JP5024801B2 - Special latent image pattern former - Google Patents
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Description
本発明は、銀行券、旅券、有価証券、商品タグ、各種証明書等に偽造、複製の防止用として施す特殊潜像模様形成体に関するものである。 The present invention relates to a special latent image pattern forming body applied to banknotes, passports, securities, product tags, various certificates, etc. for preventing counterfeiting and copying.
銀行券、旅券、有価証券等の貴重印刷物は、その性質上、偽造や改竄されにくいことが要求される。この防止策として、貴重印刷物上に印刷により微細な画線や微小文字等を付与し、その有無により真偽判別を行う等の技術が公知である。しかしながら、近年、複写機の高機能化及び高画質化によって、以前は複製が難しかった微細な画線等が複製及び再現された貴重印刷物の偽造製品が出回り、深刻な問題となっている。 Due to the nature of valuable printed matter such as banknotes, passports, and securities, they are required to be difficult to forge or tamper. As a preventive measure, a technique is known in which a fine image line, a minute character, or the like is given by printing on a precious printed matter, and authenticity determination is performed based on the presence or absence. However, in recent years, due to higher functions and higher image quality of copiers, counterfeit printed products that have been reproduced and reproduced, such as fine lines that were difficult to reproduce, have become a serious problem.
このような技術的背景において、本出願人が先に出願した特許文献１には、基材上に所定のピッチで凹凸形状を形成し、凹凸形状の位相を一部異ならせることでレリーフ模様を付与し、更に、その上に印刷万線模様を付与することにより潜像模様が形成された印刷物が開示されている。作製した印刷物は、正面から観察すると一定な間隔を持つ印刷万線模様が視認され、基材を傾けると、レリーフ模様と同じ単色の潜像模様が視認可能となる。
In such a technical background,
また、特許文献２には、基材上に所定のピッチで凹凸形状を形成し、更に、その凹凸形状の側部である一方の面に第一の模様を形成する印刷万線を付与し、他方の面に第二の模様を形成する印刷万線を付与することにより潜像模様が形成された印刷物が開示されている。作製した印刷物は、基材を傾けると第一の模様が視認され、反対方向に傾けると第二の模様が視認可能となる。
In addition, in
さらに、本出願人が先に出願した特許文献３には、潜像模様を、濃淡の階調を有するカラー画像として視認可能な印刷物が開示されている。基材上にカラー画像の色要素となる複数の色、例えば、イエロー、マゼンタ及びシアンの単色カラー印刷万線と、各々の印刷万線の色に対応した凹凸形状を形成し、各々凹凸形状を、印刷万線と関連づけて、高さ、形状及び配置を変化させることで潜像模様を付与している。印刷物は、観察角度を変化することによって、印刷万線が凹凸形状の影となり、部分的に欠けて見えることで、カラー画像である潜像模様が視認可能となる。
Furthermore,
しかしながら、特許文献１において開示された印刷物は、基材上に形成した凹凸形状の位相を一部異ならせることでレリーフ模様を付与している。そのため、位相を異ならせることが可能な程度に、凹凸形状のピッチを広めに設定する必要があり、緻密なレリーフ模様を表現することができない。また、正面から観察した際には印刷万線模様のみが視認され、潜像画像は隠蔽されているが、傾けることで、印刷万線模様が隠蔽され、潜像画像のみが出現する。そのため、より良い効果を有する印刷物、例えば観察条件を変えることで出現する画像が複数である印刷物が得られるよう、更に改善の余地がある。
However, the printed matter disclosed in
また、特許文献２において開示された印刷物は、凹凸形状における二つの側部に、それぞれ模様を付与している。そのため、正面から観察した際には、潜像画像である第一の模様及び第二の模様が重畳して観察されることから、潜像画像の隠蔽性が低い。また、傾けると出現する潜像画像は二種類である。そのため、より良い効果を有する印刷物、例えば観察条件を変えることで出現する画像が複数であり、かつ、潜像画像の隠蔽性が高い印刷物が得られるよう、更に改善の余地がある。
Moreover, the printed matter disclosed in
さらに、特許文献３において開示された印刷物は、各々凹凸形状を、印刷万線と関連づけて、高さ、形状及び配置を変化させることで潜像模様を付与している。そのため、複雑な凹凸形状に対して、精密な位置関係で印刷万線を形成する必要があることから複製が極めて困難であり、従来の印刷物と比較して非常に偽造防止効果が高い。反面、更に簡易な作製方法で、同様の効果を有する印刷物、つまり傾けることでカラー画像である潜像模様が得られるよう、更に改善の余地がある。
Furthermore, the printed matter disclosed in
本発明は、上記課題の解決を目的とするものであり、具体的には、基材上に形成した凹凸形状と、印刷万線を用いて、従来よりも簡易な作製方法により、かつ、緻密な凹凸形状によって、傾けることでカラー画像が三種類以上出現する印刷物を提供することにある。 The present invention aims to solve the above-described problems. Specifically, the present invention uses a concavo-convex shape formed on a base material and a printing line to produce a denser and simpler method than before. An object of the present invention is to provide a printed matter in which three or more kinds of color images appear by being tilted by an uneven shape.
前述の目的を達成するために、請求項１記載の発明は、基材上における少なくとも一部に凸状万線が形成され、凸状万線の側部に第一の要素及び第二の要素が複数配置されて第一の画像、第二の画像及び第三の画像が形成された潜像模様形成体であって、凸状万線は、各々が第一の側部及び第二の側部を有して配置され、第一の要素は、第一の側部に基材とは異なる第一の色のインキにより複数配置されることで第一の画像を形成し、第二の要素は、第二の側部に基材とは異なる第二の色のインキにより複数配置されることで第二の画像を形成し、第一の要素により形成された第一の画像と、第二の要素により形成された第二の画像が合成されることで第三の画像が形成され、第一の画像は、基材に対して第一の観察角度から視認可能な画像であり、第二の画像は、基材に対して第二の観察角度から視認可能な画像であり、第三の画像は、基材に対して第三の観察角度から視認可能な画像であることを特徴とする。
In order to achieve the above-mentioned object, the invention according to
また、請求項２の発明は、請求項１記載の特殊潜像模様形成体において、第一の要素及び第二の要素は、少なくとも一部が一つの凸状万線に対応して配置され、対応して配置された第一の要素及び第二の要素により、第一の画像及び第二の画像が重複した領域が形成され、重複した領域は、第三の観察角度において、第一の色及び第二の色が混色として視認されることを特徴とする。
Further, the invention of
また、請求項３の発明は、請求項１又は２記載の特殊潜像模様形成体において、第一の色は、第二の色と同じ又は異なる色であることを特徴とする。 According to a third aspect of the present invention, in the special latent image pattern formed body according to the first or second aspect, the first color is the same as or different from the second color.
また、請求項４の発明は、請求項２記載の特殊潜像模様形成体において、第一の要素及び第二の要素は、各々の凸状万線において、すべて同じ位置及び同じ長さにより対応して配置されたことで、第一の画像及び第二の画像は、すべてが重複した領域に形成され、かつ、第一の画像、第二の画像及び第三の画像は、形状及び大きさが同一であることを特徴とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the special latent image pattern formed body according to the second aspect, the first element and the second element all correspond to each other at the same position and the same length in each convex line. As a result, the first image and the second image are all formed in an overlapping region, and the first image, the second image, and the third image have the shape and size. Are the same.
また、請求項５の発明は、請求項１乃至４のいずれか一項記載の特殊潜像模様形成体において、第一の要素又は第二の要素は、画線、複数の点が同一方向に配置された点群又は複数の画素が同一方向に配置された画素群の少なくとも一つから成ることを特徴とする。
The invention according to
また、請求項６の発明は、請求項５記載の特殊潜像模様形成体において、第一の要素又は第二の要素が画線の場合、各画線において、直線、波線及び破線の少なくとも一つから成ることを特徴とする。
Further, in the special latent image pattern formed body according to
また、請求項７の発明は、請求項１乃至４のいずれか一項記載の特殊潜像模様形成体において、一つの要素内において、画線、複数の点又は画素の少なくとも二種類以上を組み合わせて同一方向に配置されたことを特徴とする。
The invention according to claim 7 is the special latent image pattern formed body according to any one of
また、請求項８の発明は、請求項１乃至７のいずれか一項記載の特殊潜像模様形成体において、凸状万線は、第一の方向に第一のピッチで配置されたことを特徴とする。
The invention according to
さらに、請求項９の発明は、請求項１乃至８のいずれか一項記載の特殊潜像模様形成体において、凸状万線は、凹版印刷、スクリーン印刷、エンボス、すき入れ又はレーザ加工により基材上に形成されたことを特徴とする。
Furthermore, the invention of
以上のような構成の本発明に係る印刷物は、基材に対して斜めに、例えば、上方から観察すると第一のカラー画像が観察でき、反対に、例えば、下方から観察すると、第二のカラー画像が観察でき、更に、正面から観察すると、第三のカラー画像が視認可能となる。また、本発明の基材に形成した凹凸形状は、レリーフ模様を有しないことから、位相を異ならせる必要が無い。そのことから、凹凸形状のピッチを狭く設定することが可能であり、従来よりも緻密な潜像模様をカラー画像として形成することが可能となる。 When the printed matter according to the present invention having the above-described configuration is observed obliquely with respect to the base material, for example, from above, the first color image can be observed. When the image can be observed and further observed from the front, the third color image can be visually recognized. Moreover, since the uneven | corrugated shape formed in the base material of this invention does not have a relief pattern, it is not necessary to make a phase different. Therefore, it is possible to set the pitch of the concavo-convex shape to be narrow, and it is possible to form a dense latent image pattern as a color image than before.
本発明の実施形態について図面を用いて説明する。しかしながら、本発明は、以下に述べる実施するための形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他色々な形態が実施可能である。 Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. However, the present invention is not limited to the embodiments to be described below, and various other embodiments can be implemented within the scope of the technical idea described in the claims.
図１は、本発明における特殊潜像模様形成体（以下、「形成体」という。）を示す平面図の一例である。図１（ａ）は、本発明の形成体が付与された偽造防止印刷物（Ｓ）の例として、商品券を示す平面図である。偽造防止印刷物（Ｓ）は、紙、プラスチックカード等の基材（２）上に、店舗名、券種等が、シアン、マゼンタ等の一般的に用いられるインキにより付与されている。偽造防止印刷物（Ｓ）には、少なくとも一部に形成体（１）が付与されている。形成体（１）は、カラー画像として凸状万線（３）及び一般的に用いられるシアン（Ｃ）、マゼンタ（Ｍ）、イエロー（Ｙ）、ブラック（Ｂｋ）等の印刷万線により形成している。 FIG. 1 is an example of a plan view showing a special latent image pattern formed body (hereinafter referred to as “formed body”) in the present invention. Fig.1 (a) is a top view which shows a gift certificate as an example of the forgery prevention printed matter (S) to which the formed body of this invention was provided. The forgery-preventing printed matter (S) is provided with a commonly used ink such as cyan or magenta on the base material (2) such as paper or a plastic card. The forgery prevention printed matter (S) is provided with the formed body (1) at least partially. The formed body (1) is formed by a convex line (3) as a color image and printing lines such as cyan (C), magenta (M), yellow (Y), and black (Bk) that are generally used. ing.
図１（ｂ）、図１（ｃ）及び図１（ｄ）は、図１（ａ）に示した形成体（１）における拡大図である。図１（ａ）に示した形成体（１）には、図１（ｂ）に示す第一の画像（７）及び図１（ｃ）に示す第二の画像（８）と、更に、図１（ｄ）に示す、第一の画像（７）及び第二の画像（８）を合成した第三の画像（９）が形成されている。 FIGS. 1B, 1C, and 1D are enlarged views of the formed body (1) shown in FIG. The formed body (1) shown in FIG. 1 (a) includes a first image (7) shown in FIG. 1 (b) and a second image (8) shown in FIG. 1 (c). A third image (9) obtained by synthesizing the first image (7) and the second image (8) shown in 1 (d) is formed.
