JP5076841B2 - オイルセパレータ - Google Patents

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Description

本発明は、オイルを含んだガスに遠心力を利用した気液分離作用を与えてオイルを分離するオイルセパレータに関する。
内燃機関は、ピストンとシリンダとの間からクランク室に漏出したブローバイガスを吸気通路に導入して処理するブローバイガス装置(PCVシステムとも呼ばれる。)を備えている。周知のようにこのブローバイガスにはオイルが含まれているため、そのまま吸気通路に導入するとブローバイガスとともにオイルも処理され、オイルの消費量が増大する。そこで、ブローバイガスからオイルを分離するためのオイルセパレータを備えたブローバイガス還元装置が知られている。ブローバイガス還元装置に設けられるオイルセパレータとして、共通の吸入管からブローバイガスが導入され、かつ有効断面径が互いに異なる2つのサイクロン部を備え、オイルセパレータに流入するブローバイガスの流量に応じて各サイクロン部に導かれるブローバイガス量が変更されるように吸入管に設けられる切替弁を制御するものが知られている(特許文献1参照)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2〜4が存在する。
特開2005−106019号公報 特表2003−535252号公報 特開平5−231121号公報 特開平11−264312号公報
特許文献1のオイルセパレータでは、オイルを分離することが可能なブローバイガスの流量の下限値が有効断面径の小さいサイクロン部の大きさによって決まる。そのため、オイルを分離可能なブローバイガスの流量の下限値を下げるためには、有効断面径の小さいサイクロン部をより小型化する必要がある。この場合、2つのサイクロン部の有効断面径の差が大きくなりすぎると小量のブローバイガス及び大量のブローバイスには対応できるが、その中間の流量域における分離効率が低下するおそれがある。そのため、有効断面径の小さいサイクロン部の小型化にも限界があり、このオイルセパレータでオイルを分離可能なブローバイガスの流量範囲が制限される。また、このオイルセパレータでは、2つのサイクロン部が必要であるため、装置が大型化するおそれがある。
そこで、本発明は、従来よりも広い流量範囲においてオイルを含むガスからオイルを適切に分離することが可能なオイルセパレータを提供することを目的とする。
本発明のオイルセパレータは、円筒状の分離部を有する本体と、前記分離部に前記分離部の接線方向からガスが導入されるように前記本体に接続される導入管と、前記本体の下部に接続される液体排出管と、前記本体の上部に接続される気体排出管と、を備え、前記導入管から前記分離部に流入したオイルを含むガスに遠心力を利用した気液分離作用を与え、得られたオイルを前記液体排出管から排出し、残余のガスを前記気体排出管から排出するオイルセパレータにおいて、前記導入管内の圧力と前記気体排出管内の圧力との差であるセパレータ前後圧力差又は前記セパレータ前後圧力差と相関する物理量の少なくともいずれか一方に応じて前記導入管の出口部の流路断面積を変更する流路断面積変更手段を備え、前記液体排出管には、前記本体と連通するように設けられて前記本体から排出されたオイルが貯留されるオイル貯留部と、前記オイル貯留部から外部へのオイルの流出を許容するとともに外部から前記オイル貯留部へのオイルの流入を阻止し、かつ所定の開弁差圧で開弁する逆止弁と、が設けられ、前記流路断面積変更手段は、前記逆止弁の前後の差圧が前記開弁差圧よりも小さくなるように前記セパレータ前後圧力差又は前記物理量の少なくともいずれか一方に応じて前記導入管の流路断面積を変更することにより、上述した課題を解決する(請求項1)。
