JP4991676B2 - データ転送方法、データ転送元コンピュータおよびプログラム - Google Patents

データ転送方法、データ転送元コンピュータおよびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4991676B2
JP4991676B2 JP2008299428A JP2008299428A JP4991676B2 JP 4991676 B2 JP4991676 B2 JP 4991676B2 JP 2008299428 A JP2008299428 A JP 2008299428A JP 2008299428 A JP2008299428 A JP 2008299428A JP 4991676 B2 JP4991676 B2 JP 4991676B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
data
determined
computer
destination computer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008299428A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010130059A (ja
Inventor
慎一 佐藤
典雄 荒城
博 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2008299428A priority Critical patent/JP4991676B2/ja
Publication of JP2010130059A publication Critical patent/JP2010130059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4991676B2 publication Critical patent/JP4991676B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

本発明は、複数の転送データを複数のコンピュータへ同時並列に転送するデータ転送方法、データ転送元コンピュータおよびプログラムに関する。
近年、コンピュータのOS(Operating System)は、その種類やバーションが増加したため、コンピュータ生産時におけるOSのプレインストール時間がその生産効率向上の阻害要因になってきた。
従来、コンピュータのロット生産方式では、OSなどのプレインストールデータは、転送元のコンピュータから複数の転送先のコンピュータへ同時並列に転送される。従って、同じデータサイズのOSを同じ転送能力を有する複数のコンピュータにプレインストールする場合には、そのプレインストール時間はすべて同じであるため、生産効率上の問題は生じなかった。
近年においては、製造されるコンピュータの多品種少量生産化が進行し、それに伴い、そのコンピュータにも様々な種類のOSがプレインストールされるようになってきた。また、同じ種類のOSであっても、様々なバージョンが存在する。さらには、製造されるコンピュータの性能もそれぞれ異なる場合が多い。
そのため、ロット生産方式では、それぞれ異なるOSを、転送能力が異なる複数のコンピュータにプレインストールすることになり、その結果、それぞれのプレインストール時間も異なることになる。その場合、ロット生産における複数のコンピュータに対するプレインストール時間は、プレインストール時間が最大になるコンピュータのプレインストール時間によって律速される。すなわち、コンピュータのロット生産における生産効率が、プレインストール時間が最大になるコンピュータのプレインストール時間によって制約される。
特許文献1には、ソフトウエアを配布するコンピュータまたは通信ネットワークの転送能力や、複数の配布先コンピュータに対してインストールするソフトウエアの容量(つまり、データ転送量)、インストールする時間帯、優先順位、などに基づき、ソフトウエアを配布するスケジュールを決定し、そのスケジュールに従ってソフトウエアを配布するソフトウエア配布方法が開示されている。
特開2001−166943号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているソフトウエア配布方法は、すでにクライアントに利用されているコンピュータにソフトウエアを配布する方法であって、ロット生産方式で製造途上にあるコンピュータに対するソフトウエアの配布方法ではない。従って、そのソフトウエア配布方法では、ロット生産方式で製造途上にある複数のコンピュータに対し、OSなどをプレインストールするとき、そのプレインストールの効率を向上させることはできない。
本発明の目的は、ロット生産で製造される複数のコンピュータに対してそれぞれ異なるプレインストールデータを転送するデータ転送時間を短縮し、そのロット生産の効率向上を図ることが可能なデータ転送方法、データ転送元コンピュータおよびプログラムを提供することにある。
本発明は、記憶装置に複数の転送データを記憶したデータ転送元コンピュータが、複数の転送先コンピュータのそれぞれから求められる転送データを、その複数の転送先コンピュータへ同時並列に転送するデータ転送方法であって、
前記データ転送元コンピュータが、
(1)前記複数の転送先コンピュータのそれぞれから、転送データを指定する転送データコードと、その転送先コンピュータのデータ転送の最大転送速度と、を取得し、
(2)前記複数の転送先コンピュータのそれぞれについて、前記取得した転送データコードによって指定された転送データの転送データ量を求め、
(3)前記複数の転送先コンピュータのそれぞれに対する転送速度を、前記複数の転送先コンピュータのそれぞれに対して取得された最大転送速度以下にし、かつ、前記複数の転送先コンピュータのそれぞれに対する転送速度の総和を前記データ転送元コンピュータのデータ転送の最大転送速度以下にするという制約条件の下で、前記複数の転送先コンピュータへ前記転送データをそれぞれ転送するときのデータ転送時間の最大値が小さくなるように、前記複数の転送先コンピュータのそれぞれに対する転送速度を決定し、
(4)前記複数の転送先コンピュータのそれぞれに対して決定した転送速度で、前記複数の転送先コンピュータのそれぞれへ前記指定された転送データを、同時並列にデータ転送する
ことを特徴とする。
