタへ1を追加し、データ不整合情報7へ登録する。次に、特定部104は、データ不整合情報7をモニタ13へ出力し(S205)、ステップS110へ移行する。
一方、ファイルシステム管理情報8のV−LBAからデータサイズ分の範囲内にデータ不整合情報7のV−LBAがない場合(S203,NO)、特定部104は、別論理ボリュームのファイルシステム管理情報を読み出し(S206)、ステップS203に戻って故障ファイル検索を行う。
故障ファイル特定処理後、判断部102は、故障ファイル特定後の自動復旧が有効であるか否かの判断を行う(S110)。なお、自動復旧のON/OFFの設定はユーザが任意に行うことができる。自動復旧が有効でない場合(S110,NO)、データ診断装置1は、復旧処理を行わず、ステップS108に移行して最終V−LBAまで整合性の判断を終えたか否かを判断する。
一方、自動復旧が有効である場合(S110,YES)、復旧部105は、故障ファイルに該当するファイルをディスクアレイ装置2のRAID5からコピーし、復旧処理を行う(S111,ファイル復旧ステップ)。復旧処理後、復旧部105は、コピー元ファイル名およびコピー先ファイル名と共にファイル復旧結果をメモリ12へ格納(S112)およびモニタ13へ出力し、ステップS108に移行して最終V−LBAまで整合性の判断を終えたか否かを判断する。
ここで、データ読み出し処理の詳細を説明する。まず、取得部101は、指定LBAを起点としたストライプにおいてユーザデータが先頭に格納されているユーザデータの読み出し指示をディスクアレイ装置2へ行う。指示後、CM21Aは、指定LBAを起点として、ストライプ単位に「V−LBA/D−LBA変換」を行う。なお、V−LBA/D−LBA変換とは、CM21AがV−LBAとD−LBAとを対応付けた情報を有しており、この情報に基づいてV−LBAをD−LBAへ変換を行う処理である。
CM21Aは、V−LBA/D−LBA変換結果に基づいて、指定LBAを起点としたストライプにおいてユーザデータが先頭に格納されている物理ディスク位置のディスク221と物理ディスク内の論理アドレスを求め、当該ディスク221からユーザデータを読み出すHDD直接制御処理を行う。このHDD直接制御処理を介して取得部101は、パリティデータを含むユーザデータを指定ストライプ数分取得する。なお、ストライプは複数のユーザデータと対となる1つのパリティデータを有しているため、CM21Aは、ユーザデータが先頭となるディスク221のみからユーザデータ読み出しを行う。また、CM21Aは、ユーザデータ読み出し時にCRC(Cyclic Redundancy Check)データも合せて読み出す。
また、CM21Aは、ディスク221単位で且つ「ストリップサイズ×指定ストライプ数」のデータサイズで一括して読み出しを行う。この一括してユーザデータを読み出す手法により、ディスク221の数分のパススルーコマンドの発行で済み、処理速度が遅いパススルーコマンドのオーバヘッドの削減が可能となる。ここで、一括して読み出すデータサイズがCM21Aの許容量を超える場合、CM21Aは、分割して当該ディスク221へアクセスを行う。
本実施の形態1においては、4つのディスク221によりRAIDグループ4が構成されている。したがって、4つのディスク221のうち、読み出すストライプにおいて先頭ストリップにユーザデータが存在するディスク221は3つであり、読み出すストライプにおいて先頭ストリップにパリティデータが存在するディスク221は1つである。取得部101は、先頭ストリップにユーザデータが存在する3つのディスク221からユーザデータを取得し、次に先頭ストリップにパリティデータが存在する1つのディスク221からユーザデータの取得を行う。
まず、取得部101は、指定LBAを起点としたストライプにおいてパリティデータが先頭に格納されているユーザデータの読み出し指示をディスクアレイ装置2へ行う。指示後、CM21Aは、指定LBAを起点として、ストライプ単位に「V−LBA/D−LBA変換」を行う。CM21Aは、V−LBA/D−LBA変換結果に基づいて、指定LBAを起点としたストライプのパリティデータが先頭に格納されている物理ディスク位置のディスク221と物理ディスク内の論理アドレスを求め、当該ディスク221からユーザデータを読み出すHDD直接制御処理を行う。このHDD直接制御処理を介して取得部101は、パリティデータが先頭となるディスク221からパリティデータを含むユーザデータを指定ストライプ数分取得し、データ読み出し処理は終了となる。
