JP5028604B2 - Antistatic footwear - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は履装者が静電気を帯電することを防止するために、地面への導電性を持たせた帯電防止履物に関する。
【0002】
【従来の技術】
人体が帯電した静電気を除電するために靴等の履物に導電性を持たせ地面にアースしようという発想は古くから公知である。そして、このような履物は医療機器の誤動作や電撃による患者への悪影響を防ぐための病院用の履物や、可燃性の気体雰囲気の中で作業するにあたり防爆が望まれる作業者の履物や、電撃による破壊のおそれのある精密機器を扱う職場での履物等を中心に普及していた。
【0003】
本願発明者の調査によれば、導電性を持たせた履物に関し、従来次のような発明が公知であった。
(1) 履物の底部分に導電性を持たせ、これに履装者の足裏(本明細書においては、「足裏」の用語は素足の他、靴下等を介した場合も含む意味で使用する。)を接触させる発明(公知例としては、実開平6−62804等)。
(2) 履物の底部分に金属棒等の導電性素材よりなる部材を貫通させ、履装者の足裏をこれに接触させる発明(公知例としては、実開平6−77504等)。
(3) 履物の底部分に導電性を持たせた糸を縫い付け、履装者の足裏をこれに接触させる発明(公知例としては、実開平6−64502等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、静電気による影響について、単なる電撃の不快感や機器への悪影響、爆発の誘起等の他に、次のような問題も指摘されている。
(a) 体内にたまった静電気が血液の成分や神経系の伝達に影響を及ぼし、血清中のカルシウムが尿となって排泄されて減少し、筋肉の持久力が低下して疲れやすくなる。
(b) 体内にたまった静電気により皮膚が空気中の埃、ダニの死骸、花粉等の夾雑物を吸い寄せやすくなり、アレルギー症状や皮膚炎を誘起しやすくなる。
【0005】
その結果、導電性を持たせた履物は、前記したような限られた環境下での業務用の特殊履物に止まらず、日常生活においても広く履装されることが望ましいとの認識が生ずるに至った。
【0006】
一方、前記の従来技術は業務用の特殊履物を念頭に開発されたものが多く、これを日常生活における履物に実施しようとした場合、幾つかの問題点が顕在化することとなる。
【0007】
第一の問題は、体裁や履装感である。前記の(1) の発明の場合、底部分に導電製を持たせるためにはカーボンを練り込んだ素材やカーボンを添加しか塗料を塗布した底を用い、更に各部材の接着にあたってはカーボンを混入した導電製の接着剤を使用することになるが、これらは黒色状のものであり、見るからに通常の底とは異なり、玄関先で靴を脱いだ場合に見る者に大きな違和感を与える。同様に、前記の(2) の発明の場合も、底上面に露出した導電部材が外観上大きな違和感を与えた。又、(2) の発明の場合、導電部材とそれが設けられる底部分の硬度や弾性が異なることから歩行時に履装者に違和感を与える問題もあり、更にそれが金属の場合は金属アレルギーによる接触皮膚炎を誘起しやすい問題もあった。一方、前記の(3) の発明においては、長年の使用中に糸が摩擦により擦り切れるという問題があり、又、金属を織り込んだ糸の場合は金属アレルギーによる接触皮膚炎を誘起しやすい問題もあった。日常生活における履物中、特に靴の場合は底部分に履装者の足裏が接するための中敷きを敷設し、この中敷きにより履装時の接触感を調整したり、靴を脱いだ際の見栄えを向上させるのが通常である。ところが、前記の各発明においてはこのような通常の中敷きを使用できず、特殊な業務用の靴ならともかくも、日常の靴、特に体裁が重視される婦人靴においては致命的な問題点となった。
【0008】
第二の問題は、製造コストである。履物中、特に靴の場合は底部分は地面側の本底に足裏側の中底を敷設して構成されるが、敷設にあたってのこれらの接着に際し、導電性の接着剤を使用しないとこれらを導電性とした意味が失われてしまう。ところが、導電性の接着剤は導電性を持たせるためにカーボンを混入し黒色状を呈していることから、通常の接着剤との互換性がなく、製造工程における自動糊付け機の使用にあたっては通常の靴と導電性の靴の製造の切り替えの度に機械の中の接着剤を一旦取り除かなくてはならない問題があった。このため、作業工程が複雑になり、導電性の接着剤自体が通常の接着剤に比し高価であることも相まって全体の製造コストが高くなり、これは特殊な業務用の靴ならともかくも、日常の靴にとっては無視できない問題であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は以上の従来技術の問題点を解消した帯電防止履物を提供することを目的として創作されたものであり、導電性を持たせた底部分に非導電性素材からなる中敷きを敷設すると共に、中敷きにはそれに接する履装者の足裏から生じる汗による湿気を保湿する保湿部を設け、この保湿部を底部分の表面に接触させることを特徴とする。
