JP4985074B2 - Speaker - Google Patents
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Description
本発明は、スピーカに関する。 The present invention relates to a speaker.
従来における高音用スピーカ(ツイータ)は、たとえば、図10にその構成が示されるように、イコライザ51(位相等価器)と、振動板外周からつながるバッフル52(またはフレーム)と、振動板53と、を有している。
For example, as shown in FIG. 10, the conventional high-frequency speaker (tweeter) includes an equalizer 51 (phase equalizer), a baffle 52 (or frame) connected from the outer periphery of the diaphragm, a
イコライザ51は、振動板53の前面に所定の間隙をおいて配置され、円盤状もしくはドーナツ状の形状とされている。このイコライザ51では、振動板53の中心部のドーム部分の頂点から発せられる音波と、ドーム下部から発せられる音波とでは位相が異なるため、音波の干渉が生じる。このため、イコライザ51を配置して位相干渉を調整し、高音用スピーカの高音部の周波数特性を良好にするための設計がなされている。
The
一般的なイコライザ、あるいはリフレクタ(反射板)に関する技術については、従来から多数特許出願されている。たとえば、振動板の外周部から振動板と一定の間隙をもって振動板の前面の一部を覆うように形成されたイコライザをフレームの周縁に結合し、振動板から発せられる音波を、振動板の覆いが無い部分から特定の方向(角度をもった方向)に向けて放射する、指向性を改善したスピーカが知られている(たとえば、特許文献1参照)。また、リフレクタ(反射板)を用いて音波を反射させ、リフレクタの設置位置とは反対方向の指向性を改善するスピーカも知られている(たとえば、特許文献2参照)。 A number of patent applications have been filed for techniques related to general equalizers or reflectors (reflectors). For example, an equalizer formed so as to cover a part of the front surface of the diaphragm with a certain gap from the outer periphery of the diaphragm is coupled to the periphery of the frame, and the sound wave emitted from the diaphragm is covered with the diaphragm. 2. Description of the Related Art A speaker with improved directivity is known that emits from a portion having no noise toward a specific direction (a direction having an angle) (see, for example, Patent Document 1). There is also known a speaker that uses a reflector (reflecting plate) to reflect sound waves and improves directivity in the direction opposite to the installation position of the reflector (for example, see Patent Document 2).
スピーカ、特に、車載用スピーカでは、スピーカの正面で音を聴くことができない場合が多い。そのような場合、スピーカの正面でない目的とする方向、すなわち、人がいる方向に必要な音波を流し、音質の改善を図ることが重要となる。しかしながら、特許文献1や2の従来技術では、指向特性などは改善されるが、音圧が落ちるなど、音質改善には、十分対応できていない。
In many cases, a speaker, particularly a vehicle-mounted speaker, cannot hear sound in front of the speaker. In such a case, it is important to improve sound quality by flowing a necessary sound wave in a target direction that is not in front of the speaker, that is, in a direction where a person is present. However, the prior arts of
ところで、一般的に、スピーカの振動板口径を原因とする指向性の劣化は、次の数式1、すなわち限界周波数をfcとすると、fc=17000/a[Hz](但し、a:有効振動板半径(cm))で表現することかできる。この数式1から、直径2.5cmのツイータでは、13.6kHz以上で指向特性が劣化し、イコライザ51あるいはリフレクタのみでは、13.6kHz以上の周波数の指向特性を良好にすることは困難である。同種の問題は、高音用スピーカ以外に中音用、低音用の各スピーカでも発生している。しかし、特に、振動板口径を小さくした高音用スピーカの場合には、さらに限界周波数を上げようとすると、振動板口径がさらに小さくなるため、振動板の放射面積が小さくなり、スピーカとしての音圧レベルの低下が生じ、スピーカの放射効率が極端に低下してしまう。
By the way, in general, the deterioration of directivity due to the diaphragm diameter of the speaker is represented by the following formula 1, that is, fc = 17000 / a [Hz] (where a: effective diaphragm) (Radius (cm)). From Equation 1, the tweeter with a diameter of 2.5 cm deteriorates the directivity at 13.6 kHz or higher, and it is difficult to improve the directivity at the frequency of 13.6 kHz or higher with the
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、音圧レベルの低下を防止しつつ、正面軸を外れた方向の指向性の改善をはかったスピーカを提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a speaker that improves the directivity in a direction off the front axis while preventing a decrease in sound pressure level. To do.
