JP4997455B2 - 真核微生物の感染阻害剤 - Google Patents
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Description
なお、本出願の発明に関連する先行技術文献情報を以下に示す。
〔1〕 Mstu1タンパク質の発現および/または機能を調節する物質を有効成分として含有する、真核微生物の感染阻害剤、
〔2〕 Mstu1タンパク質の発現および/または機能を調節する物質が、Mstu1タンパク質の発現および/または機能を阻害する物質である、〔1〕に記載の真核微生物の感染阻害剤、
〔3〕 Mstu1タンパク質の発現および/または機能を阻害する物質を有効成分とする、真核微生物の多糖あるいは脂質の細胞内移行抑制剤、
〔4〕 Mstu1タンパク質の発現および/または機能を阻害する物質を有効成分とする、真核微生物の多糖あるいは脂質の分解抑制剤、
〔5〕 Mstu1タンパク質の発現および/または機能を阻害する物質を有効成分とする、真核微生物の付着器における膨圧形成抑制剤。
〔6〕 Mstu1タンパク質の発現および/または機能を阻害する物質を有効成分とする、真核微生物の付着器の機能阻害剤、
〔7〕 Mstu1タンパク質の機能を阻害する物質が、以下の(a)〜(c)からなる群より選択される化合物を含む、〔2〕〜〔6〕のいずれかに記載の薬剤、
(a)Mstu1タンパク質に対してドミナントネガティブの性質を有するMstu1タンパク質変異体
(b)Mstu1タンパク質に結合する抗体
(c)Mstu1タンパク質に結合する低分子化合物
〔8〕 Mstu1タンパク質の発現を阻害する物質が、以下の(a)〜(c)からなる群より選択される化合物を含む、〔2〕〜〔6〕のいずれかに記載の薬剤、
(a)MSTU1遺伝子の転写産物、またはその一部に対するアンチセンス核酸
(b)MSTU1遺伝子の転写産物を特異的に開裂するリボザイム活性を有する核酸
(c)MSTU1遺伝子の発現を、RNAi効果による阻害作用を有する核酸
〔9〕 Mstu1タンパク質の発現および/または機能を調節する物質が、Mstu1タンパク質の発現および/または機能を活性化あるいは促進する物質である、〔1〕に記載の真核微生物の感染阻害剤、
〔10〕 Mstu1タンパク質の発現および/または機能を活性化あるいは促進する物質が、サイクリックアデノシン3’,5’-1リン酸(cAMP)およびそのアナログである、〔9〕に記載の真核微生物の感染阻害剤、
〔11〕 〔9〕または〔10〕に記載の薬剤を有効成分とする、真核微生物の侵入菌糸形成抑制剤、
〔12〕 真核微生物の感染が、植物あるいは動物への感染である、〔1〕〜〔11〕のいずれかに記載の薬剤、
〔13〕 植物がイネ科植物である、〔12〕に記載の薬剤、
〔14〕 真核微生物がいもち病菌である、〔1〕〜〔13〕のいずれかに記載の薬剤、
〔15〕 以下の(a)〜(c)の工程を含む、真核微生物の感染阻害剤のための候補化合物のスクリーニング方法、
(a)Mstu1タンパク質またはその部分ペプチドと被検化合物を接触させる工程
(b)前記Mstu1タンパク質またはその部分ペプチドと被検化合物との結合活性を測定する工程
(c)Mstu1タンパク質またはその部分ペプチドと結合する化合物を選択する工程
〔16〕 以下の(a)〜(c)の工程を含む、真核微生物の感染阻害剤のための候補化合物のスクリーニング方法、
(a)MSTU1遺伝子を発現する細胞に、被検化合物を接触させる工程
(b)該MSTU1遺伝子の発現レベルを測定する工程
(c)被検化合物を接触させない場合と比較して、該発現レベルを変化させる化合物を選択する工程
〔17〕 以下の(a)〜(c)の工程を含む、真核微生物の感染阻害剤のための候補化合物のスクリーニング方法、
(a)MSTU1遺伝子の転写調節領域とレポーター遺伝子とが機能的に結合した構造を有するDNAを含む細胞または細胞抽出液と、被検化合物を接触させる工程
(b)該レポーター遺伝子の発現レベルを測定する工程
(c)被検化合物の非存在下において測定した場合と比較して、該発現レベルを変化させる化合物を選択する工程
〔18〕 以下の(a)〜(c)の工程を含む、真核微生物の感染阻害剤のための候補化合物のスクリーニング方法、
(a)MSTU1遺伝子を発現する細胞へ被検化合物を接触させる工程
(b)該細胞におけるMstu1タンパク質の発現量または活性を測定する工程
