JP4960158B2 - 可視光通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具を用いた可視光通信システムに関する。
可視光通信を行う照明器具の下にコンピュータが配置され、コンピュータは、照明器具が送信する解読キー情報を受信することによって、暗号化メッセージの解読が可能になる通信システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この通信システムでは、コンピュータは、可視光通信を行う照明器具から解読キー情報を受信しない状態では暗号を解除できないのでセキュリティが保たれる。
一方、光タグに蓄積された情報を可視光通信によって光タグリーダに送信するシステムであって、光タグは、光タグリーダが送信したトリガ信号を受信したときに情報の送信を開始するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特表2002−530968号公報 特開2006−85594号公報
ところが、特許文献1に記載の通信システムでは、第三者が、照明器具が送信する照明光の波形を解析して、該照明光の波形と同じ波形の光を出力する照明器具を作成した場合には、その照明器具から偽の解読キー情報を送信させることができ、コンピュータのセキュリティが破られる虞がある。特許文献2に記載のシステムは、光タグと光タグリーダとの間の情報通信に関するものであって、照明器具が可視光通信を行うものではなく、照明器具に関連してコンピュータのセキュリティを高めようとするものでもない。
本発明は、可視光通信を行う照明器具と、該照明器具が送信する暗号解除情報を受信することによって動作可能となる情報機器とを備える可視光通信システムにおいて、容易にセキュリティが破られる虞がない可視光通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、可視光通信を行う照明器具と、前記照明器具が送信する暗号解除情報を受信することによって動作可能となる情報機器と、を備える可視光通信システムであって、前記照明器具へトリガ信号を送信するトリガ部を、前記照明器具及び前記情報機器から独立して備え、前記照明器具は、前記トリガ部が所定の時間間隔で送信するトリガ信号に応じて前記暗号解除情報を送信し、前記情報機器は、所定の周期の計時サイクルを繰り返し、前記計時サイクルと同期したタイミングで取得するデータのみを前記照明器具が送信する適正な暗号解除情報として採用することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の可視光通信システムにおいて、前記照明器具は、前記暗号解除情報の送信期間以外の期間において前記照明器具自体が生成するダミーの情報を送信して該照明器具の輝度を略一定にすることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1に記載の可視光通信システムにおいて、前記照明器具は複数の光源を有し、前記複数の光源は、前記トリガ信号に基づいて選択的に点灯して前記暗号解除情報を送信することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、可視光通信を行う照明器具がトリガ信号に応じたタイミングで暗号解除情報を送信するので、情報機器は、トリガ信号の発生タイミングに応じて受信する適正な暗号解除情報以外の情報を取得することがなく、セキュリティが容易に破られる虞がない。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、照明器具の輝度が略一定になるので、チラツキが抑えられて快適な照明が得られる。
請求項の発明によれば、暗号解除情報が複数の光源から分散して送信されるので、情報機器のセキュリティがさらに向上される。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る可視光通信システムについて、図1乃至図5を参照して説明する。まず、本実施形態の可視光通信システム1の概念を図1に示す。本実施形態の可視光通信システム1は、可視光通信を行う照明器具2と、照明器具2の照射光Lに重畳して送信されるパスワードデータ(暗号解除情報)を受信する情報機器3と、を備え、さらに、照明器具2、情報機器3とは別体のトリガ信号Tを無線送信するトリガ部4を備える。情報機器3は、照明器具2から受信したパスワードデータを用いて暗号解除を行う。
