JP5084054B2 - 無線中継装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線中継装置及び無線通信方法に関する。
第4世代のセルラ移動通信システムにおいては、静止時1Gbps以上のデータ通信速度を実現する必要がある。伝送帯域幅は100MHzまで増大し、搬送波周波数は5GHz帯に移行するため、消費電力も伝搬路損失も大きくなる。送信電力を大きくして伝搬路損失を補うことは装置の温度上昇や消費電力増加につながり、特に人間が携帯する端末である移動通信端末においては端末の温度や電池容量の制限から実施が困難である。セルのサイズを小さくして伝搬路損失を小さくしたマイクロセル・ピコセルを用いる方法もあるが基地局の設置数が増加してインフラコストが増大するという問題がある。
このような問題を解決する一方法として移動通信端末と基地局間で信号を中継(リレー)する中継局の利用が有効である。特に、基地局・移動通信端末間の通信と基地局・中継局間の通信を共存させるインバンドリレーは新たに中継用の周波数を用意する必要が無く有効である。
しかし、インバンドリレーでは基地局・中継局間の通信(リレーリンク)と中継局・移動通信端末間の通信(アクセスリンク)の間でのリソース割り当てが問題となる。このリソース割り当てがうまくできない場合、リレーリンクとアクセスリンクが互いに干渉したり、通信に有効に使用できないリソースが生じたりする。
特許文献1には中継局が受信した信号を次の中継局または送信先となる受信局に送信する場合の送受信の切り替えギャップを調整するための方法が記載されている。特許文献1ではデータを配置するOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交波周波数分割多重)のサブキャリアを一定間隔にすることによって、OFDM信号が繰り返し信号となるようにし、その一部のみを送受信する方法が示されている。
特開2007−166620号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法は、送受信の切り替えギャップ前後のOFDMシンボルにおいて特定のサブキャリアのみ使用するような割り当てを行うようになっているため、信号割り当ての変更処理が必要になるとともに、伝送速度が低下してしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、中継局を用いない場合の信号フォーマットに対して新たにリレー伝送のための信号フォーマットを定義することなく、従来規格と共通の信号フォーマットを用いて、互換性の高いリレー伝送を実現することができる無線中継装置及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1の通信装置と第2の通信装置の間で情報の通信を行う際に、前記情報の通信を中継する無線中継装置における無線通信方法であって、前記情報は複数の情報ビットを含むフレームで伝送され、前記フレームは複数の信号ブロックから構成されており、前記複数の信号ブロックのそれぞれの先頭部には該信号ブロックの末尾と同じ信号であるサイクリックプレフィックスが含まれ、前記無線中継装置から送信する前記フレームの最初の信号ブロックには最初でない信号ブロックのサイクリックプレフィックスより短い長さのサイクリックプレフィックスが含まれることを特徴とする。
本発明は、第1の通信装置と第2の通信装置の間で情報の通信を行う際に、前記情報の通信を中継する無線中継装置における無線通信方法であって、前記情報は複数の情報ビットを含むフレームで伝送され、前記フレームは複数の信号ブロックから構成されており、前記複数の信号ブロックのそれぞれの先頭部には該信号ブロックの末尾と同じ信号であるサイクリックプレフィックスが含まれ、前記無線中継装置において前記フレームを受信する際に、受信するフレームの最後の信号ブロックでは最後でない信号ブロックの受信タイミングより早い受信タイミングで受信することを特徴とする。
本発明は、第1の通信装置と第2の通信装置の間で情報の通信を行う際に、前記情報の通信を中継する無線中継装置における無線通信方法であって、前記情報は複数の情報ビットを含むフレームで伝送され、前記フレームは複数の信号ブロックから構成されており、前記複数の信号ブロックのそれぞれの先頭部には該信号ブロックの末尾と同じ信号であるサイクリックプレフィックスが含まれ、前記無線中継装置から送信する前記フレームの最初の信号ブロックには最初でない信号ブロックのサイクリックプレフィックスより短い長さのサイクリックプレフィックスが含まれ、前記無線中継装置において前記フレームを受信する際に、受信するフレームの最後の信号ブロックでは最後でない信号ブロックの受信タイミングより早い受信タイミングで受信することを特徴とする。
