JP5133599B2 - 3次元表示方法、3次元表示装置およびプログラム並びに記録媒体 - Google Patents

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本発明は、3次元表示方法、3次元表示装置およびプログラム並びに記録媒体に係り、特に、表示対象物体を観察者の視線方向から射影した2次元像を、奥行き位置の異なる複数の表示面上に表示することにより、3次元立体像を表示する3次元表示方法に関する。
奥行き位置を知覚できる3次元表示方法については様々な提案がなされているが、複数の2次元像を重ね合わせることにより、3次元立体像を表示するDFD(Depth-Fused-3D)方式の3次元表示方法は、長時間見ても比較的疲れにくく、自然な立体像を知覚できることから注目を集めている。(下記、特許文献1参照)
この3次元表示方法では、複数の表示面に2次元像を表示し、この複数の表示面に表示される2次元像の輝度(あるいは、透過度)を、各表示面毎にそれぞれ独立に変化させることで、連続的に奥行き表現が可能な3次元立体像を表示する。
なお、本願発明に関連する先行技術文献としては以下のものがある。
特許第3022558号公報
しかしながら、DFD方式の3次元表示方法では、複数の表示面上の同じ平面的な位置に、それぞれ異なった輝度の2次元像を表示しているため、観察者の視線位置が多少ずれただけで、複数の2次元像が重なって見えてしまい、立体表示させる表示対象物体の画像品質が劣化し、連続的な奥行き位置表現が難しくなる。このため、観察位置が小さな範囲に限定されるという課題があった。
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、観察位置が限定されるという課題を解決し、広い範囲から観察しても3次元立体像を表現可能な3次元表示方法および3次元表示装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、前述の3次元表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムと、当該プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)表示対象物体を観察者の視線方向から射影した2次元像を生成し、前記生成された2次元像を表示させる奥行き位置に応じていくつかの部分に分割し、前記分割したそれぞれの分割像を、前記観察者から見て異なった奥行き位置にある複数の表示面の奥行き位置に応じた表示面上に重ね合わせることなく表示し、当該表示される分割像の、前記観察者から見た輝度を前記各表示面毎にそれぞれ独立に変化させて三次元立体像を生成する3次元表示方法であって、前記複数の表示面の中の隣接する2つの表示面における、前記観察者に近い側の表示面を第1の表示面、前記観察者から遠い側の表示面を第2の表示面とするとき、前記第1の表示面に表示される2次元像は、表示奥行き位置が前記第1の表示面と前記第2の表示面の2つの表示面間の位置である領域Aを含み、前記領域Aは、前記2つの表示面間で奥に表示したい部分ほど、観察者から見た輝度が低くなるように表示され、前記第2の表示面に表示される2次元像は、前記第1の表示面に表示される2次元像に対応する領域Bを含み、前記領域Bは、観察者から見た輝度が一様な輝度で表示され、前記第2の表示面に表示される前記領域Bの前記観察者から見た輝度は、前記第1の表示面に表示される前記領域Aの、前記観察者から見た輝度の最大値と、最小値との間の値であることを特徴とする。
(2)(1)において、前記第2の表示面に表示される前記領域Bの前記観察者から見た輝度は、前記第2の表示面に表示される前記領域Bの周囲の、前記観察者から見た輝度よりも低いことを特徴とする。
また、本発明は、(1)または(2)の3次元表示方法を実行する3次元表示装置である。
また、本発明は、(1)または(2)の3次元表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
また、本発明は、前述のプログラムを記録した記録媒体である。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
本発明の3次元表示方法によれば、観察位置が限定されるという課題を解決し、広い範囲から観察しても3次元立体像を表現することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
[実施例1]
図1〜図4は、本発明の実施例1の3次元表示方法を説明するための図であり、3枚の表示面上に円錐形状の表示対象物体を立体表示する例を示す図である。