本発明においては、データ転送元コンピュータが前記(3)を実行することによって、複数の転送先コンピュータに対する転送データの転送時間の最大値をできるだけ小さくすることができる。従って、プレインストール時間を律速する転送データの転送時間が短縮されるので、コンピュータのロット生産の効率が向上する。
本発明によれば、ロット生産で製造される複数のコンピュータに対するプレインストールデータのデータ転送時間を短縮し、そのロット生産の効率向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るデータ転送方法を適用したデータ転送元コンピュータおよびデータ転送先コンピュータの構成の例を示した図である。
図1に示すように、データ転送元コンピュータ1は、例えば、工場内に敷設されたLAN(Local Area Network)などの通信ネットワーク4を介して、データ転送先となる複数の(図1では3台の)コンピュータ2に接続されている。また、そのそれぞれのコンピュータ2には、外付けのDVD(Digital Versatile Disk)装置などからなる外部データ入力装置3が接続されている。
外部データ入力装置3には、コンピュータ2を起動して、コンピュータ2の最低限必要な機能を実現するためのプログラムが保持されており、さらに、そのコンピュータ2へ転送する転送データ(プレインストールデータなど)を指定するための転送データコードと、そのコンピュータの転送能力を表した最大転送速度と、が記録されている。
図1において、データ転送先のコンピュータ2は、性能データ送信処理部21、転送データ受信処理部22、転送データ記憶部23などを含んで構成される。
性能データ送信処理部21は、外部データ入力装置3から転送データコードおよび最大転送速度のデータを取得するとともに、その取得した転送データコードおよび最大転送速度のデータをデータ転送元コンピュータ1へ送信する。
転送データ受信処理部22は、データ転送元コンピュータ1へ送信した転送データコードに応じて、データ転送元コンピュータ1から転送されるプレインストールデータなどの転送データを受信し、受信した転送データを転送データ記憶部23に格納する。ここで、転送データ記憶部23は、ハードディスク装置などの記憶装置によって構成される。
なお、コンピュータ2は、図示しないCPU(Central Processing Unit)と、半導体メモリやハードディスク装置などからなる記憶装置と、を含んで構成される。そして、性能データ送信処理部21、転送データ受信処理部22などの機能は、前記CPUが、外部データ入力装置3から前記記憶装置にロードしたプログラムを実行することによって実現される。
また、図1において、データ転送元コンピュータ1は、転送速度決定処理部11、転送データ送信処理部12、接続受付処理部13、転送速度管理テーブル14、転送データ記憶部15などを含んで構成される。
接続受付処理部13は、通信ネットワーク4を介して、転送先のコンピュータ2が接続されたことを検出して、そのコンピュータ2から送信される転送データコードおよび最大転送速度のデータを取得し、その取得した転送データコードおよび最大転送速度のデータを転送速度管理テーブル14の所定の欄に格納する。なお、転送速度管理テーブル14の構成については、別途、図2を参照して説明する。
転送速度決定処理部11は、転送先の各コンピュータ2へ転送する転送データのデータサイズ、各コンピュータ2の最大転送速度、データ転送元コンピュータ1の最大転送速度を考慮して、各コンピュータ2へ実際に転送データを転送するときの各コンピュータ2の転送速度を決定する。その決定に際しては、各コンピュータ2の転送速度の最大値ができるだけ小さくなるようにする。転送速度決定処理部11の詳細な処理については、別途、図4を参照して説明する。
転送データ記憶部15は、ハードディスク装置などの記憶装置によって構成され、複数種類の転送データをあらかじめ記憶している。なお、ここでいう複数種類の転送データとは、本実施形態の場合、コンピュータ2にプレインストールされる各種OSの各種バージョンのプログラムを構成するデータである。そして、その複数種類の転送データのそれぞれには、その転送データを一意に識別するための転送データコードが付されている。
転送データ送信処理部12は、接続受付処理部13によって各コンピュータ2から取得された転送データコードによって指定される転送データを、転送データ記憶部15から読み出し、その読み出した転送データを、転送速度決定処理部11によって決定された各コンピュータ2の転送速度に従って、各コンピュータ2へ同時並列に転送する。
なお、データ転送元コンピュータ1は、図示しないCPUと、半導体メモリやハードディスク装置などからなる記憶装置と、を含んで構成される。そして、転送速度決定処理部11、転送データ送信処理部12、接続受付処理部13などの機能は、前記CPUが、前記記憶装置にあらかじめ格納されている所定のプログラムを実行することによって実現される。
図2は、本発明の実施形態に係る転送速度管理テーブル14の構成の例を示した図である。図2に示すように、転送速度管理テーブル14は、各転送先のコンピュータ2ごとに転送データコード(c)、転送データサイズ(d)、最大転送速度(s)、理想転送時間(t)、決定転送速度(S)、決定転送時間(T)などのデータを格納する欄を備えて構成される。
ここで、転送データコード(c)および最大転送速度(s)は、各コンピュータ2から送信されるデータであり、転送データサイズ(d)は、転送データコード(c)に基づき、転送データ記憶部15を参照して得られるデータである。また、理想転送時間(t)は、転送データサイズ(d)の転送データを最大転送速度(s)で転送したときの転送時間で、式(t=d/s)によって算出される。
また、決定転送速度(S)および決定転送時間(T)の各欄には、転送速度決定処理部11によって決定される各コンピュータへの転送速度および転送時間が格納される。なお、その転送速度および転送時間を決定する処理の途上においては、この決定転送速度(S)および決定転送時間(T)の各欄には、計算途上の仮の決定転送速度および仮の決定転送時間が格納される。
図3は、本発明の実施形態に係るデータ転送元コンピュータ1が複数のデータ転送先のコンピュータ2へデータ転送を行う場合に実行する処理の流れの例を示した図である。
