JP4965743B2 - オペレーティング・システムの移行の際におけるストレージ・エリア・ネットワーク(「san」)アクセス権の保持 - Google Patents

オペレーティング・システムの移行の際におけるストレージ・エリア・ネットワーク(「san」)アクセス権の保持 Download PDF

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Description

本発明の分野は、データ処理であり、より具体的には、移行の際のストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)アクセス権を保持するための方法、装置、並びにコンピュータ・プログラム及びコンピュータ可読記録媒体である。
ソース・コンピュータから宛先コンピュータへのオペレーティング・システムの移行が適切であり一般に実施されるような数多くの状況が存在する。例えば、システム管理者がソース・コンピュータ・ハードウェアに関するハードウェア保守作業を計画している場合には、システム管理者は、オペレーティング・システム及びその時点でインストールされているアプリケーションを別のコンピュータに移行させる可能性がある。オペレーティング・システムの移行が適切であり頻繁に実施される別の状況は、あるソース・コンピュータで稼動しているオペレーティング・システムが、そのソース・コンピュータのハードウェアの物理リソース限界を突破し、システム管理者が、ハードウェアがリソース要件に対応できる別のコンピュータへの移行を望む場合である。
オペレーティング・システム移行を実施することは、オペレーティング・システムが、例えばストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)のような複雑なネットワークのコンポーネントとして動作しているときに、多くの問題を引き起こす。SANは、1つ又は複数のネットワーク・サーバが利用可能なストレージ関連リソースを相互接続する機能を果たす専用ネットワークである。SANは、典型的には、ローカル・エリア・ネットワーク(「LAN」)及び広域エリア・ネットワーク(「WAN」)から分離されている。SANは、ストレージ周辺機器のメンバー間における相互接続データ速度が速いことによって特徴付けられることが多い。SANは、拡張性の高いアーキテクチャによって特徴付けられることも多い。SANは、ハードウェアと、ハードウェアの管理、監視、及び設定のためのソフトウェアとの両方を含む。
移行されるオペレーティング・システムがSANに接続されているときにオペレーティング・システム移行が問題を引き起こす1つの理由は、SANが典型的には「ゾーニングされている」ことである。ゾーニングは、ホストとリソースとを論理的にグループ化することである。ゾーニングされたオペレーティング・システムは、そのオペレーティング・システムのゾーン内のストレージ・デバイスへのアクセスのみが許される。SANをゾーニングすることは、負荷分散、ストレージ容量の専用化、データ整合性、及びセキュリティ、並びに当業者であれば思いつく他の性質を含む多くの利点を有する。
SANに一般に実装されるゾーニングの1つのタイプは、論理ユニット・マスキング(「LUNマスキング」)である。LUNマスキングにおいては、各々のストレージ・デバイスは論理ユニット(「LUN」)に分割され、各々のストレージ・デバイスはオペレーティング・システムのアクセスを1つ又は複数の特定のLUNに制限する。即ち、オペレーティング・システムは、これらのLUN内のストレージへのアクセスのみが許される。
従来のオペレーティング・システム移行技術は、オペレーティング・システムが移行後も同一のLUN内の同一のストレージにアクセスし続けることができるように、SANの広範囲な再構成を必要とする。従って、ソース・コンピュータからターゲット・コンピュータにオペレーティング・システムを移行するのに有用な、ストレージ・エリア・ネットワークの再構成を殆ど又は全く必要としない方法、システム、並びにコンピュータ・プログラム及びコンピュータ可読記録媒体に対する必要性が存在し続けている。
物理的に別個のサーバにわたるオペレーティング・システムの移行の際にストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)アクセス権を保持することは、ソース・サーバ上のソース仮想化媒体(virtualization intermediary)のソース仮想SANインターフェース・アダプタに、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームとセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームとを含む少なくとも2つのワールド・ワイド・ポート・ネームを割り当てることと、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別することと、ターゲット仮想SANインターフェース・アダプタを有するターゲット仮想化媒体が利用可能なターゲット・サーバ上のターゲット物理SANインターフェース・アダプタを選択することとセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームをソース仮想SANインターフェース・アダプタからターゲット仮想SANインターフェース・アダプタに移して割り当てることと、セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別することと、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスが、さらにセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されているかどうか判断することと、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスが、さらにセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒介体とデータ通信するために接続されている場合には、オペレーティング・システムをソース・サーバからターゲット・サーバに移行することと、を含む。
