JP4938203B2 - Needle loom, weaving method and fabric woven by these - Google Patents

Needle loom, weaving method and fabric woven by these Download PDF

Info

Publication number
JP4938203B2
JP4938203B2 JP2002530842A JP2002530842A JP4938203B2 JP 4938203 B2 JP4938203 B2 JP 4938203B2 JP 2002530842 A JP2002530842 A JP 2002530842A JP 2002530842 A JP2002530842 A JP 2002530842A JP 4938203 B2 JP4938203 B2 JP 4938203B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
warp
needle
layers
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002530842A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2004510071A (en
Inventor
リットン、マイケル、ガーベス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Vascutek Ltd
Original Assignee
Vascutek Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB0023734A external-priority patent/GB0023734D0/en
Application filed by Vascutek Ltd filed Critical Vascutek Ltd
Priority claimed from PCT/GB2001/004320 external-priority patent/WO2002027085A2/en
Publication of JP2004510071A publication Critical patent/JP2004510071A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4938203B2 publication Critical patent/JP4938203B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/02Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein loops of continuous weft thread are inserted, i.e. double picks
    • D03D47/06Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein loops of continuous weft thread are inserted, i.e. double picks by a pivoted needle having a permanently-threaded eye

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Looms (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、管状の織物、特に、医療用の二又管状グラフトを製造できるニードル織機(針織機)に関し、また、製織法とそれによって製造される管状織物に関する。
【0002】
【従来の技術】
二又の織りグラフト(graft:移植組織)は大動脈や腸骨動脈のバイパスで用いられている。
【0003】
このグラフトは、従来、各紡糸ヘッドに複数のシャトル(梭)を使ったシャトル織機で織られてきた。シャトル織機は杼口(つまり、織り操作中経糸を分離することによって形成される開口)に通されるシャトル(糸内蔵キャリア)によって、緯糸を挿入する。シャトルはよこ入れ運動を何度もすることで十分な緯糸を供給する。シャトル織機での製織はいくつかの問題を抱えているが、今までで最も重要な欠点は産量が少ないことである。10%程度という、低い総産量はシャトル製織では珍しいことではなく、サイズが大きくなるとこの数字はさらに低くなる。この問題は、シャトル織機が本質的に製織の高速化に限界のある機械であるということから生じる。シャトル織機の欠点は主に、ボート型のシャトルを経糸に貫通するには大型の杼口が必要であることによる。つまり、シャトルを通せるように糸の間を十分な間隔にするには、経糸を比較的大きく分離開口させる必要がある。このため経糸ではピーク張力が高くなり、それが転じてニードルワイヤから経糸の端にダートが移る。大型の杼口も経糸の端を大きく切らせたり、織り糸を大きく毛羽立たせる原因となっている。そして、この問題点に満足のいく解決策はなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
その後、ほぼすべての織物については、シャトル織機による製織に代えて、ニードル織機による製織、ニッティング(編成)、またはフェルティングなどの代替法がかなり行なわれてきた。
【0005】
しかしながら、ニッティングもフェルティングも十分な密度で安定した品質のグラフトは提供できず、また、技術的に困難であるとの理由によってニードル織機による製織が使用できなかったため、現在まで、二又の管状医療用グラフトの製造に用いられたのはシャトル織機による製織だけであった。
【0006】
ニードル織機とは、緯糸を固定給糸装置から引き出し、二本取りの形で糸を引っかけた緯糸挿入針(つまり、緯糸が緯糸挿入針の前縁から二本入る)を杼口に通すシャトルレス織機である。緯糸は編みの作用によるか、または別の給糸装置から止め糸を入れて反対の耳に保持される。簡単な(二又に分かれていない)管状医療用グラフトはニードル織機技術を使って生産できるが、技術的に困難であるため、この従来のニードル織機技術は二又に分かれた管状医療用グラフトでは上手く用いられてこなかった。
【0007】
そこで、本発明は、この技術的な困難性を克服できる織機と製織法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するため、本発明は管状織物の製織法を提供し、その方法は、経糸の第1層、第2層、第3層、第4層を作るための工程と、前記層に形成される杼口から横入れし、前記経糸の層の片側から第1針および第2針に挿入された第1緯糸および第2緯糸で行なう織るための工程と、各緯糸を前記経糸の層の所定の対から交互に挿入するための工程と、前記層の反対側の緯糸ループを、第1層と第2層、第3層と第4層とで、一緒に編んで一対の耳を形成するための工程とからなる。
【0009】
第1操作モードでは、第1緯糸を経糸の第1層および第2層の積層に交互に挿入し、第2緯糸を経糸の第3層および第4層の積層に交互に挿入して、2つの重ね合わせた管を作る。
【0010】
第2操作モードでは、第1緯糸を経糸の第1層および第4層に交互に挿入して、第2緯糸を経糸の第2層および第3層に交互に挿入して、C字形に折りたたまれた1つの管を作る。