本発明のオイルセパレータによれば、導入管の出口部の流路断面積を変更できるので、導入管から分離部に流入するガスの流量が変化してもその流量に応じて流路断面積を変化させることにより、ガスから適切にオイルを分離させることが可能な流速でガスを分離部に流入させることができる。本発明のオイルセパレータにおいては、導入管から本体にガスが流入し、気体排出管から残余のガスが流出するので、分離部に流入するガスの流量は気体排出管の圧力と導入管の圧力との差であるセパレータ前後圧力差に影響される。そのため、このセパレータ前後圧力差又はセパレータ前後圧力差と相関する物理量の少なくともいずれか一方に応じて導入管の出口部の流路断面積を変更することにより、分離部に流入するガスの流速を適切に調整し、このガスから適切にオイルを分離することができる。これにより、従来よりも広い流量範囲においてオイルを含むガスからオイルを適切に分離することができる。また、本発明のオイルセパレータでは、一つの分離部で対応できるので、大型化を抑制することができる。さらに本発明のオイルセパレータによれば、逆止弁からの逆流を防止しつつ分離部におけるオイルの捕集効率を高めることができる。
本発明のオイルセパレータの一形態において、前記流路断面積変更手段は、前記セパレータ前後圧力差が小さい場合に前記セパレータ前後圧力差が大きい場合と比べて前記導入管の出口部の流路断面積が小さくなるように前記セパレータ前後圧力差又は前記物理量の少なくともいずれか一方に応じて前記導入管の流路断面積を変更してもよい(請求項2)。セパレータ前後圧力差が小さい場合は分離部に流入するガスの流量が少なくなり、セパレータ前後圧力差が大きい場合はこのガスの流量が多くなる。そのため、このように導入管の出口部の流路断面積を変更することにより、分離部に流入するガスの流速をそのガスから適切にオイルを分離することが可能な流速に調整できる。
本発明のオイルセパレータの一形態においては、前記流路断面積変更手段として、前記導入管の出口部の流路断面積を変更可能なように前記導入管を全開する全開位置と前記全開位置より閉じ側に設定される所定の最小面積位置との間で移動可能であり、かつ一端がガス流れの上流側に、他端がガス流れの下流側にそれぞれ配置され、さらに前記導入管内に前記一端を中心に回転可能に設けられる弁体と、前記導入管の流路断面積が減少する方向に前記弁体を付勢する付勢手段と、が設けられてもよい(請求項3)。この形態では、セパレータ前後圧力差が小さくガスの流量が少ない場合、付勢手段によって弁体が最小面積位置に駆動される。そのため、導入管の出口部の流路断面積が小さくなり、分離部に流入するガスの流速が高くなる。一方、セパレータ前後圧力差が大きくガスの流量が多い場合は、このガスによって弁体が押されて開けられるので、導入管の出口部の流路断面積が大きくなる。そのため、分離部にガスを速やかに導入することができる。
この形態において、前記弁体は、前記導入管の壁面のうち前記分離部の中心に近い側に位置する壁面に設けられてもよい(請求項4)。この場合、弁体の他端が導入管の壁面のうち分離部の中心に対して遠い側に位置する壁面に向かって動くため、弁体によってガスを分離部の外周側に流入させることができる。そのため、ガスに対してよる強い遠心力を作用させ、これによるガスに与えられる気液分離作用を強めることができる。そのため、オイルの捕集効率をさらに向上させることができる。
本発明のオイルセパレータの一形態においては、前記流路断面積変更手段として、前記導入管の出口部の流路断面積を変更可能なように前記導入管を全開する全開位置と前記全開位置より閉じ側に設定される所定の最小面積位置との間で移動可能であり、かつ一端がガス流れの上流側に、他端がガス流れの下流側にそれぞれ配置され、さらに前記導入管内に前記一端を中心に回転可能に設けられる弁体と、前記弁体を駆動する駆動手段と、前記セパレータ前後圧力差を検出する差圧検出手段と、前記差圧検出手段が検出したセパレータ前後圧力差に基づいて前記弁体の開度が変更されるように前記駆動手段を制御する制御手段と、が設けられてもよい(請求項5)。このように弁体を駆動手段で駆動することにより、弁体の開度をセパレータ前後圧力差に応じた開度に確実に変更することができる。そのため、より確実にガスからオイルを分離することができる。
