JP4980468B2 - トンネリング基盤の移動性支援装置及び方法 - Google Patents

トンネリング基盤の移動性支援装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、端末の移動性支援のための装置及び方法に係り、より具体的に、異種IP(IP、Internet Protocol)網接続が可能な端末のためにトンネリングに基づいて移動性を支援する装置及び方法に関する。
インターネットプロトコルバージョン4/6(Internet Protocol version4/6、IPv4/IPv6)端末が、現在接続中である網と他の新たな網とにハンドオーバーする場合、IPv4/IPv6端末は、以前の接続網とは連結を切って新たな接続網と連結して通信を行う。ハンドオーバー過程で時間遅延が生じれば、リアルタイムで提供されなければならないサービスなどは、切れ目が発生する。このようなハンドオーバー遅延は、現在論議が進行中である移動IPv6(Mobile IPv6、MIPv6)でも同様である。MIPv6では、移動ノードが新たなアクセスポイントを検索すれば、2階層(L2)ハンドオーバーが行われた後に3階層(L3)ハンドオーバーが行われるので、ハンドオーバー遅延が不可避である。
MIPv6でのハンドオーバー遅延を減らすために、IETF(Internet Engineering Task Force)では、IPv6高速ハンドオーバー(Fast handover for Mobile IPv6、FMIPv6)技術を提案している。FMIPv6は、2階層ハンドオーバーが発生する前にあらかじめ3階層ハンドオーバーを行わせてハンドオーバー遅延を最小化する。しかし、FMIPv6のためには、移動する間のデータトラフィック(Data Traffic)をバッファリング(Buffering)する機能を有していなければならず、ホームエージェント(Home Agent)とのシグナリング(Signalling)を利用しなければならないために、端末に対する複雑度が増加する。また、FMIPv6では、アクセスルーター(Access Router)がIPv6のみを支援するが、いまだにはIPv6網とIPv4網とが共存しているので、IPv4に対する支援も必要である。
IPv6網とIPv4網とが共存する場合にも、異種接続網間のハンドオーバーを支援して切れ目ないサービスを支援するための方法の一つとして、IPv6移動性支援サーバ(IPv6 Mobility Support Server)を含む移動性支援システムが提案された。これによれば、多重無線インターフェースを有するIPv6端末は、各インターフェースを用いてL2協約を結んだ後、移動性支援サーバと活性トンネル(Active Tunnel)及び待機トンネル(Standby Tunnel)とをともに設定する。端末は、活性トンネルを通じて通信をしながら、他の接続網に移動すれば、待機トンネルを活性化して、これを通じて引き続き通信を行う。この場合に、新たな網とのL2協約は、既に行われ、また以前のL3情報をそのまま利用するために、L2及びL3ハンドオーバーに必要な時間を短縮しうる。
ところが、このような移動性支援システムによれば、あらゆる端末が移動性支援サーバと活性トンネル及び待機トンネルとを設定するので、移動性支援サーバの負担が増加して加入端末の数が増加する場合に、これに能動的に対処することができない問題がある。より具体的に、加入端末の増加によってトンネルの設定と管理とによる移動性支援サーバの負担は増加し、移動性支援サーバの数字や容量を迅速に増加させるのに限界がある。また、加入端末が増加すれば、それほど移動性支援サーバが処理しなければならないメッセージやフォワーディングするデータの量も増加するが、これは、移動性支援サーバの負担を増加させる要因となる。
本発明が解決しようとする一つの課題は、トンネリングに基盤して異種網間にハンドオーバーを支援する移動性支援システムで、加入端末数の変化に能動的に対処することができ、特に、加入端末数が増加しても、これに迅速に、そして、効率的に対処することができる移動性支援装置及び方法を提供することである。
本発明が解決しようとする他の一つの課題は、加入端末の数が増加しても、移動性支援サーバの負担が増加することを最小化することができ、移動性支援装置に含まれる複数の移動性支援サーバの間で負担を効率的に分配することができるトンネリング基盤の移動性支援装置及び方法を提供することである。
本発明が解決しようとするまた他の一つの課題は、加入端末の数が増加しても、あらゆる端末に対してハンドオーバー時に切れ目ないサービスを保証することができるトンネリング基盤の移動性支援装置及び方法を提供することである。
前記課題を解決するための本発明の一実施形態は、複数のIP接続網を通じて接続が可能な端末が、現在接続中である接続網と他の接続網とを通じて切れ目なしに通信を行うように支援する移動性支援サーバのためのトンネル基盤の移動性支援方法に関するものである。これによれば、端末からIPトンネルの設定を要請するトンネル設定要請メッセージを受信すれば、移動性支援サーバは、複数の終端ルーターのうちから終端ルーターと、この終端ルーターのトンネル終端アドレスを選択し、前記選択された終端ルーターに前記トンネル設定要請メッセージを送信する。そして、前記選択された終端ルーターから前記トンネル設定要請メッセージに対する応答を受信すれば、前記選択されたトンネル終端アドレスが含まれたトンネル設定応答メッセージを前記端末に送信することを含む。この際、端末は、IPv4端末であるか、IPv6端末であるか、または2種のいずれもを支援する端末であり得る。そして、移動性支援サーバは、端末がIPv4網を用いてIPv6アドレスに通信を試みれば、端末と終端ルーターとの間にIPv6−over−IPv4トンネルを設定させ、IPv4網を用いてIPv4アドレスに通信をすれば、IPv4−over−IPv4トンネルを設定させる。また、端末が、IPv6網を用いてIPv6アドレスに通信を試みれば、移動性支援サーバは、IPv6−over−IPv6トンネルを設定させ、IPv6網を用いてIPv4アドレスに通信を試みれば、移動性支援サーバは、IPv4−over−IPv6トンネルを設定させる。
前記課題を解決するための本発明の他の実施形態は、複数のIP接続網を通じて接続が可能な端末の移動性を支援する移動性支援装置のためのトンネル基盤の移動性支援方法に関するものである。これによれば、端末からIPトンネルの設定を要請するトンネル設定要請メッセージを受信すれば、移動性支援装置は、前記トンネル設定要請メッセージに応答して、前記移動性支援装置に含まれる複数の移動性支援サーバのうちから前記端末のために移動性サービスを制御するための移動性支援サーバを選択する。このような移動性支援サーバの選択は、前記移動性支援装置に含まれる負荷分散装置によって行われる。そして、選択された移動性支援サーバは、移動性支援装置に含まれる複数の終端ルーターのうちから前記端末とIPトンネルを設定する終端ルーター及びこの終端ルーターのトンネル終端アドレスとを選択する。また、前記移動性支援サーバは、選択された終端ルーターの既選択されたトンネル終端アドレスが含まれたトンネル設定応答メッセージを前記端末に送信する。
前記課題を解決するための本発明のまた他の実施形態は、複数のIP接続網を通じて接続が可能な端末の移動性を支援するためのトンネル基盤の移動性支援装置に関するものである。このトンネル基盤の移動性支援装置は、一つまたはそれ以上の移動性支援サーバと複数の終端ルーターとを含み、また、負荷分散装置を含みうる。移動性支援サーバは、端末からIPトンネルの設定要請を受信すれば、伝送制御プロトコル(Transmission Control Protocol、TCP)連結された複数の終端ルーターのうちから前記端末とIPトンネルを設定する終端ルーター及びこの終端ルーターのトンネル終端アドレスとを選択し、また選択された終端ルーターの選択されたトンネル終端アドレスを前記端末に伝送する。そして、移動性支援サーバからトンネル設定要請メッセージを受信する選択された終端ルーターは、トンネル設定要請メッセージを伝送した前記端末とデータ平面でIPトンネルを設定する。
また、負荷分散装置は、複数の移動性支援サーバが存在する場合に必要であるが、端末からIPトンネルの設定要請を受信し、該受信されたトンネル設定要請に応答して、前記複数の移動性支援サーバのうちから一つの移動性支援サーバを選択し、そして、受信されたトンネル設定要請メッセージを前記選択された移動性支援サーバに伝送する。
本発明の一実施形態によれば、移動性支援サーバとともに複数の終端ルーターが含まれるように移動性支援装置を構成し、移動性サービスを支援するに当たって、必要な機能を分けて行う。したがって、本発明の一実施形態によれば、端末の移動性を支援するに当たって、必要なあらゆる機能を行わなければならない移動性支援サーバの負担を緩和させることができる。特に、端末と設定されたトンネルを管理する機能や相手端末などへのデータ伝達機能を終端ルーターが引き受けて処理することによって、これによる移動性支援サーバの負担が緩和されうる。
そして、本発明の他の実施形態による移動性支援装置は、複数の移動性支援サーバと複数の終端ルーターとに追加して、負荷分散装置をさらに含む。この負荷分散装置は、移動性支援サービスに対する加入者が増加する場合に、移動性支援サーバの容量増加が必要な場合に、複数の移動性支援サーバの間の負担を分散させることによって、移動性支援サーバを追加することを容易にする。したがって、本発明の実施形態によれば、移動性支援サービスの連続性が保証されるだけではなく、サービス信頼度を向上させることができる。
本発明の実施形態で支援する移動性サービスの一例を説明するためのダイヤグラムである。 図1に示された移動性支援システムを通じて移動性支援端末が相手端末と通信する方法を示すための図である。 本発明の一実施形態によるトンネリング基盤の移動性支援装置を含む移動性支援システムを示すダイヤグラムである。 移動性支援サーバが終端ルーターを選択し、また選択された終端ルーターで適当なトンネル終端IPアドレスを選択する過程の一例を示すフローチャートである。 端末が移動性支援装置の終端ルーターと活性トンネル及び待機トンネルとを設定した後、活性トンネルを通じて相手端末のアドレス情報を獲得する過程を示すパケットフローチャートである。 本発明の他の実施形態によるトンネリング基盤の移動性支援装置を含む移動性支援システムを示すダイヤグラムである。 図6の移動性支援装置に含まれる移動性支援サーバの動作または処理メカニズムを説明するためのフローチャートである。 図6の移動性支援装置に含まれる終端サーバで移動性支援サーバの管理メカニズムを説明するためのフローチャートである。 図6の移動性支援装置に含まれる終端ルーターと移動性支援サーバとの間のプロトコル手続きを説明するための図である。 本発明の実施形態による移動性支援装置に含まれる移動性支援サーバで、これとTCP連結をする終端ルーターに対する処理状態を示すダイヤグラムである。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施のための具体的な例を詳しく説明する。後述する実施形態は、本発明の技術思想に対する理解のために例示的に記述されるものであって、この実施形態に、本発明の権利範囲が限定されると解析されてはならない。
まず、本発明の実施形態によるトンネリング基盤の移動性支援装置及び方法を説明するのに先立って、本発明の実施形態を通じて支援しようとする移動性サービスに関して先に説明する。
図1は、本発明の実施形態で支援する移動性サービスの一例を説明するためのダイヤグラムである。図1には、端末(Mobile Node、MN)10が、WiFi網(WiFi Network)からWiBro網(WiBro Network)に移動する場合が示されているが、これは、単に例示的なものである。図1で、参照番号22と24は、それぞれWiFi網とWiBro網へのゲートウェイまたはルーターを表わす。
図1を参照すると、端末10は、IPネットワークコア(IP Network Core)を通じて活性トンネル(Active Tunnel)と待機トンネル(Standby Tunnel)とを設定している。待機トンネルは、端末10の移動で信号が弱くなるか、または陰影地域などによって活性トンネルのサービス制限に備えた臨時トンネルまたは補充トンネルである。端末10は、IPv4端末であるか、IPv6端末であるか、またはIPv4とIPv6とをいずれも支援する端末であり得る(以下、‘IPバージョン4/6(IPv4/6)端末’と言う)。そして、端末10は、WiFi網とWiBro網とを含んだ異種網接続が可能であり、また、これら異種網の間での移動性を支援する。このように、異種網接続が可能であり、また移動性を支援する端末10を‘移動性支援端末(Mobility Support Terminal)’と言う。以下では、単純に‘端末’と称しても、他の記載がなければ、これは、移動性支援IPv4/6端末を示す。
WiFi網からWiBro網に移動する移動性支援端末10は、WiFiインターフェースを通じては活性トンネルを設定し、またWiBroインターフェースを通じては待機トンネルを設定している。移動性支援端末10が、如何なるインターフェースを通じて活性トンネルと待機トンネルとを設定するかどうかに関しては特別な制限がない。例えば、サービス品質や利用料金またはユーザの任意的な選択によって、移動性支援端末10のための活性トンネルと待機トンネルとを設定するインターフェースが決定されうる。
このようなトンネル基盤の移動性支援サービスによれば、移動性支援端末10が、図1の矢印に表示されたように移動して活性トンネルを設定しているWiFi網の信号が弱くなれば、移動性支援端末10は、WiFi網を通じる連結を通じて移動性支援サーバ30に待機トンネルを通じて通信を持続するという通報をした後、待機トンネルを活性トンネルに変更してWiBro網を通じて継続的に通信ができる。この場合に、移動性支援端末10は、WiBro網に対するL2協約(Association)はあらかじめ締結した状態であり、またIPトンネルも既に設定されているために、ハンドオーバー遅延を最小化することができる。そして、図面に図示されていないが、ハンドオーバー時に待機トンネルを活性トンネルに変更した移動性支援端末10は、他の接続網(例えば、WiFi網や3GPPなどのような移動通信網)を通じて追加的に待機トンネルを設定することによって、後続するWiBro網からのハンドオーバーを準備する。
このような移動性サービスによれば、移動性支援端末10が位置を移動するなどの理由で、現在接続中である網と他の網とに接続する場合にも、移動性支援サーバ30を通じて切れ目なしにサービスを提供されることができる。例えば、移動性支援端末10が、移動性支援サーバ30と接続している装置40、例えば、他の網と接続可能なゲートウェイ(Gateway)41、サービスサーバ42、または相手端末(Correspondent Node、CN)43と通信をしている場合に、接続網が変わっても、このようなトンネリング基盤の移動性サービスを通じて切れ目なしに装置40と引き続き通信を行うことができる。
図2は、図1に示された移動性支援システムを通じて移動性支援端末10が、相手端末43と通信する方法を示すための図である。図2では、移動性支援端末10と相手端末43とがいずれもIPv4網(CoA、Care of Address)を用いてIPv6(HoA、Home Address)に通信すると仮定した。そして、図2では、図1に示された参照番号22及び24のゲートウェイまたはルーターの図示は省略し、また実際通信に利用されない待機トンネルに対する図示も省略した。また、参照番号52と54は、活性トンネルが設定された無線接続網の接続点(Point of Attachment、POA)、例えば、WiFi網のアクセスポイント(AP)であるか、またはWiBro基地局(RAS)であり得る。
図2を参照すると、移動性支援端末(MN)10は、目的地、すなわち、相手端末(CN)43に伝送するデータ(Data)が含まれた第1IPv6パケットAを作って第1活性トンネル(First Active Tunnel)を通じて伝送する。前述したように、移動性支援端末10と相手端末42は、IPv4網を用いてIPv6通信を仮定するので、第1IPv6パケットAは、データ、相手端末42を目的地とする情報を含むIPv6ヘッダ(IPv6 CN)、及びIPv4網を利用するためのIPv4サーバを目的地とするIPv4ヘッダ(IPv4サーバ)を含む。そして、移動性支援サーバ30は、第1活性トンネルを通じて第2IPv6パケットBを受信する。第2IPv6パケットBは、IPv4網を通過しながら第1IPv6パケットAからIPv4ヘッダが除去されたフォーマットを有する。次いで、移動性支援サーバ30は、第3IPv6パケットCを作って第2活性トンネル(Second Active Tunnel)を通じて相手端末43に伝送する。第3IPv6パケットCも、IPv4網を用いて相手端末42に伝送されるので、第2IPv6パケットBに相手端末42を目的地とする情報を含むIPv4ヘッダ(IPv4 CN)が追加されたフォーマットを有する。
図3は、本発明の一実施形態によるトンネリング基盤の移動性支援装置を含む移動性支援システムを示すダイヤグラムである。
図3を参照すると、本発明の一実施形態による移動性支援装置130は、移動性支援サーバ132と複数の終端ルーター134a、134bとを含む。終端ルーター134a、134bは、それぞれ多数の端末110a、110b、110cのうちから一つの端末、例えば、第1端末110aと一対のIPトンネル、すなわち、活性トンネルと待機トンネルとを設定する。そして、移動性支援サーバ132は、端末、例えば、第1端末110aのトンネル生成要請によって複数の終端ルーター134a、134bのうちから第1端末110aとIPトンネルを設定する終端ルーター、例えば、第1終端ルーター134aを選択する。そして、第1端末110aは、選択された第1終端ルーター134aのトンネルを生成することができるトンネル終端アドレスを獲得すれば、第1終端ルーター134aと活性トンネルと待機トンネルとを設定する。
端末110a、110b、110cは、複数のインターフェースを支援し、またこれら複数のインターフェースの間のIPv6移動性を支援するユーザ装置、すなわち、移動性支援端末である。端末110a、110b、110cは、移動性支援サーバ132に要請して終端ルーター134a、134bのうち一つのトンネル終端IPアドレスを獲得し、これを用いて2つのインターフェースのそれぞれを通じて前記終端ルーターと一対のIPトンネルとを設定する。該設定された一対のIPトンネルは、所定の基準によってそれぞれ活性トンネルと待機トンネルとになる。そして、設定されたIPトンネルは、IPv6−IPv4トンネルであり得るが、これに限定されるものではない。
終端ルーター134a、134bは、IPv4データとIPv6データとをいずれも処理することができるデュアルスタックルーター(Dual−stack Router)で構成することができるが、これに限定されるものではない。終端ルーター、例えば、第1終端ルーター134aは、移動性支援サーバ132から要請を受ければ、トンネル設定を要請した端末、例えば、第1端末110aと一対のIPトンネル(例えば、IPv6−IPv4トンネル)とを設定した後、該設定されたIPトンネルを通じて第1端末110aと通信を行う。そして、終端ルーター134a、134bは、移動性支援サーバ132とIPv4/IPv6メッセージ(例えば、トンネル生成要請/応答メッセージなど)とを送受信できるようにTCP(Transmission Control Protocol)で連結されてIPv6通信ができる。また、終端ルーター134a、134bは、移動性支援サーバ132と最初に連結する場合には、所定の手続きによって移動性支援サーバ132に登録をし、登録と同時や、その後には周期的にまたは必要によって任意に現在設定されたトンネルの個数及び/または設定可能な余裕トンネルの個数を指示する情報を移動性支援サーバ132に伝送することができる。
このような終端ルーター134a、134bは、次のような機能を行える。すなわち、終端ルーター134a、134bのそれぞれは、サービストンネルの種類(例えば、IPv4−over−IPv4トンネル、IPv6−over−IPv4トンネル、…)設定、TCP連結待機、内部イベント送受信、移動性支援サーバとのメッセージ送受信、データ平面にトンネル情報設定などの機能を行える。
移動性支援サーバ132は、異種インターフェースの間での端末110a、110b、110cの移動性を支援するためのサーバである。端末、例えば、第1端末110aからのトンネル生成要請に応答して、所定の基準によって複数の終端ルーター134a、134bのうちから一つの終端ルーター、例えば、第1終端ルーター134aを選択する。そして、移動性支援サーバ132は、第1端末110aと第1ルーター134aとの間にIPトンネル(活性トンネルと待機トンネル)が設定されるように、必要な情報を第1端末110aと第1ルーター134aとにそれぞれ伝送する。また、移動性支援サーバ132は、設定されたトンネルを維持、管理、終了、切替えするなどの制御サーバとしての機能も行う。
また、移動性支援サーバ132は、端末の数が増加して新たな終端ルーターが移動性支援装置130に追加されれば、該追加された終端ルーターを登録する。そして、移動性支援サーバ132は、追加された終端ルーターについての情報を保存し、また定期的及び/または非定期的に登録されたあらゆる終端ルーターについての状態情報を周期的に確認するか、または把握する。
このような移動性支援サーバ132は、次のような機能を行える。すなわち、移動性支援サーバ132は、終端ルーターの設定、終端ルーターとTCP連結設定、終端ルーターとのメッセージ送受信、終端ルーターの選択、終端ルーターのトンネル終端アドレスの選択、終端ルーターにトンネル設定/削除/維持/切替えなどの機能を行える。
このように、移動性支援サーバは、端末からトンネル設定要請を受ける場合に、所定の基準(例えば、サービストンネル、トンネル数、トラフィックが最も少ない終端ルーター、ランダム、及び/またはアドレスプレフィックスなど)に基づいて、前記端末とIPトンネルを形成する終端ルーターとを選択する。終端ルーターは、トンネル終端IPアドレス(Tunnel End IP Address)を複数個保有することができるが、この場合に、移動性支援サーバは、制御サーバの観点で適当な終端ルーターを選択し、また選択された終端ルーターが保有した複数個のトンネル終端IPアドレスのうちから適当なIPアドレスを選択する必要がある。
図4は、移動性支援サーバが、トンネル設定を要請した端末のための適当な終端ルーターを選択し、また選択された終端ルーターで適当なトンネル終端IPアドレスが選択される過程の一例を示すフローチャートである。
図4を参照すると、移動性支援サーバは、端末からトンネル設定要請メッセージを受信する(S1)。前記トンネル設定要請メッセージには、設定されるトンネルと関連して端末が要請する具体的な条件(例えば、トンネル類型など)が含まれている。そして、移動性支援サーバは、登録された複数の終端ルーターのうちから端末が要請する条件、例えば、要請されたトンネル類型を支援する終端ルーターを選択する(S2)。この場合に、移動性支援サーバは、各終端ルーターの総トンネル数、可用性(トラフィック量)、プレフィックスなどをともに考慮して、適当な終端ルーターを選択することができる。そして、選択された終端ルーター内の複数個のトンネル終端アドレスのうちから各トンネル終端アドレスを通じて現在設定されたトンネルの個数を考慮して、前記端末のためのトンネル終端アドレスを選択する(S3)。このように、トンネル終端アドレスが選択されれば、当該終端ルーターは、選択されたトンネル終端ルーターを通じて前記端末のためのIPトンネルを生成する(S4)。同時に、当該終端ルーターは、選択されたトンネル終端アドレスをトンネル生成応答メッセージに含んで端末に伝送するが、端末は受信されたトンネル終端アドレスを用いて、前記終端ルーターへのIPトンネルを生成することができる。
図5は、図3の移動性支援システムで、第1端末110aが、移動性支援装置130の第1終端ルーター134aと活性トンネル及び待機トンネルとを設定した後、活性トンネルを通じて相手端末と通信する過程を示すパケットフローチャートである。図5に示された活性トンネルの設定手続きは、待機トンネルを設定する手続きにそのまま適用されることがあるので、以下では、第1端末110aが、第1終端ルーター134aと活性トンネルとを設定する過程についてのみ説明する。そして、図5に示されたパケットフローチャートは、IPv6端末がIPv4網を利用する場合である。この際、第1終端ルーター134aは、移動性支援サーバ132とIPv4/IPv6とで連結し、移動性支援サーバ132は、IPv4/IPv6デュアルスタック装置であり得る。
図5を参照すると、第1端末110aは、純粋IPv4通信でトンネル生成要請メッセージを移動性支援サーバ132に伝送する(S11)。前記トンネル生成要請メッセージは、トンネルの生成を要請する情報(例えば、設定されるトンネルに関する具体的な条件が含まれたトンネル生成要請)に追加して、移動性支援サーバ132を目的地とするIPv4ヘッダが含まれたフォーマットを有しうる。
そして、第1端末110aからトンネル生成要請メッセージを受信した移動性支援サーバ132は、複数の終端ルーターのうちから所定の基準によって一つの終端ルーター、例えば、第1終端ルーター110aを選択した後、該選択された第1終端ルーター134aにトンネル生成要請メッセージを伝送する(S12)。第1終端ルーター110aが、複数個のトンネル終端アドレスを有する場合に、図4を参照して説明したように、移動性支援サーバ132は、前記複数個のトンネル終端アドレスのうちから適当なトンネル終端アドレスも選択して、前記トンネル生成要請メッセージを第1終端ルーター134aに伝送しうる。
次いで、トンネル生成要請メッセージを受信した第1終端ルーター134aは、選択されたトンネル終端アドレスを通じて第1端末110aのためのIPトンネルを生成し、第1終端ルーター134aは、受信されたトンネル設定要請に対する応答としてトンネル設定応答メッセージを移動性支援サーバ132に伝送する(S13)。そして、移動性支援サーバ132は、トンネル設定応答メッセージを純粋IPv4通信で第1端末110aに伝送する(S14)。前記トンネル設定応答メッセージも、トンネルの設定についての応答を表わす情報(トンネル設定応答)に追加して、第1端末110aを目的地とするIPv4ヘッダがさらに含まれたフォーマットを有しうる。また、前記トンネル設定応答は、選択された終端ルーター、例えば、第1終端ルーター134aの選択されたトンネル終端アドレス、例えば、IPv4アドレス情報を含む。トンネル設定応答メッセージに含まれた第1終端ルーター134aのIPv4アドレス情報は、第1端末110aがIPトンネルを第1終端ルーター134aと設定するのに利用される。次いで、図面に図示していないが、第1端末110aは、受信された前記IPv4アドレス情報を用いて第1終端ルーター134aとIPトンネルとを設定する。
次いで、第1端末110aは、通信の対象となる装置、例えば、相手端末についての情報要請メッセージを伝送する(S15)。前記情報要請メッセージは、設定されたIPトンネルを通じて先に第1終端ルーター134aに伝送される。前記情報要請メッセージは、相手端末情報要請を指示するメッセージとともに最終目的地である移動性支援サーバ132を目的地とするIPv6ヘッダ(IPv6サーバ)及び第1終端ルーター134aを目的地とするIPv4ヘッダ(ルーターIPv4)を含むフォーマットを有しうる。そして、第1終端ルーター134aは、受信された情報要請メッセージのIPv6ヘッダに含まれた目的地を参照して、これを移動性支援サーバ132に伝達する(S16)。該伝達される情報要請メッセージは、相手端末情報要請を指示するメッセージとともに移動性支援サーバ132を目的地とするIPv6ヘッダ(IPv6サーバ)を含む。
次いで、移動性支援サーバ132は、要請された相手端末のアドレス情報を含む情報要請応答メッセージを第1終端ルーター134aに伝達する(S17)。前記情報要請応答メッセージは、情報要請についての応答情報とともに第1端末110aを目的地とするIPv6ヘッダ(IPv6ヘッダ端末)を含む。そして、第1終端ルーター134aは、伝達された情報要請応答メッセージを設定されたIPトンネルを通じて伝送する(S18)。この情報要請応答メッセージは、移動性支援サーバ132から受信された情報要請応答メッセージに第1端末110aを目的地とするIPv4ヘッダ(IPv6ヘッダ端末に対するトンネルを利用するので)をさらに含む。
このように、第1端末110aが、第1終端ルーター134aとIPトンネルとを設定し、また通信の対象となる装置、例えば、相手端末のアドレス情報を獲得すれば、第1端末110aは、相手端末に送ろうとするメッセージは設定されたIPトンネル(活性トンネルまたはハンドオーバーがある場合には、活性化された待機トンネル)を通じて第1終端ルーター134aに伝送される。そして、第1終端ルーター134aは、前記相手端末と設定された他のIPトンネルを通じて第1端末110aから受信されたメッセージを前記相手端末に伝送する。
図6は、本発明の他の実施形態によるトンネリング基盤の移動性支援装置を含む移動性支援システムを示すダイヤグラムである。本実施形態による移動性支援装置230は、加入者増加によって能動的に、そして、柔軟に移動性サービス支援装置の容量を確張することができる。以下では、図3を参照して、前述した実施形態との差点を中心に本実施形態について詳細に説明する。
図6を参照すると、本実施形態による移動性支援装置230は、複数の移動性支援サーバ232a、232b、232c及び複数の終端ルーター234a、234b、234cを含む。すなわち、本実施形態によれば、移動性支援サーバ232a、232b、232cと終端ルーター234a、234b、234cが、いずれも複数個であって、その個数に特別な制限はない。前記複数の移動性支援サーバ232a、232b、232cのそれぞれと前記複数の終端ルーター234a、234b、234cのそれぞれは、サーバファームIPv4/IPv6の内部網で構成して互いに通信が可能に構成することができる。このような本発明の実施形態によれば、終端ルーター234a、234b、234cはもとより、移動性支援サーバ232a、232b、232cの個数も移動性支援サービスに加入したユーザの数または加入者容量によって動的に拡張が可能である。
そして、本実施形態に他の移動性支援装置230は、負荷分散装置(Load Balancer)236をさらに含む。負荷分散装置236は、複数の移動性支援サーバ232a、232b、232cの間の負荷を調整するための装置である。そのために、負荷分散装置236は、負荷分散を支援する所定のアルゴリズム、例えば、ラウンドロビン(Round−robin)方式やハッシュ(hash)方式などに基づいて、端末110からトンネル生成要請メッセージが受信された場合に、複数の移動性支援サーバ232a、232b、232cのうちから前記端末110のために移動性サービスを提供する一つのサーバを選択する。したがって、負荷分散装置236は、端末110からトンネル生成要請メッセージが受信されれば、選択された移動性支援サーバ、例えば、第2移動性支援サーバ232bに受信されたトンネル生成要請メッセージを伝達する。そして、IPトンネルを設定するための以後の過程は、図5を参照して説明した過程(段階S12ないしS14)と同様に進行しうる。
より具体的に、まず、端末210が負荷分散装置236にトンネル生成要請メッセージを伝送する(S21)。そして、負荷分散装置236は、所定の基準によって選択された移動性支援サーバ、例えば、第2移動性支援サーバ232bに受信されたトンネル生成要請メッセージを伝達する(S22)。そして、負荷分散装置236からトンネル生成要請メッセージを受信した第2移動性支援サーバ232bは、現在登録された終端ルーター234a、234b、234cのうちから一定の基準、例えば、可用トンネルの数、トラフィック量、ランダム、アドレスプレフィックスなどに基づいて、一つの終端ルーター(または、終端ルーターが複数のトンネル終端アドレスを有する場合には、終端トンネルアドレス)を選択し、該選択された終端ルーター、例えば、第1終端ルーター234aに受信されたトンネル生成要請メッセージを伝達する(S23)。そして、トンネルを生成した前記選択された第1終端ルーター234aは、トンネル生成結果を移動性支援サーバ232bに知らせ(S24)、移動性支援サーバ232bは、受信されたトンネル生成要請メッセージに対する応答、例えば、トンネル生成応答メッセージを端末210に伝送する(S25)。この際、前記トンネル生成応答メッセージには、設定されるIPトンネルの終端アドレス、すなわち、選択された終端ルーターのトンネル終端アドレスが含まれる。そして、トンネル生成応答メッセージを受信した端末210は、受信されたメッセージに含まれたIPトンネルの終端アドレスにIPトンネルを生成する。
図7は、図6の移動性支援装置230に含まれる移動性支援サーバ232a、232b、232cのそれぞれの動作または処理メカニズムを説明するためのフローチャートである。
図7を参照すると、段階S101と段階S102は、それぞれ移動性支援サーバが終端ルーターに関する情報を登録し、また登録された終端ルーターに関する情報を維持する過程を表わす。より具体的に、移動性支援サーバは、終端ルーターの追加命令語を受信すれば、それによって終端ルーターをさらに登録する(S101)。前記ルーター追加命令語は、例えば、運用者によって外部から入力される信号であり得るが、これに限定されるものではない。そして、移動性支援サーバは、通信可能な各終端ルーターに関する情報(当該終端ルーターが有したトンネル終端アドレス目録、各トンネル終端アドレスを通じて設定されたトンネルの数などのように移動性支援サーバが終端ルーター(及びトンネル終端アドレス)を選択して管理するに当たって、必要な情報)を維持して保存する(S102)。前記情報は、各終端ルーターから周期的/非周期的に伝送されるか、または終端ルーターに要請して、これに対する応答として受信するものであり得る。
次いで、図7を参照すると、段階S103ないしS107は、終端ルーターと端末との間のトンネル設定手続きを支援するための移動性支援サーバでの過程またはメカニズムを示す。移動性支援サーバは、トンネル生成要請メッセージを受信する(S103)。このトンネル生成要請メッセージは、負荷分散装置(図6参照)から受信されるメッセージであり得るが、これに限定されるものではない。そして、移動性支援サーバは、所定の基準によって複数の終端ルーターのうちから受信されたトンネル生成要請メッセージに応答する一つの終端ルーターを選択する(S104)。段階S104で、もし、当該終端ルーターが複数のトンネル終端アドレスを有している場合には、そのうちから一つのトンネル終端アドレスを選択することもできる。移動性支援サーバが終端ルーター(または、トンネル終端アドレス)を選択する基準は、例えば、当該終端ルーターで許容されるトンネルの個数、そのトンネルの可用性(例えば、トラフィックの量)、プレフィックス、及び/またはランダムなどになり、これらのうちから一つまたはそれ以上を利用することができる。そして、トンネルの種類、例えば、IPv4−over−IPv4、IPv6−over−IPv4、IPv4−over−IPv6、IPv6−over−IPv6なども、移動性支援サーバが終端ルーターを選択する時に使う基準になりうる。このような選択基準は、運用者によって任意に設定しうる。
そして、移動性支援サーバは、選択された終端ルーターにトンネル生成要請メッセージを伝送するが(S105)、このトンネル生成要請メッセージを受信した終端ルーターは、端末のためのIPトンネルを生成する。そして、移動性支援サーバは、前記終端ルーターから受信されたメッセージに対する応答メッセージ、例えば、トンネル生成応答メッセージを受信した後(S106)、端末にトンネル生成応答メッセージを伝送する(S107)。端末に伝送される前記トンネル生成応答メッセージには、終端ルーターのIPアドレス、すなわち、IPトンネルの終端アドレスを含み、このIPアドレスは、端末が前記終端ルーターとIPトンネルとを設定するのに利用される。
図8は、図6の移動性支援装置230に含まれる終端ルーター234a、234b、234cのそれぞれで移動性支援サーバの管理メカニズムを説明するためのフローチャートである。前述したように、終端ルーターと移動性支援サーバは、TCPで通信するが、終端ルーターは、TCPの観点でサーバとして動作する。
図8を参照すると、まず、終端ルーターは、TCP連結を待機する(S201)。そして、移動性支援サーバがTCP接続をすれば、終端ルーターは、当該移動性支援サーバを登録する(S202)。この場合、終端ルーターは、移動性支援サーバに関する情報を共有メモリに保存して、この登録手続き(S202)を行える。そして、終端ルーターは、内部のメッセージ受信機能、例えば、受信スレッド(Recv Thread)とメッセージ送信機能、例えば、送信スレッド(Send Thread)に新たな移動性支援サーバが登録されたという事実を知らせる(S203)。この場合に、前記メッセージ受信機能と前記メッセージ送信機能は、同じプロセッサ内にスレッド(Thread)で動作しているので、イベント信号(Event Signal)を使って、このような事実を知らせうる。
このように、新たな移動性支援サーバが登録された事実を知ったメッセージ受信機能とメッセージ送信機能は、必要な場合に、共有メモリから前記登録された移動性支援サーバに関する情報を獲得して、送信や受信時にそれぞれ使う。より具体的に、もし、トンネル生成要請メッセージを移動性支援サーバから受信すれば、メッセージ受信機能は、受信されたメッセージを処理した後、データ平面にトンネル情報を挿入してトンネリングに利用する(S204)。そのために、前記メッセージ受信機能、すなわち、受信スレッドは、前記移動性支援サーバから伝送されるメッセージを受信するために登録された前記移動性支援サーバの情報が必要である。そして、前記メッセージ送信機能、すなわち、送信スレッドは、トンネル設定要請応答メッセージや移動性支援サーバに自身の状態を知らせるためのメッセージ、例えば、キープアライブ(Keep Alive)メッセージなどを伝送するために登録された前記移動性支援サーバに関する情報を利用する。
もし、移動性支援サーバの登録をリアルタイムで認知することができなければ、メッセージ受信機能は、当該移動性支援サーバから到着したメッセージを受信することができず、メッセージ送信機能は、当該移動性支援サーバにメッセージを送信することができなくなるか、または伝送遅延が発生する。例えば、一つの移動性支援サーバ(この移動性支援サーバは、終端ルーターに登録されたサーバである)と通信する終端ルーターを仮定すれば、終端ルーターは、TCP/IPメカニズムによって既登録された移動性支援サーバからのメッセージのみを受信しようと待機する。もし、新たな移動性支援サーバが追加された場合にも、これを認知することができなければ、たとえ新たな移動性支援サーバがメッセージを伝送しても、このメッセージは設定された移動性支援サーバからのメッセージではないので、メッセージ受信機能は、既存に設定されている移動性支援サーバからメッセージが到着するまで引き続き無限待機をする。もし、前述した本発明の実施形態のように、イベントシグナルを受ければ、当該終端ルーターのメッセージ受信機能は、新たに追加された移動性支援サーバからのメッセージも待つ準備ができる。
図9は、図6の移動性支援装置230に含まれる終端ルーター234a、234b、234cのそれぞれと移動性支援サーバ232a、232b、232cのそれぞれとの間のプロトコル手続きを説明するための図である。
まず、終端ルーターは、駆動時に運用者によってトンネル終端アドレスと支援するトンネルタイプ情報などの情報とを設定する(S301)。トンネル終端アドレスは、例えば、トンネル終端IPv4アドレスであり得るが(IPv4−over−IPv4、IPv6−over−IPv4トンネルである場合)、一つの終端ルーターは、複数のトンネル終端アドレスを有しうる。そして、トンネルタイプ情報は、例えば、IPv4−over−IPv4、IPv6−over−IPv4、IPv4−over−IPv6、IPv6−over−IPv6のうちの一つであり得る。そして、移動性支援サーバは、自身のIPアドレスを設定する(S302)。例えば、IPv4/IPv6デュアルステック装置である場合に、IPv4アドレスとIPv6アドレスとをいずれも設定する。
そして、終端ルーターは、TCP連結要請信号を待機する(S303)。待機中に、移動性支援サーバからTCP連結要請信号を受信すれば(S304)、前記移動性支援サーバに関する情報を共有メモリに保存するなどの登録手続きを行う(S305)。そして、登録が完了すれば、終端ルーターは、当該事実をイベント信号などを伝送することで、自身の送信スレッドと受信スレッドとに知らせ、また登録が許容されたという事実を移動性支援サーバに知らせる(S306)。
次いで、移動性支援サーバは、トンネル終端アドレス情報を要請するメッセージを終端ルーターに伝送し(S307)、終端ルーターは、これに対する応答としてトンネル終端アドレス情報が含まれたトンネル終端アドレス応答メッセージを移動性支援サーバに伝送する(S308)。そして、移動性支援サーバは、受信された終端ルーターのトンネル終端アドレスを登録する(S309)。このように、終端ルーターと移動性支援サーバとの間の登録手続きが終われば、両者の間にはサービス準備が完了する。そして、以後には、両者の間には周期的にまたは必要によって任意にキープアライブメッセージを送受信して、互いの状態を確認してサービス進行有無を常に確認する(S310)。
次いで、端末やまたは負荷分散装置からトンネル生成要請メッセージを受信した移動性支援サーバは、トンネル生成要請メッセージを終端ルーターに伝送し、以後には、設定されたトンネルに対するトンネル変更要請メッセージ及び/またはトンネル削除要請メッセージなどを終端ルーターに伝送する(S311)。移動性支援サーバからトンネル生成/削除/変更要請メッセージを受信した終端ルーターは、要請された内容によって端末と新たなトンネルとを設定するか、または既設定されたトンネルを削除するか、変更する(S312)。すなわち、移動性支援サーバは、端末と終端ルーターとの間のIPトンネルを設定/変更/削除/切替えすることで、IPv6ルーター管理をする。そして、それによる応答メッセージ、すなわち、トンネル生成/削除/変更/切替え応答メッセージを移動性支援サーバに伝送する(S313)。
そして、移動性支援サーバは、電源を終了(サーバシャットダウン(Shutdown))するか、または他の事情が生じる場合には、TCP連結終了要請(TCP Connection Close)メッセージを終端ルーターに伝送する(S314)。そして、TCP連結終了要請メッセージを受信した終端ルーターは、当該移動性支援サーバの登録を削除する。この場合に、終端ルーターは、移動性支援サーバを登録する時と同様にイベント信号などを伝送して、送信スレッドと受信スレッドとに当該移動性支援サーバの登録が削除されたという事実を知らせることもある。
表1は、図9のプロトコル手続きで終端ルーターと移動性支援サーバとの間で送受信するメッセージの種類を示すものである。表1に開示されているメッセージの名称は、単に例示的なものである。
Figure 0004980468
表1を参照すると、終端ルーターと移動性支援サーバとの間の通信で使われるメッセージは、大きく4種類のメッセージ、すなわち、トンネリング(Tunneling)関連メッセージ、二重化関連メッセージ、質疑(Query)関連メッセージ、及び報知(Notify)関連メッセージで構成される。トンネリング関連メッセージは、端末と終端ルーターとの間にトンネルの設定/維持/削除/切替えなどと関連したメッセージであって、キープアライブメッセージ(Keep Alive Msg.)、サーバ登録メッセージ(Server Register Msg.)、トンネル終端要請メッセージ(Tunnel End Request Msg.)、トンネル終端応答メッセージ(Tunnel End Response Msg.)、トンネル動作要請メッセージ(TunnelOperation Request Msg.)、トンネル動作応答メッセージ(Tunnel Operation Response Msg.)、全体トンネル削除メッセージ(Tunnel Delete All Msg.)を含む。そして、二重化関連メッセージは、活性トンネルと待機トンネルとに関連したメッセージであって、終端ルーター役割メッセージ(TGW(Tunnel GateWay)Role Msg.)を含み、質疑関連メッセージは、終端ルーター質疑要請メッセージ(TGW Query Request Msg.)と終端ルーター質疑応答メッセージ(TGW Query Response Msg.)とを含む。また、報知関連メッセージは、終端ルーター報知メッセージ(TGW Notify Msg.)を含む。
そして、表2は、表1に開示されているメッセージに含まれる要素を示すものであって、表1のメッセージに含まれるオブジェクト(Objects)の種類を示す。表1のメッセージは、表2に開示されている一つまたはそれ以上のオブジェクトを含むオブジェクト基盤のメッセージであり得る。勿論、表1のメッセージは、あらゆるメッセージに共通で含まれる共通ヘッダ(Common Header)をさらに含みうる。表2を参照すると、オブジェクトは、総18種類があるが、これは単に例示的なものである。そして、オブジェクトのそれぞれは、あらゆるオブジェクトに共通で含まれるオブジェクトヘッダ(Object Header)とともに固有の情報を含んで構成することができる。
Figure 0004980468
図10は、本発明の実施形態による移動性支援装置に含まれる移動性支援サーバで、これとTCP連結をする終端ルーターに対する処理状態を示すダイヤグラムである。
図10を参照すると、移動性支援サーバと終端ルーターとの間に最初TCP連結が設定されれば、当該終端ルーターに対してINIT状態に設定する(S401)。そして、移動性支援サーバは、サーバ登録要請(Server Register Request)メッセージを前記終端ルーターに伝送してSENT状態に変更する(S402)。また、移動性支援サーバは、他の類型の要請メッセージを前記終端ルーターに伝送してSENT状態になり、このSENT状態または後述するOPEN状態で移動性支援サーバは、トンネル終端アドレス変更(Tunnel End Address Modify)メッセージやトンネル終端アドレス報知(Tunnel End Address Notify)メッセージなどを前記終端ルーターから受信することができる。
そして、この状態(S402)で、トンネル終端アドレス要請(Tunnel EndAddress Request)メッセージを前記終端ルーターに伝送し、これに対する応答としてトンネル終端アドレスが含まれたトンネル終端アドレス応答(TunnelEnd Address Response)メッセージを受信すれば、移動性支援サーバは、前記終端ルーターに対してOPEN状態に設定する(S403)。OPEN状態は、前記終端ルーターを通じてトンネリングに基盤した移動性支援サービスが可能な状態であることを示す。そして、終端ルーターからトンネル終端アドレス削除要請メッセージを受信すれば、移動性支援サーバは、前記終端ルーターに対してCLOSE状態に設定する(S404)。
以上、詳述した本発明の実施形態は、単に本発明の技術思想を示すための例示的なものであって、前記実施形態によって本発明の技術思想が限定されると解析されてはならない。本発明の保護範囲は、後述する本発明の特許請求の範囲によって特定される。
本発明は、IP網を基盤として異種IP網の間で端末の移動性を支援するためのサービス及びそのためのネットワーク構築に利用されうる。

Claims (20)

  1. 複数のIP接続網を通じて接続が可能な端末の移動性を支援する移動性支援サーバのためのトンネル基盤の移動性支援方法において、
    前記端末からIPトンネルの設定を要請するトンネル設定要請メッセージを受信し、
    複数の終端ルーターのうちから選択された終端ルーターに前記トンネル設定要請メッセージを送信し、そして、
    前記選択された終端ルーターから前記トンネル設定要請メッセージに対する応答を受信すれば、前記選択された終端ルーターのトンネル終端アドレスが含まれたトンネル設定応答メッセージを前記端末に送信することを含むことを特徴とするトンネル基盤の移動性支援方法。
  2. 前記トンネル設定要請メッセージは、前記端末が設定しようとする前記IPトンネルの類型を指示するトンネル類型情報を含み、
    前記終端ルーターを選択する段階では、前記トンネル類型情報で指示するIPトンネルの類型を支援する終端ルーターのうちから選択することを特徴とする請求項1に記載のトンネル基盤の移動性支援方法。
  3. 前記複数の終端ルーターのそれぞれと伝送制御プロトコル(TransmissionControl Protocol、TCP)連結され、また、
    終端ルーターの総トンネル個数、可用性、及びプレフィックスのうちから一つまたはそれ以上に基づいて、前記複数の終端ルーターのうちから一つの終端ルーターを選択することを特徴とする請求項1に記載のトンネル基盤の移動性支援方法。
  4. 前記選択された終端ルーターは、複数のトンネル終端アドレスを有し、そして、
    前記終端ルーターを選択する段階は、前記複数のトンネル終端アドレスのそれぞれに対する設定可能なIPトンネルの数を考慮して、前記複数のトンネル終端アドレスのうちから一つのトンネル終端アドレスを選択することをさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のトンネル基盤の移動性支援方法。
  5. 前記複数の終端ルーターに追加して、他の終端ルーターとさらにTCP連結することが許容されることを特徴とする請求項1に記載のトンネル基盤の移動性支援方法。
  6. 前記他の終端ルーターとさらにTCP連結をした以後に、
    前記追加される終端ルーターが、前記移動性支援サーバを登録できるように登録要請メッセージを前記終端ルーターに伝送し、そして、
    前記終端ルーターからトンネル終端アドレスを受信することをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のトンネル基盤の移動性支援方法。
  7. 前記複数の終端ルーターのそれぞれから現在状態情報が含まれたメッセージを受信することをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のトンネル基盤の移動性支援方法。
  8. 複数のIP接続網を通じて接続が可能な端末の移動性を支援する移動性支援装置のためのトンネル基盤の移動性支援方法において、
    前記端末からIPトンネルの設定を要請するトンネル設定要請メッセージを受信し、
    前記トンネル設定要請メッセージに応答して、前記移動性支援装置に含まれる複数の移動性支援サーバのうちから前記端末のために移動性サービスを制御するための移動性支援サーバを選択し、
    前記選択された移動性支援サーバが、前記移動性支援装置に含まれる複数の終端ルーターのうちから前記端末とIPトンネルを設定する終端ルーターの終端IPトンネルとを選択し、そして、
    前記選択された終端ルーターのトンネル終端アドレスが含まれたトンネル設定応答メッセージを前記端末に送信することを含むことを特徴とするトンネル基盤の移動性支援方法。
  9. 前記移動性支援サーバを選択することは、前記移動性支援装置に含まれる負荷分散装置によって行われることを特徴とする請求項8に記載のトンネル基盤の移動性支援方法。
  10. 前記トンネル設定要請メッセージは、前記負荷分散装置が前記端末から受信し、そして、
    前記負荷分散装置は、受信された前記トンネル設定要請メッセージを前記複数の移動性支援サーバのうちから所定のアルゴリズムによって選択された移動性支援サーバに伝送することを特徴とする請求項9に記載のトンネル基盤の移動性支援方法。
  11. 前記負荷分散装置は、ラウンドロビン方式やハッシュアルゴリズムを用いて移動性支援サーバを選択することを特徴とする請求項10に記載のトンネル基盤の移動性支援方法。
  12. 前記選択された移動性支援サーバは、
    伝送制御プロトコル(TCP)連結された複数の終端ルーターのうちから一つの終端ルーターを選択し、
    該選択された終端ルーターに前記負荷分散装置からトンネル設定要請メッセージを送信し、そして、
    前記選択された終端ルーターから前記トンネル設定要請メッセージに対する応答を受信すれば、前記選択された終端ルーターのトンネル終端アドレスが含まれたトンネル設定応答メッセージを前記端末に送信することを含むことを特徴とする請求項10に記載のトンネル基盤の移動性支援方法。
  13. 前記選択された移動性支援装置は、終端ルーターの総トンネル個数、可用性、及びプレフィックスのうちから一つまたはそれ以上に基づいて、前記複数の終端ルーターのうちから終端ルーターを選択することを特徴とするする請求項12に記載のトンネル基盤の移動性支援方法。
  14. 前記選択された終端ルーターは、複数のトンネル終端アドレスを有し、そして、
    前記選択された移動性支援装置は、前記終端ルーターを選択した後に設定可能なトンネル数を考慮して、前記複数のトンネル終端アドレスのうちから一つのトンネル終端アドレスを選択することをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のトンネル基盤の移動性支援方法。
  15. 前記移動性支援装置は、前記複数の終端ルーターに追加して、他の終端ルーターが追加されることが許容されることを特徴とする請求項12に記載のトンネル基盤の移動性支援方法。
  16. 前記複数の移動性支援サーバのそれぞれは、前記複数の終端ルーターのそれぞれから現在状態情報が含まれたメッセージを受信することをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載のトンネル基盤の移動性支援方法。
  17. 複数のIP接続網を通じて接続が可能な端末の移動性を支援するためのトンネル基盤の移動性支援装置において、
    前記端末からIPトンネルの設定要請がある場合に、伝送制御プロトコル(TCP)連結された複数の終端ルーターのうちから前記端末とIPトンネルを設定する終端ルーターのトンネル終端アドレスとを選択し、また選択された終端ルーターのトンネル終端アドレスを前記端末に伝送する一つまたはそれ以上の移動性支援サーバと、
    前記移動性支援サーバからトンネル設定要請メッセージを受信すれば、前記トンネル設定要請メッセージを伝送した前記端末とデータ平面で、前記選択されたトンネル終端アドレスを通じてIPトンネルを設定する前記複数の終端ルーターと、
    を含むことを特徴とするトンネル基盤の移動性支援装置。
  18. 前記トンネル基盤の移動性支援装置は、複数の移動性支援サーバを含み、また、
    前記端末から前記トンネル設定要請メッセージを受信し、前記トンネル設定要請メッセージを受信すれば、前記複数の移動性支援サーバのうちから一つの移動性支援サーバを選択し、そして、受信されたトンネル設定要請メッセージを前記選択された移動性支援サーバに伝送する負荷分散装置をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載のトンネル基盤の移動性支援装置。
  19. 前記負荷分散装置は、ラウンドロビン方式やハッシュアルゴリズムを用いて移動性支援サーバを選択することを特徴とする請求項18に記載のトンネル基盤の移動性支援装置。
  20. 前記移動性支援装置は、終端ルーターの総トンネル個数、可用性、及びプレフィックスのうちから一つまたはそれ以上に基づいて、前記複数の終端ルーターのうちから一つの終端ルーターのトンネル終端アドレスを選択することを特徴とする請求項17に記載のトンネル基盤の移動性支援装置。
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