【0011】
本発明はさらに、二又に分かれた管状織物の製織法を提供し、その方法は、前記第1操作モードで1対の管を織るための工程と、その前か後に、同じ経糸と緯糸を使って上記第2操作モードで1つの管を織るための工程とからなる。
【0012】
緯糸ループは互いに編みこんでも、とじ糸と一緒に編みこんでもよい。
【0013】
好ましくは管状織物は外科用グラフトまたは獣医用グラフトであり、より好ましくは二又に分かれて形成される、大動脈グラフトもしくは腸骨グラフトである。
【0014】
また、他の特徴として、本発明は管状織物を織るためのニードル織機にあり、そのニードル織機は、経糸を重ね合わせた第1層、第2層、第3層、第4層に配置するための経糸配置手段と、前記経糸層のそれぞれに杼口を作るための杼口形成手段と、前記経糸層の片側から、第1緯糸および第2緯糸を挿入するための第1緯糸挿入針および第2緯糸挿入針と、経糸の第1層および第2層と第3層および第4層でそれぞれ形成される緯糸ループを一緒に編み込むための、経糸の層の反対側にある上下の耳編み手段と、第1緯糸を経糸の第1層と第2層とに交互に通し、第2緯糸を経糸の第3層と第4層とを交互に通すことによって2つの重ね合わせた管を形成する第1モードと、第1緯糸を経糸の第1層と第4層とを交互に通し、第2緯糸を経糸の第2層と第3層とに交互に通すことによって、C字形に折りたたまれる1つの管を形成する第2モードの2つのモードの一方で選択的にニードル織機を動作させることのできる制御手段とからなる。
【0015】
好適な形態では、第1経糸挿入針および第2緯糸挿入針が経糸層の間の間隔と同じような間隔をあけて積重ねて配置され、制御手段が緯糸挿入針と経糸層に相対的な縦の動きを生じさせるように操作できる。
【0016】
ある好適な形態では、第1緯糸挿入針が経糸の第1層および第2層に交互に並び、第2緯糸挿入針が経糸の第3層および第4層と交互に並んで、前記第2モードで操作するとき、緯糸が前記相対的な動きと同期して第1および第2挿入針とで入れ替わる。
【0017】
また好ましくは、第1緯糸は第1ウェフトセレクタを通過し、第2緯糸は前記第1ウェフトセレクタよりも経糸層の近くに位置する第2ウェフトセレクタを通過する。
【0018】
注意するべきことは、織機は普通、固有の「上」「下」を有するように(自然の重力で決まる)緯糸が経糸の縦の延長線を横切る方向に実質的に水平な層を形成するので、その結果、複数の経糸の積層は自動的にその相対的な配置に対して「上」「下」を有する。しかし、本発明に従ったニードル織機の操作は重力とは独立しているため、「上」「下」という言葉は特に決まった使われ方をしない。
【0019】
また、本発明のニードル織機は、特に、医療用および獣医用のグラフトの製造に適し、特に、血管グラフトに適する。ニードル織機は二又の管状グラフトにも利用できる。
【0020】
ただし、本発明のニードル織機は二又の管状グラフトを織るだけに限定されない。ニードル織機の第2操作モードにあれば、ニードル織機はテーパ状の管状グラフト、特にテーパが管状グラフトの両横の端から左右対称に傾斜するテーパ状の管状グラフトを織ることもできる。さらに、ニードル織機の第1操作モードにあれば、ニードル織機は比較的細い2つの管状グラフトを同時に織るため、比較的細い1つの管状グラフトを織るのと比べ、生産量が二倍になる。
【0021】
望ましくは、前述した方法はミュラーシステムIIの耳(緯糸をとじ糸と織り交ぜる場合)、またはミュラーシステムIIIの耳(緯糸ととじ糸を一度に織り交ぜる場合)を使用する。ミュラーシステムIIの耳では織端がより細く、かさ高が小さくなり、ミュラーシステムIIIの耳では厚みがでるが、伝染防止性が高まる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1aおよび図1bは、二又の管状グラフトのそれぞれ脚部と本体の断面図で、織り方向を横に切断する断面図である。図2は、図1bの本体を織るときに使う2本の緯糸の交換を図示する。図3は、緯糸針の停止点または停止点の非常に近くで、緯糸を交換するのに適した針を図示する。図4は、正確に配置しないと、緯糸が互いにどのようにキャッチするかを図示している。図5は、織物を針の間隔と同じ量だけ離すために使う2枚の板を図示する。図6aから図6fは、血管のグラフトの脚部をニードル織機織りする連続ステップを図示する。図7aから図7gは、血管のグラフトの本体をニードル織機織りする連続ステップを図示する。図8aは、ニードル織機用の従来の設計の杼口を示す。図8bは、4層グラフトの形の単体で製造するために、本発明の二本取りニードル織機の操作ができる改良型の杼口を示す。
【0023】
注意するべきことは、断面図では、グラフトは板で平らに保持されるはずではあるが、分かりやすくするために、グラフトを布の各厚さが見分けられるように示している。
【0024】
まず、図1aと図1bに示すように、二又の管状グラフトを、片方の脚部2をもう一方の脚部3の上に平らに織るように折り重ね(図1a)、本体4をその中央に沿って折りたたむ(図1b)ようにして織り、4層のグラフトを形成する。図1aに示すような脚部2、3の製織は簡単で、標準的な製織技術でも達成できるが、本体4の織り込みには多くの問題がある。
【0025】
本発明の解決法は、本体4を2本の緯糸5、6で織ることで(図2)、1本の緯糸5を4層のグラフトの上層7と下層8を交互に織りながら、もう1つの緯糸6が2つの中央の層10、9を交互に織る。こうするには2本の緯糸5、6が互いに入れ替われなければならない。周知の方法では、こうするには3本の緯糸が必要であろう。1本目の緯糸が本体用で、2本目の緯糸が二又に分かれたグラフトの片方の脚部用で、3本目の緯糸が二又に分かれたグラフトのもう一方の脚部用であるが、これら緯糸は本発明で思い描くような方法で入れ替わらないだろう。
【0026】
進入口で取り替えた緯糸をキャッチするために2本に分岐した緯糸針が試されたが、緯糸針に対してこのように広い前縁に杼口を作れなかった。そのため、それぞれ図3に図示するような針11の形で、杼口からでるとき、緯糸挿入針の停止点または停止点の非常に近くで緯糸5、6を交換するように配置した2本の緯糸挿入針を試した。こうするには、上部の緯糸挿入針が通常のやり方のものよりも上からではなく、下から緯糸を受けなければならない。これを図7aから7gを参照してさらに詳しく説明する。市販されている緯糸挿入針を改良して提供する緯糸挿入針11の重要な特徴は、蟻溝17を杼口を貫通する動作の間に緯糸(図3には図示せず)を運べるような形状と寸法にした針11の自由端19にある。
【0027】
緯糸挿入針11の直径と長さは標準的なものであり、織りループ自体と合うように決められる。本発明での使用に適するような緯糸挿入針11の改良は、針11の曲率の半径と、溝17を形成する歯18、18’の深さと間隔に関係する。本質的に曲率の半径を大きくして、針が従来の針と比較して曲げが少なくなるようにする。本質的に、緯糸挿入針の形状は、自由端19と溝17ができるだけ近くなるようにするが、各横入れサイクルの終わりでウェフトセレクタに触れないように変える。
【0028】
従来の針の適切な形状を、比較のために図3の点線で示している。さらに、歯18、18’の間隔を従来の針の間隔よりも大きくして、緯糸を交換しやすくし、溝17の深さを大きくして、緯糸が溝17の内部にしっかりと留まるようにする。
【0029】
