JP5113151B2 - メディア信号処理装置及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は、メディア信号処理に関するもので、特に、メディア信号処理方法及び装置に関するものである。
一般的に、メディア信号の場合、エンコーディング装置は、マルチチャネル信号をそれぞれ圧縮する代わりに、マルチチャネル信号をモノまたはステレオ形態のダウンミックス信号に圧縮し、圧縮されたダウンミックス信号、空間情報または付加情報をデコーディング装置に転送したり保存媒体に保存する。デコーディング装置は、圧縮されたダウンミックス信号及び空間情報を用いて元のマルチチャネルを復元する。
エンコーディング装置及びデコーディング装置が基本的に圧縮して復元可能なチャネル数は決まっている。N-M-Nチャネル構成において、前のNはエンコーディング装置が転送しようとするチャネル数であり、Mは圧縮されたダウンミックス信号の個数であり、後のNはデコーディング装置が復元するチャネル数である。このとき、エンコーディング装置及びデコーディング装置は、5-1-5チャネル構成、5-2-5チャネル構成、7-2-7チャネル構成または7-5-7チャネル構成などを基本的に提供する。
エンコーディング装置が支援するチャネル構成より少ない数のチャネルの場合、エンコーディング装置が支援するチャネル構造にマッピングされた後でエンコーディングされる。すなわち、エンコーディング装置にエンコーディング装置が支援するチャネルより少ない数のチャネルが入力される場合、エンコーディング装置が圧縮可能なチャネル数とエンコーディング装置に入力されるチャネル数との差だけのチャネルが仮想の値を有すると仮定し、エンコーディングを行う。この場合にも、エンコーディング装置は、デコーディング装置が仮想の値を有するチャネルを復元するために必要な空間情報を生成し、これをデコーディング装置に転送する。
本発明の目的は、エンコーディング装置が基本的に圧縮可能なチャネル数より少ない数のチャネルを転送しようとする場合、チャネルを復元するのに必要な一部の空間情報を転送しないメディア信号処理方法及び装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、仮想の値に設定されたチャネルを生成するためのデコーディングを省略するメディア信号処理方法及び装置を提供することにある。
本発明では、エンコーディング装置が基本的に圧縮可能なチャネル数より少ない数のチャネルを転送しようとする場合、基本的に圧縮可能なチャネルから転送しようとするチャネル数を除いたチャネル値を仮想の値に設定し、仮想の値を有するチャネルを復元するのに必要な空間情報を転送しない。
本発明ではデコーディング装置が、転送されたメディア信号から生成されるチャネルののうち仮想の値に設定されたチャネルがどれかを検知し、仮想の値に設定されたチャネルを生成するためのデコーディングを省略する。
本発明によると、エンコーディング装置が基本的に圧縮可能なチャネル数より少ない数のチャネルを転送するとき、有効な値を有するチャネルに対する空間情報のみを生成して転送することで、不必要なビット転送を防止することができる。
また、本発明によると、デコーディング装置が、転送されたメディア信号から生成されるチャネルのうち有効なチャネルがどれかを検知し、有効なチャネル生成のためのデコーディングのみを行い、有効でないチャネル生成のためのデコーディング演算量を減少することができる。
上記のような目的を達成するための本発明によると、生成されるマルチチャネルのうち有効な値を有するチャネルを検知する段階と;前記ダウンミックス信号及び前記空間情報信号から前記検知された有効な値を有するチャネルを生成する段階と;を含むことを特徴とするオーディオ信号デコーディング方法を提供することができる。
更に、本発明によると、受信されたビットストリームから第1マルチチャネルオーディオ信号をダウンミックスしたダウンミックス信号及び空間情報を獲得する段階と;前記空間情報から変形空間情報を生成する段階と;前記変形空間情報を用いて第2マルチチャネルを生成する段階と;を含むことを特徴とするオーディオ信号デコーディング方法を提供することができる。
更に本発明によると、N個より少ない数のチャネルの入力を受ける段階と;前記N個と前記入力されたチャネル数との差だけのチャネル値を仮想の値に定める段階と;前記仮想の値を有するチャネルを含むN個のチャネルをダウンミキシングする段階と;を含むことを特徴とするオーディオ信号エンコーディング方法を提供することができる。
更に本発明によると、ダウンミックス信号及び空間情報信号を読み出す読み出し部と;前記空間情報信号から生成されるマルチチャネルのうち有効な値を有するチャネルを検知し、前記ダウンミックス信号及び前記空間情報信号を用いて前記検知された有効な値を有するチャネルを生成するチャネル生成部と;を含むことを特徴とするオーディオ信号デコーディング装置を提供することができる。
更に本発明によると、N個以上のチャネルをダウンミキシングするエンコーディング装置において、前記N個より少ない数のチャネルの入力を受けて、前記N個と前記入力を受けるチャネル数との差だけのチャネル値を仮想の値に定めるチャネル値設定部と;前記N個のチャネルのうち何れのチャネルが前記入力を受けたチャネルであるかを表示する有効チャネル表示情報を含む空間情報信号を生成する空間情報抽出部と;前記仮想の値を有するチャネルを含むN個のチャネルをダウンミックスするダウンミキシング部と;を含むことを特徴とするオーディオ信号エンコーディング装置を提供することができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の好適な実施例を詳細に説明する。本発明は、メディア信号デコーディング方法及び装置に関するものである。ここで、メディア信号は、オーディオ信号またはビデオ信号を含む。
