JP5116768B2 - ドリルストリング振動を減衰させるための方法及び装置 - Google Patents

ドリルストリング振動を減衰させるための方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5116768B2
JP5116768B2 JP2009529294A JP2009529294A JP5116768B2 JP 5116768 B2 JP5116768 B2 JP 5116768B2 JP 2009529294 A JP2009529294 A JP 2009529294A JP 2009529294 A JP2009529294 A JP 2009529294A JP 5116768 B2 JP5116768 B2 JP 5116768B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drill string
vibration damping
particles
vibration
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009529294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010504453A (ja
Inventor
ジャヒ−ル・アルフォンソ・パボン
ヨアヒム・ジーラー
デモセニス・ジョージオウ・パフィティス
シュ・チャウアー−ジアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Schlumberger Holdings Ltd
Original Assignee
Schlumberger Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Schlumberger Holdings Ltd filed Critical Schlumberger Holdings Ltd
Publication of JP2010504453A publication Critical patent/JP2010504453A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5116768B2 publication Critical patent/JP5116768B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH DRILLING; MINING
    • E21BEARTH DRILLING, e.g. DEEP DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B17/00Drilling rods or pipes; Flexible drill strings; Kellies; Drill collars; Sucker rods; Cables; Casings; Tubings
    • E21B17/02Couplings; joints
    • E21B17/04Couplings; joints between rod or the like and bit or between rod and rod or the like
    • E21B17/07Telescoping joints for varying drill string lengths; Shock absorbers

Description

本明細書は、概ね、表面形成層を介した掘削に関する方法及び装置について記載する。特に、本明細書は、掘削工程を改良するため、及びドリルストリング振動を減衰させることによって、ドリルストリング・アセンブリの寿命を延ばすための原理について記載する。
掘削工程中に、ドリルストリング・アセンブリが潜在的に損傷する振動を受けることがあることはよく知られている。軸方向(例えば、微小な反力)、ねじれ方向(例えば、スティック・スリップ)、横方向(例えば、屈曲、回転)の振動が、掘削アセンブリを損傷することがある減少としてよく知られている。“Putting a damper on drilling’s bad vibrations(掘削の悪い振動にダンパを設置する)”(Jardine S,Malone D,andSheppard M,“THE OILFIELD REVIEW”,Schlumberger,January 1994)を参照。広汎な研究と開発が、長年にわたって、これらの潜在的に損傷するドリルストリング振動をよりよく理解し、監視し、制御するためになされてきた。“Oilwell drilling engineering principles and practice(石油掘削工学の原理と実際)”(Graham & Trotman,1985);“The effect of Surface and downhole boundary conditions on the vibration of drillstrings(表面と油井の境界条件によるドリルストリングの振動への影響)”(Clayer F,Vandiver,J.K.,and Lee,H.Y,PROCEEDINGS 65 ANNUAL TECH.CONF.SPE,New Orleans,SPE 20447 1990);“An integrated model for drillstring dynamics(ドリルストリング・ダイナミクスのための統合的モデル)”(Tucker,R.W.and Wang,C,Lancaster University,2000);“Drillstring component mass imbalance:A major source of downhole vibrations(ドリルストリング・コンポーネントの質量不均衡:油井振動の主たる原因)”(Dykstra,M.W.,Chen,D.C, Warren, T.M.,and Azar,JJ,SPE AND COMPLETIONS,December 1996);“Quantifying bottomhole assembly tendency using field directional drilling data and finite element model(傾斜掘削データと有限要素モデルを用いた抗底アセンブリの傾斜の定量化)”(Lesso W.G. Jr.,Chau,M.T.,and Lesso,W.G. Sr,SPE/IADC 52835,1999)を参照。
