JP4988798B2 - 互換性のない通信システム間のタンデムによらないボコーダの動作 - Google Patents

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Description

本発明は、データ通信に関する。とくに、本発明は、互換性のない通信システム間のボコーダの動作の調和をとることに関する。
無線通信の分野には、例えば、コードレス電話、ページング、無線ローカルループ、パーソナルディジタルアシスタント(personal digital assistant, PDA)、インターネット電話、および衛星通信システムを含む多くの応用がある。とくに重要な応用は、遠隔加入者のためのセルラ電話システムである。ここで使用されているように、“セルラ”システムという用語は、セルラまたはパーソナル通信サービス(personal communications service, PCS)の周波数を使用するシステムを含む。このようなセルラ電話システムのために、例えば、周波数分割多元接続(frequency division multiple access, FDMA)、時分割多元接続(time division multiple access, TDMA)、および符号分割多元接続(code division multiple access, CDMA)を含む種々の空中インターフェイスが開発された。これに関連して、例えば、Advanced Mobile Phone Service(AMPS)、Global System for Mobile(GSM)、およびInterim Standard 95(IS-95)を含む種々の国内および国際標準が設定された。IS-95およびその派生の標準であるIS−95A、IS−95B、ANSI J-STD-008(ここでは、しばしば、まとめてIS-95と呼ぶ)、並びに提案された高データレートシステムは、米国電気通信工業会(Telecommunication Industry Association, TIA)および他の周知の標準規格設定機関によって公布された。
IS−95標準の使用にしたがって構成されたセルラ電話システムは、CDMAの信号処理技術を採用し、非常に効率がよく、かつ頑強なセルラ電話サービスを提供する。IS−95標準にしたがって実質的に構成されたセルラ電話システムの例は、米国特許第5,103,459号および第4,901,307号に記載されており、両文献は、本発明の譲受け人に譲渡され、ここでは参考文献として取り上げている。CDMA技術を使用したシステムの例には、TIAによって発行されたcdma2000 ITU-R Radio Transmission Technology (RTT) Candidate Submission (ここでは、cdma2000と呼ばれる)がある。cdma2000の標準は、IS−2000の草案に与えられており、TIAによって承認されている。別のCDMAの標準には、W−CDMA標準があり、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project, 3GPP)の文献、第3G TS 25.211号、第3G TS 25.212号、第3G TS 25.213号、および第3G TS 25.214号に具体化されている。
各標準は、種々のタイプの情報を伝送のためにどのように処理するかを定めている。通常の通信システムにおいて、符号化器は、音声またはデータトラヒックを表わす情報ビットストリームを生成する。このビットストリームは、細かく分割され、グループにまとめられ、種々の制御ビットと連接され、適切な伝送フォーマットへパックされる。音声およびデータトラヒックは、適切な通信標準にしたがって、例えば、フレーム、パケット、およびサブパケットのような、種々のフォーマットで伝送することができる。説明を簡潔にするために、ここでは“フレーム”という用語を使用して、伝送媒体によってトラヒックを搬送する伝送フォーマットを示す。しかしながら、ここでは“フレーム”という用語を使用して、音声コーダの出力も示す。用語の定義は、用語が使用される文脈に依存する。
音声コーダは、人間の音声生成モデルに関係するパラメータを抽出し、次に、これらのパラメータを使用して、伝送のために音声を圧縮する装置である。音声コーダは、一般に、符号化器および復号器を含む。音声コーダは、到来した音声信号を、時間のブロック、すなわち解析フレームに分割する。符号化器は、到来した音声フレームを解析して、ある特定の関連のパラメータを抽出し、次に、そのパラメータを二値表現へ量子化する。二値表現は、伝送フレームへパックされ、通信チャネルによって、復号器をもつ受信機へ伝送される。復号器は、伝送フレームを処理し、それらを逆量子化して、パラメータを生成し、逆量子化されたパラメータを使用して、音声フレームを再合成する。音声コーダ(speech coder)は、ボイスコーダ(voice coder)、すなわち“ボコーダ”とも呼ばれ、ここでは、これらの用語を同義で使用する。
音声コーダの機能は、音声に内在する自然冗長の全てを取り除くことによって、ディジタル化された音声信号を低ビットレートの信号へ圧縮することである。ディジタル圧縮は、入力音声フレームを1組のパラメータで表わし、量子化を用いて、そのパラメータを1組のビットで表わすことによって達成される。入力音声フレームが、多数のビットNをもち、音声コーダが生成する出力フレームが、多数のビットNをもつとき、音声コーダによって達成される圧縮率は、C=N/Nである。課題は、復号された音声の高い音声品質を維持する一方で、目標の圧縮率を達成することである。音声コーダの性能は、音声モデル、すなわち上述の解析および合成処理の組合せが、どのくらい適切に働くか、およびパラメータ量子化処理が、1フレーム当りNビットの目標ビットレートで、どのくらい適切に行われるかに依存する。したがって、音声モデルの目標は、音声信号の本質、すなわち目標の音声品質を、各フレームごとに、パラメータの小さい組で捕捉することである。
種々の既存の無線通信システムにおいて、様々なタイプの音声コーダが、多くの場合に非常に異なる音声圧縮技術を使用して、展開されている。さらに加えて、1つの特定の標準によって定められている伝送フレームフォーマットおよび処理は、他の標準のものと、大抵異なる。例えば、CDMAの標準は、スペクトラム拡散環境における可変レートのボコーダフレームの使用を支援し、一方で、GSMの標準は、固定レートのボコーダフレームおよびマルチレートのボコーダフレームの使用を支援する。同様に、ユニバーサル モバイル テレコミュニケーションズ システム(Universal Mobile Telecommunications Systems, UMTS)の標準も、固定レートおよびマルチレートのボコーダを支援するが、可変レートのボコーダは支援しない。これらの互換性のない通信システム間の互換性および相互運用性のために、GSMおよびUMTSシステム内で可変レートのボコーダフレームの支援を可能にし、CDMAシステム内で不変レートのボコーダフレームの支援を可能にすることが非常に望ましい。可変レートのボコーダの例は、IS−893において公表されている選択可能モードボコーダ(Selectable Mode Vocoder, SMV)であり、マルチレートのボコーダの例は、“ETSI EN 301 704 Digital Cellular Telecommunications System; Adaptive Multi-Rate (AMR) Speech Transcoding”(AMR標準)において公表されている適応マルチレート(Adaptive Multi-Rate, AMR)ボコーダであり、固定レートのボコーダの例は、3GPP TS 46.060:“Digital cellular telecommunications system (Phase 2+); Enhanced Full Rate (EFR) speech transcoding”に公表されている高度フルレートのボコーダである。
