JP5007923B2 - Powder cosmetic container - Google Patents
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Description
本発明はボディパウダー、白粉、チークパウダー、パウダーファンデーション等の粉状化粧料およびパウダーパフなどの塗布具を収容する容器において、容器内およびその周囲に化粧料が飛散してしまうのを防止する粉状化粧料容器の改良に関するものである。 The present invention is a powder container for containing powdery cosmetics such as body powder, white powder, teak powder, powder foundation, and applicators such as powder puffs, which prevents the cosmetics from being scattered in and around the container. The present invention relates to improvement of a cosmetic container.
従来、白粉、パウダーファンデーションなどの粉状化粧料を粉体のまま収容し、その上方にパウダーパフと呼ばれる毛足の長いパフなどの塗布具を収容した容器が数多く提案されている。この容器の多くは、粉状化粧料の上方に中蓋をかぶせ、この中蓋に塗布具を戴置する形態となっていた。そしてこの中蓋にはメッシュが張られ、使用時にはこのメッシュの網目を通して粉状化粧料を塗布具に付着させ塗布していた。 Conventionally, many containers have been proposed in which powdery cosmetics such as white powder and powder foundation are contained in powder form and an applicator such as a puff having a long bristle called a powder puff is placed above the powdery cosmetic. Many of these containers have a form in which an inner lid is placed over the powdery cosmetic and an applicator is placed on the inner lid. A mesh is stretched on the inner lid, and during use, the powdery cosmetic is applied to the applicator through the mesh of the mesh.
しかし、粉状化粧料が網目を通して必要以上に中蓋上方に移動し、塗布具が粉だらけになってしまう事があった。この問題は中蓋の上方にカバーを嵌合してカバーの上方への粉状化粧料の移動を防げば解消できるのであるが、使用時にカバーを取り去る操作が必要になって面倒になり、部品点数も増加してコストアップの要因となっていた。 However, the powdery cosmetic material may move more than necessary above the inner lid through the mesh, and the applicator may become powdery. This problem can be solved by fitting the cover above the inner lid to prevent the powdery cosmetics from moving above the cover, but it becomes cumbersome because it requires an operation to remove the cover during use. The number of points also increased, causing a cost increase.
また、最近では、化粧料の密着力、カバー力、化粧料を肌に塗布した時の感触のよさから、粉体をより微細にした超微粒子タイプの粉状化粧料が提供されている。この超微粒子タイプの粉状化粧料は、より塗布具収納室の方に移動しやすく、また容器の蓋体を開けた空気の流れで塗布具収納室の化粧料が外部に飛散しやすくなってしまっていた。こうした問題を解決する手段として特許文献1が提案されている。
In recent years, ultrafine particle type powdery cosmetics with finer powders have been provided due to the adhesiveness of the cosmetics, the covering power, and the touch when the cosmetics are applied to the skin. This ultra-fine particle type powdery cosmetic is easier to move toward the applicator storage chamber, and the cosmetic in the applicator storage chamber is more likely to splash outside due to the flow of air when the lid of the container is opened. I was sorry.
特許文献1は中蓋の仕切り部の一部を伸縮性の優れたシリコンゴムなどにより成形し、仕切り部に上下に貫通する複数の切れ込みを入れ、仕切り部を伸ばすことによって切れ込みを開き、粉状化粧料を取り出し可能とする。また塗布具で仕切り部を押圧したとき以外は切れ込みが開かず、粉状化粧料の飛散を防止する。
In
この仕切り部は伸縮性の優れたシリコンゴムシートが採用されていた。しかしシリコンゴムシートで成形されたとしても仕切り部の伸び及び切れ込みの耐裂け性には限界があるため、容器の深さをシリコンゴムシートが容器の底面に届く範囲内に収めなければならず粉状化粧料の収容量を制限していた。本発明の目的は従来粉状化粧品容器の問題点を解決すると共に容器の大きさに係わらず必要な粉状化粧料を効率よく取り出せるようにする事にある。 A silicon rubber sheet having excellent stretchability was used for the partition part. However, even if it is molded with a silicone rubber sheet, there is a limit to the elongation and tear resistance of the partition part, so the depth of the container must be within the range where the silicone rubber sheet reaches the bottom of the container. The amount of cosmetic cosmetics was limited. An object of the present invention is to solve the problems of conventional powdery cosmetic containers and to efficiently take out necessary powdery cosmetics regardless of the size of the container.