図1は、本発明の実施例に係るエンコーディング装置がデコーディング装置に転送するメディア信号の構成図である。
図1を参照すると、メディア信号は、ダウンミックス信号101及び空間情報信号103を含む。ダウンミックス信号101は、マルチチャネルメディア信号をダウンミキシングして生成される信号で、エンコーディング装置に含まれたダウンミキシング部(図示せず)を通して生成されたり人為的に生成される。メディア信号は、各フレームが羅列されたES(エレメンタリーストリーム)形態で存在する。ダウンミックス信号101及び空間情報信号103は、別々のES形態でそれぞれデコーディング装置に転送されるが、図1に示すように、ダウンミックス信号101と空間情報信号103とが結合されて一つのES形態でデコーディング装置に転送されることもある。
空間情報信号103は、マルチチャネルメディア信号をダウンミックスするときに抽出されるもので、デコーディング装置で圧縮されたダウンミックス信号101から元のマルチチャネルメディア信号が復元されるときに使用される。
エンコーディング装置は、エンコーディング装置に入力される全てのマルチチャネルメディア信号をダウンミックスし、空間情報信号103を生成することができる。しかしながら、エンコーディング装置にエンコーディング装置が支援するチャネル構成より少ない数のチャネルが入力される場合、エンコーディング装置が支援するチャネル数から入力されるチャネル数を除いたチャネルが仮想の値を有すると仮定し、仮想の値を有するチャネルに対する空間情報信号103を生成しないか、生成する場合にも、これを信号デコーディング装置に転送しないことがある。また、エンコーディング装置は、仮想の値を有するチャネルに対する空間情報をデフォルト値や極値を用いて簡単に表示することもできる。
空間情報信号103には、空間パラメーター、有効チャネル表示情報、ツリー構造情報などが含まれる。空間パラメーターは、各マルチチャネル信号の間の関係を表示する情報で、各メディア信号の間のエネルギー差を表すCLD(チャネルレベル差)、各メディア信号の間の緊密性及び類似性を表すICC(チャネル間の相関)、他の信号を用いてメディア信号値を予想する係数を表すCPC(チャネル予測係数)などを含む。
空間情報信号103は、エンコーディング装置に入力されるチャネルが有効な値を有するチャネルであるか、または、エンコーディング装置のチャネル構成より少ない数のチャネルが入力され、エンコーディング装置の基本構成を支援するために生成された仮想の値を有するチャネルであるかを表示する情報が含まれている。以下、エンコーディング装置に入力されるチャネルが仮想の値でない有効な値を有するチャネルであるかどうかを表示する情報を、有効チャネル表示情報という。有効チャネル表示情報は、空間情報信号103のヘッダー105または空間フレーム107に含まれる。空間情報信号103は、チャネル信号を定められたツリー構造によってダウンミックスする過程で抽出した情報で、ここで、定められたツリー構造とは、デコーディング装置とエンコーディング装置との間で約束されたツリー構造をいう。空間情報信号103は、ツリー構造情報を含むことができるが、ツリー構造情報は、ツリー構造の類型に関する情報で、ツリー構造の類型によってマルチチャネルの個数、チャネル別ダウンミックス順序などが変わる。
エンコーディング装置は、エンコーディングされたダウンミックス信号101と空間情報信号103を多重化してビットストリーム形態のメディア信号を生成し、これをデコーディング装置に転送する。
図2は、本発明の実施例に係るエンコーディング及びデコーディング装置を含むメディア装置のブロック図である。
図2を参照すると、メディア装置は、ダウンミキシング部202、空間情報抽出部203、ダウンミックス信号エンコーディング部205、空間情報エンコーディング部207及び多重化部209を含むエンコーディング装置と、逆多重化部211、ダウンミックス信号デコーディング部213、空間情報デコーディング部215及びチャネル生成部217を含むデコーディング装置とを含む。
エンコーディング装置のダウンミキシング部202は、マルチチャネルメディア信号201をダウンミックスし、一つまたは二つのダウンミックス信号を生成し、これをダウンミックス信号エンコーディング部205に送る。ダウンミックス信号エンコーディング部205は、ダウンミックス信号をエンコーディングし、エンコーディングされたダウンミックス信号を生成し、エンコーディングされたダウンミックス信号を多重化部209に送る。
空間情報抽出部203は、マルチチャネルメディア信号201から空間パラメーターを抽出し、空間情報信号103を生成する。
図2に示していないが、エンコーディング装置は、ダウンミキシング部202の前にチャネル値設定部を含むことができる。チャネル値設定部は、エンコーディング装置に入力されるチャネル数が、エンコーディング装置が支援するチャネル数より少ない場合、エンコーディング装置が支援するチャネル数から入力されるチャネル数を除いた個数のチャネル値を仮想の値に設定する。デコーディング装置は、仮想の値が設定されたチャネルを復元する必要がないので、エンコーディング装置は、仮想の値が設定されたチャネルに対する空間情報を生成する必要がない。また、デコーディング装置は、仮想の値に設定されたチャネルに対する空間情報をデフォルト値や極値などに簡単に表示することもできる。
空間情報抽出部203は、有効な値を有するチャネルに対する空間情報信号103を生成し、これを空間情報エンコーディング部207に送る。空間情報信号103は、上述したように、指示子、空間パラメーター、チャネル構成識別子及び変形空間情報信号タイプなどを含むことができる。
空間情報エンコーディング部207は、空間情報信号103をエンコーディングし、エンコーディングされた空間情報信号103を生成し、これを多重化部209に送る。
