JP5021759B2 - デジタル画像シーケンスのビデオコーディング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタル画像シーケンスのビデオコーディング方法、ならびに画像の送信方法、および符号化された画像の復号方法に関する。さらに本発明は、符号化画像を送信する相応の送信機、送信された符号化画像を受信し復号する相応の受信機に関する。
デジタル画像をビデオコーディングする多数の方法が存在する。これらの方法は部分的に相応の規格、例えばH.264/MPEG-4 AVCに規定されている。公知のビデオコーディング方法では、デジタル画像が画像群(いわゆるGOP= Group of Pictures)に配置され、その中で個々の画像が符号化される。効率的な符号化を達成するために、画像の選択部分だけがシーケンスの別の画像に依存しないで完全にフレーム内符号化される。残りの画像には予測が施される。この予測では、それぞれの画像に対して動きベクトルが検出される。この動きベクトルは、基準画像を基準にした画像ブロックのずれを記述する。このようにして予測画像が求められ、元の画像と予測画像との間の予測誤差が符号化され、動きベクトルとともに伝送される。予測によって符号化された、画像群の画像はインターピクチャと称される。なぜならこの画像は1つまたは複数の基準画像を基準にして符号化されているからである。
符号化されたビデオコンテンツを伝送するために例えば放送チャネルを使用することができ、これにより任意のユーザが相応に符号化されたコンテンツを受信することができる。ここで従来技術からマルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス(MBMS)も公知であり、これにより将来的に、符号化されたビデオコンテンツが移動無線を介して伝送される。放送チャネルを介する伝送の場合、ユーザの相応の端末機により放送チャネルを切り換える際にシステマチックな遅延が発生するという問題がある。この遅延はとりわけ、符号化ビデオストリーム内でランダムアクセスのためのポイント(いわゆるランダムアクセスポイント)を発見しなければならないからであり、このアクセスポイントから、ビデオデータストリームを受信するビデオデコーダがこのビデオデータストリームを処理することができる。この形式の遅延は、いわゆるビデオチューニングディレイと称される。ここでランダムアクセスのためのポイントは、別の画像を考慮しないで符号化されたイントラピクチャである。画像の一部だけがイントラピクチャであるから、放送チャネルの切り換え時に相応のイントラピクチャが受信されるまでの遅延が発生する。
符号化されたビデオコンテンツを伝送する際にはエラー補正方法が頻繁に使用され、とりわけ従来技術から十分に公知の前方誤り訂正(以下、FEC)が使用される。このようなエラー保護方法では、ビデオ画像を含むデータパケットの他に冗長パケットも伝送される。この冗長パケットにより、伝送エラーがある場合にビデオデータのエラー補正を実行することができる。誤り訂正方法を使用する場合には、誤り訂正を実行するために十分なビデオデータと冗長データが受信されるまで所定の時間を待機しなければならない。これにより初期遅延と称されるさらなる遅延が発生する。
以下、図1から図4に基づき従来技術の種々のアプローチを説明する。これらのアプローチにより、放送チャネルの切り換えの際に、符号化ビデオストリームの上記遅延を緩和することができる。
図1は、従来技術から公知の、画像群GOPを符号化するための従来の予測構造を示す。ここおよび以下では、イントラピクチャに参照符合Ix(x=整数)を付し、インターピクチャに参照符合PxないしはNxを付す。ここで参照符合Pxの画像は、ここから画像群GOPのさらなる画像が予測されるインターピクチャであり、これに対して参照符合Nxの画像は、ここから画像群GOPのさらなる画像が予測されない非基準画像である。さらにすべての図面に示された画像シーケンスはビデオストリームの元の順序で再現されている。すなわち画像シーケンスの画像が順次連続する自然の時間的順序で再現されている。時間軸は以下のすべての図面で水平方向に左から右に経過し、比較的に大きな数字は相応する画像が比較的後の時点で表示されることを意味する。矢印は以下のすべての図面で、どの画像が画像の予測に用いられるかを意味する。すなわち矢印は、予測の行われる基準画像から、この基準画像から予測された予測画像までを示す。
図1の従来の予測構造では、画像群GOPが例えば8つの画像からなり、画像シーケンスの第1画像I0がフレーム内符号化され、後続のすべての画像P1からN7がフレーム間符号化される。ここで予測のためには時間的に先行する画像が常に使用される。通常、画像群GOPは図1に示された順序で伝送される。このとき伝送の終了時には再度、冗長情報FECがエラー保護のために追加される。したがって従来の伝送順序は次のとおりである。
I0 P1 P2 P3 P4 P5 P6 P7 FEC。
ここで「FEC」エラー保護データとは、GOPのエラーのあるデータを復元するために使用することのできるデータであると理解されたい。
さらに画像を変更された伝送順序で伝送することも公知である。この変更された伝送順序とは、従来の伝送順序とは反対の順序であり、次のとおりである。
P7 P6 P5 P4 P3 P2 P1 I0 FEC。
この変更された伝送順序により、画像群GOPに切り換えられる際に、少なくとも最後に受信された画像は復号することができるようになる。なぜならこの画像は他の画像からの情報を必要としないか、またはわずかしか必要としないからである。従来の伝送順序と同様に、冗長データは変更された伝送順序でも最後に送信される。
非特許文献1ではさらに、図1に対して変更された予測構造が提案されており、これが図2に示されている。この予測構造によれば、画像シーケンスは複数の非基準画像N1、N3、N5、N7を含み、これらからはこのシーケンスの他の画像が予測されない。さらに画像P2、P4、P6およびP8は直接先行する画像からは予測されず、画像I0とP4は時間的に後の画像の予測に複数回使用される。
