JP5066053B2 - Deodorization device - Google Patents
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Description
本発明はトイレ等に設置される脱臭装置に関する。 The present invention relates to a deodorizing apparatus installed in a toilet or the like.
従来、例えば特許文献1に示されるようにトイレ等に設置される脱臭装置が利用されている。また、従来、脱臭装置を狭い設置スペースに設置する場合や、設置した際に脱臭装置が邪魔にならないようにするために、薄型の脱臭装置を利用することが多々ある。
Conventionally, for example, as shown in
ところで、ファンを用いて空気を吸引し、これを脱臭フィルターのような脱臭手段で脱臭し、この後、脱臭された空気を排出する脱臭装置にあっては、薄型化を実現するために、ファン自体の厚みが薄いシロッコファンを用いることが好ましい。 By the way, in a deodorizing device that sucks air using a fan, deodorizes it with a deodorizing means such as a deodorizing filter, and then discharges the deodorized air, It is preferable to use a sirocco fan whose thickness is thin.
ここで、脱臭装置からシロッコファンの排気方向とは異なる方向に排気を行う場合には、脱臭装置内においてシロッコファンの下流側に風路を形成する必要があるが、この他にも脱臭装置内には内装機器等を配設する必要があり、脱臭装置の厚みやサイズが大きくなるという問題がある。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、薄型でサイズが小さい脱臭装置を提供することを課題とする。 This invention is made | formed in view of the said conventional problem, Comprising: It aims at providing the deodorizing apparatus which is thin and small in size.
上記課題を解決するために本発明に係る脱臭装置は、吸気口7及び排気口9が設けられたハウジング8と、ハウジング8内に収納されて、前記吸気口7から空気を吸い込んで排気口9から排出するシロッコファン6と、排気口9から排出される空気を脱臭する脱臭手段を備え、前記シロッコファン6の回転軸方向を上下方向とし、ハウジング8内に、前記シロッコファン6を収納するファン収納部23と、左右方向において前記ファン収納部23に隣接する隣接空間部24が形成され、ファン収納部23と隣接空間部24の境界における前側半部にファン収納部23と隣接空間部24を仕切る仕切部37が設けられると共に、該境界における後側半部にシロッコファン6の吐出口27が設けられ、隣接空間部24のファン収納部23と反対側の側面部40に下流側開口部39が形成され、隣接空間部24にシロッコファン6の吐出口27と下流側開口部39を接続する風洞42が形成されて、該風洞42を介してシロッコファン6の吐出口27が排気口9に連通され、前記隣接空間部24において、仕切部37及び隣接空間部24の前側の壁部46に沿って機器収納部43が形成され、該機器収納部43に内装機器が配設される脱臭装置であって、前記下流側開口部39はその開口面積が吐出口27の開口面積よりも大きく形成され、前記風洞42と機器収納部43の境界壁45が風洞42の下流側に行くに従って風洞42の幅が広がるように傾斜し、前記内装機器が境界壁45とシロッコファン6の間に配置されることを特徴とする。
In order to solve the above problems, a deodorizing apparatus according to the present invention includes a
また、前記風洞42における吐出口27よりも幅が広げられた部分に脱臭手段を構成する脱臭フィルター50が設けられることが好ましい。
Further, it is preferable that the
請求項1にあっては、内装機器が収納される機器収納部を、ファン収納部に隣接する隣接空間部において、仕切部の側方で且つ風洞が形成されていないデッドスペースに形成することができ、このため、ハウジング内のスペースを有効に利用でき、脱臭装置を薄型で且つ小さいものとすることができる。
In
また、請求項2にあっては、脱臭フィルターを風洞におけるファンの吐出口よりも幅が広げられた部分に亘って設けられるので、脱臭効率を高いものとすることができ、また、境界壁をテーパー状に傾斜させたことにより、風洞を通過する空気の圧力損失を低減でき、これによりシロッコファンを小型化し、脱臭装置をさらに薄型で小さいものとすることができる。
Further, in
以下、本発明の実施形態の一例を添付図面に基づいて説明する。 Hereinafter, an example of an embodiment of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