図1は、観察者と、表示対象物体の円錐台と、3枚の表示面との位置関係を表す概略図である。
図2は、図1に示す3枚の表示面と、表示対象物体の円錐台の位置関係を上方から見た図である。
図3は、図1に示す表示対象物体と、表示対象物体の縁と各表示面が交わる点を結んだ線とを観察者の視線方向から見た状態を示す図である。
図4は、図1に示す3枚の表示面にそれぞれ表示される2次元像を示す図である。
図1〜図4において、1は観察者、2は表示対象物体の円錐台、11,12,13は観察者1から見て異なった奥行き位置にある3枚の表示面、L11〜L13は、立体的に表示させる表示対象物体の縁と各表示面(11,12,13)が交わる点を結んだ線、A〜Dは、表示対象物体(円錐台2)が、各表示面(11,12,13)により分割される部分の表面、A'からD'は、AからDのそれぞれを、観察者の視線方向から射影した射影像である。
図1に示すような配置で円錐台2を表示させるために、本実施例では、観察者1の視線方向からの円錐台2の射影像を生成し、表示面より手前にある部分Aの射影像A'、中間部のそれぞれの射影像(B'、C')、最後面より奥に位置する部分Dの射影像D'に分割する。そして、A’とB’の射影像を表示面11に、C’の射影像を表示面12に、D’の射影像を表示面13に表示する。
この場合に、B'の射影像は、奥に表示したい部分ほど輝度が低くなるように、即ち、表示面11に対応する部分から、表示面12に対応する部分に向かって、段階的に輝度を低くする。
同様に、C'の射影像は、奥に表示したい部分ほど輝度が低くなるように、即ち、表示面12に対応する部分から、表示面13に対応する部分に向かって、段階的に輝度を低くする。
なお、A’の射影像も、奥に表示したい部分ほど輝度が低くなるように、即ち、円錐台2の平面状の最上面に対応する部分から、表示面11に対応する部分に向かって、段階的に輝度を低くする。
同様に、D’の射影像も、奥に表示したい部分ほど輝度が低くなるように、即ち、表示面12に対応する部分から、円錐台2の平面状の底面に対応する部分に向かって、段階的に輝度を低くする。
また、奥行き方向に相隣り合った表示面上に表示される射影像の互いに接する部分のそれぞれの輝度は、観察者1から見て手前に位置する射影像より、奥に位置する射影像の方を低くする。即ち、図4に示すように、立体表示させるB’,C’,D’の射影像において、それぞれの領域が互いに接する部分の輝度は、それぞれ観察者1の視線方向から見て近い部分の方が、観察者1の視線方向から見て遠い方の部分より輝度が高くなっている。
具体的に説明すると、線L12における射影像B’側の輝度は、射影像C’側の輝度より高く、線L13における射影像C’側の輝度は、射影像D’側の輝度より高く設定される。
さらに、本実施例では、表示面12上の、表示面11に表示された射影像(A’+B’)に対応する領域(A''+B'')を、一様な輝度で表示する。ここで、一様な輝度とは、表示面11に対応する部分から、表示面12に対応する部分に向かって、段階的に輝度を低くしたB'の射影像の輝度範囲の輝度である。
同様に、表示面13上の、表示面12に表示された射影像(C’)に対応する領域(C'')に、表示面12に対応する部分から、表示面13に対応する部分に向かって、段階的に輝度を低くしたC'の射影像の輝度範囲の輝度を表示する。
このように、本実施例においては、表示対象物体は円錐台2で、観察者1から見て円錐台2の側面が位置する奥行き値は、直線的に大きくなるために、B'、C'の射影像において、それぞれ、観察者1に近い側から奥行き方向に輝度を一様に段階的に低くする。
さらに、表示面12上で、表示面11に表示された射影像(A’+B’)に対応する領域(A''+B'')には、B'の射影像の一様に段階的に変化させた輝度範囲の中で、最も暗い輝度よりも少し明るい輝度で、一様に段階的に変化させた範囲と同じ色相を表示する。
また、表示面13上で、表示面12に表示された射影像(C’)に対応する領域(C'')にも、同様に、C'の射影像の一様に段階的に変化させた輝度範囲の中で、最も暗い輝度よりも少し明るい輝度で、一様に段階的に変化させた範囲と同じ色相を表示する。
本実施例では、観察者1が、表示面(11,12,13)の正面から観察した場合に、各表示面(11,12,13)に表示された射影像(A’,B’,C’,D’)が連続的に重なり、立体的な円錐台形状を表示できる。
また、観察者1が、表示面(11,12,13)の正面からずれた位置から観察した場合でも、表示された射影像(A’,B’)の後面に同系色の表示があるため、ずれた部分が観察者1からはつながって見えるため、離散的な表示面に表示された表示物とは見えず、奥行き方向に連続した立体的な標示物として見える。
