JP4996195B2 - 薬剤の分配容器及び薬剤の吸入装置 - Google Patents

薬剤の分配容器及び薬剤の吸入装置 Download PDF

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Description

本発明は薬剤物質を保持し、分配する薬剤の分配容器、また特に、或る方向位置に保持され、それ以外の方向位置には保持されていない容器を開放する容器のための重力作動ロック機構を有し、患者によって吸入される薬剤を投薬する薬剤の吸入装置に関するものである。
米国特許第6182655号明細書(特許文献1)には薬理的な乾燥粉末の管理のための粉末吸入装置を記載している。この装置はハウジングと、投薬機構とから成り、ハウジングは粉末製剤を保持するリザバーを有すると共に、このリザバーの出口ポートを通じて、粉末製剤を解放することができ、投薬機構はリザバーから一単位投薬量の粉末を受け取る投薬室を備え、この投薬室はハウジング内で移動でき、リザバーの出口ポートの直ぐ下の位置から、マウスピースに近い位置まで、一単位投薬量の粉末製剤を移送し、使用者により装置を操作すれば、マウスピースに近い位置で粉末製剤をエアゾール化して散布することができる。マウスピースに嵌着されたキャップはハウジングに連結されている。このキャップは装置を使用していない時は、マウスピースを覆っている。キャップと投薬機構との間の連結手段はキャップを投薬機構まで平行移動させ、マウスピースを露出するようにキャップを開いた時、上述したように、投薬機構は投薬室内の一単位投薬量を移動させる。このようにして、キャップを取り外せば、装置は使用者による操作の準備ができた状態になる。
この装置はリザバーから投薬室に粉末を送るのに、重力に依存している。一単位投薬量を正しく、完全に、投薬室に送給するのを確実にするため、リザバーの出口ポートが投薬室の垂直上方に、又はほぼ垂直上方に位置する方向位置に装置を保持しなければならない。投薬室に投薬が無いのに、又は不完全な量の投薬しか無いのに、使用者が装置を作動させようとするのを防止するため、この装置はキャップのための重力作動ロック機構を備えている。リザバーの出口ポートが投薬室の垂直上方に、又はほぼ垂直上方に位置するような方向位置に、使用者がこの装置を保持した時のみ、キャップを除去できるように、このロック機構は基本的に構成されている。上述の特許文献1に記載されている好適な実施例では、同一の水平平面、又はほぼ同一の水平平面内にハウジングとキャップとが共に保持されるように、装置を保持した時に、投薬室に対し、リザバーの出口ポートが正しい方向位置に保持されるように構成している。そのような方向位置にあれば、キャップを除去することができ、一単位投薬量を正しく送給するように、装置を作動させることができる。しかし、装置がこの平面から、傾いていたり、回転していると、重力作動ロック機構がキャップの除去を防止する。
2個の協働するロック素子の形に重力作動ロック機構は設けられており、上述したように、装置が正しくない方向位置にある時は、キャップを除去しようとしても、2個のロック素子が相互に接触して、ロック係合し、キャップの除去を妨げる。
第1ロック素子はキャップに連結された摺動部に設けられていて、ハウジングに設けた案内レールに沿って、ハウジングの内部で、キャップの移動と共に第1ロック素子は移動する。また摺動部は投薬機構を支持していて、上述したように、投薬機構まで、キャップを並行移動させる。第1ロック素子は摺動部から下方に突出する衝合部から成る。摺動部は協働する第2ロック素子を越えて、ハウジング内で側方に移動するように構成されている。この装置が投薬のための正しい方向位置にある時、衝合部は第2ロック素子を横切って、それに妨げられることなく移動するように構成されている。しかし、装置が正しい方向位置から外れて、傾いたり、回転したりすると、第2ロック素子は重力に押されて、ロック係合状態に第1ロック素子に接触し、使用者がキャップを外そうとしても外すことができない。
上述の特許文献1に記載された特定の実施例では、第2ロック素子はボール、即ち球から成る。各ボールはハウジングの内面に形成された輪郭部内に収容され、この輪郭部のあたりで移動可能である。このようなハウジングの輪郭部上でのボールの移動は重力の作用によって行われ、使用者が装置を傾け、又は回転させることに応動して行われる。ハウジングの輪郭部はソケットの形状であり、このソケットはほぼ平坦な平坦面と、この平坦面から離れるように上方に、ハウジングの側壁の方向に延びる傾斜面とから成る。ほぼ平坦な平坦面は、装置が上述の正しい投薬位置に保持されている時、ボールによって占められる休止位置、即ちホーム位置として作用する。各ハウジングの輪郭部は休止位置の外方に角度をなして指向する2個の壁によって区切られている。この角度をなす2個の壁はハウジングの壁の方向に延びるが、壁までは延びておらず、角度をなす各壁の端部と、ハウジングの壁との間に狭い間隙、又は通路を残している。(ボールがそのホーム位置、即ち休止位置にある時)ハウジングの輪郭部を越えて摺動部の移動に応動して、衝合部は上記の通路を経て通過する。
この装置が正しい投薬方向位置にある時、ボールはそれぞれのホーム位置に静止していて、上方に傾斜する傾斜面と、角度をなす壁とによって保持されている。ボールがこのように位置している場合、キャップを開くことができ、これはキャップの移動に応動して、摺動部がハウジングの輪郭部を超えて側方に移動すると共に、衝合部が通路を経て、妨げられることなく通過するからである。
しかしながら、上述したように、装置がその正しい方向位置から実質的に外れて、傾き、又は回転した時、1個、又はそれ以上の個数のボールが重力の作用を受けて、そのホーム位置から離れて、ハウジングの輪郭部上を移動し、傾斜面を横切って転動し、通路の通り道を閉じてしまうので、キャップを開こうとしても、摺動部の衝合部がボールに接触して、ロック係合し、キャップを開くのを妨げる。
この装置の一般原理は上述の特許文献1に完全に記載されており、その内容をここに援用する。但し、本発明の要旨でもある位置方向によって作用するロック機構の理解のために必要であれば、更にこの援用する装置を説明する。