データ転送元コンピュータ1の図示しないCPUは(以下、単に、「データ転送元コンピュータ1は」という)は、まず、データ転送先の各コンピュータ2(i)から、転送データを指定する転送データコード(c)と、コンピュータ2(i)のデータ転送の最大転送速度(s)と、を取得し(ステップS01)、その取得した転送データコード(c)と最大転送速度(s)とを、転送速度管理テーブル14の対応する各欄に格納する。なお、図1,2において、i=A,B,Cである。
次に、データ転送元コンピュータ1は、転送データ記憶部15を参照して、データ転送先の各コンピュータ2(i)について、転送データコード(c)によって指定された転送データの転送データサイズ(d)を取得し(ステップS02)、その取得した転送データサイズ(d)を転送速度管理テーブル14の対応する欄に格納する。
次に、データ転送元コンピュータ1は、データ転送先の各コンピュータ2(i)の決定転送速度(S)を、次の2つの制約条件の下で各コンピュータ2(i)の決定転送時間(T)の最大値ができるだけ小さくなるように決定する(ステップS03)。
制約条件1: 各コンピュータ2(i)の決定転送速度(S)は、各コンピュータ2(i)の最大転送速度(s)以下、すなわち、S≦s
制約条件2: 各コンピュータ2(i)の決定転送速度(S)の総和は、データ転送元コンピュータ1の最大転送速度(SS)以下、すなわち、ΣS≦SS。
なお、ステップS03においては、適宜、決定転送速度(S)が決定され、そのときの決定転送時間(T)が算出される。そして、その決定または算出された決定転送速度(S)および決定転送時間(T)は、転送速度管理テーブル14の対応する各欄に格納される。
本明細書では、以下、このステップS03に対応する処理を「転送速度決定処理」と呼ぶ。なお、この転送速度決定処理の具体的な処理フローの例については、図5を参照して、別途、詳しく説明する。
次に、データ転送元コンピュータ1は、ステップS03で決定したデータ転送先の各コンピュータ2(i)の決定転送速度(S)に従って、転送データコード(c)により指定される転送データを転送データ記憶部15から読み出して、各コンピュータ2(i)へ同時並列に転送する(ステップS04)。
なお、ここでいう同時並列のデータ転送とは、データ転送元コンピュータ1が、複数の転送先のコンピュータ2(i)に対するデータ転送を同時に開始し、かつ、並列に転送することをいう。このような同時並列のデータ転送は、ロット生産方式でプレインストールデータなどを転送する場合に、しばしば用いられる転送方法である。
以上、図3に示したデータ転送元コンピュータ1の処理において、ステップS03の処理(転送速度決定処理)は、各コンピュータ2(i)の決定転送時間(T)についての最大値を最小化する処理である。すなわち、ステップS03の転送速度決定処理によって、各コンピュータ2(i)の決定転送時間(T)の中で最大となる時間、つまり、全体としてのデータ転送時間を律速する値が短縮されることになる。
従って、データ転送元コンピュータ1は、各コンピュータ2(i)に対して、あらかじめ設定された転送データを、同時並列にデータ転送するときの全体としての転送時間を短縮することができる。なお、本明細書では、「全体としての転送時間」というときは、各コンピュータ2(i)の決定転送時間(T)の最大値を意味するものとする。
図4は、本発明の実施形態に係るデータ転送元コンピュータ1によって行われるデータ転送の効果を示した図であり、(a)は、転送速度決定処理を適用しない場合の例、(b)は、転送速度決定処理を適用した場合の例である。
図4の例では、最大転送速度が900Mbpsのデータ転送元のコンピュータから、最大転送速度が300Mbpsのコンピュータ(A)に1GBの転送データを転送し、同じく最大転送速度が300Mbpsのコンピュータ(B)に1GBの転送データを転送し、さらに、最大転送速度が500bpsのコンピュータ(C)に4GBの転送データを転送する場合を考える。
ここで、Mbpsは、メガビット/秒の略であり、1GB(ギガバイト)は、1000MB(メガバイト)=8×1000Mb(メガビット)であるとする。
次に、3台のコンピュータ(A)、(B)、(C)の間で全体としてのデータ転送時間を最小化する転送速度決定処理をしなかった場合には、図4(a)に示すように、データ転送元コンピュータ1は、例えば、3台のコンピュータ(A)、(B)、(C)のいずれにも300Mbpsの転送速度を割当てて、データ転送を開始する。そして、コンピュータ(A)、(B)へのデータ転送が終了した時点で、コンピュータ(C)に対して最大転送速度の500Mbpsを割当て、コンピュータ(C)へのデータ転送を行う。この場合には、全体としての転送時間は、75秒となる。
一方、全体としてのデータ転送時間を最小化する転送速度決定処理をした場合には、その転送速度決定処理によって得られた決定転送速度(S)を用い、コンピュータ(A)に275Mbpsを割当て、コンピュータ(B)に125Mbpsを割当て、コンピュータ(C)に500Mbpsを割当てる。この場合には、全体としての転送時間は、64秒となる。すなわち、転送速度決定処理をしなかった場合に比べ、全体としての転送時間は、11秒短縮されたことになる。
このように、全体としての転送時間の短縮が可能なのは、転送速度決定処理によって、データ転送元コンピュータ1のデータ転送の最大転送速度(SS)の帯域を、転送先のコンピュータ2に効率よく割り振ることができるからである。
図5は、本発明の実施形態に係る転送速度決定処理の詳細な処理フローの例を示した図である。なお、この処理フローの場合には、転送先のコンピュータ2の台数は、3台に限定される。
図5において、データ転送元コンピュータ1は、まず、転送速度管理テーブル14を参照して、各コンピュータ(i)のデータサイズ(d)と最大転送速度(s)とを取得し、データサイズがdの転送データを、各コンピュータ(i)の最大転送速度(s)で、各コンピュータ(i)へ転送したときの理想転送時間(t)を、式 t=d/s により算出する(ステップS11)。ここで、i=A,B,Cである。
次に、データ転送元コンピュータ1は、各コンピュータ(i)の理想転送時間(t)の最大値tmax=max{t,t,t }を与えるコンピュータ(j)の最大転送速度(s)、理想転送時間(t)を、それぞれ、そのコンピュータ(j)の決定転送速度(S)、決定転送時間(T)に設定する。すなわち、S=s、T=tとする(ステップS12)。
ここで、maxは、複数の数値の中から最大値を求める関数である。なお、最大値となる数値が複数あった場合には、そのいずれか1つがとられる。
