JP5057699B2 - Flexible container - Google Patents
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Description
本発明は、口頸部の先端の吐出口から、可撓変形可能な容器本体に収容された内容物を押し出して用いる合成樹脂製の可撓性容器に関する。 The present invention relates to a flexible container made of synthetic resin that is used by extruding contents contained in a container body that can be flexibly deformed from a discharge port at the tip of a mouth and neck.
例えば粘度が比較的高い内容物であるマヨネーズ、ケチャップ、ピザソース、ソフトバター、クリーム、ソフトチョコレート等を収容する容器として、例えば軟質の合成樹脂からなる可撓性容器が知られている。可撓性容器は、内容物を収容する容器本体に吐出口を備える口頸部を連続して形成されており、例えば口頸部の外周面に設けた雄ネジを介して螺着されたキャップを取り外し、容器本体を把持して押圧することにより、吐出口から内容物を押し出して使用する。 For example, a flexible container made of a soft synthetic resin is known as a container for storing mayonnaise, ketchup, pizza sauce, soft butter, cream, soft chocolate and the like, which are contents having a relatively high viscosity. The flexible container is formed by continuously forming a mouth and neck portion having a discharge port on a container body that contains contents, and is, for example, a cap screwed through a male screw provided on the outer peripheral surface of the mouth and neck portion Is removed, and the container body is held and pressed to push out the contents from the discharge port.
可撓性容器の容器本体から内容物を効率良く押し出すためには、吐出後に容器本体ができるだけ平坦に変形できるようにすることが望ましいことから、容器本体に溝部や反転部を設けて押し潰し易いようにした可撓性容器が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
上記特許文献1又は特許文献2の可撓性容器では、容器本体を折り畳んだり、押し潰したりすることにより、容器本体の内部の内容物を効率良く吐出させることが可能であるが、口頸部や口頸部の近傍部分は、合成樹脂の肉厚が厚くなり易く、また雄ネジが設けてあることから、押圧変形させ難く、これらの部分に残された内容物を吐出させることは困難である。 In the flexible container of Patent Document 1 or Patent Document 2, it is possible to efficiently discharge the contents inside the container body by folding or crushing the container body. In the vicinity of the mouth and neck, the thickness of the synthetic resin is likely to be thick, and since male threads are provided, it is difficult to press and deform, and it is difficult to discharge the contents left in these parts. is there.
特に、可撓変形可能な容器本体に収容された内容物を押し出して用いる合成樹脂製の可撓性容器として、例えばマヨネーズ容器の如く、容器本体の断面積が口頸部に向けて先細り状に絞られた形状を備える可撓性容器では、口頸部の近傍部分の樹脂の肉厚が厚くなっていることにより、当該口頸部の近傍部分を押し潰すことが困難である。また先細り状に絞られた口頸部の近傍部分では、内容物が残り易く、残った内容物を押し出すために、無理な操作を使用者に強いることになる場合もある。 In particular, as a flexible container made of synthetic resin that is used by extruding the contents contained in a container body that can be flexibly deformed, the cross-sectional area of the container body is tapered toward the mouth and neck, such as a mayonnaise container. In a flexible container having a squeezed shape, it is difficult to crush the vicinity of the mouth-neck portion because the thickness of the resin in the vicinity of the mouth-neck portion is thick. Further, in the vicinity of the narrowed mouth and neck portion, the contents are likely to remain, and the user may be forced to perform an unreasonable operation in order to push out the remaining contents.
一方、容器本体に収容された内容物を押し出して用いる可撓性容器とは異なり、粘度の低い液体状の内容物を収容するブロー成形容器において、口頸部の内側に凹溝状の折り筋を設けることにより、廃棄時に口頸部を押し潰すことを可能にした合成樹脂製の可撓性容器も開示されているが(例えば、特許文献3参照)、このような凹溝状の折り筋を上述の可撓性容器の口頸部に設けても、口頸部の近傍の先細り状に絞られた部分に残った内容物を効率良く押し出すことは困難である。 On the other hand, unlike a flexible container that uses the contents contained in the container body by pushing it out, a blow-molded container that contains liquid contents with low viscosity has a grooved crease inside the mouth and neck. There is also disclosed a flexible container made of synthetic resin that enables crushing of the mouth-neck portion at the time of disposal (see, for example, Patent Document 3). Even if it is provided in the mouth-and-neck portion of the flexible container, it is difficult to efficiently extrude the contents remaining in the tapered portion near the mouth-and-neck portion.
