JP4990023B2 - 検索方法、検索プログラム、および検索装置 - Google Patents

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Description

この発明は、検索対象群に含まれる検索対象の中から、検索条件に合致する検索対象を検索する検索方法、検索プログラム、および検索装置に関する。
従来より、文書検索などをおこなう検索システムにおいては、検索対象群(たとえばフォルダ)に含まれている検索対象(たとえばファイル)ごとに、ユーザ入力された検索条件との合致度を示すスコアを算出し、算出されたスコアの高い順に検索対象を出力する検索方法が多く利用されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。このような検索方法を用いることにより、ユーザに対し、複数の検索対象の中から、検索条件との関連性が強い検索対象を、容易に特定させることができるものとされている。
特開平11−306205号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来技術にあっては、検索結果の絞り込みをおこなう場合、たとえば、件数による絞り込みをおこなう場合、極端にスコアの低い検索対象すなわち極端に検索条件との関連性の低い検索対象であっても、検索結果として出力されてしまい、適切な検索対象のみを出力することができないといった問題が生じていた。たとえば、関連する特許文献を早期に調査したい場合においては、検索条件との関連性が高く、かつできるだけ少ない件数の特許文献を検索結果として出力するほうが好ましいものである。
一方、たとえば、スコアによる絞り込みをおこなう場合、検索対象群や検索条件が異なれば、スコアの範囲や平均値が異なるため、ユーザは、どのくらいのスコアを閾値とすればよいのかを特定することが容易ではないうえ、検索をおこなう度に、閾値を設定しなおさなければならず、手間や時間がかかるといった問題が生じていた。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、ユーザに手間や時間をかけさせることなく、検索対象群の中から、検索条件との関連性が高い適切な内容/件数の検索対象を検索することを可能とすることにより、検索処理における検索精度およびユーザビリティの向上を図ることができる検索方法、検索プログラム、および検索装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる検索方法は、検索対象群の中から検索条件に合致する検索対象を検索する際に、前記検索対象群に含まれる検索対象ごとに、前記検索条件との合致度を示すスコアを算出する算出工程を含んだ検索方法において、前記算出工程によって算出されたスコアに基づいて、前記検索対象群に含まれる検索対象の中から、評価基準とする検索対象を決定する評価基準決定工程と、前記検索対象群に含まれる検索対象ごとに、当該検索対象のスコアと、評価基準として決定された検索対象のスコアとの、相対的な度合いを示す評価値を算出する評価値算出工程と、前記検索対象群に含まれる検索対象を、前記評価値算出工程によって算出された評価値とともに出力する出力工程と、を含んだことを特徴とする。
この発明によれば、コンピュータが、検索条件との関連性の強弱を示すスコアだけでなく、検索対象を調査すべきか否かを判断する際の指標となるように普遍的な数値を用いて示された信頼度を、検索対象ごとに出力することができる。
また、この発明にかかる検索方法は、上記に記載の発明において、前記出力工程は、前記検索対象群に含まれる検索対象を、前記評価値算出工程によって算出された評価値に基づく順序で出力することを特徴とする。
この発明によれば、コンピュータが、検索対象を調査すべきか否かを判断する際の指標となるように普遍的な数値を用いて示された信頼度に基づく順序で、検索対象を出力することができる。
また、この発明にかかる検索方法は、上記に記載の発明において、前記出力工程は、前記検索対象群に含まれる検索対象を、前記評価値算出工程によって算出された評価値が高い順に出力することを特徴とする。
この発明によれば、コンピュータが、検索対象を調査すべきか否かを判断する際の指標となるように普遍的な数値を用いて示された信頼度が高い順に、検索対象を出力することができる。
また、この発明にかかる検索方法は、上記に記載の発明において、前記評価基準決定工程は、前記検索対象群に含まれる検索対象のうち、スコアが最も高い検索対象を、評価基準とする検索対象として決定することを特徴とする。
この発明によれば、コンピュータが、検索条件との関連性の強弱を示すスコアだけでなく、検索対象を調査すべきか否かを判断する際の指標となるように普遍的かつより明確な数値を用いて示された信頼度を、検索対象ごとに出力することができる。
また、この発明にかかる検索方法は、上記に記載の発明において、任意の閾値の指定を受け付ける指定工程と、前記検索対象群に含まれる検索対象の中から、前記指定工程によって指定された閾値よりも、前記評価値算出工程によって算出された評価値が高い検索対象を、出力対象とする検索対象として決定する出力対象決定工程と、をさらに含み、前記出力工程は、前記検索対象群に含まれる検索対象のうち、出力対象として決定された検索対象を、前記評価値算出工程によって算出された評価値とともに出力することを特徴とする。