なお、本実施の形態1においては、ステップS101のRAID構成情報読み出しとステップS103のディスク構成情報読み出しを分けて説明を行ったが、ステップS101のRAID構成情報読み出し時にディスク構成情報を読み出しても問題は無い。
また、本実施の形態1においては、データ診断装置1が外付け用のディスクアレイ装置2に接続された形態で説明を行ったが、これに限定するものではなく、データ診断装置1とディスクアレイ装置とが同じ装置の筐体内に組み込まれ、接続されている形態でもよい。また、データ診断装置1がRAIDコントローラカードやHBAに実装またはデータ診断装置1の各機能ブロックがRAIDコントローラカードやHBAに実装されてもよい。
本実施の形態1が適用されないデータ診断装置とのデータ診断復旧処理の比較例を、図10を用いて説明する。図10に示されるように、データ診断装置801は、CPU811と、メモリ812とを有する。また、データ診断装置801は、診断対象であるディスクアレイ装置802と、ディスクアレイ802のバックアップデータを有するバックアップ装置803とをHBA14により接続している。なお、ディスクアレイ装置802とバックアップ装置803は、RAIDを構成している。
次に、データ診断装置801におけるデータ診断復旧処理を説明する。データ診断装置801は、図10に示されるように、ディスクアレイ装置802からユーザデータのファイル1〜ファイルNをメモリ812に読み出し、これらのファイルに対応するバックアップデータをバックアップ装置803からメモリ812へ読み出す。次に、データ診断装置801は、ユーザデータのファイルとファイルに対応するバックアップデータとの比較を順次行い、ファイルのデータが破損しているか否かを判断する。ここで、データに相違がある場合、データ診断装置801は、対応するバックアップデータによりデータ復旧を行う。
上述したように、比較例では、データ診断復旧処理を行うにあたりバックアップデータを読み出し、ユーザデータと比較する必要がある。これに対し、本実施の形態1では、データの整合性の判断を行うにあたりバックアップデータを読み出す必要が無く、ユーザデータのみから整合性の判断を行う。このことにより、本実施の形態1では、バックアップデータを読み出す処理を行わないため、データ診断復旧処理におけるデータ伝送に関する時間およびCPUの負荷を比較例より格段と低減することができる。
上述した比較例と比べ、本実施の形態1によれば、ユーザデータのみを用いてデータの整合性の判断を行うことができる。また、本実施の形態1によれば、ユーザデータのみでデータの整合性の判断を行うことができるため、上述した比較例と比べるとデータ読み出し量を削減することが可能となる。また、本実施の形態1によれば、データ読み出し量を削減することにより、データ伝送に関する時間を短縮させるとともに、CPUの負荷を低減することができ、ユーザデータの整合性の判断から故障ファイルの特定および復旧を短時間で行える効果を奏する。
<実施の形態2>
上述した実施の形態1におけるデータ診断装置1は、CM21AのHDD直接制御処理を介してRAIDグループ4を構成するディスク221へアクセスし、物理ディスク単位で一括してパリティデータおよびユーザデータの読み出しを行った。これに対し、本実施の形態2におけるデータ診断装置は、RAIDグループ4の論理ボリューム単位で一括してユーザデータの読み出しを行う。
まず、本実施の形態2におけるデータ診断装置の構成について説明する。なお、本実施の形態2に係るデータ診断装置は、実行部103以外の構成が実施の形態1と同様であるため、実行部103以外の構成の説明は省略する。
本実施の形態2における実行部103は、ユーザデータに関してはRAIDグループ4の論理ボリュームから一括して読み出しを行い、パリティデータに関してはCM21AのHDD直接制御処理を介してRAIDグループ4を構成するディスク221へアクセスし、読み出しを行う点が、実施の形態1とは異なる。
次に、本実施の形態2におけるデータ診断装置の動作について説明する。