本発明は、前記第1の通信装置と前記無線中継装置間の伝搬路遅延が所定のしきい値より大きい場合に、前記無線中継装置は、前記第1の通信装置へ送信する前記フレームの最初の信号ブロックには最初でない信号ブロックのサイクリックプレフィックスより短い長さのサイクリックプレフィックスが含まれ、前記第1の通信装置から前記フレームを受信する際に、受信するフレームの最後の信号ブロックでは最後でない信号ブロックの受信タイミングより早い受信タイミングで受信し、前記伝搬路遅延が所定のしきい値以下である場合に、前記無線中継装置は、前記第2の通信装置へ送信する前記フレームの最初の信号ブロックには最初でない信号ブロックのサイクリックプレフィックスより短い長さのサイクリックプレフィックスが含まれ、前記第2の通信装置から前記フレームを受信する際に、受信するフレームの最後の信号ブロックでは最後でない信号ブロックの受信タイミングより早い受信タイミングで受信することを特徴とする。
本発明は、前記第1の通信装置は基地局装置であり、前記第2の通信装置は移動通信端末であることを特徴とする。
本発明は、前記信号ブロックはサイクリックプレフィックスの付加されたOFDMシンボルであることを特徴とする。
本発明は、前記信号ブロックはブロック化されたシングルキャリア信号にサイクリックプレフィックスを付加したものであることを特徴とする。
本発明は、前記信号ブロックはサイクリックプレフィックスの付加されたDFT Spread−OFDMシンボルであることを特徴とする。
本発明は、前記第1の通信装置から前記第2の通信装置へ送信するフレームの信号ブロックはサイクリックプレフィックスの付加されたOFDMシンボルであり、前記第2の通信装置から前記第1の通信装置へ送信するフレームの信号ブロックはサイクリックプレフィックスの付加されたDFT Spread−OFDMシンボルであることを特徴とする。
本発明は、第1の通信装置と第2の通信装置の間で情報の通信を行うために、複数の情報ビットを含むフレームで伝送され、前記フレームは複数の信号ブロックから構成されており、前記複数の信号ブロックのそれぞれの先頭部には該信号ブロックの末尾と同じ信号であるサイクリックプレフィックスが含まれる情報の通信を中継する無線中継装置であって、前記フレームを送信する際に、前記フレームの最初の信号ブロックには最初でない信号ブロックのサイクリックプレフィックスより短い長さのサイクリックプレフィックスを設定する送信手段を備えることを特徴とする。
本発明は、第1の通信装置と第2の通信装置の間で情報の通信を行うために、複数の情報ビットを含むフレームで伝送され、前記フレームは複数の信号ブロックから構成されており、前記複数の信号ブロックのそれぞれの先頭部には該信号ブロックの末尾と同じ信号であるサイクリックプレフィックスが含まれる情報の通信を中継する無線中継装置であって、前記フレームを受信する際に、受信するフレームの最後の信号ブロックにおいては最後でない信号ブロックの受信タイミングより早い受信タイミングで受信する受信手段を備えたことを特徴とする。
本発明は、第1の通信装置と第2の通信装置の間で情報の通信を行うために、複数の情報ビットを含むフレームで伝送され、前記フレームは複数の信号ブロックから構成されており、前記複数の信号ブロックのそれぞれの先頭部には該信号ブロックの末尾と同じ信号であるサイクリックプレフィックスが含まれる情報の通信を中継する無線中継装置であって、前記フレームを送信する際に、前記フレームの最初の信号ブロックには最初でない信号ブロックのサイクリックプレフィックスより短い長さのサイクリックプレフィックスを設定する送信手段と、前記フレームを受信する際に、受信するフレームの最後の信号ブロックにおいては最後でない信号ブロックの受信タイミングより早い受信タイミングで受信する受信手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、中継局を用いない場合の信号フォーマットに対して新たにリレー伝送のための信号フォーマットを定義することなく、従来規格と共通の信号フォーマットを用いて、リレー伝送のためのオーバーヘッドを最小化して、効率のよい互換性の高いリレー伝送を実現することができるという効果が得られる。
本発明の一実施形態の無線通信システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す受信処理部の詳細な構成を示すブロック図である。 中継局における上りリンクの信号を示す図である。 受信ブロックの切り出し処理の動作を示すフローチャートである。 図1に示す受信処理部の詳細な構成を示すブロック図である。 サイクリックシフトを用いる場合の受信ブロック切り出し処理の動作を示すフローチャートである。 図1に示す送信処理部の詳細な構成を示すブロック図である。 中継局における下りリンクの信号を示す図である。 CP生成処理の動作を示すフローチャートである。 図1に示す受信処理部の詳細な構成を示すブロック図である。 図1に示す送信処理部の詳細な構成を示すブロック図である。 図1に示す受信処理部の詳細な構成を示すブロック図である。 図1に示す送信処理部の詳細な構成を示すブロック図である。 ダウンリンク時のパラメータの設定動作を示すフローチャートである。 ダウンリンク時のパラメータ設定に関するタイミングを示す説明図である。 ダウンリンク時のパラメータ設定に関するタイミングを示す説明図である。 アップリンク時のパラメータの設定動作を示すフローチャートである。 アップリンク時のパラメータ設定に関するタイミングを示す説明図である。 