本体4の緯糸5、6が図4に図示するような断面になるように経糸への進入点で互いにキャッチさせるのが現実的に可能である。発明のこの実施例での解決法は、本体4の内側の層を織り込んでいる緯糸6が、必ず、織る布の近くのウェフトセレクタに位置するようにすることである。
【0030】
上下の層7、8を織る緯糸5は、脚部を織っているときに必要な糸と比べて、本体を織っているとき緯糸を少なくする必要があり、それに対応して第2緯糸6は糸を増やす必要がある。半強制緯糸送り(強制緯糸送りと比べて)でこの多様な要求事項に対応できる。
【0031】
本発明のこの実施形態の二本取りニードル織機で織るとき、機械的な理由のために、耳編み針14、16(図2、4および5)の間には少なくとも5ミリメートルの縦のすき間が必要であり、緯糸挿入針(図2、4および5には図示せず)の間にも同様なすき間が必要である。このようなすき間は、特にグラフトの本体を織るときには、管の進入点(つまり、緯糸挿入針が進入するところ)に擦り切れる部分を生じさせるようになるだろう。第1の板12(図5)が、進入点のすき間を最小に閉じることでこの問題をほとんど解決する。グラフトの本体を織る最悪の場合でも擦り切れる部分がないようにするためには、表5(付表1)に示すような経糸のドラフトを再設計する必要がある。
【0032】
普通、二本取りニードル織機で織るとき、布の縦の位置が常に一定になるように杼口を作っている、中、上の2つの層は上部緯糸で作られ、常に上側に引っ張られ、下部緯糸で作られる下の2つの層は下側に引っ張られる。これは脚部を織る場合で、安定して織るには重要である。しかし、本体を織るには、緯糸は定期的にその位置を交換するので、布を一定の高さに保つには、第2板13を挿入する(図5)。
【0033】
2枚の板12、13を配置するとともに、杼口とヘドルワイヤを改良して、緯糸をきれいに通過できるようにする。図8aには従来のニードル織機の杼口設計の概略図を示し、図8bには本体を作るおよび/または脚部を同時に織るときに本発明の操作ができるのに適した改良を示す。図8a、8bでは、杼口は上部の経糸14と下部の経糸15で描かれる隙間である。図8bの改良した杼口設計では、各緯糸が上下両方の経糸をもっており、経糸は個別のビーム16、16’をもつ。織る布は2つの別々の層7、8として作られる。緯糸挿入針11の布の落下地点での位置を、はっきりさせるために示している。注意するべきことは、杼口の上部経糸14、14’の長さは同じ杼口の下部経糸15、15’の長さと同じでなければならないが、図8bの改良型の設計では、経糸14、14’両方が同じ長さである必要はない。
【0034】
ここで、グラフトの脚部2、3(図1a)をニードル織機で織る詳細を図6aから図6fを参照して説明し、その後グラフトの本体4(図1b)をニードル織機で織る詳細を7aから図7gを参照して説明する。
【0035】
その操作を、経糸を4層で配置するとか、ニードル織機の動きのサイクルの所定の瞬間に2本の緯糸を2本の緯糸挿入針の間で入れ替えるための装備など、本質的には様々な点でミュラーニードル織機を改良したニードル織機を詳しく説明していく。明確にするために、図6aから図7gでは、発明の製織法を説明するために不可欠なニードル織機の部分のみを図示しており、ニードル織機の大きい部品は図では省略している。
【0036】
図6aから図7gのそれぞれは、管状織物の織り方向を横に切断した断面であり、図面の表面に縦に下行している。本発明のこの説明のために、「上」とは個々の図の上に向かう方向であり、「下」とは個々の図の下に向かう方向であり、相対的な言葉の「上部」および「下部」とはそれに従って解釈する。それに対応して、「左」および「右」という言葉は個々の図で同じ方向に一貫している。
【0037】
図6aから図7gに図示される連続ステップのそれぞれで、経糸をお互い別々の4つの層に分け、経糸の層を積層し、この4つの層のそれぞれが、次にともにその層の杼口を形成する2つの従属層に縦に再分割される(これら従属層のそれぞれは横断面から見て経糸の列で、厳密には点または小さな円の列で描くべきであるが、簡単にするために経糸の各従属層は1本の連続した実線で描いている)。詳述しようとするニードル織機の動きの円の適切な瞬間に、各経糸の層の2つの従属層が、各緯糸をその層の経糸にうまく織り交ぜるような相互に入れ替わる位置をそれぞれもつ(図面では、経糸を4層に配置するためのニードル織機の部品と、これらの層のそれぞれで杼口を形成する部品は図示していない)。注意するべきことは、各経糸層の2つの従属層は定期的にそれぞれの位置を相互に取り替えるが、全体としての層は積層の内部でその相対的な位置は変わらない。
【0038】
特に図6aを参照して、経糸は互いに別々で等間隔に重ね合わせた4つの層、つまり上部の外側の層22、上部の内側の層24、下部の内側の層26、下部の外側の層28の積層20に配置される。これら4つの層のそれぞれは杼口形成手段(図示せず)で各対の従属層に再分割され、各対の従属層内の他方の従属層に対するその従属層の縦の位置が、杼口形成手段でニードル織機の動きのサイクルの適切な瞬間に互いに入れ替わって、以下説明するように、第1緯糸30または第2緯糸32を織り込みサイクルの適切な段階で織りこむことができる。
【0039】
積層20の左側には一対の可動な緯糸挿入針、つまり上部の緯糸挿入針34と下部の緯糸挿入針36があり、それぞれ図3に図示する1本の針11と実質的に同一である。
【0040】
針34、36はそれぞれ第1および第2緯糸30、32にそれぞれかみ合って、各緯糸を4つの経糸層22、24、26、28の所定の1つの従属層の間に形成される杼口に挿入される(以下詳述するとおり)。針34、36は相互に機械的につながって、横方向に連動して動く。ニードル織機がその第1操作モードで動いて、グラフトの脚部2、3を織るとき(図6aから図6fに詳しく描かれるように)、第1緯糸30は連続的に上部緯糸挿入針34とかみ合ったままであり、第2緯糸32は連続的に下部緯糸挿入針36にかみ合ったままである。しかし、ニードル織機がその第2操作モードで動いてグラフトの本体4を織るとき(図7aから図7gに詳しく描かれるように)、第1緯糸30は織り込みサイクルの様々な部分で、上部の緯糸挿入針34とかみ合うか(図7a、図7b、図7cおよび図7g)、あるいは下部の緯糸挿入針36とかみ合い(図7d、図7e、および図7f)、同時に第2緯糸32は現在第1緯糸30を運んでいない緯糸挿入針34と緯糸挿入針36のどちらかによって運ばれる(図面では、第1緯糸30および第2緯糸32を上部緯糸挿入針34と下部緯糸挿入針36とに入れ替えるための手段は図示していない)。積層20の右側には、図2、図4および図5を参照して、以前に説明した対の耳編み針、つまり上部の耳編み針14と下部の耳編み針16がある。ニードル織機の操作の両方のモードの間、緯糸30、32のいずれかに上部の緯糸挿入針34が2つの上部の経糸層22、24のいずれかの各杼口を通って通過するとき、上部の耳編み針14が動作して、2つの上部の緯糸層22、24の右端で隣接する耳を一緒に編む。またニードル織機の操作の両モード中、緯糸30と32に下部緯糸挿入針36が2つの下部経糸層26、28のいずれかの各杼口を通って通過するとき、下部の耳編み針16が動作して、2つの下部の経糸層26、28の右端で隣接する耳を一緒に結合する。
【0041】
常時、耳編み針14と16は経糸層の積層20に対して同じ高さに維持される。
【0042】
