JP4969945B2 - Clock with wireless function - Google Patents
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Description
本発明は、無線機能付き時計、特に、所定の電波を受信できるアンテナと、アンテナを収容するための導電性のハウジングを備えた時計に関する。 The present invention relates to a timepiece with a wireless function, and more particularly, to a timepiece having an antenna capable of receiving a predetermined radio wave and a conductive housing for housing the antenna.
従来、パソコン通信機能、携帯電話機能や非接触式ICカード機能などの無線機能を備える時計は、すでに知られている。
このような無線機能付き時計として、時刻情報を含む長波標準電波(搬送波)を受信し、その時刻情報に基づいて時刻を修正する無線機能を備えた電波時計も、また広く知られている。
Conventionally, a watch having a wireless function such as a personal computer communication function, a mobile phone function or a non-contact IC card function is already known.
As such a wireless function watch, a radio timepiece having a wireless function for receiving a long-wave standard radio wave (carrier wave) including time information and correcting the time based on the time information is also widely known.
これらの無線機能付き時計は、他の通信機器と同様に、所定の電波を受信するためのアンテナを備える必要がある。
このため、電波を受信する機能、すなわち、受信感度からすれば、電波を受信するアンテナを収納する筐体であるハウジングを、合成樹脂などの非導電性の素材から構成することが考えられる。
These wireless function watches need to have an antenna for receiving a predetermined radio wave, as with other communication devices.
For this reason, in view of the function of receiving radio waves, that is, reception sensitivity, it is conceivable that the housing, which is a housing for housing the antenna that receives radio waves, is made of a nonconductive material such as synthetic resin.
しかしながら、これら無線機能付き時計は、時計であるがために、他の通信機器と異なり、装飾品、または装身具としての美観や高級感が求められる。
このため、電波を受信するアンテナを収納する筐体であるハウジングを、合成樹脂などの非導電性の素材ではなく、導電性の素材、すなわち、金属製の素材を採用することが求められる。
However, since these wireless function watches are watches, they are different from other communication devices and require a beautiful appearance and a high-class feeling as an ornament or an accessory.
For this reason, it is required to employ a conductive material, that is, a metal material, instead of a non-conductive material such as a synthetic resin for a housing that is a housing for housing an antenna that receives radio waves.
これは、合成樹脂などのハウジングが、その質感、色調、または軽量さから、安価な外観と装着感とを使用者に与えるものであり、これに対して、金属製のハウジングが、高級感のある外観と装着感とを使用者に与えるためである。 This is because a housing such as a synthetic resin gives the user an inexpensive appearance and a feeling of wearing due to its texture, color tone, or light weight, whereas a metal housing has a high-class feeling. This is to give the user a certain appearance and wearing feeling.
この金属製のハウジングに対する要求は、ユーザーに携帯される装身具としての腕時計において、特に著しいものである。
しかしながら、アンテナを、導電性のハウジング、すなわち、金属製のハウジング内に収納した場合には、アンテナ近傍に発生する磁束が導電材料である金属製のハウジングに吸収され、共振現象が妨げられるため、アンテナが標準電波を受信する受信機能が著しく低下してしまうことになる。
This demand for a metal housing is particularly significant in a wristwatch as an accessory carried by a user.
However, when the antenna is housed in a conductive housing, i.e., a metal housing, the magnetic flux generated in the vicinity of the antenna is absorbed by the metal housing, which is a conductive material, and the resonance phenomenon is hindered. The reception function for the antenna to receive standard radio waves will be significantly reduced.
このため、従来より、様々な受信感度向上のための提案がなされている。
例えば、特許文献1(特開2002−341057号公報)では、金属製筐体である金属製のハウジングを備える電波時計、特に、電波腕時計が開示されている。
For this reason, various proposals for improving reception sensitivity have been made.
For example, Patent Document 1 (Japanese Patent Laid-Open No. 2002-341057) discloses a radio timepiece including a metal housing that is a metal casing, particularly a radio timepiece.
すなわち、図31に示したように、この電波時計100は、ハウジング102を備えている。
なお、本明細書中、「上下方向」とは、図31、または図2において、上下方向を意味する。従って、上面とは、腕時計を手首に装着した状態において、外方に露出する面であり、下面とは、同状態において手首と相対する面である。
That is, as shown in FIG. 31, the
In the present specification, the “vertical direction” means the vertical direction in FIG. 31 or FIG. Therefore, the upper surface is a surface exposed outward when the wristwatch is worn on the wrist, and the lower surface is a surface facing the wrist in the same state.
また、「平面方向」とは、上下方向に直交する方向であって、図31において、左右方向を意味するものであり、平面方向が、バンドの長手方向、または、バンドの幅方向と重複する場合もある。 Further, the “planar direction” is a direction orthogonal to the vertical direction, and means the left-right direction in FIG. 31, and the planar direction overlaps with the longitudinal direction of the band or the width direction of the band. In some cases.
このハウジング102は、金属製の枠体を構成する時計ケース104と、時計ケース104の下面開口部を覆うように密封状態で装着される金属製の裏蓋106と、この時計ケースの上面開口部を覆うように、密封状態で装着される風防(ガラス)108とを備えている。
The
このハウジング102内には、時計駆動部を構成するムーブメント110と、このムーブメント110の上面に配置され、ムーブメントを光の起電力によって駆動するためのソーラーセル112を備えている。
In the
また、このソーラーセル112の上面には、ソーラーセル112の発電に寄与する波長の外光を、少なくともムーブメント110の駆動に足るだけ透過させる透光機能を有する文字板114を備えている。
Further, on the upper surface of the
さらに、このムーブメント110の側部下方には、標準電波を受信するためのアンテナ116が付設されている。
なお、図示しないが、ムーブメント110より突出して、ソーラーセル112と文字板114とを貫通する針軸に、分針と時針とが配置される。これら分針と時針とは、文字板114と風防108との間に位置して時刻を表示するようになっている。
Further, an
Although not shown, a minute hand and an hour hand are arranged on a needle shaft that protrudes from the
さらに、時計ケース104は、外方に突出する2組のバンド取り付け部118を備えており、これらのバンド取り付け部118にはそれぞれ、互いに対向するように、一定間隔離間して配置され、時計ケース104より延設された脚部120を備えている。
Further, the
そして、これらの脚部120のそれぞれの間に、図示しない腕時計のバンドそれぞれが連結されるようになっている。
ところで、このような金属製外装が採用された電波時計100においては、アンテナ116が電波を受信する際に、金属製の時計ケース104において、その環状壁の周方向に沿った渦電流が誘導電流として流れることになる。
A wristwatch band (not shown) is connected between each of the
By the way, in the
この渦電流が、ハウジング102の外部からの電波を相殺してしまい、アンテナ116の受信感度が極めて低下してしまうことになる。
このような現象を回避するために、この特許文献1の電波時計100においては、時計ケース104の環状壁には、時計ケース104を周方向に分断するスリット122を備えている。
This eddy current cancels out radio waves from the outside of the
In order to avoid such a phenomenon, in the
すなわち、図31に示したように、時計ケース104は、スリット122によって、上下方向に沿って完全に分断され、結果として、このスリット122によって、時計ケース104は、略C型の枠体の形状となっている。
That is, as shown in FIG. 31, the
なお、図31においては、このスリット122を明確にするために省略して、図示はされていないが、このスリット122には、非導電性の合成樹脂から成る絶縁部材が埋め込まれた状態となっている。
In FIG. 31, the
すなわち、この絶縁部材によって、時計ケース104の防水性と強度が維持されるように構成されている。
従って、このスリット122を備える電波時計100では、アンテナ116が電波を受信する際に、時計ケース104の環状壁の周方向に沿った渦電流が流れないので、導電性である金属製の時計ケース104を採用した場合にも、アンテナ116の受信が確保されるようになっている。
Therefore, in the
しかしながら、特許文献1の電波時計100では、時計ケース104の一部に、スリット122を形成して、このスリット122に合成樹脂からなる絶縁部材を埋め込んだ状態であるので、美観が良好ではなく、高級感に欠けることになり、また、全てを金属で構成した時計ケースに比較して、絶縁部材の部分で強度がどうしても弱くなり、防水性、耐衝撃性、耐磨耗性、耐薬品性にも劣ることになる。
However, in the
また、特許文献1の電波時計100では、時計ケース104の一部に、スリット122を形成して、アンテナ116による受信感度を向上するようにしているが、受信時に電波時計100がおかれている場所によっては、または、その周囲の環境によっては、さらには時計の姿勢などによっても、しばしばアンテナが受信できないことがあった。
In the
従って、特許文献1のようにスリット122を備える電波時計100にあっても、そのアンテナ116の受信感度は、いまだ十分な受信感度を得ているとは言い難いものである。
Therefore, even in the
本発明は、このような現状に鑑み、美観が良好で、高級感を有し、強度的にも優れ、内部に収容したアンテナが確実に電波を受信することが可能な無線機能付き時計を提供することを目的とする。 In view of such a current situation, the present invention provides a watch with a wireless function that has a good appearance, has a high-class feeling, is excellent in strength, and can reliably receive radio waves by an antenna housed inside. The purpose is to do.
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明されたものであって、本発明の無線機能付き時計は、
無線機能付き時計であって、
ハウジングと、
前記ハウジング内に収容され、外部からの電波を受信するためのアンテナと、
前記ハウジング内に配置された導電性の環状部材と、
前記環状部材に形成され、環状部材を周方向に分断する少なくとも1つのスリットと、を備えることを特徴とする。
The present invention was invented in order to achieve the above-described problems and objects in the prior art, and the wireless function watch of the present invention is
A wireless function watch,
A housing;
An antenna housed in the housing for receiving radio waves from the outside;
A conductive annular member disposed within the housing;
And at least one slit formed in the annular member and dividing the annular member in the circumferential direction.
このように構成することによって、時計ケース内に収容した導電性の環状部材に、環状部材を周方向に分断するスリットが形成されているので、このスリットによって、環状部材に沿って渦電流が流れるのが分断され、渦電流の発生が阻止されることになる。 With this configuration, a slit that divides the annular member in the circumferential direction is formed in the conductive annular member housed in the watch case, so that an eddy current flows along the annular member by the slit. Is interrupted, and the generation of eddy currents is prevented.
これにより、環状部材に流れる渦電流に起因するアンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。
また、環状部材は、外部から密閉されたハウジング内に配置されるため、環状部材にスリットが形成された場合にも、ハウジング自体の防水性は低下しない。
As a result, a decrease in the reception sensitivity of the antenna due to the eddy current flowing in the annular member is prevented, and the reception sensitivity of the antenna is improved.
Further, since the annular member is disposed in a housing sealed from the outside, even when a slit is formed in the annular member, the waterproofness of the housing itself does not deteriorate.
本発明における時計ケースを含むハウジングは、金属のような導電性であっても、合成樹脂のような非導電性であってもかまわない。または、ハウジングを構成する部品に、導電性の部品と、非導電性の部品が混在してもかまわない。ハウジングは、少なくとも一部が導電性、または少なくとも一部が非導電性の部材と理解される。導電性、非導電性に係わらず、ハウジング内に配置された導電性の環状部材にスリットが設けられれば、環状部材の渦電流に起因するアンテナの受信感度の低下が回避される。 The housing including the watch case in the present invention may be conductive such as metal or non-conductive such as synthetic resin. Alternatively, conductive parts and non-conductive parts may be mixed in the parts constituting the housing. A housing is understood to be a member that is at least partially conductive or at least partially non-conductive. Regardless of conductivity or non-conductivity, if a slit is provided in the conductive annular member disposed in the housing, a decrease in antenna reception sensitivity due to the eddy current of the annular member is avoided.
また、本発明におけるハウジングを構成する部品、例えば、時計ケースにスリットが形
成されてもかまわない。または、時計ケースのスリットを排除して、環状部材だけにスリットが形成されてもかまわない。
Further, a slit may be formed in a component constituting the housing in the present invention, for example, a watch case. Or the slit of a timepiece case may be excluded and a slit may be formed only in an annular member.
なお、本発明において、導電性の部材とは、「その部材の素材自体が導電性の部材であるもの」、または、「その部材に導電性の被膜が被覆されたもの」を言う。後者の場合、部材の素材自体は、非導電性の素材であっても、導電性の素材であっても、または、非導電性の素材と導電性の素材の組み合わせであってもよい。 In the present invention, the conductive member refers to “the material of the member itself is a conductive member” or “the member is covered with a conductive coating”. In the latter case, the material of the member itself may be a non-conductive material, a conductive material, or a combination of a non-conductive material and a conductive material.
逆に、非導電性の部材とは、「その部材の素材自体が非導電性の部材であるもの」、または、「その部材に非導電性の被膜が被覆されたもの」を言う。後者の場合、部材の素材自体は、非導電性の素材であっても、導電性の素材であっても、または、非導電性の素材と導電性の素材の組み合わせであってもよい。 On the contrary, the non-conductive member means “one whose material itself is a non-conductive member” or “one whose member is covered with a non-conductive coating”. In the latter case, the material of the member itself may be a non-conductive material, a conductive material, or a combination of a non-conductive material and a conductive material.
環状部材を構成する導電性の材料としては、例えば、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、またはこれらの合金などを採用することができる。また、例えば、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイドなどが採用されてもよい。 As the conductive material constituting the annular member, for example, gold, silver, copper, brass, aluminum, magnesium, zinc, titanium, or an alloy thereof can be employed . Further, for example, a titanium alloy, stainless steel, tantalum carbide, or the like may be employed.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記スリットが、アンテナの上方近傍に配置されていることを特徴とする。
このようにスリットを、アンテナの上方近傍に配置することによって、アンテナ上方には、電波の受信を妨げる導電性の環状部材が存在しないので、アンテナの受信感度が向上することになる。
The wireless function watch of the present invention is characterized in that the slit is arranged in the vicinity of the upper part of the antenna.
By arranging the slit in the vicinity of the upper part of the antenna in this manner, there is no conductive annular member that prevents radio wave reception above the antenna, so that the reception sensitivity of the antenna is improved.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記スリットが、アンテナの開放両端部に対向して、アンテナの上方近傍に配置された2つのスリットから構成されていることを特徴とする。 The wireless function watch of the present invention is characterized in that the slit is composed of two slits disposed in the vicinity of the upper part of the antenna so as to face both open ends of the antenna.
このように構成することによって、アンテナの開放両端部に対向する部分には、2つのスリットによって、電波の受信を妨げる導電性の環状部材が存在しないので、これらのスリットを介して、電波がアンテナの開放端部に受信され、アンテナの受信感度が向上することになる。 By configuring in this way, there is no conductive annular member that prevents reception of radio waves by two slits in the portion facing the open both ends of the antenna. The reception sensitivity of the antenna is improved.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記スリットが、アンテナの少なくとも一方の開放端部に対向して、アンテナの上方近傍に配置されたスリットから構成されていることを特徴とする。 The wireless function watch of the present invention is characterized in that the slit is composed of a slit disposed in the vicinity of the upper part of the antenna so as to face at least one open end of the antenna.
