JP4989379B2 - 雑音抑圧装置、雑音抑圧方法、雑音抑圧プログラム、および記録媒体 - Google Patents
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1.スペクトル減算に基づく方法
2.音声の調波構造に基づく方法
3.音声と雑音のパラメトリックモデルに基づく方法
の3つに大別される。本発明は3つめの分類に属する。そこで、音声と雑音のパラメトリックモデルに基づく雑音抑圧技術について図を用いて説明する。図1は、一般的な音声と雑音のパラメトリックモデルに基づく雑音抑圧装置の機能構成例を示す図である。雑音抑圧装置900は、入力部910、フレーム化処理部920、バッファリング/データ流制御部930、雑音抑圧部940、音声パラメータ推定部950、雑音パラメータ推定部960から構成される。
Lim,J.S. and Oppenheim, A.V.: All-pole modeling of degraded speech, IEEE Trans. Acoust. Speech, Signal Process., Vol.26,No.3,pp.197-210(1978). Ephraim, Y.: A bayesian estimation approach for speech enhancement using hidden Markov models, IEEE Trans. Signal Process., Vo1.40,No.4,pp.725-735(1992).
短時間フレームに含まれる観測信号の全標本をx=[x(n),…,x(1)]Tと表す。同様に、短時間フレームに含まれる音声信号及び雑音信号の全標本をそれぞれs=[s(n),…,s(1)]T、v=[v(n),…,v(1)]Tと書く。xはsとvの和である。
通常、sとvは統計的に独立であるとみなすことができる。
今、短時間フレームの音声信号sの確率密度関数が、音声に関するパラメータの集合Θsを用いてp(s|Θs)と表されているとする。同様に、短時間フレームの雑音信号vの確率密度関数が、雑音に関するパラメータ集合Θvを用いてp(v|Θv)と表されているとする。音声と雑音のパラメータを合わせて、Θ={Θs,Θv}と書く。さらに、ΘsとΘvに関する事前知識が、それぞれp(Θs)、p(Θv)という事前分布で与えられているとする。パラメータΘsとΘvはそれぞれ音声信号、雑音信号の特徴を記述する。また、sは観測信号xから雑音信号を取り除いた音声信号である。したがって、雑音抑圧とは、xを観測したときに、s及びΘを推定することに他ならない。
本発明においては、s及びΘを推定する方法としてベイズ推定を用いる。ベイズ推定とは、次式で定義される。xが観測された後のパラメータと音声信号の結合事後分布p(s,Θ|x)を推定する方法である。
p(s,Θ)=p(s|Θ)p(Θ)
=p(s|Θs)p(Θs)p(Θv) (6)
一般に、ベイズの定理(式(4))にしたがって結合事後分布p(s,Θ|x)を解析的に求めることは困難な場合が多い。そこで、本発明ではこれを近似的に求める変分ベイズ法(上田修功:ベイズ学習[I],信学誌,Vo1.85,No.4,pp.265-271(2002). 上田修功:ベイズ学習[II],信学誌,Vo1.85,No.6,pp.421-426(2002). 上田修功:ベイズ学習[III],信学誌,Vo1.85,No.7,pp.504-509(2002). 上田修功:ベイズ学習[IV],信学誌,Vo1.85,No.8,pp.633-638(2002).)を用いる。変分ベイズ法では真の事後分布p(s,Θ|x)を仮説的な事後分布q(s,Θ)で近似する。
変分ベイズ法では、真の事後分布p(s,Θ|x)と仮説的な事後分布q(s,Θ)のKLダイバージェンスが最小化されるようにq(s,Θ)、すなわちq(s)とq(Θ)を推定する。KLダイバージェンスは確率分布間の相違の度合いを表す指標である。p(s,Θ|x)とq(s,Θ)のKLダイバージェンスを最小化するq(s)とq(Θ)は次式で表されることが知られている。
