JP5085208B2 - Flexible tube of medical instrument - Google Patents
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Description
本発明は、管状部材の外周面に対して被覆される内周面を有する筒状の外皮を設けた医療器具の可撓管に関する。 The present invention relates to a flexible tube of a medical instrument provided with a cylindrical outer skin having an inner peripheral surface that is coated on an outer peripheral surface of a tubular member.
現在、体腔内に挿入して体腔内の患部を観察または処置する内視鏡が広く普及している。この種の内視鏡では体腔内に挿入したときに観察する死角を少なくするために挿入部の先端付近に湾曲部を設けてこの湾曲部を湾曲させることにより挿入部の先端の向きを変えて体腔内をくまなく観察できるようになっている。内視鏡の湾曲部は他の部分よりも柔らかく、かつ急激に湾曲可能であることが必要である。 At present, endoscopes that are inserted into a body cavity and observe or treat an affected part in the body cavity are widely used. In this type of endoscope, in order to reduce the blind spot observed when inserted into a body cavity, a bending portion is provided near the distal end of the insertion portion, and the bending portion is bent to change the direction of the distal end of the insertion portion. The entire body cavity can be observed. The bending portion of the endoscope needs to be softer than other portions and be able to be bent rapidly.
そこで湾曲部は図18に示すように湾曲自在な芯部材101とその外周を覆うゴム状の柔軟な外皮チューブ102とで構成されるとともに外皮チューブ102の両端部分に糸103を巻き付けるとともにその巻き締めた糸103を含む周辺に接着剤104を塗布して巻き締めた糸103を固めていた。
上述したような糸巻き固定形式の場合、外皮チューブの端部外周に糸を整列状態で巻き付ける作業と接着剤で接着する作業とが必要である。この糸巻き作業及び接着作業は手作業で行われ、スコープ組み立て時において特に面倒で多大な手間がかかるものであり、また、仕上がり状態が顕著に外観に現れるものでもあり、上述したような糸巻き接着方式の場合は製品の歩留り低下を来たす要因になっていた。この糸巻き接着方式を避けて湾曲芯材に対して外皮チューブの端部を直接に固定してしまう方法も考えられるが、外皮チューブが破損した際等において外皮チューブを交換する時に湾曲芯材からきれいに外皮チューブを剥離することが非常に困難になり、また、リペア時の作業性に劣るため、採用できない。 In the case of the thread winding fixed type as described above, an operation of winding the yarn around the outer periphery of the outer tube in an aligned state and an operation of bonding with an adhesive are necessary. This bobbin work and bonding work are performed manually, and are particularly troublesome and time-consuming when assembling the scope. Also, the finished state appears remarkably in appearance. In this case, the yield of the product was lowered. Although it is possible to avoid this bobbin bonding method and fix the end of the outer tube directly to the curved core material, clean the curved core material when replacing the outer tube when the outer tube is damaged. It is very difficult to peel off the outer tube, and workability at the time of repair is inferior.
また、従来の糸巻き固定構造は外皮チューブの外装部に接着剤が外に露出する構造であるため、使用環境での接着剤の耐久性はそれなりに低い。このことから内視鏡を洗浄消毒する際に使用する多種の洗剤や消毒剤によりその接着剤が受けるダメージの影響を検討して使用しなければならず、接着剤の選定や内視鏡を洗浄消毒する作業管理に注意する対応が求められる。 In addition, since the conventional spool fixing structure is a structure in which the adhesive is exposed to the exterior of the outer tube, the durability of the adhesive in the usage environment is low as such. For this reason, it is necessary to study the effects of damage to the adhesive by the various detergents and disinfectants used when cleaning and disinfecting the endoscope. Actions that pay attention to work management to be disinfected are required.
本発明はそのような事情により、外皮の固定構造を改善し、耐薬品性も高い医療器具の可撓管を提供し、また、簡単な作業で外皮の固定や外皮の交換も可能な構造の医療器具の可撓管を提供しようとするものである。 In view of such circumstances, the present invention provides a flexible tube for a medical device that improves the fixing structure of the outer skin and has high chemical resistance, and also has a structure that allows the outer skin to be fixed and replaced by a simple operation. It is intended to provide a flexible tube for a medical device.
