JP4967623B2 - Method for producing synthetic resin foam sheet - Google Patents
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Description
本発明は、ガスが密閉された多数の気泡部が形成された合成樹脂製気泡シートを製造する合成樹脂製気泡シートの製造方法に関する。 The present invention relates to a method for producing a synthetic resin air bubble sheet that produces a synthetic resin air bubble sheet in which a large number of gas bubbles sealed with gas are formed.
従来より、外周面に多数の凹部が形成された成形ロール上で溶融した合成樹脂製シートを真空成形して多数の突起部が形成された第1シートを生成し、これに溶融した平坦状の第2シートを圧着して合成樹脂製気泡シートを製造する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、気泡シートにおいては2枚のシートが強固に融着して接合されていることが望まれるのに対し、これらのシートの融着条件は、作業者の経験等により調整されていた。このため、気泡シートの融着状態に作業者の個人差等が影響することが考えられる。 However, in the air bubble sheet, it is desired that the two sheets are firmly fused and joined, but the fusing condition of these sheets has been adjusted based on the experience of the operator. For this reason, it is conceivable that individual differences among workers affect the fused state of the bubble sheet.
本発明は上記点に鑑み、気泡シートの融着性を向上させることが可能な合成樹脂製気泡シートの製造方法を提供することを目的とする。 An object of this invention is to provide the manufacturing method of the bubble sheet made from a synthetic resin which can improve the melt | fusion property of a bubble sheet in view of the said point.
上記目的を達成するため、本発明は、外周面に突起部(11a)に対応する凹部(22a)が形成された成形ロール(22)に融点以上となっている第1シート(11)を供給する第1シート供給工程と、成形ロール(22)の外周面上で第1シート(11)に突起部(11a)を形成する突起部形成工程と、第1シート(11)における突起部(11a)の開口側の面に、融点以上に加熱された第2シート(12)を供給する第2シート供給工程と、第2シート(12)に対し、突起部(11a)が形成された第1シート(11)に押しつける方向に所定期間だけ外力を作用させて第2シート(12)と第1シート(11)を接合する接合工程と、接合工程における所定期間が終了する前に、第1シート(11)および第2シート(12)を融点以下に冷却する冷却工程とを備え、
接合工程では、成形ロール(22)と外周面同士が接触するように配置された加圧ロール(23)を用いて、第2シート(12)に対して第1シート(11)に押しつける方向に外力を作用させ、
冷却工程では、圧縮空気供給装置(25)によって、接合された第1シート(11)と第2シート(12)における第2シート(12)側に冷却用の圧縮空気を供給することを特徴としている。
In order to achieve the above object, the present invention supplies the first sheet (11) having a melting point or higher to the forming roll (22) having a recess (22a) corresponding to the protrusion (11a) on the outer peripheral surface. A first sheet supplying step, a protrusion forming step of forming a protrusion (11a) on the first sheet (11) on the outer peripheral surface of the forming roll (22), and a protrusion (11a) of the first sheet (11). ) On the opening-side surface, a second sheet supplying step for supplying the second sheet (12) heated to the melting point or higher, and a first portion in which the protrusion (11a) is formed with respect to the second sheet (12). A joining step of joining the second sheet (12) and the first sheet (11) by applying an external force in a direction pressed against the sheet (11) for a predetermined period, and the first sheet before the predetermined period in the joining step ends. (11) and second sheet (12) And a cooling step of cooling below the melting point,
In a joining process, in the direction pressed against the 1st sheet (11) with respect to the 2nd sheet (12) using pressurization roll (23) arranged so that a forming roll (22) and outer peripheral surfaces may contact. Apply external force,
In the cooling process, the compressed air supply device (25), characterized that you supply compressed air for cooling to the second sheet (12) side bonded first sheet (11) in the second sheet (12) It is said.
このように、接合工程において、第2シート(12)に対し、第1シート(11)に押しつける方向に外力を作用させる所定期間が終了するまでに、第1シート(11)および第2シート(12)を融点以下に冷却することで、第1シート(11)と第2シート(12)が融着不良を起こすことなく、これらを強固に接合することができる。
また、冷却工程において、圧縮空気供給装置(25)によって、気泡シート(10)に冷却用の圧縮空気を供給することで、気泡シート(10)を効率よく融点以下にまで温度低下させることができる。
As described above, in the joining step, the first sheet (11) and the second sheet (the second sheet (12)) until the predetermined period in which the external force is applied to the second sheet (12) in the direction of pressing the first sheet (11) is completed. By cooling 12) below the melting point, the first sheet (11) and the second sheet (12) can be firmly bonded without causing poor fusion.