互換性のないシステム間で互換性と相互運用性とを向上させる1つの重要な理由は、互換性のないシステム間で広帯域ボコーダの使用を可能にするためである。“広帯域”ボコーダは、7000ヘルツの周波数範囲内の音声を符号化するものである。従来の陸線電話システムでは、伝送媒体および端末は4000ヘルツに帯域制限され、したがって、音声は通常300ヘルツないし3400ヘルツの狭い範囲で、この範囲外に保持される制御およびシグナリングオーバーヘッドと共に伝送される。
陸線電話システムの物理的な制約を考慮して、セルラ電話システム内では、信号は、これらの同様の狭帯域周波数の制約を受けて伝搬され、セルラ加入者装置から発信された呼を陸線装置へ伝送することができる。しかしながら、セルラシステム内には、狭い周波数範囲を要求する物理的制約は存在しないので、セルラ電話システムは、より広い周波数範囲で信号を伝送することができる。より広い周波数範囲で信号を生成する標準の例は、1989年に発行された文献G.722 ITU-T(“7kHz Audio-Coding within 64 kBits/s”)に公表されている。それに応じて、上述の可変レートおよびマルチレートのボコーダに対応する広帯域のボコーダが開発された。対応する広帯域のボコーダは、狭帯域のボコーダよりも、優れた音響の特長を与える。
広帯域信号は、セルラシステム内で動作している2つの広帯域端末間で交換されるとき、狭帯域の伝送チャネルにとって“太”過ぎるので、追加の処理および制約が課さなければならない。現在、公衆交換電話網(public switched telephone network, PSTN)の最大データ容量は64キロビット秒である。狭帯域信号において、元の信号を正確に復元するには、8000サンプル/秒を得ることが必要である。標準のパルス符号変調(pulse code modulation, PCM)のサンプルデータは、8ビットのシンボルを使用して表わされる。8ビットのシンボルを使用することによって、PSTN接続の最大データ容量(8000サンプル/秒×8ビット/サンプル=64,000ビット/秒)に達し、一方で量子化誤差が最小化される。しかしながら、広帯域信号では、元の信号を正確に復元するには、16,000サンプル/秒を得ることが必要である。したがって、広帯域信号は、狭帯域の伝送チャンネルにとって“太”過ぎる。
64キロビット秒のPSTN接続の物理的制約から生じる問題は、ネットワーク内のインフラストラクチャエンティティ間で、タンデムによらない動作(tandem-free operation, TPO)を実行することによって避けることができる。タンデムによらない動作は、ネットワークのインフラストラクチャエンティティ内のボコーダのバイパスを指す。タンデムによらない動作が実行されるとき、ボコーダの出力ビットをPCMシンボルへパンクチャし、パンクチャされた8ビットのPCMシンボルを使用することによって、ネットワークの一方の端末からの広帯域信号を、PSTNによって、同じネットワーク内の別の端末へ伝達することができる。
タンデムによらない動作を実行するには、送信端および受信端のボコーダに互換性がなければならない。したがって、同じ通信ネットワーク内の端末間で広帯域信号が交換されるときは、問題はない。現在審査中の米国特許出願(代理人整理番号 010004)(“COMMUNICAITONS USING WIDEBAND TERMINALS”)は、この問題に対処している。しかしながら、互換性のないネットワークの端末間で広帯域信号を交換したいときは、問題がある。
例えば、CDMAのような多重アクセスシステムでは、可変レートのボコーダが実行される。可変レートのボコーダの例は、広帯域選択可能モードボコーダ(Wideband Selectable Mode Vocoder, WB-SMV)である。しかしながら、GSMのような多重アクセスシステムでは、固定レートまたはマルチレートのボコーダが実行される。マルチレートのボコーダの例は、広帯域適応マルチレートボコーダ(Wideband Adaptive Multi-rate Vocoder, AMR-WB)である。ボコーダのタイプは構造上および機能上異なるが、ボコーダのタイプ間では、共通の包括的な用語が共用されることに注意すべきである。例えば、AMR−WBボコーダにおける“モード”は、固定データレートのボコーダフレームを指す。しかしながら、WB−SMVボコーダにおける“モード”は、異なるフレームタイプの混合によって達成される平均データレートを指す。用語の意味は、用語の使われ方に関連して読み取るべきである。多数のタイプのボコーダ間で、このようなよく共用される用語を使用することにより生じる混乱を最小化するために、別途記載する実施形態では、狭帯域のボコーダではなく、WB−SMVボコーダの構成および用語を使用して、可変レートのボコーダを表わし、AMR−WBボコーダの構成および用語を使用して、固定レートおよびマルチレートのボコーダを表わす。しかしながら、構成の詳細は、必要以上に実験をすることなく、他のボコーダに適するように拡張できることが分かるであろう。AMR−WBのフレーム構造の技術仕様は、文献3GPP TS 26.201 V5.0.0(2001-03)に示されている。WB−SMVのフレーム構造の技術仕様は、まだ公表されていない。
したがって、別途記載する実施形態は、互換性のないシステムの異なるボコーダ間における広帯域信号の伝送を調和させ、その結果、互換性のないシステム間の伝送において、広帯域ボコーダの音響の特長を犠牲にしなくてもよくするためのものである。
ここでは、互換性のないシステム間で、タンデムによらない動作を可能にする方法および装置が与えられる。1つの態様において、通信システムの第1のボコーダと第2の通信システムの第2のボコーダとの間の動作を調和させる装置であって、受信したシステム内のタンデムによらない動作(tandem-free operation, TFO)のフレームから、TFO情報を抽出する第1の抽出素子と、受信したシステム間のTFOフレームからTFO情報を抽出する第2の抽出素子と、第1の抽出素子および第2の抽出素子に通信によって接続される選択素子であって、受信フレームが、システム内のTFOフレームであるか、またはシステム間のTFOフレームであるかに依存して、何れかの抽出素子を選択する選択装置とを含む装置が与えられる。
