JP5099164B2 - 画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理装置、及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮影画像からフレア成分を抽出する画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理装置、及び撮像装置に関する。
回折光学素子(DOE:Diffractive Optical Element)を有する撮影光学系で撮影を行う際、極めて高輝度な物体(輝点)が撮影画角内に存在していた場合には、撮影画像上の輝点像の周辺に色滲みを伴うフレア(色付きフレア)が発生する。この色付きフレアは撮影画像へ不自然な印象を与える。
そこで特許文献1には、撮影光学系の結像特性データを予め記憶し、そのデータと、撮影画像上の輝点の位置とに基づきフレア成分を推定し、それを撮影画像から除去する電子カメラが開示されている。
特許第4250513号公報
しかしながら撮影画像に実際に発生するフレア成分は、撮影光学系の結像特性に依存するだけでなく、輝点が有している波長スペクトルにも依存するので、特許文献1に記載の電子カメラがフレア成分を十分な精度で推定することは難しい。
また、特許文献1に記載のフレア除去方法をコンピュータのソフトウエアで実行しようとしても、通常の撮影画像(例えばJPEG画像)にはフレア成分を推定するのに十分なデータが付与されていないため、その実行は不可能である。
そこで本発明は、輝点の波長スペクトルデータや撮影光学系の結像特性データなどの撮影条件データを使用せずとも、撮影画像からフレア成分の情報を高精度に抽出することの可能な画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理装置、及び撮像装置を提供する。
本発明の画像処理方法の一態様は、撮影光学系により取得された処理対象画像を入力する入力手順と、前記処理対象画像のうちフレアの発生領域に含まれる理想的な輝点像成分を推定する推定手順と、前記発生領域から、フレア成分を含む実際の輝点像成分を抽出する抽出手順と、前記理想的な輝点像成分と前記実際の輝点像成分との間の相違を、前記発生領域に含まれるフレア成分の指標として算出する算出手順とを含む。
また、本発明の画像処理プログラムの一態様は、撮影光学系により取得された処理対象画像を入力する入力手順と、前記処理対象画像のうちフレアの発生領域に含まれる理想的な輝点像成分を推定する推定手順と、前記発生領域から、フレア成分を含む実際の輝点像成分を抽出する抽出手順と、前記理想的な輝点像成分と前記実際の輝点像成分との間の相違を、前記発生領域に含まれるフレア成分の指標として算出する算出手順とをコンピュータに実行させる。
また、本発明の画像処理装置の一態様は、撮影光学系により取得された処理対象画像を入力する入力手段と、前記処理対象画像のうちフレアの発生領域に含まれる理想的な輝点像成分を推定する推定手段と、前記発生領域から、フレア成分を含む実際の輝点像成分を抽出する抽出手段と、前記理想的な輝点像成分と前記実際の輝点像成分との間の相違を、前記発生領域に含まれるフレア成分の指標として算出する算出手段とを含む。
また、本発明の撮像装置の一態様は、撮影光学系が結像した被写体像を撮像する撮像素子と、本発明の画像処理装置の一態様とを備える。
本発明によれば、撮影条件データを使用せずとも撮影画像からフレア成分の情報を高精度に抽出することの可能な画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理装置、及び撮像装置が実現する。