請求項1に係る発明は、管状部材と、上記管状部材の外周面に対して被覆される筒状の外皮と、上記外皮の端部に該外皮と一体的に形成された筒状の内層部と、上記内層部に対して離間可能に積層された筒状の外層部と、上記内層部上に環装することで上記内層部を上記管状部材または該管状部材の端部に接続された部材に圧接させて上記内層部と上記管状部材とを固定する固定部材と、上記管状部材または上記部材の少なくとも一方の部材に形成され、上記固定部材が環装された上記内層部に上記外層部が重ねられた状態において少なくとも上記外層部の端部の一部を入り込ませて係止する収容部と、を具備し、上記外皮の端部を内外に位置する2つの筒状の部分に分割して上記内層部及び上記外層部を形成し、かつ上記内層部及び上記外層部を上記外皮と一体に形成したことを特徴とする医療器具の可撓管である。
請求項2に係る発明は、上記固定部材は、上記内層部の外周面に巻き付けられる糸状部材であることを特徴とする請求項1に記載の医療器具の可撓管である。
請求項3に係る発明は、上記固定部材は、上記内層部の外周面に巻き付けられるシート状部材であることを特徴とする請求項1に記載の医療器具の可撓管である。
請求項4に係る発明は、上記外層部は、熱可塑性樹脂材料からなり、上記固定部材が環装された上記内層部上に重ねられた状態で加熱されることで上記内層部に溶着することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の医療器具の可撓管である。
請求項5に係る発明は、上記外層部は、熱可塑性樹脂からなり、上記固定部材が環装された内層部上に重ねられた状態で加熱されることで溶融層の一部が上記収容部内に流れ込み、上記収容部に係止する係止部を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の医療器具の可撓管である。
請求項6に係る発明は、上記収容部は、上記管状部材の長手方向における上記外皮側を向いて開口し、上記外層部の端部の少なくとも一部が収容可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の医療器具の可撓管である。
請求項7に係る発明は、上記管状部材または上記部材は、上記外層部の端部が突き当たる突当て面を有し、該突当て面に上記収容部の開口を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の医療器具の可撓管である。
請求項8に係る発明は、上記外層部の端部の少なくとも一部が上記収容部に収納されることにより該収容部に係止して上記外層部の端部が上記管状部材または上記部材に固定され、上記内層部から上記外層部の端部が離間することを阻止することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の医療器具の可撓管である。
請求項9に係る発明は、上記医療器具は、内視鏡であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の医療器具の可撓管である。
The invention according to
The invention according to
The invention according to
According to a fourth aspect of the present invention, the outer layer portion is made of a thermoplastic resin material, and is welded to the inner layer portion by being heated in a state where the fixing member is stacked on the inner layer portion in which the fixing member is wrapped. A flexible tube of a medical instrument according to any one of
In the invention according to
The invention according to claim 6 is characterized in that the accommodating portion opens toward the outer skin side in the longitudinal direction of the tubular member, and at least a part of the end portion of the outer layer portion can be accommodated. It is a flexible tube of the medical instrument in any one of claim |
The invention according to
According to an eighth aspect of the present invention, at least a part of the end portion of the outer layer portion is accommodated in the accommodating portion so that the end portion of the outer layer portion is attached to the tubular member or the member. The flexible tube of a medical instrument according to any one of