図11は、本発明の実施の形態2に係るデータ診断装置における診断復旧処理の動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートにおいて、実施の形態1で説明した図3と同一符号のステップは、図3に示されたステップと同一又は相当するステップを示しており、重複する説明は省略する。
ステップS104のバッファ領域確保の処理後、取得部101は、ディスクアレイ装置2から、指定LBAを起点とし、指定ストライプ数分のユーザデータ、およびパリティデータを読み出す、データ読み出し処理を行う(S301,データ取得ステップ)。
ここで、データ読み出し処理の詳細を説明する。まず、取得部101は、指定LBAを起点とし、指定ストライプ数分のユーザデータをRAIDグループ4の論理ボリュームから一括して読み出す。なお、読み出すデータ長は以下の計算式で算出する。
読み出しデータ長=ストリップサイズ×1ブロックのバイト長×
(物理ディスク数−1)×指定ストライプ数
ユーザデータ読み出し後、取得部101は、指定LBAを起点としたストライプにおいてパリティデータが先頭に格納されているユーザデータの読み出し指示をディスクアレイ装置2へ行う。指示後、CM21Aは、指定LBAを起点として、ストライプ単位に「V−LBA/D−LBA変換」を行う。CM21Aは、V−LBA/D−LBA変換結果に基づいて、パリティデータを格納している物理ディスク位置のディスク221と物理ディスク内の論理アドレスを求め、当該ディスク221から指定ストライプ数単位に該当するパリティデータをストリップサイズ分読み出すHDD直接制御処理を行う。このHDD直接制御処理を介して取得部101は、指定ストライプ数分のパリティデータを取得する。ここで、取得されたパリティデータのバッファ内における記憶位置は、ユーザデータの読み出しデータ長を基準とする。なお、本実施の形態2においては、所定の未使用領域の後にパリティデータを格納する。
図12は、実施の形態2に係るバッファ領域に格納されたユーザデータの状態を説明するための図である。図12に示されるように、バッファ領域9には、N個のストライプからなるユーザデータ91が格納され、ユーザデータ91後に未使用領域92があり、その後にN個のストライプからなるパリティデータ93が格納される。データ読み出し後、実行部103は、ユーザデータの整合性の判断値をパリティ生成論理であるXOR論理で算出する(S302,計算ステップ)。
図13は、実施の形態2に係るバッファ領域に格納されたユーザデータが、XORの論理でストライプ単位に計算される状態を説明するための図である。なお、この図13において、図12と同一符号のものは、図12に示されたものと同一又は相当するものを示しており、ここでの説明を省略する。図13に示されるように、実行部103は、読み出したユーザデータのストライプをストリップ単位に分割する。分割後、実行部103は、パリティデータを含めたストリップ単位のデータの先頭から8バイトつまり64bit分をストライプ単位でユーザデータとパリティデータとのXORを実施することにより判断値94を算出し、全てのユーザデータに対しこれを行う。なお、本実施の形態2における8バイト分のストライプは図13における斜線部となる。次に、実行部103は、XORにより算出された判断値94をバッファ領域6における先頭の物理ディスク位置の領域であるユーザデータ91の領域へ格納し、判断値94が0以外であるか否かによりユーザデータの各ストライプの整合性を判断するステップ107へ移行する。
なお、本実施の形態2においては、ユーザデータを論理ボリュームから一括して読み出し、バッファ領域9に格納することにより、論理アドレスが規則的に連続する。このことから、実行部103は、1回のXORの計算時に、バッファ領域9におけるストリップのアドレスを示すメモリアドレスを求める計算を計2回行う。
本実施の形態2によれば、データ読み出し処理において、論理ボリュームからデータ読み出しを行うことにより、CM21AのHDD直接制御処理を省くことができ、データ読み出し時間の短縮が可能となる。また、本実施の形態2では、ユーザデータを論理ボリュームから一括して読み出し、バッファ領域9に格納する。このことにより、実行部103は、XORの実施時に論理アドレスが規則的に連続したユーザデータを選択することができる。また、本実施の形態2によれば、1回のXORの実施時にメモリアドレスを計算する回数をユーザデータとパリティデータとで2回のみとすることができ、所謂オフセット計算回数を削減することが可能となる。