図6aには全部品と材料の参照番号が含まれているが、これら参照番号は分かりやすくするために、ある図を理解するために1つ以上の参照番号が必要または便利だと考えられる場合を除き、図6bから図7gでは省略している。
【0043】
図6aに戻ると、これは緯糸挿入針34、36が経糸層の積層20から左側に横方向に引き込まれるところを示しており、上部の針34が上部の内側の層24の2つの従属層の間の杼口から第1緯糸30を引きずり出し、下部の針36が下部の外側の層28の2つの従属層の間の杼口から第2緯糸32を引きずり出している(図6aの配置がどのようになるかの説明については、後の図6fの図を参照すること)。図6aは、耳編み針14、16が経糸層の積層20から右側に横方向に引き込まれるところを示しており、直前に耳を編んでいた上部耳編み針14が2つの上部の層22、24の隣接する右端と結合し、直前に耳を編んでいた下部の耳編み針16が2つの下部の層26、28の隣接する右端を結合する。層24、28を編んだ後は、糸層の積層を整列しなおして、層22、26を織る。
【0044】
ここで図6bを参照すると、これは図6aを参照して前述した以前に完了した段階の直後の第1モードのニードル織機の操作段階を図示している。図6bに示すように、緯糸挿入針34、36は両方とも完全に右側に動いており、上部針34を上部外側経糸22の2つの従属層の間に形成される杼口に貫通させ、下部針36を下部の内側の経糸の層26の2つの従属層の間に形成される杼口に貫通させている。それによって上部の針34は第1緯糸30を右側に、上部の外側の層22の杼口から層22の右側まで運び、そこで緯糸30は上部の耳編み針14で編まれるとともに、隣接する上部の内側の層24の右端が共通の耳でこれら2つの端部と結合する。また、下部の針36は第2緯糸32を右側に、下部の内側の層26の杼口から層26の右側まで運び、そこで緯糸32は下部の耳編み針16で接合されるとともに、隣接する下部の外側の層28の右端が共通の耳でこれら2つの端部と結合する。
【0045】
図6bの織りおよび耳編み段階の後、緯糸挿入針34、36は、図6cに図示するように層22、26から完全に左側に引き離されて、織られた第1緯糸30を上部外側の層22に残し、織られた第2緯糸32を下部内側の層26に残す。同時に、耳編み針14、16が完全に右側に引き離されて、新たに編まれる耳から離れる。
【0046】
ここで図6dに移ると、これは全部上側に移動した積層20を示している。この積層の移動は上部の内側の層24を上部の緯糸挿入針34と同じ高さにし、下部の外側の層28を下部の緯糸挿入針36と同じ高さにして、ニードル織機の第1操作モードの次の段階に必要な配列を作る。積層の必要な移動は適切な手順ならどんなものでも達成できる。
【0047】
図6eはニードル織機の第1操作モードの次の段階を示しており、緯糸挿入針34、36の両方とも完全に右側に移動していて、上部の針34を上部の内側の層24の2つの従属層の間に形成される杼口に貫通させ、下部の針36を下部の外側経糸層28の2つの従属層の間に形成される杼口に貫通させている。それによって上部の針34は第1緯糸30を右側に、上部の内側の層24の杼口から層24の右側に運び、そこで緯糸30が上部の耳編み針14で編まれるとともに、隣接する上部の外側の層22の右端が共通の耳でこれら2つの端部と結合する。また、それによって下部の針36は第2緯糸32を右側に、下部の外側の層28の杼口から層28の右側まで運び、そこで緯糸32が下部の耳編み針16で編まれるとともに、隣接する下部の内側の層26の右端が共通の耳でこれら2つの端部と結合する。
【0048】
図6eの織端の耳編み段階の後、緯糸挿入針34、36が図6fに図示するように、層24、28から完全に左側に引き離されて、第1緯糸30が上部内側の層24に織りこまれ、第2緯糸32が下部外側の層28に織りこまれる。同時に、耳編み針14、16が右側に完全に引き離されて、新たに編まれる耳から離れる。
【0049】
図6fに図示する段階の後、積層20は全部下側に移動する。これは図6dを参照して説明した積層20の上側への移動と正反対で、図6aに示す配列を作るので、ニードル織機の第1操作モードのニードル織機の動きの完全なサイクルを完了する。
【0050】
注意するべきことは、筬打ち(つまり、新たに織る緯糸を打ち込む)が前述した段階のシーケンスの適切な時点で起こる(例えば、図6cで示す段階および/または図6fで示す段階)。筬打ちするために適切ならどのような手段を採用してもよいが、このような手段は図面では省略している。
【0051】
緯糸30、32を適切に送り出しながら、図6aから図6fを参照して前述した操作のサイクルを適当な回数繰返し、このニードル織機の第1操作モードで編まれる2つの管(図1aの2と3)の針挿入領域から巻いて進める。所定の長さの2つの管が織れたら、ニードル織機の操作をニードル織機の第2操作モードに切り替える。ここで図7aから図7gを参照して説明する。
【0052】
ニードル織機の第2操作モードで、グラフトの本体4(図1b)として機能する1つの管が織られることになる。2つの管を1つの管に替えたり、1つの管から2つの管に交互に替えたりすると、それぞれニードル織機の操作で製造される織物に各分岐部が形成される。各分岐部は、ニードル織機で編む普通の連続的な交互の1つ/2つの管形成で縦を切断するときの合成グラフトのY字合流部である。
【0053】
図7aは、経糸層の積層20から左側に横方向に引き込まれた緯糸挿入針34および36を図示しており、上部針34が下部の外側の層28の2つの従属層の間の杼口から第1緯糸30を引きずり出し、下部針36が上部内側の層24の2つの従属層の間の杼口から第2緯糸32を引きずり出している(図7aの配列がどのようになるのかの説明は、後の図7gの図を参照すること)。図7aはまた、経糸層の積層20から右側に横方向に引き込まれる耳編み針14、16を示しており、直前に耳を編んだ上部耳編み針14が2つの上部の層22、24の隣接する右端を結合し、直前に耳を編んだ編んだ下部耳編み針16が2つの下部の層26、28の隣接する右端を結合する。
【0054】
図7aの配列は、ニードル織機の第1操作モードでは(図6aから図6f)、第1緯糸30が2つの上部の層22、24に交互に織りこまれ一方、第2緯糸32が2つの下部の層26、28に交互に織りこまれたが、ニードル織機の第2操作モードでは(図7aから図7g)、第1緯糸30が2つの外側の層22、28に交互に織りこまれる一方、第2緯糸32が2つの内側の層24、26に交互に織りこまれることを除いて、図6aの配列に対応する(ニードル織機の第2操作モードでは、ニードル織機の第1操作モードと同じように、各耳が2つの上部の層22、24を互いに結合し、2つの下部の層26、28を互いに結合し続ける)。
【0055】
ここで図7bと図7cを参照すると、ニードル織機の第2操作モードのこれらの段階(これは図7aに図示した段階から連続して続く)は、図7aに示す始めの構成が(図6aと比較して)違う点を除き、図6bと図6cに図示したニードル織機の第1操作モードの同じ段階に対応する。
【0056】