アップリンク時のパラメータ設定に関するタイミングを示す説明図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態による無線通信中継装置を図面を参照して説明する。図1は同実施形態の無線通信システムの構成を示すブロック図である。この図において、符号1は、無線通信システムにおいて用いられる移動通信端末である。符号2は、通信サービスエリアを有し、移動通信端末1と無線通信の伝送路を確立する基地局装置(以下、基地局という)である。符号3は、基地局2の通信サービスエリアの遠端部や電波不感地帯に配置され、基地局2の通信サービスエリアの拡大や通信品質の向上などの目的で特定の通信サービスエリアを有する中継局装置(以下、中継局という)である。移動通信端末1と基地局2との間で無線通信を行う場合、中継局3を介してリレー通信を行うことにより、基地局2の通信サービスエリアの拡大や通信品質の向上を図る。符号4は、基地局2が接続されるコアネットワークである。コアネットワーク4には、基地局2が複数接続されるが図1においては省略されている。また、中継局3についても1つの基地局2の通信サービルエリアを拡大するために、複数の中継局3が設置される場合もあるが、図1においては省略されている。図1においては、中継局3が1つの場合でいわゆる2ホップの構成を示しているが、移動通信端末1と基地局2の間に複数の中継局3が存在して3ホップ以上のリレー通信を行う構成も可能であってもよい。
符号31は、基地局向け送受信部であり、基地局2から送信された信号を受信処理する受信処理部32と、基地局2に対して信号を送信処理する送信処理部33とから構成する。符号34は、移動通信端末向け送受信部であり、移動通信端末1に対して信号を送信処理する送信処理部35と、移動通信端末1から送信された信号を受信処理する受信処理部36とから構成する。符号37は、中継局3の処理動作を統括して制御する制御部である。
制御部37は、基地局向け送受信部31と移動通信端末向け送受信部34の処理動作を制御するが、ここでは受信信号の切り出しに関する制御動作およびCP(Cyclic Prefix;サイクリックプレフィックス)生成に関する制御について説明する。受信処理部36において、受信信号の切り出し区間(受信ウインドー)のシフトを行い、送信処理部35において、送信信号のCPの短縮化を行う。これは、中継局3と移動通信端末1の間の伝搬距離が基地局2と中継局3の間の伝搬距離に比べて短く、CPを短縮化しても遅延波がCP区間を超えて次の信号ブロックに影響を与えることによる通信品質の劣化が起こりにくいためである。3ホップ以上のリレーシステムに適用する場合、基地局向け送受信部31はより基地局2側に位置する別の中継局3に対して通信を行う可能性があり、移動通信端末向け送受信部34はより移動通信端末1側に位置する別の中継局3に対して通信を行う可能性がある。この場合も受信信号の切り出しに関する制御およびCP生成に関して中継局3の処理動作に変化はない。
なお、移動通信端末1、基地局2及び中継局3の構成を図1を参照して説明するに際して、移動通信端末1、基地局2及び中継局3が普通に有する公知の機能・構成については、本発明の説明に直接関わりがない限り、その説明及び構成の図示を省略する。また、図1においては基地局向け送受信部31と移動通信端末向け送受信部34をそれぞれ分けた構成を示しているが、送信処理部33、35または受信処理部32、36を基地局向けと移動通信端末向けで共有する構成とすることも可能であり、またアンテナについてもスイッチで切り替えるなどして共有化するようにしてもよい。また、基地局向け送受信部31と移動局端末向け送受信部34は互いに離れた位置に設置することで互いの信号の干渉を低減することができる。このような効果を得る為に、基地局向け送受信部31、移動局向け送受信部34、制御部37のそれぞれを個別の装置として設けたり、それぞれ制御部の機能を含んだ基地局向けユニットと移動局向けユニットの2つに分けた構成の装置として設けるなどして、ケーブル又はワイヤレス回線でこれらを接続するようにしてもよい。
次に、図2を参照して、図1に示す受信処理部32、36の詳細な構成を説明する。図2は、多重化方式がOFDMである場合の受信処理部32、36の構成を示すブロック図である。受信処理部32、36は、同様の構成を備えているため、ここでは、受信処理部36の構成を説明する。信号切り出し部361は、受信信号からDFT処理ブロックの切り出しを行う。このとき、制御部37が出力する制御信号に基づいて、タイミング制御部362から出力するタイミング信号によってブロックの切り出し位置の制御を行う。
DFT処理部363は、信号切り出し部361において切り出された信号に対してDFT(Discrete Fourier Transform)処理を施して周波数領域の信号に変換する。OFDM信号にはパイロット信号が埋め込まれているため、チャネル推定部364は、DFT処理部363においてDFT処理された信号からパイロット信号を抽出してチャネル推定を行う。パイロット信号の構成及びチャネル推定においては公知の技術を用いて行うことが可能である。復調処理部365は、チャネル推定値に位相回転の補正をすることによって本来のタイミングで切り出した場合と等価な復調結果を得るための復調処理を行う。復号処理部366は、復調された信号を誤り訂正して復号処理する。このように移動通信端末向けの受信処理部36で受信処理された信号(データ)は基地局向けの送信処理部33に送られ、送信信号が生成される。