上述の振動の一部を扱うために、油井監視及び表面制御技術が提案されてきた。“Torque feedback used to cure slip−stick motion(スリップ・スティック動作を取り除くために使用されるトルク・フィードバック)”(Halsey G.W.,Kyllingstad,A.,and Kylling, A,SPE 18049,1988);“The use of real−time downhole shock measurements to improve BHA component reliability(BHAコンポーネントの信頼性を向上するためのリアルタイムの油井衝撃測定の使用)”(Alley,S.D.and Sutherland,G.B.,SPE 22537 1991);“Drillstring vibrations:A new generation mechanism and control strategies(ドリルストリング振動:新世代の機構と制御戦略)”(Aldred,W.D.,and Sheppard,M.C.,SPE 24582 1992),“Integrated drilling dynamics system closes the model−measure−optimize loop in real time(統合された掘削ダイナミクスシステムが、リアルタイムのモデル計測最適化ループを閉じる)”(Chen.D.C−K,Smith,M.and LaPierre,S.,SPE/IADC 79888)を参照。しかしながら、その場での振動の減衰は、ドリルストリングが受ける振動によって生じる損傷の拡大を抑制することに大きな影響を及ぼす。
従って、一部ではその場で減衰させる技術を提案するが、各々がその限界を有する。APS技術は、代わりの隔離の使用を提案しており、それは、ネジのキャビティに形成されたゴムを用いてネジ山が緩やかに設けられた2つの円筒状部材を含む。ネジ山が設けられた円筒状部材の間のゴムは、掘削誘発振動を減衰することを意図している。また、ゴムの温度依存の性質によって、特に、異なる掘削条件間で信頼可能な性能を獲得することは、困難又は不可能になる。さらに、掘削工程に共通している大きなトルクと軸方向の負荷は、ゴム製減衰部材を介して伝達されなければならないが、それは困難である。CobernとWassellは、改良した代替例を提案しており、そこでは、ドリルストリング・アセンブリの2つのコンポーネント間の狭いすき間を充填する磁性流体が、減衰機構として使用される。“Drilling vibration monitoring and control system(掘削振動の監視及び制御システム)”(Cobern,M.E.,and Wassell,M.E.,APS TECHNOLOGY INC.TECH REPORT APS−DVMCS,2004)を参照。流体の粘性は、異なる掘削条件下での減衰を調整するために、磁気回路によって調節される。しかしながら、この提案が効果的であるかは明らかでない。
本明細書は、上述の1つ又は複数の問題の影響を解決すること、又は少なくとも低減することを目的とする。
本開示は、上述のニーズその他の少なくとも一部について説明する。特に、本開示は、掘削中のドリルストリング・アセンブリの減衰振動のための多くの方法及び装置について記載する。一実施の形態において、振動は、1つ以上の振動減衰モジュールを適切なアセンブリの位置に導入することによって、減衰する。例えば、振動減衰モジュールは、振動エネルギーが最大であると予測される位置に挿入される。一実施の形態において、振動減衰モジュールは、砂又は金属粉(タングステン又は同様の重金属粉のような高密度のものであってもよい。)のような固体材料の粒子によって緩やかに充填された1つ以上のキャビティを含む。一実施の形態において、キャビティ壁は、粗く、且つ/又は、キャビティ内の緩やかに充填された粒子に振動エネルギーを伝達し易くする形状上の特徴を含む。振動エネルギーは、摩擦とドリルストリングの動作の結果として生じる非弾性の粒子−粒子及び粒子−壁の衝突とによって、消散する。
一実施の形態では、油田ドリルストリング振動減衰モジュールを含む装置を提供する。油田ドリルストリング振動減衰モジュールは、マンドレルを備える。マンドレルは、外面及び内面を有する。内面は、マンドレル、内外面の間のキャビティ、及びキャビティに充填された粒子を介する通路を形成する。一実施の形態において、マンドレルは、隣り合ったドリルパイプの間に挿入するための第1及び第2のネジ山端部を有する。一実施の形態において、マンドレルは、第1パイプと、ネジによって取り付けられ、少なくとも部分的に第1パイプの中に配置された第2パイプとを有する。環状キャビティは、第1及び第2パイプの間に、配置されてもよい。装置の一実施の形態において、マンドレルは、第1パイプと、ネジによって取り付けられ、第1パイプと同心の第2パイプとを有し、その結果、環状キャビティが、第1及び第2パイプの間に配置される。
一実施の形態において、マンドレルは、ドリルストリングに取り付けるように設けられた安定リングを有する。一実施の形態において、安定リングは、カラーの周囲に取り付けられる。安定リングは、複数の突出ブレードを含み、ブレードは、環状キャビティ(各々が粒子によって充填される。)を含んでもよい。
装置の一実施の形態において、キャビティは、内壁から粒子への振動の伝達を促進する機構を有する内壁を有する。一実施の形態において、内壁機構はらせん構造を含む。他の実施の形態において、内壁機構は、粒子/壁の衝突を増加させる複数の溝と突起とを含む。一実施の形態において、内壁機構は、粗い表面を有する。
一実施の形態は、油田ドリルストリングを備える装置を提供する。ドリルストリングは、少なくとも1つの振動減衰モジュールを備え、少なくとも1つの振動減衰モジュールは、パイプと、同心のパイプの間に形成されたキャビティと、キャビティに充填された粒子とを含む。一実施の形態において、キャビティは、ドリルストリングから粒子への振動エネルギーの伝達を促進する内壁機構を含む。一実施の形態において、内壁機構は、軸方向、横方向及びねじれ方向の、内壁から粒子への振動エネルギーの伝達を容易にする幾何学的な形状である。一実施の形態において、内壁機構はらせん構造を含む。一実施の形態において、内壁機構は、粒子/壁の衝突を増加させる複数の溝と突起とを含む。一実施の形態において、内壁機構は、ジグザグパターンと粗い表面とを含む。一実施の形態において、粒子はキャビティに緩やかに充填される。一実施の形態において、粒子は固体である。ある実施の形態は、さらに、複数の振動減衰モジュールを含む。一実施の形態において、複数の振動減衰モジュールの各々は、ドリルストリングの予想最大振動位置に配置される。
