JP5006297B2 - Fpc用コネクタ - Google Patents

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この発明は、一般にFPC,FFCなどと呼ばれている平形柔軟ケーブル(以下、「FPC」という。)を接続するためのFPC用コネクタに関する。
一般的なフレキシブル基板用コネクタは、ハウジング部、コンタクト及びカバー部を有する。ハウジング部には、フレキシブル基板が挿入可能な開口部が形成されている。コンタクトは、前記開口部にその接触部が臨むようにハウジング部の内部に配列されている。カバー部(本発明の加圧保持部材に相当)は、開閉可能に構成されたハウジング部の開口部を塞ぐことができる。
従来のフレキシブル基板用コネクタは、カバー部を開いた状態で基板上に設置する際にハウジング部が上下方向において不安定となり、基板上における所望の設置位置から位置ずれを生じてしまうことを防止するため、そのカバー部を開いた状態で保持するための保持手段を備えている(例えば特許文献1参照)。このような保持手段としては、特許文献1の図7に示されるように、その先端に形成された上段のリブ411がフード部310の下段のリブ420に係合することによりカバー部300がハウジング部100に保持される構成を採用していた。
特開2007−165060号公報(図7など)
しかしながら、このような従来のFPC用コネクタにおいては、上段のリブ411と下段のリブ420とのオーバーラップ量が多いため、カバー部を操作した際、上段のリブ411と下段のリブ420との摩擦により樹脂が摩耗し、その摩耗による削りカスが発生し易い傾向がある。このような削りカスによる粉塵が生じると、粉塵により接触不良などが生じてFPC用コネクタの機能に影響し、信頼性が低下するおそれがあった。
上記課題を解決するために、本発明においては、所定ピッチで接続部が入れてされたFPCの先端が挿入される受入空洞が形成されており、前記受入空洞内に所定ピッチで配列された端子を備えるハウジングと、前記FPCが前記ハウジングに挿入された状態で、前記FPCのほぼ幅方向に沿った軸を中心として回転されることにより、前記FPCを押圧して前記FPCの接続部と前記端子とを導通させつつ前記ハウジングに固定する加圧保持部材と、前記ハウジングを基板に対して固定する固定部材と、を有し、前記加圧保持部材は、前記軸に沿った軸部材の一部として構成されており前記加圧保持部材の回転に連動して回転する姿勢保持軸部材を備え、前記姿勢保持軸部材は、その一部であって前記軸に垂直な方向に突出する凸部と、前記姿勢保持軸部材の周面に形成された前記凸部の存在によって形成された面であって、前記ハウジングの一部である第1接触面が突き当たる第1姿勢保持面と、前記姿勢保持軸部材の周面において前記軸を挟んで前記第1姿勢保持面とはほぼ線対称な位置に形成された面であって、前記固定部材の一部である第2接触面が突き当たる第2姿勢保持面と、を備え、前記第1姿勢保持面と前記第2姿勢保持面とが前記軸を介してオフセットされた位置に形成されていることを特徴とする。
このような構成とすると、加圧保持部材を操作した際に従来生じていた削りカスによる粉塵の発生を抑制できるばかりでなく、ハウジングに対して開いた状態となった加圧保持部材の確実な自立性を確保でき、信頼性を向上することができる。
また本発明においては、上記構成に加えて,前記固定部材は、前記ハウジングに固定された固定部材本体と、前記固定部材本体の先端近傍に連続して形成されており、前記加圧保持部材の軸に沿った方向に前記加圧保持部材の側面を付勢する当接保持部と、を備えることを特徴とする。
このような構成とすると、ハウジングに対して開いた状態となった加圧保持部材の確実な自立性を確保することができる。
また本発明においては、上記構成に加えて、前記加圧保持部材は、前記軸に沿って前記軸の少なくとも一部に形成された回転支点部を備え、前記ハウジングは、前記回転支点部を把持しつつ前記ハウジングの方向へ付勢する支点保持部材を備えることを特徴とする。
このような構成とすると、加圧保持部材がハウジングから容易に抜け落ちることが無い。
また本発明においては、上記構成に加えて、前記支点保持部材は、前記ハウジングへの付勢方向において薄い平板状の部材であることを特徴とする。
このような構成とすると、支点保持部材を形成するのに、平板状の素材材料を打ち抜きにより、しかも複数の支点保持部材をまとめて形成することができる。このため素材材料を効率良く使用することができる。しかも、まとめて形成した複数の支点保持部材(いわゆる櫛歯状となっている)を一括してハウジングに圧入して基部を切除すれば、各支点保持部材をハウジングに圧入する手間を大幅に省くことができるため、作業効率が向上する。
