JP4953303B2 - 病変部位の位置特定システム - Google Patents

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本発明は、生体組織中の病変部分の位置を自動的に特定することのできる病変部位の位置特定システムに関する。
近年、大きな切開を要さずに患者への負担を少なくする低侵襲手術が注目されている。この低侵襲手術は、メス、鉗子、内視鏡等が先端側に設けられた棒状の術具を、患者の体表部分に開けた穴から体腔内に挿入し、この術具を医師が患者の体外側から操作することにより、体腔内の患部の処置を行う手術である。このような低侵襲手術は、現在、医師の手で直接術具を操作して行われることが多いが、医師の遠隔操作により術具を動作させるマスタースレーブ方式の手術ロボットシステムを使った研究も盛んに行われている。
ところで、肺や肝臓等の生体組織中に癌による病変部位があり、当該病変部位に対して前述の低侵襲手術で処置を行う場合、医師は、MRI装置(磁気共鳴画像診断装置)やCT装置(コンピュータ断層撮影装置)等によって撮像された画像で予め病変部位の位置を把握した後で、患者の体表部分に穴を開け、当該穴から体腔内に挿入された内視鏡の画像を視認しながら、当該病変部位に向って術具をアプローチさせる。この際、医師は、体腔内に直接手を入れられないことから、周囲よりも硬い癌組織等の病変部位の存在を触診できない。このため、医師は、体腔内の病変部分の存在を内視鏡からの画像のみで確認しなければならないが、内視鏡の視野が狭いことから、病変部分が小さい場合等には、その存在を把握し難いという問題がある。また、生体組織は軟質であることから、病変部位の付近に術具を当てて処置をしているときに、不意に生体組織が移動若しくは変形することがあり、この場合、病変部位が当初把握した位置から移動してしまい、病変部位の特定が一層難くなる。
従って、手術中もMRI装置やCT装置で患部を撮像し、MRI装置やCT装置で得られた画像から自動的に病変部位を特定する診断装置(特許文献1、2参照)を併用しながら、病変部分の処置を行うことが確実である。
また、病変部位を特定可能な蛍光観察内視鏡装置(特許文献3参照)を体腔内に挿入することも考えられる。この蛍光観察内視鏡装置は、生体組織に励起光を照射し、当該生体組織中の病変部位からの蛍光を撮像することで、病変部位を自動的に判断するようになっている。
特開2007−54661号公報 特開2007−14483号公報 特開2006−191989号公報
しかしながら、前記特許文献1、2の診断装置を使用する場合、手術中においてもMRI装置やCT装置での撮像が必要になり、手術に際して大掛かりな付帯設備が必要となるばかりか、MRI装置やCT装置による画像取得及びその画像に基づく自動診断処理に時間がかかってしまい、手術をスムーズに行えなくなるという不都合がある。
また、前記特許文献3の蛍光観察内視鏡装置診断装置を使用する場合、病変部位が組織の表層付近に無く励起光が到達しないときや蛍光を発しない病変部位のときには、当該病変部位を検出できない可能性がある。
本発明は、このような課題に着目して案出されたものであり、その目的は、簡単な構成で、生体組織中の病変部分を迅速且つ確実に特定することができる病変部位の位置特定システムを提供することにある。
(1)前記目的を達成するため、本発明は、病変部位を含む生体組織に所定の押圧力を付与する接触子と、当該接触子の押圧による前記生体組織からの直交三軸方向の反力を測定可能な力センサと、当該力センサで測定された反力の大きさ及び方向に基づいて、前記接触子が前記病変部位の特徴点上に存在するか否かを判定する判定装置とを備える、という構成を採っている。
(2)また、前記判定装置は、予め設定した前記特徴点の接平面に対する法線ベクトルを求め、当該法線ベクトルの方向を前記直交三軸方向の一方向とし、前記力センサの測定により、前記直交三軸方向の残り二方向の反力が所定の閾値以下である場合に、前記接触子が前記特徴点上に存在すると判定する一方、前記残り二方向の反力の少なくとも何れかが前記閾値を超える場合に、前記接触子が前記特徴点上に存在しないと判定する、という構成を採ることができる。