上述した課題を解決するために、本発明のスピーカは、振動板と、振動板の前面の中央部に所定の間隙をおいて配置された第1のイコライザと、バッフルもしくはフレームに結合され、振動板の一部を覆うようにその振動板と所定の間隙をおいて配置されると共に、振動板の外周側から中心軸線側に突出するように配置された第2のイコライザと、を備え、バッフルもしくはフレームを振動板の中心軸線を中心として、第2のイコライザを備える径方向内側の領域である内側領域と、その外側の領域である外側領域とに2分割し、内側領域を外側領域に対して相対回転可能としたものである。 In order to solve the above-described problems, a speaker according to the present invention is coupled to a diaphragm, a first equalizer disposed at a center of the front surface of the diaphragm with a predetermined gap, and a baffle or a frame. while being disposed partially at the diaphragm with a predetermined gap therebetween so as to cover the plate, and a second equalizer arranged to protrude a central axis side from the outer peripheral side of the diaphragm, baffle Alternatively, the frame is divided into the inner region, which is a radially inner region including the second equalizer, and the outer region, which is the outer region, around the central axis of the diaphragm, and the inner region is divided with respect to the outer region. The relative rotation is possible .
また、他の発明は、上述の発明のスピーカに加え、第2のイコライザの振動板の中心軸線側に向かう面は、曲線を含む形状となっているものである。 In another invention, in addition to the speaker of the invention described above, a surface of the second equalizer facing the central axis side of the diaphragm has a shape including a curve.
また、他の発明は、上述の発明のスピーカに加え、第2のイコライザは、振動板の斜面部の一部を覆うように、2個対称的に配置されている。 In another invention, in addition to the speaker of the above-described invention, two second equalizers are arranged symmetrically so as to cover a part of the slope portion of the diaphragm.
また、他の発明は、上述の発明のスピーカに加え、第2のイコライザは、第1のイコライザの直径方向と同じ方向に、または直交して配置されている。 In another invention, in addition to the speaker of the above-described invention, the second equalizer is arranged in the same direction as the diameter direction of the first equalizer or orthogonal thereto.
さらに、他の発明は、上述の発明のスピーカに加え、振動板をバランスドーム型とし、第2のイコライザは、振動板の斜面部の略1/2を覆い、振動板に対向する対向面を斜面としたものである。 Furthermore, in another invention, in addition to the speaker of the above-described invention, the diaphragm is a balance dome type, and the second equalizer covers substantially half of the slope portion of the diaphragm and has a facing surface facing the diaphragm. It is a slope.
さらに、他の発明は、上述の発明のスピーカに加え、第1のイコライザは内側領域に結合されている。 Furthermore, in another invention, in addition to the speaker of the above-described invention, the first equalizer is coupled to the inner region.
さらに、他の発明は、上述の発明のスピーカに加え、内側領域における外周部近傍および外側領域における内周部近傍のいずれか一方には、全周に亘って曲線状または鋭角の角部を有する凹凸が連続形成されると共に、内側領域における外周部近傍および外側領域における内周部近傍のいずれか他方には、凹凸の凹部と係合する係合部が形成されている。 Furthermore, in another invention, in addition to the speaker of the above-described invention, either the vicinity of the outer peripheral portion in the inner region or the vicinity of the inner peripheral portion in the outer region has a curved or acute corner portion over the entire periphery. Concavities and convexities are continuously formed, and an engaging portion that engages with the concave and convex portions is formed on the other side near the outer peripheral portion in the inner region and the inner peripheral portion in the outer region.
本発明によれば、音圧レベルの低下を防止しつつ、正面軸を外れた方向の指向性の改善を図ったスピーカを得ることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the speaker which aimed at the improvement of the directivity of the direction off the front axis | shaft can be obtained, preventing the fall of a sound pressure level.