第1実施形態の画像処理装置の構成例を示すブロック図。 CPU14によるフレア除去処理の動作フローチャート。 入力画像の模式図。 明るい領域の検出結果の例。 ユーザによる指定結果の例。 フレア番号iの例。 処理領域Aを説明する図。 フレア抽出部21によるフレア抽出処理のフローチャート。 処理領域Aの分割方法を説明する図。 扇状領域Wijの径方向の強度分布の例。 平滑化の効果を説明する図。 平滑化後の処理領域(=実際の輝点像成分)A’の例。 理想的な輝点像成分Dijの推定方法を説明する図。 増幅率分布Cの例。 フレア無し画像E=A/Cの例。 ステップS185で得られたフレア成分Fの例。 ステップS186で得られたフレア成分Fの例。 ステップS187で得られたフレア成分Fの例。 補正係数分布Hの例。 ステップS188で得られたフレア成分Fの例。 フレア無し画像Eの模式図。 第2実施形態の電子カメラの構成例を示すブロック図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、本実施形態の画像処理装置の構成例を示すブロック図である。本実施形態の画像処理装置は、画像処理プログラムがインストールされたコンピュータ11で構成される。
図1に示すコンピュータ11は、データ読込部12、記憶装置13、CPU14、メモリ15および入出力I/F16、バス17を有している。データ読込部12、記憶装置13、CPU14、メモリ15および入出力I/F16は、バス17を介して相互に接続されている。さらに、コンピュータ11には、入出力I/F16を介して、入力デバイス18(キーボード、ポインティングデバイスなど)とモニタ19とがそれぞれ接続されている。なお、入出力I/F16は、入力デバイス18からの各種入力を受け付けるとともに、モニタ19に対して表示用のデータを出力する。
データ読込部12は、画像処理対象となる画像データを外部から読み込むときに用いられる。例えば、データ読込部12は、データ読込部12に挿入された記憶媒体から画像データを取得する読込デバイス(光ディスクドライブ、磁気ディスクドライブ、光磁気ディスクドライブなど)や、公知の通信規格に準拠して外部の装置と通信を行う通信デバイス(USBインターフェース、LANモジュール、無線LANモジュールなど)で構成される。
記憶装置13は、例えば、ハードディスクや、不揮発性の半導体メモリなどの記憶媒体で構成される。この記憶装置13には、画像処理プログラムが記録されている。なお、記憶装置13には、データ読込部12から読み込まれた画像データを記憶しておくこともできる。
CPU14は、記憶装置13に記憶された画像処理プログラムを実行し、コンピュータ11の各部を統括的に制御するプロセッサである。ここで、本実施形態の画像処理プログラムにはフレア除去処理の機能が搭載されており、フレア除去処理を実行する際、CPU14は、各部を制御する制御部として機能する他に、フレア抽出部21としても機能する(フレア抽出部21の動作は後述する)。
メモリ15は、画像処理プログラムでの各種演算結果を一時的に記憶する。このメモリ15は、例えば揮発性のSDRAMなどで構成される。
図2は、CPU14によるフレア除去処理の動作フローチャートである。以下、各ステップを順に説明する。
ステップS11:CPU14は、ユーザがフレア除去処理の対象として指定したカラー画像の画像データを、メモリ15上に読み込む(以下、これを「入力画像I」と称す。)。この入力画像Iは、例えば、データ読込部12の記憶媒体に書き込まれていた画像である。
ここで、入力画像Iは、色付きフレアの発生した画像である。色付きフレアの発生した画像は、DOEを含む撮影光学系で撮影された画像であって、例えば図3に示すとおり、点在するライトで照らされた夜の屋外駐車場の画像などである。色付きフレアは通常、輪帯状又はそれに近いパターンをしているが、そのパターンは完全な輪帯状になるとは限らず、撮影条件(画像の撮影に使用された撮影光学系の結像特性、撮影時に画角内に存在していた輝点の波長スペクトルなど)に依存する。
しかし、本実施形態のフレア除去処理は色付きフレアのパターンが未知であっても実行可能であるので、入力画像Iには、撮影条件データが付随していなくても構わない。また、本実施形態のフレア除去処理は色無しフレアにも有効なので、入力画像Iに発生しているフレアは、色無しフレアであっても構わない。
ステップS12:CPU14は、メモリ15上へ読み込んだ入力画像Iに対してサイズ縮小処理を施す。以下、サイズ縮小後の入力画像Iを「縮小画像S」と称す。なお、入力画像Iに対してサイズ縮小処理を施すのは、続くステップS13〜S18の演算負荷を軽減するためである。
