JP5044464B2 - 光導波路体 - Google Patents

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Description

本発明は、光導波路体に関し、特に、任意の位置で光を取り出すことが可能な光導波路体に関するものである。
現在、表示装置の薄型化が求められており、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、OLED(Organic Light Emitting Display)、FED(Field Emission Display)などの、いわゆるFPD(Flat Panel Display)が実用化されている。これらのFPDは、それぞれ発光メカニズムや光バルブなどの方式はそれぞれ異なるが、2次元に配置された各画素において、電気的に光変調を行い、外部に出射する光を制御することで画像等を表示している。これらの表示装置については、各画素に相当する位置に光バルブや発光素子を形成する必要があるため、例えばフォトエッチングプロセスのような高度な素子形成プロセスが採用されている。
これに対して、各画素における製造負荷を低減する表示装置として、光源から照射された光を予め変調し、この変調された光をコア内で全反射条件にしたがって導波させ、所望の位置のコアの屈折率を変化させることで全反射条件を変化させて光を取り出す表示装置が検討されている。これにより、表示装置における各画素に相当する位置では、光取出機能素子を形成すればよく、光量調整などの光変調については、光源に機能分離することが可能であるため、製造負荷低減が期待できる。
例えば特許文献1では、全反射条件を変化させる素子構造として、数十オングストローム程度のSi層とSiN層とを交互に積層して形成された積層構造のコアと、このコアの表面及び裏面を覆う上部クラッド及び下部クラッドと、これらのクラッドの表面に配置される電極からなる。これらの電極は、上部クラッド表面においては、同一方向に所定のピッチで配置され、下部クラッド表面においては、上部クラッド表面に形成される電極と交差する方向に所定のピッチで配置されている。さらに、平面状のコアは、外部の光源に形成された光強度変調器を介して光源と接続されている。
このように形成された表示装置は、光源に形成された強度変調器を用いて光源から出射された光の変調を行い、この変調された光は、所望の画素の位置までコア内を全反射条件にしたがって導波される。そして、導波された光は、各画素に配置された電極に電圧を印加し、コアの屈折率を変化させることで全反射条件が変化するため、この領域において外部に出射するものである。
しかしながら、特許文献1に記載された表示装置に適用されたコアの屈折率は、印加された電圧に対する屈折率変化量が小さいという課題がある。また、このようなコアの代替材料として、例えば光導波路などで用いられている屈折率可変材料であるリチウムナイオベート(LiNbO)を用いても、電圧を印加することで変化する屈折率は数%程度である。
このように、従来例においては、コアを導波した光を取り出すためにコアの屈折率を変化させるが、このコアの屈折率を大きく変化させることは困難であるため、導波した光の一部のみしか外部に取り出せないという問題がある。
特開平1−185692号公報
本発明の課題は、任意の位置から光を効率よく取り出すことが可能な導波路体を提供することにある。
本発明による光導波路体は、光を導波し、第1の屈折率を有する、帯電可能なコアと、前記第1の屈折率以上の第2の屈折率を有する高屈折率部を含むクラッドと、前記高屈折率部と帯電した前記コアとを接触させる変位手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、任意の位置から光を効率よく取り出すことが可能な導波路体を提供することができる。
まず初めに、図1、図2を参照して、本実施形態の光導波路体において、光が導波する原理及び、光を取り出す原理について説明する。
物質中を導波する光は、図1に示されるように、2つの異なる屈折率n1,n2をもつ物質の界面において、n1層からn2層に入射角θで光が入射すると、n1>n2条件下では、下記の式(1)及び式(2)に示される条件を満たす場合において、全反射する。
sinθm=n2/n1・・・(1)
θ>θm・・・(2)
なお、θmは一般に臨界角と呼ばれ、全反射を起こすために必要な入射角の最小値である。すなわち、n1>n2条件下において、入射角が臨界角より大きい場合は、界面において全反射する。従って、光が導波する領域を、この光の導波領域より屈折率の小さな領域で覆い、これらの界面における入射角が臨界角より大きくなるように光を入射することで、光は導波路体内部を、全反射を繰り返しながら導波する。