(c)被検化合物の非存在下において測定した場合と比較して、Mstu1タンパク質の発現量または活性を変化させる化合物を選択する工程
〔19〕 真核微生物がいもち病菌である、〔15〕〜〔18〕のいずれかに記載のスクリーニング方法、
〔20〕 〔1〕〜〔14〕のいずれかに記載の薬剤を植物または動物に対し散布あるいは塗布する工程を含む、真核微生物による病害を予防および/または防除する方法、
〔21〕 〔1〕〜〔14〕のいずれかに記載の薬剤を、植物または非ヒト動物に導入する工程を含む、真核微生物による病害を予防および/または防除する方法、
〔22〕 〔1〕〜〔14〕のいずれかに記載の薬剤を、植物または動物に対し散布あるいは塗布する工程を含む、真核微生物に対する感染抵抗性を有する植物または動物を製造する方法、
〔23〕 真核微生物がいもち病菌である、〔20〕〜〔22〕のいずれかに記載の方法、
〔24〕 植物がイネ科植物である、〔20〕〜〔22〕のいずれかに記載の方法、
〔25〕 〔1〕〜〔14〕のいずれかに記載の薬剤を含む、〔20〕〜〔24〕のいずれかに記載の方法に用いるためのキット、に関する。
MSTU1遺伝子のホモログは、いもち病菌の属する属とは離れた属に属する菌でも見つかっている。そのため、MSTU1遺伝子のホモログは上記いもち病菌だけでなく、いもち病菌が含まれる真核微生物は全て有している可能性が高い。真核微生物としてはいもち病菌の他にも、例えば、コウジ菌(Aspergillus nidulans)、アカパンカビ(Neurospora crassa)、コウボ(Saccharomyces cerevisiae)、真菌症を引き起こすカンジダ菌(Candida albicans)、Penicillium marneffeii、植物病原菌であるFusarium oxysporum等を挙げることができるが、勿論これらに制限されない。これら真核微生物もMSTU1遺伝子のホモログを有していると考えられる以上、Mstu1タンパク質の発現および/または機能を調節する物質は、これら真核微生物の感染も阻害することができると期待される。
本発明における「Mstu1タンパク質」は、天然のタンパク質の他、遺伝子組み換え技術を利用した組換えタンパク質として調製することができる。天然のタンパク質は、例えばMstu1タンパク質が発現していると考えられる細胞外マトリックス等の組織の抽出液に対し、Mstu1タンパク質に対する抗体を用いたアフィニティークロマトグラフィーを用いる方法により調製することが可能である。一方、組換えタンパク質は、Mstu1タンパク質をコードするDNAで形質転換した細胞を培養することにより調製することが可能である。
(a)Mstu1タンパク質に対してドミナントネガティブの性質を有するMstu1タンパク質変異体
(b)Mstu1タンパク質に結合する抗体
(c)Mstu1タンパク質に結合する低分子化合物
抗体取得の感作抗原として使用される本発明のMstu1タンパク質は、その由来となる生物種に制限されない。
即ち本発明の薬剤には、上記(a)〜(c)からなる群より選択される化合物が含まれる。
(a)MSTU1遺伝子の転写産物、またはその一部に対するアンチセンス核酸
(b)MSTU1遺伝子の転写産物を特異的に開裂するリボザイム活性を有する核酸
(c)MSTU1遺伝子の発現を、RNAi効果による阻害作用を有する核酸
その一つの態様は、Mstu1タンパク質またはその部分ペプチドと被検化合物との結合を指標とする方法である。通常、Mstu1タンパク質またはその部分ペプチドと結合する化合物は、Mstu1タンパク質の機能を阻害する効果、即ち真核微生物の感染阻害効果を有することが期待される。本発明の上記方法においては、まず、Mstu1タンパク質またはその部分ペプチドと被検化合物を接触させる。Mstu1タンパク質またはその部分ペプチドは、被検化合物との結合を検出するための指標に応じて、例えば、Mstu1タンパク質またはその部分ペプチドの精製された形態、細胞内または細胞外に発現した形態、あるいはアフィニティーカラムに結合した形態であり得る。この方法に用いる被検化合物は必要に応じて適宜標識して用いることができる。標識としては、例えば、放射標識、蛍光標識等を挙げることができる。
核酸を植物細胞へ導入する場合、公知の方法によって行うことが可能である。例えばポリエチレングリコールによりプロトプラストへ遺伝子導入する方法、電気パルスによりプロトプラストへ遺伝子導入する方法、パーティクルガン法により細胞へ遺伝子を直接導入する方法、アグロバクテリウムを介して遺伝子を導入する方法などを挙げることができる。