ステップS13:CPU14は、縮小画像Sの各画素の輝度を予め決められた閾値と比較することにより、輝度が閾値を超過するような明るい領域を縮小画像Sから検出し、その検出結果を、例えば図4に示すとおりモニタ19へ表示する。図4に示すとおり、検出された領域の中には、フレアに起因した領域だけでなく、フレアとは無関係な領域(図4では明るい窓の像)も混在している可能性がある。
なお、本ステップでは演算負荷を軽減するため、各画素の輝度の指標として、各画素の輝度値(R、G、Bの重み付け和)を使用する代わりに、各画素の各色成分の和(R、G、Bの和)を使用してもよい。或いは、各画素の輝度の指標として、各画素を代表する色成分の値(G強度)を使用してもよい。また、このような演算負荷の軽減方法は、画素の輝度を扱う他のステップでも採用することができる。
ステップS14:CPU14は、検出された領域の中からフレアに起因した領域をユーザに指定させる。ユーザは、モニタ19を目視しながら入力デバイス18を操作することにより、フレアと判断した1又は複数の領域をコンピュータ11へ指定する(図5参照)。以下、ユーザが指定した領域を「指定領域」と称す。
ステップS15:CPU14は、1又は複数の指定領域に対して通し番号(フレア番号i=1、2、…)を付与する(図6参照)。これによって、フレア除去処理で除去すべきフレアの総数(すなわち、フレア番号iの最終値)が決まる。
ステップS16:CPU14は、フレア番号iを初期値(1)に設定する。
ステップS17:CPU14は、縮小画像S上でフレア番号iが付与されている指定領域の輝度重心に相当する座標gを算出する。そして、CPU14は、縮小画像S上で座標gを中心とし、かつ半径rを有した円形領域を、フレア番号iの処理領域Aとして設定する(図7参照)。半径rの値は、処理領域Aがフレア全体をカバーできるように予め決められた値である。
なお、本ステップでは、指定領域の輝度重心を座標gとしたが、演算負荷を軽減するために、指定領域の中心を座標gとしてもよい。
ステップS18:CPU14は、処理領域Aからフレア成分Fを抽出するようフレア抽出部21へ指示を与える。フレア抽出部21は、フレア抽出処理を実行して処理領域Aからフレア成分Fを抽出する。このフレア抽出処理の詳細は、後述する。
ステップS19:CPU14は、ステップS18で抽出されたフレア成分Fへサイズ拡大処理を施す。なお、前述したステップS12のサイズ縮小処理で入力画像Iのサイズを1/M倍にした場合、本ステップにおけるサイズ拡大処理ではフレア成分FのサイズをM倍にする。よって、本ステップでは、入力画像Iに対応するサイズのフレア成分F’が取得される。
ステップS20:CPU14は、ステップS19で取得したフレア成分F’を入力画像Iから減算する。但し、減算に当たりCPU14は、縮小画像S上の座標gと前述した倍率Mとに基づき、座標gに対応する入力画像I上の座標g’を求め、その座標g’に対してフレア成分F’の中心を一致させておく。これによって、フレア番号iに対応するフレア成分F’を入力画像Iから除去できる。
ステップS21:CPU14は、フレア番号iが最終値に達したか否かを判別し、達していなかった場合はステップS22へ移行し、達していた場合はステップS23へ移行する。
ステップS22:CPU14は、フレア番号iをインクリメントしてからステップS17へ移行する。したがって、全てのフレア番号のフレア成分(フレア成分F’、 F’、…)が入力画像Iから順次に除去されることになる。
ステップS23:CPU14は、全てのフレア成分(フレア成分F’、 F’、…)が除去された入力画像I(以下、「フレア無し画像E」と称す。)をモニタ19へ表示する。その後、ユーザから保存指示が入力された場合には、フレア無し画像Eをユーザが指定した保存先(例えば、データ読込部12に挿入された記憶媒体)へ保存し、フローを終了する。
図8は、フレア抽出部21によるフレア抽出処理のフローチャートである。以下、各ステップを順に説明する。