この形態において、前記オイルセパレータは、ブローバイガスからオイルを分離するべく内燃機関に設けられ、前記制御手段は、前記ブローバイガスに含まれるオイルの量と相関関係を有する前記内燃機関の運転パラメータに基づいて前記弁体の開度を補正してもよい(請求項6)。このように弁体の開度を補正することにより、ブローバイガスからオイルを適切に分離することができる。例えば、ブローバイガスに含まれるオイルの量が多い場合は弁体の開度を閉じ側に補正する。これにより、分離部に流入するブローバイガスの流速を高めることができるので、ブローバイガスからより多くのオイルを分離することができる。そのため、ブローバイガスからオイルを適切に分離することができる。
また、前記内燃機関の運転パラメータは、前記内燃機関のオイルの温度、前記内燃機関の暖機状態、前記内燃機関に設けられるターボ過給機のコンプレッサより下流の吸気の圧力のうちの少なくともいずれか一つであってもよい(請求項7)。オイルの温度が高い場合はオイルの温度が低い場合と比較してブローバイガス中のオイルの量が増加する。また、コンプレッサより下流の吸気の圧力、いわゆる過給圧が高い場合は、過給圧が低い場合と比較してブローバイガス中のオイルの量が増加する。さらに、内燃機関の暖機が不十分の場合は、内燃機関の暖機が十分に行われた後と比較してブローバイガス中のオイルの量が増加する。そのため、これらの運転パラメータに応じて弁体の開度を補正することにより、ブローバイガスからオイルを適切に分離することができる。
以上に説明したように、本発明のオイルセパレータによれば、流路断面積変更手段によって導入管の出口部の流路断面積を変更できるので、従来よりも広い流量範囲においてオイルを含むガスからオイルを適切に分離することができる。
(第1の形態)
図1は、本発明の第1の形態に係るオイルセパレータが組み込まれた内燃機関の概略を示している。図1の内燃機関(以下、エンジンと称することがある。)1は、車両に走行用動力源として搭載されるものであり、複数(図1では4つ)の気筒2を有する機関本体3と、各気筒2に接続される吸気通路4及び排気通路5とを備えている。吸気通路4には、吸気濾過用のエアクリーナ6、吸入空気量を調整するためのスロットルバルブ7、ターボ過給機8のコンプレッサ8a、及び吸気を冷却するためのインタークーラ9が設けられている。排気通路5には、ターボ過給機8のタービン8bが設けられている。また、エンジン1は、機関本体3で発生したブローバイガスを吸気通路4に導くためのブローバイガス還元装置10を備えている。ブローバイガス還元装置10は、スロットルバルブ7より下流かつコンプレッサ8aより上流の吸気通路4と機関本体3のクランク室(不図示)とを連通するブローバイガス通路11と、ブローバイガス通路11に設けられてブローバイガスからオイルを分離するオイルセパレータ20Aとを備えている。
図2及び図3を参照してオイルセパレータ20Aについて説明する。なお、図2は、オイルセパレータ20Aを拡大して示す図であり、図3は、図2のIII−III線におけるオイルセパレータ20Aの断面を示す図である。オイルセパレータ20Aは、その内部にてガスを旋回させ、このガスに遠心力を利用した気液分離作用を与える周知のサイクロン方式のオイルセパレータである。オイルセパレータ20Aは、本体21と、本体21の中央に本体21内に突出するように設けられる中空円筒状の気体排出管22とを備えている。気体排出管22は、ブローバイガス通路11の一部を形成するガス排出通路11a(図1参照)を介して吸気通路4と接続される。本体21は、気体排出管22を取り囲むように配置された円筒状の円筒部21aと、その円筒部21aの下方に連なる漏斗状の回収部21bとを備えている。そして、円筒部21aによって本体21の内部に円筒状の分離部23が形成される。