本発明は、その要旨または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は以下に示すようなコンピュータシステムにおいて適用可能である。図14は、本発明が適用されるコンピュータシステムを示す図である。図14に示すコンピュータシステム920は、CPUやディスクドライブ等を内蔵した本体部901、本体部901からの指示により画像を表示するディスプレイ902、コンピュータシステム920に種々の情報を入力するためのキーボード903、ディスプレイ902の表示画面902a上の任意の位置を指定するマウス904及び外部のデータベース等にアクセスして他のコンピュータシステムに記憶されているプログラム等をダウンロードする通信装置905を有する。通信装置905は、ネットワーク通信カード、モデムなどが考えられる。なお、コンピュータシステム920は、実施の形態1および実施の形態2におけるデータ診断装置1である。
上述したような、データ診断装置1を構成するコンピュータシステムにおいて上述した各ステップを実行させるプログラムを、データ診断プログラムとして提供することができる。このプログラムは、コンピュータシステムにより読取り可能な記録媒体に記憶させることによって、データ診断装置1を構成するコンピュータシステムに実行させることが可能となる。上述した各ステップを実行するプログラムは、ディスク910等の可搬型記録媒体に格納されるか、通信装置905により他のコンピュータシステムの記録媒体906からダウンロードされる。また、コンピュータシステム920に少なくともデータ診断機能を持たせるデータ診断プログラム(データ診断ソフトウェア)は、コンピュータシステム920に入力されてコンパイルされる。このプログラムは、コンピュータシステム920を、データ診断機能を有するデータ診断装置1として動作させる。
また、このプログラムは、例えばディスク910等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されていても良い。ここで、コンピュータシステム920により読取り可能な記録媒体としては、ROMやRAM等のコンピュータに内部実装される内部記憶装置、ディスク910やフレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶媒体や、コンピュータプログラムを保持するデータベース、或いは、他のコンピュータシステム並びにそのデータベースや、通信装置905のような通信手段を介して接続されるコンピュータシステムでアクセス可能な各種記録媒体を含む。
以上、本実施の形態1〜2によれば、以下の付記で示す技術的思想が開示されている。
(付記1)
RAIDによりデータを記憶する記憶装置から、前記RAIDの属性を示す属性情報を取得し、該属性情報に基づいて、前記データを構成する所定の単位のデータの整合性を判断するための整合性データと前記所定の単位のデータとを取得するデータ取得部と、
前記データ取得部により取得された前記整合性データと前記所定の単位のデータとに基づいて、前記所定の単位のデータが不整合であるか否かを判断する第1判断部と、
を備えるデータ診断装置
(付記2)
付記1に記載のデータ診断装置において、
前記第1判断部により前記所定の単位のデータが不整合であると判断された場合、前記第1判断部の判断結果に基づいて、不整合と判断された前記所定の単位のデータの論理アドレスを含むデータ不整合情報を作成する不整合情報作成部と、
前記記憶装置における前記データに対応する論理ボリュームから、該論理ボリュームを構成するファイルの論理アドレスを含むファイルシステム管理情報を読み出し、前記データ不整合情報と前記ファイルシステム管理情報とに基づいて、不整合と判断された前記所定の単位のデータに対応するファイルを故障ファイルとして特定するファイル特定部と、
を更に備えるデータ診断装置。
(付記3)
付記2に記載のデータ診断装置において、
前記記憶装置は前記データのバックアップデータを有しており、