全ての必要な機能的な要件を具備することとは別に、いずれの市販に成功する吸入装置も安価な素材で形成するのが好適であり、また、有効に、安価に大量精算され得ることが必要である。通常、このような商業上の有利さを維持するに当り、装置の全ての構成部分を成型技術や、押出し技術によって、容易に、安価に形成することができるプラスチック材料で造る。上述の特許文献1に記載されている装置が開発された際、この慣習的な対策を維持するのに、全ての部片がプラスチック材料で製造された。ボールを形成する材料の選択は特に重要であると考えられた。ハウジングの輪郭部上でのボールの移動、及び摺動部上での衝合部との繰り返される衝撃から生ずる機械的応力は特に対摩耗性の弾性材料を求めることとなった。選択された材料はポリオキシメチレン(POM)であった。
この装置の早期の開発活動時には、或る装置において、ロック機構が時々、誤作動を起こすことが観察された。或る場合には、装置が正しい位置方向から外れて傾き、又は回転した時でも、キャップは依然として除去することができたり、他の場合には、装置の位置方向には関係なく、キャップを開くことができたりした。ロック機構の誤作動があると、装置が不適正な位置方向にあって、キャップが開き、患者が不適切な投薬を受けることになると考えられた。
米国特許第6182655号
従って、本発明の目的は装置が正しい投薬の位置方向にある時のみ、確実に、初めて、患者がキャップを開くことができるロック機構を備え、乾燥粉末の薬剤を患者に投与することができる改良された薬剤の分配容器、及び薬剤の吸入装置を得るにある。
従って、本発明の第1の態様に於いては、薬剤の分配装置は有効薬剤を収容するハウジングと、前記ハウジングに連結されたキャップと、前記ハウジング、及び前記キャップを共にロックする重力作動ロック手段とを備える容器であって、前記容器が第1方向位置に保持されている時、前記キャップは非ロック状態にあるが、前記容器が前記第1方向位置の外に傾き、又は回転する時は前記ロック手段は前記キャップをロックするロック係合状態に重力によって、押圧されるように構成されており、更に前記ロック手段は前記キャップに連結されて前記ハウジング内で、前記キャップに従って移動可能である第1ロック素子と、ロック係合状態に前記第1ロック素子に係合するように、前記第1方向位置から外れる前記容器のいかなる傾動、又は回転運動にも応動して、前記ハウジングの内面に形成された輪郭部上を重力の作用を受けて移動可能である第2ロック素子とを備えている有効薬剤の分配容器において、静電界の存在の許でも前記ハウジングの前記輪郭上で、前記第2ロック素子が重力の作用を受けて自由に移動し得る材料によって、前記第2ロック素子を形成したことを特徴とする。
投薬の方向位置として、如何なる方向位置をも設定でき、即ち、キャップがロックされない状態の方向位置を設定できるような形態にすることもできるが、一般には、容器が基本的に、水平な位置にある時、即ち、ハウジングと、キャップとが同一の平面内、又はほぼ同一な平面内にある時が投薬の送給方向位置である。
従って、本発明の一実施例では、薬剤の分配装置は有効薬剤を収容するハウジングと、前記ハウジングに連結されたキャップと、前記ハウジング、及び前記キャップを共にロックする重力作動ロック手段とを備える容器であって、ハウジングと、キャップとが同一水平平面内にあるように、容器が保持されている時、前記キャップは非ロック状態にあるが、前記平面の外に傾き、又は回転する時、前記ロック手段は前記キャップをロックするロック係合状態に重力によって、押圧されるように構成されており、更に前記ロック手段は前記キャップに連結されて前記ハウジング内で、前記キャップに従って移動可能である第1ロック素子と、ロック係合状態に前記第1ロック素子に係合するように、前記水平平面から外れる前記容器のいかなる傾動、又は回転運動にも応動して、前記ハウジングの内面に形成された輪郭部上を重力の作用を受けて移動可能である第2ロック素子とを備えている有効薬剤の分配容器において、静電界の存在の許でも前記ハウジングの前記輪郭上で、前記第2ロック素子が重力の作用を受けて自由に移動し得る材料によって、前記第2ロック素子を形成したことを特徴とする。
本発明の好適な実施例では、有効薬剤を収容するハウジングと、前記ハウジングに連結されたキャップと、前記ハウジング、及び前記キャップを共にロックする重力作動ロック手段とを備える装置であって、前記装置が第1方向位置に保持されている時、前記キャップは非ロック状態にあるが、前記第1方向位置の外に傾き、又は回転する時、前記ロック手段は前記キャップをロックするロック係合状態に重力によって、押圧されるように構成されており、更に前記ロック手段は前記キャップに連結されて前記ハウジング内で、前記キャップに従って移動可能である第1ロック素子と、ロック係合状態に前記第1ロック素子に係合するように、前記第1方向位置から外れる前記装置のいかなる傾動、又は回転運動にも応動して、前記ハウジングの内面に形成された輪郭部上を重力の作用を受けて移動可能である第2ロック素子とを備えている患者の呼吸器路に有効薬剤の投与量を分配する吸入装置において、静電界の存在の許でも前記ハウジングの前記輪郭上で、前記第2ロック素子が重力の作用を受けて自由に移動し得る材料によって、前記第2ロック素子を形成したことを特徴とする。
本発明の他の好適な実施例では、有効薬剤を収容するハウジングと、前記ハウジングに連結されたキャップと、前記ハウジング、及び前記キャップを共にロックする重力作動ロック手段とを備える装置であって、ハウジングと、キャップとが同一水平平面内にあるように、前記装置が保持されている時、前記キャップは非ロック状態にあるが、前記水平平面の外に傾き、又は回転する時は前記ロック手段は前記キャップをロックするロック係合状態に重力によって、押圧されるように構成されており、更に前記ロック手段は前記キャップに連結されて前記ハウジング内で、前記キャップに従って移動可能である第1ロック素子と、ロック係合状態に前記第1ロック素子に係合するように、前記水平平面から外れる前記装置のいかなる傾動、又は回転運動にも応動して、前記ハウジングの内面に形成された輪郭部上を重力の作用を受けて移動可能である第2ロック素子とを備えている患者の呼吸器路に有効薬剤の投与量を分配する吸入装置において、静電界の存在の許でも前記ハウジングの前記輪郭上で、前記第2ロック素子が重力の作用を受けて自由に移動し得る材料によって、前記第2ロック素子を形成したことを特徴とする。