【0010】
この発明の最大の特徴は、従来技術においては導電性を持たせた底部分や導電性素材よりなる部材或いは導電性の糸に、足裏(本明細書においては、「足裏」の用語を素足の他、靴下等を介した場合も含む意味で使用することは前記の通りである。)を直接接触させて人体から履物への導電を図っていたのに対し、履装者の足裏から生じる汗による湿気を保湿する保湿部を導電経路として導電を行う点にある。よって、保湿部を構成する部材自体は導電性を有することを要さないので、通常の非導電性素材で構成することが可能となり、通常の履物が有すべき中敷きを使用することが可能となる。
【0011】
又、ここでは前記の第1発明を前提とした第2発明として、底部分に中敷きを非導電製の接着材をもって接着するにあたり、中敷きの保湿部との接触箇所を非接着面とすることも開示する。
【0012】
この第2発明によれば、足裏からの導電作用を果たす中敷きの保湿部と底部分との間に接着層が介在しないので、導電のための導電性接着剤を一切使用しないで帯電防止履物を構成することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の具体的実施例を添付図面に基づいて説明する。図1乃至図4は前記の第1発明と第2発明を靴に実施した導電履物の例を示す図である。図4に示すように、この靴は地面に接地する本底2の上部に中底1を敷設して底部分とし、この中底1には履装者の足裏が接する中敷き3が敷設され、一方、本底2と中底1の周側には胛革6の下端が挟み込まれて固定され、更に後端に踵8が設けられる公知の基本構造を有する。尚、図中符号7は本底2と中底1間に挟み込まれた胛革6の厚みにより段差を解消するために、本底と中底間に介在される中物である。
【0014】
本底2は導電性を持たせた構成からなり、この実施例ではゴムにカーボン材や鉄粉等を混入した素材により構成することを想定しているが、ここでは重量の軽減とコストの軽減のために混入部分を本底中の地面に接地する箇所付近に止めている。尚、本底2の素材は上記のものに限られず、例えばスポンジやウレタン系の素材やその他の素材であってもよいことは勿論である。次に中底1は導電性を持たせた構成からなり、パルプ材や不織布等にカーボン材を付加したものを想定している。尚、中底1の素材も上記のものに限られないことは勿論である。
【0015】
以上の本底2に中底1が接着により敷設されるが、この実施例においてはこれらの全面を接着面Aとせず、一部に非接着面Bを残している(図1参照)。その結果、接着剤に非導電性の通常のものを使用しても、本底2と中底1の導電は接着層を有しない非接着面Bにより確保されるので、従来技術のように導電性の接着剤を使用しなくて済む。非接着面Bとして、この実施例では体重が加わることにより本底2と中底1の確実な接触が期待できる足の触球付近を想定しており、これは同時に後記する中敷き3の保湿部4に対応する箇所でもある。又、非接着面Bは、接着においてその箇所にマスキング材を施すことにより容易に得ることができる。尚、前記した中物7も導電性を持たせた構成からなり、必要に応じて本底2及び中底1と同様の処理が施される。
【0016】
中敷き3は天然皮革、ウレタン材、合成皮革など靴の中敷きとして多用されている非導電性素材からなり、この発明の特徴部分を構成する保湿部4が設けられる(図1参照)。この保湿部4はそれに接する履装者の足裏から生じる汗による湿気を保湿する機能を有することが必要であり、この実施例では貫通孔5群を中敷き3に設けることにより保湿部としている(図3参照)。この場合には、足裏から生じる汗による湿気は足裏と中底1により閉塞される各貫通孔5内に封じ込まれるものであり、これらが導電経路として機能することになる。湿気は汗による塩分を含み、塩分を含んだ湿気が導電性を有することは公知のところである。尚、この実施例では厚み0.8mmの中敷きに直径1.2mmの貫通孔を約5mmの間隔を開けて43個配しているが、寸法や個数はこれに限定されないことは勿論である。又、履装者の足裏から生じる汗による湿気を保湿する機能を有せば保湿部を構成する手段は貫通孔群に限定されないことも勿論である。