多重化部209は、ダウンミックス信号エンコーディング部205から受けたエンコーディングされたダウンミックス信号、及び空間情報エンコーディング部207から受けたエンコーディングされた空間情報信号103を多重化し、ビットストリーム形態のメディア信号210を生成し、これをデコーディング装置に転送する。
デコーディング装置は、エンコーディング装置からビットストリーム形態のメディア信号210の転送を受けたり、既に保存されているメディア信号210を抽出する。
デコーディング装置に含まれている逆多重化部211は、ビットストリーム形態のメディア信号210をパーシングし、エンコーディングされたダウンミックス信号及びエンコーディングされた空間情報信号に分離し、エンコーディングされたダウンミックス信号をダウンミックス信号デコーディング部213に送り、エンコーディングされた空間情報信号を空間情報デコーディング部215に送る。
ダウンミックス信号デコーディング部213は、復号化されたダウンミックス信号を生成し、生成された復号化されたダウンミックス信号をチャネル生成部217に送る。空間情報デコーディング部215は、空間情報信号を復号化し、復号化された空間情報信号をチャネル生成部217に送る。
図2に示していないが、デコーディング部は、変形空間情報信号生成部を含むことができる。変形空間情報信号生成部は、空間情報信号103を変形し、変形された空間情報信号を生成する。変形された空間情報信号は、空間情報信号を変形して新しく生成された空間情報信号をいう。変形空間情報信号は、空間情報信号のうち一部を含むか、空間情報信号を組み合わせることで生成される。変形空間情報信号生成部は、ツリー構造情報及び出力チャネル情報などを用いて変形空間情報信号を生成することができる。出力チャネル情報は、デコーディング装置と関連しているスピーカーに関する情報で、出力チャネルの数、各出力チャネルの位置情報などを含むことができる。出力チャネル情報は、製作者によってデコーディング装置に既に入力されているか、使用者によって入力される。
デコーディング装置は、ツリー構造情報を用いてエンコーディング装置によってダウンミックスされた元のマルチチャネル数を把握し、出力チャネル情報を用いて生成するチャネル数を把握する。デコーディング装置は、ダウンミックスされた元のマルチチャネル数と生成するチャネル数とが同一であるかどうかを判断する。以下、エンコーディング装置によってダウンミックスされた元のマルチチャネルを第1マルチチャネルといい、デコーディング装置が生成するチャネルを第2マルチチャネルという。デコーディング装置は、エンコーディング装置によってダウンミックスされた第1マルチチャネルと生成する第2マルチチャネルのチャネル数が異なるか、チャネル数が同一であっても有効な値を有するチャネル数が異なる場合、変形空間情報信号生成部を用いて空間情報信号を変形することができる。変形空間情報信号は、第2マルチチャネルの有効な値との相関関係を用いて生成される。
デコーディング装置は、上述した空間パラメーター、CLD、ICC、CPC、IPDなどを組み合わせることで、変形された空間情報信号を生成することができる。すなわち、第1マルチチャネルのチャネル数より第2マルチチャネルのチャネル数が少ない場合、デコーディング装置は、転送された空間パラメーターを組み合わせることで、第1マルチチャネルより少ない数のチャネルを生成することができる。例えば、エンコーディング装置で5.1チャネルからダウンミックスされて生成されたダウンミックス信号は、デコーディング装置で2チャネル信号にアップミックスされる。デコーディング装置は、転送された空間パラメーターのうち一部の空間パラメーターのみを用いて変形された空間パラメーターを生成することもできる。例えば、5.1チャネルからダウンミックスされて生成されたダウンミックス信号は、一部の空間パラメーターのみでアップミックスされ、5.1チャネルより少ない数のチャネルに生成される。このような方法で、デコーディング装置は、変形空間情報信号及びダウンミックス信号を用いて第1マルチチャネルと異なる数のチャネルを有する第2マルチチャネルを生成することができる。
チャネル生成部217は、復号化されたダウンミックス信号及び復号化された空間情報信号を用いてマルチチャネルメディア信号219を復元する。デコーディング装置は、空間情報信号103を用いて転送されたメディア信号210から生成されるマルチチャネル信号219のうち有効なチャネルがどのチャネルで、仮想の値を有するチャネルがどのチャネルであるかを判断することができる。デコーディング装置が空間情報信号103を用いて有効なチャネルを判断する方法に対しては、図3から図5を参照して詳細に説明する。デコーディング装置は、空間情報信号103を用いて生成されるマルチチャネル信号219のうち有効なチャネルを検知し、有効な値を有するチャネルを生成するためのデコーディングのみを行うことができる。すなわち、有効でない値を有するチャネル生成のためのデコーディングを行わないこともある。
以下、エンコーディング装置及びデコーディング装置が支援するチャネル数より少ない数のチャネルを効率的に圧縮、転送及び復元する方法に対して、図3を参照してエンコーディング前処理段階及びエンコーディング段階を説明し、図4及び図5を参照してデコーディング段階を説明する。
1. エンコーディング前処理段階
エンコーディング装置及びデコーディング装置が基本的に圧縮して復元可能なチャネル数がN個であるとき、入力されるマルチチャネルメディア信号201は、N個より多いか少ない数のチャネルを含むことができる。入力されるメディア信号201のチャネル数がN個より多い場合、エンコーディング及びデコーディング装置は、効率的にチャネル構成を拡張し、入力されるチャネルを圧縮して復元する。メディア信号201のチャネル数がN個より少ないとき、N個と入力されるメディア信号201のチャネル数との差に該当するチャネル値は、仮想の値に設定されるべきである。有効なチャネルと仮想の値を有するチャネルを含んでNチャネル形態が構成されたとき、エンコーディング及びデコーディングが行われる。このとき、N個と入力されるメディア信号201のチャネル数との差に該当するチャネル値は、0に設定されることもある。
