JP5121958B2 - 音響パワー管理システム - Google Patents

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Description

(1.技術分野)
本発明は、音響システムに関し、より詳細には、本発明は、音響システムにおける使用のための音響パワー管理システムに関する。
(2.関連技術)
音響システムは、一般的に、音響信号の形態において音響コンテンツを提供する音響ソースと、音響信号を増幅する増幅器と、増幅された音響信号を音波に変換する1つ以上の拡声器とを含む。拡声器は、拡声器の製造業者によって、4オームまたは8オームなどの公称インピーダンスを有するように示される。現実には、拡声器のインピーダンスは、周波数と共に変化する。周波数に対する拡声器インピーダンスの変動は、拡声器インピーダンス曲線で示され得、拡声器インピーダンス曲線は、一般的に、拡声器の製造モデルと共に、製造業者によって提供される。
しかしながら、拡声器は、電圧および電流の変動のみならず、温度および湿度などの環状条件に対しても敏感な電気機械的デバイスである。さらに、動作中において、拡声器のボイスコイルは、音響コンテンツの増幅のレベルに依存して、発熱および冷却を受け得る。さらには、特定の拡声器設計における製造および材料のばらつきもまた、拡声器の予め仕様化されたパラメータにおける有意な偏差を生じ得る。
したがって、DC抵抗、移動質量、共鳴周波数、およびインダクタンスなどの拡声器パラメータは、拡声器の同一製造モデルの間で有意に変化し得、また、動作条件および環境条件が変わるにつれ有意に変わり得る。このように、インピーダンス曲線は、多数の比較的制御不能な変数を有して生成され、これら制御不能な変数は、あたかも固定されて変化しないかのように表される。したがって、拡声器の特定モデルに対する製造業者のインピーダンス曲線は、その拡声器の実際の動作インピーダンスとは有意に異なり得る。さらに、拡声器を駆動する音響信号における変動の許容範囲もまた、特定の拡声器の拡声器パラメータおよび動作条件に基づいて変化し得る。
(概要)
音響パワー管理システムは、拡声器、増幅器、および音響ソースなどのデバイスの動作を管理するための音響システムにおいて実装され得る。音響システムにおけるデバイスの管理は、リアルタイムの実際の計測パラメータと、リアルタイムの推定されたパラメータとに従った、デバイスのうちの1つ以上の動作パラメータのリアルタイムのカスタマイゼーションに基づき得る。
音響システムにおける1つ以上のデバイスの継続中の動作の管理は、ハードウェアの保護およびシステム性能の最適化の両方を達成するために実行され得る。システム中の特定ハードウェアのリアルタイムの、推定された動作能力および実際の動作能力に基づいて、特にシステムハードウェア用にリアルタイムで策定される保護的閾値パラメータおよび動作的閾値パラメータは、システムが動作するときに継続的な調節を受け得る。動作的パラメータおよび保護的パラメータの連続的な調節に起因して、デバイスは、上記または下記の製造業者指定の定格で動作され得る一方、ハードウェアの健全性、または、リアルタイムで策定される閾値に起因した音響システムの動作性能に対して起こり得る妥協を最小限にし、または削減する。
本発明の他のシステム、方法、特徴、および利点は、当業者には、以下の図面および詳細な説明を精査すると明白であるか、または明白になろう。すべてのこのような追加のシステム、方法、特徴、および利点は、本説明内に含まれ、本発明の範囲内にあり、以下の特許請求の範囲によって保護されることを意図している。
以上により、本発明は、例えば以下の項目を提供する。
(項目1)
音響システムのためのパワー管理システムであって、
拡声器を駆動する音響信号の計測された実際のパラメータに基づいて、該拡声器の推定された動作特性の計算をリアルタイムで実行するように構成されているパラメータコンピュータと、
該パラメータコンピュータと連絡している閾値比較器であって、該閾値比較器は、該計測された実際のパラメータおよび該推定された動作特性に基づいて、閾値をリアルタイムで策定および監視するように構成されている、閾値比較器と、
該閾値比較器と連絡しているリミッタであって、該リミッタは、該音響信号を供給する音響ソースと、該音響信号を受信する該拡声器との間に位置を決められ、該リミッタは、該閾値に基づいて、該音響信号をリアルタイムで選択的に調節するように構成されている、リミッタと
を備えている、パワー管理システム。
(項目2)
上記閾値比較器は、電圧閾値検出器を備え、該電圧閾値検出器は、上記計測された実際のパラメータおよび上記計算された推定された動作特性に基づいて、周波数ベースの高電圧閾値をリアルタイムで生成するように構成されている、上記項目のいずれかに記載のパワー管理システム。
(項目3)
上記パラメータコンピュータは、上記拡声器の上記推定された動作特性を計算するために、適応フィルタを収束させるように構成されている、上記項目のいずれかに記載のパワー管理システム。
(項目4)
上記音響信号の上記計測された実際のパラメータは、リアルタイムの実際の電圧と、リアルタイムの実際の電流とを含む、上記項目のいずれかに記載のパワー管理システム。
(項目5)
上記パラメータコンピュータは、上記リアルタイムの実際の電圧に基づいて、上記拡声器によって受信された上記音響信号のリアルタイムの推定された電流を計算するために、スピーカモデルを生成するように構成され、該パラメータコンピュータはさらに、該リアルタイムの推定される電流を該リアルタイムの実際の電流と比較し、該拡声器のリアルタイムの実際の動作特性を表す該スピーカモデルを最適化するように構成されている、上記項目のいずれかに記載のパワー管理システム。
(項目6)
較正モジュールをさらに備え、該較正モジュールは、上記計測された実際のパラメータを受信および調整し、該調整された計測された実際のパラメータを上記パラメータコンピュータに提供するように構成されている、上記項目のいずれかに記載のパワー管理システム。
(項目7)
音響システムのためのパワー管理の方法であって、
計測された実際のパラメータを、パラメータコンピュータを用いてリアルタイムで監視することであって、該計測された実際のパラメータは、拡声器を駆動する音響信号に由来する、ことと、
該計測された実際のパラメータに基づいて、該拡声器の動作特性を表す推定されたスピーカパラメータを策定することと、
該拡声器を駆動する該音響信号の推定されたリアルタイムのパラメータを生成することと、
該推定されたリアルタイムのパラメータを該計測された実際のパラメータとリアルタイムで比較することと、
該推定されたリアルタイムのパラメータと該計測された実際のパラメータとの間の差異を最小化するために、該推定されたスピーカパラメータをリアルタイムで調節することと、
該調節され推定されたスピーカパラメータおよび該計測された実際のパラメータに基づいて、閾値をリアルタイムで生成することと、
該生成された閾値に基づいて、該拡声器を駆動する該音響信号をリアルタイムで選択的に調節することと
を包含する、方法。
(項目8)
上記計測された実際のパラメータは、リアルタイムの実際の電圧と、リアルタイムの実際の電流とを含み、上記推定されたリアルタイムのパラメータは、推定されたリアルタイムの電流を含み、該リアルタイムの実際の電圧は、推定されたスピーカモデルと共に使用されることにより、該推定されたリアルタイムの電流を生成し、該リアルタイムの実際の電流は、該推定されたリアルタイムの電流と比較されることにより、該推定されたスピーカモデルを調節する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目9)
上記計測された実際のパラメータは、リアルタイムの実際の電圧と、リアルタイムの実際の電流とを含み、上記推定されたリアルタイムのパラメータは、推定されたリアルタイムの電流を含み、該リアルタイムの実際の電流は、推定されたスピーカモデルと共に使用されることにより、該推定されたリアルタイムの電圧を生成し、該リアルタイムの実際の電圧は、該推定されたリアルタイムの電圧と比較されることにより、該推定されたスピーカモデルを調節する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目10)
スピーカモデルをリアルタイムで調節することは、上記拡声器のアドミタンス値またはインピーダンス値を推定するためのフィルタを収束させることを包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目11)
上記スピーカモデルをリアルタイムで調節することは、周波数を識別することと、該周波数における上記拡声器のインピーダンス値をリアルタイムで表す1つのフィルタを生成することとを包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目12)
上記閾値は、最大のボイスコイル偏位を表す、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目13)
上記閾値は、スピーカ保護パラメータである、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目14)
音響システムのためのパワー管理システムであって、
第1の閾値に従って音響信号の計測された実際のパラメータを監視するように構成されている第1の閾値比較器と、
第2の閾値に従って該計測された実際のパラメータを監視するように構成されている第2の閾値比較器と、
該第1の閾値比較器および該第2の閾値比較器と連絡しているパラメータコンピュータと
を備え、
該パラメータコンピュータは、該第1の閾値比較器および該第2の閾値比較器に対して、拡声器の推定された動作特性をリアルタイムで選択的に提供するように構成され、該推定された動作特性は、該拡声器を駆動する該音響信号に基づいて生成され、
該第1の閾値比較器は、該推定された動作特性および該計測された実際のパラメータのうちの少なくとも一方に基づいて、該第1の閾値の超過を確立するように構成され、
該第2の閾値比較器は、該推定された動作特性および該計測された実際のパラメータのうちの少なくとも一方に基づいて、該第2の閾値の超過を確立するように構成されている、パワー管理システム。
(項目15)
上記第1の閾値比較器および上記第2の閾値比較器と連絡しているリミッタをさらに備え、該リミッタは、該第1の閾値比較器からの第1の制限信号と、該第2の閾値比較器からの第2の制限信号とに応答して、上記拡声器を駆動する上記音響信号を別々に調節するように構成されている、上記項目のいずれかに記載のパワー管理システム。
(項目16)
上記第1の閾値比較器と連絡している第1のリミッタと、上記第2の閾値比較器と連絡している第2のリミッタとをさらに備え、該第1のリミッタおよび該第2のリミッタは、該第1の閾値比較器からの各第1の制限信号と、該第2の閾値比較器からの各第2の制限信号とに応答して、上記拡声器を駆動する上記音響信号を別々に調節するように構成されている、上記項目のいずれかに記載のパワー管理システム。
(項目17)
上記第1の閾値比較器は、電圧閾値比較器であり、上記推定された動作特性は、上記拡声器の推定された共鳴周波数を含み、該電圧閾値比較器は、該推定された共鳴周波数における変化に応答して、該動作特性を変化させるように構成されている、上記項目のいずれかに記載のパワー管理システム。
(項目18)
上記第2の閾値比較器は、電流閾値比較器であり、上記推定された動作特性は、上記拡声器の推定された抵抗を含み、該電流閾値比較器は、該拡声器の該推定された抵抗における変化に応答して、上記第2の閾値を変化させるように構成されている、上記項目のいずれかに記載のパワー管理システム。
(項目19)
上記第1の閾値比較器は、スピーカ線形偏位比較器であり、上記推定された動作特性は、上記拡声器の推定されたボイスコイル抵抗と、該拡声器の推定された機械的コンプライアンスとを含み、該スピーカ線形偏位比較器は、少なくとも該拡声器の推定されるボイスコイル抵抗および該推定される機械的コンプライアンスに基づいて、該拡声器を表すリアルタイムの電気機械的スピーカモデルを導出するように構成されている、上記項目のいずれかに記載のパワー管理システム。
(項目20)
上記第2の閾値比較器は、負荷パワー比較器であり、上記推定される動作特性は、上記拡声器の推定される抵抗を含み、上記計測されるパラメータは、上記音響信号のリアルタイムの実際の電流を含み、該負荷パワー比較器は、該拡声器の推定される抵抗および該リアルタイムの実際の電流に基づいて、該拡声器での推定されるパワーの大きさをリアルタイムで計算するように構成されている、上記項目のいずれかに記載のパワー管理システム。
(項目21)
上記パラメータコンピュータは、拡声器パラメータを表すようにフィルタを適応させることに基づいて、上記拡声器の動作特性から該拡声器パラメータを反復的に導出するように構成されている、上記項目のいずれかに記載のパワー管理システム。
(項目22)
音響システムのためのパワー管理システムであって、
該パワー管理システムは、プロセッサによって実行可能なコンピュータ読み取り可能命令を格納するように構成されているコンピュータ読み取り可能ストレージ媒体を備え、該コンピュータ読み取り可能ストレージ媒体は、
拡声器を駆動する音響信号の第1の計測された実際のパラメータおよび第2の計測された実際のパラメータをリアルタイムで受信するための命令と、
該第1の計測された実際のパラメータに基づいて該拡声器に対する推定されるリアルタイムのパラメータを反復的に策定するための命令と、