本発明によれば、加圧保持部材を操作した際に従来生じていた削りカスによる粉塵の発生を抑制でき、しかもハウジングに対して開いた状態となった加圧保持部材の確実な自立性を確保でき、信頼性の向上及び自動実装に好適なFPC用コネクタとすることができる。
以下、この発明の実施形態を添付の図を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態としてのFPC用コネクタ10の構成例を示す斜視図である。
FPC用コネクタ10は、その外観上、加圧保持部材に相当する加圧保持部材40、ハウジング20、固定部材98及びテール部60を有する。FPC用コネクタ10は、ハウジング20の受入空洞(図示せず)にFPC80を挿入させた状態で、加圧保持部材40を軸3Aを中心としてR方向に回転させることでFPC80を押圧して保持し、FPC80と電気的に導通させる構成となっている。
FPC用コネクタ10は、挿入されるFPC80における回路数(局数)に応じてその幅が適宜選択される構成となっており、ハウジング20に対して加圧保持部材40をR方向に沿って回転させることで開いた状態(図示の状態)から閉じた状態となる。FPC80は、前述のようないわゆるフラット形状のケーブル部材であり、そのケーブル部材上に所定ピッチで多数の導体が配列された構成となっている。また、この導体は、FPC80の両端部において表面(適宜、上面又は下面に配列される)に露出させることにより、接続部(図示せず)として機能させることができる。固定部材98は、図示しないプリント配線基板にハウジング20を固定する機能を有する。テール部60は薄い金属板を打ち抜いて形成され、後述するターミナル(図示せず)に連続した構成となっている。
図2は、図1に示すFPC用コネクタ10の一方の端部を拡大した構成例を示す斜視図である。
ハウジング20は、絶縁性のプラスチックを成型したハウジング本体内に、テール部60に連続するターミナルを収容した構成となっている。ハウジング20は、先端部分が挿入されたFPC80を押圧して保持し、そのターミナル部とFPC80の接続部とが接触し、ターミナルとFPC80とを電気的に導通させる。
加圧保持部材40の軸3Aにおける少なくとも一方の端部近傍には、軸部材3の一部として姿勢保持軸部材99が形成されている。この姿勢保持軸部材99は、加圧保持部材40の姿勢をハウジング20に対して開いた状態(図示の状態)に保持する機能を有する。この姿勢保持軸部材99は、加圧保持部材40の一方の端部に形成されていても良いし、両方の端部に形成されていても良い。この姿勢保持軸部材99の詳細については後述する。
固定部材98は、その先端に当接保持部98Aが形成されている。この当接保持部98Aは、例えばハウジング20に対して開いた状態の加圧保持部材40の側面40Sを付勢することで、加圧保持部材40を開いた状態のまま安定的に(いわゆるガタを生じず)保持する機能を有する。この機能は上述した姿勢保持機能に相当し、この姿勢保持機能に関しては後述する。
図3は、図2に示すFPC用コネクタ10をH方向から見た場合における側面図である。
FPC用コネクタ10は、図示の状態において加圧保持部材40がハウジング20に対して開いた状態を表している。上述のように加圧保持部材40は、軸3Aを中心としてR方向に沿って回転可能な構成となっており、例えばFPC用コネクタ10を単体で搬送する場合、図示のように加圧保持部材40が開いた状態となっている。
上述した姿勢保持軸部材99は、ハウジング20の一部(後述する第1接触面)及び固定部材98の一部(後述する第2接触面)が接触しており、軸3Aを中心として偶力を作用させ、加圧保持部材40を開いた状態で維持させる機能を有する。固定部材98は、主として加圧保持部材40及びハウジング20の側部に露出しており、上述した当接保持部98Aが先端に形成されている。
図4は、図2のFPC用コネクタ10をV1方向から見た場合における構成例を示す斜視図であり、図5は、図4に示す姿勢保持軸部材99をさらに拡大した詳細な構成例を示す斜視図である。なお姿勢保持軸部材99以外の詳細な構成については図示を省略している。
上記姿勢保持軸部材99は、図4に示すように外観上、加圧保持部材40の軸3Aにおいて端部近傍においてハウジング20の一部に接触する位置に設けられている。姿勢保持軸部材99は、図示の状態では、その一部が露出しており、残りの部分はハウジング20や加圧保持部材40によって隠されている。