一方、図2に示すように、2つの異なる屈折率n1,n2をもつ物質の界面において、n1層からn2層に入射角θ1で光が入射すると、n1≦n2条件下では、下記の式(3)に示される条件を満たしながら、屈折してn2層を導波する。
sinθ1/sinθ2=n2/n1・・・(3)
なお、θ2は一般に屈折角と呼ばれ、n1層から入射された光は、この角度θ2で屈折してn2層を導波する。すなわち、n1≦n2条件下では、全反射が起きることはなく、常に式(3)を満たしながらn1層からn2層に光が導波する。従って、光が導波する領域が、この導波領域より屈折率の大きな領域に接した場合、この界面において光は全反射せずに、透過することになる。
以上の原理を踏まえて、以下に、本発明の実施形態を図3乃至図18を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態に係る光導波路体について、図3乃至図6を参照して説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る光導波路体を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図であり、同図(c)は同図(a)の破線B−B´に沿った構造断面図である。
本実施形態では、本発明の特徴を示すために、光通信分野にて広く用いられる線状構造体、すなわちファイバ構造を用いている。このため、クラッドの外形は筒状となっている。
図3(a)乃至(c)に示すように、第1の実施形態の光導波路体は、光を導波し、第1の屈折率を有するコア11と、第1の屈折率以上の第2の屈折率を有する高屈折率部を含むクラッド12と、この高屈折率部とコア11とを接触させる変位手段とを有する。このうち変位手段については後述する。なお、上述の導波とは、コア11の中を光が長手方向に伝わることをいい、以下の記載についても同様である。
円筒形状のクラッド12内部には、クラッド12以下の屈折率を有し、クラッド12の内径よりも断面の直径(コア径)が小さい円柱形状のコア11が挿入されている。また、クラッド12の内壁の一部には、コア11より屈折率が小さい第3の屈折率を有する低屈折率部13が形成されている。さらにコア11は、変位手段によってクラッド12内部を径方向に自由に変位可能であるように構成されている。
次に、この第1の実施形態に係る光導波路体による光の取り出し方法について説明する。
まず、レーザ光源から出射したレーザ光14は、この光導波路体の端部からコア11に入射される。このときコア11は、このコア11の有する屈折率よりも小さい低屈折率部13及び空気15で覆われるように配置されている。光導波路体の端部から入射されたレーザ光14は、コア11内を、全反射を繰り返しながら導波する。なお、本実施例では、本発明の特徴である光源を画素から分離できる特徴を活かして、光源としてレーザ光源を用いているが、これに限ったものではなく、発光ダイオード(LED)などを光源に用いても良い。
ここで、光を取り出す位置において、クラッド12の外部に設けられた変位手段により、コア11の一部がクラッド12に接するようにコア11を変位させる。このとき、コア11は、クラッド12以下の屈折率で形成されているため、コア11とクラッド12とが接した領域において、光は全反射せずに透過することになる。
このとき、コア11の有する第1の屈折率とクラッド12の有する第2の屈折率との差(屈折率差)が大きくなるように材料等を選定して形成することで、コア11とクラッド12とが接した領域において、光を効率よく光導波路体の外部に取り出すことが可能となる。例えば、コア11の材料として屈折率が1.5程度のポリメタクリル酸メチル(PMMA)、クラッド12材料として屈折率が1.9程度のPbを含有する鉛ガラスを用いた場合、コア11とクラッド12の屈折率差は0.4とすることができる。
なお、本実施形態の光導波路体において、コア11の屈折率はクラッド12の屈折率以下であるため、光導波路体の端部においては、コア11がクラッド12に接触した場合、この接触した領域から光が外部に漏れてしまい、光源から出射したレーザ光14を効率よくコア11内に導波させることができなくなる。従って、光導波路体の端部においては、コア11がクラッド12に接触することを防止する必要がある。そこで、本実施形態の光導波路体の端部は、図4(a)(b)に示すように、コア径が拡大され、さらにこのコア11は低屈折率部13に覆われるように形成されている。ここで低屈折率部13については、例えば屈折率が1.3程度の4フッ化エチレン・6フッ化プロピレン共重合体樹脂(FEP)からなるフッ素樹脂材料をコーティングすることにより形成できる。これにより、コア11の屈折率1.5に対して低屈折率部13の屈折率1.3と低く保つことができるため、光導波路体端部においてコア11に入射された光14が光導波路体の外部に漏れることを防止し、光源からコア11への効率の良い光の入射が実現できる。また、空気15は屈折率が1であるため、コア11、クラッド12、低屈折率部13の各屈折率よりも低い値となる。したがって、コア11と空気15の界面では、全反射条件を満たして光導波が可能となっている。なお、本実施例では、空気15を用いているが、これに限られるものではなく、コア11よりも屈折率が低く、かつ、コア11が変位可能な流動性体である気体や液体を用いても良い。