図1及び図2に示すように、本例の脱臭装置1はトイレの便器2の側方の壁68に沿って配設され、便器2の左右方向における外側に配置されるものである。
As shown in FIG.1 and FIG.2, the
図3のようにトイレの床に設置される便器2は洋式便器であって、便器2の後部上端部には便座3及び便蓋4が回動自在に取り付けられている。便器2の後部には脱臭装置1とは別に図示しない脱臭機が設けられ、ボウル部5内の空気を後方の脱臭機に吸い込んでこれを脱臭できるようになっている。
As shown in FIG. 3, the
以下、本例の脱臭装置1について詳述する。なお、以下の脱臭装置1の説明では、特に記載する場合を除き、図2において紙面に対して垂直な方向を前後方向とし、且つ、図2紙面手前側を前方と規定して説明する。
Hereinafter, the
脱臭装置1は、ハウジング8に設けられた吸気口7からシロッコファン6によりトイレ内の空気を吸い込み、該空気を脱臭手段にて脱臭し、この後、ハウジング8に設けられた排気口9からトイレ内に排出するものである。
The deodorizing
図4に示すように、脱臭装置1は、前方に開口し且つ上下方向の厚みが薄い略矩形薄箱状に形成されたハウジング8と、ハウジング8内に配設された上下厚みの薄い薄型の脱臭ユニット10と、ハウジング8の前開口12の全体を覆うようにハウジング8に取り付けられた通気性を有する通気グリル13を備えている。
As shown in FIG. 4, the
脱臭ユニット10は、内ケーシング14に、シロッコファン6、シロッコファン6を駆動制御するファン駆動制御部15、脱臭手段を構成する脱臭フィルター50及び静電霧化装置17、静電霧化装置17を駆動制御する霧化装置駆動制御部18等が設けられてユニット化されたものである。
The deodorizing
内ケーシング14は、上下厚みが薄く且つ左右方向に長い略長方形状をした箱状部20と、該箱状部20の片側(便座3に着座した着座者を基準としたときの後側)の半部から下方に向けて突設された機器配設部21と、機器配設部21の下部から外側方に向けて突設された設置部22を備えている。
The inner casing 14 has a box-shaped portion 20 having a thin rectangular shape and a substantially rectangular shape that is long in the left-right direction, and one side of the box-shaped portion 20 (the rear side when a seated person sitting on the toilet seat 3 is used as a reference). A
図5に示すように、箱状部20内の平面視で左右方向に長い略長方形状の空間の前側半部は箱状部20に形成された仕切部37により左右に二分されており、これにより、箱状部20の設置部22と反対側の半部の内部には平面視略矩形状のファン収納部23が形成されている。また、箱状部20の設置部22側の半部の内部にはファン収納部23と左右方向において隣接する平面視略矩形状の隣接空間部24が形成されている。
As shown in FIG. 5, the front half of the substantially rectangular space that is long in the left-right direction in plan view in the box-shaped portion 20 is divided into left and right by a
ファン収納部23にはシロッコファン6が配設されている。シロッコファン6は、回転軸方向が上下方向と平行となる羽根25と、羽根25を収納する平面視略蝸牛状のファンケース26を備えている。
A
シロッコファン6の外郭を構成するファンケース26の下面部にはシロッコファン6の吸入口30が形成され、ファンケース26の隣接空間部24側の側面部の後側半部には矩形状の吐出口27が突設されている。
A
図6に示すように、ファン収納部23の底面部28には上下に貫通する吸込口29が形成されている。シロッコファン6の吸入口30は吸込口29を介してファン収納部23の下方の空間31に連通している。空間31の上面及び側面の夫々は箱状部20の下面部(ファン収納部23の底面部28)及び機器配設部21の側面部33によって構成され、該箱状部20の下面部及び機器配設部21の側面部33によって上流側風路形成部34が構成されている。
As shown in FIG. 6, a
脱臭ユニット10をハウジング8内に組み込むことで、ハウジング8内には上流側風路形成部34とハウジング8の内面とで構成され機器配設部21及びファン収納部23と区画された上流側風路35が形成される。つまり、この上流側風路35はシロッコファン6の吸入口30側である下方に位置し、シロッコファン6の回転軸方向と平行な上下方向においてシロッコファン6と並設されている。
By incorporating the deodorizing
ファン収納部23の下方の空間31の前方には、ハウジング8の前面に設けられた通気グリル13の一側部(前記着座者を基準としたときの前側部分)が位置し、該通気グリル13の一側部における上流側風路35に対向する部分で吸気口7が構成される。また、上流側風路35には吸気口7から吸い込んだ空気に含まれる塵を捕集する防塵フィルター36が配設されている。
In front of the