該推定されるリアルタイムのパラメータを該第2の計測された実際のパラメータと比較するための命令と、
該推定されるリアルタイムのパラメータと該第2の計測された実際のパラメータとの間の誤差を最小化するようにフィルタを反復的に調節するための命令と、
該誤差の最小化に応答して該フィルタから推定されるスピーカパラメータを導出するための命令と、
該推定されるスピーカパラメータに基づいて該拡声器の動作を管理するための命令と
を備えている、パワー管理システム。
(項目23)
上記フィルタは複数のフィルタであり、上記誤差を最小化するように該フィルタを反復的に調節するための上記命令は、複数の周波数のそれぞれにおいて該フィルタを調節するための命令をさらに備え、推定されるリアルタイムのパラメータを反復的に策定するための命令は、上記拡声器に対するインピーダンスモデルを該調節されたフィルタから策定するための命令を備えている、上記項目のいずれかに記載のコンピュータ読み取り可能ストレージ媒体。
(項目24)
上記第1の計測された実際のパラメータは、リアルタイムの実際の電圧であり、上記第2の計測された実際のパラメータは、リアルタイムの実際の電流である、上記項目のいずれかに記載のコンピュータ読み取り可能ストレージ媒体。
(項目25)
上記フィルタは、第1のパラメトリックフィルタと、第2のパラメトリックフィルタとを備え、誤差を最小化するように該フィルタを反復的に調節するための命令は、上記拡声器の共鳴周波数付近の拡声器アドミタンスをリアルタイムでモデル化するように該第1のパラメトリックフィルタを適応させるための命令と、該拡声器の高周波数範囲における拡声器アドミタンスまたはインピーダンスをモデル化するように該第2のパラメトリックフィルタを適応させるための命令とを備えている、上記項目のいずれかに記載のコンピュータ読み取り可能ストレージ媒体。
(摘要)
音響パワー管理システムは、音響システム内において音響デバイスの動作を管理する。音響パワー管理システムは、パラメータコンピュータと、閾値比較器と、リミッタとを含む。音響システムで生成される音響信号は、音響パワー管理システムに提供され得る。リアルタイムの実際の電圧および/またはリアルタイムの実際の電流など、音響信号の計測された実際のパラメータに基づいて、パラメータコンピュータは、音響システムに含まれる拡声器など、音響デバイスの推定された動作特性を導出し得る。閾値比較器は、閾値を策定するために推定された動作特性を使用し得、計測された実際のパラメータを監視することと、音響信号を調節するようにリミッタを選択的に指揮することとによって、音響システム内の1つ以上のデバイスの動作を管理し得るか、または、保護するかもしくは性能を最適化するための音響システム内の別のデバイスの動作を管理し得る。
本発明は、以下の図面および説明を参照すると、より理解され得る。図面中の構成要素は、必ずしもスケール通りではなく、代わりに、本発明の原理を図示するに際して強調がなされている。さらには、図面中において、同一の参照番号は、異なる図面の全体を通して対応する部分を指す。
図1は、音響システムに含まれるパワー管理システムの実施例のブロック図である。 図2は、拡声器モデル化の実施例である。 図3は、図1のパワー管理システムに含まれるパラメータコンピュータの実施例のブロック図である。 図4は、図1のパワー管理システムに含まれるパラメータコンピュータの別の実施例のブロック図である。 図5は、図1のパワー管理システムに含まれるパラメータコンピュータの別の実施例のブロック図である。 図6は、図1のパワー管理システムに含まれる電圧閾値比較器の実施例のブロック図である。 図7は、図1のパワー管理システムに含まれる電流閾値比較器の実施例のブロック図である。 図8は、図1のパワー管理システムに含まれる負荷パワー比較器の実施例のブロック図である。 図9は、図1のパワー管理システムに含まれる負荷パワー比較器の別の実施例のブロック図である。 図10は、図1のパワー管理システムに含まれる負荷パワー比較器のさらに別の実施例のブロック図である。 図11は、図1のパワー管理システムに含まれるスピーカ線形偏位比較器の実施例のブロック図である。 図12は、図1のパワー管理システムの動作フロー図である。 図13は、図12の動作フロー図の第2部である。 図14は、図12の動作フロー図の第3部である。
(好ましい実施形態の詳細な説明)
図1は、音響パワー管理システム100の実施例のブロック図である。音響パワー管理システム100は、音響ソース102と、音響増幅器104と、少なくとも1つの拡声器106とを有する音響システムに含まれ得る。パワー管理システム100を含む音響システムは、部屋、車両、または音響システムが動作され得る任意の他の空間においてなど、任意の聴取空間において動作され得る。音響システムは、音響コンテンツを提供可能なマルチメディアシステムの任意の形態であり得る。
音響ソース102は、歌手またはコメンテータなどの生の音声のソース、コンパクトディスクなどのメディアプレーヤ、ビデオディスクプレーヤ、ビデオシステム、ラジオ、カセットテーププレーヤ、音響ストレージデバイス、無線または有線の通信デバイス、ナビゲーションシステム、パーソナルコンピュータ、または、マルチメディアシステムの任意の形態において存在し得る任意の他の機能またはデバイスであり得る。増幅器104は、音響入力信号を受信し、音響入力信号の大きさを増大し、増幅された音響出力信号を提供することにより拡声器106を駆動することが可能な、電圧増幅器、電流増幅器、または任意の他の機構もしくはデバイスであり得る。増幅器104はまた、均等化、位相遅延、および/またはフィルタリングなど、音響信号の任意の他の処理を実行し得る。拡声器106は、音響信号を音波に変換するように動作可能な、任意の数の電気機械的デバイスであり得る。拡声器は、任意の数の異なる音声放射面または音声放射デバイスを含む、任意のサイズであり得、任意の周波数の範囲(単数または複数)内で動作し得る。他の実施例において、音響システムの構成は、前置または後置の均等化能力、ヘッドユニット、ナビゲーションユニット、オンボードコンピュータ、無線通信ユニット、および/または任意の他の音響システム関連機能など、追加の構成要素を含み得る。さらに、他の実施例において、パワー管理システムは、分散され得、かつ/あるいは、増幅器の後に続くか、もしくは増幅器内に、または拡声器に、もしくは拡声器内に、または音響ソースに、もしくは音響ソース内になど、音響システムの異なる部分に位置を定められ得る。
実施例のパワー管理システム100は、較正モジュール110と、パラメータコンピュータ112と、1つ以上の閾値比較器114と、リミッタ116とを含む。パワー管理システム100はまた、補償ブロック118と、デジタルからアナログへの変換器(DAC)120とを含む。パワー管理システム100は、電子回路および関連した構成要素の形態におけるハードウェア、デジタル信号プロセッサなどのプロセッサによって実行可能な命令として有形のコンピュータ読み取り可能媒体内に格納されるソフトウェア、またはハードウェアおよびソフトウェアの組合せであり得る。有形のコンピュータ読み取り可能媒体は、不揮発性メモリまたは揮発性メモリ、ROM、RAM、ハードディスク、光ディスク、磁気ストレージ媒体、および同等物など、データストレージデバイスまたはデータストレージ機構の任意の形態であり得る。有形のコンピュータ読み取り可能媒体は、電送可能な通信信号ではない。
一実施例において、パワー管理システム100は、デジタル信号プロセッサおよび関連メモリと、デジタルからアナログへの信号変換器などの信号変換器とを有して実装され得る。他の実施例において、説明される機能性を提供するために、より多くの、またはより少ない数のブロックが描写され得る。
動作中において、デジタル信号は、音響信号線路124上でパワー管理システム100に供給され得る。デジタル信号は、モノラル信号、ステレオ信号、または、5チャネル、6チャネル、もしくは7チャネルサラウンド音響信号などのマルチチャネル信号を表すものであり得る。あるいは、音響信号は、アナログ信号としてパワー管理システム100に供給され得る。音響信号は、音響コンテンツが、0Hzから20kHzを含む広範囲の周波数にわたって、または0Hzから20kHz内の一部の範囲にわたって変化するにつれ、電流および/または電圧が変化し得る。
パワー管理システム100は、音響信号の時間ベースのサンプルまたはスナップショットが較正モジュール110に提供されるように、時間領域において動作し得る。較正モジュール110は、電圧較正モジュール128および電流較正モジュール130を含み得る。電圧較正モジュール128は、電圧信号を受信し得、この電圧信号は、拡声器106で受信されるリアルタイムの電圧を表す、音響信号のリアルタイムの実際の電圧V(t)を示す。電圧信号は、音響信号の電圧に比例し得る。音響信号を搬送するワイヤの長さおよび径など、動作条件およびハードウェアにおける変動に起因して、リアルタイムの実際の電圧V(t)は、拡声器106での電圧の推定である。その点に関して、パワー管理システム100による音響信号のリアルタイムの実際の電圧V(t)の受信は、リミッタ116と増幅器104との間で生じるように図示されているが、拡声器106の推定電圧は、拡声器106で、増幅器104で、または、拡声器106での電圧の推定を表すように較正されることが可能な、音響信号のリアルタイムの実際の電圧V(t)の反復可能な表現が取得され得る任意の他の場所で計測され得る。
図1において、音響信号は、DAC 120によって受信され、デジタル信号からアナログ信号へリアルタイムで変換され、リアルタイムの実際の電圧線路134上に供給される。DAC 120は、デジタルデータをアナログデータへ変換することが可能な任意のアルゴリズムおよび/または回路であり得る。他の実施例において、音響信号はアナログ信号であり得、DAC 120は省略され得る。音響信号は、44.1KHz、48KHz、または96KHzなどの所定のレートでサンプリングされ得る。本明細書において使用される場合、「リアルタイム」の用語は、パワー管理システム100によって音響信号の1つ以上のサンプルまたはスナップショットが受信されるとほぼ即座に生じる処理および他の動作を指し、このような処理および動作によって、パワー管理システム100は、音響信号において受信されている音響コンテンツの連続的な流れに対して反応的であり、連続的な流れに応答した対応する出力を生成する。
電流較正モジュール130も同様に、拡声器106で受信される音響信号のリアルタイムの実際の電流I(t)を示す電流信号を受信し得る。拡声器106の入力端子間にわたる抵抗器などの電流センサ、拡声器106内もしくは拡声器106上もしくは拡声器106の近辺に設置されるホール効果センサ、または、拡声器106に供給されている音響信号の電流を表す信号を提供することが可能な任意の他の形態のセンサは、リアルタイムの電流に比例した可変の電圧を取得するために使用され得、このリアルタイムの電流は、拡声器106によって受信される電流の推定を表す。リアルタイムの実際の電流I(t)は、リアルタイムの電流供給線路136上で較正モジュール110に供給され得る。
較正モジュール110は、計測された実際のパラメータ(単数または複数)の調整を実行し得る。調整は、受信され計測された実際のパラメータを帯域制限すること、計測された実際のパラメータにレイテンシおよび/または位相シフトを加えること、ノイズ補償を実行すること、周波数応答を調節すること、歪みを補償すること、および/または計測された実際のパラメータ(単数または複数)をスケーリングすることを含み得る。電流を表す調整された信号および電圧を表す調整された信号は、それぞれ、調整されたリアルタイムの実際の電圧線路138およびリアルタイムの実際の電流線路140上のリアルタイムの信号として、パラメータコンピュータ112と、閾値比較器114のうちの1つ以上とに提供され得る。
パラメータコンピュータ112は、音響システムに内包されるハードウェアに対する推定された動作特性を策定し得る。推定された動作特性は、音響システム中のデバイスの動作上の機能性およびパラメータを再生成するために、計測された実際のパラメータ、モデル、シミュレーション、データベース、または任意の他の情報もしくは方法を使用して、パラメータコンピュータ112によって策定され得る。
例えば、パラメータコンピュータ112は、1つ以上の調整された計測された実際のパラメータまたは1つ以上の計測された実際のパラメータなど、音響システムの動作条件に基づいて、拡声器106に対する推定されたスピーカモデルをリアルタイムで策定し得る。一実施例において、パラメータコンピュータ112は、1つ以上の計測された実際のパラメータの所定数のサンプルが受信される度になど、所定の間隔で、拡声器106に対するインピーダンス曲線をリアルタイムで策定し得る。策定されるインピーダンス曲線は、拡声器106の動作特性の推定であり得る。別の実施例において、パラメータコンピュータ112は、拡声器に関連付けられるDC抵抗、移動質量、共鳴周波数、インダクタンス、または任意の他のスピーカパラメータなど、推定された動作特性を生成し得る。さらに他の実施例において、他の形態の動作特性は、密閉式拡声器モデル、クロスオーバー適応モデル、または拡声器の振舞いを表す任意の他の形態のモデルへのフィッティングなど、パラメータコンピュータ112を有して実装され得る。