The invention according to claim 9 is the flexible tube of the medical instrument according to any one of
本発明によれば、固定方法を改善し、リペア性も考慮され、耐薬品性も高くなり、簡単な作業でチューブ固定できるとともにチューブ交換が比較的容易である。 According to the present invention, the fixing method is improved, the repair property is taken into consideration, the chemical resistance is increased, the tube can be fixed by a simple operation and the tube can be replaced relatively easily.
図面を参照して、本発明の実施形態に係る内視鏡について説明する。本明細書及び図面において実質的に同一の構成を有する要素には同一の符号を付す。 An endoscope according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the present specification and drawings, elements having substantially the same configuration are denoted by the same reference numerals.
図1に内視鏡1の全体を概略的に示す。ここでの内視鏡1はイメージガイド用ファイバーを用いたファイバー式内視鏡であるが、撮像素子によって内視鏡像を撮像する電子式形式の内視鏡であってもよい。
FIG. 1 schematically shows the
内視鏡1は太径の操作部2と細長い挿入部3を備える。操作部2は挿入部3の基端(後端)に接続される。操作部2にはユニバーサルコード4が連設されている。ユニバーサルコード4の延出端には図示しない内視鏡用光源装置に対して接続可能なライトガイドコネクタ5が接続されている。
The
図1に示すように、操作部2には、握持部11と、アングル操作ノブ12の他、図示しない送気送水操作釦や吸引操作釦等の操作釦類が設けられ、更に握持部11の位置よりも先端側(挿入部側)に位置する部位には該内視鏡の挿通用チャンネルに図示しない処置具等を挿通するための挿入口部13が設けられている。操作部2の手元側(基端側)端には接眼部14が設けられている。
As shown in FIG. 1, the
図1に示すように、上記挿入部3は手元側つまり操作部2側から順に配置される、可撓部(軟性部)21と、この可撓部21の先端に接続された湾曲部22と、この湾曲部22の先端に接続された先端部23の部分によって構成される。可撓部21は所定の大きさ以上の外力によって弾力性を呈して曲がり得る可撓性を奏する管状部分であり、湾曲部22は上記アングル操作ノブ12を操作することで強制的に湾曲させられる本発明対象の可撓管部分である。そして湾曲部22が湾曲操作されることによりその湾曲状態に応じて先端部23は向きを変える。なお、上記可撓部21に代わりに硬性管を用いた形式の内視鏡であってもよい。
As shown in FIG. 1, the
図2に示すように、挿入部3の先端部23は金属製部材によって形成された硬質な先端部本体25を備え、この先端部本体25の先端面部には観察窓31、チャンネル口32、照明窓(図示せず)及び送気送水ノズル(図示せず)等が設けられている。先端部本体25の外側表面を例えば電気的絶縁性の樹脂製先端部カバー(図示せず)で覆うようにしてもよい。先端部カバーを設ける場合は先端部本体25の外周壁部はその先端部カバーによって形成される。観察窓31の内方部位には対物レンズ等の対物光学系33が設置され、この対物光学系33によって観察視野内の像をイメージガイド34の先端における受像面に結像する。イメージガイド34は挿入部3から操作部2にわたりその内部に配置され、上記像を接眼部14に導く。
As shown in FIG. 2, the
次に、上記湾曲部22について説明する。図2に示すように、湾曲部22は、複数の湾曲駒(関節駒)41によって管状の湾曲芯材を構成した関節湾曲機構と、この関節湾曲機構を被覆する管状に形成された柔軟なゴム弾性を呈するチューブ状の外皮(湾曲ゴム)42とによって湾曲可能な可撓管を構成している。湾曲駒41はいずれも環状の部材によって形成されている。各湾曲駒41は挿入部3の中心軸(長軸)L方向へ一列に同軸に並べて配置される。そして隣接する湾曲駒41同士は挿入部3の中心軸Lに直交し、かつ図1に示す水平な左右方向に沿う向きで配置された軸芯を有する回動軸部43によって手元(基端)側から見て図1に示す上下方向へ相対的に回動可能に連結されている。したがって隣接する湾曲駒同士はいずれも上下方向へ相対的に回動可能である。このため、湾曲部全体は上下方向へ湾曲可能である。また、回動軸部43は湾曲駒それぞれの端縁から突き出した舌片状の連結部45を互いに重ね合わせた部分を貫通するリベット状の軸部材によって構成される。
Next, the
そして図2に示すように最先端に位置する湾曲駒41は例えば先端部本体25に接続される。また、最後端に位置する湾曲駒41は例えば金属製の硬質な継ぎ管47を介して可撓部21の先端に接続される。該可撓部21は図示しないが、例えば帯状板材を螺旋状に形成してなる螺旋管の外周に対して管状に編組み構成したブレード管を被せてそのブレード管上に樹脂製外皮を被せて構成される。