ここで、図3を参照して、ブロックの切り出し位置の制御について説明する。図3に示す信号は上りリンクの信号であり、移動通信端末1から送信された信号が中継局3で受信され処理された後、基地局2に向けて送信される信号について、中継局3におけるタイミングで図示したものである。但し、中継局3での処理には一般に処理遅延が存在するので、図3中の受信信号が次の送信タイミングで直ちに基地局2に向けて送信されることを示しているわけではない。また、中継局3は受信信号をいったん復調し、復号処理した後に再度符号化、変調処理を行うので、受信信号と送信信号の符号化率や変調方法が異なることもある。
ここでは、1フレームごとに、送信と受信を交互に行うものとする。図3に示すように、1フレームは6つの信号ブロックからなり、各信号ブロックはCP(Cyclic Prefix;サイクリックプレフィックス)の付加されたOFDMシンボルとなっている。受信される6ブロックのうちの最後の信号ブロック以外ではウインドー#1のように信号ブロックの後側にあわせて受信ウインドーが設定される。一方、受信信号の最後のブロックではウインドー#6のようにウインドーを前方にΔTシフトさせることにより、送信のタイミングと重ならないようにする。このとき、ウインドーの幅は変化しない。受信ウインドーより後の信号は受信する必要が無いので、図点線部では上り信号があっても受信処理を行わない。ΔTの決定方法については後述する。
受信ウインドーを前方にシフトさせても、最大遅延差が(CP長−ΔT)より小さければ、前の信号ブロックの成分が受信ウインドーに入ってこないため、ブロック間の干渉は発生しない。但し、DFT後の信号の位相が変化するため復調時に補正が必要となる。受信ウインドー#6で切り出した信号のDFT後の信号成分をX,X,…,XN−1とし、本来のタイミングで切り出した信号をDFTした信号成分をY,Y,…,YN−1とする。X、Yの添え字はサブキャリアを示す。またk=ΔT/Tsとする。ここに、Tsはサンプル間隔である。このとき、XとYの関係は以下の様になる。
Figure 0005084054
すなわち、受信ウインドーをシフトさせた場合にはチャネル推定値に位相回転の補正をすることによって本来のタイミングで切り出した場合と等価な復調結果を得ることができる。
次に、図4を参照して、受信ブロック切り出し処理動作を説明する。制御ブロックからの情報により、受信しようとしているブロックがフレームの最後のブロックか否かを判定し(ステップS1)、最後のブロックの場合は受信ブロックの切り出しタイミングをΔTシフトさせて、ウインドー#6の位置で信号の切り出しを行う(ステップS2)。さらに、チャネル推定値の位相を変換し(ステップS3)、受信処理を行う(ステップS4)。受信しようとしているブロックがフレームの最後のブロックで無い場合は切り出しタイミングのシフトは行わず、ウインドー#1のようにブロックの後に合わせて切り出しを行う。
次に、図5、図6を参照して、チャネル推定値の位相補正を行う代わりに、受信信号のサイクリックシフトによってDFT処理後の位相変化を避ける処理動作を説明する。図5は、図2に示す受信処理部36を、チャネル推定値の位相補正を行う代わりに、受信信号のサイクリックシフトによってDFT処理後の位相変化を避ける処理を行うように変形した構成を示すブロック図である。図5に示す構成が、図2に示す構成と異なる点は、サイクリックシフト処理部367を設けた点である。図6は、図4に示す処理動作を、チャネル推定値の位相補正を行う代わりに、受信信号のサイクリックシフトによってDFT処理後の位相変化を避ける処理を行うように変形した処理動作を示すフローチャートである。図6に示す処理動作が、図4に示す処理動作と異なる点は、チャネル推定値の位相を変換する処理に代えて、サイクリックシフト処理(ステップS5)を行うようにした点である。
図3に示す受信ウインドー#6で切り出した信号をZ,Z,…,ZN−1とすると、DFT処理を行う前に、サイクリックシフト処理部367において、Z,Zk+1,…,ZN−1,Z,…,Zk−1のようにサイクリックシフトを行った後に、DFT処理部363においてDFT処理を行えば、チャネル推定値の位相補正を行う必要がなくなる。受信しようとしているブロックがフレームの最後のブロックの場合は、信号切り出し部361において切り出された信号に対して、サイクリックシフト処理部367はサイクリックシフト処理を行い(ステップS5)、最後のブロックでない場合は、サイクリックシフト処理は行われない。
次に、図7を参照して、図1に示す送信処理部33、35の詳細な構成を説明する。図7は、多重化方式がOFDMである場合の送信処理部33、35の構成を示すブロック図である。送信処理部33、35は、同様の構成を備えているため、ここでは、送信処理部35の構成を説明する。符号化処理部351は、受信処理部32から出力されるデータに対して誤り訂正符号化処理を行う。変調処理部352は、誤り訂正符号化処理が行われた信号に対して、サブキャリア成分の変調処理を行う。変調処理部352において変調された信号はDFT単位ごとにブロック化し、IDFT(Inverse Discrete Fourier Transform)処理部353はブロック化された信号を時間領域信号に変換する。そして、CP生成部354は、制御信号を入力し、この制御信号のタイミングに合わせて、信号ブロック後部の成分をCPとしてブロックの先頭に付与する処理を行い、送信信号として出力する。