図2は、拡声器106のスピーカパラメータを表す一例の等価回路モデルである。入力電圧(Vin)202は、リアルタイムの実際の電圧V(t)に等価である、拡声器106の駆動電圧として供給され得る。拡声器106の電気入力インピーダンスは、ボイスコイル抵抗(Re)204およびボイスコイルインダクタンス(Le)206で表され得る。ボイスコイル抵抗Re204はまた、ボイスコイル温度における変動を表し得る。図2は、ボイスコイル温度とボイスコイル抵抗Re204との間の相関を図示する一例の曲線を含む。モータ束密度(BI)208は、拡声器106の動起電力を表し得る。リアルタイムの実際の電流I(t)に等価であり得る入力電流Iin 210は、示されるように、拡声器106のモータを表す変圧器を通して流れ得る。
拡声器106内に含まれる拡声器懸架システムの質量、抵抗、および剛性を含む、拡声器106の機械的インピーダンスは、機械的インピーダンスMm 214、機械的抵抗Rm 216、および機械的コンプライアンスCm 218で表され得る。機械的コンプライアンスCm 218は、拡声器106の剛性またはコンプライアンスを表し得る。しかるに、機械的コンプライアンスCm 218はまた、拡声器106を取り巻く周囲温度および/または拡声器懸架システムの温度における変化を表し得る。図2は、周囲温度と機械的コンプライアンスCm 218との間の相関を図示する一例の曲線を含む。他の実施例において、拡声器のスピーカパラメータをモデル化するために他のモデルが使用され得る。さらに、音響システム内の他のデバイスをモデル化するために他のモデルが使用され得る。
パラメータコンピュータ112は、スピーカパラメータなどの推定されたリアルタイムのパラメータを決定し得るのみならず、拡声器106などのデバイスが動作して1つ以上の計測された実際のパラメータが変化するのに際し、決定された推定されたリアルタイムのパラメータを経時的に変化させることもあり得る。前述したように、パラメータコンピュータ112は、時間領域において1つ以上の計測された実際のパラメータを受信し得るが、推定されたスピーカパラメータを表す解は、周波数領域において生成され得る。例えば、パラメータコンピュータ112は、高速フーリエ変換(FFT)を使用することにより、周波数領域において拡声器106の推定されたインピーダンスを取得し得、所定のサイズに分割された音響信号のブロックを使用して様々なスピーカパラメータについて解を導き得る。別の実施例では、時間領域において、拡声器の推定されたインピーダンスは、サンプル毎ベースを上限としてなど、所定数のサンプル毎に計算され得る。したがって、1つ以上の計測された実際のパラメータが変化するのに応じて、推定されるスピーカパラメータが変化し得る。
図3は、パラメータコンピュータ112の実施例のブロック図であり、パラメータコンピュータ112は、リアルタイムのパラメータ推定器302および加算器304を含む。音響信号は、音響ソースから音響ソース線路124上に提供され、拡声器106を駆動するために使用される。この実施例において、パラメータコンピュータ112は、リアルタイムの実際の電圧線路306上で音響信号のリアルタイムの実際の電圧V(t)(調整済み、または未調整)のサンプルを受信する。電圧がデジタルからアナログへの変換器(DAC)を介して受信される場合、電圧は、実際の電圧ではないことがあり得る。むしろ、「実際の」電圧は、DAC電圧に基づく推定された電圧であり得る。さらに、パラメータコンピュータ112は、リアルタイムの電流線路308上で、拡声器106で受信される電流を表すリアルタイムの実際の電流I(t)(調整済み、または未調整)のサンプルを受信する。
リアルタイムのパラメータ推定器302は、加算器304を使用して、リアルタイムの実際の電流I(t)を推定されたリアルタイムの電流と比較することによって、拡声器106などのデバイスのデジタルモデルを構築するのに使用され得る。比較は、いくつかのサンプルが受信される度に、サンプル毎ベースで、またはリアルタイムの値を出力として提供する任意の他の期間に生じ得る。推定されたリアルタイムの電流は、リアルタイムの実際の電圧V(t)に基づいて、リアルタイムのパラメータ推定器302によって計算され得る。図3において、リアルタイムのパラメータ推定器302によって計算される推定されたリアルタイムの電流は、リアルタイムの実際の電流I(t)から減算され得、これにより、誤差信号線路312上に誤差信号を算出する。あるいは、推定されたリアルタイムの電圧は、リアルタイムの実際の電流I(t)に基づいて、リアルタイムのパラメータ推定器302によって計算され得、実際のリアルタイムの電圧と比較されることにより、誤差信号線路312上に誤差信号を生成する。リアルタイムのパラメータ推定器302は、スピーカパラメータなどのデバイスパラメータをモデル化するフィルタを使用して計算を実行し得、これにより、推定されたリアルタイムの電圧または電流に到達する。
一実施例において、リアルタイムのパラメータ推定器302と共に実行されるモデル化は、適応フィルタアルゴリズムを使用した負荷インピーダンスベースのモデル化であり得、適応フィルタアルゴリズムは、誤差信号を解析し、必要に応じて推定されたスピーカパラメータを繰返し調節することにより、リアルタイムでの誤差を最小化する。この実施例において、リアルタイムのパラメータ推定器302は、コンテンツ検出モジュール314と、適応フィルタモジュール316と、第1のパラメトリックフィルタ318と、第2のパラメトリックフィルタ320と、減衰モジュール322とを含み得る。音響信号のリアルタイムの実際の電圧V(t)は、第1のパラメトリックフィルタ318によってサンプル毎ベースで受信され得る。同様に、リアルタイムの実際の電流I(t)は、加算器304によってサンプル毎ベースで受信され得る。
したがって、適応フィルタモジュール316は、適応フィルタアルゴリズムを使用することにより、誤差信号を解析し、第1のパラメトリックフィルタ318および第2のパラメトリックフィルタ320のそれぞれにおけるフィルタパラメータを繰返しかつ選択的に調節し得、これにより、誤差を最小化する。適応フィルタモジュール316によって実行されるアルゴリズムは、最小平均二乗(LMS)アルゴリズムまたはLMSアルゴリズムの変形など、適応フィルタリング技術の任意の形態であり得る。
コンテンツ検出モジュール314は、音響信号に含まれるコンテンツが所定の境界の範囲内にない場合に適応フィルタモジュール316が動作しないように、適応フィルタモジュール316の動作を有効化し得る。例えば、適応フィルタモジュール316の安定性が損なわれないような、ノイズのみが音響信号中に検出される場合に、適応フィルタモジュール316は、コンテンツ検出モジュール314によって無効化され得る。
コンテンツ検出モジュール314は、所定の周波数範囲または帯域幅の範囲内の音響信号に含まれるコンテンツのエネルギーレベルを検出し得る。所定の周波数範囲は、拡声器106の推定された動作特性および/または実際の動作特性に基づき得る。一実施例において、所定の周波数範囲は、約ゼロヘルツから、拡声器106の最大限可能な推定されるリアルタイムの共鳴周波数など、所定の最大周波数までであり得る。他の実施例において、周波数範囲は、ゼロヘルツから、拡声器106の製造業者による広告された共鳴周波数までであり得る。さらに他の実施例において、任意の他の周波数範囲が所定の周波数範囲として適用され得る。エネルギーレベルの検出は、適応フィルタモジュール316によって処理されることが可能な最小のエネルギーレベルなど、所定のエネルギーレベル限度に基づき得る。一実施例において、最小のエネルギーレベルは、音響信号中に存在するRMS電圧の最小レベルであり得る。
所定の境界の範囲内にある音響信号に基づいて、コンテンツ検出モジュール314によって有効化されると、適応フィルタモジュール316の動作は、推定されたリアルタイムのパラメータと計測された実際のパラメータとの間のあらゆる誤差を所定の誤差のレベルにまで収束させることに対して比較的敏捷かつ堅牢であるために、局所極小を防止するように絶え間なく解を導き得る。適応フィルタは、誤差を最小化するように音響システムの動作中に絶え間なく解を導き得るか、または、適応フィルタは、アルゴリズムがあるデューティーサイクルで順応するような多重化システムの一部であり得る。適応フィルタモジュール316の動作には、スピーカの設計パラメータ、アルゴリズムから最後に知られた値、または、例えば周囲温度センサからの読取りなどの1つ以上の外的ソースから供給される情報に基づいて計算されたパラメータの推定など、初期値が与えられる。
第1のパラメトリックフィルタ318、第2のパラメトリックフィルタ320、および減衰モジュール322に含まれる初期フィルタ値は、拡声器106の実際のリアルタイムの動作特性に近似する拡声器106のモデルを生成するために前もって選択された所定の値であり得る。所定の値は、各フィルタおよびモジュール内に、適応フィルタモジュール316内に、パラメータコンピュータ112内またはパラメータコンピュータ112と関連付けられた任意の他のデータストレージ位置に格納され得る。所定の値は、代表的な拡声器106のテスティング、実験室条件下での実際の拡声器106のテスティング、動作値であって、リアルタイムのパラメータ推定器302の先行動作から最後に知られた、第1のパラメトリックフィルタ318、第2のパラメトリックフィルタ320、および減衰モジュール322の動作値、周囲温度の読取りに基づく計算、または、任意の他の機構もしくは手順であって、拡声器106の実際の動作特性と拡声器106の推定された動作特性との間の誤差(もしくは差異)が約ゼロもしくは所定の許容レベルに敏捷に収束することを可能にする値を取得するための任意の他の機構もしくは手順に基づき得る。しかしながら、リアルタイムのパラメータ推定器302は、リアルタイムの実際の値が変わる際に、推定された動作特性が如何に敏捷に調節され、または進化させられるかを制御するためのパラメータを含み得る。一実施例において、推定されたスピーカパラメータは、音響信号が変化するよりも有意に遅く進化し得、例えば、所定のレートで音響信号をサンプリングすることに基づく音響信号における変化よりも100マイクロ秒から2秒遅い。
第1のパラメトリックフィルタ318および第2のパラメトリックフィルタ320は、拡声器の動作パラメータの全部もしくは一部を表すか、またはモデル化するために使用され得る、任意の形態のフィルタであり得る。他の実施例において、拡声器の動作パラメータの全部もしくは一部を表すか、またはモデル化するために、単一のフィルタが使用され得る。一実施例において、第1のパラメトリックフィルタ318はパラメトリックノッチフィルタであり得、第2のパラメトリックフィルタ320はパラメトリック低域通過フィルタであり得る。パラメトリックノッチフィルタには、Q、周波数、および利得などの変化し得るフィルタパラメータ値が取込まれ得、これにより、拡声器アドミタンスを拡声器の共鳴周波数の近くでリアルタイムでモデル化する。パラメトリック低域通過フィルタには、Q、周波数、および利得などの変化し得るフィルタパラメータ値が取込まれ得、これにより、拡声器アドミタンスを拡声器の高周波数範囲においてモデル化する。代替の実施例において、第2のパラメトリックフィルタ320は省略され得る。第2のパラメトリックフィルタ320の省略は、そのような特性がモデル化されることを必要としない、モデル化される拡声器の周波数範囲に起因し得、拡声器の高周波数範囲における拡声器アドミタンスをモデル化するための一定の所定のフィルタ値の使用、拡声器の高周波数範囲における拡声器アドミタンスをモデル化するための定数の使用、または第2のパラメトリックフィルタ318の必要性を削減する任意の他の理由に起因し得る。
減衰モジュール322には、拡声器106のDCアドミタンスをモデル化するために、利得値が取込まれ得る。利得値は、拡声器のインダクタンスの値におけるDCオフセットに相当するように変化させられ得る。例えば、公称4オームの拡声器において、利得値は約0.25であり得る。しかるに、拡声器106のリアルタイムの実際のインピーダンスが動作中に変化するのに応じて、減衰モジュール322の利得値がリアルタイムで変化させられ得、これにより、拡声器106の動作特性の正確な推定を維持する。一実施例において、減衰モデル322は、第2のパラメトリックフィルタによってモデル化されるアドミタンスにおけるDCオフセットのモデル化を提供し得る。例えば、第1のパラメトリックフィルタ318および第2のパラメトリックフィルタ320の変化し得る値に対する反復的なリアルタイムの調節に起因して誤差信号が平坦化(収束)し始めると、減衰モジュール322の利得値は、適応フィルタモジュール316によって調節され得、これにより、誤差をゼロに向かって収束させる。
推定されたリアルタイムのスピーカパラメータなど、推定されたリアルタイムのパラメータは、推定された動作特性線路144上に提供され得る。リアルタイムのパラメータ推定器302は、パラメトリックフィルタを使用してリアルタイムでスピーカパラメータを直接策定しているので、スピーカパラメータを取得するためのフィルタパラメータの曲線フィッティングは不要である。さらに、誤差信号をほぼゼロに収束させるように絶え間なく解を導くことに起因して、例えば、動作中において、拡声器の実際の特性が共鳴周波数が変わった点まで変化する場合、第1のパラメトリックノッチフィルタ318における変化し得る値の反復的な調節は、推定された動作特性に含まれる推定された中心周波数が、拡声器106の実際の共鳴周波数とほぼ一致するように生じ得る。