As shown in FIG. 2, the bending
図2に示すように上記湾曲部22内には上下一対の操作ワイヤ51a,51bが前後方向に沿って配置されている。上側に位置する操作ワイヤ51aの先端は最先端に位置する湾曲駒41(または先端部本体側の部材)における上側部位に接続され、下側に位置する操作ワイヤ51bの先端は最先端に位置する湾曲駒41(または先端部本体側の部材)の下側部位に接続される。この操作ワイヤ51a,51bの先端を接続する方法としては例えば図2に示すように接続部位に対応した壁部の部分を部分的に内側へ切り起こしてその切起片52内に操作ワイヤの先端を差し込み、半田付けなどで固定する。
As shown in FIG. 2, a pair of upper and
操作ワイヤ51a,51bは湾曲部22では湾曲駒の内壁面に突設したガイドリング53を通り案内され、可撓部21に導かれる。可撓部21ではコイル状のガイドシース54内を通じて案内され、操作部2まで導かれる。ガイドシース54の先端は継ぎ管47の内面に固定される(図2参照)。操作ワイヤ51a,51bの基端は操作部2内に設けた湾曲操作機構(図示せず)に接続される。そしてアングル操作ノブ12によって湾曲操作機構を駆動させることにより上下の操作ワイヤ51a,51bを交互に押し引き操作して該操作ワイヤを牽引した向きに上記湾曲部22を湾曲させる。
The
ここでの湾曲部22は上下方向へのみ湾曲できる構成であったが、湾曲(可撓)形式はそれに限らない。例えば隣接する湾曲駒同士を左右方向へ回動するように回動軸部で連結するようにすれば湾曲部22を左右方向へ湾曲可能なものとすることができる。また、隣接する湾曲駒同士を上下方向へ回動する回動軸部と、隣接する湾曲駒同士を左右方向へ回動する回動軸部とを例えば交互に配置すれば湾曲部22を上下・左右へ湾曲可能なものとすることができる。また、他の形式の湾曲芯材であってもよい。ここで、湾曲部または湾曲駒の上側部位、下側部位、左側部位、右側部位は次のように定義できる。つまり湾曲駒の中心軸Lと、上記回動軸部の軸芯に垂直な線との両方を通る平面によって左右に分けられる湾曲駒の右側半分を該湾曲駒の右側部位とし、同じく該平面によって左右に分けられる湾曲駒の左側半分を左側部位とする。また、湾曲駒の中心軸Lと、上記回動軸部の軸芯との両方を通る平面によって上下に分けられる湾曲駒の上側半分を該湾曲駒の上側部位とし、同じく該平面によって上下に分けられる湾曲駒の下側半分を下側部位とする。
The bending
次に、湾曲部22の構造について具体的に説明する。図2に示すように先端部本体25の後端部外周は該先端部本体25の先端部分55よりも細く形成され、この細く形成された部分は最先端に位置する湾曲駒41の前端部分を被嵌して取り付ける第1湾曲駒取付け部56となっている。この第1湾曲駒取付け部56と上記先端部分55との境界にはその両者の外径の差により生じる段差が形成され、この段差の立ち上がり壁面は後述する外皮42の先端を突き当てる第1突当て面57となっている。また、第1突当て面57と同じ位置には最先端に位置する湾曲駒41の先端が突き当たり、最先端に位置する湾曲駒41の軸方向の位置決めがなされる。そして最先端に位置する湾曲駒41は先端部本体25の第1湾曲駒取付け部56に対して例えば半田付けや接着またはビス止めなどの固定手段により固定される。
Next, the structure of the bending
第1突当て面57の立ち上がり高さは完成された外皮42の先端部分の厚さと略一致するようにする。ここで、図2に示すように湾曲駒41の前端が第1突当て面57に突き当たり位置決めされる場合、第1突当て面57の立ち上がり高さは湾曲駒41の前端部分の厚さを除いた寸法になる。そして湾曲駒41の前端外周部分は後述する外皮42の先端部分を被嵌して取り付ける第1外皮取付け部58となる。
The rising height of the first abutting
一方、図2に示すように継ぎ管47の外周における中間部にはフランジ部61が周回するように環状に形成され、このフランジ部61より先端側に位置する領域部分の内面は最後端に位置する湾曲駒41の後端部分を嵌め込んで取り付ける第2湾曲駒取付け部62となっている。そして最後端に位置する湾曲駒41は第2湾曲駒取付け部62に対してたとえば半田付けや接着等により固定される。継ぎ管47においてフランジ部61より後端側に位置する外周領域部分は上記可撓部21の外皮63の先端部を被嵌して固定する可撓部取付け部64となる。また、上記継ぎ管47においてフランジ部61よりも先端側に位置する外周部分は湾曲部22の外皮42の後端部分を被嵌して取り付ける第2外皮取付け部65となる。第2外皮取付け部65における外周の一部には比較的浅い深さの溝66が周回して形成されている。この溝66内に外皮42の糸巻き部の内面部分が押し込まれることにより第2外皮取付け部65に対する外皮42の係合力を高めるようになっている。
On the other hand, as shown in FIG. 2, the
図2に示すように継ぎ管47においてフランジ部61と第2外皮取付け部65の境界にはその両者の外径差により生じる段差が形成されている。この段差の立ち上がり壁面は継ぎ管47の全周にわたり環状に形成されていて、これにより外皮42の後端部分を突き当てる第2突当て面67を形成している。この第2突当て面67は挿入部3の中心軸Lに直交するところの垂直な面であり、第2突当て面67の立ち上がり高さは第2外皮取付け部65に被嵌する外皮42の基端部分の厚さと略一致する。このように継ぎ管47に形成した第2突当て面67は上述した先端部本体25に形成した第1突当て面57とは向きが反対である点を除きその構成や機能は基本的に同様である。