この発明によれば、コンピュータが、検索対象を調査すべきか否かを判断する際の指標となるように普遍的な数値を用いて示された信頼度による、検索対象の絞り込みをおこなうことができる。
また、この発明にかかる検索プログラムは、検索対象群の中から検索条件に合致する検索対象を検索する際に、前記検索対象群に含まれる検索対象ごとに、前記検索条件との合致度を示すスコアを算出する算出工程をコンピュータに実行させる検索プログラムにおいて、前記算出工程によって算出されたスコアに基づいて、前記検索対象群に含まれる検索対象の中から、評価基準とする検索対象を決定する評価基準決定工程と、前記検索対象群に含まれる検索対象ごとに、当該検索対象のスコアと、評価基準として決定された検索対象のスコアとの、相対的な度合いを示す評価値を算出する評価値算出工程と、前記検索対象群に含まれる検索対象を、前記評価値算出工程によって算出された評価値とともに出力する出力工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この発明によれば、コンピュータに、検索条件との関連性の強弱を示すスコアだけでなく、検索対象を調査すべきか否かを判断する際の指標となるように普遍的な数値を用いて示された信頼度を、検索対象ごとに出力させることができる。
また、この発明にかかる検索装置は、検索対象群の中から検索条件に合致する検索対象を検索する際に、前記検索対象群に含まれる検索対象ごとに、前記検索条件との合致度を示すスコアを算出する算出手段を備えた検索装置において、前記算出手段によって算出されたスコアに基づいて、前記検索対象群に含まれる検索対象の中から、評価基準とする検索対象を決定する評価基準決定手段と、前記検索対象群に含まれる検索対象ごとに、当該検索対象のスコアと、評価基準として決定された検索対象のスコアとの、相対的な度合いを示す評価値を算出する評価値算出手段と、前記検索対象群に含まれる検索対象を、前記評価値算出手段によって算出された評価値とともに出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、検索条件との関連性の強弱を示すスコアだけでなく、検索対象を調査すべきか否かを判断する際の指標となるように普遍的な数値を用いて示された信頼度を、検索対象ごとに出力することができる。
本発明にかかる検索方法、検索プログラム、および検索装置によれば、ユーザに手間や時間をかけさせることなく、検索対象群の中から、検索条件との関連性が高い適切な内容/件数の検索対象を検索することが可能となるため、結果的に、検索処理における検索精度およびユーザビリティの向上を図ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる検索方法、検索プログラム、および検索装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(検索装置100のハードウェア構成)
まず、この実施の形態にかかる検索装置のハードウェア構成について説明する。図1は、この実施の形態にかかる検索装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図1において、検索装置100は、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、HDD(Hard Disc Drive)104と、HD(Hard Disc)105と、FDD(Flexible Disk Drive)106と、FD(Flexible Disk)107と、CD−RW(Compact Disc ReWritable)ドライブ108と、CD−RW109と、ディスプレイ110と、キーボード111と、マウス112と、ネットワークI/F(インタフェース)113と、通信ケーブル114と、プリンタ115と、バス120とを備えて構成されている。
CPU101は、検索装置100全体を制御する。ROM102は、各種制御プログラムなどを格納する。RAM103は、可変的なデータを書き換え自在に記憶し、CPU101のワークエリアとして機能する。HDD104は、CPU101の制御にしたがってHD105に対するデータのリード/ライトを制御する。HD105は、HDD104の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する。
FDD106は、CPU101の制御にしたがってFD107に対するデータのリード/ライトを制御する。FD107は、着脱自在であり、FDD106の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する。CD−RWドライブ108は、CPU101の制御にしたがってCD−RW(または、CD−R、CD−ROM)109に対するデータのリード/ライトを制御する。CD−RW109は、着脱自在であり、CD−RWドライブ108の制御にしたがって書き込まれたデータを記憶する。