一実施の形態は、ドリルストリングを含む油田装置を提供する。ドリルストリングは、ドリルパイプと抗底アセンブリとを有する。抗底アセンブリは、同心のシリンダと環状キャビティと、環状キャビティに緩やかに充填された固体材料の粒子とを含む。
一実施の形態によると、装置は油田ドリルストリングを備え、ドリルストリングは少なくとも1つの振動減衰モジュールを有する。少なくとも1つの振動減衰モジュールは、カラーの周囲に配置された複数の中空ブレードを含む安定リングを有する。少なくとも1つのブレードが、粒子によって緩やかに充填されている。一実施の形態では、ブレードの各々は、粒子によって緩やかに充填されている。
一形態は、油田ドリルストリングにおいて掘削誘発振動を減衰させること含む方法を提供する。減衰は、少なくとも1つの粒子−減衰に基づく振動減衰モジュールをドリルストリングの1つ以上の位置に挿入することと、少なくとも1つの振動減衰モジュールを用いて振動エネルギーを吸収することとを含む。一形態において、方法は、さらに、振動を低減させるために、ドリルストリングに沿って、複数の振動減衰モジュールを戦略的に挿入することを含む。一形態は、さらに、ドリルストリングに沿って、振動エネルギーが最大であると予測される位置に複数の振動減衰モジュールを挿入することを含む。
更なる利点及び新規な特徴が、以下の記載で説明され、または、これらの記載を読むこと、又は本明細書に記載した原理を実践することを通じて、当業者によって気付かれてもよい。
添付の図面は、実施の形態を例示しており、明細書の一部である。
図1は、一実施の形態に係る少なくとも1つの振動減衰モジュールに使用される掘削ツールの正面図である。 図2は、一実施の形態に係る図1に示す(又は他の)ツールに使用される一振動減衰ステージの長手方向の断面図である。 図3Aは、他の実施の形態に係る図1に示す(又は他の)ツールに使用される一振動減衰ステージの長手方向の断面図である。 図3Bは、一実施の形態に係る図3Aの振動減衰ステージの断面図である。 図4は、他の実施の形態に係る掘削ツールに使用される一振動減衰ステージの断面図である。 掘削ツールの所定位置における図4の振動減衰ステージの2つを部分的に断面で示す正面図である。
全図を通して、同一の参照符号及び記述は同様の部材を示すが、必ずしも同一の部材ではない。本発明は、種々の改良や代わりの形態を許容するが、特定の実施の形態が、図において例示され、本明細書において詳細に説明される。しかしながら、本発明が開示された特定の形態に限定されることを意図しないことは理解されるべきである。むしろ、本発明は、添付の特許請求の範囲に記載される本発明の範囲内のあらゆる改良、均等なもの及び代替例を含むものである。
本発明の図示する実施の形態及び実施例について以下に記載する。実際の実施の形態を開発する場合、システムに関する準拠やビジネスに関する制限のような開発者固有の目的を達成するために、多くの実装特有の決定がなされなければならず、それは、実装毎に多様であることが、十分に理解されるであろう。さらに、そのような開発の努力は、複雑であって時間を要するであろうが、それでもなお、本開示の恩恵を受ける分野の通常の技術を有する者が取り組む決まった行動である。
「一実施の形態(one embodiment)」、「実施の形態(an embodiment)」、「ある実施の形態(some embodiment)」、「一実施例(one aspect)」、「実施例(an aspect)」又は「ある実施例(some aspect)」は、その実施の形態又は実施例に関連して説明された特定の機構、構造、方法又は特徴が本発明の少なくとも1つの実施の形態に含まれることを意味する。そのため、「一実施の形態において」又は「実施の形態において」又は「ある実施の形態(又は「実施例」)において」という、本明細書の種々の箇所における語句の表現が、全て同じ実施の形態を参照するとは限らない。さらに、特定の機構、構造、方法又は特徴は、1つ以上の実施の形態において、あらゆる適切な方法で組み合わされてもよい。「含む」及び「有する」という語句は、「備える」という語句と同じ意味を有する。
さらに、発明の実施例は、1つの開示された実施の形態が有する全ての機構を含むものでない。そのため、「発明を実施するための形態」に続く特許請求の範囲は、本発明の別個の実施の形態に依拠する各請求項をもって、本「発明を実施するための形態」に明示的に組み込まれる。
本開示は、特に、掘削中のドリルストリング・アセンブリの減衰振動のための方法及び装置を意図する。ある実施の形態において、振動は、1つ以上の振動減衰モジュールを適切なアセンブリの位置に導入することによって減衰する。例えば、振動減衰モジュールは、振動エネルギーが大きい又は最大と予測される位置に挿入される。ある実施の形態において、振動減衰モジュールは、砂又は金属粉のような固体の粒子材料によって緩やかに充填された1つ以上のキャビティを含む。ある実施の形態において、固体粒子の材料は、タングステン又は同様の重金属粉のような高密度材料を含む。ある実施の形態において、粒子は、概ね丸く(球形)、数ミクロンから数ミリメートルの間の直径を有する。しかしながら、他の粒子の大きさが用いられてもよい。振動エネルギーは、ドリルストリング動作の結果として生じる摩擦と、非弾性の粒子−粒子及び粒子−壁の衝突とを介して消散する。摩擦と非弾性の粒子−粒子及び粒子−壁の衝突とによる振動エネルギーの消散は、粒子減衰として言及される。
一般的に言えば、粒子減衰は、構造減衰を参照し、振動構造の一部として粒子充填体(enclosure)を使用することを含む。このことは、例えば、米国特許公報5,365,842(Panossian)に記載されており、この参照によって、その全体が組み入れられる。キャビティは、粒子−粒子及び粒子−壁の衝突によって運動エネルギーを吸収する粒状材料(砂、金属粉等)によって概ね緩やかに充填されている。
検層(logging)ツールにおいて、音響振動の減衰に適用された粒子減衰の少なくとも1つの応用例がある。米国特許6,643,221を参照(この参照、この文献は全体に組み入れられる。)。カラーに機械加工された小さい穴と溝の提案されたパターンは、重い粒子によって充填される。しかしながら、装置が減衰しようとする音響振動の高周波(典型的には3kHzを超える。)かつ小振幅(典型的には1ミクロンより小さい。)の性質のために、提案された減衰が成功することは困難又は不可能になる。
しかしながら、発明者は、掘削誘発振動が典型的には周波数において極めて低く(通常100Hzより低い)、大きい振幅を示し得ることを発見した。そのため、粒子減衰がうまく適用し得る。