本発明の一層、好適な実施例では、患者の呼吸器路に有効薬剤の投与量を分配する吸入装置であって、前記吸入装置は
上部、及び下部を有し、前記下部の内面に形成されたハウジング輪郭部を有するハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられ、又は前記ハウジングに取り付けられるようにしたマウスピースと、
前記ハウジングに連結され、前記マウスピースを覆っているキャップとを備え、前記ハウジングは
出口ポートを有し、この出口ポートを通して解放することができる有効薬剤を保管するリザバーと、
前記リザバーの前記出口ポートから、有効薬剤の投与量を収容する投薬室と、
前記マウスピースを通じて、前記投薬室から患者に、気体の流れに乗せて、投薬量を送給する送給手段とを有しており、
更に、前記吸入装置は
前記ハウジングと前記キャップとを一緒にロックする重力作用ロック手段を備え、前記装置が第1方向位置に保持されている時、前記キャップは非ロック状態にあるが、前記装置が前記第1方向位置の外に傾き、又は回転する時、前記ロック手段は前記キャップをロックするロック係合状態に、重力によって押圧されるように構成されており、前記ロック手段は
前記キャップに連結されて前記ハウジング内で前記キャップに従って移動可能である第1ロック素子と、
ロック係合状態に前記第1ロック素子に係合するように、前記第1方向位置から外れる前記装置の傾動、又は回転運動に応動して、前記ハウジングの輪郭部上を重力の作用を受けて、第1位置から第2位置に移動可能であり、前記ハウジングの輪郭部上に位置している第2ロック素子とを備える吸入装置において、
静電界内でも前記ハウジングの前記輪郭部上で、前記第2ロック素子が重力の作用を受けて自由に動くことができる材料によって前記第2ロック素子を形成したことを特徴とする。
他の一層、好適な実施例では、患者の呼吸器路に有効薬剤の投与量を分配する吸入装置であって、前記吸入装置は
上部、及び下部を有し、前記下部の内面に形成されたハウジング輪郭部を有するハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられ、又は前記ハウジングに取り付けられるようにしたマウスピースと、
前記ハウジングに連結され、前記マウスピースを覆っているキャップとを備え、前記ハウジングは
出口ポートを有し、この出口ポートを通して解放することができる有効薬剤を保管するリザバーと、
前記リザバーから、有効薬剤の投与量を収容する投薬室と、
前記マウスピースを通じて、前記投薬室から患者に、気体の流れに乗せて、投薬量を送給する送給手段とを有しており、
更に、前記吸入装置は
前記ハウジングと前記キャップとを一緒にロックする重力作用ロック手段を備え、ハウジングとキャップとの両方が同一水平平面内にあるように、前記装置が第1方向位置に保持されている時、前記キャップは非ロック状態にあるが、前記装置が前記水平平面の外に傾き、又は回転する時、前記ロック手段は前記キャップをロックするロック係合状態に、重力によって押圧されるように構成されており、前記ロック手段は
前記キャップに連結されて前記ハウジング内で前記キャップに従って移動可能である第1ロック素子と、
ロック係合状態に前記第1ロック素子に係合するように、前記第1方向位置から外れる前記装置の傾動、又は回転運動に応動して、前記ハウジングの輪郭部上を重力の作用を受けて、第1位置から第2位置に移動可能であり、前記ハウジングの輪郭部上に位置している第2ロック素子とを備える吸入装置において、
静電界内でも前記ハウジングの前記輪郭部上で、前記第2ロック素子が重力の作用を受けて自由に動くことができる材料によって前記第2ロック素子を形成したことを特徴とする。
他の好適な実施例では、患者の呼吸器路に有効薬剤の投与量を分配する吸入装置であって、前記吸入装置は
上部、及び下部を有し、前記下部の内面に形成されたハウジング輪郭部を有するハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられ、又は前記ハウジングに取り付けられるようにしたマウスピースと、
前記ハウジングに連結され、前記マウスピースを覆っているキャップとを備え、前記ハウジングは
出口ポートを有し、この出口ポートを通して解放することができる有効薬剤を保管するリザバーと、
前記リザバーから、有効薬剤の投与量を収容する投薬室と、
前記マウスピースを通じて、前記投薬室から患者に、気体の流れに乗せて、投薬量を送給する送給手段とを有しており、
更に前記吸入装置は
前記ハウジングと前記キャップとを一緒にロックする重力作用ロック手段を備えており、前記リザバーの出口ポートが前記投薬室の垂直上方に位置し、又はほぼ垂直上方に位置するように、前記装置が一方向位置に保持されている時、前記キャップは非ロック状態にあるが、前記装置が前記方向位置の外に傾き、又は回転する時、前記ロック手段は前記キャップをロックするロック係合状態に、重力で押圧されるように構成されており、前記ロック手段は
前記キャップに連結されて、前記ハウジング内で前記キャップに従って移動可能である第1ロック素子と、
ロック係合状態に前記第1ロック素子に係合するように、前記方向位置から外れる前記装置のいかなる傾動、又は回転運動にも応動して、前記ハウジングの輪郭部上を重力の作用を受けて、第1位置から第2位置に移動可能であり、前記ハウジングの輪郭部上に位置している第2ロック素子とを備える吸入装置において、
静電界の存在の許でも前記ハウジングの前記輪郭部上で、前記第2ロック素子を重力の作用を受けて自由に動くことができる材料によって、前記第2ロック素子を形成したことを特徴とする。
本発明の最も好適な態様においては、特許文献1に記載されている吸入装置において、静電界の許においても、ハウジングの輪郭部上で、又は輪郭部内で自由に動き得る材料で、前記ロックボールを形成し、又はそのような材料でほぼ前記ロックボールを形成することを特徴とする。
特許文献1の吸入装置のロック機構が時々、誤作動を起こすことをかなり研究した後であるが、本発明者等は製造中、及びその後の取扱い中、プラスチック材料で造られたこの装置、及びその構成部分が静電気を帯電しているのではないかと気が付いた。低密度のプラスチック材料で造られたロック装置に使用されたボールは時々、そのホーム位置に付着し、又は装置の隣接する他の部分に付着して、動かなくなった。その結果、装置を傾け、又は回転した時、ボールは動くことができず、即ち自由に動けず、ロック機構の誤作動を生じていた。
