JP5051248B2 - 無線端末およびアクセス履歴リストア方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線ネットワークを経由してネットワーク上のコンテンツにアクセスする無線端末によるコンテンツへのアクセス履歴に関し、アクセス履歴の外部ストレージへの転送、および、外部ストレージからの取得を行う、無線端末、およびそのアクセス履歴リストア方法に関する。
ブロードバンドサービスやそれに付随する無線LANの普及にあいまって、無線端末により、無線ネットワークを経由して情報機器にアクセスし、情報機器上のコンテンツを操作するという用途が広まっている。
情報機器のコンテンツのアクセスを実現する技術としては、デジタル家電の接続方法であるDLNA(Digital Living Network Alliance)のガイドラインやPC間のファイルを共有する方法としてSambaを利用した方法等がある。DLNAでは、以下のようなユースケースが規定されている。情報機器上のコンテンツ一覧を取得し、無線端末で表示する。情報機器上のコンテンツ情報を取得し、無線端末で視聴する。情報機器上のコンテンツを無線端末にダウンロードあるいは無線端末のコンテンツを情報機器へアップロードする。
これらの技術に拠れば無線端末は様々な無線ネットワークに接続することにより、より多数の情報機器上のコンテンツをアクセスすることが可能である。その際に、無線ネットワークの検索、接続、情報機器の検索、コンテンツの検索という一連のユーザ手続きをできるだけ省略し、容易に無線ネットワーク経由でコンテンツにアクセスすることを可能にするために、無線端末はコンテンツにアクセスしたことを履歴に残す。次にアクセスする際にはこの履歴を活用することによりユーザによる手順の簡略化を行うことが有効である(例えば、特許文献1参照)。
また、履歴の中から、接続した無線ネットワークにおけるコンテンツをアクセスした履歴を選別する方法として、無線端末から情報機器にアクセスした際に無線ネットワーク識別子、接続した情報機器の固有情報、アクセスしたコンテンツのアドレス等を対応付けて履歴に残す。そして、残した履歴により、無線端末から観測できる無線ネットワークから、その無線ネットワークに接続した場合には実際にどのコンテンツにアクセスが可能であったかを判定する方法などがある(例えば、特許文献2参照)。
一方で、接続した無線ネットワークに従った挙動をとるための技術としては、無線端末がある無線ネットワークに接続した場合には、基地局より地域識別コード等を受信し、予め決められたサーバに接続しプログラムやデータを取得する方法がある(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−157282号公報 国際公開第2009/4706号 特開2000−207216号公報
しかしながら、無線端末は、ユーザの移動に伴い様々な無線ネットワークに接続し、インターネットや家庭内ネットワークなどのプライベートIPネットワーク上の多岐にわたるコンテンツにアクセスするため、アクセス履歴は膨大なものとなる。このアクセス履歴を蓄積するためには相当量の情報を記憶できる記憶媒体が必要となるが、無線端末の資源には限りがあり、記憶するアクセス履歴を適切な量に抑える必要がある。また、無線ネットワークはプライベートなネットワークも含めて多様であり、無線ネットワーク上の各所毎に予め定められたサービス用のサーバを用意することは現実的ではない。
無線端末内の資源を効率よく使用すると共に、これらのアクセスした履歴を有効利用するために有用な履歴を必要に応じて抽出することができなくてはならない。
本発明は、無線ネットワークを経由してネットワーク上のコンテンツをアクセスする無線端末によるコンテンツへのアクセス履歴に関し、アクセス履歴の外部ストレージへの転送を行い、再びその無線ネットワークに接続した場合には、外部ストレージからアクセス履歴の取得を行う効率のよいアクセス履歴の活用方法をもつ無線端末およびのアクセス履歴リストア方法を提供することを目的とする。
本発明の無線端末は、無線ネットワークに接続する無線通信手段と、接続中の無線ネットワークから無線ネットワーク識別子を取得する無線ネットワーク識別子取得手段と、接続中の当該無線端末のネットワーク情報を取得する自端末ネットワーク情報取得手段と、無線ネットワーク経由で接続したネットワーク上の機器の機器情報を取得する機器情報取得手段と、機器上のコンテンツ情報を取得するコンテンツ情報取得手段と、機器上のコンテンツをアクセスするコンテンツアクセス手段と、接続した無線ネットワークの無線ネットワーク識別子と無線端末のネットワーク情報及び無線ネットワークを経由して接続したネットワーク上の機器の機器情報を伴う、ネットワーク上の機器に接続しその機器上のコンテンツをアクセスしたことの履歴及び取得したコンテンツ情報の履歴を生成するアクセス履歴生成手段と、転送場所指定手段により指定した、当該接続した無線ネットワーク経由でアクセス可能な指定ストレージの指定箇所にアクセス履歴を転送するアクセス履歴転送手段と、接続した無線ネットワークの無線ネットワーク識別子と自無線端末のネットワーク情報及び無線ネットワークを経由して接続したネットワーク上のストレージの機器情報を伴うアクセス履歴をストレージに転送したことの履歴であるアクセス履歴操作ログを生成するアクセス履歴操作ログ生成手段と、接続した無線ネットワークから取得した無線ネットワーク識別子によりアクセス履歴操作ログを検索し、アクセス履歴を過去転送したストレージ上の転送先を抽出し、転送先のストレージから過去転送したアクセス履歴を取得するアクセス履歴取得手段と、取得したアクセス履歴を当該無線ネットワーク接続時の履歴の一部とするアクセス履歴リストア手段を具備する。
