JP4963590B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される複数の電解質・電極接合体が、セパレータ間に配設される燃料電池に関する。
通常、固体電解質型燃料電池(SOFC)は、電解質に酸化物イオン導電体、例えば、安定化ジルコニアを用いており、この電解質の両側にアノード電極及びカソード電極を配設した電解質・電極接合体を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持している。この燃料電池は、通常、電解質・電極接合体とセパレータとが所定数だけ積層された燃料電池スタックとして使用されている。
上記の燃料電池では、電解質・電極接合体を構成するアノード電極及びカソード電極に、それぞれ燃料ガス(例えば、水素ガス)及び酸化剤ガス(例えば、空気)を供給するために、セパレータの面方向に沿って燃料ガス通路及び酸化剤ガス通路が形成されている。
例えば、特許文献1に開示されている平板積層型燃料電池は、図14に示すように、発電セル(図示せず)に積層されるセパレータ1を備えている。セパレータ1は、左右のマニホールド部分2a、2aと、中央の発電セルを配置する部分2bとが、連結部分2c、2cにより連結されており、この連結部分2cが可撓性を有している。
マニホールド部分2a、2aには、ガス孔3、4が設けられており、一方のガス孔3は、燃料ガス通路3aに連通するとともに、他方のガス孔4は、酸化剤ガス通路4aに連通している。燃料ガス通路3a及び酸化剤ガス通路4aは、部分2b内にらせん状に延在しており、この部分2bの中央部近傍で、図示しない燃料極集電体及び空気極集電体に開放されている。
特開2006−120589号公報(図4)
ところで、上記の特許文献1では、セパレータ1と発電セルとを積層してスタックを構成しており、このスタックは、通常、別体で形成された筐体(ケーシング)内に収容されている。
このため、部品点数が比較的多くなっており、組立作業性が低下するとともに、製造コストが高騰するという問題がある。しかも、スタックが別体の筐体により覆われており、このスタック自体の保温性が低下し易く、例えば、専用の断熱構造を採用しなければならない。これにより、コストが高騰するとともに、設備全体が大型化するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、部品点数を有効に削減して組立作業性の向上を図るとともに、コンパクト且つ安価な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体が、セパレータ間に積層される燃料電池に関するものである。
セパレータは、電解質・電極接合体を挟持するとともに、少なくともアノード電極の電極面に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス供給孔又はカソード電極の電極面に沿って酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス供給孔が設けられる挟持部と、前記挟持部に連結され、前記燃料ガスを前記燃料ガス供給孔に又は前記酸化剤ガスを前記酸化剤ガス供給孔に供給するための反応ガス供給通路が形成される橋架部と、前記橋架部に連結され、前記燃料ガス又は前記酸化剤ガスを前記反応ガス供給通路に供給するための反応ガス供給連通孔が積層方向に形成される反応ガス供給部とを備えている。そして、セパレータには、電解質・電極接合体を収容するための筐体部が一体に設けられている。
また、セパレータは、挟持部及び筐体部に連結され、酸化剤ガスを酸化剤ガス供給孔に又は燃料ガスを燃料ガス供給孔に供給するための他の反応ガス供給通路が形成される他の橋架部を備えることが好ましい。挟持部と筐体部とは、他の橋架部により積層方向の荷重が互いに遮断されており、シール性が要求される前記筐体部には、前記挟持部よりも大きな面圧(単位面積あたりの荷重)を発生させることができるからである。このため、筐体部における所望のシール性を確保するとともに、電解質・電極接合体の損傷を阻止することが可能になる。
さらに、筐体部は、酸化剤ガス又は燃料ガスを他の反応ガス供給通路に供給するための他の反応ガス供給連通孔が積層方向に形成される他の反応ガス供給部を有することが好ましい。反応ガス供給部と他の反応ガス供給部とにおいて、それぞれ電解質・電極接合体に供給される反応ガス(燃料ガス及び酸化剤ガス)の流量調整が厳密に遂行され、発電に寄与しない反応ガスが良好に低減され、効率的且つ経済的な運転が可能になるからである。
しかも、筐体部は、発電反応に使用された反応済みの高温反応ガス(以下、排ガスもという)により加温されるため、電解質・電極接合体に供給される前の反応ガスを予め加温することができる。これにより、燃料電池全体の熱自立運転が促進されるとともに、熱エネルギの効率的な利用が可能になる。