以下、エンコーディング前処理段階に対して、図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施例に係るエンコーディング装置のダウンミキシング部202を示したブロック図である。
エンコーディング装置のダウンミキシング部202は、第1ダウンミキシング部から第5ダウンミキシング部を含む。図面では、エンコーディング装置が5.1チャネル構造を有する。5.1チャネルは、中央前のチャネルC、左側前のチャネルLF、右側前のチャネルRF、左側背後のチャネルLS、右側背後のチャネルRS、及びウーファ(低周波数増強)チャネルLFEを含む。エンコーディング装置が5.1チャネル構造を有する場合、5.1より少ないチャネルのメディア信号は、エンコーディングする前に5.1チャネル構造にマッピングされるべきである。その後、メディア信号は、5-1-5、5-2-5などのツリー構造を用いてエンコーディングされる。図3において、エンコーディング装置に印加されるメディア信号201は、LFチャネル及びRFチャネルの二つであるので、印加されない残りのチャネル、すなわち、Cチャネル、LFEチャネル、LSチャネル及びRSチャネルは、仮想の値(例えば、0)を有すると仮定すべきである。エンコーディング装置は、仮想の値を有するチャネルを含んで総数が6個のチャネルに対してエンコーディングを行う。
2. エンコーディング段階
ダウンミキシング部202は、入力されるマルチチャネルからダウンミックス信号を生成する。ダウンミキシング部202は、マルチチャネルメディア信号をダウンミックスするとき、二つのチャネルを一つのチャネルにするか、三個のチャネルを二つのチャネルにするためにOTT(ワン−トゥ−ツー)BOXまたはTTT(ツー−トゥ−スリー)BOXを使用する。OTT BOXまたはTTT BOXは、デコーディング装置でダウンミックス信号と空間情報を用いて元のマルチチャネルを復元するときに使用される概念的なBOXである。すなわち、メディア信号エンコーディング装置から受信したメディア信号は、逆多重化部211でエンコーディングされたダウンミックス信号101とエンコーディングされた空間情報信号103にパーシングされて、それぞれ復号化された後にチャネル生成部217に送られるが、チャネル生成部217は、復号化されたダウンミックス信号101と空間情報信号103を用いて元のマルチチャネルを復元するとき、OTT BOXまたはTTT BOXを使用して一つの入力信号を二つの信号に出力するか、或いは二つの入力信号を三つの信号に出力する。メディア信号デコーディング装置のチャネル生成部217でOTT BOXまたはTTT BOXが使用されることに対応して、メディア信号エンコーディング装置のダウンミキシング部202でもOTT BOXまたはTTT BOXが使用され、入力されるマルチチャネルを一つまたは二つの信号にダウンミックスする。以下、OTT BOXまたはTTT BOXがメディア信号エンコーディング装置で使用されるときには第何番目のダウンミキシング部といい、OTT BOXまたはTTT BOXがメディア信号デコーディング装置で使用されるときには第何番目のアップミキシング部という。空間情報抽出部203は、各入力チャネルがダウンミキシング部202を経るとき、各入力チャネルの間の関係を表す空間パラメーターを抽出する。図3には、便宜上、各ダウンミキシング部で抽出される空間パラメーターとしてCLDのみを示したが、抽出される空間パラメーターがこれに限定されることはない。
以下、エンコーディング装置が有効なチャネルとエンコーディング装置が有効でないチャネルに対する空間パラメーター値を転送する方法を説明する。
2.1 空間情報信号を生成する方法
2.1.1 空間パラメーター値を最大値または最小値に設定する方法
図3において、エンコーディング装置は、エンコーディング前処理段階によって仮想の値を有するチャネルを含んで総数が6個のチャネルの入力を受ける。入力される各チャネルは、第3ダウンミキシング部から第5ダウンミキシング部に印加される。第3ダウンミキシング部から第5ダウンミキシング部は、二つの入力チャネルを一つの信号にダウンミキシングする。第4ダウンミキシング部と第5ダウンミキシング部から出る信号は第2ダウンミキシング部に入り、第2ダウンミキシング部と第3ダウンミキシング部から出る信号は第1ダウンミキシング部に入る。第3ダウンミキシング部と第5ダウンミキシング部に入力されるチャネルは、値が0である仮想のチャネルであるので、第3ダウンミキシング部と第5ダウンミキシング部は、仮想の各チャネルの間の関係を表す空間パラメーターを抽出する必要がない。第4ダウンミキシング部は、入力される二つのチャネルLF及びRFから二つのチャネルの関係を表す空間パラメーターCLD4を抽出する。第2ダウンミキシング部は、第4ダウンミキシング部から出る信号と第5ダウンミキシング部から出る信号との間の関係を表す空間パラメーターCLD2を抽出し、第1ダウンミキシング部は、第2ダウンミキシング部から出る信号と第3ダウンミキシング部から出る信号との間の関係を表す空間パラメーターCLD1を抽出する。図3において、第1ダウンミキシング部及び第2ダウンミキシング部で抽出される空間パラメーターCLD1及びCLD2は、CLD値の範囲のうち最大値または最小値になる。すなわち、第2ダウンミキシング部で抽出される空間パラメーターCLD2は、第4ダウンミキシング部から出る信号と第5ダウンミキシング部から出る信号との間のエネルギー差を意味するが、第4ダウンミキシング部によってダウンミックスされた信号が有効な値を有する一方、第5ダウンミキシング部によってダウンミックスされた信号の値が0であるので、エネルギー(またはレベル)は、第4ダウンミキシング部から出た信号のみに偏る。