上記非特許文献1からさらに、いわゆるマルチプル基準フレームの形態の別の予測構造が公知であり、この予測構造が図3に示されている。この構造によれば、1つのインターピクチャが複数の他の画像から予測される。このことは複数の矢印が1つのインターピクチャで終端していることにより示されている。例えばインターピクチャN5は時間的に先行の画像P4と、時間的に後続の画像P6およびP8から予測される。ここでマルチプル基準フレームによる予測を、従来技術から公知の双方向予測と混同してはならない。双方向予測では1つの画像の個々のブロックが、2つの異なる画像のブロックからの重み付けされた和によって予測される。マルチプル基準フレームによる予測では、観察されるインターピクチャの各画像ブロックが常にただ1つの画像から予測される。しかし各画像ブロックに対しては、相応の画像ブロックが予測される他の画像を使用することができる。
図3の予測構造にも、非基準画像N1、N3、N5、N7が含まれている。従来のように図2および図3の画像群の画像は、ストリームがその予測構造に基づいて符号化された順序で伝送される。従来の伝送順序は次のとおりである。
I0 P2 N1 P4 N3 P6 N5 P8 N7 FEC1 FEC2。
冗長情報はここでは2つの冗長ブロックFEC1とFEC2に分割されている。第1の冗長ブロックFEC1は画像I0、P2、P4、P6およびP8を保護し、第2の冗長ブロックFEC2は画像N1、N3、N5およびN7を保護する。
図2と図3の予測構造により、時間的にスケーラブルなビデオコーディングが複数の時間的解像度段階で行われる。第1の時間的解像度段階ではイントラピクチャI0だけが伝送される。第2の時間的解像度段階では、イントラピクチャI0の他に予測画像P2、P4、P6およびP8が伝送され、第3の時間的解像度段階では画像I0、P2、P4、P6およびP8の他に非基準画像N1、N3、N5およびN7が伝送される。現在伝送中のGOPに切り換える際に遅延をできるだけ小さくするために、画像を変更された伝送順序で配置することができる。これは次のとおりである。
FEC2 N1 N3 N5 N7 FEC1 P8 P6 P4 P2 I0。
ここで画像は時間的解像度段階の下降順序でサブシーケンスに次のように配置される。すなわち、まず最高の時間的解像度段階で付加される画像N1、N3、N5およびN7が伝送され、続いて次に低い時間的解像度段階で追加される画像P8、P6、P4およびP2が伝送される。伝送順序の最後にはイントラピクチャI0が伝送される。さらに相応する時間的解像度段階の冗長ブロックは、それぞれの時間的解像度段階で追加されるブロックのサブシーケンスの開始に常に配置される。
上記の変更された伝送順序により、GOPへの切り換え時に、GOPの開始部で、例えば画像N1、N3、N5およびN7のサブシーケンス内で比較的に時間的解像度の低い画像を表示することができる。なぜなら時間的解像度の低い画像P8,P6,P4,P2は後で伝送され、これらの画像は先行の画像情報を必要としないからである。しかし上記図2と図3の予測構造は、GOPへの切り換えの際に画像が不均質に再生されることがあるという欠点を有する。例えば画像P2とI0がGOPの最後で伝送されるので、この画像P2とI0だけが受信される場合、これらの画像はまず半分の時間的解像度で再生される。しかしこれらの画像はビデオストリームの自然の順序ではGOPの開始部にあるから、このことにより次のGOPの画像を表示するまでに非常に大きなギャップが発生してしまう。
さらに従来技術から図4に示された予測構造が公知である。これは非特許文献2に示されている。そこでは15の画像を有するGOPが示されており、イントラピクチャI7はGOPの開始部ではなく、中央に配置されている。この予測構造も時間的にスケーラブルである。最低の時間的解像度段階では、イントラピクチャI7だけが伝送され、第2の時間的解像度段階では画像I7の他に別の予測画像P1、P5、P9およびP13が伝送され、第3の時間的解像度段階ではさらに画像P3とP11が伝送され、最高の時間的解像度段階ではさらに非基準画像N0、N2、N4、N6、N8、N10、N12およびN14が伝送される。図4の予測構造は、時間的なスケーリングが規則的ではないという欠点を有する。なぜなら各時間的解像度段階(最低の時間的解像度段階は除外して)における画像の数を共通の係数により割り算できないからである。例えば2番目に高い時間的解像度段階の画像群が伝送される場合(すなわち画像N0からN14は省略される)、2つのGOP間には2つの画像からなるギャップが発生する。これに対して各GOP内では常に1つの画像からなる1つのギャップしか発生しない。これは、2番目に高い時間的解像度段階では、GOPの両終了部にある画像がそれぞれ省略されるからである。
Dong Tian, Vinod Kumar MV/ Miska Hannuksela, Stephan Wenger, Moncef Gabbouj, "Improved H.264/AVC Video Broadcast/Multicast", in Proceedings of SPIE Visual Communications and Image Processing 2005 (VCIP 2005), Bejing, China, July 2005. C. Bergeron, C. Lamy-Bergot, G. Pau, and B. Pesquet-Popescu, "Temporal Scalability through Adaptive M-Band Filter Banks for Robust H.264/MPEG4 AVC Video Coding", EURASIP Journal on Applied Signal Processing, vol. 2006, Articie ID 21930, 11 pages, 2006.