図7dに図示するニードル織機の第2操作モードの次の段階は、ニードル織機の第1操作モードと比べ、第2モードに最も有意な違いの1つ、つまりニードル織機の操作の次の段階の準備のために、緯糸挿入針34、36の間で緯糸30、32の入替えを表している。図7a、図7bおよび図7cに示す段階では、第1緯糸30は上部の緯糸挿入針34で運ばせ、第2緯糸32を下部の緯糸挿入針36で運ばせていたが(つまり、ニードル織機の第1操作モードを通して行い、図6aから図6fで示すように)、図7d、図7eおよび図7fで示す次の段階は、第1緯糸30を下部の緯糸挿入針36で運ばせ、第2緯糸32を上部の緯糸挿入針34で運ばせなければならない。緯糸の切替えは図7dで示す段階で起こり、入れ替えはウェフトセレクタ(図示せず)で行い、第2緯糸32のウェフトセレクタは第1緯糸30のウェフトセレクタよりも積層20に横方向に近い位置にあるようにして、図4を参照して前述した、望ましくない緯糸のもつれを避けるようにする。緯糸の選択はそれぞれ各緯糸のヘドルワイヤ配列からなり、緯糸がウェフトセレクタの目を通過する。ウェフトセレクタは緯糸を挿入する方向を横切る方向に独立して移動できる。そのため、上部の緯糸挿入針34に挿入するべき糸を運ぶウェフトセレクタは、上部の緯糸挿入針34が完全に引っ込む瞬間で、サイクルの次の挿入の前に、上側に動く(図7に図示するように)。ウェフトセレクタが上側に移動すると、糸は下部緯糸挿入針36から、上部の緯糸挿入針34の上に持ち上がって、糸が針34の溝17に落ちるとともに、針が次の挿入サイクルを開始する。同時に下部の緯糸挿入針36に挿入するべき糸を運ぶウェフトセレクタがその糸を下側に移動させて、下部緯糸挿入針36の溝17に正確に配置しやすくする。ニードル織機の第2操作モードでは、このウェフトセレクタは始め、挿入サイクルの終わりに緯糸を上部の緯糸挿入針から単に持ち上げるような位置にある。緯糸の位置が入れ替わると同時に、積層20が全部上側に移動する。
【0057】
図7dに示す緯糸の入れ替えの後、ニードル織機の第2操作モードの次の段階を図7eに示すが、これは図7eでは上部の内側の層24に織りこまれるのが第2緯糸32で、下部の外側の層28に織りこまれるのが第1緯糸30であることを除けば、図6eで示す第1モードの段階に対応する(耳編みは前の通り続いている)。図7eの段階の最後に、図7fに示すように様々な針がすべて側方に引き込まれる(これは図6fに対応する)。
【0058】
ニードル織機の第2操作モードの最終段階を図7gに示す。ここでは第1緯糸30および第2緯糸32は、再び、緯糸挿入針34および緯糸挿入針36の間で入れ替えられて、第1緯糸30が上部の緯糸挿入針34に戻り、第2緯糸32が下部の緯糸挿入針36に戻る。同時に、積層20が全部、図7dの上側への移動と反対になるように下降する。図7gを参照して説明したこれらの動きで、ニードル織機の構成が図7aの始めの構成に戻り、それによってニードル織機の第2操作モードを構成する段階のサイクル、つまり折りたたみ二重構成で1つの管を織るサイクル(図1bで前に詳述したとおり)を完了する。
【0059】
緯糸30、32を適当に送り出しながら、図7aから図7gを参照して前述した操作のサイクルを適切な回数繰返し、このニードル織機の第2操作モードで織る折りたたみ一重管の針挿入領域(図1bの4)から巻きを進める。所定の長さの折りたたみ一重管を織ったら、ニードル織機をニードル織機の第1操作モードに戻す(図6aから図6fを参照して前述したとおり)。
【0060】
針の交代をさせる駆動/制御装置は、市販される二本取りニードル織機を備えた標準的な機器である。1つの管から2つの脚部の製織への切替え、またその反対の切替えは市販の二本取りニードル織機の制御装置をプログラミングすることで、簡単に制御される。
【0061】
前述したニードル織機と製織法の改良と変形は、発明の範囲を逸脱することなく採用できる。例えば、2本の緯糸挿入針34、36の各位置をニードル織機の操作中互いに入れ替えることができれば、ニードル織機の第2操作モード(図7aから図7g)は、緯糸挿入針34、36の間で緯糸30、32を入れ替えなくても、図7dと図7gの段階で針の位置を入れ替えることによって行なうことができよう。
<例1:リスク評価>
現在、二又に分かれたグラフトはミュラーシャトル織機で製造されている。これらの織機は比較的低速であって、信頼性に欠けることがあり、それで製造されるグラフトは汚れがちである。そこで、ミュラーニードル織機による二又のグラフトの製造を目的とする。この織機は以下のような多数の利点を提供できる。
(1)二又に分かれたグラフトの製造にかかる時間が短縮される。
(2)信頼性が高まり、製造中、問題があれば、運転を中止して新しいグラフトをすぐに製造できる。これは新しいグラフトの製造を始める前に、欠陥のあるグラフトの製造を完了しなければならないシャトル織機とは違う。
(3)汚れが少ないグラフトを製造する。
【0062】
異なる織機で製織されることに加え、ニードル織機で製造するグラフトは、他の織りグラフトで用いているミュラーシステムIIIの耳ではなく、ミュラーシステムIIの耳で製造する。ミュラーシステムIIの耳は、ミュラーシステムIIIの織端よりも薄く、かさ高が小さい。
【0063】
ミュラーシステムII−−緯糸をとじ糸と織り交ぜる。この種の耳はより薄い織端をもち、かさ高が小さくなる。
【0064】
ミュラーシステムIII−−耳は緯糸ととじ糸を一度に織り交ぜる。この種の耳はより厚みがあり、伝染に強い。
【0065】
以下のことを観察するために試験を実施した。
(1)ニードル織機で製造するグラフトが、シャトル織機で製造するものと同じだけ血液を漏らさなかったか。
(2)ミュラーシステムIIの耳でグラフトから血液が漏れるか。
(3)ニードル織機で製造するグラフトは、シャトル織機で製造するものとは異なる物理特性をもっているか。
(4)ミュラーシステムIIの耳はミュラーシステムIIIの耳よりも弱いか。
評価:
(1)ミュラーニードル織機で製造し、ゲル密封したグラフトについて、血液のベンチ試験を行なった。ミュラーシステムIIの織端が悪影響を受けないように、耳部分には特に注意を払った。実施した試験は、抗凝血処理した動物の血液を流体として用いる以外は、ISO 7198のパラグラフ8.2.3と同様である。簡単にいうと、調整された空気源で120mmHgに維持した血液の容器にグラフを付けた。血液をグラフトに流し込み、漏れを記入する。放置する容量が小さいため、(容量の測定ではなく)漏れの観察に依拠する。この結果を例2に示す。
(2)ニードル織機で製造したグラフトに物理的な試験を行なった。この試験は例3に詳述するようにISO 7198に従って行なった。この結果をシャトル織機で製造したグラフトの以前の結果と比較した。ここでも破裂強さと透水性について、グラフトの耳部分には、特に注意を払った。この結果を例3に示す。
(3)耳の引張り強さを判定した。これはグラフトを2cmの断片に切って行った。さらにグラフトを縦方向に切断して、耳をファブリックの中央に置くようにした。それから引張り強さをISO 7198のパラグラフ8.3.2に従って試験した。ニードル織機とシャトル織機の結果を例3に示す。
結果:
(1)血液試験の結果から、改良はグラフトの血液取扱特性には影響しないことが分かった。
(2)物理的な試験に関する報告を例3に添付する。この結果から、ニードル織機で製造したグラフトはシャトル織機のグラフトよりも薄く、縦方向に強く、空隙率が低いことが分かった。シャトル織機のグラフトは破裂強さが高い。
(3)例3の表4は耳の引張り強さを比較している。この結果から、ミュラーシステムIIの耳はミュラーシステムIIIよりもわずかに弱いことが分かった。
結論:
血液試験の結果から、ニードル織機のグラフトはシャトル織機のグラフトと同様、うまく機能することが分かった。
【0066】