姿勢保持軸部材99は、図5に示すように、その外観上、凸部99Aが形成されている。この凸部99Aは、軸3Aを中心としたほぼ半円柱形状の軸部材3の外周面においてその周面よりも突出した構成となっている。
姿勢保持軸部材99は、図示のように軸部材3の一部として形成されているため、加圧保持部材40の回転に連動してR方向に回転する。姿勢保持軸部材99が特に手前方向に回転すると、それに応じて姿勢保持軸部材99の凸部99Aがハウジング20の第1の接触面20Bに突き当たる構成となっている。
図6は、図5に示すFPC用コネクタ10のX−X’線における構成の一部を示す断面図である。図6では、特に姿勢保持軸部材99、固定部材98及びハウジング20の一部を拡大して詳細に図示しており、その他の構成に関しては原則として図示を省略している。
姿勢保持軸部材99は、加圧保持部材40の奥行き方向(紙面垂直方向)に所定の幅を有し、加圧保持部材40の軸3Aを包含する軸部材3の一部として形成されている。
姿勢保持軸部材99は、その軸3Aに沿ってほぼ平行な外周面において、少なくとも第1姿勢保持面99B及び第2姿勢保持面99Cが形成されている。第1姿勢保持面99Bには、ハウジング20の外周面の一部である第1接触面20Bに接触する第1の位置に形成されている。一方、第2姿勢保持面99Cは、固定部材98の一部を構成する第2接触面98Cに接触する第2の位置に形成されている。つまり姿勢保持軸部材99は、ハウジング20と固定部材98とにより挟み込まれており、加圧保持部材40の自立性を確保している。
第1姿勢保持面99B及び第2姿勢保持面99Cは、互いに姿勢保持軸部材99の周面において軸3Aを介してオフセットされた位置に形成されている。すなわち第1姿勢保持面99Bがハウジング20の第1接触面20Bからの第1の力F1を受け、第2姿勢保持面99Cが固定部材98の第2接触面98Cからの第2の力F2を受けた場合、これらの力F1,F2が軸3Aを挟んでオフセットな状態で姿勢保持軸部材99に作用するため、姿勢保持軸部材99が軸3Aを挟んでR1方向に付勢されることになる。
上述のように姿勢保持部材99は、加圧保持部材40に形成されているため、姿勢保持部材99に作用された軸3A周りの力は加圧保持部材40にも連動して同一方向に作用する。従って加圧保持部材40は、ハウジング20に対してR1方向、すなわち開く方向に力が付勢される。このような力が加圧保持部材40に作用すると、加圧保持部材40は、ハウジング20に対して開いた状態で自立性を確保することができる。この際、加圧保持部材40は、従来のような係合構造によりハウジング20に固定しなくても開いた状態を保持できるため、削りカスによる粉塵が生じにくく信頼性を向上することができる。
図7は、図2に示すFPC用コネクタ10をV3方向から見た場合の構成例を示す斜視図であり、図8は、図7に示すFPC用コネクタ10をV4方向から見た場合における背面構成の一部を示す部分背面図である。なお図7に示すFPC用コネクタ10においては、加圧保持部材40が開いた状態を表している。
上述のように加圧保持部材40の側部には固定部材98が露出している。この固定部材98の上部に位置する先端近傍には当接保持部98Aが形成されており、この当接保持部98Aが加圧保持部材40の側面40Sを弾性力F3により付勢している。つまり当接保持部98Aは、加圧保持部材40の回転方向であるR方向に垂直となる方向から付勢している。図8に示すように当接保持部98Aが加圧保持部材40に接触している加圧保持部材40の位置には凹部40Pが形成されている。この凹部40Pには接触した当接保持部98Aが嵌り込む構成となっている。
このように当接保持部98Aが加圧保持部材40の凹部40Pに嵌り込むことによって、ハウジング20に固定されている固定部材98によって加圧保持部材40がR方向に回転せず、自立性を確保するように構成されている。
図8は、図7に示すFPC用コネクタ10をV4方向から見た場合の構成例の一部を拡大して示した正面図である。
加圧保持部材40は、その側面40Sに凹部40Pが形成されている。この凹部40Pには、加圧保持部材40が開いた状態となると、当接保持部98Aが嵌り込むようになっている。すなわち当接保持部98Aは、加圧保持部材40の側面40Sにおいて加圧保持部材40が回転するR方向に対して垂直方向(つまり軸3Aに沿った方向)に力を作用させ、加圧保持部材40との接触によって加圧保持部材40が動かないように保持する構成となっている。なお加圧保持部材40には、このような凹部40Pが形成されておらず、その側面40Sに固定部材98の当接保持部98Aが接触して力を付勢するだけの形態であっても良い。