図2に変分ベイズアルゴリズムのフローを示す。事前分布p(Θ)を設定する(S1)。初期分布q(Θ)(0) を設定し、繰り返し回数i=0とする(S2)。q(s)(i+1)=C1exp{<log p(x,s|Θ)>q(Θ)(i)}を計算する(S3)。q(Θ)(i+1)=C2p(Θ)exp{<log p(x,s|Θ)>q(s)(i+1)}を計算する(S4)。繰り返し回数iが既定値より大きいか、q(s)とq(Θ)が収束していれば終了し、そうでなければ、iを漸増してステップS3に戻る(S5)。
図3に、上述の発明を用いた本実施形態の雑音抑圧装置の機能構成例を示す。また、図4に雑音抑圧装置の処理フローを示す。雑音抑圧装置100は、入力部910、フレーム化処理部920、バッファリング/データ流制御部930、初期化部110、q(s)計算部120、q(Θ)計算部130、第1切替部140、第2切替部150、終了判定部160を備える。
第1実施形態では、音声や雑音に関するパラメータΘs、Θvを特定せずに実施形態を示した。本実施形態では、これらのパラメータを具体化した例を示す。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための方法を例示するものであって、本発明の方法を、音声と雑音のパラメータを下記のものに限定する趣旨ではない。
本実施形態では、音声信号sと雑音信号vの確率密度関数を以下のように定義する。以下では、M個の標本をまとめてxM(n)=[x(n),…,x(n−M+1)]Tなどと書く。
音声、雑音パラメータの事前分布として次式の自然共役事前分布を仮定する。自然共役事前分布を用いるのは、数学的取り扱いの良さのためである。
p(s|Θs)、p(v|Θv)、及びp(Θs)、p(Θv)がそれぞれ、式(15)、式(17)、式(18)と表されている場合に、式(9)、式(10)で定義される最適変分事後分布を具体的に導く。まず、式(10)で与えられる音声と雑音のパラメータの最適変分事後分布を計算する。q(Θ)の計算においては、q(s)は既知として扱われる。
次に、式(9)で与えられる音声信号の最適変分事後分布q(s)を計算する。q(s)の計算においては、q(Θ)は既知として扱う。式(9)は、具体的に次式のN次元正規分布となることが示される。
図2に示した変分ベイズアルゴリズムを本実施形態に適用した場合のアルゴリズムを図5に示す。
Θs,Θvに関する事前分布の超パラメータ{ζs’,Ξs’,νs’,ρs’,λs’}、及び{ζv’,Ξv’,νv’,ρv’,λv’}を設定する。特に、{ζv’,Ξv’,νv’,ρv’,λv’}には、直前フレームで計算されたΘvに関する事後分布の超パラメータを用いる。
Θs,Θvに関する最適変分事後分布の超パラメータの初期値{ζs (0),Ξs (0),νs (0),ρs (0),λs (0)}、及び{ζv (0),Ξv (0),νv (0),ρv (0),λv (0)}を設定する。繰り返し回数i=0とする。
音声信号の最適変分事後分布の平均μ(i+1)と共分散行列Γ(i+1)をそれぞれ式(48)、式(49)にしたがって計算する。ただし、その計算過程に現れる{ζs,Ξs,νs,ρs,λs}と{ζv,Ξv,νv,ρv,λv}には、既に計算済みの{ζs (i),Ξs (i),νs (i),ρs (i),λs (i)},{ζv (i),Ξv (i),νv (i),ρv (i),λv (i)}を用いる。
音声パラメータの最適変分事後分布を規定する超パラメータ{ζs (i+1),Ξs (i+1),νs (i+1),ρs (i+1),λs (i+1)}、及び雑音パラメータの最適変分事後分布を規定する超パラメータ{ζv (i+1),Ξv (i+1),νv (i+1),ρv (i+1),λv (i+1)}を、式(20)〜(29)にしたがって計算する。ただし、その計算過程に現れるμ(式(33)を参照)及びΓ(式(34)を参照)には、既に計算済みのμ(i+1)とΓ(i+1)を用いる。