別の態様では、第1の通信システムのタンデムによらない動作の特徴を、第2の通信システムのタンデムによらない動作の特徴と調和させる方法であって、第1の通信システムの第1のインフラストラクチャエンティティにおいて、第2の通信システムの第2のインフラストラクチャエンティティの抽出能力を判断することと、適切なタンデムによらない動作(TFO)のフレームフォーマットを選択することと、適切なTFOフレームフォーマットを使用して、ボコーダフレームをTFOフレームへカプセル化することと、TFOフレームを第2のインフラストラクチャエンティティへ送信することと、第2のインフラストラクチャエンティティにおいて、TFOフレームを受信することと、TFOフレームの源のタイプを判断することと、TFOフレームの源のタイプにしたがってTFOフレームの内容を抽出することとを含む方法が与えられる。
別の態様では、第1の通信システムのタンデムによらない動作の特徴を、第2の通信システムのタンデムによらない動作の特徴と調和させる装置であって、第1の通信システムの第1のインフラストラクチャエンティティにおいて、第2の通信システムの第2のインフラストラクチャエンティティの抽出能力を判断する手段と、適切なタンデムによらない動作(TFO)のフレームフォーマットを選択し、適切なTFOフレームフォーマットを使用して、ボコーダフレームをTFOフレームへカプセル化する手段と、TFOフレームを第2のインフラストラクチャエンティティへ送信する手段と、第2のインフラストラクチャエンティティにおいて、TFOフレームを受信する手段と、TFOフレームの源のタイプを判断し、TFOフレームの源のタイプにしたがって、TFOフレームの内容を抽出する手段とを含む装置が与えられる。
別の態様では、通信システムの第1のボコーダと第2の通信システムの第2のボコーダとの動作を調和させる装置であって、少なくとも1つのメモリ素子と、少なくとも1つのメモリ素子内に記憶されている1組の命令を実行するように構成された少なくとも1つの処理素子とを含む装置であって、命令の組が、第1のテーブルを使用して、受信したシステム内のタンデムによらない動作(TFO)のフレームからTFO情報を抽出する命令と、第2のテーブルを使用して、受信したシステム間のTFOフレームからTFO情報を抽出する命令とを含み、システム内のTFOフレームが、システム間のTFOフレームと同じフィールドをもつが、第1のテーブルと第2のテーブルとが、異なるビット定義をもつ装置が与えられる。
図1は、多数のユーザを支援する通信システムの図である。 図2は、図1の通信装置内に配置された種々のボコーダによって行われる符号化および復号機能のブロック図である。 図3は、システム1およびシステム2内のシステム内のボコーダのバイパスの一般的な設定のブロック図である。 図4は、システム内のTFOフレームを生成し、システム内/システム間のTFOフレームを受信するハードウエアのブロック図である。 図5は、システム内/システム間のTFOフレームを生成し、システム内のTFOフレームを受信するハードウエアのブロック図である。 図6は、発信システムにおいてシステム内/システム間のTFOフレームを生成し、受信し、目標システムにおいてシステム内のTFOフレームを受信するハードウエアのブロック図である。 図7は、システム内/システム間のTFOフレームを生成し、受信する別のハードウエア構成のブロック図である。 図8Aは、通信システム間の調和したTFOの動作を示すフローチャートである。 図8Bha,通信システム間の調和したTFOの動作を示すフローチャートである。
詳細な説明
図1に示されているように、無線通信ネットワーク10は、概ね、複数の遠隔局(加入者装置、移動局、またはユーザ装置とも呼ばれる)12aないし12d、複数の基地局(基地局トランシーバ(base station transceiver, BTS)またはノードBとも呼ばれる)14aないし14c、基地局制御装置(base station controller, BSC)(無線ネットワーク制御装置またはパケット制御機能とも呼ばれる)16、移動交換局(mobile switching center, MSC)またはスイッチ18、パケットデータ供給ノード(packet data serving node, PDSN)またはインターネットワーキング機能(internetworking function, IWF)20、公衆交換電話網(public switched telephone network, PSTN)22(一般には、電話会社)、およびインターネットプロトコル(Internet Protocol, IP)ネットワーク24(一般には、インターネット)を含む。簡潔化のために、4つの遠隔局12aないし12d、3つの基地局14aないし14c、1つのBSC16、1つのMSC18、および1つのPDSN20が示されている。当業者には、任意の数の遠隔局12、基地局14、BSC16、MSC18、およびPDSN20があることが分かるであろう。
1つの実施形態において、無線通信ネットワーク10は、パケットデータサービスネットワークである。遠隔局12aないし12dは、多数の異なるタイプの無線通信装置の何れかであり、例えば、携帯電話、IPベースのウエブブラウザアプリケーションを実行するラップトップコンピュータに接続されたセルラ電話、付属のハンドフリーカーキットを備えたセルラ電話、IPベースのウエブブラウザアプリケーションを実行するパーソナルデータアシスタント(personal data assistant, PDA)、ポータブルコンピュータに組込まれた無線通信モジュール、あるいは無線ローカルループまたは検針システムにおいて見られるような固定通信モジュールである。最も一般的な実施形態において、遠隔局は、何れのタイプの通信装置であってもよい。
遠隔局12aないし12dは、例えば、EIA/TIA/IS-707標準に記載されているような1つ以上の無線パケットデータプロトコルを実行するように構成されることが好都合である。特定の実施形態において、遠隔局12aないし12dは、IPネットワーク24に宛てられたIPパケットを生成し、ポイント-ツウ-ポイントプロトコル(point-to-point protocol, PPP)を使用して、IPパケットをフレームへカプセル化する。
1つの実施形態において、IPネットワーク24はPDSN20に接続され、PDSN20はMSC18に接続され、MSCはBSC16およびPSTN22に接続され、BSC16は、いくつかの既知のプロトコルにしたがって、音声パケットまたはデータパケット、あるいはこの両者の伝送のために構成されたワイヤーラインを介して、基地局14aないし14cに接続される。既知のプロトコルは、例えば、E1、T1、非同期転送モード(Asynchronous Transfer Mode, ATM)、インターネットプロトコル(IP)、ポイント-ツウ-ポイントプロトコル(PPP)、フレーム中継、高ビットレートディジタル加入者回線(High-bit-rate Digital Subscriber Line, HDSL)、非対称ディジタル加入者回線(Asynchronous Digital Subscriber Line, ADSL)、または他の一般のディジタル加入者回線の装置およびサービス(xDSL)を含む。別の実施形態では、BSC16はPDSN20に直接に接続され、MSC18はPDSN20に接続されない。