本発明は、口頸部に向けて断面積が絞られた形状を備える容器本体から、口頸部の近傍部分に残った内容物を効率良く容易に押し出すことのできる可撓性容器を提供することを目的とする。 The present invention provides a flexible container capable of efficiently and easily extruding the contents remaining in the vicinity of the mouth and neck from a container body having a shape with a reduced cross-sectional area toward the mouth and neck. For the purpose.
本発明は、口頸部の先端の吐出口から、可撓変形可能な容器本体に収容された内容物を押し出して吐出可能な合成樹脂製の可撓性容器であって、前記容器本体は、互いに近接する方向に押圧される正面側及び背面側の一対の押圧面を備えると共に、前記口頸部に向けて断面積が絞られた形状を有しており、前記容器本体には、前記一対の押圧面の中央部分に、前記口頸部又は前記口頸部の近傍部分から下方に向かって延びる陥没誘導線が設けられている可撓性容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。 The present invention is a flexible container made of synthetic resin capable of extruding and discharging the contents accommodated in a container body that can be flexibly deformed from the discharge port at the tip of the mouth and neck, wherein the container body includes: A pair of pressing surfaces on the front side and the back side that are pressed in directions close to each other are provided, and the cross-sectional area is narrowed toward the mouth and neck, and the container body includes the pair of pressing surfaces. The above object is achieved by providing a flexible container in which a depression guide line extending downward from the mouth-neck part or the vicinity of the mouth-neck part is provided in the central part of the pressing surface of It is.
本発明の可撓性容器によれば、口頸部に向けて断面積が絞られた形状を備える容器本体から、口頸部の近傍部分に残った内容物を効率良く容易に押し出すことができる。 According to the flexible container of the present invention, the contents remaining in the vicinity of the mouth-neck portion can be efficiently and easily pushed out from the container body having a shape with a reduced cross-sectional area toward the mouth-neck portion. .
図1(a)〜(d)に示す本発明の好ましい一実施形態に係る可撓性容器10は、内容物として、粘度が比較的高い液体であって、例えば見かけ粘度が2000 mPa・s 〜420000 mPa・sの比較的高粘度の液体、例えばマヨネーズを収容した軟質合成樹脂製の容器であり、容器本体11と、容器本体11の吐出方向先端側に連続して一体形成される口頸部12とによって構成される。そして、本実施形態の可撓性容器10は、例えば容器本体11を把持してキャップ14を取り外した後に、好ましくは口頸部12の先端の吐出口13を下方に傾けた状態で容器本体11を押圧することにより、内容物を吐出させる。また内容物を吐出させたら、好ましくは口頸部12を下方に配置した倒立状態で保管しておくことにより、残った内容物を口頸部12に向けて下方に誘導し、又は口頸部12に誘導した内容物をそのままの状態で保管し、次の使用時に内容物がスムーズに吐出口13から吐出されるようにする。本実施形態の可撓性容器10は、内容物が残り少なくなって、口頸部12や口頸部12の近傍部分にのみ蓄積されている場合でも、これらの部分に残された内容物をスムーズに吐出させて、内容物の絞り残りを少なくできるようにするために用いられる。
A