また、ステップS12で求められるコンピュータ(j)の決定転送時間(T)は、コンピュータ(j)の理想転送時間(t)であるから、全体としての転送時間をこの理想転送時間(t)より小さくすることはできない。
次に、データ転送元コンピュータ1は、自らにあらかじめ設定されている最大転送速度(SS)からコンピュータ(j)の決定転送速度(S)を差引いて得られる残余転送速度(S)を、式 S=SS−S により算出する(ステップS13)。
次に、データ転送元コンピュータ1は、決定転送速度(si)が未決定、つまり、コンピュータ{A,B,C}からコンピュータ(j)を除外したコンピュータ{k,k}のうち、その最大転送速度(sk1)が大きいほうのコンピュータ(k)の決定転送速度(Sk1)の値として、そのコンピュータ(k)の最大転送速度(sk1)と、残余転送速度(S)から微小量(δ)を差引いた値(S−δ)と、のうち小さいほうの値を設定する、すなわち、Sk1=min{sk1,S−δ}とする(ステップS14)。ここで、例えば、δ=10である。
ここで、minは、複数の数値の中から最小値を求める関数である。なお、最小値となる数値が複数あった場合には、そのいずれか1つがとられる。
次に、データ転送元コンピュータ1は、コンピュータ(k)の決定転送時間(Tk1)を、式 Tk1=dk1/Sk1 により算出する(ステップS15)。
次に、データ転送元コンピュータ1は、決定転送速度が未決定、すなわち、コンピュータ(j)とコンピュータ(k)を除いて得られたコンピュータ(k)の決定転送速度(Sk2)を、式 Sk2=S−Sk1 により算出し、さらに、決定転送時間(TK2)を、式 Tk2=dk2/Sk2 により算出する(ステップS16)。
次に、データ転送元コンピュータ1は、コンピュータ(k)の転送時間(Tk2)が、コンピュータ(j)の決定転送時間(T)より大きいか否かを判定する(ステップS17)。
そして、その判定の結果、コンピュータ(k)の転送時間(Tk2)が、コンピュータ(j)の決定転送時間(T)以下であった場合には(ステップS17でNo)、コンピュータ(k)の転送時間(Tk1)およびコンピュータ(k)の転送時間(Tk2)のいずれもが、コンピュータ(j)の決定転送時間(T)以下になるので、そのそれぞれのコンピュータ(j)、(k)、(k)の決定転送速度(S)、(Sk1)、(Sk2)は、確定されたことになり、データ転送元コンピュータ1は、転送速度決定処理を終了する。
一方、コンピュータ(k)の転送時間(Tk2)が、コンピュータ(j)の決定転送時間(T)より大きかった場合には(ステップS17でYes)、データ転送元コンピュータ1は、コンピュータ(k)の転送時間(Tk2)としてコンピュータ(j)の転送時間(T)を設定し(すなわち、Tk2=T)、さらに、コンピュータ(k)の決定転送速度(Sk2)を、Sk2=dk2/Tk2により算出する(ステップS18)。
次に、データ転送元コンピュータ1は、残余転送速度(S)からコンピュータ(k)の決定転送速度(Sk2)を差引いた値を、コンピュータ(k)の決定転送速度(Sk1)として設定、すなわち、Sk1=S−Sk2とし、さらに、決定転送時間(Tk1)を、式 Tk1=dk1/Sk1 により算出する(ステップS19)。
次に、データ転送元コンピュータ1は、コンピュータ(k)の転送時間(Tk1)が、コンピュータ(j)の決定転送時間(T)より大きいか否かを判定する(ステップS20)。
そして、その判定の結果、コンピュータ(k)の転送時間(Tk1)が、コンピュータ(j)の決定転送時間(T)以下であった場合には(ステップS20でNo)、コンピュータ(k)の転送時間(Tk1)およびコンピュータ(k)の転送時間(Tk2)のいずれもが、コンピュータ(j)の決定転送時間(T)以下になるので、そのそれぞれのコンピュータ(j)、(k)、(k)の決定転送速度(S)、(Sk1)、(Sk2)は、確定されたことになり、データ転送元コンピュータ1は、転送速度決定処理を終了する。
一方、コンピュータ(k)の転送時間(Tk1)が、コンピュータ(j)の決定転送時間(T)より大きかった場合には(ステップS20でYes)、データ転送元コンピュータ1は、コンピュータ(j)の決定転送速度(S)から所定値(Δ)を減じて、S=S−Δとし、コンピュータ(j)の決定転送時間(T)および残余転送速度(S)を、それぞれ、式 T=d/S、 S=SS−S により算出する(ステップS21)。ここで、例えば、Δ=10である。
ステップS21の処理は、コンピュータ(j)に割当てる転送速度を減じることを意味している。すなわち、この処理までは、コンピュータ(j)に割当てられていた決定転送速度(S)は、コンピュータ(j)の最大転送速度(s)であったのであるが、この処理によって、コンピュータ(j)の決定転送速度(S)は、所定量(Δ)減じられたものとなる。
データ転送元コンピュータ1は、その後、ステップ18の処理へ戻り、ステップ18以下の処理を繰り返して実行する。
なお、以上の転送速度決定処理の説明では、転送速度管理テーブル14への参照やデータ格納の動作については、説明するのを省略したが、実際には、適宜、参照され、また、算出されたデータが格納される。
ちなみに、転送速度決定処理の実行を開始する時には、各コンピュータ(i)の転送データコード(c)、転送データサイズ(d)および最大転送速度(s)のデータは、すでに、転送速度管理テーブル14に格納された状態にある(図3参照)。そして、ステップS11で、各コンピュータ(i)の理想転送時間(t)が算出され、転送速度管理テーブル14に格納される。その後、ステップS13以降の処理において、各コンピュータ(i)の決定転送速度(S)および決定転送時間(T)が算出され、転送速度管理テーブル14に格納される。
図6〜図8は、図5の転送速度決定処理よって算出された決定転送速度(S)および決定転送時間(T)が、転送速度管理テーブル14の中で変化する様子を示した図である。
図6のケースでは、初期値となる各コンピュータ(i)の転送データサイズ(d)および最大転送速度(s)には、図4(b)の場合と同じ値が設定されている。従って、図6は、図4(b)の各コンピュータ(i)の最終的な決定転送時間(T)を得るまでの決定転送速度(S)および決定転送時間(T)の変化の様子を示した図といえる。
図5の転送速度決定処理では、まず、初期値の理想転送時間(t)は、ステップS11の処理により設定される。そして、第1回の決定転送速度(S)および決定転送時間(T)は、ステップS12〜ステップS16の処理により設定される。さらに、第2回の決定転送速度(S)および決定転送時間(T)は、ステップS18〜ステップS19の処理で設定される。