本発明の課題は、受信装置がビデオ画像を伝送するチャネルに切り替っても、ビデオ画像をできるだけ小さな遅延で均質に再生することのできるビデオコーディング方法および相応のビデオコーディング装置を提供することである。
この課題は独立請求項により解決される。本発明の有利な実施形態は従属請求項に記載されている。
本発明の方法では画像群が形成され、それぞれの画像群は、時間的に順次連続する複数の画像を元の時間的順序で含んでいる。ここで元の時間的順序は、ビデオストリームで再生されるシナリオの実際の時間的経過に相当する。
この方法では各画像群が次のようにコーディングされる。すなわち予測構造を形成し、この予測構造に従って画像群の1つまたは複数の画像をイントラピクチャとして決定し、このイントラピクチャはそれぞれフレーム内符号化され、この画像群の別の画像をインターピクチャとして決定し、このインターピクチャは画像群の少なくとも1つの基準画像から予測され、少なくとも1つの基準画像に基づいてフレーム間符号化される。この予測構造は次のように構成される:すなわち
i)各イントラピクチャは、画像群のうちこのイントラピクチャに対して時間的に早い少なくとも1つの基準画像と、このイントラピクチャに対して時間的に後の基準画像が予測される基準画像であり、
ii)インターピクチャは複数の非基準画像を含んでおり、これらの非基準画像からはシーケンスの画像は予測されないように構成される。
続いて画像群の符号化された画像から、時間的伝送順序の伝送シーケンスが形成される。ここでは符号化された非基準画像の少なくとも若干は伝送順序で最初の画像である。ここで伝送順序とは、画像が符号化後に続いて伝送される順序である。
本発明の方法では非基準画像が画像シーケンスの開始部にあることによって、画像群に切り換えられるときに、この画像群を比較的に低い時間的解像度で再生することができる。なぜなら他の画像の復号に必要ない画像が画像群の開始部で伝送されるからである。さらに画像を均質に再生することが、イントラピクチャを画像シーケンスの縁部に配置せず、このイントラピクチャから少なくとも1つの時間的に早い画像と時間的に遅い画像を予測することによって可能になる。
本発明の有利な実施形態では、符号化されたイントラピクチャが伝送順序で最後の画像として配置される。これによって、画像群に切り換えるときに比較的に後の時点で、画像群の少なくともフレーム内符号化された画像を引き続き再生することができる。
本発明の方法の有利な構成では符号化された非基準画像のすべてが最初の画像として伝送順序の開始部に配置される。さらに有利な変形実施例では、イントラピクチャは実質的に中央に配置される。このことは、画像群の画像数が奇数の場合、画像群の中央の画像がイントラピクチャであり、画像群の画像数が偶数の場合、画像群の画像数を2で割り算した結果の個所、またはこの結果に1をプラスした個所にイントラピクチャが配置されることにより達成される。
本発明の別の有利な実施形態では、画像群はインターピクチャとして非基準画像だけでなく、画像群の1つまたは複数の画像が予測される画像も含む。伝送順序ではこの符号化された基準画像が、符号化された若干の非基準画像と、符号化された1つまたは複数のイントラピクチャとの間に配置される。このようにして相応の画像が復号化の際にどれだけ重要であるかに応じて画像がランク付けされる。復号化の際にその画像が重要であればあるほど、この画像は伝送順序で比較的後に配置される。
本発明の別の有利な実施形態では、画像群に対してそれぞれの冗長データが、それぞれの画像群の伝送の際のエラー保護として形成される。この冗長データは伝送シーケンスの形成の際に伝送順序に挿入される。この場合、冗長データの一部を伝送順序で最初の画像の前に配置するのが有利である。なぜなら画像群に切り換えるときに本来の画像情報が、冗長情報が画像群の終了部にある場合よりも比較的に後の時点で続くからである。
本発明の別の実施形態では、それぞれの画像群が複数の時間的解像度段階にスケーラブルである。
最低の時間的解像度段階は符号化されたイントラピクチャだけを含み、比較的高い時間的解像度段階は符号化された画像の数を特徴とする。すなわち、次に低い時間的解像度段階と比較して高い時間的解像度段階では画像が追加される。このようにして本発明がスケーラブルなビデオコーディングと有利に組み合わされる。ここで有利には、符号化された画像は伝送順序でサブシーケンスに配置され、これらのサブシーケンスに時間的解像度段階が割り当てられる。
それぞれのサブシーケンスは、次に低い時間的解像度段階と比較してそれぞれのサブシーケンスに割り当てられた時間的解像度段階で追加される符号化画像を含んでおり、このサブシーケンスは伝送順序は、時間的解像度段階が下降する順番に配置される。これによって画像群への切り換えの際に、画像のできるだけ高い時間的解像度段階が維持される。
本発明の別の構成では、サブシーケンスの少なく一部に対してそれぞれ別個の冗長データが形成される。この冗長データは伝送順序で相応のサブシーケンスのそれぞれ前に配置される。
これによってエラー保護を時間的解像度段階に応じてフレキシブルに設定することができる。相応の冗長データは少なくとも部分的に異なるエラー保護度を有し、サブシーケンスの冗長データに対するエラー保護度は、サブシーケンスの時間的解像度段階が高ければ高いほど低い。
本発明の別の有利な実施形態では、規則的な時間スケーラビリティが次のようにして保証される。すなわち時間的解像度段階が係数によって特徴付けられ、最低の時間的解像度段階を除いてすべての時間的解像度段階が前記係数により余りなしで割り切れるような画像数を有する。