無線通信ネットワーク10の通常の動作中に、基地局14aないし14cは、電話呼、ウエブブラウジング、または他のデータ通信中の種々の遠隔局12aないし12dからの逆方向リンク信号の組を受信して復調する。ここで使用されているように、“逆方向リンク”は、遠隔局から基地局へ宛てられた伝送を含む。所与の基地局14aないし14cによって受信された各逆方向リンク信号は、その基地局14aないし14c内で処理される。各基地局14aないし14cは、順方向リンク信号の組を変調して、遠隔局12aないし12dへ伝送することによって、複数の遠隔局12aないし12dと通信する。ここで使用されているように、“順方向リンク”は、基地局から遠隔局へ宛てられた伝送を含む。例えば、図1に示されているように、基地局14aは第1および第2の遠隔局12a、12bと同時に通信し、基地局14cは第3および第4の遠隔局12c、12dと同時に通信する。結果のパケットはBSC16へ送られ、BSC16は、呼資源割当ておよび移動管理機能を備えていて、例えば、個々の遠隔局12aないし12dの呼を1つの基地局14aないし14cから別の基地局14aないし14cへソフトハンドオフするのを調整する。例えば、遠隔局12cは、2つの基地局14b、14cと同時に通信する。したがって、遠隔局12cが基地局の一方14cから十分に離れると、呼は他方の基地局14bへハンドオフされることになる。UMTSシステムとして分類されるW−CDMAシステムでは、無線通信システムの構成要素の用語は、異なるが、その機能は同じである。例えば、基地局は、UMTS地上無線アクセスネットワーク(UMTS Terrestrial Radio Access Network, U-TRAN)において動作しているとき、無線ネットワーク制御装置(Radio Network Controller, RNC)と呼ばれる。順方向リンクは“ダウンリンク”と呼ばれ、逆方向リンクは“アップリンク”と呼ばれる。
伝送が従来の電話呼であるときは、BSC16が、受信データをMSC18へルート設定し、MSC18が、PSTN22とのインターフェイスのための追加のルーティングサービスを与える。伝送が、IPネットワーク24へ宛てられたデータ呼のようなパケットベースの伝送であるときは、MSC18が、データパケットをPDSN20へルート設定し、PDSN20が、パケットをIPネットワーク24へ送る。その代りに、BSC16が、直接にPDSN20へパケットをルート設定し、PDSN20が、パケットをIPネットワーク24へ送ってもよい。
図2は、図1の無線通信システムの通信装置内に位置する種々のボコーダによって行われる符号化および復号機能のブロック図である。遠隔局または端末12aは、符号化部分202と復号部分203とをもつボコーダ201を含む通信装置である。遠隔端末12aはアナログ音声を受信し、符号化部分202はパケット化されたデータへ符号化する。パケット化されたデータは、基地局14aへ伝送される。ボコーダ211の復号部分213は、パケット化されたデータを、PSTN(図示されていない)上で伝送するために標準のパルス符号変調(pulse code modulated, PCM)の信号へ変換する。PCM信号は、PSTNによって目標の基地局14bへ伝送され、目標の基地局14bは目標の遠隔端末12bへ知らせる。目標の基地局14bのボコーダ221の符号化部分222は、PCM信号を、遠隔の端末12bへ伝送するために、パケット化されたデータへ符号化する。遠隔端末12bのボコーダ231の復号部分233は、パケット化されたデータを復号し、合成音声を形成する。
上述の処理は、遠隔端末12bから遠隔端末12aへ信号を伝送するのにも使用される。図2によって示されるように多数のボコーダを使用することを、“タンデムボコーディング”と呼ぶ。音声信号に対して多数の符号化および復号機能が行われるために、音声信号の劣化が生じる。発信端末のボコーダが、目標の宛先のボコーダと同じ構成をもつときは、タンデムボコーディングをバイパスすることができる。ボコーダバイパスの構成の詳細は、米国特許第5,956,673号(“Detection and Bypass of Tandem Vocoding Using Detection Codes”)に記載されており、これは、本発明の譲受け人に譲渡され、ここでは参考文献として取り上げている。とくに、疑似ランダム検出符号をPCM出力内に埋め込むことができるので、正しいサービスオプションプログラミングをもつ受信ボコーダは、その符号を検出して、発信側が同様のボコーダを使用したと判断することができる。遠隔端末のボコーダが同じであるときは、目標の遠隔端末の復号器は、発信遠隔端末によって生成された符号化された音声を復号することができる。しかしながら、ボコーダが異なるときは、従来技術では、タンデムボコーディングのバイパスを行なうことができなかった。
ここに記載されている実施形態は、異なるボコーダの動作を調和させて、互換性のないシステム間で、タンデムによらない動作、すなわちボコーダのバイパスを実行できるようにするためのものである。ここで使用されているように、互換性のないシステムは、発信システムと異なるアクセス技術を使用するシステムであると考えることができる。例えば、CDMAを用いたシステムとTDMAを用いたシステムとは、ここでは互換性がないと考えられる。概して、実施形態は、可変レートまたはマルチレートのボコーダフレームの内容を、発信システムおよび終端システムの両者のインフラストラクチャエンティティにアクセス可能なフォーマットで移送することに関する。
先ず、2つの端末間で広帯域ボコーディングの全ての音響の特長を実現するには、タンデムによらない動作(TFO)は不可欠であることに注意すべきである。広帯域信号は、128キロビット秒(16,000サンプル/秒×8ビット/サンプル)のデータ容量を必要とするが、狭帯域の伝送チャネルが供給できるのは、64キロビット秒のみの容量である。この問題を克服するために、インフラストラクチャエンティティのある特定の“経路内”装置(例えば、エコー消去器、など)をディスエーブルし、送信インフラストラクチャエンティティの符号化器が、異物を混ぜたPCM信号を生成すべきである。とくに、発信端末は、広帯域入力信号をボコーダフレームへ符号化し、ボコーダフレームを発信インフラストラクチャエンティティへ送信する。発信インフラストラクチャエンティティは、受信したボコーダフレームを復号し、復号された信号に基づいて、PCMシンボルを生成する。次に、発信インフラストラクチャエンティティは、受信したボコーダフレームのビットを、生成されたPCMシンボルのストリームへパンクチャする。言い換えると、生成されたPCMシンボルのストリームは、ボコーダフレームのビットを含むことによって変えられる。
PCMシンボルは、規定により、8ビット長である。1つの方法において、PCMシンボルのストリームは、PCMシンボルの2つの最下位ビットを、受信ボコーダフレームの2ビットと置換することによって変更される。目標のインフラストラクチャエンティティでは、最下位の2ビットを抽出して、ボコーダフレームを復元するのに使用する。PCMシンボルの他の6ビットは捨てられるか、またはその代りに、タンデムによらない接続が失敗した場合は、他のビットはセーブされる。
目標のインフラストラクチャエンティティにおいて、復元されたボコーダフレームは、目標の端末に直接に送られる。互換性のないインフラストラクチャエンティティから、互換性のない目標の端末へボコーダフレームを送るのに必要な手続きおよび装置は、現在審査中の特許出願(代理人整理番号 020742)に記載されている。この米国特許出願では、インフラストラクチャエンティティにおいて、ボコーダフレームは、ボコーダフレームを変換するのではなく、ボコーダフレームを再フォーマットすることによって、互換性のないシステムのボコーダ間で送られる。再フォーマッティングの詳細は、ここではさらに記載しない。
