JP5025697B2 - 受信機 - Google Patents
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Description
T(t)=λ・P(t−1)・X(t)
K(t)=T(t)/(1+XH(t)・T(t))
ここで、X(t)は、複数の受信アンテナを介して受信した複数の受信信号xi(t)によって構成される受信信号ベクトルである。
ei(t)=di(t)−Wi H(t−1)・X(t)
ここで、di(t)は、パイロット信号等の参照符号である。
Wi(t)=Wi(t−1)+e*(t)・K(t)
ステップS4007において、最適ウェイトベクトル算出部46aは、下式によって、時刻tにおける相関行列P(t)を更新する。
P(t)=λ・P(t−1)−KH(t)・T(t)
ステップS4008において、最適ウェイトベクトル算出部46aは、時刻tがウェイト推定区間tmax範囲内であるか否かについて判定する。
yi(t)=Wi H(tmax)・X(t)
図9に示すように、最適ウェイトベクトル算出部46aは、ステップS5001において、時刻t=1と設定し、ステップS5002において、忘却係数μ、ウェイトベクトルWi(t)に対して初期値を設定する。具体的には、Wi(0)=[0,0]Tとする。なお、μは、0〜1の小数の値を取る。
ei(t)=di(t)−Wi H(t−1)・X(t)
ここで、di(t)は、パイロット信号等の参照符号である。
Wi(t)=Wi(t−1)+μ・e*(t)・X(t)
ステップS5006において、最適ウェイトベクトル算出部46aは、時刻tがウェイト推定区間tmax範囲内であるか否かについて判定する。
yi(t)=Wi H(tmax)・X(t)
図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの無線端末に設けられた受信機40の構成について説明する。本実施形態に係る移動通信システムは、図6に示すように、MIMOを採用しており、無線基地局は、アレイ送信及びアレイ受信を行うように構成されており、無線端末は、オムニ送信及びアレイ受信を行うように構成されている。
(本発明の第1の実施形態に係る受信機が最適ウェイトベクトルを算出する動作)
図3及び図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る受信機40が最適ウェイトベクトルWi(t)を算出する動作について説明する。以下では、最適ウェイトベクトルW1(t)を算出する場合を主に説明する。
T(t)=λ・P(t−1)・X(t)
K(t)=T(t)/(1+XH(t)・T(t))
ここで、X(t)は、複数の受信アンテナを介して受信した複数の受信信号xi(t)によって構成される受信信号ベクトルである。
ei(t)=di(t)−Wi H(t−1)・X(t)
ここで、di(t)は、パイロット信号等の参照符号である。
Wi(t)=Wi(t−1)+e*(t)・K(t)
ステップS2007において、最適ウェイトベクトル算出部46a、46bは、第1のウェイトw11(t)、w21(t)と第2のウェイトw12(t)、w22(t)との比が所定閾値γを上回るか否か(|w11(t)|/|w12(t)|>γ)について判定する。
P(t)=λ・P(t−1)−KH(t)・T(t)
ステップS2010において、最適ウェイトベクトル算出部46a、46bは、時刻tがウェイト推定区間tmax範囲内であるか否かについて判定する。
yi(t)=Wi H(tmax)・X(t)
yi(t)=Wi H(tmax)・X(t)
(本実施形態に係る受信機の作用・効果)
本実施形態に係る受信機40によれば、MIMOを採用している移動通信システムにおいて、送信機に設けられた複数の送信アンテナによって受信機に設けられた第1の受信アンテナ41aに向けて送信された第1の送信信号y1(t)、及び、当該送信機に設けられた複数の送信アンテナによって当該受信機に設けられた第2の受信アンテナ41bに向けて送信された第2の送信信号y2(t)が、当該無線端末(受信機)40に到達するような環境において、第1の送信信号y1(t)を算出するにあたって、第1の受信信号x1(t)に対応する第1のウェイトw11(t)が第2の受信信号x2(t)に対応する第2のウェイトw21(t)よりも小さくなってしまうという現象を防ぐことができる。
(変更例1)
図5を参照して、第1の実施形態の変更例1について説明する。具体的には、図5を参照して、かかるアレイ処理について説明する。なお、図5は、LMSアルゴリズムを用いたアレイ処理について示す。
ei(t)=di(t)−Wi H(t−1)・X(t)
ここで、di(t)は、パイロット信号等の参照符号である。
Wi(t)=Wi(t−1)+μ・e*(t)・X(t)
Wi(t)=Wi(t−1)+μ・e*(t)・X(t)
ステップS3006において、最適ウェイトベクトル算出部46a、46bは、第1のウェイトw11(t)、w21(t)と第2のウェイトw12(t)、w22(t)との比が所定閾値γを上回るか否か(|w11(t)|/|w12(t)|>γ)について判定する。
yi(t)=Wi H(tmax)・X(t)
なお、上述の実施形態では、送信機に設けられた送信アンテナの本数及び受信機に設けられた受信アンテナの本数が共に2本のケースについて説明しているが、本発明は、かかるケースに限定されることはなく、送信機に設けられた送信アンテナの本数及び受信機に設けられた受信アンテナの本数が2本以外のケースにも適用可能である。
41a、41b…受信アンテナ
42a、42b…RF
43a、43b…A/D
44a1、44a2、44b1、44b2…乗算器
45a、45b…加算器
46a、46b…最適ウェイトベクトル算出部
47a、47b…フェージング量制御部
Claims (4)
- 第1の受信アンテナに向けて第1の送信信号をアレイ送信するとともに第2の受信アンテナに向けて第1の送信信号をアレイ送信する送信機と無線通信を実行し、前記第1の受信アンテナおよび前記第2の受信アンテナを備える受信機であって、
所定期間内において、前記第1の受信アンテナを介して受信した第1の受信信号に対応する第1のウェイト及び前記第2の受信アンテナを介して受信した第2の受信信号に対応する第2のウェイトを、前記第1のウェイトの初期値および前記第2のウェイトの初期値を基に逐次更新することによって、更新された前記第1のウェイト及び前記第2のウェイトを含む最適ウェイトベクトルを算出するように構成されている最適ウェイトベクトル算出部と、
算出された前記最適ウェイトベクトルを用いて、前記第1の受信信号および前記第2の受信信号から、前記第1の送信信号を抽出するように構成されている送信信号分離抽出部とを具備し、
前記第1のウェイトの初期値は、前記第2のウェイトの初期値よりも大きく、
前記最適ウェイトベクトル算出部は、前記更新された第1のウェイトと前記更新された第2のウェイトとの比が所定閾値を上回らない場合に、前記更新された第1のウェイトおよび前記更新された第2のウェイトを無効とすることを特徴とする受信機。 - 前記送信機との間の伝播路におけるフェージング量を推定し、推定した前記フェージング量に基づいて、該第1のウェイト及び該第2のウェイトを逐次更新する方法を決定するように構成されているフェージング量制御部を具備することを特徴とする請求項1に記載の受信機。
- 前記最適ウェイトベクトル算出部は、前記第1のウェイトの初期値を1として、前記第2のウェイトの初期値を0として、該第1のウェイト及び該第2のウェイトを逐次更新するように構成されている請求項1または2のいずれか一項に記載の受信機。
- 前記送信機との間の伝播路におけるフェージング量を推定し、推定した前記フェージング量に基づいて、該第1のウェイト及び該第2のウェイトの初期値を決定するように構成されているフェージング量制御部を具備することを特徴とする請求項3に記載の受信機。
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