このように、本実施例では、観察者1が、表示面(11,12,13)の正面からずれた位置から観察しても、立体物として見えるように表示することができるため、観察者1が頭を動かしたり、動いたりしても、立体物としての表示を維持することができる。さらに、観察者1が動いた時にも違和感のない立体物表現を維持することができるため、運動視差としての立体表現も可能となり、立体物としてはより自然な表現が可能となる。
なお、表示面12上で、表示面11に表示された射影像(A’+B’)に対応する領域(A''+B'')、並びに、表示面13上で、表示面12に表示された射影像(C’)に対応する領域(C'')に、前述の表示(一様な輝度の表示)を行わない場合、観察者1は、表示面(11,12,13)の正面からは立体物として見ることはできるが、表示面(11,12,13)の正面からずれた位置から観察した場合には、各表示面(11,12,13)に表示された射影像(2次元像)を、連続的につながる立体像として見ることが困難であるため、頭を固定して立体物を観察する必要があった。
なお、前述の説明において、各表示面の行き位置を異ならせて重ね合わせる構成としては以下のようなものがある。
(1)自発光型の表示パネル、液晶表示パネル等を2枚あるいは複数枚をある面間幅で奥行き方向に重ねる構成。
(2)複数のディスプレイに表示された画像をハーフミラーを使用してある面間幅になるように重ね合わせる構成。
(3)複数のプロジェクターに表示された画像をある面間幅を持った複数の透明スクリーンに重ね合わせる構成。
(4)ディスプレイに表示された画像と、ある面間幅を持った複数の透明スクリーンに複数のプロジェクターによって表示された画像とを重ね合わせる構成。
[実施例2]
図5〜図8は、本発明の実施例2の3次元表示方法を説明するための図であり、2枚の液晶表示パネルが奥行き位置を変えて積層してある3次元表示装置上に立体表示を行う例を示す図である。ここでは、立体的な文字を表する方法について説明する。
図5は、観察者と、表示対象物体の立体文字と、2枚の液晶表示パネルとの位置関係を表す概略図である。
図6は、図5に示す2枚の液晶表示パネルと、表示対象物体の立体文字の位置関係を上方から見た図である。
図7は、図5に示す2枚の液晶表示パネルにそれぞれ表示される2次元像を示す図である。
図8は、図5に示す構成で、観察者に観察される立体文字を示す図である。
図5〜図7において、1は観察者、a,dは表示対象物体の立体文字、21,22は観察者から見て異なった奥行き位置にある2枚の液晶表示パネル、L21,L22は、立体的に表示させる表示対象物体の縁と各液晶表示パネル(21,22)とが交わる点を結んだ線である。ここでは、奥行き幅が、2枚の液晶表示パネル間の距離と同じ大きさの文字を表示するため、液晶表示パネル21に、立体文字の視線方向から射影した像を表示し、液晶表示パネル22には文字の背景が表示される。
図6に示す配置において、観察者1の視線方向から、a,dの立体文字の射影像を生成すると、液晶表示パネル21に表示される射影像は、奥行き位置が液晶表示パネル上にある領域Aの射影像A'と、液晶表示パネル22と液晶表示パネル21との間の領域Aの射影像A'となる。
ここで、領域Aの射影像A'は、液晶表示パネル21に対応する部分から液晶表示パネル22に対応する部分に向けて段階的に輝度を変化させる。ここでは、射影像A'は(R,G,B)=(145,0,0)(RGBは各256階調)の輝度で表示し、射影像A'は(R,G,B)=(145,0,0)から(R,G,B)=(0,0,0)へと段階的に輝度を低下させた。
具体的には、最も手前の射影像A'の輝度から、0の輝度値まで順次、輝度を下げた。また、液晶表示パネル22上で、液晶表示パネル21に表示された射影像(A’+A’)に対応する領域(A’’+A’’)には、(R,G,B)=(84,0,0)を表示した。それ以外の部分には、領域(A''+A'')よりも輝度の高い(R,G,B)=(84,84,84)の色相の背景を表示した。
図5に示す構成で、液晶表示パネル(21,22)を正面から見たときに観察者に観察される立体文字を図8(a)に示す。実際には、液晶表示パネル(21,22)には奥行き位置の差があり、立体感を持った表示になっている。
液晶表示パネル(21,22)の正面から見た場合には、液晶表示パネル21に表示した射影像(A’+A’)と液晶表示パネル22に表示される背景とが連続的につながり、立体文字として認識できる。