物理的な試験からは、ニードル織機で織ったグラフトはシャトル織機で織ったグラフトよりも破裂強さが低いことが分かった。しかしこの破裂強さの低さは、二又のグラフトに設定した限界値をはるかに超えていた。ミュラーシステムIIの耳の引張り強さはミュラーシステムIIIの耳よりもわずかに低かった。有意ではあるが、この違いはグラフトの臨床的な性能に影響するほど高くない。ニードル織機で織ったグラフトは、シャトル織機で織ったグラフトよりも薄く、縦方向に強く、水空隙率が低い。
【0067】
この改良で証明される他のリスクを特定し、試験で処理して、改良の利点の方がはるかに勝っていることが分かった。
<例2:血液のベンチ試験の結果>
方法:
同じバッチから取り出した、内径が18×9mmのニードル織機で織った二又のグラフト7枚を、抗凝血処理した動物の血液を試験液として使用したことを除き、ISO 7198のパラグラフ8.2.3に従って血液試験した。これらグラフトはすべてミュラーシステムIIの耳を使ってミュラーニードル織機で製造した。これらグラフトのカタログ番号は731809で、バッチ番号は29784であった。さらにこれらグラフトの結果をミュラーシャトル織機で製造し、1997年8月に血液試験した同等のグラフトと比較した。試験したグラフトは次の通りであった。
【0068】
カタログ番号:732211、バッチ番号25630、25682
カタログ番号:732010、バッチ番号24517B
カタログ番号:731407、バッチ番号25034/A、24505/1A
結果:
[ニードル織機]
最初の加圧−−グラフトのいずれも漏れなかった。
【0069】
最初の引張り−−グラフトのうち2枚が漏れなかった。他の5枚のうち3枚は二又に分かれた分岐部で小さなスポット漏れがあり、残りの2枚は分岐部のすぐ下の脚部で漏れた。
【0070】
2回目の引張り−−グラフトのうち1枚が漏れず、残りの6枚のグラフトは二又に分かれたの分岐部で小さな漏れがあった。
【0071】
総体的な性能−−グラフトはすべて非常にうまく機能した。漏れは発生したが、非常に小さく、急激に密封された。各グラフトから失われた血液の総量は少なすぎて、正確に測定できなかった。
[シャトル織機]
最初の加圧−−グラフトのうち4枚が漏れず、残りはグラフトの脚部と本体に極小さなスポット漏れがあった。
【0072】
最初の引張り−−グラフトのうち2枚が漏れず、残りの3枚に分岐部に小さな漏れがあった。
【0073】
2回目の引張り−−グラフトのうち2枚は分岐部が漏れただけだが、残りの3枚は1〜3ヶ所の小さなスポット漏れがあり、これは主にグラフトの脚部であった。
【0074】
総体的な性能−−グラフトは非常に上手く機能した。小さなスポット漏れだけがグラフトの脚部に発生し、急激に密封された。グラフトから失われた血液の総量は無視できるものであった。
結論:
ミュラーニードル織機で製造したグラフトは、ミュラーシャトル織機で製造したものと同様上手く機能した。ミュラーシステムIIの耳も非常に上手く機能し、グラフトから血液が失われなかった。
<例3:ミュラーニードル織機とシャトル織機で製造した二又に分かれたグラフトの物理特性>
導入:
ミュラーニードル織機(ミュラーシステムIIIの耳)で製造した二又のグラフトの物理特性を、ミュラーシャトル織機(ミュラーシステムIIIの耳)で製造した二又のグラフトのものと比較した。
方法:
二又のグラフトをISO 7198の以下の仕様に従って試験した。
【0075】
8.2.2−−Buxton & Cooleyタイプのリグで水空隙率の判定
8.3.3.2−−製品の破裂強さの測定:本体、縫い目/黒線、分岐部
8.5−−弛緩した内径の測定
8.2.3*−−グラフト全体の空隙率試験
8.8−−縫合線の維持力
8.3.2−−縦の引張り強さ
8.7.4.2−−壁の厚さ
* 試験液を8%のグリセリン含有のプロパノール溶液に代えた。
試験:
以下のグラフトを試験した。
【0076】
バッチ29878から9枚のグラフトを用意した。これらはミュラーニードル織機で製造した18mm×9mmの二又のグラフトであった。ミュラーニードル織機で製造した9枚の18mm×9mmのグラフト(バッチ29784)のグラフト全体の空隙率も試験した。シャトル織機で製造した二又に分かれたグラフトの物理的な試験はすでに行なっており、その結果をニードル織機のグラフトと比較するために使った。
結果:
【0077】
【表1】

Figure 0004938203
【0078】
シャトル織機で手に入る破裂強さのデータは全体の平均だけであった。
【0079】
【表2】
Figure 0004938203
【0080】
ミュラーシャトル織機で製造したグラフトの透水性の値は、全体の平均だけであった。
【0081】
【表3】
Figure 0004938203
【0082】
*二又に分かれたグラフトの全体の空隙率の試験は1996年11月に行なった。
【0083】
【表4】
Figure 0004938203
【0084】
結論:
結果の統計分析(研究者のtテスト)から、縫合線の維持力を除き、ニードル織機とシャトル織機のグラフトの物理的なパラメータは違っていることが分かる。ニードル織機のグラフトは有意に透水性が低く、縦の引張り強さが高く、壁の厚さが薄い。これら特徴はグラフトの性能を高めるであろう。
【0085】
しかし、ニードル織機のグラフトは耳では破裂強さと引張り強さが弱い。破裂強さが弱くはあるが、それでも設定した性能の限界値内に十分おさまっていた。
【0086】
システムIIとシステムIIIの耳の引張り強さの差は有意ではあるが、非常に小さい。耳の強さは、破裂強さ、縦の引張り強さおよびグラフトの血液取扱について重要な要因である。これらパラメータのいずれもマイナスの影響をもっていないため、耳の強さがわずかに低くても、グラフトの臨床的な性能には影響しない。
【0087】
【表5】
(付表1)
Figure 0004938203

【図面の簡単な説明】
【図1】 aは二又に分かれた管状グラフトの脚部の断面図であり、bは二又に分かれた管状グラフトの本体の断面図
【図2】 図1bの本体を織るときに使う2本の緯糸の交換を示す図
【図3】 緯糸針の停止点または停止点の非常に近くで、緯糸を交換するのに適した針を示す図
【図4】 正確に配置しない場合に緯糸が互いにどのようにキャッチするかを示す図
【図5】 織物を針の間隔と同じ量だけ離すために使う2枚の板を示す図
【図6】 血管グラフトの脚部をニードル織機織りする連続ステップを示す図
【図7】 血管グラフトの本体をニードル織機織りする連続ステップを示す図
【図8】 aはニードル織機用の従来の設計の杼口を示す図であり、bは本発明の二本取りニードル織機の操作ができる改良型の杼口を示す図
【符号の説明】
22 (経糸の上部の外側の)層(第1層)
24 (経糸の上部の内側の)層(第2層)
26 (経糸の下部の内側の)層(第3層)
28 (経糸の下部の外側の)層(第4層)
30 (第1)経糸
32 (第2)経糸
34 (上部の緯糸挿入)針
36 (下部の緯糸挿入)針[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a needle loom capable of producing a tubular fabric, in particular, a bifurcated tubular graft for medical use. (Needle loom) And a weaving method and a tubular fabric produced thereby.
