JP5113172B2 - 植込み型薬剤送給装置 - Google Patents

植込み型薬剤送給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5113172B2
JP5113172B2 JP2009525115A JP2009525115A JP5113172B2 JP 5113172 B2 JP5113172 B2 JP 5113172B2 JP 2009525115 A JP2009525115 A JP 2009525115A JP 2009525115 A JP2009525115 A JP 2009525115A JP 5113172 B2 JP5113172 B2 JP 5113172B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
piston
reservoir
liquid
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009525115A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010501234A (ja
Inventor
ステルジオプロス,ニコラオス
バッハマン,ミヘル
Original Assignee
エコール ポリテクニーク フェデラル ドゥ ローザンヌ(エーペーエフエル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エコール ポリテクニーク フェデラル ドゥ ローザンヌ(エーペーエフエル) filed Critical エコール ポリテクニーク フェデラル ドゥ ローザンヌ(エーペーエフエル)
Publication of JP2010501234A publication Critical patent/JP2010501234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5113172B2 publication Critical patent/JP5113172B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/14244Pressure infusion, e.g. using pumps adapted to be carried by the patient, e.g. portable on the body
    • A61M5/14276Pressure infusion, e.g. using pumps adapted to be carried by the patient, e.g. portable on the body specially adapted for implantation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/14212Pumping with an aspiration and an expulsion action
    • A61M5/14236Screw, impeller or centrifugal type pumps
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/168Means for controlling media flow to the body or for metering media to the body, e.g. drip meters, counters ; Monitoring media flow to the body
    • A61M5/16804Flow controllers
    • A61M5/16809Flow controllers by repeated filling and emptying of an intermediate volume
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/0208Subcutaneous access sites for injecting or removing fluids