以下、本発明の第1,第2の実施の形態に係るスピーカを図1から図4を参照しながら説明する。まず初めに、本発明の第1の実施の形態にかかわる高音用スピーカ(以下、単に「スピーカ」という。)10について説明する。図1に示されるように、本発明の第1の実施の形態に係るスピーカ10は、従来のイコライザ51と同様なイコライザ11(以下、「第1のイコライザ11」という。)と、バッフル52と同様なバッフル(またはフレーム)12と、振動板53と同様な振動板13を有している。このスピーカ10は、これらの構成に加え、第2のイコライザ14を有している。スピーカ10は、第1のイコライザ11により、スピーカ10の正面軸方向の周波数特性を位相等価によって良好にするとともに、振動板13の斜面部13a(図4参照)の概ね1/2程度に掛かるように対向配置された2つの第2のイコライザ14,14によって正面軸から外れた方向の周波数特性をも良好にしている。
Hereinafter, speakers according to first and second embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. First, a high-frequency speaker (hereinafter simply referred to as “speaker”) 10 according to the first embodiment of the present invention will be described. As shown in FIG. 1, a
すなわち、第1のイコライザ11は、従来同様、振動板13の前面の中央部に、その振動板13に対して所定の間隙をおいて配置されている。また、第2のイコライザ14,14は、バッフル12もしくはフレームに結合され(ここでは、バッフル12と第2のイコライザ14は同じ材料で一体形成される)、振動板13の斜面部13aの一部を覆うように、かつ前面側に所定の間隙をおいて振動板13に対向するように配置される。上述した構成とすることで、限界周波数fcを決める有効振動板半径aを一方向のみ等価的に小さくなるようにすることができる。第1のイコライザ11は、渡し線15,15によって振動板13の上を橋渡しされるように形成されている。
In other words, the
なお、第2のイコライザ14,14は、互いに対向する面が曲線形状とされている。しかし、互いの対向する面を、曲線と直線の組み合わされた形状を持つものとしても良い。このように、第2のイコライザ14の振動板13の中心軸線に向かう面の外形形状(前面側から見た形状)を曲線形状とすると、振動板13から放射される音波の回折の点においても有効である。しかし、互いに対向する面を直線のみの形状としても良い。この対向する面について、さらに具体的に述べると、第2のイコライザ14,14の互いに対向する面は、図3(A)に示すように、曲線となる曲線部14aと、直線となる直線部14b,14bを有するようにしたり、図3(B)に示すように、曲線部14aからのみなるようにしても良い。なお、第2のイコライザ14,14の対向する面とは反対となる側は、図3に示すように外側に行く程厚さが薄くなるようなテーパー面14cとするのが好ましいが、他の形状にしても良い。
In addition, as for the
本発明の第1の実施の形態のスピーカ10では、第1のイコライザ11の直径方向、すなわち渡し線15の方向、と直交する方向に第2のイコライザ14,14が配置されるものとしたが、図2に示される本発明の第2の実施の形態のスピーカ10Aのように、直径方向(インライン)と同じ方向に、第2のイコライザ14,14を配置してもよい。
In the
図1、図2に示す本発明の第1,第2の実施の形態にかかわるスピーカ10,10Aにおいて、振動板13は、振動板口径φ1(図4参照)が30mmのバランスドーム型の75μmのフィルム振動板を用いている。当該振動板13に組み合わされるボイスコイル口径φ2(図4参照)は、14mmとし、第1のイコライザ11の外形直径も14mmとしている。また、第2のイコライザ14は、バッフル12と同じプラスチックで一体形成され、対向配置される2つの第2のイコライザ14,14間の距離Dを20mmとしている。この距離Dをコントロールすることにより、限界周波数fcを変更でき、周波数特性を調整することができる。
In the
上述した本発明の第1,第2の実施の形態にかかわるスピーカ10,10Aによれば、対向配置される第2のイコライザ14,14間の距離Dの大小により、所定方向の限界周波数fcが決定される。この第2のイコライザ14の径方向の幅W(図1、図4参照)を必要以上に大きく設定した場合、振動板13を覆う面積が大きくなる。この場合、スピーカ10,10Aの音圧レベルの低下と周波数特性の高音域が減衰することから、第2のイコライザ14の幅Wを無暗に大きくすることは好ましくない。ここでは、第2のイコライザ14の幅Wは、10mm〜20mm程度としている。本実施の形態のように、振動板口径φ1が30mmの場合では、この数値とすることで良好な周波数特性を得ることができる。
According to the above-described
図4は、図1に示すスピーカ10の断面構造を示す図である。ここでは、バランスドーム型の振動板13を有するツイータが例示されている。
FIG. 4 is a diagram showing a cross-sectional structure of the
図4に示されるように、本発明の第1の実施の形態にかかわるスピーカ10は、円盤状の台部16aと円柱状の中心部16bとからなるヨーク16と、ドーナッツ状のマグネット17と、ドーナッツ状のプレート18とにより磁気回路を形成している。そして、半球面状に凸形状としたドーム部13cを有する振動板13は、その最外周となる水平状なエッジ13bをバッフル12によって支えられる構造になっている。また、振動板13には、筒状のボイスコイル19が支持体を介して接続されており、そのボイスコイル19は、上述した磁気回路のギャップG内で振動自在となっている。この結果、ボイスコイル19の振動が振動板13に伝達され音を発生する。