さらにまた、筐体部は、他の反応ガス供給連通孔から供給される酸化剤ガス又は燃料ガスを充填するための充填室を形成することが好ましい。充填室内では、酸化剤ガス又は燃料ガスが排ガスによって加温されるため、燃料電池全体の熱自立運転が促進されるとともに、熱エネルギの効率的な利用が可能になるからである。
また、セパレータは、燃料ガス供給孔が形成される第1プレートと、酸化剤ガス供給孔、反応ガス供給通路、他の反応ガス供給通路及び充填室が形成される第2プレートとを有し、前記第1プレートと前記第2プレートとが積層されることが好ましい。第1プレートの加工が一挙に簡素化し、第2プレートのみに加工工程を集中することにより、加工工程の多少によって第1プレートと第2プレートとを別体に構成することができ、製造コストの削減及び歩留まりの向上が容易に図られるからである。
さらに、筐体部は、環状に構成されることが好ましい。排ガスからの排熱を筐体部全体に均等に伝熱することができ、電解質・電極接合体に供給される前の反応ガスを、均等に加温することが可能になるからである。また、スタックの温度分布が均一になり、発電性能の向上と安定化が図られる。
さらにまた、電解質・電極接合体は、反応ガス供給部を中心にして等角度間隔ずつ離間して配置されることが好ましい。反応ガス供給部から各電解質・電極接合体に対して反応ガスを均等に分配することができ、各電解質・電極接合体の発電性能の向上及び安定化が図られるからである。
また、電解質・電極接合体は、反応ガス供給部と同心円上に配置されることが好ましい。反応ガス供給部から各電解質・電極接合体に対して反応ガスを均等に分配することができ、各電解質・電極接合体の発電性能の向上及び安定化が図られるからである。
さらに、橋架部は、電解質・電極接合体と同数に設定されることが好ましい。反応ガス供給部から各橋架部を介して各電解質・電極接合体に反応ガスを均等に分配することができ、発電性能の向上と安定化が図られるからである。
さらにまた、挟持部は、電解質・電極接合体と同数に設定されることが好ましい。各挟持部及び各電解質・電極接合体に対して、反応ガス供給部からの反応ガスを均等に分配することができ、発電性能の向上と安定化が図られるからである。
また、他の橋架部は、電解質・電極接合体と同数に設定されることが好ましい。挟持部と筐体部とは、他の橋架部により積層方向の荷重が互いに遮断されており、シール性が要求される前記筐体部には、前記挟持部よりも大きな面圧(単位面積あたりの荷重)を発生させることができるからである。これにより、筐体部における所望のシール性を確保するとともに、電解質・電極接合体の損傷を阻止することが可能になる。
さらに、他の反応ガス供給連通孔は、電解質・電極接合体と同数に設定されることが好ましい。他の反応ガス供給連通孔は、各電解質・電極接合体に対して反応ガスを均等に分配することができ、発電性能の向上と安定化が図られるからである。
さらにまた、反応ガス供給連通孔、橋架部及び挟持部は、セパレータ面方向に沿って直線上に配置されることが好ましい。挟持部に挟持されている電解質・電極接合体に対し、反応ガス供給連通孔から所望の反応ガスを良好に供給することができ、発電性能の向上と安定化が図られるからである。
また、反応ガス供給連通孔、橋架部、挟持部及び他の橋架部は、セパレータ面方向に沿って直線上に配置されることが好ましい。挟持部に挟持されている電解質・電極接合体に対し、反応ガス供給連通孔から所望の反応ガスを良好に供給することができ、発電性能の向上と安定化が図られるからである。しかも、酸化剤ガス又は燃料ガスを加温することができ、熱エネルギの効率的な利用が図られるからである。
さらに、反応ガス供給連通孔、橋架部、挟持部、他の橋架部及び他の反応ガス供給連通孔は、セパレータ面方向に沿って直線上に配置されることが好ましい。挟持部に挟持されている電解質・電極接合体に対し、反応ガス供給連通孔及び他の反応ガス供給連通孔からそれぞれ所望の反応ガスを良好に供給することができ、発電性能の向上と安定化が図られるからである。
本発明では、セパレータに筐体部が一体に設けられるため、前記セパレータの外形形状が燃料電池全体の外形寸法となる。従って、燃料電池を収容する別体のケーシングが不要になり、部品点数を有効に削減して組立作業性の向上を図るとともに、前記燃料電池をコンパクト且つ安価に製造することが可能になる。
しかも、筐体部は、燃料電池から排出される排ガスが前記燃料電池の外部に拡散することを阻止する遮蔽部材及び熱エネルギの拡散を阻止する断熱部材としての機能を有する。これにより、燃料電池の保温性や排熱回収による熱効率を高めることができ、断熱構造が一挙に簡素化して経済的である。
さらに、反応ガス供給部と挟持部とは、橋架部により積層方向の荷重が互いに遮断されている。このため、簡単且つコンパクトな構成で、シール性が要求される反応ガス供給部には、挟持部よりも大きな面圧(単位面積あたりの荷重)を発生させることができる一方、電解質・電極接合体には、比較的小さな面圧(単位面積あたりの荷重)を発生させることが可能になる。従って、反応ガス供給部における所望のシール性を確保するとともに、電解質・電極接合体の損傷を阻止することができ、効率的な発電が遂行可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池10が矢印A方向に複数積層された燃料電池スタック12の概略斜視説明図であり、図2は、前記燃料電池スタック12の、図1中、II−II線断面図である。