このように構成することによって、アンテナの少なくとも一方の開放端部に対向する部分には、スリットによって、電波の受信を妨げる導電性の環状部材が存在しないので、このスリットを介して、電波がアンテナの一方の開放端部に受信され、アンテナの受信感度が向上することになる。 With this configuration, there is no conductive annular member that prevents reception of radio waves due to the slit in the portion facing the open end of at least one of the antenna. Is received at one open end of the antenna, and the reception sensitivity of the antenna is improved.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記環状部材のスリット内に配置された絶縁部材を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、時計ケース内に収容した導電性の環状部材に、環状部材を周方向に分断するスリットが形成され、このスリット内に絶縁部材が配置されているので、この絶縁部材によって、環状部材に沿って渦電流が流れるのが分断され、渦電流の発生が阻止されることになる。
In addition, the wireless function watch of the present invention includes an insulating member disposed in a slit of the annular member.
With this configuration, the conductive annular member housed in the watch case is formed with a slit that divides the annular member in the circumferential direction, and the insulating member is disposed in the slit. Therefore, the flow of eddy current along the annular member is interrupted, and the generation of eddy current is prevented.
これにより、環状部材に流れる渦電流に起因するアンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。
さらに、絶縁部材は、外部から密閉されたハウジング内に配置されるため、絶縁部材が配置された場合にも、ハウジング自体の耐衝撃性、耐磨耗性、耐薬品性は低下しない。
As a result, a decrease in the reception sensitivity of the antenna due to the eddy current flowing in the annular member is prevented, and the reception sensitivity of the antenna is improved.
Furthermore, since the insulating member is disposed in a housing sealed from the outside, even when the insulating member is disposed, the impact resistance, wear resistance, and chemical resistance of the housing itself do not deteriorate.
また、このようにスリット内に絶縁部材が配置されているので、環状部材の強度が維持されることにもなる。
絶縁部材は、非導電性の素材から成る部材であっても、導電性の素材に非導電性の被膜が被覆された部材であってもよい。非導電性の素材としては、例えば、合成樹脂、ゴム、またはセラミックなどを採用することができる。導電性の素材としては、上述した環状部材の素材を採用することができる。
Moreover, since the insulating member is disposed in the slit as described above, the strength of the annular member is also maintained.
The insulating member may be a member made of a nonconductive material or a member in which a nonconductive film is coated on a conductive material. As the non-conductive material, for example, synthetic resin, rubber, or ceramic can be employed . As the conductive material, the material of the annular member described above can be employed .
導電性材料の上に被覆される非導電性被膜、すなわち絶縁被膜としては、例えば、アクリル系材料、ウレタン系材料、またはセルロース系材料などの有機材料の絶縁被膜を採用することができる。また、この絶縁被膜として、例えば、クロム化合物を含むクロム化合物系被膜、または酸化アルミ化合物を含む酸化アルミ系被膜を採用することができる。 As the non-conductive film coated on the conductive material, that is, the insulating film, for example, an insulating film made of an organic material such as an acrylic material, a urethane material, or a cellulose material can be employed . Moreover, as this insulating film, for example, a chromium compound-based film containing a chromium compound or an aluminum oxide-based film containing an aluminum oxide compound can be employed .
クロム化合物系被膜としては、酸化クロム化合物を含む酸化クロム系被膜、窒化クロム化合物を含む窒化クロム系被膜、または、炭化クロム化合物を含む炭化クロム系被膜を採用することができる。 As the chromium compound-based coating, a chromium oxide-based coating including a chromium oxide compound, a chromium nitride-based coating including a chromium nitride compound, or a chromium carbide-based coating including a chromium carbide compound can be employed .
また、絶縁被膜としては、DLC(Diamond Like Carbon(ダイヤモンドの様なカーボン))などのように、後述する環状部材と時計ケースとの間、時計ケースとベゼルとの間、またはベゼルと環状部材との間に配置される絶縁領域として、絶縁被膜が採用されても良い。 Further, as the insulating coating, as in DLC (Diamond Like Carbon), between the annular member and the watch case described later, between the watch case and the bezel, or between the bezel and the annular member. An insulating film may be employed as the insulating region disposed between the two.
また、絶縁被膜の代わりに、合成樹脂やゴムなどから成る絶縁シートが貼着されてもかまわない。
絶縁部材は、不用意に抜脱しないように環状部材に固定されることが好ましい。この固定手段としては、例えば、嵌合、圧入、接合、インサート成型など、機械的な係合手段を採用することができる。絶縁部材と環状部材とを接合する接合層としては、例えば、接着剤、粘着剤、または両面テープなどが用いられる。これら接合層は、非導電性の絶縁層であることが好ましい。
Further, instead of the insulating coating, an insulating sheet made of synthetic resin or rubber may be attached.
The insulating member is preferably fixed to the annular member so as not to be pulled out carelessly. As the fixing means, for example, mechanical engaging means such as fitting, press-fitting, joining, insert molding, etc. can be employed . As the bonding layer for bonding the insulating member and the annular member, for example, an adhesive, a pressure-sensitive adhesive, or a double-sided tape is used. These bonding layers are preferably non-conductive insulating layers.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部材が、非導電性の合成樹脂であることを特徴とする。
このように絶縁部材を、非導電性の合成樹脂から構成することによって、環状部材をスリットの部分で確実に絶縁することができ、スリットの大きさや形状に合わせた絶縁部材を、例えば、一体成形などで容易に製造することができる。
In the wireless function watch of the present invention, the insulating member is a non-conductive synthetic resin.
By configuring the insulating member from a non-conductive synthetic resin in this way, the annular member can be reliably insulated at the slit portion, and the insulating member that matches the size and shape of the slit can be integrally molded, for example. Etc. can be easily manufactured.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部材の視認面の色調が、環状部材の視認面の色調と同色色調であることを特徴とする。
このように、絶縁部材の視認面の色調を、環状部材の視認面と同色色調となるように構成することによって、絶縁部材が視認されにくくなり、環状部材の美観、時計自体の美観が向上することになる。
The wireless function watch of the present invention is characterized in that the color tone of the viewing surface of the insulating member is the same color tone as the color tone of the viewing surface of the annular member.
In this way, by configuring the color tone of the viewing surface of the insulating member to be the same color tone as the viewing surface of the annular member, the insulating member becomes less visible and the aesthetic appearance of the annular member and the aesthetic appearance of the watch itself are improved. It will be.
ここで、「視認面」とは、外面のうち、観察者に視認される領域を言う。
また、ここで、「同色色調」とは、環状部材と絶縁部材との色調とが、共に同じ色調と認識され得る範囲内にあることを意味し、その色調の濃淡や明暗など、色調の外観上の風合いが完全に一致することに限定されない。例えば、濃い金色、薄い金色、明るい金色、または暗い金色は、ここではすべて金色の同色色調とされる。
Here, the “viewing surface” refers to a region of the outer surface that is visually recognized by an observer.
In addition, here, “same color tone” means that the color tone of the annular member and the insulating member are both within the range where they can be recognized as the same color tone, and the appearance of the color tone such as the shade of the color tone or light and dark. The above texture is not limited to perfect match. For example, a deep gold color, a light gold color, a light gold color, or a dark gold color are all assumed to be the same color tone of gold here.
例えば、環状部材が明るい金色色調であり、絶縁部材が暗い金色色調であっても、環状部材と絶縁部材の視認面が金色の同色色調を呈すれば、絶縁部材が視認されにくくなり、環状部材の美観、時計自体の美観が向上する。 For example, even if the annular member has a bright golden color tone and the insulating member has a dark golden color tone , if the viewing surface of the annular member and the insulating member exhibits the same color tone of gold, the insulating member is less likely to be visually recognized. The beauty of the watch and the watch itself are improved.
また、環状部材が見返しリングである場合に、見返しリングと絶縁部材の視認面の色調とは、見返しリングと絶縁部材の素材そのものの色調であっても、見返しリングと絶縁部材に被覆された被膜の色調であってもよい。このような被膜としては、例えば、塗装被膜、印刷被膜、または乾式めっき被膜などが挙げられる。 Further, when the annular member is a facing ring, the color of the viewing surface of the facing ring and the insulating member is the color of the material of the facing ring and the insulating member itself. May be used. Examples of such a film include a paint film, a printed film, and a dry plating film.
なお、環状部材と絶縁部材における、視認面以外の外面が同色色調であってもよく、例えば、環状部材と絶縁部材における外面すべてが同色色調であってもよい。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部材の視認面の色調が、環状部材の視認面の色調である金属外観と同色色調である金属外観を呈することを特徴とする。
The outer surface of the annular member and the insulating member other than the viewing surface may have the same color tone, and for example, all outer surfaces of the annular member and the insulating member may have the same color tone.
In addition, the wireless function watch of the present invention is characterized in that the color tone of the viewing surface of the insulating member has a metal appearance that is the same color tone as the metal appearance that is the color tone of the viewing surface of the annular member.
このように、特に、絶縁部材が、導電性素材より成る環状部材と同じような金属外観を呈すれば、絶縁部材が視認されにくくなるとともに、環状部材に高級感が与えられる。
導電性素材より成る環状部材と同じような金属外観を得るために、例えば、絶縁部材は、環状部材と同色色調のメタリック塗装による塗装被膜に被覆されてもよい。このメタリック塗装被膜として、例えば、メタリック顔料が混入された塗装被膜を採用することができる。
Thus, in particular, the insulating member, if Teisure similar metal appearance and annular member made of a conductive material, together with the insulating member is difficult to be visually recognized, is given luxury to the annular member.
In order to obtain a metal appearance similar to that of the annular member made of a conductive material, for example, the insulating member may be coated with a paint film by metallic coating having the same color as that of the annular member. As this metallic paint film, for example, a paint film mixed with a metallic pigment can be employed .
例えば、ステンレス色を得るためには、鉄、クロム、ニッケル、モリブデンなどを成分とするステンレス顔料が含有された塗装被膜が被覆される。
また、例えば、金色を得るためには、銅、亜鉛、鉄などを成分とするブロンズ顔料が含有された塗装被膜が被覆される。
For example, in order to obtain a stainless steel color, a coating film containing a stainless pigment containing iron, chromium, nickel, molybdenum, or the like as a component is coated.
For example, in order to obtain a gold color, a coating film containing a bronze pigment containing copper, zinc, iron or the like as a component is coated.
または、例えば、銀色を得るためには、アルミニウムを成分とするアルミニウム顔料、またはニッケルを成分とするニッケル顔料が含有された塗装被膜が被覆される。
これら以外にも、パール顔料や、グラファイト顔料、フタロシャニンフレークなど、様々な顔料が採用されても良い。
Alternatively, for example, in order to obtain a silver color, a coating film containing an aluminum pigment containing aluminum or a nickel pigment containing nickel is coated.
In addition to these, various pigments such as pearl pigments, graphite pigments, and phthaloshanine flakes may be employed.
なお、絶縁部材が塗装される工程は以下の通りである。
先ず、絶縁部材の外表面上に下地塗装被膜が被覆される。次いで、この下地塗装被膜の上にメタリック塗装被膜が被覆される。さらに、このメタリック塗装被膜の上に、透明、または半透明な合成樹脂層であるクリアコートが被覆される。このクリアコートにより、メタリック塗装被膜に金属が含有された場合にも、塗装された絶縁部材の最外表面は、非導電性を維持する。
The process for coating the insulating member is as follows.
First, a base coating film is coated on the outer surface of the insulating member. Next, a metallic paint film is coated on the base paint film. Further, a clear coat, which is a transparent or translucent synthetic resin layer, is coated on the metallic paint film. By this clear coat, even when a metal is contained in the metallic coating film, the outermost surface of the coated insulating member maintains non-conductivity.
メタリック塗装被膜に限らず、このような塗装被膜の単層、または積層の非導電性を確保するためには、クリアコートのような、絶縁性の上塗り塗装被膜が最外層として採用されることが好ましい。 In order to ensure non-conductivity of not only metallic coating film but also such single coating film or lamination, insulating top coating film such as clear coat may be adopted as the outermost layer. preferable.
このような絶縁塗装被膜としては、例えば、ポリウレタン樹脂塗料、樹脂を形成するポリマー分子中にフッ素が混入されたフッ素樹脂塗料、ポリ塩化ビニル樹脂を可塑剤に分散させた塩ビゾル塗料、オイルフリーポリエステル樹脂をシリコーン中間体により変性させたシリコーンポリエステル樹脂からなるシリコーンポリエステル樹脂塗料、または、オイルフリーポリエステル樹脂、アクリル樹脂塗料、エポキシ樹脂塗料、シリコーンアクリル樹脂塗料、塩化ビニル樹脂塗料、ラッカー、フェノール樹脂塗料、塩化ゴム系塗料などを採用することができる。 Examples of such insulating coating films include polyurethane resin paints, fluorine resin paints in which fluorine is mixed in polymer molecules forming the resin, vinyl chloride sol paints in which polyvinyl chloride resin is dispersed in a plasticizer, and oil-free polyesters. Silicone polyester resin paint consisting of silicone polyester resin modified with silicone intermediate, or oil-free polyester resin, acrylic resin paint, epoxy resin paint, silicone acrylic resin paint, vinyl chloride resin paint, lacquer, phenol resin paint, A chlorinated rubber-based paint can be employed .
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部材の視認面の色調が、環状部材の視認面の色調と異色色調であることを特徴とする。
このように、絶縁部材の視認面の色調を、環状部材の視認面の色調と異色色調となるように構成することによって、例えば、この絶縁部材の部分を、美観上または何らかの情報として、例えば、時計の携帯者などの観察者に視認し易くすることができる。
The wireless function watch of the present invention is characterized in that the color tone of the viewing surface of the insulating member is different from the color tone of the viewing surface of the annular member.
Thus, by configuring the color tone of the viewing surface of the insulating member to be different from the color tone of the viewing surface of the annular member, for example, the portion of the insulating member is aesthetically or as some information , for example, It can be easily seen by an observer such as a watch wearer.
ここで、絶縁部材と環状部材とが異色色調であるとは、上記の同色色調と認められない色調の組み合わせを言う。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部材が、時計の機能表示を示す指標であることを特徴とする。
Here, that the insulating member and the annular member have different color tones refers to a combination of the above-noted same color tones.
The wireless function watch of the present invention is characterized in that the insulating member is an index indicating a function display of the watch.
このように、絶縁部材を、例えば、時刻表示、日付表示、曜日表示、月表示、年表示、電池の残量表示、圧力や温度などの外環境測定値の表示、アンテナの受信感度表示、アンテナにおける受信の成否の表示などの時計の機能表示を示す指標とすることによって、時計の機能表示を、例えば、時計の携帯者などの観察者に示すことができる。 In this way, the insulating member can be, for example, time display, date display, day of the week display, month display, year display, battery remaining amount display, external environment measurement value display such as pressure and temperature, antenna reception sensitivity display, antenna, etc. By using as an index indicating the function display of the watch such as the success / failure display in the watch, the function display of the watch can be shown to an observer such as a watch wearer, for example.
