JP5121415B2 - スペクトル解析方法、及び、プログラム - Google Patents
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田隅三生著「FT−IRの基礎と実際」、東京化学同人(1994)、P219. P.Uhd, B.M.Fischer, Opt.Lett.30(2005)29.
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、客観的な手法で、かつ、鋭いピークを有するスペクトルにおいても、吸収ピークをノイズと誤判定することなく、スペクトルの足し算、差分、定数倍、定量解析に代表されるスペクトル演算処理を行う上で必要な、スペクトルの有効範囲を取り出すスペクトル解析手法、及び、そのプログラムを提供することを目的とする。
本発明では、吸収強度Y、そのYの一次微分値Y'、Yの二次微分値Y"のすべてを用い、それぞれに対して決められた規定値を用いて、スペクトルの有効範囲を決定することを特徴とする。
こうして、Y、Y'、Y"を用いて決定された限界値Xminのうち最大のものをXの有効範囲の下限値、Y、Y'、Y"を用いて決定された限界値Xmaxのうち最小のものをXの有効範囲の上限値として決定する、即ち、上述のY、Y'、Y"を用いて決定されたそれぞれの有効範囲の重なった部分をスペクトルの有効範囲と決定することを特徴とする。
また、Xの有効範囲は、例えば、Xが周波数である場合には0.1[THz]〜10[THz]の範囲に、Xが波長である場合には3[μm]〜30[μm]の範囲に、Xが波数の場合には3.3[cm−1]〜333.3[cm−1]の範囲に、Xがエネルギーの場合には、4.1357×10−4[eV]〜4.1357×10−2[eV]の範囲に適用されることが好ましい。
市販のテラヘルツ時間領域分光測定装置(例えば、先端赤外社製THz−TDS2004と同程度の仕様)を用いて、糖の粉末結晶とポリエチレン粉末を混合し、ペレット状にした濃度既知の試料のテラヘルツ透過スペクトルを測定する場合を例に説明する。テラヘルツ波の発生には、例えば、市販のフェムト秒レーザ(例えば、Coherent社製、Vitesse、800[nm]、100[fs]、80[MHz]、或いは、Femtolaser社製、Integral Pro、800[nm]、10[fs]、80[MHz])を光源に用いる。前述のペレット状の試料は、一般的な赤外吸収スペクトルの測定用のKBrペレットと同様に油圧式プレス機を用いて作成することが可能であり、1[mg]〜50[mg]程度のアミノ酸粉末を50[mg]〜200[mg]程度のポリエチレン粉末と混合した濃度範囲が好ましい。また、ペレットの大きさとしては、直径5[mm]〜15[mm]程度、厚さは1[mm]〜2[mm]程度のものが好ましい。
まず、図1に示すスペクトルの有効範囲の上限Xmaxを決定するため、吸収強度(光学密度)Yの絶対値|Y|に対する規定値YlimをYlim=2.5、また、規定の間隔XgapをXgap=0.2[THz]として、Xmaxを求めたところ、Xmax=3.78[THz]を得た。以下、このXmaxの決定方法の手順について説明する。
なお、本実施の形態における規定値Ylim、Y'lim、Y"lim、及び、規定の間隔Xgapはここで述べた値に限らず、試料や実験条件などに基づいて任意に設定可能である。
また、上述したXの有効範囲は、エネルギーで規定することも可能である。すなわち、エネルギーが4.1357×10−4[eV]〜4.1357×10−2[eV]の範囲として適用することが可能である。この範囲は、上述の周波数、波長、波数等のエネルギー単位を換算することによって算出することが可能である。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
Y………吸収強度
Y'………吸収強度Yの一次微分
Y"………吸収強度Yの二次微分
Claims (9)
- 周波数、又は波長、又は波数、又はエネルギーのいずれかのXに対して、吸収強度Yがプロットされたスペクトル(X,Y)において、Yの値が有効であるXの有効範囲を決定し、前記スペクトル(X,Y)のうち、前記有効範囲内のスペクトルを解析するスペクトル解析方法であって、
前記吸収強度Y、前記吸収強度Yの一次微分値Y'、及び前記吸収強度Yの二次微分値Y"のすべてを用い、それぞれに対して決められた規定値を用いて、前記有効範囲を決定することを特徴とするスペクトル解析方法。 - 前記吸収強度Yまたは前記吸収強度Yの絶対値|Y|のいずれかが、前記Yの規定値を超えるデータポイント(X,Y)におけるXを、上限値Xmaxまたは下限値Xminとし、前記上限値Xmaxまたは下限値Xminのいずれかから規定の間隔だけ離れたXに対する吸収強度Yまたは吸収強度Yの絶対値のいずれかが、前記Yの規定値を超えない側の範囲を第1の有効範囲と判定し、
前記一次微分Y'または前記一次微分Y'の絶対値のいずれかが、前記Y'の規定値を超えるデータポイント(X,Y')におけるXを、上限値Xmaxまたは下限値Xminとし、前記上限値Xmaxまたは下限値Xminのいずれかから規定の間隔だけ離れたXに対する一次微分Y'または一次微分Y'の絶対値のいずれかが、前記一次微分Y'の規定値を超えない側の範囲を第2の有効範囲と判定し、
前記二次微分Y"または前記二次微分Y"の絶対値のいずれかが、前記Y"の規定値を超えるデータポイント(X,Y")におけるXを、上限値Xmaxまたは下限値Xminとし、前記上限値Xmaxまたは下限値Xminのいずれかから規定の間隔だけ離れたXに対する二次微分Y"または二次微分Y"の絶対値のいずれかが、前記二次微分Y"の規定値を超えない側の範囲を第3の有効範囲と判定し、
前記第1の有効範囲と前記第2の有効範囲と前記第3の有効範囲の重なった範囲を、前記有効範囲と決定することを特徴とする請求項1記載のスペクトル解析方法。 - 前記吸収強度Yまたは前記吸収強度Yの絶対値|Y|のいずれかが、前記Yの規定値を超えるデータポイント(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、及び(X4,Y4)(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X1より小さい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Yまたは|Y|のいずれかがYlimを超えない場合、