As shown in FIG. 2, in the
ところで、上記湾曲部22での外皮42は該湾曲部22での湾曲芯材としての湾曲駒41にわたりその外周に対して直接に被せるようにしてもよいが、この実施形態ではすべての湾曲駒41にわたりその外周に対して比較的薄い保護チューブとしてのブレード管71を被せ、そのブレード管71の外周に上記外皮42を被せるようにしている。ブレード管71は例えばステンレス等の金属又はケプラー(商品名)等の繊維の素線を編み又は組んで管状に構成したものである。また、ブレード管71の先端側部分は先端部本体25の第1外皮取付け部58の全長つまり第1突当て面57の位置に先端が当たるまで延長して設けるようにしてもよいが、先端部本体25に被嵌する部分ではブレード管71による保護機能を期待しなくてもよいので、ここでは第1突当て面57に達しない手前の位置にブレード管71の先端を止め、その位置で最先端の湾曲駒41の外周に対して該ブレード管71を固着する。また、ブレード管71の後端側部分についても継ぎ管47の第2外皮取付け部65に対して第2突当て面67に達する位置または第2突当て面67に達しない手前位置まで被嵌し、その継ぎ管47の第2外皮取付け部65に対して半田付けや接着等により固定する。
By the way, the
図2及び図3に示すように上記先端部本体25の第1突当て面57には外皮42の先端部の少なくとも一部を入り込ませて収納する第1収容部68が形成されている。第1収容部68は先端部本体25に形成される穴または溝等からなる。ここでは図2及び図3に示すように横断面形状が矩形状の溝によって形成され、該溝は全周にわたり連続して周回する環状の溝である。該溝つまり第1収容部68の開口は第1突当て面57の面内で外皮42側に向かって開口する。また、第1収容部68の深さ方向は湾曲部22の中心軸L方向に略平行な向である。第1収容部68はその深さが中心軸L方向に対して略平行な向きの方向成分を有すれば上記中心軸L方向に対して傾く角度で傾斜した形状でもよい。例えば横断面形状が矩形状の場合、その上辺または下辺が中心軸L方向に対して傾斜する形態である。
As shown in FIGS. 2 and 3, the first abutting
一方、図2に示すように上記継ぎ管47の第2突当て面67にも上記第1収容部68と同様の第2収容部69が形成される。つまり第2収容部69は穴または溝等から形成されている。第2収容部69は継ぎ管47の第2突当て面67に位置する外皮42の後端部の少なくとも一部を入り込ませて収納する。ここでは図2及び図7に示すように横断面形状が矩形状の溝によって形成され、該溝は全周にわたり連続して周回する環状の溝である。該溝つまり第2収容部69の開口は第2突当て面67の面内で外皮42側に向かって開口する。第2収容部69の深さ方向は湾曲部22の中心軸L方向に略平行な向きである。第2収容部69の深さ方向を、中心軸L方向に対して略平行な向きの方向成分を有すれば上記中心軸L方向に対して傾く角度で傾斜させた形態でもよい。
On the other hand, as shown in FIG. 2, a second
次に、湾曲部22の外皮42について説明する。上記外皮42は柔軟なゴム弾性を呈する材料、ここでは例えば熱可塑性エラストマーを材料とし、ウレタン系やスチレン系、その他のエラストマーの材料であるポリエステル、ポリアミド、シリコーン系等の熱可塑性樹脂材料から管状のものとして一体に形成されている。
Next, the
外皮42の先端部分は組み付けられた最終的な完成状態は図2及び図6に示すような形態となるが、最初の形態は図3に示すように筒状の内層部75と筒状の外層部76との内外2層に分かれた状態にあり、内外に離間可能に積層されている。つまり外皮42の先端部に対して同軸的に周回する筒状の切込み77を形成することにより内外に切り離される筒状の内層部75と同じく筒状の外層部76を形成している。内層部75と外層部76の先端側は切込み77によって切り離されたままであるが、内層部75の基端と外層部76の基端とは他の外皮42の部分と連続して一体に形成される。外皮42は内層部75と外層部76を含め、同じ材料によって一体のものとして形成される。
The final completed state in which the front end portion of the
また、図2及び図4に示すように、上記内層部75の外周面には固定部材が環装される。ここでの固定部材は糸81であり、この糸81を内層部75の外周面に巻き付けることにより上記内層部75を第1外皮取付け部58に対して圧接して固定するようになっている。糸81は一層に巻かれ、糸巻き部を形成している。ここでの糸巻き部は図4に示すように内層部75の先端を残して巻き付けられる。糸81を巻き付ける間隔は密であってもよいが、僅かな間隔または溶融した樹脂等が通れる程度に接する巻付け状態であってもよい。溶融した樹脂等が通れるように巻き付けてあれば、後述するように内層部75または外層部76を加熱溶融させる際に内層部75または外層部76側へ溶融した樹脂分が通る連絡経路を形成するので内層部75と外層部76をこの部分でも糸81を取り込んだ状態で一体的に溶着結合させることができる。つまり強固な結合が得られる。また、糸81は外観に現れないので巻き付け作業に外観上の制限や要求はない。