本発明の方法の別の有利な構成では、少なくとも1つの非基準画像に所定数の画像が割り当てられるような予測構造となる。非基準画像は所定数の画像のうち、最小の予測数により形成される画像から予測される。したがって1つの画像の予測には、先行の予測ステップが可及的に少数である画像が常に使用される。これによりエラー頑強性が高まる。なぜなら、伝送にエラーがある場合でも、エラー伝搬が小さいからである。ここで有利には所定数の画像は、画像順序で非基準画像に時間的に最も近い2つの基準画像である。すなわち非基準画像ではない時間的に最も近い2つの画像である。
本発明の別の実施形態では、インターピクチャの少なくとも一部が複数の別の画像から予測される。インターピクチャの少なくとも一部のそれぞれのインターピクチャは複数のブロックに分割され、各ブロックに対して個別の画像が、このブロックが予測される複数の別の画像から設定される。これにより本発明の方法が、冒頭に述べたマルチプル基準フレームによる予測と組み合わせられる。
上記のビデオコーディング方法の他に、さらに本発明はデジタル画像シーケンスの送信方法に関するものである。デジタル画像シーケンスは本発明の方法により符号化され、引き続き画像は伝送シーケンスの時間的伝送順序で送信される。ここで送信は有利には放送サービスを介して1つまたは複数の放送チャネルで行われる。
上記のビデオコーディング方法の他に本発明はさらに、デジタル画像シーケンスの相応の復号方法に関するものである。デジタル画像シーケンスは本発明の方法により復号され、送信される。復号方法では、シーケンスの画像群の符号化された画像が伝送シーケンスで受信される。引き続き、使用される予測構造に依存して各伝送シーケンスの符号化画像が復号される。最後に、各伝送シーケンスの復号された画像は、画像群の元の時間的順序で読み出され、これにより元のビデオストリームが復元される。
上記の方法の他に、本発明はさらにデジタル画像シーケンスを送信するための相応の送信機に関するものである。この送信機は、本発明のコーディング方法ならびに本発明の任意の変形実施例による符号化画像の送信を可能にする手段を有する。
さらに本発明は、本発明の方法により送信されたデジタル画像シーケンスを受信し、復号するための受信機に関するものである。この受信機は、上記の復号方法を実施できる手段を有する。
以下では本発明の実施例を添付の図面に基づき詳細に説明する。
従来技術の方法により符号化された画像群を示す図である。 従来技術の方法により符号化された画像群を示す図である。 従来技術の方法により符号化された画像群を示す図である。 従来技術の方法により符号化された画像群を示す図である。 本発明の方法により符号化された画像群を示す図である。 本発明の方法により符号化された画像群を示す図である。 本発明の方法により符号化された画像群を示す図である。 本発明の方法により符号化された画像群を示す図である。 本発明の方法により符号化された画像群を示す図である。 本発明の方法により符号化された画像群を示す図である。 本発明の方法により符号化された画像群を示す図である。 本発明の方法により符号化された画像群を示す図である。 本発明の送信機および本発明の受信機を有する、ビデオストリームのための伝送システムを示す図である。
図1から図4は、従来技術の方法により符号化された種々の画像群GOPを示す。図1から図4についてはすでに説明したので、これらの図面については立ち入らない。
図5は、本発明の方法の実施例により符号化された画像シーケンス中の画像群を示す。図示の予測構造は非特許文献2から公知である。
ここでは画像群GOPが7つの画像を有しており、ツリー状の予測が次にように形成される。すなわち画像群の中央の画像がイントラピクチャI3であり、このイントラピクチャから時間的に先行する画像P1および時間的に後続の画像P5が予測されるのである。画像P1からさらに非基準画像N0およびN2が予測され、画像P5から非基準画像N4とN6が予測される。図5の予測構造から本発明により伝送順序が形成される。この伝送順序は2つの別個の冗長ブロックFEC1とFEC2を有し、非基準画像が伝送順序の開始部にある。伝送順序は次のとおりである。
FEC2 N0 N2 N4 N6 FEC1 P1 P5 I3。
ここで冗長ブロックFEC2は非基準画像を保護し、冗長ブロックFEC1はイントラピクチャならびに画像P1とP5を保護する。これらの画像は非基準画像を予測するために使用される。
画像は画像シーケンスの元の順序では受信機内で復号されないから、これらの画像を後で表示するためには受信機側で、いわゆるプレイアウトバッファに記憶しなければならない。この場合、イントラピクチャI3の復号後に、まずこの画像を記憶しなければならない。これに続くインターピクチャP1の復号の後、I3とP1はメモリに留まる。これに続く非基準画像N0の復号の間、この画像も同様にプレイアウトバッファに記憶され、その後の復号後に表示のために読み出され、バッファから消去される。その後に、画像をそれぞれ復号した後のプレイアウトバッファのコンテンツである、コンテンツシーケンスが表示される。それぞれの時点でのバッファのコンテンツは括弧でまとめられ、この括弧内で一番右にある画像がそれぞれの時点で復号された画像である。さらに下線によりそれぞれの時点での復号後にバッファから読み出され、消去される画像が示されている。以下のコンテンツシーケンスパターンは、本発明の他の実施形態の説明でも使用される。図5の画像シーケンスに対するプレイアウトバッファのコンテンツシーケンスは次のとおりである。