(3)更に、前記接触子は、前記判定装置での判定結果に応じて動作が制御される移動装置によって移動可能に保持され、
前記移動装置は、前記判定装置で前記接触子が前記特徴点上に存在しないと判定されたときに、前記残り二方向の反力を相殺する方向に前記接触子を移動させる、という構成を採ることが好ましい。
(4)また、前記生体組織を撮像可能な撮像装置と、当該撮像装置から取得した画像を処理する画像処理装置とを更に備え、
前記画像処理装置は、前記判定装置で前記接触子が前記特徴点上に存在すると判定されたときに、前記接触子及び前記撮像装置の各位置に基づき、前記画像中の生体組織に対し、相応する位置に前記病変部分の存在を示すマークを付加する、という構成も併せて採用することができる。
(5)更に、所定の術具を移動可能に動作するロボットアームと、このロボットアームを駆動させる駆動装置と、前記ロボットアームの動作を指令する操作装置と、前記操作装置からの指令に基づいて前記駆動装置の駆動を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記判定装置で前記接触子が前記特徴点上に存在しないと判定されたときに、前記接触子の移動に追従して前記術具を移動させる補正制御を行う、という構成も併せて採用することができる。
前記(1)、(2)の構成によれば、比較的単純な機械構成で癌組織等の病変部分を特定できることから、画像処理のような複雑な演算処理機能が不要となり、また、電磁波や励起光を発生する装置やそれに伴う光学的処理も不要となり、比較的簡単な装置構成で短時間に病変部位の特定が可能となる。また、医師による触診のように病変部位の特定ができるため、病変部位が生体組織の表層部分に存在していない場合でも、接触子の押圧力を調整することで病変部位を特定でき、また、励起光の照射により蛍光を発しない癌組織の場合も病変部分を特定可能になる。
前記(3)のように構成することで、接触子を自動的に特徴点方向に移動させることができ、接触子の無駄な移動を回避して病変部分の特定をより早く行うことが可能になる。
前記(4)の構成によれば、撮像装置からの画像に、判定装置で特定した病変部位の位置が重畳的に反映されるため、生体組織の表層付近になく前記画像に映らない病変部位や画像上見にくい病変部位があっても、医師は、前記撮像装置からの画像から病変部位の位置を視認することができ、当該病変部位の処置が一層行い易くなる。
前記(5)の構成によると、判定装置で特定した病変部位の位置に基づいて手術ロボットシステムの制御を行うことができ、病変部位の周囲の生体組織が不意に移動若しくは変形して病変部位が移動しても、当該病変部位の移動に追従して術具を移動させることができる。従って、生体組織が不意に移動若しくは変形しても、病変部分に術具を正確にアプローチさせることができ、当該病変部分の確実な処置に寄与できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1には、本実施形態に係る病変部位の位置特定システムの概略構成図が示されている。この図において、位置特定システム10は、病変部位となる癌組織Cが存在する生体組織である臓器Zを撮像する撮像装置12と、臓器Zの表面を押圧する接触子13と、この接触子13を移動させる移動装置15と、接触子13で押圧している部分が癌組織Cの特徴点Pであるか否かを判定し、当該判定結果に基づいて移動装置15の動作を制御する判定装置17と、撮像装置12から取得した画像を処理する画像処理装置20と、当該画像処理装置20で処理された画像を表示するモニタ22とを備えて構成されている。
前記撮像装置12は、先端が撮像部となる内視鏡装置であり、患者の体表部分Bに開けられた穴に装着された筒状のトロカールT内を体外側から体内側に向って挿通される。なお、前記撮像装置12としては、内視鏡装置に限定されるものではなく、患者の臓器Zを撮像可能な他の画像取得装置を採用することもできる。
前記接触子13は、特に限定されるものではないが、先端が丸みを帯びた棒状となっている。