As shown in FIGS. 2 and 4, a fixing member is wrapped around the outer peripheral surface of the
また、外皮42の後端部についても組み付けられた最終的な完成状態では図2及び図8に示すような形態となるが、最初の形態は図7に示すように筒状の内層部85と筒状の外層部86との内外2層に分かれており、内外に離間可能に積層された状態にある。つまり外皮42の後端部に対して同軸的に周回する筒状の切込み87を形成することにより内外に切り離される筒状の内層部85と筒状の外層部86が形成されている。内層部85と外層部86の先端側は切込み87によって切り離されたままであるが、内層部85の基端と外層部86の基端とは他の外皮42の部分と連続して一体に形成される。つまり外皮42は内層部85と外層部86を含め同じ材料によって一体のものとして形成されている。
Further, in the final completed state in which the rear end portion of the
そして図2及び図7に示すように、上記内層部85の外周面に固定部材としての糸81を巻き付けることにより上記内層部85を第2外皮取付け部65に対して圧接して固定する。糸81は一層に巻いた糸巻き部を形成している。糸81の巻付け間隔は密であって僅かな間隔をあけてもよい。僅かな間隔をあければ後述するように外層部86または内層部85を加熱溶融させる際に内層部85側への連絡経路を形成するので内層部85と外層部86を、糸81を取り込んだ状態で溶着結合させる上で都合がよい。つまり強固な結合が得られる。また、糸81は外観に現れないので巻き付け作業に外観上の制限や要求はない。
As shown in FIGS. 2 and 7, the
次に、湾曲部22の外皮42の組み付け方法について説明する。外皮42の先端部と後端部は同様の方法で取り付けられるので、外皮42の先端部について具体的に説明する。
Next, a method for assembling the
まず、図3に示すように湾曲駒41にわたりその外周に対してブレード管71を被嵌し、その後に外皮42を被せて、固定すべき場所に外皮42を位置決め配置する。外皮42の先端は第1突当て面57に突き当てる。このとき、外皮42の後端は第2突当て面67に突き当てる。
First, as shown in FIG. 3, the
次に、外皮42の外層部76の方を図4に示すように折り返してめくり、内層部75を外に露出させる。そして内層部75の外周に糸81を巻き付けて環装する。糸81を例えば一層に巻き付けて糸巻き部を形成する。糸81を巻き付けることにより、内層部75は締め付けられ、第1外皮取付け部58に対して圧接される。内層部75は糸81で締め付けられるのでその締め付け部分は押し潰され、径方向の厚さを減らす。このため、固定部材としての糸81を設けてもその厚さの一部を内層部75の厚さ領域内に吸収できる。この際、内層部75に巻き付けた糸81を接着剤で仮止め固定するようにしてもよい。
Next, the
この糸巻き後、めくってあった外層部76を図5に示すように折り戻し、この外層部76で糸巻き部のある内層部75の外周に被せる。これにより内層部75と外層部76は重なり合う状態で配置される。このとき、外皮42の内層部75と外層部76の先端は第1突当て面57に略突き当たる状態にある。
After this bobbin winding, the
この後、内層部75を覆った外層部76の範囲を少なくとも加熱し、内層部75と外層部76の内外2層のエラストマーを溶融させる。そして必要なら外層部76を内層部75側へ圧迫する。すると、内層部75と外層部76の内外2層のエラストマーが溶融した部分で溶着して一体化して内層部75と外層部76は固着する。また、外層部76と内層部75は巻き付け糸81とも融合して三者が一体化する。特に上述したように糸81の巻付け間隔をあけ、または糸81の巻付け間隔を緩く配置する等、糸81の巻付け間に溶融したエラストマーが入り込めるように設定しておけば、その間に形成される連絡経路を介して内層部75と外層部76が直接に溶着でより強固に一体化する。そして図6に示すように内層部75及び外層部76は締結用糸81を埋め込み内蔵する状態で一体化する。
Thereafter, at least the range of the
また、内層部75と外層部76の内外2層のエラストマーが溶融した状態で外層部76を内層部75または第1収容部68側へ圧迫する。すると、溶けたエラストマーは第1収容部68の凹形状の溝内に流れ込み、その結果、図6に示すように第1収容部68の溝内は外皮のエラストマーで充填される。つまりそれまで切り離されていた内層部75と外層部76の先端部部分は融合一体化するとともにその一部が第1収容部68の溝内に入り込み係止する。第1収容部68内に入り込む部分がその第1収容部68に係合するので内層部75と外層部76からなる外皮先端部の剥がれが阻止される。しかも、外皮を固定する側の部材ここでは先端部本体25と外皮42が非常に密着性の高い一体的な構造で連結されるため、水密性を確保する上でも優れた構造となる。また、外皮を固定する側の部材に対して外皮のエラストマー端部が嵌まり込んでいる構造となる。このため、外皮がしごきなどの外力を受けても外皮は簡単には外れ難い。更に内層部75及び外層部76は締結用糸81を埋め込み内蔵する状態で一体化した塊となるため、外皮42の端部は変形が抑制される構造つまり外皮42が該端部から剥がれ難い強固な構造が得られる。また、この固定構造では接着剤の使用は基本的に不要であり、しかも、糸81等の固定部材が外皮外面に露出しない構造であるために高い耐薬性が期待できる。