繰り返し回数iが既定値より大きいか、超パラメータの更新量が十分小さいならばステップS16へ、そうでなければ、iを漸増してステップS13に戻る。
現在のフレームにおける雑音抑圧信号をμ(i+1)とする。また、雑音パラメータの最適変分事後分布の超パラメータ{ζv (i+1),Ξv (i+1),νv (i+1),ρv (i+1),λv (i+1)}は、直後のフレームにおいて、雑音パラメータに関する事前分布の超パラメータとして用いられる。
図6に、上述の発明を用いた本実施形態の雑音抑圧装置の機能構成例を示す。また、図7に雑音抑圧装置の処理フローを示す。雑音抑圧装置200は、入力部910、フレーム化処理部920、バッファリング/データ流制御部930、初期化部210、q(s)計算部220、q(Θ)計算部230、第1切替部240、第2切替部250、終了判定部260を備える。
本発明の効果を実験により示す。ASJ−JNASデータベースから男性話者による10秒間の発話を抽出した。標本化周波数は8kHz、量子化ビット数は16ビットとした。この音声信号に、信号対雑音比(SNR)が10dBとなるように計算機上で合成した定常白色雑音を加算した。したがって、この雑音のパラメータΘv={b,σv 2}は計算可能であり、これをΘv *={b* ,σv 2*}とおく。
図9に、コンピュータの機能構成例を示す。本発明の収音装置は、コンピュータ2000の記録部2020に本発明の各構成部としてコンピュータ2000を動作させるプログラムを読み込ませ、処理部2010、入力部2030、出力部2040などを動作させることで実現できる。また、コンピュータに読み込ませる方法としては、プログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録しておき、記録媒体からコンピュータに読み込ませる方法、サーバ等に記録されたプログラムを、電気通信回線等を通じてコンピュータに読み込ませる方法などがある。
Claims (8)
- 入力された音響波形データを離散化及び量子化して得られる観測信号を出力する入力部と、
観測信号をあらかじめ定めた長さの短時間フレーム毎に切り出し、フレームごとの観測信号xを出力するフレーム化処理部と、
前記フレーム化処理部より供給されるフレームごとの観測信号をバッファリングするとともに、終了通知信号を受信するたびに観測信号をフレームごとに出力するバッファリング/データ流制御部と、
フレームごとに音声パラメータΘ s の初期分布q(Θs)(0)と雑音パラメータΘ v の初期分布q(Θv)(0)を定め、繰返し回数iを0とする初期化部と、
音声信号sの更新された事後分布q(s)(i+1)を、前記バッファリング/データ流制御部から入力されたフレームごとの観測信号xと音声パラメータの事後分布q(Θs)(i)と雑音パラメータの事後分布q(Θv)(i)から変分ベイズ法を用いて求めるq(s)計算部と、
前記音声パラメータΘ s の更新された事後分布q(Θs)(i+1)と前記雑音パラメータΘ v の更新された事後分布q(Θv)(i+1)を、前記音声パラメータΘ s の事前分布p(Θs)と前記雑音パラメータΘ v の事前分布p(Θv)と前記音声信号sの事後分布q(s)(i+1)から変分ベイズ法を用いて求めるq(Θ)計算部と、
終了通知信号を受信すると、前記音声信号sの前記更新された事後分布q(s)(i+1) の平均を、当該フレームの前記観測信号xから前記雑音信号vを取り除いた音声信号として出力する第1切替部と、
終了通知信号を受信すると、前記雑音パラメータΘ v の前記更新された事後分布q(Θv)(i+1)を、当該フレームの前記雑音パラメータΘ v の事後分布q(Θv)として出力する第2切替部と、
あらかじめ定めた終了条件を満足する場合には、前記バッファリング/データ流制御部、前記第1切替部、前記第2切替部に終了通知信号を送信して当該フレームの観測信号に対する処理を終了し、前記終了条件を満足しない場合には、繰返し回数iを1増加させる終了判定部と、
を備え、