以上の述べたように、第1の実施形態に係る光導波路体は、空気15、もしくは低屈折率部13に覆われたコア11の一部を変位手段によって、クラッド12の高屈折率部に接触させる。このとき、クラッド12の高屈折率部の屈折率が、コア11の屈折率より約1.3倍と十分に大きくなるように形成することで、この接触された高屈折率部の領域において、効率よく光を外部に取り出すことが可能となる。また、コア11のクラッド12の高屈折率部への接触位置を図5(a)乃至(c)に示すように経時的に移動させることで、光の取り出し位置を連続的に移動させることも可能である。
次に、変位手段について、図6(a)乃至(c)を参照して説明する。
図6は、変位手段を設けた上述の光導波路体を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図であり、同図(c)は同図(a)の破線B−B´に沿った構造断面図である。
図6(a)乃至(c)に示すように、変位手段は例えば電極16を用いることができる。すなわち、この光導波路体には、クラッド12の外部に、光導波路体の長手方向に向かって、一定の間隔でインジウム錫酸化物(ITO)からなる複数の電極16(161、162)が形成されている。また、このとき、ラビング処理により、例えばプラスに帯電したコア11がクラッド12の内部に挿入されている。
このように形成された光導波路体の電極16に、図6(a)乃至(c)に示すように電圧を印加する。このように電圧を印加することで、クラッド12の内部には電界が発生する。一方、コア11はプラスに帯電しているため、負の電圧が印加された電極161下のコア11は、この電極161に引き寄せられてクラッド12に接し、正の電圧が印加された電極162下のコア11は、低屈折率部13に押し当てられる。
以上のように、コア12を帯電させ、一方でクラッド12の外部に複数の電極16を設け、これらの電極16に所望の電圧を印加することで、コア11の一部がクラッド12に接するようにコア11を変位させることが可能となる。このとき、クラッド12の屈折率は、コア11の屈折率の約1.3倍と十分大きくなるように形成されているため、このコア11がクラッド12に接触した領域において、効率よく光を取り出すことが可能となる。また、電圧印加の極性やタイミングを調節し、図5(a)乃至(c)に示すようにコア11の変位位置を移動させることで、光の取り出し位置を移動させることも可能である。
次に、第1の実施形態に係る光導波路体の製造方法について、説明する。
はじめに、屈折率向上のためゲルマニウムを添加した屈折率が1.7程度の石英ガラスを延伸加工により、図3(a)乃至(c)に示すように、外径が1mm、内径が0.7mmの管状構造のクラッド12を形成する。クラッド12の材料であるゲルマニウム添加の石英ガラスは、ガラス転位点以上において加工性に優れているため、ガラス転位点以上の温度下において容易に加工することができる。
次に、溶媒希釈した屈折率が1.3程度の低誘電体であるフッ素系ポリマーをクラッドの内壁に塗布し、クラッド12の内壁全体を覆う。
次に、このクラッド12の内壁に塗布されたフッ素系ポリマーに、クラッド12の外側から局所的にレーザを照射することで、塗布されたフッ素系ポリマーを取り除き、クラッド12の内壁の一部および、クラッド12端部においてはクラッド12の内壁全体に、低屈折率部13を形成する。
一方、屈折率が1.5程度のポリメタクリル酸メチル(PMMA)を延伸加工し、断面の直径が0.5mmのコア11を形成する。このPMMAについても有機高分子材料であるため、クラッド12の内径以下の直径になるように形成することは、比較的容易である。
以上のようにしてクラッド12およびコア11をそれぞれ形成した後、クラッド12の内径に、コア11を挿入することで、図3(a)乃至(c)に示す光導波路体を得ることが可能となる。
なお、本実施形態では、ファイバ形状を活用したため、クラッド12が筒状構造体となっているが、本発明のクラッド形状については、これに限定されるものではない。例えば、異なる2つのクラッドを、スペーサーを介して矜持させ、その間隙に変位可能なコアを配置させる構造を用いても良い。