具体的には、図2に示されるように、情報機器3は、コンピュータネットワーク5に接続された光受信回路6付きのパソコン7であり、照明器具2は、本実施形態においては、蛍光灯等の放電灯照明器具を用いている。本実施形態では、光受信回路6は、パソコン7に接続されたUSBメモリに内蔵されている。トリガ部4は、照明器具2の近傍に設けられ、所定の時間間隔でトリガ信号Tを無線送信する。また、コンピュータネットワーク5には、サーバ9が接続され、照明器具2からの照明が到達しない位置(例えば、隣の部屋)に設置されたパソコン11等も接続されている。
本実施形態の照明器具2について、図3を参照して詳細に説明する。照明器具2は、放電灯12と、トリガ部4からのトリガ信号Tを受信すると共に放電灯12の点灯状態を制御する制御回路13と、放電灯12を点灯させる点灯回路14と、を備えている。制御回路13は、無線受信回路であるトリガ信号受信部15と、パスワードデータ記憶部16と、マイクロプロセッサから構成された制御部17と、周波数変調部18と、を備える。制御部17は、トリガ信号受信部15がトリガ信号Tを受信したときにパスワードデータ記憶部16から読出したパスワードデータpdに基づいて周波数変調部18へ周波数変調信号を送信する。点灯回路14は、商用電源を整流平滑して電源を供給する直流電源回路19と、インバータ回路21と、インバータ回路21のスイッチング素子を所定の周波数でオンオフする発振回路22と、を備える。
上記のように構成された照明器具2は、トリガ信号Tを受信したタイミングで、放電灯12の光を、パスワードデータpdに基づいた所定のデータ長の波形に変更して出力する。また、制御部17は、パスワードデータpdのデータ長と略同等の長さのダミーデータを記憶しており、照明器具2は、パスワードデータpdに基づいた波形の光を出力する期間以外において該ダミーデータに基づいた所定の波形の光を出力する。ダミーデータddは、パスワードデータpdに基づいた波形の光が出力される期間と、ダミーデータddに基づいた波形の光が出力される期間とで、照明器具2の輝度が略同一になるように設定されている。これによって、人間が照明器具2を見たときのチラツキ感が抑えられる。
本実施形態の情報機器3について、図4を参照して説明する。情報機器3は、USBメモリが接続されたパソコン7(情報機器本体)であり、USBメモリの筐体内に光受信回路6を備えている。光受信回路6は、照明器具2から出力される光Lを受光して電気量に変換する光電変換部23と、光電変換部23が出力した微小電圧を増幅する増幅回路24と、特定周波数帯の信号のみを通過させるバンドパスフィルタ25と、バンドパスフィルタ25の出力信号を2値化する復調部26と、を備える。
上記のように構成された情報機器3において、パソコン7は、光受信回路6が受信して復調した2値化情報(パスワードデータpdとダミーデータdd)を受取るが、パソコン7は、内蔵するタイマ回路27によって計時したトリガ信号Tの発生タイミングと同じタイミングで受取った2値化情報のみを適正なパスワードデータpdとして採用する。
次に、トリガ部4がトリガ信号Tを出力するタイミングと、照明器具2がパスワードデータpd、及びダミーデータddを出力するタイミングと、パソコン7内のタイマ回路27の計時サイクルについて、図5のタイミングチャートを参照して説明する。図5において、トリガ部4が出力するトリガ信号Tを上段に表わし、照明器具2が可視光通信データとして出力するパスワードデータpdとダミーデータddとを中段に表わし、タイマ回路27の計時サイクルを下段に表わす。
トリガ信号Tは、トリガ部4によって予め決められた所定の時間間隔Ta(例えば、1秒間隔)で出力される。照明器具2は、トリガ信号Tを受信したタイミングt1、t2、t3・・で所定長のパスワードデータpdをパケットデータとして出力し、パスワードデータpdの出力を終了した後、次のトリガ信号Tを受信するまでの期間はダミーデータddを繰り返し出力する。
パソコン7内のタイマ回路27は、トリガ信号Tの間隔Taに対応した所定の周期Tsで計時サイクルを繰り返し、パソコン7は、タイマ回路27による計時サイクルの開始時点と同期したタイミングで取得するデータのみを適正なパスワードデータpdとして採用し、所定の暗号解除動作を行う。具体的には、パソコン7は、図5におけるタイミングt2において光受信回路6から取得するパケットデータをパスワードデータpdとして採用する。