In the cooling step, the compressed air supply device (25) supplies the compressed air for cooling to the bubble sheet (10), whereby the temperature of the bubble sheet (10) can be efficiently lowered to the melting point or lower. .
また、接合工程では、加圧ロール(23)の外周面に弾性部材(23a)を設けることで、成形ロール(22)と加圧ロール(23)との接触面積を大きくでき、加圧ロール(23)による加圧時間を長くすることができ、第1シート(11)と第2シート(12)の接合状態を向上させることができる。 Further, in the bonding step, by providing the elastic member (23a) on the outer peripheral surface of the pressure roll (23), it can increase the contact area between the forming roll (22) and pressure roll (23), the pressure roll ( The pressurization time by 23) can be lengthened, and the joining state of a 1st sheet | seat (11) and a 2nd sheet | seat (12) can be improved.
また、弾性部材(23a)は、加圧ロール(23)の直径の1.5〜10%の厚みを有し、かつ、ゴム硬度(JIS硬度A)が50〜110度の範囲内とすることで、加圧ロール(23)による加圧力を確保しつつ、成形ロール(22)と加圧ロール(23)の接触面積を増大させることができる。 The elastic member (23a) has a thickness of 1.5 to 10% of the diameter of the pressure roll (23) and has a rubber hardness (JIS hardness A) in the range of 50 to 110 degrees. Thus, the contact area between the forming roll (22) and the pressure roll (23) can be increased while securing the pressure applied by the pressure roll (23).
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。 In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis of each said means shows the correspondence with the specific means as described in embodiment mentioned later.
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態を図1、図2に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す合成樹脂製気泡シート10の斜視図である。図1に示すように、本実施形態の気泡シート10は、多数の突起部11aが形成された第1シート(キャップフィルム)11と、平坦状の第2シート(バックフィルム)12とから構成される2層構造となっている。本実施形態の第1シート11には、多数の円柱状突起部11aがエンボス加工されており、第1シート11の突起部開口側に平坦状の第2シート12が接合されている。これにより、第1シート11と第2シート12との間には、空気が密閉された気泡部13が形成される。
(First embodiment)
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 and 2. FIG. 1 is a perspective view of a synthetic resin
本実施形態では、気泡シート10を構成する合成樹脂として、ポリエチレンやポリプロピレンといったポリオレフィン系樹脂を用いており、柔軟性が必要とされる用途に用いる場合にはポリエチレンを用いることが望ましい。また、合成樹脂製気泡シート10は、用途が包装材のような柔軟性が必要とされる場合には単位面積当り重量(目付重量)を35〜200グラム/m2とすることが望ましい。
In the present embodiment, a polyolefin resin such as polyethylene or polypropylene is used as the synthetic resin constituting the
図2は、本実施形態の気泡シート10を製造する気泡シート製造装置の主要構成部の一例を示している。図2に示すように、気泡シート製造装置には、合成樹脂製シートを供給する2つのシート供給部20、21が設けられている。第1シート供給部20からは突起部11aが形成される前の平坦状の第1シート11が供給され、第2シート供給部21からは平坦状の第2シート12が供給される。これらのシート供給部20、21はそれぞれ、押出機(図示せず)に連結したフラットダイから構成されている。また、気泡シート製造装置には、成形ロール22と加圧ロール23と剥離ロール24が設けられている。本実施形態のロール22、23、24は鉄から構成されている。これらのロール22、23、24は円柱状であり、軸方向が平行に配置されている。これらのロール22、23、24は、図示しない駆動装置により、それぞれ回転駆動されるように構成されている。