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Description

本発明は、一般に植込み型装置に関する。
より詳細には、本発明は、貯留手段を備えた高精度植込み型薬物送給装置に関する。
末梢血管疾病(PVD)は、アテローム性動脈硬化の発症の結果生じるもので、下肢ではこれが脚組織の循環不足や灌流不足、重症肢虚血(CLI)と呼ばれる疾患につながる。厳しい形では、CLIは脚痛、歩行不能、足指の虚血性潰瘍、動脈塞栓となって現れ、更に進行すると、壊疽となって現れる。危険要因に含まれるのは喫煙、糖尿病、肥満、血中高コレステロール、脂肪分の多い食事であり、また、本人又は家族が心臓疾患の病歴を有する場合である。米国では、末梢血管疾病の有病率が3%で、糖尿病誘発性のPVDの有病率は2.8%に上る。糖尿病患者のうち毎年約82000人が非外傷性下肢切断術を受けている。明らかに、CLIの疾患とその選択し得る治療法を改善する解決が、特に増え続けている糖尿病関連PVDの事例に鑑みて必要である。
PVDの進行は、十分な量の血液が患部血管を流れるならば止まるかもしれない。血流は運動を通して増大でき、これが疾病結果に対して有益であることはすでに分かっている。あるいは代わりに、局部か遠位部かどちらかに作用するある種の薬剤を連続的又は周期的に血液中に投与することによっても血流は増大し得る。これは、血管新生物質又は血管拡張物質の動脈内注入によって達成できる。
薬剤送給に適した植込み型医療装置自体は技術的に知られている。スイス特許第688224号は、薬液を体内に送給するための植込み型装置を開示している。同様の装置の他の例が、米国特許第2004/0249365号、国際公開公報第02/08233号、国際公開公報第02/083207号、ドイツ特許第4123091号、国際公開公報第03/089034号、英国特許第2174218号及び国際公開公報第96/41080号において開示されており、全部を参考として本出願に組み入れる。
上で挙げたスイス特許第688224号では、開示された装置がアキシャルピストンポンプを備えている。このポンプは、制御下で回転駆動され、軸方向並進駆動される。液溜めがポンプの吸込側に接続されている。ポンプは、好ましくはセラミック製のシリンダとピストンを有する。液溜め補充用の接続部が再密封可能である。一体の回転駆動装置は別個の制御ユニットを有する。ポンプと液溜めと駆動装置が1つの円筒形ケーシングの中で同軸に位置する。あるいは代わりに、駆動装置は外部に位置し、回転運動をピストンに伝達する非接触式カップリングであってよい。シリンダの端面はカム輪郭を有する。軸方向運動を生じさせる偏心のカムフォロアペグがピストンに取付けられている。このシステムは、少なくとも二通りのピストン変位、すなわち、回転とこれに結合した並進を含むので、むしろ複雑である。この幾何学形状に従い、モータにより生じさせられた回転を並進に変換する特殊な手段を使用する必要がある。開示された手段は構造を複雑にし、機能障害の危険があり、エネルギーを費消する。
別の先行技術によるポンプが米国特許第2004/0044332号から知られている。この公報が開示しているのは、液体を吐出す働きをする、入口と出口を備えた液溜め、この液溜めより特に小さい体積の、入口と出口を備えた可変体積チャンバ、この可変体積チャンバを充填すべく液溜めの出口を可変体積チャンバの入口と連絡させる第1導管、一方の端部が可変体積チャンバの出口に接続された第2導管を備えている、液体の形の医薬品を送給するための植込み型装置である。
この先行技術では、事実上2つの可変体積チャンバが使用され(1つは液溜め)、バルブにより分離され、それぞれの復元力を使って所要量の液体(例えば医薬品)を吐出すべく機能する。
スイス特許第688224号公報
米国特許第2004/0249365号公報
国際公開公報第02/08233号公報
国際公開公報第02/083207号公報
ドイツ特許第4123091号公報
国際公開公報第03/089034号公報
英国特許第2174218号公報
国際公開公報第96/41080号公報
米国特許第2004/0044332号公報
よって、本発明の目的は、従来公知の装置及び方法を改善することである。
本発明の目的は、また、信頼し得る単純な植込み型装置を提供することである。
本発明の別の目的は、吐出された液体をより良く投与できるようにするシステムを提供することである。
本発明の更なる目的は、小動物研究と腹腔鏡下植込みを可能にする小サイズのシステムを提供することである。
また、現用ポンプとの併用に適した液溜めを提供することも本発明の目的である。
これらの目的は、請求項において定義された装置により達成される。
上記の結果は、有望な解決策であり、遠隔制御される高精度の植込み型動脈内薬剤注入装置を使って特定の薬剤を動脈、髄腔内空部、頭蓋内又は他の何らかの体内局部に直接注入するというのがその考え方である。高濃度の薬剤をインプラント内部に蓄えておき、薬剤送給が長期間(数週から数箇月又は数年)にわたって実行できるように少量ずつ投与する。代替設計により経皮的薬剤補充のための投薬口を組み入れてもよい。薬剤は体系的効果をもたずに局部投与されるので、技術は、使用者限定の低投与量、高精度かつ高効率の薬剤送給システムを探求する。
本発明の他の利点は次の通りである。
1.末梢植込み、頭蓋内植込み、心臓適用、腹腔鏡下挿入及び小動物研究を容易にする小さいコンパクトサイズ
2.高精度ボーラス投与
3.負荷(すなわち、送給カテーテルの遠位端部における動脈圧力又は頭蓋内圧力)がかからない投薬
4.連続的、周期的又は使用者限定の薬剤投与のために外部プログラミング可能/アクティブ化
5.高いMRI安全性及び両立性。
本発明の有利な実施例が従属請求項の主題である。
本発明の他の特徴及び利点が、以下の本発明の詳細な説明からより明瞭になるが、本発明は、ここに添付図面に則して述べる実施例だけに限られるものでない。
本発明の第1の実施例に係る詳細切断図である。 本発明の第1の実施例に係る詳細切断図である。 本発明の第1の実施例に係る詳細切断図である。 本発明の第1の実施例に係る詳細切断図である。 本発明の第1の実施例に係る詳細切断図である。 本発明の第1の実施例に係る詳細切断図である。 本発明の第1の実施例に係る詳細切断図である。 本発明の第1の実施例に係る詳細切断図である。 本発明の第2の実施例に係る詳細切断図である。 本発明の第2の実施例に係る詳細切断図である。 本発明の第2の実施例に係る詳細切断図である。 本発明の第2の実施例に係る詳細切断図である。 本発明の第2の実施例に係る詳細切断図である。 本発明の第2の実施例に係る詳細切断図である。 本発明の第2の実施例に係る詳細切断図である。 本発明の第2の実施例に係る詳細切断図である。 本発明の第3の実施例に係る詳細図である。 本発明の第3の実施例に係る詳細図である。 本発明の第3の実施例に係る詳細図である。 本発明の第3の実施例に係る詳細図である。 本発明の第3の実施例に係る詳細図である。 本発明に係るポンプの全体切断図である。 本発明に係るシステムでの使用に適した放出用チャンバの一例を示す。 本発明に係るシステムでの使用に適した放出用チャンバの一例を示す。 本発明に係るシステムでの使用に適した放出用チャンバの一例を示す。 本発明に係るシステムでの使用に適した液溜めの一例を示す。 本発明に係るシステムでの使用に適した液溜めの一例を示す。 本発明に係るシステムでの使用に適した液溜めの一例を示す。 本発明に係るシステムでの使用に適した液溜めの一例を示す。 偏心軸の特殊な一実施例を示す。 偏心軸の特殊な一実施例を示す。 偏心軸の特殊な一実施例を示す。 偏心軸の特殊な一実施例を示す。
図1Aは、本発明に係るポンプの第1の実施例の横切断図を示す。
ポンプは、入口2と出口3を備えた外本体1を備えている。前記入口2と前記出口3は、液体(例えば薬剤)を液溜めから治療すべき部位に転送するために、例えば米国特許第2004/0044332号において開示された通りの従来公知の方法で導管又はカテーテルに接続されている。これらの導管は、単純を期して図1に描かれていないが、上で挙げた米国公報において開示された導管と同様のものである。このようなカテーテルの例を、本出願では図9A〜9C及び10A〜10Dに則して説明する。
本体1の内部に、シリンダ軸5を中心として回転するシリンダ4がある。シリンダ4の内部に更に、シリンダ4により回転駆動され、ピストン軸7を中心として回転させられるピストン6がある。軸7は軸5に関して偏心の位置にあるので、シリンダ4が回転している時、ピストン6は前記シリンダの内部で横移動させられる。