ここに記載されている実施形態は、PCMシンボルをボコーダフレームのビットでパンクチャするための、発信インフラストラクチャエンティティにおける手続きおよび装置と、パンクチャされたPCMシンボルからボコーダフレームのビットを抽出するための、目標インフラストラクチャエンティティにおける手続きおよび装置とに関する。タンデムによらない動作を設定するための設定手続きは、現在審査中の米国特許出願に記載されており、本明細書の主題ではない。
1つの実施形態では、ボコーダフレームは、特別のTFOフレームへ再パッケージされ、複数のPCMシンボルへパンクチャされる。この実施形態の1つの態様では、特別のTFOフレームを生成するために、既に存在している伝送チャネルフレームの制御ビットを再定義する新しいテーブルを作成する。別の実施形態では、互換性のないものの復号サブシステムを、インフラストラクチャエンティティ内に構成し、受信した伝送チャネルフレームを、互換性のないボコーダフレームの内容について検査し、適切な復号サブシステムへルート設定する。
第1の実施形態では、発信インフラストラクチャエンティティのインフラストラクチャエンティティは、ボコーダフレームを受信し、TFOフレームを生成する。このタスクを行うハードウエアは、総称して、ここでは、TFOフレーム生成器と呼ばれ、適切に構成された処理エンティティを含んでもよい。同様に、TFOフレーム生成器の機能を行うソフトウエアを構成することができる。TFOフレーム生成器から出力される一般的なTFOフレームの構造を次に示す。
Figure 0004988798
上の例において、TFOフレームは、40オクテット、したがって320ビットを含む。受信ボコーダフレームからのデータビットおよび制御ビットは、TFOフレーム構造内に戦略的に埋め込まれる。特定のビット位置は、特定の機能に対応する。例えば、第1のオクテット内のビット位置は、システム識別子のために確保され、第2のオクテットのビット位置は、データ(すなわち、ボコーダフレームのビット)のみのために確保され、最後の第3のオクテットのビットは、発信インフラストラクチャエンティティから目標インフラストラクチャエンティティへの制御ビットのために確保される。したがって、各ビット位置は、定められた意味をもつ。1つのボコーダフレームを搬送するには、320ビットで十分である。例えば、広帯域ボコーダは、20ミリ秒の解析フレームにおいて、267ビットを出力する。したがって、1つのTFOフレームは、1つのボコーダフレームに対応する。
TFOフレームが生成された後で、またはTFOフレームが生成されている間に、発信インフラストラクチャエンティティのインフラストラクチャエンティティは、受信したボコーダフレームを音声へ復号し、復号された音声を使用して、PCMシンボルを生成する。発信インフラストラクチャエンティティは、TFOフレームを保持するのに、PCMシンボルからのビットを必要とするので、PCMの波形は、2レベルのコードブックではなく、2レベルのコードブックで表わされる。したがって、量子化誤差が増加する。次に、インフラストラクチャエンティティは、生成されたTFOフレームを、生成されたPCMシンボルへ加えることを始める。その代りに、インフラストラクチャエンティティは、より大きいPCMコードブックを維持し、いくつかの指定地点において、少なくとも1回、PCMシンボルを“パンクチャ”するだけでもよい。何れの場合においても、各20ミリ秒のフレームは、160シンボルを保持することができ、TFOフレームの320ビットを保持するには十分であるので、PCMシンボルは、20ミリ秒のTFO伝送フレームにおいて伝送される可能性が最も高い。
復号されたボコーダフレームからPCM信号を生成するのは、技術的制約のためではなく、法的制約のためである。PCM信号の伝送には、適切な法律執行機関が当事者間の通信にアクセスできることを求める連邦政府の命令に従うことだけが必要である。
目標のインフラストラクチャエンティティでは、変更されたPCMシンボルを受信し、TFOフレームのビットを抽出する。抽出は、抽出機能を行うように適切に構成されたハードウエアによって行われる。その代わりに、処理エンティティおよびメモリが、抽出機能を行うためのソフトウエアを実行してもよい。説明のために、ここでは、ハードウエア/ソフトウエアをTFOフレーム抽出器と呼ぶ。目標のインフラストラクチャエンティティは、上述の現在審査中の米国特許出願の主題である呼設定手続きによって、TFOビットの存在が分かることに注意すべきである。TFOフレーム抽出器は、抽出されたビットからTFOフレームを復元するようにも構成することができる。復元されたTFOフレームから、ボコーダフレームのビットを抽出し、ボコーダフレーム内へ再び配列する。ここでも、抽出機能を行うように適切に構成されたハードウエア/ソフトウエアによって、ボコーダビットを抽出することができる。説明のために、別のハードウエアまたはソフトウエアを、ボコーダフレーム抽出器と呼ぶ。次に、ボコーダフレームは、目標の端末へ伝送するために再フォーマットされる。TFOフレーム抽出器およびボコーダフレーム抽出器の機能を、希望であれば、単一の機能エンティティ内でマージしてもよいことに注意すべきである。
上述の実施形態において、TFOフレーム生成器は、ボコーダフレームの源にしたがって、2つの異なるタイプのTFOフレームを生成するように構成される。ボコーダフレームの源が可変レートのボコーダであり、目標の端末がGSMまたはUMTSシステム内であるときか、またはボコーダフレームの源がマルチレートのボコーダであり、目標の端末がCDMAシステム内であるときは、源のタイプにしたがって、特別の制御ビットをTFOフレーム内へ挿入する。したがって、目標のインフラストラクチャエンティティの復号器は、所与のTFOフレーム内の制御ビットを適切に解釈するように構成されるべきである。次に、復号器の構成の詳細をハードウエアの構成に関連して示す。
TFOフレームは、特定のビット位置が、システムパラメータについての情報を伝えるテーブルであると考えられる。例えば、1つの場所におけるビット位置は、発信ボコーダの動作モードを識別し、別の位置におけるビット位置は、ボコーダのタイプを識別し、さらに別の位置におけるビット位置は、ボコーダによって使用されるコードブックを識別する。TFOフレームのこの認識は、一般の伝送フレームの解釈にしたがう。しかしながら、これらのTFOフレームが制御ビットをもち、標準の伝送フレームが解釈されるのと同様に解釈されないことに、重要な違いがある。
実施形態は、互換性のないシステムのインフラストラクチャエンティティ、とくに、インフラストラクチャエンティティの送信および受信サブシステムにおける種々の変更に関する。実施形態は、標準の伝送フレームフォーマットと、システム内の広帯域ボコーダフレームのビットを含むTFOフレームフォーマットとを交互に選択できる、融通の利く送信サブシステムおよび受信サブシステムを想定している。さらに加えて、広帯域ボコーダフレームのビットを保持するTFOフレームの生成および抽出は、システム内のボコーダフレームのビットを含むTFOフレームフォーマットのための既に存在しているテーブルの割当てによって簡単にすることができる。
TFOのフレーム生成器および抽出器