図を参照すると、特に、図1にドリルストリング100が示される。図1の実施の形態によると、ドリルストリング100は、抗底アセンブリ102とドリルパイプ104とを含む。抗底アセンブリ102は、ドリルパイプ104及びチェックバルブ・アセンブリ108へのコネクタ106を含む。油井のチェックバルブ・アセンブリ108は、圧力切断部110である。ドリルストリング100が傾斜掘削をすることができる場合、ドリルストリングは、本開示の恩恵を受ける分野の通常の技術者に知られる定位ツール112を含む。ある場合に、全ドリルストリング100が、回転し、掘削孔の掘削を容易にするように、ドリル・ビット115を回転させる。しかしながら、あるシステムは、ドリル・ビット115を駆動し回転させるためのマッド・モータ114を含み、調整可能な湾曲筐体116によって、傾斜掘削が容易になる。本明細書に記載した原理によると、全ドリルストリング110がマッド・モータ又は調整可能な湾曲筐体を必要とすることなく十分に回転する場合に、ドリルストリング100の振動減衰は、特に効果的である。ある実施の形態は、音波検層装置を含むが、本明細書に記載した原理は、掘削中に測定するドリルストリングにおいて低周波振動を低減するために、同様に適用可能である。
上述のように、図1に示すドリルストリング100のようなドリルストリングを用いた掘削工程は、掘削ツールの寿命を短くする激しい振動を発生させる。そのため、図2に示す一実施の形態は、油田ドリルストリング振動減衰モジュール120を備える装置を提案する。1つ以上の油田ドリルストリング振動減衰モジュール120は、ドリルストリング100に挿入されてもよい(図1参照)。油田ドリルストリング振動減衰モジュール120は、マンドレル122を備える。マンドレル122は、外面124及び内面126を備える。内面126は、掘削マッド及び他の流体がドリルパイプ及び/又は他のドリルストリング・コンポーネントのセグメント間を容易に連通することを可能にするマンドレル122を通る通路128を形成する。環状キャビティ130は、内外面124,126の間に形成され、粒子は環状キャビティ130に充填される。一実施の形態において、粒子は、緩やかに環状キャビティ130に充填され、それによって、振動減衰が容易になる。環状キャビティ130の容積は、吸収できるエネルギー量を大きくするために、ある実施例において最大である。環状キャビティ130の容積を最大にするために、機構を考慮する必要があり、泥流は掘削工程を本来制約する。
図2の実施の形態において、マンドレル122は、必ずではないが好ましくはネジが設けられた第1及び第2端部132,134を備える。第1及び第2端部132,134によって、ドリルパイプ104(図1)のセグメント近傍の間、抗底アセンブリ102(図1)のコンポーネントの間、ドリルパイプのセグメントと抗底アセンブリとの間、又は他のコンポーネントの間に、振動減衰モジュール120を挿入することが可能になる。
マンドレル122は、一実施の形態において一体的な構造からなり、マンドレル122は、第1パイプ136と、ネジによって取り付けられ、少なくとも部分的に第1パイプ136の中に配置された第2パイプ138とを備える。環状キャビティ130は、第1及び第2パイプ136,138の間に配置される。図2に示す実施の形態において、第1パイプ136は円筒状のパイプであり、第2パイプ138も、円筒状で、ネジによって第1パイプ136に(同心で)取り付けられる。
ある実施例によると、環状キャビティ130は、内壁140から粒子への振動エネルギーの伝達を促進する機構を含む内壁140を備える。ある実施の形態において、内壁機構は、内壁140から粒子への軸方向、横方向及びねじれ方向の振動エネルギーの伝達を容易にする幾何学的な形状である。例えば、内壁機構は、らせん構造を備える。他の実施の形態において、内壁機構は、粒子/壁の衝突を増加させる複数の溝142と突起144とを備える。溝142と突起144とは、図2に示すらせん構造又はジグザグ形状で配置される。一実施の形態において、内壁140は、壁/粒子の相互作用をも容易にする粗い表面を備える。予めモデル化することによって、異なる振動モード(軸方向、横方向、ねじれ方向)において減衰間で最良のトレードオフを可能にする方法で内壁機構を設計することができ、これによって、全体的な性能を最大にすることができる。
ある実施の形態は、ドリルストリング100に沿って間隔を空けた2つ以上の振動減衰モジュール120を含む(図1参照)。ある実施の形態は、3から10の振動減衰モジュールを含む。一実施の形態において、振動減衰モジュール120の各々は、ドリルストリング100の予想最大振動位置に配置される(図1参照)。本開示の恩恵を受ける分野の通常の技術を有する者は、予め計画されたドリルのモデル化に関する研究や経験によって、振動が最大となるであろう位置が得られることを理解するであろう。
一実施の形態において、マンドレル122は、図3A−3Bに示す安定リングを備える。図3A−3Bの安定リング150は、ドリルストリング100への取り付けのために設けられる(図1参照)。一実施の形態において、安定リング150は、ドリルストリング100のカラーの周囲に取り付けられるが(図1)、他の位置が用いられてもよい。安定リング150は、例えば図3A−3Bに示す4つの等しい間隔を空けた中空ブレード152のような、複数の半径方向の突出ブレードを含む。しかしながら、いくつのブレードが使用されてもよい。ブレード152の内部は、環状キャビティ130を備えるが、図3A−3Bの環状キャビティ130は、円周に沿って非連続である。図3A−3Bの環状キャビティ130の各々は、図2を参照して、上に説明したものと同じ粒子によって緩やかに充填されている。(安定リング150のような)ドリルストリング・スタビライザでの粒子減衰は、掘削によって誘発される衝撃と振動の多くを粒子によって吸収することによって、ドリルストリング100の寿命を著しく伸ばす。
図3A−3Bに示す安定リング150を備える振動減衰モジュール120は、上述のようにドリルストリング100の周囲に取り付けられ(図1参照)、他の実施の形態は、別個のモジュールを備える。例えば、図4は、挿入可能なスタビライザ250を備える振動減衰モジュール120を示す。図2の実施の形態と同様に、挿入可能なスタビライザ250は、必ずではないが好ましくはネジが設けられた第1及び第2端部232,234を備える。第1及び第2ネジ端部232,234によって、ドリルパイプ104のセグメント近傍の間、抗底アセンブリ102のコンポーネントの間(図1)、ドリルパイプのセグメントと抗底アセンブリとの間、又は他のコンポーネントの間に、振動減衰モジュール120を挿入することができる。