本発明のキットには、上記薬剤の他に、MSTU1や他のマーカー遺伝子の転写産物の発現を検出するための試薬、緩衝液等を、適宜含めることができる。更にはキットの使用方法を記載した指示書等をパッケージしておくこともできる。
胞子形成培地(オートミール3 %、グルコース0.5 %、アガー 1.6 %)上、光照射下で培養したイネいもち病菌から胞子を回収し、実験に用いた。DNAの抽出には、5YEG培地(グルコース2 %、イーストイクストラクト0.5 %)中で液体培養した菌体から抽出した。
DNAはCTAB法を用いて抽出した。液体培養した菌体を回収後、液体窒素で凍結し、粉末化した。菌体粉末にCTAB溶液(CTAB 2 %, Trisma base 100 mM, EDTA 10 mM, NaCl 0.7 M)を加え、65℃で30分静置し、菌体を溶解した。この菌体液にCTAB溶液と同量のCIA溶液(クロロホルム/イソアミルアルコールを24:1で混合)を混合し、上清画分にイソプロパノールを加えて遠心した。得られたペレットを蒸留水に溶解し、ゲノムDNAサンプルとして用いた。
いもち病菌の公開ゲノムデータベース(www.braod.mit.edu)から、コウジ菌(Aspergillus nidulans)の転写因子StuAにホモロジーのある遺伝子産物をコードする遺伝子予想領域をスクリーニングした。この遺伝子予想領域に相当するcDNAをcDNAライブラリーからスクリーニングし、塩基配列を決定後、遺伝子名をMstu1とし、その遺伝子配列をDDBJに登録した(アクセッション番号:AB218802)。得られた遺伝子配列情報に基づき、遺伝子予想領域の上流、下流それぞれ約1.2kbを増幅するプライマーを設計した(5’上流:mstu1-F01Bg (gaagatcttctacctgcctcctccttctca/配列番号:3) とmstu1-R02Bm (cgggatcccgtgaattcgcagattgtcctg/配列番号:4)、3’下流:mstu1-F03Bm (cgggatcccgatcaaccccttttcgaacc/配列番号:5) と mstu1-R04Bm (cgggatcccggaatgacctcccaatgtcgt/配列番号:6))。増幅されたDNA断片とハイグロマイシンホスホトランスフェラーゼ遺伝子を結合し、遺伝子置換カセットとした(図1、pKOMS1)。この遺伝子置換カセットをいもち病菌に形質転換して、相同組み換えが起こった株を取得した。相同組み換えは、MSTU1遺伝子の一部をプローブに用いて、サザンハイブリダイゼーションにより確認した。即ち制限酵素sca1で消化したゲノムDNAをアガロースゲル電気泳動後、ナイロン膜にトランスファーしたものに対しサザンハイブリダイゼーションを行った。結果、検出プローブにMSTU1遺伝子5’上流領域(図1、プローブ1)を用いた場合、野生型株ではMSTU1遺伝子由来の1.7kbのバンドが検出されたが(図2写真左WT)、相同組み換えが起こった株では1.7kbのバンドか消えて、代わりにpKOMS1由来の2.8kbのバンドのみが検出された(図2写真左mstu1(fa1, fa48))。ランダムにpKOMS1が挿入された株では1.7kb、2.8kbの両方のバンドが検出された(図2写真左ectopic mutant)。
以上の結果から、mstu1(fa1,fa48)変異株ではMSTU1遺伝子がpKOMS1と置換された遺伝子欠損株であることがわかった。
胞子懸濁液(1 x 104 胞子/滅菌水 1 ml)30マイクロリットルをプラスチック製カバーガラス又はシリコンコートしたガラス製カバーガラス上におき、25℃で培養し顕微鏡下で付着器形成を観察した。結果、培養開始24時間以降での野生型株、MSTU1遺伝子欠損株(mstu1)の付着器形成率に差は見られなかった。以下の表1に、MSTU1欠損株における付着器形成率(%)を示す。
胞子懸濁液(1 x 104 胞子/滅菌水 1 ml)30マイクロリットルを玉ネギ上皮細胞上におき、25℃で培養し、顕微鏡下で侵入菌糸の形成を観察した。結果、培養開始24時間以降での野生型株(WT)の場合と比較し、MSTU1遺伝子欠損株(mstu1)では侵入菌糸形成率が大きく低下した(表2、図3)。