(I3) (I3 P1) (I3 P1 N0) (I3 P1 N2) (I3 N2 P5) (I3 P5 N4) (P5 N4 N6) (P5 N6) (N6)。
したがい図5の実施例では、1つのプレイアウトバッファが3つの符号化画像により形成される。
上記の実施形態で、第1の冗長ブロックFEC1は画像I3、P1とP5を保護し、第2の冗長ブロックFEC2は画像N0、N2、N4およびN6を保護する。最後の画像は他の画像により予測のため使用されないから、この画像に対する保護は有利には比較的弱い。場合により、エラー保護FEC2は完全に省略することができる。この場合、基準画像I3、P1およびP5だけが保護される。これによって不均等なエラー保護UEP(UEP = Unequal Error Protection)が達成される。相応にして均等なエラー保護EEP(EEP = Equal Error Protection)では、両方のエラー保護ブロックFEC1とFEC2が1つのエラー保護ブロックFECにまとめられる。1つの画像が伝送の際に失われる(ここで、画像消失の際には均等分散を前提とする)ことから出発して、図5の予測構造に対しては消失画像の予想値Eが得られる。この予想値は次のとおりである。
E = 1/7*(4*1 + 2*3 + 1*7) = 2.43。
図6は、図5の予測構造の変形である予測構造を備える第2の変形実施例を示す。図6の予測構造では、いわゆる短縮予測経路が使用される。すなわち、非基準画像の予測の際には、基準画像としてそれ自体少数の予測から発生した画像を常に使用しようと試みられる。図6の例では、非基準画像N2とN4がそれぞれ少数の予測から発生した2つの隣接画像から予測される。すなわち図6では、画像N2が図5とは異なり画像P1からではなく、画像I3から予測され、画像N4は画像P5からではなく、画像I3から予測される。これにより誤り頑強性が向上する。なぜなら1つまたは複数の画像が消失する場合、残りの画像を復号できる確率が上昇するからである。図5の実施例と比較して、障害を受けた画像の予測値Eは次のとおりである。
E = 1/7*(4*1 + 2*2 + 1*7) = 2.14。
したがって誤り脆弱性が、図6の実施形態では図5の実施形態に対して低減される。
図6の実施形態の伝送順序は次のとおりである。
FEC2 N0 N2 N4 N6 FEC1 P1 P5 P6 I3。
ここで受信機のプレイバッファのコンテンツシーケンスは次のようになる。
(I3) (I3 P1) (I3 P1 N0) (I3 P1 N2) (I3 N2 N4) (I3 N4 P5) (N4 P5 N6) (P5 N6) (N6)。
図7は図6と同じ原理による予測構造を示すが、予測経路が短縮されている。しかし画像群の長さは15画像に高められている。ここでは多数の時間的なスケーラビリティ段階が得られ、エラー保護を個々のスケーラビリティ段階に分散する手段もより多くある。
図8は、3段階の規則的スケーラビリティを有する予測構造を示す。ここで規則的スケーラビリティとは、時間的解像度が順次連続する画像群GOPにわたって一定であり、とりわけ拡大されたギャップが画像群の間に発生しないことを意味する。図8の例では、ダイアディックな時間的スケーラビリティが示されている。ダイアディックとは、それぞれのスケーラビリティ段階ないし時間的解像度段階(最低のものを除いて)内の画像数が常に2で割り切れることを意味する。図8によれば、最低の第1のスケーラビリティ段階はイントラピクチャI4により示され、第2のスケーラビリティ段階は画像I4と別の画像N0、P2およびP6により形成され、第3のスケーラビリティ段階は最低のスケーラビリティ段階の画像および第2のスケーラビリティ段階の画像、さらに画像N1、N3、N5およびN7により形成される。本発明によれば図8の画像群の画像は、相応の冗長ブロックFEC1およびFEC2とともに次の伝送順序で配置される。
FEC2 N1 N3 N5 N7 FEC1 N0 P2 P6 I4。
ここで受信機のプレイバッファのコンテンツシーケンスは次のようになる。
(I4) (I4 P2) (I4 P2 N0) (I4 P2 N1) (I4 P2 N3) (I4 N3 N5) (I4 N5 P6) (N5 P6 N7) (P6 N7) (N7)。
ここで第1の冗長ブロックFEC1は画像I4、P2、N0およびP6を保護し、第2の冗長ブロックFEC2は画像N1、N3、N5およびN7を保護する。最後の画像は他の画像により予測のため使用されないから、この画像に対する保護は比較的弱い。このことは不均等なエラー保護を実現する。均等なエラー保護では、両方のエラー保護ブロックFEC1とFEC2が1つのエラー保護ブロックFECにまとめられる。
図9は、さらなる時間的スケーラビリティ段階を備える予測構造を示す。全体で図9の予測構造は4つのスケーラビリティ段階を含む。図8とは異なり、非基準画像N0は画像I4から直接予測され、画像P2からは予測されない。これによりさらなるスケーラビリティ段階が形成される。図9によれば、最低の第1のスケーラビリティ段階は画像I4からなる。第2のスケーラビリティ段階は画像I4とN0を含む。第3のスケーラビリティ段階では画像P2とP6が追加される。第4のスケーラビリティ段階には画像N1、N3、N5およびN7が補充される。さらなるスケーラビリティ段階に基づき、別個のさらなるエラー保護ブロックFEC3を形成することができる。ここで伝送順序は本発明より次のように選択される。
FEC3 N1 N3 N5 N7 FEC2 P2 P6 FEC1 N0 I4。
ここでプレイバッファのコンテンツシーケンスは次のようになる。