そして、本実施形態の可撓性容器10は、口頸部12の先端の吐出口13から、可撓変形可能な容器本体11に収容された内容物を押し出して吐出可能な合成樹脂製の容器であって、図2にも示すように、容器本体11は、互いに近接する方向に押圧される正面側及び背面側の一対の押圧面20a,20bを備えると共に、口頸部12に向けて断面積が絞られた形状を有しており、容器本体11には、一対の押圧面20a,20bの中央部分に、口頸部12の近傍部分と連続して、又は口頸部12の近傍部分から下方に延びる陥没誘導線19が設けられている。
And the
また、本実施形態では、口頸部12の外周面に雄ネジ15が設けられている。そして、口頸部12の周方向の一対の対向する位置(本実施形態では、ニ対の対向する位置のうちの一方の一対の対向する位置)において、雄ネジ15を構成する凸条部が欠けた間欠部16が、陥没誘導線19の延長線に沿って口頸部12の軸方向、又は容器の軸方向Xに並んで配置されることにより、雄ネジ15を口頸部12の軸方向Xに横切る間欠連設部21が形成されている。
In the present embodiment, a
さらに、本実施形態では、口頸部12には、外周面の軸方向Xに並んだ間欠部16を縦断して、凹溝17(好ましくは凹溝17による薄肉部)が間欠連設部21に沿って形成されている。
Further, in the present embodiment, in the mouth-and-
容器本体11は、軟質の合成樹脂として例えばLDPE(低密度ポリエチレン)を用いて口頸部12と共にブロー成形してなるものであり、可撓変形可能な可撓性容器となっている。本実施形態では、容器本体11は、図1(b)に示すように、外側に凸状に湾曲する正面部11a及び背面部11bの両端を折曲げ誘導リブ部18を介在させて連設した形状を有している。正面部11aと背面部11bは、正面側及び背面側の一対の押圧面20a,20bを構成すると共に、容器本体11は、口頸部12と近接する部分を除いて、正面側及び背面側の一対の押圧面20a,20bを対称に配置した扁平な横断面形状を備えている。
The container body 11 is formed by blow-molding together with the mouth and
また、本実施形態では、容器本体11は、口頸部12に向けて断面積が絞られた形状を有しており、断面積が絞られることによって肉厚が厚くなった口頸部12の近傍部分には、一対の押圧面20a,20bの中央部分に配置されて、容器10の軸方向Xに延びる陥没誘導線19が設けられている。陥没誘導線19は、図1(c)に示すように、例えば容器本体11の内側に陥没するように窪ませて形成した凹溝や、薄肉部として形成した凹溝からなる。陥没誘導線19を押圧ポイントとして、口頸部12の近傍部分の押圧面20a,20bを両側から挟み込むようにしながら押圧方向Yに押圧することにより、陥没誘導線19を中心として容易に押圧面20aの内側面と押圧面20bの内側面とを近づかせ、折曲げ誘導リブ部18を山折りさせつつ、容器本体11の口頸部12の近傍部分が平坦にスムーズに押し潰されるように誘導する。
Moreover, in this embodiment, the container main body 11 has a shape in which the cross-sectional area is narrowed toward the mouth-and-
ここで、容器本体11の口頸部12の近傍部分に設けられた陥没誘導線19は、容器本体11の口頸部12との境界部分である肩部22から底部までの容器本体11の軸方向Xの長さLに対して、例えば10%以上の領域、又は15mm以上の長さで設けられ、容器本体11を平坦に折り畳む観点からは少なくとも口頸部12近傍で容器本体11が肉厚になっている領域、又は容器本体11の最大断面積に対して20%〜30%の断面積に絞られた口頸部12の近傍の領域に設けられる。また、陥没誘導線19は、容器本体11の口頸部12との境界部分である肩部22近傍から底部近傍まで延びて設けられても良いが、容器本体11の口頸部12近傍が押し潰しにくいこと、及び、押圧すべきポイントを示す観点、美観等から容器本体11の口頸部12の近傍に設けることが好ましく、例えば、肩部22から長さLの40%、好適には20%の領域に設けられる。
Here, the
容器本体11と共に一体成形される口頸部12には、その先端に吐出口13が開口形成されており、口頸部12の先端部近傍の口内径が例えば10〜25mm程度の大きさとなっており、その外周面には、雄ネジ15が間欠ネジとして設けられている。また、間欠ネジ15の間欠部16は、図1(d)及び図2に示すように、口頸部12の周方向に90度の等角度間隔をおいた4箇所の位置において、口頸部12の軸方向Xに上下に並んで配置され、一対の押圧面20a,20bの押圧方向Yに対向する一対の間欠連設部21と、押圧方向Yと垂直又は略垂直な方向に対向する他の一対の間欠連設部(間欠折り曲げ部)21’とが形成される。
The mouth /
ここで、押圧方向Yに対向する一対の間欠連設部21は、容器本体11の口頸部12の近傍部分に設けた陥没誘導線19の延長線に沿って形成されると共に、これらの間欠連設部21には、間欠部16を軸方向Xに縦断する凹溝17(好ましくは凹溝17による薄肉部)が形成される。また押圧方向Yと垂直又は略垂直な方向に対向する一対の間欠折り曲げ部21’は、折曲げ誘導リブ部18の延長上に配置される。凹溝17は間欠連接部21にのみ形成することが好ましい。
Here, the pair of