燃料電池10は、固体電解質型燃料電池であり、定置用の他、車載用等の種々の用途に用いられている。燃料電池10は、図3及び図4に示すように、例えば、安定化ジルコニア等の酸化物イオン導電体で構成される電解質(電解質板)20の両面に、カソード電極22及びアノード電極24が設けられた電解質・電極接合体26を備える。電解質・電極接合体26は、円板状に形成される。
燃料電池10は、図3に示すように、一対のセパレータ28間に複数(例えば、4個)の電解質・電極接合体26を挟んで構成される。セパレータ28間には、このセパレータ28の中心部である燃料ガス供給連通孔30を中心にして等角度間隔ずつ離間し且つ前記燃料ガス供給連通孔30と同心円上に4個の電解質・電極接合体26が配置される。
セパレータ28は、例えば、ステンレス合金等の板金で構成される第1プレート32及び第2プレート34を有する。第1プレート32及び第2プレート34は、互いに拡散接合、レーザ溶接又はろう付け等により接合される。第1プレート32及び第2プレート34は、金属プレートに代えて、例えば、カーボンプレート等(接合方法は省略する)で構成してもよい。
図3及び図5に示すように、第1プレート32は、中央部に積層方向(矢印A方向)に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔(反応ガス供給連通孔)30が形成される第1燃料ガス供給部(反応ガス供給部)36を有する。この第1燃料ガス供給部36から外方に等角度間隔ずつ離間して放射状に延在する4つの第1橋架部38を介し、比較的大径な第1挟持部40が一体に設けられる。第1挟持部40は、電解質・電極接合体26と略同一寸法に設定されるとともに、各第1挟持部40には、短尺な第2橋架部(他の橋架部)42を介して環状の第1筐体部44が一体に設けられる。
第1挟持部40のアノード電極24に接触する面には、前記アノード電極24の電極面に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス通路46を形成する複数の突起部48が設けられる。突起部48は、集電部を構成する。第1挟持部40の略中央には、燃料ガス供給連通孔30側に偏心しアノード電極24の略中央部に向かって燃料ガスを供給するための燃料ガス供給孔52が形成される。
第1筐体部44は、酸化剤ガスを後述する酸化剤ガス供給通路78に供給するための酸化剤ガス供給連通孔(他の反応ガス供給連通孔)54が積層方向に形成される酸化剤ガス供給部(他の反応ガス供給部)56を有する。第1筐体部44には、複数のボルト挿入用孔部58が所定角度間隔ずつ離間して設けられる。燃料ガス供給連通孔30、第1橋架部38、第1挟持部40、第2橋架部42及び酸化剤ガス供給連通孔54は、セパレータ面方向に沿って直線上に配置される。
図3及び図6に示すように、第2プレート34は、中央部に燃料ガス供給連通孔30が形成される第2燃料ガス供給部(反応ガス供給部)60を有する。この第2燃料ガス供給部60から外方に等角度間隔ずつ離間して放射状に延在する4つの第1橋架部62を介して比較的大径な第2挟持部64が一体に設けられる。第2挟持部64は、第1挟持部40と同様に、電解質・電極接合体26と略同一寸法に設定されるとともに、各第2挟持部64には、短尺な第2橋架部(他の橋架部)66を介して環状の第2筐体部68が一体に設けられる。
第2燃料ガス供給部60の第1燃料ガス供給部36と接合される面には、燃料ガス供給連通孔30に連通する複数の溝部70が、前記燃料ガス供給連通孔30を中心にして放射状に形成される。各溝部70は、周溝72に一体に連通するとともに、前記周溝72には、4本の燃料ガス供給通路(反応ガス供給通路)74が連通する。各燃料ガス供給通路74は、各第1橋架部62から各第2挟持部64の中央部近傍に延在し、第1プレート32の燃料ガス供給孔52に対応して終端する。
第2筐体部68には、酸化剤ガス供給連通孔54が積層方向に形成される酸化剤ガス供給部56と、ボルト挿入用孔部58とが設けられる。この第2筐体部68の第1筐体部44に接合される面には、酸化剤ガス供給連通孔54から供給される酸化剤ガスを充填するための充填室76が形成される。
充填室76は、各第2橋架部66から各第2挟持部64の中央部近傍まで延在する酸化剤ガス供給通路(他の反応ガス供給通路)78に連通する。酸化剤ガス供給通路78の先端には、第2挟持部64を貫通する酸化剤ガス供給孔80が連通する。
第1プレート32には、複数の突起部48が、例えば、エッチングにより形成されるとともに、第2プレート34には、溝部70、周溝72、燃料ガス供給通路74、充填室76及び酸化剤ガス供給通路78が、例えば、エッチングにより形成される。