又は、
前記一次微分Y'または前記一次微分Y'の絶対値|Y'|のいずれかが、前記Y'の規定値を超えるデータポイント(X1,Y1')、(X2,Y2')、(X3,Y3')、及び(X4,Y4')(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X1より小さい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Y'または|Y'|のいずれかがY'limを超えない場合、
又は、
前記二次微分Y"または前記二次微分Y"の絶対値|Y"|のいずれかが、前記Y"の規定値を超えるデータポイント(X1,Y1")、(X2,Y2")、(X3,Y3")、及び(X4,Y4")(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X1より小さい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Y"または|Y"|のいずれかがY"limを超えない場合、
のいずれかのX1を前記有効範囲の上限値として決定することを特徴とする請求項1記載のスペクトル解析方法。 - 前記吸収強度Yまたは前記吸収強度Yの絶対値|Y|のいずれかが、前記Yの規定値を超えるデータポイント(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、及び(X4,Y4)(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X4より大きい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Yまたは|Y|のいずれかがYlimを超えない場合、
又は、
前記一次微分Y'または前記一次微分Y'の絶対値|Y'|のいずれかが、前記Y'の規定値を超えるデータポイント(X1,Y1')、(X2,Y2')、(X3,Y3')、及び(X4,Y4')(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X4より大きい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Y'または|Y'|のいずれかがY'limを超えない場合、
又は、
前記二次微分Y"または前記二次微分Y"の絶対値|Y"|のいずれかが、前記Y"の規定値を超えるデータポイント(X1,Y1")、(X2,Y2")、(X3,Y3")、及び(X4,Y4")(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X4より大きい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Y"または|Y"|のいずれかがY"limを超えない場合、
のいずれかのX4を前記有効範囲の下限値として決定することを特徴とする請求項1記載のスペクトル解析方法。 - 前記吸収強度Yまたは前記吸収強度Yの絶対値|Y|のいずれかが、前記Yの規定値を超えるデータポイント(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、及び(X4,Y4)(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X1より小さい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Yまたは|Y|のいずれかがYlimを超えない場合、
又は、
前記一次微分Y'または前記一次微分Y'の絶対値|Y'|のいずれかが、前記Y'の規定値を超えるデータポイント(X1,Y1')、(X2,Y2')、(X3,Y3')、及び(X4,Y4')(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X1より小さい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Y'または|Y'|のいずれかがY'limを超えない場合、
又は、
前記二次微分Y"または前記二次微分Y"の絶対値|Y"|のいずれかが、前記Y"の規定値を超えるデータポイント(X1,Y1")、(X2,Y2")、(X3,Y3")、及び(X4,Y4")(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X1より小さい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Y"または|Y"|のいずれかがY"limを超えない場合、
のいずれかのX1のうち、最小のX1を前記有効範囲の上限値とし、
前記吸収強度Yまたは前記吸収強度Yの絶対値|Y|のいずれかが、前記Yの規定値を超えるデータポイント(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、及び(X4,Y4)(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X4より大きい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Yまたは|Y|のいずれかがYlimを超えない場合、
又は、
前記一次微分Y'または前記一次微分Y'の絶対値|Y'|のいずれかが、前記Y'の規定値を超えるデータポイント(X1,Y1')、(X2,Y2')、(X3,Y3')、及び(X4,Y4')(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X4より大きい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Y'または|Y'|のいずれかがY'limを超えない場合、
又は、
前記二次微分Y"または前記二次微分Y"の絶対値|Y"|のいずれかが、前記Y"の規定値を超えるデータポイント(X1,Y1")、(X2,Y2")、(X3,Y3")、及び(X4,Y4")(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X4より大きい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Y"または|Y"|のいずれかがY"limを超えない場合、