本実施形態では、口頸部12と容器本体11との境界部分には、容器10のブロー成形時に形成されたフラッシュ部を切除する際の位置決めを行う肩部22が形成されており、この肩部22は、図2に示すように、陥没誘導線19から周方向に90度離れた部分及びこれの近傍部分においてのみ角部22aを張り出して設けられている。すなわち、例えばマヨネーズ等の内容物を収容し、口頸部に向けて先細り形状となった軟質合成樹脂製の容器では、口頸部の先端開口をレクトラシール(登録商標)によって覆う作業を行うために、容器をブロー成形した後に、例えば特公平3−66141号公報に開示されるようなフラッシュ切断を行って、口頸部の先端を肩部から所定の高さに切り揃える必要がある。このため、従来の軟質合成樹脂製の容器では、レクトラシール(登録商標)の取付け及びフラッシュ切断の作業工程を容易にすることを目的として、例えばU字形状の板材を上から押さえ付けるための概ね平坦な面を肩部の天面に設けて、高さ方向の位置決めを可能な形状にすると共に、肩部の天面の概ね平坦な面と容器本体の周面との間に角部を形成し、かつ該角部を肩部の全周に亘って張り出すようにして設けていた。
In the present embodiment, a
一方、肩部に角部が設けられていると、口頸部と容器本体との境界部分において容器を押し潰し難くなり、口頸部の近傍部分に残った内容物を効率良く押し出すことが困難になる。本実施形態では、陥没誘導線19を介して押し潰し易くなった押圧方向Yから周方向に90度離れた部分及びこれの近傍部分の、山折りされる折曲げ誘導リブ部18の延長部分においてのみ角部22aを張り出して設けることにより、即ち、容器本体11の周方向の対向する位置にのみ角部22aを張り出して設けることにより、高さ方向の位置決めを可能にしている。そして、容器本体11の折曲げ誘導リブ部18の延長部分以外の部分は円弧状に湾曲して面取りされた形状とすることにより、角部22aによる位置決めの機能を保持しつつ、陥没誘導線19を介した口頸部12の近傍部分における押し潰しをスムーズに行えるようにする工夫がなされている。
On the other hand, if a corner is provided on the shoulder, it is difficult to crush the container at the boundary between the mouth and neck and the container body, and it is difficult to efficiently push out the contents remaining in the vicinity of the mouth and neck. become. In the present embodiment, at a portion 90 degrees away from the pressing direction Y that has been easily crushed through the
上述の構成を備える本実施形態の可撓性容器10では、内部に内容物が充填収容された容器本体11を把持して一対の押圧面20a,20bを押圧することにより、可撓性容器としての容器本体11を変形させて、口頸部12の吐出口13から内容物を容易に吐出させる。
In the
ここで、容器本体11に収容される内容物は、例えば20℃で2000〜420000 mPa・sの見かけ粘度のもの、特に20℃で2000〜250000 mPa・sの見かけ粘度のものが好ましい。また、実際の使用状態では、容器本体11に収容された内容物の見かけ粘度は、10℃で4000〜320000 mPa・sであるものが好適である。即ち、容器本体11に収容された内容物の見かけ粘度は温度によって変化するが、本発明によれば、吐出時に、内容物の見かけ粘度が4000〜320000 mPa・sの状態であっても、内容物を容易に吐出させることができる。 Here, the contents stored in the container body 11 are preferably those having an apparent viscosity of 2000 to 420,000 mPa · s at 20 ° C., particularly those having an apparent viscosity of 2000 to 250000 mPa · s at 20 ° C. In an actual use state, the apparent viscosity of the contents accommodated in the container body 11 is preferably 4000 to 320,000 mPa · s at 10 ° C. That is, the apparent viscosity of the contents stored in the container body 11 varies depending on the temperature. According to the present invention, even when the apparent viscosity of the contents is 4000 to 320,000 mPa · s, Objects can be easily discharged.