ここで、図8を参照して、CP生成の制御動作を説明する。フレームの送信信号の最初の信号ブロック以外の信号ブロックではCP#2のように規定のCP長が信号ブロック後部からコピーされて信号ブロックの先頭に付与される。送信信号の最初のブロックは、CP#1のように受信信号のタイミングと重ならないように規定のCP長より短い長さのCPを信号ブロック先頭に付与する。
次に、図9を参照して、図7に示すCP生成部354の処理動作を説明する。送信しようとしているブロックがフレームの最初のブロックであるか否かを判定し(ステップS11)、最初のブロックである場合には、規定のCP長(TCP)に対して、短縮化されたCP長(TCP−ΔT)をCP長として設定し(ステップS12)、送信処理を行う(ステップS14)。一方、最初のブロックでない場合には規定のCP長(TCP)をCP長として設定し(ステップS13)、送信処理を行う(ステップS14)。ここでの短縮化されたCP長の設定については、基地局2からの制御信号を中継局3で受信して、その制御信号情報に従って中継局3においてCP長を設定するようにしてもよい。
<第2の実施形態>
次に、図10、図11を参照して、第2の実施形態による受信処理部、送信処理部の詳細な構成を説明する。図10は、CPを用いるシングルキャリア伝送で周波数領域等化(FDE:Frequency Domain Equalization)を用いる場合の受信処理部32、36の構成を示すブロック図である。図10に示す構成が、図2に示す構成と異なる点は、FDE処理部368、IDFT処理部369を新たに設けた点である。
信号切り出し部361は、受信信号からDFT処理ブロックの切り出しを行う。このとき、信号切り出し部361は、タイミング制御部362からの制御信号によってブロックの切り出し位置の制御を行う。ブロックの切り出し位置の制御については前述したOFDM信号の場合と同じである。DFT処理部363は、切り出された信号を周波数領域信号に変換し、FDE処理部368は、周波数領域信号を周波数領域等化する。周波数領域等化にはチャネル推定部364が出力するチャネル推定値を用いるが、受信ウインドーをシフトさせた場合には位相回転に対応する補正を行って、周波数領域等化処理を行う。これにより、本来のタイミングで切り出した場合と等価な信号を得ることができる。さらに、IDFT処理部369は、時間領域信号に変換し、復調処理部356においてサブキャリア変調に対する復調処理され、復号処理部366において誤り訂正復号処理される。
なお、信号切り出し部361とDFT処理部363の間にサイクリックシフト処理部3を設け、チャネル推定値の位相補正を行う代わりに、受信信号のサイクリックシフトによってDFT処理後の位相変化を避けるようにしてもよい。
次に、図11を参照して、CPを用いるシングルキャリア伝送の場合の送信処理部33、35の構成を説明する。送信処理部33、35は、同様の構成を備えているため、ここでは、送信処理部35の構成を説明する。符号化処理部351は、受信処理部32から出力されるデータに対して誤り訂正符号化処理を行う。変調処理部352は、誤り訂正符号化処理が行われた信号に対して、サブキャリア成分の変調処理を行う。さらに、CP生成部354は、ブロックの後部の成分をCPとしてブロックの先頭に付与する処理を行う。このとき、CP生成部354は、制御信号を入力し、この制御信号に基づいてCP生成の制御を行う。CP生成の制御動作についてはOFDM信号を用いる場合と同様である。
<第3の実施形態>
次に、図12、図13を参照して、第3の実施形態による受信処理部、送信処理部の詳細な構成を説明する。図12はDFT Spread−OFDMを用いる場合の受信処理部32、36の構成を示すブロック図である。信号切り出し部361は、受信信号からDFT処理ブロックの切り出しを行う。このとき、信号切り出し部361は、タイミング制御部362からの制御信号によってブロックの切り出し位置の制御を行う。ブロックの切り出し位置の制御については前述したOFDM信号の場合と同じである。DFT処理部363は、切り出された信号を周波数領域信号に変換し、FDE処理部368は、周波数領域信号を周波数領域等化する。周波数領域等化にはチャネル推定部364が出力するチャネル推定値を用いるが、受信ウインドーをシフトさせた場合には位相回転に対応する補正を行って、周波数領域等化処理を行う。これにより、本来のタイミングで切り出した場合と等価な信号を得ることができる。さらに、IDFT処理部369は、時間領域信号に変換し、復調処理部365においてサブキャリア変調に対する復調処理され、復号処理部366において誤り訂正復号処理される。