図２は、本発明における形成体（１）が形成された基材（２）を、可視光源下で観察した際の視点（Ｅ１、Ｅ２、Ｅ３）及び基材（２）の位置関係を示す図である。なお、凸状万線（図示せず）は、基材（２）表面上における第一の方向（Ｘ）に配置されている。異なる画像を視認することが可能な観察角度とは、基材（２）に対して、下方、上方及び正面から観察した際の観察角度である。本発明においては、基材（２）に対して、視点が（Ｅ１）に示す位置関係にあるとき、下方（以下、「第一の観察角度（Ｅ１）」という。）から観察したことになる。また、視点が（Ｅ２）に示す位置関係にあるとき、上方（以下、「第二の観察角度（Ｅ２）」という。）から観察したことになる。更に、視点が（Ｅ３）に示す位置関係にあるとき、正面（以下、「第三の観察角度（Ｅ３）」という。）で観察したことになる。 FIG. 2 shows the positional relationship between the viewpoints (E1, E2, E3) and the substrate (2) when the substrate (2) on which the formed body (1) in the present invention is formed is observed under a visible light source. FIG. In addition, the convex line | wire (not shown) is arrange | positioned in the 1st direction (X) on a base material (2) surface. The observation angle at which a different image can be viewed is the observation angle when the substrate (2) is observed from below, above and from the front. In the present invention, when the viewpoint is in the positional relationship shown in (E1) with respect to the base material (2), the observation is performed from below (hereinafter referred to as “first observation angle (E1)”). . Further, when the viewpoint is in the positional relationship shown in (E2), the observation is made from above (hereinafter referred to as “second observation angle (E2)”). Further, when the viewpoint is in the positional relationship shown in (E3), it is observed from the front (hereinafter referred to as “third observation angle (E3)”).
図１（ａ）に示した形成体（１）は、基材（２）に対して第一の観察角度（Ｅ１）から観察すると、図１（ｂ）に示す第一の画像（７）が視認でき、また、第二の観察角度（Ｅ２）から観察すると、図１（ｃ）に示す第二の画像（８）が視認可能である。更に、第三の観察角度（Ｅ３）から観察すると、図１（ｄ）に示す、第一の画像（７）及び第二の画像（８）を合成した第三の画像（９）を視認することが可能である。なお、形成体（１）を構成する要素構成については後述する。 When the formed body (1) shown in FIG. 1 (a) is observed from the first observation angle (E1) with respect to the substrate (2), the first image (7) shown in FIG. 1 (b) is obtained. If it can visually recognize and it observes from the 2nd observation angle (E2), the 2nd image (8) shown in Drawing 1 (c) will be visible. Further, when observed from the third observation angle (E3), the third image (9) obtained by synthesizing the first image (7) and the second image (8) shown in FIG. It is possible. In addition, the element structure which comprises a formation body (1) is mentioned later.
（本発明における本要素構成の第一実施形態）
図３（ａ）は、本発明における形成体（１）を構成する本要素構成の第一実施形態（以下、「第一要素構成」という。）を示す模式図であり、図３（ａ）は、本発明における形成体（１）を示す平面図である。図３（ａ）に示すように、基材（２）上における少なくとも一部に、凸状万線（３）が形成されている。凸状万線（３）は、第一の方向（Ｘ）に第一のピッチ（ｄ）で配置されている。凸状万線（３）における第一のピッチ（ｄ）とは、印刷方式、用いる基材（２）等を考慮して適宜設定されるものであるが、例えば、３００〜１０００μｍである。
(First embodiment of the present element configuration in the present invention)
Fig.3 (a) is a schematic diagram which shows 1st embodiment (henceforth "the 1st element structure") of this element structure which comprises the formation body (1) in this invention, Fig.3 (a) These are top views which show the formation body (1) in this invention. As shown to Fig.3 (a), the convex line | wire (3) is formed in at least one part on a base material (2). The convex lines (3) are arranged at the first pitch (d) in the first direction (X). The first pitch (d) in the convex line (3) is appropriately set in consideration of the printing method, the base material (2) to be used, etc., and is, for example, 300 to 1000 μm.
凸状万線（３）は、基材（２）上に、凹版印刷、スクリーン印刷、エンボス、すき入れ、レーザ加工等により形成する。凹版印刷、スクリーン印刷等による凸状万線（３）の形成は、基材（２）に対して、凹版印刷又はスクリーン印刷等、所望の印刷方法に適した版面及びインキを用いて印刷を行い、インキの盛りにより凸形状を形成し、その凸形状を凸状万線（３）とする。 The convex line (3) is formed on the base material (2) by intaglio printing, screen printing, embossing, penetration, laser processing or the like. Convex lines (3) formed by intaglio printing, screen printing, etc., are printed on the substrate (2) using a printing plate and ink suitable for the desired printing method such as intaglio printing or screen printing. A convex shape is formed by the heap of ink, and the convex shape is defined as a convex line (3).
エンボスによる凸状万線（３）の形成は、所望の凸状万線（３）の大きさに合わせた、凹型及び凸型を用いて、基材（２）を、凹型及び凸型で挟み込み圧力を加えることで、基材（２）上に、凹形状（基材（２）に対して、凹ませる）又は凸形状（基材（２）に対して、突起させる）を形成し、その凹形状又は凸形状を凸状万線（３）とする。なお、凹形状においては、前述の通り、基材（２）の一部を凹ませることで凸状万線（３）を形成することとなるが、本発明においては、総称して凸状万線（３）と呼ぶ。 The embossed convex line (3) is formed by sandwiching the substrate (2) between the concave and convex molds using a concave mold and a convex mold that match the size of the desired convex parallel line (3). By applying pressure, on the base material (2), a concave shape (indented with respect to the base material (2)) or a convex shape (protruded with respect to the base material (2)) is formed. A concave shape or a convex shape is defined as a convex line (3). In the concave shape, as described above, a convex line (3) is formed by denting a part of the base material (2). Call line (3).
すき入れによる凸状万線（３）の形成は、基材（２）を紙とした際に、製造装置である抄紙機上における、ダンディロール部、円網部、プレスパート部等において、紙の原材料で（紙料）を排除（凹部）又は増加（凸部）することで形成する。なお、凹部においては、前述の通り、紙料を排除することで凸状万線（３）を形成することとなるが、本発明においては、総称して凸状万線（３）と呼ぶ。 The formation of the convex line (3) by squeezing is performed in the dandy roll part, the circular net part, the press part part, etc. on the paper machine as the manufacturing apparatus when the base material (2) is made of paper. It is formed by eliminating (concave part) or increasing (convex part) (paper material) with the raw material. In the concave portion, as described above, the convex line (3) is formed by eliminating the paper stock, but in the present invention, it is collectively referred to as the convex line (3).
レーザ加工等により凸状万線（３）の形成は、基材（２）の一部を、所望のレーザ加工装置を用いて、レーザ除去することにより形成する。つまり、基材（２）の一部に凹部を形成することで凸状万線（３）を形成することとなるが、本発明においては、作製方法に関わらず、総称して凸状万線（３）と呼ぶ。 The convex line (3) is formed by laser processing or the like by removing a part of the substrate (2) with a laser using a desired laser processing apparatus. That is, the convex line (3) is formed by forming the concave part in a part of the base material (2). However, in the present invention, the convex line is collectively referred to regardless of the production method. Called (3).
凸状万線（３）を印刷により基材（２）に形成する場合において、透明インキを用いることは好ましくない。透明インキを用いると、後述するが、凸状万線（３）により各々の要素が遮蔽することで画像が出現するという効果は生じなくなる。しかしながら、顔料、染料等が混入された有色透明インキについては、各々の要素を遮蔽する効果が生じるものもあることから、適宜選択するものとする。 In the case where the convex line (3) is formed on the substrate (2) by printing, it is not preferable to use a transparent ink. When transparent ink is used, as will be described later, the effect that the image appears by blocking each element by the convex line (3) does not occur. However, the colored transparent ink mixed with pigments, dyes, and the like is appropriately selected because there is an effect of shielding each element.
なお、図３（ａ）において、第一の観察角度（Ｅ１）から視認した場合の凸状万線（３）の形状は、直線状の直万線としているが、波線状の波万線とすることも可能である。 In addition, in FIG. 3A, the shape of the convex line (3) when viewed from the first observation angle (E1) is a straight straight line, but the wavy line It is also possible to do.
図３（ｂ）は、本発明における図３（ａ）に示した基材（２）を、Ｃ−Ｃ’部分で第一の方向（Ｘ）に切断した断面図である。図３（ｂ）に示すように、基材（２）における底部（１２）から、垂直する方向に高さを有する凸状万線（３）を形成する。第一の方向（Ｘ）に第一のピッチ（ｄ）で配置された凸状万線（３）は、各々が第一の側部（４）及び第二の側部（５）を有している。第一の側部（４）及び第二の側部（５）は、第一の方向（Ｘ）と垂直する方向に対して、頂上部（６）を中心に対となるように対応した関係である。 FIG. 3B is a cross-sectional view of the substrate (2) shown in FIG. 3A according to the present invention, cut in the first direction (X) at the C-C ′ portion. As shown in FIG.3 (b), the convex line | wire (3) which has height in the perpendicular | vertical direction is formed from the bottom part (12) in a base material (2). The convex lines (3) arranged at the first pitch (d) in the first direction (X) each have a first side (4) and a second side (5). ing. The first side part (4) and the second side part (5) correspond to the direction perpendicular to the first direction (X) so as to be paired around the top (6). It is.
前述した第一の観察角度（Ｅ１）から観察した場合、凸状万線（３）における第一の側部（４）は、隣り合う凸状万線（３）の影となることなく視認可能である。一方、第二の側部（５）は、隣り合う凸状万線（３）の影となり、視認することができない。また、第二の観察角度（Ｅ２）から観察した場合、凸状万線（３）における第二の側部（５）は、隣り合う凸状万線（３）の影となることなく視認可能である。一方、第一の側部（４）は、隣り合う凸状万線（３）の影となり、視認することができない。さらに、第三の観察角度（Ｅ３）から観察した場合、凸状万線（３）における第一の側部（４）及び第二の側部（５）は、隣り合う凸状万線（３）の影となることなく視認可能である。 When observed from the first observation angle (E1) described above, the first side portion (4) of the convex line (3) can be visually recognized without being a shadow of the adjacent convex line (3). It is. On the other hand, a 2nd side part (5) becomes a shadow of adjacent convex parallel line (3), and cannot be visually recognized. When observed from the second observation angle (E2), the second side portion (5) of the convex line (3) can be visually recognized without being a shadow of the adjacent convex line (3). It is. On the other hand, a 1st side part (4) becomes a shadow of adjacent convex parallel lines (3), and cannot be visually recognized. Furthermore, when observed from the third observation angle (E3), the first side part (4) and the second side part (5) in the convex line (3) are adjacent to the convex line (3 ) Is visible without shadows.
図４は、本発明における凸状万線（３）の形状を示す断面図である。凸状万線（３）の断面形状は台形状に限定されず、図４に示した各種の形状とすることが可能である。例えば、図４（ａ）に示すように、凸状万線（３）の断面形状は、図３（ｂ）と同一形状だが、それぞれの凸状万線（３）のピッチである第一のピッチ（ｄ）を狭くしても良い。なお、第一のピッチ（ｄ）を狭くすることで、図４（ａ）及び後述する図４（ｃ）に示すように、基材（２）から凸状万線（３）が隆起する際の底部（１２）を、面状ではなく点状とすることも可能である。 FIG. 4 is a cross-sectional view showing the shape of the convex line (3) in the present invention. The cross-sectional shape of the convex line (3) is not limited to a trapezoidal shape, and can be various shapes shown in FIG. For example, as shown in FIG. 4 (a), the cross-sectional shape of the convex line (3) is the same as that of FIG. 3 (b), but the first line is the pitch of each convex line (3). The pitch (d) may be narrowed. When the first pitch (d) is narrowed, as shown in FIG. 4 (a) and FIG. 4 (c) described later, the convex line (3) rises from the substrate (2). It is also possible to make the bottom part (12) of this into a dot shape instead of a planar shape.