図4は、パラメータコンピュータ112の別の実施例のブロック図であり、パラメータコンピュータ112は、リアルタイムのパラメータ推定器302および加算器304を含む。音響信号は、音響ソースから音響ソース線路124上に提供され得、拡声器106を駆動するために使用される。図3と同様に、パラメータコンピュータ112は、リアルタイムの実際の電圧線路406上で音響信号のリアルタイムの実際の電圧V(t)(調整済み、または未調整)のサンプルを受信し得る。さらに、パラメータコンピュータ112は、リアルタイムの電流線路408上で、拡声器106で受信される電流を表すリアルタイムの実際の電流I(t)(調整済み、または未調整)のサンプルを受信し得る。また、加算器304は、リアルタイムの実際の電流I(t)とリアルタイムの推定された電流との間の差異を表すリアルタイムの誤差信号を誤差信号線路412上に出力し得る。他の実施例において、リアルタイムの誤差信号は、リアルタイムの実際の電圧V(t)とリアルタイムの推定電圧との間の差異を表し得る。図3の実施例のパラメータコンピュータ112との多くの類似性に起因して、簡潔化の目的で、かつ繰返しを避けるために、以下の論述は、主にこれら2つの実施例の間の差異にのみ注目する。
図4において、リアルタイムのパラメータ推定器302は、周波数コントローラ410と、フィルタバンク414と、曲線フィットモジュール416とを含み得る。周波数コントローラ410は、拡声器106のリアルタイムの推定された共鳴周波数など、推定されたスピーカパラメータをパラメータコンピュータ112から受信し得る。推定されたスピーカパラメータに基づいて、周波数コントローラ410は、更新されたフィルタパラメータをフィルタバンク414に提供し得る。フィルタバンク414は、2つのフィルタが協調して1つの周波数で動作するように、複数のフィルタを含み得る。これら2つのフィルタは、その周波数での電圧に対する第1のフィルタと、その周波数での電流に対する第2のフィルタとを含む。フィルタの各ペアが設置される周波数でのインピーダンス値を取得するために、2つのフィルタからの結果が割られる。したがって、フィルタのペアは、それぞれ、1つの周波数に対して1つのインピーダンス値を提供し得、拡声器106に対する推定されたインピーダンスモデルを反映するために、更新されたフィルタパラメータがリアルタイムで取込まれるのは、複数のフィルタからの複数のインピーダンス値である。一実施例において、フィルタは、それぞれ、離散フーリエ変換であり得る。別の実施例において、フィルタは、それぞれ、所定の周波数で動作するGoertzelフィルタであり得る。
フィルタバンク414内のフィルタは、それぞれ、約20Hzから20kHzまでの範囲に及ぶ1つの異なる周波数に収束するので、単一の周波数に対するインピーダンス値の形態におけるスピーカ動作特性は、その単一の周波数での誤差線路412上の誤差を最小化することによって導出され得る。フィルタバンク414内の複数のフィルタのそれぞれにおける誤差を最小化することによって、推定されたスピーカインピーダンス曲線がリアルタイムで生成され得る。とりわけ、誤差信号は、フィルタのフィルタパラメータを繰返し適応することによって収束され得、これにより、拡声器アドミタンスにほぼ類似する形状を有する周波数応答曲線を取得する。収束に続いて、曲線フィットモジュール416が実行され得、これにより、フィルタパラメータを、推定されたスピーカパラメータの形態における拡声器106の推定された動作特性に変換し、ここで、このフィルタパラメータは、アドミタンスまたはインピーダンスのデータ点の組を表し、それぞれの点は、異なる周波数にある。推定されたスピーカパラメータは、推定された動作特性線路144上で1つ以上の閾値比較器114に提供され得る。さらに、スピーカパラメータコンピュータ112によって、任意の他の推定された動作特性が、推定された動作特性線路144上で閾値比較器114に供給され得る。
フィルタは、それぞれ、単一の周波数で動作させられるので、図3に関して論述したような適応フィルタリングの必要性はない。さらに、誤差信号を収束するために必要な計算パワーのレベルは、高速フーリエ変換(FFT)解法に必要な計算パワーよりも有意に小さい。例えば、歌曲の形態における音響コンテンツは、音響信号線路406上に提供され得、フィルタのうちの1つは、80Hzなどの選択された周波数での音響信号中のエネルギーの大きさを確立し得る。
一実施例において、フィルタバンク414内に含まれるフィルタのバンクは、周波数データのサンプルを正確に提供するために、約20Hzから約20kHzまでの周波数の範囲において3分の1オクターブで分布し得る。別の実施例において、フィルタバンク内のフィルタは、拡声器106の推定された共鳴周波数の近辺など、所望の位置においてフィルタの大多数が戦略的に設置され得る場合など、所定の複数の位置に分布し得る一方、周波数の範囲を捕捉するために、より少ないフィルタが周波数範囲にわたって分布し得る。フィルタバンク内のフィルタが動作する周波数は、フィルタバンク414内の個別のフィルタの周波数パラメータを変更することによって変更され得るので、フィルタは、拡声器106の動作特性の正確な推定を構築するのに有用な戦略的位置に設置されるように、周波数範囲内において配列され得る。
個々のフィルタの周波数パラメータは、使用者によって手動で、システムによって自動的に、または手動と自動の何らかの組合せによって変化させられ得、これにより、周波数スペクトルに沿ってフィルタの所望の位置を取得する。例えば、使用者は、フィルタをグループ化し、そのグループ内のすべてのフィルタの周波数に対して手動の変更を行い得る。あるいは、パラメータコンピュータ112は、後述するように、拡声器の推定される共鳴を検出し得、それに応じて、その推定される共鳴の付近で周波数分解能を最適化するために、フィルタ周波数を調節し得る。一実施例において、フィルタの周波数は、所定の値として格納され得る。別の実施例において、拡声器106の(共鳴周波数などの)推定された動作特性および実際の動作特性が動作中に変化すると、周波数は、パラメータコンピュータ112によってリアルタイムで動的に更新され得る。さらに別の代替手段において、パラメータコンピュータ112は、所定の時間スケジュールで、および/または、拡声器106の推定されたリアルタイムの動作特性における所定の割合の変化に応答して、周波数を提供し得る。
図5は、パラメータコンピュータ112の別の実施例のブロック図であり、パラメータコンピュータ112は、リアルタイムのパラメータ推定器302および加算器304を含む。先の実施例と同様に、音響信号は、音響ソースから音響ソース線路124上に提供され、拡声器106を駆動するために使用される。さらに、リアルタイムの実際の電圧V(t)(調整済み、または未調整)は、リアルタイムの実際の電圧線路506上に供給された音響信号から、リアルタイムのパラメータ推定器302に提供される。さらに、加算器304は、同様に、リアルタイムの電流線路508上に供給されたリアルタイムの実際の電流I(t)(調整済み、または未調整)を受信し得る。加算器304は、拡声器106の推定されたリアルタイムの動作特性を示す推定されたスピーカモデルを調節するために、計測された実際のパラメータと推定されたリアルタイムのパラメータにおける差異を表す誤差信号を出力し得る。誤差信号は、誤差信号線路512上で、加算器304によってリアルタイムのパラメータ推定器302へ出力され得る。この実施例は、多くの点において、図3および図4のパワー管理システム100および音響システムの前述した実施例に類似するので、簡潔化のためにそのような情報は繰返されず、むしろ、前述した実施例からの差異点に議論を絞る。
図5において、リアルタイムのパラメータ推定器302は、適応フィルタモジュール514と、非パラメトリックフィルタ516と、曲線フィットモジュール518とを含む。この実施例において、適応フィルタモジュール514は、誤差信号を解析し得、かつ非パラメトリックフィルタ516中のフィルタパラメータをリアルタイムで調節し得る。非パラメトリックフィルタ516は、有限インパルス応答(FIR)フィルタ、または、音響システム内の別のデバイスの拡声器106の推定された動作特性をモデル化することが可能な有限数の係数を有するフィルタの任意の他の形態であり得る。非パラメトリックフィルタ516中の係数の適応的反復によって、誤差信号がリアルタイムで最小化され得る。非パラメトリックフィルタ516の適応のレートは、フィルタ係数の進化が、受信されるサンプルの数に対して比較的ゆっくりと生じるように、適応フィルタモジュール514によって制御され得る。例えば、フィルタ係数の反復的な適応は、音響信号の変化のレートと比較した場合、100ミリ秒から2秒の範囲内に生じ得る。
フィルタ係数は、20Hzから20kHzまでなどの周波数の範囲にわたって、拡声器106のアドミタンスのリアルタイムの推定を表し得る。推定されたアドミタンスから、拡声器のDC抵抗、移動質量、共鳴周波数、およびインダクタンスなどの推定されたスピーカパラメータがリアルタイムで導出され得る。拡声器106の動作特性を推定するために非パラメトリックフィルタ516に対して策定される係数は、人間読み取り可能の形態にないので、曲線フィットモジュール518は、推定されたスピーカパラメータを取得するために、係数を曲線にフィットさせるように適用され得る。推定されたスピーカパラメータへのフィルタ係数の収束は、音響パワー管理システム100内でのスピーカパラメータの使用を可能にする。スピーカパラメータは、推定された動作特性線路144上で、1つ以上の閾値比較器114に提供され得る。さらに、スピーカパラメータコンピュータ112によって、任意の他の推定された動作特性が、推定された動作特性線路144上で閾値比較器114に供給され得る。
図1において、閾値比較器114は、パワー管理システム100に選択的に含まれ得、これにより、拡声器106、増幅器104、音響ソース102、または音響システム内の任意の他の構成要素の、動作の管理の何らかの形態を提供する。動作の管理は、損傷、または、各デバイスもしくは音響システム内の他のデバイスの物理的安定性に対して害となる動作からの、拡声器106、増幅器104、および/または音響ソース102の何らかの形態の保護を必然的に伴い得る。あるいは、またはさらに、動作の管理は、歪みまたは不要なクリッピングを最小化するためなど、拡声器106、増幅器104、および/または音響ソース102の望ましくない動作を最小化するための何らかの形態の動作制御を必然的に伴い得る。さらに、音響システムまたは音響システム内の個別の構成要素/デバイスによる全体的な電力消費は、電力消費の目標または限度に準拠することによって最小化され得る。
閾値比較器114は、リアルタイムの実際の電圧V(t)(調整済み、または未調整)および/またはリアルタイムの実際の電流I(t)(調整済み、または未調整)と共にパラメータコンピュータ112によって策定されるスピーカパラメータなど、推定されたパラメータを使用し得、これにより、拡声器106および/または音響システム内の他のデバイスの、動作の管理を提供する。デバイスの管理は、1つ以上の閾値の策定および適用に基づき得る。閾値比較器114によって策定および適用される閾値は、リアルタイムの実際の計測値、推定されたパラメータ、限界値、および/または境界の、任意の組合せに基づき得る。言い換えれば、閾値は、リアルタイムの動作特性を変更すること、および、音響システムに含まれるデバイスのうちの1つ以上の、限界または境界のリアルタイムの計算を変更することの結果として、策定され得る。
パラメータコンピュータ112は、推定された動作特性線路144上に、推定されたスピーカパラメータをリアルタイムで提供し得る。さらに、リアルタイムの実際の電圧V(t)および/またはリアルタイムの実際の電流I(t)は、リアルタイムの実際の電圧線路140およびリアルタイムの実際の電流線路138上で、閾値比較器114に提供され得る。推定されるスピーカパラメータおよび計測された実際のパラメータは、1つ以上の閾値を策定および実装するために、サンプル毎ベースにおいてなどの所定のスケジュールで、所定数のサンプルに次いで反復的に、または限界値のリアルタイムの計算および/もしくは適用を可能にする任意の他の期間で、閾値比較器114に提供され得る。閾値の策定は、音響システム動作パラメータ限界および/または音響システム保護パラメータ限界の考慮を含み得る。したがって、音響パワー管理システム100は、機器保護機能、電力節約機能、および音響音声出力制御機能を提供し得る。
この点において、リアルタイムでの閾値音響システム動作パラメータの決定に続いて、閾値比較器114は、計測されたパラメータが、それぞれ決定された閾値を越えるか、または決定された閾値に到達することをリアルタイムベースで監視し得る。各閾値が越されたことをリアルタイムで検出すると、各閾値比較器114は、各リミッタ信号線路154上で、各制限信号をリミッタ116に別々に提供し得る。
リミッタ116は、音響信号線路124上に提供されている音響信号を調節することが可能な任意の形態の制御デバイスであり得る。リミッタ116は、1つ以上の制限信号の受信に応答して、音響信号を調節するように起動され得る。後述するように、音響信号への調節は、制限信号を提供する特定の閾値検出器、および/または、提供されている制限信号の性質に基づき得る。リミッタ116は、デジタル信号プロセッサ内など、デジタルデバイスとして動作し得る。あるいは、またはさらに、リミッタ116は、アナログデバイスであり得、かつ/または、電子回路および回路網で構成され得る。あるいは、またはさらに、リミッタ116はまた、1つ以上の制限信号の受信に応答して、パワー増幅器104の利得もしくは何らかの他の調節可能なパラメータ、音響ソース102、または音響システム内の任意の他の構成要素を制御し得る。