ここに記載したアイディアおよび概念を実行するために、発信および終端のインフラストラクチャエンティティにおける送信および受信機サブシステムは、適切に構成されなければならない。システム内のボコーダのバイパスを行うために、ネットワーク内の各インフラストラクチャエンティティは、TFOフレームを生成することができるTFOフレーム生成器と、受信したTFOフレームを処理することができるTFOフレーム抽出器とをもつ。(単に説明のために、ボコーダフレーム抽出器は、次の例には含まれない。)図3は、システム内のボコーダのバイパスの一般的な設定を示す。
システム1のインフラストラクチャエンティティ300a、300bの各々は、TFOフレーム生成器GおよびTFOフレーム抽出器Eをもち、システム内のボコーダのバイパスを行うように構成されている。システム2のインフラストラクチャエンティティ310a、310bの各々は、TFOフレーム生成器G2およびTFOフレーム抽出器E2をもち、システム内のボコーダのバイパスを行うように構成されている。次に示す実施形態は、各システムの中でシステム内のTFOを実行するのに使用される既に存在しているテーブルの変更に関する。しかしながら、システム間のボコーダのバイパスを行うには、異なる通信システム内のインフラストラクチャエンティティは、図4ないし7に示された構成の少なくとも1つを含む。
図4は、システム内のTFOフレームを生成するためのハードウエアと、システム内およびシステム間のTFOフレームを受信するためのハードウエアとが、互換性のないシステムの全てのインフラストラクチャエンティティにおいて実行される実施形態を示すブロック図である。この実施形態において、システム1内の各インフラストラクチャエンティティ400a、400bは、システム内のTFOフレーム生成器G、システム内のTFOフレーム抽出器E、およびシステム2のTFOフレーム抽出器Eを含み、システム2はシステム1と互換性がない。システム2の各インフラストラクチャエンティティ410a、410bは、システム内のTFOフレーム生成器G、システム内のTFOフレーム抽出器E、およびシステム1のTFOフレーム抽出器Eを含む。
この実施形態において、各インフラストラクチャエンティティは、別のシステムのTFOフレーム抽出器に適合する。システム内のTFOフレーム抽出器を変更する必要はない。TFOフレームの内容(すなわち、システム内のボコーダフレームのビットまたはシステム間のボコーダフレームのビット)に適した抽出器を選択するために、切換えエンティティが、異なるTFOフレーム抽出器に協調的に接続すべきである。抽出器を選択するように構成された任意のハードウエアまたはソフトウエアを実行することができる。各抽出器は、異なるテーブルを使用して、TFOフレームの特定の場所のビットの解釈を判断することに注意すべきである。したがって、別の実施形態では、単一の抽出器が2つのテーブルで実行され、選択素子が、受信したTFOフレームの源のタイプにしたがって、抽出器が何れのテーブルを使用するかを判断してもよい。この別の実施形態は、別途記載する実施形態の何れかに構成することができる。
図5は、システム内およびシステム間のTFOフレームを生成するハードウエアと、システム内のTFOフレームを受信するハードウエアとが、互換性のないシステムの全インフラストラクチャエンティティにおいて実行される実施形態を示すブロック図である。この実施形態において、システム1内の各インフラストラクチャエンティティ500a、500bは、システム内のTFOフレーム生成器G、システム内のTFOフレーム抽出器E、システム内のTFOフレーム抽出器E’、およびシステム2のTFOフレーム生成器G’を含み、システム2はシステム1と互換性がない。システム2の各インフラストラクチャエンティティ510a、510bは、システム内のTFOフレーム生成器G、システム内のTFOフレーム抽出器E、システム内のTFOフレーム抽出器E’、およびシステム1のTFOフレーム生成器G’を含む。
ここで使用されているように、上付き符号は、抽出器または生成器が、別のシステムのボコーダからボコーダフレームを受信するように変更されたことを示す。例えば、システム1がCDMAシステムであり、システム2がGSMシステムであるとき、TFOフレーム生成器Gは、マルチレートのボコーダフレームを受信するように構成されている。しかしながら、Gは、可変レートのボコーダフレームを受信するように構成されていないので、GをCDMAシステムに直接に配置すると、問題が発生する。したがって、Gを、可変レートのボコーダフレームを受信することができ、かつ依然として、GSMに対応するTFOフレームフォーマットを生成できるG’に変更しなければならない。
追加の識別コードを生成し、異なるCRC多項式を使用し、不連続/連続(discontinuous/continuous, DTX/CTX)伝送指標ビットをディスエーブルするような、別のテーブルの形をとるように変更する。(DTX/CTXは、可変レートのボコーダ内には見られないマルチレートのボコーダの特性である。)この別のテーブルは、TFOフレームの特定の場所におけるビットの関数を再定義する。例えば、AMR−WBモードを表わすビットを、WB−SMVのTFOフレームのテーブルに基づく変更フレームテーブル内に配置することができる。既に記載したように、システム内のWB−SMVのバイパスのためのTFOフレームフォーマットは、既に定義されている。システム内のWB−SMVのTFOフレームフォーマット内には、AMR−WBモードのビットのための指定のビットの場所はない。この実施形態において、WB−SMVのTFOフレームのテーブル内のある特定のビット位置の関数が再定義されると、AMR−WBモードのビットを、これらのビット位置に伝えることができ、逆の場合も同様である。
例えば、第3のオクテット内のビット位置2は、システム内WB−SMVのTFOフレームのための所与のテーブルにしたがって、データビットとして解釈される。しかしながら、WB−SMVのシステム内のTFOフレームが、AMR−WBの目標の宛先のためのシステム間のTFOフレームとして使用されるとき、CDMAシステム内のインフラストラクチャエンティティは、第3のオクテット内のビット2を制御ビットとして定める、別のAMR−WBテーブルを使用する。したがって、インフラストラクチャエンティティは、外部システムの機能のために、既に存在しているシステム内のフレームフォーマットを徴用するためのソフトウエアまたはハードウエア、あるいはこの両者をもつ。
TFOフレーム生成器G’がGから変更されるとき、システム2の受信機サブシステムは、G’によって生成されたTFOフレームを適切に読み取ることができなければならない。システム2の受信機も、システム内のTFOフレームを読み取ることができなければならない。
この実施形態は、インフラストラクチャエンティティが、システム内のTFOフレームと、僅かに変更されたシステム内のTFOフレームとを受信できるようにすることに注意すべきである。インフラストラクチャエンティティが、別のシステムのシステム内のTFOフレーム(大抵は、完全に互換性のないフォーマットをもつ)を受信する必要はない。
図6は、システム間およびシステム内のTFOフレームを生成し、受信するハードウエアが、発信システムに存在し、システム内のTFOフレームを生成し、システム間のTFOフレームを受信するハードウエアが、終端システムに存在する実施形態を示すブロック図である。この実施形態において、システム1内の各インフラストラクチャエンティティ600a、600bは、システム内のTFOフレーム発生器G、システム内のTFOフレーム抽出器E、システム2のTFOフレーム生成器G’、システム2のTFOフレーム抽出器Eを含む。システム2内の各インフラストラクチャエンティティ610a、610bは、システム内のTFOフレーム発生器G、システム内のTFOフレーム抽出器E、およびシステム内のTFOフレーム抽出器E’を含む。