図3に示すように、第2プレート34のカソード電極22に向かう面には、変形可能な弾性通路部、例えば、導電性フェルト部材(金属フェルト等の導電性不織布)84が配設される。このフェルト部材84により、第2挟持部64とカソード電極22との間には、酸化剤ガス通路86が形成される。なお、フェルト部材84に代えて、メッシュ部材(金属メッシュ等の導電性織布)、発泡金属、エキスパンドメタル、パンチングメタル又はプレスエンボスメタル等を採用してもよい。電解質・電極接合体26の外周部には、反応後の燃料ガス及び酸化剤ガスを排ガスとして排出するための排ガス通路88が設けられる。
図7に示すように、各セパレータ28間には、燃料ガス供給連通孔30をシールするための第1絶縁シール90と、酸化剤ガス供給連通孔54をシールするための第2絶縁シール92とが設けられる。第1絶縁シール90及び第2絶縁シール92は、シール性が高く、硬質で潰れ難い、例えば、地殻成分系素材、硝子系素材、粘土とプラスチックの複合素材等が使用される。また、第2絶縁シール92は、熱エネルギの拡散を阻止する断熱部材であることが好ましい。
図1及び図2に示すように、燃料電池スタック12は、複数の燃料電池10の積層方向一端に、略円板状の第1エンドプレート94aが配置されるとともに、積層方向他端に、隔壁95を介装して小径且つ略円板状の複数の第2エンドプレート94bと、大径且つ略リング状の固定リング94cとが配置される。隔壁95は、排ガスが燃料電池10の外部に拡散することを阻止する機能を有する一方、第2エンドプレート94bは、各電解質・電極接合体26の積層位置に対応して4つ配設される。
第1エンドプレート94a及び固定リング94cは、セパレータ28のボルト挿入用孔部58に連通する複数の孔部96を有する。孔部96からボルト挿入用孔部58に挿入されるボルト98及び前記ボルト98に螺合するナット100を介し、セパレータ28の第1筐体部44及び第2筐体部68が第1エンドプレート94aに締め付け固定される。
第1エンドプレート94aには、燃料ガス供給連通孔30に連通する単一の燃料ガス供給パイプ102と、各酸化剤ガス供給連通孔54に連通する4本の酸化剤ガス供給パイプ104と、排ガス通路88に連通する4本の排ガス排出パイプ105とが設けられる。
第1エンドプレート94aは、複数のボルト98、ナット108a、108b及び板状カラー部材110を介して支持プレート112が固定される。支持プレート112と第1エンドプレート94aとの間には、第1燃料ガス供給部36及び第2燃料ガス供給部60に締め付け荷重を付与する第1荷重付与部114と、酸化剤ガス供給部56に締め付け荷重を付与する第2荷重付与部116と、各電解質・電極接合体26に締め付け荷重を付与する第3荷重付与部118とが設けられる。
第1荷重付与部114は、燃料ガス供給連通孔30から燃料ガスが漏れることを阻止するために燃料電池10の中央部(第1燃料ガス供給部36及び第2燃料ガス供給部60の中央部)に配置される押圧部材120を備え、この押圧部材120は、4つの第2エンドプレート94bの配列中心近傍に位置して前記燃料電池10に隔壁95を介して押圧する。押圧部材120には、第1受け部材122a及び第2受け部材122bを介して第1スプリング124が配置される。第2受け部材122bには、第1押圧ボルト126の先端が当接する。第1押圧ボルト126は、支持プレート112に形成された第1ねじ孔128に螺合するとともに、第1ナット130を介して位置調整可能に固定される。
第2荷重付与部116は、孔部96からボルト挿入用孔部58に挿入されるボルト98と、前記ボルト98に螺合するナット100とを備え、酸化剤ガス供給部56から酸化剤ガスが漏れることを阻止する機能を有する。
第3荷重付与部118は、第2エンドプレート94bに各電解質・電極接合体26に対応して配置される第3受け部材132aを備える。第3受け部材132aは、ピン134を介して第2エンドプレート94bに位置決め支持される。第3受け部材132aに第2スプリング136の一端が当接する一方、前記第2スプリング136の他端が第4受け部材132bに当接する。第4受け部材132bには、第2押圧ボルト138の先端が当接する。第2押圧ボルト138は、支持プレート112に形成された第2ねじ孔140に螺合するとともに、第2ナット142を介して位置調整可能に固定される。
このように構成される燃料電池スタック12の動作について、以下に説明する。
図1に示すように、第1エンドプレート94aに接続されている燃料ガス供給パイプ102から燃料ガス供給連通孔30には、燃料ガスが供給されるとともに、酸化剤ガス供給パイプ104から酸化剤ガス供給部56には、酸素含有ガスである空気が供給される。
燃料ガス供給連通孔30に供給された燃料ガスは、図4及び図7に示すように、積層方向(矢印A方向)に移動しながら、各燃料電池10を構成するセパレータ28の第2プレート34に形成された溝部70から周溝72を介して各燃料ガス供給通路74に供給される。燃料ガスは、燃料ガス供給通路74に沿って移動した後、第1プレート32に形成された燃料ガス供給孔52から燃料ガス通路46に導入される。
燃料ガス供給孔52は、各電解質・電極接合体26のアノード電極24の略中心位置に対応して設けられている。従って、燃料ガスは、燃料ガス供給孔52からアノード電極24に供給され、このアノード電極24の略中心部から外周部に向かって燃料ガス通路46を流動する。
一方、酸化剤ガス供給部56に供給される空気は、第1プレート32の第1筐体部44と第2プレート34の第2筐体部68との間に設けられる充填室76に一旦充填される。この充填室76には、酸化剤ガス供給通路78が連通しており、酸化剤ガスは、各酸化剤ガス供給通路78に沿って第1挟持部40及び第2挟持部64の中心側に移動する。
第2挟持部64の中心近傍には、酸化剤ガス供給孔80が連通するとともに、前記酸化剤ガス供給孔80は、電解質・電極接合体26のカソード電極22の略中心位置に対応して設けられている。これにより、空気は、図7に示すように、酸化剤ガス供給孔80からカソード電極22に供給され、このカソード電極22の略中心部から外周部に向かってフェルト部材84に形成された酸化剤ガス通路86を流動する。
従って、各電解質・電極接合体26では、アノード電極24の略中心部から外周部に向かって燃料ガスが供給されるとともに、カソード電極22の略中心部から外周部に向かって空気が供給され、発電が行われる。そして、発電に使用された燃料ガス及び空気は、排ガスとして各電解質・電極接合体26の外周部から排ガス通路88に排気される。
この場合、第1の実施形態では、セパレータ28に第1筐体部44及び第2筐体部68が一体に設けられており、前記セパレータ28の外形形状が、燃料電池10全体の外形寸法となっている。従って、燃料電池10を収容する別体のケーシングが不要になり、部品点数を有効に削減して組立作業性の向上を図るとともに、前記燃料電池10をコンパクト且つ安価な製造することが可能になるという効果が得られる。
しかも、第1筐体部44及び第2筐体部68は、燃料電池10から排出される排ガスが前記燃料電池10の外部に拡散することを阻止する遮蔽部材及び熱エネルギの拡散を阻止する断熱部材としての機能を有している。これにより、燃料電池10の保温性や排熱回収による熱効率を高めることができ、断熱構造が一挙に簡素化して経済的である。
さらに、第1燃料ガス供給部36と第1挟持部40とは、第1橋架部38により積層方向の荷重が互いに遮断されている。同様に、第2燃料ガス供給部60と第2挟持部64とは、第1橋架部62により積層方向の荷重が互いに遮断されている。このため、燃料ガスのシール性が要求される第1燃料ガス供給部36及び第2燃料ガス供給部60には、第1荷重付与部114を介して第1挟持部40及び第2挟持部64よりも大きな面圧(単位面積あたりの荷重)を発生させることができる一方、電解質・電極接合体26には、第3荷重付与部118を介して比較的小さな面圧(単位面積あたりの荷重)を発生させることが可能になる。
従って、第1荷重付与部114を介して第1燃料ガス供給部36及び第2燃料ガス供給部60における所望のシール性を確保するとともに、電解質・電極接合体26の損傷を阻止することができる。このため、簡単且つコンパクトな構成で、効率的な発電が遂行可能になるという利点がある。
また、第1の実施形態では、第1挟持部40と第1筐体部44とは、第2橋架部42により積層方向の荷重が互いに遮断されている。同様に、第2挟持部64と第2筐体部68とは、第2橋架部66により積層方向の荷重が互いに遮断されている。これにより、シール性が要求される第1筐体部44及び第2筐体部68には、第1挟持部40及び第2挟持部64よりも大きな面圧(単位面積あたりの荷重)を発生させることができ、前記第1筐体部44及び前記第2筐体部68における所望のシール性を確保するとともに、電解質・電極接合体26の損傷を阻止することが可能になる。
さらに、第1筐体部44及び第2筐体部68は、酸化剤ガスを酸化剤ガス供給通路78に供給するための酸化剤ガス供給連通孔54が積層方向に形成される酸化剤ガス供給部56を有している。従って、第1燃料ガス供給部36及び第2燃料ガス供給部60と酸化剤ガス供給部56とにおいて、それぞれ電解質・電極接合体26に供給される燃料ガス及び酸化剤ガスの流量調整が厳密に遂行される。このため、発電に寄与しない燃料ガス及び酸化剤ガスが良好に低減され、効率的且つ経済的な運転が可能になる。
しかも、第1筐体部44及び第2筐体部68は、発電反応に使用されて排ガス通路88に排出された排ガスにより加温されるため、電解質・電極接合体26に供給される前の酸化剤ガスを予め加温することができる。
その際、第1筐体部44及び第2筐体部68間には、酸化剤ガス供給連通孔54から供給される酸化剤ガスを一旦充填するための充填室76が形成されている。これにより、充填室76内では、酸化剤ガスが排ガスによって良好に加温されるため、燃料電池10全体の熱自立運転が促進されるとともに、熱エネルギの効率的な利用が可能になる。
また、セパレータ28は、燃料ガス供給孔52が形成される第1プレート32と、燃料ガス供給通路74、酸化剤ガス供給孔80、酸化剤ガス供給通路78及び充填室76が形成される第2プレート34とを有し、前記第1プレート32と前記第2プレート34とは、例えば、拡散接合により一体に積層されている。
従って、第1プレート32の加工が一挙に簡素化し、第2プレート34のみに加工工程を集中することにより、加工工程の多少によって第1プレート32と第2プレート34とを別体に構成することができ、製造コストの削減及び歩留まりの向上が容易に図られる。
さらに、第1筐体部44及び第2筐体部68は、環状に構成されている。このため、排ガスからの排熱を第1筐体部44及び第2筐体部68全体に均等に伝熱することができる。このため、電解質・電極接合体26に供給される前の酸化剤ガスを、均等に加温することが可能になる。
さらにまた、電解質・電極接合体26は、燃料ガス供給連通孔30を中心にして等角度間隔ずつ離間して配置されている。これにより、燃料ガス供給連通孔30から各電解質・電極接合体26に対して燃料ガスを均等に分配することができ、各電解質・電極接合体26の発電性能の向上及び安定化が容易に図られる。
また、電解質・電極接合体26は、燃料ガス供給連通孔30と同心円上に配置されている。従って、燃料ガス供給連通孔30から各電解質・電極接合体26に対して燃料ガスを均等に分配することができ、各電解質・電極接合体26の発電性能の向上及び安定化が容易に図られる。
さらに、第1橋架部38、62は、電解質・電極接合体26と同数に設定されている。このため、燃料ガス供給連通孔30から各第1橋架部38、62間の燃料ガス供給通路74を介して各電解質・電極接合体26に燃料ガスを均等に分配することができ、発電性能の向上と安定化が図られる。
さらにまた、第1挟持部40及び第2挟持部64は、電解質・電極接合体26と同数に設定されている。これにより、第1挟持部40及び第2挟持部64と各電解質・電極接合体26に対して、燃料ガス供給連通孔30からの燃料ガスを均等に分配することができ、発電性能の向上と安定化が図られる。
また、第1挟持部40及び第2挟持部64と第1筐体部44及び第2筐体部68とは、第2橋架部42、66により積層方向の荷重が互いに遮断されている。従って、シール性が要求される第1筐体部44及び第2筐体部68には、第1挟持部40及び第2挟持部64よりも大きな面圧(単位面積あたりの荷重)を発生させることができる。このため、第1筐体部44及び第2筐体部68における所望のシール性を確保するとともに、電解質・電極接合体26の損傷を阻止することが可能になる。
さらに、酸化剤ガス供給連通孔54は、電解質・電極接合体26と同数に設定されている。これにより、酸化剤ガス供給連通孔54は、各電解質・電極接合体26に対して酸化剤ガスを均等に分配することができ、発電性能の向上と安定化が図られる。
さらにまた、燃料ガス供給連通孔30、第1橋架部38、62及び第1挟持部40、第2挟持部64は、セパレータ面方向に沿って直線上に配置されている。このため、燃料ガス供給連通孔30から電解質・電極接合体26に対し、燃料ガスを良好に供給することができ、発電性能の向上と安定化が図られる。
また、燃料ガス供給連通孔30、第1橋架部38、62、第1挟持部40、第2挟持部64及び第2橋架部42、66は、セパレータ面方向に沿って直線上に配置されている。このため、燃料ガス供給連通孔30から電解質・電極接合体26に対し、燃料ガスを良好に供給することができ、発電性能の向上と安定化が図られる。また、酸化剤ガス及び燃料ガスを加熱することができ、熱エネルギの効率的な利用が図られる。
さらに、燃料ガス供給連通孔30、第1橋架部38、62、第1挟持部40、第2挟持部64、第2橋架部42、66及び酸化剤ガス供給連通孔54は、セパレータ面方向に沿って直線上に配置されている。このため、電解質・電極接合体26に対し、それぞれ燃料ガス及び酸化剤ガスを良好に供給することができ、発電性能の向上と安定化が図られる。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池160の分解斜視図であり、図9は、前記燃料電池160の動作を説明する概略断面説明図である。
なお、第1の実施形態に係る燃料電池10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3〜第5の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池160を構成するセパレータ162は、第1プレート164と第2プレート166とを備える。第1プレート164を構成する第1挟持部40は、電解質・電極接合体26に接触する面を平坦面に構成するとともに、この面には、アノード電極24の電極面に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス通路46を形成し且つ前記アノード電極24に密着する導電性フェルト部材(金属フェルト等の導電性不織布)167が配設される(図8及び図9参照)。なお、導電性フェルト部材に代えて、メッシュ部材(金属メッシュ等の導電性織布)、発泡金属、エキスパンドメタル、パンチングメタル又はプレスエンボスメタル等を採用してもよい。