本構成によれば、本無線端末は、無線ネットワーク経由でネットワーク上の情報機器に接続し、情報機器上のコンテンツにアクセスし、無線ネットワーク識別子と無線端末のネットワーク情報及び無線ネットワークを経由して接続したネットワーク上の機器の機器情報を伴う、ネットワーク上の機器に接続しその機器上のコンテンツをアクセスしたことの履歴及び取得したコンテンツ情報の履歴を生成することができる。
また、転送場所指定手段により指定した、当該接続した無線ネットワーク経由でアクセス可能な指定ストレージの指定箇所にアクセス履歴を転送することができる。
また、接続した無線ネットワークの無線ネットワーク識別子と自無線端末のネットワーク情報及び無線ネットワークを経由して接続したネットワーク上のストレージの機器情報を伴うアクセス履歴をストレージに転送したことの履歴であるアクセス履歴操作ログを生成することができる。
また、何れかの接続した無線ネットワークから取得した無線ネットワーク識別子によりアクセス履歴操作ログを検索し、アクセス履歴を過去転送したストレージ上の転送先を抽出し、転送先のストレージから過去転送したアクセス履歴を取得し、取得したアクセス履歴を当該無線ネットワーク接続時の履歴の一部とするアクセス履歴をリストアすることができる。
本発明の無線端末は、上記構成に、さらに、リストアしたアクセス履歴から、当該無線ネットワークからアクセスしたネットワーク上のコンテンツのコンテンツ情報一覧を生成するネットワークコンテンツ情報一覧生成手段を具備する。
本構成によれば、リストアしたアクセス履歴から、当該無線ネットワークからアクセスしたネットワーク上のコンテンツのコンテンツ情報一覧を生成するネットワークコンテンツ情報一覧を生成することができる。
本発明の無線端末は、上記構成に、さらに、アクセス履歴に電子署名を行う電子署名生成手段と、アクセス履歴の電子署名を検証する電子署名検証手段を具備する。
本構成によれば、アクセス履歴を電子署名生成手段によりアクセス履歴に電子署名を行い、アクセス履歴を転送し、転送したストレージからアクセス履歴を取得する際に、電子署名検証手段によりアクセス履歴を検証することができる。
本発明の無線端末は、上記構成に、さらに、アクセス履歴を暗号化する暗号化手段と、前記暗号化されたアクセス履歴を復号化する復号化手段を具備する。
本構成によれば、暗号用秘密鍵でアクセス履歴を暗号化し、アクセス履歴を転送し、アクセス履歴を取得後復号化することができる。
本発明の無線端末は、上記構成に、さらに、復号化を行う公開鍵をストレージに通知する復号用公開鍵通知手段を具備する。
本構成によれば、ストレージにおいてアクセス履歴を復号化することができる。
また、本構成によれば、複数のアクセス履歴を取得した場合には、それぞれの履歴のエントリを時系列的に合成しアクセス履歴の一部としてリストアすることができる。
また、本構成によれば、自局アドレスがプライベートIPアドレスであった場合には、無線ネットワーク識別子および自無線端末のネットワーク情報によりアクセス履歴操作ログを検索し、プライベートIPアドレスが付与されていたときに転送したアクセス履歴を取得し、それらのアクセス履歴を時系列により合成し、当該無線ネットワーク接続時の履歴の一部とすることができる。
また、本構成によれば、自局アドレスがグローバルIPアドレスであった場合には、無線ネットワーク識別子および自無線端末のネットワーク情報によりアクセス履歴操作ログを検索し、グローバルIPアドレスが付与されていたときに転送したアクセス履歴群を取得し、それらのアクセス履歴を時系列により合成し、当該無線ネットワーク接続時の履歴の一部とすることができる。
また、本構成によれば、ストレージ上にアクセス履歴が存在した場合に、アクセス履歴操作ログを走査し自端末が転送したものではないことが判明した場合には、そのアクセス履歴とは異なる名称でストレージに転送するこことができる。
また、本構成によれば、ストレージ上にアクセス履歴が存在した場合に、アクセス履歴操作ログを走査し自端末が当該無線ネットワーク経由で転送したものではないことが判明した場合には、そのアクセス履歴とは異なる名称でストレージに転送するこことができる。 また、本構成によれば、無線端末のネットワーク情報で自局アドレスがプライベートIPアドレスであった場合には、ストレージ上にアクセス履歴が存在した場合に、アクセス履歴操作ログを走査し自端末がプライベートIPアドレスを保持していたときに当該無線ネットワーク経由で転送したものではないことが、判明した場合には、そのアクセス履歴とは異なる名称でストレージに転送することができる。 また、本構成によれば、無線端末のネットワーク情報で自局アドレスがグローバルIPアドレスであった場合には、ストレージ上にアクセス履歴が存在した場合に、アクセス履歴操作ログを走査し自端末がグローバルIPアドレスを保持していたときに転送したものではないことが判明した場合には、そのアクセス履歴とは異なる名称でストレージに転送することができる。
本発明の無線端末で行なうアクセス履歴リストア方法は、接続した無線ネットワークの無線ネットワーク識別子と無線端末のネットワーク情報及び無線ネットワークを経由して接続したネットワーク上の機器の機器情報を伴う、ネットワーク上の機器に接続しその機器上のコンテンツをアクセスしたことの履歴及び取得したコンテンツ情報の履歴を生成するアクセス履歴生成工程と、転送場所指定手段により指定した、当該接続した無線ネットワーク経由でアクセス可能な指定ストレージの指定箇所にアクセス履歴を転送するアクセス履歴転送工程と、接続した無線ネットワークの無線ネットワーク識別子と自無線端末のネットワーク情報及び無線ネットワークを経由して接続したネットワーク上のストレージの機器情報を伴うアクセス履歴をストレージに転送したことの履歴であるアクセス履歴操作ログを生成するアクセス履歴操作ログ生成工程と、接続した無線ネットワークから取得した無線ネットワーク識別子によりアクセス履歴操作ログを検索し、アクセス履歴を過去転送したストレージ上の転送先を抽出し、転送先のストレージから過去転送したアクセス履歴を取得するアクセス履歴取得工程と、取得したアクセス履歴を当該無線ネットワーク接続時の履歴の一部とするアクセス履歴リストア工程を具備する。