ディスプレイ110は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データを表示する。キーボード111は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備える。マウス112は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、マウスポインタの移動などを行う。ネットワークI/F113は、通信ケーブル114を介してLAN、WAN、インターネットなどのネットワークに接続され、当該ネットワークとCPU101とのインタフェースとして機能する。プリンタ115は、文字や画像などの各種データを印刷する。バス120は上記各部を接続する。
(検索装置100の機能的構成)
つぎに、この実施の形態にかかる検索装置100の機能的構成について説明する。図2は、この実施の形態にかかる検索装置100の機能的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、検索装置100は、入力部201と、スコア算出部202と、評価基準決定部203と、評価値算出部204と、指定部205と、出力対象決定部206と、出力部207と、を備えて構成されている。
入力部201は、検索対象群に対する検索条件の入力を受け付ける。たとえば、検索条件は「J社 I太郎」や「(J社 I太郎)」のように入力され、前者は、「J社」および「I太郎」の両方を含む、を意味し、後者は、「J社」または「I太郎」のいずれかを含む、を意味する。ここで、検索対象群とは、複数の検索対象を包括するものである。たとえば検索対象を「ファイル」単位とした場合は、「フォルダ」や「コンピュータ」などを検索対象群とすることができる。なお、検索対象は、たとえば、「コンピュータ」や「ファイル」、「フォルダ」、「頁」、「章」、「項」、「文」など、どのような単位であってもよい。また、検索対象群は、複数の検索対象を包括するものであればよく、「コンピュータ」や「ファイル」、「フォルダ」、「頁」、「章」、「項」、「文」など、どのような単位であってもよい。なお、検索条件は、ユーザが検索装置100に直接入力したものに限らず、たとえば、他の情報処理装置に入力されたものを他の情報処理装置から受信したものであってもよい。入力部201は、具体的には、たとえば図1に示したキーボード111、マウス112、ネットワークI/F113などによってその機能を実現する。
スコア算出部202は、検索対象群に含まれる検索対象ごとに、入力部201によって入力された検索条件との合致度を示すスコアを算出する。たとえば、TF−IDF法を用いてスコア(TFIDF)を算出する場合は、以下算出式(1)によりスコア(TFIDF)求めることができる。なお、以下算出式(1)において、TFは、検索対象内における検索文字列の出現数を示す。また、Nは、検索対象群に含まれる検索対象の総数を示す。そして、DFは、検索文字列を含む検索対象の総数を示す。
TFIDF=TF×log(N/DF)・・・(1)
なお、本実施の形態においては、TF−IDF法を用いてスコアを算出しているが、これに限らず、他の方法を用いて、スコアを算出するようにしてもよい。たとえば、検索対象が親子関係を有する場合、検索対象(親)に含まれる検索対象(子)のうち、検索条件に合致する検索対象(子)の件数を、検索対象(親)のスコアとしてもよい。たとえば、ある検索対象(親)に含まれる検索対象(子)のうち、検索条件に合致する検索対象(子)の件数が「15」の場合、この検索対象(親)のスコアを「15」とする。
また、検索対象ごとにユーザからの評価点が与えられている場合は、以下算出式(2)により、スコア(g)を算出するようにしてもよい。なお、以下算出式(2)において、yは、検索対象に与えられた評価点の平均点を示す。また、nは、検索対象を評価した人数を示す。たとえば、ある検索対象に与えられた評価点の平均点が「2.4」であり、評価した人数が「5」の場合、以下算出式(2)により、この検索対象のスコアとして「12」が算出される。
g=y×n・・・(2)
スコア算出部202は、具体的には、たとえば図1に示したROM102、RAM103、HD105、FD107に記憶されたプログラムをCPU101が実行することによってその機能を実現する。
評価基準決定部203は、検索対象群に含まれる検索対象のうち、スコア算出部202によって算出されたスコア(以下、「算出スコア」という)が最も高い検索対象を、評価基準とする検索対象として決定する。評価基準決定部203は、具体的には、たとえば図1に示したROM102、RAM103、HD105、FD107に記憶されたプログラムをCPU101が実行することによってその機能を実現する。
評価値算出部204は、検索対象群に含まれる検索対象ごとに、信頼度を算出する。ここで、信頼度とは、当該検索対象に関する算出スコアと、評価基準決定部203によって評価基準として決定された検索対象に関する算出スコアとの、相対的な度合いを示す評価値である。具体的には、検索対象群に含まれる検索対象ごとに、当該検索対象に関する算出スコアを、評価基準決定部203によって評価基準として決定された検索対象に関する算出スコアで除算することによって、信頼度を算出する。なお、この方法により算出される信頼度は、全て、「0」以上「1」以下の値となる。評価値算出部204は、具体的には、たとえば図1に示したROM102、RAM103、HD105、FD107に記憶されたプログラムをCPU101が実行することによってその機能を実現する。