また、液晶表示パネル(21,22)の正面から表示に向かって右にずれた位置から、観察者1が観察した様子を図8(b)に示す。図8(b)に示すように、観察者1が、液晶表示パネル(21,22)の正面からずれた位置から観察した場合でも、液晶表示パネル22の領域(A’’+A’’)に、液晶表示パネル21に表示される射影像A'の、段階的に低下させた輝度の範囲の輝度値を持つ一様な表示を行うことで、液晶表示パネル21に表示された射影像(A’+A’)と液晶表示パネル22に表示された背景が連続的につながり、自然な立体像として観察される。
また、液晶表示パネル21に表示される射影像(A’)の輝度を高くし、液晶表示パネル22に表示される背景の輝度を低くすることにより、より立体感を強調することが可能である。
さらに、観察者1が、液晶表示パネル(21,22)の正面からずれた位置から観察しても自然な立体像を観察でき、観察者1は頭を動かした状態でも立体像を観察できるため、運動視差によっても立体感を表現可能である。このため、自然な立体文字表現が可能となる。
本実施例では、液晶表示パネル(21,22)を奥行き方向に重ねた3次元表示装置を例に挙げて説明したが、以下に説明する構成を備える3次元表示装置を使用しても、前述した3次元表示は可能である。
(1)自発光型の表示パネル、液晶表示パネル等を2枚あるいは複数枚をある面間幅で奥行き方向に重ねる構成。
(2)複数のディスプレイに表示された画像をハーフミラーを使用してある面間幅になるように重ね合わせる構成。
(3)複数のプロジェクターに表示された画像をある面間幅を持った複数の透明スクリーンに重ね合わせる構成。
(4)ディスプレイに表示された画像と、ある面間幅を持った複数の透明スクリーンに複数のプロジェクターによって表示された画像とを重ね合わせる構成。
さらに、透明フイルムに印刷した画を奥行き位置を変えて重ねて観察することによっても、前述した3次元表示は可能である。
なお、透過型表示装置、あるいは、透明フイルムに印刷した2次元像を使用する場合は、各透過型表示装置に表示される2次元像、あるいは、透明フイルムに印刷した2次元像は、透過率を変化させて輝度を変化させる必要がある。
したがって、本発明における輝度は、観察者から見た輝度を意味することになる。
以上説明したように、本実施例では、表示対象物体を観察者の視線方向から射影した2次元像をいくつかの部分に分割し、分割したそれぞれの分割像を、観察者から見て異なった奥行き位置にある複数の表示面上に重ね合わせることなく表示し、その輝度を段階的に変化させて立体物を表示させる3次元表示方法において、複数の表示面の中の隣接する2つの表示面における、観察者1に近い側の表示面を第1の表示面、観察者1から遠い側の表示面を第2の表示面とするとき第1の表示面に表示される2次元像は、表示奥行き位置が第1の表示面と第2の表示面の2つの表示面間の位置である領域Aを含み、領域Aは、2つの表示面間で奥に表示したい部分ほど、観察者から見た輝度が低くなるように表示され、第2の表示面に表示される2次元像は、第1の表示面に表示される2次元像に対応する領域Bを含み、前記領域Bは、観察者から見た輝度が一様な輝度で表示される。
これにより、観察者1が表示面の正面からずれて、各表示面に表示された分割射影像がずれて見えた場合にも、連続的な奥行きとして立体物の表示が可能であるので、観察者1が立体物として観察できる範囲を広げる利点があり、さらに、観察者1が動いても立体物として観察し続けることが可能であることから、運動視差を利用した立体物表現も可能となり、より自然な立体物の表示が可能となるという効果がある。
なお、本発明の3次元表示方法において、各表示面に表示される2次元像の形状、輝度はコンピュータを用いて制御する。即ち、本発明の3次元表示方法は、コンピュータ内のハードディスクなどに格納されるプログラムを、コンピュータが実行することにより行われる。そして、このプログラムは、CD−ROM、あるいは、ネットワークを介したダウンロードにより供給される。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本
発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
本発明の実施例1の3次元表示方法を説明するための図であり、観察者と、表示対象物体の円錐台と、3枚の表示面との位置関係を表す概略図である。 図1に示す3枚の表示面と、表示対象物体の円錐台の位置関係を上方から見た図である。 図1に示す表示対象物体と、表示対象物体の縁と各表示面が交わる点を結んだ線とを観察者の視線方向から見た状態を示す図である。 図1に示す3枚の表示面にそれぞれ表示される2次元像を示す図である。 本発明の実施例2の3次元表示方法を説明するための図であり、観察者と、表示対象物体の立体文字と、2枚の液晶表示パネルとの位置関係を表す概略図である。 図5に示す2枚の液晶表示パネルと、表示対象物体の立体文字の位置関係を上方から見た図である。 図5に示す2枚の液晶表示パネルにそれぞれ表示される2次元像を示す図である。 図5に示す構成で、観察者に観察される立体文字を示す図である。