ステップS181:フレア抽出部21は、図9(A)に示すとおり、縮小画像Sにおいて処理領域Aの中心に相当する座標gと、縮小画像Sの中心g(すなわち、撮影光学系の光軸に相当する位置)とを通る直線Lを求める。そして、フレア抽出部21は、図9(B)に示すとおり、座標gを基準とした周方向(θ方向)に向かって等角度で処理領域Aを分割する。これによって、処理領域Aは、複数の扇状領域(扇状領域Wi1〜Wi12)に分割される。但し、フレア抽出部21は、その分割で用いられる、径方向(r方向)の分割線を、図9に示すとおり直線Lに関して対称な関係で配置する。処理領域Aをこのような分割線で分割し、以降の各処理(ステップS182〜S186)を扇状領域Wij毎に行うこととすれば、フレア成分の抽出を一定の精度で効率的に行うことができる(なぜなら、撮影光学系は回転対称な形状をしているため、処理領域Aに含まれるフレア成分のパターンは、直線Lに関して対称なパターンになるはずである。)。
ここで、図10に示すのは、或る1つの扇状領域Wijの径方向の強度分布をRGB別に示したものである。R成分WijR、G成分WijG、B成分WijBの各々は、扇状領域Wijの周縁部(r=rの部分)に向かって減衰するようなカーブを描いており、R成分WijR、G成分WijG、B成分WijBの各々は、理想的な輝点像成分と、フレア成分と、背景成分との和からなる。
このうち、理想的な輝点像成分は、例えば図13の下部に示すような滑らかなカーブを描き、R成分WijR、G成分WijG、B成分WijBの間で共通とみなせる。一方、フレア成分及び背景成分は、R成分WijR、G成分WijG、B成分WijBの間で互いに異なる。
例えば、R成分WijRには、矢印で示すとおりR成分WijRに固有の大きなピークが発生しており、主にこのピークがR強度分布のフレア成分と考えられる。また、B成分WijBにも、矢印で示すとおりB成分WijBに固有の大きなピークが発生しており、主にこのピークがB強度分布のフレア成分と考えられる。一方、G成分WijGには、G成分WijGに固有の大きなピークは発生していないように見えるが、実際には、G成分WijGにもフレア成分が含まれている可能性はある。
そして、多くの場合、これらフレア成分の空間周波数は、背景成分の空間周波数より低い(図10において細かく振動している波形は、背景成分を示していると考えられる。)。また、多くの場合、フレア成分は、r=0を中心とした輪帯状パターン又はそれに近いパターンを描く(図3参照)。よって、フレア成分の周方向の空間周波数は、背景成分の周方向の空間周波数より低いとみなせる。
ステップS182:フレア抽出部21は、扇状領域Wi1〜Wi12の各々を、周方向にかけて個別に平滑化することにより、平滑化後の扇状領域Wi1’〜Wi12’(=平滑化後の処理領域A’)を取得する。この平滑化は、RGB別に行われる。図11(A)、(B)は、或る扇状領域WijのR成分WijRの平滑化前後の様子を示しており、図12に示すのは、平滑化後の扇状領域Wi1’〜Wi12’(=平滑化後の処理領域A’)の例である。
前述したとおり背景成分の周方向の空間周波数はフレア成分の周方向の空間周波数より高いので、平滑化後の処理領域A’ (図12参照)には、背景成分が殆ど含まれていない。したがって、平滑化後の処理領域A’(図12参照)は、フレア成分を含んだ実際の輝点像成分(=フレア成分と理想的な輝点像成分との和)を表しているとみなせる。よって、以下では、平滑化後の処理領域A’を「実際の輝点像成分A’」と称す。
ステップS183:フレア抽出部21は、平滑化前の処理領域Aに基づき、処理領域Aに含まれる理想的な輝点像成分Dを推定する。なお、ここでは、理想的な輝点像成分Dは、無彩色である(各色成分の強度分布は互いに等しい)と仮定する。また、ここでは、理想的な輝点像成分Dは、扇状領域Wij毎に推定されるものとする。
その場合、個々の扇状領域Wijに関する理想的な輝点像成分Dij(R成分DijR、G成分DijG、B成分DijBからなる。)は、以下の手順(a)〜(d)で推定される。
(a)フレア抽出部21は、図13に示すとおり、平滑化前の扇状領域Wij上の各画素の輝度を互いに比較し、扇状領域Wij上で最も輝度の低い画素のG強度(Gijmin)と、最も輝度の高い画素のG強度(Gijmax)とを見出す。通常、扇状領域Wijの中心近傍(処理領域Aの中心近傍)は、画素値の飽和した飽和領域となっているので、Gijmaxは、その飽和領域のG強度と同じになる。