本発明によれば、静電界の存在の許でも、装置の移動に応動して、ハウジングの輪郭部上で、第2ロック素子が自由に動くことができる単一の材料、又は複数個の材料の第2ロック素子を形成することによって、特許文献1の装置に関連する上述の問題点を解決したのである。
特許文献1の吸入装置の重力作動ロック機構の誤作動の理由を調査している間に、種々の強さの静電界に、ロック素子が配置された時、第2ロック素子の密度と、容器の隣接する構成部分に付着する第2ロック素子の傾向との間に相互関係があることに、発明者等は注目した。静電界の中で、ハウジングの輪郭部上で、又は輪郭部内で自由に動くのに必要な第2ロック素子の密度と静電界の強さとの間に、ほぼ直線関係があることがわかった。この関係を添付の図1に示す。
発明者等は約、800 kV/m程度の静電界を経験することができたが、装置の製造、及び通常の取扱いの結果として生ずる静電界は通常、約500 kV/mの範囲内であることを発見した。従って、第2ロック素子は少なくとも約1500 kg/m3の密度、例えば約1500〜10000 kg/m3、また特に約1500〜8000 kg/m3の密度を有する材料で、第2ロック素子を形成するのが好適であり、このようにすれば、第2ロック素子が直面するこの大きさの静電界、又はそれ以上の静電界でも、重力を受けて自由に動くことができる。
第2ロック素子を形成するのに使用する適切な材料としては、比較的高密度のプラスチック材料であって、例えばテフロン(登録商標)、ポリウレタンポリマ、シリコンポリマ、ポリエチレンポリマ、ポリプロピレンポリマ、エポキシ樹脂等であるが、その他、鋼、アルミニウムのような金属、ガラス、又はセラミック、又は天然ゴム、及びニトリルブタジエンゴムのような弾性材料がある。POM(ポリオキシメチレン)は約1400 kg/m3の密度を有し、第2ロック素子を形成する単一の材料としては適していない。同様に、アクリロニトリルブタジエンスチレンポリマ(ABS)は低密度であり、第2ロック素子を形成する単一の材料としては適していない。
前記第2ロック素子は上述したような材料の2個又はそれ以上の材料の複合材料で形成することもできる。この複合材料は材料を均質に混合したものでもよいし、心材料の上に、即ちその周りに第2の、即ち次の材料をコーティングしたものでもよい。複合材料の好適な実施例としては心材料としての金属にプラスチック材料、又は弾性材料をコーティングしたものがある。複合材料の利点は数個あり、心材料である高い密度の材料によって、静電界でロック素子を自由に動くことができるようにすると共に、高い密度の材料にコーティングし、又は混合することによる他の材料は柔軟性又は弾性のような他の性質を与えることができ、このような性質は第2ロック素子が装置の隣接する構成部分に係合する時の騒音を減少させる効果がある。第2ロック素子にコーティングすることの代案として、ロック素子を(鋼のような)高密度の材料で造った場合には、ロック素子に隣接していて、ロック素子に係合する容器の構成部分に、上述の柔軟性、又は弾性を有する材料をコーティングし、又はそのような材料で構成部分を造ることにより、同一の効果があることは当業者には明らかである。
本発明の若干の実施例では、第2ロック素子を1個、又はそれ以上の個数のボールで構成する。1個のボール、又は各ボールは容器のハウジング内に形成された輪郭部内で、又は輪郭部上で移動できるように構成され、第1ロック素子、及び他の隣接する構成部分に協働して、確実なロック機構を生ずる。このような場合、輪郭部はソケットの形状であるのが好適であり、重力の作用を受け、容器の移動に応動して、このソケット内で、ボールは自由に転動する。
若干の実施例では、前記輪郭部は「ホーム」位置を画定していて、第2ロック素子が前記ホーム位置にある時は、第1ロック素子から離れていて、第1ロック素子に係合しておらず、キャップをハウジングから除去することができる。容器、又は装置が回転し、又は傾いた時、第2ロック素子は重力の作用を受けて移動し、第1ロック素子に係合するか、又は第1ロック素子の移動を妨げる位置に移動するように、前記輪郭部の形態は定められている。従って、前記輪郭部は傾斜面を画定していて、容器、又はハウジングが第1方向位置にある時(即ち、キャップとハウジングとが同一水平平面内に配置されている時)、第2ロック素子は前記ホーム位置に保持されるが、容器、又は装置が回転し、又は傾いた時、第2ロック素子は第1ロック素子の通路内に指向するような形態に、傾斜面が構成されている。従って、前記傾斜面は前記水平平面に対し、鋭角をなしている。前記容器、又は装置は縦軸線を画定しており、前記傾斜面は前記水平平面に対し傾斜していて、前記縦軸線を含んでいるか、前記縦軸線にほぼ平行に配置されている。
前記第2ロック素子は前記第2ロック素子に対する1個、又はそれ以上の個数の障害物を画定する領域内で、前記輪郭部上に、又は輪郭部内に捕捉保持される。前記障害物は容器、又は装置が前記第1方向位置に指向している時、第2ロック素子をホーム位置に導くような形態にされている。前記第1ロック素子の移動を妨げるように、前記第2ロック素子が前記ホーム位置から移動する時、前記障害物は前記領域の外への第2ロック素子の移動を妨げる。従って、容器、又は装置が前記第1方向位置に、正しく保持されていないと、前記第2ロック素子は重力の作用を受けて、ホーム位置から移動する。キャップを動かすように試みると、第1ロック素子はそのような移動を妨げるように位置している第2ロック素子に係合する。キャップを引き続いて動かすと、第1ロック素子は前記傾斜面を越えるように、第2ロック素子を押し、第2ロック素子は1個、又はそれ以上の個数の前記障害物に衝合する。その結果、第2ロック素子の前記障害物に対する衝合と、第1ロック素子と第2ロック素子との相互係合によって、キャップの更なる連続する移動は防止される。
或る実施例では、前記ロック手段は第1ロック素子と、第2ロック素子との2組を備え、容器、又は装置が反対方向に回転し(又は傾いた)時、これ等のロック素子が作動するように、それぞれ構成されている。両方の素子の組は容器、又はハウジングの傾動(又は回転)の際、作動する。従って、素子の各組において、ハウジング内に輪郭部が形成されており、一方の組の輪郭部は他方の組の輪郭部の反対方向に傾斜している。