また、図４（ｂ）に示すように、非対称形状や、図４（ｃ）、図４（ｄ）及び図４（ｅ）に示すように、凸状万線（３）における頂上部（６）を、面状ではなく点状とすることも可能であり、更には、図４（ｆ）及び図４（ｇ）に示すように、半円状としても良い。半円状とした場合の第一の側部（４）及び第二の側部（５）は、頂上部（６）を中心として、一方を第一の側部（４）とし、他方を第二の側部（５）とする。 Moreover, as shown in FIG.4 (b), as shown in FIG.4 (c), FIG.4 (d), and FIG.4 (e), as shown in FIG. ) May be point-like instead of planar, and may be semicircular as shown in FIGS. 4 (f) and 4 (g). In the case of the semicircular shape, the first side part (4) and the second side part (5) are centered on the top part (6), one is the first side part (4), and the other is the first side part (4). The second side (5).
さらには、図４（ｉ）に示すように、凸状万線（３）の形状は、一つ一つが異なる形状とすることも可能であり、また、図４（ｊ）に示すように、隣り合う一つの凸状万線（３）のピッチが一定でない構成とすることも可能である。その場合において、一つ一つのピッチは、３００〜１０００μｍの範囲内とする。なお、ピッチを３００〜１０００μｍの範囲内とする点については、後述する。 Furthermore, as shown in FIG. 4 (i), the shape of the convex line (3) can be different from one another, and as shown in FIG. 4 (j), It is also possible to adopt a configuration in which the pitch of adjacent one convex line (3) is not constant. In that case, each pitch is set within a range of 300 to 1000 μm. In addition, the point which makes a pitch within the range of 300-1000 micrometers is mentioned later.
図５は、本発明における第一要素構成における形成体（１）を第一の方向（Ｘ）に切断した断面図であり、図５（ａ）は、図３（ａ）におけるＡ−Ａ’断面を示す図である。Ａ−Ａ’断面は、図１（ｂ）に示した、第一の画像（７）が形成された領域の断面図である。図５（ａ）に示すように、第一の画像（７）が形成された領域においては、凸状万線（３）における第一の側部（４）に、第一の要素（１０）を、基材（２）とは異なる第一の色のインキで複数配置する。第一の要素（１０）は、第一の側部（４）に複数配置されることで、第一の画像（７）を形成する。
FIG. 5 is a cross-sectional view of the formed body (1) in the first element configuration according to the present invention cut in the first direction (X), and FIG. It is a figure which shows a cross section. The AA ′ cross section is a cross sectional view of the region where the first image (7) shown in FIG. 1B is formed. As shown in FIG. 5 (a), in the region where the first image (7) is formed, the first element (10) is formed on the first side (4) of the convex line (3). Are arranged with a first color ink different from the base material (2). A plurality of first elements (10) are arranged on the first side (4) to form a first image (7).
本発明において要素とは、画線や、点及び／又は画素が直線状又は波線状に配置された点群又は画素群のことである。図６は、本発明における要素の一例を示す図である。画線とは、例えば図６（ａ）に示す直線、図６（ｂ）に示す破線、図６（ｃ）に示す波線、図６（ｄ）に示す破線状の波線である。画線幅は、一般的に６０〜２００μｍが用いられる。点とは、網目スクリーン、コンタクトスクリーン等により、印刷物上に構成された点である。点及び後述する画素は、直線状又は波線状に複数配置されて、点群又は画素群を形成する。点群及び画線群となることで、画線状に構成される。点形状は、円形ドットに限定されるものではなく、ランダムドットや本出願人が先に出願した特開平１１−２６８２２８号公報で提案している特殊網点生成法を用いて意匠性を加味した入力画像を網点(ハーフトーンスクリーン)から成る連続階調網点に変換した自由度のある特殊網点形状を用いても良い。 In the present invention, an element is a point group or a pixel group in which an image line, a point, and / or a pixel are arranged in a straight line or a wavy line. FIG. 6 is a diagram showing an example of elements in the present invention. The image line is, for example, a straight line shown in FIG. 6A, a broken line shown in FIG. 6B, a wavy line shown in FIG. 6C, and a broken wavy line shown in FIG. The line width is generally 60 to 200 μm. A point is a point formed on a printed material by a mesh screen, a contact screen, or the like. A plurality of dots and pixels to be described later are arranged in a straight line or a wavy line to form a point group or a pixel group. By becoming a point group and an image line group, it is configured in an image line shape. The dot shape is not limited to a circular dot, but a random dot or a special halftone dot generation method proposed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-268228 previously filed by the applicant of the present application is taken into consideration. A special halftone dot shape having a degree of freedom obtained by converting an input image into a continuous tone halftone dot composed of a halftone screen may be used.
画素とは、図形、文字等の二次元画像を縦横の線で分割し、分割した最小単位のことである。画素形状としては、例えば、図６（ｅ）に示すような円形状、図示していないが楕円形状、図６（ｆ）に示す長方形等の四角形状、図６（ｇ）に示す三角形状等の多角形状としてもよい。 A pixel is a minimum unit obtained by dividing a two-dimensional image such as a figure or a character by vertical and horizontal lines. As the pixel shape, for example, a circular shape as shown in FIG. 6 (e), an elliptical shape (not shown), a rectangular shape such as a rectangle shown in FIG. 6 (f), a triangular shape as shown in FIG. 6 (g), etc. It may be a polygonal shape.
画素は、図６（ｇ）に示すように、角度を回転させて配列しても良い。また、図６（ｈ）に示すように文字形状としてもよい。その際には、偽造防止効果を高めるために図６（ｈ）のように、文字書体を異ならせて配列しても良い。図６（ｈ）に示した文字形状は、一般的に微小文字又は特殊網点と呼ばれるが、本発明においては画素とする。さらに、図６（ｉ）及び図６（ｊ）に示すように、各要素において、画線、複数の点が同一方向に配置された点群又は複数の画素が同一方向に配置された画素群の二種類以上を組み合せても良い。なお、第一実施形態については要素を画線として説明する。 The pixels may be arranged by rotating the angle as shown in FIG. Moreover, it is good also as a character shape as shown in FIG.6 (h). In that case, in order to enhance the forgery prevention effect, the character fonts may be arranged differently as shown in FIG. The character shape shown in FIG. 6H is generally called a minute character or a special halftone dot, but is a pixel in the present invention. Furthermore, as shown in FIG. 6 (i) and FIG. 6 (j), in each element, an image line, a point group in which a plurality of points are arranged in the same direction, or a pixel group in which a plurality of pixels are arranged in the same direction. Two or more of these may be combined. In addition, about 1st embodiment, an element is demonstrated as a drawing line.
図５（ｂ）は、図３（ａ）におけるＢ−Ｂ’断面を示す図である。Ｂ−Ｂ’断面は、図１（ｃ）に示した第二の画像（８）が形成された領域である。図５（ｂ）に示すように、第二の画像（８）が形成された領域においては、凸状万線（３）における第二の側部（５）に、第二の要素（１１）を第二の色のインキで複数配置する。第二の色のインキとは、第一の要素（１０）を形成した第一の色のインキと同色又は異なる色のインキである。第二の要素（１１）は、凸状万線（３）に複数配置されることで、第二の画像（８）を形成する。なお、凸状万線（３）上への、第二の要素（１１）の配置個所は、これに限定されるものではなく、この形態の態様については後述する。
FIG.5 (b) is a figure which shows the BB 'cross section in Fig.3 (a). The BB ′ cross section is a region where the second image (8) shown in FIG. 1 (c) is formed. As shown in FIG. 5 (b), in the region where the second image (8) is formed, the second element (11) is placed on the second side (5) of the convex line (3). A plurality of inks are arranged with the second color ink . The second color ink is the first color ink and the same color or different colors of ink to form the first element (10). A plurality of second elements (11) are arranged on the convex line (3) to form a second image (8). In addition, the arrangement | positioning location of the 2nd element (11) on the convex parallel line (3) is not limited to this, The aspect of this form is mentioned later.
第一の画像（７）は、第一の色で表現されている。第二の画像（８）は、第二の色で表現されている。また、第三の画像（９）は、第一の画像（７）及び第二の画像（８）を合成することによって表現されていることから、第一の色及び第二の色で表現されている。例えば、第一の色が赤色で、第二の色が青色ならば、第一の画像（７）は赤色の単色により表現され、第二の画像（８）は青色の単色により表現され、第三の画像（９）は、赤色及び青色の二色により表現される。なお、前述の通り、第一の色及び第二の色を同色とすることも可能である。その場合においては、第一の画像（７）、第二の画像（８）及び第三の画像（９）はすべて同色で視認される。 The first image (7) is expressed in the first color. The second image (8) is expressed in the second color. Further, since the third image (9) is expressed by combining the first image (7) and the second image (8), it is expressed by the first color and the second color. ing. For example, if the first color is red and the second color is blue, the first image (7) is represented by a single red color, the second image (8) is represented by a single blue color, The third image (9) is represented by two colors of red and blue. As described above, the first color and the second color can be the same color. In that case, the first image (7), the second image (8), and the third image (9) are all visually recognized in the same color.
図５（ｃ）は、図２におけるＣ−Ｃ’断面を示す図である。Ｃ−Ｃ’断面は、図１（ｂ）に示した第一の画像（７）、図１（ｃ）に示した第二の画像（８）及び図１（ｄ）に示した第三の画像（９）の、いずれも形成されていない領域の断面図である。図５（ｃ）に示すように、第一の側部（４）及び第二の側部（５）は、第一の要素（１０）及び第二の要素（１１）いずれも有していない。 FIG. 5C is a diagram showing a C-C ′ cross section in FIG. 2. The CC ′ cross section shows the first image (7) shown in FIG. 1 (b), the second image (8) shown in FIG. 1 (c), and the third image shown in FIG. 1 (d). It is sectional drawing of the area | region in which none of the image (9) is formed. As shown in FIG. 5C, the first side (4) and the second side (5) have neither the first element (10) nor the second element (11). .
（第一要素構成における各画像の視認原理）
本発明に関わる形成体（１）を、観察角度を変化させ観察した際の、視認原理について説明する。まず、本発明に関わる第一要素構成における形成体（１）を、第一の観察角度（Ｅ１）から観察した際の視認原理について説明する。図７は、本発明における第一要素構成における形成体（１）が形成された基材（２）を、第一の観察角度（Ｅ１）から観察した際の平面図及び断面図を示す図である。
(Principle of visual recognition of each image in the first element configuration)
The visual recognition principle when the formed body (1) according to the present invention is observed while changing the observation angle will be described. First, the visual recognition principle when the formed body (1) in the first element configuration related to the present invention is observed from the first observation angle (E1) will be described. FIG. 7 is a diagram showing a plan view and a cross-sectional view when the base material (2) on which the formed body (1) in the first element configuration in the present invention is formed is observed from the first observation angle (E1). is there.