指定部205は、任意の閾値の指定を受け付ける。具体的には、「0」以上「1」以下の値が、閾値として指定される。ここで、任意の閾値は、ユーザが検索装置100に直接指定したものに限らず、たとえば、他の情報処理装置からインターネットなどを介して送信されたものであってもよい。指定部205は、具体的には、たとえば図1に示したキーボード111、マウス112、ネットワークI/F113などによってその機能を実現する。
出力対象決定部206は、検索対象群に含まれる検索対象文のうち、指定部205によって指定された閾値よりも評価値算出部204によって算出された信頼度が高い検索対象を出力対象として決定する。出力対象決定部206は、具体的には、たとえば図1に示したROM102、RAM103、HD105、FD107に記憶されたプログラムをCPU101が実行することによってその機能を実現する。
出力部207は、出力対象決定部206によって出力対象として決定された検索対象を、評価値算出部204によって算出された信頼度が高い順に出力する。具体的には、たとえば、出力対象決定部206によって抽出された検索対象を、評価値算出部204によって算出された信頼度が高い順に画面表示する。また、たとえば、出力対象決定部206によって抽出された検索対象を、評価値算出部204によって算出された信頼度が高い順に印刷出力する。その他の出力方法として、たとえば、評価値算出部204によって算出された信頼度を、他の情報処理装置に対してインターネットなどを介して送信するようにしてもよい。出力部207は、具体的には、たとえば図1に示したディスプレイ110、プリンタ115、ネットワークI/F113などによってその機能を実現する。
(検索装置100による文書検索処理の手順)
つぎに、この発明の実施の形態にかかる検索装置100による文書検索処理の手順について説明する。図3は、この発明の実施の形態にかかる検索装置100による文書検索処理の手順の一例を示すフローチャートである。
まず、入力部201によって、検索対象群に対する検索条件の入力を受け付け(ステップS301)、スコア算出部202によって、検索対象群に含まれる検索対象ごとに、ステップS301で入力された検索条件との合致度を示すスコアを算出する(ステップS302)。
つぎに、評価基準決定部203によって、検索対象群に含まれる検索対象のうち、ステップS302で算出された算出スコアが最も高い検索対象を、評価基準とする検索対象として決定する(ステップS303)。
そして、評価値算出部204によって、検索対象群に含まれる検索対象ごとに、信頼度を算出する(ステップS304)。
続いて、指定部205によって、任意の閾値の指定を受け付け(ステップS305)、出力対象決定部206によって、検索対象群に含まれる検索対象のうち、ステップS305で指定された閾値よりもステップS304で算出された信頼度が高い検索対象を出力対象として決定する(ステップS306)。
そして、出力部207によって、ステップS306で出力対象として決定された検索対象を、ステップS304で算出された信頼度が高い順に出力して(ステップS307)、一連の処理を終了する。
(評価値算出部204によって算出された信頼度の一例)
つぎに、評価値算出部204によって算出された信頼度の一例について説明する。図4は、評価値算出部204によって算出された信頼度の一例を示す説明図である。
図4は、一例として、検索条件を「ベイズ フィルタ 高速」とした特許文献(検索対象)の検索をおこなった際に、評価値算出部204によって算出された信頼度を示したものである。図4において、まず、信頼度を算出するための前提として、スコア算出部202によって、特許文献ごとに、TF−IDF法を用いて、算出スコアが算出されている。そして、特許文献401に対して算出された算出スコア「132」が、最も高い算出スコアであることから、評価基準決定部203によって、算出スコア「132」を有する特許文献401が、評価基準として決定されている。
そのうえで、評価値算出部204によって、特許文献ごとに、当該特許文献の算出スコアを、評価基準として決定された特許文献401の算出スコア「132」で除算することによって、信頼度が算出されている。たとえば、図4において、特許文献402を例に挙げると、この特許文献402に対しては、数式「123/132」によって、信頼度「0.93」が算出されている。
(出力部207によって出力された検索対象の一例)
つぎに、出力部207によって出力された検索対象の一例について説明する。図5〜図8は、出力部207によって出力された検索対象の一例を示す説明図である。