(I4) (I4 N0) (I4 P2) (I4 P2 N1) (I4 P2 N3) (I4 N3 N5) (I4 N5 P6) (N5 P6 N7) (P6 N7) (N7)。
この変形実施例でも不均等なエラー保護を達成することができる。冗長ブロックFEC1は画像I0とI4を保護し、FEC2は画像P2とP6を、そしてFEC3は画像N1、N3、N5およびN7を保護する。
図9の予測構造をわずかに変更することによって、プレイアウトバッファに対する要求が低減される。すなわち画像N1は画像P2からではなく、画像N0から予測される(すなわち画像N0が画像P0になる)。
図10は、多段階のダイアディック時間的スケーラビリティに対する本発明の予測構造の実施形態を示す。ここで画像群の長さは16の画像を含む。
本発明によれば図10に対して次の伝送順序となる。
FEC3 N1 N3 N5 N7 N9 N11 N13 N15 FEC2 N2 N6 N10 P14 FEC1 P0 P4 P12 I8。
ここでプレイバッファのコンテンツシーケンスは次のようになる。
(I8) (I8 P4) (I8 P4 P0) (I8 P4 N1) (I8 P4 N2) (I8 P4 N3) (I8 P4 N5) (I8 N5 N6) (I8 N6 N7) (I8 N7 N9) (I8 N9 N10) (N9 N10 P12) (N10 P12 N11) (P12 N11 N13) (P12 N13 P14) (N13 P14 N15) (P14 N15) (N15)。
図11と図12は、上記のマルチプル基準フレームを使用した予測構造を示す。これらのマルチプル基準フレームでは1つの画像の予測のために複数の基準画像を使用することができる。図11は、多段階のダイアディック時間的スケーラビリティに対する予測構造を示し、画像N1、N3およびN5に対しては2つの画像が、そして別のインターピクチャに対して1つの画像が予測に使用される。相応にして図12は、多段階のダイアディック時間的スケーラビリティに対する予測を示し、ここでは画像N1が3つの画像から、画像P2が2つの画像から、画像N3が2つの画像から、画像N5が2つの画像から、画像N7が2つの画像から、そして別のインターピクチャが1つの画像から予測される。
図11と12については、画像群GOPの画像に対し次のような伝送順序となる。
FEC3 N1 N3 N5 N7 FEC2 P2 P6 FEC1 P0 I4。
ここでプレイバッファのコンテンツシーケンスは次のようになる。
(I4) (I4 P0) (I4 P0 P2) (I4 P2 N1) (I4 P2 N3) (I4 N3 N5) (I4 N5 P6) (N5 P6 N7) (P6 N7) (N7)。
本発明の上記変形実施例から複数の利点が得られる。放送チャネルに切り替える際に均質な画像再生が可能となる。さらに均等な(例えばダイアディックな)時間的スケーラビリティによって、複数のスケーラビリティ段階をサポートすることができるようになる。例えば非基準画像に対するエラー保護が、これを正しく復号するのに十分でなければ、半分の時間的解像度(半分の画像再生速度)により残りのビデオストリームを表示することができる。時間的スケーラビリティが規則的でない場合、画像は不規則な時間間隔で表示されることとなる。このことは障害と感じられる。場合により2つの異なるサービスクラスを規定することもできる。この場合、一方のクラスは完全な時間的解像度であり、他方のクラスは低減された時間的解像とする。予測経路の短縮された本発明の変形実施例のさらなる利点は、伝送の誤り頑強性が向上することである。
図13は、本発明による伝送システムの概略図である。このシステムは、符号化された画像のビデオストリームを送信する送信機1を有する。この送信機は、画像群を形成するための手段2を有する。ここでそれぞれの画像群は、時間的に順次連続する複数の画像を元の時間的順序で含んでいる。さらに送信機1は、各画像群を符号化するための手段3を有する。この符号化は、予測構造を形成し、この予測構造に従って画像群の1つまたは複数の画像をイントラピクチャとして決定し、このイントラピクチャはフレーム内符号化され、この画像群の別の画像をインターピクチャとして決定し、このインターピクチャは画像群の少なくとも1つの基準画像からそれぞれ予測され、少なくとも1つの基準画像に基づいてフレーム間符号化される。この場合、予測構造は次のように構成される。すなわち、
i)各イントラピクチャは、画像群のうちこのイントラピクチャに対して時間的に早い少なくとも1つの基準画像と、このイントラピクチャに対して時間的に後の基準画像から予測され、
ii)インターピクチャは複数の非基準画像を含んでおり、これらの非基準画像からはシーケンスの画像は予測されないように構成される。
さらに送信機は、符号化された画像を送信するための手段4を有する。この手段4は、各画像群の符号化された画像から、時間的伝送順序である伝送シーケンスを形成し、符号化された画像をこの伝送順序で送信するように構成されている。この場合、符号化された非基準画像の少なくともいくつかは伝送順序で第1の画像である。
画像は送信機1から伝送区間5を介して、有利には1つまたは複数の放送チャネルを介して伝送される。これらの放送チャネルは受信機6により受信され、その中の符号化されたデータストリームを受信機6により読み出すことができる。受信機6はそのために、ビデオストリームの画像群の符号化画像の伝送シーケンスを受信するための手段7、各伝送シーケンスの画像を予測構造に依存して復号するための手段8、および各伝送シーケンスの復号された画像を画像群の元の時間的順序で読み出すための手段9を有する。

Claims (19)