図7は、システム内のTFOフレームを生成し、システム間のTFOフレームを受信するハードウエアが、発信システムにおいて実行され、システム内およびシステム間のTFOフレームを生成し、受信するハードウエアが、終端システムに存在する実施形態を示すブロック図である。この実施形態において、システム1内の各インフラストラクチャエンティティ700a、700bは、システム内のTFOフレーム生成器G、システム内のTFOフレーム抽出器E、およびシステム内のTFOフレーム抽出器E’を含む。システム2内の各インフラストラクチャエンティティ710a、710bは、システム内のTFOフレーム生成器G、システム内のTFOフレーム抽出器E、システム1のTFOフレーム生成器G’、およびシステム1のTFOフレーム抽出器Eを含む。
図8Aおよび8Bは、上述の実施形態の方法を記載するフローチャートである。図8Aは、発信システムにおけるTFOフレームの生成を記載し、図8Bは、目標システムにおけるTFOフレームの抽出を記載している。
図8Aのステップ800において、広帯域通信が、第1の通信システムの端末と、互換性のない通信システムの目標端末との間で始まると判断する。
ステップ802において、第1のシステムのTFOフレーム発生器は、第2のシステムの抽出能力を判断する。
ステップ802における決定に基づいて、ステップ804において、TFOフレーム発生器は、第1の通信システムの端末から目標端末へボコーダビットを伝達するための適切なTFOフレームフォーマットを選択する。
ステップ806において、システム間のTFOフレームは、第2の通信システムの、目標の端末を支援するインフラストラクチャエンティティへ伝送される。
図8Bのステップ810において、第2の通信システムのインフラストラクチャエンティティは、PCMストリームへパンクチャされたTFOフレームを受信し始める。ステップ812において、インフラストラクチャエンティティは、TFOフレームの源のタイプを判断する。源のタイプが、システム内のTFOフレームであるときは、プログラムのフローは、ステップ820へ進む。源のタイプが、システム間のTFOフレームであるときは、プログラムのフローは、ステップ830へ進む。
ステップ820において、インフラストラクチャエンティティは、続いて、パンクチャされたPCMストリームからTFOフレームのビットを抽出し、システム内の仕様にしたがってTFOフレームの内容を判断する。
ステップ830において、インフラストラクチャエンティティは、続いて、パンクチャされたPCMストリームからTFOフレームのビットを抽出し、第1の通信システムのシステム内のTFOパラメータにしたがってTFOフレームの内容を判断する。
ステップ812において行われた決定は、多数の抽出素子で構成されるシステムに基づいていて、各抽出素子は、外部システムのシステム内のTFOパラメータで構成される。第1の通信システムが、第2の通信システムのシステム内のTFOパラメータを取り入れて、第2の通信システムのTFOフレームを伝送できるときは、ステップ812およびステップ830を実行する必要がないことに注意すべきである。
分かり易くするために、本発明の種々の態様、実施形態、および特徴は、W−CDMAシステムおよびcdma2000システムの特定の実行のために記載された。しかしながら、ここに記載された実施形態を支援するために、他の固定レート、マルチレート、および可変レートのシステムおよび標準を効果的に実行または採用してもよい。
当業者は、情報および信号が、種々の異なる技能および技術を使用して表されることが分かるであろう。例えば、これまでの記述全体で参照されるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁粒、光の界または粒子、あるいはこれらの組み合わせによって表される。
当業者には、ここに開示されている実施形態に関係して記載された種々の例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムのステップが、電子ハードウエア、コンピュータソフトウエア、またはこの両者の組合せとして実行されることも分かるであろう。ハードウエアとソフトウエアとのこの互換性を明らかに示すために、種々の例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能に関して上述で概ね記載されている。このような機能が、ハードウエアとして実行されるか、またはソフトウエアとして実行されるかは、個々の応用と、全体的なシステムに課された設計上の制約とに依存する。熟練した技能をもつ者は、各個々の応用ごとに種々のやり方で上述の機能を実行してもよいが、このような実行の決定は、本発明の技術的範囲から逸脱しないと解釈される。
ここに開示されている実施形態に関係して記載されている種々の例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit, ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)または他のプログラマブル論理装置、ディスクリートなゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートなハードウエア構成要素、あるいはここに記載されている機能を実行するように設計された組合せで構成または実行される。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、その代わりに、従来のプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、または状態機械であってもよい。プロセッサは、計算機の組合せ、例えば、1つのDSPと1つのマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、1つ以上のマイクロプロセッサと1つのDSPのコアとの組み合わせ、または他のこのような構成としても実行される。
ここに開示されている実施形態に関係して記載された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウエアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウエアモジュールにおいて、またはこの2つの組み合わせにおいて直接に具体化される。ソフトウエアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取り外し可能ディスク、CD−ROM、またはこの分野において知られている他の形態の記憶媒体の中にあってもよい。例示的な記憶媒体をプロセッサに接続すると、プロセッサは、記憶媒体から情報を読み出し、かつ記憶媒体へ情報を書き込むことができる。その代りに、記憶媒体は、プロセッサと一体構成であってもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICの中にあってもよい。ASICは、ユーザ端末の中にあってもよい。その代りに、プロセッサおよび記憶媒体は、ディスクリートな構成要素として、ユーザ端末の中にあってもよい。
