JP5024178B2 - 画像処理装置、及び画像処理方法 - Google Patents
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Description
まず、本発明の好適な実施形態について詳細に説明するに先立ち、当該実施形態に係る符号化/復号処理の概要について簡単に説明する。但し、ここで説明する内容は、同実施形態の技術的特徴を理解するための一助とすべく外延的内容のみが記載されたものであり、同実施形態の特徴部分については後段において詳述することとする。
ここで、図1を参照しながら、画像処理装置10の機能構成について説明する。図1は、画像処理装置10の機能構成の一例を示す説明図である。この画像処理装置10は、入力された画像信号を符号化する機能を有する。この機能は、例えば、図17に示す情報処理装置のハードウェア構成例の中で、ROM904、RAM906、記憶部920、又はリムーバブル記録媒体928等に記録されたプログラムにより実現されうる。具体的には、同プログラムがCPU902により実行されることで、種々の機能が実現される。
DCレベルシフト部12は、入力される画像データ(原画像)の全画素値に対し、直流成分(DC成分)のレベルシフトを施す。より具体的には、原画像に含まれる画素値のダイナミックレンジが半分になるように全画素の画素値が一様に減算される。従って、DCレベルシフトが施されると、原画像の分布中心が0になる。例えば、正の整数値(0〜255)で明度が表現されるRGB信号は一様に128が減算される。一方、YCbCr等のように輝度−色差表現を持つ信号は、正値を持つ輝度成分のみがDCレベルシフトされる(図2及び図3を参照)。こうしたDCレベルシフトは、後述するウェーブレット変換の処理効率を向上させ、結果的に画像データの圧縮率向上に寄与する。
ウェーブレット変換部14は、DCレベルシフト部14から入力された信号に対し、ウェーブレット変換を施す。このウェーブレット変換は、JPEG標準やMPEG標準で採用された離散コサイン変換(DCT;Discrete Cosine Transform)に比べて圧縮効率が高く、多重解像度表現が可能であるといった利点を有する。尚、ウェーブレット変換部14によるウェーブレット変換には、例えば、ドベシィのウェーブレットやハールのウェーブレット等が用いられる。実際には、ドベシィの直交フィルタである実数型9/7フィルタや整数型5/3フィルタが用いられることが多い。
ここで、図6、及び図7を参照しながら、ウェーブレット変換後の係数分布について簡単に説明する。図6は、ウェーブレット変換して得られた係数の低周波成分に関する係数分布を示す説明図である。図7は、ウェーブレット変換して得られた係数の高周波成分に関する係数分布を示す説明図である。但し、ここに示した係数分布は、説明のために模式的に示したものであり、特定の画像に対する正確な係数分布を示すものではない。
再び図1を参照する。量子化部16は、ウェーブレット変換部14から入力された係数を量子化する。例えば、量子化部16は、所定の量子化ステップサイズで係数を除算することにより量子化係数を生成する。尚、画像信号のエネルギーは、低周波成分に集中していることが多い。また、人間の視覚上、低周波成分の劣化が目立ちやすいという特性がある。これらの特性を考慮し、量子化部16は、低周波成分のサブバンドにおける量子化ステップサイズが小さくなるように重み付けしてもよい。この重み付けにより、低域成分に比較的多くの情報量が割り当てられるため、画質が向上する。さて、量子化部16により生成された量子化係数は、後述するエントロピー符号化部18に入力される。
エントロピー符号化部18は、量子化部16で生成された量子化係数を符号化して符号化コードストリームを生成する。エントロピー符号化部18は、符号化方式として、例えば、ハフマン符号化方式や算術符号化方式等を利用する。上記の通り、エントロピー符号化部18に入力される量子化係数は、ウェーブレット変換部14によりライン単位でウェーブレット変換が施され、量子化部16により量子化されたデータである。そこで、エントロピー符号化部18は、ウェーブレット変換で分割された帯域毎に独立してMライン単位(M≧1)で量子化係数を符号化する。
