JP4954318B2 - イオン発生器及びそれを備えた空気調和機 - Google Patents
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また、通流する空気中にイオン発生器を置くこととした場合は、導風部材が、プラス及びマイナスのイオンが夫々放出される開口へ空気を導風し、導風された空気に放出されたプラス及びマイナスのイオンが夫々の空気と共に異なる方向へ通流するため、イオンの再結合の抑制及びイオンの拡散が促進される。
これにより、通流する空気中にイオン発生器を置いた場合は、ケースの異なる面に沿って前記各開口へ夫々空気が分流されるように導風され、導風された空気に放出されたプラス及びマイナスのイオンが夫々の空気と共に異なる方向へ通流するため、イオンの再結合の抑制及びイオンの拡散が更に促進される。
また、通流する空気中にイオン発生器を置くこととした場合は、各基板が、プラス及びマイナスの放電電極へ夫々空気を導風し、導風された空気に放出されたプラス及びマイナスのイオンが夫々の空気と共に異なる方向へ通流するため、イオンの再結合の抑制及びイオンの拡散が促進される。
これにより、イオンの再結合が抑制され、イオンの拡散が促進されるため、例えば、通風路の吹き出し口のルーバーが不要となる。
また、通流する空気中にイオン発生器を置くこととした場合は、導風部材が、プラス及びマイナスのイオンが夫々放出される開口へ空気を導風し、導風された空気に放出されたプラス及びマイナスのイオンが夫々の空気と共に異なる方向へ通流するため、プラス及びマイナスのイオン発生部の離隔距離を小さくしたとしてもイオンの再結合の抑制及びイオンの拡散が促進される。
従って、プラス及びマイナスのイオン発生部の離隔距離を小さくすることによる小型化が可能であり、通流する空気中に置かれた場合にはイオンを効率よく拡散させることが可能となる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係るイオン発生器10の外観を模式的に示す斜視図であり、図2はイオン発生器10の外観を模式的に示す平面図である。イオン発生器10は、プラスのイオン発生部2及びマイナスのイオン発生部3の組を2組備える。イオン発生器10のケース(導風部材)1は、正四角錐形状をなしており、各斜面の垂線を略二等分する部位に略円形の開口1aを夫々備えている。法線方向が異なる隣り合う斜面の開口1a,1aからは、プラスのイオン発生部2及びマイナスのイオン発生部3が夫々発生させたプラス及びマイナスのイオンが外部の異なる方向に放出されるようになっている。
図3(a)は折り曲げ前のケース1の模式的な展開図であり、図3(b)は図3(a)の展開図に示す破線を山折りにして端辺1b,1bを突き合わせたケース1を模式的に示す斜視図である。本実施の形態1では、ケース1の底部が開放されているが、該底部を正方形の板状部材で塞ぐようにしてもよい。
図6は、ケース1を覆うカバー5を模式的に示す斜視図である。カバー5は、ケース1と相似の正四角錐形状をなし、ケース1の各開口1aと対向する部位に、開口1aと略同一円形状の孔部5aが夫々形成されている。この構成により、開口1a及び孔部5a間の離隔距離が確保されて、使用者の指が直接放電電極HD2,HD3に触れることを防止する。
尚、放電電極HD2及び対向電極TDが、プラスのイオン発生部2を、放電電極HD3及び対向電極TDが、マイナスのイオン発生部3を構成する。
尚、図7では駆動回路6が1組のイオン発生部2,3を駆動しているが、これらを2組備えて、1つの駆動回路6がイオン発生部2,3,2,3を駆動するようにしてもよい。
図13(a)及び図13(b)は、通流する空気中に置いたイオン発生器10aが発生させるイオンの量を測定する測定系を示す説明図である。図13(a)に示す測定系では、プラス及びマイナスのイオン発生部2,3が併設されたイオン発生器10aを、イオン発生部2,3の並設方向と直交する方向へ通流する空気中に置き、通流する空気の風下でイオン検出器12によってイオンを検出する。イオン検出器12は、5つの検出点を有しており、各検出点は、通流する空気と直交する方向に等間隔に設定された5つの測定位置a〜eに設置されている。図13(b)に示す測定系では、図13(a)の測定系に対し、横断面が鋭角三角形状をなしており、通流する気流をイオン発生部2,3へ導風する導風体11が付加されている。
また、導風部材が、プラス及びマイナスのイオンが夫々放出される開口へ空気を導風し、導風された空気に放出されたプラス及びマイナスのイオンが夫々の空気と共に異なる方向へ通流するため、プラス及びマイナスのイオン発生部の離隔距離を小さくしたとしてもイオンの再結合の抑制及びイオンの拡散が促進される。
従って、プラス及びマイナスのイオン発生部の離隔距離を小さくすることによる小型化が可能であり、通流する空気中に置かれた場合にはイオンを効率よく拡散させることが可能となる。