（第一の観察角度（Ｅ１）から観察）
本発明に関わる第一要素構成における基材（２）を、第一の観察角度（Ｅ１）から観察した際の視認原理について説明する。図７（ａ）に示すように、基材（２）を第一の観察角度（Ｅ１）から観察した際には、第一の画像（７）は視認可能だが、第二の画像（８）及び第三の画像（９）は観察することができない。
(Observed from the first observation angle (E1))
The visual recognition principle when the base material (2) in the first element configuration related to the present invention is observed from the first observation angle (E1) will be described. As shown in FIG. 7A, when the substrate (2) is observed from the first observation angle (E1), the first image (7) is visible, but the second image (8). And the third image (9) cannot be observed.
図７（ｂ）、図７（ｃ）及び図７（ｄ）は、本発明にかかわる形成体（１）を、第一の方向（Ｘ）に切断した断面図であり、図７（ｂ）は、図７（ａ）に示した形成体（１）におけるＡ−Ａ’断面図である。第一の観察角度（Ｅ１）から観察した場合、凸状万線（３）における第一の側部（４）は、隣り合う凸状万線（３）の影となることなく視認可能である。図７（ａ）に示した形成体（１）は、図７（ｂ）に示すように、凸状万線（３）における第一の側部（４）に、第一の要素（１０）が付与されている。 7 (b), 7 (c) and 7 (d) are cross-sectional views of the formed body (1) according to the present invention cut in the first direction (X), and FIG. 7 (b). These are AA 'sectional drawing in the formation (1) shown to Fig.7 (a). When observed from the first observation angle (E1), the first side (4) in the convex line (3) is visible without being a shadow of the adjacent convex line (3). . The formed body (1) shown in FIG. 7 (a) has a first element (10) on the first side part (4) of the convex line (3) as shown in FIG. 7 (b). Is granted.
よって、複数配置された第一の要素（１０）は視認可能であり、第一の要素（１０）を第一の色で視認することができることから、第一の要素（１０）により形成された第一の画像（７）が視認可能となる。 Accordingly, the plurality of arranged first elements (10) are visible, and the first element (10) can be visually recognized with the first color, so that the first element (10) is formed by the first element (10). The first image (7) becomes visible.
一方、第一の観察角度（Ｅ１）から観察した場合、前述の通り、凸状万線（３）における第二の側部（５）は、隣り合う凸状万線（３）の影となり、視認することができない。よって、図７（ａ）に示した形成体（１）は、図７（ｂ）に示すように、凸状万線（３）における第二の側部（５）に、第二の要素（１１）が付与されているが、複数配置された第二の要素（１１）は観察することができない。 On the other hand, when observed from the first observation angle (E1), as described above, the second side portion (5) of the convex line (3) becomes a shadow of the adjacent convex line (3), It cannot be visually recognized. Therefore, the formed body (1) shown in FIG. 7 (a) has the second element (5) on the second side (5) of the convex line (3) as shown in FIG. 7 (b). 11) is given, but a plurality of second elements (11) arranged cannot be observed.
図７（ｃ）は、図７（ａ）に示した形成体（１）におけるＢ−Ｂ’断面図である。前述の通り、第一の観察角度（Ｅ１）から観察した場合、凸状万線（３）における第一の側部（４）のみ視認可能であり、第二の側部（５）は、隣り合う凸状万線（３）の影となり、視認することができない。よって、図７（ａ）に示した形成体（１）は、図７（ｃ）に示すように、凸状万線（３）における第二の側部（５）に、第二の要素（１１）が付与されているが、複数配置された第二の要素（１１）は観察することができず、複数の第二の要素（１１）により形成された第二の画像（８）も視認することができない。 FIG.7 (c) is B-B 'sectional drawing in the formation (1) shown to Fig.7 (a). As described above, when observed from the first observation angle (E1), only the first side part (4) in the convex line (3) is visible, and the second side part (5) is adjacent. It becomes a shadow of the matching convex line (3) and cannot be visually recognized. Therefore, the formed body (1) shown in FIG. 7 (a) has the second element (5) on the second side (5) of the convex line (3) as shown in FIG. 7 (c). 11) is provided, but a plurality of second elements (11) arranged cannot be observed, and a second image (8) formed by the plurality of second elements (11) is also visually recognized. Can not do it.
図７（ｄ）は、図７（ａ）に示した形成体（１）におけるＣ−Ｃ’断面図である。前述の通り、第一の観察角度（Ｅ１）から観察した場合、凸状万線（３）における第一の側部（４）は、凸状万線（３）の影となることなく視認可能である。第二の側部（５）は、凸状万線（３）の影となることから、視認することができないが、Ｃ−Ｃ’断面においては、第一の側部（４）は第一の要素（１０）及び第二の要素（１１）どちらも有していない。そのことから、肉眼では基材（２）が視認される。 FIG. 7D is a cross-sectional view taken along the line C-C ′ of the formed body (1) shown in FIG. As described above, when observed from the first observation angle (E1), the first side portion (4) in the convex line (3) can be visually recognized without being a shadow of the convex line (3). It is. Since the second side portion (5) becomes a shadow of the convex line (3), it cannot be visually recognized, but in the CC ′ cross section, the first side portion (4) is the first side portion (4). Neither the element (10) nor the second element (11) is provided. Therefore, the base material (2) is visually recognized with the naked eye.
このように、基材（２）を第一の観察角度（Ｅ１）から観察した際には、第一の側部（４）のみが視認可能となり、第一の側部（４）に付与した第一の要素（１０）のみが視認可能となる。なお、前述の通り、本発明においては凸状万線（３）のピッチは３００〜１０００μｍと狭いことから、第一の要素（１０）は、一様な濃度として視認される。つまり、肉眼では、第一の画像（１０）が、第一の色によって形成されたベタ画像として視認される。 Thus, when the base material (2) was observed from the first observation angle (E1), only the first side portion (4) was visible and applied to the first side portion (4). Only the first element (10) is visible. As described above, in the present invention, since the pitch of the convex line (3) is as narrow as 300 to 1000 μm, the first element (10) is visually recognized as a uniform concentration. That is, with the naked eye, the first image (10) is visually recognized as a solid image formed with the first color.
（第二の観察角度（Ｅ２）から観察）
次に、本発明に関わる第一要素構成における形成体（１）を、第二の観察角度（Ｅ２）から観察した際の視認原理について説明する。図８は、本発明における第一要素構成における形成体（１）が形成された基材（２）を、第二の観察角度（Ｅ２）から観察した際の平面図及び断面図を示す図である。なお、図８に示した形成体（１）は、図３、図７及び後述する図９に示す形成体（１）と同一である。図８（ａ）に示すように、基材（２）を第二の観察角度（Ｅ２）から観察した際には、第二の画像（８）は視認可能だが、第一の画像（７）及び第三の画像（９）は観察することができない。
(Observed from the second observation angle (E2))
Next, the visual recognition principle when the formed body (1) in the first element configuration related to the present invention is observed from the second observation angle (E2) will be described. FIG. 8 is a diagram showing a plan view and a cross-sectional view when the base material (2) on which the formed body (1) in the first element configuration in the present invention is formed is observed from the second observation angle (E2). is there. The formed body (1) shown in FIG. 8 is the same as the formed body (1) shown in FIGS. 3 and 7 and later-described FIG. As shown in FIG. 8A, when the substrate (2) is observed from the second observation angle (E2), the second image (8) is visible, but the first image (7). And the third image (9) cannot be observed.
図８（ｂ）、図８（ｃ）及び図８（ｄ）は、本発明にかかわる形成体（１）を、第一の方向（Ｘ）に切断した断面図であり、図８（ｂ）は、図８（ａ）に示した形成体（１）におけるＡ−Ａ’断面図である。第二の観察角度（Ｅ２）から観察した場合、凸状万線（３）における第二の側部（５）は、隣り合う凸状万線（３）の影となることなく視認可能である。つまり、複数配置された第二の要素（１１）は視認可能である。一方、第一の側部（４）は、隣り合う凸状万線（３）の影となり、視認することができない。つまり、複数配置された第一の要素（１０）は観察することができない。図８（ｂ）に示した、第一の画像（７）を形成した領域内における凸状万線（３）は、第一の側部（４）に第一の要素（１０）が付与されている。つまり、第一の要素（１０）を第一の色で視認することができない。 8 (b), 8 (c) and 8 (d) are cross-sectional views of the formed body (1) according to the present invention cut in the first direction (X), and FIG. 8 (b). These are AA 'sectional drawing in the formation (1) shown to Fig.8 (a). When observed from the second observation angle (E2), the second side portion (5) in the convex line (3) is visible without being a shadow of the adjacent convex line (3). . That is, the plurality of second elements (11) arranged are visible. On the other hand, a 1st side part (4) becomes a shadow of adjacent convex parallel lines (3), and cannot be visually recognized. That is, the plurality of first elements (10) arranged cannot be observed. The convex line (3) in the region where the first image (7) is formed as shown in FIG. 8B is provided with the first element (10) on the first side (4). ing. That is, the first element (10) cannot be visually recognized with the first color.
図８（ｃ）は、図８（ａ）に示した形成体（１）におけるＢ−Ｂ’断面図である。前述の通り、第二の観察角度（Ｅ２）から観察した場合、凸状万線（３）における第二の側部（５）のみ視認可能である。図８（ｃ）に示した、第二の画像（８）を形成した領域内における凸状万線（３）は、第二の側部（５）に第二の要素（１１）が付与されている。つまり、第二の側部（５）に付与された第二の要素（１１）を第二の色で視認することができる。 FIG. 8C is a B-B ′ cross-sectional view of the formed body (1) shown in FIG. As described above, when observed from the second observation angle (E2), only the second side portion (5) in the convex line (3) is visible. The convex line (3) in the region where the second image (8) is formed as shown in FIG. 8C is provided with the second element (11) on the second side (5). ing. That is, the 2nd element (11) provided to the 2nd side part (5) can be visually recognized with a 2nd color.
図８（ｄ）は、図８（ａ）に示した形成体（１）におけるＣ−Ｃ’断面図である。第二の観察角度（Ｅ２）から観察した場合、凸状万線（３）における第二の側部（５）は、凸状万線（３）の影となることなく視認可能である。第一の側部（４）は、凸状万線（３）の影となることから、視認することができないが、Ｃ−Ｃ’断面においては、第二の側部（５）は第一の要素（１０）及び第二の要素（１１）どちらも有していない。そのことから、肉眼では基材（２）が視認される。 FIG. 8D is a cross-sectional view taken along the line C-C ′ in the formed body (1) shown in FIG. When observed from the second observation angle (E2), the second side portion (5) in the convex line (3) is visible without being a shadow of the convex line (3). Since the first side part (4) becomes a shadow of the convex line (3), it cannot be visually recognized. However, in the CC ′ section, the second side part (5) is the first side part (5). Neither the element (10) nor the second element (11) is provided. Therefore, the base material (2) is visually recognized with the naked eye.
このように、基材（２）を第二の観察角度（Ｅ２）から観察した際には、第二の側部（５）のみが視認可能となり、第二の側部（５）に付与した第二の要素（１１）のみが視認可能となる。なお、前述の通り、本発明においては凸状万線（３）のピッチは３００〜１０００μｍと狭いことから、第二の要素（１１）は、一様な濃度として視認される。つまり、肉眼では、第二の画像（８）が、第二の色によって形成されたベタ画像として視認される。 Thus, when the base material (2) was observed from the second observation angle (E2), only the second side part (5) became visible and applied to the second side part (5). Only the second element (11) is visible. As described above, since the pitch of the convex line (3) is as narrow as 300 to 1000 μm in the present invention, the second element (11) is visually recognized as a uniform density. That is, with the naked eye, the second image (8) is visually recognized as a solid image formed with the second color.