なお、トリガ部4とパソコン7とは、別々の機器であって互いに独立して動作しているので、トリガ信号Tに対するパソコン7内のタイマ回路27の計時サイクルの同期が、徐々にずれてくることが予想されるが、その場合には、照明器具2の照射光に重畳するデータの中に同期用データsdを挿入することによってパソコン7内のタイマ回路27を修正させ、同期を回復させることができる。具体的には、図5におけるタイミングt1の時点では、トリガ信号Tに対するタイマ回路27の計時サイクルの同期が外れているが、照明器具2が出力する同期用データsdをパソコン7が光受信回路6を介して受信し、パソコン7自体がタイマ回路27の計時サイクルを修正する。従って、次のトリガ信号Tが出力されたタイミングt2では、パソコン7は、適正にパスワードデータpdを取得することができる。
以上のように、本実施形態の可視光通信システム1では、パソコン7が光受信回路6を介して取得するデータのうち、トリガ信号Tの出力タイミングと同じタイミングで取得するデータのみを適正なパスワードデータpdとして採用するので、不特定のタイミングで発生された偽のパスワードデータを誤って適正なパスワードデータpdとして採用することがなく、パソコン7のセキュリティが保たれる。
このことを図2に戻って具体的に説明する。図2における照明器具2からの光Lを受光できる範囲内にあるパソコン7は、照明器具2が出力するパスワードデータpdを取得して暗号を解除し、サーバ9に対してアクセスすることが可能になるが、隣の部屋等にあって照明器具2からの光Lを受光することができないパソコン11は、パスワードデータpdを取得することができないのでサーバ9にアクセスすることができない。換言すると、同一のコンピュータネットワーク5に接続されたパソコン7、11であっても照明器具2からの光Lを受光できる狭い範囲内(同一部屋内)にあるパソコン7だけが適正なパスワードデータpdを取得することができて暗号解除動作を行うことができるのでセキュリティが保たれる。
また、仮に、悪意の第三者が照明器具2の波形と同一の波形を出力する照明器具を作成し、その照明器具によって隣室にあるパソコン11を照明しても、その偽装された照明光に重畳されるデータは、トリガ信号Tに対して同期がとれていないので、パソコン11は、偽装された照明器具からのデータをパスワードデータpdとして採用しない。従って、パソコン11は暗号を解除することができずサーバ9にアクセスすることができない。なお、照明器具2から情報機器3へパスワードデータを送信する光は赤外線であってもよい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る可視光通信システム1について、図6乃至図8を参照して説明する。第2の実施形態の可視光通信システム1は、第1の実施形態の可視光通信システム1と略同一のハード構成を備え、異なる点は、図6に概念的に示されるように、トリガ部4が情報機器3自体に備えられている点である。
第2の実施形態の情報機器3について、図7を参照して具体的に説明する。本実施形態の情報機器3は、第1の実施形態の情報機器と同様に、パソコン(情報機器本体)7と、パソコン7に接続された光受信回路6を内蔵するUSBメモリと、を備え、さらにトリガ信号Tの無線送信機能を有するトリガ部4を備える。逆に、パソコン7は、第1の実施形態とは異なりトリガ信号Tの発生間隔を計時するタイマ回路を有さない。照明器具2は、第1の実施形態と同様の放電灯照明器具である。
次に、第2の実施形態におけるパソコン7がトリガ部4を介してトリガ信号Tを出力するタイミングと、照明器具2がパスワードデータpd、及びダミーデータddを出力するタイミングについて、図8のタイミングチャートを参照して説明する。図8において、トリガ部4が出力するトリガ信号Tを上段に表わし、照明器具8が可視光通信データとして出力するパスワードデータpdとダミーデータddとを下段に表わす。
トリガ部4は、ユーザがパソコン7の操作を開始することによってトリガ信号Tを照明器具2へ向けて送信する。具体的には、トリガ部4は、パソコン7からトリガ信号Tの送信命令s(図7参照)が入力されることによって一定間隔Taでn個のトリガ信号Tを送信し、トリガ信号Tを受信した照明器具2は、第1の実施形態と同様に、トリガ信号Tを受信したタイミングt1、t2、t3・・tnで所定長のパスワードデータpdをパケットデータとして出力する。また、照明器具2は、パスワードデータpdの出力を終了した後、次のトリガ信号Tを受信するまでの期間ダミーデータddを繰り返し出力する。パソコン7は、パソコン7自体がトリガ部4を介してトリガ信号Tを送信したタイミングt1、t2、t3・・tnの時点に受取ったデータを適正なパスワードデータpdとして採用する。