  1. デジタル画像シーケンスのビデオコーディング方法において、
    ・画像群(GOP)が形成され、それぞれの画像群(GOP)は、時間的に順次連続する複数の画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)を元の時間的順序で含んでおり、
    ・各画像群(GOP)の符号化が、
    予測構造が形成され、この予測構造に従って画像群(GOP)の1つまたは複数の画像がイントラピクチャとして決定され、
    該イントラピクチャがそれぞれフレーム内符号化され、
    前記画像群(GOP)の別の画像がインターピクチャ(N0、P1、N2、N4、P5、N6)として決定され、
    該インターピクチャは画像群(GOP)の少なくとも1つの基準画像から予測され、少なくとも1つの基準画像に基づいてフレーム間符号化されるようにして行われ、
    前記予測構造は次のように構成されており:すなわち
    i)各イントラピクチャ(I3)は、前記画像群(GOP)のうち前記イントラピクチャ(I3)に対して時間的に先行する画像(P1)と、前記イントラピクチャ(I3)に対して時間的に後続の画像(P5)が予測される基準画像であり、
    ii)インターピクチャ(N0、P1、N2、N4、P5、N6)は複数の非基準画像(N0、N2、N4、N6)を含んでおり、これらの非基準画像からはシーケンスの画像は予測されないように構成されており、
    画像群(GOP)の符号化画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)から、時間的伝送順序の伝送シーケンスが形成され、ここで符号化された非基準画像(N0、N2、N4、N6)の少なくとも2つが伝送順序で最初の画像である、ことを特徴とする方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、
    符号化されたイントラピクチャ(I3)は伝送順序で最後の画像である方法。
  3. 請求項1または2記載の方法であって、
    符号化された非基準画像(N0、N2、N4、N6)のすべては伝送順序で最初の画像である方法。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項記載の方法であって、
    画像群(GOP)はイントラピクチャ(I3)を含み、
    該イントラピクチャは、画像群(GOP)の画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)数が奇数の場合は画像群(GOP)の中央の画像であり、画像群(GOP)の画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)数が偶数の場合は、画像群の画像数を2で割った結果またはこの結果に1を足した結果に相応する個所にある画像である方法。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項記載の方法であって、
    インターピクチャ(N0、P1、N2、N4、P5、N6)は、1つまたは複数の基準画像(P1、P5)を含んでおり、これらの基準画像から画像群(GOP)の1つまたは複数の画像(N0、P1、N2、N4、P5、N6)が予測される方法。
  6. 請求項5記載の方法であって、
    複数のインターピクチャから符号化された基準画像(P1、P5)は、伝送シーケンスで符号化された非基準画像(N0、N2、N4、N6)の少なくともいくつかと、符号化されたイントラピクチャ(I3)との間に配置される方法。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項記載の方法であって、
    画像群(GOP)に対してそれぞれの冗長データ(FEC1、FEC2)が、それぞれの画像群(GOP)の伝送の際のエラー保護として形成され、
    前記冗長データ(FEC1、FEC2)は伝送シーケンスの形成の際に伝送順序に挿入される方法。
  8. 請求項7記載の方法であって、
    冗長データ(FEC1、FEC2)の少なくとも一部は伝送順序で最初の画像の前に配置される方法。
  9. 請求項1から8までのいずれか一項記載の方法であって、
    それぞれの画像群(GOP)は複数の時間的解像度段階でスケーラブルであり、
    最低の時間的解像度段階では符号化されたイントラピクチャ(I3)だけが含まれ、比較的高い時間的解像度段階では、それより低い時間的解像度段階と比較して符号化された画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)の数が増えることを特徴とする方法。
  10. 請求項9記載の方法であって、
    符号化された画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)は伝送順序でサブシーケンスに配置され、これらのサブシーケンスにはそれぞれ1つの時間的解像度段階が割り当てられ、
    それぞれのサブシーケンスは、次に低い時間的解像度段階と比較してそれぞれのサブシーケンスに割り当てられた時間的解像度段階で追加される符号化画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)を含んでおり、
    前記サブシーケンスは伝送順序は、時間的解像度段階の下降順に配置される方法。
  11. 請求項7または8と組み合わされた請求項9または10記載の方法であって、