この例を図7(a)乃至(c)に示す。同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図であり、同図(c)は同図(a)の破線B−B´に沿った構造断面図である。2つのクラッド12a、12bは、例えば樹脂柱(スーパースペーサー)からなるスペーサー30を介して矜持されており、このように形成された間隙15に、コア11が配置されている。この実施形態の変形例に係る動作は、これまで述べたところと同様なので説明を省略する。図7(a)乃至(c)に示す実施形態は、クラッド12の表面が平面であるため、表面にさらなる構造を追加形成がしやすいという効果を有する。
(第2の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態に係る光導波路体について、図8、図9を参照して説明する。なお、本発明の第2の実施形態に係る光導波路体は、光を取り出す方法に特徴を有するものであり、光導波路体の構造、コアの変位手段および製造方法は第1の実施形態と同様であるため、これらの説明は省略する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る光導波路体を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図である。
図8(a)(b)に示すように、第2の実施形態に係る光導波路体においては、電極16に印加する電圧の向きを適宜調節することで、コア11をクラッド12の任意の1箇所に接触させるように変位させることを特徴とするものである。なお、図8においては、電極16の配置は図6と同様であるため、ここでは省略する。このようにコア11を変位させても、クラッド12の有する第2の屈折率は、コア11の有する第1の屈折率以上であるため、コア11とクラッド12とが接した箇所において、光は全反射せずに透過することになる。このとき、コア11の有する第1の屈折率とクラッド12の有する第2の屈折率との差(屈折率差)が大きくなるように材料等を選定して形成することで、コア11とクラッド12とが接した箇所において、光を効率よく光導波路体の外部に取り出すことが可能となる。なお、コア11をクラッド12の1箇所のみに接触させた場合、コア11内を導波する光の再利用も可能にすることができる。例えば、光を入射するコア11端部と反対に位置するコア11端部を、例えば、銀などの反射率が高い材料を配置した場合、コア11とクラッド12が接触した箇所で取り出されずに導波した光は、銀などを配置させたコア11の端部において反射し、再度、コア11の内部を導波する。このコア11の端部における反射光についても、クラッド12とコア11の接触箇所において、再度光取り出しが可能となるため、コア11がクラッド12に接触した箇所から出射される光の輝度は第1の実施形態における光の取り出し方法で取り出した光の輝度に比べて増加させることが可能となる。また、電圧印加の極性やタイミングを調節し、コア11の変位箇所を経時的に移動させることで、図9(a)乃至(c)に示すように、光の取り出し位置を連続的に移動させることも可能である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態に係る光導波路体について図10(a)(b)を参照して説明する。
図10は、本発明の第3の実施形態に係る光導波路体を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図である。
図10(a)(b)に示すように、第3の実施形態に係る光導波路体は、第1または第2の実施形態に係る光導波路体と比較して、低屈折率部13がクラッド12の少なくとも一部に含まれ、一体化していることを特徴とするものである。言い換えれば、第1または第2の実施形態においては、クラッド12は全体にわたりコア11の有する第1の屈折率以上の第2の屈折率を有するものとしているため、クラッド12の全体が高屈折率部であり、コア11がクラッド12と接触した箇所から光を取り出すことが可能であったが、この第3の実施形態は、クラッドから光を取り出したい箇所についてのみ高屈折率部17とすることにより、クラッドから光を取り出せる高屈折率部17と、取り出せない部分13とを区分することが可能となる。
すなわち、第3の実施形態に係る光導波路体のクラッドは、コア11の有する第1の屈折率以上の第2の屈折率を有する高屈折率部17と、この第1の屈折率よりも小さい第3の屈折率を有する低屈折率部13で構成された円筒形状である。そして、このクラッド内部に、クラッドの高屈折率部17以下の屈折率を有し、クラッドの内径よりも断面の直径(コア径)が小さい円柱形状のコア11が挿入されている。さらにコア11は、低屈折率部13の屈折率より大きな屈折率を有しており、変位手段によってクラッド内部を径方向に自由に変位可能であるように構成されている。