本体1において、入口2は、可変体積を持つ入口チャンバ8の中で終わる。このチャンバ8は、本実施例では主にシリンダ4の中のピストン6と本体1の内壁の相対位置により限定される。
システムは、加えて、第1及び第2の仮チャンバ9及び10を備えている。その使い方については、更に下で説明する。
最後に、シーリングを維持するためにピストン6は2つのシール11及び12、例えばOリングを付けている。
図1Bにおいて、システムは、シリンダ4とピストン6が外本体1から約30゜時計回りに相対回転した位置で描かれている。この位置にある時、チャンバ8は閉じられており、すなわち、入口2ともはや結合しておらず、チャンバ8の体積は、ピストン6の端部B、シリンダ4の内壁13、14及び外本体1の内壁15により限定される。
図1Cにおいて、シリンダ4とピストン6は更に外本体1から約90゜時計回りに相対回転した位置(図1Aの位置から見て)にある。この位置にある時、シリンダ4とピストン6が互いに関して偏心体の軸を中心として回転する事実から、ピストン6はシリンダ4に関して横方向に移動し、その結果、チャンバ8の体積は減少する。同時に、シリンダとピストンが図1Bに描かれた位置を離れた途端、チャンバ8が仮チャンバ9に結合させられ、その結果、出口3に結合させられる。従って、チャンバ8の中にある液体は、シリンダ4の中のピストン6の相対運動により出口3を通して吐出される。
同時に、図1Cの右手側に見られる通り、入口チャンバ8’が、ピストン6のA側にシリンダ4に相対するその横方向運動により作られており、このチャンバ8’が第2仮チャンバ10と入口2とに接続されている。
図1Dに描かれた通りシリンダ4とピストン6を外本体1に相対して更に回転させると、チャンバ8が最終的に全体としてピストン6の変位により抑制されるが、同時に、この変位がピストン6の端部Aにおいて別のチャンバ8’を作り、このチャンバ8’を形成するシリンダ4の変位が同時にチャンバ8’を充填する吸引力を生じさせる。
ピストン6とシリンダ4が図1Aに示した位置から180゜時計回りに回転した後、システムは図1Eに示した位置にあり、ピストン6の端部Aと端部Bが逆の位置にある。
図1F〜1Hは、図1A〜1Dに示したのと同じシステムの運動を正確に示し、上で与えた説明が相応に当てはまる。最後に図1Hに示した場面に至った後、ピストン6とシリンダ4の更なる時計回りの回転が図1Aに示した位置で終わり、サイクルが再び始まる。
上の記述からすでに理解できる通り、本発明に係るシステムでは、純然たる回転運動を回転と相対横移動との組み合わせ運動に変換する偏心システムとピストンの使用により、可変体積チャンバ(8又は8’)が形成できる。
図2AF〜2Hは、本体とシリンダとピストンのシステムの第2の実施例を示す。ここでは、偏心軸(第1の実施例における軸5及び7のような)が使用されていないが、システムは圧力差を利用する。より精確に言えば、それは、液体(例えば薬剤)の圧力が出口においてより入口において高いという原理を利用する。
図2Aに示した通り、液体は、本体16の入口17を通ってチャンバ22に入り込み、ピストン21を図2Aで見て上方へ押す。これは、入口側17における圧力が出口側18における圧力より高いからである。液体は、また、仮チャンバ23を充填し、ピストン21にはシール25及び26、例えばOリングが設けられている。
図2Bにおいて、シリンダ19とピストン21は本体16の軸20を中心として約30゜時計回りに回転しており、チャンバ22は今閉じられていて、ピストン21の端部Bとシリンダの内壁27及び28と本体16の内壁29により境界を限定されている。
シリンダ19とピストン21を更に時計回りに約90゜の位置(図1Aの位置から見て)まで回転させると、システムは図2Cに示した位置に達する。図2B及び2Cを考慮すると理解できる通り、シリンダ19とピストン21を図2Bの位置から時計回りに回転させると、入口17に接続された仮チャンバ24はピストン21の端部Aに接続され、これにより、入口17にある圧力下の液体は、ピストン21の端部Aにおいて該ピストンに圧力をかけることになる。入口17における圧力は出口18における圧力より高いので、ピストンは端部Bの方向に横移動することになり、チャンバ22の体積は減少し、その結果、存在する液体は出口18を通して排出され、同時に、チャンバ22’がピストン21の端部Aに形成されることになる。この場面が図2Cに描かれている。
シリンダ19とピストン21を更に時計回りに約90゜回転させると、図2Dに示した位置に達する。同じ図が、エレメントの同じ位置を示す図2Eで繰り返されている。
ここで、新しいサイクルが図2F〜2Hに示した通り始まってよい。新しいサイクルは事実上、図2C〜2Dに示したサイクルと同様であり、上でなされた説明が相応に当てはまる。唯一の差違は、ピストンの端部Aと端部Bに関するもので、両方が逆になっている。
図2Hに示した最終位置は、図2Aに示した位置と同じで、シリンダ19が図2A〜2Hに連続して示した通り360゜の回転をした後である。
図3〜7は、仮チャンバが第1の実施例におけるのと異なる位置にある、本発明の別の実施例を示す。
図3及び4に、この第3の実施例の分解斜視図が示してある。この実施例は、ケージ30、シリンダ31、ピストン32及び第1ディスク33を備えている。加えて、シリンダ31は、ピストン32を受容するチャンバ34、2つのチャンネル35、36及び開口部37を備えている。ピストン32は、開口部38及び好ましくはOリングのような2つのシール39も備えている。
ディスク33は更に、ディスク33の、ピストンと反対の側に2つのバナナ形のチャンバ40、41を備え、また、ディスク33の、ピストンと同じ側で開き、バナナ形のチャンバ40、41の内側で終わる2つの開口部42、43を備えている。最後に、ディスク33は中央開口部44も備えている。
ケージ30とシリンダ31とディスク33は、ディスク33の開口部42、43がそれぞれシリンダ31のチャンネル35、36と整合するようにディスクとシリンダが相対的に位置した形で第1アセンブリを形成すべく一緒に取付けられており、このアセンブリがモータ(図示なし)により回転させられ、ピストン32がアセンブリの回転軸に対して垂直の方向に移動するようになっている。
一変形例では、シリンダ31とディスク33を2つの別個の部分でなく、単一の部分として形成することが構想でき、構造を単一の部分にするか2つの別個の部分にするかの選択基準に1つが、ディスク及びピストンに使用される材料であってよい。
ポンプは、入口46と出口47を備えた本体45を含む第2アセンブリを備え、第2ディスク48を付けている。第2ディスク48は、それぞれ入口46、出口47に接続された2つの開口部49、50を備え、かつ、両方のアセンブリが共に取付けられた時にディスク33の開口部44とシリンダ31の開口部37を通って延びる第1軸51を備えている。また、第1軸51に関して偏心で配置された第2軸52もあり、こちらは、両方のアセンブリが共に取付けられた時にピストン32の開口部38を通って延びる。この状態は図5〜7に示してあり、図6は図5の軸A−Aに沿ったアセンブリの切断図を、図7は図5の軸B−Bに沿った正面図を示し、ここで、同じエレメントは同じ参照符号で表されている。
システムの働き方は次の通りである。ピストン32が全行程位置にある時、ディスク48の開口部49及び50は、2つのバナナ形チャンバ40と41の間にあり、液体の転送が行われない。ケージ30、シリンダ31、ピストン32及びディスク33を備えている第1アセンブリが、本体45、ディスク48及び付属の軸51及び52を備えている第2アセンブリに相対して回転を始めると、軸51及び52が偏心であることから、ピストン32は横移動し(例えば、図6において下方へ)、その結果、チャンバ53の体積は減少する。ピストン32の移動と同時に、開口部49及び50はバナナ形チャンバ40、41に接続され、これにより、チャンバ53の中にある液体がチャンネル35又は36を通してバナナ形チャンバ40又は41の中に転送される。明瞭を期して、ピストン32の変位によりチャンバ53から吐出された液体で充填されるのはバナナ形チャンバ40であると想定しよう。よって、この充填はチャンネル35と開口部43を通して行われる。しかしながら、バナナ形チャンバは開口部50にも接続されるので、ピストン32の変位によりチャンバ53からバナナ形チャンバ40の中に転送された液体の相当量が開口部50と出口47を通して吐出されることになる。