第2ロック素子の寸法は容器の全体の寸法のようなことを考慮して変更するが、更に、ロック機構が有効に機能し得るようにするため、第2ロック素子に協働しなければならないその周りの容器の素子に従って、第2ロック素子の寸法を変更する。第2ロック素子がボールの形状である時は、その直径は約3mm〜約6mm、また特に4mmであるのが好適である。しかし、この上限は厳密なものでなく、装置の寸法、及び協働する構成部分の寸法に比例した任意の寸法にすることができることは当業者には明らかである。
上述したように、第2ロック素子は複合材料で形成することができる。そのような複合材料は第1材料の心部と、第2材料のコーティングとにすることができる。好適な実施例では、第2ロック素子はボールの形状をしており、このボールは第1材料の心部と、第2の異なる材料のコーティングとを有する。また、一層好適には、ボールはプラスチック材料、又は弾性材料でコーティングした金属心部を備える。適切なコーティング材料は上述の任意のプラスチック材料、及び弾性材料から選択される。
本発明容器は一般にプラスチック材料で形成されるが、例えばガラス、及びセラミックのような絶縁材料のように静電荷を保持し得る他の材料でもよい。これ等の材料で、全体的に容器を形成してもよいし、これ等の材料で、形成された構成部分を有していてもよく、特に、本発明で、特に有利に採用される第2ロック素子に隣接して、第2ロック素子に協働する構成部分をこれ等の材料で構成する。
本発明に使用する容器は医薬品の保管と、分配とのために使用する任意の容器であることができ、医薬品の保管と、分配とのためには、活性物質を不適正に管理することがないようにするため、ロック機構は特に重要である。吸入装置、特に上述の特許に記載されている形式の吸入装置はこのロック機構を採用して特に有利である。しかし、能動的装置、又は受動的装置のような吸入装置、即ち圧縮ガス源によって作動する装置か、又は患者によって生ずる吸気によって作動する装置のいかなる形式のものに対しても、このロック機構は適用することができる。適切な吸入器は、多重投与装置か、又は単一投与装置であり、これ等の装置はリザバー内に有効薬剤を収容しており、又は個々の投薬をカプセル、又はブリスター内に収容している。
重力作動ロック機構を作動させるのに必要な傾動、又は回転の量は第2ロック機構を形成する単一材料、又は複数材料の性質、ハウジングの輪郭部の表面の形状、及び第2ロック素子と、ハウジングの輪郭部との間の接触面のような多数の因子に依って定まる。当業者であればロック機構にとって必要な感度の希望する程度を達成するために、これ等の因子を変化させることができる。好適には、使用者による装置の最少の移動にも装置が非常に敏感になってしまう程、ロック機構を作動させるのに必要な回転軸、又は傾動角が少ないものであってはならない。取扱い、及び使用を容易にするため、ロック機構を作動させること無く、容器を僅かに回転させたり、傾けることができるのが好適である。少なくとも約5度、また特に、少なくとも約5〜15度の回転角、又は傾動角が受け入れられる。しかし、もし、更に感度が低いロック機構が望ましければ、例えば希望するように前記傾斜面の角度を調整することによって、更に一層大きな傾動角、又は回転角をロック機構内に組み入れることができる。
ぜんそく、又は慢性の閉塞性肺疾患(COPD)のような肺の治療状態に有効な活性物質、又は組織的な疾患状態に、肺を経て加えて、有効な活性物質を本発明の容器内に採用することができる。適切な有効薬剤としてはサルブタモール、テルブタリン、リミテロール、フェノテロール、リプロテロール、アドレナリン、デピルブテロール、イソプレナリン、オルシプレナリン、ビトルテロール、サルメテロール、フォルモテロール、クレンブテロール、プロカテロール、ブロキサテロール、ピクメテロール、TA−2005、マブテロール等、及びその薬理学上受け入れられるエステル、及び塩のようなベータ2−アドレナリン受容体作用薬と、ブデソニド、シクレソニド、モメタゾーネ、フルチカゾーネ、ベクロメタゾーネ、フルニソリド、ロテプレドノル、トリアムシノロン、アミノライド、及びロワレポニドから成る群から選択した任意の材料、又はモメタゾーネ、フルロエート、フルチカゾーネ、ジプロピオネート、ベクロメタゾーネジプロピオネート、トリアムシノロンアセトニド、又はフルニソリドアセテート(場合により活性であり、これ等の材料はその活性異性体、又は異性体混合物として、使用することができる)のような化合物の薬理学的に受け入れられる塩、又は誘導体と、トプラトリピウム臭化物のような抗コリン作用薬気管技拡張薬と、クロモグリク酸ナトリウム、及びネドクロミルナトリウムのような抗アレルギー薬剤と、排痰剤と、粘液溶解薬と、抗ヒスタミン剤と、シクロオキシナーゼ抑制剤と、ロイユトリエン統合抑制剤と、ロイコトリエ拮抗薬、ホスホリパーゼ−A2(PLA2)抑制剤、血小板凝集因子(PAF)拮抗薬、及びぜんそくの予防薬と、抗不整脈剤、トランキライザー、強心糖剤、ホルモン、降圧剤、インシュリンのような抗糖尿病薬、駆虫薬、及び抗がん剤、鎮痛剤、抗生物質、抗リウマチ剤、免疫療法薬、抗真菌剤、抗低血圧剤、ワクチン、抗ウイルス剤、ビタミン、酸化防止剤、及びフリーラジカル排除剤と、セレコシブのようなCOXII抑制剤と、NSAIDSと、PDE4抑制剤、及びPDE5抑制剤と、タンパク質、ポリペプチド、及びペプチドとがある。
多数のタンパク質、及びペプチドは吸入治療に適している可能性があり、その若干は開発の種々の段階にある。若干の例としてはインシュリン、アルファ−1−プロティナーゼ抑制剤、インターロイキン1、副甲状腺ホルモン、ゲノトロピン、コロニー刺激因子、赤血球生成促進因子、インターフェロン、カルシトニン、因子VIII、アルファ−1−抗トリプシン、卵胞刺激ホルモン、LHRH作用薬、及びIGF−I、ケトビミドン、フェンタニール、ビュピレンオーフィン、ハイドローフォン、オンダンセトロン、グラニセトロン、トリピセトロン、スコポラミン、ナラトリプタン、ゾルミトリプタン、アルモトリプタン、デイハイドロゴタミン、ゾマトロピン、カルシトニン、エリソポイチン、卵胞刺激ホルモン(FSH)、インシュリン、インターフェロン(アルファ、及びビータ)、副甲状腺ホルモン、アルファ−1−抗トリプシン、LHRH作用薬、バソプレシン、バソプレシンアナロクス、デスモプレシン、グルカゴン、副腎皮質ホルモン(ACTH)、ゴナドロピン(黄体形成ホルモン、又はLHRH)、カルシトニン、インシュリンのC−ペプチド、副甲状腺ホルモン(PTH)、人成長ホルモン(hGH)、成長ホルモン(GH)、成長ホルモン放出ホルモン(GHRH)、オキシトシン、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)、ソマトスタチン相似物質、ゴナドトロピン作用薬相似物質(GnRHa)、人ガトリアルナトリウムペプチド(hANP)組み替え人甲状腺放出ホルモン(TRHrh)、卵胞刺激ホルモン(FSH)、及びプロラクチンである。