リミッタ116はまた、制限信号のうちの1つ以上と共に使用するために、格納されたパラメータをも含み得、これにより、音響信号を調節する。パラメータの例は、アタック時間、リリース時間、閾値、レシオ、出力信号レベル、利得、または音響信号を調節することに関連した任意の他のパラメータを含む。一実施例において、制限信号および/または制限信号を提供する閾値比較器114に依存して音響信号を制限するに際して、複数の異なる格納されたパラメータがリミッタ116によって使用され得る。したがって、閾値比較器114は、それぞれ、制限信号を提供し得、この制御信号は、制御信号のタイプを識別する情報、および/または、閾値比較器114のうちの1つであって、それから制限信号が生成された閾値比較器114を識別する情報を含む。例えば、リミッタ116は、閾値比較器114に対応する入力マッピングを含み得、これによって、特定の入力上で受信される制限信号は、入力マッピングに基づいて、閾値比較器114のうちの特定の1つからであることがリミッタ116によって知られる。別の実施例において、制限信号は、各制限信号を伝送する各閾値比較器114の識別子を含み得る。さらに、または代わりに、異なる制限信号は、それぞれ、作用識別子を含み得、作用識別子は、特定のタイプの制限信号を受信した際にリミッタ116がどのような作用を行うべきかを示す。作用識別子はまた、利得値などのパラメータ、または、音響信号もしくは音響システム内のデバイスを制限もしくは調節する際に使用するための他のパラメータをも含み得る。
音響信号を調節するためのリミッタ116による動作は、閾値比較器114から提供される制限信号に基づいて、リアルタイムで実行され得る。リミッタ116はまた、2つ以上の異なる閾値比較器114からの制限信号に応答して、音響信号をリアルタイムで調節するように動作し得る。一実施例において、異なる閾値比較器114からの異なる制限信号に応答したこのような調節は、音響信号を調節するのとほぼ同時に実行され得る。
補償ブロック118もまた、音響パワー管理システム100内に随意で含まれ得る。補償ブロック118は、位相遅延、時間遅延、および/または時間シフトを提供する任意の回路もしくはアルゴリズムであり得、これにより、音響信号の歪みなく、リミッタ116のリアルタイムの動作を可能にする。後述するように、補償ブロック118はまた、個々の閾値比較器114と協調して動作し得、これにより、特定の閾値比較器114によって提供されている制限信号の性質に依存して、音響信号の異なるタイプの補償を実行する。さらに、または代わりに、補償ブロック118は、各閾値比較器114によって提供されている制限信号に基づいて、選択的に起動および停止され得る。補償ブロック118はまた、パラメータコンピュータ112によって提供される拡声器106の推定された動作特性に基づいて、選択的に調節され得る。
図1において、閾値比較器114は、電圧閾値比較器146、電流閾値比較器148、負荷パワー比較器150、およびスピーカ線形偏位比較器152のうちの任意の1つ以上を含み得る。他の実施例において、上記で識別された閾値比較器114のうちの1つのみ、または任意の部分的な組合せが、音響パワー管理システム100内に含まれ得る。さらに他の実施例において、音圧レベル比較器などの追加もしくは代替の閾値比較器、または、音響システムの1つ以上の構成要素の動作を管理するための閾値を策定することが可能な任意の他の形態の比較器が、音響パワー管理システム100内に含まれ得る。
図6は、電圧閾値比較器146、リミッタ116、および補償ブロック118のブロック図の例である。電圧閾値比較器146は、均等化モジュール602および電圧閾値検出器604を含み得る。音響信号は、音響信号線路124上で補償ブロック118に供給され得る。さらに、音響信号のリアルタイムの実際の電圧V(t)(調整済み、または未調整)が、リアルタイムの実際の電圧線路606上で均等化モジュール602に供給され得る。この実施例において、補償ブロック118は、電圧閾値比較器146の動作中において、感知された電圧信号と音響信号との間で位相が一致するように維持するための位相等化器として動作し得、これにより、146を通過する信号中の位相遅れに起因した音響信号中のオーバーシュートを防止する。
図6において、均等化モジュール602は、リアルタイムの実際の電圧V(t)に基づくのみならず、スピーカパラメータ線路144上でパラメータコンピュータ112から提供される推定されたリアルタイムの動作特性にも基づいて動作し得る。一実施例において、推定されたリアルタイムの動作特性は、格納された所定の値であり得る。別の実施例において、推定されたリアルタイムの動作特性は、拡声器106の推定された動作特性および実際の動作特性が動作中に変化すると、パラメータコンピュータ112によってリアルタイムで動的に更新され得る。さらに別の代替手段において、パラメータコンピュータ112は、所定の時間スケジュールで、および/または、推定されたリアルタイムの動作特性における所定の割合の変化に応答して、推定されたリアルタイムの動作特性を提供し得る。
均等化モジュール602は、狭帯域全域通過フィルタなどのフィルタ、ピークノッチフィルタ、または拡声器の共鳴をモデル化することが可能な任意の他のフィルタを含み得る。フィルタは、Q、利得、および周波数などの調節可能なフィルタパラメータを含み得る。フィルタのフィルタパラメータは、リアルタイムの推定された共鳴周波数など、拡声器106の推定されたリアルタイムの動作特性が変化すると、均等化モジュール602によって変化させられ得る。フィルタにおける変動は、特定の周波数における信号エネルギーの大きさを調節し得、これによって、ある周波数において音響信号のリアルタイムの実際の電圧V(t)が減衰する一方、他の周波数では、リアルタイムの実際の電圧V(t)が強調される。
結果として生じる均等化モジュール602の出力は、周波数領域においてフィルタ処理または均等化されたリアルタイムの電圧信号であり、この電圧信号は、拡声器106のリアルタイムの推定された共鳴周波数に基づいて補償されている。フィルタ処理されたリアルタイムの実際の電圧V(t)は、補償されたリアルタイムの電圧信号として、補償された電圧線路606上で電圧閾値検出器604に提供され得る。
電圧閾値検出器604は、補償されたリアルタイムの電圧信号に基づいて、所定数の周波数のうちのいずれかで閾値を超過したかどうかを判定し得る。拡声器は、拡声器の共鳴周波数付近の音響信号中の比較的大きな振幅を取扱うことが可能であり、そして、共鳴周波数から遠く離れた、比較的低い電圧振幅の取扱い能力を有する。均等化モジュール602による補償は、拡声器106の推定された共鳴周波数が動作中に変化する場合の、周波数範囲内での拡声器106の変動する電圧の取扱い能力を反映する。
スピーカパラメータコンピュータ112は、連続的な周波数ベースの境界曲線を提供し得、この境界曲線は、電圧閾値検出器604に対して、閾値を策定する際に使用するための限界として提供される。境界曲線は、初期には、格納された曲線であり得、この格納された曲線は、リアルタイムの実際の計測値および/または推定されたリアルタイムの動作特性に基づいて、パラメータコンピュータ112によってリアルタイムで調節され得る。パラメータコンピュータ112は、所定の時間スケジュールで、および/または、境界曲線における所定の割合の変化に応答して、調節された境界曲線を電圧閾値検出器604に提供し得る。あるいは、格納された境界曲線は、電圧閾値検出器による使用のために、電圧閾値検出器604に提供され得る。さらに、または代わりに、電圧閾値検出器604は、受信されたリアルタイムの実際の電圧V(t)および推定されたリアルタイムの動作特性に基づいて、受信された境界曲線をリアルタイムで調節し得る。フィルタ処理されたリアルタイムの実際の電圧V(t)の信号レベルが境界曲線を超過することを電圧閾値検出器604が識別する場合に、電圧閾値検出器604によって決定された閾値を超過する。それに応答して、対応する制限信号が電圧閾値検出器604によって生成され得、リミッタ116に提供され得る。提供される特定の制限信号に基づいて、リミッタは、予め指定された作用を行い得る。例えば、特定の制限信号に依存して、リミッタ116は、利得の低減または音響信号のクリッピングを実行し得る。このように、拡声器106のリアルタイムの推定された共鳴周波数を使用して、拡声器の歪みおよび/または物理的損傷が最小化され得る。さらには、拡声器106の推定されたリアルタイムの共鳴周波数に基づく、リアルタイムの実際の電圧V(t)の周波数ベースの考慮に起因して、効率的な動作が最適化され得、このことは、エネルギー効率を最適化する。このアプローチを使用して、均等化モジュール602は、変動する、周波数に敏感なフィルタ処理された電圧信号を策定し得、かつ電圧閾値検出器604に提供し得る。
図7は、電流閾値比較器148およびリミッタ116の実施例のブロック図である。リアルタイムの実際の電流I(t)(調整済み、または未調整)は、リアルタイムの実際の電流線路708上で電流閾値比較器148に供給され得る。電流閾値比較器148は、音響システム保護パラメータなどの音響システム境界パラメータに対して、リアルタイムの実際の電流I(t)を比較することによって、閾値を策定し得る。音響システム境界パラメータは、格納された電流の値であり得、この電流の値は、音響パワー管理システム100の動作中に動的に変更されない。あるいは、音響システム境界パラメータは、変化し得る境界値であり得る。一実施例において、音響システム境界パラメータは、リアルタイムの実際の電圧V(t)などの計測された実際のパラメータに基づきパラメータコンピュータ112によって導出される推定されたリアルタイムの電流、および拡声器106の推定されたリアルタイムのインピーダンスなど、導出される推定されたリアルタイムのパラメータであり得る。推定されたリアルタイムの電流は、閾値を策定および適用するに際し、電流閾値比較器148によって使用され得る。他の実施例において、推定された境界値は、電流閾値比較器148によって、すべての推定値、表、および/または閾値を策定するための任意の他の手段から導出され得る。
導出される推定されたリアルタイムのパラメータは、推定された動作特性線路144上で電流閾値比較器148に提供され得る。他の実施例において、閾値音響システムパラメータは、パラメータコンピュータ112から提供される任意の他の推定されたリアルタイムのパラメータであり得、閾値を導出するために電流閾値比較器148によって使用され得る。例えば、推定されたリアルタイムの電圧および推定されたリアルタイムのインピーダンスは、パラメータコンピュータ112によって電流閾値比較器148に提供され得、これにより、電流閾値比較器148が推定されたリアルタイムの電流を導出することを可能にする。一実施例において、推定されたリアルタイムのパラメータ(単数または複数)は、格納された所定の値であり得る。別の実施例において、推定されたリアルタイムのパラメータ(単数または複数)は、拡声器106の推定された動作特性および実際の動作特性が動作中に変化すると、パラメータコンピュータ112によってリアルタイムで動的に更新され得る。さらに別の代替手段において、パラメータコンピュータ112は、所定の時間スケジュールで、および/または、推定されたリアルタイムのパラメータ(単数または複数)における所定の割合もしくは程度の変化に応答して、推定されたリアルタイムのパラメータ(単数または複数)を提供し得る。
動作中において、音響信号のリアルタイムの実際の電流I(t)(調整済み、または未調整)に基づいて閾値を超過する場合、電流閾値比較器148は、制限信号をリミッタ116に出力し得る。リミッタ116は、提供される特定の制限信号に基づいて、音響信号を調節するように作用する。例えば、リミッタは、音響信号中の電流を閾値未満に維持するための電圧リミッタとして作用し得る。リアルタイムの実際の電流I(t)は、拡声器106内を流れる電流を表すので、電流閾値比較器148およびリミッタ116によって表されるフィードバックループの動作は、拡声器106の望ましくない動作を生じる前に、音響信号中の比較的敏速な立ち上がり電流を「キャッチ」するのに十分に敏速であり得る。この点において、電流閾値比較器148はまた、先行して受信されたリアルタイムの実際の電流I(t)サンプルを使用し得、これにより、さらなるサンプルを補間する。このようにして、電流閾値比較器148は、予測的機能を実行し得、閾値を超過する場合に音響信号中の望ましくないレベルの電流を「阻止」するように、リミッタ116に制限信号を提供し得る。このようにして、電流閾値比較器148は、例えば約200Hzなどの所定の周波数で低域通過フィルタが掛けられ得るウーハー拡声器など、拡声器の動作を保護するように動作し得る。さらに、過電流条件からの増幅器104の保護は、音響信号中の電流を抑制することによって達成され得る。
図8は、負荷パワー比較器150の実施例のブロック図であり、負荷パワー比較器150は、較正モジュール110の実施例と、リミッタ116の実施例とを含む。負荷パワー比較器150は、乗算器802および時間平均化モジュール804を含み得、時間平均化モジュール804は、短平均モジュール806および長平均モジュール808を含む。較正モジュール110は、電圧較正モジュール128および電流較正モジュール130を含み得る。音響信号線路124上で提供される音響信号は、リミッタ116に提供され得る。図8において、リミッタ116は、瞬時パワーリミッタ810と、長期パワーリミッタ812と、短期パワーリミッタ814とを含む。