CLD値が最大150から最小−150までの値を有するとしたとき、CLD2値は、第4ダウンミキシング部によってダウンミックスされた信号を基準にして最大値150になる。これと同様に、CLD1も、第2ダウンミキシング部によってダウンミックスされた信号を基準にして150になる。空間情報抽出部203は、ダウンミキシング部202がマルチチャネルをダウンミックスする過程で空間パラメーターを抽出し、抽出された空間パラメーターを用いて空間情報信号103を生成する。エンコーディング装置は、抽出された空間パラメーターCLD1からCLD5値を全て空間情報信号103に含ませてデコーディング装置に転送することができる。この場合、デコーディング装置は、CLD1及びCLD2が150であることを用いて、エネルギーが二つの信号のうち一側の信号のみに向かうので、生成されるマルチチャネル信号219のうち有効な値を有するチャネルがどれかを検知することができる。
エンコーディング装置は、各ダウンミキシング部で抽出される空間パラメーター値が以前のパラメーター値と同一であるか、補間された値であるか、既に定められたデフォルト値であるか、または、新しく読むべき値であるかを表示する情報を空間情報信号103に含ませてデコーディング装置に転送する。このとき、エンコーディング装置は、上述した方法にしたがって、空間パラメーター値を新しく読むべき値に表示する情報を空間情報信号103に含ませて、全ての空間パラメーター値をデコーディング装置に転送することができる。この場合、有効でないチャネル生成のための不必要な空間パラメーターまで送るようになり、ビット浪費をもたらす。したがって、エンコーディング装置は、空間情報信号103のビット量を最小化するために、下記のような方法を使用することができる。
2.1.2 空間パラメーター値をデフォルト値に設定する方法
エンコーディング装置は、空間パラメーター値が既に定められたデフォルト値であることを表示する情報を転送することにより、不必要な空間パラメーター転送を省略することができる。このとき、エンコーディング装置は、仮想の値を有するチャネルをダウンミックスするとき、抽出される空間パラメーター値をデフォルト値に表示してデコーディング装置に転送することにより、不必要な空間パラメーター値の転送を省略することができる。例えば、エンコーディング及びデコーディング装置のCLD値が最大値150である場合をデフォルト値1に定め、CLD値が0である場合をデフォルト値0に定めた場合、エンコーディング装置は、図3のCLD1、CLD2の値150をビットで表示して転送する代わりに、CLD1及びCLD2の値がデフォルト値で、その値が1であることを表示するビットを転送することで、空間情報信号103のビット量を減少することができる。
2.1.3 有効チャネル表示情報を転送する方法
エンコーディング装置は、有効なチャネルに対する空間パラメーターのみを転送することにより、空間情報信号のビット量を減少することができる。図3において、エンコーディング装置は、CLD3またはCLD5を空間情報信号103に含ませずに、有効な値を有するチャネルLF及びRFから生成される空間パラメーターCLD4のみを空間情報信号103に含ませてデコーディング装置に転送することができる。この場合、デコーディング装置は、エンコーディング装置から転送された空間情報信号103に第3アップミキシング部(図示せず)及び第5アップミキシング部(図示せず)に印加される空間パラメーターがないので、その値が無意味であると判断し、第3アップミキシング部及び第5アップミキシング部から出力されるチャネル値が0であると判断することができる。このように、エンコーディング装置が一部の空間パラメーターのみを空間情報信号103に含ませてデコーディング装置に転送する場合、どのチャネルが有効であるかをデコーディング装置が判断できるように、エンコーディング装置は、有効チャネル表示情報を生成し、これを空間情報信号103に含ませてデコーディング装置に転送することができる。
有効チャネル表示情報は、エンコーディング装置に入力されるチャネルが仮想の値でない有効な値を有するチャネルであるかどうかを表示する情報である。有効チャネル表示情報を生成する方法としては、各チャネルの順にチャネルが有効なチャネルであるかを表示する方法と、各ダウンミキシング部または各ダウンミキシング部に対応して各アップミキシング部が有効なチャネルを生成するかを表示する方法が考慮される。また、エンコーディング装置及びデコーディング装置は、圧縮及び復元可能なチャネル数より少ない数のチャネルが印加される場合に備えて、エンコーディング装置及びデコーディング装置の相互間に予めエンコーディング装置が支援するチャネル数より少ない数の入力チャネルに対するチャネル構成を約束し、エンコーディング装置が印加されるチャネルのチャネル構成をデコーディング装置に知らせる方法も考慮することができる。
図3を参照して、各チャネルの順に有効なチャネルであるかを表示する方法を説明する。5-1-5チャネル構成で入力されるチャネルは、上から順にLFチャネル、RFチャネル、Cチャネル、LFEチャネル、LSチャネル及びRSチャネルである。これらのうちLFチャネル及びRFチャネルは、有効チャネルであるので1に表示し、残りのチャネルは、値のない仮想のチャネルであるので0に表示し、上からチャネルの順に110000のように6ビットで有効チャネル表示情報を生成することができる。各ダウンミキシング部またはアップミキシング部が有効であるかを表示する方法を説明すると、エンコーディング装置は、第1ダウンミキシング部から第5ダウンミキシング部の順に、ダウンミキシング部が使用される場合に1に表示し、ダウンミキシング部が使用されない場合に0に表示することができる。図3では、転送しようとする二つのチャネルLF、RFチャネルをダウンミックスするために第4ダウンミキシング部のみを使用するので、00010のように各ダウンミキシング部の使用可否を5ビットで表示し、有効チャネル表示情報を生成することができる。エンコーディング装置は、有効チャネル表示情報としてチャネル構成識別子を転送することもできる。エンコーディング装置及びデコーディング装置の相互間に予めチャネル組み合わせによるチャネル構成を約束する方法を、表1を参照して説明する。