安定リング150のように(図3A−3B参照)、挿入可能なスタビライザ250は、例えば図4−5に示す4つの等しい空間を空けた中空ブレード252のような、複数の半径方向の突出ブレードを含む。しかしながら、いかなる数のブレードが使用されてもよい。ブレード252の内部は、環状キャビティ130を備える。図4−5の環状キャビティ130の各々は、図2を参照して、上に説明したものと同じ粒子によって緩やかに充填されている。図5に2つの振動減衰モジュール120が図示されるが、挿入可能なスタビライザ250を備える任意の数の減衰モジュール120が、ドリルストリング100に挿入されてよい。上述のように、(挿入可能なスタビライザ250のような)ドリルストリング・スタビライザでの粒子減衰は、掘削によって誘発される衝撃及び振動の多くを粒子によって吸収することによって、ドリルストリング100の寿命を著しく延ばす。
図示して上で説明した各装置は、任意のドリルストリングを用いて使用されてもよく、図1及び5に示す実施の形態に限定されない。さらに、本明細書は、あらゆるドリルストリング粒子減衰を意図しており、図1−5に示す特定の実施の形態に限定されない。一実施例は、油田ドリルストリングにおいて掘削誘発振動を減衰することを含む方法を意図する。減衰は、(上述のような)少なくとも1つの粒子−減衰に基づく振動減衰モジュールをドリルストリングの1つ以上の位置に挿入することと、少なくとも1つの振動減衰モジュールを用いて振動エネルギーを吸収することを含む。一実施例において、方法は、掘削誘発振動を低減するために、さらに、複数の振動減衰モジュールをドリルストリングに沿って戦略的に挿入することを含む。一実施例は、さらに、複数の振動減衰モジュールをドリルストリングに沿って、振動エネルギーが大きい又は最大と予測される位置に挿入することを含む。
これまでの記載は、特定の原理を例示し説明するためだけに提示されたに過ぎない。包括的であり、又は開示された形態そのものに本発明を限定する趣旨でもない。上述の技術を踏まえて、多くの改良や変形が可能である。
図示され、記載された実施の形態は、発明の原理とその実際の応用例を最もよく説明するために、選択されて記載される。これまでの記載には、意図された特定の使用に適するように、当該分野の他の技術者が、種々の実施の形態及び種々の改良において教示されたその原理を最もよく利用できることが望まれる。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲によって規定されることが意図される。

Claims (27)

  1. 油田ドリルストリング振動減衰モジュールを備え、
    上記油田ドリルストリング振動減衰モジュールは、マンドレルを有し、
    上記マンドレルは、
    隣接したドリルパイプ間に挿入するために設けられた第1及び第2ネジ端部と、
    外面及び内面と、ここで上記内面は、上記マンドレルを通過する通路を形成し、
    さらに、上記内面と外面との間のキャビティと、
    記キャビティに充填された粒子と、を備え、
    上記キャビティは、内壁から上記粒子への振動エネルギーの伝達を促進する機構を有する内壁を備える、
    ことを特徴とする装置。
  2. 上記マンドレルは、
    第1パイプと、
    ネジによって第1パイプに取り付けられ、少なくとも部分的に上記第1パイプの中に配置された第2パイプと、を有し、
    記キャビティは、上記第1及び第2パイプの間に配置されることを特徴とする請求項1に係る装置。
  3. 上記マンドレルは、
    第1パイプと、
    ネジによって第1パイプに取り付けられ、上記第1パイプと同心に配置された第2パイプとを有し、
    記キャビティは、上記第1及び第2パイプの間に配置されることを特徴とする請求項1に係る装置。
  4. 上記マンドレルは、ドリルストリングにおいてモジュラーを配置するために設けられた挿入可能なスタビライザを備えることを特徴とする請求項1に係る装置。
  5. 上記挿入可能なスタビライザは、複数の突出ブレードを備え、
    上記ブレードは、キャビティを備え、各々が粒子で充填されることを特徴とする請求項4に係る装置。
  6. 上記マンドレルは、ドリルストリングに取り付けるために設けられた安定リングを備えることを特徴とする請求項1に係る装置。
  7. 上記安定リングは、カラーの周囲に取り付けられることを特徴とする請求項6に係る装置。
  8. 上記安定リングは、複数の突出ブレードを備え、
    上記ブレードは、上記キャビティを備え、各々が粒子で充填されることを特徴とする請求項6に係る装置。
  9. 上記内壁機構は、らせん構造を備えることを特徴とする請求項1に係る装置。
  10. 上記内壁機構は、粒子/壁の衝突を増加させる複数の溝と突起を備えることを特徴とする請求項1に係る装置。
  11. 上記内壁機構は、粗面化された表面を備えることを特徴とする請求項1に係る装置。
  12. 油田ドリルストリングを備える装置であって、
    上記油田ドリルストリングは、少なくとも1つの振動減衰モジュールを備え、
    上記少なくとも1つの振動減衰モジュールは、
    同心のパイプと、
    同心のパイプの間に形成されたキャビティと、
    上記キャビティに充填された粒子と、を備え
    上記キャビティは、上記ドリルストリングから上記粒子への振動エネルギーの伝達を促進する内壁機構を備える、
    ことを特徴とする装置。
  13. 上記内壁機構は、軸方向、横方向及びねじれの、内壁から粒子への振動エネルギーの伝達を容易にする形状をなすことを特徴とする請求項12に係る装置。
  14. 上記内壁機構は、らせん構造を備えることを特徴とする請求項12に係る装置。
  15. 上記内壁機構は、粒子/壁の衝突を増加させる複数の溝と突起を備えることを特徴とする請求項12に係る装置。
  16. 上記内壁機構は、粗面化された表面を備えることを特徴とする請求項12に係る装置。
  17. 上記内壁機構は、ジグザグ形状及び粗面化された表面を備えることを特徴とする請求項12に係る装置。
  18. 上記粒子は、上記キャビティに緩やかに充填されたことを特徴とする請求項12に係る装置。
  19. 上記粒子は、固体であることを特徴とする請求項12に係る装置。
  20. さらに、複数の振動減衰モジュールを備えることを特徴とする請求項12に係る装置。
  21. さらに、複数の振動減衰モジュールを備え、
    複数の振動減衰モジュールの各々は、上記ドリルストリングの最大の振動位置と予想される位置に配置されることを特徴とする請求項12に係る装置。
  22. 油田装置であって、
    上記油田装置は、ドリルストリングを備え、
    上記ドリルストリングは、ドリルパイプを有し、
    上記油田装置は、底アセンブリを備え、