従って、ケースの隣り合う斜面に沿って前記各開口へ夫々空気が分流されるように導風され、導風された空気に放出されたプラス及びマイナスのイオンが夫々の空気と共に異なる方向へ通流するため、イオンの再結合の抑制及びイオンの拡散を更に促進することが可能となる。
従って、イオンの再結合が抑制され、イオンの拡散が促進されるため、通風路の吹き出し口のルーバーを不要にすることが可能となる。
これにより、イオンの再結合を更に抑制することが可能となる。
実施の形態1が、イオン発生器10の各斜面に夫々形成された開口1aからイオンを放出する形態であるのに対し、実施の形態2は、イオン発生器の各斜面に形成された放電電極からイオンを放出する形態である。
また、各基板が、プラス及びマイナスの放電電極へ夫々空気を導風し、導風された空気に放出されたプラス及びマイナスのイオンが夫々の空気と共に異なる方向へ通流するため、イオンの再結合の抑制及びイオンの拡散を促進することが可能となる。
実施の形態1は、イオン発生器10が正四角錐形状をなす形態であるのに対し、実施の形態3は、イオン発生器30が正六角錐形状をなす形態である。
その他、実施の形態1に対応する箇所には同様の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
また、ケースが、プラス及びマイナスのイオンが夫々放出される開口へ空気を導風し、導風された空気に放出されたプラス及びマイナスのイオンが夫々の空気と共に異なる方向へ通流するため、プラス及びマイナスのイオン発生部の離隔距離を小さくしたとしてもイオンの再結合の抑制及びイオンの拡散が促進される。
従って、プラス及びマイナスのイオン発生部の離隔距離を小さくすることによる小型化が可能であり、通流する空気中に置かれた場合にはイオンを効率よく拡散させることが可能となる。
この場合であっても、ケースの異なる部位に形成された開口1a,1aからプラス及びマイナスのイオンが異なる方向に放出され、ケースが空気を前記開口1a,1aに導風するため、イオンの再結合の抑制及びイオンの拡散を促進することが可能となる。
実施の形態1は、イオン発生器10が正四角錐形状をなす形態であるのに対し、実施の形態4は、イオン発生器40が屋根型の形状をなす形態である。
その他、実施の形態1に対応する箇所には同様の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
また、ケースが、プラス及びマイナスのイオンが夫々放出される開口へ空気を導風し、導風された空気に放出されたプラス及びマイナスのイオンが夫々の空気と共に異なる方向へ通流するため、プラス及びマイナスのイオン発生部の離隔距離を小さくしたとしてもイオンの再結合の抑制及びイオンの拡散が促進される。
従って、プラス及びマイナスのイオン発生部の離隔距離を小さくすることによる小型化が可能であり、通流する空気中に置かれた場合にはイオンを効率よく拡散させることが可能となる。
1a 開口
2、3 (プラス及びマイナスの)イオン発生部
5 カバー(カバー体)
5a 孔部
6 駆動回路
7 仕切板
9 基板(誘電体からなる基板)
10 イオン発生器
11 導風体
20 イオン発生素子
30 イオン発生器
31 ケース
40 イオン発生器
41 ケース
100 イオン発生装置
103 通風路
HD、HD2、HD3 放電電極
TD 対向電極
YD 誘電電極
Claims (3)
- プラス及びマイナスのイオンを発生させる1又は複数組のイオン発生部と、各組のイオン発生部が発生させたプラス及びマイナスのイオンを夫々外部へ放出する開口が形成されており、該開口へ空気を導風すべき導風部材とを備えるイオン発生器において、
前記導風部材は、前記イオン発生部を覆っており、偶数の斜面を有する角錐形状をなすケースであり、
該ケースの異なる斜面に前記開口を形成して、イオンの放出方向を互いに異ならせるようにしてあり、
前記イオン発生部は、針状の放電電極及び該放電電極の先端部を囲繞する導電体からなる対向電極を有し、
該対向電極が前記開口を形成するようにしてあること
を特徴とするイオン発生器。 - 誘電体からなる基板を介して対向するように配された放電電極及び誘電電極を有しており、プラス及びマイナスのイオンを発生させる1又は複数組のイオン発生素子を備えるイオン発生器において、
偶数の斜面を有する角錐形状をなすケースを備え、
各組のプラス及びマイナスのイオン発生素子の基板は、夫々の放電電極へ空気を導風すべく、前記ケースの相異なる斜面の一部又は全部を構成すること
を特徴とするイオン発生器。 - 請求項1又は2に記載のイオン発生器と、
内部を通流する空気中に前記イオン発生器を配した通風路と
を備えることを特徴とする空気調和機。
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