Figure 0005113151
5.1チャネル構造の場合を例に挙げて説明すると、5.1チャネル以下のチャネルの組み合わせは、表1のようなチャネル構成を有する。エンコーディング装置及びデコーディング装置は、表1のようにチャネル構成を互いに約束した後、入力チャネル数によってチャネル構成識別子を生成し、これをデコーディング装置に転送することができる。図3を参照すると、エンコーディング装置に印加される入力チャネル数は2個であるので、エンコーディング装置は、チャネル構成識別子1(001)をデコーディング装置に転送し、有効チャネルがLFチャネル及びRFチャネルであることをデコーディング装置に知らせることができる。エンコーディング装置は、有効チャネル表示情報を空間情報信号103のヘッダー105または空間フレーム107に含ませてデコーディング装置に転送することができる。エンコーディング装置は、上述したように、効率的に空間情報信号103を生成し、これをダウンミックス信号101と一緒にまたは別個にデコーディング装置に転送することができる。
3. デコーディング段階
3.1 有効チャネルであるかどうかを判断する方法
デコーディング装置は、エンコーディング装置から転送されたり、既に保存されていたダウンミックス信号101及び空間情報信号103を用いてエンコーディング装置に入力された元のマルチチャネルメディア信号219を復元する。デコーディング装置は、空間情報信号103から空間パラメーターを抽出し、これを各アップミキシング部に適用して元のチャネルを復元する。デコーディング装置は、空間情報信号103から変形空間情報信号のタイプを表示する情報を抽出し、空間情報信号103から識別されたタイプの変形空間情報信号を生成することができる。変形空間情報のタイプは、部分空間情報信号または拡大空間情報信号を含む。部分空間情報信号は、空間パラメーターのうち一部のみを含むもので、拡大空間情報は、拡張空間情報信号及び空間情報信号を用いて生成されたものである。デコーディング装置は、空間情報信号103に変形空間情報信号のタイプを識別する信号が含まれている場合、これを用いて空間情報信号103を変形し、変形空間情報信号を生成し、変形空間情報信号を用いてダウンミックス信号をデコーディングする。デコーディング装置は、変形空間情報信号のタイプが部分空間情報信号である場合、デコーディング装置が支援するチャネル数より少ない数のチャネルが復元されることを検知する。すなわち、有効でない値を有するチャネルが復元されることを検知する。デコーディング装置は、エンコーディング装置が転送した空間情報信号103を用いて復元するチャネルのうち何れのチャネルが有効な値を有するチャネルであるかを判断することができる。デコーディング装置は、空間情報信号103から各アップミキシング部に適用する空間パラメーター値を抽出し、これを用いて復元するチャネルが有効チャネルであるかどうかを判断したり、空間情報信号103から抽出した有効チャネル表示情報またはチャネル構成識別子を用いて復元するチャネルが有効チャネルであるかどうかを判断することができる。
図4を参照して、5-1-5チャネル構成を有するデコーディング装置が有効チャネルを復元する方法を説明し、図5を参照して、5-1-5チャネル構成を有するデコーディング装置が有効チャネルを復元する方法を説明する。
図4は、図3のようなダウンミキシング部202を有するエンコーディング装置からメディア信号の転送を受けて、LF及びRFチャネルを復元するデコーディング装置のチャネル生成部217を示したブロック図である。
図4を参照すると、デコーディング装置は、空間情報信号103から空間パラメーター値を抽出し、抽出した空間パラメーター値を第1アップミキシング部から第5アップミキシング部に適用して元の信号を復元する。
デコーディング装置は、空間フレーム107ごとにアップミキシング部に対する情報を読む。アップミキシング部に対する情報は、各アップミキシング部に適用される空間パラメーター値に対する情報を含む。空間パラメーター値は、デフォルト値であるか、以前のパラメーター値と同一の値であるか、補間された補間値であるか、または、新しく空間情報信号103から抽出された符号化された値になる。空間パラメーター値が、空間情報信号103から抽出された符号化された値である場合、デコーディング装置は、空間パラメーター値を抽出して復号化した後、これを各アップミキシング部に適用する。
図3において、エンコーディング装置がダウンミックスするとき、抽出された空間パラメーターCLD1からCLD5値を全て空間情報信号103に含ませてデコーディング装置に転送した場合、デコーディング装置は、第1アップミキシング部に印加されるCLD1及び第2アップミキシング部に印加されるCLD2が150であることを用いて、第1アップミキシング部及び第2アップミキシング部が図面の矢印の方向に全てのエネルギーを進行させることを検知することができる。
デコーディング装置は、空間情報信号103から空間パラメーターCLD4を抽出し、これを第4アップミキシング部に印加することで、LF、RFチャネルを復元することができる。