同時に、ピストンの他端部では逆の挙動が生じる。ピストン32の一端部にあるチャンバ53(図6を参照)の体積がピストン32の変位により減少させられる一方、ピストン32の他端部では、その動作によりチャンバが形成される(図1A〜1H及び2A〜2Hの実施例に関連して開示された原理を参照)。このチャンバは、チャンネル36を経由し、開口部42を通して他方のバナナ形チャンバ41に接続される。これにより、チャンバを形成するピストンの変位が、バナナ形チャンバ41の中にある液体を“吸引”し、また、このチャンバが更に開口部49を通して入口46に接続されるので、バナナ形チャンバ41は、液溜めから取出された相当量の液体で充填されることになる。
上の記述から容易に理解できる通り、180゜回転ごとに、システムは、チャンバ53(図6を参照)の体積に相当する量の液体を吐出すことができ、同時に、同じ量の液体でチャンバを充填することができる。また、吐出された液体の量が回転角度の関数であり得ることも、ピストン6の回転中に中間位置でその回転を選択的に止めることを通して容易に理解できる。このようにして、180゜回転の間に吐出された行程体積の既知分である液体量を送給することができる。
この第3の実施例において興味深いのは、相対回転により回路の開閉を可能にするディスクの使用である。加えて、このようなディスクは大きい接触面積を有し、これがシステムの耐漏性を高める。
本発明は、薬剤を他の器官/組織に送給するのにも使用できる。用途の1つが鎮痛薬である。各種の悪性腫瘍において化学療法薬を動脈内に送給するケースでは直接使用があり得る。このアプローチは、肝臓癌(肝細胞癌や転移性結腸直腸癌)にとって特に効果的であるが、子宮、胃、頭部、頸部及び脳の腫瘍にとっても効果的である。これに関連して本発明により投与できそうな薬剤は、シスプラチンやフルオロウラシルを含有するかもしれない。他の用途としては、再発脳血管痙攣に対するパパベリンなどの血管拡張剤の投与や、特に耐性の強い感染に対する抗真菌薬の長期投与があり得よう。
上の記述から容易に理解できる通り、本発明に係るシステムはむしろ単純である。加えて、従来公知のシステムを超える明白な利点などは無価値である。また、入口と出口の間の連通もないので、システムが閉塞されても、システムを担う本体において液溜め自体が空になる危険はない。
代表的に、装置は、プラスチック又は金属(例えばステンレス鋼)又は両方の組み合わせで作ることができる。ディスクは、プラスチック、金属、シリコン又はセラミックで作ることができる。一変形例では、上で述べた通り、ディスク33はシリンダ31と一体にすることができよう。
図8は、図3〜7に相当する本発明の第3の実施例に係るポンプ一式の切断側面図を概略的に示す。図示されたポンプは、図3〜7に則して述べた通り、電池56、電子回路57、モータ58を備えた外本体55、ケージ30、2つのディスク33及び48、入口46、出口47及び軸51を備えている。加えて、入口46の周囲に液溜め59があり、この中に、送給すべき液体を蓄えておき、この液体を開口部60に通して前記入口46に導入することができる。図8に描かれているのは、上で開示された第3の実施例を備えている概略図で、図4〜7に則したこの実施例の記述が相応に当てはまる。述べた通り、これは1つの例に過ぎず、第1及び第2の実施例の原理を、相応の変更と適応を加えた上で図8の組立て後のポンプにも適用することができる。
また、図8は、モータ58、エネルギー源56、電子回路57及び液溜め59を内蔵する同じ本体55に植込み型システム全体を埋込んだ好ましい一実施例を示す。無論、様々な理由から(特に本体55のサイズを縮小するために)これらのエレメントを同じ本体の中に入れないと考えることはできる。電池を使用する時、除去できそうなエレメントの1つがエネルギー源56である。実際、電池は或る程度の時間の後に交換しなければならず、この作業は植込み型装置の取外しを含むことになろう。この問題を克服するため、外部エネルギー源を使って、エネルギーが遠隔測定方式で、又は他の適当な手段によりモータ58及び回路57に伝達されるようにしてよい。他の変形例を本明細書の末尾に示す。
本発明に係るシステムにおいて使用できる送給チャンバの無制限の例の1つを図9A〜9Cに則して説明する。
この送給チャンバの主特徴は、これが弾性的に順応でき、それゆえ、ポンプが各行程において弾性チャンバを液体で充填することである。この弾性チャンバの反跳により、次にチャンバはその当初の体積に戻され、これにより、液体はチャンバの出口端部から徐々に空けられていく。このようなチャンバを使用することの利点は、液体が、システムを担う本体に単一の行程で送給されるのでなく、むしろ、時間をかけて徐々に(チャンバの特性に応じて)送給されることにある。
従って、弾性送給チャンバ70(図9A)は、例えば図1A〜1Hの出口3、又は図2A〜2Hの出口18、又は図3〜6及び8の出口47と、チャンバ70にポンプ注入された液体を送給するためのカテーテルの形の出口72を通してポンプ(図示なし)に接続された入口71を備えている。その順応性により、チャンバ70は、その当初の体積を回復すると、出口72/カテーテルを通して液体を吐出す。
図9B及び9Cは、カテーテル72の端部をバックストップでもって実現させる2つの実施例を示す。図9Bでは、バックストップは逆止弁73の形を有し、図9Cでは、カテーテル72の端部の変形部74が同じ効果をもたらす。ピストン6(図1A〜1Hを参照)又はピストン21(図2A〜2Hを参照)の運動により作られた正方向の圧力勾配がカテーテル72の端部を強制的に開かせて液体を吐出させるのでなければ、上述の形状がカテーテル端部を閉じられた状態に保つ。閉じられたカテーテル端部は、細胞、体液又は組織がカテーテルに入り込んで導管を詰まらせてしまうのを阻止する働きをする。無論、同じ目的のために他の等価の手段を考えることは可能である。
図10A〜10Dでは、本発明での使用に適した液溜めの無制限の例を幾つか開示する。特に、このような液溜めに求められた特徴は、トロカール又は同様の器具を通して体内に挿入できるような小サイズ(特に空の状態の時に)であることである。
図10Aには、液溜め80を具備し、この液溜めを外側から充填するのに使用される隔膜81を従来公知の方法で付けた第1の実施例が描かれている。ポンプ82(上で述べたポンプに相当)が液溜め80の中に統合されている。液溜めの中に統合された更なるエレメントは、電源83(例えば電池)、システムの制御に使用される電子デバイス84、及び、外側から、例えば医師が使用するワイヤレス発信器からの指示を受取るのに使用されるアンテナ85である。これにより、例えば電子デバイスの距離プログラミングが可能になる。図9A〜9Cに描かれた通りの送給チャンバを充填するために、出口カテーテル86(例えば同図の入口カテーテル71に相当)がポンプに接続されている。
第2の実施例を図10Bに示す。この実施例では、図10Aの液溜めに相当する液溜め87がなお隔膜を備えているが、電源と電子制御手段を付けたポンプ88は液溜め87の中に統合されていない。むしろ、ポンプ88は給送カテーテル89を経由して液溜めに接続されている。ポンプ88の出口側では、図9A〜9Cに描かれた通りの送給チャンバを充填するために、出口カテーテル86(例えば同図の入口カテーテル71に相当)が接続されている。
液溜めの第3の実施例を図10Cに示す。この実施例では、液溜め90が細長い形状を有するので、トロカールを通して体内に挿入できる。液溜め90は、その一部又は全部が膨張性材料で作られている。液体又は薬剤がアクセスポート91を経由して液溜めの中に送給でき、そのアクセスポートは、例えば癌治療用に市販されているような、又は、調節可能な胃リングにおいて見出されるような、液溜め充填のための隔膜92を担う。前記液体は、ポート91からの経皮的注入により液溜めに導入される。前記ポートは、可撓性給送カテーテル93を経由して液溜めに接続されている。前記液体が液溜め90に導入されると、前記液溜めは、所要量の液体を収容すべく膨張する。この実施例も、先行の実施例におけると同様、液溜めからポンプ88への給送カテーテル89と出口カテーテル86を使用する。別の実施形態では、隔膜92を付けたアクセスポート91が膨張性液溜め90の中に統合されており、給送カテーテル93の必要を無くしている。
一変形例において、図8に示した液溜め59は、図10Cの液溜め90の膨張可能であるのと同じ特徴を有する。この変形例では、図10Cのポンプ88と液溜め90の間に描かれた給送カテーテル89の必要は無くされる。