レート制御部20は、最終的に目標のビットレート又は圧縮率に適合させるために量子化部16を制御する。例えば、レート制御部20は、ビットレートを上げる場合に量子化ステップサイズが小さくなるように量子化部16を制御し、ビットレートを下げる場合に量子化ステップサイズが大きくなるように量子化部16を制御する。また、レート制御部20は、レート制御後の符号化コードストリームを外部に出力する。
ここで、図8を参照しながら、上記の画像処理装置10による処理の流れについて簡単に説明する。図8は、画像処理装置10による一連の処理の流れを示す説明図である。
次に、図9を参照しながら、画像処理装置30の機能構成について説明する。図9は、画像処理装置30の機能構成の一例を示す説明図である。この画像処理装置30は、符号化された画像信号を復号する機能を有する。この機能は、例えば、図17に示す情報処理装置のハードウェア構成例の中で、ROM904、RAM906、記憶部920、又はリムーバブル記録媒体928等に記録されたプログラムにより実現されうる。具体的には、同プログラムがCPU902により実行されることで、種々の機能が実現される。
エントロピー復号部32は、入力された符号化コードストリームをエントロピー復号して量子化係数を算出する。エントロピー復号の方式としては、上記の画像処理装置10が有するエントロピー符号化部18の符号化方式に対応してハフマン復号方式や算術復号方式等が利用される。エントロピー復号部32により算出された量子化係数は、逆量子化部34に入力される。
逆量子化部34は、入力された量子化係数を逆量子化して元の係数を算出する。より具体的に述べると、逆量子化部34は、量子化係数に量子化ステップサイズを乗算することにより逆量子化して係数を算出する。この量子化ステップサイズは、例えば、符号化コードストリームのヘッダ部分等に記述されている。逆量子化部34により算出された係数は、ウェーブレット逆変換部36に入力される。
ウェーブレット逆変換部36は、入力された係数に基づいて元の画像信号(但し、DCレベルシフト後の信号)を復元する。このとき、ウェーブレット逆変換部36は、上記の画像処理装置10が有するウェーブレット変換部14と逆の工程を経て元の画像信号を生成する。例えば、ウェーブレット逆変換部36は、分割レベル毎に高周波成分と低周波成分とをアップサンプリングし、それぞれハイパス合成フィルタ、及びローパス合成フィルタを通過させてから加算する。この一連の処理を繰り返すことにより、元の画像信号が復元される。ウェーブレット逆変換部36により復元された元の画像信号は、DCレベル逆シフト部38に入力される。
DCレベル逆シフト部38は、入力された画像信号の全画素に対してレベルシフトを施す。つまり、DCレベル逆シフト部38は、上記の画像処理装置10が有するDCレベルシフト部12によりレベルシフトされた画像信号を元のレベルに戻す。従って、DCレベル逆シフト部38によりレベルシフトされるシフト量は、DCレベルシフト部12によるシフト量と同じであり、そのシフト方向(符号)が逆になる。DCレベル逆シフト部38によりレベルシフトされた画像信号は、外部に出力される。
次に、図10を参照しながら、上記の画像処理装置30による処理の流れについて簡単に説明する。図10は、画像処理装置30による一連の処理の流れを示す説明図である。
以上、本発明の実施形態に係る技術説明の前段として、画像信号の符号化/復号技術の概要について説明した。上記の通り、ウェーブレット変換処理、及びエントロピー符号化処理を利用して画像信号の符号化を実行する場合には、その前段において画像信号にDCレベルシフトを施すことで符号化効率を高めることができる。ところが、画像信号に含まれる全画素に対してDCレベルシフトを実行する場合、その処理にかかる演算量が少なくないという問題がある。
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。本実施形態は、画像信号のウェーブレット変換を効率化するために利用されるDCレベルシフトの演算量を低減させる技術に関する。特に、ウェーブレット変換の後段において、画像信号の低周波成分に対応する係数にのみDCレベルシフトを施すことで、DCレベルシフトにかかる演算量を大幅に削減するものである。