[0002]
[Prior art]
Two-weave graft (graft) : Transplanted tissue ) Is used to bypass the aorta and iliac arteries.
[0003]
This graft has traditionally had multiple shuttles on each spinning head. (梭) It has been woven with shuttle looms using The shuttle loom inserts the weft yarn by a shuttle (yarn built-in carrier) passed through a shed (that is, an opening formed by separating the warp yarns during weaving operation). The shuttle supplies enough wefts by wefting many times. Weaving with shuttle looms has several problems, but the most important drawback so far is low production. A low total production of around 10% is not uncommon in shuttle weaving, and this figure gets even lower as the size increases. This problem arises from the fact that shuttle looms are inherently limited machines for speeding up weaving. The main disadvantage of shuttle looms is that a large shed is required to penetrate a boat-type shuttle into the warp. In other words, in order to provide a sufficient space between the yarns so that the shuttle can pass, the warp yarns need to be separated and opened relatively large. For this reason, the peak tension becomes high in the warp, which turns and the dart moves from the needle wire to the end of the warp. Large hooks also cause the ends of the warp to be cut greatly and cause the weaving of the weaving yarn to be large. And there was no satisfactory solution to this problem.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
After that, for almost all fabrics, weaving and knitting with needle looms instead of weaving with shuttle looms (Organization) There have been considerable alternatives such as felting.
[0005]
However, neither knitting nor felting can provide a stable quality graft with sufficient density, and weaving with a needle loom has not been used because of technical difficulties. Only shuttle loom weaving was used to produce tubular medical grafts.
[0006]
A needle loom is a shuttleless machine that pulls out a weft thread from a fixed yarn feeder and passes a weft insertion needle (that is, two weft threads enter from the front edge of the weft insertion needle) through the shed. It is a loom. The weft is held on the opposite ear either by the action of knitting or with a stop yarn from another yarn feeder. Simple (not bifurcated) tubular medical grafts can be produced using needle loom technology, but because of technical difficulties, this conventional needle loom technology is not suitable for bifurcated tubular medical grafts. It has not been used successfully.
[0007]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a loom and a weaving method that can overcome this technical difficulty.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the foregoing object, the present invention provides a method for weaving a tubular fabric, the method comprising the steps of making a first layer, a second layer, a third layer, a fourth layer of warp, and said layer A step of weaving with the first and second wefts inserted into the first and second needles from one side of the warp layer, A pair of ears by knitting together a first layer and a second layer, a third layer and a fourth layer, a process for inserting alternately from a predetermined pair of layers, and a weft loop opposite the layers The process for forming.
[0009]
In the first mode of operation, the first weft is alternately inserted into the stack of the first and second layers of warps, the second weft is inserted alternately into the stack of the third and fourth layers of warps, and 2 Make two stacked tubes.
[0010]
In the second operation mode, the first weft is alternately inserted into the first and fourth layers of the warp, and the second weft is alternately inserted into the second and third layers of the warp and folded into a C shape. Make one tube.
[0011]
The present invention further provides a method of weaving a bifurcated tubular fabric, the method comprising the steps of weaving a pair of tubes in the first mode of operation and before or after the same warp and weft. And a step for weaving one tube in the second operation mode.
[0012]
The weft loops may be knitted together or together with the binding thread.
[0013]
Preferably the tubular fabric is a surgical graft or a veterinary graft, more preferably an aortic graft or iliac graft formed in two parts.
[0014]
Further, as another feature, the present invention is in a needle loom for weaving a tubular woven fabric, and the needle loom is arranged in a first layer, a second layer, a third layer, and a fourth layer in which warp yarns are overlapped. A warp forming means for forming a shed on each of the warp layers, a first weft insertion needle and a first weft insertion needle for inserting the first and second wefts from one side of the warp layer. Two weft insertion needles and upper and lower ear knitting means on the opposite side of the warp layer for knitting together the weft loops formed respectively in the first and second layers and the third and fourth layers of warp And alternately passing the first weft through the first and second layers of the warp and passing the second weft through the third and fourth layers of the warp alternately to form two superposed tubes. In the first mode, the first weft is passed through the first and fourth layers of the warp alternately, and the second weft is passed through. Control means capable of selectively operating the needle loom in one of two modes of the second mode forming one tube folded in a C shape by alternately passing through the second layer and the third layer It consists of.
[0015]
In a preferred embodiment, the first warp insertion needle and the second weft insertion needle are arranged to be stacked with a spacing similar to the spacing between the warp layers, and the control means has a longitudinal direction relative to the weft insertion needle and the warp layers. Can be operated to cause
[0016]
In a preferred embodiment, the first weft insertion needles are alternately arranged in the first layer and the second layer of the warp, and the second weft insertion needles are alternately arranged in the third layer and the fourth layer of the warp. When operating in the mode, the weft is switched between the first and second insertion needles in synchronism with the relative movement.
[0017]
Also preferably, the first weft passes through the first weft selector, and the second weft passes through the second weft selector located closer to the warp layer than the first weft selector.
[0018]
It should be noted that looms usually form a substantially horizontal layer in the direction in which the weft crosses the longitudinal extension of the warp so that it has an inherent “top” and “bottom” (determined by natural gravity). So, as a result, a stack of warp yarns automatically has “up” and “down” relative to their relative placement. However, since the operation of the needle loom according to the present invention is independent of gravity, the terms “upper” and “lower” are not particularly used.
[0019]
The needle loom of the present invention is particularly suitable for the production of medical and veterinary grafts, and is particularly suitable for vascular grafts. Needle looms can also be used for bifurcated tubular grafts.
[0020]
However, the needle loom of the present invention is not limited to weaving a bifurcated tubular graft. If in the second mode of operation of the needle loom, the needle loom can also weave a tapered tubular graft, in particular a tapered tubular graft in which the taper is symmetrically inclined from both lateral ends of the tubular graft. Furthermore, if in the first mode of operation of the needle loom, the needle loom weaves two relatively thin tubular grafts at the same time, which doubles the production compared to weaving one relatively thin tubular graft.
[0021]
Preferably, the method described above uses Muller System II ears (when wefts are interwoven with weft yarns) or Muller System III ears (when wefts and weft yarns are interlaced at once). The Muller System II ear has a finer weave edge and a lower bulk, and the Muller System III ear is thicker, but the transmission control is enhanced.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
1a and 1b are cross-sectional views of a leg and a body, respectively, of a bifurcated tubular graft, and are cross-sectional views cut transversely in the weaving direction. FIG. 2 illustrates the replacement of the two wefts used when weaving the body of FIG. 1b. FIG. 3 illustrates a needle suitable for changing the weft thread at or near the stop point of the weft needle. FIG. 4 illustrates how wefts catch each other if not correctly positioned. FIG. 5 illustrates two plates used to separate the fabric by the same amount as the needle spacing. Figures 6a to 6f illustrate the successive steps of weaving the leg of the vascular graft. Figures 7a to 7g illustrate successive steps of weaving the body of the vascular graft. FIG. 8a shows a well of a conventional design for a needle loom. FIG. 8b shows an improved shed that allows the operation of the two-take needle loom of the present invention to be produced in a single piece in the form of a four-layer graft.