また、本実施形態の光導波路体は、第1の実施形態と同様に、光導波路体の端部においては、コア径が拡大され、さらにこのコア11は低屈折率部13に覆われるように形成されている。これにより、光導波路体端部においてコア11に入射された光が外部に漏れることを防止し、光源からコア11への効率の良い光の入射が実現できる。
このような構成であっても、コア11をクラッドの低屈折率部13に接触させておき、変位手段により、例えば第2の実施形態における光の取り出し方法と同様に、任意の1箇所でコア11をクラッドの高屈折率部17に接触させることで、このコア11がクラッドの高屈折率部17に接触した箇所において、光を取り出すことが可能である。このとき、クラッドの高屈折率部17の屈折率が、コア11の屈折率より十分に大きくなるように形成することで、この接触された箇所において、効率よく光を外部に取り出すことが可能となる。また、コア11のクラッドの高屈折率部17への接触位置を図9(a)乃至(c)と同様に移動させることで、光の取り出し位置を移動させることも可能である。なお、本実施形態において、第1の実施形態における光の取り出し方法と同様に、局所的にコア11をクラッドの高屈折率部17に接触させても、第1の実施形態と同様に、コア11がクラッドの高屈折率部17に接触した領域において、効率よく光を取り出すことが可能である。
また、第3の実施形態に係る光導波路体の製造方法においては、第1の実施形態に係る光導波路体の製造方法とほぼ同様であるため、詳細な説明は省略し、ここでは、クラッドの形成方法について説明する。
まず、ゲルマニウムを含有させた石英ガラス材料とホウ素を含有させた石英ガラス材料を界面において融着させる。このとき、ゲルマニウムとホウ素が界面で相互拡散をある程度抑えることが可能な温度域を用いる。また、ゲルマニウムを含有させた部分が図10(a)(b)における高屈折率部17、ホウ素を含有させた部分が図10(a)(b)における低屈折率部13に相当する。
次に、このように形成された合わせガラスを所望の形状よりも大きい円柱形状に、ゲルマニウムとホウ素がそれぞれ所望の分布位置になるように加工する。
次に、この円柱形状の合わせガラスの中心部をくり抜くようにして延伸加工を行い、円筒形状を形成する。石英系ガラスについては、ガラス転位点以上においては加工性に優れているため、ガラス転位点以上の温度下で加工することで、容易に所望の形状を形成することが可能である。
このようにして第3の実施形態に係る光導波路体のクラッドを形成する。一方、コア11は、第1の実施形態と同様に形成し、最後にクラッドの内径に、コア11を挿入することで、図10(a)(b)に示す光導波路体を得ることが可能となる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態に係る光導波路体について図11(a)(b)を参照して説明する。
図11は、本発明の第4の実施形態に係る光導波路体を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図である。
図11(a)(b)に示すように、第4の実施形態に係る光導波路体は、第1及び第2の実施形態のクラッド12が、積層構造であることを特徴とするものである。すなわち、第1の屈折率を有するコア11以上の第2の屈折率を有するクラッド(低屈折率クラッド)18と、この低屈折率クラッド18の外周全体を、これ以上の屈折率である第4の屈折率を有する部材で覆うように形成された高屈折率クラッド19とで、クラッド12が形成されている。すなわち、本実施の形態においては以下の不等式の関係にある。
(第3の屈折率)<(第1の屈折率)≦(第2の屈折率)≦(第4の屈折率)
なお、ここで第3の屈折率は、図11における低屈折率部13の屈折率を示す。
この場合、本実施形態における第2の屈折率を有する低屈折率クラッド18の部材と、この低屈折率クラッド18の屈折率以上の屈折率である第4の屈折率を有する高屈折率クラッド19を一体として考え、この一体化した部材が有する屈折率を第1の実施形態におけるクラッド12の第2の屈折率に相当すると考えることにより、本実施形態は第1の実施形態の変形例とも考えることができる。すなわち、第1の屈折率を有するコア11から外部に光を取り出すには、コア11から外部に向けて、屈折率が次第に大きくなるようにクラッド12を複数配置することを許容する。