本構成によれば、接続した無線ネットワークの無線ネットワーク識別子と無線端末のネットワーク情報及び無線ネットワークを経由して接続したネットワーク上の機器の機器情報を伴う、ネットワーク上の機器に接続しその機器上のコンテンツをアクセスしたことの履歴及び取得したコンテンツ情報の履歴を生成することができる。
また、本構成によれば、転送場所指定手段により指定した、当該接続した無線ネットワーク経由でアクセス可能な指定ストレージの指定箇所にアクセス履歴を転送し、することができる。
また、本構成によれば、接続した無線ネットワークの無線ネットワーク識別子と自無線端末のネットワーク情報及び無線ネットワークを経由して接続したネットワーク上のストレージの機器情報を伴うアクセス履歴をストレージに転送したことの履歴であるアクセス履歴操作ログを生成することができる。
また、本構成によれば、接続した無線ネットワークから取得した無線ネットワーク識別子によりアクセス履歴操作ログを検索し、アクセス履歴を過去転送したストレージ上の転送先を抽出し、転送先のストレージから過去転送したアクセス履歴を取得することができる。
また、本構成によれば、取得したアクセス履歴を当該無線ネットワーク接続時の履歴の一部として、アクセス履歴をリストアすることができる。
本発明の無線端末で行なうアクセス履歴リストア方法は、前記アクセス履歴転送工程においてアクセス履歴に電子署名を行い、暗号化した上でアクセス履歴を転送し、前記アクセス履歴リストア工程において取得したアクセス履歴を復号化し、電子署名検証を実施し当該無線ネットワーク接続時の履歴の一部とする。
本構成によれば、アクセス履歴に電子署名を行い、暗号化した上でアクセス履歴を転送し、
取得したアクセス履歴を復号化し、電子署名検証を実施し当該無線ネットワーク接続時の履歴の一部とするアクセス履歴をリストアすることができる。
本発明の無線端末によれば、一度アクセスした無線ネットワーク上のコンテンツへのアクセス履歴を利用することにより、再度のアクセスが容易になる。そして、アクセス先の特定が容易になることにより、アクセス先検索のためにかかる時間が短縮され、無線端末の消費電力の低減化を図ることができる。また、無線端末のメモリに記憶すべき情報を低減し、メモリ容量の有効活用を図ることができる。
本発明の実施の形態1における第1のネットワーク構成図 本発明の実施の形態1における第2のネットワーク構成図 本発明の実施の形態1における無線端末のブロック構成図 本発明の実施の形態1におけるアクセス履歴操作ログを示す図 本発明の実施の形態1における第1のアクセス履歴を示す図 本発明の実施の形態1における第2のアクセス履歴を示す図 本発明の実施の形態1における第3のアクセス履歴を示す図 本発明の実施の形態1におけるネットワークコンテンツ一覧を示す図 本発明の実施の形態2における無線端末のブロック構成図 本発明の実施の形態2における無線端末の電子署名機能ブロックと復号化機能ブロックとその周辺ブロックの構成を示す図 本発明の実施の形態3におけるアクセス履歴を取得する際のフロー図 本発明の実施の形態3における第4のアクセス履歴を示す図 本発明の実施の形態4におけるアクセス履歴を転送する際のフロー図 本発明の実施の形態5におけるアクセス履歴転送のシーケンス図 本発明の実施の形態5におけるアクセス履歴リストアのシーケンス図 本発明の実施の形態6におけるアクセス履歴転送のシーケンス図 本発明の実施の形態6におけるアクセス履歴リストアのシーケンス図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、実施の形態を説明するための各図面において、同一の構成要素には同一符号を付与し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における第1のネットワーク構成図である。図1では、無線ネットワークにIEEE802.11で規定される無線LAN(Local Area Network)を適用した場合である。
例えば、無線LANでは、無線ネットワーク識別子として、SSID(Service Set Identifier)を利用することができる。
無線端末11は、無線LANアクセスポイント13を介して家庭内のプライベートIPネットワーク14に接続されている。
無線端末11は、ネットワーク14上の情報機器16内に格納されているコンテンツ一覧を参照し、実際にコンテンツを視聴する。
また、無線端末11は、ネットワーク14を経由してインターネット15にアクセスすることができる。
無線端末11は、このようなネットワーク上のコンテンツへアクセスする際にコンテンツへのアクセス履歴を装置内に生成する。無線端末11は、無線LANアクセスポイント13からコンテンツにアクセスしたアクセス履歴を、ユーザの指定に従った外部ストレージであるストレージ12へ転送する。そして、アクセス履歴をストレージ12に転送したという事象をアクセス履歴操作ログとして端末内に生成する。
無線端末11が、無線ネットワークから離脱後、再びこの無線ネットワークに接続した場合には、アクセス履歴操作ログを走査し、アクセス履歴の転送先であったストレージ12からアクセス履歴を取得し、この無線ネットワークにおけるアクセス履歴としてリストアする。
図2は、本発明の実施の形態1における第2のネットワーク構成図である。