図5に示すようにファン収納部23と隣接空間部24を仕切る仕切部37の後側には左右方向に貫通する開口からなる嵌込部38が形成されている。嵌込部38にはシロッコファン6の吐出口27が嵌め込まれている。
As shown in FIG. 5, a
隣接空間部24のファン収納部23と反対側の側面部40には矩形状の下流側開口部39が形成されている。下流側開口部39は側面部40の前後方向の略全長に亘り、その前後幅は吐出口27の前後幅よりも大きい。これにより下流側開口部39の開口面積は吐出口27よりも大きくなっている。
The
隣接空間部24にはシロッコファン6の吐出口27から側方に向かって伸びて、吐出口27と下流側開口部39を連通接続する風洞42が形成されている。
In the
隣接空間部24において、仕切部37の側方に位置し且つ風洞42が形成されていない残りの部位には機器収納部43が形成されており、該機器収納部43にファン駆動制御部15が配設されている。
In the
風洞42と機器収納部43は境界壁45にて前後に仕切られている。境界壁45の吐出口27側の端部は嵌込部38の前縁に接続されている。風洞42の前面の一部を構成する境界壁45は、左右方向において、下流側(下流側開口部39側)に行くに従って風洞42の前後幅を広げるように傾斜している。境界壁45の下流側開口部39側の端部は箱状部20の前面部を構成する、隣接空間部24の前側の壁部46に接続され、これにより機器収納部43は仕切部37と壁部46に沿った平面視略直角三角形状に形成されている。
The
上記風洞42によって下流側風路形成部47が構成される。また、設置部22の上方で且つ箱状部20の側方には風洞42に連通する空間48が形成される。
The
脱臭ユニット10をハウジング8内に組み込むことで、ハウジング8内には下流側風路形成部47とハウジング8の内面とで構成され機器配設部21及びファン収納部23と区画された下流側風路49が形成される。この下流側風路49は、ファン6の吐出口27側である側方に位置する。
By incorporating the deodorizing
箱状部20側方の空間48の前方には通気グリル13の吸気口7とは反対側の側部が位置し、該通気グリル13の他側部における下流側風路49に対応する部分で排気口9が構成される。
A side portion opposite to the
風洞42の境界壁45よりも下流側には脱臭フィルター50が設けられている。脱臭フィルター50は空気中に含まれる臭気成分を吸着するための触媒が塗布されたものであり、触媒の作用により排気口9から吐出される空気の脱臭を行う。
A
脱臭フィルター50は風洞42においてファン6の吐出口27よりも前後幅が広げられた部分に配設される。
The
静電霧化装置17は、液体を静電霧化することにより、発生した帯電微粒子液を前記脱臭フィルター50を通過した空気に供給して脱臭を行うものである。
The
静電霧化装置17は、図7に概略的に示すように、熱交換部52、霧化部53、及びこれらを駆動制御する霧化装置駆動制御部18(図6参照)で構成され、このうち熱交換部52及び霧化部53が設置部22上に設置される。
As schematically shown in FIG. 7, the
熱交換部52は、霧化液となる結露水を後述の霧化電極54に供給する霧化液供給手段を成すものであり、通電により冷却側及び放熱側を形成するペルチェユニット55から成る。ペルチェユニット55の冷却側に備えた冷却板56が熱交換部52の冷却部を成し、ペルチェユニット55の放熱側に備えた放熱フィン57が熱交換部52の放熱部を成す。
The heat exchanging part 52 constitutes an atomizing liquid supply means for supplying condensed water as an atomizing liquid to an atomizing electrode 54 to be described later, and includes a Peltier unit 55 that forms a cooling side and a heat radiation side by energization. The cooling
熱交換部52の冷却板56からは、上方に向けて細長柱状の霧化電極54を突設している。霧化電極54を覆う枠体58には、霧化電極54の上方にて霧化電極54の先端と所定距離を隔てて対向する位置に対向電極59が固定されている。霧化電極54、枠体58、及び対向電極59により、帯電微粒子液を発生させる霧化部53が構成される。
From the cooling
霧化電極54と対向電極59の間には、両電極54、59間に高電圧を印加する高電圧印加部60が設けられている。高電圧印加部60及びペルチェユニット55にはこれらを制御する制御部61が接続され、該制御部61と高電圧印加部60で霧化装置駆動制御部18が構成される。
Between the atomization electrode 54 and the
制御部61がペルチェユニット55に通電を開始すると、冷却板56を介して霧化電極54が冷却され、空気中の水分を基にして霧化電極54上には結露水が生成される。そして霧化電極54表面に霧化液としての水が保持された状態で、制御部61は高電圧印加部60により霧化電極54と対向電極59との間に高電圧を印加し、霧化電極54上の水を該霧化電極54の先端にて静電霧化させて帯電微粒子液を生成する。
When the