そして、本実施形態の可撓性容器10によれば、口頸部12に向けて断面積が絞られた形状を備える容器本体11から、口頸部12の近傍部分に残った内容物を効率良く容易に押し出すことが可能になる。すなわち、本実施形態によれば、容器本体11には、一対の押圧面20a,20bの中央部分に、口頸部12の近傍部分において容器10の軸方向Xに延びる陥没誘導線19が各々設けられているので、山折り状の折れ線部となる容器本体11の折曲げ誘導リブ部18とは異なる、押圧面20a,20bの中央部分に設けられた陥没誘導線19の部分を押圧ポイントとして、陥没誘導線19の部分に例えば指を当てて押圧方向Yに押し潰すことにより、陥没誘導線19を内側に谷折りさせるようにして押圧面20a、20bを凹ませて内面を近づけつつ、肉厚が厚くなった口頸部12の近傍部分をスムーズに平坦に変形させることが可能になり、これによって口頸部12の近傍部分に内容物を殆ど残すことなく、内容物を無駄なく使用することが可能になる。
And according to the
また、本実施形態によれば、口頸部12の周方向の一対の対向する位置において、雄ネジ15を構成する凸条部が欠けた間欠部16が、陥没誘導線19の延長線に沿って容器10の軸方向Xに並んで配置されて間欠連設部21を形成しているので、陥没誘導線19を介して口頸部12の近傍部分を平坦に押し潰す操作に連続して、口頸部12を押し潰す操作を行うことが可能になり、口頸部12の近傍部分と口頸部12の全体を平坦に押し潰すことが可能になり、口頸部12や口頸部12の近傍部分に残された内容物をスムーズに吐出させることが可能になる。
In addition, according to the present embodiment, the
さらに、本実施形態によれば、口頸部12には、陥没誘導線19の延長線に沿った間欠連設部21に間欠部16を縦断して凹溝17、又は凹溝17による薄肉部が形成されているので、陥没誘導線19を介して口頸部12の近傍部分を平坦に押し潰す操作に連続して、口頸部12を押し潰す操作をさらにスムーズに行うことが可能になる。
Furthermore, according to the present embodiment, the mouth-and-
さらにまた、本実施形態によれば、口頸部12と容器本体11との境界部分に形成される肩部は、陥没誘導線19から周方向に90度離れた部分及びこれの近傍部分においてのみ角部22aを張り出して設けられ、その他の部分は円弧状に湾曲して面取りされた形状となっているので、当該円弧状に湾曲して面取りされた部分を押し潰しつつ、口頸部12の近傍部分から口頸部12に向けて連続して押し潰す操作をスムーズに行うことが可能になる。
Furthermore, according to the present embodiment, the shoulder formed at the boundary portion between the mouth-and-
本実施形態の可撓性容器10では、さらに、容器本体11の底部11cを載置面に載置して、可撓性容器10を正立状態でも保管しておくことができるようになっている。また底部11cを平坦に折り畳むことを可能にして、底部11cの内側に溜まった内容物を口頸部12の先端の吐出口13に向けてスムーズに押し出すことができるようになっている。
In the
すなわち、容器本体11の底部11cは、図1(a)及び図3に示すように、中央部分を略楕円形状の窪み部23として容器本体11の内側に窪ませると共に、当該窪み部23の周囲を環状に連続して囲う環状脚部24を、所望の曲率Rの円弧状断面で形成することによって構成され、円弧状断面の最下端を接地部として、可撓性容器10を安定した状態で載置面に載置することができるようになっている。本実施形態では、環状脚部24を押し潰すことが容易なように、円弧状断面の曲率Rを大きくし、窪み部23の窪み深さを小さくして底部11cが形成されており、また一対の押圧面20a,20bを構成する正面部11a及び背面部11bと底部11cとを区画する位置に、折曲げ誘導リブ部18から枝分かれするようにして、一対の底部稜線25が、円弧状断面の環状脚部24の外側に設けられている。さらに、正面部11a及び背面部11bには、底部稜線25の枝分かれ部に近接する位置から両側の折曲げ誘導リブ部18の間を横断して、底部折畳み誘導線26が各々設けられている。
That is, as shown in FIG. 1A and FIG. 3, the
底部折畳み誘導線26と底部稜線25とが設けられていることにより、図4に示すように、容器本体11の底部11cを正面部11a又は背面部11bに折り重ねるようにしてスムーズに折り畳むことが可能になり、環状脚部24の円弧状断面の曲率Rを大きくし、窪み部23の窪み深さを小さくして形成された底部11cの押し潰しが容易な形状と相俟って、底部11cを平坦な形状に容易に変形させることが可能になり、これによって底部11cの内側に溜まった内容物を口頸部12に向けて効率良く押し出すことが可能になる。また、環状脚部24の外側に設けられた底部稜線25は、円弧状断面の環状脚部24を変形し難くなるように補強して、容器本体11の正立状態を安定して保持する機能も発揮する。
By providing the bottom