液溜めの第4の実施例を図10Dに示す。この実施例では、液溜め90が細長い形状を有するので、トロカールを通して体内に挿入できる。液溜め94の外シェルは剛性である。この液溜めは、ピストン97により2つの可変体積部分95と96に分離される。ピストンは、材質と表面品質の選択により、又は、Oリング99の追加により保証される通り、漏れに耐えられる形で液溜め内を摺動できる。ピストンはばね98に接続されており、ばねの方は液溜め90の壁に接続されている。ばね98は常に圧縮されており、ピストンを経由して正圧を可変体積チャンバ95の中の液体に転送する。前記液体が液溜め90に導入されると、前記可変体積チャンバ95は、ばね98を更に圧縮することにより、所要量の液体を収容すべく膨張する。
上で述べた実施例には、付記請求項により限定された本発明の範囲から逸脱することなく、当業者にとって明白な様々な改変及び/又は改良を加え得ることが理解されるであろう。
例えば、図2A〜2Hに示した実施例で使用される圧力差の原理は、相応の結果を持つ図3〜7に示した実施例に適用することができる。従って、入口46の側のより高い圧力を使ってピストン32を移動させ、液体を出口47から吐出すことができよう。このような実施例では、軸52が除去できよう。そのようなより高い圧力は、弾性的に順応でき、内部の液体の圧力をある一定の高さに維持する、上で述べた通りの液溜めを使って生成できる。
図11A〜11Dは、図1A〜1Hの軸7、又は、図3〜7の軸52に相当する偏心軸の特殊な一実施例を示す。上の記述から、また、例えば図1Bから容易に理解できる通り、シリンダがこの位置にある時、チャンバは全部閉じられている。しかしながら、シリンダは、図1Cに示した通り更に回転させなければならない。ところが、液体が圧縮できないので、偏心軸7とこれを受容するピストンの開口部の間に遊びがなければ、回転は不可能である。
この問題を克服するため、下記の代替策がある。両方の部分(このケースでは偏心軸とピストンの開口部)の間の相対的な遊びを使って、システムの閉塞を回避するか、偏心軸に特定の輪郭を限定することによって、回転中のシリンダが特定の位置にある時にピストンの変位を回避するか、どちらかをするのである。
遊びの欠点は、無論、それがあると、効果的に送給される液体の量に関してシステムの精度が下がることである。
従って、図11A〜11Dに示した通り、別の解決策を開拓することが重要であり得る。この解決策は、例えばカムシャフト、偏心軸が純粋に円筒形でなく、下で述べる通り異なる周囲形状を持つカムシャフトに使用された原理に基づくものである。
図11Aは、ピストンの開口部101の中に受容された偏心軸100(軸7又は軸52に相当)を示す。軸100には3つの回転中心が描かれており、中心102はシリンダの回転中心(例えば図1A〜1Hの軸5に相当)であり、103は第1オフセット回転中心、104は第2オフセット回転中心である。
これらの回転中心を使って、軸100の、同じ半径を持つ異なる扇形を限定することができる。図11Bでは、一定の半径を持つ2つの扇形105と106があり、回転中心102を中心として限定されている。
図11Cでは、扇形105/106に隣接して異なる半径を持つ2つの更なる扇形107、108があり、オフセット回転中心104を中心として限定されている。
最後に、図11Dでは、別の半径を持つもう2つの扇形109、110があり、オフセット回転中心103を中心として限定されている。
各半径(すなわち、扇形105/106又は扇形107/108又は扇形109/110の)の総和がシリンダの開口部101の幅に等しいことを理解されたい。
無論、扇形にその役割を果たさせるために、一定の半径を持つ相異なる扇形の位置をシリンダ内のチャンバの位置に相対して適切に割当てなければならないことは、明らかである。
ポンプは、上で述べた全部の実施例において、ポンプが外部制御ユニットからの信号と情報を受信できるようにし、また、外部制御ユニットに信号と情報を送信できるようにするRFIDモジュール又はブルートゥース・モジュールなどの遠隔測定システムを備えてよい。外部制御ユニットは、インプラント機能(すなわち、投薬量、ボーラス送給の時間プロファイルなど)をプログラムするのに使用してよいが、インプラントから機能データ(例えば、用量歴、電池状態、装置の良好機能状態など)を収集するのにも使用できる。遠隔測定システムは、また、例えば米国第5820598号において述べられたような、遠隔測定により付勢される他の植込み型装置と同様の方法でエネルギーをインプラントに送給するのにも使用してよい。
更に、上で述べた全部の実施例におけるポンプは、物理的かワイヤレスかどちらかで、ある種の生理学的変数(すなわち、圧力、温度、電気活量など)の状態に関する情報を提供する生理信号感知システムに接続することができる。信号は、次に、ポンプにおいて、例えばその計算手段(適当なプログラムを内蔵する)により解釈し、それを使って、治療用量を送給するか否か決定する(埋込まれた決定アルゴリズムに基づき)ことができる。このような具体例の1つが、心電図信号又は他の脳活性信号を測定するシステムにポンプを接続することで、そうすることで、必要とされる(例えば、予め定めたパラメータに基づき)時に薬剤を頭蓋内に送給することが可能となろう。別の例としては、心臓障害患者におけるポンプの使用があろう。この場合は、拡張終期血圧又は拡張終期血量を測定し、その信号を使って、ポンプにより心臓腔に変力薬又は他の適当な薬効調整薬を大静脈内で、全身的に、又は直接的に送給する。同様の方法で、ポンプをECG測定システムに結合させ、その信号を使って、心調律管理薬を大静脈内か直接的かどちらかで心筋又は心臓腔に何時送給すべきかを決定することができる。
小動物、頭蓋内、末梢又は他の人体部位への適用にとっては、ポンプが最小の重量と最小の体積を持つコンパクトサイズであることが重要である。このような1つの例を図11に示す。重量と体積を更に減じるために、電池を除去し、液溜めに取付けられたばね又はダイアフラムの弾性変形を利用して、薬剤充填の間にエネルギーをインプラント内に蓄積することも可能である。蓄積されたエネルギーは、液溜めを空にする間に徐々に解放し、これに応じてモータの運転に使用することができる。エネルギー蓄積は、また、自動(電池なし)時計に類似のシステムを使った人間又は小動物の自然な動きによっても達成できる。
上の記述から容易に理解できる通り、好ましくはトロカール又は同様の器具を通してシステムを植込む。そのため、サイズ(直径)は、そのような器具のサイズに相当するある一定の値を超えないことが望ましい。代表的には、最大横断面直径が約18mmであるが、装置の用途とその植込み場所に応じて他のサイズも想定できる。
1 外本体
2 入口
3 出口
4 シリンダ
5 シリンダ軸
6 ピストン
7 ピストン軸
8 入口チャンバ
8’ 入口チャンバ
9 第1仮チャンバ
10 第2仮チャンバ
11 シール
12 シール
13 シリンダ4の内壁
14 シリンダ4の内壁
15 本体1の内壁
16 外本体
17 入口
18 出口
19 シリンダ
20 シリンダ軸
21 ピストン
22 入口チャンバ
22’ 入口チャンバ
23 第1仮チャンバ
24 第2仮チャンバ
25 シール
26 シール
27 シリンダ19の内壁
28 シリンダ19の内壁
29 本体16の内壁
30 ケージ
31 シリンダ
32 ピストン
33 第1ディスク
34 シリンダのチャンバ
35 チャンネル
36 チャンネル
37 シリンダ開口部
38 ピストン開口部
39 ピストンのシール
40 バナナ形チャンバ
41 バナナ形チャンバ
42 ディスク開口部
43 ディスク開口部
44 中央開口部
45 本体
46 入口
47 出口
48 第2ディスク
49 開口部
50 開口部
51 第1軸
52 第2軸
53 ピストン正面のチャンバ
54
55 外本体
56 電池
57 電子回路
58 モータ
59 液溜め
60 開口部
70 弾性送給チャンバ
71 チャンバ70の入口
72 チャンバ70の出口
73 停止弁
74 変形部
80 液溜め(第1の実施例)
81 隔膜
82 ポンプ
83 電源
84 電子デバイス
85 アンテナ
86 出口
87 液溜め(第2の実施例)
88 ポンプ
89 給送カテーテル
90 膨張体
91 リング
92 リングの隔膜
100 偏心軸
101 開口部
102 シリンダの回転中心
103 第1オフセット回転中心
104 第2オフセット回転中心
105 中心102を中心とする第1扇形
106 中心102を中心とする第2扇形
107 中心104を中心とする第1扇形
108 中心104を中心とする第2扇形
109 中心103を中心とする第1扇形
110 中心103を中心とする第2扇形