音響信号のリアルタイムの実際の電圧V(t)は、リアルタイムの実際の電圧線路818上で電圧較正モジュール128に供給され得る。電圧較正モジュール128は、電圧利得モジュール(Gv)824と、電圧時間遅延モジュール(T)826と、電圧信号調整器Hv(x)828とを含み得る。電圧利得モジュール824、電圧時間遅延モジュール826、および電圧信号調整器828は、それぞれ、リアルタイムの実際の電圧V(t)信号を較正するために、予め格納された所定の設定を含み得る。リアルタイムの実際の電圧V(t)信号は、電圧利得モジュール824で所定の利得を適用して電圧をスケーリングすることによって、電圧較正モジュール128で較正され得、遅延は、時間遅延もしくは時間シフトを適用することによって、電圧時間遅延モジュール826で較正され得、応答変動に対する補正は、電圧信号調整器828で較正され得る。他の実施例において、電圧利得モジュール824、電圧時間遅延モジュール826、および電圧信号調整器828におけるパラメータは、パラメータコンピュータ112によってリアルタイムで策定および調節され得る。
リアルタイムの実際の電流I(t)は、リアルタイムの実際の電流線路820上で電流較正モジュール130に供給され得る。図8において、電流較正モジュール130は、電流利得モジュール832および電流信号調整器(Hi(z))834を含む。リアルタイムの実際の電流I(t)信号は、電流利得モジュール832で所定の利得を適用して電流をスケーリングすることによって、電流較正モジュール130で較正され得、応答変動に対する補正は、電流信号調整器834で較正され得る。他の実施例において、電流利得モジュール832および電流信号調整器834におけるパラメータは、パラメータコンピュータ112によってリアルタイムで策定および調節され得る。さらに他の実施例において、電圧較正モジュール128および電流較正モジュール130のうちの一方または両方は、省略され得る。さらに、図8の電圧較正モジュール128および電流較正モジュール130は、パラメータコンピュータ112または複数の閾値比較器114のうちの任意の他の比較器に対する、リアルタイムの実際の電圧V(t)およびリアルタイムの実際の電流I(t)を調整するために適用され得る。
図8において、動作中において、調整されたリアルタイムの実際の電圧V(t)および調整されたリアルタイムの実際の電流I(t)は、乗算器802にリアルタイムで供給され得る。乗算器802の出力は、リアルタイムでの拡声器106へのパワー出力(P(t))を表す、瞬時パワー値(P(t)=V(t)*I(t))であり得る。他の実施例において、1つ以上の推定された動作特性と共に、調整されたリアルタイムの実際の電圧V(t)および調整されたリアルタイムの実際の電流I(t)のうちの一方が乗算器802に供給され得るか、または調整されたリアルタイムの実際の電圧V(t)および調整されたリアルタイムの実際の電流I(t)のいずれも乗算器802に供給されない。
図9は、リミッタ116を含む負荷パワー比較器150の別の実施例のブロック図である。リミッタ116は、音響信号線路124上で音響信号を受信する。さらに、負荷パワー比較器150は、リアルタイムの電流線路908上でリアルタイムの実際の電流I(t)(調整済み、または未調整)を、およびパラメータコンピュータ線路144上で推定された動作特性を受信し得る。この実施例において、推定された動作特性は、拡声器インピーダンスZ(t)の推定された抵抗性部分R(t)または実部(Z)の形態において、推定されたスピーカパラメータを含み得る。一実施例において、推定された抵抗性部分R(t)は、格納された所定の値であり得る。別の実施例において、推定された抵抗性部分R(t)は、拡声器106の推定された動作特性および実際の動作特性が動作中に変化すると、パラメータコンピュータ112によってリアルタイムで動的に更新され得る。さらに別の代替手段において、パラメータコンピュータ112は、所定の時間スケジュールで、および/または、推定された抵抗性部分R(t)における所定の割合の変化に応答して、推定された抵抗性部分R(t)を提供し得る。
拡声器の抵抗性部分R(t)における変化は、拡声器106内のボイスコイルの発熱および冷却を示す。リアルタイムの推定された抵抗R(t)の上昇は、ボイスコイルの温度が上昇することを示し、リアルタイムの推定された抵抗R(t)が降下することは、ボイスコイルの温度が降下することを示す。
図9において、負荷パワー比較器150は、二乗関数902と、乗算器802と、時間平均化モジュール804とを含む。二乗関数902は、リアルタイムの実際の電流I(t)を受信して二乗し、その結果を、拡声器106の推定されたリアルタイムのインピーダンスR(t)との乗算のために乗算器802に提供する。この操作(P(t)=I(t)*R(t))の結果は、推定された瞬時パワー値、推定された短期パワー値、および長期パワー値を導出するために、時間平均化モジュール804に提供され得る。推定されたリアルタイムのインピーダンスR(t)およびリアルタイムの実際の電流I(t)の使用は、実際のもしくは推定されたリアルタイムの電圧V(t)およびリアルタイムの実際の電流I(t)の使用と比較すると、パワーを決定するために推定されたリアルタイムのインピーダンスR(t)が使用される場合に電圧降下の考慮が不要であるので、推定されたパワーを導出するために、増大した精度を提供し得る。精度における差異は、リアルタイムの実際の電圧V(t)をサンプリングする位置と拡声器の位置との間の距離が、線路損失に起因した電圧降下を生む場合に、有意であり得る。
図8および図9において、負荷パワー比較器150は、乗算器802からの(推定された、または実際の)瞬時出力パワーを使用し得、これにより、出力パワーに関連した閾値の策定および適用の一部として、長期平均パワー値および短期平均パワー値を策定する。長期および短期の平均パワー値の策定は、経時的に平均化される瞬時出力パワーの所定数のサンプルに基づき得る。サンプルの数、またはサンプルが平均化される期間は、短期平均パワー値に対して、1ミリ秒から約2秒であり得、長期平均パワー値に対して、約2秒から約180秒であり得る。
瞬時パワーは、負荷パワー比較器150によって、決定された瞬時パワー限界値に対して比較され得、これにより、導出された瞬時閾値が超されているかどうかを判定する。さらに、短期平均パワー値および長期平均パワー値は、決定された短期限界値および決定された長期限界値に対して比較され得、これにより、導出された短期閾値および導出された長期閾値を上回っているかどうかを判定する。各パワー値に基づき、策定された各閾値を超過する場合、各制限信号は、負荷パワー比較器150によって生成され得、リミッタ116に提供され得る。制限信号は、瞬時パワーリミッタ810、短期パワーリミッタ814、または長期パワーリミッタ812を示す、識別子を含み得る。あるいは、制限信号は、異なる入力としてリミッタ116に提供され得、これにより、その信号を、瞬時パワーリミッタ810、短期パワーリミッタ814、または長期パワーリミッタ812に対して指定されているように識別する。他の実施例において、前述したように、異なる制限信号を識別するために、任意の他の方法が使用され得る。
瞬時パワー、短期パワー、および長期パワーとの比較のための限界値は、所定の値として格納され得る。あるいは、限界値は、推定された動作特性線路144上でパラメータコンピュータ112から負荷パワー比較器150に提供される推定された動作特性に基づいて、リアルタイムで動的に更新され得る。例えば、拡声器106のリアルタイムの拡声器パラメータは、リアルタイムの変動値として限界値を導出するために、負荷パワー比較器150によって使用され得る。あるいは、限界値は、格納された値であり得るか、または、パラメータコンピュータ112によってリアルタイムで導出されて負荷パワー比較器150に提供され得る。さらに別の代替手段において、パラメータコンピュータ112は、所定の時間スケジュールで、および/または、限界値における所定の割合の変化に応答して、限界値を提供し得る。
拡声器は、内在的に、音響信号を介したパワー入力の関数として、発熱および冷却のレベルについての熱時定数を有する。拡声器へのリアルタイムのパワー入力は推定され得るので、望ましくない発熱からの拡声器の閾値保護が回避され得る。さらには、そのような望ましくない発熱からの閾値保護が達成され得る一方、特定の拡声器のための実際の許容可能な瞬時パワー、短期パワー、および長期パワーを反映する、リアルタイムまたは静的な限界値に起因して、なおも最大限の動作上の融通性を許す。パワーおよび限界値を計算し、かつ閾値を超過しているかどうかを判定するために、リアルタイムの実際のおよび推定されたパラメータを使用することは、周囲温度の変動、製造時のばらつき、および、特定の拡声器に対する望ましい最大パワー閾値に影響する任意の他の要因に対する解となり得る。
図10は、リミッタ116を含む負荷パワー比較器150の別の実施例のブロック図である。リミッタ116は、音響信号線路124上で音響信号を受信する。さらに、負荷パワー比較器150は、パラメータコンピュータ線路144上で推定された動作特性を受信し得る。この実施例において、推定された動作特性は、拡声器インピーダンスZ(t)の推定された抵抗性部分R(t)または実部(Z)の形態において、推定されたスピーカパラメータを含む。一実施例において、推定された抵抗性部分R(t)は、格納された所定の値であり得る。別の実施例において、推定された抵抗性部分R(t)は、拡声器106の推定された動作特性および実際の動作特性が動作中に変化すると、パラメータコンピュータ112によってリアルタイムで動的に更新され得る。さらに別の代替手段において、パラメータコンピュータ112は、所定の時間スケジュールで、および/または、推定された抵抗性部分R(t)における所定の割合の変化に応答して、推定された抵抗性部分R(t)を提供し得る。負荷パワー比較器150は、移動平均の計算に起因して、比較的遅いレートで閾値を策定および適用するように動作し得るので、推定された抵抗性部分R(t)は、比較的遅いレートでサンプリングされ得る。
負荷パワー比較器150は、移動平均モジュール1002を含む。推定された抵抗性部分R(t)が動的に更新されるパラメータとしてパラメータコンピュータ線路144上で提供される場合において、移動平均モジュール1002は、決定された期間にわたって、推定された抵抗性部分R(t)を受信および平均化し得る。推定された抵抗性部分R(t)は、ボイスコイル温度における変化を示すので、移動平均モジュール1002で推定された抵抗性部分R(t)の移動平均を導出することは、拡声器106のボイスコイルの長期の発熱を監視するために使用され得る。
推定された抵抗性部分R(t)の移動平均は、負荷パワー比較器150によって、拡声器106の所望の抵抗性部分R(t)を示す1つ以上の境界値に対して比較され得、これにより、閾値が超されているかどうかを判定する。推定された抵抗性部分R(t)の移動平均が境界のうちの1つを超過し、閾値が越されていることを示す場合、閾値を超過していることを示す制限信号が負荷パワー比較器150によって生成されてリミッタ116に提供され得る。制限信号を受信すると、リミッタ116は、ボイスコイルの望ましくない高温および/または望ましくない低温を最小限にするように作用し得る。推定された抵抗性部分R(t)との比較のための境界値は、格納された所定の値であり得る。あるいは、境界値は、推定された動作特性線路144上でパラメータコンピュータ112から負荷パワー比較器150に提供される推定された動作特性に基づいて、リアルタイムで動的に更新され得る。例えば、拡声器106のリアルタイムの拡声器パラメータは、リアルタイムの変動値として境界を導出するために、負荷パワー比較器150によって使用され得る。あるいは、境界は、格納された値であり得るか、または、閾値を監視する際の使用のために、パラメータコンピュータ112によってリアルタイムで導出されて負荷パワー比較器150に提供され得る。さらに別の代替手段において、パラメータコンピュータ112は、所定の時間スケジュールで、および/または、境界値における所定の割合の変化に応答して、境界を提供し得る。
リミッタ116は、音響信号に対して減衰を適用し得、これにより、音響信号の大きさを低減し、拡声器106のボイスコイルの過熱を回避する。あるいは、またはさらに、リミッタ116は、音響信号中の音響コンテンツの圧縮に対する補償をするために、音響信号に利得を適用し得る。別の代替手段において、音響信号に選択的に利得を適用することによる圧縮に対する補償と、選択的に減衰を適用することによる圧縮に対する補償との組合せが使用され得る。例えば、第1の閾値を、対応する第1の制限信号の受信に基づいて超過する場合、リミッタ116は、圧縮に対する補償をするために、音響信号に利得を適用し得る。第2の閾値を超過し、ボイスコイル温度が上昇し続けていることを示す対応する第2の制限信号が提供される場合、リミッタ116は、拡声器106のボイスコイルにおける望ましくないレベルの温度を回避するために、音響信号に対して減衰を適用し得る。
図11は、スピーカ線形偏位比較器152の実施例のブロック図であり、スピーカ線形偏位比較器152は、リミッタ116と、拡声器ボイスコイル偏位の管理において使用される閾値を策定するための補償ブロック118とを含む。補償ブロック118は、時間遅延1102および位相等化器1104を含む。時間遅延1102は、音響信号の遅延または時間シフトを提供し得、これにより、音響パワー管理システム100が拡声器のボイスコイルによる望ましくない偏位を管理するための追加の時間を提供する。位相等化器1104は、必要に応じて位相補償を提供し得、これにより、音響パワー管理システム10内において、音響信号とリアルタイムの実際の電圧V(t)との間の位相関係を維持する。音響信号のリアルタイムの実際の電圧V(t)(調整済み、または未調整)は、リアルタイムの実際の電圧線路1106上でスピーカ線形偏位比較器152に供給され得る。スピーカ線形偏位比較器152は、スピーカ偏位モデル1110および偏位閾値検出器1112を含む。