例えば、パソコン7がファイルを開くアプリケーションを実行している場合には、パソコン7は、ファイルを開く動作に合わせてトリガ信号Tを送信し、上記の手順で取得した最初のパスワードデータpdを用いて暗号解除動作を行う。パソコン7がウェブブラウザを閲覧する場合や、ネットワークにログインしている場合には、パソコン7は、暗号解除動作を行う度に、適宜タイミング(t1、t2・・tn)で取得するパスワードデータpdを用いて暗号解除動作を行う。
なお、トリガ部4は、パソコン7からのトリガ信号Tの送信命令sが入力されることによって単発で1個のトリガ信号Tを送信し、パソコン7は、パスワードデータpdの取得に失敗したときに、所定時間後に再びトリガ部4に対してトリガ信号Tの送信命令sを出力し、再び1個のトリガ信号Tを送信するように構成してもよい。
以上のように、本実施形態の可視光通信システム1では、トリガ部4が情報機器3に備えられるので、パソコン7内にトリガ信号Tの送信タイミングを計時するタイマ回路27が不要になり、可視光通信システムの構成が簡素になる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る可視光通信システム1について、図9を参照して説明する。第3の実施形態の可視光通信システム1は、複数の情報機器31、32、・・3nと、各情報機器31、32、・・3nに対応する複数の照明器具81、82、・・8nを備え、各情報機器31、32、・・3nは、第2の実施形態と略同様の構成であって、それぞれトリガ部4を備える。各照明器具81、82、・・8nは、第2の実施形態の照明器具2と略同一の構成である。
また、複数の情報機器31、32、・・3nが情報ネットワーク(LAN)300によって接続され、各照明器具81、82、・・8nが接続された照明用ネットワーク800に対してゲートウェイ端末30を介して接続されている。情報ネットワーク(LAN)300には、サーバ400が接続されている。ゲートウェイ端末30は、情報ネットワーク300と照明用ネットワーク800との間のデータ変換を行う。情報ネットワーク300、及び照明用ネットワーク800は、有線で構成されてもよいし、無線で構成されてもよい。
情報機器31、32、・・3nが照明器具81、82、・・8nから送信されるパスワードデータを取得するまでの各信号の出力タイミングは、第2の実施形態と略同様であり、次の通りである。いま、ユーザが情報機器3nの操作を開始すると、情報機器3nのトリガ部4が情報ネットワーク300へトリガ信号Tを出力し、そのトリガ信号Tがゲートウェイ端末30、及び照明用ネットワーク800を介して対応する照明器具8nへ入力される。トリガ信号Tを入力された照明器具8nは、パスワードデータpdを照射光に重畳して出力する。情報機器3nは、情報機器3n自体がトリガ信号Tを出力したタイミングに応じたタイミングで取得したパスワードデータpdを適正なパスワードpdとして採用し、採用したパスワードデータpdを用いて暗号解除動作を行う。
以上のように、本実施形態の可視光通信システム1では、複数の情報機器31、32、・・3nが、複数の照明器具81、82、・・8nに対して情報ネットワーク300、及び照明用ネットワーク800を介して接続されるので、情報機器31、32、・・3nと、照明器具81、82、・・8nとの対応付けが容易であり、情報機器31、32、・・3n毎にパスワードデータpdを異なるように構成してより高いセキュリティを実現することができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係る可視光通信システム1について、図10乃至図12を参照して説明する。第4の実施形態の可視光通信システム1は、第2の実施形態と略同一の構成であり、トリガ部4が情報機器3に備えられ、パソコン7(情報機器本体)自体が所定のタイミングでトリガ部4を介してトリガ信号Tの送信を行い、そのトリガ信号Tによって照明器具40にパスワードデータpdの送信を行わせる構成になっている。異なっている点は、第4の実施形態では、照明器具40が放電等照明器具ではなく、複数の光源を有するLED照明器具とされ、トリガ信号Tが、該複数の光源に対応して異なったデータ送信タイミングを示す信号とされている点である。