本発明の上記の及び他の特徴並びに利点は、同一の参照符号が一般に本発明の例示的な実施形態の同一の部分を表す添付の図面に示される本発明の例示的な実施形態のより詳細な以下の説明から明らかになるであろう。
物理的に別個のサーバにわたるオペレーティング・システムの移行の際にストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)アクセス権を保持することが可能な例示的なデータ処理システムを示す。 本発明の実施形態に係る、オペレーティング・システムをソース・コンピュータからターゲット・コンピュータに移行するのに有用なサーバを含む自動計算機のブロック図を示す。 本発明によって物理的に別個のサーバにわたるオペレーティング・システムの移行の際にストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)アクセス権を保持することを示すブロック図を示す。 本発明の実施形態に係る、物理的に別個のサーバにわたるオペレーティング・システムの移行の際にストレージ・エリア・ネットワーク・アクセス権を保持するための例示的な方法を示すフロー・チャートを示す。 セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別する例示的な方法を示すフロー・チャートを示す。
ここで、物理的に別個のサーバにわたるオペレーティング・システムの移行の際にストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)アクセス権を保持するための方法、システム、並びにコンピュータ・プログラム及びコンピュータ可読記録媒体が、図1から始まる添付の図面を参照して説明される。図1は、物理的に別個のサーバにわたるオペレーティング・システムの移行の際にストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)アクセス権を保持することができる例示的なデータ処理システムを示す。図1のシステムは、ネットワークにおけるデータ通信のために接続された多数のコンピュータを含む。
図1のデータ処理システムは、広域エリア・ネットワーク(「WAN」)(101)と、ストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)(103)とを含む。図1のアーキテクチャのネットワーク接続の態様は、単なる説明のためのものであり、限定するためのものではない。実際には、本発明の実施形態に係るストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)アクセス権を保持するためのシステムは、LAN、WAN、インターネット、Internet、ウェブ、World Wide Web自体、又は当業者であれば思いつくような他の接続形態として、接続することができる。そのようなネットワークは、データ処理システム全体の内部で互いに接続された種々のデバイス、コンピュータ、及びコンピュータ・ストレージの間にデータ通信接続を与えるために用いることができる媒体である。
図1の例では、PDA(109)、コンピュータ・ワークステーション(104)、パーソナル・コンピュータ(108)、及びサーバ(140、142、及び144)を含む幾つかの例示的なデバイスが、WAN(101)に接続されている。図1の例では、WAN(101)に接続されたサーバ(140、142、及び144)の各々は、多数のストレージ・デバイスを提供するストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)(103)にアクセスすることができる。図1の例では、2つのredundant arrays of independent disks(「RAID」)(126及び138)が、光ファイバ接続を通じてSAN(103)に接続されている。redundant arrays of independent disksは、耐障害性の改善と性能の改善のために2つ又はそれ以上のドライブを組み合わせて利用するディスク・ドライブである。図1の例では、テープ・バックアップ(128)もまた、光ファイバ接続を通じてSAN(103)に接続されている。
図1の例においては、SAN(103)はファイバ・チャネル・ネットワークである。ファイバ・チャネルは、SAN内でのデータ転送のためのプロトコル・スイートである。ファイバ・チャネルは、コンピュータ及び大容量ストレージ・デバイスの製造者のコンソーシアムによって開発された、現在のところ米国規格協会(「ANSI」)によって標準化されているアーキテクチャである。ファイバ・チャネルは、非常に高い帯域幅を必要とする大容量ストレージ・デバイス及び他の周辺デバイスのために設計された。ファイバ・チャネルは、デバイスを接続するのに光ファイバを用いることによって、高いデータ転送速度をサポートする。興味をもった読者は、ANSI文書番号ANSI/INCITS373である「Information Technology−Fibre Channel Framing and Signaling Interface(FC−FS)」と題された現在入手可能なファイバ・チャネル仕様書において、ファイバ・チャネルについての付加的な情報を見出すことができる。
本明細書においては、物理的に別個のサーバにわたるオペレーティング・システムの移行の際にストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)アクセス権を保持するための方法、システム、並びにコンピュータ・プログラム及びコンピュータ可読記録媒体は、ファイバ・チャネルを参照して説明されるが、これは説明のためのものであり、限定のためのものではない。実際には、ストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)アクセス権を保持することは、例えばInfiniBand(登録商標)、iSCSI SAN、及び当業者であれば思いつくような他の技術といった、多くの異なるSAN技術を利用することができる。
図1の例においては、ログイン・マネージャ(134)が、光ファイバ・リンクを通じてSAN(103)に接続する。ログイン・マネージャ(134)は、SANのアダプタのログイン及びアダプタのログオフを管理する。図1の例示的なSANはまた、SANに接続された各オペレーティング・システムがそのオペレーティング・システムに割り当てられたストレージ・デバイスにアクセスできるようにすることによってSAN上のゾーニングを実装する、ゾーン・マネージャ(626)を含む。
ファイバ・チャネル接続を確立するためには、ファイバ・チャネル・アダプタのワールド・ワイド・ポート・ネームにN−Port IDが関連付けられなければならない。接続における終点の各々はN_Port(ノード・ポート)と呼ばれ、N_Portは、N_Port IDとワールド・ワイド・ポート・ネームの両方を含む。宛先ポートのN_Port IDは、そのポートに送信されたファイバ・チャネル・フレームの宛先アドレスであり、ソース・ポートのN_Port IDはソース・アドレスである。ワールド・ワイド・ポート・ネームは、そのN_Portの識別情報を判別するためにSANの中の他者が照会することができる(イーサネット(登録商標)におけるMACアドレスに類似する)ワールド・ワイド固有識別子である。
従来のファイバ・チャネル・アダプタには、アダプタを一意的に識別し、ファイバ・チャネル接続を確立するのに用いられる、焼き付けワールド・ワイド・ポート・ネーム(「WWPN」)が割り当てられる。これらの焼き付けワールド・ワイド・ポート・ネームは、静的なものであり、他のアダプタに割り当てることはできない。しかしながら、N_Port ID仮想化(「NPIV」)は、アダプタに仮想ワールド・ワイド・ポート・ネームを割り当てるためのファイバ・チャネル・ファシリティを提供する。NPIVによって、単一のファイバ・チャネル・アダプタに2つ以上の仮想ポート名を割り当てることができるようになる。NPIVによって、単一の仮想ポート名を1つのソース・ファイバ・チャネル・アダプタから別のターゲット・ファイバ・チャネル・アダプタに移すことができるようになるという利点も有する。
本明細書は、ソース・サーバ及びターゲット・サーバにおいて直接稼働する仮想化媒体を用いる例示的な実施形態を説明するが、これは、ファイバ・チャネル・アダプタ(HBAなど)に実装されるか又はサーバとHBAとの間の他のエンティティに実装される仮想化媒体のような他の実施形態にも適用可能である。実際には、本発明は、移行を目的としてNPIVを用いる様々な構成において有用なものとすることができる。
図1の例において、サーバ(140、142、及び144)の各々は、別のサーバ(140、142、及び144)に移行することが可能なオペレーティング・システムを有する。図1のサーバはまた、ソース仮想化媒体によってSANにアクセスできるようになる1つ又は複数の論理パーティションを含む。ソース仮想化媒体は、パーティションがディスク及びネットワーク・アダプタ・リソースを共用することを可能にする。ソース仮想化媒体は、論理パーティションの各々にある仮想アダプタのペアを通して物理SANネットワーク・アダプタにアクセスできるようにしている。ソース仮想化媒体の一例は、IBM(登録商標)から入手可能なVirtual IO Serverである。
説明を容易にするために、サーバ(140)はソース・サーバと表記され、サーバ(144)はターゲット・サーバと表記される。図1の例におけるソース・サーバは、本発明によってターゲット・サーバに移行されるオペレーティング・システムを有するサーバである。
図1のシステムは、ソース・サーバ(140)上のソース仮想化媒体のソース仮想SANインターフェース・アダプタに、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームとセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームとを含む少なくとも2つのワールド・ワイド・ポート・ネームを割り当て、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別し、ターゲット仮想SANインターフェース・アダプタを有するターゲット仮想化媒体が利用可能なターゲット・サーバ(144)上のターゲット物理SANインターフェース・アダプタを選択し、ターゲット仮想SANインターフェース・アダプタにセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを割り当て、セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別し、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスが、さらにセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とも接続されているかどうかを判断し、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスが、さらにセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されている場合に、オペレーティング・システムをソース・サーバからターゲット・サーバに移行することによって、物理的に別個のサーバ(140、142、及び144)にわたるオペレーティング・システムの移行の際にSANアクセス権を保持することができる。図1のシステムはまた、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスが、セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されていない場合には、別のターゲット仮想SANインターフェース・アダプタを有する別のターゲット仮想化媒体が利用可能な別のターゲット仮想SANインターフェース・アダプタ上の別のターゲット物理SANインターフェース・アダプタを選択することが可能である。
図1に示される例示的なシステムを構築するデバイスの構成は、説明のためのものであり、限定のためのものではない。本発明の種々の実施形態によって有用となるデータ処理システムは、当業者であれば思いつくように、図1に示されない付加的なサーバ、ルータ、他のストレージ・デバイス、及びピア・ツー・ピア・アーキテクチャを含むことができる。このようなデータ処理システムにおけるネットワークは、例えばTCP/IP、HTTP、WAP、HDTP、ファイバ・チャネル、InfiniBand、及び当業者であれば思いつくような他のものを含む、多くのデータ通信プロトコルをサポートすることができる。本発明の種々の実施形態は、図1に示されたものに加えて、多岐にわたるハードウェア・プラットフォームに実装することができる。
上述されたように、本発明に係る、物理的に別個のサーバにわたるオペレーティング・システムの移行の際にストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)アクセス権を保持することは、一般に、コンピュータ即ち自動計算機に実装される。更なる説明のために、図2は、本発明の実施形態による、ソース・コンピュータからターゲット・コンピュータにオペレーティング・システムを移行するのに有用なサーバ(140)を含む自動計算機のブロック図を示す。図2のサーバ(140)は、少なくとも1つのコンピュータ・プロセッサ(156)又は「CPU」と、ランダム・アクセス・メモリ(168)(「RAM」)とを含む。
RAM(168)に格納されているのがハイパーバイザ(252)である。図2のハイパーバイザは、多数のオペレーティング・システムを単一のサーバ上で稼働させることを可能にする仮想化プラットフォームである。図2の例においては、ハイパーバイザ(252)は、2つのオペレーティング・システム(254及び256)をサポートする。本発明の実施形態によるサーバにおいて有用なオペレーティング・システムは、Unix(登録商標)、Linux(登録商標)、Windows(登録商標) NT、i5/OS(登録商標)、及び当業者であれば思いつくような他の多くのものを含む。図2の例におけるオペレーティング・システム(254及び256)は、RAM(168)の中に示されるが、オペレーティング・システムの多数のコンポーネントは、典型的には不揮発性メモリ(166)の中にも格納される。
同じくRAM(168)に格納されているのが、ソース仮想化媒体(258)である。図2のソース仮想化媒体は、パーティションがディスク及びネットワーク・アダプタ・リソースを共用することを可能にする。ソース仮想化媒体は、論理パーティションの各々にある仮想アダプタのペア(272及び274)を通して物理SANネットワーク・アダプタにアクセスできるようにしている。ソース仮想化媒体は、仮想SANアダプタのペア(272及び274)の各々と通信するための物理SANアダプタ(172)の表現(270)を含む。
図2の例においては、サーバ(140)上のソース仮想化媒体によって維持されるソース仮想SANインターフェース・アダプタのペア(272及び274)の各々に、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームとセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームとを含む少なくとも2つのワールド・ワイド・ポート・ネームが割り当てられる。図2のソース仮想化媒体は、ソース仮想SANインターフェース・アダプタのペア(272及び274)の各々のプライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続された、ストレージ・デバイスなどのデバイスを識別することが可能である。図2のソース仮想化媒体はさらに、ターゲット仮想SANインターフェース・アダプタを有するターゲット仮想化媒体が利用可能なターゲット・サーバ(144)上のターゲット物理SANインターフェース・アダプタを選択し、ターゲット仮想化媒体に、ソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスの識別情報を与えることができる。
ターゲット仮想化媒体は、次いで、ターゲット仮想SANインターフェース・アダプタにセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを割り当て、セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別することができる。ターゲット仮想化媒体は、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスが、さらにセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されているかどうかを判断することが可能である。即ち、同一のデバイスが、ソース仮想化媒体とターゲット仮想化媒体との両方にデータ通信するために接続されている場合には、ターゲット・サーバは、オペレーティング・システムを受け入れ可能な候補であり、本発明によってSANアクセス権を保持することは、オペレーティング・システムをソース・サーバからターゲット・サーバに移行することを含む。
図2のサーバ(140)は、システム・バス(160)を通してプロセッサ(156)とサーバの他のコンポーネントとに接続された不揮発性コンピュータ・メモリ(166)を含む。不揮発性コンピュータ・メモリ(166)は、ハード・ディスク・ドライブ(170)、光ディスク・ドライブ(172)、電気的消去・プログラム可能読み出し専用メモリ空間(いわゆる「EEPROM」又は「フラッシュ」メモリ)(174)、RAMドライブ(図示せず)、又は、当業者であれば思いつくような他のいずれかの種類のコンピュータ・メモリとして、実装することができる。
図2の例示的なサーバ(140)は、SAN内の他のサーバ、クライアント、データ・ストレージ、及び当業者であれば思いつくような他のものを含むSAN(103)とデータ通信(184)するための、ネットワークを通した接続を含む接続を実装するための物理SANアダプタ(172)を含む。SANアダプタは、データ通信のためのハードウェア・レベルの接続を実装しており、その接続を通して、ローカル・デバイス及び遠隔デバイス又はサーバは、直接互いに又はネットワークを経由して、データ通信を送信する。本発明の実施形態によるSANアダプタとして有用な通信アダプタの例として、ファイバ・チャネル・アダプタ及び当業者であれば思いつく他のものが挙げられる。
図2の例示的なサーバはまた、1つ又は複数の入力/出力インターフェース・アダプタ(178)を含む。サーバの入力/出力インターフェース・アダプタは、例えば、コンピュータ表示画面のような表示デバイス(180)への出力と、キーボート及びマウスのようなユーザ入力デバイス(181)からのユーザ入力とを制御するためのソフトウェア・ドライバ及びコンピュータ・ハードウェアによって、ユーザ指向の入力/出力を実施する。
更なる説明のために、図3は、本発明に係る、物理的に別個のサーバにわたるオペレーティング・システムの移行の際にストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)アクセス権を保持することを示すブロック図を示す。図3の例においては、ソース・サーバ上には、2つのオペレーティング・システム(254及び256)とソース仮想化媒体(258)とがインストールされている。図3の例におけるオペレーティング・システム(256)は、本発明によりストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)アクセス権を保持したまま、ソース・サーバ(140)からターゲット・サーバ(144)に移行される。図3の例においては、移行に先立ち、仮想SANアダプタのペア(274)に、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネーム(280)とセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネーム(282)とを含む2つのワールド・ワイド・ポート・ネームが割り当てられる。図3の例においては、ソース仮想化媒体(258)は、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネーム(280)を通してソース仮想化媒体(258)とデータ通信するために接続されたデバイスを識別する。図3の例におけるソース仮想化媒体は、次いで、ターゲット仮想SANインターフェース・アダプタ(284)を有するターゲット仮想化媒体(268)が利用可能なターゲット・サーバ(144)上のターゲット物理SANインターフェース・アダプタ(280)を選択し、ソース仮想化媒体(258)と接続されたデバイスの識別情報をターゲット仮想化媒体(268)に提供し、また、ターゲット仮想化媒体にセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネーム(282)を与える。
図3の例においては、ターゲット仮想化媒体(268)は、ターゲット仮想SANインターフェース・アダプタ(284)にセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネーム(282)を割り当て、セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネーム(282)を通してターゲット仮想化媒体(268)とデータ通信するために接続されたデバイスを識別する。図3の例におけるターゲット仮想化媒体(268)は、次いで、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスが、さらにセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されているかどうかを判断する。即ち、ターゲット仮想化媒体(268)は、対象となる同一のデバイスがソース仮想化媒体(258)とターゲット仮想化媒体(268)との両方に接続されていることを判断する。プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスが、さらにセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されている場合には、図3の例ではそうであるが、オペレーティング・システム(256)がソース・サーバ(140)からターゲット・サーバ(144)に移行される。
更なる説明のために、図4は、本発明の実施形態による、物理的に別個のサーバにわたるオペレーティング・システムの移行の際にストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)アクセス権を保持するための例示的な方法を示すフロー・チャートを示す。図4の方法は、ソース・サーバ上のソース仮想化媒体のソース仮想SANインターフェース・アダプタに少なくとも2つのワールド・ワイド・ポート・ネームを割り当てること(302)を含み、少なくとも2つのワールド・ワイド・ポート・ネームは、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームとセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームとを含む。プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームは、SANとの通信を用いて移行されるオペレーティング・システムを提供する仮想SANインターフェース・アダプタにログインするのに用いられる。セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームは、以下でより詳細に説明されるように、移行の際にターゲット・サーバにおいてストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)アクセス権を保持するために用いられる。
図4の方法は、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別すること(304)を含む。プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別すること(304)は、SANを通じたデバイスの発見によって行うことができる。ファイバ・チャネルにおけるデバイスの発見には、例えば、SANのためのネーム・サーバに照会することと、全ての可能なデバイス・アドレスをポーリングすることとの2つの基本的な方法が存在する。
更なる説明のために、図5は、セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別する例示的な方法を示すフロー・チャートを示す。図5の方法は、ターゲット物理SANインターフェース・アダプタを通してセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームによってSANにログインすること(402)を含む。ターゲット物理SANインターフェース・アダプタを通してセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームによってSANにログインすることは、セカンダリ・ワールド・ワイド仮想ポート・ネームにN_Port IDを関連付けることを含む。ターゲット物理SANインターフェース・アダプタを通してセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームによってSANにログインすること(402)は、ログイン・マネージャを通して行うことができる。上述されたように、ログイン・マネージャは、SANにおけるアダプタのログイン及びアダプタのログオフを管理する。
図5の方法は、セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームと関連付けられたゾーンを設定すること(404)を含む。セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームと関連付けられたゾーンを設定すること(404)は、ゾーン・マネージャによって行うことができる。上述されたように、ゾーン・マネージャは、SANに接続された各オペレーティング・システムがそのオペレーティング・システムに割り当てられたストレージ・デバイスにアクセスできるようにすることによって、SAN上にゾーニングを実装する。
図5の方法は、セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスについて、N_Port IDを用いてネーム・サーバに照会すること(408)を含む。ファイバ・チャネルにおいては、ネーム・サーバは、デバイスのN_Port IDとデバイスのワールド・ワイド・ポート・ネームとを関連させる、各々のファイバ・チャネル・スイッチにおける論理データベースである。
図4の例に戻ると、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別(304)した後、図4の方法はまた、ターゲット仮想SANインターフェース・アダプタを有するターゲット仮想化媒体が利用可能なターゲット・サーバ上のターゲット物理SANインターフェース・アダプタを選択すること(306)と、セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームをソース仮想SANインターフェース・アダプタからターゲット仮想SANインターフェース・アダプタに移して割り当てること(308)とを含む。
図4の方法はまた、セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別すること(310)を含む。セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別すること(310)は、SANを通したデバイス発見によって行うことができる。
図4の方法はまた、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスが、さらにセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されているかどうかを判断すること(310)を含む。プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスが、さらにセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されているかどうかを判断すること(310)は、ソース仮想化媒体と接続されたデバイスを含むリスト又は他のデータ構造をターゲット仮想化媒体によって行われたデバイス発見の結果と比較することによって、行うことができる。
プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスが、さらにセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されている場合には、図4の方法は、オペレーティング・システムをソース・サーバからターゲット・サーバに移行すること(312)を含む。上述されたように、多くのソース・サーバ及びターゲット・サーバは、論理パーティションにおいて2つ以上のオペレーティング・システムをサポートする。従って、オペレーティング・システムを移行することは、ソース・サーバにおける論理パーティションのオペレーティング・システム・イメージをターゲット・サーバに移行することを含むことができる。
図4の方法はまた、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスが、セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されていない場合には、別のターゲット仮想SANインターフェース・アダプタを有する別のターゲット仮想化媒体が利用可能な別のターゲット・サーバ上の別のターゲット物理SANインターフェース・アダプタを選択すること(314)を含む。図4の方法は、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスが、さらにセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通してターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されるようにターゲット・サーバが選択されるまで、続けることができる。
本発明の例示的な実施形態は、主に、物理的に別個のサーバにわたるオペレーティング・システムの移行の際にストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)アクセス権を保持するための完全に機能するコンピュータ・システムに即して説明されている。しかしながら、当業者であれば、本発明はまた、いずれかの適切なデータ処理システムと共に用いるためにコンピュータ可読媒体上に配置されたコンピュータ・プログラムとして具体化できることが分かるであろう。このような媒体は、磁気媒体、光媒体、又は他の適切な媒体を含む、機械可読情報のための伝送媒体又は記録可能媒体とすることができる。記録可能媒体の例として、ハード・ドライブ又はディスケットの中の磁気ディスク、光ドライブのためのコンパクト・ディスク、磁気テープ、又は当業者であれば思いつく他の媒体が挙げられる。伝送媒体の例として、音声通信のための電話網と、例えばイーサネット(登録商標)並びにインターネット・プロトコル及びワールド・ワイド・ウェブによって通信するネットワークのようなデジタル・データ通信ネットワークと、例えばIEEE802.11仕様群に従って実装されるネットワークのような無線伝送媒体とが挙げられる。当業者であれば、適切なプログラム手段を有するあらゆるコンピュータ・システムが、プログラムとして具体化された本発明の方法のステップを実行可能であることが直ちに分かるであろう。当業者であれば、本明細書において説明された例示的な実施形態のうちの幾つかはコンピュータ・ハードウェア上にインストールされ実行されるソフトウェアに向けられているが、それにも関わらずファームウェアとして又はハードウェアとして実装される代替的な実施形態は十分に本発明の範囲内にあることを、直ちに認識するであろう。
上記の説明から、本発明の真の主旨から逸脱することなく、本発明の種々の実施形態に修正及び変更を行うことができることが理解されるであろう。本明細書における記述は、説明のみを目的としており、限定的な意味で解釈されるべきではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の文言によってのみ限定される。

Claims (14)

  1. ソース・サーバと、物理的に別個のサーバにわたるストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)に接続された物理的に別個のターゲット・サーバとの間のオペレーティング・システムの移行の際に、SANアクセス権を保持する方法であって、
    前記ソース・サーバ上のソース仮想化媒体のソース仮想SANインターフェース・アダプタに、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームとセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームとを割り当てるステップと、
    前記プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通して前記ソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別するステップと、
    ターゲット仮想SANインターフェース・アダプタを有するターゲット仮想化媒体が利用可能なターゲット・サーバ上のターゲット物理SANインターフェース・アダプタを選択するステップと、
    前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを前記ソース仮想SANインターフェース・アダプタから前記ターゲット仮想SANインターフェース・アダプタに移して割り当てるステップと、
    前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通して前記ターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別するステップと、
    前記プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通して前記ソース仮想化媒体とデータ通信するために接続された前記デバイスが、前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通して前記ターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されている場合には、前記オペレーティング・システムを前記ソース・サーバから前記ターゲット・サーバに移行するステップ
    を含む、前記方法。
  2. 前記プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通して前記ソース仮想化媒体とデータ通信するために接続された前記デバイスが、前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通して前記ターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されていない場合には、別のターゲット仮想SANインターフェース・アダプタを有する別のターゲット仮想化媒体が利用可能な別のターゲット・サーバ上の別のターゲット物理SANインターフェース・アダプタを選択するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通して前記ターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別するステップは、
    前記ターゲット物理SANインターフェース・アダプタを通して前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームによって前記SANにログインするステップと、
    前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームと関連付けられたゾーンを設定するステップと、
    前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通して前記ターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスについて、ノード・ポート(N_Port IDを用いてネーム・サーバに照会するステップ
    を含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記ターゲット物理SANインターフェース・アダプタを通して前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームによって前記SANにログインするステップは、前記N_Port IDをセカンダリ・ワールド・ワイド仮想ポート・ネームに関連付けるステップをさらに含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記オペレーティング・システムを移行するステップは、前記ソース・サーバにおける論理パーティションの前記オペレーティング・システムのイメージを前記ターゲット・サーバに移行するステップをさらに含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記SANは、ファイバー・チャネル・ストレージ・エリア・ネットワークを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. ソース・サーバとターゲット・サーバとを含むシステムに用いるための、ソース・サーバとストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)に接続された物理的に別個のターゲット・サーバとの間におけるオペレーティング・システムの移行の際にSANアクセス権を保持するための装置であって、
    前記ソース・サーバ上のソース仮想化媒体のソース仮想SANインターフェース・アダプタに、プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームとセカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームとを割り当てるための手段と、
    前記プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通して前記ソース仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別するための手段と、
    ターゲット仮想SANインターフェース・アダプタを有するターゲット仮想化媒体が利用可能なターゲット・サーバ上のターゲット物理SANインターフェース・アダプタを選択するための手段と、
    前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを前記ソース仮想SANインターフェース・アダプタから前記ターゲット仮想SANインターフェース・アダプタに移して割り当てるための手段と、
    前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通して前記ターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別するための手段と、
    前記プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通して前記ソース仮想化媒体とデータ通信するために接続された前記デバイスが、前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通して前記ターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されていることに応答して、前記オペレーティング・システムを前記ソース・サーバから前記ターゲット・サーバに移行するための手段と
    を含む、前記装置。
  8. 前記プライマリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通して前記ソース仮想化媒体とデータ通信するために接続された前記デバイスが、さらに前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通して前記ターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されていない場合には、別のターゲット仮想SANインターフェース・アダプタを有する別__のターゲット仮想化媒体が利用可能な別のターゲット・サーバ上の別のターゲット物理SANインターフェース・アダプタを選択するための手段をさらに含む、請求項7に記載の装置。
  9. 前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通して前記ターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスを識別するための手段は、
    前記ターゲット物理SANインターフェース・アダプタを通して前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームによって前記SANにログインするための手段と、
    前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームと関連付けられたゾーンを設定するための手段と、
    前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームを通して前記ターゲット仮想化媒体とデータ通信するために接続されたデバイスについて、ノード・ポート(N_Port IDを用いてネーム・サーバに照会するための手段と
    を含む、請求項7又は8に記載の装置。
  10. 前記ターゲット物理SANインターフェース・アダプタを通して前記セカンダリ・ワールド・ワイド・ポート・ネームによって前記SANにログインするための手段は、
    前記N_Port IDをセカンダリ・ワールド・ワイド仮想ポート・ネームに関連付けるための手段をさらに含む、請求項9に記載の装置。
  11. 前記オペレーティング・システムを前記移行するための手段は、
    前記ソース・サーバにおける論理パーティションの前記オペレーティング・システムのイメージを前記ターゲット・サーバに移行するための手段をさらに含む、請求項7〜10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記SANは、ファイバー・チャネル・ストレージ・エリア・ネットワークを含む、請求項7〜11のいずれか1項に記載の装置。
  13. ソース・サーバとストレージ・エリア・ネットワーク(「SAN」)に接続された物理的に別個のターゲット・サーバとの間におけるオペレーティング・システムの移行の際にSANアクセス権を保持するためのコンピュータ・プログラムであって、コンピュータに、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法の各ステップを実行させる、前記コンピュータ・プログラム。
  14. 請求項13記載のコンピュータ・プログラム記録したコンピュータ可読記録媒体。
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