前記記憶装置または該記憶装置のデータをバックアップデータとして有する外部装置から前記故障ファイルに対応する前記バックアップデータを読み出し、該バックアップデータを用いて前記故障ファイルを復旧させるファイル復旧部を更に備えるデータ診断装置。
(付記4)
付記1に記載のデータ診断装置において、
前記属性情報に基づいて、前記記憶装置が前記整合性データを有しているか否かを判断する第2判断部を更に備え、
前記データ取得部は、前記第2判断部により前記記憶装置は前記整合性データを有していると判断された場合、前記記憶装置から前記整合性データと前記所定の単位のデータとを取得するデータ診断装置。
(付記5)
付記1に記載のデータ診断装置において、
前記データ取得部は、前記RAIDを構成する複数の記憶媒体を有する少なくとも1つの物理ディスクから物理ディスク単位で前記所定の単位のデータ及び前記整合性データを取得するデータ診断装置。
(付記6)
付記1に記載のデータ診断装置において、
前記データ取得部は、前記記憶装置における論理ボリュームから前記所定の単位のデータを取得し、前記RAIDを構成する複数の記憶媒体を有する少なくとも1つの物理ディスクから物理ディスク単位で前記整合性データを取得するデータ診断装置。
(付記7)
付記1に記載のデータ診断装置において、
前記データ取得部は、任意に設定可能なサイズ分の前記所定の単位のデータと前記整合性データとを取得するデータ診断装置。
(付記8)
付記1に記載のデータ診断装置において、
前記データ取得部により取得された前記属性情報に基づいて、前記所定の単位のデータ及び前記整合性データを格納する領域を記憶部に確保する領域確保部を更に備え、
前記データ取得部は、前記領域確保部により確保された領域に前記所定の単位のデータ及び前記整合性データを格納するデータ診断装置。
(付記9)
付記1に記載のデータ診断装置において、
前記所定の単位のデータと前記整合性データとを前記所定の単位でXORの論理を用いて計算を実施する計算部を更に備え、
前記第1判断部は、前記計算部の算出結果に基づいて、前記所定の単位のデータが不整合であるか否かを判断するデータ診断装置。
(付記10)
付記2に記載のデータ診断装置において、
前記ファイル特定部は、前記データ不整合情報と前記ファイルシステム管理情報との論理アドレスの一致により不整合と判断された所定の単位のデータに対応するファイルを故障ファイルとして特定するデータ診断装置。
(付記11)
付記3に記載のデータ診断装置において、
情報の表示が可能な表示部と、
前記ファイル特定部の特定結果の情報を前記記憶部へ格納し、前記表示部へ出力する第1出力部と、
前記ファイル復旧部の復旧結果の情報を前記記憶部へ格納し、前記表示部へ出力する第2出力部と、
を更に備えるデータ診断装置。
(付記12)
付記2に記載のデータ診断装置において、
前記属性情報は、ストライプのサイズとストリップのサイズとRAIDレベルとを含むRAID構成情報と、前記RAIDを構成する複数の記憶媒体を有する少なくとも1つの物理ディスクの位置を示す物理ディスク位置情報と前記物理ディスクの数を示す物理ディスク数情報とを含むRAID構成ディスク情報とを有するデータ診断装置。
(付記13)
付記1に記載のデータ診断装置において、
前記所定の単位は、ストライプ単位であるデータ診断装置。
(付記14)
付記1に記載のデータ診断装置において、
前記整合性データはパリティデータであるデータ診断装置。
(付記15)
RAIDによりデータを記憶する記憶装置から、前記RAIDの属性を示す属性情報を取得し、該属性情報に基づいて、前記データを構成する所定の単位のデータの整合性を判断するための整合性データと前記所定の単位のデータとを取得するデータ取得ステップと、
前記データ取得ステップにより取得された前記整合性データと前記所定の単位のデータとに基づいて、前記所定の単位のデータが不整合であるか否かを判断する第1判断ステップと、
を実行するデータ診断方法
(付記16)
付記15に記載のデータ診断方法において、
前記第1判断ステップにより前記所定の単位のデータが不整合であると判断された場合、前記第1判断ステップの判断結果に基づいて、不整合と判断された前記所定の単位のデータの論理アドレスを含むデータ不整合情報を作成する不整合情報作成ステップと、