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、雄ネジが欠けた間欠部が連設する間欠連設部は、口頸部の周方向にニ対設ける必要は必ずしもなく、間欠連設部に凹溝による薄肉部を形成する必要は必ずしもない。また、容器本体は、円形、楕円形、長円形等の、正面側及び背面側の一対の押圧面を備える種々の断面形状のものであっても良く、正面側及び背面側の一対の押圧面を対称に配置した扁平な横断面形状を有している必要は必ずしもない。さらに、内容物は、マヨネーズの他、ケチャップ、ピザソース、ソフトバター、クリーム、ソフトチョコレート等の種々の内容物であっても良く、歯磨き粉等の高粘度のものであっても良い。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made. For example, it is not always necessary to provide a pair of intermittently connected portions in which the intermittent portion lacking the male screw is provided in the circumferential direction of the mouth-and-neck portion. Absent. The container body may have various cross-sectional shapes including a pair of pressing surfaces on the front side and the back side, such as a circle, an ellipse, and an oval, and a pair of pressing surfaces on the front side and the back side. It is not always necessary to have a flat cross-sectional shape arranged symmetrically. Further, the contents may be mayonnaise, various contents such as ketchup, pizza sauce, soft butter, cream, and soft chocolate, or may be high viscosity such as toothpaste.
10 可撓性容器
11 容器本体
11a 正面部
11b 背面部
11c 底部
12 口頸部
13 吐出口
14 キャップ
15 雄ネジ(間欠ネジ)
16 間欠部
17 凹溝(薄肉部)
18 折曲げ誘導リブ部
19 陥没誘導線
20a,20b 押圧面
21 間欠連設部
21’ 間欠連設部(間欠折り曲げ部)
22 肩部
22a 角部
23 窪み部
24 環状脚部
25 底部稜線
26 底部折畳み誘導線
X 容器の軸方向
Y 押圧方向
DESCRIPTION OF
16
18 Bending
22
Claims (5)
前記容器本体は、互いに近接する方向に押圧される正面側及び背面側の一対の押圧面を備えると共に、前記口頸部に向けて断面積が絞られた形状を有しており、
前記容器本体には、前記一対の押圧面の中央部分に、前記口頸部又は前記口頸部の近傍部分から下方に向かって延びる陥没誘導線が設けられており、
前記口頸部と前記容器本体との境界部分には、成形時に形成されたフラッシュ部を切除する際に位置決めを行う肩部が形成され、該肩部は前記陥没誘導線から周方向に90度離れた部分及びこれの近傍部分においてのみ角部を張り出して設けられている可撓性容器。 A flexible container made of a synthetic resin capable of extruding and discharging contents contained in a container body that can be flexibly deformed from a discharge port at the tip of the mouth and neck,
The container body has a pair of pressing surfaces on the front side and the back side that are pressed in directions close to each other, and has a shape with a reduced cross-sectional area toward the mouth-neck part,
The container body is provided with a depression guide line extending downward from the mouth-neck part or the vicinity of the mouth-neck part at the center part of the pair of pressing surfaces ,
At the boundary between the mouth neck and the container body, a shoulder portion is formed for positioning when the flash portion formed at the time of cutting is cut, and the shoulder portion is 90 degrees in the circumferential direction from the depression guide line. A flexible container provided with protruding corners only in a distant part and in the vicinity thereof .
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