スピーカ偏位モデル1110は、動作特性線路144上で、パラメータコンピュータ112からリアルタイムの実際の電圧V(t)および推定された動作特性を受信する。図11において、スピーカ偏位モデル1110によって受信される動作特性は、推定された機械的コンプライアンスCm(t)および推定されたボイスコイル抵抗Re(t)を含む。推定された機械的コンプライアンスCm(t)および推定されたボイスコイル抵抗Re(t)は、拡声器106を表すリアルタイムの電気機械的スピーカモデルを導出するために、スピーカ偏位モデル1110によって使用され得る。他の実施例において、図2に含まれる推定されたスピーカパラメータのうちの1つ以上など、追加の動作特性もまた、パラメータコンピュータ112によってスピーカ偏位モデル1110に提供され得る。リアルタイムの電気機械的スピーカモデルへのリアルタイムの実際の電圧V(t)の適用に基づいて、スピーカ偏位モデル1110は、音響信号に応答して、拡声器106のボイスコイルの予測される偏位を導出し得る。
ボイスコイルの偏位は、リアルタイムの実際の電圧V(t)に応答した、ボイスコイルの推定された機械的速度の時間積分に基づいて、予測され得る。さらに、または代わりに、スピーカ偏位モデル1110は、フィルタなどの周波数依存伝達関数を使用し得、これにより、リアルタイムの実際の電圧V(t)の電圧当たりの、予測されるボイスコイル偏位のリアルタイムの計算を実行する。推定された機械的コンプライアンスCm(t)および推定されたボイスコイル抵抗Re(t)を使用することにより、予測される偏位は、生産における変動、経年による変動、温度の変動、および、拡声器106のリアルタイムの動作中にボイスコイル偏位に影響する他のパラメータの変動に起因する、拡声器に特有の動作特性に対する解となり得る。予測された偏位は、偏位閾値検出器1112に提供され得る。
偏位閾値検出器1112は、予測された偏位を、ボイスコイルの最大限の望ましい偏位を表す境界と比較し得、これにより、策定された閾値を超過しているかどうかを判定する。境界は、偏位閾値検出器1112内に格納された所定の値であり得る。あるいは、境界は、パラメータコンピュータ112内に格納されて、動作特性線路144上で偏位閾値検出器1112に提供され得るか、または、音響システム内のどこか他の場所に格納され得る。さらに、または代わりに、境界は、拡声器106の推定された動作特性および実際の動作特性が動作中に変化すると、パラメータコンピュータ112によってリアルタイムで動的に更新され得る。さらに別の代替手段において、パラメータコンピュータ112は、所定の時間スケジュールで、および/または、境界の所定の割合の変化に応答して、境界を提供し得る。
策定された閾値に基づいて、予測された偏位が境界を超過する場合、制限信号がリミッタ116に提供される。リミッタ116は、制限信号の受信に応答して、時間領域において音響信号にクリッピングを適用し得る。さらに、または代わりに、リミッタは、制限信号の受信に応答して、時間領域において音響信号にソフトクリッピングを適用し得る。ソフトクリッピングは、音響信号をクリッピングすることに関連した望ましくない聴覚上の効果を最小化する目的で、クリッピングされた信号の鋭利な角を滑らかにし、高次の高調波成分を低減するために使用され得る。さらに、または代わりに、リミッタは、制限信号の受信に応答して、音響増幅器においてなど、音響信号の利得を低減し得る。
スピーカ線形偏位比較器152およびリミッタ116が、拡声器106内のボイスコイルの望ましくない実際の偏位の「先を行く」ために、スピーカ偏位モデルのモデル化の遅延が最小化され得る。さらに、時間遅延ブロック1102は、先読み能力を提供するために使用され得、この先読み能力は、音響信号の未来のリアルタイムの実際の電圧V(t)の予測的補間を含む。
図12は、図1〜図11を参照した音響パワー管理システム100に対する例示の動作フロー図である。ブロック1202で、音響パワー管理システム100が電源投入され、閾値比較器114のうちの1つ以上に、格納された設定が取込まれる。格納された設定は、先行動作から最後に知られた値、または所定の格納された値であり得る。音響信号は、ブロック1204で、音響信号線路144上でパワー管理システム100に提供される。ブロック1206で、音響信号は、リアルタイムの電圧信号V(t)およびリアルタイムの電流信号I(t)を取得するためにサンプリングされる。ブロック1208で、リアルタイムの電圧信号V(t)およびリアルタイムの電流信号I(t)は、較正モジュール110で較正され得、動作がブロック1210に進む。
あるいは、リアルタイムの電圧信号V(t)およびリアルタイムの電流信号I(t)の較正が省略され得、動作が直接的にブロック1210に進む。ブロック1210で、パラメータコンピュータ112は、リアルタイムの電圧信号V(t)を受信および使用することにより、リアルタイムの推定された電流を導出する。リアルタイムの推定された電流は、拡声器106の推定された動作特性など、推定された動作特性に基づいて導出される。リアルタイムの推定された電流は、ブロック1212で、リアルタイムの電流信号I(t)と比較される。ブロック1214で、推定されたリアルタイムの電流とリアルタイムの実際の電流I(t)との間に所定のより大きな差異(誤差)が存在するかどうかが判定される。存在する場合、動作は、推定された動作特性を調節してブロック1210に戻ることにより、調節された動作特性に基づいて、推定されたリアルタイムの電流を再計算する。
図13を参照すると、ブロック1214で、リアルタイムの推定された電流とリアルタイムの実際の電流I(t)における差異が許容可能な所定の範囲内である(収束する)場合、ブロック1216で、推定されたスピーカパラメータなどの推定された動作特性は、閾値の策定および監視を実行する際に、閾値比較器114によって推定されたリアルタイムのパラメータとして使用するために、利用可能にされる。電流増幅器が使用される場合など、他の実施例において、リアルタイムの実際の電流I(t)は、リアルタイムの推定された電圧を導出するために使用され得、リアルタイムの推定された電圧は、リアルタイムの実際の電圧V(t)と比較される。
ブロック1218で、音響パワー管理システム100内において、閾値比較器114のうちのどれが動作可能であるかが決定される。音響パワー管理システム100内において電圧閾値比較器146が動作可能である場合、ブロック1222で、推定されたリアルタイムのパラメータが電圧閾値比較器146に選択的に提供される。電圧閾値比較器146のフィルタパラメータは、ブロック1224で、推定されたリアルタイムのパラメータに基づいて調節される。ブロック1226で、リアルタイムの実際の電圧V(t)は、電圧閾値比較器によってフィルタ処理されることにより、周波数の範囲にわたって、リアルタイムの実際の電圧V(t)を拡声器106の推定された共鳴周波数に整合させる。したがって、フィルタ処理されたリアルタイムの実際の電圧V(t)は、推定された共鳴周波数に基づいて拡声器の利用可能な動作能力を表すために、拡声器の推定されたリアルタイムの共鳴周波数に従って調節され得る。
ブロック1228で、周波数依存の所望の電圧レベルを表す、変化し得る限界値または静的な限界値は、パラメータコンピュータ112から受信され得、電圧閾値比較器146によって導出され得、そして/または、何らかの他の位置から取り出され得る。フィルタ処理されたリアルタイムの実際の電圧V(t)は、ブロック1230で、曲線フィッティングによってなど、限界値と比較され得る。ブロック1232で、フィルタ処理されたリアルタイムの実際の電圧V(t)が閾値を超過するかどうかが判定される。超過しない場合、動作はブロック1222に戻る。ブロック1232で、フィルタ処理されたリアルタイムの実際の電圧V(t)が閾値を超過する場合、ブロック1234で、制限信号がリミッタ116に提供される。ブロック1236で、リミッタは音響信号を調節し、動作はブロック1222に戻る。
ブロック1220に戻って、音響パワー管理システム100内において電流閾値比較器148が動作可能である場合、ブロック1240で、電流閾値比較器148は、リアルタイムの実際の電流I(t)を受信する。さらに、電流閾値比較器148は、最大限の望ましい電流を表す、変化し得るかもしくは静的な境界値を、所定の間隔でパラメータコンピュータ112から選択的に受信し得、最大限の望ましい電流を選択的に導出し得、そして/または、最大限の望ましい電流を何らかの他のストレージ位置から取り出し得る。ブロック1242で、電流閾値比較器148は、リアルタイムの実際の電流I(t)を境界値と比較し得る。ブロック1244で、リアルタイムの実際の電流I(t)が境界値を超過するかどうかが判定される。超過しない場合、動作はブロック1240に戻る。ブロック1244で、リアルタイムの実際の電流I(t)が閾値を超過する場合、ブロック1246で、制限信号が生成されてリミッタ116に提供される。ブロック1248で、リミッタは音響信号を調節し、動作はブロック1240に戻る。
再びブロック1220に戻って、音響パワー管理システム100内において負荷パワー比較器150が動作可能である場合、ブロック1252で、負荷パワー比較器150は、リアルタイムの実際の電流I(t)およびリアルタイムの実際の電圧V(t)のうちの少なくとも一方(調整済み、または未調整)を受信する。さらに、または代わりに、負荷パワー比較器150は、推定されたリアルタイムのスピーカパラメータなど、推定されたリアルタイムのパラメータをパラメータコンピュータ112から選択的に受信し得る。さらに、負荷パワー比較器150は、望ましいレベルのパワーを表す、変化し得るかもしくは静的な限界を、所定の間隔でパラメータコンピュータ112もしくは何らかの他のストレージ位置から受信し得るか、または、変化し得るかもしくは静的な限界を導出する。ブロック1254で、負荷パワー比較器150は、リアルタイムの推定された電流もしくは電圧、および/または、リアルタイムの実際の電流もしくは電圧に基づいて、瞬時パワーを計算し得る。
計算された瞬時パワーは、ブロック1256で、短平均パワー値および長平均パワー値を更新するために使用され得る。ブロック1258で、瞬時、短期、および長期の計算されたパワーが、それぞれの限界と比較され得る。ブロック1262で、瞬時パワー、短期パワー、または長期パワーがそれぞれの閾値を超過したかどうかが判定される。超過しなければ、動作はブロック1252に戻る。ブロック1262で、瞬時パワー、短期パワー、または長期パワーのいずれか、あるいはすべてが、それぞれの閾値を超過する場合、ブロック1264で、負荷パワー比較器150は、対応する制限信号(単数または複数)を生成し、その対応する制限信号(単数または複数)をリミッタ116に提供する。ブロック1266で、それに応じて、リミッタ116は、受信された制限信号(単数または複数)に基づいて音響信号を調節する。
再びブロック1220に戻って、音響パワー管理システム100内においてスピーカ線形偏位比較器152が動作可能である場合、ブロック1270で、スピーカ線形偏位比較器152は、パラメータコンピュータ112から、リアルタイムの実際の電圧V(t)(調整済み、または未調整)と、推定されたリアルタイムのスピーカパラメータなどの推定されたリアルタイムのパラメータとを受信する。さらに、負荷パワー比較器150は、拡声器106のボイスコイルの望ましい偏位レベルを表す、変化し得るかもしくは静的な境界のうちの1つ以上を、パラメータコンピュータ112または何らかの他のストレージ位置から受信し得るか、あるいは、変化し得るかもしくは静的な境界を導出し得る。ブロック1272で、推定された偏位は、リアルタイムの電気機械的スピーカモデルに対する、リアルタイムの実際の電圧V(t)および推定されたリアルタイムのパラメータの適用によって導出される。推定された偏位は、ブロック1274で、境界と比較される。ブロック1276で、閾値のうちのいずれかを超過しているかどうかが判定される。超過していない場合、動作はブロック1270に戻る。ブロック1276で、閾値のうちのいずれかを超過している場合には、ブロック1278で、対応する制限信号が生成されてリミッタ116に提供される。ブロック1280で、リミッタ116は、受信された各制限信号に従って、音響信号を調節する。
前述したように、音響パワー管理システム100は、音響システム内の拡声器、増幅器、音響ソース、および任意の他の構成要素の管理を提供する。リアルタイムの計測された実際のパラメータを使用することによって、音響パワー管理システム100は、音響システム内の様々な構成要素の管理をカスタマイズし得る。保護的管理の場合において、音響パワー管理システム100は、個別のデバイスに対する様々な保護的閾値をリアルタイムで策定および調節し得、これにより、各デバイスの最大限の動作能力を可能にする一方、なおも音響信号などの動作パラメータを限界の範囲内に維持し、さもなくば、音響システムのハードウェアに望ましくない有害な影響を生じる。動作的管理の場合において、音響パワー管理システムは、個別のデバイスに対する動作閾値をリアルタイムで調節することによって、電力消費、性能、および機能を最適化し得、さもなくば発生し得る歪み、クリッピング、および他の望ましくない異常を最小化する。