前記記憶装置における前記データに対応する論理ボリュームから、該論理ボリュームを構成するファイルの論理アドレスを含むファイルシステム管理情報を読み出し、前記データ不整合情報と前記ファイルシステム管理情報とに基づいて、不整合と判断された前記所定の単位のデータに対応するファイルを故障ファイルとして特定するファイル特定ステップと、
を更に実行するデータ診断方法。
(付記17)
付記16に記載のデータ診断方法において、
前記記憶装置は前記データのバックアップデータを有しており、
前記記憶装置または該記憶装置の前記データをバックアップデータとして有する外部装置から前記故障ファイルに対応する前記バックアップデータを読み出し、該バックアップデータを用いて前記故障ファイルを復旧させるファイル復旧ステップを更に実行するデータ診断方法。
(付記18)
RAIDによりデータを記憶する記憶装置から、前記RAIDの属性を示す属性情報を取得し、該属性情報に基づいて、前記データを構成する所定の単位のデータの整合性を判断するための整合性データと前記所定の単位のデータとを取得するデータ取得ステップと、
前記データ取得ステップにより取得された前記整合性データと前記所定の単位のデータとに基づいて、前記所定の単位のデータが不整合であるか否かを判断する第1判断ステップと、
をコンピュータに実行させるデータ診断プログラム
(付記19)
付記18に記載のデータ診断プログラムにおいて、
前記第1判断ステップにより前記所定の単位のデータが不整合であると判断された場合、前記第1判断ステップの判断結果に基づいて、不整合と判断された前記所定の単位のデータの論理アドレスを含むデータ不整合情報を作成する不整合情報作成ステップと、
前記記憶装置における前記データに対応する論理ボリュームから、該論理ボリュームを構成するファイルの論理アドレスを含むファイルシステム管理情報を読み出し、前記データ不整合情報と前記ファイルシステム管理情報とに基づいて、不整合と判断された前記所定の単位のデータに対応するファイルを故障ファイルとして特定するファイル特定ステップと、
を更にコンピュータに実行させるデータ診断プログラム。
(付記20)
付記19に記載のデータ診断プログラムにおいて、
前記記憶装置は前記データのバックアップデータを有しており、
前記記憶装置または該記憶装置の前記データをバックアップデータとして有する外部装置から前記故障ファイルに対応する前記バックアップデータを読み出し、該バックアップデータを用いて前記故障ファイルを復旧させるファイル復旧ステップを更にコンピュータに実行させるデータ診断プログラム。
1 データ診断装置、2 ディスクアレイ装置、3 FC、4 RAIDグループ、5 バックアップデータ、11 CPU、12 メモリ、13 モニタ、14 HBA、21A CM、21B CM、22A DE、22B DE、 101 取得部、102 判断部、103 実行部、104 特定部、105 復旧部、211 CA、212 DA、221 ディスク、222 PBC。

Claims (6)

  1. データが所定サイズに分割された分割データを記憶する第1の記憶ユニットと、前記分割データに不整合が有るかを判断する際に用いられる検証情報を記憶する第2の記憶ユニットと、指定された指定アドレスを前記記憶ユニットにおけるアドレスである変換後アドレスに変換する変換部とを有する記憶装置に接続されるデータ診断装置において、
    指定された第1の指定アドレスを前記変換部に変換させた第1の変換後アドレスと、前記所定サイズと指定されたストライプ数とを用いて算出された読出データ長とに基づき、前記第1の記憶ユニットから分割データを取得するとともに、指定された第2の指定アドレスを前記変換部に変換させた第2の変換後アドレスと、算出された前記読出データ長とに基づき、前記第2の記憶ユニットから検証情報を取得する取得部と、
    取得された前記分割データと取得された前記検証情報とに基づいて、取得された前記分割データに不整合が有るかを判断する判断部と
    を有することを特徴とするデータ診断装置。
  2. 前記データ診断装置はさらに、
    取得された前記分割データに不整合が有ると前記判断部が判断した場合、前記判断部の判断結果に基づいて、前記不整合が有ると判断された分割データの論理アドレスを含む不整合情報を生成する生成部と、