いもち病菌は、無傷のイネに侵入するときは感染期特異的器官(付着器)を形成し、付着器を介してイネに侵入する。一方、植物に傷から侵入する場合は付着器形成を必要としない。
まず、スプレー接種の場合について検討した。即ち、水(control)、野生型株、MSTU1遺伝子欠損株(mstu1)のそれぞれの胞子をイネにスプレー接種した。第4葉目のイネに対し、イネ1本あたり胞子懸濁液(1 x 104 胞子/滅菌水 1ml)を1.5mlスプレーし、25℃の湿室で16時間培養後、イネを5日間温室で培養し病斑形成を観察した。結果、野生型株以外は病原性を示さなかった(図4左)。
いもち病菌の付着器形成時には、胞子中の貯蔵物質(グリコーゲン、脂質等)が胞子から付着器に輸送され、貯蔵物質から生合成されたグリセロールが付着器内に蓄積され、膨圧が形成される。いもち病菌は付着器内膨圧を利用して、イネに侵入する。
いもち病菌の侵入菌糸は、付着器の植物との接触面から形成される。付着器からの侵入菌糸形成にはcAMPシグナルの活性化が必要であることが知られている。(Xu et al., 1996. Molecular Plant-Microbe Interactions 10:187-194.)。
Claims (15)
- 配列番号:2に記載のアミノ酸配列で表されるMstu1タンパク質を有効成分とする、真核微生物の侵入菌糸形成抑制剤。
- 請求項1に記載の侵入菌糸形成抑制剤を有効成分とする、真核微生物の感染阻害剤。
- 真核微生物の感染が、植物あるいは動物への感染である、請求項1または2に記載の薬剤。
- 植物がイネ科植物である、請求項3に記載の薬剤。
- 真核微生物がいもち病菌である、請求項1〜4のいずれかに記載の薬剤。
- 以下の(a)〜(c)の工程を含む、真核微生物の感染阻害剤のための候補化合物のスクリーニング方法。
(a)配列番号:1に記載の塩基配列で表されるMSTU1遺伝子を発現する細胞に、被検化合物を接触させる工程
(b)該MSTU1遺伝子の発現レベルを測定する工程
(c)被検化合物を接触させない場合と比較して、該発現レベルを上昇させる化合物を選択する工程 - 以下の(a)〜(c)の工程を含む、真核微生物の感染阻害剤のための候補化合物のスクリーニング方法。
(a)配列番号:1に記載の塩基配列で表されるMSTU1遺伝子の転写調節領域とレポーター遺伝子とが機能的に結合した構造を有するDNAを含む細胞または細胞抽出液と、被検化合物を接触させる工程
(b)該レポーター遺伝子の発現レベルを測定する工程
(c)被検化合物の非存在下において測定した場合と比較して、該発現レベルを上昇させる化合物を選択する工程 - 以下の(a)〜(c)の工程を含む、真核微生物の感染阻害剤のための候補化合物のスクリーニング方法。
(a)配列番号:1に記載の塩基配列で表されるMSTU1遺伝子を発現する細胞へ被検化合物を接触させる工程
(b)該細胞における配列番号:2に記載のアミノ酸配列で表されるMstu1タンパク質の発現量または活性を測定する工程
(c)被検化合物の非存在下において測定した場合と比較して、Mstu1タンパク質の発現量または活性を上昇させる化合物を選択する工程 - 真核微生物がいもち病菌である、請求項6〜8のいずれかに記載のスクリーニング方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の薬剤を植物または非ヒト動物に対し散布あるいは塗布する工程を含む、真核微生物による病害を予防および/または防除する方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の薬剤を、植物または非ヒト動物に導入する工程を含む、真核微生物による病害を予防および/または防除する方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の薬剤を、植物または非ヒト動物に対し散布あるいは塗布する工程を含む、真核微生物に対する感染抵抗性を有する植物または非ヒト動物を製造する方法。
- 真核微生物がいもち病菌である、請求項10〜12のいずれかに記載の方法。
- 植物がイネ科植物である、請求項10〜12のいずれかに記載の方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の薬剤を含む、請求項10〜14のいずれかに記載の方法に用いるためのキット。
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