Claims (29)

  1. 本体(1)と入口(2;17;46)と出口(3;18;47)と作動手段とを少なくとも備えている植え込み型送給装置において、
    前記作動手段が、少なくとも1つの可変体積チャンバ(8、8’;22、22’;53)を形成する回転シリンダ(4;19;31)の中でピストン(6;21;32)を移動させるアクチュエータを備え、
    前記チャンバの体積が前記シリンダの回転により変えられ、これにより、薬剤などの液体が液溜めから前記入口(2;17;46)を通して汲出され、この汲出された液体が、前記体積の変化により前記可変体積チャンバから少なくとも第1仮チャンバ(9、10;23、24;40、41)と前記出口(3;18;47)を通して吐出され、
    前記作動手段は、前記シリンダ(4;31)が第1軸(5;51)を中心として回転し、前記ピストン(6;32)が第2軸(7;52)を中心として回転し、前記両方の軸が同軸かつ横方向に片寄っている偏心システムを備えていることを特徴とする装置。
  2. 前記仮チャンバ(9、10;23、24)が前記シリンダ(4;19)と前記ピストン(6;21)の間に位置することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記仮チャンバ(40、41)が前記ピストン(32)を覆っていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 2つの仮チャンバ(9、10;23、24;40、41)を備えていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記ピストンの各端部に可変体積チャンバ(8、8’;22、22’;53)を備えていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 内部に前記仮チャンバ(40、41)が形成された第1ディスク(33)を備え、前記ディスクが前記シリンダ(31)に取付けられていることを特徴とする、請求項4又は5に記載の装置。
  7. 2つの開口部(49、50)が前記入口(46)と前記出口(47)の接続された第2ディスク(48)を備え、前記第1ディスク(33)が前記第2ディスク(48)に関して回転することを特徴とする、請求項6に記載の装置。
  8. 前記ディスク(33、48)が金属、プラスチック、シリコン又はセラミックで作られていることを特徴とする、請求項7に記載の装置。
  9. 前記ピストン(6;21;32)が少なくとも1つのシール(11、12;25、26;39)を備えていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 前記第2軸が円筒形でなく、半径の異なる扇形(105/106、107/108、109/110)を有することを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 前記アクチュエータは、前記入口(17;46)における液体の圧力が前記出口(18;47)における液体の圧力より高く、そこで、その圧力差により前記ピストン(21;32)を移動させるように、圧力により実現させられることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記作動手段が、エネルギー源(56)と計算手段(57)に結合したモータ(58)を備えていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記モータ及び/又はエネルギー源及び/又は計算手段が前記装置の内側にあることを特徴とする、請求項12に記載の装置。
  14. 前記モータ及び/又はエネルギー源及び/又は計算手段が前記装置の外側にあることを特徴とする、請求項12に記載の装置。
  15. 前記エネルギー源が前記装置の外側にあり、前記モータが前記装置の内側にあって、エネルギーが前記モータに遠隔測定により伝達されることを特徴とする、請求項13又は14に記載の装置。
  16. 前記計算手段(57)を介して、感知システムにより送給された予め定めたパラメータに基づき治療用量を送給するか否か決定できることを特徴とする、請求項12に記載の装置。
  17. 前記パラメータが生理学的パラメータであることを特徴とする、請求項16に記載の装置。
  18. 前記感知システムによる前記計算手段への送給がワイヤレス又は物理的接続により為されることを特徴とする、請求項16又は17に記載の装置。
  19. 少なくとも弾性的に順応できるチャンバ(70)、入口カテーテル(71)及び前記チャンバ(70)に接続された出口カテーテル(72)を備えていることを特徴とする、請求項1〜18のいずれか1項に記載の装置のための送給チャンバ。
  20. 前記出口カテーテル(72)が停止弁(73)を備えていることを特徴とする、請求項19に記載の送給チャンバ。
  21. 前記停止弁が変形部(74)の形状を有することを特徴とする、請求項20に記載の送給チャンバ。
  22. 液溜め(80)が、前記液溜めの充填に使用される隔膜(81)と協働することを特徴とする、請求項1〜18のいずれか1項に記載の装置のための液溜め。
  23. 前記液溜めが弾性的に順応できることを特徴とする、請求項22に記載の液溜め。
  24. 前記液溜め(95)が、ばね(98)と協働するピストン(97)を含み、前記ピストンが前記液溜めにおいて2つの可変体積部分(95、96)の境界を限定しており、前記ばねが、ピストンを経由して正圧を前記可変体積チャンバの1つの中の液体に転送するために圧縮されていることを特徴とする、請求項22に記載の液溜め。
  25. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の送給装置とカテーテルを通して協働することを特徴とする、請求項22〜24のいずれか1項に記載の装置のための液溜め。
  26. 請求項1〜18のいずれか1項に記載の装置、請求項19又は20に記載の送給チャンバ、及び、請求項22〜25のいずれか1項に記載の液溜めを備えている植込み型システム。
  27. 請求項1〜18のいずれか1項に記載の装置を少なくとも1つ備えている、トロカールを通して植え込むことができる薬剤供給システム。
  28. 請求項19〜21のいずれか1項に記載の搬送チャンバを少なくとも1つ備えている、請求項27に記載の薬剤供給システム。
  29. 請求項2〜2のいずれか1項に記載の液溜めを少なくとも1つ備えている、請求項27又はに記載の薬剤供給システム。
JP2009525115A 2006-08-18 2006-08-18 植込み型薬剤送給装置 Expired - Fee Related JP5113172B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/IB2006/052864 WO2008020272A1 (en) 2006-08-18 2006-08-18 Implantable drug delivery device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010501234A JP2010501234A (ja) 2010-01-21
JP5113172B2 true JP5113172B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=37913148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009525115A Expired - Fee Related JP5113172B2 (ja) 2006-08-18 2006-08-18 植込み型薬剤送給装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8080002B2 (ja)
EP (1) EP2059284B1 (ja)
JP (1) JP5113172B2 (ja)
CN (1) CN101541358B (ja)
AT (1) ATE491485T1 (ja)
DE (1) DE602006019007D1 (ja)
ES (1) ES2357905T3 (ja)
WO (1) WO2008020272A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7842004B2 (en) * 2007-10-31 2010-11-30 Codman & Shurtleff, Inc. Wireless pressure setting indicator
US8454524B2 (en) 2007-10-31 2013-06-04 DePuy Synthes Products, LLC Wireless flow sensor
US9204812B2 (en) * 2007-10-31 2015-12-08 DePuy Synthes Products, LLC Wireless pressure sensing shunts
US8480612B2 (en) 2007-10-31 2013-07-09 DePuy Synthes Products, LLC Wireless shunts with storage
WO2011014704A2 (en) 2009-07-30 2011-02-03 Tandem Diabetes Care, Inc. Infusion pump system with disposable cartridge having pressure venting and pressure feedback
US8500819B2 (en) * 2010-03-05 2013-08-06 Biomet Manufacturing, Llc Drug delivery and diagnostic system for orthopedic implants
US9101445B2 (en) * 2011-01-14 2015-08-11 Ecole Polytechnique Federale De Lausanne (Epfl) Apparatus and methods for treating excess intraocular fluid
US9180242B2 (en) 2012-05-17 2015-11-10 Tandem Diabetes Care, Inc. Methods and devices for multiple fluid transfer
EP2735300A1 (en) 2012-11-26 2014-05-28 Becton Dickinson France Adaptor for multidose medical container
US9173998B2 (en) 2013-03-14 2015-11-03 Tandem Diabetes Care, Inc. System and method for detecting occlusions in an infusion pump
US9616207B2 (en) 2014-06-26 2017-04-11 Cochlear Limited Treatment of the ear