（第三の観察角度（Ｅ３）から観察）
次に、形成体（１）を第三の観察角度（Ｅ３）から観察した際の、視認原理について説明する。図９は、本発明における第一要素構成における形成体（１）が形成された基材（２）を、第三の観察角度（Ｅ３）から観察した際の平面図及び断面図である。図９（ａ）に示すように、基材（２）を第三の観察角度（Ｅ３）から観察した際には、第一の画像（７）と第二の画像（８）を同時に観察でき、更に、第一の画像（７）及び第二の画像（８）が合成されることで形成された第三の画像（９）を新たに視認することが可能である。
(Observed from the third observation angle (E3))
Next, the visual recognition principle when the formed body (1) is observed from the third observation angle (E3) will be described. FIG. 9 is a plan view and a cross-sectional view when the base material (2) on which the formed body (1) in the first element configuration in the present invention is formed is observed from the third observation angle (E3). As shown in FIG. 9A, when the base material (2) is observed from the third observation angle (E3), the first image (7) and the second image (8) can be observed simultaneously. Furthermore, it is possible to newly visually recognize the third image (9) formed by combining the first image (7) and the second image (8).
図９（ｂ）は、図９（ａ）に示した形成体（１）におけるＡ−Ａ’断面図である。第三の観察角度（Ｅ３）から観察した場合、凸状万線（３）における第一の側部（４）及び第二の側部（５）は、隣り合う凸状万線（３）の影となることなく視認可能である。図９（ｂ）に示した、第一の画像（７）のみを形成した領域内における凸状万線（３）は、第一の側部（４）に第一の要素（１０）が付与されている。つまり、複数配置された第一の要素（１０）は第一の色で視認可能である。また、図９（ｂ）に示した、第二の画像（８）のみを形成した領域内における凸状万線（３）は、第二の側部（５）に第二の要素（１１）が第二の色のインキで付与されている。つまり、第二の要素（１１）を第二の色で視認することができる。
FIG.9 (b) is AA 'sectional drawing in the formation (1) shown to Fig.9 (a). When observed from the third observation angle (E3), the first side part (4) and the second side part (5) in the convex line (3) are adjacent to the adjacent convex line (3). Visible without shadow. In the convex line (3) in the region where only the first image (7) shown in FIG. 9B is formed, the first element (10) is given to the first side part (4). Has been. That is, the plurality of first elements (10) arranged are visible with the first color. Moreover, the convex line (3) in the area | region which formed only the 2nd image (8) shown in FIG.9 (b) is a 2nd element (11) in a 2nd side part (5). Is applied with a second color ink . That is, the second element (11) can be visually recognized with the second color.
図９（ｃ）は、図９（ａ）に示した形成体（１）におけるＢ−Ｂ’断面図である。前述の通り、第三の観察角度（Ｅ３）から観察した場合、凸状万線（３）における第一の側部（４）及び第二の側部（５）は、いずれも視認可能である。つまり、図９（ｃ）に示した、第二の画像（８）のみを形成した領域内における凸状万線（３）は、第二の側部（５）に第二の要素（１１）が第二の色のインキで付与されている。つまり、第二の要素（１１）を第二の色で視認することができる。
FIG.9 (c) is BB 'sectional drawing in the formation (1) shown to Fig.9 (a). As described above, when observed from the third observation angle (E3), both the first side portion (4) and the second side portion (5) in the convex line (3) are visible. . That is, the convex line (3) in the region where only the second image (8) shown in FIG. 9 (c) is formed is the second element (11) on the second side (5). Is applied with a second color ink . That is, the second element (11) can be visually recognized with the second color.
図９（ｄ）は、図９（ａ）に示した形成体（１）におけるＣ−Ｃ’断面図である。前述の通り、第三の観察角度（Ｅ３）から観察した場合、凸状万線（３）における第一の側部（４）及び第二の側部（５）は、いずれも視認可能である。しかしながら、Ｃ−Ｃ’断面においては、第一の側部（４）は第一の要素（１０）及び第二の要素（１１）どちらも有していない。そのことから、肉眼では基材（２）が視認される。 FIG. 9D is a cross-sectional view taken along the line C-C ′ in the formed body (1) shown in FIG. As described above, when observed from the third observation angle (E3), both the first side portion (4) and the second side portion (5) in the convex line (3) are visible. . However, in the C-C 'cross section, the first side (4) has neither the first element (10) nor the second element (11). Therefore, the base material (2) is visually recognized with the naked eye.
このように、基材（２）を第三の観察角度（Ｅ３）から観察した際には、第一の画像（７）が形成された領域は、第一の色によって形成されたベタ領域として視認され、第二の画像（８）が形成された領域は、第二の色によって形成されたベタ領域として視認され、更に、第一の画像（７）及び第二の画像（８）が合成されることで形成された第三の画像（９）を新たに視認することが可能でなる。 Thus, when the base material (2) is observed from the third observation angle (E3), the region where the first image (7) is formed is a solid region formed by the first color. The area where the second image (8) is visually recognized is visually recognized as a solid area formed by the second color, and the first image (7) and the second image (8) are combined. Thus, the third image (9) formed can be newly visually recognized.
前述した第一実施形態においては、形成体（１）を第一の観察角度（Ｅ１）から観察した際には、第一の画像（７）は視認され、第二の観察角度（Ｅ２）から観察した際には、形成体（１）内における、第一の画像（７）が出現した領域とは異なる領域に、第一の画像（７）とは異なる第二の画像（８）が視認され、さらに、第三の観察角度（Ｅ３）から観察した際には、第一の画像（７）及び第二の画像（８）とは異なる第三の画像（９）が合成画像として視認可能となる。 In the first embodiment described above, when the formed body (1) is observed from the first observation angle (E1), the first image (7) is visually recognized and from the second observation angle (E2). When observed, a second image (8) different from the first image (7) is visually recognized in a region different from the region where the first image (7) appears in the formed body (1). Furthermore, when observed from the third observation angle (E3), the third image (9) different from the first image (7) and the second image (8) can be visually recognized as a composite image. It becomes.
例えば、第一の色及び第二の色をともにピンク色とした場合には、図１において示した形成体（１）は、第一の観察角度（Ｅ１）から観察した際には、第一の画像（７）である二枚の花びらがピンク色で視認され、第二の観察角度（Ｅ２）から観察した際には、第一の画像（７）である二枚の花びらが出現した領域とは異なる領域に、第二の画像（８）である三枚の花びらがピンク色で視認され、さらに、第三の観察角度（Ｅ３）から観察した際には、五枚の花びらからなる一輪の花が、第三の画像（９）として視認可能となる。 For example, when both the first color and the second color are pink, the formed body (1) shown in FIG. 1 has the first color when observed from the first observation angle (E1). When the two petals that are the image (7) of the first image are visually recognized in pink and observed from the second observation angle (E2), the two petals that are the first image (7) appear. The three petals, which are the second image (8), are visually recognized in pink in an area different from the above, and when viewed from the third observation angle (E3), a single wheel composed of five petals. Is visible as the third image (9).
（本発明における本要素構成の第二実施形態）
図１０（ａ）は、本発明における形成体（１）を構成する本要素構成の第二実施形態（以下、「第二要素構成」という。）を示す平面図である。図１０（ａ）に示した形成体（１）には、図１０（ｂ）に示す第一の画像（７）及び図１０（ｃ）に示す第二の画像（８）と、更に、図１０（ｄ）に示す、第一の画像（７）及び第二の画像（８）を合成した第三の画像（９）が形成されている。
(Second embodiment of the present element configuration in the present invention)
Fig.10 (a) is a top view which shows 2nd embodiment (henceforth "2nd element structure") of this element structure which comprises the formation body (1) in this invention. The formed body (1) shown in FIG. 10 (a) includes a first image (7) shown in FIG. 10 (b) and a second image (8) shown in FIG. 10 (c). A third image (9) is formed by synthesizing the first image (7) and the second image (8) shown in FIG. 10 (d).
図１１は、本発明における形成体（１）を構成する第二要素構成を示す模式図である。図１１に示すように、基材（２）上における少なくとも一部に、凸状万線（３）が形成されている。なお、第二要素構成に用いる基材（２）は、前述した第一要素構成に用いた基材（２）と同一とする。 FIG. 11 is a schematic diagram showing a second element configuration constituting the formed body (1) in the present invention. As shown in FIG. 11, convex lines (3) are formed on at least a part of the substrate (2). The base material (2) used for the second element configuration is the same as the base material (2) used for the first element configuration described above.
図１２は、本発明における第二要素構成における形成体（１）を第一の方向（Ｘ）に切断した断面図であり、図１２（ａ）は、図１１（ａ）におけるＡ−Ａ’断面を示す図である。Ａ−Ａ’断面は、図１０（ｂ）に示した、第一の画像（７）が形成された領域と、図１０（ｃ）に示した、第二の画像（８）が形成された領域の断面図である。つまり、第一の画像（７）及び第二の画像（８）が一部重複された領域を含む断面図である。図１２（ａ）に示すように、第一の画像（７）が形成された領域においては、凸状万線（３）における第一の側部（４）に、第一の要素（１０）を第一の色のインキで付与する。第一の要素（１０）は、凸状万線（３）に複数配置されることで、第一の画像（７）を形成する。
12 is a cross-sectional view of the formed body (1) in the second element configuration according to the present invention cut in the first direction (X), and FIG. 12 (a) is a cross-sectional view taken along line AA ′ in FIG. It is a figure which shows a cross section. In the AA ′ cross section, the region where the first image (7) shown in FIG. 10B is formed and the second image (8) shown in FIG. 10C are formed. It is sectional drawing of an area | region. That is, it is a cross-sectional view including a region where the first image (7) and the second image (8) are partially overlapped. As shown in FIG. 12 (a), in the region where the first image (7) is formed, the first element (10) is formed on the first side (4) of the convex line (3). Is applied with the first color ink . A plurality of first elements (10) are arranged on the convex line (3) to form a first image (7).
次に、第一の画像（７）及び第二の画像（８）が、一部重複された領域について説明する。凸状万線（３）における第一の側部（４）には、第一の要素（１０）が第一の色のインキで付与されている。また、第二の側部（５）には、第二の要素（１１）が第二の色のインキで付与されている。第一の要素（１０）及び第二の要素（１１）は、少なくとも一部が一つの凸状万線（３）に対応して配置される。なお、第二実施形態については要素を画線として説明する。
Next, an area where the first image (7) and the second image (8) partially overlap will be described. The first element (10) is applied with the first color ink to the first side (4) of the convex line (3). The second side (5) is provided with a second element (11) with a second color ink . At least a part of the first element (10) and the second element (11) is arranged corresponding to one convex line (3). In addition, about 2nd embodiment, an element is demonstrated as a drawing line.
図１３は、本発明における第一の要素（１０）、第二の要素（１１）及び凸状万線（３）の位置関係を示す模式図である。図１３（ａ）、図１３（ｂ）及び図１３（ｃ）に示す位置関係は、図１３（ｄ）に示すように、凸状万線（３）に付与した第一の要素（１０）及び第二の要素（１１）を、第三の観察角度（Ｅ３）から観察した際の拡大図である。本発明における対応して配置とは、図１３（ａ）に示すように、一つの凸状万線（３）に配置した、第一の要素（１０）及び第二の要素（１１）が、凸状万線（３）の長手方向における中心に対して、向かい合うように配置していることを指す。図１３（ｂ）に示すように、向かい合う部分が一部であっても、本発明においては、対応して配置しているとする。なお、図１３（ｃ）は、第一の要素（１０）及び第二の要素（１１）が対応して配置していない場合を示す模式図である。 FIG. 13 is a schematic diagram showing the positional relationship between the first element (10), the second element (11), and the convex line (3) in the present invention. The positional relationship shown in FIGS. 13 (a), 13 (b) and 13 (c) is the first element (10) given to the convex line (3) as shown in FIG. 13 (d). And it is an enlarged view at the time of observing the 2nd element (11) from the 3rd observation angle (E3). Corresponding arrangement in the present invention means that, as shown in FIG. 13 (a), the first element (10) and the second element (11) arranged on one convex line (3) are It points out having arrange | positioned so that it may oppose with respect to the center in the longitudinal direction of a convex line (3). As shown in FIG. 13 (b), it is assumed that even if the facing portions are part, they are arranged correspondingly in the present invention. In addition, FIG.13 (c) is a schematic diagram which shows the case where the 1st element (10) and the 2nd element (11) are not arrange | positioned correspondingly.