前記音声パラメータΘ s は、前記音声信号sについてあらかじめ仮定された確率密度関数p(s|Θ s )を規定するパラメータの集合であり、
前記雑音パラメータΘ v は、前記雑音信号vについてあらかじめ仮定された確率密度関数p(v|Θ v )を規定するパラメータの集合であり、
前記q(Θ)計算部の前記音声パラメータΘ s の前記事前分布p(Θs)とは、あらかじめ定めたものであり、
前記q(Θ)計算部の前記雑音パラメータΘ v の前記事前分布p(Θv)とは、第1フレームの時にはあらかじめ定めたものであり、それ以外のフレームの時には1つ前のフレームの前記雑音パラメータΘ v の前記事後分布q(Θv)であり、
前記終了判定部の終了条件とは、前記繰返し回数iがあらかじめ定めた値より大きい、または前記音声信号sの前記更新された事後分布q(s)(i+1)と、前記音声パラメータΘ s の前記更新された事後分布q(Θ s ) (i+1) と前記雑音パラメータΘ v の前記更新された事後分布q(Θ v ) (i+1) を合わせたパラメータΘの更新された事後分布q(Θ)(i+1)が収束していることであり、
前記繰返し回数iが0とされたとき、または1増加されるたびに、前記q(s)計算部が前記音声信号sの前記更新された事後分布q(s)(i+1)を求め、前記q(Θ)計算部が前記パラメータΘの前記更新された事後分布q(Θ)(i+1)を求めることで、前記終了条件が満たされるまで処理が繰り返される
ことを特徴とする雑音抑圧装置。 - 請求項1記載の雑音抑圧装置であって、
前記音声パラメータΘ s が前記音声信号sを定常ガウス性自己回帰過程として表現したときの音声回帰係数と音声イノベーション分散であり、前記雑音パラメータΘ v が前記雑音信号vを定常ガウス性自己回帰過程として表現したときの雑音回帰係数と雑音イノベーション分散である
ことを特徴とする雑音抑圧装置。 - 請求項2記載の雑音抑圧装置であって、
前記確率密度関数p(s|Θ s )が
であり、
前記音声パラメータΘ s が{a,σ s 2 }であり、
前記音声回帰係数のベクトルがaであり、
前記音声イノベーション分散がσ s 2 であり、
s(n)は前記音声信号sのn番目の標本であり、
s P (n)は前記音声信号sのP個の標本からなるベクトルであり、
Nはフレームに含まれる標本数であり、
N{x;μ,σ 2 }は平均μ、分散σ 2 の正規分布の確率密度関数であり、
前記確率密度関数p(v|Θ v )が
であり、
前記雑音パラメータΘ v が{b,σ v 2 }であり、
前記雑音回帰係数のベクトルがbであり、
前記雑音イノベーション分散がσ v 2 であり、
v(n)は前記雑音信号vのn番目の標本であり、
v Q (n)は前記雑音信号vのQ個の標本からなるベクトルである
ことを特徴とする雑音抑圧装置。 - 入力された音響波形データを離散化及び量子化して得られる観測信号を出力する入力ステップと、
観測信号をあらかじめ定めた長さの短時間フレーム毎に切り出し、フレームごとの観測信号xを出力するフレーム化処理ステップと、
前記フレーム化処理ステップより供給されるフレームごとの観測信号をバッファリングするとともに、終了通知信号を受信するたびに観測信号をフレームごとに出力するバッファリング/データ流制御ステップと、
フレームごとに音声パラメータΘ s の初期分布q(Θs)(0)と雑音パラメータΘ v の初期分布q(Θv)(0)を定め、繰返し回数iを0とする初期化ステップと、
音声信号sの更新された事後分布q(s)(i+1)を、前記バッファリング/データ流制御ステップから入力されたフレームごとの観測信号xと音声パラメータの事後分布q(Θs)(i)と雑音パラメータの事後分布q(Θv)(i)から変分ベイズ法を用いて求めるq(s)計算ステップと、
前記音声パラメータΘ s の更新された事後分布q(Θs)(i+1)と前記雑音パラメータΘ v の更新された事後分布q(Θv)(i+1)を、前記音声パラメータΘ s の事前分布p(Θs)と前記雑音パラメータΘ v の事前分布p(Θv)と前記音声信号sの事後分布q(s)(i+1)から変分ベイズ法を用いて求めるq(Θ)計算ステップと、