FIG. 2 shows an example of the main components of the bubble sheet manufacturing apparatus for manufacturing the
成形ロール22の外周面には、気泡シート10の気泡部13に対応した凹部22aが多数形成されている。成形ロール22の凹部22aの底は図示しない真空ポンプに接続されており、凹部22aで真空吸引が可能となっている。成形ロール22は、図2における反時計方向に回転するように構成されている。
A large number of
加圧ロール23は、成形ロール22と外周面同士が接触するように配置されており、加圧ロール23の外周面は、成形ロール22の外周面に対して押しつけられている。このように成形ロール22は、第2シート12に対して第1シート11に押しつける方向に外力を作用させている。加圧ロール23は、図2における時計方向に回転するように構成されている。
The
本実施形態の加圧ロール23の外周面には、ゴム等の弾性部材23aが設けられている。弾性部材23aにおける成形ロール22と接触する部位が弾性変形することで、成形ロール22と加圧ロール23の接触面積を大きくすることができる。
An
弾性部材23aは、厚すぎると加圧力が低くなり、薄すぎると接触面積が小さくなる。このため、加圧ロール23による加圧力を確保しつつ接触面積を大きくするために、弾性部材23aの厚みを加圧ロール23の直径の1.5〜10%の範囲内としている。なお、加圧ロール23の直径が大きいほど比熱が大きくなり、一旦温度が上昇すると冷えにくくなるため、加圧ロール23の直径が大きいほど弾性部材23aを厚くして、気泡シート10の熱を加圧ロール23に伝えにくくすることが望ましい。
If the
また、弾性部材23aは、硬度が低すぎると加圧力が低くなり、硬度が高すぎると接触面積が小さくなる。このため、加圧ロール23による加圧力を確保しつつ接触面積を大きくするために、弾性部材23aのゴム硬度(Hs)を50〜110度の範囲内としている。このゴム硬度はJIS−A規格に基づくものである。なお、弾性部材23aの厚みが厚い場合には加圧力が小さくなりやすいので、ゴム硬度を小さくすることが望ましく、弾性部材23aの厚みが薄い場合には接触面積が小さくなりやすいので、ゴム硬度を大きくすることが望ましい。
Further, when the hardness of the
成形ロール22の外周面には、第1シート11に突起部11aを形成する突起形成領域Aと、突起が形成された第1シート11に第2シート12を融着する融着領域Bが設けられている。突起形成領域Aは、成形ロール22の外周面において、第1シート供給部20から供給された第1シート11が接触し、かつ、加圧ロール23が接触していない領域となっている。融着領域Bは、成形ロール22の外周面において、加圧ロール23が接触している領域となっている。
On the outer peripheral surface of the forming
成形ロール22の突起形成領域Aでは真空吸引が行われ、第1シート11が突起形成領域Aを通過する期間内に第1シート11に対する凹凸形状の形成が完了する。成形ロール22の融着領域Bでは、真空吸引が行われず、加圧ロール12による加圧で、第1シート11と第2シート12との融着が行われ、第1シート11と第2シート12が融着領域Bを通過する期間内にこれらの融着が完了する。
Vacuum suction is performed in the projection forming area A of the forming
剥離ロール24は、成形ロール22の外周面から気泡シート10を剥離するためのものであり、成形ロール22を中心として加圧ロール22の反対側に設けられている。剥離ロール24は、図2における時計方向に回転するように構成されている。なお、図示を省略しているが、剥離ロール24のシート流れ下流側には、気泡シート10を引き取る引取ロールが設けられている。
The peeling
気泡シート製造装置には、成形ロール22の融着領域Bで融着された気泡シート10を冷却するための圧縮空気供給装置25が設けられている。圧縮空気供給装置25は、成形ロール22と加圧ロール23との接触部に、シート流れ方向の下流側から冷却用の圧縮空気を供給し、気泡シート10を冷却するように構成されている。このため、圧縮空気供給装置25は、気泡シート10の第2シート12側に圧縮空気を供給するように構成されている。
The air bubble sheet manufacturing apparatus is provided with a compressed
次に、本実施形態の気泡シート10の製造方法について説明する。まず、第1シート供給部20から融点以上となっている突起形成前の第1シート11を成形ロール22の外周面に供給する(第1シート供給工程)。第1シート11は、成形ロール22における突起形成領域Aに供給される。第1シート11は成形ロール22の回転に伴って移動する。融点以上の第1シート11は、突起形成領域Aの凹部22aで真空吸引されることにより気泡部13を構成する多数の突起部11aが形成される(突起部形成工程)。
第1シート11は、成形ロール22の突起形成領域Aで、成形ロール22の外周面に接触することで温度が若干低下する。このとき、第1シート11のうち凹部22aに接触する突起部11aの方が成形ロール22の外周面に接触するシート面より温度低下するため、成形ロール22の外周面に接触する第1シート11のシート面では溶融状態が保たれることになる。突起部11aが形成された第1シート11は、成形ロール22の融着領域Bに移動し、成形ロール22と加圧ロール23の間に供給される。
Next, the manufacturing method of the
The temperature of the
次に、第2シート供給部21より融点以上となっている第2シート12が成形ロール22と加圧ロール23との間に供給される(第2シート供給工程)。これにより、成形ロール22の融着領域Bでは、加圧ロール23により第2シート12が第1シート11に押しつけられることで、第2シート12と第1シート11とが融着して接合する(接合工程)。このとき、加圧ロール23の外周面には弾性部材23aが設けられているので、加圧ロール23と成形ロール22の接触面積が大きくなっており、加圧ロール23による加圧時間を充分に確保することができる。これにより、第1シート11と第2シート12の接合状態を向上させることができる。
Next, the
また、加圧ロール23と成形ロール22の接触部には、圧縮空気供給装置25から圧縮空気が供給されているので、気泡シート10が空冷されて温度低下する(冷却工程)。圧縮空気は気泡シート10の第2シート12側に吹き付けられているので、第1シート11より高温となっている第2シート12が優先的に冷却されることとなる。さらに、第2シート12は、加圧ロール23の外周面に接触することにより冷却される。これにより、気泡シート10は成形ロール22の融着領域Bを離れるまでに融点以下にまで冷却される。すなわち、気泡シート10は融点以下にまで冷却されてから加圧ロール23による応力が解除される。
Further, since the compressed air is supplied from the compressed
融点以下に冷却された気泡シート10は、成形ロール22の回転とともに移動し、剥離ロール24で進行方向が変化し、成形ロール22の外周面から剥離される。これにより、第1シート11と第2シート12とが融着して接合し、気泡部13に気体が封入された気泡シート10が成形される。
The
以上のように、気泡シート10が成形ロール22の融着領域Bを離れるまでに気泡シート10を融点以下にまで冷却することで、第1シート11と第2シート12が融着不良を起こすことなく、これらを強固に接合することができる。すなわち、融点以上の状態では第1シート11と第2シート12が剥がれやすいと考えられ、気泡シート10が融点以下に冷却される前に加圧ロール23による応力が解除される場合には、第1シート11と第2シート12とが剥がれる融着不良が発生しやすいと考えられる。このため、本実施形態のように、気泡シート10が融点以下に冷却されてから加圧ロール23による応力が解除されることで、応力が解除された時点で第1シート11と第2シート12がすでに強固に接合されていると考えられるので、第1シート11と第2シート12を適切に融着することができる。
As described above, the
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。以下、上記第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described. Only the parts different from the first embodiment will be described below.
図3は、本第2実施形態の気泡シート製造装置の主要構成部を示している。図3に示すように、本第2実施形態の気泡シート製造装置には冷却ロール26が設けられている。冷却ロール26は水冷式になっており、加圧ロール23と外周面同士が接触するように配置されている。冷却ロール26が加圧ロール23の外周面に接触することで、加圧ロール23の弾性部材23aが冷却される。このため、第2シート12が加圧ロール23の外周面に接触する際に、より温度低下させることができ、加圧ロール23による第2シート12の冷却効果を向上させることができる。これにより、第1シート11と第2シート12が融着領域Bを通過する期間内に、気泡シート10を確実に融点以下に冷却することができる。
FIG. 3 shows the main components of the bubble sheet manufacturing apparatus of the second embodiment. As shown in FIG. 3, the air bubble sheet manufacturing apparatus of the second embodiment is provided with a
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。以下、上記第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described. Only the parts different from the first embodiment will be described below.
図4は、本第3実施形態の気泡シート製造装置の主要構成部を示している。図4に示すように、本第3実施形態の気泡シート製造装置では加圧ロール23が設けられていない。そして、成形ロール22のシート流れ方向下流側に位置する剥離ロール24の回転速度が速くなっており、成形ロール22の回転による気泡シート10の移動速度より、剥離ロール24の回転による気泡シート10の移動速度(引取速度)の方が大きくなるように構成されている。つまり、成形ロール22の回転による気泡シート10の移動量より、剥離ロール24の回転による気泡シート10の移動量(引取量)の方が大きくなるように構成されている。本実施形態では、剥離ロール24による気泡シート10の移動速度は、成形ロール22により気泡シート10の移動速度に対して、1〜5%の範囲内で高速化されている。
FIG. 4 shows the main components of the bubble sheet manufacturing apparatus of the third embodiment. As shown in FIG. 4, the
このように、成形ロール22における気泡シート10の移動速度より、下流側の剥離ロール24における気泡シート10の移動速度が速くなっていることで、気泡シート10は剥離ロール24により引っ張られることとなり、所定のテンションで成形ロール22の外周面に押しつけられる。これにより、気泡シート10のうち外側に位置する第2シート12が内側に位置する第1シート11に押しつけられ、第2シート12に対して第1シート11に押しつける方向に外力を作用させることとなる。なお、本実施形態の剥離ロール24が本発明のシート引取手段に相当している。
In this way, the
このため、本実施形態では、成形ロール22の外周面において、第1シート11と第2シート12とが接触しており、かつ、剥離ロール24で気泡シート10が剥離されるまでの領域が融着領域Bとなっている。このため、本実施形態の圧縮空気供給装置25は、第1シート11と第2シート12とが接触し始めてから、第1シート11と第2シート12が接合された気泡シート10が剥離ロール24によって成形ロール22から剥離されるまでの期間内に、気泡シート10を融点以下にまで冷却するように構成されている。
For this reason, in the present embodiment, the
以上説明した気泡シート製造装置の構成によっても、気泡シート10を製造することができ、加圧ロール23を省略することで、気泡シート製造装置の構成を簡素化することができる。また、本実施形態の構成によれば、以下に説明するように製造された気泡シート10の品質を向上させることができる。
Even with the configuration of the bubble sheet manufacturing apparatus described above, the
図5は気泡シート10の断面図であり、(a)は本第3実施形態の気泡シート製造装置で製造した気泡シート10を示し、(b)は比較のために上記第1、第2実施形態の製造装置で製造した気泡シート10を示している。
FIG. 5 is a cross-sectional view of the
図5(a)、図5(b)に示すように、第1シート11は、気泡部13に対応する部位が成形ロール22による真空成形で引き延ばされるので、第1シート11における気泡部13に対応する部位の肉厚は他の部位より薄くなる。また、図5(b)に示すように、第1、第2実施形態の構成では、第2シート12の肉厚が不均一となるのに対し、図5(a)に示すように、本第3実施形態の構成では、第2シート12の肉厚が均一になる。
As shown in FIGS. 5A and 5B, the
つまり、加圧ロール23を用いる第1、第2実施形態の構成では、第2シート12には、加圧ロール23により第1シート11に押しつけられる方向(図5(b)の下から上に向かう方向)に外力が作用する。このとき、融点以上に加熱された合成樹脂は流動性があるため、第2シート12が第1シート11に押しつけられる際に、第2シート12における気泡部13に対応して空洞となっている部位に周辺部の合成樹脂が回り込む。この結果、第2シート12における気泡部13に対応する部位の肉厚が厚くなるとともに、周辺部の肉厚が薄くなる。この結果、第2シート12の肉厚が不均一となる。
That is, in the configuration of the first and second embodiments using the
これに対し、本実施形態のように加圧ロール23を設けず、剥離ロール24により気泡シート10を引っ張って成形ロール22の外周面に押しつける本第3実施形態の構成では、第2シート12には面方向(図5(a)の左右方向)に引っ張る方向に外力が作用する。このため、図5(b)に示すような第2シート12における気泡部13に対応する部位での合成樹脂の回り込みが発生せず、第2シート12の肉厚が均一になる。
On the other hand, in the configuration of the third embodiment in which the
また、加圧ロール23を用いる構成の場合には、加圧ロール23の外周面が第2シート12に押しつけられることにより、加圧ロール23の外周面が第2シート12の表面に転写され、気泡シート10の美観を損ねる。これに対し、本実施形態のように加圧ロール23を用いない構成によれば、加圧ロール23の外周面が第2シート12の表面に転写されることがなく、気泡シート10の美観を向上させることができる。
In the case of the configuration using the
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、本発明を第1シート11と第2シート12から構成される二層品の気泡シート10に適用した例について説明したが、これに限らず、本発明は、第1シート11における第2シート12が接合された面の反対側の面にも平坦状シートを接合した三層品に適用することも可能である。
(Other embodiments)
In each of the above embodiments, the example in which the present invention is applied to the two-layered
また、上記第3実施形態では、成形ロール22によりシート流れ方向下流側に位置する剥離ロール24の回転速度を速くすることで、成形ロール22での気泡シート10の移動速度より気泡シート10の引取速度を高速化したが、これに限らず、剥離ロール24よりシート流れ方向下流側に位置する引取ロール(図示せず)の回転速度を高速化することで、成形ロール22における気泡シート10の移動速度より気泡シート10の引取速度を高速化してもよい。
In the third embodiment, the rotational speed of the peeling
10…気泡シート、11…第1シート(凹凸状シート)、12…第2シート(平坦状シート)、13…気泡部、20…第1シート供給部、21…第2シート供給部、22…成形ロール、23…加圧ロール、23a…弾性部材、24…剥離ロール、25…圧縮空気供給装置、26…冷却ロール。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
外周面に前記突起部(11a)に対応する凹部(22a)が形成された成形ロール(22)に融点以上となっている前記第1シート(11)を供給する第1シート供給工程と、
前記成形ロール(22)の外周面上で前記第1シート(11)に前記突起部(11a)を形成する突起部形成工程と、
前記第1シート(11)における前記突起部(11a)の開口側の面に、融点以上に加熱された前記第2シート(12)を供給する第2シート供給工程と、
前記第2シート(12)に対し、前記突起部(11a)が形成された前記第1シート(11)に押しつける方向に所定期間だけ外力を作用させて前記第2シート(12)と前記第1シート(11)を接合する接合工程と、
前記接合工程における前記所定期間が終了する前に、前記第1シート(11)および前記第2シート(12)を融点以下に冷却する冷却工程とを備え、
前記接合工程では、前記成形ロール(22)と外周面同士が接触するように配置された加圧ロール(23)を用いて、前記第2シート(12)に対して前記第1シート(11)に押しつける方向に外力を作用させ、
前記冷却工程では、圧縮空気供給装置(25)によって、接合された前記第1シート(11)と前記第2シート(12)における前記第2シート(12)側に冷却用の圧縮空気を供給することを特徴とする合成樹脂製気泡シートの製造方法。 A bubble in which a first sheet (11) made of synthetic resin on which a large number of protrusions (11a) are formed and a second sheet (12) made of synthetic resin that is flat are joined and the gas is sealed. It is a manufacturing method of the synthetic resin air bubble sheet in which the part (13) is formed,
A first sheet supply step of supplying the first sheet (11) having a melting point or higher to a forming roll (22) having a recess (22a) corresponding to the protrusion (11a) on the outer peripheral surface;
A protrusion forming step of forming the protrusion (11a) on the first sheet (11) on the outer peripheral surface of the forming roll (22);
A second sheet supplying step of supplying the second sheet (12) heated to a melting point or higher to the opening side surface of the protrusion (11a) in the first sheet (11);
An external force is applied to the second sheet (12) for a predetermined period in a direction in which the protrusion (11a) is pressed against the first sheet (11), and the second sheet (12) and the first sheet (12). A joining step of joining the sheet (11);
A cooling step of cooling the first sheet (11) and the second sheet (12) to a melting point or lower before the predetermined period in the joining step ends ,
In the joining step, the first sheet (11) with respect to the second sheet (12) using the pressure roll (23) arranged so that the forming roll (22) and the outer peripheral surfaces are in contact with each other. Apply external force in the direction to press against
In the cooling step, the compressed air supply device (25) supplies compressed air for cooling to the second sheet (12) side of the joined first sheet (11) and second sheet (12). A method for producing a synthetic resin air bubble sheet.
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