第2プレート166を構成する第2挟持部64は、カソード電極22に接触する面に、酸化剤ガス通路86を形成する複数の突起部168が設けられる。突起部168は、例えば、エッチングにより形成される。
このように、第2の実施形態では、フェルト部材167の変形作用下に、前記フェルト部材167とアノード電極24との密着性が促進される等の効果が得られる。
図10は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池170の分解斜視図であり、図11は、前記燃料電池170の動作を説明する概略断面説明図である。
燃料電池170を構成するセパレータ172は、第1プレート174と第2プレート176とを備える。第1プレート174を構成する第1挟持部40のアノード電極24に接触する面には、燃料ガス通路46を形成する複数の突起部48が設けられる。第2プレート176を構成する第2挟持部64のカソード電極22に接触する面に、酸化剤ガス通路86を形成する複数の突起部168が設けられる。
このように、第3の実施形態では、突起部48、168によって電解質・電極接合体26やセパレータ172の歪みを低減するとともに、燃料ガス及び酸化剤ガスの均等な流れが達成される等、第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、上記の第1及び第2の実施形態を併合し、酸化剤ガス通路86を形成するフェルト部材(金属フェルト等の導電性不織布)84と、燃料ガス通路46を形成するフェルト部材(金属フェルト等の導電性不織布)167とを用いてもよい。なお、フェルト部材84、167に代えて、メッシュ部材(金属メッシュ等の導電性織布)、発泡金属、エキスパンドメタル、パンチングメタル又はプレスエンボスメタル等を採用してもよい。
図12は、本発明の第4の実施形態に係る燃料電池180の分解斜視図である。
燃料電池180を構成するセパレータ182は、第1プレート184と第2プレート186とを備える。第1プレート184を構成する第1挟持部40と第1筐体部44とには、第2橋架部(他の橋架部)188が一体に設けられる。第2橋架部188は、燃料ガス供給連通孔30から第1橋架部38を結ぶ直線に交差する方向に延在する。
第2プレート186を構成する第2挟持部64と第2筐体部68とには、第2橋架部(他の橋架部)189が一体に設けられる。この第2橋架部189は、上記の第2橋架部188と同様に、燃料ガス供給連通孔30から第1橋架部62を結ぶ直線に交差する方向に延在する。
図13は、本発明の第5の実施形態に係る燃料電池190の分解斜視図である。
燃料電池190を構成するセパレータ192は、第1プレート194と第2プレート196とを備える。第1プレート194を構成する第1筐体部44には、第2橋架部42の間に、例えば、略中間位置に対応して酸化剤ガス供給連通孔54が設けられる。第2プレート196を構成する第2筐体部68には、同様に第2橋架部66の間に、例えば、略中間位置に対応して酸化剤ガス供給連通孔54が設けられる。
このように構成される第4及び第5の実施形態では、上記の第1〜第3の実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態に係る燃料電池が複数積層された燃料電池スタックの概略斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの、図1中、II−II線断面図である。 前記燃料電池の分解斜視説明図である。 前記燃料電池のガス流れ状態を示す一部分解斜視説明図である。 セパレータを構成する第1プレートの説明図である。 前記セパレータを構成する第2プレートの説明図である。 前記燃料電池の動作を説明する概略断面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池の分解斜視図である。 前記燃料電池の動作を説明する概略断面説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池の分解斜視図である。 前記燃料電池の動作を説明する概略断面説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る燃料電池の分解斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係る燃料電池の分解斜視図である。 特許文献1の平板積層型燃料電池の断面説明図である。
符号の説明
10、160、170、180、190…燃料電池
12…燃料電池スタック
20…電解質 22…カソード電極
24…アノード電極 26…電解質・電極接合体
28、162、172、182、192…セパレータ
30…燃料ガス供給連通孔
32、34、164、166、174、176、184、186、194、196…プレート
36、60…燃料ガス供給部
38、42、62、66、188、189…橋架部
40、64…挟持部 44、68…筐体部
46…燃料ガス通路 48、168…突起部
52…燃料ガス供給孔 54…酸化剤ガス供給連通孔
56…酸化剤ガス供給部 74…燃料ガス供給通路
76…充填室 78…酸化剤ガス供給通路
80…酸化剤ガス供給孔 84、167…フェルト部材
86…酸化剤ガス通路 88…排ガス通路
90、92…絶縁シール 94a、94b…エンドプレート
112…支持プレート 114、116、118…荷重付与部

Claims (15)

  1. 電解質をアノード電極とカソード電極とで挟んで構成される電解質・電極接合体が、セパレータ間に積層される燃料電池であって、
    前記セパレータは、前記電解質・電極接合体を挟持するとともに、少なくとも前記アノード電極の電極面に沿って燃料ガスを供給するための燃料ガス供給孔又は前記カソード電極の電極面に沿って酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス供給孔が設けられる挟持部と、
    前記挟持部に連結され、前記燃料ガスを前記燃料ガス供給孔に又は前記酸化剤ガスを前記酸化剤ガス供給孔に供給するための反応ガス供給通路が形成される橋架部と、
    前記橋架部に連結され、前記燃料ガス又は前記酸化剤ガスを前記反応ガス供給通路に供給するための反応ガス供給連通孔が積層方向に形成される反応ガス供給部と、
    を備え、
    前記セパレータには、前記電解質・電極接合体を収容するための筐体部が一体に設けられることを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1記載の燃料電池において、前記セパレータは、前記挟持部及び前記筐体部に連結され、前記酸化剤ガスを前記酸化剤ガス供給孔に又は前記燃料ガスを前記燃料ガス供給孔に供給するための他の反応ガス供給通路が形成される他の橋架部を備えることを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項2記載の燃料電池において、前記筐体部は、前記酸化剤ガス又は前記燃料ガスを前記他の反応ガス供給通路に供給するための他の反応ガス供給連通孔が前記積層方向に形成される他の反応ガス供給部を有することを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項3記載の燃料電池において、前記筐体部は、前記他の反応ガス供給連通孔から供給される前記酸化剤ガス又は前記燃料ガスを充填するための充填室を形成することを特徴とする燃料電池。
  5. 請求項4記載の燃料電池において、前記セパレータは、前記燃料ガス供給孔が形成される第1プレートと、
    前記酸化剤ガス供給孔、前記反応ガス供給通路、前記他の反応ガス供給通路及び前記充填室が形成される第2プレートと、
    を有し、前記第1プレートと前記第2プレートとが積層されることを特徴とする燃料電池。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記筐体部は、環状に構成されることを特徴とする燃料電池。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記電解質・電極接合体は、前記反応ガス供給部を中心にして等角度間隔ずつ離間して配置されることを特徴とする燃料電池。
  8. 請求項7記載の燃料電池において、前記電解質・電極接合体は、前記反応ガス供給部と同心円上に配置されることを特徴とする燃料電池。
  9. 請求項7又は8記載の燃料電池において、前記橋架部は、前記電解質・電極接合体と同数に設定されることを特徴とする燃料電池。
  10. 請求項7又は8記載の燃料電池において、前記挟持部は、前記電解質・電極接合体と同数に設定されることを特徴とする燃料電池。
  11. 請求項7又は8記載の燃料電池において、前記他の橋架部は、前記電解質・電極接合体と同数に設定されることを特徴とする燃料電池。
  12. 請求項7又は8記載の燃料電池において、前記他の反応ガス供給連通孔は、前記電解質・電極接合体と同数に設定されることを特徴とする燃料電池。
  13. 請求項9乃至12のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記反応ガス供給連通孔、前記橋架部及び前記挟持部は、セパレータ面方向に沿って直線上に配置されることを特徴とする燃料電池。
  14. 請求項9乃至12のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記反応ガス供給連通孔、前記橋架部、前記挟持部及び前記他の橋架部は、セパレータ面方向に沿って直線上に配置されることを特徴とする燃料電池。
  15. 請求項9乃至12のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記反応ガス供給連通孔、前記橋架部、前記挟持部、前記他の橋架部及び前記他の反応ガス供給連通孔は、セパレータ面方向に沿って直線上に配置されることを特徴とする燃料電池。
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