前記移動装置15は、接触子13の上端側に取り付けられて、当該接触子13に作用する直交三軸方向の力を測定可能な力センサ25と、接触子13及び力センサ25の上方に取り付けられた直動ユニット27と、この直動ユニット27を保持して接触子13を移動可能に動作するロボットアーム29と、直動ユニット27及びロボットアーム29を駆動させるモータ等の駆動手段30とを備えている。
前記直動ユニット27は、駆動手段30の駆動によって、接触子13に連なるロッド32が進退可能となっており、接触子13をその軸線方向に移動(昇降)させるようになっている。つまり、この直動ユニット27は、接触子13が臓器Zに接触した状態で、当該臓器Zを損傷させない程度のほぼ一定の大きさの力で臓器Zの表面を押圧する。なお、接触子13が臓器Zに付与する押圧力の大きさは、後述するように力センサ25による反力の検出が可能となるように、臓器Zの硬さや癌組織Bの位置や硬さ等に応じて決定される。
前記ロボットアーム29及び駆動手段30は、公知の手術ロボットに適用される構造が採用されており、本発明の要旨ではないため、ここでは詳細な説明を省略する。
前記判定装置17は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって構成され、プロセッサ等、複数のプログラムモジュール及び/又は処理回路より成り立っている一種のコンピュータである。この判定装置17は、力センサ25からの信号に基づいて、予め初期設定した所定の直交三軸方向にそれぞれについて、接触子13の押圧により当該接触子13に付与される臓器Z側からの反力をそれぞれ求める力検出部33と、この力検出部33で検出された反力の大きさ及び方向に基づいて接触子13で押圧している部分が癌組織Cの特徴点Pであるか否かを判定する位置判定部34と、この位置判定部34の判定結果に基づいて前記駆動手段30の駆動を制御する制御部35とを備えている。
前記画像処理装置20は、ソフトウェア及び/又はハードウェアによって構成され、プロセッサ等、複数のプログラムモジュール及び/又は処理回路より成り立っている一種のコンピュータであって、後述するように、判定装置での判定に基づき、撮像装置12で撮像された画像に所定のマークMを付加するようになっている。
次に、前記位置特定システム10の作用について図2のフローチャートを用いながら説明する。
先ず、医師等が、図示しないMRI装置やCT装置で予め撮像された画像データを視認することにより、病変部位となる癌組織Cの形状を認識し、当該形状の中で特徴となる特徴点Pを任意に設定する。そして、当該特徴点Pの座標が判定装置17に入力され、力検出部33では、特徴点Pにおける接平面S(図3参照)の法線ベクトルVが求められ、当該法線ベクトルVの方向が直交三軸方向すなわちx−y−z軸の各方向のうちのz軸方向とされる(ステップS101)。換言すると、ここでは、前記法線ベクトルVをz軸方向とする三次元座標系が決定される。なお、本実施形態では、接触子13の押圧方向となる軸線方向がz軸方向に一致するように設定されている。
以上の初期設定が完了した後、医師(手術者)は、図1に示されるように、患者の体表部分Bに穴を開け、当該穴から接触子13を挿入し、予め撮像した前記画像データを参考にしながら、癌細胞Cの上方位置となる臓器Zの表面に接触子13の先端を接触させる。これと前後して、医師によって、患者の体表部分Bに開けられた他の穴から、撮像装置12、及び先端にメス等が設けられた術具40が体腔内に挿入される。そして、癌組織Cに対する処置の前に、図示しないスイッチが投入され、移動装置15が動作して接触子13を使ったトラッキングが開始される(ステップS102)。つまり、駆動手段30の駆動によって、接触子13が臓器Zの表面部分に対し一定の大きさの力で押圧する。このとき、力センサ25により、臓器Zから接触子13に作用する反力が測定され、力検出部33で、先に決定されたx軸方向、y軸方向、z軸方向それぞれに対する反力の大きさが求められる(ステップS103)。そして、位置判定部34では、力検出部33で求められた各軸方向の反力の大きさに基づき、接触子13が押圧している部分が特徴点P上であるか否かが判定される(ステップS104)。