本発明の様々な実施形態が説明されてきたが、当業者には、本発明の範囲内においてもっと多くの実施形態および実装が可能であることが明白であろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲およびそれと同等なものに照らした場合を除き、制限されるべきではない。
100 音響パワー管理システム
102 音響ソース
104 音響増幅器
106 拡声器
110 較正モジュール
112 パラメータコンピュータ
114 閾値比較器
116 リミッタ
118 補償ブロック
120 DAC
128 電圧較正モジュール
130 電流較正モジュール
146 電圧閾値比較器
148 電流閾値比較器
150 負荷パワー比較器
152 スピーカ線形偏位比較器
202 入力電圧
204 ボイスコイル抵抗
206 ボイスコイルインダクタンス
210 入力電流
214 機械的インピーダンス
216 機械的抵抗
218 機械的コンプライアンス
302 パラメータ推定器
304 加算器
314 コンテンツ検出モジュール
316、514 適応フィルタモジュール
318 第1のパラメトリックフィルタ
320 第2のパラメトリックフィルタ
322 減衰モジュール
410 周波数コントローラ
414 フィルタバンク
416、518 曲線フィットモジュール
516 非パラメトリックフィルタ
602 均等化モジュール
604 電圧閾値検出器
802 乗算器
804 時間平均化モジュール
806 短平均モジュール
808 長平均モジュール
810 瞬時パワーリミッタ
812 長期パワーリミッタ
814 短期パワーリミッタ
824 電圧利得モジュール
826 電圧時間遅延モジュール
828 電圧信号調整器
832 電流利得モジュール
834 電流信号調整器
902 二乗関数
1002 移動平均モジュール
1104 位相等化器
1110 スピーカ偏位モデル
1112 偏位閾値検出器

Claims (25)

  1. 音響システムのためのパワー管理システムであって、
    拡声器を駆動する音響信号の計測された実際のパラメータに基づいて、該拡声器の推定された動作特性の計算をリアルタイムで実行するように構成されているパラメータコンピュータと、
    該パラメータコンピュータと連絡している閾値比較器であって、該閾値比較器は、該計測された実際のパラメータおよび該推定された動作特性に基づいて、閾値をリアルタイムで策定および監視するように構成されている、閾値比較器と、
    該閾値比較器と連絡しているリミッタであって、該リミッタは、該音響信号を供給する音響ソースと、該音響信号を受信する該拡声器との間に位置を決められ、該リミッタは、該閾値に基づいて、該音響信号をリアルタイムで選択的に調節するように構成されている、リミッタと
    を備えている、パワー管理システム。
  2. 前記閾値比較器は、電圧閾値検出器を備え、該電圧閾値検出器は、前記計測された実際のパラメータおよび前記計算された推定された動作特性に基づいて、周波数ベースの高電圧閾値をリアルタイムで生成するように構成されている、請求項1に記載のパワー管理システム。
  3. 前記パラメータコンピュータは、前記拡声器の前記推定された動作特性を計算するために、適応フィルタを収束させるように構成されている、請求項1に記載のパワー管理システム。
  4. 前記音響信号の前記計測された実際のパラメータは、リアルタイムの実際の電圧と、リアルタイムの実際の電流とを含む、請求項1に記載のパワー管理システム。
  5. 前記パラメータコンピュータは、前記リアルタイムの実際の電圧に基づいて、前記拡声器によって受信された前記音響信号のリアルタイムの推定された電流を計算するために、スピーカモデルを生成するように構成され、該パラメータコンピュータはさらに、該リアルタイムの推定される電流を該リアルタイムの実際の電流と比較し、該拡声器のリアルタイムの実際の動作特性を表す該スピーカモデルを最適化するように構成されている、請求項4に記載のパワー管理システム。
  6. 較正モジュールをさらに備え、該較正モジュールは、前記計測された実際のパラメータを受信および調整し、該調整された計測された実際のパラメータを前記パラメータコンピュータに提供するように構成されている、請求項1に記載のパワー管理システム。
  7. 音響システムのためのパワー管理の方法であって、
    計測された実際のパラメータを、パラメータコンピュータを用いてリアルタイムで監視することであって、該計測された実際のパラメータは、拡声器を駆動する音響信号に由来する、ことと、
    該計測された実際のパラメータに基づいて、該拡声器の動作特性を表す推定されたスピーカパラメータを策定することと、
    該拡声器を駆動する該音響信号の推定されたリアルタイムのパラメータを生成することと、
    該推定されたリアルタイムのパラメータを該計測された実際のパラメータとリアルタイムで比較することと、
    該推定されたリアルタイムのパラメータと該計測された実際のパラメータとの間の差異を最小化するために、該推定されたスピーカパラメータをリアルタイムで調節することと、
    該調節され推定されたスピーカパラメータおよび該計測された実際のパラメータに基づいて、閾値をリアルタイムで生成することと、
    該生成された閾値に基づいて、該拡声器を駆動する該音響信号をリアルタイムで選択的に調節することと
    を包含する、方法。
  8. 前記計測された実際のパラメータは、リアルタイムの実際の電圧と、リアルタイムの実際の電流とを含み、前記推定されたリアルタイムのパラメータは、推定されたリアルタイムの電流を含み、該リアルタイムの実際の電圧は、推定されたスピーカモデルと共に使用されることにより、該推定されたリアルタイムの電流を生成し、該リアルタイムの実際の電流は、該推定されたリアルタイムの電流と比較されることにより、該推定されたスピーカモデルを調節する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記計測された実際のパラメータは、リアルタイムの実際の電圧と、リアルタイムの実際の電流とを含み、前記推定されたリアルタイムのパラメータは、推定されたリアルタイムの電流を含み、該リアルタイムの実際の電流は、推定されたスピーカモデルと共に使用されることにより、該推定されたリアルタイムの電圧を生成し、該リアルタイムの実際の電圧は、該推定されたリアルタイムの電圧と比較されることにより、該推定されたスピーカモデルを調節する、請求項7に記載の方法。
  10. スピーカモデルをリアルタイムで調節することは、前記拡声器のアドミタンス値またはインピーダンス値を推定するためのフィルタを収束させることを包含する、請求項7に記載の方法。
  11. 前記スピーカモデルをリアルタイムで調節することは、周波数を識別することと、該周波数における前記拡声器のインピーダンス値をリアルタイムで表す1つのフィルタを生成することとを包含する、請求項10に記載の方法。
  12. 前記閾値は、最大のボイスコイル偏位を表す、請求項7に記載の方法。
  13. 前記閾値は、スピーカ保護パラメータである、請求項7に記載の方法。
  14. 音響システムのためのパワー管理システムであって、
    第1の閾値に従って音響信号の計測された実際のパラメータを監視するように構成されている第1の閾値比較器と、
    第2の閾値に従って該計測された実際のパラメータを監視するように構成されている第2の閾値比較器と、
    該第1の閾値比較器および該第2の閾値比較器と連絡しているパラメータコンピュータと
    を備え、
    該パラメータコンピュータは、該第1の閾値比較器および該第2の閾値比較器に対して、拡声器の推定された動作特性をリアルタイムで選択的に提供するように構成され、該推定された動作特性は、該拡声器を駆動する該音響信号に基づいて生成され、
    該第1の閾値比較器は、該推定された動作特性および該計測された実際のパラメータのうちの少なくとも一方に基づいて、該第1の閾値の超過を確立するように構成され、
    該第2の閾値比較器は、該推定された動作特性および該計測された実際のパラメータのうちの少なくとも一方に基づいて、該第2の閾値の超過を確立するように構成されている、パワー管理システム。
  15. 前記第1の閾値比較器および前記第2の閾値比較器と連絡しているリミッタをさらに備え、該リミッタは、該第1の閾値比較器からの第1の制限信号と、該第2の閾値比較器からの第2の制限信号とに応答して、前記拡声器を駆動する前記音響信号を別々に調節するように構成されている、請求項14に記載のパワー管理システム。
  16. 前記第1の閾値比較器と連絡している第1のリミッタと、前記第2の閾値比較器と連絡している第2のリミッタとをさらに備え、該第1のリミッタおよび該第2のリミッタは、該第1の閾値比較器からの各第1の制限信号と、該第2の閾値比較器からの各第2の制限信号とに応答して、前記拡声器を駆動する前記音響信号を別々に調節するように構成されている、請求項14に記載のパワー管理システム。
  17. 前記第1の閾値比較器は、電圧閾値比較器であり、前記推定された動作特性は、前記拡声器の推定された共鳴周波数を含み、該電圧閾値比較器は、該推定された共鳴周波数における変化に応答して、該動作特性を変化させるように構成されている、請求項14に記載のパワー管理システム。
  18. 前記第2の閾値比較器は、電流閾値比較器であり、前記推定された動作特性は、前記拡声器の推定された抵抗を含み、該電流閾値比較器は、該拡声器の該推定された抵抗における変化に応答して、前記第2の閾値を変化させるように構成されている、請求項17に記載のパワー管理システム。
  19. 前記第1の閾値比較器は、スピーカ線形偏位比較器であり、前記推定された動作特性は、前記拡声器の推定されたボイスコイル抵抗と、該拡声器の推定された機械的コンプライアンスとを含み、該スピーカ線形偏位比較器は、少なくとも該拡声器の推定されるボイスコイル抵抗および該推定される機械的コンプライアンスに基づいて、該拡声器を表すリアルタイムの電気機械的スピーカモデルを導出するように構成されている、請求項14に記載のパワー管理システム。
  20. 前記第2の閾値比較器は、負荷パワー比較器であり、前記推定される動作特性は、前記拡声器の推定される抵抗を含み、前記計測されるパラメータは、前記音響信号のリアルタイムの実際の電流を含み、該負荷パワー比較器は、該拡声器の推定される抵抗および該リアルタイムの実際の電流に基づいて、該拡声器での推定されるパワーの大きさをリアルタイムで計算するように構成されている、請求項19に記載のパワー管理システム。
  21. 前記パラメータコンピュータは、拡声器パラメータを表すようにフィルタを適応させることに基づいて、前記拡声器の動作特性から該拡声器パラメータを反復的に導出するように構成されている、請求項14に記載のパワー管理システム。
  22. 音響システムのためのパワー管理システムであって、
    該パワー管理システムは、プロセッサによって実行可能なコンピュータ読み取り可能命令を格納するように構成されているコンピュータ読み取り可能ストレージ媒体を備え、該コンピュータ読み取り可能ストレージ媒体は、
    拡声器を駆動する音響信号の第1の計測された実際のパラメータおよび第2の計測された実際のパラメータをリアルタイムで受信するための命令と、
    該第1の計測された実際のパラメータに基づいて該拡声器に対する推定されるリアルタイムのパラメータを反復的に策定するための命令と、
    該推定されるリアルタイムのパラメータを該第2の計測された実際のパラメータと比較するための命令と、
    該推定されるリアルタイムのパラメータと該第2の計測された実際のパラメータとの間の誤差を最小化するようにフィルタを反復的に調節するための命令と、
    該誤差の最小化に応答して該フィルタから推定されるスピーカパラメータを導出するための命令と、
    該推定されるスピーカパラメータに基づいて該拡声器の動作を管理するための命令と
    を備えている、パワー管理システム。
  23. 前記フィルタは複数のフィルタであり、前記誤差を最小化するように該フィルタを反復的に調節するための前記命令は、複数の周波数のそれぞれにおいて該フィルタを調節するための命令をさらに備え、推定されるリアルタイムのパラメータを反復的に策定するための命令は、前記拡声器に対するインピーダンスモデルを該調節されたフィルタから策定するための命令を備えている、請求項22に記載のコンピュータ読み取り可能ストレージ媒体。
  24. 前記第1の計測された実際のパラメータは、リアルタイムの実際の電圧であり、前記第2の計測された実際のパラメータは、リアルタイムの実際の電流である、請求項22に記載のコンピュータ読み取り可能ストレージ媒体。
  25. 前記フィルタは、第1のパラメトリックフィルタと、第2のパラメトリックフィルタとを備え、誤差を最小化するように該フィルタを反復的に調節するための命令は、前記拡声器の共鳴周波数付近の拡声器アドミタンスをリアルタイムでモデル化するように該第1のパラメトリックフィルタを適応させるための命令と、該拡声器の高周波数範囲における拡声器アドミタンスまたはインピーダンスをモデル化するように該第2のパラメトリックフィルタを適応させるための命令とを備えている、請求項22に記載のコンピュータ読み取り可能ストレージ媒体。
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