このように、コア11の屈折率以上の屈折率である低屈折率クラッド18を、これ以上の屈折率の材料で形成された高屈折率クラッド19で覆うことで、光の出射角を所望の角度に調節することが可能となる。すなわち、低屈折率クラッド18と高屈折クラッド19のそれぞれの屈折率をnl,nhとし、低屈折クラッド18からの入射角をθl、高屈折率クラッド19への出射角をθhとすると、
nlsinθl=nhsinθh
が成り立つ。したがって、nlとnhを調整することにより出射角を所望の方向に制御して、取り出すことが可能になる。
なお、光の取り出し方は、第1の実施形態または、第2の実施形態に示した光の取り出し方と同様である。また、第4の実施形態に係る光導波路体の製造方法も、第1の実施形態とほぼ同様である。従って、詳細な説明は省略するが、クラッド12の形成時に、屈折率の異なる材料が積層されたクラッド材料を用い、これを延伸加工することで、上述のクラッド12を得ることが可能である。
また、第4の実施形態においては、クラッド12を積層構造に形成することで、任意の角度で光を取り出すことを可能にしたが、反対に、例えば図8(a)(b)に示す第2の実施形態に係る光導波路体のクラッド12に、図12(a)(b)に示すように、例えば酸化亜鉛からなる散乱粒子となる微粒子を分散させ、散乱粒子を含有したクラッド20を形成することで、指向性の少ない均一な光を取り出すことも可能である。ここで、図12(a)は本実施例における光導波路体の長手方向に沿った断面構成例であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A’に沿った断面構成例である。なお、散乱粒子とは、コア11からクラッド12に導かれた光をクラッド12内でその光路を変更することが可能な粒子をいう。すなわち、例えばクラッド12内で屈折率差や反射面を利用して光の進行方向を変化させることが出きれば良い。例えば上記酸化亜鉛においては、その屈折率がクラッド12を形成する材料の鉛ガラスの屈折率である1.9とは異なるため、酸化亜鉛粒子との界面において屈折率差による反射により光の進行方向が変化する。ここで酸化亜鉛粒子はその粒子形状ゆえにクラッド12の長手方向に対して様々な角度に対してその界面が存在するため、光の散乱が可能になる。また、その粒子系は、400nm以上でクラッド12の厚み以下であることが望ましい。この範囲以外になると粒子径が小さい場合には、光に対して屈折効果が減少するためである。また、その含有量については、体積分率で5%以上が望ましい。あまり低濃度であると十分な散乱効果が得られないためである。なお、散乱粒子を含有したクラッド20は、散乱粒子をクラッド12の全体に分散させても良いが、光を取り出す面について偏在させても良い。
以上に、本発明の実施形態に係る光導波路体について説明したが、本発明の実施形態は、これらに限るものではなく、様々に変形可能である。
例えば、上述の各実施形態に係る光導波路体の端部の構造は、コア11が低屈折率部13に覆われた構造であった。しかしコア11は、これより低い屈折率の材料で覆われていればよいため、例えば図13の(a)(b)(c)に示すように、コア11の端部が、クラッド12の端部から露出するように形成してもよく、光を効率よく取り込むことが可能となる。ここで、図13(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は図(a)の破線A−A’に沿った構造断面図、同図(c)は同図(a)の破線B−B’に沿った構造断面図である。
また、上述した変位手段は、クラッド12の外部に複数の電極16を設け、これに電圧を印加することで、帯電したコア11を電界によって変位させていた。このように、変位手段は、帯電したコア11のまわりに電界を発生させることができればよいため、上述の各実施形態に係る光導波路体において、例えば図14乃至図17に示すように電極16を形成してもよい。
図14は、形成する電極16の第1の変形例を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図であり、同図(c)は同図(a)の破線B−B´に沿った構造断面図である。
図14(a)乃至(c)に示すように、形成する電極16の第1の変形例は、図6(a)乃至(c)に示した電極16(161、162)に加えて、さらにクラッド12の対向する位置にも電極16(164、165)を形成してもよい。さらには、図15(a)(b)に示すように、クラッド12に導電性粒子を含有させ、導電性粒子を含有したクラッド21を形成してもよい。このように、クラッド12に導電性粒子を含有させることで、このクラッド21での電圧降下を防止することができるため、効率よく電圧を印加することが可能である。なお、この場合、コア変位時にコア11が導電性粒子を含有したクラッド21に直接接触してしまうと、このクラッド21とコア11間で電荷の移動が発生してしまう。これを防ぐため、コア11が導電性粒子を含有したクラッド21に接触する部分には、絶縁層22を設ける必要がある。