まず、図11を参照しながら、本実施形態に係る画像処理装置100の機能構成について説明する。図11は、本実施形態に係る画像処理装置100の機能構成の一例を示す説明図である。尚、以下の説明において、上記の画像処理装置10と実質的に同一の機能構成については詳細な説明を省略することがある。
ウェーブレット変換部102は、入力された画像信号に対してウェーブレット変換を施す。このウェーブレット変換部102の機能は、上記の画像処理装置10が有するウェーブレット変換部14と同じである。但し、入力される画像信号は、DCレベルシフトされてないものである点に注意されたい。ウェーブレット変換部102により算出された係数は、低周波成分DCレベルシフト部104に入力される。但し、低周波成分DCレベルシフト部104では低周波成分に対応する係数のみが利用されるため、高周波成分に対応する係数は、後述する符号化処理部106に直接入力されるように構成されていてもよい。
Daubechies)のウェーブレットやハール(Haar)のウェーブレット等が用いられる。より具体的には、例えば、ドベシィの直交フィルタである実数型9/7フィルタや整数型5/3フィルタが用いられる。これらのフィルタによる直流成分の利得は、低域通過フィルタにおいて1であり、広域通過フィルタにおいて0である。もちろん、本実施形態に係るウェーブレット変換には、低域通過フィルタの利得がg(≠1)のフィルタを用いることもできる。この場合、後述する低周波成分DCレベルシフト部104のシフト量が利得gに依存した値になる。
低周波成分DCレベルシフト部104は、ウェーブレット変換部102により算出された係数のうち、画像信号の最低周波成分に対応する係数に対してDCレベルシフトを施す。このとき、低周波成分DCレベルシフト部104は、高周波成分に対応する係数に対してDCレベルシフトを施さない。このように、DCレベルシフトが施される範囲が制限されることで、画像信号の全画素に対してDCレベルシフトを施す場合に比べて大きく演算量を低減させることができる。低周波成分DCレベルシフト部104によりレベルシフトされた係数は、符号化処理部106に入力される。
ここで、図12、及び図13を参照しながら、ウェーブレット変換後の係数分布について簡単に説明する。図12は、ウェーブレット変換して得られた係数の低周波成分に関する係数分布を示す説明図である。図13は、ウェーブレット変換して得られた係数の高周波成分に関する係数分布を示す説明図である。但し、ここに示した係数分布は、説明のために模式的に示したものであり、正確な係数分布を示すものではない。
再び図11を参照する。符号化処理部106は、低周波成分DCレベルシフト部104、及びウェーブレット変換部102から入力された係数を符号化する。符号化処理部106は、上記の画像処理装置10が有する符号化ブロックに相当する。つまり、符号化処理部106は、上記の画像処理装置10を構成する量子化部16、エントロピー符号化部18、及びレート制御部20の機能を有する。符号化処理部106により符号化された係数は、符号化コードストリームとして外部に出力される。
ここで、図14を参照しながら、本実施形態に係る符号化処理方法について説明する。図14は、本実施形態に係る符号化処理方法の流れを示す説明図である。
次に、図15を参照しながら、本実施形態に係る画像処理装置300の機能構成について説明する。図15は、本実施形態に係る画像処理装置300の機能構成の一例を示す説明図である。この画像処理装置300は、符号化された画像信号を復号する機能を有する。この機能は、例えば、図17に示す情報処理装置のハードウェア構成例の中で、ROM904、RAM906、記憶部920、又はリムーバブル記録媒体928等に記録されたプログラムにより実現されうる。具体的には、同プログラムがCPU902により実行されることで、種々の機能が実現される。
エントロピー復号部302は、入力された符号化コードストリームをエントロピー復号して量子化係数を算出する。エントロピー復号の方式としては、例えば、ハフマン復号方式や算術復号方式等が利用される。エントロピー復号部302により算出された量子化係数は、逆量子化部304に入力される。