次に、図13を参照して、DFT Spread−OFDMの場合の送信処理部33、35の構成を説明する。送信処理部33、35は、同様の構成を備えているため、ここでは、送信処理部35の構成を説明する。符号化処理部351は、受信処理部32から出力されるデータに対して誤り訂正符号化処理を行う。変調処理部352は、誤り訂正符号化処理が行われた信号に対して、サブキャリア成分の変調処理を行う。DFT処理部355は、変調された信号に対してDFT処理し、周波数領域に変換する。続いて、サブキャリアマッピング処理部356は、サブキャリア割り当てを行い、IDFT処理部は、IDFT処理により時間領域に変換する。さらに、CP生成部354は、信号ブロックの後部の成分をCPとしてブロックの先頭に付与する処理を行う。このとき、CP生成部354は、制御信号によってCP生成の制御を行う。CP生成の制御についてはOFDM信号を用いる場合と同様である。
<第4の実施形態>
次に、受信ウインドーのシフト量および、短縮化したCP長の決定方法について説明する。図14は、ダウンリンクの通信時の動作を示すフローチャートである。まず、基地局2は、基地局と中継局間の伝搬路遅延T1を測定する(ステップS21)。そして、規定のサイクリックプレフィックス長TCPに最大CP短縮化率kを乗じたもの(kTCP)と、測定したT1を比較する(ステップS22)。最大CP短縮化率kはCPを短縮化する際の最大許容量を求めるための係数で、CP長TCPに対してkが0.8であるとすると、CPを最短で規定値の20%にまで減少することができることを意味する。
比較の結果、T1がkTCP以下であれば、T1の値をΔTに設定し(ステップS23)、中継局3に通知する(ステップS24)。中継局3はフレームの最初のブロックにおいてCPの短縮化(TCP−ΔT)を行う方法を用いる(ステップS25)。このときの送受信信号のタイミングは、図15に示すように、中継局3はCPを短縮化することによって受信と送信のタイミングが重ならないようにする。
一方、比較の結果、T1がkTCPより大きい場合にはkTCPの値をΔTに設定し(ステップS26)、ΔTの値とT1の値を中継局3に通知する(ステップS27)。この場合は、図16に示すように、CPの短縮化と受信ウインドーのシフトの両方の処理を行う。すなわち、中継局3においてT1−ΔTのウインドーシフトで受信区間を短縮し、ΔTのCP短縮化によって送信区間を短縮化する(ステップS28)。この2つの方法の組み合わせることによってT1の伝搬路遅延によって送信信号と受信信号が重なることを回避する。このとき、ΔTの値とT1の値を中継局3に通知するようにしたが、kの値を予め中継局3に通知しておくことにより、T1のみを中継局3に通知し、ΔTの計算は中継局3で行ってもよい。あるいは、T1の測定を中継局3で行うことによって基地局2とのやりとりを削減するようにしてもよい。
次に、図17を参照して、アップリンクの通信時の動作を説明する。まず、基地局2において基地局・中継局間の伝搬路遅延T1を測定する(ステップS31)。そして、規定のサイクリックプレフィックス長TCPに最大CP短縮化率kを乗じたものと、測定したT1を比較する(ステップS32)。
比較の結果、T1がkTCP以下であれば、T1の値をΔTに設定し(ステップS33)、中継局3に通知する(ステップS34)。中継局3ではフレームの最後のブロックにおいて受信ウインドーシフト(TCP−ΔT)の方法を適用する(ステップS35)。このときの送受信信号のタイミングは、図18に示すように、中継局3は受信ウインドーシフトを用いることによって受信と送信のタイミングが重ならないようにする。
一方、比較の結果、T1がkTCPより大きい場合にはkTCPの値をΔTに設定し、ΔTの値とT1の値を中継局3に通知する(ステップS37)。この場合は、図19に示すように、CPの短縮化と受信ウインドーのシフトの両方の処理を行う。すなわち、中継局3においてΔTのウインドーシフトで受信区間を短縮し、T1−ΔTのCP短縮化によって送信区間を短縮化する(ステップS38)。この2つの方法の組み合わせることによってT1の伝搬路遅延によって送信信号と受信信号が重なることを回避する。
なお、ΔTの値はアップリンクとダウンリンクでそれぞれ別の値を用いて制御することも可能であるが、値を共通にすることでΔTの設定、中継局3への通知などの処理と通信量を削減することができる。
また、本実施形態に示した方法は受信ウインドーのシフト量および、短縮化したCP長の決定方法の一例であって、実施形態1〜3において示したΔTについて本実施形態の方法で決定することを限定するものではない。
前述した説明では、遅延量の測定値T1をΔTに設定するとしているが、連続量であるT1に対して、ΔTはサンプリング周期間隔の離散量であることが望ましい。すなわち、ΔTはT1を量子化した値としてもよいし、テーブルを参照することで代表値を求めるようにしてもよい。また、ΔTが頻繁に変動するのは好ましくないので、遅延量の平均値をT1とし一定の時間内は固定とすることが望ましい。
また、もう1つのしきい値T0を導入して、伝搬路遅延がT0より大きい場合にはCP短縮化または受信ウインドーシフトを適用し、T0以下の場合には適用しないという制御を行うようにしてもよい。これは例えばフレーム間にあらかじめガード区間が設けられている場合などに有効である。伝搬路遅延がT0より大きい場合には伝搬路遅延からT0を引いた値をT1として前述した方法を適用すればよい。