また、第2回の処理のステップS20の判定では、コンピュータ(A=k)、(B=k)の決定転送時間(T)、(T)が、それぞれ、29秒、64秒となり、いずれも、コンピュータ(C=j)の決定転送時間(T)の64秒以下となるので、転送速度決定処理は終了し、各コンピュータ(i)の決定転送速度(S)、(S)、(S)が、275Mbps、125Mbps、500Mbpsに確定される。
次に、図7のケースでは、図6のケースからコンピュータ(A)、(B)の転送データサイズ(d)および最大転送速度(s)が変更されている。このケースでは、第1回の処理のステップS14において、コンピュータ(k)、つまり、コンピュータ(A)の決定転送速度(S)としては、コンピュータ(A)の最大転送速度(s)でなく、残余転送速度(S)から微小量(δ=10)を差引いた値(S−δ)が設定されている。これは、コンピュータ(C)でもコンピュータ(A)でも、その転送速度を500Mbpsとした場合には、データ転送元コンピュータ1の最大転送速度(SS)の900Mbpsを超えるからである。
しかしながら、ステップS17の判定結果は、図6のケースと同じになるので、第2回のステップS18〜ステップS19の処理は、図6のケースと同じように実行される。そして、ステップS20の判定では、コンピュータ(A)、(B)の決定転送時間(T)、(T)が、それぞれ、58秒、64秒となり、いずれも、コンピュータ(C)の決定転送時間(T)の64秒以下となるので、転送速度決定処理は終了し、各コンピュータ(i)の決定転送速度(S)、(S)、(S)が、275Mbps、125Mbps、500Mbpsに確定される。
次に、図8のケースは、図7のケースにおいて、コンピュータ(A)の転送データサイズ(dA)が増加されたケースである。この場合には、第2回のステップS18〜ステップS19の処理でコンピュータ(A)、(B)の決定転送時間(T)、(T)が、それぞれ、87秒、64秒となるので、ステップS20の判定では、転送速度決定処理の終了とはならず、ステップS21を実行した後、ステップS18へ戻り、ステップS18以下の処理を繰り返して実行する。
この繰り返しの処理では、コンピュータ(C)の決定転送速度(S)は、ステップS21を実行するたびに、所定量(Δ=10)ずつ減じられる。そして、第3回から第7回に到るまでの5回の処理によって、コンピュータ(A)、(B)、(C)の決定転送時間(T)、(T)、(T)が、いずれも、71秒となり、転送速度決定処理は終了し、そのそれぞれの決定転送速度(S)、(S)、(S)が、338Mbps、112Mbps、450Mbpsに確定される。
以上、図面を参照して説明したようにして、複数の転送先のコンピュータ(i)の決定転送時間(T)の最大値、つまり、全体としての転送時間を最小化することができる。よって、本実施形態によれば、ロット生産方式で製造中の複数のコンピュータに対してOSなどのインストールデータを転送する転送時間の最大値を小さくするすることができるので、コンピュータのロット生産の効率向上を図ることができるようになる。
本発明の実施形態に係るデータ転送方法を適用したデータ転送元コンピュータおよびデータ転送先コンピュータの構成の例を示した図。 本発明の実施形態に係る転送速度管理テーブルの構成の例を示した図。 本発明の実施形態に係るデータ転送元コンピュータが複数のデータ転送先のコンピュータへデータ転送を行う場合に実行する処理の流れの例を示した図。 本発明の実施形態に係るデータ転送元コンピュータによって行われるデータ転送の効果を示した図。 本発明の実施形態に係る転送速度決定処理の詳細な処理フローの例を示した図。 図5の転送速度決定処理よって算出された決定転送速度および決定転送時間が、転送速度管理テーブルの中で変化する様子を示した図。 図5の転送速度決定処理よって算出された決定転送速度および決定転送時間が、転送速度管理テーブルの中で変化する様子を示した図。 図5の転送速度決定処理よって算出された決定転送速度および決定転送時間が、転送速度管理テーブルの中で変化する様子を示した図。
符号の説明
1 データ転送元コンピュータ
2 コンピュータ(データ転送先コンピュータ)
3 外部データ入力装置
4 通信ネットワーク
11 転送速度決定処理部
12 転送データ送信処理部
13 接続受付処理部
14 転送速度管理テーブル
15 転送データ記憶部
21 性能データ送信処理部
22 転送データ受信処理部
23 転送データ記憶部

Claims (4)

  1. 記憶装置に複数の転送データを記憶したデータ転送元コンピュータが、複数の転送先コンピュータのそれぞれから求められる転送データを、その複数の転送先コンピュータへ同時並列に転送するデータ転送方法であって、
    前記データ転送元コンピュータは、
    前記複数の転送先コンピュータのそれぞれから、転送データを指定する転送データコードと、前記転送先コンピュータのデータ転送の最大転送速度と、を取得し、
    前記記憶装置を参照して、前記複数の転送先コンピュータのそれぞれについて、前記取得した転送データコードによって指定された転送データの転送データ量を求め、
    前記複数の転送先コンピュータのそれぞれに対する転送速度を、前記複数の転送先コンピュータのそれぞれに対して取得された最大転送速度以下にし、かつ、前記複数の転送先コンピュータのそれぞれに対する転送速度の総和を前記データ転送元コンピュータのデータ転送の最大転送速度以下にするという制約条件の下で、前記複数の転送先コンピュータへ前記転送データをそれぞれ転送するときのデータ転送時間の最大値が小さくなるように、前記複数の転送先コンピュータのそれぞれに対する転送速度を決定し、
    前記複数の転送先コンピュータのそれぞれに対して決定した転送速度で、前記複数の転送先コンピュータのそれぞれへ前記指定された転送データを、同時並列にデータ転送すること
    を特徴とするデータ転送方法。
  2. 複数の転送データを記憶装置に記憶し、複数の転送先コンピュータのそれぞれから求められる転送データを、その複数の転送先コンピュータへ同時並列に転送するデータ転送元コンピュータであって、
    前記データ転送元コンピュータは、
    前記複数の転送先コンピュータのそれぞれから、転送データを指定する転送データコードと、前記転送先コンピュータのデータ転送の最大転送速度と、を取得し、