図9は、図4に示すFPC用コネクタ10のY−Y’線における断面構成例を示す断面図である。
加圧保持部材40には、上述した構成以外にも、加圧保持部材40の軸3Aに沿って少なくとも一部に回転支点部99Dが一体として形成されている。すなわち加圧保持部材40に力が作用して回転すると、回転支点部99Dが加圧保持部材40の回転に連動してR方向に回転する構成となっている。加圧保持部材40がR方向に沿ってハウジング20に対して閉じられると、加圧保持部材40に形成された加圧面49が、受入空洞23に挿入されたFPC80の上面を押圧して位置を固定する。
ハウジング20は、図示のように、上側壁21、中間壁93及び下側壁22を有する。上側壁21及び中間壁93によって上部空洞91が形成され、中間壁93及び下側壁22によって下部空洞92が形成されている。上部空洞91は、ハウジング20の後端27に形成された上部背面開口部27Aから連続する空間である。下部空洞92は、ハウジング20の後端27やや下部に形成された下部背面開口部27Bから連続する空間である。
これら上部空洞91及び下部空洞92内においては、それぞれ上面保持具62及びターミナル65が互いにほぼ平行となるように配置されている。これら上面保持具62及びターミナル65は、互いに独立した別部材として形成されている。
ここでターミナル65は、その製造時においては圧入される前に、平板上の金属片を打ち抜くことによって連続ブランクとして一括して形成される。すなわち打ち抜いた直後においては、多数のターミナル65が所定のピッチで配列した構成となっている。つまり、このようなターミナル65群は、1本1本のターミナル65がそれぞれ別体として独立しておらず、連続ブランクとして各ターミナル65が所定ピッチで配列して基部から延びた構成、いわゆる櫛歯状となっている。
そして、このような多数のターミナル65が基部によって一体となった櫛歯状のターミナル65群は、ハウジング20の下部背面開口部27Bに一括して圧入される。このようにすると、作業性が良好で製造コストを大幅に低減することができる。
つまりターミナル65は、このような圧入直後には(紙面)奥行き方向に沿って多数のコンタクト片が所定ピッチで配列しながらも基部によって結合された一体の構成となっている。このようにターミナル65は、例えば平板状の導電性金属を打ち抜くことによって各コンタクトを一体として形成可能であり、ハウジング20に一体的に圧入することができる。ハウジング20に圧入されたターミナル65群は基部が除去されることで、各ターミナル65がハウジング20内で独立し、互いに絶縁される。
同様に上面保持具62についても、ターミナル65とほぼ同様な櫛歯型の形状を有し、例えば平板を打ち抜くことで一体成形することができる。なお上面保持具62についても、ターミナル65と同様に、平板状の部材を打ち抜くことで連続ブランクとしての多数の上面保持具62群として形成し、ハウジング20に圧入するようにしている。
上部空洞91内の上部には上面保持具62が上側壁21に沿って直線的に配置しており、ハウジング20の正面側上部に形成された上部正面開口部27Cから延びて露出している。このように露出した上面保持具62の先端の支点支持部62Aは、例えばS字型に湾曲した部分の先端を構成となっている。この支点支持部62Aは、加圧保持部材40の回転支点部99Dをその上方からハウジング20側に向けてB方向に付勢して支持している。従って加圧保持部材40は、ハウジング20に装着されると、ハウジング20に対して閉じる状態としたり開いた状態としても、ハウジング20から抜け落ちることは無い。
一方、ハウジング20の底部においては、その下部空洞92内の底部からターミナル65が底面に沿って受入空洞23に向けて延びた構成となっている。受入空洞23に延びたターミナル65は、その先端がL字型に屈曲した形状となっており、その屈曲した形状により突部を形成している接点65Aが受入空洞23内にて露出している。ターミナル65は、受入空洞23に挿入されたFPC80上の前述した接続部(図示せず)と接触することで、相互に電気的に導通が確保される。さらにターミナル65の後端は、テール部60としてFPC用コネクタ10が実装されるプリント配線基板上のパターンに表面実装(SMT)される。