無線端末11は、ここでは無線LANアクセスポイント23を経由してネットワーク24に接続し、ネットワーク24上の情報機器26に格納されているコンテンツにアクセスし、ネットワーク24を経由してインターネット15にアクセスすることができる。コンテンツアクセス時に生成したアクセス履歴をストレージ22に転送し、再びこの無線ネットワークに接続した際には、ストレージ22からアクセス履歴を取得、リストアする。
無線端末11は、図1、図2のように複数の場所において、それぞれ異なる無線ネットワークを介し、ネットワーク上のコンテンツにアクセスし、アクセスした履歴を生成、活用するが、後に説明するように無線端末内の資源を有効に使用し、有用な履歴を必要に応じて抽出することができる。
図3は、本発明の実施の形態1にかかる無線端末のブロック構成図である。
無線端末11は、無線通信手段100、アクセス履歴生成手段101、アクセス履歴転送手段102、アクセス履歴操作ログ生成手段103、アクセス履歴取得手段104、アクセス履歴リストア手段105、コンテンツアクセス手段106、コンテンツ情報取得手段107、機器情報取得手段108、自端末ネットワーク情報取得手段109、無線ネットワーク識別子取得手段110、転送場所指定手段111、ネットワークコンテンツ情報一覧生成手段112、アクセス履歴保存部113、アクセス履歴操作ログ保存部114からなる。
無線端末11は、無線通信手段100により、無線ネットワークを介し、IPネットワークに接続することができる。以降、無線端末11の通信は、必ず無線通信手段100を介して行うので記述を省略する。
無線端末11は、コンテンツアクセス手段106によりネットワーク上の情報機器16のコンテンツにアクセスする。コンテンツ情報取得手段107により、情報機器16上のコンテンツ情報を取得する。コンテンツ情報としては、コンテンツのタイトル、コンテンツの種別、コンテンツの実データを取得するためのURLが挙げられる。
無線端末11は、機器情報取得手段108によりコンテンツを取得した情報機器16のIPアドレス、MACアドレス、機器識別ID、機器種別等を機器の情報を取得する。
無線端末11は、自端末ネットワーク情報取得手段109により、自らのネットワーク上の情報としてIPアドレス、MACアドレス等を取得する。
無線端末11は、無線通信手段100で接続中の無線ネットワークについて、無線ネットワーク識別子取得手段110により、無線ネットワーク識別子を取得することができる。
無線端末11がコンテンツにアクセスした後、アクセス履歴生成手段101は、時刻、アクセス動作の具体的内容(コンテンツ一覧表示、視聴等)と共に、コンテンツ情報取得手段107、機器情報取得手段108、自端末ネットワーク情報取得手段109、無線ネットワーク識別子取得手段110のそれぞれの手段で取得した情報を基に、アクセス履歴を生成する。そして、生成したアクセス履歴を、アクセス履歴保存部113保存する。
アクセス履歴リストア手段105は、ストレージから取得された過去のアクセス履歴を現在のアクセス履歴の一部としてリストアする。
アクセス履歴取得手段104は、ストレージ上に転送してあったアクセス履歴を端末内に取得する。
転送場所指定手段111は、アクセス履歴の転送先であるストレージおよびストレージ上の格納先を指定する。
アクセス履歴転送手段102は、ストレージ12にアクセス履歴を転送する。
アクセス履歴操作ログ生成手段103は、アクセス履歴に対する操作をアクセス履歴操作ログとして生成する。
アクセス履歴操作ログ保存部114は、アクセス履歴操作ロゴを保存する部位である。
ネットワークコンテンツ情報一覧生成手段112は、本無線ネットワークを介してアクセスしえたネットワーク上のコンテンツ情報の一覧を生成する。
ストレージ12は、ネットワーク上のストレージである。
図4は本発明の実施の形態1におけるアクセス履歴操作ログを示す図である。この例では、エントリ番号(No.)、時刻(時刻)、操作種別(操作)、接続先無線ネットワーク識別子(WLAN接続先)、対象ストレージID(対象ストレージID)、対象ストレージのIPアドレス(対象ストレージIPアドレス)、アクセス履歴名称・場所(アクセス履歴名称/場所)、自端末IPアドレス(自端末IPアドレス)が対応付けられて記録されている。
図5、図6、図7は、それぞれ、本発明の実施の形態1における、第1、第2、第3のアクセス履歴を示す図である。これらの例では、エントリ番号(No.)、時刻(時刻)、操作種別(操作)、接続先無線ネットワーク識別子(WLAN接続先)、対象ストレージID(対象ストレージID)、対象ストレージのIPアドレス(対象ストレージIPアドレス)、アクセス履歴名称・場所(アクセス履歴名称/場所)、自端末IPアドレス(自端末IPアドレス)が対応付けられて記録されている。
図8は、本発明の実施の形態1におけるネットワークコンテンツ一覧を示す図である。この例では、エントリ番号(No.)、時刻(時刻)、接続先無線ネットワーク識別子(WLAN接続先)、対象ストレージID(対象ストレージID)、対象ストレージのIPアドレス(対象ストレージIPアドレス)、コンテンツ名称・場所(アクセス履歴名称/場所)が対応付けられて記録されている。
無線端末11が、生成したアクセス履歴をストレージ12に転送する動作を説明する。
無線端末11は、転送場所指定手段111により指定されたストレージ12に対して、アクセス履歴保存部113からアクセス履歴を取り出してアクセス履歴転送手段102により転送を行う。
アクセス履歴転送手段102による転送が成功した場合には、自端末ネットワーク情報取得手段109、無線ネットワーク識別子取得手段110により取得した自端末のネットワーク情報と、接続している無線ネットワーク識別子と、転送場所指定手段111により指定された転送すべきストレージに関する情報と、転送したアクセス履歴のファイル名称を、アクセス履歴操作ログ生成手段103が、アクセス履歴操作ログ保存部114にアクセス履歴操作ログとして生成させる。