    前記記憶装置を参照して、前記複数の転送先コンピュータのそれぞれについて、前記取得した転送データコードによって指定された転送データの転送データ量を求め、
    前記複数の転送先コンピュータのそれぞれに対する転送速度を、前記複数の転送先コンピュータのそれぞれに対して取得された最大転送速度以下にし、かつ、前記複数の転送先コンピュータのそれぞれに対する転送速度の総和を前記データ転送元コンピュータのデータ転送の最大転送速度以下にするという制約条件の下で、前記複数の転送先コンピュータへ前記転送データをそれぞれ転送するときのデータ転送時間の最大値が小さくなるように、前記複数の転送先コンピュータのそれぞれに対する転送速度を決定し、
    前記複数の転送先コンピュータのそれぞれに対して決定した転送速度で、前記複数の転送先コンピュータのそれぞれへ前記指定された転送データを、同時並列にデータ転送すること
    を特徴とするデータ転送元コンピュータ。
  3. 複数の転送データを記憶装置に記憶し、3台の転送先コンピュータのそれぞれから求められる転送データを、その3台の転送先コンピュータへ同時並列に転送するデータ転送元コンピュータであって、
    前記データ転送元コンピュータは、
    前記3台の転送先コンピュータのそれぞれについての、前記転送先コンピュータへ転送する転送データを指定する転送データコードと、前記データコードで指定される転送データのデータサイズと、前記転送先コンピュータが可能な最大転送速度と、前記データサイズの転送データを前記最大転送速度で転送したときの転送時間である理想転送時間と、前記転送データを転送するときの決定転送速度と、前記データサイズの転送データを前記決定転送速度で転送したときの転送時間である決定転送時間と、をそれぞれ格納する欄を有するテーブルを備え、
    前記3台の転送先コンピュータのそれぞれから、前記転送データコードと前記最大転送速度とを取得して、前記テーブルの対応する欄に格納する第1のステップと、
    前記3台の転送先コンピュータのそれぞれについて、前記記憶装置を参照して、前記転送データコードによって指定される転送データのデータサイズを取得して、前記テーブルの対応する欄に格納する第2のステップと、
    前記3台の転送先コンピュータのそれぞれについて、前記データサイズと前記最大転送速度とから前記理想転送時間を算出して、前記テーブルの対応する欄に格納する第3のステップと、
    前記3台の転送先コンピュータのうち、その理想転送時間が最大の転送先コンピュータを第1の転送先コンピュータとして、前記第1の転送先コンピュータの最大転送速度および理想転送時間を、それぞれ、前記第1の転送先コンピュータの決定転送速度および決定転送時間とし、前記テーブルの対応する欄に格納する第4のステップと、
    前記データ転送元コンピュータの最大転送速度から前記第1の転送先コンピュータの決定転送速度を差引いた値を残余転送速度として、前記記憶装置に記憶する第5のステップと、
    前記3台の転送先コンピュータから前記第1の転送先コンピュータを除いた2台の転送先コンピュータのうち、その理想転送時間が大きい転送先コンピュータを第2の転送先コンピュータとして、前記第2の転送先コンピュータの最大転送速度と、前記残余転送速度から微小量を差引いた値と、のうち小さいほうを、前記第2の転送先コンピュータの決定転送速度に設定して、前記テーブルの対応する欄に格納し、さらに、その決定転送速度と前記第2の転送先コンピュータへ転送される転送データのデータサイズとから前記第2の転送先コンピュータの決定転送時間を算出して、前記テーブルの対応する欄に格納する第6のステップと、
    前記3台の転送先コンピュータから前記第1の転送先コンピュータおよび前記第2の転送先コンピュータを除いた転送先コンピュータを第3の転送先コンピュータとし、前記残余転送速度から前記第2の転送先コンピュータの決定転送速度を差引いた値を前記第3の転送先コンピュータの決定転送速度に設定して、前記テーブルの対応する欄に格納し、さらに、その決定転送速度と前記第3の転送先コンピュータへ転送される転送データのデータサイズとから前記第3の転送先コンピュータの決定転送時間を算出して、前記テーブルの対応する欄に格納する第7のステップと、
    前記第3の転送先コンピュータの決定転送時間と前記第1の転送先コンピュータの決定転送時間とを比較する第8のステップと、
    前記第8ステップでの比較の結果、前記第3の転送先コンピュータの決定転送時間が前記第1の転送先コンピュータの決定転送時間より大きかった場合、または、後記第12のステップから戻った場合には、前記第3の転送先コンピュータの決定転送時間を前記第1の転送先コンピュータの決定転送時間と同じ値に設定して、前記テーブルの対応する欄に格納し、さらに、その決定転送時間と前記第3の転送先コンピュータへ転送される転送データのデータサイズとから前記第3の転送先コンピュータの決定転送速度を算出して、前記テーブルの対応する欄に格納する第9のステップと、
    前記残余転送速度から前記第3の転送先コンピュータの決定転送速度を差引いた値を前記第2の転送先コンピュータの決定転送速度に設定して、前記テーブルの対応する欄に格納し、さらに、その決定転送速度と前記第2の転送先コンピュータへ転送される転送データのデータサイズとから前記第2の転送先コンピュータの決定転送時間を算出して、前記テーブルの対応する欄に格納する第10のステップと、
    前記第2の転送先コンピュータの決定転送時間と前記第1の転送先コンピュータの決定転送時間とを比較する第11のステップと、
    前記第2の転送先コンピュータの決定転送時間が前記第1の転送先コンピュータの決定転送時間より大きかった場合に、前記第1の転送先コンピュータの決定転送速度から所定の値を減じることにより、前記第1の転送先コンピュータの決定転送速度を更新して、前記テーブルの対応する欄に格納し、さらに、その更新した前記第1の転送先コンピュータの決定転送速度と前記第1の転送先コンピュータへ転送される転送データのデータサイズとから前記第1の転送先コンピュータの決定転送時間を算出するとともに、その算出した決定時間を用いて前記残余転送速度を再計算して、前記テーブルの対応する欄に格納した後、前記第9のステップへ戻る第12のステップと、