なお、第1、第2、第3に実施形態の説明においては、下りリンクにおいて送信処理部35がCP生成の制御を行って送信と受信のタイミングが重複しないように調整を行ったが、送信処理部35がCP生成の制御を行うのと合わせて受信処理部32が受信ウインドーのシフトを行って、下りリンクのタイミングの調整を行うようにしてもよい。また、上りリンクにおいて受信処理部36が受信ウインドーシフトの処理を行って送信と受信のタイミングが重複しないように調整を行ったが、受信処理部36で受信ウインドーのシフトを行うのとあわせて送信処理部33がCP生成の制御を行ってタイミングの調整を行うようにしてもよい。
また、中継局3において下りリンクと上りリンクをともに中継する方法について説明したが、例えば下りリンクは基地局2からの信号を直接移動通信端末1において受信し、移動通信端末1からの上り信号のみを中継局3により中継するようにしてもよい。このような中継方法を用いることにより、移動通信端末1の送信電力を抑制することで移動通信端末1が備える電池の消耗を抑えることができる。すなわち、移動通信端末1からの送信信号を中継局3で受信する際にフレームの最後のブロックで受信ウインドーのシフトを行って、基地局2への送信とタイミングが重複することを避けることが可能ある。または、中継局3から基地局2への送信の際にCP生成の制御を行って、フレーム先頭のCPを短縮化し、受信とのタイミング重複を避けることが可能である。さらには、受信ウインドーのシフトとCP生成の制御をあわせて行うようにしてもよい。
セルラネットワークの中継局においてはダウンリンクまたはアップリンクの周波数で送信と受信の両方を行わなければならない。時間分割多重を採用すると、送信区間と受信区間を区別することができるが、現行の規格では切替の際に必要となるガード区間が設けられていないため、短時間の送信と受信の重なりが生じる可能性がある。
このような問題を解決するために、OFDM信号およびCP(サイクリックプレフィックス)を付加したシングルキャリア信号では、最大遅延がCP長より短い場合にはDFT処理を行う信号の切り出し区間(受信ウインドー)をずらすことが可能であることを利用して、通常よりも受信を早く終わらせ、送信時には通常よりも短い長さのCPを用いることで通常よりも遅く送信を開始させるようにする。中継局において、受信から送信に移るときにこれらの方法を用いることによって信号の受信と受信が重なることが無いようにすることができる。
以上説明したように、本発明におけるフレームの最後の信号ブロックにおいて受信ウインドーをシフトすることによってフレームの受信を早く終わらせる方法は、サイクリックプレフィックスのある信号ブロックであればOFDM、シングルキャリア、DFT Spread−OFDMなどの様々な信号に適用可能である。これはLTE−Advancedで検討されているClustered DFT Spread−OFDMやNx DFT Spread−OFDMについても同様に適用可能である。また、フレームの最初の信号ブロックにおいてサイクリックプレフィックスを短くすることによってフレームの送信開始を遅らせる方法についてもサイクリックプレフィックスのある信号ブロックであれば様々な信号に適用可能であり、Clustered DFT Spread−OFDMやNx DFT Spread−OFDMについても同様に適用可能である。
1・・・移動通信端末、2・・・基地局装置(基地局)、3・・・中継局装置(中継局)、31・・・基地局向け送受信部、32・・・受信処理部、33・・・送信処理部、34・・・移動通信端末向け送受信部、35・・・送信処理部、36・・・受信処理部、37・・・制御部

Claims (12)

  1. 第1の通信装置と第2の通信装置の間で情報の通信を行う際に、前記情報の通信を中継する無線中継装置における無線通信方法であって、
    前記情報は複数の情報ビットを含むフレームで伝送され、前記フレームは複数の信号ブロックから構成されており、前記複数の信号ブロックのそれぞれの先頭部には該信号ブロックの末尾と同じ信号であるサイクリックプレフィックスが含まれ、前記無線中継装置から送信する前記フレームの最初の信号ブロックには最初でない信号ブロックのサイクリックプレフィックスより短い長さのサイクリックプレフィックスが含まれることを特徴とする無線通信方法。
  2. 第1の通信装置と第2の通信装置の間で情報の通信を行う際に、前記情報の通信を中継する無線中継装置における無線通信方法であって、
    前記情報は複数の情報ビットを含むフレームで伝送され、前記フレームは複数の信号ブロックから構成されており、前記複数の信号ブロックのそれぞれの先頭部には該信号ブロックの末尾と同じ信号であるサイクリックプレフィックスが含まれ、前記無線中継装置において前記フレームを受信する際に、受信するフレームの最後の信号ブロックでは最後でない信号ブロックの受信タイミングより早い受信タイミングで受信することを特徴とする無線通信方法。
  3. 第1の通信装置と第2の通信装置の間で情報の通信を行う際に、前記情報の通信を中継する無線中継装置における無線通信方法であって、