デコーディング装置は、第3アップミキシング部及び第5アップミキシング部にエネルギーが移らないことを用いて、第3アップミキシング部及び第5アップミキシング部から出力されるCチャネル、LFEチャネル、LSチャネル及びRSチャネル値が0であることを判断することができる。すなわち、デコーディング装置は、上位のアップミキシング部に適用される空間パラメーター値を用いて、下位のアップミキシング部から出力されるチャネルが0であることを判断することができる。したがって、上位のアップミキシング部に適用される空間パラメーター値によって、下位のアップミキシング部に適用される空間パラメーター値が必要でない場合が生じる。
エンコーディング装置が空間パラメーター値をデフォルト値に表示してデコーディング装置に転送した場合、デコーディング装置は、新しく空間パラメーター値を読まずに、デフォルト値による空間パラメーター値を各アップミキシング部に適用する。図3において、エンコーディング装置は、CLD1及びCLD2が150であるので、これをデフォルト値1に表示してデコーディング装置に転送することができる。図4において、デコーディング装置は、デフォルト値1を用いてCLD1及びCLD2が150であることを検知することができる。デコーディング装置は、第1アップミキシング部及び第2アップミキシング部にCLD1及びCLD2値を適用し、全てのエネルギーが上方向に向かうことを検知し、これによって、有効な値を有するチャネル及び有効でない仮想の値を有するチャネルがどれかを判断することができる。
デコーディング装置は、空間情報信号103に含まれている有効チャネル表示情報またはチャネル構成識別子から有効チャネルがどれかを判断することもできる。
デコーディング装置は、各チャネルの順にチャネルが有効なチャネルであるかを表示する有効チャネル表示情報を用いたり、各アップミキシング部が有効なチャネルを生成するかを表示する方法を用いることができる。図4において、デコーディング装置は、各チャネルの順に有効チャネルであるかを表示する情報が110000であることを用いて、LF及びRFチャネルのみが有効なチャネルで、残りの4個のチャネルの値が0であることを検知することができる。また、デコーディング装置は、各アップミキシング部の順に信号を生成するかどうかを表示する有効チャネル表示情報00010を用いて、第4アップミキシング部のみが有効チャネルを生成するために活性化され、残りのアップミキシング部は有効チャネルを生成しないことを判断し、有効チャネルがLF及びRFチャネルであることを判断することができる。また、デコーディング装置は、チャネル構成識別子が1(001)であることを用いて、LF及びRFチャネルが有効なチャネルであることを判断することもできる。
図5は、5-1-5チャネル構成を有するデコーディング装置が有効なチャネルを判断する方法を示した図である。
図5を参照すると、デコーディング装置は、空間情報信号103から空間パラメーター値を抽出したり、その値がデフォルト値である場合、デフォルト値に相応する空間パラメーター値を用いて各アップミキシング部に適用する。
デコーディング装置は、抽出したCLD1が150で、抽出したCLD1に対するデフォルト値が1であることを用いて、第1アップミキシング部から出力される信号が上方向のみに向かうことを検知することができる。デコーディング装置は、CLD2が0、またはデフォルト値が0であることを用いて、第2アップミキシング部から信号が二分されて出力されることを検知することができる。また、デコーディング装置は、CLD4及びCLD5が150で、デフォルト値が1であることを用いて、第4アップミキシング部から出力される信号及び第5アップミキシング部から出力される信号が上方向のみに向かうことを検知することができる。したがって、デコーディング装置は、LF及びRFチャネルが有効なチャネルであることを判断することができる。また、上述したように、デコーディング装置は、空間情報信号103に含まれている有効チャネル表示情報を用いて有効なチャネルがどれかを判断することができる。図5に示すように、各出力チャネルの順にしたがって表示された有効チャネル表示情報が101000である場合、デコーディング装置は、最初の出力チャネル及び三番目の出力チャネルであるLF及びRFチャネルが有効なチャネルであることを判断することができる。各アップミキシング部の順にしたがって表示された有効チャネル表示情報が01000である場合、デコーディング装置は、二番目のアップミキシング部が有効なチャネルを生成することを検知し、LF及びRFチャネルが有効なチャネルであることを判断することができる。また、デコーディング装置は、チャネル構成識別子が1(001)である場合、これを用いて出力チャネルのうち有効なチャネルがLF及びRFチャネルであることを判断することもできる。
3.2 有効チャネルでないチャネルに対するデコーディングを省略する方法
デコーディング装置は、元のチャネル構成より少ない数のチャネルを有する信号が転送されたとき、元のチャネル構成によってデコーディングを行うことができる。しかしながら、この場合、デコーディング装置は、有効でない値を有する仮想のチャネルまで復元するようになる。したがって、デコーディング装置は、有効でないと判断されるチャネルを生成するための一連のデコーディング過程、すなわち、デコリレータを用いて非相関信号を生成する過程、合成フィルタバンク、マトリックス演算、係数生成などの過程を省略することができる。
3.3 有効チャネル表示
デコーディング装置は、マルチチャネル信号219に含まれているチャネルが有効なチャネルであるか、または有効でない仮想の値を有するチャネルであるかをユーザーまたは後処理装置に表示することができる。デコーディング装置は、マルチチャネルメディア信号219を復元する前に、上述した方法を用いて有効なチャネルがどれかを判断することができるが、これに限定されるものではない。デコーディング装置は、メディア信号210をデコーディングし、マルチチャネルメディア信号219を全て復元した後、復元されたチャネルのうち有効なチャネルがどれかを判断し、これを外部に表示することもできる。後処理装置は、デコーディング装置から出力されるマルチチャネル信号219のうちデコーディング装置が表示した有効なチャネルのみを用いてユーザーの選択によるダウンミックスを行ったり、音場表現などの後処理を行うことができる。
本発明の実施例に係るエンコーディング装置がデコーディング装置に転送するメディア信号の構成図である。 本発明の実施例に係るエンコーディング及びデコーディング装置を含むメディア装置のブロック図である。 本発明の実施例に係るダウンミキシング部を示したブロック図である。 チャネル生成部を示したブロック図である。 デコーディング装置が有効なチャネルを判断する方法を示した図である。

Claims (12)

  1. オーディオ信号のデコーディング方法において、
    N個のチャネルを有するダウンミックス信号と空間情報を受信する段階であって、前記N個のチャネルはMチャネルと仮想のチャネルを含む段階と
    前記ダウンミックス信号から生成される有効な値を有する前記Mチャネルと、前記仮想のチャネルと、前記空間情報を用いて検知する段階であって、前記Mチャネルのチャネル数は前記N個のチャネルのチャネル数より少ない段階と、
    前記空間情報に基づいて前記ダウンミックス信号をアップミックスして、前記有効な値を有する前記の検知されたチャネルのオーディオ信号を生成する段階であって、前記仮想のチャネルに関連した少なくとも1つの空間情報が前記少なくとも1つの空間情報の範囲で最大値又は最小値を有する段階と、
    を含むオーディオ信号のデコーディング方法。
  2. 前記仮想のチャネルのエネルギーレベルはゼロである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記仮想のチャネルに関連する空間情報はデフォルト値を有する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記空間情報は有効チャネル表示情報を含み、前記有効チャネル表示情報は、前記の生成されるチャネルが前記有効な値を有するチャネルであるかを表示する識別子を含むか、1つの信号を2つの信号に、又は2つの信号を3つの信号に変換して、前記ダウンミックス信号から前記Mチャネルを生成するためのアップミキシング部の使用であるかを表示する情報を含むか、或いは、前記Mチャネルの構成情報を表示する情報を含む、請求項3に記載の方法。
  5. N個のチャネルのオーディオ信号のエンコーディング方法において、
    チャネル数が前記N個のチャネルより少ないMチャネルのオーディオ信号を受信する段階と、
    前記Mチャネルのオーディオ信号を、仮想の値を有する仮想のチャネルを含む前記N個のチャネルのオーディオ信号に設定する段階であって、前記仮想の値はゼロである段階と、
    前記N個のチャネルのオーディオ信号からダウンミックス信号と空間情報を生成する段階であって、前記仮想のチャネルに関連する少なくとも1つの空間情報が前記少なくとも1つの空間情報の範囲で最大値又は最小値を有する段階と
    前記仮想チャネルを含む前記N個のチャネルのオーディオ信号をダウンミックスする段階と、
    を含むオーディオ信号のエンコーディング方法。
  6. オーディオ信号のデコーディング装置において、
    N個のチャネルと空間情報を有するダウンミックス信号を抽出する抽出部であって、前記N個のチャネルはMチャネルと仮想のチャネルを含む抽出部と、
    前記空間情報を用いて前記空間情報と前記仮想のチャネルから生成される前記N個のチャネルの中の有効な値を有する前記Mチャネルを検知するチャネル生成部であって、前記Mチャネルのチャネル数が前記N個のチャネルのチャネル数より小さく、前記空間情報に基づいて前記ダウンミックス信号をアップミックスして前記有効な値を有する前記の検知されたMチャネルのオーディオ信号を生成し、前記仮想のチャネルに関連した少なくとも1つの空間情報が前記少なくとも1つの空間情報の範囲内で最大値又は最小値を有するチャネル生成部と、
    を含むオーディオ信号のデコーディング装置。
  7. 前記仮想のチャネルに関連した前記空間情報はデフォルト値を有する、請求項5に記載の方法
  8. 前記仮想のチャネルのエネルギーレベルはゼロである、請求項6に記載の装置
  9. 前記仮想のチャネルに関連する前記空間情報はデフォルト値を有する、請求項6に記載の装置
  10. 前記空間情報は有効チャネル表示情報を含み、前記有効チャネル表示情報は、前記の生成されるチャネルが前記有効な値を有するチャネルであるかを表示する識別子を含むか、1つの信号を2つの信号に、又は2つの信号を3つの信号に変換して、前記ダウンミックス信号から前記Mチャネルを生成するためのアップミキシング部の使用であるかを表示する情報を含むか、或いは、前記Mチャネルの構成情報を表示する情報を含む、請求項6に記載の装置
  11. N個のチャネルのオーディオ信号のエンコーディング装置において、
    チャネル数が前記N個のチャネルより小さいMチャネルのオーディオ信号を受信し、前記Mチャネルのオーディオ信号を仮想な値を有する仮想なチャネルを含む前記N個のチャネルのオーディオ信号に設定するチャネル値設定部であって、前記仮想な値がゼロであるチャネル値設定部と、
    前記N個のチャネルのオーディオ信号から空間情報を生成する空間情報抽出部であって、前記仮想なチャネルに関連する少なくとも1つの空間情報は前記少なくとも1つの空間情報の範囲内で最大値又は最小値を有する空間情報抽出部と、
    前記仮想のチャネルを含む前記N個のチャネルのオーディオ信号をダウンミックスするダウンミキシング部と、
    を含むオーディオ信号のエンコーディング装置。
  12. 前記仮想のチャネルに関連する前記空間情報はデフォルト値を有する、請求項11に記載の装置
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