Further, the
なお、外皮42の後端部も同様に取り付けられるので外皮42の後端部についても上述したと同様、外皮42の後端部における内層部85及び外層部86の少なくとも外層部86を加熱溶融して図8に示すように溶着する。内層部及び外層部の先端部分は融合して一体化し、かつ締結用糸とも一体化する。そして同様な作用効果が得られる(図7及び図8参照)。
Since the rear end portion of the
上記実施形態では外皮42の内層部と外層部の厚さが図3に示すように略等しい場合について述べたが、図9に示すように内側に位置する内層部75の厚さを厚く、それに比べて外側に位置する外層部76の厚さを薄くしてもよい。外皮42の後端部についても同様である。外層部の厚さを内層部の厚みより薄くすることにより細径化に適する構成になる。その他は上述した場合と同様の構成とする。
In the above embodiment, the case where the thickness of the inner layer portion of the
図10に示す実施形態では内層部75を締め付けるために該内層部75に環装する固定部材を、糸81に代えて伸縮性のリングやバンドまたは熱収縮チューブ等の固定部材82としたものである。これによると、糸で巻き付けて固定する場合に比べてその内層部75を固定する作業が簡単となる。また、図10に示すように固定部材82を薄い筒状の部材として形成することが太くなり易い固定部を極力細径化する上で好ましい形態である。これは外皮の後端部についても同様に採用できる。その他は上述した場合と同様である。
In the embodiment shown in FIG. 10, the fixing member that is wrapped around the
また、上述した実施形態では外皮42の端部を内外に2つの筒状の部分に分割して内層部と外層部に分割したが、図11に示すように内層部75となる部分の先端から筒状の部分を延長してこの延長部分を外層部76として用いるようにしてもよい。つまり内層部75となる部分から外層部76となる部分を折り返して内層部75の外周に被せるようにする。そして図12に示すように内層部75及び外層部76の少なくとも外層部76を加熱溶融して溶着する。内層部及び外層部の先端部分は融合して一体化し、かつ締結用糸とも一体化する。また、外皮取付け部に対して固定される外皮の端部に続く部分つまり該端部と外皮中央側部位との境界部分83は外皮の他の部分よりも薄く形成され、このため、湾曲部22を湾曲したときの屈曲力がその境界部分83で吸収され易く、外皮取付け部に対して固定される外皮の端部に伝わり難い。したがって外皮の端部が外皮取付け部から剥がれ難い。これは外皮の後端部についても同様に採用できる。その他は上述した場合と同様である。
Further, in the above-described embodiment, the end portion of the
また、図13に示す実施形態は外層部76を外皮42から切り離された別部材のものとして形成する場合であり、外層部76を熱可塑性樹脂材料によって形成したシート材88としたものである。これは外皮の後端部についても同様に採用できる。これによると、より簡単な形状の部材で外皮端部を構成できる。その他は上述した場合と同様である。
Further, the embodiment shown in FIG. 13 is a case where the
図14に示す実施形態では外層部76を外皮42から切り離された別部材のものとして形成する場合であり、外層部76を熱可塑性樹脂材料によって形成した糸材89とし、これを、固定部材の部分を含めて内層部75に巻き付けるようにしたものである。これは外皮の後端部についても同様に採用できる。これによると、より簡単な形状の部材で外皮端部を構成できる。その他は上述した場合と同様である。
In the embodiment shown in FIG. 14, the
図15乃至図17に示す実施形態は外皮の端部の少なくとも一部を入り込ませて収納する収容部の形態の変形例である。
図15に示す実施形態では先端部本体25の第1突当て面57の少なくとも内側部分を傾斜させてその傾斜する面によって第1収容部68を形成するようにしたものである。傾斜する面の傾斜する向きは外側が外皮側に近づき、内側が外皮から離れる向きである。そして傾斜する面の内端は湾曲駒41の前端部分を被嵌して取り付ける第1湾曲駒取付け部56の周面に達し、湾曲駒41の先端の段差91と一緒に奥側が広い溝92を形成する。つまり第1収容部68は該開口部より奥が広い膨大部を形成し、この膨大部が湾曲駒41の先端が中心軸L方向の動きを阻止する係止部を形成する。また、第1収容部68に入り込んで係止する外皮端部の厚さが上述した実施形態の場合よりも厚くなるので、第1収容部68に係止する係止力が増大し、上述した実施形態の場合以上に外皮端部を強固に係止保持力が高まる。
The embodiment shown in FIG. 15 to FIG. 17 is a modified example of the shape of the accommodating portion that houses at least a part of the end portion of the outer skin.