その他の可能性のあるポリペプチドとしては成長因子、インターロイキン、ポリペプチドワクチン、酵素、エンドルフィン、糖タンパク質、リポタンパク質、及び組織的に薬理学的効果を発揮する血液凝固カスケード内に含まれるポリペプチドがある。
次に、例として、添付図面を参照して、本発明の実施例を説明する。これ等の実施例の詳細な仕組み、構造、及び作動は特許文献1に詳細に記載されている。従って、次の説明、及び図面は本発明装置の重力作動ロック機構、及びこの機構を理解するための本発明装置の他の部片を説明するものである。
図2a、図2b、及び図2cにおいて、本発明装置は下部(2)と上部(3)とから成る長いハウジング(1)と、マウスピース(5)を覆って、ハウジング(1)に連結されたキャップ(4)とを備える。図2bにおいては、キャップを軸線A−A′に沿って、ハウジングに対して、横方向に、一杯に突出させて、キャップを除去した状態に、この装置を示している。この位置では、マウスピース(5)は一部見えているが、使用者がまだ、マウスピースを操作できない状態にある。キャップは一体アーム(6)を有しており、この一体アーム(6)はハウジングの内部の案内レール(図示せず)に沿って移動すると共に、一体アーム(6)は第1ロック手段を有する摺動部(図3参照)に連結されている。図2cはキャップを一杯に突出させて、90度回転し、マウスピースを使用者に対し、完全に露出しており、吸入のため、マウスピース内の有効薬剤を投薬する準備ができ上がっている。キャップの移動は一体のアーム(6)を通じて、ハウジングの内部の投薬機構(図示せず)に伝えられ、図2cに示す位置にキャップがある場合、孔(7)を通じて、マウスピースを吸引する患者によって、装置を作動させる時、患者に投与する準備ができた投薬室内に、一単位量の薬剤を送給する。この装置はほぼ水平な状態に示されており、即ち、縦軸線A−A′に対し、実質的に傾いておらず、縦軸線A−A′の周りに、実質的に回転もしていない。このように、軸線が水平で、軸線の周りに回転もしていない方向位置においては、頂面が符号(8)で示されていて、ハウジングの内部にあるリザバーは投薬機構(図示せず)のほぼ垂直上方に位置していて、リザバーの底面にある出口ポートを通じて、投薬機構に、一単位量の薬剤を重力によって送給することができる。同時に、以下に詳細に説明する装置内のロック機構はこの方向位置において、キャップを除去することができる非ロック位置にあり、従って、使用者が装置を作動させることができ、それにより、薬剤の正しい投与を使用者が受けることができる。
図3は摺動部(9)の斜視図を示している。基本的に、この摺動部は両側壁(15)を有する本体(10)から成り、これ等の各側壁には溝孔(11)と突起(14)とが形成されている。突起はキャップのアーム(6)に設けた溝孔に係合していて、摺動部(9)をキャップ(4)に連結しており、同時に、溝孔(11)はアーム(6)に設けた突起に係合している。これ等の溝孔と、突起とを協働させることによって、キャップを引っ張って、開く時のキャップの移動は摺動部に伝えられ、このようにして、キャップの移動に従って、摺動部は側方に動くことができる。キャップが一旦、完全に突出すると、次に、図2cに示すように90度、揺動することができ、使用者がマウスピースを操作することができる。本体(10)の底部には突起(13)が設けられており、ハウジング(2)の下部に設けた案内レールに、突起(13)は係合し、この案内レールに沿って、摺動部は側方に移動することができる。また、本体は衝合部(12)を有しており、以下に一層詳細に説明する重力作動ロック機構の第1ロック素子を衝合部(12)は有している。
図4a、及び図4bにおいて、ハウジング(2)の下部の内面には多数の成型された部分がある。特に、このハウジングの輪郭部(19)はハウジングに成型され、又はプレスにより形成されている。この輪郭部は基本的な平坦面(18)と、傾斜面(17)とから成り、傾斜面(17)は平坦面(18)から上方、外方に、ハウジングの壁の方向に延びている。2個の山形壁(20)は案内レール(16)の外側で、ハウジング壁の方向に延びているが、ハウジング壁まで完全には延びていない。山形壁の端部と、これに対向するハウジングの壁とによって、通路(21)が画定されている。この装置が非ロック位置にある時、ブロッキングボール(図示せず)はそれぞれの平坦面18内に静止していて、壁(20)と傾斜面(17)とによって、所定位置に保持されている。
ハウジングの下部(2)内に、案内レール(13)に、取り付けられた摺動部(9)(断面ではない)を図5aに示す。このような取付け位置では、衝合部(12)はハウジングの下部(2)の底部に向け、下方に延びており、キャップ(4)の移動に従って、摺動部が案内レールに沿って、側方に往復動する時、衝合部(12)は通路(21)を通過するように構成されている。突起(14)と溝孔(11)とによって、摺動部に連結されているキャップのアーム(6)によって、キャップの移動は摺動部に伝えられる。簡明のため、連結されているアーム(6)を図5aには示していない。この図5aでは、摺動部は最も後退した位置にあって、キャップが閉じている時の状態を示している。この配置では、衝合部(12)は通路(21)内に突出していない。ロックボール(22)は重力作動ロック機構の第2ロック素子を形成していて、第2ロック素子はその非ロック位置にある状態に示されており、もし、キャップが開かれて、摺動部が衝合部を動かせば、衝合部は阻止されること無く、通路を通って移動する。