霧化部53で生成された帯電微粒子液は、上方の上流側風路35の空間48に向けて放出される。
The charged fine particle liquid generated by the atomizing unit 53 is discharged toward the
図6に示すように、静電霧化装置17の霧化装置駆動制御部18を構成する高電圧印加部60、基板62、コンデンサー63等は、機器配設部21内に配設される。この機器配設部21は上下方向において下流側風路49の風洞42と並設され且つ上流側風路35の空間48の側方に位置する。
As shown in FIG. 6, the high
図1及び図2に示すように、脱臭装置1は便器2の側方に立設されたトイレの壁68に突設したカウンター65の下面に取り付けられ、ハウジング8の長手方向が前記着座者を基準としたときの前後方向と平行とされ、吸気口7が便器2の前部の上方部に臨む。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
脱臭装置1を利用する場合、シロッコファン6及び静電霧化装置17を駆動する。これにより、トイレ内の便器2前部の上方部の空気が通気グリル13の一部で構成された吸気口7から上流側風路35に吸い込まれ、この後、防塵フィルター36で塵等が除去されて、吸込口29及び吸入口30を介してファンケース26内に吸い込まれる。
When using the
続いて、ファン6の吐出口27からファン6の回転軸方向と直交する側方の風洞42に向けて前記清浄化された空気が吐出され、この空気が脱臭フィルター50を通過して脱臭がなされ、次に、下流側開口部39から側方の空間48に吐出され、該空間48において静電霧化装置17で発生した帯電微粒子液が付与される。
Subsequently, the purified air is discharged from the
そしてこの後、前記通気グリル13の一部で構成された排気口9に至り、該排気口9から脱臭及び清浄化され且つ帯電微粒子液を含む空気がトイレ内の便器2後部の上方部に向けて排出される。
After that, the exhaust port 9 formed by a part of the
前記帯電微粒子液はナノメータサイズを含む小さな粒径であり且つ強い電荷を持つものであって、高い脱臭効果や殺菌効果等の多様な効果を奏するものである。このため、前述のように脱臭後の空気に乗せて帯電微粒子液をトイレ内に放出することで、トイレ内の隅々にまで帯電微粒子液を行き渡らせて、トイレ内の脱臭や除菌を行うことができる。 The charged fine particle liquid has a small particle size including a nanometer size and a strong charge, and exhibits various effects such as a high deodorizing effect and a sterilizing effect. For this reason, as described above, the charged fine particle liquid is released into the toilet by placing it on the air after deodorization, so that the charged fine particle liquid is distributed to every corner of the toilet for deodorization and sterilization in the toilet. be able to.
以上説明した脱臭装置1は、図6のように、ファン駆動制御部15が収納される機器収納部43を、ファン収納部23に隣接する隣接空間部24において、仕切部37の側方で且つ風洞42が形成されていないデッドスペースに形成することができ、このため、ハウジング8内のスペースを有効に利用でき、脱臭装置1を薄型で且つ小さいものとすることができる。
As shown in FIG. 6, the
また、脱臭フィルター50は風洞42においてファン6の吐出口27よりも前後幅が広げられた部分に亘って配設される。このため下流側風路49を流れる空気の脱臭フィルター50による脱臭効率を高めることができる。また、境界壁45をテーパー状に傾斜させたことにより、風洞42における圧力損失を低減できる。
Further, the
なお、上記の例では、脱臭装置1をトイレのカウンター65に取り付けたが、図8に示すように、脱臭装置1をトイレの壁68に沿って設置したカウンターキャビネット67に組み込んでも良く、また、図9に示すように脱臭装置1をトイレの壁68に直接設けても良い。
In the above example, the
また、上記の例では、機器配設部21に霧化装置駆動制御部18を設けると共に、機器収納部43にファン駆動制御部15が設けたが、機器配設部21やファン駆動制御部15に設けられる内装部品はこれら霧化装置駆動制御部18やファン駆動制御部15に限定されるものではない。
In the above example, the
1 脱臭装置
6 シロッコファン
7 吸気口
8 ハウジング
9 排気口
23 ファン収納部
24 隣接空間部
27 吐出口
37 仕切部
39 下流側開口部
40 側面部
42 風洞
43 機器収納部
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