    前記第8のステップで前記第3の転送先コンピュータの決定転送時間が前記第1の転送先コンピュータの決定転送時間以下であった場合、または、前記第11のステップで前記第2の転送先コンピュータの決定転送時間が前記第1の転送先コンピュータの決定転送時間以下であった場合には、前記テーブルから前記第1、第2および第3転送先コンピュータの決定転送速度を読み出し、その読み出した前記第1、第2および第3転送先コンピュータの決定転送速度に従って、前記第1、第2および第3転送先コンピュータへのデータ転送を、同時並列に行うステップと、
    を実行すること
    を特徴とするデータ転送元コンピュータ。
  4. 記憶装置に複数の転送データを記憶し、3台の転送先コンピュータのそれぞれから求められる転送データを、その3台の転送先コンピュータへ同時並列に転送するデータ転送元コンピュータのプログラムであって、
    前記転送元コンピュータは、
    前記3台の転送先コンピュータのそれぞれについての、前記転送先コンピュータへ転送する転送データを指定する転送データコードと、前記データコードで指定される転送データのデータサイズと、前記転送先コンピュータが可能な最大転送速度と、前記データサイズの転送データを前記最大転送速度で転送したときの転送時間である理想転送時間と、前記転送データを転送するときの決定転送速度と、前記データサイズの転送データを前記決定転送速度で転送したときの転送時間である決定転送時間と、をそれぞれ格納する欄を有するテーブルを備え、
    前記転送先コンピュータに、
    前記3台の転送先コンピュータのそれぞれから、前記転送データコードと前記最大転送速度とを取得して、前記テーブルの対応する欄に格納する第1のステップと、
    前記3台の転送先コンピュータのそれぞれについて、前記記憶装置を参照して、前記転送データコードによって指定される転送データのデータサイズを取得して、前記テーブルの対応する欄に格納する第2のステップと、
    前記3台の転送先コンピュータのそれぞれについて、前記データサイズと前記最大転送速度とから前記理想転送時間を算出して、前記テーブルの対応する欄に格納する第3のステップと、
    前記3台の転送先コンピュータのうち、その理想転送時間が最大の転送先コンピュータを第1の転送先コンピュータとして、前記第1の転送先コンピュータの最大転送速度および理想転送時間を、それぞれ、前記第1の転送先コンピュータの決定転送速度および決定転送時間とし、前記テーブルの対応する欄に格納する第4のステップと、
    前記データ転送元コンピュータの最大転送速度から前記第1の転送先コンピュータの決定転送速度を差引いた値を残余転送速度として、前記記憶装置に記憶する第5のステップと、
    前記3台の転送先コンピュータから前記第1の転送先コンピュータを除いた2台の転送先コンピュータのうち、その理想転送時間が大きい転送先コンピュータを第2の転送先コンピュータとして、前記第2の転送先コンピュータの最大転送速度と、前記残余転送速度から微小量を差引いた値と、のうち小さいほうを、前記第2の転送先コンピュータの決定転送速度に設定して、前記テーブルの対応する欄に格納し、さらに、その決定転送速度と前記第2の転送先コンピュータへ転送される転送データのデータサイズとから前記第2の転送先コンピュータの決定転送時間を算出して、前記テーブルの対応する欄に格納する第6のステップと、
    前記3台の転送先コンピュータから前記第1の転送先コンピュータおよび前記第2の転送先コンピュータを除いた転送先コンピュータを第3の転送先コンピュータとし、前記残余転送速度から前記第2の転送先コンピュータの決定転送速度を差引いた値を前記第3の転送先コンピュータの決定転送速度に設定して、前記テーブルの対応する欄に格納し、さらに、その決定転送速度と前記第3の転送先コンピュータへ転送される転送データのデータサイズとから前記第3の転送先コンピュータの決定転送時間を算出して、前記テーブルの対応する欄に格納する第7のステップと、
    前記第3の転送先コンピュータの決定転送時間と前記第1の転送先コンピュータの決定転送時間とを比較する第8のステップと、
    前記第8ステップでの比較の結果、前記第3の転送先コンピュータの決定転送時間が前記第1の転送先コンピュータの決定転送時間より大きかった場合、または、後記第12のステップから戻った場合には、前記第3の転送先コンピュータの決定転送時間を前記第1の転送先コンピュータの決定転送時間と同じ値に設定して、前記テーブルの対応する欄に格納し、さらに、その決定転送時間と前記第3の転送先コンピュータへ転送される転送データのデータサイズとから前記第3の転送先コンピュータの決定転送速度を算出して、前記テーブルの対応する欄に格納する第9のステップと、
    前記残余転送速度から前記第3の転送先コンピュータの決定転送速度を差引いた値を前記第2の転送先コンピュータの決定転送速度に設定して、前記テーブルの対応する欄に格納し、さらに、その決定転送速度と前記第2の転送先コンピュータへ転送される転送データのデータサイズとから前記第2の転送先コンピュータの決定転送時間を算出して、前記テーブルの対応する欄に格納する第10のステップと、
    前記第2の転送先コンピュータの決定転送時間と前記第1の転送先コンピュータの決定転送時間とを比較する第11のステップと、
    前記第2の転送先コンピュータの決定転送時間が前記第1の転送先コンピュータの決定転送時間より大きかった場合に、前記第1の転送先コンピュータの決定転送速度から所定の値を減じることにより、前記第1の転送先コンピュータの決定転送速度を更新して、前記テーブルの対応する欄に格納し、さらに、その更新した前記第1の転送先コンピュータの決定転送速度と前記第1の転送先コンピュータへ転送される転送データのデータサイズとから前記第1の転送先コンピュータの決定転送時間を算出するとともに、その算出した決定時間を用いて前記残余転送速度を再計算して、前記テーブルの対応する欄に格納した後、前記第9のステップへ戻る第12のステップと、
    前記第8のステップで前記第3の転送先コンピュータの決定転送時間が前記第1の転送先コンピュータの決定転送時間以下であった場合、または、前記第11のステップで前記第2の転送先コンピュータの決定転送時間が前記第1の転送先コンピュータの決定転送時間以下であった場合には、前記テーブルから前記第1、第2および第3転送先コンピュータの決定転送速度を読み出し、その読み出した前記第1、第2および第3転送先コンピュータの決定転送速度に従って、前記第1、第2および第3転送先コンピュータへのデータ転送を、同時並列に行うステップと、
    を実行させるためのプログラム。