    上記底アセンブリは、同心のシリンダとキャビティとを有し、
    固体材料の粒子によって、上記キャビティは、緩やかに充填され
    上記キャビティは、上記ドリルストリングから上記粒子への振動エネルギーの伝達を促進する内壁機構を備える、
    ことを特徴とする油田装置。
  23. 油田ドリルストリングを備え、
    上記ドリルストリングは、少なくとも1つの振動減衰モジュールを備え、
    少なくとも1つの振動減衰モジュールは、カラーの周囲に配置された複数の中空ブレードを含む安定リングを含み、
    少なくとも1つの中空ブレードは、緩やかに粒子で充填されたキャビティーを備え、
    上記キャビティは、上記ドリルストリングから上記粒子への振動エネルギーの伝達を促進する壁機構を備える、
    ことを特徴とする装置。
  24. 上記中空ブレードの各々は、粒子で緩やかに充填されたことを特徴とする請求項23に係る装置。
  25. 油田ドリルストリングにおいて掘削誘導振動を減衰させることを備えた方法であって
    上記減衰させることは、
    少なくとも1つの粒子減衰に基づく振動減衰モジュールをドリルストリングの1つ以上の位置に挿入することと、
    ここで、少なくとも1つの振動減衰モジュールは、ドリルストリングから粒子への振動エネルギーの伝達を促進する壁機構を有するキャビティーを備え、
    上記少なくとも1つの振動減衰モジュールによって振動エネルギーを吸収すること、
    を含むことを特徴とする方法。
  26. さらに、振動を低減するために、上記ドリルストリングに沿って複数の振動減衰モジュールを戦略的に挿入することを特徴とする請求項25に係る方法
  27. 振動エネルギーが最大と予測される位置に、上記ドリルストリングに沿って複数の振動減衰モジュールを挿入することを含むことを特徴とする請求項25に係る方法
JP2009529294A 2006-09-20 2007-08-30 ドリルストリング振動を減衰させるための方法及び装置 Expired - Fee Related JP5116768B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/523,848 US7828082B2 (en) 2006-09-20 2006-09-20 Methods and apparatus for attenuating drillstring vibrations
US11/523,848 2006-09-20
PCT/US2007/077220 WO2008036498A1 (en) 2006-09-20 2007-08-30 Methods and apparatus for attenuating drillstring vibrations

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010504453A JP2010504453A (ja) 2010-02-12
JP5116768B2 true JP5116768B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=38860107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009529294A Expired - Fee Related JP5116768B2 (ja) 2006-09-20 2007-08-30 ドリルストリング振動を減衰させるための方法及び装置

Country Status (10)

Country Link
US (2) US7828082B2 (ja)
EP (1) EP2069603B1 (ja)
JP (1) JP5116768B2 (ja)
CN (1) CN101535592A (ja)
AT (1) ATE537326T1 (ja)
CA (1) CA2664101C (ja)
NO (1) NO20091535L (ja)
RU (1) RU2401933C1 (ja)
SG (1) SG174729A1 (ja)
WO (1) WO2008036498A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7178391B2 (ja) 2019-08-16 2022-11-25 新潟精機株式会社 巻尺

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101324174B (zh) * 2008-08-05 2013-04-24 中国海洋石油总公司 一种防止钻井隔水导管与钻柱产生谐振的方法
US20100258352A1 (en) * 2009-04-08 2010-10-14 King Saud University System And Method For Drill String Vibration Control
EP2494380B1 (en) 2009-10-26 2020-11-25 Schlumberger Technology B.V. Apparatus for logging while drilling accoustic measurment
US8646519B2 (en) * 2010-12-17 2014-02-11 Sondex Wireline Limited Low-profile suspension of logging sensor and method
US10352158B2 (en) 2011-03-03 2019-07-16 Baker Hughes, A Ge Company, Llc Synthetic formation evaluation logs based on drilling vibrations
US8602094B2 (en) * 2011-09-07 2013-12-10 Schlumberger Technology Corporation Method for downhole electrical transmission by forming an electrical connection with components capable of relative rotational movement
US9476261B2 (en) * 2012-12-03 2016-10-25 Baker Hughes Incorporated Mitigation of rotational vibration using a torsional tuned mass damper