LED照明器具40について、図10を参照して説明する。LED照明器具40は、第2の実施形態の放電灯照明器具と異なり、放電灯12に代えて赤、緑、青色の3個のLED光源12r、12g、12bを有し、点灯回路14がインバータ回路21に代えて各LED光源12r、12g、12b毎に調光制御を行うPWM駆動回路41を有する。また、制御回路13の制御部17は、トリガ信号受信部15から入力されるトリガ信号Tに基づいて、PWM駆動回路41へ各LED光源12r、12g、12b毎に独立した制御信号を出力する。LED照明器具40は、上記の構成を有しており、各LED光源12r、12g、12bがそれぞれ後述する独立したタイミングでパスワードデータpd、及びダミーデータddを出力する。
情報機器3について、図11を参照して説明する。本実施形態の情報機器3は、第2の実施形態の情報機器3と略同一の構成を有し、異なる点は、光受信回路60が赤、緑、青色の各色に対応した光電変換部23r、23g、23bと、増幅回路24r、24g、24bと、バンドパスフィルタ25r、25g、25bと、復調部26r、26g、26bと、を備える点と、トリガ部4からのセレクト信号Stに基づいて復調部26r、26g、26bから出力される2値化情報(パスワードデータpd、ダミーデータdd)を選択的に合成するセレクタ部61を備える点である。光電変換部23r、23g、23bは、それぞれ赤、緑、青色の光のみを透過するフィルタを備えている。
また、トリガ部4から出力される信号は、トリガ信号送信部4aによって無線信号(トリガ信号T)として送出される。本実施形態のトリガ信号Tは、各LED光源12r、12g、12bについて異なったパスワードデータpdの送信タイミングを与える3種類のトリガ信号Tr、Tg、Tbを含んでいる。トリガ信号Trが赤色LED光源12rのパスワード送信タイミングを与え、トリガ信号Tgが緑色LED光源12gのパスワード送信タイミングを与え、トリガ信号Tbが青色LED光源12bのパスワード送信タイミングを与える。
次に、トリガ部4がトリガ信号Tr、Tg、Tbを送信するタイミングと、LED照明器具40の各LED光源12r、12g、12bがパスワードデータpdr、pdg、pdb、及びダミーデータddを送信するタイミングと、セレクタ部61がパスワードデータpdr、pdg、pdbを選択するタイミングについて、図12のタイミングチャートを参照して説明する。
本実施形態のトリガ信号Tは、パソコン7からトリガ部4へトリガ信号Tの送信命令sが出力されたときに、図12に示されるように、トリガ信号Tr、トリガ信号Tb、トリガ信号Tr、トリガ信号Tg、・・トリガ信号Tgの順序で送信される。これらトリガ信号Tr、Tb、Tr、Tg、・・Tb、Tgの種類、及び送信順序は、予めトリガ部4、又はパソコン7に記憶されている。
上記のように所定の順序で送信されるトリガ信号Tr、Tg、Tbを受信したLED照明器具40の制御回路13は、トリガ信号Tr、Tg、Tbの種類毎にPWM駆動回路41を駆動して、各LED光源12r、12g、12bを別々のタイミングで調光してそれぞれパスワードデータpdr、pdg、pdbを送信させる。具体的には、LED照明器具40は、図12に示されるように、トリガ信号Trを受信したタイミング(t1、t3、t6)で赤色LED光源12rからパスワードデータpdrを送信し、次にトリガ信号Trを受信するまでの期間はダミーデータddの送信を繰り返す。同様に、LED照明器具40は、トリガ信号Tgを受信したタイミング(t4、t8)で緑色LED光源12gからパスワードデータpdgを送信し、次にトリガ信号Tgを受信するまでの期間はダミーデータddの送信を繰り返し、トリガ信号Tbを受信したタイミング(t2、t5、t7)で青色LED光源12bからパスワードデータpdbを送信し、次にトリガ信号Tbを受信するまでの期間はダミーデータddの送信を繰り返す。
情報機器3の光受信回路60は、上記のようにしてLED照明器具40から送信されるパスワードデータpdr、pdg、pdb、及びダミーデータddを、各色毎に受信して2値化し、セレクタ部61へ出力する。セレクタ部61は、トリガ部4から入力されるセレクト信号Stに基づいて復調部26r、26g、26bから入力されたパスワードデータpdr、pdg、pdb、及びダミーデータddを選択して合成する。セレクタ部61によって選択された一連のパスワードデータpdr、pdb、・・pdgを図12の下段に示す。パソコン7は、一連のパスワードデータpdr、pdb、・・pdgを1つのパスワードとして取得し、暗号解除動作を実行する。