回収部21bの下部には液体排出管24が接続され、この液体排出管24にはブローバイガスから分離したオイルを一時貯留するためのオイル貯留部25が設けられている。オイル貯留部25は、図1に示したようにリターン通路26を介して機関本体3のクランク室と接続されている。オイル貯留部25とリターン通路26との接続部には、オイル貯留部25からリターン通路26へのオイルの流出は許容し、リターン通路26からオイル貯留部25へのオイルの流入は阻止するための逆止弁27が設けられている。逆止弁27は、図2の上下方向に移動自在に設けられる弁体27aと、逆止弁27が閉状態になるように弁体27aを図2の上方向に付勢するスプリング27bとを備えている。スプリング27bの強さは、オイル貯留部25に貯留されているオイルの量が所定量に達した場合、又は逆止弁27の前後の圧力の差が予め設定した所定の開弁差圧に達した場合に弁体27aが図2の下方向に移動して逆止弁27が開くように設定されている。
図2及び図3に示したように本体21の円筒部21aには、導入管としてのガス導入管28が接続されている。ガス導入管28にはブローバイガス通路11が接続され、機関本体3で発生したブローバイガスはこのガス導入管28を介して分離部23に導入される。ガス導入管28は、図2及び図3に矢印Fで示したようにブローバイガスが分離部23に分離部23の接線方向から流入するように設けられている。このようにガス導入管28を設けることにより、分離部23に導入したブローバイガスを分離部23の壁面に沿って旋回させることができる。
ガス導入管28の出口部28aには、ガス導入管28の流路断面積を変更可能な流路断面積変更手段としての断面積調整機構30が設けられている。図2及び図3に示したように断面積調整機構30は、ガス導入管28を全開する全開位置と所定の最小面積位置との間で移動可能な弁体31と、弁体31の一端に弁体31と一体に設けられ、弁体31がこの一端を中心に回転するように弁体31を支持する回転軸32と、ガス導入管28の流路断面積が減少する方向(以下、閉方向と称することがある。)に弁体31を付勢する付勢手段としてのリターンスプリング33と、回転軸32の突起部32aと当接して弁体31が最小面積位置までしか閉方向に回転しないように弁体31の動作を制限するストッパ34とを備えている。弁体31の最小面積位置には、全開位置とガス導入管28を全閉する全閉位置との間の位置が設定され、例えばアイドリング運転時における吸気通路4とクランク室との差圧において、分離部23に流入する際のブローバイガスの流速を分離部23にてこのガスからオイルが分離する流速範囲内に調整することが可能な位置が設定される。このような位置は、ガス導入管28の直径や分離部23の直径などにより変化するため、これらに応じて適宜変更してよい。
図3に示したように弁体31は、上流側に位置する一端が回転軸32によって回転可能に支持され、下流側に位置する他端がガス導入管28内に突出するようにリターンスプリング33にて付勢される。また、弁体31は、ガス導入管28の壁面のうち円筒部21aの中心Cに近い側に位置する壁面に設けられる。リターンスプリング33の強さは、リターンスプリング33にて弁体31が最小面積位置に維持されている際に分離部23の圧力が上昇して逆止弁27の前後の圧力の差が所定の開弁差圧に達しないように設定される。言い換えると、リターンスプリング33の強さは、このリターンスプリング33にて弁体31の開度が調整されている間、すなわちリターンスプリング33による弁体31の開度の調整範囲内においては分離部23の圧力が過度に上昇して逆止弁27の前後の圧力の差が逆止弁27の開弁差圧に達しないように設定される。