逆量子化部304は、入力された量子化係数を逆量子化して元の係数を算出する。より具体的に述べると、逆量子化部304は、量子化係数に量子化ステップサイズを乗算することにより逆量子化して係数を算出する。この量子化ステップサイズは、例えば、符号化コードストリームのヘッダ部分等に記述されている。逆量子化部304により算出された係数は、低周波成分DCレベルシフト部306に入力される。
低周波成分DCレベル逆シフト部306は、入力された係数のうち、最低周波数成分の係数に対して逆方向にDCレベルシフトを施す。この逆方向とは、上記の画像処理装置100等により施されたDCレベルシフトと逆方向にレベルシフトすることを意味する。
ウェーブレット逆変換部308は、入力された係数に基づいて元の画像信号を復元する。例えば、ウェーブレット逆変換部308は、分割レベル毎に高周波成分と低周波成分とをアップサンプリングし、それぞれハイパス合成フィルタ、及びローパス合成フィルタを通過させてから加算する。この一連の処理を繰り返すことにより、元の画像信号が復元される。ウェーブレット逆変換部308により復元された元の画像信号は、外部に出力される。
次に、図16を参照しながら、本実施形態に係る画像処理装置300による処理の流れについて簡単に説明する。図16は、本実施形態に係る画像処理装置300による一連の処理の流れを示す説明図である。
上記装置が有する各構成要素の機能は、例えば、図17に示すハードウェア構成を有する情報処理装置により、上記の機能を実現するためのコンピュータプログラムを用いて実現することが可能である。図17は、上記装置の各構成要素が有する機能を実現することが可能な情報処理装置のハードウェア構成を示す説明図である。この情報処理装置の形態は任意であり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、PHS(Personal Handy−phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯情報端末、ゲーム機、又は各種の情報家電等の形態がこれに含まれる。
上記装置が有する各機能構成は、例えば、図18に示すデジタルトライアックスシステムに含まれるハードウェア構成により実現することも可能である。図18は、デジタルトライアックスシステムのハードウェア構成の一例を示す説明図である。以下の説明の中では、デジタルトライアックスシステムのことを単にトライアックスシステムと呼ぶ。
トライアックスシステムは、テレビジョン放送局や制作スタジオにおいて、スタジオ収録や中継などの際に利用されるシステムである。また、トライアックスシステムは、ビデオカメラと、カメラコントロールユニットやスイッチャとを接続する1本の同軸ケーブルにより、映像信号、音声信号、同期信号等の信号を重畳させて送信することができる。近年、放送局内で用いるトライアックスシステムのデジタル化が進んでいる。そのため、トライアックスシステム内で伝送されるデジタル信号にも符号化技術が適用されうる。
図18に示すように、トライアックスシステムは、主に、ビデオカメラ部702と、モニタ704と、音声入出力部706と、送信ユニット708と、カメラ制御ユニット710と、トライアックスケーブル712とにより構成される。
送信ユニット708は、ビデオ信号符号化部732と、ビデオ信号復号部744と、デジタル変調部734と、デジタル復調部742と、アンプ736、740と、ビデオ分離/合成部738とを含む。
さて、カメラ制御ユニット710は、ビデオ分離/合成部752と、アンプ754、768と、フロントエンド(ゲイン制御部766、フィルタ756)と、デジタル復調部758と、デジタル変調部764と、ビデオ信号復号部760と、ビデオ信号符号化部762とを含む。
図18に示すトライアックスシステムの中で、ビデオ信号符号化部732、762は、上記の画像処理装置100に対応する。また、ビデオ信号復号部744、760は、上記の画像処理装置300に対応する。例えば、送信ユニット708の中で、ビデオ信号符号化部732は、デジタルビデオ信号に対してウェーブレット変換、及びエントロピー符号化等の処理を施して符号化コードストリームを出力する。同様に、カメラ制御ユニット710の中で、ビデオ信号符号化部762は、外部から入力されたリターン用のデジタルビデオ信号に対し、ウェーブレット変換やエントロピー符号化を施して符号化コードストリームを出力する。そして、これらの符号化コードストリームは、トライアックスケーブル712を介して伝送される。