図5に示す画面500は、一例として、特許文献群(検索対象群)に対し、検索条件を「ベイズ フィルタ 高速」とした特許文献(検索対象)の検索をおこなった結果、ディスプレイ110(図1参照)に出力されたものである。この画面500においては、任意の閾値として「0.6」が指定されている。これにより、画面500には、信頼度「0.6」以上を有することにより特許文献群の中から出力対象として決定された、6件の特許文献(特許文献501〜506)が、信頼度の高い順に出力されている。このように出力された特許文献の一覧により、ユーザは、「どの特許文献を調査すべきか」、「何件の特許文献を調査すべきか」、を容易に判断することができる。
一方、図6に示す画面600は、一例として、特許文献群(検索対象群)に対し、検索条件を「特許 検索 高速 精度」とした特許文献(検索対象)の検索をおこなった結果、ディスプレイ110(図1参照)に出力されたものである。この画面600においては、任意の閾値として「0.5」が指定されている。これにより、画面600には、信頼度「0.5」以上を有することにより特許文献群の中から出力対象として決定された、6件の特許文献(特許文献601〜606)が、信頼度の高い順に出力されている。このように出力された特許文献の一覧により、ユーザは、「どの特許文献を調査すべきか」、「何件の特許文献を調査すべきか」、を容易に判断することができる。
そして、図7に示す画面700は、一例として、地域群(検索対象群)に対し、検索条件を「徳島ラーメン」とした地域(検索対象)の検索をおこなった結果、ディスプレイ110(図1参照)に出力されたものである。この画面700においては、任意の閾値として「0.1」が指定されている。これにより、画面700には、信頼度「0.1」以上を有することにより、地域群の中から出力対象として決定された、4件の地域(地域701〜704)が、信頼度の高い順に出力されている。このように出力された地域の一覧により、ユーザは、「どの地域を詳しく検索すべきか」、「何件の地域を詳しく検索すべきか」、を容易に判断することができる。
なお、この例では、各地域(検索対象)が、複数の文書(検索対象)との親子関係を有する。そして、地域ごとに、当該地域に含まれる文書のうち、検索条件「徳島ラーメン」に合致する文書の件数を、当該地域のスコアとしている。また、地域ごとに、当該地域における、検索条件「徳島ラーメン」に合致する文書の密度を、当該地域のスコアとしてもよい。これにより、都道府県、市町村など、地域レベルを固定することなく、適切な地域レベルを検索対象とすることができるようになる。
また、図8に示す画面800は、一例として、QA事例群(検索対象群)に対し、検索条件を「銀行口座」としたQA事例(検索対象)の検索をおこなった結果、ディスプレイ110(図1参照)に出力されたものである。この画面800においては、任意の閾値として「0.1」が指定されている。これにより、画面800には、信頼度「0.1」以上を有することにより、QA事例群の中から出力対象として決定された、6件のQA事例(QA事例801〜806)が、信頼度の高い順に出力されている。このように出力されたQA事例により、ユーザは、ある問題を解決するために、「どのQA事例を閲覧すべきか」、「何件のQA閲覧を調査すべきか」、を容易に判断することができる。
なお、この例では、QA事例(検索対象)ごとにユーザからの評価点が与えられており、以下算出式(3)により、QA事例(検索対象)ごとのスコア(g)を算出している。なお、以下算出式(3)において、yは、QA事例(検索対象)に与えられた評価点の平均点を示す。また、nは、QA事例(検索対象)を評価した人数を示す。
g=y×n・・・(3)
以上説明したように、本実施の形態にかかる検索装置100は、検索条件との関連性の強弱を示すスコアだけでなく、検索対象を調査すべきか否かを判断する際の指標となるように普遍的かつより明確な数値を用いて示された信頼度を、検索対象ごとに出力することができる。また、信頼度の高い順に検索対象を出力することができるうえ、信頼度による検索対象の絞込みをおこなうことができる。
これにより、ユーザに手間や時間をかけさせることなく、検索対象群の中から、検索条件との関連性が高い適切な内容/件数の検索対象を検索することが可能となり、結果的に、検索処理における検索精度およびユーザビリティの向上を図ることができるという効果を奏する。
なお、本実施の形態で説明した検索方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、本発明にかかる検索方法、検索プログラム、および検索装置は、検索対象群の中から、検索条件に合致する検索対象を検索する検索システムや、検索サービス、検索ソフトウェアなどへの利用に適しており、特に、高い検索精度やユーザビリティが要求される検索システムや、検索サービス、検索ソフトウェアなどへの利用に適している。
この実施の形態にかかる検索装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 この実施の形態にかかる検索装置の機能的構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかる検索装置による文書検索処理の手順の一例を示すフローチャートである。 評価値算出部によって算出された信頼度の一例を示す説明図である。 出力部によって出力された検索対象の一例を示す説明図である。 出力部によって出力された検索対象の一例を示す説明図である。 出力部によって出力された検索対象の一例を示す説明図である。 出力部によって出力された検索対象の一例を示す説明図である。