第一の画像（７）は、第一の色で表現され、第二の画像（８）は、第二の色で表現されている。また、第三の画像（９）は、第一の画像（７）及び第二の画像（８）が合成されることにより表現されている。さらに、第三の画像（９）においては、第一の画像（７）及び第二の画像（８）が一部重複された領域を含む。 The first image (7) is expressed in the first color, and the second image (8) is expressed in the second color. The third image (9) is expressed by combining the first image (7) and the second image (8). Further, the third image (9) includes a region where the first image (7) and the second image (8) are partially overlapped.
前述の通り、本発明における凸状万線（３）のピッチが３００〜１０００μｍと狭い。そのことから、第一の画像（７）及び第二の画像（８）が重複した領域においては、第一の色及び第二の色が混色して視認される。例えば、第一の色が赤色で、第二の色が青色ならば、第一の画像（７）及び第二の画像（８）が重複した領域では、紫色で視認される。つまり、第一の画像（７）及び第二の画像（８）との合成画像である第三の画像（９）は、第一の色、第二の色及び第一の色と第二の色が混色した色により表現される。なお、前述の通り、第一の色及び第二の色を同色とすることも可能である。その場合においては、第一の画像（７）、第二の画像（８）及び第三の画像（９）はすべて同色で視認される。 As described above, the pitch of the convex lines (3) in the present invention is as narrow as 300 to 1000 μm. Therefore, in the region where the first image (7) and the second image (8) overlap, the first color and the second color are mixed and visually recognized. For example, if the first color is red and the second color is blue, the area where the first image (7) and the second image (8) overlap is visually recognized as purple. That is, the third image (9), which is a composite image of the first image (7) and the second image (8), has the first color, the second color, the first color, and the second color. The color is expressed by a mixed color. As described above, the first color and the second color can be the same color. In that case, the first image (7), the second image (8), and the third image (9) are all visually recognized in the same color.
図１２（ｂ）は、図１１（ａ）におけるＢ−Ｂ’断面を示す図である。前述した第一要素構成と同様に、第二の画像（８）を形成した領域内における凸状万線（３）は、第二の側部（５）に第二の要素（１１）が付与されている。つまり、第二の側部（５）に付与された第二の要素（１１）を第二の色で視認することができる。 FIG. 12B is a diagram showing a B-B ′ cross section in FIG. Similar to the first element configuration described above, the convex line (3) in the region where the second image (8) is formed is provided with the second element (11) on the second side (5). Has been. That is, the 2nd element (11) provided to the 2nd side part (5) can be visually recognized with a 2nd color.
図１２（ｃ）は、図１１（ａ）におけるＣ−Ｃ’断面を示す図である。前述した第一要素構成と同様に、第一の画像（７）、第二の画像（８）及び示した第三の画像（９）の、いずれも形成されていない領域の断面図であることから、図１２（ｃ）に示すように、第一の側部（４）及び第二の側部（５）は、第一の要素（１０）及び第二の要素（１１）いずれも有していない。 FIG. 12C is a diagram showing a C-C ′ cross section in FIG. Similarly to the first element configuration described above, the first image (7), the second image (8), and the third image (9) shown are cross-sectional views of regions where none is formed. From FIG. 12C, the first side part (4) and the second side part (5) both have the first element (10) and the second element (11). Not.
（第二要素構成における各画像の視認原理）
本発明に関わる形成体（１）を、観察角度を変化させ観察した際の、視認原理について説明する。まず、本発明に関わる第二要素構成における形成体（１）を、第一の観察角度（Ｅ１）から観察した際の視認原理について説明する。図１４は、本発明における第二要素構成における形成体（１）が形成された基材（２）を、第一の観察角度（Ｅ１）から観察した際の平面図である。
(Principle of visual recognition of each image in the second element configuration)
The visual recognition principle when the formed body (1) according to the present invention is observed while changing the observation angle will be described. First, the visual recognition principle when the formed body (1) in the second element configuration related to the present invention is observed from the first observation angle (E1) will be described. FIG. 14: is a top view at the time of observing the base material (2) in which the formation body (1) in the 2nd element structure in this invention was formed from the 1st observation angle (E1).
（第一の観察角度（Ｅ１）から観察）
形成体（１）を第一の観察角度（Ｅ１）から観察した際の、視認原理について説明する。図１４に示すように、形成体（１）を第一の観察角度（Ｅ１）から観察した際には、前述の通り、凸状万線（３）における第一の側部（４）のみ視認可能である。つまり、第一の側部（４）に付与した第一の要素（１０）のみが視認可能となり、肉眼では、図１４に示すように、第一の画像（７）が、第一の色によって形成されたベタ画像として視認される。
(Observed from the first observation angle (E1))
The visual recognition principle when the formed body (1) is observed from the first observation angle (E1) will be described. As shown in FIG. 14, when the formed body (1) is observed from the first observation angle (E1), as described above, only the first side (4) in the convex line (3) is visible. Is possible. That is, only the first element (10) applied to the first side part (4) can be visually recognized, and, with the naked eye, as shown in FIG. 14, the first image (7) is represented by the first color. It is visually recognized as a formed solid image.
（第二の観察角度（Ｅ２）から観察）
図１５は、本発明における第二要素構成における形成体（１）が形成された基材（２）を、第二の観察角度（Ｅ２）から観察した際の平面図である。形成体（１）を第二の観察角度（Ｅ２）から観察した際の、視認原理について説明する。図１５に示すように、形成体（１）を第二の観察角度（Ｅ２）から観察した際には、前述の通り、凸状万線（３）における第二の側部（５）のみ視認可能である。つまり、第二の側部（５）に形成した第二の要素（１１）のみが視認可能となり、肉眼では、図１５に示すように、第二の画像（８）が、第二の色によって形成されたベタ画像として視認される。
(Observed from the second observation angle (E2))
FIG. 15: is a top view at the time of observing the base material (2) in which the formation body (1) in the 2nd element structure in this invention was formed from the 2nd observation angle (E2). The visual recognition principle when the formed body (1) is observed from the second observation angle (E2) will be described. As shown in FIG. 15, when the formed body (1) is observed from the second observation angle (E2), as described above, only the second side portion (5) in the convex line (3) is visible. Is possible. That is, only the second element (11) formed on the second side part (5) can be visually recognized, and, with the naked eye, the second image (8) is represented by the second color as shown in FIG. It is visually recognized as a formed solid image.
（第三の観察角度（Ｅ３）から観察）
第二要素構成における形成体（１）を第三の観察角度（Ｅ３）から観察した際の、視認原理について説明する。図１６は、本発明における第二要素構成における形成体（１）が形成された基材（２）を、第三の観察角度（Ｅ３）から観察した際の平面図及び断面図である。図１６（ａ）に示すように、形成体（１）を第三の観察角度（Ｅ３）から観察した際には、前述の通り、凸状万線（３）における第一の側部（４）及び第二の側部（５）が視認可能となり、肉眼では、図１６（ａ）に示すように、第一の画像（７）及び第二の画像（８）が合成されることで形成された第三の画像（９）を新たに視認することが可能である。
(Observed from the third observation angle (E3))
The visual recognition principle when the formed body (1) in the second element configuration is observed from the third observation angle (E3) will be described. FIG. 16 is a plan view and a cross-sectional view when the base material (2) on which the formed body (1) in the second element configuration in the present invention is formed is observed from the third observation angle (E3). As shown in FIG. 16A, when the formed body (1) is observed from the third observation angle (E3), as described above, the first side part (4) of the convex line (3) is formed. ) And the second side part (5) are visible, and with the naked eye, the first image (7) and the second image (8) are combined as shown in FIG. It is possible to newly visually recognize the third image (9).
図１６（ｂ）は、図１６（ａ）に示した形成体（１）におけるＡ−Ａ’断面図である。第一の画像（７）及び第二の画像（８）が重複した領域における凸状万線（３）は、第一の側部（４）に第一の要素（１０）が第一の色のインキで付与され、第二の側部（５）には第二の要素（１１）が第二の色のインキで付与されている。形成体（１）を第三の観察角度（Ｅ３）から観察した際には、前述の通り、本発明における凸状万線（３）のピッチが３００〜１０００μｍと狭いことから、第一の画像（７）及び第二の画像（８）が重複した領域は、第一の色及び第二の色が混色して視認される。
FIG.16 (b) is AA 'sectional drawing in the formation (1) shown to Fig.16 (a). In the convex line (3) in the region where the first image (7) and the second image (8) overlap, the first element (10) is the first color on the first side (4). ink is applied, in the second side (5) of the second element (11) is given by the second color ink. When the formed body (1) is observed from the third observation angle (E3), as described above, the pitch of the convex lines (3) in the present invention is as narrow as 300 to 1000 μm. The region where (7) and the second image (8) overlap is visually recognized by mixing the first color and the second color.
このように、形成体（１）を第三の観察角度（Ｅ３）から観察した際には、第三の画像（９）の一部を形成する、第一の画像（７）及び第二の画像（８）が重複した領域においては、第一の色と第二の色が混色した色として形成されたベタ領域として視認される。例えば、第一の色が青色で、第二の色が赤色の場合、第一の画像（７）及び第二の画像（８）が重複した領域は、肉眼では、赤色と青色が混色して紫色のベタ領域として視認される。 Thus, when the formed body (1) is observed from the third observation angle (E3), the first image (7) and the second image forming a part of the third image (9) are formed. In the region where the image (8) overlaps, it is visually recognized as a solid region formed as a color in which the first color and the second color are mixed. For example, when the first color is blue and the second color is red, an area where the first image (7) and the second image (8) overlap is mixed with red and blue to the naked eye. It is visually recognized as a purple solid area.
（本発明における本要素構成の第三実施形態）
図１７（ａ）は、本発明における形成体（１）を構成する本要素構成の第三実施形態（以下、「第三要素構成」という。）を示す平面図である。図１７（ａ）に示した形成体（１）には、図１７（ｂ）に示す第一の画像（７）、図１７（ｃ）に示す第二の画像（８）及び図１７（ｄ）に示す第三の画像（９）が同一形状、かつ、同じ大きさに形成されている。各画像を同一形状、かつ、同じ大きさに形成することで、観察角度を変化させた際に、その観察角度ごとに、異なる色で同一画像を視認することが可能となる。
(Third embodiment of the present element configuration in the present invention)
FIG. 17A is a plan view showing a third embodiment (hereinafter referred to as “third element configuration”) of the present element configuration constituting the formed body (1) in the present invention. The formed body (1) shown in FIG. 17A includes a first image (7) shown in FIG. 17B, a second image (8) shown in FIG. 17C, and FIG. ) Is formed in the same shape and the same size. By forming each image in the same shape and the same size, when the observation angle is changed, it is possible to visually recognize the same image with a different color for each observation angle.
図１８（ａ）は、本発明における形成体（１）を構成する第三要素構成を示す模式図である。なお、第三要素構成に用いる基材（２）は、前述した第一要素構成及び第二要素構成に用いた基材（２）と同一とする。 Fig.18 (a) is a schematic diagram which shows the 3rd element structure which comprises the formation body (1) in this invention. In addition, let the base material (2) used for a 3rd element structure be the same as the base material (2) used for the 1st element structure and 2nd element structure which were mentioned above.