図5bはほぼ図5aに類似するが、図5bの唯一の相違はキャップ(4)がハウジング(1)から離れて、外方に、側方に引っ張られて、図2bに示す位置を占めた結果、摺動部(9)が前方に引っ張られていることである。図5bでは、ブロックボール(22)を経て、通路(21)を通り、摺動部(9)と共に前進した状態に衝合部(12)が見えている。この図面でも、ブロックボールは非ロック位置にあり、衝合部(12)は妨げられること無く、ボールを通過し、キャップを開くことを許容している。
図6は図5a、及び図5bとほぼ類似する状態を示している。しかし、図6の装置は軸線A−A′の周りに、反時計方向に回転し終わっている。図面の左に示すブロックボール(22)は平坦面18を去って、ハウジングの下部(2)の壁の方向に傾斜面(17)を横切って移動している状態である。傾斜面(17)を横切って移動する慣性に打ち勝つように、ブロックボール(22)の回転は十分なものでなければならない。回転の重要な点に達した後は、ボールは図示の位置に、重力を受けて移動する。ブロックボール(22)の質量を変えることにより、又は傾斜面(17)の傾斜を変更することにより、又はボールとハウジングの輪郭部との間の接触角を変えることにより、又はこれ等の任意の組合せにより、慣性力を増大し、又は減少することにより、ロック機構の感度を調整し得ることは当業者には当然、明らかである。このボールの移動はこの装置の回転の結果として発生する。傾斜面(17)上にブロックボール(22)がある場合、キャップ(4)を動かそうとし、従って摺動部(9)を動かそうとするいかなる試みも阻止される。これは衝合部(12)がブロックボール(22)に接触するからである。このようにして、もし、使用者が正しい投薬のための適切な方向位置から外して、この装置を回転すれば、キャップを除去することができない。図6は装置を反時計方向に回転した場合を示しているが、この装置を時計方向に回転したとすると、図面の右側にあるブロックボール(22)が対向する衝合部の通路内に移動することによって、ロックが行われる。
図7は図5a、図5b、及び図6とほぼ類似する状態を示しているが、図7ではこの装置のキャップ端を上方に傾けたかのように、軸線から外して、装置を(回転するのでなく)傾けている。この傾動に応動して、両方のブロックボール(22)は山形壁(20)によって、案内され、傾斜面17を横切って移動する。この場合も、ブロックボール(22)は通路(21)内で、傾斜面17上に位置しており、キャップ(4)を動かそうと、どんなに試みても、衝合部(12)がブロックボール(22)に接触して、ロック機構を作動させる。この装置の傾動運動に対するロック機構の感度は回転運動の場合について上述したのと同様に調整することができる。
静電界の許で、ハウジングの輪郭部上で、又は輪郭部内で自由に動かすために必要な第2ロック素子の密度と、静電界の強さとの実験により求めた関係を示すグラフである。 本発明装置を示す斜視図である。 本発明装置からキャップを除去する第1段階を示す斜視図である。 本発明装置からキャップを除去する次の段階を示す斜視図である。 第1ロック素子を包含し、キャップに連結された本発明に使用する摺動部、又はキャリッジを示す。 本発明装置のハウジングの下部の平面図を示す。 本発明装置のハウジングの下部の斜視図を示す。 図2aの装置の一部の軸線B−B′に沿う断面の斜視図である。 本発明装置の摺動部を手前側にずらして示す図5aとほぼ類似する斜視図である。 本発明装置を軸線A−A′の周りに回転した結果、ボールがロック位置に移動することを示す一部の断面図である。 本発明装置を軸線A−A′から外して、傾けた場合のボールの移動を示す一部の断面図である。
符号の説明
1 ハウジング
2 下部
3 上部
4 キャップ
5 マウスピース
6 アーム
8 リザバー
9 摺動部
10 本体
11 溝孔
12 衝合部
13 突起、案内レール
14 突起
15 側壁
16 案内レール
17 傾斜面
18 平坦面
19 ハウジングの輪郭部
20 山形壁
21 通路
22 ロックボール、ブロックボール

Claims (17)

  1. 有効薬剤を収容するハウジングと、前記ハウジングに連結されたキャップと、前記ハウジング、及び前記キャップを共にロックする重力作動ロック手段とを備える容器であって、前記容器が第1方向位置に保持されている時、前記キャップは非ロック状態にあるが、前記容器が前記第1方向位置の外に傾き、又は回転する時、前記ロック手段は前記キャップをロックするロック係合状態に重力によって、押圧されるように構成されており、更に前記ロック手段は前記キャップに連結されて前記ハウジング内で、前記キャップに従って移動可能である第1ロック素子と、ロック係合状態に前記第1ロック素子に係合するように、前記第1方向位置から外れる前記容器のいかなる傾動、又は回転運動にも応動して、前記ハウジングの内面に形成された輪郭部上を重力の作用を受けて移動可能である第2ロック素子とを備えている有効薬剤の分配容器において、静電界の存在の許でも前記ハウジングの前記輪郭上で、前記第2ロック素子が重力の作用を受けて自由に移動し得る少なくとも約1500 kg/m3の密度を有する材料によって、前記第2ロック素子を形成したことを特徴とする薬剤の分配容器。
  2. 前記ハウジング、及び前記キャップの両方が同一の水平平面内にあるように、前記容器が一方向位置に保持されている時、前記キャップは非ロック状態にあるが、前記水平平面の外に傾き、又は回転した時は前記ロック手段は重力によって、ロック係合状態に押圧されて、前記キャップをロックする請求項1に記載の容器。
  3. 前記容器が患者の呼吸器路に、有効薬剤の投薬量を分配する吸入装置である請求項1、又は2に記載の容器。
  4. 有効薬剤を収容するハウジングと、前記ハウジングに連結されたキャップと、前記ハウジング、及び前記キャップを共にロックする重力作動ロック手段とを備える装置であって、前記装置が第1方向位置に保持されている時、前記キャップは非ロック状態にあるが、前記第1方向位置の外に傾き、又は回転する時、前記ロック手段は前記キャップをロックするロック係合状態に重力によって、押圧されるように構成されており、更に前記ロック手段は前記キャップに連結されて前記ハウジング内で、前記キャップに従って移動可能である第1ロック素子と、ロック係合状態に前記第1ロック素子に係合するように、前記第1方向位置から外れる前記装置のいかなる傾動、又は回転運動にも応動して、前記ハウジングの内面に形成された輪郭部上を重力の作用を受けて移動可能である第2ロック素子とを備えている患者の呼吸器路に有効薬剤の投与量を分配する吸入装置において、静電界内でも前記ハウジングの前記輪郭上で、前記第2ロック素子が重力の作用を受けて自由に移動し得る少なくとも約1500 kg/m3の密度を有する材料によって、前記第2ロック素子を形成したことを特徴とする薬剤の吸入装置。