セレクタ部61の動作についてさらに説明する。セレクト信号Stは、トリガ信号Tr、Tg、Tbと同一のタイミングでトリガ部4からセレクタ部61へ出力される信号であり、各トリガ信号Tr、Tg、Tbの発生タイミングと共に、3種類のトリガ信号Tr、Tg、Tbの種類別の情報を含む信号である。セレクタ部61は、該セレクト信号Stに基づいてパスワードデータpdr、pdg、pdb、及びダミーデータddを選択して合成し、ダミーデータddの含まれないパスワードデータpdr、pdg、pdbのみによって構成された一連のパスワードデータpdr、pdb、・・pdgを合成する。具体的には、セレクタ部61は、t1の時点でセレクト信号Stからトリガ信号Trの発生タイミングを取得し、復調部26rが出力するパスワードデータpdrを選択する。次に、セレクタ部61は、t2の時点でセレクト信号Stからトリガ信号Tbの発生タイミングを取得し、復調部26bが出力するパスワードデータpdbを選択する。セレクタ部61は、このような動作を繰り返して一連のパスワードデータpdr、pdb、・・pdgを合成する。
上記の手順で合成された一連のパスワードデータpdr、pdb、・・pdgは、3種類のパスワードデータpdr、pdg、pdbの出現順序自体がトリガ部4、又はパソコン7によって記憶された暗号情報になっているので偽造することが困難であり、セキュリティレベルが向上される。
以上のように、本発明の可視光通信システムでは、可視光通信を行う照明器具2、81、82、・・8n、40がトリガ信号T、Tr、Tg、Tbに応じたタイミングでパスワードデータpd、pdr、pdg、pdbを送信するので、情報機器3は、トリガ信号の発生タイミングに応じて送信される適正なパスワードデータを正しく取得することができ、セキュリティが保たれる。
本発明の第1の実施形態に係る可視光通信システムの概略構成を示す概念図。 同可視光通信システムの具体的構成を示す図。 同可視光通信システムにおける照明器具の構成を示すブロック図。 同可視光通信システムにおける情報機器の構成を示すブロック図。 同可視光通信システムにおけるトリガ信号とパスワードデータの出力タイミング、及び情報機器内のタイマ回路の計時サイクルを示すタイミングチャート。 本発明の第2の実施形態に係る可視光通信システムの概略構成を示す概念図。 同可視光通信システムにおける情報機器の構成を示すブロック図。 同可視光通信システムにおけるトリガ信号とパスワードデータの出力タイミングを示すタイミングチャート。 本発明の第3の実施形態に係る可視光通信システムの概略構成を示す図。 本発明の第4の実施形態に係る可視光通信システムにおける照明器具の構成を示すブロック図。 同可視光通信システムにおける情報機器の構成を示すブロック図。 同可視光通信システムにおけるトリガ信号とパスワードデータの出力タイミング、及びセレクタ部によって合成される一連のパスワードデータを示すタイミングチャート。
符号の説明
1 可視光通信システム
2 照明器具
3 情報機器
4 トリガ部
40 LED照明器具(照明器具)
12r、12g、12b LED光源(光源)
T、Tr、Tg、Tb トリガ信号
pd、pdr、pdg、pdb パスワードデータ(暗号解除情報)
dd ダミーデータ(ダミー情報)

Claims (3)

  1. 可視光通信を行う照明器具と、前記照明器具が送信する暗号解除情報を受信することによって動作可能となる情報機器と、を備える可視光通信システムであって、
    前記照明器具へトリガ信号を送信するトリガ部を、前記照明器具及び前記情報機器から独立して備え、
    前記照明器具は、前記トリガ部が所定の時間間隔で送信するトリガ信号に応じて前記暗号解除情報を送信し、
    前記情報機器は、所定の周期の計時サイクルを繰り返し、前記計時サイクルと同期したタイミングで取得するデータのみを前記照明器具が送信する適正な暗号解除情報として採用することを特徴とする可視光通信システム。
  2. 前記照明器具は、
    前記暗号解除情報の送信期間以外の期間において前記照明器具自体が生成するダミーの情報を送信して該照明器具の輝度を略一定にすることを特徴とする請求項1に記載の可視光通信システム。
  3. 前記照明器具は複数の光源を有し、
    前記複数の光源は、前記トリガ信号に基づいて選択的に点灯して前記暗号解除情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の可視光通信システム。
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