JP2008299428A 2008-11-25 2008-11-25 データ転送方法、データ転送元コンピュータおよびプログラム Active JP4991676B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008299428A JP4991676B2 (ja) 2008-11-25 2008-11-25 データ転送方法、データ転送元コンピュータおよびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008299428A JP4991676B2 (ja) 2008-11-25 2008-11-25 データ転送方法、データ転送元コンピュータおよびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010130059A JP2010130059A (ja) 2010-06-10
JP4991676B2 true JP4991676B2 (ja) 2012-08-01

Family

ID=42330170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008299428A Active JP4991676B2 (ja) 2008-11-25 2008-11-25 データ転送方法、データ転送元コンピュータおよびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4991676B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE198849T1 (de) * 1995-12-20 2001-02-15 Aute Autogene Tech Quer- und längsteileinrichtung zum sauerstoffbrennschneiden von heissen und kalten strängen
JP4009363B2 (ja) * 1998-06-30 2007-11-14 三甲株式会社 パレット用カード差し

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010130059A (ja) 2010-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI672028B (zh) 光纖盒、分配系統資源的方法與系統
US7137119B1 (en) Resource manager architecture with resource allocation utilizing priority-based preemption
US9965333B2 (en) Automated workload selection
US20030187907A1 (en) Distributed control method and apparatus
WO2011142031A1 (ja) リソース管理方法、リソース管理装置およびプログラム
JP4298679B2 (ja) 情報処理方法、情報処理装置、およびサーバ
US20090006520A1 (en) Multiple Thread Pools for Processing Requests
WO2009007250A4 (en) Concurrent directory update in a cluster file system
JP2006302289A (ja) ロックステップ及びフリーステップの両プロセッサモードによる計算処理
US20070118838A1 (en) Task execution controller, task execution control method, and program
JP6856870B2 (ja) 分散データ管理プログラム、分散データ管理方法、及び分散データ管理装置
US20100036641A1 (en) System and method of estimating multi-tasking performance
JP5323554B2 (ja) ジョブ処理方法、ジョブ処理プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、および、ジョブ処理システム
JPWO2007017932A1 (ja) スケジュール制御プログラム及びスケジュール制御方法
US20110202926A1 (en) Computer System Performance by Applying Rate Limits to Control Block Tenancy
CN113342477A (zh) 一种容器组部署方法、装置、设备及存储介质
CN105119997A (zh) 云计算系统的数据处理方法
CN110597614A (zh) 一种资源调整方法及装置
US7426571B2 (en) Providing files to an information handling system using a remote access controller
CN101908004A (zh) 促进请求执行的装置和方法
US20060095918A1 (en) System, apparatus, method, and computer program for processing information
WO2012042724A1 (en) Systems and methods for managing a virtual tape library domain
US20050138664A1 (en) System and method for allocating resources in an adaptive media center processing system
JP4991676B2 (ja) データ転送方法、データ転送元コンピュータおよびプログラム
CN111240824A (zh) 一种cpu资源调度方法及电子设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120410

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4991676

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3