  5. 前記ハウジング、及び前記キャップの両方が同一の水平平面内にあるように、前記装置が一方向位置に保持されている時、前記キャップは非ロック状態にあるが、前記水平平面の外に傾き、又は回転した時、前記ロック手段は重力によって、ロック係合状態に押圧されて、前記キャップをロックする請求項4に記載の吸入装置。
  6. 患者の呼吸器路に有効薬剤の投与量を分配する吸入装置であって、前記吸入装置は
    上部、及び下部を有し、前記下部の内面に形成されたハウジング輪郭部を有するハウジングと、
    前記ハウジングに取り付けられ、又は前記ハウジングに取り付けられるようにしたマウスピースと、
    前記ハウジングに連結され、前記マウスピースを覆っているキャップとを備え、前記ハウジングは
    出口ポートを有し、この出口ポートを通して解放することができる有効薬剤を保管するリザバーと、
    前記リザバーの前記出口ポートから、有効薬剤の投与量を収容する投薬室と、
    前記マウスピースを通じて、前記投薬室から患者に、気体の流れに乗せて、投薬量を送給する送給手段とを有しており、
    更に、前記吸入装置は
    前記ハウジングと前記キャップとを一緒にロックする重力作用ロック手段を備え、前記装置が第1方向位置に保持されている時、前記キャップは非ロック状態にあるが、前記装置が前記第1方向位置の外に傾き、又は回転する時、前記ロック手段は前記キャップをロックするロック係合状態に、重力によって押圧されるように構成されており、前記ロック手段は
    前記キャップに連結されて前記ハウジング内で前記キャップに従って移動可能である第1ロック素子と、
    ロック係合状態に前記第1ロック素子に係合するように、前記第1方向位置から外れる前記装置の傾動、又は回転運動に応動して、前記ハウジングの輪郭部上を重力の作用を受けて、第1位置から第2位置に移動可能であり、前記ハウジングの輪郭部上に位置している第2ロック素子とを備える吸入装置において、
    静電界の存在の許でも前記ハウジングの前記輪郭部上で、前記第2ロック素子が重力の作用を受けて自由に動くことができる少なくとも約1500 kg/m3の密度を有する材料によって前記第2ロック素子を形成したことを特徴とする吸入装置。
  7. 前記ハウジング、及び前記キャップの両方が同一の水平平面内にあるように、前記装置が一方向位置に保持されている時、前記キャップは非ロック状態にあるが、前記水平平面の外に傾き、又は回転した時、前記ロック手段は重力によって、ロック係合状態に押圧されて、前記キャップをロックする請求項6に記載の吸入装置。
  8. 患者の呼吸器路に有効薬剤の投与量を分配する吸入装置であって、前記吸入装置は
    上部、及び下部を有し、前記下部の内面に形成されたハウジング輪郭部を有するハウジングと、
    前記ハウジングに取り付けられ、又は前記ハウジングに取り付けられるようにしたマウスピースと、
    前記ハウジングに連結され、前記マウスピースを覆っているキャップとを備え、前記ハウジングは
    出口ポートを有し、この出口ポートを通して解放することができる有効薬剤を保管するリザバーと、
    前記リザバーから、有効薬剤の投与量を収容する投薬室と、
    前記マウスピースを通じて、前記投薬室から患者に、気体の流れに乗せて、投薬量を送給する送給手段とを有しており、
    更に前記吸入装置は
    前記ハウジングと前記キャップとを一緒にロックする重力作用ロック手段を備えており、前記リザバーの出口ポートが前記投薬室の垂直上方に位置し、又はほぼ垂直上方に位置するように、前記装置が一方向位置に保持されている時、前記キャップは非ロック状態にあるが、前記装置が前記方向位置の外に傾き、又は回転する時、前記ロック手段は前記キャップをロックするロック係合状態に、重力で押圧されるように構成されており、前記ロック手段は
    前記キャップに連結されて、前記ハウジング内で前記キャップに従って移動可能である第1ロック素子と、
    ロック係合状態に前記第1ロック素子に係合するように、前記方向位置から外れる前記装置のいかなる傾動、又は回転運動にも応動して、前記ハウジングの輪郭部上を重力の作用を受けて、第1位置から第2位置に移動可能であり、前記ハウジングの輪郭部上に位置している第2ロック素子とを備える吸入装置において、
    静電界の存在の許でも前記ハウジングの前記輪郭部上で、前記第2ロック素子を重力の作用を受けて自由に動くことができる少なくとも約1500 kg/m3の密度を有する材料によって、前記第2ロック素子を形成したことを特徴とする吸入装置。
  9. 前記第2ロック素子が鋼で形成されている前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の容器。
  10. 前記第2ロック素子が鋼で形成されている前記請求項4〜8のいずれか1項に記載の吸入装置
  11. 前記第2ロック素子が鋼と、少なくとも1個の付加材料とで形成されている前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の容器。
  12. 前記第2ロック素子が鋼と、少なくとも1個の付加材料とで形成されている前記請求項4〜8、または10のいずれか1項に記載の吸入装置。
  13. 前記少なくとも1個の付加材料がプラスチック材料、又は弾性材料である請求項11に記載の容器。
  14. 前記第2ロック素子がボールの形状である前記請求項1〜3、9、11、または13のいずれか1項に記載の容器。
  15. 前記第2ロック素子がプラスチック材料、又は弾性材料をコーティングした鋼製ボールの形状である前記請求項1〜3、9、11、13、または14のいずれか1項に記載の容器。
  16. 前記ボールが3〜6mmの直径を有している請求項1、又は1に記載の容器。
  17. 前記ボールが4mmの直径を有している請求項1に記載の容器。
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