【0017】
以上の中敷き3は中底1に対し接着により敷設されるが、この実施例においてはこれらの全面を接着面Aとせず、前記の保湿部4に対応する箇所を非接着面Bとして残している(図1参照)。その結果、接着剤に非導電性の通常のものを使用しても、保湿部4と中底1の導電は接着層を有しない非接着面Bにより確保されるので、導電性の接着剤を使用しなくて済むことは前記の場合と同様であり、接着においてマスキング材を施すことも同様である。
【0018】
以上の構成から明らかなようにこの発明における帯電防止履物は、通常の履物の基本構成を損なうことなく実施できる。そこで、通常の履物において履装感を向上させるために使用している各種の部材を装着することが可能となる。図5にその例を示す。図中符号10は個々人の足の形状に沿うように中敷き3の表面の形状を調整するために、中敷きと中底1との間に介在されるラテックス材であり、ここでは導電性の素材により構成したものを採用している。このラテックス材10は前記の本底と中底の接着の場合と同様に、全面を接着面Aとせず、一部に非接着面Bを残して接着される。又、図中符号11は中敷き3の表面に施すためのスポンジ材等からなる各種のパット類である。
【0019】
【実施例】
上記の実施例による帯電防止履物の導電性能(電気抵抗)の実験結果を下記する。
(1) 試験は労働省産業安全研究所技術指針「静電気安全検針(1988年版):RIIS−TR−87−1」の技術資料4.3「漏洩抵抗の測定」による。
(2) 対照試料は保湿部を有しない、同一形状の靴である。
(3) 試料の前処理(洗浄)は行っていない。
(4) 試験環境温湿度:温度20±2℃ 相対湿度20±3%
(5) 上記の試験環境温湿度で24時間以上調湿した後、引き続いて試験を行った。
(6) 測定は、被験者が試料の片足を履いて金属板上に立った状態で、被験者に電圧(直流19V)を印加し、履装時から各経過時間後に金属板に流れる電流を計測した。被験者のもう片方の足は絶縁し、靴を履いたのと同じ状態となるように高さの調節を行った。
(7) 電気抵抗の計算式
電気抵抗 R=(印加電圧/導電電流)(Ω)
(8) 導電電流は1分値を採用した。
【0020】
【0021】
【発明の効果】
以上の構成よりなるこの発明の帯電防止履物は次の特有の効果を奏する。
(1) 従来技術のように導電性の底部分や部材が履物の表面に表れないので外見上通常の履物と差がなく体裁が良い。
(2) 従来技術のように導電性の底部分や部材が履装者の足裏に直接触れないので履装感を損なわなず、又、金属アレルギー症状を誘起するおそれもない。
(3) 通常の素材の中敷きを使用できるので、履装感が良く、体裁も良い。特に保湿部に関し、実施例のように貫通孔群を用いて構成した場合、外観上の違和感が全くなく、玄関先で靴を脱いだ場合でも通常の履物と見間違えるほど自然な外観を呈する。
(4) 導電性の接着剤を一切使用しないで製造できるので、自動糊付け機を使用した場合でも接着剤の交換や清掃の必要がなく、帯電防止履物を通常の履物の生産ラインで生産することが可能となり、製造コストが低減できる。
(5) 通常の履物の基本構成を損なうことなく実施できるので、通常の履物において履装感を向上させるために使用している各種の部材を装着することが可能となる。
(6) 通常の履物の基本構成を損なうことなく実施できるので、一般の靴からスポーツシューズまで幅広い対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の帯電防止履物の要部の分解斜視図。
【図2】 同上、要部の断面図。
【図3】 同上、保湿部の切り欠き斜視図。
【図4】 同上、全体の分解断面図。
【図5】 同上、異なる実施例の要部の分解斜視図。
【符号の説明】
1 本底
2 中底
3 中敷き
4 保湿部
A 接着面
B 非接着面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an antistatic footwear having conductivity to the ground in order to prevent a wearer from charging static electricity.