US9121233B2 (en) 2013-02-26 2015-09-01 Baker Hughes Incorporated Mitigation of downhole component vibration using electromagnetic vibration reduction
WO2015065451A1 (en) 2013-10-31 2015-05-07 Halliburton Energy Services, Inc. Acoustic signal attenuator for lwd/mwd logging systems
US9976405B2 (en) 2013-11-01 2018-05-22 Baker Hughes, A Ge Company, Llc Method to mitigate bit induced vibrations by intentionally modifying mode shapes of drill strings by mass or stiffness changes
RU2642734C2 (ru) 2013-12-23 2018-01-25 Халлибертон Энерджи Сервисез Инк. Встроенный механизм ослабления крутильных колебаний для бурового снаряда нефтяного месторождения
RU2682393C2 (ru) 2014-04-30 2019-03-19 Толтек Груп, Ллс Демпфирующее устройство для скважинного инструмента
US10458226B2 (en) * 2016-02-07 2019-10-29 Schlumberger Technology Corporation Shock and vibration damper system and methodology
CN107965278B (zh) * 2016-10-20 2020-07-03 中国石油化工股份有限公司 一种钻具组合
US10844672B2 (en) * 2017-05-19 2020-11-24 Mitchell Z. Dziekonski Vibration reducing drill string system and method
GB2603674B (en) 2019-09-12 2023-06-28 Baker Hughes Oilfield Operations Llc Vibration isolating coupler for reducing vibrations in a drill string
US11513249B2 (en) 2019-10-11 2022-11-29 Scientific Drilling International, Inc. Downhole acoustic device
US11346161B2 (en) * 2020-09-15 2022-05-31 Halliburton Energy Services, Inc. Electroactive polymer vibration dampener for downhole drilling tools
CN114101753B (zh) * 2021-12-15 2023-09-05 唐山市三川钢铁机械制造有限公司 一种基于颗粒阻尼减振的卧式深孔钻床及其阻尼减振设计方法

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2984453A (en) * 1957-03-25 1961-05-16 Westinghouse Electric Corp Vibration damper for blading in elastic fluid apparatus
US3265091A (en) * 1962-12-07 1966-08-09 Jarnett Frank D De Fluid-packed drill pipe
US3263446A (en) 1963-08-20 1966-08-02 Exxon Production Research Co Shock isolator for rotary drill string
JPS4214863Y1 (ja) * 1964-06-20 1967-08-24
US3842942A (en) * 1973-10-01 1974-10-22 Us Interior Constrained layer damper and noise suppressor for a rock drill steel
US3926265A (en) * 1974-06-10 1975-12-16 Hydroacoustic Inc Drill steel for percussive drilling devices
SE398459B (sv) 1975-10-09 1977-12-27 Atlas Copco Ab Slaende verktyg
SE413747B (sv) 1976-02-04 1980-06-23 Atlas Copco Ab Slaende verktyg
DE2647810C2 (de) 1976-10-22 1978-12-14 Christensen, Inc., Salt Lake City, Utah (V.St.A.) Stoßdämpfer für Tiefbohrgestänge
US4173130A (en) * 1978-01-31 1979-11-06 Downen Jim L Drilling shock sub
US4443206A (en) * 1982-02-05 1984-04-17 Dailey, Inc. Well tool
US4522271A (en) 1983-10-17 1985-06-11 Bodine Albert G Method and apparatus for damping vibrations in drill collar strings
US4560012A (en) * 1984-06-20 1985-12-24 Mcneely Jr Branch M Drill collar structure for use in deviated well bore drilling
US4997048A (en) * 1989-08-24 1991-03-05 Isom John R Drill pipe assemblies
US5365842A (en) 1992-04-10 1994-11-22 Rockwell International Corporation Press cylinder with non-obstructive particle damping