本発明は、容器1に設けた中蓋5の外周に容器1の内壁に弾性を有して摺接するシール部81を設け、粉状化粧料101の減少に応じて、中蓋5が降下可能に、かつ中蓋5周囲からの粉状化粧料101の漏れを防ぐものである。
In the present invention, a
また中蓋5の化粧料収容室13を構成する仕切り部51の切れ込み部57は、化粧料収容室13側に連続的に若しくは断続的に突出して形成された肉厚部53に設けられるものである。
Further, the
さらに肉厚部53が仕切り部51を押し下げることにより伸長する伸長方向に交差する向きに形成されるものである。
Furthermore, the thick part 53 is formed in a direction crossing the extension direction that extends when the
本発明粉状化粧料容器にあっては次に記載する効果を奏する。即ち本発明粉状化粧料容器は中蓋5が容器内壁15内を摺動可能に構成し、さらに中蓋5の一部に伸縮性のある仕切り部51を設けている。そのため絶えず粉状化粧料101と仕切り部51が触れ、シリコンゴムシートを大幅に伸長させなくても粉状化粧料101を取り出せる。したがって仕切り部51及び切れ込み部57の耐久性を向上する上、容器1の大きさ、深さに係わらず粉状化粧料101を最後まで使うことができる。
The powdery cosmetic container of the present invention has the following effects. That is, the powdery cosmetic container of the present invention is configured such that the
さらに容器1自体は仕切り部51の伸長限度、及び切れ込み部57の裂け限度による制限を受けなくなるため化粧料収容室13の大きさを自由に設定できる。
Further, since the
また中蓋5の外周は容器内壁15を摺動可能にシールするため中蓋5と容器1とが摺動しても粉状化粧料101が漏れることがない。
The outer periphery of the
以下本発明粉状化粧料の実施例に基づき説明する。図1は本発明粉状化粧料容器の正面断面図である。図において粉状化粧料101を収容する容器1は、上部を開口した有底状を形成している。容器1の上部外周には外蓋3を嵌合し止着する外蓋嵌合部11が設けられ外蓋3を嵌脱可能に嵌合する。また容器1の容器内壁15内には中蓋5が上下摺動可能に緩嵌され化粧料収容室13と塗布具収納室31を仕切る。化粧料収容室13はボディパウダー、白粉、チークパウダー、パウダーファンデーションなどの粉状化粧料101を収容する。また塗布具収納室31はパウダーパフと呼ばれる毛足の長いパフなどの塗布具105を収納する。
Hereinafter, it demonstrates based on the Example of this invention powdery cosmetics. FIG. 1 is a front sectional view of the powdery cosmetic container of the present invention. In the figure, the
図2は本発明にかかる仕切り部51の裏面説明図で、図2(A)は切れ込み部57Aを有する肉厚部53Aを環状にすることで連続的に形成する例を示す。また図2(B)では切れ込み部57Bを有する肉厚部53Bを渦巻状に並べ、図2(C)では切れ込み部57Cを有する肉厚部53Cを星形に並べ肉厚部53を断続的に形成する例を示す。
FIG. 2 is an explanatory view of the back surface of the
図2(A)、(B)、(C)に例示されるように切れ込み部57A、57B、57Cは肉厚部53A、53B、53Cに形成されると共にミシン目状に断続して設けられ、仕切り部51の上面と下面とを貫通するよう形成される。また切れ込み部57A、57B、57Cは仕切り部51の通常使用状態で伸縮する伸長方向と交差する向き、即ち切れ込みの角度を仕切り部51の伸長方向に交差する範囲内に配置される。さらに切れ込み部57A、57B、57Cの配置、および数、長さ、間隔等複数の調整要素は粉状化粧料101の状態や塗布具105の仕様等に合せ設定される。また仕切り部51は上面即ち塗布具収納室31の側を平滑にし、下面即ち化粧料収容室13の側を肉薄部55、肉厚部53で凹凸に形成する。さらに仕切り部51の外周縁には肉厚の被固定部59を形成する。
As illustrated in FIGS. 2A, 2 </ b> B, and 2 </ b> C, the
図3は前記図2(A)のAA断面を含む中蓋5の断面説明図である。中蓋5は容器1の容器内壁15内に緩嵌する枠部71と、この枠部71に固定されるようシリコンゴムシート等の伸縮性のある材料で形成された仕切り部51とより構成されている。
FIG. 3 is a cross-sectional explanatory view of the
仕切り部51の外周縁に形成される被固定部59は枠部71にぴんと張った状態に張着されている。枠部71は上枠73、下枠75で構成され、上下に組み合わさることで中広状の固定部77を形成し、仕切り部51の外周縁に形成される被固定部59を張った状態で挟持する。また枠部71は容器内壁15内に遊嵌するよう枠部71の外形を容器内壁15より僅か小さく形成され、さらに枠部71を構成する下枠75の上下には弾性をもたせるよう薄板状にしたシール部81が一体に形成される。枠部71の容器内壁15内への遊嵌は、枠部71と容器内壁15とを僅か離間し相互の係止をなくすと共に摺動抵抗をなくす。またシール部81は容器内壁15に緩く接触し容器内壁15と枠部71との間を上下摺動可能にシールする。シール部81の遊端側は図3に示すように下枠75の外側となるよう上下に向くよう配置し粉状化粧料101の上下摺動時のカジリを防止している。以上のようにして仕切り部51を張着する枠部71からなる中蓋5は容器内壁15との間をシールすると共に上下摺動可能となる。図3ではシール部81を下枠75の外周に設けているが、上枠73、下枠75の組み合わせ方等を調整することにより上枠73あるいは上枠73、下枠75の双方に設けることもできる。
The
図4は本発明粉状化粧料容器にかかる粉状化粧料の取り出し説明図で、塗布具105が仕切り部51を下方に押圧する状態を示す。図に示すように塗布具105でシリコンシート等からなる仕切り部51を押圧すると、仕切り部51は切れ込み部57の開穴を伴い切れ込み部57が伸長し粉状化粧料101に接する。そこで容器1内の粉状化粧料101は、開穴された切れ込み部57を透して仕切り部51の上面に適量を取り出され塗布具105に移される。