符号の説明
1 観察者
2 表示対象物体の円錐台
11,12,13 表示面
21,22 液晶表示パネル
L11〜L13 表示対象物体の縁と各表示面が交わる点を結んだ線
L21,L22 表示対象物体の縁と各液晶表示パネルとが交わる点を結んだ線
a,d 表示対象物体の立体文字
A〜D 表示対象物体が各表示面により分割される部分の表面、
A’,A’,A’,B’,C’,D’ 射影像
A’’,A’’,A’’,B’’,C’’ 直前の表示面に表示される射影像に対応する領域

Claims (6)

  1. 表示対象物体を観察者の視線方向から射影した2次元像を生成し、
    前記生成された2次元像を表示させる奥行き位置に応じていくつかの部分に分割し、前記分割したそれぞれの分割像を、前記観察者から見て異なった奥行き位置にある複数の表示面の奥行き位置に応じた表示面上に重ね合わせることなく表示し、当該表示される分割像の、前記観察者から見た輝度を前記各表示面毎にそれぞれ独立に変化させて三次元立体像を生成する3次元表示方法であって、
    前記複数の表示面の中の隣接する2つの表示面における、前記観察者に近い側の表示面を第1の表示面、前記観察者から遠い側の表示面を第2の表示面とするとき、前記第1の表示面に表示される2次元像は、表示奥行き位置が前記第1の表示面と前記第2の表示面の2つの表示面間の位置である領域Aを含み、前記領域Aは、前記2つの表示面間で奥に表示したい部分ほど、観察者から見た輝度が低くなるように表示され、
    前記第2の表示面に表示される2次元像は、前記第1の表示面に表示される2次元像に対応する領域Bを含み、前記領域Bは、観察者から見た輝度が一様な輝度で表示され、
    前記第2の表示面に表示される前記領域Bの前記観察者から見た輝度は、前記第1の表示面に表示される前記領域Aの、前記観察者から見た輝度の最大値と、最小値との間の値であることを特徴とする3次元表示方法。
  2. 前記第2の表示面に表示される前記領域Bの前記観察者から見た輝度は、前記第2の表示面に表示される前記領域Bの周囲の、前記観察者から見た輝度よりも低いことを特徴とする請求項1に記載の3次元表示方法。
  3. 観察者から見て異なった奥行き位置に配置される複数の表示面と、
    表示対象物体を観察者の視線方向から射影した2次元像を生成する第1の手段と、
    前記第1の手段で生成された2次元像を表示させる奥行き位置に応じていくつかの部分に分割し、前記分割したそれぞれの分割像を、前記複数の表示面の奥行き位置に応じた表示面上に重ね合わせることなく表示し、当該表示される分割像の前記観察者から見た輝度を前記各表示面毎にそれぞれ独立に変化させる第2の手段とを具備する3次元表示装置であって、
    前記複数の表示面の中の隣接する2つの表示面における、前記観察者に近い側の表示面を第1の表示面、前記観察者から遠い側の表示面を第2の表示面とするとき、前記第1の表示面に表示される2次元像は、表示奥行き位置が前記第1の表示面と前記第2の表示面の2つの表示面間の位置である領域Aを含み、かつ、前記第2の表示面に表示される2次元像は、前記第1の表示面に表示される2次元像に対応する領域Bを含み、
    前記第2の手段は、前記領域Aにおける前記2つの表示面間で奥に表示したい部分ほど、観察者から見た輝度が低くなるように表示し、かつ、前記領域Bを、観察者から見た輝度が一様な輝度で表示し、
    前記第2の表示面に表示される前記領域Bの前記観察者から見た輝度は、前記第1の表示面に表示される前記領域Aの、前記観察者から見た輝度の最大値と、最小値との間の値であることを特徴とする3次元表示装置。
  4. 前記第2の表示面に表示される前記領域Bの前記観察者から見た輝度は、前記第2の表示面に表示される前記領域Bの周囲の、前記観察者から見た輝度よりも低いことを特徴とする請求項に記載の3次元表示装置。
  5. 請求項1または請求項2に記載の3次元表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. 請求項に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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