(b)フレア抽出部21は、理想的な輝点像成分DijのR成分DijRを、下式(1)のとおりに設定する。
但し、式(1)のrは径位置であり、rは、飽和領域の輪郭に相当する径位置である。また、a、bの組み合わせは、r=rのときにDijR(r)=Gijmaxとなり、かつ、r=rのときにDijR(r)=Gijminとなるような組み合わせに設定される。
(c)フレア抽出部21は、理想的な輝点像成分DijのG成分DijGを、下式(2)のとおりに設定する。
但し、式(2)のr、a、bは、式(1)のr、a、bと同じ値を採る。
(d)フレア抽出部21は、理想的な輝点像成分DijのB成分DijBを、下式(3)のとおりに設定する。
但し、式(3)のr、a、bは、式(1)のr、a、bと同じ値を採る。
したがって、以上の手順(a)〜(d)を全ての扇状領域Wi1〜Wi12について行えば、処理領域Aの全域に関する理想的な輝点像成分Dが推定される。
ステップS184:フレア抽出部21は、ステップS182で抽出した実際の輝点像成分A’を、ステップS183で推定した理想的な輝点像成分Dで除算することにより、フレアに起因して処理領域Aに発生した明るさ増幅率分布Cを算出する(C=A’/D)。この算出は、RGB別に行われる。図14には、算出された増幅率分布Cの或る周位置におけるR成分CiRの例を示した。
ここで、処理領域Aを増幅率分布Cで除算すれば、処理領域Aのフレア無し画像Eを簡単に算出することができる(但し、この除算はRGB別に行われる。)。図15に示すのは、この除算で算出されたフレア無し画像EのR成分EiRの例である。
しかしながら、前述したステップS182では抽出誤差が発生している可能性があって、ステップS182で抽出された実際の輝点像成分A’には、明る過ぎたためにステップS182で除去しきれなかったような背景成分(残存背景成分)が残存している可能性がある。このため、上記の除算では、フレア無し画像Eを高精度に算出できない虞がある。
そこで、本実施形態のフレア抽出部21は、次のステップにて増幅率分布Cをフレア成分Fに換算することにより、残存背景成分の除去を図る。
ステップS185:フレア抽出部21は、F=(1−1/C)×Aの式により、増幅率分布Cをフレア成分Fに換算する。この換算は、RGB別に行われる。
図16に示すのは、本ステップで得られたフレア成分Fの例である。図16では、周方向を横方向に採り、径方向を縦方向に採った(図17、図18も同様。)。本ステップで得られたフレア成分Fには、フレア成分としては明る過ぎるような領域が発生している。この領域が、残存背景成分の影響を受けた領域と考えられる。
ステップS186:フレア抽出部21は、フレア成分Fの各画素の輝度を閾値と比較することにより、閾値を超過するような異常画素を見出し、その異常画素の値(R、G、B)を、その異常画素の周方向に並ぶ正常な画素群の平均値(Rの平均値、Gの平均値Bの平均値)に置換する。これによって、異常画素の輝度は正常な画素群と同等の輝度に補正され、フレア成分Fから残存背景成分が除去される(図17を参照)。
なお、本ステップにおいて異常画素の補正に使用される正常な画素群は、その異常画素が属するのと同一の扇状領域内から選出されるものとする。
ステップS187:フレア抽出部21は、ステップS186で得られたフレア成分F (図17)に発生している輝度の段差部分を、周方向にかけて平滑化する(図18を参照)。この段差部分は、互いに隣接する2つの扇状領域Wij、Wij+1の境界線に相当するので、これを平滑化しておけば、最終的なフレア無し画像(フレア無し画像E)上に放射状の段差が現れるのを避けることができる。
ステップS188:フレア抽出部21は、ステップS87で得られたフレア成分F(図16(C)参照)に対し、図19に示すような補正係数分布Hを乗算することにより、フレア成分Fの最周縁部(r=rの部分)を黒画素(又はそれに極めて近い値)にする。この補正係数分布Hは、以下のとおり径位置rの関数で表される。
H(r)=1−(r/r
なお、本ステップの乗算は、RGBそれぞれに対して行われるが、RGBの間で補正係数分布Hは共通とされる。