上記装置が有する各機能構成は、例えば、図19に示す無線伝送システムに含まれるハードウェア構成により実現することも可能である。図19は、無線伝送システムのハードウェア構成の一例を示す説明図である。
送信ユニット804は、ビデオ信号符号化部832と、デジタル変調部834と、無線通信部836とを含む。このビデオ信号符号化部832は、上記の画像処理装置100に対応する。つまり、ビデオカメラ部802から入力されたデジタルビデオ信号は、ビデオ信号符号化部832においてウェーブレット変換、及びエントロピー符号化が施され、符号化コードストリームとしてデジタル変調部834に入力される。
受信ユニット806は、無線通信部854と、フロントエンド(ゲイン制御部856、フィルタ858)と、デジタル復調部860と、ビデオ信号復号部862とを含む。このビデオ信号復号部862は、上記の画像処理装置300に対応する。
102 ウェーブレット変換部
104 低周波成分DCレベルシフト部
106 符号化処理部
300 画像処理装置
302 エントロピー復号部
304 逆量子化部
306 低周波成分DCレベル逆シフト部
308 ウェーブレット逆変換部
Claims (6)
- 画像信号にウェーブレット変換を施すウェーブレット変換部と、
前記ウェーブレット変換部から出力された最低周波数成分の係数に対し、ダイナミックレンジが低減するように当該係数に対してレベルシフトを施すレベルシフト部と、
前記レベルシフト部から出力された係数、及び前記ウェーブレット変換部から出力された前記最低周波数成分以外の係数を符号化する符号化部と、
を備える、画像処理装置。 - 前記画像信号の階調数がL、前記ウェーブレット変換に含まれる低域通過フィルタの利得がg、かつ、当該ウェーブレット変換のレベルがn(nは自然数)の場合、前記レベルシフト部は、前記係数からg(2*n)*L/2を減算することで当該係数をレベルシフトさせる、請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記レベルシフト部は、前記最低周波数成分の全係数に対する平均値を前記各係数から減算することで当該各係数をレベルシフトさせ、
前記符号化部は、出力する符号語に前記平均値を加える、請求項1に記載の画像処理装置。 - 画像信号にウェーブレット変換が施される変換ステップと、
前記変換ステップで得られた最低周波数成分の係数に対し、ダイナミックレンジが低減するように当該係数に対してレベルシフトが施されるレベルシフトステップと、
前記レベルシフトステップで得られた係数、及び前記変換ステップで得られた前記最低周波数成分以外の係数が符号化される符号化ステップと、
を含む、画像処理方法。 - ウェーブレット変換、及びレベルシフトが施された上で符号化された画像信号を復号してウェーブレット係数を出力する復号部と、
前記復号部から出力されたウェーブレット係数のうち、最低周波数成分のウェーブレット係数に対して前記レベルシフトとは逆方向にレベルシフトを施す逆レベルシフト部と、
前記最低周波数成分以外のウェーブレット係数、及び前記レベルシフト部により逆方向にレベルシフトされたウェーブレット係数に対して逆ウェーブレット変換を施す逆ウェーブレット変換部と、
を備える、画像処理装置。 - ウェーブレット変換、及びレベルシフトが施された上で符号化された画像信号が復号されてウェーブレット係数が出力される復号ステップと、
前記復号ステップで出力されたウェーブレット係数のうち、最低周波数成分のウェーブレット係数に対して前記レベルシフトとは逆方向にレベルシフトが施される逆レベルシフトステップと、
前記最低周波数成分以外のウェーブレット係数、及び前記レベルシフトステップで逆方向にレベルシフトされたウェーブレット係数に対して逆ウェーブレット変換が施される逆ウェーブレット変換ステップと、
を含む、画像処理方法。
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