    前記記憶装置における前記不整合が有ると判断された分割データに対応する論理ボリュームから、前記論理ボリュームを構成するファイル名とファイルの論理アドレスを含む管理情報を読み出し、生成された前記不整合情報と読み出された前記管理情報とに基づいて、前記不整合が有ると判断された分割データに対応するファイルを故障ファイルとして特定する特定部と
    を有することを特徴とする請求項1記載のデータ診断装置。
  3. 前記記憶装置はさらに、
    前記データのバックアップデータを記憶し、
    前記データ診断装置はさらに、
    特定された前記故障ファイルに対応するバックアップデータを前記記憶装置から読み出し、読み出したバックアップデータを用いて前記故障ファイルを復旧する復旧部を有することを特徴とする請求項2記載のデータ診断装置。
  4. 記憶装置と前記記憶装置に接続されたデータ診断装置とを有するデータ診断システムにおいて、
    前記記憶装置は、
    データが所定サイズに分割された分割データを記憶する第1の記憶ユニットと、
    前記分割データに不整合が有るかを判断する際に用いられる検証情報を記憶する第2の記憶ユニットと、
    指定された指定アドレスを前記記憶ユニットにおけるアドレスである変換後アドレスに変換する変換部と
    を有し、
    前記データ診断装置は、
    指定された第1の指定アドレスを前記変換部に変換させた第1の変換後アドレスと、前記所定サイズと指定されたストライプ数とを用いて算出された読出データ長とに基づき、前記第1の記憶ユニットから分割データを取得するとともに、指定された第2の指定アドレスを前記変換部に変換させた第2の変換後アドレスと、算出された前記読出データ長とに基づき、前記第2の記憶ユニットから検証情報を取得する取得部と、
    取得された前記分割データと取得された前記検証情報とに基づいて、取得された前記分割データに不整合が有るかを判断する判断部と
    を有することを特徴とするデータ診断システム。
  5. データが所定サイズに分割された分割データを記憶する第1の記憶ユニットと、前記分割データに不整合が有るかを判断する際に用いられる検証情報を記憶する第2の記憶ユニットと、指定された指定アドレスを前記記憶ユニットにおけるアドレスである変換後アドレスに変換する変換部とを有する記憶装置に接続されるデータ診断装置のデータ診断方法において、
    前記データ診断装置が有する取得部が、指定された第1の指定アドレスを前記変換部に変換させた第1の変換後アドレスと、前記所定サイズと指定されたストライプ数とを用いて算出された読出データ長とに基づき、前記第1の記憶ユニットから分割データを取得し、
    前記取得部が、指定された第2の指定アドレスを前記変換部に変換させた第2の変換後アドレスと、算出された前記読出データ長とに基づき、前記第2の記憶ユニットから検証情報を取得し、
    前記データ診断装置が有する判断部が、取得された前記分割データと取得された前記検証情報とに基づいて、取得された前記分割データに不整合が有るかを判断することを特徴とするデータ診断方法。
  6. データが所定サイズに分割された分割データを記憶する第1の記憶ユニットと、前記分割データに不整合が有るかを判断する際に用いられる検証情報を記憶する第2の記憶ユニットと、指定された指定アドレスを前記記憶ユニットにおけるアドレスである変換後アドレスに変換する変換部とを有する記憶装置に接続されるデータ診断装置のデータ診断プログラムにおいて、
    前記データ診断装置が有する取得部に、指定された第1の指定アドレスを前記変換部に変換させた第1の変換後アドレスと、前記所定サイズと指定されたストライプ数とを用いて算出された読出データ長とに基づき、前記第1の記憶ユニットから分割データを取得させ、
    前記取得部に、指定された第2の指定アドレスを前記変換部に変換させた第2の変換後アドレスと、算出された前記読出データ長とに基づき、前記第2の記憶ユニットから検証情報を取得させ、
    前記データ診断装置が有する判断部に、取得された前記分割データと取得された前記検証情報とに基づいて、取得された前記分割データに不整合が有るかを判断させることを特徴とするデータ診断プログラム。
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