以上の本ステップによると、フレア成分Fの多くの画素の値は殆ど変化しないが、フレア成分Fのうち周縁部に近い画素の値は、周縁部に近い画素ほど黒画素に近づけられる。図20は、本ステップで得られたフレア成分Fの例である。このようにフレア成分Fの周縁部を黒画素としておけば、最終的なフレア無し画像(フレア無し画像E)上に円形の輪郭が現れるのを避けることができる。
なお、本ステップの処理が終了した時点で、フレア抽出部21による図8のフローが終了し、CP14による図2のステップS19が開始される(以上、ステップS188)。
以上、本実施形態のフレア抽出部21は、処理領域Aに含まれる理想的な輝点像成分Dを推定すると共に、その処理領域Aから実際の輝点像成分A’を抽出する。そしてフレア抽出部21は、両成分の相違(ここでは、増幅率分布C=A’/D)を、処理領域Aに含まれるフレア成分Fの指標として算出する。
ここで、理想的な輝点像成分Dは、図13の下部に示したとおりシンプルな分布と仮定できるので、理想的な輝点像成分Dの推定は、撮影条件データを使用せずとも高精度に行うことができる。したがって、本実施形態のCPU14は、フレア成分Fの指標(ここでは、増幅率分布C=A’/D)の算出を、簡単かつ高精度に行うことができる。
その結果、本実施形態のCPU14は、良好なフレア無し画像Eを取得することができる。図21に模式的に示すとおり、フレア無し画像Eには、図3に示したようなフレアは発生しておらず、フレアの代わりに理想的な輝点像が現れている。
また、本実施形態のフレア抽出部21は、増幅率分布Cからフレア無し画像Eを算出する前に、増幅率分布Cをフレア成分Fに換算することで、増幅率分布Cに含まれていた誤差(上述した残存背景成分)の検出・除去を図っている。このように増幅率分布Cをフレア成分Fに換算すれば、フレア成分として相応しくない成分(上述した残存背景成分)を際立たせることができるので、その検出・除去は確実に行われる。
なお、上述したステップS186におけるフレア抽出部21は、フレア成分Fにおける異常画素を、周辺の画素に基づき補正したが、フレア成分Fの対応画素(直線Lに関して対称な画素)に基づき補正してもよい。また、その場合は、異常画素の値を、対応画素の値と同じ値に置換してもよい。
また、上述したステップS183の式(1)、(2)、(3)では、r<rのときにおける関数f(r)として、関数f(r)=a/r+bを使用したが、f(r)=a/r+b、f(r)=a/r+bなど、(1/r)の代わりに(1/r)の冪乗(1/r)で表される関数を使用してもよい。また、冪数nの異なる幾つかの関数f(r)=a/r+bの中から、扇状領域Wijの径方向の分布カーブに最も類似した関数を選択し、それを採用することとしてもよい。
また、上述したフレア除去処理では、ステップS13〜S18における演算負荷を軽減するために、入力画像Iをそのまま使用する代わりに入力画像Iのサイズ縮小版(縮小画像S)を使用したが、演算負荷の軽減よりもフレア除去精度の向上を優先させたい場合には、入力画像Iをそのまま使用してもよい。なお、その場合、ステップS12、S19の処理は省略される。
また、上述したフレア除去処理では、入力画像Iにおけるフレアの発生位置をユーザが手動で指定したが、CPU14が自動で検出してもよい。フレアの発生位置の検出には、公知の何れかの検出方法を適用することができる。例えば、パターン認識の技術を利用した検出方法などを適用することができる。
[第2実施形態]
以下、本実施形態の第2実施形態を説明する。
図22は、電子カメラの概略構成を示すブロック図である。図22に示すとおり、電子カメラ111は、撮像光学系112と、レンズ駆動部113と、絞り114と、絞り駆動部115と、カラー撮像素子116と、AFE117と、画像処理エンジン118と、第1メモリ119と、第2メモリ120と、メディアI/F121と、通信I/F122と、モニタ123と、レリーズ釦124とを有しており、この中でレンズ駆動部113、絞り駆動部115、AFE117、第1メモリ119、第2メモリ120、メディアI/F121、通信I/F122、モニタ123、レリーズ釦124の各々は、画像処理エンジン118に接続されている。また、撮影光学系112は、例えば、DOEレンズを含んだ高機能な撮影光学系である。