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4525164A (en) * 1981-04-24 1985-06-25 Biotek, Inc. Wearable medication infusion system with arcuated reservoir
CH688224A5 (de) 1994-06-03 1997-06-30 Saphirwerk Ind Prod Implantierbare Vorrichtung fuer die dosierte Abgabe pharmazeutischer Flüssigkeiten im menschlichen oder tierischen Koerper.
EP0830510A1 (en) * 1995-06-07 1998-03-25 Concis, L.L.C. Microfabricated, tube located gear pump system
CA2316949A1 (en) * 1997-12-29 1999-07-08 Alza Corporation Implanter device for subcutaneous implants
EP1330276B1 (fr) 2000-11-03 2008-02-20 Allergan Medical S.A. Dispositif medical implantable pour delivrer un liquide
CA2494387C (en) 2002-08-02 2010-10-26 Potencia Medical Ag Apparatus for distributing liquid in a patient's body
US6902544B2 (en) * 2003-01-22 2005-06-07 Codman & Shurtleff, Inc. Troubleshooting accelerator system for implantable drug delivery pumps
US20050038415A1 (en) * 2003-08-06 2005-02-17 Rohr William L. Method and apparatus for the treatment of obesity
EP1718359B1 (en) * 2004-02-10 2011-11-23 Synecor, LLC Intravascular delivery system for therapeutic agents