ここで、図3に示されるように、接触子13が特徴点P上を押圧していると、当該接触子13に対して受ける反力Fの方向は、前記初期設定時に、特徴点Pの接平面Sの法線ベクトルVの方向をz軸方向と定義したことから、z軸方向に一致することになる。つまり、このときは、力検出部33で検出されたz軸方向の力Fzの大きさが反力Fの大きさに等しくなり、x軸方向の力Fxとy軸方向の力Fyの力の大きさは共にゼロになる筈である。
一方、図4に示されるように、接触子13が特徴点P上からずれた位置を押圧していると、同図中(A)に示されるように、反力Fの方向は、押圧部分の接平面に対して直交する方向となるため、z軸方向に一致せずに、反力Fに対する分力として、x軸、y軸、z軸の各方向の力Fx、Fy、Fzが力検出部33で検出される筈である。
従って、位置判定部34では、力検出部33で検出されたx軸方向の力Fx及びy軸方向の力Fyの大きさによって、接触子13が押圧している臓器Zの表面部分が、特徴点P上であるか否かが判定される。具体的に、x軸方向の力Fx及びy軸方向の力Fyが予め設定された閾値以下の場合は、接触子13が特徴点P上を押圧していると判定される。その一方で、x軸方向の力Fx及びy軸方向の力Fyが前記閾値を超える場合は、接触子13が特徴点P上を押圧していないと判定される。なお、ここでは、前記閾値をゼロにせずに、機器の誤差等を考慮して微小となる所定値を閾値としているが、前記閾値をゼロにすることも可能である。
以上により、位置判定部34で、接触子13が特徴点P上を押圧していないと判定されると、制御部35により、前記駆動手段30を駆動制御し、力検出部33で検出されたx軸方向の力Fx及びy軸方向の力Fyを相殺するように、接触子13を横方向(図4中A方向)に移動させる(ステップS105)。すなわち、前記x軸方向の力Fx及びy軸方向の力Fyに対して反対方向の力が発生するように、力検出部33で検出された力Fx,Fyにそれぞれ所定のゲインを乗じた大きさの力で接触子13を移動させる。なお、以上の閾値やゲインは、対象となる臓器Zや生体組織の硬さや癌細胞Cの形状等に応じて適宜決定される。
更に、接触子13が移動した後で、再度、前述した手順が行われる。すなわち、力検出部33で各軸方向の反力Fx、Fy、Fzが検出され、位置判定部34で、当該反力の大きさ及び方向から接触子13が押圧している部分が特徴点Pか否かが判定される(ステップS103、S104)。
そして、位置判定部34で、接触子13が特徴点P上を押圧していると判定されると、接触子13の横方向の移動を停止する(ステップS106)。この際、一定時間毎に、力検出部33で検出された反力の大きさに基づき、位置判定部34での判定を行うことで、接触子13が特徴点P上から位置ずれしていないか否かを確認しながら、接触子13が特徴点P上を押圧しているときに、画像処理装置20で、特徴点Pの位置情報に基づく次の画像処理が行われる(ステップS107)。
すなわち、画像処理装置20により、撮像装置12で撮像された臓器Zの画像に対し、位置判定部34で特定された特徴点Pの座標から、図1に示されるように、臓器Zの画像上で相応する位置に癌細胞Cの存在を示すマークMが付加され、当該マークMを重畳させた臓器Zの画像がモニタ22に呈示される。具体的に、ここでは、撮像装置12で撮像されたカメラ中心の位置が当該撮像装置12の位置や姿勢をセンシングする図示しないセンサに基づいて求められ、カメラ中心の座標及び特徴点Pの座標を統一した座標系に変換した後で、特徴点Pの座標を画像の座標系に変換し、特徴点Pを示すマークMを撮像装置12で撮像された画像の該当する位置に重ね合わせる処理が行われる。
従って、このような実施形態によれば、簡単な構成で癌細胞Cの特徴点Pの位置を把握することができ、手術中に臓器Zが移動、変形することで特徴点Pの位置がずれても、当該特徴点Pの位置を確実に追跡して、その位置をモニタ22上に表示できるという効果を得る。また、装置構成や処理手順が簡単であるため、特徴点Pの判定処理を迅速に行うことができ、癌細胞Cの位置を特定しながら当該癌細胞Cを処置する手術をスムーズに行うことができる。