第1メモリ119は、揮発性の記憶媒体(SDRAMなど)で構成されており、画像処理エンジン118による画像処理の前工程や後工程で撮像画像を一時的に記憶する。一方、第2メモリ120は、フラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体で構成されており、画像処理エンジン118によって実行されるプログラムを長期的に記憶する。
この第1メモリ119には、画像処理エンジン118が実行すべき画像処理プログラムが格納されており、この画像処理プログラムには、第1実施形態と同様のフレア除去処理の機能が搭載されている。フレア除去処理を実行する際、画像処理エンジン118は、フレア抽出部125として機能する。このフレア抽出部125は、第1実施形態のフレア抽出部21と同様に動作する。
したがって、本実施形態の画像処理エンジン118は、電子カメラ111が撮影で取得した画像や、メディアI/F121(又は通信I/F122)を介して読み込まれた画像に対して、第1実施形態と同様のフレア除去処理を施すことができる。
なお、本実施形態のフレア除去処理は、撮影条件データを必要としないので、図22において点線で示した部分は、電子カメラ111に対して交換可能であっても構わない。また、言うまでもないが、本実施形態のフレア除去処理は、撮影条件データを必要としないので、撮影光学系112の結像特性データを画像処理エンジン118が読み込む必要も無い。
11…コンピュータ、12…データ読込部、13…記憶装置、14…CPU、15…メモリ、16…入出力I/F、17…バス

Claims (19)

  1. 撮影光学系により取得された処理対象画像を入力する入力手順と、
    前記処理対象画像のうちフレアの発生領域に含まれる理想的な輝点像成分を推定する推定手順と、
    前記発生領域から、フレア成分を含む実際の輝点像成分を抽出する抽出手順と、
    前記理想的な輝点像成分と前記実際の輝点像成分との間の相違を、前記発生領域に含まれるフレア成分の指標として算出する算出手順と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  2. 請求項1に記載の画像処理方法において、
    前記推定手順では、
    前記発生領域の明るさ範囲に基づき前記推定を行う
    ことを特徴とする画像処理方法。
  3. 請求項2に記載の画像処理方法において、
    前記推定手順では、
    前記理想的な輝点像成分の強度分布D(r)を以下の式で表す
    D(r)=a/r+b
    但し、rは、前記発生領域の中央を基準とした径方向の位置である
    ことを特徴とする画像処理方法。
  4. 請求項1に記載の画像処理方法において、
    前記抽出手順では、
    前記発生領域の中央を基準とした周方向にかけて空間周波数の低い成分を前記実際の輝点像成分として抽出する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  5. 請求項4に記載の画像処理方法において、
    前記抽出手順では、
    前記発生領域の中央を基準とした径方向に延びる複数の分割線で前記発生領域を分割し、それによって生じた複数の分割領域の各々を、前記中央を基準とした周方向にかけて平滑化することにより、前記実際の輝点像成分を抽出する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  6. 請求項5に記載の画像処理方法において、
    前記抽出手順では、
    前記複数の分割線を、前記処理対象画像の中央から前記発生領域の中央に至る線分に関して対称な関係で設定する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  7. 請求項1に記載の画像処理方法において、
    前記算出手順では、
    前記実際の輝点像成分Aを前記理想的な輝点像成分Dで除した値を、前記フレアに起因して前記発生領域に生じた明るさ増幅率Cとして算出する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項7に記載の画像処理方法において、