特に、環状部材の視認面の色調と異色色調の絶縁部材を指標にした場合には、このような時計の機能表示を観察者により視認し易くすることができる。
環状部材が金属色調を呈するのであれば、例えば、絶縁部材は、赤、オレンジ、黄色などの目立つ色調を呈することができる。絶縁部材の視認面の色調とは、絶縁部材の素材そのものの色調であっても、絶縁部材に被覆された被膜の色調であってもよい。この被膜としては、例えば、塗装被膜、印刷被膜、または乾式めっき被膜などが挙げられる。
In particular, when an insulating member having a color tone and a different color tone on the viewing surface of the annular member is used as an index, such a function display of the timepiece can be easily seen by an observer.
If the annular member exhibits a metallic color tone, for example, the insulating member can exhibit a conspicuous color tone such as red, orange, and yellow. The color tone of the viewing surface of the insulating member may be the color tone of the material of the insulating member itself or the color tone of the coating film coated on the insulating member. Examples of this film include a paint film, a printed film, and a dry plating film.
また、本発明の無線機能付き時計は、
前記絶縁部材が、導電性の付加部材を保持し、
前記付加部材が、外方から視認され得るように、かつ環状部材と接触しないように絶縁部材に保持されていることを特徴とする。
In addition, the wireless function watch of the present invention is
The insulating member holds a conductive additional member;
The additional member is held by an insulating member so that the additional member can be visually recognized from the outside and does not come into contact with the annular member.
このように構成することによって、絶縁部材に保持された導電性の付加部材により、絶縁部材に金属外観が付与されることになるので、環状部材の美観と高級感が向上し、時計自体の美観も向上することになる。 With such a configuration, the metallic appearance is imparted to the insulating member by the conductive additional member held by the insulating member, so that the beauty and luxury of the annular member are improved, and the beauty of the watch itself is improved. Will also improve.
また、付加部材が、環状部材と接触しないように絶縁部材に保持されているので、環状部材に渦電流が発生せず、アンテナの受信感度が向上する。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記付加部材の視認面の色調が、環状部材の視認面の色調と同色色調であることを特徴とする。
In addition, since the additional member is held by the insulating member so as not to come into contact with the annular member, no eddy current is generated in the annular member, and the reception sensitivity of the antenna is improved.
The wireless function watch of the present invention is characterized in that the color tone of the viewing surface of the additional member is the same color tone as the color tone of the viewing surface of the annular member.
このように、付加部材の視認面の色調を、環状部材の視認面の色調と同色色調となるように構成することによって、付加部材が視認されにくくなり、環状部材の美観、時計自体の美観が向上することになる。 In this way, by configuring the color tone of the viewing surface of the additional member to be the same color tone as the color tone of the viewing surface of the annular member, the additional member is less visible, and the aesthetic appearance of the annular member and the aesthetics of the watch itself are Will improve.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記付加部材の視認面の色調が、環状部材の視認面の色調と異色色調であることを特徴とする。
このように、付加部材の視認面の色調を、環状部材の視認面の色調と異色色調となるように構成することによって、例えば、この付加部材の部分を、美観上または何らかの情報として、例えば、時計の携帯者などの観察者に視認し易くすることができる。
In the wireless function watch of the present invention, the color tone of the viewing surface of the additional member is different from the color tone of the viewing surface of the annular member.
Thus, by configuring the color tone of the viewing surface of the additional member to be different from the color tone of the viewing surface of the annular member, for example, the portion of the additional member is aesthetically or as some information , for example, It can be easily seen by an observer such as a watch wearer.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記付加部材が、時計の機能表示を示す指標であることを特徴とする。
このように、付加部材を、例えば、時刻表示、日付表示、曜日表示、月表示、年表示、電池の残量表示、圧力や温度などの外環境測定値の表示、アンテナの受信感度表示、アン
テナにおける受信の成否の表示などの時計の機能表示を示す指標とすることによって、時計の機能表示を、例えば、時計の携帯者などの観察者に示すことができる。
In the wireless function watch of the present invention, the additional member is an index indicating a function display of the watch.
In this way, for example, the additional member may be a time display, date display, day of the week display, month display, year display, battery remaining amount display, external environment measurement value display such as pressure or temperature, antenna reception sensitivity display, antenna, etc. By using as an index indicating the function display of the watch such as the success / failure display in the watch, the function display of the watch can be shown to an observer such as a watch wearer, for example.
特に、環状部材の視認面の色調と異色色調の付加部材を指標にした場合には、このような時計の機能表示を観察者により視認し易くすることができる。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記環状部材と絶縁部材と付加部材の視認面が、略同一平面を形成していることを特徴とする。
In particular, when an additional member having a color tone and a different color tone on the viewing surface of the annular member is used as an index, such a function display of the timepiece can be easily seen by an observer.
The wireless function watch of the present invention is characterized in that the annular member, the insulating member, and the additional member have substantially the same flat surface.
このように構成することによって、環状部材と絶縁部材と付加部材とが一体的に視認されるので、環状部材の美観と高級感が向上し、時計自体の美観も向上することになる。
特に、後述するように、環状部材が見返しリングである場合、見返しリングの上面は風防を載置するために載置面として機能するので、見返しリングと絶縁部材と付加部材のそれぞれ上面が略同一平面を形成していれば、見返しリングに平滑な載置面が形成されるので、風防を確実に載置することができる。
By comprising in this way, since an annular member, an insulating member, and an additional member are visually recognized integrally, the beauty | look and high-quality feeling of an annular member improve, and the beauty | look of the timepiece itself will also improve.
In particular, as will be described later, when the annular member is a counter ring, the upper surface of the counter ring functions as a mounting surface for mounting the windshield, so that the upper surfaces of the counter ring, the insulating member, and the additional member are substantially the same. If a flat surface is formed, a smooth placement surface is formed on the dial ring, so that the windshield can be placed reliably.
また、環状部材が見返しリングである場合、見返しリングの上面から文字板に向けて下方に延びる傾斜面は、時計の機能表示を示す指標を配置する指標面として機能する。
従って、見返しリングと絶縁部材と付加部材のそれぞれ傾斜面が略同一平面を形成していれば、見返しリングに平滑な指標面が形成されるので、指標を読み取りやすくなる。さらに、指標面に指標を印刷して形成する場合、平滑な指標面に極めて容易に指標を印刷することができる。
When the annular member is a dial ring, the inclined surface extending downward from the upper surface of the dial ring toward the dial functions as an index surface on which an index indicating the function display of the timepiece is arranged.
Therefore, if the inclined surfaces of the dial ring, the insulating member, and the additional member form substantially the same plane, a smooth index surface is formed on the dial ring, which makes it easy to read the index. Further, when the index is printed on the index surface, the index can be printed very easily on the smooth index surface.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記付加部材が、環状部材と絶縁部材との境界の少なくとも一部を覆う覆い部を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、環状部材と絶縁部材との境界が、付加部材の覆い部で隠されて視認されなくなるので、環状部材の美観と高級感がさらに向上する。
The wireless function watch of the present invention is characterized in that the additional member includes a cover portion that covers at least a part of the boundary between the annular member and the insulating member.
With this configuration, the boundary between the annular member and the insulating member is hidden by the covering portion of the additional member and is not visually recognized, so that the aesthetic appearance and luxury of the annular member are further improved.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記付加部材の覆い部と環状部材との間に、絶縁部材より延出する延出部が形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、環状部材と絶縁部材との境界を越えて延びた、導電性の付加部材の覆い部が、絶縁部材の延出部に妨げられて、導電性の環状部材に接触しないことになる。
The wireless function watch of the present invention is characterized in that an extending portion extending from the insulating member is formed between the cover portion of the additional member and the annular member.
With this configuration, the covering portion of the conductive additional member that extends beyond the boundary between the annular member and the insulating member is blocked by the extending portion of the insulating member and contacts the conductive annular member. Will not.
その結果、導電性である付加部材と環状部材とが確実に絶縁されるので、環状部材に渦電流が生じるのが回避され、アンテナの受信感度が向上することになる。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記付加部材が、絶縁部材に形成された凹部内に配置されていることを特徴とする。
As a result, since the conductive additional member and the annular member are reliably insulated, the occurrence of eddy current in the annular member is avoided, and the reception sensitivity of the antenna is improved.
In the wireless function watch of the present invention, the additional member is disposed in a recess formed in the insulating member.
このように構成することによって、付加部材が絶縁部材に形成された凹部内に確実に固定することができる。
また、付加部材と絶縁部材の視認面とが略同一平面を形成するように、絶縁部材の凹部内に付加部材を配置することができ、環状部材と絶縁部材と付加部材とが一体的に視認されるので、環状部材の美観と高級感が向上し、時計自体の美観も向上することになる。
By comprising in this way, an additional member can be reliably fixed in the recessed part formed in the insulating member.
Further, the additional member can be disposed in the recessed portion of the insulating member so that the additional member and the viewing surface of the insulating member form substantially the same plane, and the annular member, the insulating member, and the additional member are visually recognized integrally. Therefore, the beauty and luxury of the annular member are improved, and the beauty of the watch itself is also improved.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記スリット内に一定間隔離間して配置された2つの絶縁部材の間に、付加部材が配置されていることを特徴とする。
このように構成することによって、付加部材が2つの絶縁部材の間に確実に固定することができる。
The wireless function watch according to the present invention is characterized in that an additional member is disposed between two insulating members disposed at a predetermined interval in the slit.
By comprising in this way, an additional member can be reliably fixed between two insulating members.
また、付加部材と絶縁部材の視認面とが略同一平面を形成するように、2つの絶縁部材の間に付加部材を配置することができ、環状部材と絶縁部材と付加部材とが一体的に視認されるので、環状部材の美観と高級感が向上し、時計自体の美観も向上することになる。 Further, the additional member can be disposed between the two insulating members so that the additional member and the viewing surface of the insulating member form substantially the same plane, and the annular member, the insulating member, and the additional member are integrally formed. Since it is visually recognized, the beauty and luxury of the annular member are improved, and the beauty of the watch itself is also improved.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部材と付加部材のいずれか一方に突設された係合凸部と、他方に形成された係合孔部とを備え、
前記係合凸部と係合孔部との係合によって、付加部材が絶縁部材に取り付けられていることを特徴とする。
In addition, the wireless function watch of the present invention includes an engaging convex portion protruding from one of the insulating member and the additional member, and an engaging hole portion formed at the other,
The additional member is attached to the insulating member by the engagement between the engagement convex portion and the engagement hole portion.
このように構成することによって、係合凸部と係合孔部との係合によって、付加部材を絶縁部材にさらに確実に固定することができる。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部材が、文字板上面に延出する指標部を備えることを特徴とする。
By comprising in this way, an additional member can be more reliably fixed to an insulating member by engagement with an engagement convex part and an engagement hole part.
The wireless function watch of the present invention is characterized in that the insulating member includes an indicator portion extending on the upper surface of the dial.
このように構成することによって、絶縁部材を、時計の機能表示を示す指標として用いられる場合、文字板上面に延出する指標部が、時計の機能表示を明確に指示することになり、時計の携帯者などの観察者が、時計の機能表示を視認しやすくなる。 With this configuration, when the insulating member is used as an index indicating the function display of the timepiece, the index portion extending on the upper surface of the dial clearly indicates the function display of the timepiece. An observer such as a portable person can easily see the function display of the watch.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記付加部材が、文字板上面に延出する指標部を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、付加部材を、時計の機能表示を示す指標として用いられる場合、文字板上面に延出する指標部が、時計の機能表示を明確に指示することになり、時計の携帯者などの観察者が、時計の機能表示を視認しやすくなる。
The wireless function watch according to the present invention is characterized in that the additional member includes an indicator portion extending on an upper surface of the dial.
With this configuration, when the additional member is used as an index indicating the function display of the timepiece, the index portion extending on the upper surface of the dial clearly indicates the function display of the timepiece. An observer such as a portable person can easily see the function display of the watch.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部材が、装飾部材を備えることを特徴とする。
このように構成することによって、絶縁部材に、例えば、宝石や貴石などの輝石からなる装飾部材を備えることによって、環状部材の美観と高級感が向上し、時計自体の美観も向上することになる。
The wireless function watch of the present invention is characterized in that the insulating member includes a decorative member.
By comprising in this way, by providing the insulating member with a decorative member made of pyroxene such as jewels or precious stones, the beauty and luxury of the annular member are improved, and the beauty of the watch itself is also improved. .
また、本発明の無線機能付き時計は、
前記ハウジングの少なくとも一部を構成する時計ケースを備え、
前記時計ケースの少なくとも一部が導電性であり、
前記環状部材と時計ケースとの間に、絶縁領域を備えることを特徴とする。
In addition, the wireless function watch of the present invention is
A watch case constituting at least a part of the housing;
At least partially conductivity of the watch case,
An insulating region is provided between the annular member and the watch case.
このように環状部材と時計ケースとの間に、絶縁領域を備えることによって、導電性の環状部材と時計ケースとの間で、誘導電流が発生しないので、これらの環状部材と時計ケースとの間に流れる渦電流に起因するアンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。 By providing an insulating region between the annular member and the watch case in this manner, no induced current is generated between the conductive annular member and the watch case. Decrease in the receiving sensitivity of the antenna due to the eddy current flowing in the antenna is prevented, and the receiving sensitivity of the antenna is improved.
なお、この絶縁領域は、少なくとも時計ケースの導電性部分と環状部材との間に配置される。
また、このように、環状部材と時計ケースとの間に、絶縁領域を備えることによって、上記のように環状部材に形成したスリット、または、このスリットにスリット内に配置された絶縁部材のアンテナ受信感度の向上性との相乗効果によって、さらにアンテナの受信感度が向上することになる。
This insulating region is disposed at least between the conductive portion of the watch case and the annular member.
In addition, by providing an insulating region between the annular member and the watch case as described above, the antenna reception of the slit formed in the annular member as described above or the insulating member disposed in the slit in the slit is performed. The synergistic effect with the improvement of sensitivity further improves the reception sensitivity of the antenna.
このような絶縁領域を構成する絶縁部材としては、特に限定されるものではないが、例えば、合成樹脂、ゴム、または、セラミックなどの非導電性の絶縁部材を採用することができる。 The insulating member constituting such an insulating region is not particularly limited, and for example, a non-conductive insulating member such as synthetic resin, rubber, or ceramic can be employed.
また、導電性の素材に、非導電性の被膜が被覆された部材とすることも可能である。この場合、絶縁部材を構成する導電性材料としては、見返しリング36を構成する導電性の材料と同様に、例えば、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、または、これらの合金などを採用することができる。また、例えば、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイドなどを採用することもできる。
It is also possible to use a member in which a nonconductive film is coated on a conductive material. In this case, as the conductive material constituting the insulating member, for example, gold, silver, copper, brass, aluminum, magnesium, zinc, titanium, or these can be used in the same manner as the conductive material constituting the
そして、この絶縁部材を構成する導電性材料に被覆される非導電性の被膜としては、すなわち絶縁被膜としては、例えば、非導電性の塗装被膜、非導電性の印刷被膜、非導電性の乾式メッキ被膜が挙げられる。 And as a non-conductive film coated with the conductive material constituting this insulating member, that is, as the insulating film, for example, a non-conductive paint film, a non-conductive print film, a non-conductive dry type An example is a plating film.