なお、前記実施形態の変形例として、図5に示されるように、術具40を遠隔操作可能なマスタースレーブ方式の手術ロボットシステム50に対し、本発明を適用することも可能である。
すなわち、前記手術ロボットシステム50は、術具40を保持した状態で動作可能なロボットアーム52と、当該ロボットアーム52を動作させるモータ等の駆動装置53と、ロボットアーム52を遠隔操作する操作装置55と、操作装置55による操作に基づいて駆動装置53を制御する制御装置57とを備えている。
この制御装置57では、前記位置判定部34で接触子13が特徴点P上にないと判定されると、癌細胞C全体の位置がずれたと判断して、術具52を臓器Zの表面から離し、前記ステップS105で行われた接触子13の移動に追従して術具40を移動させる補正制御が行われる。
なお、本発明は、癌組織Cの位置の特定に限らず、生体組織中の他の病変部位の位置の特定に利用することも可能である。
その他、本発明における装置各部の構成は図示構成例に限定されるものではなく、実質的に同様の作用を奏する限りにおいて、種々の変更が可能である。
本実施形態に係る病変部位の位置特定システムの概略構成図。 前記位置特定システムでの処理手順を示すフローチャート。 接触子が特徴点上を押圧しているときの状態を概念的に示した概略断面図。 (A)は、接触子が特徴点上を押圧していないときの状態を概念的に示した概略断面図であり、(B)は、(A)を上方から見た概略図である。 本実施形態の変形例に係る病変部位の位置特定システムの概略構成図。
符号の説明
10 位置特定システム
12 撮像装置
13 接触子
15 移動装置
17 判定装置
20 画像処理装置
25 力センサ
40 術具
52 ロボットアーム
53 駆動装置
55 操作装置
57 制御装置
C 癌組織(病変部位)
M マーク
P 特徴点
S 接平面
V 法線ベクトル
Z 臓器(生体組織)

Claims (4)

  1. 病変部位を含む生体組織に所定の押圧力を付与する接触子と、当該接触子の押圧による前記生体組織からの直交三軸方向の反力を測定可能な力センサと、当該力センサで測定された反力の大きさ及び方向に基づいて、前記接触子が前記病変部位の特徴点上に存在するか否かを判定する判定装置とを備え、
    前記判定装置は、予め設定した前記特徴点の接平面に対する法線ベクトルを求め、当該法線ベクトルの方向を前記直交三軸方向の一方向とし、前記力センサの測定により、前記直交三軸方向の残り二方向の反力が所定の閾値以下である場合に、前記接触子が前記特徴点上に存在すると判定する一方、前記残り二方向の反力の少なくとも何れかが前記閾値を超える場合に、前記接触子が前記特徴点上に存在しないと判定することを特徴とする病変部位の位置特定システム。
  2. 前記接触子は、前記判定装置での判定結果に応じて動作が制御される移動装置によって移動可能に保持され、
    前記移動装置は、前記判定装置で前記接触子が前記特徴点上に存在しないと判定されたときに、前記残り二方向の反力を相殺する方向に前記接触子を移動させることを特徴とする請求項1記載の病変部位の位置特定システム。
  3. 前記生体組織を撮像可能な撮像装置と、当該撮像装置から取得した画像を処理する画像処理装置とを更に備え、
    前記画像処理装置は、前記判定装置で前記接触子が前記特徴点上に存在すると判定されたときに、前記接触子及び前記撮像装置の各位置に基づき、前記画像中の生体組織に対し、相応する位置に前記病変部分の存在を示すマークを付加することを特徴とする請求項1又は2記載の病変部位の位置特定システム。
  4. 所定の術具を移動可能に動作するロボットアームと、このロボットアームを駆動させる駆動装置と、前記ロボットアームの動作を指令する操作装置と、前記操作装置からの指令に基づいて前記駆動装置の駆動を制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記判定装置で前記接触子が前記特徴点上に存在しないと判定されたときに、前記接触子の移動に追従して前記術具を移動させる補正制御を行うことを特徴とする請求項記載の病変部位の位置特定システム。
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