次に第1の形態に係るオイルセパレータ20Aによるオイルの分離方法について説明する。このオイルセパレータ20Aによれば、ガス導入管28から分離部23に導入されたブローバイガスが分離部23にて旋回流を形成するので、遠心力を利用してブローバイガスに含まれているオイルを分離部23の壁面に付着させて捕集することができる。捕集したオイルは、回収部21b及び液体排出管24を介してオイル貯留部25に排出される。そして、オイル貯留部25のオイルが所定量に達すると逆止弁27が開き、オイル貯留部25からリターン通路26を介して機関本体3のクランク室にオイルが戻される。一方、残余のブローバイガスは気体排出管22から排出されて吸気通路4に導かれる。これにより、吸気通路4へのオイルの導入を抑制することができる。
分離部23に流入するブローバイガスの流速は、ガス導入管28に設けた断面積調整機構30によって調整される。例えば、断面積調整機構30よりも上流のガス導入管28内の圧力と気体排出管22内の圧力との差であるセパレータ前後圧力差が小さく、そのために分離部23に流入するブローバイガスの流量が少ない場合は、リターンスプリング33によって弁体31が閉方向に駆動されるので、ガス導入管28の流路断面積が小さくなり分離部23に流入する際のブローバイガスの流速が高められる。これにより、分離部23に強い旋回流を形成することができるので、ブローバイガスの流量が少なくてもブローバイガスからオイルを適切に分離することができる。一方、セパレータ前後圧力差が大きく、分離部23に流入するブローバイガスの流量が多い場合は、そのブローバイガスに押されて弁体31が閉方向とは逆の開方向に駆動されるので、ガス導入管28の流路断面積が大きくなる。そして、セパレータ前後圧力差が所定値以上になり、ブローバイガスの流量が所定量以上になると、弁体31が全開位置に駆動され、ガス導入管28が全開となる。そのため、分離部23にブローバイガスを速やかに導入することができる。なお、このようにブローバイガスの流量が多い場合は、全開のガス導入管28から流入したブローバイガスの流速が分離部23にブローバイガスからオイルを十分に分離可能な流速範囲内になるため、ブローバイガスからオイルを適切に分離することができる。
以上に説明したように、第1の形態に係るオイルセパレータ20Aによれば、断面積調整機構30によりセパレータ前後圧力差が小さくブローバイガスの流量が少ない場合は分離部23に流入するブローバイガスの流速を高め、オイルセパレータ20Aにてブローバイガスからオイルを適切に分離することができる。一方、セパレータ前後圧力差が大きくブローバイガスの流量が多い場合はガス導入管28の流路断面積が全開になるため、分離部23にブローバイガスを速やかに導入することができる。このように本発明のオイルセパレータ20Aによれば、広い流量範囲においてブローバイガスからオイルを適切に分離することができる。また、断面積調整機構30は、ガス導入管28内に設けられるので、オイルセパレータ20Aの大型化を抑制することができる。さらに、この形態では、弁体31がリターンスプリング33及びブローバイガスにて回転駆動されるので、弁体31を駆動するための駆動装置を設ける必要がない。
(第2の形態)
次に図4〜図8を参照して本発明の第2の形態に係るオイルセパレータについて説明する。図4は第2の形態に係るオイルセパレータが組み込まれた内燃機関の概略を示す図であり、図5はオイルセパレータを拡大して示す図である。また、図6は、図5のVI−VI線におけるオイルセパレータの断面を示す図である。すなわち、図4〜図6は第1の形態の図1〜図3にそれぞれ対応する図である。そのため、図4〜図6において第1の形態と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