次に無線端末11が、一旦、この無線ネットワークを離れ、再び本無線ネットワークに接続し場合の動作について説明する。
アクセス履歴取得手段104は、自端末ネットワーク情報取得手段109、無線ネットワーク識別子取得手段110により取得した自端末のネットワーク情報、接続している無線ネットワーク識別子をキーにし、アクセス履歴操作ログ保存部114のアクセス履歴操作ログからアクセス履歴を過去に転送したエントリを走査する。
アクセス履歴取得手段104は、検出されたエントリからストレージおよび転送したアクセス履歴に関する情報を取り出し、該当するストレージ12に無線ネットワーク経由でアクセスし、アクセス履歴を取得する。
アクセス履歴リストア手段105は、取得したアクセス履歴をアクセス履歴保存部113にアクセス履歴の一部としてリストアする。この例では、ネットワークコンテンツ情報一覧生成手段112が取得し生成しなおしたアクセス履歴から、無線端末11から本無線ネットワークを介してアクセスし得たネットワーク上のコンテンツ情報の一覧を生成する。
以下、具体的にアクセス履歴を例示して、同様に、無線端末11が、一旦、この無線ネットワークを離れ、再び本無線ネットワークに接続し場合の動作について説明する。
図5は、無線端末11がコンテンツにアクセスした、第1のアクセス履歴である。図4に示したエントリ(No.)「i」で転送されたアクセス履歴の例である。
エントリ(No.)「P1」にでは、無線ネットワーク識別子が「BSSID_1」の無線ネットワークに接続し、自局のIPアドレスとして「Private_term1」を持ち、MACアドレスが「MAC_addr1」、IPアドレスが「private_1」の情報機器に対して、コンテンツをアップロードしたことが記述されている(コンテンツ格納場所のURLは、http://private_1/content_filename)。
無線端末11は、図1でネットワーク14上の情報機器16及びインターネット15上のコンテンツにアクセスしたことをアクセス履歴として生成し、アクセス履歴を例えば、ストレージ12に転送する。同様に図2でネットワーク24上の情報機器26及びインターネット15上のコンテンツにアクセスしたことをアクセス履歴として生成し、アクセス履歴を例えば、ストレージ22に転送する。
無線端末11は、アクセス履歴をストレージに転送した場合には、アクセス履歴をストレージに転送したという事象をアクセス履歴操作ログとして記録する。
図4は、アクセス履歴操作ログの例である。エントリ(No.)「i」では、無線ネットワーク識別子が「BSSID_1」の無線ネットワークに接続し、自局のIPアドレスとして「Private_term1」を持ち、MACアドレスが「MAC_addr1」、IPアドレスが「private_1」のストレージに対して、アクセス履歴を転送したことが記述されている(アクセス履歴転送先のURLは、http://private_1/history_filename)。
エントリ(No.)「m」では、無線ネットワーク識別子が「BSSID_1」の無線ネットワークに接続し、自局のIPアドレスとして「Private_term1」を持ち、MACアドレスが「MAC_addr1」、IPアドレスが「private_3」のストレージに対して、アクセス履歴を転送したことが記述されている(アクセス履歴転送先のURLは、http://private_2/history_filenameA)。
図5は図4のエントリ(No.)「i」で転送されたアクセス履歴の例である。
図6は図4のエントリ(No.)「m」で転送されたアクセス履歴の例である。
無線端末11が図1の無線LANアクセスポイント13の配下でネットワーク14に接続した場合は、無線端末11は無線ネットワーク識別子を検出する。そして、アクセス履歴操作ログを走査することにより、この場所でアクセス履歴を転送したこと、および、その転送先を探し出す。無線端末11は、ストレージ12よりアクセス履歴を取り出し、現在のアクセス履歴としてリストアする。
無線端末11がアクセス履歴をストレージ12及びストレージ17に転送してあった場合は、二つのアクセス履歴を取得し、時系列的に統合を行う。ストレージ12から図5の第1のアクセス履歴を、ストレージ17からは図6の第2のアクセス履歴を取得した場合、時刻の欄の情報をキーにしてリストを合成し、図7に示す第3のアクセス履歴を得る。
図7のアクセス履歴のエントリ(No.)「P2」における操作は、「List(一覧表示))である。このエントリには複数のコンテンツ名称が含まれる。
図8は、図7のアクセス履歴から作成した、無線ネットワーク識別子が「BSSID_1」の無線ネットワークからアクセス可能なコンテンツ一覧を示す図である。ただし、このコンテンツ一覧の例は、新しい操作を優先して作成したものである。
(実施の形態2)
図9は、本発明の実施の形態2における無線端末のブロック構成図である。図3の無線端末11に対して、電子署名生成および電子署名検証を行う電子署名機能ブロック120と、暗号化、復号化および公開鍵通知を行う暗復号化機能ブロック130を付加している。
図10は、本発明の実施の形態2における無線端末の電子署名機能ブロックと復号化機能ブロックとその周辺ブロックの構成を示す図である。
電子署名機能ブロック120は、電子署名を行う電子署名生成手段121と電子署名検証を行う電子署名検証手段122よりなる。
暗復号化機能ブロック130は、アクセス履歴を暗号化する暗号化手段131と、暗号化されているアクセス履歴を復号化する復号化手段132と、復号化を行いうる公開鍵を通知する公開鍵通知手段133よりなる。
本実施の形態ではアクセス履歴転送手段102がアクセス履歴をストレージ12に転送する際に、電子署名生成手段121によりアクセス履歴に電子署名を行い、暗号化手段131によりそのアクセス履歴を暗号化した上で、ストレージ12に転送を行う。