    前記情報は複数の情報ビットを含むフレームで伝送され、前記フレームは複数の信号ブロックから構成されており、前記複数の信号ブロックのそれぞれの先頭部には該信号ブロックの末尾と同じ信号であるサイクリックプレフィックスが含まれ、
    前記無線中継装置から送信する前記フレームの最初の信号ブロックには最初でない信号ブロックのサイクリックプレフィックスより短い長さのサイクリックプレフィックスが含まれ、
    前記無線中継装置において前記フレームを受信する際に、受信するフレームの最後の信号ブロックでは最後でない信号ブロックの受信タイミングより早い受信タイミングで受信することを特徴とする無線通信方法。
  4. 前記第1の通信装置と前記無線中継装置間の伝搬路遅延が所定のしきい値より大きい場合に、前記無線中継装置は、前記第1の通信装置へ送信する前記フレームの最初の信号ブロックには最初でない信号ブロックのサイクリックプレフィックスより短い長さのサイクリックプレフィックスが含まれ、前記第1の通信装置から前記フレームを受信する際に、受信するフレームの最後の信号ブロックでは最後でない信号ブロックの受信タイミングより早い受信タイミングで受信し、
    前記伝搬路遅延が所定のしきい値以下である場合に、前記無線中継装置は、前記第2の通信装置へ送信する前記フレームの最初の信号ブロックには最初でない信号ブロックのサイクリックプレフィックスより短い長さのサイクリックプレフィックスが含まれ、前記第2の通信装置から前記フレームを受信する際に、受信するフレームの最後の信号ブロックでは最後でない信号ブロックの受信タイミングより早い受信タイミングで受信することを特徴とする請求項3に記載の無線通信方法。
  5. 前記第1の通信装置は基地局装置であり、前記第2の通信装置は移動通信端末であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の無線通信方法。
  6. 前記信号ブロックはサイクリックプレフィックスの付加されたOFDMシンボルであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の無線通信方法。
  7. 前記信号ブロックはブロック化されたシングルキャリア信号にサイクリックプレフィックスを付加したものであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の無線通信方法。
  8. 前記信号ブロックはサイクリックプレフィックスの付加されたDFT Spread−OFDMシンボルであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の無線通信方法。
  9. 前記第1の通信装置から前記第2の通信装置へ送信するフレームの信号ブロックはサイクリックプレフィックスの付加されたOFDMシンボルであり、前記第2の通信装置から前記第1の通信装置へ送信するフレームの信号ブロックはサイクリックプレフィックスの付加されたDFT Spread−OFDMシンボルであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の無線通信方法。
  10. 第1の通信装置と第2の通信装置の間で情報の通信を行うために、複数の情報ビットを含むフレームで伝送され、前記フレームは複数の信号ブロックから構成されており、前記複数の信号ブロックのそれぞれの先頭部には該信号ブロックの末尾と同じ信号であるサイクリックプレフィックスが含まれる情報の通信を中継する無線中継装置であって、
    前記フレームを送信する際に、前記フレームの最初の信号ブロックには最初でない信号ブロックのサイクリックプレフィックスより短い長さのサイクリックプレフィックスを設定する送信手段を備えることを特徴とする無線中継装置。
  11. 第1の通信装置と第2の通信装置の間で情報の通信を行うために、複数の情報ビットを含むフレームで伝送され、前記フレームは複数の信号ブロックから構成されており、前記複数の信号ブロックのそれぞれの先頭部には該信号ブロックの末尾と同じ信号であるサイクリックプレフィックスが含まれる情報の通信を中継する無線中継装置であって、
    前記フレームを受信する際に、受信するフレームの最後の信号ブロックにおいては最後でない信号ブロックの受信タイミングより早い受信タイミングで受信する受信手段を備えたことを特徴とする無線中継装置。
  12. 第1の通信装置と第2の通信装置の間で情報の通信を行うために、複数の情報ビットを含むフレームで伝送され、前記フレームは複数の信号ブロックから構成されており、前記複数の信号ブロックのそれぞれの先頭部には該信号ブロックの末尾と同じ信号であるサイクリックプレフィックスが含まれる情報の通信を中継する無線中継装置であって、
    前記フレームを送信する際に、前記フレームの最初の信号ブロックには最初でない信号ブロックのサイクリックプレフィックスより短い長さのサイクリックプレフィックスを設定する送信手段と、
    前記フレームを受信する際に、受信するフレームの最後の信号ブロックにおいては最後でない信号ブロックの受信タイミングより早い受信タイミングで受信する受信手段と
    を備えたことを特徴とする無線中継装置。
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