Also Published As

Publication number Publication date
EP2059284A1 (en) 2009-05-20
WO2008020272A1 (en) 2008-02-21
DE602006019007D1 (de) 2011-01-27
ES2357905T3 (es) 2011-05-03
JP2010501234A (ja) 2010-01-21
CN101541358B (zh) 2012-08-15
ATE491485T1 (de) 2011-01-15
US20100168673A1 (en) 2010-07-01
US8080002B2 (en) 2011-12-20
CN101541358A (zh) 2009-09-23
EP2059284B1 (en) 2010-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5113172B2 (ja) 植込み型薬剤送給装置
US11744937B2 (en) Flexible and conformal patch pump
Sefton Implantable pumps
EP1718359B1 (en) Intravascular delivery system for therapeutic agents
US11446432B2 (en) Implantable infusion devices and methods
EP2263719B1 (en) Multireservoir implantable drug delivery pumps
US9764121B2 (en) Drug delivery apparatus
JP2021180854A (ja) 物質を患者の身体に注入するための埋込み可能なシステム
Meng et al. MEMS-enabled implantable drug infusion pumps for laboratory animal research, preclinical, and clinical applications
US20210346597A1 (en) Implantable infusion pumping catheter
JP2007521921A5 (ja)
Ranade Drug delivery systems 4. Implants in drug delivery
CN211584634U (zh) 泵系统
Aj et al. Implantable drug delivery system: a review
US20190134302A1 (en) Implantable fluid delivery device
EP4230239A1 (en) Implantable pump with accumulator for bolus delivery
JP2807698B2 (ja) 移植可能な薬液注入装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111115

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120216

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120313

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120717

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120911

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121011

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151019

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees