JP4965581B2 - オペレーティングシステムの展開中の自動化された状態移行 - Google Patents

オペレーティングシステムの展開中の自動化された状態移行 Download PDF

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Description

コンピュータソフトウェアの進歩についていきたいユーザは、自分のコンピューティングデバイスを絶えず「アップグレード」する必要がある。コンピューティングデバイスとしては、デスクトップおよびラップトップのパーソナルコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、セルラ電話などがあるが、これらに限定されるわけではない。コンピューティングデバイスは、本明細書では、総称的にコンピュータと称する。
アップグレードは、既存のプログラムへの「パッチ」の適用から、ソフトウェアプログラムの別のバージョンのインストール、または多くの場合、別のオペレーティングシステムのインストールまでの範囲にわたる。既存のシステムにパッチを適用するために、または別のバージョンのソフトウェアプログラムをインストールするために、ユーザは必ずしもそのコンピュータ全体の既存の「状態(state)」を移行する必要はない。ほとんどの場合、パッチまたは別のバージョンは、そのコンピュータ全体の既存の状態をそのコンピュータのコンピューティング環境の外の別のロケーションに移行することなく、各コンピュータで局所的に適用される。本明細書で使用されるコンピュータの「状態」とは、オペレーティングシステムのユーザ設定(user preference)、アプリケーションプログラム、ならびにオペレーティングシステムおよびアプリケーションプログラムに関連付けられたユーザ固有のデータなど、ユーザ固有のプログラムおよびデータを指すが、それらに限定されるわけではない。移行とは、ユーザのコンピュータの状態を、サーバハードドライブなど、リモートロケーションに移動することである。
別の、通常は新しいオペレーティングシステムをインストールするには、しばしば、インストール中にコンピュータの状態を移行する必要がある。移行は、しばしば、別のオペレーティングシステムがユーザの現行コンピュータにインストールされるのか、またはユーザの現行コンピュータとは別のコンピュータにインストールされるのかに関係なく必要である。より具体的には、ユーザが他の機能を実行したくない場合、例えば、ハードドライブを再分割したくないか、または既存のハードドライブを別のハードドライブと交換したくない場合、ユーザの現行コンピュータに別のオペレーティングシステムをインストールするためにユーザ状態の移行は必要ない。逆に、ユーザの現行コンピュータに別のオペレーティングシステムをインストールするときユーザが他の機能を実行したい場合、例えば、ハードドライブを再分割したい場合、別のオペレーティングシステムをインストールし、ハードドライブを再分割する前に、現行コンピュータのユーザ状態を移行する必要がある。別のオペレーティングシステムがインストールされて、ハードドライブが再分割された後、ユーザ状態を記憶ロケーションから検索して、そのコンピュータにダウンロードして戻すことができる。同様に、ユーザが、ユーザの現行コンピュータとは別のオペレーティングシステムがインストールされた新しいまたは置換えコンピュータを入手した場合、ユーザは、しばしば、ユーザの現行コンピュータの状態を新しいコンピュータにダウンロードする前に、ユーザの状態をリモートロケーションに移行する必要がある。これは、特に、あるユーザの現行コンピュータが、別のユーザのログオン時に使用可能にされる、異なる状態をそれぞれが有する他のユーザと共用されており、そのユーザが自分一人で使用するつもりである新しいコンピュータを受け取ろうとしている場合に当てはまる。
オペレーティングシステムの変更時にコンピュータの状態を移行することは、「言うは易し、行うは難し」である。ユーザ状態の移行には、しばしば、セキュリティの許可を含む複数のステップが必要になる。多くのユーザは、コンピュータに「精通」していないか、または移行プロセスのより詳しい詳細を知らないことによって不利になる。そのような不利な条件は、通常、システムもしくはネットワーク管理者または何らかの他のそのようなエンティティの専門知識を使用することによって迂回される。または、企業体(business entity)の場合には、ユーザが、サーバのファイル共用機能を使用することによってそのコンピュータ全体の状態を保存することにより、迂回される。サーバのファイル共用機能は、コンピューティングネットワーク内のユーザが、ファイルを記憶することができるサーバに共通にアクセスできるようにする。この機能は、コンピューティングネットワーク内のユーザが、そのユーザのコンピュータのハードドライブ上の記憶スペースを使い果たさずに他のユーザとファイルコンテンツを交換できるようにし、そのユーザのコンピュータを他のユーザがアクセスできるようにする。共用ファイルへの保存は高いレベルのコンピュータ知識を必要としないにもかかわらず、共用ファイルは、そのサーバのコンピューティングネットワーク内の全ユーザがアクセス可能である。したがって、共用ファイルのコンテンツは、それを行う権限のないユーザによって変更、読取り、書込みされる可能性がある。機密かつ秘密のコンテンツを共用ファイルに変換することは、現行のユーザ移行作業の重大な欠点である。第1の代替策、すなわち、システムもしくはネットワーク管理者または何らかの他のそのようなエンティティの専門知識を使用することは、それ自体の欠点がある。第1に、それは財政的に高価な代替策である。第2に、管理者が移行を行う前に必要な計画のために時間がかかる。時間の遅れは、「システムまたはネットワーク管理者」対「移行を必要とするユーザの数」の比が低い場合に複合的に発生する。
要するに、新しいまたは別のオペレーティングシステムを展開する際にコンピュータの状態を移行するために用いられる現行の手順は、財政的に高価かつ時間がかかる、または非安全なロケーションへのリスク移行である。
自動化された安全な方法で、移行元コンピュータ(source computer)からユーザ状態を移行して、移行先コンピュータ(destination computer)上でそれを復元するための方法およびシステムが開示されている。
この概要は、以下の「発明を実施するための最良の形態」でさらに説明される概念の中から選んだものを簡潔な形で紹介するためのものである。この概要は、特許請求の主題の主要な特徴を特定するものではなく、特許請求の主題の範囲を決定する補助として使用されるものでもない。
自動化された安全な方法で、移行元コンピュータからユーザ状態を移行して、移行先コンピュータ上でそれを復元するための方法およびシステムが開示されている。移行先コンピュータは、別のオペレーティングシステムを備えた移行元コンピュータと同じコンピュータであってもよいし、別のコンピュータにすることもできる。この移行は、ネットワークもしくはシステム管理者または何らかの他のそのようなエンティティの援助を必要としないように設計されている。1つの例示的な実施形態によると、システム、例えば、サーバ管理システム(SMS)が、移行先コンピュータ上でユーザの状態が復元されるまでユーザ状態を記憶する状態移行ポイント(State Migration Point)(SMP)にユーザ状態が安全に伝送されるように、確実に安全な方法で移行が行われるようにする。望むなら、SMPに記憶された状態は、所定の期間後に自動的に削除されることもできる。記憶された状態を自動的に削除することにより、SMPは、その容量を絶えず増加させることなく、他の状態が使用できる空きスペースを確実に有することになる。ユーザの状態は、通常、記憶されている状態の削除前に移行先コンピュータ上で復元されることを理解されたい。
別の例示的な実施形態によると、システムは、ネットワークの移行の負荷に応じて、状態を移行するためのSMPを2つ以上備える。さらに別の例示的な実施形態によると、システムは、複数のコンピュータの状態を同時に復元することができる。
前述の態様および多くの本発明の付随的な利点は、添付の図面と共に以下の詳細な説明を参照することによってよりよく理解されたとき、より容易に理解されるであろう。
以下の説明において、本発明の例示的な実施形態をより徹底的に説明するために、多くの具体的な詳細が記載されている。しかし、当業者には、本発明は、これらの具体的な詳細がなくても実施できることは明らかであろう。他の場合には、本発明を不明瞭にしないように、周知の特徴は詳しく説明されていない。
図1は、例示的なシステム100、および共通パーソナルコンピュータ108の3人のユーザ(John、JaneおよびTimとして識別されている)のそれぞれの状態が3台の個別のパーソナルコンピュータ112、113、および114に移行されるときに実行されるアクションの絵図である。以下でより詳しく説明しているとおり、システムは状態移行ポイント(SMP)を用いる。本明細書で用いられるSMPとは、ユーザのコンピュータの再構築、置換えまたはアップグレード中にユーザの状態を記憶するのに適した、サーバ内のロケーションである。
図1に戻ると、各ユーザ状態が共通パーソナルコンピュータ108から各ユーザの個別のパーソナルコンピュータに移行される。より具体的には、Johnのユーザ状態が共通パーソナルコンピュータ108からJohnのパーソナルコンピュータ112(PC−John)に、Janeのユーザ状態が共通パーソナルコンピュータ108からJaneのパーソナルコンピュータ113(PC−Jane)に、そしてTimのユーザ状態が共通パーソナルコンピュータ108からTimのパーソナルコンピュータ114(PC−Tim)に移行される。図1は、共通パーソナルコンピュータ108の3人のユーザ全員の状態の移行中に実行される初期アクション(Al、A2およびA3)およびJohnのみのユーザ状態を共通パーソナルコンピュータ108からPC−John 112に取得(C1〜C5)および復元(R1からR5)するときに実行されるアクションを示している。JaneおよびTimのユーザ状態も同様の方法で取得および復元されることが理解されよう。ユーザ状態を取得および復元するSMPのプールのセットアップを含めて、状態移行アクションならびに取得および復元アクションは、図1に示され、本明細書で説明されている単一の、3人のユーザのコンピュータを3台の個別のコンピュータに置き換える代わりに、単一のユーザコンピュータを1人または複数のユーザ用にアップグレード、再構築する、または置き換えるときも同様であることを理解されたい。説明されているプロセスはユーザが3人より多くても、少なくても同様の方法で適用できるので、3人のユーザは例示であり、限定するものではないと解釈すべきであることもさらに理解されたい。
初期アクションAl、A2およびA3は、状態移行ポイント(SMPA、SMPBおよびSMPC)のプールを、ユーザコンピュータの状態を取得および復元するようにセットアップするときに実行されるアクションである。A1において、サーバ103を使用するサーバ管理システム(SMS)管理者102が共通パーソナルコンピュータ108の3人のユーザに関して次の3つのコンピュータ関連付け、すなわち、(1)共通パーソナルコンピュータ108、PC−John 112およびユーザJohnを表すJohn、(2)共通パーソナルコンピュータ108、PC−Jane 113およびユーザJaneを表すJane、ならびに(3)共通パーソナルコンピュータ108、PC−Tim 114およびユーザTimを表すTimを作成する。すなわち、ユーザJohnは共通パーソナルコンピュータ108およびPC−John 112の識別情報に関連付けられ、ユーザJaneは共通パーソナルコンピュータ108およびPC−Jane 113の識別情報に関連付けられ、ユーザTimは、共通パーソナルコンピュータ108およびPC−Tim 114の識別情報に関連付けられる。
管理者102は、また、共通パーソナルコンピュータ108に「作成およびターゲット取得」タスク(アクションC1)を割り当て、PC−John 112、PC−Jane 113およびPC−Tim 114に「作成およびターゲット取得」タスク(アクションR1)を割り当てる。より具体的には、管理者は、共通パーソナルコンピュータ108に組み込まれたソフトウェアモジュールにC1を割り当て、PC−John、PC−JaneおよびPC−Timに組み込まれたソフトウェアモジュールにR1を割り当てる。
A2において、管理者によってクッキーが作成され、そのクッキーが、A1で作成された3つのコンピュータ関連付けと一緒にSMSデータベース104に記憶される。1つの例示的実施形態によると、この関連付けには、コンピュータのMACアドレスが含まれる。A3において、A2で作成されて記憶されたクッキーおよび関連付けが複数の管理ポイント(MP)MPA 105、MPB 106、MPC 107・・・に複製される。そのうちの3つが図1に示されている。本明細書で使用された場合、管理ポイント(MP)とは、SMPと同様に、データベースのロケーションである。SMPはコンピュータのユーザ状態を取得および復元するが、MPは、SMS管理者によって作成されたクッキーおよびコンピュータ関連付けの複製を記憶する。MPは、ユーザとSMSとの間の連絡用ロケーションであり、ユーザは、そこから、SMS管理者によって作成されたクッキーおよび関連付けならびに使用可能なSMPのリストを入手する。タスクがSMP管理者によって作成されたクッキーおよびコンピュータ関連付けの複製を記憶することを含むサーバは、タスクがユーザのコンピュータの再構築、置換えまたはアップグレード中にユーザの状態を保持することを含むのと同じサーバであることができることを理解されたい。言い換えれば、MPサーバは、状況に応じてSMPサーバであることができる(逆も可)。SMPおよびMPの機能は、本発明の実施形態の使用環境に応じて、単一または複数のサーバによって実行できることも理解されたい。
図1に戻ると、C1〜C5は、共通パーソナルコンピュータ108からユーザJohnの状態を取得して、その状態をSMPB 110に記憶するために実行されるアクションである。C1において、取得タスクは、共通パーソナルコンピュータ108で実行を開始する。C2において、共通パーソナルコンピュータ108は、MPC 107と通信して、A1で作成されたJohn用マシン関連付けを検索する。稼働時、移行を必要とするコンピュータは、管理ポイントのプールをランダムにポーリングして、SMSデータベース104の中で、そのコンピュータ用に作成された関連付けを検索する。したがって、共通パーソナルコンピュータ108は、MPC 107からその関連付けを検索する前に、MPA 105および/またはMPB 106とランダムに通信できたはずである。単純にするために、これらの可能性は図1に示されていない。C3において、共通パーソナルコンピュータ108は、SMPA 109をランダムにポーリングする、すなわち、SMPAに取得要求を送信するが、それは拒否されている(矢印にNACKと印されている)。以下で説明するように、取得要求が拒否される理由はいくつかあって、移行ポイントがその取り扱い可能なコンピュータの最大数に達した、または移行ポイントに、要求しているコンピュータの状態全体を記憶するだけの十分なスペースがない、などの理由がある。C4において、共通パーソナルコンピュータ108はSMPB 110をポーリングし、すなわち、SMPBに取得要求を送信し、その要求は受け入れられる。SMPB 102は、共通パーソナルコンピュータ108によって提供されるユーザ状態を記憶するためのセキュアディレクトリを作成する。共通パーソナルコンピュータはSMPBに、A2で作成されたクッキーおよびA1で作成された関連付けを提供する。SMPBは、3人のユーザ全員、すなわち、John、JaneおよびTimのユーザ状態をセキュアディレクトリに記憶する。1つの例示的な実施形態によると、SMPBは、A1で作成された関連付けおよびユーザ状態をセキュアディレクトリ内で互いに分離して記憶する。C5において、SMPBは、共通パーソナルコンピュータの3人のユーザ全員の状態を記憶するためのファイル、例えば、State.cab、ならびに取得されたユーザ状態および取得されたユーザ状態の復元状況を記録するためのファイル、例えば、Done.datを作成する。
R1からR5は、ユーザJohの状態をSMPBからPC−John 112に復元するときに実行されるアクションである。R1において、復元タスクは、PC−Johnで実行を開始する。R2において、PC−Johnは、MPB 106と通信して、A1で作成された共通パーソナルコンピュータ/PC−John/John関連付けを検索する。前に説明されているように、単純にするために、PC−JohnとMPA 105および/またはMPC 107との通信は行われたかもしれないが、示されていない。R3において、PC−John 112は、SMPC 111をランダムにポーリングして復元要求を実行しようとするが、それは拒否されている(矢印にNACKと印されている)。以下で説明されるように、PC−Johnは、プール内のSMPのどれがPC−Johnの取得された状態を記憶しているかを知らないので、PC−Johnは、PC−Johnの取得された状態を記憶しているSMPを見つけるまで、SMPのプールをランダムにポーリングしなければならない。R4において、PC−Johnは、SMPB 110をポーリングして復元要求を実行しようとして、SMPB 110はPC−Johnの取得状態を記憶しているので、その要求は受け入れられる。SMPB 110は、Johnのユーザ状態をPC−John内で復元して、R5において、SMPB 110のデータベースがPC−Johnの復元完了状況を反映するように更新され、ユーザ状態を復元しなければならない残りのコンピュータ(残っている場合)の合計カウントが1だけ減分される。
前述の説明から容易に理解されようが、図1に示された例において、共通パーソナルコンピュータ108に記憶されている移行ソフトウェアは、SMSサーバ103にアップグレード、再構築または置換えの意図について照会する。SMSサーバ103は、共通パーソナルコンピュータに(1つ以上のMPを介して)ネットワークレイアウト、会社のインフラストラクチャ、または図8、図9および図10について以下で説明される他の要因に応じて使用可能な状態管理ポイント(SMP)のリストを提供する。SMPが1つだけリストされている場合、共通パーソナルコンピュータ108は、スペースが使用可能になったことを示す応答を受信するまで、そのSMPに照会する。2つ以上のSMPがリストされている場合で、共通パーソナルコンピュータ108が照会した第1のSMPが使用可能なスペースを有していない場合、共通パーソナルコンピュータは、ラウンドロビン方式でリスト上の次のSMPに照会する。共通パーソナルコンピュータは、スペースが見つかるか、またはすべてのSMPが照会され終わるまで、それらのSMPのすべてに照会する。共通パーソナルコンピュータがリスト内の全SMPの照会をし終わった後、照会プロセスを再開する前に、所定の時間のタイムアウトになる可能性がある。
SMPが共通パーソナルコンピュータにスペースを付与すると、SMPは、そのコンピュータ用のセキュアディレクトリを作成する。次いで、そのSMPは、共通パーソナルコンピュータ108を識別する情報を入手して、その情報をデータベースに記憶し、データベース内のそのエントリを、作成されたディレクトリに関連付けて、作成されたディレクトリの許可を共通パーソナルコンピュータ用のWRITE ONLY(書込み専用)に変更する。コンピュータがアップグレードまたは再構築される場合、そのコンピュータのMACアドレスは、データベースに記憶される識別情報の1つの要素である。また、アップグレードまたは再構築されるコンピュータの場合も、共通パーソナルコンピュータは、スペースを付与したか、またはスペースを見つけたSMPにタグを付ける。共通パーソナルコンピュータが1つ以上の新しいコンピュータに置き換えられる場合、共通パーソナルコンピュータのMACアドレス、およびそのアドレスと新しいコンピュータ(1つまたは複数)のMACアドレス(1つまたは複数)との関連付け(これは、移行要求の前に知られている必要がある)が、データベースに記憶されている関連付け識別情報の中に組み込まれる。言い換えれば、対応するアップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータ(1つまたは複数)のMACアドレスを関連付けるためにアップグレード、再構築または置換えを受ける共通パーソナルコンピュータのMACアドレスが使用されるので、共通パーソナルコンピュータの状態の移行は、関連付けが一致する場合、対応するアップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータ(1つまたは複数)でのみ完了できる。次に、共通パーソナルコンピュータはその状態をセキュアディレクトリに書き込む。共通パーソナルコンピュータがセキュアディレクトリにその状態の書込みを終了した後、共通パーソナルコンピュータは、SMPに、そのディレクトリへの書込みが完了したことを伝える。すると、SMPは、ディレクトリの許可をWRITE ONLY(書込み専用)からNO ACCESS(アクセス不可)に変更する。
共通パーソナルコンピュータ108がアップグレード、再構築され、または置き換えられて、状態の移行の準備が整うと、アップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータはセキュアディレクトリから状態データを移行する。再構築またはアップグレードされた共通パーソナルコンピュータの場合、そのコンピュータはSMSサーバ103にすでに知られているし、共通パーソナルコンピュータは、そのコンピュータの以前の状態を保持しているSMPにタグを付けた(識別した)ので、共通パーソナルコンピュータは、どのSMPが以前の状態を記憶しているかを知っており、したがって、以下で説明するように、SMPがコンピュータの状態を移行する準備が整うまで、そのSMPにのみ照会する。
SMPが状態移行の準備が整うと、SMPは、状態移行を要求している再構築されたか、またはアップグレードされたコンピュータを認証し、ディレクトリの許可をNO ACCESS(アクセス不可)からREAD ONLY(読取り専用)に変更する。1つの例示的な実施形態によると、要求側コンピュータのMACアドレスが、データベースに記憶されているMACアドレスと比較される。上述のように、それらのMACアドレスが同じである場合、再構築されたか、またはアップグレードされたコンピュータは、そのコンピュータの記憶された状態を移行する許可が与えられる。そうでない場合、許可は拒否される。
置き換えられたか、または新しいコンピュータは、置換えを受けるコンピュータの状態をどのSMPが記憶しているかを知らないので、置き換えられたか、または新しいコンピュータは、すべての使用可能なSMPにランダムに照会しなければならない。移行を扱っているSMPは、置き換えられたコンピュータを認証し、ディレクトリの許可をNO ACCESS(アクセス不可)からREAD ONLY(読取り専用)に変更する。1つの例示的な実施形態によると、要求側コンピュータのMACアドレスが、データベース内のMACアドレスと比較される。上述のように、要求側のコンピュータのMACアドレスが、状態がデータベースに保存されている以前の共通パーソナルコンピュータに関連付けられたMACアドレスと一致する場合、SMPは、置き換えられたコンピュータに、そのコンピュータの以前の状態を移行する許可を与える。そうでない場合、許可は拒否される。
以前の状態移行が完了した後、置換え、アップグレードまたは置換えを受けるコンピュータはその旨をSMPに通知する。次いで、SMPは、セキュアディレクトリの許可をREAD ONLY(読取り専用)からNO ACCESS(アクセス不可)に変更する。SMPは、セキュアディレクトリに記憶されているコンピュータの状態を、移行プロセス後の所定の長さの時間後に削除する。この状態は、所定の長さの時間の間、SMPの中に保持され、アップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータが期待どおりに応答しない場合、アップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータのユーザが、以前の状態の一部または全部を検索できるようにしている。状態は、所定の長さの時間の後、削除され、それぞれのコンピュータの状態を移行したい他のユーザのためにSMP上のスペースが解放される。
図2は、アップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータのユーザ状態がSMPに移行される場合の例示的なシナリオ200を示す機能の流れ図である。すなわち、この流れ図は、データがSMPに安全に記憶されたところで終了する。ブロック201において、アップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータ上の移行ソフトウェアがSMSサーバ103に連絡する。ブロック202において、そのSMSサーバは、使用可能なSMPのリストを1つ以上のMPに提供する。ブロック203において、MPが、使用可能なSMPのリストをアップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータに提供する。 次に、ブロック204において、アップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータがリスト上の1つのSMPに照会して、そのSMPが使用可能な記憶スペースを有しているかを判定しようとする。次に、判定ブロック205において、このコンピュータによる照会が認可されるかを判定するテストが行われる。照会が認可されない場合、ブロック206において、リストにSMPが残っているかを判定する検査が行われる。リストにSMPが残っている場合(「Yes」分岐)、ブロック207において、アップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータはリスト上の次のSMPに照会し、流れはブロック205に戻る。リストにSMPが残っていない場合、SMS管理者102にレポートが送信され、このSMS管理者は、ブロック208において、リストにさらなるSMPを追加できるかを判定する検査を行う。リストに1つ以上のSMPを追加できる場合、ブロック209において、1つ以上のMP上で、使用可能なSMPのリストに1つ以上のSMPが動的に追加される。次に、ブロック210において、SMSサーバ103は、アップグレード、再構築または置換えを受ける、SMSサーバと連絡するために待機中のコンピュータ用に、使用可能なSMPのリストを更新し、流れはブロック204に戻る。208において、管理者が、使用可能なSMPのリストに1つ以上のSMPを追加できないと判定すると、ブロック211において、アップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータはタイムアウトする。すなわち、所定の期間、別の照会を遅らせる。
ブロック205に戻ると、照会が認可された場合(「Yes」分岐)、ブロック212において、SMPが、アップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータ用のセキュアディレクトリを作成する。次に、ブロック213において、SMSサーバが、アップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータの識別情報をデータベースに書き込み、データベース内のエントリを、ブロック212で作成されたディレクトリに関連付けて、SMPがそのディレクトリの許可をWRITE ONLY(書込み専用)に変更する。次に、ブロック214において、アップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータがその状態データをセキュアディレクトリに書き込む。次いで、ブロック215において、アップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータがそのディレクトリへの書込みを終了したかを判定する検査が行われる。ディレクトリの書込みが終了していない場合(「No」分岐)、アップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータがそのディレクトリへの書込みを終了するまで、ブロック214が繰り返される。アップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータがそのディレクトリへの書込みを終了した後(「Yes」分岐)、ブロック216において、SMPが、ディレクトリ書込みが終了したことをそのコンピュータによって通知される。最終的に、ブロック217において、SMPがディレクトリの許可をNO ACCESS(アクセス不可)に変更する。
図3は、再構築またはアップグレードされたコンピュータが、SMPに安全に記憶されている状態に復元される場合の例示的なシナリオ300を示す機能の流れ図である。すなわち、このシナリオでは、コンピュータが再構築またはアップグレードされた後、ユーザの状態が同じコンピュータに戻される。再構築またはアップグレードされたコンピュータは、どのSMPがそのコンピュータの状態を保有しているかを知っているので、ブロック301において、再構築またはアップグレードされたコンピュータは、そのSMPに照会する。ブロック302において、そのSMPが、再構築またはアップグレードコンピュータを認証する。上述したように、再構築またはアップグレードされたコンピュータを認証する方法の1つは、図2のブロック213で記憶されたクッキーに組み込まれている、そのコンピュータのMACアドレスを検査することである。ブロック303において、SMPは、再構築またはアップグレードされたコンピュータが正当なものであるかを検査する。再構築またはアップグレードされたコンピュータが正当なものでない場合、ブロック304において、アクセスは拒否される。一方、再構築またはアップグレードされたコンピュータが正当なものである場合、ブロック305において、SMPは、図2のブロック211で作成されたセキュアディレクトリの許可をNO ACCESS(アクセス不可)からREAD ONLY(読取り専用)に変更する。ブロック306において、再構築またはアップグレードされたコンピュータは、セキュアディレクトリに記憶されている状態を移行する。ブロック307において、状態の移行が終了したかを判定する検査が行われる。終了していない場合、状態の移行が続行される。状態の移行が終了すると、ブロック308において、再構築またはアップグレードされたコンピュータはその旨をSMPに通知する。次に、ブロック309において、SMPは、ディレクトリの許可をREAD ONLY(読取り専用)からNO ACCESS(アクセス不可)に変更する。最終的に、ブロック310において、SMPはフェードアウトタイマを始動し、その結果、所定の時間の終わりに、再構築またはアップグレードコンピュータ用に作成されたセキュアディレクトリが削除される。ブロック310は、そのSMP内の、他のコンピュータが状態の移行を実行するための記憶スペースを解放するために必要である。状態の移行が行われた後、SMP上にそのディレクトリが保持される所定の時間は、ネットワーク管理者102によって設定されたポリシーによって異なる。上述のように、状態の移行後、特定の期間にわたってディレクトリを保持することは有益である。再構築またはアップグレードされたコンピュータは、そのディレクトリに記憶されているデータの全部または一部の検索が必要になるだろう不測の問題が発生する可能性があるからである。上述のとおり、所定の長さの時間の終わりに、記憶されていた状態を削除すると、SMP記憶スペースが解放されて、他のユーザがそれを状態の移行のために使用することができる。
図4は、新しいコンピュータなどの置換えコンピュータが、SMPに安全に記憶されている状態にリセットされる場合の例示的なシナリオ400を示す機能の流れ図である。ブロック401において、置換えコンピュータからの照会に応答して、SMSは、MPを介してそのコンピュータに、使用可能なSMPのリストを供給する。ブロック402において、そのコンピュータは1つのSMPに照会して、そのSMPは状態情報を記憶しているかを判定しようとする。ブロック403において、照会への応答の検査が行われる。SMPが状態情報を記憶していない場合(「No」分岐)、ブロック404において、そのコンピュータは、リストの次のSMPに照会するか、またはリストにSMPが1つしかない場合、エラーレポートが生成される。ブロック403で照会されたSMPが以前の状態情報を有していることが判明すると(「Yes」分岐)、ブロック405において、SMPは、置換えコンピュータを認証しようとする。次に、ブロック406において、SMPによって、置換えコンピュータが認証されているかを調べる検査が行われる。置換えコンピュータを認証する方法の1つは、そのコンピュータのMACアドレスを、ユーザまたはSMS管理者によって入力された記憶済みMACアドレスと比較することによる。置換えコンピュータがブロック406で認証されない場合(「No」分岐)、ブロック407において、アクセスは拒否される。置換えコンピュータが認証された場合(「Yes」分岐)、ブロック408において、SMPは、図2のブロック212で作成されたセキュアディレクトリの許可をNO ACCESS(アクセス不可)からREAD ONLY(読取り専用)に変更する。次に、ブロック409において、置換えコンピュータは、セキュアディレクトリから状態情報を移行する。次いで、ブロック410において、状態の移行が終了したかを調べる検査が行われる。状態の移行が終了していない場合(「No」分岐)、状態の移行が続行される。状態の移行が終了すると(「Yes」分岐)、ブロック411において、SMPは、置換えコンピュータによって、状態の移行が終了したことを通知される。ブロック412において、SMPは、ディレクトリの許可をNO ACCESS(アクセス不可)に変更する。最終的に、ブロック413において、SMPはフェードアウトタイマを始動し、その結果、所定の時間の終わりに、図3のブロック310に関する上述の理由で、セキュアディレクトリが削除される。
図5は、コンピュータの1人以上のユーザの状態がSMPに移行される場合の例示的なシナリオ500を示す機能の流れ図である。例えば、図1で概略が示され、上記で説明されているように、共通パーソナルコンピュータの多くのユーザが個別のユーザコンピュータに移行することがある。個々のユーザコンピュータは、アップグレードされたか、再構築されたか、または置き換えられたコンピュータであってよい。別の例では、共通パーソナルコンピュータの3人のユーザのうちの2人が、2人で共用しようとしているコンピュータに移行し、3番目のユーザは、将来はそのユーザだけが使用するコンピュータに移行することもあるだろう。図5は、状態データが共通コンピュータから転送され、記憶されるポイント、すなわち、SMPまでのシナリオを示している。
ブロック501において、共通コンピュータ上の移行ソフトウェアがSMSサーバに移行の希望を通知する。ブロック502において、SMSサーバ103は、使用可能なSMPのリストを1つ以上のMPに提供する。ブロック503において、MPが、使用可能なSMPのリストを共通コンピュータに提供する。ブロック504において、共通コンピュータがリスト上の1つのSMPに照会して、そのSMPは状態移行記憶スペースを有しているかを判定しようとする。ブロック505において、この照会への応答の検査が行われる。照会が認可されない場合、すなわち、照会されたSMPが状態移行記憶スペースを有していない場合(「No」分岐)、ブロック506において、リストにSMPが残っているかを判定する検査が行われる。リストにSMPが残っている場合(「Yes」分岐)、ブロック507において、共通コンピュータはリスト上の次のSMPにスペースを照会して、そのSMPは状態移行記憶スペースを有しているかを判定しようとする。次いで、流れはブロック505に戻る。リストにSMPが残っていない場合、SMS管理者102にレポートが送信され、このSMS管理者は、ブロック508において、リストにさらなるSMPを追加できるかを判定する検査を行う。リストに1つ以上のSMPを追加できる場合、ブロック509において、使用可能なSMPのリストに1つ以上のSMPが動的に追加される。次に、ブロック510において、SMSサーバ103は、SMSサーバと連絡するために待機中の共通コンピュータ用に、使用可能なSMPのリストを更新し、流れはブロック504に戻る。ブロック508において、SMS管理者が、使用可能なSMPのリストに1つ以上のSMPを追加できないと判定すると、ブロック511において、共通コンピュータはタイムアウトする。すなわち、所定の期間、別の照会を遅らせる。
ブロック505に戻ると、照会が認可された場合(「Yes」分岐)、ブロック512において、SMPが共通コンピュータ用のセキュアディレクトリを作成し、共通コンピュータが、共通コンピュータの各ユーザの状態を他のユーザとは分離してセキュアディレクトリに記憶する。ブロック513において、SMSサーバが、共通コンピュータを識別する情報をデータベースに記憶し、データベース内のエントリを、ブロック512で作成されたセキュアディレクトリに関連付けて、SMPがそのディレクトリの許可をWRITE ONLY(書込み専用)に変更する。ブロック514において、共通コンピュータが共通コンピュータの状態をセキュアディレクトリに書き込む。次いで、ブロック515において、共通コンピュータがそのディレクトリへの書込みを終了したかを判定する検査が行われる。ディレクトリの書込みが終了していない場合(「No」分岐)、共通コンピュータがそのディレクトリへの書込みを終了するまで、ブロック514が繰り返される。共通コンピュータがそのディレクトリへの書込みを終了した後(「Yes」分岐)、ブロック516において、SMPが、ディレクトリ書込みが終了したことをそのコンピュータによって通知される。最終的に、ブロック517において、SMPがディレクトリの許可をWRITE ONLY(書込み専用)からNO ACCESS(アクセス不可)に変更する。
図6は、多数のユーザがいる再構築またはアップグレードされたコンピュータが、各ユーザ用にSMPに安全に記憶されている状態に復元される場合の例示的なシナリオ600を示す機能の流れ図である。前の図5を参照されたい。ブロック601において、前に説明したように、再構築またはアップグレードされたコンピュータはどのSMPがこの状態情報を記憶しているかを知っているので、再構築またはアップグレードされたコンピュータは、そのSMPに照会する。ブロック602において、そのSMPがこのコンピュータを認証する。前に説明したように、このコンピュータを認証する方法の1つは、図5のブロック512で記憶されたコンピュータ識別情報に組み込まれているMACアドレスを、再構築またはアップグレードされたコンピュータのMACアドレスと比較することである。ブロック603において、SMPによって、再構築またはアップグレードされたコンピュータが認証されたかを判定する検査が行われる。このコンピュータが認証されなかった場合、ブロック604において、アクセスは拒否される。一方、再構築またはアップグレードされたコンピュータが認証された場合、ブロック605において、SMPは、図5のブロック511で作成されたセキュアディレクトリの許可をNO ACCESS(アクセス不可)からREAD ONLY(読取り専用)に変更する。ブロック606において、このコンピュータのユーザの1人の状態がセキュアディレクトリから移行される。ブロック607において、移行が終了したかを判定する検査が行われる。移行が終了していない場合、移行が続行される。移行が終了すると、ブロック608において、SMPは状態情報からユーザ参照を減分し、データベースを更新する。ブロック609において、SMPは、ディレクトリの許可をREAD ONLY(読取り専用)からNO ACCESS(アクセス不可)に変更する。ブロック610において、SMPによって、移行すべきユーザ状態が残っているかを判定する検査が行われる。移行すべき状態のユーザが残っている場合(「Yes」分岐)、ブロック611において、SMPは、ディレクトリの許可をNO ACCESS(アクセス不可)からREAD ONLY(読取り専用)に変更して、流れはブロック606に戻って循環する。一方、移行すべき状態のユーザが残っていない場合(「No」分岐)、ブロック612において、SMPはフェードアウトタイマを始動し、その結果、所定の時間の終わりにセキュアディレクトリが削除される。ブロック310(図3)およびブロック413(図4)について上述したように、ブロック613は、そのSMP内の、状態の移行を実行したい他のユーザのために記憶スペースを解放するために必要である。上述のように、コンピュータが状態の移行を終了した後、SMP上にそのディレクトリが保持される所定の時間の長さは、SMS管理者102によって設定されたポリシーによって異なる。
図7は、多数のユーザがいる新しいコンピュータなどの置換えコンピュータが、各ユーザ用にSMPに安全に記憶されている状態に復元される場合の例示的なシナリオ700を示す機能の流れ図である。前の図5を参照されたい。ブロック701において、置換えコンピュータ上の、SMSサーバに連絡する移行ソフトウェアに応答して、SMSサーバは、状態情報が以前に記憶された可能性のあるSMPのリストを置換えコンピュータに提供する。ブロック702において、置換えコンピュータはランダムに1つのSMPに照会して、そのSMPは置換えコンピュータの状態情報を記憶しているかを判定しようとする。ブロック703において、照会の応答の検査が行われる。すなわち、そのSMPはその状態情報を記憶しているかを調べる検査が行われる。そのSMPが置換えコンピュータの状態情報を記憶していない場合(「No」分岐)、ブロック704において、置換えコンピュータはリスト上の次のSMPに照会するか、またはリストにSMPが1つしかない場合、所定の長さの時間のタイムアウトになる。一方、ブロック703で照会されたSMPが、置換えコンピュータで求められている状態情報を記憶している場合(「Yes」分岐)、ブロック705において、そのSMPは置換えコンピュータを認証しようとする。ブロック706において、SMPによって、置換えコンピュータが認証されているかを調べる検査が行われる。前に説明したように、コンピュータを認証する方法の1つは、そのコンピュータのMACアドレスを、正しいコンピュータを識別する記憶済みMACアドレスと比較することによる。置換えコンピュータがブロック706で認証されない場合(「No」分岐)、ブロック707において、そのコンピュータへのアクセスは拒否される。一方、置換えコンピュータが認証された場合(「Yes」分岐)、ブロック708において、SMPは、図5のブロック506で作成されたセキュアディレクトリの許可をNO ACCESS(アクセス不可)からREAD ONLY(読取り専用)に変更する。ブロック709において、置き換えられたコンピュータのユーザの状態がセキュアディレクトリから移行される。次に、ブロック710において、移行が終了したかを判定する検査が行われる。移行が終了していない場合(「No」分岐)、流れはブロック709に循環し、移行が続行される。ユーザの状態の移行が終了すると(「Yes」分岐)、ブロック711において、SMPはユーザ状態参照を減分し、データベースを更新する。ブロック712において、SMPは、ディレクトリの許可をREAD ONLY(読取り専用)からNO ACCESS(アクセス不可)に変更する。ブロック713において、SMPによって、移行すべきユーザ状態が残っているかを判定する検査が行われる。残っている場合(「Yes」分岐)、ブロック714において、SMPは、ディレクトリの許可をNO ACCESS(アクセス不可)からREAD ONLY(読取り専用)に変更して、流れはブロック709に戻る。一方、移行すべき状態のユーザが残っていない場合(「No」分岐)、ブロック715において、SMPはフェードアウトタイマを始動し、それにより、所定の時間の終わりにセキュアディレクトリが削除される。上述のように、ブロック716は、状態の移行のために他のユーザが使用できるようにSMPスペースを解放するために必要である。
図8は、SMPが、SMP上で使用可能な量の記憶スペースにいかにして最大数のコンピュータ状態を記憶するかの例示的な方法を示す機能の流れ図である。ブロック800において、SMSによってSMPが作成される。作成されたSMPは、コンピュータ状態情報を記憶するために使用可能なスペースの最大量に基づく合計コンピュータ容量に制限される。ブロック801において、コンピュータは、コンピュータの状態(1つまたは複数)を保存するためのSMPスペースを要求する。ブロック802において、その合計コンピュータ容量に達したかを調べる検査が行われる。SMPの合計容量に達していない場合(「No」分岐)、ブロック804において、そのSMPは、要求を行うコンピュータの状態(1つまたは複数)を記憶するために使用可能なスペースを有しているかを調べる別の検査が行われる。SMPが、要求しているコンピュータの状態(1つまたは複数)を記憶するために使用可能な十分なスペースを有している場合(「Yes」分岐)、ブロック805において、そのコンピュータ要求は認可される。ブロック802でSMPの合計容量に達していると判定されたか(ブロック802の「Yes」分岐)、またはブロック804で、SMPは、要求しているコンピュータの状態(1つまたは複数)を記憶するために使用可能なスペースを有してないと判定された場合(ブロック804の「No」分岐)、ブロック803において、そのコンピュータ要求は拒否される。次いで、ブロック806において、そのコンピュータは、SMSから受信したリストに他のSMPがあるかを調べる検査を行う。リストに他のSMPがある場合(「Yes」分岐)、ブロック807において、リスト上の次のSMPが選択される。次いで、流れはブロック801に循環する。リスト上にSMPがない場合(「No」分岐)、ブロック808において、流れはタイムアウトする。このように、リスト上にSMPが1つしかないか、またはリスト上のすべての使用可能なSMPが、それらが扱えるユーザの最大数に達しているか、またはコンピュータの状態を記憶するために使用可能な十分なスペースがSMPにない場合、プロセスはタイムアウトして終了する。以上の説明から容易に理解されようが、図8に示された機能の流れは、図2のブロック204または図5のブロック504で行われる検査中に発生する。
管理者が、SMPは特定のIPサブネットアドレスに割り当てられたコンピュータの状態のみを移行すべきことを決定する状況もあるだろう。この状況は、多くのコンピュータがそれぞれの状態を同時に移行するためにネットワークを使用する場合に、ネットワークトラフィックの流れが遅くなったときに発生する可能性がある。例えば、組織は、狭い地域内で、異なるIPサブネットアドレスを持つ多数のコンピュータを使用することがある。狭い地域内のユーザの大多数がそれぞれのコンピュータ状態を同時に移行することを決定した場合で、移行を扱うように構成されたSMPの数が非常に限られている場合、ボトルネックが生ずる。管理者は、この時点で、さらなるSMPを追加することに加えて、特定のIPサブネットアドレスを割り当てられたコンピュータの状態のみを移行するために、使用可能なSMPを動的に割り当てることを決定することができる。図9は、特定のIPサブネットアドレスのみを割り当てられたコンピュータの状態を移行するためにSMPが作成される場合の例示的なシナリオの機能の流れ図である。ブロック900において、SMSによってSMPが作成される。ブロック901において、SMPは、定義されたIPサブネット境界内のコンピュータからのみ照会を受け入れるかを判定する検査が行われる。SMPが、定義されたIPサブネット境界内のコンピュータからのみ移行の照会を受け入れる場合(「Yes」分岐)、ブロック903において、定義されたIPサブネット境界内のすべてのコンピュータからの移行の照会がSMPによって受け入れられる。逆に、照会するコンピュータが、SMPが扱う定義されたIPサブネットを割り当てられていない場合、そのコンピュータからの移行の照会はSMPによって拒否される。一方、SMPが組織内のすべてのコンピュータからの移行の照会を受け入れる場合、ブロック902において、照会するコンピュータのIPサブネットアドレスに関係なく、その組織内のすべてのコンピュータからの移行の照会がSMPによって受け入れられる。図8に示され、前に説明されているように、SMPによる移行の照会の受入れは、以前に説明されているSMP上の移行スペースの可用性に応じて異なることを理解されたい。
実施形態の例を図示し、説明してきたが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、示された実施形態に様々な変更を加えられることが理解されよう。例えば、図1に示されたコンピュータ、すなわち、コンピューティングデバイスは、パーソナルコンピュータ(PC)として描かれている。本発明は、PDA、セルラ電話など、他のタイプのコンピューティングデバイスにも適用性を見いだすことができるので、この実施形態は、例示であり、限定するものではないと解釈すべきである。このように、本明細書では、オペレーティングシステムを展開するときにユーザ状態データを移行するための方法およびシステムの好ましい実施形態が説明されているが、本発明はこの実施形態に限定されないことを理解されたい。より正確には、本明細書は、添付の特許請求の範囲およびそれらの均等物の全範囲によって定義される。
本発明の例示的な実施形態の絵図である。 アップグレード、再構築または置換えを受けるコンピュータのユーザ状態が状態移行ポイント(SMP)に移行される場合の例示的なシナリオの機能の流れ図である。 再構築またはアップグレードされたコンピュータが、SMPに安全に記憶されている状態に復元される場合の例示的なシナリオの機能の流れ図である。 置換え(新しい)コンピュータが、SMPに安全に記憶されている状態に復元される場合の例示的なシナリオの機能の流れ図である。 コンピュータの複数のユーザの状態がSMPに移行される場合の例示的なシナリオの機能の流れ図である。 多数のユーザがいる再構築/アップグレードされたコンピュータが、SMPに安全に記憶されている状態に復元される場合の例示的なシナリオの機能の流れ図である。 多数のユーザがいる置換えコンピュータが、SMPに安全に記憶されている状態に復元される場合の例示的なシナリオの機能の流れ図である。 SMPがSMP上で使用可能な量の記憶スペースにいかにして例示的な方法で最大数のコンピュータ状態を記憶するかを示す機能の流れ図である。 SMPが特定のIPサブネットアドレスを割り当てられたコンピュータの状態を移行する場合の例示的なシナリオの機能の流れ図である。

Claims (13)

  1. コンピューティングデバイスのユーザ状態を移行元コンピューティングデバイスから移行先コンピューティングデバイスに移行するサーバ管理システムであって、前記ユーザ状態は、前記移行元コンピューティングデバイス上のユーザ設定情報であり、前記サーバ管理システムは
    (a)前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を状態移行ポイントディレクトリ(「SMPディレクトリ」)に安全に記憶するのに適した複数の状態移行ポイント(「SMP」)であって、前記SMPは、任意のコンピューティングデバイス上の記憶場所であり、前記SMPディレクトリのアクセス許可の初期値は「書込み専用」である、SMPと、
    (b)関連情報を記憶するのに適した複数の管理ポイント(「MP」)であって、前記関連情報の各々は、前記移行元コンピューティングデバイスのMACアドレスを含む前記移行元コンピューティングデバイスの識別情報と、前記移行元コンピューティングデバイスの識別情報に関連付けられた、クッキーに記憶された前記移行先コンピューティングデバイスのMACアドレスを含む前記移行先コンピューティングデバイスの識別情報と、前記複数のSMPのリストとを含み、前記MPは、任意のコンピューティングデバイス上の記憶場所である、MPと、
    (c)任意のコンピューティングデバイス上の1つまたは複数のソフトウェアモジュールであって、前記ソフトウェアモジュールを実行すると、前記任意のコンピューティングデバイスが、
    (i)前記複数のMPのうちの1つを選択し、前記選択されたMPに記憶された前記関連情報を取得し、
    (ii)前記リスト上のSMPをポーリングし、前記ポーリングされたSMPの前記SMPディレクトリに前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を記憶するための容量を有するSMPを検索し、
    (iii)前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を前記SMPの前記SMPディレクトリに転送して記憶し
    (iv)前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を前記SMPディレクトリに記憶すると、前記SMPディレクトリのアクセス許可を「アクセス不可」に変更し、
    (v)前記移行先コンピューティングデバイスから、前記ユーザ状態の要求を受信し、
    (vi)前記ユーザ状態の要求を受信したことに応答して、前記移行元コンピューティングデバイスの識別情報に関連付けられた、前記移行先コンピューティングデバイスの識別情報に一致する前記移行先コンピューティングデバイスを認証し、前記認証することは、前記クッキーに記憶された前記移行先コンピューティングデバイスのMACアドレスを参照することを含み、
    (vii)前記前記移行先コンピューティングデバイスを認証した場合、前記SMPディレクトリのアクセス許可を「読取り専用」に変更し、
    (viii)前記前記移行先コンピューティングデバイスを認証した場合、前記SMPディレクトリに安全に記憶されていた前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を前記移行先コンピューティングデバイスに転送し、
    (ix)前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を前記移行先コンピューティングデバイスに転送すると、前記SMPディレクトリのアクセス許可を「アクセス不可」に変更する、ソフトウェアモジュールと、
    備えたことを特徴とするサーバ管理システム。
  2. 前記ポーリングすることは、前記リスト上の前記複数のSMPを順次ポーリングし、前記ポーリングされSMPの前記SMPディレクトリに前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を記憶するための容量を有する前記SMPを検索することを含むことを特徴とする請求項1に記載のサーバ管理システム。
  3. 前記移行元コンピューティングデバイスおよび前記移行先コンピューティングデバイスは同じコンピューティングデバイスであることを特徴とする請求項1に記載のサーバ管理システム。
  4. コンピューティングデバイスのユーザ状態を移行元コンピューティングデバイスから移行先コンピューティングデバイスに移行する方法であって、前記ユーザ状態は、前記移行元コンピューティングデバイス上のユーザ設定情報であり、前記方法は、
    任意のコンピューティングデバイス上の移行ソフトウェアが、前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を、状態移行ポイントディレクトリ(「SMPディレクトリ」)に安全に記憶するのに適した複数の状態移行ポイント(「SMP」)取得するステップであって、前記SMPは、任意のコンピューティングデバイス上の記憶場所であり、前記SMPディレクトリのアクセス許可の初期値は「書込み専用」である、取得するステップと、
    前記移行ソフトウェアが、関連情報を記憶するのに適した複数の管理ポイント(「MP」)を取得するステップであって、前記関連情報の各々は、前記移行元コンピューティングデバイスのMACアドレスを含む前記移行元コンピューティングデバイスの識別情報と、前記移行元コンピューティングデバイスの識別情報に関連付けられた、クッキーに記憶された前記移行先コンピューティングデバイスのMACアドレスを含む前記移行先コンピューティングデバイスの識別情報と、前記複数のSMPのリストとを含み、前記MPは、任意のコンピューティングデバイス上の記憶場所である、取得するステップと、
    前記移行ソフトウェアが、前記複数のMPのうちの1つを選択し、前記選択されたMPに記憶された前記関連情報を取得するステップと、
    前記移行ソフトウェアが、前記リスト上のSMPをポーリングし、前記ポーリングされたSMPの前記SMPディレクトリに前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を記憶するための容量を有するSMPを検索するステップと、
    前記移行ソフトウェアが、前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を前記SMPの前記SMPディレクトリに転送して記憶するステップと、
    前記移行ソフトウェアが、前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を前記SMPディレクトリに記憶すると、前記SMPディレクトリのアクセス許可を「アクセス不可」に変更するステップと、
    前記移行ソフトウェアが、前記移行先コンピューティングデバイスから、前記ユーザ状態の要求を受信するステップと、
    前記ユーザ状態の要求を受信したことに応答して、前記移行ソフトウェアが、前記移行元コンピューティングデバイスの識別情報に関連付けられた、前記移行先コンピューティングデバイスの識別情報に一致する前記移行先コンピューティングデバイスを認証するステップであって、前記認証するステップは、前記クッキーに記憶された前記移行先コンピューティングデバイスのMACアドレスを参照することを含む、認証するステップと、
    前記前記移行先コンピューティングデバイスを認証した場合、前記移行ソフトウェアが、前記SMPディレクトリのアクセス許可を「読取り専用」に変更するステップと、
    前記前記移行先コンピューティングデバイスを認証した場合、前記移行ソフトウェアが、前記SMPディレクトリに安全に記憶されていた前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を前記移行先コンピューティングデバイスに転送するステップと、
    前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を前記移行先コンピューティングデバイスに転送すると、前記SMPディレクトリのアクセス許可を「アクセス不可」に変更するステップと
    備えたことを特徴とする方法。
  5. 前記移行元コンピューティングデバイスは複数のユーザ状態を有、前記複数のユーザ状態の各々、別々のユーザに関連付けられ、前記複数のユーザ状態の各々は、前記SMPの個別に識別可能な記憶場所に転送され、前記SMP内の前記個別に識別可能な記憶場所に個別に記憶され、前記複数のユーザ状態の各々は、複数の移行先コンピューティングデバイスの中から、異なる1つの移行先コンピューティングデバイスに関連付けられることを特徴とする請求項に記載の方法。
  6. 前記複数の移行先コンピューティングデバイスの各々が認証された後、前記移行ソフトウェアが、前記複数のユーザ状態の各々を、前記SMPから、前記関連付けられた前記複数の移行先コンピューティングデバイスの1つに転送ることを特徴とする請求項に記載の方法。
  7. 前記移行ソフトウェアが、前記SMPセキュアディレクトリを作成、および前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態前記セキュアディレクトリに転送して記憶することをさらに備えたことを特徴とする請求項に記載の方法。
  8. 前記移行元コンピューティングデバイスおよび前記移行先コンピューティングデバイスは同じコンピューティングデバイスであることを特徴とする請求項に記載の方法。
  9. コンピューティングデバイスのユーザ状態を移行元コンピューティングデバイスから移行先コンピューティングデバイスに移行する方法であって、前記ユーザ状態は、前記移行元コンピューティングデバイス上のユーザ設定情報であり、前記方法は、
    任意のコンピューティングデバイス上の移行ソフトウェアが、前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を、状態移行ポイントディレクトリ(「SMPディレクトリ」)に安全に記憶するのに適した複数の状態移行ポイント(「SMP」)を取得するステップであって、前記SMPは、任意のコンピューティングデバイス上の記憶場所であり、前記SMPディレクトリのアクセス許可の初期値は「書込み専用」である、取得するステップと、
    前記移行ソフトウェアが、関連情報を記憶するのに適した複数の管理ポイント(「MP」)を取得するステップであって、前記関連情報の各々は、前記移行元コンピューティングデバイスのMACアドレスを含む前記移行元コンピューティングデバイスの識別情報と、前記移行元コンピューティングデバイスの識別情報に関連付けられた、クッキーに記憶された前記移行先コンピューティングデバイスのMACアドレスを含む前記移行先コンピューティングデバイスの識別情報と、前記複数のSMPのリストとを含み、前記MPは、任意のコンピューティングデバイス上の記憶場所である、取得するステップと、
    前記移行ソフトウェアが、前記複数のMPのうちの1つを選択し、前記選択されたMPに記憶された前記関連情報を取得するステップと、
    前記移行ソフトウェアが、前記リスト上のSMPをポーリングし、前記ポーリングされたSMPの前記SMPディレクトリに前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を記憶するための容量を有するSMPを検索するステップと、
    前記移行ソフトウェアが、前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を前記SMPの前記SMPディレクトリに転送して記憶するステップと、
    前記移行ソフトウェアが、前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を前記SMPディレクトリに記憶すると、前記SMPディレクトリのアクセス許可を「アクセス不可」に変更するステップと、
    前記移行ソフトウェアが、前記移行先コンピューティングデバイスから、前記ユーザ状態の要求を受信するステップと、
    前記ユーザ状態の要求を受信したことに応答して、前記移行ソフトウェアが、前記移行元コンピューティングデバイスの識別情報に関連付けられた、前記移行先コンピューティングデバイスの識別情報に一致する前記移行先コンピューティングデバイスを認証するステップであって、前記認証するステップは、前記クッキーに記憶された前記移行先コンピューティングデバイスのMACアドレスを参照することを含む、認証するステップと、
    前記前記移行先コンピューティングデバイスを認証した場合、前記移行ソフトウェアが、前記SMPディレクトリのアクセス許可を「読取り専用」に変更するステップと、
    前記前記移行先コンピューティングデバイスを認証した場合、前記移行ソフトウェアが、前記SMPディレクトリに安全に記憶されていた前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を前記移行先コンピューティングデバイスに転送するステップと、
    前記移行元コンピューティングデバイスの前記ユーザ状態を前記移行先コンピューティングデバイスに転送すると、前記SMPディレクトリのアクセス許可を「アクセス不可」に変更するステップと、
    前記移行ソフトウェアが、任意のコンピューティングデバイス上に記憶された、前記ユーザ状態を復元する必要のある残りのコンピュータの合計カウントを1つ減少させるステップと
    備えたことを特徴とする方法。
  10. 前記移行ソフトウェアが、1つの移行元コンピューティングデバイスを1つ以上の移行先コンピューティングデバイスに関連付けるステップをさらに備えたことを特徴とする請求項に記載の方法。
  11. 前記SMPは、前記転送されたユーザ状態に関連付けられた前記移行元コンピューティングデバイスを識別する情報をさらに記憶することを特徴とする請求項に記載の方法。
  12. 前記移行元コンピューティングデバイスは複数のユーザ状態を有、前記移行先コンピューティングデバイスは複数のコンピューティングデバイスを有することを特徴とする請求項に記載の方法。
  13. 前記移行元コンピューティングデバイスおよび前記移行先コンピューティングデバイスは異なるコンピューティングデバイスであることを特徴とする請求項に記載の方法。
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