図１８（ｂ）は、図１８（ａ）に示した本発明における第三要素構成におけるＢ−Ｂ’断面を示す図であり、図１７（ｄ）に示した第三の画像（９）が形成された領域である。つまり、第一の画像（７）及び第二の画像（８）が、すべて重複した領域の断面図である。図１８（ｂ）に示すように、第一の要素（１０）及び第二の要素（１１）は、基材（２）上に形成した、各々の凸状万線（３）において、図１８（ａ）に示すように、すべて同じ位置及び同じ長さにより対応して配置される。第一の要素（１０）及び第二の要素（１１）を、すべて同じ位置及び同じ長さにより対応して配置したことで、第一の画像（７）及び第二の画像（８）は、すべてが重複した領域に形成され、かつ、形状及び大きさが同一となる。なお、第三実施形態については要素を画線として説明する。 FIG. 18B is a diagram showing a BB ′ cross section in the third element configuration of the present invention shown in FIG. 18A, and the third image (9) shown in FIG. It is a formed region. That is, the first image (7) and the second image (8) are all cross-sectional views of overlapping regions. As shown in FIG. 18 (b), the first element (10) and the second element (11) are formed on each convex line (3) formed on the substrate (2). As shown to (a), all are arrange | positioned correspondingly by the same position and the same length. By arranging the first element (10) and the second element (11) correspondingly by the same position and the same length, the first image (7) and the second image (8) All are formed in overlapping regions, and have the same shape and size. In addition, about 3rd embodiment, an element is demonstrated as a drawing line.
（第三要素構成における各画像の視認原理）
本発明に関わる第三要素構成における形成体（１）を、観察角度を変化させ観察した際の視認原理について説明する。まず、本発明に関わる第三要素構成における形成体（１）を、第一の観察角度（Ｅ１）から観察した際の視認原理について説明する。図１９は、本発明における第三要素構成における形成体（１）が形成された基材（２）を、第一の観察角度（Ｅ１）から観察した際の平面図である。
(Principle of visual recognition of each image in the third element configuration)
The visual recognition principle when the formed body (1) in the third element configuration according to the present invention is observed while changing the observation angle will be described. First, the visual recognition principle when the formed body (1) in the third element configuration related to the present invention is observed from the first observation angle (E1) will be described. FIG. 19 is a plan view when the base material (2) on which the formed body (1) in the third element configuration in the present invention is formed is observed from the first observation angle (E1).
（第一の観察角度（Ｅ１）から観察）
形成体（１）を第一の観察角度（Ｅ１）から観察した際の、視認原理について説明する。図１９に示すように、形成体（１）を第一の観察角度（Ｅ１）から観察した際には、前述の通り、凸状万線（３）における第一の側部（４）のみ視認可能である。つまり、第一の側部（４）に付与した第一の要素（１０）のみが視認可能となり、肉眼では、図１９に示すように、第一の画像（７）が、第一の色によって形成されたベタ画像として視認される。
(Observed from the first observation angle (E1))
The visual recognition principle when the formed body (1) is observed from the first observation angle (E1) will be described. As shown in FIG. 19, when the formed body (1) is observed from the first observation angle (E1), only the first side (4) in the convex line (3) is visible as described above. Is possible. That is, only the first element (10) applied to the first side part (4) can be visually recognized, and, with the naked eye, the first image (7) is represented by the first color as shown in FIG. It is visually recognized as a formed solid image.
（第二の観察角度（Ｅ２）から観察）
次に、形成体（１）を、第二の観察角度（Ｅ２）から観察した際の視認原理について説明する。図２０は、第三要素構成における本発明における形成体（１）が形成された基材（２）を、第二の観察角度（Ｅ２）から観察した際の平面図である。図２０に示すように、形成体（１）を第二の観察角度（Ｅ２）から観察した際には、前述の通り、凸状万線（３）における第二の側部（５）のみ視認可能である。つまり、第二の側部（５）に形成した第二の要素（１１）のみが視認可能となり、肉眼では、図２０に示すように、第一の画像（７）と同一形状、かつ、同じ大きさの第二の画像（８）が、第二の色によって形成されたベタ画像として視認される。そのことから、第三の要素構成においては、第一の観察角度から第二の観察角度（Ｅ２）へと観察角度を変化させることで、肉眼では、第一の画像（７）の色が第一の色から第二の色へと変化して視認される。
(Observed from the second observation angle (E2))
Next, the visual recognition principle when the formed body (1) is observed from the second observation angle (E2) will be described. FIG. 20 is a plan view when the base material (2) on which the formed body (1) of the present invention in the third element configuration is formed is observed from the second observation angle (E2). As shown in FIG. 20, when the formed body (1) is observed from the second observation angle (E2), as described above, only the second side portion (5) in the convex line (3) is visible. Is possible. That is, only the second element (11) formed on the second side portion (5) is visible, and with the naked eye, the same shape and the same as the first image (7) as shown in FIG. The second image (8) having a size is visually recognized as a solid image formed by the second color. Therefore, in the third element configuration, by changing the observation angle from the first observation angle to the second observation angle (E2), with the naked eye, the color of the first image (7) is the first color. It is visually recognized by changing from one color to the second color.
（第三の観察角度（Ｅ３）から観察）
形成体（１）を、第三の観察角度（Ｅ３）から観察した際の、視認原理について説明する。図２１は、本発明における形成体（１）が形成された基材（２）を、第一の観察角度（Ｅ１）から観察した際の平面図及び断面図である。図２１（ａ）に示すように、形成体（１）を第三の観察角度（Ｅ３）から観察した際には、前述の通り、凸状万線（３）における第一の側部（４）及び第二の側部（５）が視認可能となり、肉眼では、図２１（ａ）に示すように、第一の画像（７）及び第二の画像（８）が合成されることで形成された第三の画像（９）を新たに視認することが可能である。
(Observed from the third observation angle (E3))
The visual recognition principle when the formed body (1) is observed from the third observation angle (E3) will be described. FIG. 21 is a plan view and a cross-sectional view when the base material (2) on which the formed body (1) in the present invention is formed is observed from the first observation angle (E1). As shown in FIG. 21A, when the formed body (1) is observed from the third observation angle (E3), as described above, the first side portion (4) in the convex line (3) is formed. ) And the second side part (5) are visible, and are formed by synthesizing the first image (7) and the second image (8) with the naked eye, as shown in FIG. It is possible to newly visually recognize the third image (9).
図２１（ｂ）は、図２１（ａ）に示した形成体（１）におけるＢ−Ｂ’断面図である。前述の通り、第一の画像（７）及び第二の画像（８）が重複した領域は、肉眼では、第一の画像（７）及び第二の画像（８）と同一である第三の画像（９）は、第一の色及び第二の色が混色した色によって形成されたベタ画像として視認される。 FIG. 21B is a B-B ′ sectional view of the formed body (1) shown in FIG. As described above, the overlapping area of the first image (7) and the second image (8) is the same as the first image (7) and the second image (8) with the naked eye. The image (9) is visually recognized as a solid image formed by a color obtained by mixing the first color and the second color.
このように、基材（２）上において、第一の画像（７）及び第二の画像（８）をすべて重複した領域に形成した際には、観察角度を変化させることで、その観察角度ごとに、同一形状、かつ、大きさが同じ画像を、異なる色で視認することが可能となる。そのことから、実際には、異なる画像が視認されるが、肉眼においては、同一画像の色が変化しているように視認することが可能となる。つまり、第三要素構成における形成体（１）は、第一の観察角度（Ｅ１）から観察すると、第一の画像（７）が第一の色で視認され、第二の観察角度（Ｅ２）から観察すると、第一の画像（７）が第二の色で視認され、更に、第三の観察角度（Ｅ３）から観察すると、第一の画像（７）が第一の色と第二の色が混色した色で視認することが可能となる。 Thus, when the first image (7) and the second image (8) are all formed in the overlapping region on the substrate (2), the observation angle is changed to change the observation angle. It is possible to visually recognize images having the same shape and the same size in different colors. Therefore, although different images are actually visually recognized, it is possible for the naked eye to visually recognize the color of the same image as changing. That is, when the formed body (1) in the third element configuration is observed from the first observation angle (E1), the first image (7) is visually recognized in the first color, and the second observation angle (E2). The first image (7) is visually recognized in the second color, and further, the first image (7) is observed in the first color and the second color when observed from the third observation angle (E3). It is possible to visually recognize the color as a mixed color.
なお、前述した第一要素構成及び第二要素構成の説明においては、説明を簡潔にするために、基材（２）に対して、視点が第一の観察角度（Ｅ１）にあるとき、第一の色で第一の画像（７）が視認され、視点が第二の観察角度（Ｅ２）にあるとき、第二の色で第二の画像（８）が視認され、更に、視点が第三の観察角度（Ｅ３）にあるとき、第一の色と第二の色が混色した色で第三の画像（９）が視認されるとした。 In the description of the first element configuration and the second element configuration described above, when the viewpoint is at the first observation angle (E1) with respect to the base material (2), When the first image (7) is visually recognized with one color and the viewpoint is at the second observation angle (E2), the second image (8) is visually recognized with the second color, and the viewpoint is It is assumed that the third image (9) is visually recognized by a color obtained by mixing the first color and the second color when the angle is at the third observation angle (E3).
例えば、第一の画像（７）を表現する第一の色を赤色とし、第二の色を青色とした場合においては、基材（２）に対して視点を第三の観察角度（Ｅ３）から第一の観察角度（Ｅ１）へと徐々に変化させていく中で、それに伴い、第一の色（赤色）及び第二の色（青色）が混色する比率が徐々に少なくなる。つまり、紫色から、赤紫色へ、更に、前述した赤紫色よりも赤成分が多い紫色へと徐々に変化していく。そして、視点が基材（２）に対して第一の観察角度（Ｅ１）となるときに、第一の要素（１０）のみが視認可能となることから、第一の画像（７）は、第一の色（赤色）のみで形成された画像として視認される。さらに、基材（２）を第一の観察角度（Ｅ１）より大きな角度で傾けた場合においても、同様に第一の色（赤色）のみで形成された画像として視認される。 For example, when the first color representing the first image (7) is red and the second color is blue, the viewpoint is set at the third observation angle (E3) with respect to the base material (2). As the angle gradually changes from 1 to the first observation angle (E1), the ratio of the first color (red) and the second color (blue) to be mixed gradually decreases. That is, the color gradually changes from purple to reddish purple and further to purple having more red component than the above-mentioned reddish purple. And when a viewpoint becomes the 1st observation angle (E1) with respect to a substrate (2), since only the 1st element (10) becomes visible, the 1st picture (7) It is visually recognized as an image formed only with the first color (red). Furthermore, even when the substrate (2) is tilted at an angle larger than the first observation angle (E1), it is visually recognized as an image formed with only the first color (red).
同様に、第二の画像（８）を表現する第二の色（青色）は、視点を第三の観察角度（Ｅ３）から第二の観察角度（Ｅ２）へ徐々に変化させていく中で、それに伴い、第一の色（赤色）及び第二の色（青色）が混色する比率が徐々に少なくなる。つまり、紫色から、青紫色へ、更に、前述した青紫色よりも青成分の多い紫色へと徐々に変化していく。そして、視点が第二の観察角度（Ｅ２）を示す位置関係にあるとき、第二の要素（１１）のみが視認可能となることから、第二の画像（８）は、第二の色（青色）のみで形成された画像として視認される。つまり、基材（２）に対して徐々に観察角度を変化させることにより、それに伴い、徐々に各画像の色変化を確認することができる。 Similarly, in the second color (blue) representing the second image (8), the viewpoint is gradually changed from the third observation angle (E3) to the second observation angle (E2). Accordingly, the ratio of mixing the first color (red) and the second color (blue) gradually decreases. That is, the color gradually changes from purple to blue-purple, and further to purple having more blue components than the above-described blue-violet. Then, when the viewpoint is in a positional relationship indicating the second observation angle (E2), only the second element (11) is visible, so the second image (8) is displayed in the second color (8). It is visually recognized as an image formed only of (blue). That is, by gradually changing the observation angle with respect to the base material (2), it is possible to gradually confirm the color change of each image.