また、このような絶縁被膜としては、例えば、
・DLC(Diamond Like Carbon(ダイヤモンドの様なカーボン))などのCVD被膜、
・アクリル系材料、ウレタン系材料、または、セルロース系材料などの有機材料の絶縁被膜、
・クロム化合物を含むクロム化合物系被膜、または、酸化アルミ化合物を含む酸化アルミ系被膜、
などを採用することができる。
Moreover, as such an insulating film, for example,
・ CVD film such as DLC (Diamond Like Carbon)
・ Insulating coatings of organic materials such as acrylic materials, urethane materials, or cellulose materials,
・ Chromium compound coatings containing chromium compounds or aluminum oxide coatings containing aluminum oxide compounds,
Etc. can be adopted.
なお、クロム化合物系被膜としては、例えば、酸化クロム化合物を含む酸化クロム系被膜、窒化クロム化合物を含む窒化クロム系被膜、炭化クロム化合物を含む炭化クロム系被膜を採用することができる。 As the chromium compound-based coating, for example, a chromium oxide-based coating containing a chromium oxide compound, a chromium nitride-based coating including a chromium nitride compound, or a chromium carbide-based coating including a chromium carbide compound can be employed.
また、このような絶縁被膜の代わりに、合成樹脂やゴムなどから成る絶縁シートが絶縁部材を構成する導電性材料に貼着された絶縁部材であってもかまわない。
さらに、前述の絶縁部材に採用された絶縁被膜が用いられても良い。
Further, instead of such an insulating coating, an insulating member made of a synthetic resin or rubber may be attached to a conductive material constituting the insulating member.
Furthermore, the insulating film employ | adopted as the above-mentioned insulating member may be used.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁領域が、アンテナの上方近傍に配置されていることを特徴とする。
このように絶縁領域を、アンテナの上方近傍に配置することによって、アンテナ上方では、環状部材と時計ケースとの間に配置された絶縁領域によって、導電性の環状部材と時計ケースとの間で、誘導電流が発生しないので、アンテナの受信感度が向上することになる。
The wireless function watch according to the present invention is characterized in that the insulating region is disposed in the vicinity of the upper part of the antenna.
By arranging the insulating region in the vicinity of the upper part of the antenna in this way, the conductive region between the annular member and the watch case is formed between the annular member and the watch case at the upper portion of the antenna. Since no induced current is generated, the receiving sensitivity of the antenna is improved.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁領域が、アンテナの開放両端部に対向して、アンテナの上方近傍に配置された2つの絶縁領域から構成されていることを特徴とする。 The wireless function watch of the present invention is characterized in that the insulating region is composed of two insulating regions disposed in the vicinity of the upper part of the antenna so as to face both open ends of the antenna.
このように構成することによって、アンテナの開放両端部に対向する部分では、2つの絶縁領域によって、導電性の環状部材と時計ケースとの間で、誘導電流が発生しないので、電波がアンテナの開放端部に受信され、アンテナの受信感度が向上することになる。 With this configuration, in the portion facing the open both ends of the antenna, no induction current is generated between the conductive annular member and the watch case by the two insulating regions. The signal is received at the end, and the reception sensitivity of the antenna is improved.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁領域が、アンテナの少なくとも一方の開放端部に対向して、アンテナの上方近傍に配置された絶縁領域から構成されていることを特徴とする。 The wireless function watch according to the present invention is characterized in that the insulating region is formed of an insulating region disposed in the vicinity of the upper part of the antenna so as to face at least one open end of the antenna.
このように構成することによって、アンテナの少なくとも一方の開放端部に対向する部分では、環状部材と時計ケースとの間に配置された絶縁領域によって、導電性の環状部材と時計ケースとの間で、誘導電流が発生しないので、電波がアンテナの一方の開放端部に受信され、アンテナの受信感度が向上することになる。 By configuring in this way, at a portion facing the open end of at least one of the antennas, the insulating region disposed between the annular member and the watch case allows the conductive annular member and the watch case to be separated. Since no induced current is generated, radio waves are received at one open end of the antenna, and the reception sensitivity of the antenna is improved.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁領域が、環状部材と時計ケースとの間に配置された絶縁部材から構成されていることを特徴とする。
このように環状部材と時計ケースとの間に、絶縁部材を備えることによって、導電性の環状部材と時計ケースとの間で、誘導電流が発生しないので、これらの環状部材と時計ケースとの間に流れる渦電流に起因するアンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。
The wireless function watch according to the present invention is characterized in that the insulating region is composed of an insulating member disposed between an annular member and a watch case.
Since an insulating member is provided between the annular member and the watch case in this way, no induced current is generated between the conductive annular member and the watch case. Decrease in the receiving sensitivity of the antenna due to the eddy current flowing in the antenna is prevented, and the receiving sensitivity of the antenna is improved.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部材が、環状部材側に貼着されていることを特徴とする。
このように構成することによって、例えば、シート状の絶縁部材を環状部材側に貼着するだけで良いので、環状部材を時計ケースに組み込み易くなり、作業能率が向上し、製造コストを低減することができる。
The wireless function watch of the present invention is characterized in that the insulating member is attached to the annular member side.
By configuring in this way, for example, it is only necessary to stick a sheet-like insulating member to the annular member side, so that the annular member can be easily incorporated into the watch case, work efficiency is improved, and manufacturing costs are reduced. Can do.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部材が、時計ケース側に貼着されていることを特徴とする。
このように構成することによって、例えば、シート状の絶縁部材を時計ケース側に貼着するだけで良いので、環状部材を時計ケースに組み込み易くなり、作業能率が向上し、製造コストを低減することができる。
The wireless function watch of the present invention is characterized in that the insulating member is attached to the watch case side.
By configuring in this way, for example, it is only necessary to stick a sheet-like insulating member to the watch case side, so that it becomes easy to incorporate the annular member into the watch case, the work efficiency is improved, and the manufacturing cost is reduced. Can do.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁領域が、環状部材と時計ケースとの間の境界面の少なくともいずれか一方に形成された絶縁被膜から構成されていることを特徴とする。 The wireless function watch of the present invention is characterized in that the insulating region is formed of an insulating coating formed on at least one of the boundary surfaces between the annular member and the watch case.
このように構成することによって、例えば、絶縁材料を塗装することによって、環状部材と時計ケースとの間の境界面の少なくともいずれか一方に、絶縁被膜からなる絶縁領域を形成することができ、作業能率が向上し、製造コストを低減することができる。 By configuring in this way, for example, by coating an insulating material, an insulating region made of an insulating film can be formed on at least one of the boundary surfaces between the annular member and the watch case. Efficiency is improved and manufacturing costs can be reduced.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記環状部材の絶縁被膜が、環状部材の全面に形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、例えば、環状部材を絶縁材料液に浸漬することによって、絶縁被膜を形成することができ、作業能率が向上し、製造コストを低減することができる。
In the wireless function watch of the present invention, the insulating film of the annular member is formed on the entire surface of the annular member.
By comprising in this way, an insulating film can be formed by immersing an annular member in an insulating material liquid, for example, work efficiency can improve, and manufacturing cost can be reduced.
また、本発明の無線機能付き時計は、
前記ハウジングの少なくとも一部を構成する時計ケースを備え、
前記時計ケースの少なくとも一部が導電性であり、
前記時計ケースには、少なくとも一部が導電性のベゼルが備えられ、
前記ベゼルと時計ケースとの間に、絶縁領域を備えることを特徴とする。
In addition, the wireless function watch of the present invention is
A watch case constituting at least a part of the housing;
At least partially conductivity of the watch case,
The watch case is provided with at least a part of a conductive bezel,
An insulating region is provided between the bezel and the watch case.
このようにベゼルと時計ケースとの間に、絶縁領域を備えることによって、導電性のベゼルと時計ケースとの間で、誘導電流が発生しないので、これらのベゼルと時計ケースとの間に流れる渦電流に起因するアンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。 Since an insulating region is provided between the bezel and the watch case in this way, no induced current is generated between the conductive bezel and the watch case. A decrease in the antenna reception sensitivity due to the current is prevented, and the antenna reception sensitivity is improved.
なお、この絶縁領域は、少なくとも時計ケースの導電性部分とベゼルの導電性部分との間に配置される。
また、このように、ベゼルと時計ケースとの間に、絶縁領域を備えることによって、上記のように環状部材に形成したスリット、または、このスリットにスリット内に配置された絶縁部材のアンテナ受信感度の向上性との相乗効果によって、さらにアンテナの受信感度が向上することになる。
The insulating region is disposed at least between the conductive part of the watch case and the conductive part of the bezel.
In addition, by providing an insulating region between the bezel and the watch case as described above, the antenna reception sensitivity of the slit formed in the annular member as described above, or the insulating member disposed in the slit in the slit. Due to the synergistic effect with the improvement of the antenna, the receiving sensitivity of the antenna is further improved.
なお、この絶縁領域を構成する絶縁部材としては、上記の環状部材と時計ケースとの間の絶縁領域と同様な絶縁部材を用いることができる。
また、本発明の無線機能付き時計は、
前記ハウジングの少なくとも一部を構成する時計ケースを備え、
前記時計ケースには、少なくとも一部が導電性のベゼルが備えられ、
前記ベゼルと環状部材との間に、絶縁領域を備えることを特徴とする。
As an insulating member constituting this insulating region, an insulating member similar to the insulating region between the annular member and the watch case can be used.
In addition, the wireless function watch of the present invention is
A watch case constituting at least a part of the housing;
The watch case is provided with at least a part of a conductive bezel,
An insulating region is provided between the bezel and the annular member.
このようにベゼルと環状部材との間に、絶縁領域を備えることによって、導電性のベゼルと環状部材との間で、誘導電流が発生しないので、これらのベゼルと環状部材との間に流れる渦電流に起因するアンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。 Since the insulating region is provided between the bezel and the annular member in this manner, no induced current is generated between the conductive bezel and the annular member. Therefore, the vortex flowing between the bezel and the annular member is not generated. A decrease in the antenna reception sensitivity due to the current is prevented, and the antenna reception sensitivity is improved.
なお、この絶縁領域は、少なくともベゼルの導電性部分と環状部材との間に配置される。
また、このように、ベゼルと環状部材との間に、絶縁領域を備えることによって、上記のように環状部材に形成したスリット、または、このスリットにスリット内に配置された絶縁部材のアンテナ受信感度の向上性との相乗効果によって、さらにアンテナの受信感度が向上することになる。
This insulating region is disposed at least between the conductive portion of the bezel and the annular member.
Further, by providing an insulating region between the bezel and the annular member in this way, the antenna reception sensitivity of the slit formed in the annular member as described above, or the insulating member disposed in the slit in the slit. Due to the synergistic effect with the improvement of the antenna, the receiving sensitivity of the antenna is further improved.
なお、この絶縁領域を構成する絶縁部材としては、上記の環状部材と時計ケースとの間の絶縁領域と同様な絶縁部材を用いることができる。
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁領域が、アンテナの上方近傍に配置されていることを特徴とする。
As an insulating member constituting this insulating region, an insulating member similar to the insulating region between the annular member and the watch case can be used.
The wireless function watch according to the present invention is characterized in that the insulating region is disposed in the vicinity of the upper part of the antenna.
このように絶縁領域を、アンテナの上方近傍に配置することによって、アンテナ上方では、ベゼルと環状部材との間に配置された絶縁領域によって、導電性のベゼルと環状部材との間で、誘導電流が発生しないので、アンテナの受信感度が向上することになる。 By arranging the insulating region in the vicinity of the upper part of the antenna in this manner, the induced current is generated between the conductive bezel and the annular member by the insulating region disposed between the bezel and the annular member above the antenna. Therefore, the reception sensitivity of the antenna is improved.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁領域が、アンテナの開放両端部に対向して、アンテナの上方近傍に配置された2つの絶縁領域から構成されていることを特徴とする。 The wireless function watch of the present invention is characterized in that the insulating region is composed of two insulating regions disposed in the vicinity of the upper part of the antenna so as to face both open ends of the antenna.
このように構成することによって、アンテナの開放両端部に対向する部分では、2つの絶縁領域によって、導電性のベゼルと環状部材との間で、誘導電流が発生しないので、電波がアンテナの開放端部に受信され、アンテナの受信感度が向上することになる。 With this configuration, in the portion facing the open ends of the antenna, no induction current is generated between the conductive bezel and the annular member by the two insulating regions. The reception sensitivity of the antenna is improved.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁領域が、アンテナの少なくとも一方の開放端部に対向して、アンテナの上方近傍に配置された絶縁領域から構成されていることを特徴とする。 The wireless function watch according to the present invention is characterized in that the insulating region is formed of an insulating region disposed in the vicinity of the upper part of the antenna so as to face at least one open end of the antenna.
このように構成することによって、アンテナの少なくとも一方の開放端部に対向する部分では、ベゼルと環状部材との間に配置された絶縁領域によって、導電性のベゼルと環状部材との間で、誘導電流が発生しないので、電波がアンテナの一方の開放端部に受信され、アンテナの受信感度が向上することになる。 With this configuration, at the portion facing the open end portion of at least one of the antennas, induction is performed between the conductive bezel and the annular member by the insulating region disposed between the bezel and the annular member. Since no current is generated, radio waves are received at one open end of the antenna, and the reception sensitivity of the antenna is improved.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁領域が、ベゼルと環状部材との間に配置された絶縁部材から構成されていることを特徴とする。
このようにベゼルと環状部材との間に、絶縁部材を備えることによって、導電性のベゼルと環状部材との間で、誘導電流が発生しないので、これらのベゼルと環状部材との間に
流れる渦電流に起因するアンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。
The wireless function watch according to the present invention is characterized in that the insulating region is constituted by an insulating member disposed between the bezel and the annular member.
Since the insulating member is provided between the bezel and the annular member in this manner, no induced current is generated between the conductive bezel and the annular member. Therefore, the vortex flowing between the bezel and the annular member is not generated. A decrease in the antenna reception sensitivity due to the current is prevented, and the antenna reception sensitivity is improved.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部材が、ベゼル側に貼着されていることを特徴とする。
このように構成することによって、例えば、シート状の絶縁部材をベゼル側に貼着するだけで良いので、ベゼルと環状部材を時計ケースに組み込み易くなり、作業能率が向上し、製造コストを低減することができる。
The wireless function watch of the present invention is characterized in that the insulating member is attached to the bezel side.
By configuring in this way, for example, it is only necessary to stick a sheet-like insulating member to the bezel side, so that it becomes easy to incorporate the bezel and the annular member into the watch case, the work efficiency is improved, and the manufacturing cost is reduced. be able to.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁部材が、環状部材側に貼着されていることを特徴とする。
このように構成することによって、例えば、シート状の絶縁部材を環状部材側に貼着するだけで良いので、ベゼルと環状部材を時計ケースに組み込み易くなり、作業能率が向上し、製造コストを低減することができる。
The wireless function watch of the present invention is characterized in that the insulating member is attached to the annular member side.
By configuring in this way, for example, it is only necessary to stick a sheet-like insulating member to the annular member side, so that it becomes easy to incorporate the bezel and the annular member into the watch case, the work efficiency is improved, and the manufacturing cost is reduced. can do.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記絶縁領域が、ベゼルと環状部材との間の境界面の少なくともいずれか一方に形成された絶縁被膜から構成されていることを特徴とする。 The wireless function watch according to the present invention is characterized in that the insulating region is formed of an insulating coating formed on at least one of the boundary surfaces between the bezel and the annular member.
このように構成することによって、例えば、絶縁材料を塗装することによって、ベゼルと環状部材との間の境界面の少なくともいずれか一方に、絶縁被膜からなる絶縁領域を形成することができ、作業能率が向上し、製造コストを低減することができる。 By configuring in this way, for example, by coating an insulating material, an insulating region made of an insulating film can be formed on at least one of the boundary surfaces between the bezel and the annular member. The manufacturing cost can be reduced.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記環状部材の絶縁被膜が、環状部材の全面に形成されていることを特徴とする。
このように構成することによって、例えば、環状部材を絶縁材料液に浸漬することによって、絶縁被膜を形成することができ、作業能率が向上し、製造コストを低減することができる。
In the wireless function watch of the present invention, the insulating film of the annular member is formed on the entire surface of the annular member.
By comprising in this way, an insulating film can be formed by immersing an annular member in an insulating material liquid, for example, work efficiency can improve, and manufacturing cost can be reduced.
また、本発明の無線機能付き時計は、前記導電性の環状部材が、見返しリングであることを特徴とする。
見返しリングは、文字板上方に配置される環状枠体であり、文字板下方に配置されるアンテナとの上下方向に沿った距離も短い。従って、導電性の見返しリングに周方向に沿った渦電流が生じれば、アンテナの受信感度の低下も大きい。
In the wireless function watch of the present invention, the conductive annular member is a turn ring.
The dial ring is an annular frame disposed above the dial and has a short distance in the vertical direction from the antenna disposed below the dial. Therefore, if an eddy current along the circumferential direction is generated in the conductive counter ring, the reception sensitivity of the antenna is greatly reduced.
逆に、このような見返しリングにスリットが形成されて渦電流が阻止されれば、アンテナの受信感度が大きく改善される。 On the contrary, if a slit is formed in such a turning ring and eddy current is blocked, the receiving sensitivity of the antenna is greatly improved.
本発明によれば、時計ケース内に収容した、例えば、見返しリングなどの導電性の環状部材に、環状部材を周方向に分断するスリットが形成されているので、このスリットによって、環状部材に沿って渦電流が流れるのが分断され、渦電流の発生が阻止されることになる。 According to the present invention, for example, a slit that divides the annular member in the circumferential direction is formed in a conductive annular member such as a dial ring accommodated in the watch case. Thus, the flow of eddy current is interrupted, and the generation of eddy current is prevented.
これにより、環状部材に流れる渦電流に起因するアンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。
また、本発明によれば、時計ケース内に収容した導電性の環状部材に、環状部材を周方向に分断するスリットが形成され、このスリット内に絶縁部材が配置されているので、この絶縁部材によって、環状部材に沿って渦電流が流れるのが分断され、渦電流の発生が阻止されることになる。
As a result, a decrease in the reception sensitivity of the antenna due to the eddy current flowing in the annular member is prevented, and the reception sensitivity of the antenna is improved.
Further, according to the present invention, the conductive annular member housed in the watch case is formed with a slit for dividing the annular member in the circumferential direction, and the insulating member is disposed in the slit. Therefore, the flow of eddy current along the annular member is interrupted, and the generation of eddy current is prevented.
これにより、環状部材に流れる渦電流に起因するアンテナの受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナの受信感度が向上することになる。
また、このようにスリット内に絶縁部材が配置されているので、環状部材の強度が維持されることにもなる。
As a result, a decrease in the reception sensitivity of the antenna due to the eddy current flowing in the annular member is prevented, and the reception sensitivity of the antenna is improved.
Moreover, since the insulating member is disposed in the slit as described above, the strength of the annular member is also maintained.
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の無線機能付き時計の実施例の分解斜視図、図2は、図1の無線機能付き時計の組み立てた状態のA−A線方向の部分拡大断面図、図3は、図1の無線機能付き時計の組み立てた状態の一部を切り欠いた状態の部分拡大斜視図、図4は、図2の無線機能付き時計の部分拡大断面図である。
Hereinafter, embodiments (examples) of the present invention will be described in more detail with reference to the drawings.
Example 1
1 is an exploded perspective view of an embodiment of a wireless function watch of the present invention, FIG. 2 is a partially enlarged sectional view in the AA line direction of the assembled state of the wireless function watch of FIG. 1, and FIG. FIG. 4 is a partially enlarged perspective view of the wireless function watch of FIG. 1 with a part of the assembled state cut away, and FIG. 4 is a partially enlarged sectional view of the wireless function watch of FIG.
なお、図3の部分拡大斜視図では、説明の便宜上、ムーブメント20、ソーラーセル22などの構成部品を省略して図示している。以下の図面においても同様である。
図1〜図3において、符号10は、全体で本発明の無線機能付き時計を示している。
In the partial enlarged perspective view of FIG. 3, components such as the
1-3, the code |
なお、本発明で言う「無線機能付き時計」とは、例えば、パソコン通信機能、携帯電話機能や非接触式ICカード機能などの無線機能を備える時計、時刻情報を含む長波標準電波(搬送波)を受信し、その時刻情報に基づいて時刻を修正する無線機能を備えた電波時計、これらの無線機能のいずれかを組み合わせて構成した時計を含むものであり、その他の無線機能を含んでもよいことは勿論である。 The “clock with wireless function” as used in the present invention refers to, for example, a clock having a wireless function such as a personal computer communication function, a mobile phone function or a non-contact IC card function, and a long wave standard radio wave (carrier wave) including time information. It includes a radio timepiece having a radio function that receives and corrects the time based on the time information, a clock that is configured by combining any of these radio functions, and may include other radio functions. Of course.
図1〜図4に示したように、本発明の無線機能付き時計10は、ハウジング12を備えている。
このハウジング12は、金属製の略円筒形状の枠体を構成する時計ケース14と、時計ケース14の下面開口部を覆うように密封状態で装着される金属製の裏蓋16と、この時計ケースの上面開口部を覆うように、密封状態で装着される風防(ガラス)18とを備えている。
As shown in FIGS. 1 to 4, the wireless function watch 10 of the present invention includes a
The
なお、ハウジング12は、このように裏蓋16を有する場合の他、裏蓋16と時計ケース14とが一体になった時計ケース14である場合、裏蓋16もガラスである場合など、様々な場合を含むものである。
In addition to the case where the
このハウジング12内には、時計駆動部を構成するムーブメント20と、このムーブメント20の上面に配置され、ムーブメント20を光の起電力によって駆動するためのソーラーセル22を備えている。
The
また、このソーラーセル22の上面には、ソーラーセルの発電に寄与する波長の外光を、少なくともムーブメント20の駆動に足るだけ透過させる透光機能を有する文字板24を備えている。
Further, on the upper surface of the
さらに、このムーブメント20の側部下方の小径部20aには、標準電波を受信するためのアンテナ26が付設されている。
なお、この実施例では、アンテナ26は、コアとなる棒状の磁芯部材と、この磁芯部材の外周に巻かれたコイルとより成るバーアンテナとして図示しているが、その他の構成のアンテナ部材から構成することも勿論可能である。
Further, an
In this embodiment, the
なお、文字板24は、ソーラーセルの発電に寄与する波長の外光を透過する透光機能を
有するものであれば特に限定されるものではないが、例えば、合成樹脂、セラミック、ガラス、木材、または、貝などの非導電性材料で構成することによって、外部からの電波がさらにアンテナ26に到達しやすくなるため、アンテナの受信感度を向上することができる。
The
さらに、時計ケース14は、外方に突出する2組のバンド取り付け部28を備えており、これらのバンド取り付け部28にはそれぞれ、互いに対向するように、一定間隔離間して配置され、時計ケース14より延設された脚部30を備えている。
Further, the
そして、これらの脚部30のそれぞれの間に、図示しない腕時計のバンドそれぞれが連結されるようになっている。
なお、ムーブメント20より突出して、ソーラーセル22と文字板24とを貫通する針軸31には、図示しないが、分針と時針とが配置される。これら分針と時針とは、文字板24と風防18との間に位置して時刻を表示するようになっている。
A wristwatch band (not shown) is connected between each of the
Although not shown, a minute hand and an hour hand are arranged on the
また、時計ケース14の内周側には、フランジ形状の見返し受け部32が、環状に突設されており、この見返し受け部32によって形成される段部34上に、導電性の環状部材を構成する見返しリング36が装着されている。
Further, a flange-shaped facing
この見返しリング36は、図4に示したように、見返し受け部32上に配置される見返しリング本体部38と、見返しリング本体部38から、文字板24上に延設され、文字板24上に載置される延設部40を備えている。また、見返しリング36の内面側は、下方に向かって径が小さくなるテーパー面42が形成され、このテーパー面42上に、時字などの指標44が形成されている。
As shown in FIG. 4, the
また、この見返しリング36の上端と、時計ケース14の上端内周側には、風防18を密封状態で固定するための固定(防水)パッキン46が介装されている。
一方、裏蓋16には、内側に突設する中子部材48が形成されており、この中子部材48の外周側には、離間して形成された複数の係合突設部50が突設されている。そして、時計ケース14の下端近傍の内周側には、この裏蓋16の中子部材48の係合突設部50が嵌合する係合用凹部52が形成されている。
Further, a fixing (waterproof) packing 46 for fixing the
On the other hand, a
また、ムーブメント20の側部上方の大径部20bと、中子部材48の上端部との間には、支持枠54が介装されている。
このように構成することによって、裏蓋16の中子部材48の係合突設部50を、時計ケース14の下端近傍の内周側の係合用凹部52に係合することによって、時計ケース14の内周側に形成されたフランジ形状の見返し受け部32と、裏蓋16の中子部材48の上端部との間で、支持枠54を介して、ムーブメント20、ソーラーセル22、文字板24が、時計ケース14の内部に固定され、収容されるようになっている。
A
With this configuration, the
支持枠54は、合成樹脂などの非導電性材料から成る。ハウジングの一部を構成する時計ケース14がステンレスのような導電性材料からなる場合は、支持枠54は、導電性のケース14とアンテナ26との平面方向に沿った隙間を確保し、アンテナ26の受信性能を高く維持する。
The
なお、図2において、符号51は、裏蓋16と時計ケース14との間を、密封状態で封止するための防水パッキンである。
なお、環状部材である見返しリング36を構成する導電性の材料としては、例えば、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、または、これらの合金などを採用することができる。また、例えば、チタン合金、ステンレススチール、タンタル
カーバイドなどを採用することもできる。
In FIG. 2,
In addition, as an electroconductive material which comprises the
ところで、このような無線機能付き時計10においては、アンテナ26が電波を受信する際に、導電性の見返しリング36において、その環状壁の周方向に沿った渦電流が誘導電流として流れることになる。
By the way, in such a
この渦電流が、ハウジング12の外部からの電波を相殺してしまい、アンテナ26の受信感度が極めて低下してしまうことになる。
このような現象を回避するために、本発明の無線機能付き時計10においては、見返しリング36の環状壁には、見返しリング36を周方向に分断するスリット56が形成されている。
This eddy current cancels out the radio waves from the outside of the
In order to avoid such a phenomenon, in the wireless function watch 10 of the present invention, the annular wall of the
このように構成することによって、時計ケース内14に収容した導電性の環状部材である見返しリング36を周方向に分断するスリット56が形成されているので、このスリット56によって、環状の見返しリング36に沿って渦電流が流れるのが分断され、渦電流の発生が阻止されることになる。
With this configuration, a
これにより、見返しリング36に流れる渦電流に起因するアンテナ26の受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナ26の受信感度が向上することになる。
この場合、見返しリング36に形成されるスリット56の数、形成位置としては、特に限定されるものではないが、下記のように形成するのが、それぞれの理由から好ましいものである。
As a result, a decrease in the reception sensitivity of the
In this case, the number and positions of the
すなわち、図5に示した実施例では、スリット56が、アンテナ26の上方近傍に配置されている。
このようにスリット56を、アンテナ26の上方近傍に配置することによって、アンテナ26の上方には、電波の受信を妨げる導電性の環状部材である見返しリング36が存在しないので、アンテナの受信感度が向上することになる。
That is, in the embodiment shown in FIG. 5, the
By arranging the
また、図6に示した実施例では、スリット56が、アンテナ26の開放両端部26a、26bに対向して、アンテナ26の上方近傍に配置された2つのスリット56a、56bから構成されている。
In the embodiment shown in FIG. 6, the
このように構成することによって、アンテナ26の開放両端部26a、26bに対向する部分には、2つのスリット56a、56bによって、電波の受信を妨げる導電性の環状部材である見返しリング36が存在しないので、これらのスリット56a、56bを介して、電波がアンテナ26の開放両端部26a、26bに受信され、アンテナの受信感度が向上することになる。
With this configuration, the facing
また、図7に示した実施例では、スリット56が、アンテナ26の少なくとも一方の開放端部26aに対向して(図6では説明の便宜上26aに対向して設けた場合を示している)、アンテナ26の上方近傍に配置されたスリット56aから構成されている。
In the embodiment shown in FIG. 7, the
このように構成することによって、アンテナ26の少なくとも一方の開放端部26aに対向する部分には、スリット56aによって、電波の受信を妨げる導電性の環状部材である見返しリング36が存在しないので、このスリット56aを介して、電波がアンテナ26の一方の開放端部26aに受信され、アンテナ26の受信感度が向上することになる。
With this configuration, the
また、図1〜図4に示した実施例の無線機能付き時計10においては、図4の断面図に示したように、環状部材である見返しリング36と時計ケース14との間に、絶縁領域5
8が形成されている。
In addition, in the wireless function watch 10 of the embodiment shown in FIGS. 1 to 4, as shown in the cross-sectional view of FIG. 4, an insulating region is provided between the
8 is formed.
このように見返しリング36と時計ケース14との間に、絶縁領域58を備えることによって、導電性の見返しリング36と時計ケース14との間で、誘導電流が発生しないので、これらの見返しリング36と時計ケース14との間に流れる渦電流に起因するアンテナ26の受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナ26の受信感度が向上することになる。
By providing the insulating
この場合、図4の断面図に示した実施例では、絶縁領域58は、見返しリング36と時計ケース14との間で、見返し受け部32の段部34の上面34aと、側面34bに沿って形成している。
In this case, in the embodiment shown in the sectional view of FIG. 4, the insulating
しかしながら、絶縁領域58は、図8に示したように、少なくとも、見返し受け部32の段部34の上面34aに沿って、形成してあれば良く、例えば、図9に示したように、見返しリング36と時計ケース14との間の全面、すなわち、見返し受け部32の段部34の上面34aと、側面34bと、内周面34cに沿って形成することもできる。
However, as shown in FIG. 8, the insulating
この場合、絶縁領域58の数、形成位置としては、特に限定されるものではないが、図示しないが、下記のように形成するのが、それぞれの理由から好ましいものである。
すなわち、図5に示した実施例と同様に、絶縁領域58が、アンテナ26の上方近傍に配置されている。
In this case, the number and the formation positions of the insulating
That is, as in the embodiment shown in FIG. 5, the insulating
このように絶縁領域58を、アンテナ26の上方近傍に配置することによって、アンテナ26の上方では、見返しリング36と時計ケース14との間に配置された絶縁領域58によって、導電性の見返しリング36と時計ケース14との間で、誘導電流が発生しないので、アンテナ26の受信感度が向上することになる。
By disposing the insulating
また、図6に示した実施例と同様に、絶縁領域58が、アンテナ26の開放両端部26a、26bに対向して、アンテナ26の上方近傍に配置された2つの絶縁領域58a、58bから構成されている。
Similarly to the embodiment shown in FIG. 6, the insulating
このように構成することによって、アンテナ26の開放両端部26a、26bに対向する部分では、2つの絶縁領域58a、58bによって、導電性の見返しリング36と時計ケース14との間で、誘導電流が発生しないので、電波がアンテナ26の開放両端部26a、26bに受信され、アンテナ26の受信感度が向上することになる。
With this configuration, in the portion facing the open both ends 26a and 26b of the
また、図7に示した実施例と同様に、絶縁領域58が、アンテナ26の少なくとも一方の開放端部26aに対向して、アンテナ26の上方近傍に配置された絶縁領域58aから構成されている。
Similarly to the embodiment shown in FIG. 7, the insulating
このように構成することによって、アンテナ26の少なくとも一方の開放端部26aに対向する部分では、見返しリング36と時計ケース14との間に配置された絶縁領域58によって、導電性の見返しリング36と時計ケース14との間との間で、誘導電流が発生しないので、電波がアンテナ26の一方の開放端部26aに受信され、アンテナ26の受信感度が向上することになる。
With this configuration, at a portion facing at least one
この場合、絶縁領域58が、見返しリング36と時計ケース14との間に配置された絶縁部材から構成することができる。
このような絶縁領域58を構成する絶縁部材としては、特に限定されるものではないが、例えば、合成樹脂、ゴム、または、セラミックなどの非導電性の絶縁部材を採用するこ
とができる。
In this case, the insulating
The insulating member constituting such an
また、導電性の素材に、非導電性の被膜が被覆された部材とすることも可能である。この場合、絶縁部材を構成する導電性材料としては、見返しリング36を構成する導電性の材料と同様に、例えば、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、または、これらの合金などを採用することができる。また、例えば、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイドなどを採用することもできる。
It is also possible to use a member in which a nonconductive film is coated on a conductive material. In this case, as the conductive material constituting the insulating member, for example, gold, silver, copper, brass, aluminum, magnesium, zinc, titanium, or these can be used in the same manner as the conductive material constituting the
そして、この絶縁部材を構成する導電性材料に被覆される非導電性の被膜としては、すなわち絶縁被膜としては、例えば、非導電性の塗装被膜、非導電性の印刷被膜、非導電性の乾式メッキ被膜が挙げられる。 And as a non-conductive film coated with the conductive material constituting this insulating member, that is, as the insulating film, for example, a non-conductive paint film, a non-conductive print film, a non-conductive dry type An example is a plating film.
また、このような絶縁被膜としては、例えば、
・DLC(Diamond Like Carbon(ダイヤモンドの様なカーボン))などのCVD被膜、
・アクリル系材料、ウレタン系材料、または、セルロース系材料などの有機材料の絶縁被膜、
・クロム化合物を含むクロム化合物系被膜、または、酸化アルミ化合物を含む酸化アルミ系被膜、
などを採用することができる。
Moreover, as such an insulating film, for example,
・ CVD film such as DLC (Diamond Like Carbon)
・ Insulating coatings of organic materials such as acrylic materials, urethane materials, or cellulose materials,
・ Chromium compound coatings containing chromium compounds or aluminum oxide coatings containing aluminum oxide compounds,
Etc. can be adopted.
なお、クロム化合物系被膜としては、例えば、酸化クロム化合物を含む酸化クロム系被膜、窒化クロム化合物を含む窒化クロム系被膜、炭化クロム化合物を含む炭化クロム系被膜を採用することができる。 As the chromium compound-based coating, for example, a chromium oxide-based coating containing a chromium oxide compound, a chromium nitride-based coating including a chromium nitride compound, or a chromium carbide-based coating including a chromium carbide compound can be employed.
また、このような絶縁被膜の代わりに、合成樹脂やゴムなどから成る絶縁シートが絶縁部材を構成する導電性材料に貼着された絶縁部材であってもかまわない。
また、この場合、絶縁部材を、環状部材側である見返しリング36側に貼着することもできる。
Further, instead of such an insulating coating, an insulating member made of a synthetic resin or rubber may be attached to a conductive material constituting the insulating member.
In this case, the insulating member can be attached to the
このように構成することによって、例えば、シート状の絶縁部材を見返しリング36側に貼着するだけで良いので、見返しリング36側を時計ケース14に組み込み易くなり、作業能率が向上し、製造コストを低減することができる。
By configuring in this way, for example, it is only necessary to stick the sheet-like insulating member to the facing
また、絶縁部材を、時計ケース14側に貼着することもできる。
このように構成することによって、例えば、シート状の絶縁部材を時計ケース14側に貼着するだけで良いので、見返しリング36を時計ケース14に組み込み易くなり、作業能率が向上し、製造コストを低減することができる。
Further, the insulating member can be attached to the
By configuring in this way, for example, it is only necessary to stick a sheet-like insulating member to the
また、絶縁領域58を、見返しリング36を時計ケース14との間の境界面の少なくともいずれか一方に形成された絶縁被膜から構成することもできる。
このように構成することによって、例えば、絶縁材料を塗装、蒸着などによって形成することによって、見返しリング36を時計ケース14との間の境界面の少なくともいずれか一方に、絶縁被膜からなる絶縁領域を形成することができ、作業能率が向上し、製造コストを低減することができる。
In addition, the insulating
With this configuration, for example, by forming an insulating material by painting, vapor deposition, or the like, an insulating region made of an insulating film is formed on at least one of the boundary surfaces between the
また、この場合、見返しリング36に絶縁被膜を形成する場合には、図9に示したように、見返しリング36の全面に形成することができる。
このように構成することによって、例えば、見返しリング36を絶縁材料液に浸漬することによって、絶縁被膜を形成することができ、作業能率が向上し、製造コストを低減することができる。
(実施例2)
図10は、本発明の別の実施例の無線機能付き時計10の図4と同様な部分拡大斜視図である。
In this case, when an insulating film is formed on the
By comprising in this way, an insulating film can be formed, for example by immersing the
(Example 2)
FIG. 10 is a partially enlarged perspective view similar to FIG. 4 of a wireless function watch 10 according to another embodiment of the present invention.
この実施例の無線機能付き時計10は、図1〜図3に示した無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。 The wireless function watch 10 of this embodiment has basically the same configuration as the wireless function watch 10 shown in FIGS. 1 to 3, and the same reference numerals are given to the same components. Detailed description thereof will be omitted.
この実施例の無線機能付き時計10では、時計ケース14には、その上端内側に、ベゼル収容凹部60が形成されており、このベゼル収容凹部60内に、ベゼル62が収容されている。
In the wireless function watch 10 of this embodiment, the
そして、このベゼル62には、その内周側には、フランジ形状の見返し受け部64が、環状に突設されており、この見返し受け部64によって形成される段部66上に、導電性の環状部材を構成する見返しリング36が装着されている。
The
また、ベゼル62には、その内周側下端に、時計ケース14のベゼル収容凹部60内に嵌合する嵌合部68が形成されている。
なお、図10中、符号61は、ベゼル62と時計ケース14との間を、密封状態で封止するための防水パッキンである。
Further, the
In FIG. 10,
そして、ベゼル62と時計ケース14との間、すなわち、ベゼル62の嵌合部68と時計ケース14のベゼル収容凹部60との間に、絶縁領域70が形成されている。
このようにベゼル62と時計ケース14との間に、絶縁領域70を備えることによって、導電性のベゼル62と時計ケース14との間で、誘導電流が発生しないので、これらのベゼル62と時計ケース14との間に流れる渦電流に起因するアンテナ26の受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナ26の受信感度が向上することになる。
An
Since the insulating
この場合、ベゼル62と時計ケース14との間に形成される絶縁領域70としては、前述した図1〜図3の実施例の見返しリング36と時計ケース14との間に形成される絶縁領域58と同様な材料、方法で形成することができるものであって、
・絶縁領域70を、ベゼル62と時計ケース14との間に配置された絶縁部材から構成する方法
・絶縁部材を、ベゼル62の側に貼着する方法、
・絶縁部材を、時計ケース14の側に貼着する方法、
・絶縁領域70を、ベゼル62と時計ケース14との間の境界面の少なくともいずれか一方に形成された絶縁被膜から構成する方法、
・図9の実施例と同様に、図11に示したように、ベゼル62の絶縁被膜を、ベゼル62の全面に形成する方法
などを採用することができ、その詳細な説明は省略する。
In this case, as the insulating
A method of forming the
A method of attaching the insulating member to the
A method of forming the
As in the embodiment of FIG. 9, as shown in FIG. 11, a method of forming an insulating film of the
また、この絶縁領域70の数、形成位置としても、図示しないが、図1〜図3の実施例の絶縁領域58と同様に、
・図5に示した実施例と同様に、絶縁領域70を、アンテナ26の上方近傍に配置する方法、
・図6に示した実施例と同様に、絶縁領域70を、アンテナ26の開放両端部26a、26bに対向して、アンテナ26の上方近傍に配置された2つの絶縁領域70から構成する方法、
・図7に示した実施例と同様に、絶縁領域70を、アンテナ26の少なくとも一方の開放端部26aに対向して、アンテナ26の上方近傍に配置された絶縁領域70から構成する
方法、
などを採用することができる。
Further, the number and the formation positions of the insulating
A method of disposing the insulating
A method of configuring the insulating
A method of forming the
Etc. can be adopted.
さらに、この実施例の無線機能付き時計10では、ベゼル62と環状部材である見返しリング36との間に、絶縁領域72を備えている。
このようにベゼル62と見返しリング36との間に、絶縁領域72を備えることによって、導電性のベゼル62と見返しリング36との間で、誘導電流が発生しないので、これらのベゼル62と見返しリング36との間に流れる渦電流に起因するアンテナ26の受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナ26の受信感度が向上することになる。
Furthermore, in the wireless function watch 10 of this embodiment, an insulating
Since the insulating
この場合も、ベゼル62と見返しリング36との間に形成される絶縁領域72としては、前述した図1〜図3の実施例の見返しリング36と時計ケース14との間に形成される絶縁領域58と同様な材料、方法で形成することができるものであって、
・絶縁領域72を、ベゼル62と見返しリング36との間に配置された絶縁部材から構成する方法
・絶縁部材を、ベゼル62の側に貼着する方法、
・絶縁部材を、見返しリング36の側に貼着する方法、
・絶縁領域72を、ベゼル62と見返しリング36との間の境界面の少なくともいずれか一方に形成された絶縁被膜から構成する方法、
・図9の実施例と同様に、図12に示したように、見返しリング36の絶縁被膜を、見返しリング36の全面に形成する方法、
などを採用することができ、その詳細な説明は省略する。
Also in this case, as the insulating
A method of forming the
A method of attaching the insulating member to the facing
A method of forming the
As in the embodiment of FIG. 9, as shown in FIG. 12, a method of forming the insulating film of the facing
The detailed description thereof is omitted.
また、この絶縁領域72の数、形成位置としても、図示しないが、図1〜図3の実施例の絶縁領域58と同様に、
・図5に示した実施例と同様に、絶縁領域72を、アンテナ26の上方近傍に配置する方法、
・図6に示した実施例と同様に、絶縁領域72を、アンテナ26の開放両端部26a、26bに対向して、アンテナ26の上方近傍に配置された2つの絶縁領域72から構成する方法、
・図7に示した実施例と同様に、絶縁領域72を、アンテナ26の少なくとも一方の開放端部26aに対向して、アンテナ26の上方近傍に配置された絶縁領域72から構成する方法、
などを採用することができる。
Further, the number and the formation positions of the insulating
As in the embodiment shown in FIG. 5, a method of arranging the insulating
A method of configuring the insulating
A method of forming the
Etc. can be adopted.
なお、図10〜図11の実施例では、ベゼル62の内周側に、フランジ形状の見返し受け部64が、環状に突設されており、この見返し受け部64によって形成される段部66上に、導電性の環状部材を構成する見返しリング36を装着したが、図示しないが、ベゼル62に見返し受け部64を突出させずに、時計ケース14の内周側に見返し受け部64を形成することも可能である。
10 to 11, a flange-shaped
この場合にも、見返しリング36と、時計ケース14の見返し受け部64との間に、絶縁領域を設けることも可能である。
(実施例3)
図13は、本発明の別の実施例の無線機能付き時計10の図3と同様な部分拡大斜視図で、スリット56内に絶縁部材74を装着する状態を説明する部分拡大斜視図である。
In this case as well, an insulating region can be provided between the
(Example 3)
FIG. 13 is a partially enlarged perspective view similar to FIG. 3 of the wireless function watch 10 of another embodiment of the present invention, and is a partially enlarged perspective view illustrating a state in which the insulating
この実施例の無線機能付き時計10は、図1〜図3に示した無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。 The wireless function watch 10 of this embodiment has basically the same configuration as the wireless function watch 10 shown in FIGS. 1 to 3, and the same reference numerals are given to the same components. Detailed description thereof will be omitted.
この実施例の無線機能付き時計10では、環状部材である見返しリング36のスリット56内に配置された絶縁部材74を備えている。
すなわち、図13に示したように、絶縁部材74は、その断面が、見返しリング36の断面と略同一形状となっており、スリット56内に装着することができるようになっている。
The wireless function watch 10 of this embodiment includes an insulating
That is, as shown in FIG. 13, the insulating
このように構成することによって、時計ケース14内に収容した導電性の見返しリング36に、見返しリング36を周方向に分断するスリット56が形成され、このスリット56内に絶縁部材74が配置されているので、この絶縁部材74によって、見返しリング36に沿って渦電流が流れるのが分断され、渦電流の発生が阻止されることになる。
With this configuration, a
これにより、環状部材に流れる渦電流に起因するアンテナ26の受信感度の低下が阻止されることになり、アンテナ26の受信感度が向上することになる。
また、このようにスリット56内に絶縁部材74が配置されているので、見返しリング36の強度が維持されることにもなる。
As a result, a decrease in the reception sensitivity of the
Further, since the insulating
また、絶縁部材74の断面が、見返しリング36の断面と略同一形状となっているので、絶縁部材74の視認面が、見返しリング36の視認面と略同一平面を形成していることになる。
Further, since the cross section of the insulating
従って、絶縁部材74の視認面が、見返しリング36とが一体的に視認されるので、環見返しリング36の美観と高級感が向上し、時計自体の美観も向上することになる。
特に、見返しリング36の上面36aは風防18を載置するために載置面として機能するので、見返しリング36と絶縁部材74のそれぞれ上面36a、74aが略同一平面を形成していれば、見返しリング36に平滑な載置面が形成されるので、風防18を確実に載置することができる。
Therefore, since the viewing surface of the insulating
In particular, the
また、見返しリング36の上面36aから文字板24に向けて下方に延びる傾斜面36bは、時計の機能表示を示す指標を配置する指標面として機能する。
従って、見返しリング36と絶縁部材74のそれぞれ傾斜面36b、74bが略同一平面を形成していれば、見返しリング36に平滑な指標面が形成されるので、指標を読み取りやすくなる。さらに、指標面に指標を印刷して形成する場合、平滑な指標面に極めて容易に指標を印刷することができる。
Further, the
Therefore, if the
この場合、絶縁部材74を構成する絶縁材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、合成樹脂、ゴム、または、セラミックなどの非導電性の絶縁材料を採用することができる。
In this case, the insulating material constituting the insulating
また、導電性の素材に、非導電性の被膜が被覆された部材とすることも可能である。この場合、絶縁部材74を構成する導電性材料としては、見返しリング36を構成する導電性の材料と同様に、例えば、金、銀、銅、黄銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、チタン、または、これらの合金などを採用することができる。また、例えば、チタン合金、ステンレススチール、タンタルカーバイドなどを採用することもできる。
It is also possible to use a member in which a nonconductive film is coated on a conductive material. In this case, the conductive material constituting the insulating
そして、この絶縁部材を構成する導電性材料に被覆される非導電性の被膜としては、すなわち絶縁被膜としては、例えば、非導電性の塗装被膜、非導電性の印刷被膜、非導電性の乾式メッキ被膜が挙げられる。 And as a non-conductive film coated with the conductive material constituting this insulating member, that is, as the insulating film, for example, a non-conductive paint film, a non-conductive print film, a non-conductive dry type An example is a plating film.
また、このような絶縁被膜としては、例えば、
・DLC(Diamond Like Carbon(ダイヤモンドの様なカーボン))などのCVD被膜、
・アクリル系材料、ウレタン系材料、または、セルロース系材料などの有機材料の絶縁被膜、
・クロム化合物を含むクロム化合物系被膜、または、酸化アルミ化合物を含む酸化アルミ系被膜、
などを採用することができる。
Moreover, as such an insulating film, for example,
・ CVD film such as DLC (Diamond Like Carbon)
・ Insulating coatings of organic materials such as acrylic materials, urethane materials, or cellulose materials,
・ Chromium compound coatings containing chromium compounds or aluminum oxide coatings containing aluminum oxide compounds,
Etc. can be adopted.
なお、クロム化合物系被膜としては、例えば、酸化クロム化合物を含む酸化クロム系被膜、窒化クロム化合物を含む窒化クロム系被膜、炭化クロム化合物を含む炭化クロム系被膜を採用することができる。 As the chromium compound-based coating, for example, a chromium oxide-based coating containing a chromium oxide compound, a chromium nitride-based coating including a chromium nitride compound, or a chromium carbide-based coating including a chromium carbide compound can be employed.
また、このような絶縁被膜の代わりに、合成樹脂やゴムなどから成る絶縁シートが絶縁部材を構成する導電性材料に貼着された絶縁部材であってもかまわない。
この場合、絶縁部材74が、非導電性の合成樹脂であれば、見返しリング36をスリット56の部分で確実に絶縁することができ、スリット56の大きさや形状に合わせた絶縁部材74を、例えば、一体成形などで容易に製造することができる。
Further, instead of such an insulating coating, an insulating member made of a synthetic resin or rubber may be attached to a conductive material constituting the insulating member.
In this case, if the insulating
また、絶縁部材74は、不用意に見返しリング36のスリット56から脱落しないように、見返しリング36に固定されることが好ましい。この固定手段としては、例えば、嵌合、圧入、接合、インサート成型など、機械的な係合手段を採用することができる。
Moreover, it is preferable that the insulating
また、絶縁部材74の視認面の色調が、見返しリング36の視認面の色調と同色色調とすることもできる。
このように、絶縁部材74の視認面の色調を、見返しリング36の視認面の色調と同色色調となるように構成することによって、絶縁部材74が視認されにくくなり、環状部材の美観、時計自体の美観が向上することになる。なお、「視認面」とは、外面のうち、観察者に視認される領域を言う。
Further, the color tone of the viewing surface of the insulating
In this way, by configuring the color tone of the viewing surface of the insulating
また、絶縁部材74の視認面の色調が、見返しリング36の視認面の色調と異色色調とすることもできる。
このように、絶縁部材74の視認面の色調を、見返しリング36の視認面の色調と異色色調となるように構成することによって、例えば、この絶縁部材74の部分を、美観上または何らかの情報として、例えば、時計の携帯者などの観察者に視認し易くすることができる。
In addition, the color tone of the viewing surface of the insulating
Thus, by configuring the color tone of the viewing surface of the insulating
この場合、『同色色調』とは、環状部材と絶縁部材との色調とが、共に同じ色調と認識され得る範囲内にあることを意味し、その色調の濃淡や明暗など、色調の外観上の風合いが完全に一致することに限定されない。 In this case, “same color tone” means that the color tone of the annular member and the insulating member are both within the range where they can be recognized as the same color tone. The texture is not limited to perfect matching.
なお、見返しリング36と絶縁部材74の視認面の色調とは、見返しリング36と絶縁部材74の素材そのものの色調であっても、見返しリング36と絶縁部材74に被覆された被膜の色調であってもよい。
Note that the color tone of the viewing surfaces of the facing
従って、『異色色調』とは、このような見返しリング36と絶縁部材74の視認面の色調が、上記の同色色調と認められない色調の組み合わせを言う。
さらに、絶縁部材74を、時計の機能表示を示す指標とすることもできる。
Therefore, the “different color tone” refers to a combination of color tones where the color tone of the viewing surface of the
Further, the insulating
このように、絶縁部材74を、例えば、時刻表示、日付表示、曜日表示、月表示、年表示、電池の残量表示、圧力や温度などの外環境測定値の表示、アンテナの受信感度表示、アンテナにおける受信の成否の表示などの時計の機能表示を示す指標とすることによって
、時計の機能表示を、例えば、時計の携帯者などの観察者に示すことができる。
In this way, the insulating
特に、見返しリング36の視認面の色調と異色色調の絶縁部材74を指標にした場合には、このような時計の機能表示を観察者により視認し易くすることができる。
この場合、絶縁部材74の数、形成位置としては、図1〜図3の実施例の絶縁領域58と同様に、
・図15、図16に示した実施例のように、絶縁部材74を、アンテナ26の上方近傍に配置する方法、
・図17に示した実施例のように、絶縁部材74を、アンテナ26の開放両端部26a、26bに対向して、アンテナ26の上方近傍に配置された2つの絶縁部材74a、74bから構成する方法、
・図18に示した実施例のように、絶縁部材74を、アンテナ26の少なくとも一方の開放端部26aに対向して、アンテナ26の上方近傍に配置された絶縁部材74aから構成する方法、
などを採用することができる。なお、図15〜図18では、時計ケース14の形状が矩形枠状であり、これに対応して、見返しリング36も矩形枠形状のものを実施例として示しているが、前述の実施例のように、時計ケース14、見返しリング36を円形状とすることももちろん可能である。
(実施例4)
図14は、本発明の別の実施例の無線機能付き時計10の図3と同様な部分拡大斜視図で、2つのスリット56の間に導電性のパーツ部材75を介装した状態を説明する部分拡大斜視図である。
In particular, when the color tone of the viewing surface of the
In this case, the number and the formation positions of the insulating
A method of disposing the insulating
As in the embodiment shown in FIG. 17, the insulating
A method of forming the insulating
Etc. can be adopted. 15 to 18, the
Example 4
FIG. 14 is a partially enlarged perspective view similar to FIG. 3 of the wireless function watch 10 of another embodiment of the present invention, and illustrates a state in which a
この実施例の無線機能付き時計10は、図1〜図3に示した無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。 The wireless function watch 10 of this embodiment has basically the same configuration as the wireless function watch 10 shown in FIGS. 1 to 3, and the same reference numerals are given to the same components. Detailed description thereof will be omitted.
この実施例の無線機能付き時計10では、見返しリング36に形成された2つの離間したスリット56、56が形成されており、このスリット56、56を画成するように、導電性のパーツ部材75が介装されている。
In the wireless function watch 10 of this embodiment, two spaced
そして、このパーツ部材75を挟んだ状態で、絶縁部材76、76が、2つのスリット56、56に装着されている。
なお、この絶縁部材76、76としては、上記の実施例3と同様な絶縁部材から構成することができる。また、この絶縁部材76、76としては、パーツ部材75と見返しリング36とを接合するための非導電性の接合層とすることができる。
Insulating
The insulating
このような非導電性の接合層としては、例えば、非導電性の粘着層や非導電性の接着層を採用することができる。例えば、合成樹脂などの非導電性材料を含む粘着層や接着層を採用することができる。この場合、非導電性の粘着層としては、例えば、両面テープを採用することができる。 As such a non-conductive bonding layer, for example, a non-conductive adhesive layer or a non-conductive adhesive layer can be employed. For example, an adhesive layer or an adhesive layer containing a nonconductive material such as a synthetic resin can be employed. In this case, for example, a double-sided tape can be employed as the non-conductive adhesive layer.
この場合、導電性のパーツ部材75の形状としては、2つのスリット56、56で分断されて、見返しリング36から切り離されたような形状とするのが好ましい。すなわち、見返しリング36に2つの絶縁部材76、76を介して、パーツ部材75を組み合わせた際に、見返しリング36と、2つの絶縁部材76、76と、パーツ部材75が、一体の環状の見返しリング36として視認されるため、環見返しリング36の美観と高級感が向上し、時計自体の美観も向上することになるからである。
In this case, the shape of the
この場合、導電性のパーツ部材75を構成する材料としては、特に限定されるものではなく、見返しリング36と同様な材料などを用いることができる。
この場合、2つの絶縁部材76、76と、パーツ部材75の視認面の色調が、見返しリング36の視認面の色調と同色色調とすることができる。
In this case, the material constituting the
In this case, the color tone of the viewing surfaces of the two insulating
このように、2つの絶縁部材76、76と、パーツ部材75の視認面の色調が、見返しリング36の視認面の色調と同色色調となるように構成することによって、2つの絶縁部材76、76と、パーツ部材75が視認されにくくなり、見返しリング36の美観、時計自体の美観が向上することになる。
In this way, the two insulating
また、2つの絶縁部材76、76と、パーツ部材75の視認面の色調が、見返しリング36の視認面の色調と異色色調とすることもできる。
このように、2つの絶縁部材76、76と、パーツ部材75の視認面の色調が、見返しリング36の視認面の色調と異色色調となるように構成することによって、例えば、この2つの絶縁部材76、76と、パーツ部材75の部分を、美観上または何らかの情報として、例えば、時計の携帯者などの観察者に視認し易くすることができる。
Further, the color tone of the viewing surface of the two insulating
In this way, by configuring the two insulating
また、2つの絶縁部材76、76と、パーツ部材75を、時計の機能表示を示す指標とすることもできる。
すなわち、2つの絶縁部材76、76と、パーツ部材75を、例えば、時刻表示、日付表示、曜日表示、月表示、年表示、電池の残量表示、圧力や温度などの外環境測定値の表示、アンテナの受信感度表示、アンテナにおける受信の成否の表示などの時計の機能表示を示す指標とすることによって、時計の機能表示を、例えば、時計の携帯者などの観察者に示すことができる。
In addition, the two insulating
That is, the two insulating
この場合、2つの絶縁部材76、76と、パーツ部材75自体を、時計の機能表示を示す指標として用いられてもよい。
また、2つの絶縁部材76、76と、パーツ部材75の視認面に、このような指標が形成されてもよい。また、2つの絶縁部材76、76と、パーツ部材75は、ブランド名、メーカー名、商品名などを表すマークやエンブレムなどの商品表示部材であってもよい。
In this case, the two insulating
Further, such an index may be formed on the two insulating
なお、2つの絶縁部材76、76と、パーツ部材75の色調などを、上記のような組み合わせを適宜選択して用いることができることは勿論である。
なお、この実施例では、2つのスリット56、56に、2つの絶縁部材76、76を装着したが、上記の実施例1と同様に、2つの絶縁部材76、76を装着せずに、2つのスリット56、56の状態のままとすることも可能である。
(実施例5)
図19は、本発明の別の実施例の無線機能付き時計10の図3と同様な部分拡大斜視図で、スリット56内に絶縁部材78、付加部材80を装着する状態を説明する部分拡大斜視図、図20は、図19の無線機能付き時計10において、スリット56内に絶縁部材78、付加部材80を装着した状態を説明する部分拡大断面図である。
Of course, the color tone of the two insulating
In this embodiment, the two insulating
(Example 5)
FIG. 19 is a partially enlarged perspective view similar to FIG. 3 of the wireless function watch 10 of another embodiment of the present invention, and is a partially enlarged perspective view illustrating a state in which the insulating
この実施例の無線機能付き時計10は、図1〜図3に示した無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。 The wireless function watch 10 of this embodiment has basically the same configuration as the wireless function watch 10 shown in FIGS. 1 to 3, and the same reference numerals are given to the same components. Detailed description thereof will be omitted.
この実施例の無線機能付き時計10では、絶縁部材78が、導電性の付加部材80を保持しており、この付加部材80が、外方から視認され得るように、かつ環状部材である見返しリング36と接触しないように絶縁部材78に保持されている。
In the wireless function watch 10 of this embodiment, the insulating
具体的には、付加部材80が、絶縁部材78に形成された凹部78c内に配置され、付
加部材80が絶縁部材78に形成された凹部78c内に確実に固定することができるようになっている。
Specifically, the
なお、付加部材80は、不用意に絶縁部材78の凹部78cから脱落しないように絶縁部材78に固定されることが好ましい。この固定手段としては、例えば、嵌合、圧入、接合、インサート成型など、機械的な係合手段を採用することができる。絶縁部材78と付加部材80とを接合する接合層には、例えば、接着剤、粘着材、または両面テープなどが用いられる。
It is preferable that the
このように構成することによって、絶縁部材78に保持された導電性の付加部材80により、絶縁部材78に金属外観が付与されることになるので、見返しリング36の美観と高級感が向上し、時計自体の美観も向上することになる。
By comprising in this way, since the metal appearance is provided to the insulating
また、付加部材80が、見返しリング36と接触しないように絶縁部材78に保持されているので、見返しリング36に渦電流が発生せず、アンテナ26の受信感度が向上する。
Further, since the
この場合、付加部材80の視認面の色調が、見返しリング36の視認面の色調と同色色調とすることができる。
このように、付加部材80の視認面の色調が、見返しリング36の視認面の色調と同色色調となるように構成することによって、付加部材80が視認されにくくなり、見返しリング36の美観、時計自体の美観が向上することになる。
In this case, the color tone of the viewing surface of the
In this way, by configuring the color tone of the viewing surface of the
また、付加部材80の視認面の色調が、見返しリング36の視認面の色調と異色色調とすることもできる。
このように、付加部材80の視認面の色調が、見返しリング36の視認面の色調と異色色調となるように構成することによって、例えば、この付加部材80の部分を、美観上または何らかの情報として、例えば、時計の携帯者などの観察者に視認し易くすることができる。
Further, the color tone of the viewing surface of the
In this way, by configuring the color tone of the viewing surface of the
また、付加部材80を、時計の機能表示を示す指標とすることもできる。
すなわち、付加部材80を、例えば、時刻表示、日付表示、曜日表示、月表示、年表示、電池の残量表示、圧力や温度などの外環境測定値の表示、アンテナの受信感度表示、アンテナにおける受信の成否の表示などの時計の機能表示を示す指標とすることによって、時計の機能表示を、例えば、時計の携帯者などの観察者に示すことができる。
Further, the
That is, the
この場合、図21に示したように、付加部材80自体を、時計の機能表示を示す指標82として用いられてもよい。
また、付加部材80の視認面に、このような指標が形成されてもよい。また、付加部材80は、ブランド名、メーカー名、商品名などを表すマークやエンブレムなどの商品表示部材であってもよい。
In this case, as shown in FIG. 21, the
Further, such an indicator may be formed on the viewing surface of the
さらに、図22、図23に示したように、付加部材80は、観る者に美感を起こさせる装飾部材84であってもよい。
このように構成することによって、絶縁部材78に、例えば、宝石や貴石などの輝石からなる装飾部材84を備えることによって、環状部材の美観と高級感が向上し、時計自体の美観も向上することになる。
Furthermore, as shown in FIGS. 22 and 23, the
By comprising in this way, by providing the insulating
また、特に、見返しリング36の視認面の色調と異色色調の付加部材80を指標にした場合には、このような時計の機能表示を観察者により視認し易くすることができる。
また、見返しリング36と絶縁部材78と付加部材80の視認面が、略同一平面を形成するようにすることもできる。
In particular, when the
Further, the viewing surfaces of the facing
このように構成することによって、見返しリング36と絶縁部材78と付加部材80とが一体的に視認されるので、環状部材の美観と高級感が向上し、時計自体の美観も向上することになる。
By configuring in this way, the
特に、見返しリング36の上面は風防を載置するために載置面として機能するので、見返しリング36と絶縁部材78と付加部材80のそれぞれ上面36a、78a、80aが略同一平面を形成していれば、見返しリング36に平滑な載置面が形成されるので、風防18を確実に載置することができる。
In particular, since the upper surface of the facing
また、見返しリング36の上面36aから文字板24に向けて下方に延びる傾斜面36bは、時計の機能表示を示す指標を配置する指標面として機能する。
従って、見返しリング36と絶縁部材78と付加部材80のそれぞれ傾斜面36b、78b、80bが略同一平面を形成していれば、見返しリング36に平滑な指標面が形成されるので、指標を読み取りやすくなる。さらに、指標面に指標を印刷して形成する場合、平滑な指標面に極めて容易に指標を印刷することができる。
Further, the
Accordingly, if the
特に、付加部材80と絶縁部材78の視認面とが略同一平面を形成するように、絶縁部材78の凹部内78cに付加部材80を配置することができ、見返しリング36と絶縁部材78と付加部材80とが一体的に視認されるので、見返しリング36の美観と高級感が向上し、時計自体の美観も向上することになる。
In particular, the
なお、付加部材80を構成する材料としては、特に限定されるものではなく、見返しリング36と同様な材料などを用いることができる。
(実施例6)
図24は、本発明の別の実施例の無線機能付き時計10の図3と同様な部分拡大斜視図で、スリット56内に絶縁部材78、付加部材80を装着する状態を説明する部分拡大斜視図、図25は、図24の無線機能付き時計10において、スリット56内に絶縁部材78、付加部材80を装着した状態を説明する部分拡大断面図である。
The material constituting the
(Example 6)
24 is a partially enlarged perspective view similar to FIG. 3 of the wireless function watch 10 of another embodiment of the present invention, and is a partially enlarged perspective view illustrating a state in which the insulating
この実施例の無線機能付き時計10は、図1〜図3に示した無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。 The wireless function watch 10 of this embodiment has basically the same configuration as the wireless function watch 10 shown in FIGS. 1 to 3, and the same reference numerals are given to the same components. Detailed description thereof will be omitted.
この実施例の無線機能付き時計10では、スリット56内に一定間隔離間して配置された2つの絶縁部材78、78の間に、付加部材80が配置されている。
このように構成することによって、付加部材80が2つの絶縁部材78、78の間に確実に固定することができる。
In the wireless function watch 10 of this embodiment, the
With this configuration, the
また、付加部材80と絶縁部材78の視認面とが略同一平面を形成するように、2つの絶縁部材78、78の間に付加部材を配置することができ、見返しリング36と絶縁部材78と付加部材80とが一体的に視認されるので、見返しリング36の美観と高級感が向上し、時計自体の美観も向上することになる。
(実施例7)
図26は、本発明の別の実施例の無線機能付き時計10の図3と同様な部分拡大斜視図である。
In addition, the additional member can be disposed between the two insulating
(Example 7)
FIG. 26 is a partially enlarged perspective view similar to FIG. 3 of the wireless function watch 10 of another embodiment of the present invention.
この実施例の無線機能付き時計10は、図1〜図3に示した無線機能付き時計10と基
本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
The wireless function watch 10 of this embodiment has basically the same configuration as the wireless function watch 10 shown in FIGS. 1 to 3, and the same reference numerals are given to the same components. Detailed description thereof will be omitted.
この実施例の無線機能付き時計10では、絶縁部材78が、文字板24上面に延出する指標部88を備えている。
このように構成することによって、絶縁部材78を、時計の機能表示を示す指標として用いられる場合、文字板24上面に延出する指標部88が、時計の機能表示を明確に指示することになり、時計の携帯者などの観察者が、時計の機能表示を視認しやすくなる。
In the wireless function watch 10 of this embodiment, the insulating
With this configuration, when the insulating
この場合、図示しないが、図19、図20の実施例と同様に、絶縁部材78が、導電性の付加部材80を保持しており、この付加部材80が、付加部材80が、文字板24上面に延出して、指標部を構成するようにすることも可能である。
In this case, although not shown, the insulating
このように構成することによって、付加部材80を、時計の機能表示を示す指標として用いられる場合、文字板24上面に延出する指標部が、時計の機能表示を明確に指示することになり、時計の携帯者などの観察者が、時計の機能表示を視認しやすくなる。
(実施例8)
図27は、本発明の別の実施例の無線機能付き時計10の図3と同様な部分拡大斜視図で、スリット56内に絶縁部材78、付加部材80を装着する状態を説明する部分拡大斜視図、図28は、図27の無線機能付き時計10において、スリット56内に絶縁部材78、付加部材80を装着した状態を説明する部分拡大斜視図、図29は、図27の無線機能付き時計10において、スリット56内に絶縁部材78、付加部材80を装着した状態を説明する部分拡大断面図、図30は、絶縁部材78に、付加部材80を装着する方法を説明する斜視図である。
By configuring in this way, when the
(Example 8)
FIG. 27 is a partially enlarged perspective view similar to FIG. 3 of the wireless function watch 10 of another embodiment of the present invention, and is a partially enlarged perspective view illustrating a state in which the insulating
この実施例の無線機能付き時計10は、図1〜図3に示した無線機能付き時計10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には、同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。 The wireless function watch 10 of this embodiment has basically the same configuration as the wireless function watch 10 shown in FIGS. 1 to 3, and the same reference numerals are given to the same components. Detailed description thereof will be omitted.
この実施例の無線機能付き時計10では、図28、図29に示したように、付加部材80が、環状部材である見返しリング36と絶縁部材78との境界90の少なくとも一部を覆う覆い部80cを備えている。
In the wireless function watch 10 of this embodiment, as shown in FIGS. 28 and 29, the
このように構成することによって、見返しリング36と絶縁部材78との境界90が、付加部材80の覆い部80cで隠されて視認されなくなるので、見返しリング36の美観と高級感がさらに向上する。
With this configuration, the
また、この場合、図29、図30に示したように、付加部材80を絶縁部材78に装着するために、この実施例では、付加部材80の背面に係合凸部80dが形成され、これに対応して、絶縁部材78に係合孔部78dが形成されており、係合凸部80dと係合孔部78dとの係合によって、付加部材80が絶縁部材78に取り付けられるようになっている。
In this case, as shown in FIGS. 29 and 30, in order to attach the
このように構成することによって、係合凸部80dと係合孔部78dとの係合との係合によって、付加部材を絶縁部材にさらに確実に固定することができる。
なお、この場合、絶縁部材78と付加部材80のいずれか一方に突設された係合凸部と、他方に形成された係合孔部とを係合することによって、付加部材80を絶縁部材78に取り付ければよく、付加部材に80に係合孔部を設け、絶縁部材78に係合凸部を設けることも可能である。
By comprising in this way, an additional member can be more reliably fixed to an insulating member by engagement with the engagement of the engagement
In this case, the
さらに、この場合、図30に示したように、付加部材80の覆い部80cと環状部材との間に、絶縁部材78より延出する延出部78eを形成するのが望ましい。
このように構成することによって、見返しリング36と絶縁部材78との境界90を越えて延びた、導電性の付加部材80の覆い部80cが、絶縁部材78の延出部78eに妨げられて、導電性の見返しリング36に接触しないことになる。
Further, in this case, as shown in FIG. 30, it is desirable to form an
With this configuration, the covering
その結果、導電性である付加部材80と見返しリング36とが確実に絶縁されるので、見返しリング36に渦電流が生じるのが回避され、アンテナの受信感度が向上することになる。
As a result, the conductive
なお、この場合、図27〜図29の実施例では、絶縁部材78より延出する延出部78eを、付加部材80の覆い部80cよりも延出距離を短く設定しているが、図30に示したように、絶縁部材78より延出する延出部78eを、付加部材80の覆い部80cとその延出距離を略同一とすることによって、導電性の付加部材80の覆い部80cが、完全に、絶縁部材78の延出部78eに妨げられて、導電性の見返しリング36に接触しないことになり、見返しリング36に渦電流が生じるのが回避され、アンテナの受信感度が向上することになる。
In this case, in the embodiment of FIGS. 27 to 29, the
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、上記実施例では、環状部材として、見返しリング36について説明したが、例えば、アンテナ26の上方に位置する文字板24の外周環状部を導電性の金属製とした場合に、環状部材として、文字板24の外周環状部として、本願発明を適用することができるなど環状部材は、ハウジング内に配置された導電性の環状部材であれば、これにスリットが設けられれば、環状部材の渦電流に起因するアンテナの受信感度の低下が回避されるので、見返しリング36に限定されるものではなない。
The preferred embodiment of the present invention has been described above. However, the present invention is not limited to this. For example, in the above embodiment, the
また、ハウジング12を構成する時計ケース14、裏蓋16を導電性の金属製としたが、導電性の部品と、非導電性の部品が混在してもかまわない。また、ハウジング12は、少なくとも一部が導電性、または、少なくとも一部が非導電性の部材であってもよい。
In addition, although the
さらに、本発明におけるハウジング12を構成する部品、例えば、時計ケース14にスリットが形成されても良く、または、時計ケース14にスリットを形成せずに、環状部材だけにスリットが形成されてもかまわない。時計ケース14におけるスリットの有無にかかわらず、本発明によれば、環状部材の渦電流に起因するアンテナの受信感度の低下が回避されるので、アンテナの受信感度が向上する。このように、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
Furthermore, a slit may be formed in a part constituting the
10 無線機能付き時計
12 ハウジング
14 時計ケース
16 裏蓋
18 風防
20 ムーブメント
22 ソーラーセル
20a 小径部
20b 大径部
24 文字板
26 アンテナ
26a、26b 開放端部
28 バンド取り付け部
30 脚部
31 針軸
32 見返し受け部
34 段部
34a 上面
34b 側面
34c 内周面
36 リング
36a 上面
36b 傾斜面
38 リング本体部
40 延設部
42 テーパー面
44 指標
46 パッキン
48 中子部材
50 係合突設部
52 係合用凹部
54 支持枠
56 スリット
58 絶縁領域
58a、58b 絶縁領域
60 ベゼル収容凹部
62 ベゼル
64 見返し受け部
66 段部
68 嵌合部
70 絶縁領域
72 絶縁領域
74 絶縁部材
75 パーツ部材
76 絶縁部材
78 絶縁部材
78c 凹部
78d 係合孔部
78e 延出部
80 付加部材
80d 係合凸部
80c 覆い部
82 指標
84 装飾部材
88 指標部
90 境界
100 電波時計
102 ハウジング
104 時計ケース
106 裏蓋
108 風防
110 ムーブメント
112 ソーラーセル
114 文字板
116 アンテナ
118 バンド取り付け部
120 脚部
122 スリット
10 watch 12 with
Claims (11)
前記ハウジング内に収容され、外部からの電波を受信するためのアンテナと、
前記ハウジング内に配置され、周方向に分断する少なくとも1つのスリットを有する導電性の環状部材を備え、
前記導電性の環状部材が、見返しリングであり、
前記時計ケースの内周に見返し受け部を突設し、
前記時計ケースと前記風防ガラスの間にはパッキンを介装し、
前記見返しリングは、前記見返し受け部上に配置され、かつ前記見返しリングの上端に前記パッキンが配置されていることを特徴とする無線機能付き時計。 A metal watch case, a metal case back, a housing with windshield ,
An antenna housed in the housing for receiving radio waves from the outside;
A conductive annular member disposed in the housing and having at least one slit that is divided in the circumferential direction;
The conductive annular member is a turn ring,
Protruding a counter part on the inner periphery of the watch case,
A packing is interposed between the watch case and the windshield,
The watch with a wireless function , wherein the facing ring is disposed on the facing receiving portion, and the packing is disposed at an upper end of the facing ring .
前記時計ケースの少なくとも一部が導電性であり、
前記環状部材と時計ケースとの間に、絶縁領域を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の無線機能付き時計。 A watch case constituting at least a part of the housing;
At least a portion of the watch case is conductive;
The wireless function watch according to claim 1, further comprising an insulating region between the annular member and the watch case.
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