ここで、導電性粒子とは、クラッド12内に異方性導電性を付与するために導入するものである。したがって、導電性粒子がクラッド12内に断面方向に連続的な接合を形成すれば良い。ここで導電性微粒子としては、酸化物半導体である酸化亜鉛や導電体である銀粒子などを用いることができる。また、その粒子系は、クラッド12の厚み以下であることが必要である。クラッド12の厚みより小さい粒子径が小さい場合には、クラッド12形成の引き伸ばす際に、粒子がクラッド12の長手方向には展開され、断面方向には凝集することになる。このため、長手方向には導電性が低く、断面方向には導電性の高い異方性を実現できることになる。また、絶縁層22については、コア11と導電性粒子を含有したクラッド21の接触の際に電荷移動を妨げる効果が必要であるため、1011Ω程度以上の高抵抗であることが望ましい。
なお、微粒子に酸化亜鉛を用いた場合には、前記の散乱粒子と導電性粒子の両方の機能を兼ね備えることも可能である。
また、図16は、形成する電極16の第2の変形例を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図であり、同図(c)は同図(a)の破線B−B´に沿った構造断面図である。
図16(a)乃至(c)に示すように、形成する電極16の第2の変形例は、図14(a)乃至(c)に示す電極16(161、162、164、165)の配置に加えて、さらにクラッド12の誘電性を利用し、クラッド12の内壁において、コア変位時にコア11がクラッド12に接触する位置と対向する位置に電極163を形成してもよい。この場合、クラッド12での電圧降下は起こらないため、効率よく電圧を印加することが可能である。また、コア11は、光の取り出し位置以外の位置においては、形成される電極163に接触するため、クラッド12に接することはない。
また、図17は、形成する電極16の第3の変形例を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図である。
図17(a)(b)に示すように、形成する電極16の第3の変形例は、クラッド12に貫通穴23を形成し、この貫通穴23を介してクラッド12の外部とクラッド12の内部に電極16を一体形成してもよい。この場合であっても、クラッド12での電圧降下は起こらないため、電圧分配されることなく電圧を印加することが可能である。なお、この場合、コア変位時にコア11が電極16に直接接触してしまうため、コア11は絶縁層22で覆う必要がある。
以上に、電界による変位手段を述べたが、マイナスに帯電したコア11を電極16が設けられたクラッド12に挿入し、電極16に電圧を印加することでコア11を変位させることも可能である。また、N極またはS極のどちらか一方に帯磁させたコア11をクラッド12に挿入し、このクラッド12の外部には磁極を上述の電極と同様に配置することでコア11を変位させることも可能である。
また、上述の実施形態においては、光の取り出し位置の移動は、印加する電極16の方向およびタイミングを調節することで行った。しかし、図18(a)乃至(c)に示すように、光導波路体の端部のみに電極16を設け、この端部においてコア11を変位させてクラッド12に接触させた後(図18(a))、コア11をクラッド12から離すことで、このコア11のクラッド12への接触位置を伝搬させてもよい(図18(b)および(c))。この場合であっても、コア11のクラッド12への接触箇所が移動するため、光の取り出し位置を移動させることが可能となる。また、このコア11のクラッド12への接触箇所が移動する速さは、電圧の印加方向の速さと印加する電圧の大きさによって制御可能である。
他にも、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で自由に変形可能である。
全反射条件を満たす場合の説明図である。 全反射条件を満たさない場合の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る光導波路体を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図であり、同図(c)は同図(a)の破線B−B´に沿った構造断面図である。 本発明の光導波路体の端部を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図である。 第1の実施形態に係る光導波路体による光の取り出し位置の移動原理を説明するための説明図である。 変位手段を設けた第1の実施形態に係る光導波路体を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図であり、同図(c)は同図(a)の破線B−B´に沿った構造断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る光導波路体の変形例である。 本発明の第2の実施形態に係る光導波路体を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図である。 第2の実施形態に係る光導波路体による光の取り出し位置の移動原理を説明するための説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る光導波路体を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る光導波路体を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図である。 散乱粒子を含有するクラッドを有する光導波路体の変形例を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図である。 本発明の光導波路体の端部の変形例を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図であり、同図(c)は同図(a)の破線B−B´に沿った構造断面図である。 変位手段の変形例を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図であり、同図(c)は同図(a)の破線B−B´に沿った構造断面図である。 導電性粒子を含有するクラッドを有する光導波路体を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図である。 変位手段の第2の変形例を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図であり、同図(c)は同図(a)の破線B−B´に沿った構造断面図である。 変位手段の第3の変形例を示し、同図(a)はこの光導波路体の長手方向に沿った断面図であり、同図(b)は同図(a)の破線A−A´に沿った構造断面図である。 光の取り出し位置を移動する他の方法を説明する説明図である。
符号の説明
11・・・コア
12、12a、12b・・・クラッド
13・・・低屈折率部
14・・・レーザ光
15・・・空気
15’・・・間隙
16・・・変位手段(電極)
161、164・・・変位手段(負の電圧が印加された電極)
162、165・・・変位手段(正の電圧が印加された電極)
163・・・クラッド内部の電極
17・・・高屈折率部
18・・・低屈折率クラッド
19・・・高屈折率クラッド
20・・・散乱粒子を含有したクラッド
21・・・導電性粒子を含有したクラッド
22・・・絶縁体
23・・・貫通穴
30・・・スペーサー

Claims (8)

  1. 光を導波し、第1の屈折率を有する、帯電可能なコアと、
    前記第1の屈折率以上の第2の屈折率を有する高屈折率部を含むクラッドと、
    前記高屈折率部と帯電した前記コアとを接触させる変位手段と、
    を有することを特徴とする光導波路体。
  2. 前記コアと接触した前記高屈折率部から前記コアを導波する光の一部または全部を取り出すことを特徴とする請求項1に記載の光導波路体。
  3. 前記コアと前記クラッドの間に第1の屈折率よりも小さい第3の屈折率を有する低屈折率部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光導波路体。
  4. 前記クラッドは散乱粒子を含有していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の光導波路体。
  5. 前記クラッドは導電性粒子を含有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の光導波路体。
  6. 前記変位手段は電界印加手段であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の光導波路体。
  7. 前記変位手段は、前記コアと前記クラッドとの接触部を経時的に連続的に変位させることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の光導波路体。
  8. 前記クラッドは、前記コアを囲むことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の光導波路体。
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