第2の形態のオイルセパレータ20Bでは、リターンスプリング33に代わって弁体31が駆動手段としてのアクチュエータ40にて駆動される点が異なる。図5に示したようにアクチュエータ40の出力軸には、回転軸32が一体に回転するように連結される。なお、アクチュエータ40には、出力軸の回転位置を検出するためのレゾルバ、ロータリエンコーダ等の位置検出センサ40aが内蔵されている。また、オイルセパレータ20Bは、断面積調整機構30より上流のガス導入管28内の圧力と気体排出管22内の圧力との差(セパレータ前後圧力差)に対応する信号を出力する差圧検出手段としての差圧センサ41と、逆止弁27が閉弁状態に維持されるように弁体27aの移動を禁止する禁止位置と弁体27aの移動を許可する許可位置とに切り替え可能な逆止弁動作禁止機構42とを備えている。なお、通常、この逆止弁動作禁止機構42は許可位置に切り替えられており、逆止弁27は開弁可能な状態に維持される。
アクチュエータ40及び逆止弁動作禁止機構42の動作は、エンジンコントロールユニット(ECU)50にてそれぞれ制御される。ECU50は、マイクロプロセッサ及びその動作に必要なRAM、ROM等の周辺機器を含んだコンピュータとして構成され、種々のセンサからの出力信号を参照してスロットルバルブ7などの動作を制御し、これによりエンジン1の運転状態を制御する周知のコンピュータユニットである。ECU50には、例えばコンプレッサ8aより下流の吸気の圧力(過給圧)に対応する信号を出力する過給圧センサ51、コンプレッサ8aより下流の吸気の温度(以下、過給温度と称することがある。)に対応する信号を出力する吸気温センサ52、エンジン1のオイルの温度に対応する信号を出力する油温センサ53、及びエンジン1の機関回転速度(回転数)に対応する信号を出力するクランク角センサ54などが接続されている。また、図5に示したようにECU50には、差圧センサ41及びアクチュエータ40の位置検出センサ40aも接続されている。
図7は、ECU50が弁体31の開度を制御するためにエンジン1の運転中に所定の周期で繰り返し実行する弁動作制御ルーチンを示すフローチャートである。図7の制御ルーチンを実行することにより、ECU50が本発明の制御手段として機能する。
図7の制御ルーチンにおいてECU50は、まずステップS11でエンジン1の運転状態を取得する。エンジン1の運転状態としては、セパレータ前後圧力差、過給温度、過給圧、オイルの温度、及び回転数などが取得される。続くステップS12においてECU50は、取得したセパレータ前後圧力差に基づいて弁体31の開度を算出する。弁体31の開度の算出は、例えば図8に一例を示したようにセパレータ前後圧力差と弁体31の開度との関係を予め実験などにより求めてECU50のROMにマップとして記憶させておき、このマップを参照して行えばよい。上述したようにセパレータ前後圧力差が小さい場合はオイルセパレータ20Bに導かれるブローバイガスの流量が少なく、セパレータ前後圧力差が大きいほどブローバイガスの流量が増加する。そこで、弁体31の開度としては、図8に一例を示したようにセパレータ前後圧力差が小さい場合はガス導入管28の流路断面積が小さくなる閉じ側の開度が算出される。なお、図8に示したように弁体31は、最も閉じ側に駆動された場合においても最小面積位置までしか駆動されず、ガス導入管28が全閉にならないように制御される。一方、セパレータ前後圧力差が大きい場合はガス導入管28の流路断面積が大きくなる開き側の開度が算出される。また、セパレータ前後圧力差が予め設定した所定値以上になった場合はガス導入管28が全開になるように全開位置が算出される。次のステップS13においてECU50は、弁体31の開度が算出した開度になるようにアクチュエータ40を制御する。その後、今回の制御ルーチンを終了する。
この第2の形態のオイルセパレータ20Bによれば、セパレータ前後圧力差が小さくブローバイガスの流量が少ない場合は弁体31が閉じ側に制御されるので、分離部23に流入するブローバイガスの流速を高め、分離部23に強い旋回流を形成することができる。そのため、ブローバイガスからオイルを適切に分離することができる。一方、セパレータ前後圧力差が大きくブローバイガスの流量が多い場合は弁体31が開き側に制御されるので、分離部23に速やかにブローバイガスを導入できる。そのため、従来よりも広い流量範囲においてブローバイガスからオイルを適切に分離することができる。また、このようにアクチュエータ40で弁体31を制御することにより、逆止弁27の前後の圧力の差が所定の開弁差圧に達しないように分離部23の圧力を精度良く制御することができる。なお、弁体31を制御するためのパラメータは、セパレータ前後圧力差に限定されない。上述したようにブローバイガスの流量はセパレータ前後圧力差と相関しているので、ブローバイガスの流量を推定したり検出したりして取得し、取得したブローバイガスの流量に応じて弁体31を制御してもよい。