[0002]
[Prior art]
The idea of making shoes, such as shoes, conductive and grounding them to the ground in order to eliminate static electricity charged on the human body has been known for a long time. Such footwear is used for hospital footwear to prevent adverse effects on the patient due to malfunction of medical equipment and electric shock, and footwear for workers who want to be explosion-proof when working in a flammable gas atmosphere. It was popular mainly for footwear in the workplace that handles precision equipment that could be damaged by
[0003]
According to the inventor's investigation, the following inventions have been conventionally known for footwear having conductivity.
(1) The bottom part of the footwear should be made conductive, and this should be applied to the soles of the wearers (in this specification, the term “sole” includes the use of socks, etc. in addition to bare feet) Invention to be used) (as a known example, Japanese Utility Model Laid-Open No. 6-62804).
(2) An invention in which a member made of a conductive material such as a metal bar is passed through the bottom portion of the footwear, and the sole of the wearer is brought into contact with the footwear (as a known example, Japanese Utility Model Publication No. Hei 6-77504).
(3) An invention in which a conductive thread is sewed on the bottom of the footwear, and the sole of the wearer is brought into contact with the foot (as a known example, Japanese Utility Model Laid-Open No. Hei 6-64502).
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in recent years, the following problems have been pointed out regarding the effects of static electricity, in addition to mere electric shock discomfort, adverse effects on equipment, induction of explosion, and the like.
(a) Static electricity accumulated in the body affects blood components and transmission of the nervous system, and calcium in serum is excreted and reduced as urine, muscle endurance is reduced and fatigue tends to occur.
(b) The static electricity accumulated in the body makes it easier for the skin to suck in dust, tick carcasses, pollen and other contaminants, and to induce allergic symptoms and dermatitis.
[0005]
As a result, it is recognized that footwear with conductivity is not limited to special footwear for business use in the limited environment described above, and it is desirable to wear it widely in daily life. It came.
[0006]
On the other hand, many of the above-mentioned conventional techniques have been developed with business-use special footwear in mind, and when trying to implement this on footwear in daily life, several problems will become apparent.
[0007]
The first problem is appearance and wearing feeling. In the case of the above-mentioned invention (1), in order to give the bottom part a conductive product, a material in which carbon is kneaded or a bottom to which carbon is added or a paint is applied is used. These conductive adhesives are black, and they are black, which is different from the usual bottom so that the viewer can feel uncomfortable when taking off their shoes at the front door. Similarly, in the case of the above-described invention (2), the conductive member exposed on the bottom surface gives a great discomfort in appearance. In the case of the invention of (2), there is a problem that the wearer feels uncomfortable when walking because the hardness and elasticity of the conductive member and the bottom part on which the conductive member is provided are different. There was also a problem that easily induced contact dermatitis. On the other hand, the above-mentioned invention of (3) has a problem that the thread is worn by friction during many years of use, and a thread woven with metal tends to induce contact dermatitis due to metal allergy. It was. In daily footwear, especially in the case of shoes, lay an insole for the soles of the wearer to contact the bottom, and adjust the feeling of contact when wearing the shoes with this insole, and the appearance when taking off the shoes It is normal to improve. However, in each of the above-mentioned inventions, such a normal insole cannot be used, and it becomes a fatal problem in daily shoes, especially women's shoes where emphasis is put on the appearance, regardless of special business shoes. It was.
[0008]
The second problem is manufacturing cost. In footwear, in particular in the case of shoes, the bottom part is constructed by laying the insole of the sole side on the bottom of the ground side. The meaning of conductivity is lost. However, since conductive adhesives are mixed with carbon to give conductivity and have a black color, they are not compatible with ordinary adhesives and are usually used for automatic gluing machines in manufacturing processes. There was a problem that the adhesive in the machine had to be removed once every time the production of the shoe and the conductive shoe was switched. For this reason, the work process becomes complicated, and the overall manufacturing cost is increased due to the fact that the conductive adhesive itself is more expensive than ordinary adhesives. It was a problem that could not be ignored for everyday shoes.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention was created for the purpose of providing an antistatic footwear in which the above-mentioned problems of the prior art are solved, and an insole made of a non-conductive material is laid on the bottom portion provided with conductivity. The insole is provided with a moisturizing portion that retains moisture due to sweat generated from the soles of the wearers in contact with the insole, and the moisturizing portion is brought into contact with the surface of the bottom portion.