US5833541A (en) 1993-07-23 1998-11-10 Turner; William E. Elastomeric joints having interlocking threaded portions
JPH08219377A (ja) * 1995-02-10 1996-08-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 防振装置
US6364039B1 (en) 2000-04-28 2002-04-02 Smith International, Inc. Vibration damping tool
US6381196B1 (en) 2000-10-26 2002-04-30 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Sintered viscoelastic particle vibration damping treatment
US6643221B1 (en) 2001-11-06 2003-11-04 Schlumberger Technology Corporation Structures and methods for damping tool waves particularly for acoustic logging tools
NO326223B1 (no) * 2003-10-29 2008-10-20 Weatherford Lamb Apparat og fremgangsmate for a redusere borevibrasjon ved boring med fôringsror
GB2424018B (en) 2003-11-07 2008-05-28 Aps Technology Inc System and method for damping vibration in a drill string

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7178391B2 (ja) 2019-08-16 2022-11-25 新潟精機株式会社 巻尺

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010504453A (ja) 2010-02-12
NO20091535L (no) 2009-06-19
US20110011644A1 (en) 2011-01-20
SG174729A1 (en) 2011-10-28
CA2664101A1 (en) 2008-03-27
EP2069603A1 (en) 2009-06-17
WO2008036498A1 (en) 2008-03-27
EP2069603B1 (en) 2011-12-14
US7984771B2 (en) 2011-07-26
RU2401933C1 (ru) 2010-10-20
ATE537326T1 (de) 2011-12-15
US7828082B2 (en) 2010-11-09
CA2664101C (en) 2012-08-21
CN101535592A (zh) 2009-09-16
US20080066965A1 (en) 2008-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5116768B2 (ja) ドリルストリング振動を減衰させるための方法及び装置
US20210079976A1 (en) Viscous vibration damping of torsional oscillation
CN111989457B (zh) 用于减轻井下工具振动的阻尼器
US20090023502A1 (en) Downhole shock absorber for torsional and axial loads
CA2462987C (en) Vibration-dampening drill collar
CN112088240B (zh) 用于减轻井下工具振动的阻尼器及用于井下井底钻具组合的振动隔离设备
MX2012008806A (es) Herramienta de reduccion de choque para una caja electronica de fondo de pozo.
US11142962B2 (en) Method and apparatus for damping/absorbing rotational vibrations/oscillations
US10711532B2 (en) Protection of downhole components from shock and vibration
US10844672B2 (en) Vibration reducing drill string system and method
US20230407712A1 (en) Flexible coupler for reducing torsional oscillations
CN114585797A (zh) 用于减轻井下工具振动的阻尼器
EP3137718B1 (en) Snubber for downhole tool
US11905820B2 (en) Method and apparatus for damping/absorbing rotational vibrations/oscillations
CN114585796A (zh) 结合有用于高频扭转振荡的阻尼器的钻头支撑组件
US11384603B1 (en) Rotational vibration absorber with tangential dampers cap
US10400522B2 (en) Drill string with bottom hole assembly transition section having increasing external diameter and method of use
Rashed et al. Cairns• Australia 9-12 July, 2007
Politis An approach for efficient analysis of drill-string random vibrations

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121009

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees