JP5106958B2 - プレゼンス情報処理システム、情報処理装置、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ、プレゼンスサーバ及びプレゼンス情報処理プログラム - Google Patents

プレゼンス情報処理システム、情報処理装置、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ、プレゼンスサーバ及びプレゼンス情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、プレゼンス情報処理システム、情報処理装置、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ、プレゼンスサーバ及びプレゼンス情報処理プログラムに関する。
近年、IP電話やインスタントメッセンジャーの普及により、人やモノの現在の状態を表すプレゼンス情報を共有し、より円滑なコミュニケーションを実現しようとするプレゼンスシステムが注目されている。このようなプレゼンスシステムとしては、例えばSIP(Session Initiation Protocol)上で実現するSIMPLE(SIP for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions)や、XMPP(eXtensible Messaging and Presence Protocol))が知られている。
従来のプレゼンスシステムでは、所定のプレゼンスサーバが各ユーザのプレゼンス情報が記述されたプレゼンス文書を記憶することにより、ユーザ間(各クライアント装置)でプレゼンス情報を共有していた。しかしながら、プレゼンス文書のフォーマットが決まっており、プレゼンス情報の拡張には制限があった。また、プレゼンス情報として選択可能な、予め決められたステータス情報を変更することも難しかった。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1には、クライアント装置側でプレゼンス文書を管理する方法として、プレゼンス文書の少なくとも1つの対応する情報項目への変更を表す少なくとも1つの差分を含む新プレゼンス情報通知メッセージを受信するステップと、前記少なくとも1つの対応する差分に基づいて前記少なくとも1つのプレゼンス情報項目を更新して、更新されたプレゼンス文書を作成するステップと、前記更新されたプレゼンス文書に応じて検証値を計算するステップと、前記検証値が、受け取られた確認値と等しいかどうかを判定するステップと、前記検証値が前記受け取られた確認値と等しいと判定される場合は、前記更新されたプレゼンス文書を利用するステップとを備える方法に係る技術が開示されている。
特許文献1に開示された技術では、各ユーザのプレゼンス文書をプレゼンスサーバに記憶させる代わりに、各々のクライアント装置がP2P(ピアツーピア)のネットワークの形態でプレゼンス文書を共有している。これにより、プレゼンス文書がローカルに保存されP2P方式で共有されるため、プレゼンスサーバを用いたプレゼンスシステムと比べて、保持・伝達することができるプレゼンス情報の量への制約が少なくなる。さらに、プレゼンス文書に記述されるプレゼンス情報は、プレゼンス文書スキーマに従って拡張することができるようにしている。
特開2006―244494号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明では、プレゼンス文書スキーマの変更について考慮されていない。そのため、プレゼンス情報の拡張にはプレゼンス文書スキーマによる制約が生じるという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みて、この問題を解決するために発明されたものであり、プレゼンス文書スキーマが変更する場合であっても効果的にプレゼンス情報の拡張を行うことが可能なプレゼンス情報処理システム、情報処理装置、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ、プレゼンスサーバ及びプレゼンス情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明におけるプレゼンス情報処理システムは、ネットワークを介してプレゼンス情報を送受信する複数の情報処理装置が接続されたプレゼンス情報処理システムであって、
前記プレゼンス情報が記述されるプレゼンス文書の構造及び前記プレゼンス情報の語彙のうち少なくとも一方を表すプレゼンス文書スキーマを前記複数の情報処理装置間で共有するスキーマ情報共有手段と、
前記プレゼンス文書スキーマが変更された場合に、前記プレゼンス文書スキーマに従って作成されたプレゼンス文書を、変更された該プレゼンス文書スキーマに適合するように変換するプレゼンス文書変換用文書を作成するプレゼンス文書変換用文書作成手段を有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記スキーマ情報共有手段は、前記プレゼンス情報の種類に応じて、複数種類の前記プレゼンス文書スキーマを共有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記スキーマ情報共有手段は、同一種類の前記プレゼンス情報に対応するプレゼンス文書スキーマを、前記複数の情報処理装置の内の前記同一種類のプレゼンス情報を用いる情報処理装置間で共有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記複数の情報処理装置の内の1以上は、当該プレゼンス情報処理システムに接続されると、前記スキーマ情報共有手段により共有されたプレゼンス文書スキーマを取得するプレゼンス文書スキーマ取得手段を有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記複数の情報処理装置の内の1以上は、さらに、前記プレゼンス文書スキーマ取得手段により取得されたプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号を管理するリビジョン管理手段と、前記リビジョン管理手段により管理されたリビジョン番号と、自装置と異なる他の情報処理装置から受信したプレゼンス文書に対応するプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号との比較に応じて、リビジョン番号が低い方の情報処理装置のプレゼンス文書スキーマを更新するプレゼンス文書スキーマ更新手段を有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記プレゼンス文書スキーマ更新手段は、前記リビジョン管理手段により管理されたリビジョン番号が、前記他の情報処理装置から受信したプレゼンス文書に対応するプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号よりも古い場合、該プレゼンス文書に対応するプレゼンス文書スキーマを取得する指示を行うように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記プレゼンス文書スキーマ更新手段は、前記リビジョン管理手段により管理されたリビジョン番号が、前記他の情報処理装置から受信したプレゼンス文書に対応するプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号よりも新しい場合、前記他の情報処理装置にプレゼンス文書スキーマを更新する指示を行うように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明におけるプレゼンス情報処理システムは、前記プレゼンス文書スキーマの作成、編集又は追加を行うプレゼンス文書スキーマ制御手段を有し、前記スキーマ情報共有手段は、さらに、前記プレゼンス文書スキーマ制御手段により作成、編集又は追加された前記プレゼンス文書スキーマを共有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記プレゼンス文書スキーマ取得手段は、編集された前記プレゼンス文書スキーマを取得する際に、編集された部分を取得するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記プレゼンス文書スキーマ制御手段は、さらに、前記プレゼンス文書スキーマの削除を行い、前記スキーマ情報共有手段は、前記プレゼンス文書制御手段により削除された前記プレゼンス文書スキーマを除く前記プレゼンス文書スキーマを共有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記プレゼンス文書スキーマ制御手段は、さらに、使用中のプレゼンス文書スキーマを別のプレゼンス文書スキーマに変更するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明におけるプレゼンス情報処理システムは、前記プレゼンス文書スキーマに従って作成されたプレゼンス文書を共有するプレゼンス文書共有手段をさらに有し、前記プレゼンス文書共有手段は、使用中のプレゼンス文書スキーマが変更された場合、変更された該プレゼンス文書スキーマに従って作成されたプレゼンス文書を共有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、前記プレゼンス文書共有手段は、使用中のプレゼンス文書スキーマが変更された場合、前記プレゼンス文書変換用文書作成手段により作成されたプレゼンス文書変換用文書に基づき、当該プレゼンス情報処理システム内の所定のプレゼンス文書を変換するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明におけるプレゼンス情報処理システムは、さらに、前記複数の情報処理装置がアクセス可能で、且つ、前記スキーマ情報共有手段を有する、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ装置を有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記プレゼンス文書スキーマは、前記プレゼンス文書スキーマ管理サーバ又は所定の情報処理装置により操作されるように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における前記プレゼンス文書スキーマは、さらに特権ユーザのみ操作可能であるように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における当該プレゼンス情報処理システムは、前記複数の情報処理装置が互いに接続されたピアツーピアネットワークを構成しており、該複数の情報処理装置の内の1以上が前記スキーマ情報共有手段を有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明における情報処理装置は、ネットワークを介してプレゼンス情報を送受信する複数の情報処理装置が接続されたプレゼンス情報処理システムにおける情報処理装置であって、
前記プレゼンス情報が記述されるプレゼンス文書の構造及び前記プレゼンス情報の語彙のうち少なくとも一方を表すプレゼンス文書スキーマを前記情報処理装置と該情報処理装置と異なる他の前記複数の情報処理装置間で共有するスキーマ情報共有手段と、
前記プレゼンス文書スキーマが変更された場合に、前記プレゼンス文書スキーマに従って作成されたプレゼンス文書を、変更された該プレゼンス文書スキーマに適合するように変換するプレゼンス文書変換用文書を作成するプレゼンス文書変換用文書作成手段とを有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明におけるプレゼンス文書スキーマ管理サーバは、ネットワークを介してプレゼンス情報を送受信する複数の情報処理装置と、前記プレゼンス情報を記述するためのプレゼンス文書スキーマを管理するプレゼンス文書スキーマ管理サーバとを備えたプレゼンス情報処理システムにおけるプレゼンス文書スキーマ管理サーバであって、前記情報処理装置からの要求に応じて、前記プレゼンス文書スキーマを送信するプレゼンス文書スキーマ送信手段と、前記プレゼンス文書スキーマの操作を行う操作手段と、前記プレゼンス文書スキーマのリビジョン番号を管理するリビジョン番号管理手段と、前記操作手段による操作により、当該プレゼンス文書スキーマ管理サーバで管理された前記プレゼンス文書スキーマが変更された場合、変更された該プレゼンス文書スキーマに適合するようプレゼンス文書を変換するプレゼンス文書変換用文書を作成するプレゼンス文書変換用文書作成手段と、前記プレゼンス文書変換用文書作成手段により作成されたプレゼンス文書変換用文書を前記情報処理装置からの要求に応じて送信するプレゼンス文書変換用文書送信手段と、前記操作手段によるプレゼンス文書スキーマの変更を前記複数の情報処理装置に通知する変更通知手段と、前記プレゼンス文書スキーマ、前記プレゼンス文書変換用文書、及び、前記操作手段のうちの少なくとも一つに対するアクセス権を管理するアクセス権管理手段とを有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明におけるプレゼンスサーバは、ネットワークを介してプレゼンス情報を送受信する複数の情報処理装置と、前記プレゼンス情報が記述されたプレゼンス文書を管理するプレゼンスサーバとを備えたプレゼンス情報処理システムにおけるプレゼンスサーバであって、当該プレゼンス情報処理システムは、前記複数の情報処理装置間で前記プレゼンス情報を記述するためのプレゼンス文書スキーマを共有するプレゼンス文書スキーマ共有手段と、前記プレゼンス文書スキーマを操作する操作手段と、前記操作手段による操作により、管理された前記プレゼンス文書スキーマが変更された場合、変更された該プレゼンス文書スキーマに適合するようプレゼンス文書を変換するプレゼンス文書変換用文書を作成するプレゼンス文書変換用文書作成手段と、前記操作手段による操作に用いるプレゼンス文書スキーマが変更された場合、前記複数の情報処理装置に所定の通知を行う通知手段と、を含み、前記プレゼンスサーバは、前記通知を受信した後、前記プレゼンス文書変換用文書を取得し、自身が管理するプレゼンス文書に適用するプレゼンス文書変換手段と、をさらに有するように構成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明におけるプレゼンス情報処理プログラムは、ネットワークを介してプレゼンス情報を送受信する複数の情報処理装置が接続されたプレゼンス情報処理システムにおけるプレゼンス情報処理プログラムであって、
前記プレゼンス情報が記述されるプレゼンス文書の構造及び前記プレゼンス情報の語彙のうち少なくとも一方を表すプレゼンス文書スキーマを前記複数の情報処理装置間で共有するスキーマ情報共有ステップと、
前記プレゼンス文書スキーマが変更された場合に、前記プレゼンス文書スキーマに従って作成されたプレゼンス文書を、変更された該プレゼンス文書スキーマに適合するように変換するプレゼンス文書変換用文書を作成するプレゼンス文書変換用文書作成ステップとを有するように構成することができる。
本発明によれば、プレゼンス文書スキーマが変更する場合であっても効果的にプレゼンス情報の拡張を行うことが可能なプレゼンス情報処理システム、情報処理装置、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ、プレゼンスサーバ及びプレゼンス情報処理プログラムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜9を参照して説明する。
(システム構成例)
図1は、本実施形態1に係るプレゼンス情報処理システムの全体構成例を示す図である。図1において、プレゼンス情報処理システム1は、プレゼンスサーバ20、プレゼンスサーバ20が提供するプレゼンスサービスを受ける複数の情報処理装置10A〜10N(以降、総称して情報処理装置10とする)、プレゼンス文書スキーマ(プレゼンス文書スキーマについては図2及び3等を用いて詳細に後述する)を管理するプレゼンス文書スキーマ管理サーバ30を有する。
なお、本実施形態では、情報処理装置10とプレゼンスサーバ20とにより構成されるシステムをプレゼンスシステムとする。また、情報処理装置10、プレゼンスサーバ20、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30により構成されるシステムをプレゼンス文書スキーマ共有システムとすることもできる。
情報処理装置10は、一般的なコンピュータ装置であり、通信部11(通信部11A〜通信部11Nを総称)、自プレゼンス文書管理部12(自プレゼンス文書管理部12A〜自12Nを総称)、他プレゼンス文書管理部13(他プレゼンス文書管理部13A〜13Nを総称)を有する。各機能部の機能は、当該情報処理装置10にインストールされた本発明におけるプレゼンス情報処理プログラムにより実現される。
通信部11は、当該情報処理装置10の各種通信に係る処理を行う。
自プレゼンス文書管理部12は、自装置のプレゼンス文書を管理する。プレゼンス文書とは、前述したように人やモノの現在の状態を表すオンライン、オフライン、退席中等のプレゼンス情報が記述された文書データである。また、プレゼンスサーバ20が提供するプレゼンスサービスに対して自装置のプレゼンス情報を提供するクライアント(プレゼンティティ)としての機能も有する。
他プレゼンス文書管理部13は、自装置を除く他の情報処理装置10のプレゼンス文書を管理する。また、プレゼンスサーバ20が提供するプレゼンスサービスから他の情報処理装置10のプレゼンス情報の提供を受けるクライアント(ウォッチャ)としての機能も有する。
以上に示される構成により、情報処理装置10は、他の情報処理装置10からのプレゼンス情報購読要求に応じて、自プレゼンス文書管理部12により管理される自装置のプレゼンス情報を他の情報処理装置10に対して提供するプレゼンティティである、と共に、他の情報処理装置10に対してプレゼンス情報購読要求を行い、他の情報処理装置10からプレゼンス情報の配信を受けるウォッチャである。即ち、情報処理装置10は、プレゼンスサーバ20が提供するプレゼンスサービスにおけるプレゼンティティ、ウォッチャの役割を果たす。
プレゼンスサーバ20は、一般的なサーバ(コンピュータ)装置であり、プレゼンス文書管理部21、通信部22を有する。少なくとも1つのサーバ装置で構成され、同一プレゼンス情報処理システム1内の各情報処理装置10のプレゼンス文書を一元管理する。負荷分散のため複数のサーバで構成されてもよいが、論理的に1つのプレゼンスサーバとして振舞う。各機能部の機能は、当該プレゼンスサーバ20にインストールされたプレゼンスサーバプログラムにより実現される。
プレゼンス文書管理部21は、当該プレゼンス情報処理システム1内の各情報処理装置10が保持するプレゼンス文書を一元管理する。
通信部22は、当該プレゼンスサーバ20の各種通信に係る処理を行う。
以上に示される構成により、プレゼンスサーバ20では、情報処理装置10の自プレゼンス文書管理部12からプレゼンス情報の通知を受け、プレゼンス文書管理部21における該当する情報処理装置10のプレゼンス情報を更新する。なお、プレゼンス情報はプレゼンス文書に記述されているため、プレゼンスサーバ20は、該当する情報処理装置10のプレゼンス文書を最新のものに置き換える。また、プレゼンスサーバ20は、他プレゼンス文書管理部13からプレゼンス情報購読要求を受け、該プレゼンス情報購読要求に応じて、他プレゼンス文書管理部13に対してプレゼンス情報を配信する。なお、プレゼンス情報が更新されると、更新されたプレゼンス情報を他プレゼンス文書管理部13に対して配信する。
プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、一般的なサーバ(コンピュータ)装置であり、プレゼンス文書スキーマ管理部31、通信部32を有する。各機能部の機能は、当該プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30にインストールされたプレゼンス文書スキーマ管理プログラムにより実現される。
プレゼンス文書スキーマ管理部31は、プレゼンス文書スキーマを保持し、管理する。また、プレゼンス文書スキーマ管理部31により保持されたプレゼンス文書スキーマを複数の情報処理装置10間で共有するためのスキーマ情報共有手段としての機能を有している。なお、プレゼンスサーバ20がプレゼンス文書スキーマ管理部31を有する構成であってもよい。プレゼンス文書スキーマについては図2、3を用いて詳細に後述する。
通信部32は、例えば情報処理装置10との間の通信等の各種通信に係る処理を行う。
以上に示される構成により、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、プレゼンス文書スキーマの一括管理が可能となり、管理が容易となる。
(プレゼンス情報、プレゼンス文書、プレゼンス文書スキーマ)
続いて、プレゼンス情報、プレゼンス文書、プレゼンス文書スキーマの一例について図2、図3を用いて説明する。
まず、各用語について説明を行う。プレゼンス情報は、前述したように人やモノの現在の状態を表す情報であり、例えば、情報処理装置10のユーザがオンラインかオフラインか或いは退席中かの状態を表す情報である。プレゼンス文書は、係るプレゼンス情報を記述した文書データである。プレゼンス情報が記述されたプレゼンス文書は複数の情報処理装置10間で各々の情報処理装置10のプレゼンス情報を共有するために用いられる。プレゼンス文書スキーマは、係るプレゼンス文書の構造、及び、プレゼンス情報の語彙のうちの少なくとも一方を表す情報である。即ち、プレゼンス文書は、プレゼンス文書スキーマに従って記述される。
情報処理装置10の自プレゼンス文書管理部12は、プレゼンス文書スキーマに従って自装置のプレゼンス情報が記述されたプレゼンス文書を作成する。また、情報処理装置10の他プレゼンス文書管理部13は、プレゼンスサーバ20等から受信したプレゼンス文書をプレゼンス文書スキーマに従って解釈する。よって、自プレゼンス文書管理部12と他プレゼンス文書管理部13が使用するプレゼンス文書スキーマは同一でなければならない。
図2は、プレゼンス文書の一例を示す図である。図2に示すプレゼンス文書は、XML(eXtensible Markup Language)で記述された例を示す。図3はプレゼンス文書スキーマの一例を示す図である。図3に示すプレゼンス文書スキーマは、図2に示すプレゼンス文書のプレゼンス文書スキーマをXML Schemaを用いて記述した例を示す。なお、図2に示すプレゼンス文書はXML以外の他のフォーマットで記述されてもよい。また、図3に示すプレゼンス文書スキーマもXML Schema以外の他のフォーマットで記述されてもよい。
図2に示すプレゼンス文書において、プレゼンス情報は<presence>要素内に記述される。図2の例では、<presence>要素内の<status>要素内に"online"、"away"のプレゼンス情報が記述されている。なお、<status>要素内には、予め定められたプレゼンス情報が記述されているものとする。つまり、<status>要素内にはデフォルトで"online"、"offline"、"away"の3つの情報の内のいずれかを記述できるように予め定められているものとする。
図3に示すプレゼンス文書スキーマでは、このようなプレゼンス情報を記述するための<presence>要素に係る定義がされている。図3の例では、<xsd:complexType name="presence">要素内に<any>要素が記述されている。これは、プレゼンス文書の<presence>要素内に<status>要素以外の任意の要素を挿入し、自由にプレゼンス情報を記述できるようになっていることを示す。つまり、予め定められた"online"、"offline"、"away"等のプレゼンス情報以外の任意のプレゼンス情報を記述できる。このように、プレゼンス文書スキーマは、プレゼンス情報の語彙、及び、プレゼンス情報を記述するプレゼンス文書の構造のうちの少なくとも一方を定義している。
(プレゼンス情報共有の例)
図4は、本実施形態1に係るプレゼンス情報共有を説明するためのデータ構造模式図である。ここでは、当該プレゼンス情報処理システム1に参加した情報処理装置10Aが情報処理装置10B及び情報処理装置10Cから提供されたプレゼンス情報を受ける。これにより、当該プレゼンス情報処理システム1においてプレゼンス情報が共有される動作を、情報処理装置10Aの内部データ構造を用いて説明する。
図4は、情報処理装置10Aが情報処理装置10B及び情報処理装置10Cのプレゼンス文書を取得したときの内部データ構造を示している。
まず、予め情報処理装置10Aの記憶装置には、取得すべきプレゼンス情報の提供元の情報処理装置のリスト(ここでは情報処理装置10B及び情報処理装置10C)が、バディリスト(プレゼンティティのリスト)として記憶されているものとする。
情報処理装置10Aは、当該プレゼンス情報処理システム1に参加するとプレゼンス文書スキーマ管理サーバ30より図3に示したようなプレゼンス文書スキーマを取得する。
続いて、情報処理装置10Aは、プレゼンス文書スキーマに従って自装置のプレゼンス情報からプレゼンス文書を作成し、プレゼンスサーバ20に送信する。また、情報処理装置10Aは、記憶装置に記憶された前記バディリストを呼び出し、該バディリスト上の各バディのプレゼンス文書購読要求をプレゼンスサーバ20に対して行う。プレゼンスサーバ20は、情報処理装置10Aから受けたプレゼンス文書購読要求に応じて、情報処理装置10Aに対してプレゼンス文書(ここでは情報処理装置10B及び情報処理装置10Cのプレゼンス文書)を配信する。
配信されたプレゼンス文書を受信した情報処理装置10Aは、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30より取得したプレゼンス文書スキーマに基づき、プレゼンス文書を解釈してユーザに各バディのプレゼンス情報を提示する。
以上に示されるようにして、当該プレゼンス情報処理システム1に参加した情報処理装置10Aは、情報処理装置10B及び情報処理装置10Cから提供されたプレゼンス情報を自装置の表示装置などに表示する。これにより、当該プレゼンス情報処理システム1においてプレゼンス情報を共有することができる。
また、プレゼンス情報処理システム1に新しく参加した情報処理装置10Aが即座にプレゼンス文書スキーマを共有することにより、プレゼンス情報処理システム1内の情報処理装置10Aが常に最新のプレゼンス文書スキーマを共有することが可能になる。
(プレゼンス文書スキーマの編集)
続いて、上記のプレゼンス文書スキーマの編集の一例について説明を行う。前述してきたプレゼンス文書スキーマは、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30上で管理されており、一部の特権ユーザのみが編集できるようにすることができる。編集は、プレゼンス文書スキーマ全体に対して許可してもよいし、予め定められたプレゼンス情報の追加・変更・削除など、特定の要素への編集のみ許可するようにしてもよい。このように、プレゼンス文書スキーマの編集者を制限することで、プレゼンス文書スキーマの改竄を防ぐことができる。さらに、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30上で管理することにより、操作権限の管理が容易になる。
図5は、本実施形態1に係るプレゼンス文書スキーマの編集フローの一例を示すシーケンス図である。ここでは、プレゼンス文書スキーマを編集する例として、図3のプレゼンス文書スキーマを編集する場合を例にとって説明する。なお、当該プレゼンス文書スキーマでは、予め定められたプレゼンス情報として、"online"、"offline"、"away"の3つの情報が定義されている。ここで、"away"を"busy"に変更する場合を考える。なお、"away"と"busy"は意味的に等価であるとする。
まず、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、プレゼンス文書スキーマを編集する(S1)。ここでは、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30上のプレゼンス文書スキーマは、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30にログインした特権ユーザにより編集される。
ステップS2へ移って、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、プレゼンス文書変換用文書を作成する(S2)。ここでは、ステップS1におけるプレゼンス文書スキーマの編集に従って、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、プレゼンス文書変換用文書を作成する。ここで、プレゼンス文書変換用文書について説明を行う。
ステップS1に係る処理により編集された後の(編集後の)プレゼンス文書スキーマを当該プレゼンス情報処理システム1内の情報処理装置10に配布し、該編集後のプレゼンス文書スキーマに従って各々の情報処理装置10内のプレゼンス情報を再度設定・通知するように情報処理装置10に強制することもできるが、この場合、情報処理装置10が適切にプレゼンス情報を自動再設定できない、あるいは、ユーザへプレゼンス情報の変更を強いる、といった問題が発生する。そこで、編集後のプレゼンス文書スキーマに適合するようプレゼンス文書を変換できるような文書としてプレゼンス文書変換用の文書を用意する。このプレゼンス文書変換用文書に記述された変換規則に従って、プレゼンスサーバ20内、及び、情報処理装置10内のプレゼンス文書を自動変換することにより、前記問題を解決することができる。そのため、プレゼンス文書変換用文書を適用できない環境でも、プレゼンス文書スキーマの変更をプレゼンス文書に反映することが可能になる。また、プレゼンス文書スキーマの変更をプレゼンス文書に直接反映できるため、情報処理装置が保持する他の情報処理装置のプレゼンス文書を変更するために該他の情報処理装置にプレゼンス文書を要求する必要がなくなる。
ステップS3へ移って、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、プレゼンス文書スキーマ編集通知をプレゼンスサーバ20、及び、情報処理装置10のうちの少なくとも一方に対して送信する(S3)。ここでは、プレゼンス文書スキーマが編集された旨をプレゼンスサーバ20、及び、プレゼンス情報処理システム1内の情報処理装置10のうちの少なくとも一方に通知する。なお、通知には、ステップS2に係る処理によりプレゼンス文書変換用文書が作成された旨が記されていてもよい。
ステップS3からステップS4へ移って、プレゼンスサーバ20は、ステップS3で送信されたプレゼンス文書スキーマ編集通知を受信する(S4)。続いてステップS5へ移って、プレゼンス文書変換用文書要求をプレゼンス文書スキーマ管理サーバ30に対して送信する(S5)。これにより、プレゼンスサーバ20は、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30から、ステップS2で作成されたプレゼンス文書変換用文書を取得する。
ステップS3からステップS6へ移って、情報処理装置10は、ステップS3で送信されたプレゼンス文書スキーマ編集通知を受信する(S6)。続いてステップS7へ移って、プレゼンス文書変換用文書要求をプレゼンス文書スキーマ管理サーバ30に対して送信する(S7)。これにより、情報処理装置10は、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30から、ステップS2で作成されたプレゼンス文書変換用文書を取得する。
ステップS8へ移って、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、ステップS5、及び、ステップS7のうちの少なくとも一方で送信されたプレゼンス文書変換用文書要求を受信する(S8)。続いてステップS9へ移って、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、ステップS2で作成したプレゼンス文書変換用文書をプレゼンスサーバ20、及び、情報処理装置10のうちの少なくとも一方に対して送信する(S9)。図6に、プレゼンス文書変換用文書の例を示す。図6のプレゼンス文書変換用文書は、XSLT(XSL Transform)を用いて記述されている。なお、プレゼンス文書スキーマの編集可能範囲を予め定めておくことにより、図6に示すようなプレゼンス文書変換用文書を容易に自動作成するようにしてもよい。
ステップS9からステップS10へ移って、プレゼンスサーバ20は、ステップS9で送信されたプレゼンス文書変換用文書を受信する(S10)。
続いてステップS11へ移って、プレゼンスサーバ20は、プレゼンス文書を変換する(S11)。ここでは、ステップS10で受信したプレゼンス文書変換用文書を用いて、プレゼンスサーバ20が保持する各々の情報処理装置10のプレゼンス文書を変換する。図7に、図2のプレゼンス文書を図6のプレゼンス文書変換用文書を用いて変換した結果を示す。ここでは、図2のプレゼンス文書と図6のプレゼンス文書変換用文書をXSLTプロセッサを用いて処理することにより、図7のプレゼンス文書を得ることができる。
ステップS9からステップS12へ移って、情報処理装置10は、ステップS9で送信されたプレゼンス文書変換用文書を受信する(S12)。続いてステップS13へ移って、情報処理装置10は、プレゼンス文書スキーマ要求をプレゼンス文書スキーマ管理サーバ30に対して送信する(S13)。これにより、ステップS1に係る処理により変換されたプレゼンス文書スキーマを取得する。
ステップS14へ移って、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、ステップS13で送信されたプレゼンス文書スキーマ要求を受信する(S14)。続いてステップS15へ移って、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、編集後のプレゼンス文書スキーマを情報処理装置10に対して送信する(S15)。
ステップS16へ移って、情報処理装置10は、ステップS15で送信されたプレゼンス文書スキーマを受信する(S16)。係る処理により、情報処理装置10は、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30から、編集後のプレゼンス文書スキーマとプレゼンス文書変換用文書を取得する。
続いてステップS17へ移って、情報処理装置10は、プレゼンス文書を変換する(S17)。ここでは、ステップS11に係る処理と同様にしてプレゼンス文書を変換する。これにより、自装置が保持する自装置のプレゼンス文書、及び、バディのプレゼンス文書を変換する。
さらにステップS18へ移って、情報処理装置10は、プレゼンス文書スキーマを変更する(S18)。ステップS18に係る処理により、使用するプレゼンス文書スキーマを編集後のものに変更する。なお、編集前のプレゼンス文書スキーマはバックアップとして保持しておいてもよい。
以上に示される処理により、プレゼンス文書スキーマの編集の動作を行う。このようにプレゼンス文書スキーマを編集することにより、プレゼンス文書を自由に拡張することが可能になる。
なお、本動作例では、"away"を"busy"に変更する場合を考えたが、前記予め定められた3つのプレゼンス情報から"away"を削除した場合も、同様にプレゼンス文書変換用文書を作成することにより、処理することができる。前記予め定められた3つのプレゼンス情報に新たに"busy"を追加した場合は、既存のプレゼンス文書に"busy"という状態は存在しないため、プレゼンス文書変換用文書を作成する必要はない。なお、変更、削除、追加、いずれの場合でも、プレゼンス文書スキーマ編集通知を受信した情報処理装置10は、編集箇所をユーザに提示するようにするとよい。
また、ステップS3に係る処理によりプレゼンス文書スキーマ管理サーバ30がプレゼンス文書スキーマ編集通知を送信したとき、一時的にオフラインになっていた等の理由により、情報処理装置10が前記通知を受信しなかった場合がある。この場合、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30が定期的にプレゼンス文書スキーマの状態を通知する、あるいは、情報処理装置10が定期的にプレゼンス文書スキーマの状態を監視する、といった手段により解決できる。または、プレゼンス情報処理システムのプレゼンス文書配信の仕組みを利用して解決し、トラフィック増加を抑えることもできる。
また、ステップS15の処理においてプレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、編集した部分のみ配信するようにし、情報処理装置10は、プレゼンス文書スキーマに変更部分のみ適用して編集後のプレゼンス文書スキーマを得るよう構成してもかまわない。このようにプレゼンス文書スキーマの編集部分のみ送信することにより、送信するデータ量を抑え、効率的にプレゼンス文書スキーマの編集を反映することができる。
(プレゼンス文書スキーマの配信)
続いて、上記のプレゼンス文書スキーマの配信の一例について説明を行う。図8は、本実施形態1に係るプレゼンス文書スキーマの配信フローの一例を示すシーケンス図である。ここでは、プレゼンス文書スキーマのリビジョン番号に基づいて、最新のプレゼンス文書スキーマを配信する例について説明を行う。
まず、情報処理装置10は、プレゼンス文書、プレゼンス文書スキーマのリビジョン番号をプレゼンスサーバ20に対して送信する(S31)。ここでは、情報処理装置10はプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号付きでプレゼンス文書をプレゼンスサーバ20に送信する。なお、リビジョン番号は、プレゼンス文書に含まれていてもよいし、プレゼンス文書送信メッセージの中に含まれていてもよい。また、リビジョン番号は、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30が管理しても、プレゼンスサーバ20が管理してもよい。
続いてステップS32へ移って、プレゼンスサーバ20は、ステップS31で送信されたプレゼンス文書、プレゼンス文書スキーマのリビジョン番号を受信する(S32)。
ステップS33へ移って、プレゼンスサーバ20は、ステップS32で受信したプレゼンス文書のスキーマが最新であるか否かを判定する(S33)。ここでは、ステップS32で受信したプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号と、自装置が保持する最新のプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号を比較することにより行う。
ステップS33において、最新である場合(S33、YES)、情報処理装置10から受信したプレゼンス文書は最新のプレゼンス文書スキーマに従ったものであるため、ここでは処理を終了する。但し、後述するステップS44においてYESの処理を行ってもよい。ステップS33において、最新でない場合(S33、NO)、情報処理装置10から受信したプレゼンス文書は最新のプレゼンス文書スキーマに従ったものでないため、ステップS34以降の処理により最新のプレゼンス文書スキーマを取得する。
ステップS34へ移った場合、プレゼンスサーバ20は、プレゼンス文書スキーマ更新通知を情報処理装置10に対して送信する(S34)。ここでは、プレゼンスサーバ20は、ステップS32で受信したプレゼンス文書のスキーマが最新でないと判断した場合、その旨を情報処理装置10に通知する。続いてステップS35へ移って、情報処理装置10は、ステップS34で送信されたプレゼンス文書スキーマ更新通知を受信する(S35)。
ステップS36へ移って、情報処理装置10は、プレゼンス文書スキーマ要求をプレゼンス文書スキーマ管理サーバ30に対して送信する(S36)。続いてステップS37へ移って、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、ステップS36で送信されたプレゼンス文書スキーマ要求を受信する(S37)。
ステップS38へ移って、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、プレゼンス文書スキーマを情報処理装置10に対して送信する(S38)。ここでは、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30が管理する最新のプレゼンス文書スキーマを送信する。続いてステップS39へ移って、情報処理装置10は、ステップS38で送信された最新のプレゼンス文書スキーマを受信する(S39)。
さらにステップS40へ移って、情報処理装置10は、プレゼンス文書を作成する(S40)。ここでは、ステップS39で受信した最新のプレゼンス文書スキーマを用いて、プレゼンス文書を作成する。
続いてステップS41へ移って、情報処理装置10は、プレゼンス文書、プレゼンス文書スキーマのリビジョン番号をプレゼンスサーバ20に対して送信する(S41)。ここでは、上記の処理によりプレゼンス文書スキーマを最新のものに更新した情報処理装置10は、プレゼンスサーバ20に対して再度プレゼンス文書を送信する。さらにステップS42へ移って、プレゼンスサーバ20は、ステップS41で送信されたプレゼンス文書、プレゼンス文書スキーマのリビジョン番号を受信する(S42)。
ステップS43へ移って、プレゼンスサーバ20は、ステップS42で受信したプレゼンス文書のスキーマが最新であるか否かを判定する(S43)。ここでは、ステップS42で受信したプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号と、自装置が保持する最新のプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号を比較することにより行う。
ステップS43において、最新である場合(S43、YES)、ここでは情報処理装置10から受信したプレゼンス文書は最新のプレゼンス文書スキーマに従ったものであるため、ステップS44に移って、プレゼンスサーバ20は、最新のプレゼンス文書を更新する(S44)。
ステップS43において、最新でない場合(S43、NO)、ここでは情報処理装置10から受信したプレゼンス文書は最新のプレゼンス文書スキーマに従ったものでないため、ここでは処理を終了する。但し、ステップS33においてNOの処理を行ってもよい。
以上に示される処理により、当該プレゼンス情報処理システム1では、プレゼンス文書スキーマのリビジョン番号に基づいて、最新のプレゼンス文書スキーマを配信する動作を行う。特に、プレゼンス文書スキーマのリビジョン番号が管理されることで、情報処理装置が現在使用しているプレゼンス文書スキーマが、現在ネットワーク内で共有されているプレゼンス文書スキーマと同一であるかを容易に知ることができる。
なお、プレゼンスサーバ20がプレゼンス文書配信時にプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号を含めることにより、情報処理装置10に対してプレゼンス文書スキーマの状態を通知してもよい。ただし、これらの方法はプレゼンスサーバ20がこの機能を備える必要がある。プレゼンスサーバ20がこの機能を備えない場合は、情報処理装置10がプレゼンス文書にプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号を含めて配信する。前記プレゼンス文書を受信した情報処理装置10は、自身のプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号と比較し、自身のほうが古ければ更新し、相手のほうが古ければ更新を指示するようにする。プレゼンスサーバ20を用いない場合は、送信元、送信先情報処理装置10共に最新のプレゼンス文書スキーマを保持していない可能性があるため、前述の定期的な状態確認方法と組み合わせるなどする必要がある。
また、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、プレゼンス文書スキーマを新たに作成する機能を備えてもよい。前記プレゼンス文書作成機能は、プレゼンス情報記述の拡張性向上等の目的で活用される。このようなプレゼンス文書スキーマ作成部へは、一部の特権ユーザのみがアクセスすることができる。前記特権ユーザは、プレゼンス文書スキーマの雛形を参照し、あるいは、新規に、プレゼンス文書スキーマを作成する。または、既存のプレゼンス文書スキーマをアップロードして追加する。例えば別のプレゼンス情報処理システムのプレゼンス文書スキーマを本システムに追加することにより、本システムの拡張が可能になる。特権ユーザは、プレゼンス文書スキーマを新規に作成した後、プレゼンス文書スキーマ変更指示を出すことにより、新規プレゼンス文書スキーマがプレゼンス情報処理システム1内で採用される。
また、プレゼンス文書スキーマが何度か作成、追加、修正されることにより、プレゼンス文書スキーマが増えてきてしまう場合がある。この場合、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30はプレゼンス文書スキーマの削除通知を情報処理装置10に送信することにより、プレゼンス文書スキーマを削除することができる。ただし、現在使用中のプレゼンス文書スキーマを削除することはできない。現在使用中のプレゼンス文書スキーマを削除する場合は、次に述べるプレゼンス文書スキーマ変更手段により変更した後、削除通知を送信するようにすることができる。これにより、プレゼンス文書スキーマの追加等の理由により不要となったプレゼンス文書スキーマを削除することが可能になる。
(プレゼンス文書スキーマの変更)
続いて、上記のプレゼンス文書スキーマの変更の一例について説明を行う。上記のように、プレゼンス文書スキーマが新規に作成された場合、あるいは、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30が複数のプレゼンス文書スキーマを管理しており、現在使用中のプレゼンス文書スキーマとは異なるプレゼンス文書スキーマに変更したい場合、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30はプレゼンス文書スキーマの変更指示を出すことができる。
プレゼンス文書スキーマ変更指示がなされたとき、現在使用中のプレゼンス文書スキーマに従うプレゼンス文書と、変更後プレゼンス文書スキーマに従うプレゼンス文書間の変換を行うプレゼンス文書変換用文書を作成するのが望ましい。プレゼンス文書変換用文書が作成されていれば、プレゼンス文書スキーマ編集時と同様の方法でプレゼンス文書、及び、プレゼンス文書スキーマを変更することができる。しかし、プレゼンス文書スキーマを編集した場合、及び、プレゼンス文書スキーマを新規に作成した場合共に、プレゼンス文書構造の大幅な変更、変更前後のプレゼンス情報の意味の相互関係性の欠如、及び/または、プレゼンスサーバ20がプレゼンス文書変換用文書適用の機能を備えていない、等の理由により、プレゼンス文書変換用文書が適用できない場合がある。この場合、変更後のプレゼンス文書スキーマを当該プレゼンス情報処理システム1内の情報処理装置10に配布し、プレゼンス情報を再度設定・通知するように情報処理装置10に強制する。なお、プレゼンス文書スキーマ編集時にも同様にプレゼンス文書変換用文書が適用できない可能性があり、その時は同様の処理により対処する。そのため、プレゼンス文書配信の仕組みを利用して、プレゼンティティ或いはウォッチャに対してプレゼンス文書スキーマを配布できるようになる。また、何らかの原因でプレゼンティティ或いはウォッチャにおいてプレゼンス文書スキーマの更新が行われなかった場合にも対応可能になる。
図9は、本実施形態1に係るプレゼンス文書スキーマの変更フローの一例を示すシーケンス図である。ここでは、プレゼンス文書変換用文書が適用できない場合のプレゼンス文書スキーマ変更の流れを説明する。
まず、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、プレゼンス文書スキーマ変更通知を情報処理装置10に対して送信する(S51)。ここでは、プレゼンス文書スキーマ変更指示を受けたプレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、プレゼンス情報処理システム1内の情報処理装置10にプレゼンス文書スキーマが変更された旨を通知する。なお、プレゼンス文書スキーマ変更通知には、プレゼンス文書変換用文書が存在しない旨が記されているものとする。続いてステップS52へ移って、情報処理装置10は、ステップS51で送信されたプレゼンス文書スキーマ変更通知を受信する(S52)。
ステップS53へ移って、情報処理装置10は、プレゼンス文書スキーマ要求をプレゼンス文書スキーマ管理サーバ30に対して送信する(S53)。係る処理により、情報処理装置10は、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30から、変更後のプレゼンス文書スキーマを取得する。続いてステップS54へ移って、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、ステップS53で送信されたプレゼンス文書スキーマ要求を受信する(S54)。
ステップS55へ移って、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30は、変更後のプレゼンス文書スキーマを情報処理装置10に対して送信する(S55)。続いてステップS56へ移って、情報処理装置10は、ステップS55で送信された変更後のプレゼンス文書スキーマを受信する(S56)。
続いてステップS57へ移って、情報処理装置10は、プレゼンス文書スキーマを変更する(S57)。ここでは、ステップS52の処理によりプレゼンス文書スキーマ変更通知を受信した情報処理装置10は、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30より変更後のプレゼンス文書スキーマを取得し、使用するプレゼンス文書スキーマを変更後プレゼンス文書スキーマに変更する。変更前のプレゼンス文書スキーマはバックアップとして保持しておいてもよい。
さらにステップS58へ移って、情報処理装置10は、プレゼンス文書を作成する(S58)。ここでは、ステップS56の処理により受信した変更後のプレゼンス文書スキーマに従って、プレゼンス文書を作成する。
続いてステップS59へ移って、情報処理装置10は、ステップS58で作成したプレゼンス文書をプレゼンスサーバ20に対して送信する(S59)。ここでは、情報処理装置10は必要に応じてユーザにプレゼンス情報の入力を促してもよい。
ステップS60では、当該情報処理装置10がウォッチャである場合のプレゼンティティとなる当該情報処理装置10と異なる他の情報処理装置10が、自装置が管理するプレゼンス文書をプレゼンスサーバ20に対して送信している(S60)。なお、ステップS60により送信されるプレゼンス文書には、変更後のプレゼンス文書スキーマに従ったものと従っていないもののいずれか一方又は両方を含むものとする。
ステップS59からステップS61へ移って、プレゼンスサーバ20は、ステップS59、及び、ステップS60のうちの少なくとも一方で送信されたプレゼンス文書を受信する(S61)。ここでは、変更後のプレゼンス文書スキーマに従って作成されたプレゼンス文書及び変更後のプレゼンス文書スキーマに従わずに作成されたプレゼンス文書を受信する。
続いてステップS61へ移って、プレゼンスサーバ20は、ステップS61で受信したプレゼンス文書を更新する(S61)。ここでは、プレゼンスサーバ20は、自装置が管理するプレゼンス文書を、ステップS61で受信したプレゼンス文書に更新する。
ステップS59からステップS63へ移って、情報処理装置10は、バディ(プレゼンティティ)プレゼンス文書購読要求をプレゼンスサーバ20に対して送信する(S63)。なお、ステップS63に係る処理は、ステップS60に係る処理と同時に行ってもよい。続いてステップS64へ移って、プレゼンスサーバ20は、ステップS63で送信されたバディプレゼンス文書購読要求を受信する(S64)。
続いてステップS65へ移って、プレゼンスサーバ20は、バディプレゼンス文書を情報処理装置10に対して送信する(S65)。ここでは、プレゼンスサーバ20は、ステップS64で受信したバディプレゼンス文書購読要求に応じて、バディのプレゼンス文書を送信する。ステップS66へ移って、情報処理装置10は、ステップS65で送信されたバディプレゼンス文書を受信する(S66)。
さらにステップS67へ移って、情報処理装置10は、バディプレゼンス文書を更新する(S67)。ここでは、バディのプレゼンス文書を受信した情報処理装置10は、変更後プレゼンス文書スキーマを用いて受信したプレゼンス文書を解釈する。もし、受信したバディのプレゼンス文書が変更前のプレゼンス文書スキーマに従うものであった場合は、変更前のプレゼンス文書スキーマに従って前記プレゼンス文書を解釈する、変更後のプレゼンス文書スキーマに従ったプレゼンス文書が送信されるまで繰り返し購読要求を送信する、あるいは、当該バディに対して変更後のプレゼンス文書スキーマを送信する、等の処理を行うようにすることもできる。また、ステップS52に係る処理によりプレゼンス文書スキーマ変更通知を受信した情報処理装置10は、その旨をユーザに提示するようにしてもよい。
以上に示される処理により、当該プレゼンス情報処理システム1では、プレゼンス文書変換用文書が適用できない場合のプレゼンス文書スキーマ変更を行う。そのため、プレゼンス文書変換用文書の適用できない環境でも、プレゼンス文書スキーマの変更をプレゼンス文書に反映することが可能になる。また、このようにプレゼンス文書スキーマを変更することにより、共有している複数のプレゼンス文書スキーマから実際に使用するプレゼンス文書スキーマを選択することもできる。
なお、ステップS51に係る処理によりプレゼンス文書スキーマ管理サーバ30がプレゼンス文書スキーマ変更通知を送信したとき、一時的にオフラインになっていた等の理由により、クライアントが前記通知を受信しなかった場合の処理は、プレゼンス文書スキーマ編集時と同様の処理を行うものとしてもよい。
[第2の実施形態]
以下、本発明の第2の実施形態について図10〜図14を参照して説明する。
(システム構成例)
図10は、本実施形態2に係るプレゼンス情報処理システムの全体構成例を示す図である。図10において、プレゼンス情報処理システム1は、プレゼンスサーバ20、プレゼンスサーバ20が提供するプレゼンスサービスを受ける複数の情報処理装置10A〜10N(以降、総称して情報処理装置10とする)を有する。
前述の実施形態1(図1参照)とは、プレゼンス文書スキーマを管理するプレゼンス文書スキーマ管理サーバ30がない点が異なっている。ここでは、前述の実施形態1においてプレゼンス文書スキーマ管理サーバ30により管理されたプレゼンス文書スキーマは、各々の情報処理装置10のプレゼンス文書スキーマ管理部14により管理され、複数の情報処理装置10間でピアツーピア(P2P:Peer To Peer)に共有される。すなわち、各々の情報処理装置10がピアとなり、P2Pネットワークを構成して、プレゼンス情報処理システム1を実現している。そのため、プレゼンス文書スキーマを管理するサーバが不要となるため、システムの導入が容易となる。
本実施形態において用いるプレゼンス情報、プレゼンス文書、プレゼンス文書スキーマは、前述の実施形態1(図2、3参照)において用いたものと同様であるとして、ここでは説明を省略する。
(プレゼンス情報共有の例)
図11は、本実施形態2に係るプレゼンス情報共有を説明するためのデータ構造模式図である。ここでは、当該プレゼンス情報処理システム1に参加した情報処理装置10Aが情報処理装置10B及び情報処理装置10Cから提供されたプレゼンス情報を受ける。これにより、当該プレゼンス情報処理システム1においてプレゼンス情報が共有される。
図11は、情報処理装置10Aが情報処理装置10B及び情報処理装置10Cのプレゼンス文書を取得したときの内部データ構造を示している。なお、ここでは前述の実施形態1と同様にプレゼンスサーバ20がプレゼンス文書を管理する構成となっているが、各々の情報処理装置10がプレゼンス文書を管理する形態であってもよい。
まず、予め情報処理装置10Aの記憶装置には、取得すべきプレゼンス情報の提供元の情報処理装置のリスト(ここでは情報処理装置10B及び情報処理装置10C)が、バディリスト(プレゼンティティのリスト)として記憶されているものとする。
情報処理装置10Aは、当該プレゼンス情報処理システム1に参加すると自装置と異なる他の情報処理装置10B、10Cより図3に示したようなプレゼンス文書スキーマを取得する。
なお、当該プレゼンス情報処理システム1への参加時に他の情報処理装置10B、10C等が参加していない場合は、非図示の認証管理サーバ、プレゼンスサーバ20、または、非図示のプレゼンス文書スキーマ管理サーバ30等からプレゼンス文書スキーマを取得するか、あるいは、自装置が保持しているプレゼンス文書スキーマを利用する。他の情報処理装置10B、10C等よりプレゼンス文書スキーマを取得する場合は、既存のP2Pロジックに従ってプレゼンス文書スキーマを取得することができる。
例えば、プレゼンスサーバ20を持たず、純粋にピアのみで構成されたP2Pネットワーク(以降、このようなP2Pネットワークを「Pure P2P」とする。)では、ピアは次のように所望のデータを取得することができる。例えば、ピアは、周囲のピアに対し所望のデータの探索リクエストを送信する。探索リクエストを受信したピアは、自身が当該データを保持していれば、その旨を返信する。返信を受信した前記ピアは当該データを保持するピアから当該データを取得する。探索リクエストを受信したピアが当該データを保持していなければ、探索リクエストを別のピアに転送する。このように探索リクエストが当該データを保持するピアまで転送され、探索と当該データの取得が完了する。
係る処理により所望のデータであるプレゼンス文書スキーマを取得したピアは、前記プレゼンス文書スキーマに従って自身のプレゼンス文書を作成し、プレゼンスサーバ20に送信する。同時にバディのプレゼンス文書購読要求をプレゼンスサーバ20に送信する。
プレゼンスサーバ20は、情報処理装置10Aから受けたプレゼンス文書購読要求に応じて、情報処理装置10Aに対してプレゼンス文書(ここでは情報処理装置10B及び情報処理装置10Cのプレゼンス文書)を配信する。
配信されたプレゼンス文書を受信した情報処理装置10Aは、前記プレゼンス文書スキーマに従って、プレゼンス文書を解釈してユーザに各バディのプレゼンス情報を提示する。
以上に示されるようにして、当該プレゼンス情報処理システム1に参加した情報処理装置10Aは、情報処理装置10B及び情報処理装置10Cから提供されたプレゼンス情報を自装置の表示装置などに表示する。そのため、当該プレゼンス情報処理システム1においてプレゼンス情報を共有することができる。
(プレゼンス文書スキーマの編集)
続いて、上記のプレゼンス文書スキーマの編集の一例について説明を行う。前述してきたプレゼンス文書スキーマは、情報処理装置10上で管理されており、プレゼンス文書スキーマ編集機能を有するいずれの情報処理装置10も自装置が管理するプレゼンス文書スキーマを編集することができる。
図12は、本実施形態2に係るプレゼンス文書スキーマの編集フローの一例を示すシーケンス図である。図12に示されるシーケンス図は、前述した実施形態1(図5)のシーケンス図において「プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30」を「情報処理装置10A」に、「情報処理装置10」を「情報処理装置10B〜10N(の内1又は複数)」に置き換えたものと同様であるとしてここでは説明を省略する。なお、ステップS73に係る処理については以下に補足を行う。
ステップS73では、情報処理装置10Aは、P2Pロジックに従って、ステップS71の処理による編集後のプレゼンス文書スキーマとステップS72の処理により作成されたプレゼンス文書変換用文書をプレゼンス情報処理システム1内の各情報処理装置10B〜10Nに配布する。このとき編集後のプレゼンス文書スキーマは、編集した部分のみ配布するよう構成してもかまわない。
例えば、Pure P2Pでは、ピアは次のようにデータを配布する。ピアは、周囲のピアに対し配布用のデータの情報を通知する。前記通知を受信したピアは、前記通知を別のピアに転送する。前記通知を受信したピアが前記データを保持していなければ、前記データをデータ配布元ピアより取得する。このように通知がP2Pネットワーク内の全ピアに送信され、前記データが配布される。
以上に示される処理により、プレゼンス文書スキーマの編集した場合の動作を行う。
なお、プレゼンス文書スキーマの大幅な変更、変更前後でプレゼンス情報の意味においての相互関係が取れない、又は、プレゼンスサーバ20がプレゼンス文書変換用文書を処理する機能を備えていない、等の理由により、プレゼンス文書変換用文書を適用できない場合は、P2Pロジックに従って、他の情報処理装置10B〜10Nにのみ編集後のプレゼンス文書スキーマを配布する。このとき編集後のプレゼンス文書スキーマは編集した部分のみ配布するよう構成してもよい。情報処理装置10B〜10Nは使用するプレゼンス文書スキーマを前記編集後のプレゼンス文書スキーマに変更し、前記編集後のプレゼンス文書スキーマに従って自身のプレゼンス文書を作成する。この時、必要ならば、ユーザにプレゼンス情報の入力を促す。編集前のプレゼンス文書スキーマはバックアップとして保持しておいてもよい。そして、情報処理装置10B〜10Nは前記プレゼンス文書をプレゼンスサーバ20に送信する。その後、バディのプレゼンス文書の購読要求をプレゼンスサーバ20に送信する。受信したバディのプレゼンス文書を編集後のプレゼンス文書スキーマに従って解釈する。もし、受信したバディのプレゼンス文書が編集前のプレゼンス文書スキーマに従うものであった場合は、編集前のプレゼンス文書に従って前記プレゼンス文書を解釈する、編集後プレゼンス文書スキーマに従ったプレゼンス文書が送信されるまで繰り返し購読要求を送信する、あるいは、当該バディに対して編集後プレゼンス文書スキーマを送信する、等の処理を取る。
また、情報処理装置10Aがプレゼンス文書スキーマ編集通知を送信したとき、一時的にオフラインになっていた等の理由により、情報処理装置10B〜10Nが前記通知を受信しなかった場合がある。この場合、情報処理装置10B〜10Nが定期的に自装置と異なる他の情報処理装置10のプレゼンス文書スキーマの状態を監視する、といった手段により解決できる。または、プレゼンス情報処理システム1のプレゼンス文書配信の仕組みを利用して解決し、トラフィック増加を抑えることもできる。
また、プレゼンス文書スキーマの編集権限を特権ユーザのみに許可する場合は、プレゼンス文書スキーマの配信元を制限する。即ち、ステップS76の処理でプレゼンス文書スキーマの編集通知を受信した情報処理装置10B〜10Nは、プレゼンス文書スキーマの配信元(ここでは、情報処理装置10A)を予め保持している特権ユーザリストと照合する。なお、特権ユーザリストは、予めプレゼンスサーバ20から取得するか、P2Pネットワーク内で共有しておく。照合の結果、プレゼンス文書スキーマの配信元の情報処理装置が特権ユーザであれば、情報処理装置10B〜10Nは、配信元の情報処理装置10Aより編集後のプレゼンス文書スキーマを取得する。
プレゼンス文書スキーマが何度か作成、追加、修正されることにより、プレゼンス文書スキーマが増えてきてしまう場合がある。この場合、情報処理装置10B〜10Nから削除通知を情報処理装置10Aに送信することにより、プレゼンス文書スキーマを削除することができる。ただし、現在使用中のプレゼンス文書スキーマを削除することはできない。現在使用中のプレゼンス文書スキーマを削除する場合は、実施形態1で前述したプレゼンス文書スキーマ変更手段により変更した後、削除通知を送信する必要がある。
(プレゼンス文書スキーマの配信)
続いて、最新プレゼンス文書スキーマの配信の一例について説明を行う。図13は、本実施形態2に係るプレゼンス文書スキーマの配信フローの一例を示すシーケンス図である。ここでは、プレゼンス文書スキーマのリビジョン番号に基づいて、最新のプレゼンス文書スキーマを配信する例について説明を行う。
図13に示されるシーケンス図は、前述した実施形態1(図8)のシーケンス図において「情報処理装置10」を「情報処理装置10A」に、「プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30」を「情報処理装置10B〜10N(の内1又は複数)」に置き換えたものと同様であるとしてここでは説明を省略する。なお、ステップS91に係る処理等については以下に補足を行う。
ステップS91では、情報処理装置10Aは、プレゼンス文書、プレゼンス文書スキーマのリビジョン番号をプレゼンスサーバ20に対して送信する(S91)。なお、ここでのプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号は、P2Pネットワーク内において情報処理装置10間で共有して管理される。
(プレゼンス文書スキーマの変更)
続いて、上記のプレゼンス文書スキーマの変更の一例について説明を行う。図14は、本実施形態2に係るプレゼンス文書スキーマの変更フローの一例を示すシーケンス図である。ここでは、プレゼンス文書変換用文書が適用できない場合のプレゼンス文書スキーマ変更の流れを説明する。
図14に示されるシーケンス図は、前述した実施形態1(図9)のシーケンス図において「情報処理装置10」を「情報処理装置10A」に、「プレゼンス文書スキーマ管理サーバ30」を「情報処理装置10B〜10N(の内1又は複数)」に置き換えたものと同様であるとしてここでは説明を省略する。
[第3の実施形態]
以下、本発明の第3の実施形態について図15〜図23を参照して説明する。
前述した実施形態1、2及び従来のプレゼンス情報処理システムでは、異なる種類のプレゼンス文書スキーマを共有したり、プレゼンス文書スキーマの共有の範囲を動的に変更したりする点については考慮されていなかった。そのため、1つのプレゼンス情報処理システムにつき、1種類のプレゼンス情報しか扱うことができず、例えば、人のプレゼンス情報とプリンタのプレゼンス情報を1つのプレゼンス情報処理システム内で扱うことはできなかった。
ここでは、1つのプレゼンス情報処理システムにおいて、複数の種類のプレゼンス文書スキーマを共有することにより、1つのアプリケーションが複数の種類のプレゼンス情報を解釈することが可能となる。そのため、必要に応じて最適なプレゼンス文書スキーマを選択することが可能となる。また、異なる種類のプレゼンス情報を用いる情報処理装置を同一のプレゼンスシステム内に接続することができる。
本実施形態3に係るプレゼンス情報処理システムの全体構成例は、前述した実施形態2(図10参照)と同様であるとしてここでは説明を省略する。
図15は、本実施形態3に係るプレゼンス情報処理システムの概要を示す図である。図15において、プレゼンス情報処理システム1は、PC41A、41B、41C(以降、総称してPC41とする)、プリンタ42A、42B(以降、総称してプリンタ42とする)、複写機43A、43B(以降、総称して複写機43とする)の3種類の情報処理装置10がクライアントとして機能している。なお、図15に示すP2Pネットワーク内では、これら情報処理装置10全てにより構成されるネットピアグループ、PC41A、41B、41Cにより構成される人ピアグループ、PC41A、プリンタ42A、42Bにより構成されるプリンタピアグループ、PC41C、複写機43A、43Bにより構成される複写機ピアグループ、の4つのピアグループを形成する。なお、形成されるピアグループは上記の場合に限らない。
各ピアは、同一ピアグループ内で情報を共有することができる。また、全てのピアは、ここではネットピアグループに属する。なお、P2Pネットワーク内のピアグループに関連する処理、すなわち、ピアグループの作成/破棄、ピアグループへの参加、ピアグループ内でのサービス提供、等は既存のP2Pロジックに従ってよい。
全てのピアはネットピアグループに属し、ネットピアグループ内でプレゼンス文書の基本的なフォーマットを表すプレゼンス文書スキーマを共有する。このプレゼンス文書スキーマに従って作成されるプレゼンス文書内に情報処理装置の種類毎に拡張したプレゼンス情報を記述することで、多様なプレゼンス情報の記述に対応する。
PC41には、ユーザのプレゼンス情報を反映するアプリケーションがインストールされている。図15の例では、全てのPC41は人ピアグループに属し、人ピアグループ内で人のプレゼンス情報を表すプレゼンス文書スキーマを共有する。
プリンタ42では、プリンタ42のプレゼンス情報を反映するプログラムが動作している。図15の例では、全てのプリンタ42はプリンタピアグループに属し、プリンタピアグループ内で、例えば、"idle"、"offline"、"printing"、といったプリンタ42のプレゼンス情報を表すプレゼンス文書スキーマを共有する。PC41の一部はプリンタ42のプレゼンス情報を閲覧するためプリンタピアグループに属し、プリンタ42のプレゼンス文書を購読する。なお、PC41がプリンタ42のプレゼンス情報を用いてプレゼンス文書を作成することを禁止するようにしてもよい。即ち、PC41はプリンタピアグループ内のピアとしては、ウォッチャとしてのみ振舞う。
複写機43では、複写機43のプレゼンス情報を反映するプログラムが動作している。図15の例では、全ての複写機43は複写機ピアグループに属し、複写機ピアグループ内で、例えば、"idle"、"offline"、"copying"、といった複写機43のプレゼンス情報を表すプレゼンス文書スキーマを共有する。PC41の一部は複写機43のプレゼンス情報を閲覧するため複写機ピアグループに属し、複写機43のプレゼンス文書を購読する。なお、PC41が複写機43のプレゼンス情報を用いてプレゼンス文書を作成することを禁止するようにしてもよい。つまり、PC41は複写機ピアグループ内のピアとしては、ウォッチャとしてのみ振舞う。
以上のような構成により、当該プレゼンス情報処理システム1では、人のプレゼンス情報、プリンタのプレゼンス情報、複写機のプレゼンス情報などの複数の種類の異なるプレゼンス文書スキーマが共有される。特に、同一のプレゼンス情報を使用する情報処理装置間でのみプレゼンス文書スキーマを共有するため、プレゼンス文書スキーマ共有の効率を向上させることができる。
なお、全ての情報処理装置10で共通して使用されるプレゼンス文書スキーマもあるため、各々の情報処理装置10は購読しているプレゼンス文書がどのプレゼンススキーマにより解釈されるのか適切に把握している必要がある。
(プレゼンス情報共有の例)
図16は、本実施形態3に係るプレゼンス情報共有を説明するためのデータ構造模式図である。ここでは、プレゼンス情報共有の一例として、当該プレゼンス情報処理システム1に参加した情報処理装置10Aが、自装置と異なる種類の情報処理装置10B及び情報処理装置10Cから提供されたプレゼンス情報を受ける。なお、ここでのプレゼンス情報処理システム1は図15のネットピアグループであるものとする。また、情報処理装置10AはPC41Aに、情報処理装置10B及び情報処理装置10Cは、それぞれプリンタ42A及びプリンタ42Bに対応するものとする。
まず、予めPC41Aの記憶装置には、取得すべきプレゼンス情報の提供元の情報処理装置のリスト(ここではプリンタ42A及びプリンタ42B)が、バディリスト(プレゼンティティのリスト)として記憶されているものとする。
PC41Aは、プリンタピアグループに参加するとプリンタ42A及びプリンタ42Bより図17に示すようなプレゼンス文書スキーマを取得する。
図17は、プレゼンス情報処理システム内で共有するプレゼンス文書の基本的なフォーマット(構造)を表すスキーマの一例を示す図である。図17に示すプレゼンス文書スキーマは、XML Schemaを用いて記述した例を示す。なお、XML Schema以外の他のフォーマットで記述されてもよい。
図17に示すプレゼンス文書スキーマには、プレゼンス情報を記述するための<presence>要素に係る定義がされている。図17の例では、<xsd:complexType name="presence">要素内には図3では記述されていた<xsd:element ref="status" minOccurs="0">の行がない。これにより、プレゼンス文書の<presence>要素内にプレゼンス情報の種類毎の要素を記述し、自由に複数の種類のプレゼンス情報に対応させることが可能になっていることを示す。このように、プレゼンス文書スキーマは、プレゼンス情報の語彙、及び、プレゼンス情報を記述するプレゼンス文書の構造のうちの少なくとも一方を定義している。なお、XML Shemaのフォーマットでは、セマンティクスを表現することができないため、<presence>要素中にプレゼンス情報を記述することは事前に了解されているものとする。
また、図18には、人ピアグループ内で共有する人のプレゼンス情報を表すプレゼンス文書スキーマの例を、図19には、本実施形態3に係るプリンタピアグループ内で共有するプリンタのプレゼンス情報を表すプレゼンス文書スキーマの例を、図20には、複写機ピアグループ内で共有する複写機のプレゼンス情報を表すプレゼンス文書スキーマの例を示す。人のプレゼンス情報を表すプレゼンス文書スキーマの例を示す図である。
これらのプレゼンス文書スキーマを適用することにより、PC41は、図21で示すようなプレゼンス文書を、プリンタ42は図22で示すようなプレゼンス文書を、複写機43は図23で示すようなプレゼンス文書を作成することができる。また、これらのプレゼンス文書を受信したピアはこれらのスキーマに従って、当該プレゼンス文書を解釈することができる。図21、22、23は、それぞれ、人のプレゼンス情報を表すプレゼンス文書の例、プリンタのプレゼンス情報を表すプレゼンス文書の例、複写機のプレゼンス情報を表すプレゼンス文書の例を示す図である。
また、ピアグループ内でプレゼンス文書スキーマが共有されているため、ピアグループに属していれば、異なる種類の情報処理装置10のプレゼンス情報を解釈することができる。例えば、プリンタピアグループにも属すPC41Aがプリンタ42A、42Bのプレゼンス情報を解釈することができる。
ピアは、あるピアグループ内で提供されるプレゼンス情報を解釈する必要が生じたときにそのピアグループに参加することができる。ピアグループに参加することにより、ピアはそのピアグループ内で提供されるプレゼンス文書のプレゼンス文書スキーマを取得し、当該ピアグループ内のピアが提供するプレゼンス文書を解釈することが可能となる。
ピアは、現在所属しているピアグループのうち、あるピアグループ内のピアが提供するプレゼンス情報が必要ではなくなった場合、当該ピアグループより離脱することができる。
プレゼンスサーバ20は、プレゼンス文書の購読を要求されたとき、要求したピアと対象ピアのピアグループを調べ、両者が異なるピアグループに属する場合、当該プレゼンス文書購読要求を拒否(禁止)する構成にするとよい。これにより、異なるピアグループへの情報提供を避け、よりセキュアな情報提供を可能にすることができる。なお、プレゼンスサーバ20ではなく、ピアがプレゼンス文書を管理する方式ならば、この問題は発生しない。
また、ピアは、ピアグループを新規作成することができる。ピアグループを新規作成した場合、ピアはそのピアグループ内で共有するプレゼンス文書スキーマを作成し、共有する。プレゼンス文書スキーマ作成、及び、共有の方法は前述した実施形態2と同様である。これにより、新たなプレゼンス情報を使用する情報処理装置10をプレゼンス情報処理システム1に追加することができる。
ピアグループは、当該ピアグループ内のピアにより破棄することが可能である。ネットワークの管理者がピアグループを削除できるような構成にしてもよい。
ここで、ピアグループ内でのプレゼンス文書スキーマの編集、作成、変更、といった処理は、前述した実施形態1(或いは2)と同様に行われる。
以上に示されるように、当該プレゼンス情報処理システム1では、人のプレゼンス情報、プリンタのプレゼンス情報、複写機のプレゼンス情報などの複数の種類の異なるプレゼンス文書スキーマの共有を実現している。そのため、同一のプレゼンス情報処理システム1内で、複数の異なるプレゼンス文書スキーマを使い分けることができる。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記各実施形態にあげたその他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
本実施形態1に係るプレゼンス情報処理システムの全体構成例を示す図である。 プレゼンス文書の一例を示す図である。 プレゼンス文書スキーマの一例を示す図である。 本実施形態1に係るプレゼンス情報処理を説明するためのデータ構造模式図である。 本実施形態1に係るプレゼンス文書スキーマの編集フローの一例を示すシーケンス図である。 プレゼンス文書変換用文書の一例を示す図である。 編集後のプレゼンス文書スキーマが適用されたプレゼンス文書の一例を示す図である。 本実施形態1に係るプレゼンス文書スキーマの配信フローの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態1に係るプレゼンス文書スキーマの変更フローの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態2に係るプレゼンス情報処理システムの全体構成例を示す図である。 本実施形態2に係るプレゼンス情報共有を説明するためのデータ構造模式図である。 本実施形態2に係るプレゼンス文書スキーマの編集フローの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態2に係るプレゼンス文書スキーマの配信フローの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態2に係るプレゼンス文書スキーマの変更フローの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態3に係るプレゼンス情報処理システムの概要を示す図である。 本実施形態3に係るプレゼンス情報共有を説明するためのデータ構造模式図である。 プレゼンス文書スキーマの一例を示す図である。 人のプレゼンス情報を表すプレゼンス文書スキーマの例を示す図である。 プリンタのプレゼンス情報を表すプレゼンス文書スキーマの例を示す図である。 複写機のプレゼンス情報を表すプレゼンス文書スキーマの例を示す図である。 人のプレゼンス情報を表すプレゼンス文書の例を示す図である。 プリンタのプレゼンス情報を表すプレゼンス文書の例を示す図である。 複写機のプレゼンス情報を表すプレゼンス文書の例を示す図である。
符号の説明
1 プレゼンス情報処理システム
10 情報処理装置
11 通信部
12 自プレゼンス文書管理部
13 他プレゼンス文書管理部
14 プレゼンス文書スキーマ管理部
20 プレゼンスサーバ
21 プレゼンス文書管理部
22 通信部
30 プレゼンス文書スキーマ管理装置
31 プレゼンス文書スキーマ管理部
32 通信部

Claims (21)

  1. ネットワークを介してプレゼンス情報を送受信する複数の情報処理装置が接続されたプレゼンス情報処理システムであって、
    前記プレゼンス情報が記述されるプレゼンス文書の構造及び前記プレゼンス情報の語彙のうち少なくとも一方を表すプレゼンス文書スキーマを前記複数の情報処理装置間で共有するスキーマ情報共有手段と、
    前記プレゼンス文書スキーマが変更された場合に、前記プレゼンス文書スキーマに従って作成されたプレゼンス文書を、変更された該プレゼンス文書スキーマに適合するように変換するプレゼンス文書変換用文書を作成するプレゼンス文書変換用文書作成手段とを有することを特徴とするプレゼンス情報処理システム。
  2. 前記スキーマ情報共有手段は、前記プレゼンス情報の種類に応じて、複数種類の前記プレゼンス文書スキーマを共有することを特徴とする請求項1に記載のプレゼンス情報処理システム。
  3. 前記スキーマ情報共有手段は、同一種類の前記プレゼンス情報に対応するプレゼンス文書スキーマを、前記複数の情報処理装置の内の前記同一種類のプレゼンス情報を用いる情報処理装置間で共有することを特徴とする請求項1又は2に記載のプレゼンス情報処理システム。
  4. 前記複数の情報処理装置の内の1以上は、
    当該プレゼンス情報処理システムに接続されると、前記スキーマ情報共有手段により共有されたプレゼンス文書スキーマを取得するプレゼンス文書スキーマ取得手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプレゼンス情報処理システム。
  5. 前記複数の情報処理装置の内の1以上は、さらに、前記プレゼンス文書スキーマ取得手段により取得されたプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号を管理するリビジョン管理手段と、
    前記リビジョン管理手段により管理されたリビジョン番号と、自装置と異なる他の情報処理装置から受信したプレゼンス文書に対応するプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号との比較に応じて、リビジョン番号が低い方の情報処理装置のプレゼンス文書スキーマを更新するプレゼンス文書スキーマ更新手段を有することを特徴とする請求項4に記載のプレゼンス情報処理システム。
  6. 前記プレゼンス文書スキーマ更新手段は、前記リビジョン管理手段により管理されたリビジョン番号が、前記他の情報処理装置から受信したプレゼンス文書に対応するプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号よりも古い場合、該プレゼンス文書に対応するプレゼンス文書スキーマを取得する指示を行うことを特徴とする請求項5に記載のプレゼンス情報処理システム。
  7. 前記プレゼンス文書スキーマ更新手段は、前記リビジョン管理手段により管理されたリビジョン番号が、前記他の情報処理装置から受信したプレゼンス文書に対応するプレゼンス文書スキーマのリビジョン番号よりも新しい場合、前記他の情報処理装置にプレゼンス文書スキーマを更新する指示を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載のプレゼンス情報処理システム。
  8. 前記プレゼンス文書スキーマの作成、編集又は追加を行うプレゼンス文書スキーマ制御手段を有し、
    前記スキーマ情報共有手段は、さらに、前記プレゼンス文書スキーマ制御手段により作成、編集又は追加された前記プレゼンス文書スキーマを共有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のプレゼンス情報処理システム。
  9. 前記プレゼンス文書スキーマ取得手段は、編集された前記プレゼンス文書スキーマを取得する際に、編集された部分を取得することを特徴とする請求項8に記載のプレゼンス情報処理システム。
  10. 前記プレゼンス文書スキーマ制御手段は、さらに、前記プレゼンス文書スキーマの削除を行い、
    前記スキーマ情報共有手段は、前記プレゼンス文書制御手段により削除された前記プレゼンス文書スキーマを除く前記プレゼンス文書スキーマを共有することを特徴とする請求項8又は9に記載のプレゼンス情報処理システム。
  11. 前記プレゼンス文書スキーマ制御手段は、さらに、使用中のプレゼンス文書スキーマを別のプレゼンス文書スキーマに変更することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載のプレゼンス情報処理システム。
  12. 前記プレゼンス文書スキーマに従って作成されたプレゼンス文書を共有するプレゼンス文書共有手段をさらに有し、
    前記プレゼンス文書共有手段は、使用中のプレゼンス文書スキーマが変更された場合、変更された該プレゼンス文書スキーマに従って作成されたプレゼンス文書を共有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のプレゼンス情報処理システム。
  13. 前記プレゼンス文書共有手段は、使用中のプレゼンス文書スキーマが変更された場合、前記プレゼンス文書変換用文書作成手段により作成されたプレゼンス文書変換用文書に基づき、当該プレゼンス情報処理システム内の所定のプレゼンス文書を変換することを特徴とする請求項12に記載のプレゼンス情報処理システム。
  14. 当該プレゼンス情報処理システムは、さらに、前記複数の情報処理装置がアクセス可能で、且つ、前記スキーマ情報共有手段を有する、プレゼンス文書スキーマ管理サーバ装置を有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載のプレゼンス情報処理システム。
  15. 前記プレゼンス文書スキーマは、前記プレゼンス文書スキーマ管理サーバ又は所定の情報処理装置により操作されることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載のプレゼンス情報処理システム。
  16. 前記プレゼンス文書スキーマは、さらに特権ユーザのみ操作可能であることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか一項に記載のプレゼンス情報処理システム。
  17. 当該プレゼンス情報処理システムは、前記複数の情報処理装置が互いに接続されたピアツーピアネットワークを構成しており、
    該複数の情報処理装置の内の1以上が前記スキーマ情報共有手段を有することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載のプレゼンス情報処理システム。
  18. ネットワークを介してプレゼンス情報を送受信する複数の情報処理装置が接続されたプレゼンス情報処理システムにおける情報処理装置であって、
    前記プレゼンス情報が記述されるプレゼンス文書の構造及び前記プレゼンス情報の語彙のうち少なくとも一方を表すプレゼンス文書スキーマを前記情報処理装置と該情報処理装置と異なる他の前記複数の情報処理装置間で共有するスキーマ情報共有手段と、
    前記プレゼンス文書スキーマが変更された場合に、前記プレゼンス文書スキーマに従って作成されたプレゼンス文書を、変更された該プレゼンス文書スキーマに適合するように変換するプレゼンス文書変換用文書を作成するプレゼンス文書変換用文書作成手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  19. ネットワークを介してプレゼンス情報を送受信する複数の情報処理装置と、前記プレゼンス情報を記述するためのプレゼンス文書スキーマを管理するプレゼンス文書スキーマ管理サーバとを備えたプレゼンス情報処理システムにおけるプレゼンス文書スキーマ管理サーバであって、
    前記情報処理装置からの要求に応じて、前記プレゼンス文書スキーマを送信するプレゼンス文書スキーマ送信手段と、
    前記プレゼンス文書スキーマの操作を行う操作手段と、
    前記プレゼンス文書スキーマのリビジョン番号を管理するリビジョン番号管理手段と、
    前記操作手段による操作により、当該プレゼンス文書スキーマ管理サーバで管理された前記プレゼンス文書スキーマが変更された場合、変更された該プレゼンス文書スキーマに適合するようプレゼンス文書を変換するプレゼンス文書変換用文書を作成するプレゼンス文書変換用文書作成手段と、
    前記プレゼンス文書変換用文書作成手段により作成されたプレゼンス文書変換用文書を前記情報処理装置からの要求に応じて送信するプレゼンス文書変換用文書送信手段と、
    前記操作手段によるプレゼンス文書スキーマの変更を前記複数の情報処理装置に通知する変更通知手段と、
    前記プレゼンス文書スキーマ、前記プレゼンス文書変換用文書、及び、前記操作手段のうちの少なくとも一つに対するアクセス権を管理するアクセス権管理手段と、
    を有することを特徴とするプレゼンス文書スキーマ管理サーバ。
  20. ネットワークを介してプレゼンス情報を送受信する複数の情報処理装置と、前記プレゼンス情報が記述されたプレゼンス文書を管理するプレゼンスサーバとを備えたプレゼンス情報処理システムにおけるプレゼンスサーバであって、
    当該プレゼンス情報処理システムは、
    前記複数の情報処理装置間で前記プレゼンス情報を記述するためのプレゼンス文書スキーマを共有するプレゼンス文書スキーマ共有手段と、
    前記プレゼンス文書スキーマを操作する操作手段と、
    前記操作手段による操作により、管理された前記プレゼンス文書スキーマが変更された場合、変更された該プレゼンス文書スキーマに適合するようプレゼンス文書を変換するプレゼンス文書変換用文書を作成するプレゼンス文書変換用文書作成手段と、
    前記操作手段による操作に用いるプレゼンス文書スキーマが変更された場合、
    前記複数の情報処理装置に所定の通知を行う通知手段と、を含み、
    前記プレゼンスサーバは、
    前記通知を受信した後、前記プレゼンス文書変換用文書を取得し、自身が管理するプレゼンス文書に適用するプレゼンス文書変換手段と、をさらに有することを特徴とするプレゼンスサーバ。
  21. ネットワークを介してプレゼンス情報を送受信する複数の情報処理装置が接続されたプレゼンス情報処理システムにおけるプレゼンス情報処理プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記プレゼンス情報が記述されるプレゼンス文書の構造及び前記プレゼンス情報の語彙のうち少なくとも一方を表すプレゼンス文書スキーマを前記複数の情報処理装置間で共有するスキーマ情報共有ステップと、
    前記プレゼンス文書スキーマが変更された場合に、前記プレゼンス文書スキーマに従って作成されたプレゼンス文書を、変更された該プレゼンス文書スキーマに適合するように変換するプレゼンス文書変換用文書を作成するプレゼンス文書変換用文書作成ステップとを実行させるプレゼンス情報処理プログラム。
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