    前記算出手順では、
    前記発生領域に対して(1−1/C)を乗算することにより、前記発生領域に含まれる前記フレア成分を算出する
    ことを特徴とする画像処理方法
  9. 請求項8に記載の画像処理方法において、
    前記算出手順では、
    算出した前記フレア成分に明るさの異常部分が存在していた場合には、前記発生領域の中央を基準とした周方向に向かって前記異常部分と並んだ部分に基づき、前記異常部分を補正する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  10. 請求項8に記載の画像処理方法において、
    前記算出手順では、
    算出した前記フレア成分に明るさの異常部分が発生していた場合には、前記フレア成分の対応部分に基づき前記異常部分を補正し、
    前記対応部分は、
    前記処理対象画像の中央から前記発生領域の中央に至る線分に関して前記異常部分と対称な部分である
    ことを特徴とする画像処理方法。
  11. 請求項8に記載の画像処理方法において、
    前記算出手順では、
    算出した前記フレア成分に発生している明るさの段差部を平滑化する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  12. 請求項8に記載の画像処理方法において、
    前記算出手順では、
    算出した前記フレア成分の周縁部が暗部となるよう前記フレア成分を補正する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  13. 請求項9〜請求項12の何れか一項に記載の画像処理方法において、
    前記算出手順による処理後の前記フレア成分を前記発生領域から減算するフレア除去手順を更に含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  14. 請求項1〜請求項13の何れか一項に記載の画像処理方法において、
    前記推定手順、前記抽出手順、前記算出手順では、
    前記処理対象画像の代わりに前記処理対象画像のサイズ縮小版を使用する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  15. 撮影光学系により取得された処理対象画像を入力する入力手順と、
    前記処理対象画像のうちフレアの発生領域に含まれる理想的な輝点像成分を推定する推定手順と、
    前記発生領域から、フレア成分を含む実際の輝点像成分を抽出する抽出手順と、
    前記理想的な輝点像成分と前記実際の輝点像成分との間の相違を、前記発生領域に含まれるフレア成分の指標として算出する算出手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  16. 撮影光学系により取得された処理対象画像を入力する入力手段と、
    前記処理対象画像のうちフレアの発生領域に含まれる理想的な輝点像成分を推定する推定手段と、
    前記発生領域から、フレア成分を含む実際の輝点像成分を抽出する抽出手段と、
    前記理想的な輝点像成分と前記実際の輝点像成分との間の相違を、前記発生領域に含まれるフレア成分の指標として算出する算出手段と、
    を含むことを特徴とする画像処理装置。
  17. 撮影光学系が結像した被写体像を撮像する撮像素子と、
    請求項16に記載の画像処理装置と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  18. 請求項17に記載の撮像装置において、
    回折光学素子を含む撮影レンズを更に備えた
    ことを特徴とする撮像装置。
  19. 請求項17に記載の撮像装置において、
    回折光学素子を含む撮影レンズを装着可能である
    ことを特徴とする撮像装置。
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