以上のように、上記実施形態におけるFPC用コネクタ10は、所定ピッチで接続部が配列されたFPC80の先端が挿入される受入空洞23が形成されており、受入空洞23内に所定ピッチで配列された端子65を備えるハウジング20と、FPC80がハウジング20に挿入された状態で、FPC80のほぼ幅方向に沿った軸3Aを中心として回転されることにより、FPC80を押圧してFPC80の接続部とターミナル65(端子)とを導通させつつハウジング20に固定する加圧保持部材40と、ハウジング20を基板に対して固定する固定部材98と、を有し、当該加圧保持部材40は、軸3Aに沿った軸部材3の一部として構成されており加圧保持部材40の回転に連動して回転する姿勢保持軸部材99を備え、当該姿勢保持軸部材99は、その一部であって軸3Aに垂直な方向に突出する凸部99Aと、姿勢保持軸部材99の周面に形成された凸部99Aの存在によって形成された面であって、ハウジング20の一部である第1接触面20Bが突き当たる第1姿勢保持面98Bと、姿勢保持軸部材99の周面において軸3Aを挟んで第1姿勢保持面98Bとはほぼ線対称な位置に形成された面であって、固定部材98の一部である第2接触面98Cが突き当たる第2姿勢保持面99Cと、を備え、第1姿勢保持面98Bと第2姿勢保持面99Cとが軸3Aを介してオフセットされた位置に形成されていることを特徴とする。
このような構成とすると、加圧保持部材40を操作した際に従来生じていた削りカスによる粉塵の発生を抑制できるとともに、ハウジング20に対して開いた状態となった加圧保持部材40の確実な自立性を確保でき、信頼性を向上することができる。
上記実施形態におけるFPC用コネクタ10は、上記構成に加えて、固定部材98は、ハウジング20に固定された固定部材本体98Cと、固定部材本体98Cの先端近傍に連続して形成されており、加圧保持部材40の軸3Aに沿った方向に加圧保持部材40の側面を付勢する当接保持部98Aと、を備えている。
このような構成とすると、ハウジング20に対して開いた状態となった加圧保持部材40の確実な自立性を確保することができる。
上記実施形態におけるFPC用コネクタ10は、上記構成に加えて、加圧保持部材40は、軸3Aに沿って軸3Aの少なくとも一部に形成された回転支点部99Dを備え、ハウジング20は、回転支点部99Dを把持しつつハウジング20の方向へ付勢する上面保持具62を備えている。
このような構成とすると、加圧保持部材40がハウジング20から容易に抜け落ちることが無い。
上記実施形態におけるFPC用コネクタ10は、上記構成に加えて、上面保持具62は、ハウジング20への付勢方向において薄い平板状の部材となっている。
このような構成とすると、上面保持具62を形成するのに、平板状の素材材料を打ち抜きにより、しかも複数の上面保持具62をまとめて形成することができる。このため素材材料を効率良く使用することができる。しかも、まとめて形成した複数の上面保持具62(いわゆる櫛歯状となっている)を一括してハウジングに圧入して基部を切除すれば、各上面保持具62をハウジング20に圧入する手間を大幅に省くことができるため、作業効率が向上する。
以上のように、上記実施形態におけるFPC用コネクタ10においては、所定ピッチで接点が配列しているFPC80の先端が挿入される受入空洞23が形成されており、その受入空洞23内に所定ピッチで配列されたターミナル65(端子)を備えるハウジング20と、FPC80がハウジング20に挿入された状態で、FPC80のほぼ幅方向に沿った軸3Aを中心として回転されることにより、FPC80を押圧してFPC80の接点と端子とを導通させつつハウジング20に固定する加圧保持部材40と、所定ピッチで配列する櫛歯状の先端がハウジング20から加圧保持部材40に向かって延びるとともに、加圧保持部材40をハウジング20側に向けて付勢する上面保持具62(支点保持部材)と、上面保持具62とは別途独立した部材であって、ハウジング20に所定ピッチで固定された接点65AがFPC80の接点に接触して電気的に導通するターミナル65と、を有することを特徴とする。
このようなFPC用コネクタ10によれば、上面保持具62及びターミナル65は互いに独立した部材であるため、隣り合う上面保持具62同士又は隣り合うターミナル65同士は、平板状の素材材料を打ち抜くことにより一括して成型でき、ハウジング20に一括して圧入することができる。このため、作業効率を向上できるとともに、素材材料を効率良く利用し、製造コストを低減することができる。
また、このようなFPC用コネクタ10によれば、上面保持具62及びターミナル65は互いに独立した部材であるため、電気的に絶縁されている。このため、例えば上面保持具62に埃又は汚れが付着して隣り合う上面保持具62同士がショートしても、ターミナル65には影響が生じないため、FPC用コネクタ10の信頼性が向上する。