弁体31の制御方法は、上述した制御方法に限定されない。例えば、セパレータ前後圧力差に基づいて算出した弁体31の開度をセパレータ前後圧力差以外のエンジン1の運転状態を示すパラメータに応じて補正し、この補正後の開度に調整されるように弁体31を制御してもよい。過給温度が高いほど吸気通路4に導かれたオイルが吸気通路4や吸気通路4に設けられた機器に固着し易くなり、オイルコーキングが発生し易くなる。そして、サイクロン方式のオイルセパレータにおいては、分離部に流入するガスの流速を高くするほど、小さい粒子のオイルミストの捕集効率を向上させることができる。そこで、過給温度が高い場合は過給温度が低い場合と比較して分離部23に流入するブローバイガスの流速が速くなるように弁体31の開度を閉じ側に補正してもよい。このように弁体31の開度を補正することにより、吸気通路4に導かれるオイルの量をさらに低減させ、オイルコーキングの発生を抑制することができる。
また、弁体31の開度は、過給圧、オイルの温度、及びエンジン1の暖機状態などに応じて補正してもよい。これらの運転パラメータは、ブローバイガスに含まれるオイルの量と相関関係を有している。例えば、過給圧が高い場合は過給圧が低い場合と比較してブローバイガスに含まれるオイルの量が増加する。また、オイルの温度が高い場合もオイルの温度が低い場合と比較してブローバイガスに含まれるオイルの量が増加する。さらに、暖機中のエンジン1では、暖機完了後のエンジン1と比較してブローバイガス中のオイルの量が多くなる。そこで、過給圧が高い場合、オイルの温度が高い場合、又はエンジン1が暖機中の場合は、弁体31の開度を閉じ側に補正する。このように弁体31の開度を補正することにより、オイルセパレータ20Bにおいてより多くのオイルをブローバイガスから分離することができるので、吸気通路4へのオイルの流入を抑制できる。
なお、このように弁体31の開度を補正する場合、分離部23の圧力が高くなって逆止弁27の前後の差圧と開弁差圧との差が殆ど無くなり、逆止弁27が開いてオイルが逆流するおそれがある。そこで、このように分離部23の圧力が高くなると予想される場合は逆止弁動作禁止機構42を禁止位置に切り替えてもよい。これにより、逆止弁27を介したオイルの逆流を防止することができる。
本発明は、上述した各形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。例えば、本発明のオイルセパレータが適用される装置は内燃機関に限定されず、オイルを含んだガスが発生し、そのガスからオイルを分離する必要がある種々の装置に適用してよい。
本発明の第1の形態に係るオイルセパレータが組み込まれた内燃機関の概略を示す図。 第1の形態に係るオイルセパレータを拡大して示す図。 図2のIII−III線におけるオイルセパレータの断面を示す図。 本発明の第2の形態に係るオイルセパレータが組み込まれた内燃機関の概略を示す図。 第2の形態に係るオイルセパレータを拡大して示す図。 図5のVI−VI線におけるオイルセパレータの断面を示す図。 ECUが実行する弁動作制御ルーチンを示すフローチャート。 セパレータ前後圧力差と弁体の開度との関係の一例を示す図。
符号の説明
1 内燃機関
8 ターボ過給機
8a コンプレッサ
20A、20B オイルセパレータ
21 本体
22 気体排出管
23 分離部
24 液体排出管
25 オイル貯留部
27 逆止弁
28 ガス導入管(導入管)
28a 出口部