FIG. 4 is an explanatory view of taking out the powdery cosmetic material according to the powdery cosmetic container of the present invention, and shows a state in which the
同時にもし、容器1内の粉状化粧料101が減少して中蓋5との間に隙間が生じている場合、中蓋5は下方押圧力により粉体化粧料101に接するまで摺動し降下する。中蓋5の降下により下枠75の下端側は容器1内の粉状化粧料101上に接触される。そのため仕切り部51への押圧力が解除された状態では仕切り部51と粉状化粧料101との間隔は図1に例示するように粉状化粧料101の多少に係わらずほぼ一定の範囲内に収まる。従って容器内1の粉状化粧料101が減少した場合であっても、粉状化粧料101の残留する部分に向け押圧することで容器1内の粉状化粧料101最後まで使い切ることができる。この操作は、使用者が特に意識して行わなくても良い。
At the same time, if the powdery
また、切れ込み部57は肉厚部53に形成されるため切れ込み部57の閉穴する力は強く、塗布具105の押圧力を解除することにより仕切り部51は図1のように復元され切れ込み部57を閉穴する。切れ込み部57の閉穴は化粧料収容室13側と塗布具収納室31側とを隔絶し粉状化粧料101の移動を遮断し、仕切り部51の上面側に粉状化粧料101が不用意に移動することを防止する。また切れ込み部57が肉厚部53に形成されることは切れ込み部57の端部からの裂けの広大を抑え、さらに開穴した切れ込み部57を復元し閉穴する力も増加する。
Further, since the
以上のようにして仕切り部51の上面に取り出された粉状化粧料101は仕切り部51を上面から押圧する塗布具105に全て付着され効率よく使用することができる。さらに粉状化粧料容器を携帯する場合等でも切り込み部51は開穴せず化粧料収容室13から塗布具収納室31に移動しない。したがって塗布具収容室31には余分な粉状化粧料101がなく外蓋3の開閉操作の度に粉状化粧料101が飛散されることはなくなる。
As described above, the powdery cosmetic 101 taken out on the upper surface of the
また仕切り部51の下面側は肉薄部55と肉厚部53で凹凸を形成するため、化粧料収納室13内でダマになった粉状化粧料101は砕壊され元の粉状にもどされる。そのため粉状化粧料101を常に所定の粉体状態に保ち、密着力、カバー力、化粧料を肌に塗布した時の良好な感触を化粧の度に再現できる。
Moreover, since the undersurface side of the
本発明実施例においては、粉状化粧料容器を収容する容器1は、外蓋3が容器1に嵌合するタイプの容器について説明してきた。しかし、これは本発明を限定するものではなく、ネジキャップで密閉するジャータイプの容器や蓋体が容器と蝶番で連結したコンパクトケースタイプなどにも実施可能であることは言うまでもない。
In the embodiment of the present invention, the
1・・・・容器
3・・・・外蓋
5・・・・中蓋
11・・・外蓋嵌合部
13・・・化粧料収容室
15・・・容器内壁
31・・・塗布具収納室
51・・・仕切り部
53・・・肉厚部
55・・・肉薄部
57・・・切れ込み部
59・・・被固定部
71・・・枠部
73・・・上枠
75・・・下枠
77・・・固定部
79・・・係止部
81・・・シール部
101・・粉状化粧料
105・・塗布具
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記中蓋(5)の外周に、容器内壁(15)に弾性を有して摺接するシール部(81)を設け、粉状化粧料(101)の減少に応じて、中蓋(5)が降下可能に、かつ中蓋(5)周囲からの粉状化粧料(101)の漏れを防ぐことを特徴とする粉状化粧料容器。 Container (1) cover in providing the inner lid (5) to (5) white powder downwards, constitutes cosmetic storage chamber to store powdered cosmetics such as powder foundation and (101) (13), at least the inner lid (5) a partition portion constituting cosmetic accommodating chamber (13) of the part (51) has a closed nature, and molded by stretchy material, penetrating vertically in the partition portion (51) In the powdery cosmetic container in which a plurality of slits (57) are inserted and the partition (51) is extended to open the slits (57) and the powdery cosmetic (101) can be taken out.
The outer periphery of the inner lid (5), the sealing portion for sliding contact with a resilient to the container inner wall (15) and (81) is provided, in accordance with the decrease of the powdery cosmetic material (101), the inner lid (5) A powdery cosmetic container characterized by being able to descend and preventing leakage of the powdery cosmetic (101) from around the inner lid (5) .
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