In the embodiment shown in FIG. 15, at least an inner part of the first abutting
なお、上記係止部は湾曲駒41の先端の段差91を含み形成したが、図16に示すように先端部本体25に形成するなどの湾曲駒以外の部材例えば先端部本体の部分によって段差を形成するようにしてもよい。
In addition, although the said latching | locking part was formed including the level |
この図16に示す実施形態では第1収納部68の奥の面を傾斜させた。この傾斜面の傾斜する向きは内側が外皮側に近づき、外側が外皮から離れる向きである。これは外皮の後端部についても同様に採用できる。その他は上述した場合と同様である。
In the embodiment shown in FIG. 16, the inner surface of the
図17に示す実施形態では先端部本体25の第1突当て面57に複数の第1収容部68を形成したものである。この第1収容部68の横断面形状は図17に示すように三角形でもよいが、それ以外の矩形状や半円形等であってもよい。これは外皮の後端部についても同様に採用できる。その他は上述した場合と同様の構成とする。
In the embodiment shown in FIG. 17, a plurality of first
また、本発明は前述した形態に限定されるものではなく、他の形態にも適用可能である。例えば外側に位置する外層部の硬さを内側に位置する内層部の硬さより硬い材料または構造にすることにより外力に対するめくれや剥がれに対してより強い構造とすることができる。また、内層部を締め付け固定するための固定部材の材料は内層部及び外層部特に外層部と溶着する材料、例えば外層部をウレタン系エラストマーであれば固定部材はポリウレタン系の樹脂とし、外層部がスチレン系エラストマーであれば固定部材はスチレン系樹脂として同一系の材料で構成する。その他のエラストマーの材料であるポリエステル、ポリアミド、シリコーン系等の場合でも同様に同一系の材料で構成するとよい。このように外層部と固定部材が溶着し易い関係に材料を選定すると、内層部及び外層部をより強固に一体化でき、外皮の固定端部が壊れ難い構造になる。また、外層部の先端に突部を形成しておき、その係止用突部を先端部本体等の外皮取付け部材に形成しておいた収容部に嵌め込んで外層部を外皮取付部材に係止させてもよい。また、上述した実施形態では先端部本体に対して直接に収容部を形成するようにしたが、別の部材、例えば先端部本体を覆う先端部カバーに収容部を形成するようにしてもよい。上述した実施形態では収容部を周回する連続して溝状に形成したが、連続しない穴状のものとしてもよい。 Further, the present invention is not limited to the above-described form, and can be applied to other forms. For example, by making the hardness of the outer layer portion located on the outside a material or structure that is harder than the hardness of the inner layer portion located on the inner side, it is possible to make the structure stronger against turning or peeling against an external force. The material of the fixing member for fastening and fixing the inner layer portion is a material that is welded to the inner layer portion and the outer layer portion, particularly the outer layer portion.For example, if the outer layer portion is a urethane elastomer, the fixing member is a polyurethane-based resin, and the outer layer portion is In the case of a styrene-based elastomer, the fixing member is made of the same material as the styrene-based resin. In the case of other elastomeric materials such as polyester, polyamide, and silicone, the same material may be used. When the material is selected so that the outer layer portion and the fixing member are easily welded as described above, the inner layer portion and the outer layer portion can be more firmly integrated, and the fixing end portion of the outer skin is hard to break. In addition, a protrusion is formed at the tip of the outer layer portion, and the protrusion for locking is fitted into a housing portion formed on the shell attachment member such as the tip portion main body to engage the outer layer portion with the skin attachment member. It may be stopped. In the above-described embodiment, the accommodating portion is formed directly on the tip portion main body. However, the accommodating portion may be formed on another member, for example, a tip portion cover that covers the tip portion main body. In the above-described embodiment, the groove portion is continuously formed around the housing portion. However, the hole portion may not be continuous.
1 …内視鏡
2 …操作部
3 …挿入部
21…可撓管
22…湾曲部
23…先端部
25…先端部本体
42…外皮
68…収容部
75…内層部
76…外層部
DESCRIPTION OF
Claims (9)
上記管状部材の外周面に対して被覆される筒状の外皮と、
上記外皮の端部に該外皮と一体的に形成された筒状の内層部と、
上記内層部に対して離間可能に積層された筒状の外層部と、
上記内層部上に環装することで上記内層部を上記管状部材または該管状部材の端部に接続された部材に圧接させて上記内層部と上記管状部材とを固定する固定部材と、
上記管状部材または上記部材の少なくとも一方の部材に形成され、上記固定部材が環装された上記内層部に上記外層部が重ねられた状態において少なくとも上記外層部の端部の一部を入り込ませて該外層部を係止する収容部と、
を具備し、
上記外皮の端部を内外に位置する2つの筒状の部分に分割して上記内層部及び上記外層部を形成し、かつ上記内層部及び上記外層部を上記外皮と一体に形成したことを特徴とする医療器具の可撓管。 A tubular member;
A cylindrical outer shell coated on the outer peripheral surface of the tubular member;
A cylindrical inner layer portion integrally formed with the outer skin at the end of the outer skin,
A cylindrical outer layer portion that is detachably stacked with respect to the inner layer portion,
A fixing member for fixing the inner layer portion and the tubular member by bringing the inner layer portion into pressure contact with the tubular member or a member connected to an end portion of the tubular member by being mounted on the inner layer portion;
Formed in at least one of the tubular member or the member, and in a state where the outer layer portion is overlapped with the inner layer portion in which the fixing member is wrapped, at least a part of the end portion of the outer layer portion is inserted. An accommodating portion for locking the outer layer portion ;
Equipped with,
The end portion of the outer skin is divided into two cylindrical portions located inside and outside to form the inner layer portion and the outer layer portion, and the inner layer portion and the outer layer portion are formed integrally with the outer skin. A flexible tube of a medical instrument.
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