30 断面積調整機構(流路断面積変更手段)
31 弁体
33 リターンスプリング(付勢手段)
40 アクチュエータ(駆動手段)
41 差圧センサ(差圧検出手段)
50 エンジンコントロールユニット(制御手段)

Claims (7)

  1. 円筒状の分離部を有する本体と、前記分離部に前記分離部の接線方向からガスが導入されるように前記本体に接続される導入管と、前記本体の下部に接続される液体排出管と、前記本体の上部に接続される気体排出管と、を備え、
    前記導入管から前記分離部に流入したオイルを含むガスに遠心力を利用した気液分離作用を与え、得られたオイルを前記液体排出管から排出し、残余のガスを前記気体排出管から排出するオイルセパレータにおいて、
    前記導入管内の圧力と前記気体排出管内の圧力との差であるセパレータ前後圧力差又は前記セパレータ前後圧力差と相関する物理量の少なくともいずれか一方に応じて前記導入管の出口部の流路断面積を変更する流路断面積変更手段を備え
    前記液体排出管には、前記本体と連通するように設けられて前記本体から排出されたオイルが貯留されるオイル貯留部と、前記オイル貯留部から外部へのオイルの流出を許容するとともに外部から前記オイル貯留部へのオイルの流入を阻止し、かつ所定の開弁差圧で開弁する逆止弁と、が設けられ、
    前記流路断面積変更手段は、前記逆止弁の前後の差圧が前記開弁差圧よりも小さくなるように前記セパレータ前後圧力差又は前記物理量の少なくともいずれか一方に応じて前記導入管の流路断面積を変更することを特徴とするオイルセパレータ。
  2. 前記流路断面積変更手段は、前記セパレータ前後圧力差が小さい場合に前記セパレータ前後圧力差が大きい場合と比べて前記導入管の出口部の流路断面積が小さくなるように前記セパレータ前後圧力差又は前記物理量の少なくともいずれか一方に応じて前記導入管の流路断面積を変更する請求項1に記載のオイルセパレータ。
  3. 前記流路断面積変更手段として、前記導入管の出口部の流路断面積を変更可能なように前記導入管を全開する全開位置と前記全開位置より閉じ側に設定される所定の最小面積位置との間で移動可能であり、かつ一端がガス流れの上流側に、他端がガス流れの下流側にそれぞれ配置され、さらに前記導入管内に前記一端を中心に回転可能に設けられる弁体と、前記導入管の流路断面積が減少する方向に前記弁体を付勢する付勢手段と、が設けられる請求項1又は2に記載のオイルセパレータ。
  4. 前記弁体は、前記導入管の壁面のうち前記分離部の中心に近い側に位置する壁面に設けられる請求項3に記載のオイルセパレータ。
  5. 前記流路断面積変更手段として、前記導入管の出口部の流路断面積を変更可能なように前記導入管を全開する全開位置と前記全開位置より閉じ側に設定される所定の最小面積位置との間で移動可能であり、かつ一端がガス流れの上流側に、他端がガス流れの下流側にそれぞれ配置され、さらに前記導入管内に前記一端を中心に回転可能に設けられる弁体と、前記弁体を駆動する駆動手段と、前記セパレータ前後圧力差を検出する差圧検出手段と、前記差圧検出手段が検出したセパレータ前後圧力差に基づいて前記弁体の開度が変更されるように前記駆動手段を制御する制御手段と、が設けられる請求項1又は2に記載のオイルセパレータ。
  6. 前記オイルセパレータは、ブローバイガスからオイルを分離するべく内燃機関に設けられ、
    前記制御手段は、前記ブローバイガスに含まれるオイルの量と相関関係を有する前記内燃機関の運転パラメータに基づいて前記弁体の開度を補正する請求項5に記載のオイルセパレータ。
  7. 前記内燃機関の運転パラメータは、前記内燃機関のオイルの温度、前記内燃機関の暖機状態、前記内燃機関に設けられるターボ過給機のコンプレッサより下流の吸気の圧力のうちの少なくともいずれか一つであることを特徴とする請求項6に記載のオイルセパレータ。
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