また、一旦、この無線ネットワークを離れ、再び本無線ネットワークに接続し場合、アクセス履歴取得手段104がアクセス履歴をストレージ12から取得した後に、復号化手段132によりアクセス履歴を復号化し、電子署名検証手段122により電子署名を検証する。
無線端末11は、アクセス履歴リストア手段により検証の済んだアクセス履歴をアクセス履歴保存部113にアクセス履歴の一部としてリストアする。暗号化によりアクセス履歴をストレージ上で秘匿することができる。
一方で、公開鍵通知手段133によりストレージ12に復号可能な公開鍵を通知し、ストレージ12上で、アクセス履歴を活用させることができる。また、電子署名機能によりアクセス履歴がストレージ上で変更されたか否かを検証することができる。これによりユーザに対して変更されたことを通知し、注意を促すことや、アクセス履歴のリストアをキャンセルできるようにするなどの応用が考えられる。
(実施の形態3)
図11は、本発明の実施の形態3におけるアクセス履歴を取得する際のフロー図である。
図3の自端末ネットワーク情報取得手段109から得られる自局IPアドレスが、グローバルIPアドレスか否かを判定する(S52)。
無線端末11のアドレスがグローバルIPアドレスであれば、アクセス履歴操作ログから自局アドレスがグローバルIPアドレスであったエントリを検索し、該当するエントリのストレージからアクセス履歴を取得する(S53)。
図12は、本発明の実施の形態3における第4のアクセス履歴を示す図である。この例では、エントリ番号(No.)、時刻(時刻)、操作種別(操作)、接続先無線ネットワーク識別子(WLAN接続先)、対象ストレージID(対象情報機器ID)、対象ストレージのIPアドレス(対象情報機器IPアドレス)、アクセス履歴名称・場所(コンテンツ名称/場所)、自端末IPアドレス(自端末IPアドレス)が対応付けられて記録されている。
無線端末11の自局アドレスがプライベートIPアドレスであれば、アクセス履歴操作ログから現在の無線ネットワーク識別子と同一で、自局アドレスがプライベートIPアドレスであったエントリを検索し、該当するエントリのストレージからアクセス履歴を取得する(S54)。
上述のアクセス履歴の取得方法を図4に示す第一のアクセス履歴操作ログを用いて説明する。
自局アドレスがグローバルIPアドレスだった場合には、自端末がグローバルIPアドレスであったエントリ(No.)「k」および「n」からアクセス履歴の転送場所を取り出し、該当するストレージからアクセス履歴を取得する。また、自局アドレスがプライベートIPアドレスで、接続している無線ネットワークの無線ネットワーク識別子が「BSSID_1」であった場合には、該当するエントリ(No.)「i」および「m」からアクセス履歴の転送場所を取り出し、該当するストレージからアクセス履歴を取得する。
(実施の形態4)
図13は、本発明の実施の形態4におけるアクセス履歴を転送する際のフロー図である。
本実施の形態では、アクセス履歴の転送場所として指定された場所に、転送しようとするアクセス履歴のファイル名と同名のファイルがあった場合の動作について説明する。
図3上の転送場所指定手段111から、転送先取得指定された転送先にアクセス履歴として転送しようとしたファイルと同名ファイルが存在したとする(S62)。
アクセス履歴操作ログを走査し、転送先に存在するファイルが自端末により転送されたものではないならば(S63)、ファイル名称を変更し転送する(S65)。
アクセス履歴操作ログを走査し、自端末が転送したものではあるが(S63)、自局がプライベートIPアドレスで、自端末がプライベートIPアドレスを持ちこの無線ネットワークから転送したファイルではないならば(S64)、ファイル名称を変更し転送する(S67)。
アクセス履歴操作ログを走査し、自端末が転送したものではあるが(S63)、自局がグローバルIPアドレスで、自端末グローバルがIPアドレスを持ったときに転送したものではないならば(S66)、ファイル名称を変更し転送する(S68)。
上述のアクセス履歴転送方法を、アクセス履歴操作ログの例である図4上の動作として説明する。ネットワーク識別子が「BSSID_1」の無線ネットワークに接続中に、「http://private_1/history_filenameA」として転送しようとしたが、そこにあった同名ファイルは自端末が転送したものでないので、アクセス履歴のファイル名称を変更して転送する。
ネットワーク識別子が「BSSID_1」の無線ネットワークに接続中に、自端末がプライベートIPアドレスを持ち、「http://private_2/history_filenameA」として転送しようとした。エントリ(No.)「j」で、対象ストレージIPアドレス「private_2」に、ファイル名「history_finename A」としてアクセス履歴を転送したことはあるが、それはBSSID_1を経由したものではなかったのでファイル名称を変更して転送する。
ネットワーク識別子が「BSSID_3」の無線ネットワークに接続中に、自端末がグローバルIPアドレスを持ち、アクセス先「http://global_2/history_filenameC」に転送しようとした。
エントリ(No.)「l」に同一ファイル名のアクセス履歴を転送した履歴は存在したが、そのとき、自端末はプライベートIPアドレスを付与されていたのでファイル名称を変更して転送する。
(実施の形態5)
図14は本発明の実施の形態5におけるアクセス履歴転送のシーケンス図であり、図15は本発明の実施の形態5におけるアクセス履歴リストアのシーケンス図である。
無線端末11が無線ネットワークへ接続する無線ネットワーク接続工程(S101)の後、ネットワークを経由して、コンテンツへのアクセスを行うコンテンツアクセス工程(S102)を行う。