符号の説明
100 検索装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 HDD
105 HD
106 FDD
107 FD
108 CD−RWドライブ
109 CD−RW
110 ディスプレイ
111 キーボード
112 マウス
113 ネットワークI/F
114 通信ケーブル
115 プリンタ
120 バス
201 入力部
202 スコア算出部
203 評価基準決定部
204 評価値算出部
205 指定部
206 出力対象決定部
207 出力部

Claims (7)

  1. 算出手段と、評価基準決定手段と、評価値算出手段と、出力手段と、を備えた検索装置が実行する検索方法であって、
    前記算出手段が、検索対象群の中から検索条件に合致する検索対象を検索する際に、前記検索対象群に含まれる検索対象ごとに、前記検索条件との合致度を示すスコアを算出する算出工程と、
    前記評価基準決定手段が、前記算出工程によって算出されたスコアに基づいて、前記検索対象群に含まれる検索対象の中から、評価基準とする検索対象を決定する評価基準決定工程と、
    前記評価値算出手段が、前記検索対象群に含まれる検索対象ごとに、当該検索対象のスコアと、評価基準として決定された検索対象のスコアとの、相対的な度合いを示す評価値を算出する評価値算出工程と、
    前記出力手段が、前記検索対象群に含まれる検索対象を、前記評価値算出工程によって算出された評価値とともに出力する出力工程と、
    を含んだことを特徴とする検索方法。
  2. 前記出力工程は、
    前記検索対象群に含まれる検索対象を、前記評価値算出工程によって算出された評価値に基づく順序で出力することを特徴とする請求項1に記載の検索方法。
  3. 前記出力工程は、
    前記検索対象群に含まれる検索対象を、前記評価値算出工程によって算出された評価値が高い順に出力することを特徴とする請求項1に記載の検索方法。
  4. 前記評価基準決定工程は、
    前記検索対象群に含まれる検索対象のうち、スコアが最も高い検索対象を、評価基準とする検索対象として決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の検索方法。
  5. 前記検索装置が、指定手段と、出力対象決定手段と、を備え、
    前記指定手段が、任意の閾値の指定を受け付ける指定工程と、
    前記出力対象決定手段が、前記検索対象群に含まれる検索対象の中から、前記指定工程によって指定された閾値よりも、前記評価値算出工程によって算出された評価値が高い検索対象を、出力対象とする検索対象として決定する出力対象決定工程と、をさらに含み、
    前記出力工程は、
    前記検索対象群に含まれる検索対象のうち、出力対象として決定された検索対象を、前記評価値算出工程によって算出された評価値とともに出力することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の検索方法。
  6. 算出手段と、評価基準決定手段と、評価値算出手段と、出力手段と、を備えた検索装置に実行させる検索プログラムであって、
    前記算出手段が、検索対象群の中から検索条件に合致する検索対象を検索する際に、前記検索対象群に含まれる検索対象ごとに、前記検索条件との合致度を示すスコアを算出する算出工程と、
    前記評価基準決定手段が、前記算出工程によって算出されたスコアに基づいて、前記検索対象群に含まれる検索対象の中から、評価基準とする検索対象を決定する評価基準決定工程と、
    前記評価値算出手段が、前記検索対象群に含まれる検索対象ごとに、当該検索対象のスコアと、評価基準として決定された検索対象のスコアとの、相対的な度合いを示す評価値を算出する評価値算出工程と、
    前記出力手段が、前記検索対象群に含まれる検索対象を、前記評価値算出工程によって算出された評価値とともに出力する出力工程と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする検索プログラム。
  7. 検索対象群の中から検索条件に合致する検索対象を検索する際に、前記検索対象群に含まれる検索対象ごとに、前記検索条件との合致度を示すスコアを算出する算出手段を備えた検索装置において、
    前記算出手段によって算出されたスコアに基づいて、前記検索対象群に含まれる検索対象の中から、評価基準とする検索対象を決定する評価基準決定手段と、
    前記検索対象群に含まれる検索対象ごとに、当該検索対象のスコアと、評価基準として決定された検索対象のスコアとの、相対的な度合いを示す評価値を算出する評価値算出手段と、
    前記検索対象群に含まれる検索対象を、前記評価値算出手段によって算出された評価値とともに出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする検索装置。
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