上記実施形態は、以上のような構成に限られず、上述した各構成を適宜選択して組み合わせるなどその他にも様々な形態を採用することができる。
本発明の実施形態としてのFPC用コネクタの構成例を示す斜視図である。 図1に示すFPC用コネクタの一方の端部を拡大した構成例を示す斜視図である。 図2に示すFPC用コネクタをH方向から見た場合における側面図である。 図2のFPC用コネクタをV1方向から見た場合における構成例を示す斜視図である。 図4に示す姿勢保持軸部材をさらに拡大した詳細な構成例を示す斜視図である。 図5に示すFPC用コネクタのX−X‘線における断面構成の一部を示す断面図である。 図2に示すFPC用コネクタをV3方向から見た場合の構成例を示す斜視図である。 図7に示すFPC用コネクタをV4方向から見た場合における背面構成の一部を示す部分背面図である。 図1に示すFPC用コネクタのY−Y‘線における断面構成例を示す断面図である。
符号の説明
3 軸部材
10 FPC用コネクタ
20 ハウジング
20B 第1接触面
23 受入空洞
40 加圧保持部材
62 上面保持具(支点保持部材)
62A 支点支持部
65 ターミナル(端子)
65A 接点
80 FPC
98 固定部材
98A 当接保持部
98B 第2接触面
99 姿勢保持軸部材
99A 凸部
99B 第1姿勢保持面
99C 第2姿勢保持面

Claims (4)

  1. 所定ピッチで接続部が配列されたFPC(80)の先端が挿入される受入空洞(23)が形成されており、前記受入空洞(23)内に所定ピッチで配列された端子(65)を備えるハウジング(20)と、
    前記FPC(80)が前記ハウジング(20)に挿入された状態で、前記FPC(80)のほぼ幅方向に沿った軸(3A)を中心として回転されることにより、前記FPC(80)を押圧して前記FPC(80)の接続部と前記端子(65)とを導通させつつ前記ハウジング(20)に固定する加圧保持部材(40)と、
    前記ハウジング(20)を基板に対して固定する固定部材(98)と、
    を有し、
    前記加圧保持部材(40)は、
    前記軸(3A)に沿った軸部材(3)の一部として構成されており前記加圧保持部材(40)の回転に連動して回転する姿勢保持軸部材(99)を備え、
    前記姿勢保持軸部材(99)は、
    その一部であって前記軸(3A)に垂直な方向に突出する凸部(99A)と、
    前記姿勢保持軸部材(99)の周面に形成された前記凸部(99A)の存在によって形成された面であって、前記ハウジング(20)の一部である第1接触面(20B)が突き当たる第1姿勢保持面(98B)と、
    前記姿勢保持軸部材(99)の周面において前記軸(3A)を挟んで前記第1姿勢保持面(98B)とはほぼ線対称な位置に形成された面であって、前記固定部材(98)の一部である第2接触面(98C)が突き当たる第2姿勢保持面(99C)と、
    を備え、
    前記第1姿勢保持面(98B)と前記第2姿勢保持面(99C)とが前記軸(3A)を介してオフセットされた位置に形成されている
    ことを特徴とするFPC用コネクタ。
  2. 前記固定部材(98)は、
    前記ハウジング(20)に固定された固定部材本体(98C)と、
    前記固定部材本体(98C)の先端近傍に連続して形成されており、前記加圧保持部材(40)の軸(3A)に沿った方向に前記加圧保持部材(40)の側面を付勢する当接保持部(98A)と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のFPC用コネクタ。
  3. 前記加圧保持部材(40)は、
    前記軸(3A)に沿って前記軸(3A)の少なくとも一部に形成された回転支点部(99D)
    を備え、
    前記ハウジング(20)は、
    前記回転支点部(99D)を把持しつつ前記ハウジング(20)の方向へ付勢する支点保持部材(62)
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のFPC用コネクタ。
  4. 前記支点保持部材(62)は、
    前記ハウジング(20)への付勢方向において薄い平板状の部材である
    ことを特徴とする請求項3に記載のFPC用コネクタ。
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