[0010]
The most significant feature of the present invention is that in the prior art, the bottom portion made conductive, a member made of a conductive material, or a conductive thread, the sole (in this specification, the term “sole” is used). In addition to bare feet, it is also used in the sense that it includes the case through socks, etc.)) In direct contact with the foot from the human body, The point is to conduct electricity by using a moisturizing part that retains moisture due to sweat generated from the water as a conductive path. Therefore, since the member itself constituting the moisturizing portion does not need to have conductivity, it can be formed of a normal non-conductive material, and an insole that a normal footwear should have can be used. Become.
[0011]
In addition, here, as a second invention based on the first invention, when the insole is bonded to the bottom portion with a non-conductive adhesive, the contact portion with the moisturizing portion of the insole may be a non-adhesive surface. Disclose.
[0012]
According to the second aspect of the present invention, since there is no adhesive layer between the moisturizing portion and the bottom portion of the insole that performs the conductive action from the sole, the antistatic footwear is used without using any conductive adhesive for the conduction. Can be configured.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, specific embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. 1 to 4 are views showing examples of conductive footwear in which the first and second inventions are applied to shoes. As shown in FIG. 4, in this shoe, an
[0014]
The
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
The above-mentioned
[0018]
As is apparent from the above configuration, the antistatic footwear in the present invention can be implemented without impairing the basic configuration of a normal footwear. Therefore, it is possible to wear various members that are used to improve the feeling of wearing in normal footwear. An example is shown in FIG.
[0019]
【Example】
The experimental results of the conductive performance (electrical resistance) of the antistatic footwear according to the above example are described below.
(1) The test is in accordance with Technical Document 4.3 “Measurement of Leakage Resistance” of the Technical Guidelines “Static Electrostatic Safety Meter Reading (1988): RIIS-TR-87-1” of the Ministry of Labor, Industrial Safety Research Institute.
(2) The control sample is a shoe of the same shape without a moisturizing part.
(3) The sample is not pretreated (cleaned).
(4) Test environment temperature and humidity: Temperature 20 ± 2 ℃ Relative humidity 20 ± 3%
(5) The humidity was adjusted for 24 hours or more at the above test environment temperature and humidity, and then the test was performed.
(6) Measurement was performed by applying a voltage (DC 19V) to the subject while the subject was standing on the metal plate with one foot on the sample, and measuring the current flowing through the metal plate after each elapsed time from wearing. . The other leg of the subject was insulated and the height was adjusted so that it was in the same state as wearing shoes.
(7) Calculation formula of electrical resistance Electrical resistance R = (applied voltage / conductive current) (Ω)
(8) 1 minute value was adopted for the conduction current.
[0020]
[0021]
【Effect of the invention】
The antistatic footwear of the present invention constituted as described above has the following specific effects.
(1) Since the conductive bottom portion and members do not appear on the surface of the footwear as in the prior art, there is no difference in appearance from normal footwear and the appearance is good.
(2) Since the conductive bottom portion and members do not directly touch the soles of the wearers as in the prior art, the feeling of wearing is not impaired and there is no possibility of inducing metal allergy symptoms.
(3) A normal material insole can be used, so the feeling of wearing is good and the appearance is good. In particular, with respect to the moisturizing portion, when it is configured using the through hole group as in the embodiment, there is no discomfort in appearance, and even when shoes are taken off at the front door, a natural appearance that is mistaken for normal footwear is exhibited.
(4) Since it can be manufactured without using any conductive adhesive, there is no need to replace or clean the adhesive even when an automatic gluing machine is used, and antistatic footwear should be produced on a normal footwear production line. The manufacturing cost can be reduced.
(5) Since it can be carried out without impairing the basic structure of ordinary footwear, various members used for improving the feeling of wearing in ordinary footwear can be attached.
(6) Since it can be carried out without impairing the basic structure of normal footwear, it can be used for a wide range of shoes from ordinary shoes to sports shoes.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a main part of an antistatic footwear of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the main part of the above.
FIG. 3 is a cutaway perspective view of the moisturizing unit.
FIG. 4 is an exploded sectional view of the whole as above.
FIG. 5 is an exploded perspective view of the main part of the different embodiment.
[Explanation of symbols]
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