As shown in FIG. 4, the
また、第1のイコライザ11は、振動板13のドーム部13cを覆うように配置され、両側の渡し線15,15の各両端が第1のイコライザ11とバッフル12にそれぞれ固定されることで、バッフル12によって支持されている。また、第2のイコライザ14,14は、振動板13のドーム部13cを囲む部分となる斜面部13aの1/2程度を覆うように対称的に対向配置されると共に、バッフル12と一体形成されている。なお、ドーム部13cと斜面部13aとの間に水平なつなぎ部13dが配置されており、第2のイコライザ14,14は、斜面部13aとつなぎ部13dの合計幅の1/2を覆うように対向配置されている。斜面部13aを覆う程度は、1/3〜3/4が好ましいが、3/7〜4/7が周波数特性上は、より好ましい。第2のイコライザ14,14と、振動板13との対向面14dは、ここでは斜面かつ曲線形状になっている。なお、上述したように、ダイヤフラムリング20が、振動板13等を支持するために、プレート18の図4で上側に配置されている。
The
なお、指向性の劣化は、数式1によって表現され、振動板13上に対称的に対向配置される第2のイコライザ14,14間の距離Dによって、限界周波数は異なる。この距離Dは、第1のイコライザ11の口径より小さくできないため、通常は、第1のイコライザ11の口径より大きくなる。実験の結果、バランスドーム型の振動板13の斜面部13aとつなぎ部13dの総合計長の1/2を覆うのがよく、少なくとも改善される周波数の波長以上の距離を最小とする。すなわち、数式1で得られる有効振動板半径aが最小値となる。たとえば、限界周波数fcを改善すべく、その目標値を20kHzとすると、数式1により、有効振動板半径aは、8.5mmとなり、振動板13の有効直径は、17mmとなる。よって、第2のイコライザ14,14の間の距離Dの最小値は、17mmとなる。このため、バランスドーム型の振動板13の斜面部13aとつなぎ部13dの総合計長の1/2を覆うときに、その距離Dが17mmとなっていると、目標値をクリアできると共に、周波数特性が好ましいものとなる。なお、第2のイコライザ14,14を、振動板13の外周側から中心軸線側に突出するように配置し、すなわち、斜面部13aの少なくとも一部を覆うように配置し、かつ距離Dを17mm以上とすると、音圧レベルの低下を防止しつつ、正面軸を外れた方向の指向性の改善(目標値20kHzまたはそれに近づく値を持つものへの改善)を図ったスピーカを得ることができる。
The directivity degradation is expressed by Equation 1, and the limit frequency differs depending on the distance D between the
図5は、本発明の第1,第2の実施の形態にかかわるスピーカ10,10Aの周波数特性を示す図であり、図11に示す従来例との対比の意味で示した。図5、図11ともに、Xは、正面特性を、Yは、指向性30度における水平方向(=第2のイコライザ14,14の配置方向と平行となる方向)の特性を、Zは、指向性30度における垂直方向(=第2のイコライザ14,14の配置方向に対し直角となる方向)の特性を示している。
FIG. 5 is a diagram showing the frequency characteristics of the
図5と図11の比較から明らかなように、本発明の実施の形態においては、第2のイコライザ14,14を対称的、すなわち互いに対向するように配置することにより、10kHz以上での水平方向の指向特性(Y)を大幅に改善することができる。たとえば、11kHz〜12kHzの周辺において、従来例の図11では、水平方向の指向特性(Y)が87dB程度から76dB程度まで急激に落ちている。それに対し、本発明の実施形態では、図5に示されるように、同じ11kHz〜12kHzの周辺において、87.5dB程度から78dB程度までの音圧低下で抑えている。また、20kHz辺りでは、従来例(図11参照)では水平方向の指向特性(Y)が80dBを切ってしまっているのに対して、本発明の実施形態では、80dB以上を確保している。
As is clear from the comparison between FIG. 5 and FIG. 11, in the embodiment of the present invention, the
また、2kHz〜10kHzにおいても、特に、5kHz周辺において、従来例では、3本のグラフ(スピーカ正面特性(X)、水平方向の指向特性(Y)、垂直方向の指向特性(Z))にばらつきがあり、特に、水平方向の指向特性(Y)が低いのに対し、本発明の実施形態では、この範囲において3本のグラフが同じ領域でまとまっていることがわかる(図5参照)。 Also in 2 kHz to 10 kHz, especially in the vicinity of 5 kHz, in the conventional example, there are variations in three graphs (speaker front characteristic (X), horizontal directivity characteristic (Y), vertical directivity characteristic (Z)). In particular, the horizontal directivity (Y) is low, but in the embodiment of the present invention, it can be seen that three graphs are grouped in the same region in this range (see FIG. 5).