開示された実施形態のこれまでの記述は、当業者が本発明を作成または使用できるようにするために与えられている。当業者には、これらの実施形態に対する種々の変更は容易に明らかであり、ここに定められている一般的な原理は、本発明の意図および技術的範囲から逸脱しないならば、他の実施形態に適用してもよい。したがって、本発明は、ここに示されている実施形態に制限されることを意図されていないが、ここに開示されている原理および新奇な特徴に一致する最も幅広い範囲にしたがうことを意図されている。

Claims (16)

  1. 下記のことを含む、TFOフレーム内のタンデムによらない動作(tandem-free operation, TFO)内容を判断する方法:
    パンクチャされたPCMストリームを含むTFOフレームを受信すること、そこにおいてTFO内容がPCMストリームにパンクチャされる、
    TFO源タイプを判断するために前記TFOフレーム内の所定の場所から源タイプ・パラメータを抽出すること、
    前記TFO源タイプがシステム内である場合には前記TFO内容を判断するために前記TFOフレームからシステム内のパラメータを抽出すること、及び
    前記TFO源タイプがシステム間である場合には前記TFO内容を判断するために前記TFOフレームからシステム間のパラメータを抽出すること
  2. システム内のパラメータを抽出することは、下記のことを含む請求項1の方法:
    前記TFO源タイプ及び第1の所定のテーブルに基づいて前記TFOフレームにおけるシステム内のパラメータを探すこと、及び
    前記システム内のパラメータを抽出すること
  3. システム間のパラメータを抽出することは、下記のことを含む請求項1の方法:
    前記TFO源タイプ及び第2の所定のテーブルに基づいて前記TFOフレームにおけるシステム間のパラメータを探すこと、及び
    前記システム間のパラメータを抽出すること
  4. 前記パンクチャされたPCMストリームは、複数のPCMシンボルを含み、そこにおいて前記複数のPCMシンボルは、所定の数の最下位ビットを受信したボコーダフレームのビットで置換することによって変えられる請求項1の方法。
  5. 前記源タイプは、GSMボコーダ、UMTSボコーダ、CDMAボコーダ、及びW−CDMAボコーダよりなるグループから選択されたボコーダを識別する請求項1の方法
  6. 下記のものを備える、TFOフレーム内のタンデムによらない動作(tandem-free operation, TFO)内容を判断するための装置:
    プロセッサ、
    前記プロセッサと電子的通信状態となるメモリ、及び
    前記メモリに格納された命令、
    前記命令は、
    パンクチャされたPCMストリームを含むTFOフレームを受信するステップ、そこにおいてTFO内容は前記PCMストリームにパンクチャされる、
    TFO源タイプを判断するために前記FTOフレーム内の所定の場所から源タイプ・パラメータを抽出するステップ、
    前記TFO源タイプがシステム内である場合には前記TFO内容を判断するために前記TFOフレームからシステム内のパラメータを抽出するステップ、及び
    前記源タイプがシステム間である場合には前記TFO内容を決定するために前記TFOフレームからシステム間のパラメータを抽出するステップ、
    を実行することができる
  7. 前記メモリは命令をさらに含み、前記命令は、
    前記TFO源タイプ及び第1の所定のテーブルに基づいて前記TFOフレームにおけるシステム内のパラメータを探すステップ、及び
    前記システム内のパラメータを抽出するステップを実行することができる請求項6の装置
  8. 前記メモリは、命令をさらに備え、前記命令は、
    前記TFO源タイプ及び第1の所定のテーブルに基づいて前記TFOフレームにおけるシステム間のパラメータを探すステップ、及び
    前記システム間のパラメータを抽出するステップを実行することができる請求項6の装置
  9. 前記パンクチャされたPCMストリームは、複数のPCMシンボルを含み、そこにおいて前記複数のPCMシンボルは、所定の数の最下位ビットを、受信したボコーダフレームのビットで置換することによって変えられる請求項6の装置。
  10. 前記源タイプは、GSMボコーダ、UMTSボコーダ、CDMAボコーダ、及びW−CDMAボコーダよりなるグループから選択されたボコーダを識別する請求項6の装置。
  11. 下記のものを含む、TFOフレーム内のタンデムによらない動作(tandem-free operation, TFO)内容を判断するための装置:
    パンクチャされたPCMストリームを含むTFOフレームを受信するための手段、そこにおいてTFO内容がPCMストリームにパンクチャされる、
    TFO源タイプを判断するために前記TFOフレーム内の所定の場所から源タイプ・パラメータを抽出するための手段、
    前記TFO源タイプがシステム内である場合には前記TFO内容を判断するために前記TFOフレームからシステム内のパラメータを抽出するための手段、及び
    前記TFO源タイプがシステム間である場合には前記TFO内容を判断するために前記TFOフレームからシステム間のパラメータを抽出するための手段。
  12. システム内のパラメータを抽出するための手段は、下記のものを含む請求項11の装置:
    前記TFO源タイプ及び第1の所定のテーブルに基づいて前記TFOフレームにおけるシステム内のパラメータを探すための手段、及び
    前記システム内のパラメータを抽出するための手段。
  13. システム間のパラメータを抽出するための手段は、下記のものを含む請求項11の装置:
    前記TFO源タイプ及び第2の所定のテーブルに基づいて前記TFOフレームにおけるシステム間のパラメータを探すための手段、及び
    前記システム間のパラメータを抽出するための手段。
  14. 前記パンクチャされたPCMストリームは、複数のPCMシンボルを含み、そこにおいて前記複数のPCMシンボルは、所定の数の最下位ビットを、受信したボコーダフレームのビットで置換することによって変えられる請求項11の装置。
  15. 前記源タイプは、GSMボコーダ、UMTSボコーダ、CDMAボコーダ、及びW−CDMAボコーダよりなるグループから選択されたボコーダを識別する請求項11の装置。
  16. 実行される場合に、下記の行為をコンピュータに行なわせるコンピュータ・プログラムを格納するメモリ:
    パンクチャされたPCMストリームを含むTFOフレームを受信する行為、そこにおいてTFO内容がPCMストリームにパンクチャされる、
    TFO源タイプを判断するために前記TFOフレーム内の所定の場所から源タイプ・パラメータを抽出する行為、
    前記TFO源タイプがシステム内である場合には前記TFO内容を判断するために前記TFOフレームからシステム内のパラメータを抽出する行為、及び
    前記TFO源タイプがシステム間である場合には前記TFO内容を判断するために前記TFOフレームからシステム間のパラメータを抽出する行為。
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