その際にアクセス履歴生成工程(S103)において、ネットワーク上の機器に接続しその機器上のコンテンツをアクセスしたことの履歴及び取得したコンテンツ情報の履歴を生成する。また、アクセス履歴生成工程(S103)は、同時に履歴の各エントリに接続した無線ネットワークの無線ネットワーク識別子と無線端末のネットワーク情報及び無線ネットワークを経由して接続したネットワーク上の機器の機器情報を記録する。
アクセス履歴転送工程(S104)は、転送場所指定手段により指定した、接続した無線ネットワーク経由でアクセス可能な指定ストレージの指定箇所にアクセス履歴を転送する。
さらにアクセス履歴操作ログ生成工程(S105)において、接続した無線ネットワークの無線ネットワーク識別子と自無線端末のネットワーク情報及び無線ネットワークを経由して接続したネットワーク上のストレージの機器情報と、アクセス履歴をストレージに転送したことの履歴により成るアクセス履歴操作ログを生成する。その後、無線ネットワークとの切断を行う(S106、無線ネットワーク切断工程)。
図15は一旦、無線ネットワーク接続を切断し(図14の S106)、再び、この無線ネットワークに接続した状態(S101)におけるフロー図である。無線ネットワークに接続後、アクセス履歴取得工程(S107)で、接続した無線ネットワークから取得した無線ネットワーク識別子によりアクセス履歴操作ログを検索し、アクセス履歴を過去転送したストレージ上の転送先を抽出し、転送先のストレージから過去転送したアクセス履歴を取得する。
さらに、アクセス履歴リストア工程(S108)で取得したアクセス履歴を当該無線ネットワーク接続時の履歴の一部としてリストアする。
(実施の形態6)
図16は本発明の実施の形態6におけるアクセス履歴転送のシーケンス図であり、図17は本発明の実施の形態6におけるアクセス履歴リストアのシーケンス図である。
図16のアクセス履歴転送工程(S104)は、アクセス履歴に電子署名を行い、暗号化した上でアクセス履歴を転送する。
図17は一旦、無線ネットワーク接続を切断し、再び、この無線ネットワークに接続した状態におけるフロー図である。ここでのアクセス履歴取得工程(S107)は、取得したアクセス履歴を復号化し、電子署名検証を実施し当該無線ネットワーク接続時の履歴の一部としてリストアする。
本発明は、無線通信を介してネットワーク上のコンテンツにアクセスすることができる無線端末などに適用することができる。
11 無線端末
12、17、22 ストレージ
13、23 無線LANアクセスポイント
14、24 ネットワーク
15 インターネット
16、26 情報機器
100 無線通信手段
101 アクセス履歴生成手段
102 アクセス履歴転送手段
103 アクセス履歴操作ログ生成手段
104 アクセス履歴取得手段
105 アクセス履歴リストア手段
106 コンテンツアクセス手段
107 コンテンツ情報取得手段
108 機器情報取得手段
109 自端末ネットワーク情報取得手段
110 無線ネットワーク識別子取得手段
111 転送場所指定手段
112 ネットワークコンテンツ情報一覧生成手段
113 アクセス履歴保存部
114 アクセス履歴操作ログ保存部
120 電子署名機能ブロック
121 電子署名生成手段
122 電子署名検証手段
130 暗復号化機能ブロック
131 暗号化手段
132 復号化手段
133 公開鍵通知手段

Claims (14)

  1. 無線ネットワークに接続する無線通信手段と、
    接続中の無線ネットワークから無線ネットワーク識別子を取得する無線ネットワーク識別子取得手段と、
    接続中の当該無線端末のネットワーク情報を取得する自端末ネットワーク情報取得手段と、
    無線ネットワーク経由で接続したネットワーク上の機器の機器情報を取得する機器情報取得手段と、
    機器上のコンテンツ情報を取得するコンテンツ情報取得手段と、
    機器上のコンテンツをアクセスするコンテンツアクセス手段と、
    接続した無線ネットワークの無線ネットワーク識別子と無線端末のネットワーク情報及び無線ネットワークを経由して接続したネットワーク上の機器の機器情報を伴う、ネットワーク上の機器に接続しその機器上のコンテンツをアクセスしたことの履歴及び取得したコンテンツ情報の履歴を生成するアクセス履歴生成手段と、
    転送場所指定手段により指定した、当該接続した無線ネットワーク経由でアクセス可能な指定ストレージの指定箇所にアクセス履歴を転送するアクセス履歴転送手段と、
    接続した無線ネットワークの無線ネットワーク識別子と自無線端末のネットワーク情報及び無線ネットワークを経由して接続したネットワーク上のストレージの機器情報を伴うアクセス履歴をストレージに転送したことの履歴であるアクセス履歴操作ログを生成するアクセス履歴操作ログ生成手段と、
    接続した無線ネットワークから取得した無線ネットワーク識別子によりアクセス履歴操作ログを検索し、アクセス履歴を過去転送したストレージ上の転送先を抽出し、転送先のストレージから過去転送したアクセス履歴を取得するアクセス履歴取得手段と、
    取得したアクセス履歴を当該無線ネットワーク接続時の履歴の一部とするアクセス履歴リストア手段と、
    を具備することを特徴とする無線端末。
  2. さらに、リストアしたアクセス履歴から、当該無線ネットワークからアクセスしたネットワーク上のコンテンツのコンテンツ情報一覧を生成するネットワークコンテンツ情報一覧生成手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1記載の無線端末。
  3. さらに、アクセス履歴に電子署名を行う電子署名生成手段と
    アクセス履歴の電子署名を検証する電子署名検証手段と、
    を具備し、
    前記アクセス履歴生成手段は、アクセス履歴を電子署名生成手段によりアクセス履歴に電子署名を行い、アクセス履歴を転送し、前記アクセス履歴操作ログ生成手段は、電子署名検証手段によりアクセス履歴を検証する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の無線端末。
  4. さらに、アクセス履歴を暗号化する暗号化手段と
    前記暗号化されたアクセス履歴を復号化する復号化手段と、
    を具備し、
    暗号用秘密鍵でアクセス履歴を暗号化し、アクセス履歴を転送し、アクセス履歴を取得後復号化する、
    ことを特徴とする請求項3記載の無線端末
  5. さらに、復号化を行う公開鍵をストレージに通知する復号用公開鍵通知手段と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項4記載の無線端末。
  6. 前記アクセス履歴操作ログ生成手段が、複数のアクセス履歴を取得した場合には、アクセス履歴取得手段は、取得したアクセス履歴群を時系列により合成し、当該無線ネットワーク接続時の履歴の一部とする、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の無線端末。
  7. 自局アドレスがプライベートIPアドレスであった場合には、前記アクセス履歴取得手段が無線ネットワーク識別子および自無線端末のネットワーク情報によりアクセス履歴操作ログを検索し、プライベートIPアドレスが付与されていたときに転送したアクセス履歴を取得し、
    前記アクセス履歴リストア手段がそれらのアクセス履歴を時系列により合成し、当該無線ネットワーク接続時の履歴の一部とする、
    ことを特徴とする請求項6記載の無線端末。
  8. 自局アドレスがグローバルIPアドレスであった場合には、前記アクセス履歴取得手段が無線ネットワーク識別子および自無線端末のネットワーク情報によりアクセス履歴操作ログを検索し、グローバルIPアドレスが付与されていたときに転送したアクセス履歴群を取得し、
    前記アクセス履歴リストア手段がそれらのアクセス履歴を時系列により合成し、当該無線ネットワーク接続時の履歴の一部とする、
    ことを特徴とする請求項6記載の無線端末。
  9. 前記アクセス履歴転送手段がストレージ上にアクセス履歴が存在した場合に、アクセス履歴操作ログを走査し自端末が転送したものではないことが判明した場合には、そのアクセス履歴とは異なる名称でストレージに転送する、
    ことを特徴とする請求項6記載の無線端末。
  10. 前記アクセス履歴転送手段がストレージ上にアクセス履歴が存在した場合に、アクセス履歴操作ログを走査し自端末が当該無線ネットワーク経由で転送したものではないことが判明した場合には、そのアクセス履歴とは異なる名称でストレージに転送する、
    ことを特徴とする請求項6記載の無線端末。
  11. 無線端末のネットワーク情報で自局アドレスがプライベートIPアドレスであった場合には、前記アクセス履歴転送手段が、ストレージ上のアクセス履歴を確認し、アクセス履歴が存在し、かつ、アクセス履歴操作ログを走査し自端末がプライベートIPアドレスを保持していたときに当該無線ネットワーク経由で転送したものではないことが判明した場合には、そのアクセス履歴とは異なる名称でストレージに転送する、
    ことを特徴とする請求項7記載の無線端末
  12. 無線端末のネットワーク情報で自局アドレスがグローバルIPアドレスであった場合には、前記アクセス履歴転送手段が、ストレージ上のアクセス履歴を確認し、アクセス履歴が存在し、かつ、アクセス履歴操作ログを走査し自端末がグローバルIPアドレスを保持していたときに転送したものではないことが判明した場合には、そのアクセス履歴とは異なる名称でストレージに転送する、
    ことを特徴とする請求項8記載の無線端末。
  13. 無線端末で行なうアクセス履歴リストア方法であって、
    接続した無線ネットワークの無線ネットワーク識別子と無線端末のネットワーク情報及び無線ネットワークを経由して接続したネットワーク上の機器の機器情報を伴う、ネットワーク上の機器に接続しその機器上のコンテンツをアクセスしたことの履歴及び取得したコンテンツ情報の履歴を生成するアクセス履歴生成工程と、
    転送場所指定手段により指定した、当該接続した無線ネットワーク経由でアクセス可能な指定ストレージの指定箇所にアクセス履歴を転送するアクセス履歴転送工程と、
    接続した無線ネットワークの無線ネットワーク識別子と自無線端末のネットワーク情報及び無線ネットワークを経由して接続したネットワーク上のストレージの機器情報を伴うアクセス履歴をストレージに転送したことの履歴であるアクセス履歴操作ログを生成するアクセス履歴操作ログ生成工程と、
    接続した無線ネットワークから取得した無線ネットワーク識別子によりアクセス履歴操作ログを検索し、アクセス履歴を過去転送したストレージ上の転送先を抽出し、転送先のストレージから過去転送したアクセス履歴を取得するアクセス履歴取得工程と、
    取得したアクセス履歴を当該無線ネットワーク接続時の履歴の一部とするアクセス履歴リストア工程と、
    を具備するアクセス履歴リストア方法。
  14. 前記アクセス履歴転送工程においてアクセス履歴に電子署名を行い、暗号化した上でアクセス履歴を転送し、
    前記アクセス履歴リストア工程において取得したアクセス履歴を復号化し、電子署名検証を実施し当該無線ネットワーク接続時の履歴の一部とする、
    ことを特徴とする、請求項13記載のアクセス履歴リストア方法。
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