さらに、スピーカ10,10Aは、振動板13の前面に第1のイコライザ11を設けて周波数特性の平坦化を行う第1のイコライザ11と、振動板13の前面に振動板13の水平面に対して斜めの傾斜となる対向面14dを持ち、かつ互いの対向する面が曲線または直線と曲線からなる第2のイコライザ14,14によって、音波の限界周波数fcを高めている。
Further, the
指向性の限界(周波数)は、数式1により表現されることは上述したとおりであるが、第2のイコライザ14,14の振動板13との対向面14dの形状は、斜面かつ曲線(=曲面)となっており、定在波に影響されず、図11に示す従来例と比較して周波数特性も滑らかになっていることがわかる。また、第2のイコライザ14,14と振動板13との間隙は、平行であるほど得られる効果は大きいが、周波数特性に関しては斜めのほうがよく、内側に傾斜する斜めとすると、音波の流れが振動板13の中心部に集まる効果が得られる。特許文献1に示す従来のものの周波数特性によれば、振動板とイコライザとの間は、一定間隙のため定在波の影響を受けやすく、周波数特性にうねりが想定される。特に、大振幅時には空気の非直線歪が大きくなり異音発生の原因になる。これに対し、スピーカ10,10Aでは、このような問題は無くなる。
The directivity limit (frequency) is expressed by Equation 1 as described above, but the shape of the facing
なお、指向性の偏りをなくすため、第2のイコライザ14,14は、各実施の形態のように、対称位置に取り付けるのが好ましい。また、第2のイコライザ14,14の厚みは、5mm程度がよい。厚みは、音波の反射を考慮すると、一定の厚さが必要で、3mm〜10mmが好ましい。10mm以下とすると、薄型化の面で有利となる。第2のイコライザ14,14の幅Wは、振動板口径φ1にもよるが、本実施の形態のように、振動板口径φ1が30mmの場合では、幅Wは、10mm〜20mmが効果的で、12mm〜17mmがより効果的である。
In order to eliminate the bias of directivity, the
以上の説明のように、本発明の第1,第2の実施の形態にかかわるスピーカ10,10Aによれば、振動板口径φ1から決定される限界周波数fcを高めることができる。振動板口径φ1が30mmのものは、従来構成では、限界周波数11.3kHzであったが、本発明を採用すると、距離Dを20mmとしたとき、理論上、17kHzまで拡大でき、しかも、図5に示されるように、スピーカ10,10Aの正面軸の高音域の音圧レベルの低下も少ないことがわかる。
As described above, according to the
また、本発明の各実施の形態によれば、第2のイコライザ14,14を配置することにより、設定された方向の指向特性は、振動板13の見かけ上の口径が減少したのと等価となり、したがって指向特性を改善することができる。このように、第2のイコライザ14,14で設定した方向の指向特性と、未設定の方向とでは指向性が異なり、指向性の制御を行うことができる。本発明の実施の形態によれば、正面軸を外れた方向の周波数特性が良好となり、指向性の改善が図られたスピーカとなる。
In addition, according to each embodiment of the present invention, by arranging the
さらに、車載用スピーカとすると、次のような利点がある。すなわち、車載用スピーカでは、スピーカの正面で音を聴くことができない場合が多いが、本発明の実施の形態のスピーカ10,10Aでは、目的の方向に必要な音波をコントロールして高音域の音質改善を図ることができる。図5と図11の比較によって明らかであるように、本発明の実施の形態においては、第2のイコライザ14を設置することにより、必要となる特定の方向(上述の実施形態では水平方向)の指向特性を改善したスピーカ10,10Aを提供することが可能となる。なお、第2のイコライザ14の設置位置を適宜変更することにより、スピーカ10,10Aに対して、どの方向への指向特性を改善するかを特定(選択)することができる。
Further, the in-vehicle speaker has the following advantages. In other words, in-vehicle speakers often cannot hear sound in front of the speakers, but in the
次に、本発明の第3の実施の形態にかかわるスピーカ30について図面を参照しながら説明する。なお、第3の実施の形態にかかわるスピーカ30において、第1,第2の実施の形態と共通する事項については、同一の符号を付すと共に、その説明を省略または簡略化する。
Next, a
図6は、本発明の第3の実施の形態にかかわるスピーカ30の外観構造を示す図である。
FIG. 6 is a diagram showing an external structure of a
図6に示されるように、本発明の第3の実施の形態にかかわるスピーカ30は、第1のイコライザ11と、振動板13と、第2のイコライザ14と、バッフル32を有している。第1のイコライザ11は、振動板13の前面の中央部に、その振動板13に対して所定の間隙をおいて配置されている。バッフル32は、振動板13の中心軸線を中心とする円周Hで示される境界線に沿って2つの領域に分割されており、その内側の領域である可動バッフル34と、その外側の領域である固定バッフル36とを有している。すなわち、可動バッフル34は、円周Hの内側の領域にドーナッツ状に形成されており、固定バッフル36は、その外周を覆うように形成されている。固定バッフル36は、プレート18に固定されている(図7参照)。可動バッフル34は、振動板13の中心軸線を中心として固定バッフル36に対して相対回転可能となっている。
As shown in FIG. 6, the
第2のイコライザ14,14は、可動バッフル34に結合されている。ここでは、可動バッフル34と第2のイコライザ14は同じ材料で一体形成される。第1のイコライザ11は、渡し線15,15によって可動バッフル34に結合されている。したがって、可動バッフル34を回転させると、第1のイコライザ11および第2のイコライザ14,14は、可動バッフル34と一体的に回転する。このように、第1のイコライザ11および第2のイコライザ14,14を可動バッフル34と一体的に回転させることにより、第2のイコライザ14,14の指向性が良好となる方向を調整することができる。
The
図7は、本発明の第3の実施の形態にかかわるスピーカ30の断面構造を示す図である。
FIG. 7 is a diagram showing a cross-sectional structure of a
図7に示されるように、本発明の第3の実施の形態にかかわるスピーカ30は、ヨーク16と、マグネット17と、プレート18とにより磁気回路を形成している。振動板13は、そのエッジ13bを固定バッフル36によって支えられる構造になっている。また、振動板13には、筒状のボイスコイル19が支持体を介して接続されている。
As shown in FIG. 7, the
上述したように、バッフル32は、可動バッフル34と、固定バッフル36とから構成されている。第1のイコライザ11は、振動板13のドーム部13cを覆うように配置され、両側の渡し線15,15の各両端が第1のイコライザ11と可動バッフル34にそれぞれ固定されることで、可動バッフル34によって支持されている。また、第2のイコライザ14,14は、可動バッフル34と一体形成されている。図7に示すように、可動バッフル34は、第2のイコライザ14,14の下方から外方に向かって延出する延出部34aを有している。延出部34aは、ドーナッツ状の可動バッフル34の周方向外側に全周に亘って設けられている。また、本実施の形態においても第2のイコライザ14,14と振動板13との対向面14dは、斜面かつ曲線形状に形成されている。
As described above, the
固定バッフル36は、プレート18の上方に固定されている。固定バッフル36は、プレート18に固定されるリング状の基台部36aと、基台部36aの外縁から延出部34aの外側全周を覆うように上方に向かい、さらに内側に向かって延出する覆い部36bとを有している。基台部36aの内周側であり、かつ裏側には、上方に向かって段差状に切り欠かれた裏段部36cが全周に亘って形成されている。該裏段部36cにプレート18の外周側を嵌め込み、両者の間に接着剤等を介在させることより、固定バッフル36がプレート18に対して固定されている。また、基台部36aの内周側であり、かつ表側には、下方に向かって低い段差状に切り欠かれた表段部36dが全周に亘って形成されている。該表段部36dに振動板13のエッジ13bを嵌め込むことにより、位置決めされると共に、接着剤にて振動板13は、バッフル32に対して固定される。なお、表段部36dを形成せずにエッジ13bを鉛直下方に折り曲げ、該エッジ部13bを固定バッフル36の内周面に固定するようにしても良い。
The fixed
覆い部36bと基台部36aとの間の空間に延出部34aが納まることにより、可動バッフル34が固定バッフル36に対して回転可能に保持されている。さらに、延出部34aの表面34bと覆い部36bの裏面36eには、固定バッフル36に対して可動バッフル34の位置決めを行う位置決め機構38が設けられている(図8および図9参照)。
The
図8は、位置決め機構38の一部を構成する凹凸40の構成を説明するための図であり、(A)は、凹凸40を備えた可動バッフル34の部分的な斜視図であり、(B)は、(A)における矢示J方向から見た凹凸40の正面図である。図9は、位置決め機構38の一部を構成する係合部41の構成を説明するための図であり、(A)は、係合部41を備えた固定バッフル36の部分的な斜視図であり、(B)は、係合部41を構成する板状スプリング42の斜視図である。
FIG. 8 is a view for explaining the configuration of the
位置決め機構38は、可動バッフル34の表面34bに形成される凹凸40と固定バッフル36の覆い部36bの裏面36eに形成される係合部41とから構成されている(図8および図9参照)。図8(A)に示すように、凹凸40は、延出部34aにおける表面34bの全周に亘って形成されている。凹凸40の表面形状は、図8(B)に示すように、滑らかな波線状に形成されている。なお、凹凸40の形状は、滑らかな波線状に限定されるものではなく、鋭角の三角形の凹凸もしくは滑らかな四角形の凹凸が連続形成されるような他の形態としても良い。
The
係合部41は、金属製の板状スプリング42を裏面36eに取り付けることにより構成されている。板状スプリング42は、図9(B)に示すように、金属平板を略U字状に湾曲させた湾曲部42aと、当該湾曲部42aの両端から外方に向かって延出する平板状の平板部42b,42bとを有している。湾曲部42aの湾曲の程度は、凹凸40の凹部40aの断面形状と略同一となるように形成されている。
The engaging
板状スプリング42は、平板部42bを裏面36eに固定することにより覆い部36bに取り付けられる(図9(A)参照)。板状スプリング42の固定方法は、裏面36eと平板部42bとの間に接着剤を介在させるようにしても良いし、平板部42bを裏面36eにネジ止めするようにしても良い。なお、係合部41は、金属製の板状スプリング42に限定せず、湾曲部42aを有する樹脂製の板状部材から構成するようにしても良いし、裏面36eから下方に向かって突出する突起としても良い。また、凹凸40の形状に対応させて、湾曲部42aの形状を鋭角の三角形もしくは滑らかな四角形としても良い。
The
位置決め機構38において可動バッフル34が固定バッフル36に位置決めされた状態では、湾曲部42aが凹部40aに嵌まっており、両者が面接触した状態となっている。この状態では、湾曲部42aの両側に凸部40bが存在するため、可動バッフル34の周方向への移動は規制される。しかし、可動バッフル34に周方向に向かう力を加えると、湾曲部42aが撓み、凸部40bを乗り越えて隣接する凹部40aに移動する。このように、可動バッフル34を周方向に回転させて、所定の凹部40aに湾曲部42aを係合させることで、第2のイコライザ14,14を所定の位置に位置決めすることが可能となる。また、可動バッフル34を回転させる際には、湾曲部42aが凸部40bを乗り越えながら周方向に移動するため、クリック感を得ることができる。
In a state where the
以上の説明のように、本発明の第3の実施の形態にかかわるスピーカ30によれば、ドアパネル等の設置位置への取付け前でも取付け後であっても、可動バッフル34を回転させることによって、第2のイコライザ14,14により指向性が改善される方向を容易に調節することが可能となる。したがって、スピーカ30の取り付け位置に影響されることなく、目的の方向に必要な音波をコントロールして高音域の音質改善を図ることができる。特に、車載用スピーカでは、スピーカは車両のフロントドアの前方における下部等、様々な位置に取り付けられることが多い。このため、スピーカ正面で音を聞く機会がとれない場合が多々想定される。このような場合、可動バッフル34を回転させて、第2のイコライザ14,14を結ぶ線をスピーカ30の前方に垂直状に引き伸ばしたとき、その垂直板上に耳がくるようにすることにより、目的の方向においてより高音域の音質を得ることが可能となる。このため、スピーカ30の設置位置をその都度変更することなく、可動バッフル34を回転させるだけで必要な方向における指向特性を改善することができる。
As described above, according to the
また、スピーカ30では、凹凸40に係合部41を係合させて位置決めを行う位置決め機構38を採用しているため、単純な機構によって可動バッフル34を位置決めすることが可能となる。このため、スピーカ30の機構が複雑化することを防止できる。また、位置決めの際にクリック感を得ることができるため、位置決めするための位置を認識しやすくなる。
Further, since the
以上、本発明の各実施の形態につき図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの各実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる。 As mentioned above, although each embodiment of this invention was explained in full detail with reference to drawings, a concrete structure is not restricted to this each embodiment, In the range which does not deviate from the summary of this invention, it can change variously.
たとえば、上述の各実施の形態では、第2のイコライザ14を対向させて2つ配置したが、第2のイコライザ14は、1つとしたり、3つ以上としても良い。また、第2のイコライザ14の振動板13の中心軸線に向かう面は、曲線を含むものとしたが、直線のみで形成しても良い。
For example, in each of the above-described embodiments, two
また、上述のスピーカ10,30では、第1のイコライザ11の直線方向、すなわち渡し線15の橋渡し方向、に対して直交させて2つのイコライザ14,14を対称的に配置し、スピーカ10Aでは、第1のイコライザ11の直線方向と同じ方向に2つの第2のイコライザ14,14を対称的に配置したが、第2のイコライザ14,14の配置方向は、第1のイコライザ11の直線方向に対して45度の角度をもって交わるように配置したり、他の角度をもって交わるように配置しても良い。また、第2のイコライザ14が1つのみ配置される場合も、第1のイコライザ11の直線方向や直交する方向が好ましいが、他の位置に配置しても良い。
Further, in the above-described
また、第2のイコライザ14は、バッフル12や可動バッフル34と一体化されているが、別部材で形成し、バッフル12や可動バッフル34に固定するようにしても良い。さらに、第2のイコライザ14の振動板13に対向する対向面14dは、振動板13の中心軸線側に向かう程、振動板13に近づくようにされた断面曲線状の斜面とされているが、中心軸線に対し直交する平面、すなわち、図4で水平方向に伸びる平面(この場合、振動板13と第2のイコライザ14との間隔は一定とみなされる)としたり、中心軸線に近づく程、振動板13側に近づく直線状の斜面としても良い。このように、断面曲線状の斜面や断面直線状の斜面等、対向面14dを斜面とすると、定在波が乗りにくく、周波数特性も滑らかになる。
The
また、振動板が斜面部を有さない平面状なものであったり、振動板が斜面部の外周に平面部などを有しているものに、本発明を適用する場合は、第2のイコライザ14は、必ずしも斜面部を覆う必要はない。第2のイコライザ14は、振動板の外周側から中心軸線側に突出するように配置されていれば良いのである。さらに、周波数特性の平坦化を少し犠牲にしてもよい場合などでは、第1のイコライザ11を省略しても良い。また、上述した各実施の形態では、高音用のスピーカを例示したが、中音用のスピーカや低音用のスピーカにも、本発明を適用することができる。また、本発明は、車載用のスピーカに適用するのが好ましいが、他の用途のスピーカにも適用できる。
In addition, when the present invention is applied to a diaphragm in which the diaphragm does not have a slope portion or the diaphragm has a planar portion on the outer periphery of the slope portion, the
また、上述の第3の実施の形態では、第2のイコライザ14は、可動バッフル34と一体化されているが、第2のイコライザ14をフレーム等の別の部材に固定し、当該フレーム等を回転可能とするようにしても良い。また、可動バッフルを外周側とし、第2のイコライザ14を一体化し、内周側を固定バッフルとしても良い。また、2つの第2のイコライザ14のうちの1つを可動バッフルに固定し、他の1つを固定バッフルに固定するようにしても良い。
In the above-described third embodiment, the
また、上述の第3の実施の形態では、表面34bに凹凸40を形成し、裏面36eに係合部41を設けているが、これとは逆に、表面34bに係合部41を設け、裏面36eに凹凸40を形成するようにしても良い。また、凹凸40を設けることなく、表面34bを平坦な面として係合部41と接触するような構成としても良い。このような構成とすることで、可動バッフル34は表面34bと係合部41との接触力によって位置決めされ、第2のイコライザ14,14の位置を任意な位置に位置決めすることが可能となる。
Further, in the above-described third embodiment, the
また、上述の第3の実施の形態では、位置決め機構38を可動バッフル34の表面34bと固定バッフル36の裏面36eに設けたが、位置決め機構38の位置は、この位置に限定されるもののではなく、例えば、可動バッフル34の延出部34aの外周側等、他の位置に設けるようにしても良い。
In the above-described third embodiment, the
10,10A,30・・・スピーカ、11・・・第1のイコライザ、12・・・バッフル、13,32・・・振動板、13a・・・斜面部、14・・・第2のイコライザ、14d・・・対向面、16・・・ヨーク、17・・・マグネット、18・・・プレート、19・・・ボイスコイル、20・・・ダイヤフラムリング34・・・可動バッフル(内側領域)、36・・・固定バッフル(外側領域)、40・・・凹凸、40a・・・凹部、41・・・係合部
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記振動板の前面の中央部に所定の間隙をおいて配置された第1のイコライザと、
バッフルもしくはフレームに結合され、前記振動板の一部を覆うようにその振動板と所定の間隙をおいて配置されると共に、前記振動板の外周側から中心軸線側に突出するように配置された第2のイコライザと、
を備え、
前記バッフルもしくは前記フレームを前記振動板の中心軸線を中心として、前記第2のイコライザを備える径方向内側の領域である内側領域と、その外側の領域である外側領域とに2分割し、前記内側領域を前記外側領域に対して相対回転可能とした
ことを特徴とするスピーカ。 A diaphragm,
A first equalizer which are disposed at a predetermined gap in the central portion of the front surface of the front Symbol diaphragm,
Coupled to the baffle or the frame, while being arranged before SL at the diaphragm with a predetermined gap therebetween so as to cover a part of the diaphragm, disposed so as to protrude from the outer peripheral side of the front Symbol diaphragm to the central axis side A second equalizer,
Equipped with a,
The baffle or the frame is divided into two, centered on the central axis of the diaphragm, into an inner region that is a radially inner region including the second equalizer and an outer region that is an outer region of the inner region. The speaker is characterized in that the region can be rotated relative to the outer region .
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