終了通知信号を受信すると、前記音声信号sの前記更新された事後分布q(s)(i+1) の平均を、当該フレームの前記観測信号xから前記雑音信号vを取り除いた音声信号として出力する第1切替ステップと、
終了通知信号を受信すると、前記雑音パラメータΘ v の前記更新された事後分布q(Θv)(i+1)を、当該フレームの前記雑音パラメータΘ v の事後分布q(Θv)として出力する第2切替ステップと、
あらかじめ定めた終了条件を満足する場合には、前記バッファリング/データ流制御ステップ、前記第1切替ステップ、前記第2切替ステップに終了通知信号を送信して当該フレームの観測信号に対する処理を終了し、前記終了条件を満足しない場合には、繰返し回数iを1増加させる終了判定ステップと、
を有し、
前記音声パラメータΘ s は、前記音声信号sについてあらかじめ仮定された確率密度関数p(s|Θ s )を規定するパラメータの集合であり、
前記雑音パラメータΘ v は、前記雑音信号vについてあらかじめ仮定された確率密度関数p(v|Θ v )を規定するパラメータの集合であり、
前記q(Θ)計算ステップの前記音声パラメータΘ s の前記事前分布p(Θs)とは、あらかじめ定めたものであり、
前記q(Θ)計算ステップの前記雑音パラメータΘ v の前記事前分布p(Θv)とは、第1フレームの時にはあらかじめ定めたものであり、それ以外のフレームの時には1つ前のフレームの前記雑音パラメータΘ v の前記事後分布q(Θv)であり、
前記終了判定ステップの終了条件とは、前記繰返し回数iがあらかじめ定めた値より大きい、または前記音声信号sの前記更新された事後分布q(s)(i+1)と、前記音声パラメータΘ s の前記更新された事後分布q(Θ s ) (i+1) と前記雑音パラメータΘ v の前記更新された事後分布q(Θ v ) (i+1) を合わせたパラメータΘの更新された事後分布q(Θ)(i+1)が収束していることであり、
前記繰返し回数iが0とされたとき、または1増加されるたびに、前記q(s)計算ステップが前記音声信号sの前記更新された事後分布q(s)(i+1)を求め、前記q(Θ)計算ステップがパラメータΘの前記更新された事後分布q(Θ)(i+1)を求めることで、前記終了条件が満たされるまで処理が繰り返される
ことを特徴とする雑音抑圧方法。 - 請求項4記載の雑音抑圧方法であって、
前記音声パラメータΘ s が前記音声信号sを定常ガウス性自己回帰過程として表現したときの音声回帰係数と音声イノベーション分散であり、前記雑音パラメータΘ v が前記雑音信号vを定常ガウス性自己回帰過程として表現したときの雑音回帰係数と雑音イノベーション分散である
ことを特徴とする雑音抑圧方法。 - 請求項5記載の雑音抑圧方法であって、
前記確率密度関数p(s|Θ s )が
であり、
前記音声パラメータΘ s が{a,σ s 2 }であり、
前記音声回帰係数のベクトルがaであり、
前記音声イノベーション分散がσ s 2 であり、
s(n)は前記音声信号sのn番目の標本であり、
s P (n)は前記音声信号sのP個の標本からなるベクトルであり、
Nはフレームに含まれる標本数であり、
N{x;μ,σ 2 }は平均μ、分散σ 2 の正規分布の確率密度関数であり、
前記確率密度関数p(v|Θ v )が
であり、
前記雑音パラメータΘ v が{b,σ v 2 }であり、
前記雑音回帰係数のベクトルがbであり、
前記雑音イノベーション分散がσ v 2 であり、
v(n)は前記雑音信号vのn番目の標本であり、
v Q (n)は前記雑音信号vのQ個の標本からなるベクトルである
ことを特徴とする雑音抑圧方法。 - 請求項1から3記載の雑音抑圧装置として、コンピュータを動作させる雑音抑圧プログラム。
- 請求項7記載の雑音抑圧プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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