なお、第一の色及び第二の色は、同じ色相で濃度が異なる色としてもよく、例えば、第一の色を淡い赤色とし、第二の色を濃い赤色とすることも可能である。第一の色を淡い赤色とし、第二の色を濃い赤色とした場合において、第一の色は、第二の色と異なる色であるとする。 The first color and the second color may have the same hue and different densities. For example, the first color may be light red and the second color may be dark red. When the first color is light red and the second color is dark red, the first color is different from the second color.
以下、実施例を用いて本発明を更に具体的に説明するが、本発明を限定するものではない。 Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples, but the present invention is not limited thereto.
（実施例１）
実施例１として、図１０（ａ）に示した第二要素構成により形成体（１）を作製した。形成体（１）は、基材（２）として上質紙（日本製紙製 ＮＰＩ上質紙 ８１．４ｇ／ｍ２）を用いた。基材（２）上に、スクリーン印刷機（ＲＡＮＡＳ製 ＭＦ―２５０）を用いて、スクリーン印刷用ＵＶ硬化型インキにより、凸状万線（３）を形成した。凸状万線（３）は、２５０μｍの画線であり、ピッチ（ｄ）を５００μｍとした。
Example 1
As Example 1, a formed body (1) was produced with the second element configuration shown in FIG. In the formed body (1), fine paper (NPI fine paper 81.4 g / m 2 manufactured by Nippon Paper Industries Co., Ltd.) was used as the base material (2). Convex lines (3) were formed on the substrate (2) with a UV curable ink for screen printing using a screen printer (MF-250 manufactured by RANAS). The convex line (3) is an image line of 250 μm, and the pitch (d) is 500 μm.
第一の要素（１０）を、図６（ａ）に示した８０μｍの一定幅の画線として形成し、第二の要素（１１）を、図６（ａ）に示した８０μｍの一定幅の画線として形成した。また、第一の要素（１０）は、オフセットインキ（Ｔ＆Ｋ ＴＯＫＡ製 ベストキュア 藍）を用いて印刷し、第二の要素（１１）は、オフセットインキ（Ｔ＆Ｋ ＴＯＫＡ製 ベストキュア 紅）を用いて印刷した。なお、第一の要素（１０）及び第二の要素（１１）は、各々オフセット印刷機（下垣鉄工所製 ＥＰ―６０）により基材（２）上に形成した。 The first element (10) is formed as a line having a constant width of 80 μm shown in FIG. 6 (a), and the second element (11) is formed with a constant width of 80 μm shown in FIG. 6 (a). Formed as a streak. The first element (10) is printed using offset ink (best cure indigo made by T & K TOKA), and the second element (11) is printed using offset ink (best cure red made by T & K TOKA). did. In addition, the 1st element (10) and the 2nd element (11) were each formed on the base material (2) with the offset printing machine (Shemogaki Iron Works EP-60).
実施例１にて作製した形成体（１）を、第一の観察角度（Ｅ１）から肉眼で観察したところ、第一の画像（７）がシアン色で視認でき、第二の画像（８）及び第三の画像（９）は視認できなかった。次に、形成体（１）を、第二の観察角度（Ｅ２）から観察したところ、第二の画像（８）がマゼンタ色で視認でき、第一の画像（７）及び第三の画像（９）は、視認できなかった。さらに、形成体（１）を第三の観察角度（Ｅ３）から観察したところ、第一の画像（７）及び第二の画像（８）の合成画像である第三の画像（９）が紫色で視認できた。 When the formed body (1) produced in Example 1 was observed with the naked eye from the first observation angle (E1), the first image (7) was visible in cyan, and the second image (8). And the third image (9) was not visible. Next, when the formed body (1) was observed from the second observation angle (E2), the second image (8) was visually recognized in magenta, and the first image (7) and the third image ( 9) was not visible. Further, when the formed body (1) is observed from the third observation angle (E3), the third image (9), which is a composite image of the first image (7) and the second image (8), is purple. Was visible.
（実施例２）
実施例２として、図１７（ａ）に示した第三要素構成により形成体（１）を作製した。形成体（１）は、基材（２）としてフォーム紙（日本製紙製 ＮＰＩフォーム紙 ８１．４ｇ／ｍ２）を用いた。基材（２）上に、スクリーン印刷機（ＲＡＮＡＳ製 ＭＦ―２５０）を用いて、スクリーン印刷用ＵＶ硬化型インキにより、凸状万線（３）を形成した。凸状万線（３）は、２００μｍの画線であり、ピッチ（ｄ）を５００μｍとした。
(Example 2)
As Example 2, a formed body (1) was produced with the third element configuration shown in FIG. In the formed body (1), foam paper (NPI foam paper 81.4 g / m 2 manufactured by Nippon Paper Industries Co., Ltd.) was used as the base material (2). Convex lines (3) were formed on the substrate (2) with a UV curable ink for screen printing using a screen printer (MF-250 manufactured by RANAS). The convex line (3) is an image line of 200 μm, and the pitch (d) is 500 μm.
第一の要素（１０）を、図６（ａ）に示した７０μｍの一定幅の画線として形成し、第二の要素（１１）を、図６（ａ）に示した７０μｍの一定幅の画線として形成した。また、第一の要素（１０）は、オフセットインキ（Ｔ＆Ｋ ＴＯＫＡ製 ＢＯ特練ＰＡＮＴＯＮＥ紫）を用いて印刷し、第二の要素（１１）は、オフセットインキ（Ｔ＆Ｋ ＴＯＫＡ製 ＢＯ特練ＰＡＮＴＯＮＥ緑）を用いて印刷した。なお、第一の要素（１０）及び第二の要素（１１）は、各々オフセット印刷機（下垣鉄工所製 ＥＰ―６０）により基材（２）上に形成した。 The first element (10) is formed as an image line having a constant width of 70 μm shown in FIG. 6 (a), and the second element (11) is formed with a constant width of 70 μm shown in FIG. 6 (a). Formed as a streak. The first element (10) is printed using offset ink (BO special PANTON purple made by T & K TOKA), and the second element (11) is offset ink (BO special PANTON green made by T & K TOKA). Was used for printing. In addition, the 1st element (10) and the 2nd element (11) were each formed on the base material (2) with the offset printing machine (Shemogaki Iron Works EP-60).
実施例２にて作製した形成体（１）を、第一の観察角度（Ｅ１）から肉眼で観察したところ、第一の画像（７）が紫色で視認できた。 When the formed body (1) produced in Example 2 was observed with the naked eye from the first observation angle (E1), the first image (7) was visible in purple.
次に、形成体（１）を、基材（２）に対して視点を第一の観察角度（Ｅ１）から第三の観察角度（Ｅ３）へと徐々に変化させたところ、その観察角度の変化に伴い、第一の画像（７）においては、紫色に対して緑色が混色する比率が徐々に多くなった。つまり、第一の画像（７）は、肉眼において、紫色から緑成分の多い茶色へと徐々に変化して視認された。そして、視点が基材（２）に対して第三の観察角度（Ｅ３）となるとき、第一の画像（７）及び第二の画像（８）と同一の第三の画像（９）が紫色と緑色が同じ比率で混色した茶色として視認できた。 Next, when the viewpoint of the formed body (1) is gradually changed from the first observation angle (E1) to the third observation angle (E3) with respect to the base material (2), With the change, in the first image (7), the ratio of green to purple is gradually increased. That is, the first image (7) was visually recognized by the naked eye, gradually changing from purple to brown with a large green component. And when a viewpoint turns into a 3rd observation angle (E3) with respect to a base material (2), the 3rd image (9) same as a 1st image (7) and a 2nd image (8) is obtained. It was visible as a brown color in which purple and green were mixed in the same ratio.
さらに、形成体（１）を、基材（２）に対して視点を第三の観察角度（Ｅ３）から第二の観察角度（Ｅ２）へと徐々に変化させたところ、その観察角度の変化に伴ない、第一の画像（７）においては、紫色に対して緑色が混色する比率が徐々に多くなった。つまり、第一の画像（７）は、肉眼において、茶色から緑へと徐々に変化して視認された。そして、視点が基材（２）に対して第二の観察角度（Ｅ２）となるとき、第一の画像（７）と同一である第二の画像（８）が緑色で視認できた。 Furthermore, when the formed body (1) is gradually changed from the third observation angle (E3) to the second observation angle (E2) with respect to the base material (2), the change in the observation angle is observed. As a result, in the first image (7), the ratio of green to purple is gradually increased. That is, the first image (7) was visually recognized with a gradual change from brown to green. And when a viewpoint became a 2nd observation angle (E2) with respect to a base material (2), the 2nd image (8) same as a 1st image (7) was visually recognizable in green.
以上、本発明に係る実施例１〜２に基づいて実施の形態を説明したが、上記実施例に限定されることなく特許請求の範囲記載の技術思想の範囲内で、更にいろいろな実施例があることは言うまでもない。 As mentioned above, although embodiment was described based on Examples 1-2 based on this invention, it is not limited to the said Example, In addition, in the range of the technical thought of a claim, various examples are more various. Needless to say.
１ 形成体
２ 基材
３ 凸状万線
４ 第一の側部
５ 第二の側部
６ 頂上部
７ 第一の画像
８ 第二の画像
９ 第三の画像
１０ 第一の要素
１１ 第二の要素
１２ 隆起面
Ｘ 第一の方向
Ｅ１ 第一の観察角度
Ｅ２ 第二の観察角度
Ｅ３ 第三の観察角度
DESCRIPTION OF
Claims (9)
前記凸状万線は、各々が第一の側部及び第二の側部を有して配置され、
前記第一の要素は、前記第一の側部に前記基材とは異なる第一の色のインキにより複数配置されることで前記第一の画像を形成し、
前記第二の要素は、前記第二の側部に前記基材とは異なる第二の色のインキにより複数配置されることで前記第二の画像を形成し、
前記第一の要素により形成された前記第一の画像と、前記第二の要素により形成された前記第二の画像が合成されることで前記第三の画像が形成され、
前記第一の画像は、前記基材に対して第一の観察角度から視認可能な画像であり、前記第二の画像は、前記基材に対して第二の観察角度から視認可能な画像であり、前記第三の画像は、前記基材に対して第三の観察角度から視認可能な画像であることを特徴とする特殊潜像模様形成体。
Convex lines are formed on at least a part of the base material, and a plurality of first elements and second elements are arranged on the sides of the convex lines so that the first image, the second image, and the first image A latent image pattern formed body on which three images are formed,
The convex lines are each arranged with a first side and a second side,
The first element forms the first image by arranging a plurality of inks of a first color different from the base material on the first side,
The second element forms the second image by being arranged with a plurality of inks of a second color different from the base material on the second side part,
The first image formed by the first element and the second image formed by the second element are combined to form the third image,
The first image is an image that is visible from the first observation angle with respect to the base material, and the second image is an image that is visible from the second observation angle with respect to the base material. And the third image is an image visible to the substrate from a third observation angle.
前記対応して配置された前記第一の要素及び前記第二の要素により、前記第一の画像及び前記第二の画像が重複した領域が形成され、
前記重複した領域は、前記第三の観察角度において、前記第一の色及び前記第二の色が混色として視認されることを特徴とする請求項１記載の特殊潜像模様形成体。 The first element and the second element are arranged at least partially corresponding to one convex line,
A region where the first image and the second image overlap is formed by the first element and the second element arranged in correspondence with each other,
2. The special latent image pattern formed body according to claim 1, wherein the overlapping region is visually recognized as a mixed color of the first color and the second color at the third observation angle.
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