のいずれかのX4のうち、最大のX4を前記有効範囲の下限値として決定することを特徴とする請求項1記載のスペクトル解析方法。 - 前記周波数が0.1[THz]〜10[THz]、前記波長が3[μm]〜30[μm]、前記波数が3.3[cm−1]〜333.3[cm−1]、前記エネルギーが4.1357×10−4[eV]〜4.1357×10−2[eV]の範囲に適用されることを特徴とする請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載されたスペクトル解析方法。
- コンピュータを、
周波数、又は波長、又は波数、又はエネルギーのいずれかのXに対して、吸収強度Yがプロットされたスペクトル(X,Y)において、Yの値が有効であるXの範囲を有効範囲と決定する手段として動作させるプログラムであって、
前記吸収強度Yまたは前記吸収強度Yの絶対値のいずれかが、Yの規定値を超えるデータポイント(X,Y)におけるXを、上限値Xmaxまたは下限値Xminとし、前記上限値Xmaxまたは下限値Xminのいずれかから規定の間隔だけ離れたXに対する吸収強度Yまたは吸収強度Yの絶対値のいずれかが、前記Yの規定値を超えない側の範囲を第1の有効範囲と判定し、
前記一次微分Y'または前記一次微分Y'の絶対値のいずれかが、Y'の規定値を超えるデータポイント(X,Y')におけるXを、上限値Xmaxまたは下限値Xminとし、前記上限値Xmaxまたは下限値Xminのいずれかから規定の間隔だけ離れたXに対する一次微分Y'または一次微分Y'の絶対値のいずれかが、前記一次微分Y'の規定値を超えない側の範囲を第2の有効範囲と判定し、
前記二次微分Y"または前記二次微分Y"の絶対値のいずれかが、Y"の規定値を超えるデータポイント(X,Y")におけるXを、上限値Xmaxまたは下限値Xminとし、前記上限値Xmaxまたは下限値Xminのいずれかから規定の間隔だけ離れたXに対する二次微分Y"または二次微分Y"の絶対値のいずれかが、前記二次微分Y"の規定値を超えない側の範囲を第3の有効範囲と判定し、
前記第1の有効範囲と前記第2の有効範囲と前記第3の有効範囲の重なった範囲を、前記有効範囲と決定することを特徴とするプログラム。 - コンピュータを、
周波数、又は波長、又は波数、又はエネルギーのいずれかのXに対して、吸収強度Yがプロットされたスペクトル(X,Y)において、Yの値が有効であるXの範囲を有効範囲と決定する手段として動作させるプログラムであって、
前記吸収強度Yまたは前記吸収強度Yの絶対値|Y|のいずれかが、吸収強度Yの規定値を超えるデータポイント(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、及び(X4,Y4)(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X1より小さい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Yまたは|Y|のいずれかがYlimを超えない場合、
又は、
前記一次微分Y'または前記一次微分Y'の絶対値|Y'|のいずれかが、Y'の規定値を超えるデータポイント(X1,Y1')、(X2,Y2')、(X3,Y3')、及び(X4,Y4')(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X1より小さい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Y'または|Y'|のいずれかがY'limを超えない場合、
又は、
前記二次微分Y"または前記二次微分Y"の絶対値|Y"|のいずれかが、Y"の規定値を超えるデータポイント(X1,Y1")、(X2,Y2")、(X3,Y3")、及び(X4,Y4")(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X1より小さい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Y"または|Y"|のいずれかがY"limを超えない場合、
のいずれかのX1を前記有効範囲の上限値として決定することを特徴とするプログラム。 - コンピュータを、
周波数、又は波長、又は波数、又はエネルギーのいずれかのXに対して、吸収強度Yがプロットされたスペクトル(X,Y)において、Yの値が有効であるXの範囲を有効範囲と決定する手段として動作させるプログラムであって、
前記吸収強度Yまたは前記吸収強度Yの絶対値|Y|のいずれかが、Yの規定値を超えるデータポイント(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、及び(X4,Y4)(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X4より大きい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Yまたは|Y|のいずれかがYlimを超えない場合、
又は、
前記一次微分Y'または前記一次微分Y'の絶対値|Y'|のいずれかが、Y'の規定値を超えるデータポイント(X1,Y1')、(X2,Y2')、(X3,Y3')、及び(X4,Y4')(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X4より大きい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Y'または|Y'|のいずれかがY'limを超えない場合、
又は、
前記二次微分Y"または前記二次微分Y"の絶対値|Y"|のいずれかが、Y"の規定値を超えるデータポイント(X1,Y1")、(X2,Y2")、(X3,Y3")、及び(X4,Y4")(ただし、X1<X2<X3<X4)において、X1とX2の間隔(X2−X1)、X2とX3の間隔(X3−X2)、X3とX4の間隔(X4−X3)の全てが、規定の間隔より狭い場合で、かつ前記X4より大きい側に前記規定の間隔だけ離れたXにおいて、Y"または|Y"|のいずれかがY"limを超えない場合、
のいずれかのX4を前記有効範囲の下限値として決定することを特徴とするプログラム。
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