    前記サブシーケンスの少なく一部に対してそれぞれ別個の冗長データ(FEC1、FEC2)が形成され、該冗長データは伝送順序で相応するサブシーケンスのそれぞれ前に配置される方法。
  12. 請求項11記載の方法であって、
    別個の冗長データ(FEC1、FEC2)は少なくとも部分的に、異なるエラー保護程度を有する方法。
  13. 請求項12記載の方法であって、
    サブシーケンスの冗長データ(FEC1、FEC2)に対するエラー保護程度は、該サブシーケンスの時間的解像度段階が高ければ高いほど低い方法。
  14. 請求項1から13までのいずれか一項記載の方法であって、
    インターピクチャ(N0、P1、N2、N4、P5、N6)の少なくとも一部はそれぞれ複数の別の画像から予測され、
    前記インターピクチャ(N0、P1、N2、N4、P5、N6)の少なくとも一部のそれぞれのインターピクチャは複数のブロックに分割され、各ブロックに対して個別の画像が、当該ブロックが予測される複数の別の画像から設定される方法。
  15. デジタル画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)シーケンスの送信方法であって、
    デジタル画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)シーケンスが、請求項1から14までのいずれか一項記載の方法にしたがい符号化され、符号化された画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)が伝送シーケンスの時間的伝送順序で送信される送信方法。
  16. 請求項15記載の方法であって、
    前記送信は1つまたは複数の放送チャネルを介して行われる方法。
  17. 請求項15または請求項16の方法により送信されたデジタル画像シーケンスの復号方法であって、
    ・画像群(GOP)の符号化画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)の伝送シーケンスを受信し、
    ・各伝送シーケンス(GOP)の符号化画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)を予測構造に依存して復号し、
    ・各伝送シーケンスの復号された画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)を、画像群(GOP)の元の時間的順序で読み出す復号方法。
  18. デジタル画像シーケンスを送信するための送信機であって、
    ・画像群(GOP)を形成する手段(2)を有し
    それぞれの画像群(GOP)は、時間的に順次連続する複数の画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)を元の時間的順序で含んでおり、
    ・各画像群(GOP)を符号化する手段(3)を有し、
    該手段は、
    予測構造を形成し、該予測構造に従って画像群(GOP)の1つまたは複数の画像をイントラピクチャ(3)として決定し、
    該イントラピクチャをフレーム内符号化し、
    前記画像群(GOP)の別の画像をインターピクチャ(N0、P1、N2、N4、P5、N6)として決定し、
    該インターピクチャを画像群(GOP)の少なくとも1つの基準画像からそれぞれ予測し、少なくとも1つの基準画像に基づいてフレーム間符号化するようにして符号化し、
    前記予測構造は次のように構成される:すなわち
    i)各イントラピクチャ(I3)は、画像群(GOP)のうち前記イントラピクチャ(I3)に対して時間的に先行する画像(P1)と、前記イントラピクチャ(I3)に対して時間的に後続の画像(P5)が予測される基準画像であり、
    ii)インターピクチャ(N0、P1、N2、N4、P5、N6)は複数の非基準画像(N0、N2、N4、N6)を含んでおり、これらの非基準画像からはシーケンスの画像は予測されないように構成され、
    ・さらに符号化画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)を送信する手段(4)を有し、
    該送信する手段は、各画像群(GOP)の符号化画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)から、時間的伝送順序の伝送シーケンスを形成し、
    前記符号化画像を前記伝送シーケンスで送信し、
    符号化された非基準画像(N0、N2、N4、)の少なくとも2つは伝送順序で最初の画像であるように構成されている送信機。
  19. 請求項15または請求項16の方法により送信されたデジタル画像シーケンスを受信し、復号する受信機(6)であって、
    ・画像群(GOP)の符号化画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)の伝送シーケンスを受信する手段(7)を有し、
    ・各伝送シーケンス(GOP)の符号化画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)を、予測構造に依存して復号する手段(8)を有し、
    ・さらに、各伝送シーケンスの復号された画像(N0、P1、N2、I3、N4、P5、N6)を、画像群(GOP)の元の時間的順序で読み出す手段(9)を有する受信機。
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