[0023]
It should be noted that in the cross-sectional view, the graft should be held flat by the plate, but for the sake of clarity, the graft is shown so that each thickness of the fabric can be distinguished.
[0024]
First, as shown in FIG. 1a and FIG. 1b, the bifurcated tubular graft is folded so that one leg 2 is woven flat on the other leg 3 (FIG. 1a), and the body 4 is Fold along the center (FIG. 1b) and weave to form a four layer graft. The weaving of the legs 2 and 3 as shown in FIG. 1a is simple and can be achieved with standard weaving techniques, but weaving the body 4 has many problems.
[0025]
The solution of the present invention consists in weaving the body 4 with two wefts 5 and 6 (FIG. 2), while weaving one weft 5 alternately on the upper and lower layers 7 and 8 of the four layers of graft. Two weft threads 6 weave the two central layers 10, 9 alternately. In order to do this, the two wefts 5, 6 must be interchanged. In known methods, this would require three wefts. The first weft is for the main body, the second weft is for one leg of the bifurcated graft, and the third weft is for the other leg of the bifurcated graft. These wefts will not be replaced in the manner envisioned by the present invention.
[0026]
In order to catch the weft that was replaced at the entrance, we tried a bifurcated weft needle, but it was not possible to make a mouth with such a wide leading edge with respect to the weft needle. Therefore, in the form of a needle 11 as shown in FIG. 3, each of the two wefts 5 and 6 is arranged so that the weft insertion needles 5 and 6 are exchanged at the stop point of the weft insertion needle or very close to the stop point when exiting from the mouth A weft insertion needle was tried. To do this, the upper weft insertion needle must receive the weft from below rather than from above in the usual way. This will be explained in more detail with reference to FIGS. 7a to 7g. An important feature of the weft insertion needle 11 which provides an improved commercially available weft insertion needle is that it can carry the weft (not shown in FIG. 3) during movement through the dovetail 17 through the shed. At the free end 19 of the needle 11 in shape and size.
[0027]
The weft insertion needle 11 has a standard diameter and length, and is determined to match the woven loop itself. Improvements in the weft insertion needle 11 that are suitable for use in the present invention relate to the radius of curvature of the needle 11 and the depth and spacing of the teeth 18, 18 'forming the grooves 17. In essence, the radius of curvature is increased so that the needle bends less than a conventional needle. In essence, the shape of the weft insertion needle is changed so that the free end 19 and the groove 17 are as close as possible, but not touching the weft selector at the end of each transverse insertion cycle.
[0028]
The appropriate shape of a conventional needle is shown by the dotted line in FIG. 3 for comparison. Further, the interval between the teeth 18 and 18 'is made larger than the interval between the conventional needles so that the wefts can be easily exchanged, the depth of the grooves 17 is increased, and the wefts stay firmly in the grooves 17. To do.
[0029]
It is practically possible to cause the wefts 5 and 6 of the main body 4 to catch each other at the entry point to the warp so as to have a cross section as shown in FIG. The solution in this embodiment of the invention is to ensure that the weft thread 6 interweaving the inner layer of the body 4 is located in a weft selector near the weaving fabric.
[0030]
The weft 5 that weaves the upper and lower layers 7 and 8 needs to have fewer wefts when weaving the main body than the yarn necessary when weaving the legs, and the second weft 6 correspondingly Need to increase the yarn. Semi-forced weft feed (compared to forced weft feed) can meet these diverse requirements.
[0031]
When weaving on the two-handed needle loom of this embodiment of the present invention, a longitudinal gap of at least 5 millimeters is required between the ear knitting needles 14, 16 (FIGS. 2, 4 and 5) for mechanical reasons. A similar gap is required between the weft insertion needles (not shown in FIGS. 2, 4 and 5). Such gaps will cause a frayed portion at the tube entry point (ie, where the weft insertion needle enters), especially when weaving the graft body. The first plate 12 (FIG. 5) almost solves this problem by closing the entry point gap to a minimum. Even in the worst case of weaving the graft body, it is necessary to redesign the warp draft as shown in Table 5 (Appendix 1).
[0032]
Normally, when weaving with a double take-up needle loom, the shed is made so that the vertical position of the fabric is always constant, the middle and upper two layers are made of upper wefts and are always pulled upwards, The lower two layers made of lower weft are pulled downwards. This is the case where the legs are woven and is important for stable weaving. However, in order to weave the main body, the position of the weft thread is periodically changed. Therefore, in order to keep the cloth at a constant height, the second plate 13 is inserted (FIG. 5).
[0033]
The two plates 12 and 13 are arranged, and the shed and the heddle wire are improved so that the weft can pass cleanly. FIG. 8a shows a schematic diagram of a conventional needle loom shed design, and FIG. 8b shows an improvement suitable for operation of the present invention when making the body and / or weaving the legs simultaneously. In FIGS. 8 a and 8 b, the shed is a gap drawn by the upper warp 14 and the lower warp 15. In the improved shed design of FIG. 8b, each weft has both upper and lower warps, and the warps have separate beams 16, 16 ′. The woven fabric is made as two separate layers 7,8. The position of the weft insertion needle 11 at the cloth drop point is shown for clarity. It should be noted that the length of the upper warp 14, 14 'of the shed must be the same as the length of the lower warp 15, 15' of the same shed, but in the improved design of FIG. 14 'need not be the same length.
[0034]
Details of weaving the graft legs 2, 3 (FIG. 1a) with a needle loom will now be described with reference to FIGS. 6a to 6f, followed by details of weaving the graft body 4 (FIG. 1b) with a needle loom. Will be described with reference to FIG.
[0035]
The operation is essentially various, such as arranging warps in four layers, or equipment for replacing two weft yarns between two weft insertion needles at a given moment of the needle loom movement cycle. The needle loom, which is an improvement of the Mueller needle loom, will be described in detail. For the sake of clarity, FIGS. 6a to 7g show only the parts of the needle loom that are essential for explaining the weaving method of the invention, and the large parts of the needle loom are omitted in the figures.
[0036]
Each of FIGS. 6a to 7g is a cross-section obtained by cutting the weaving direction of the tubular woven fabric transversely, and descends vertically on the surface of the drawing. For the purposes of this description of the present invention, “up” is the direction toward the top of each figure, and “down” is the direction toward the bottom of each figure, and the relative terms “top” and “Lower” is interpreted accordingly. Correspondingly, the terms “left” and “right” are consistent in the same direction in each figure.
[0037]
In each of the successive steps illustrated in FIGS. 6a to 7g, the warp is divided into four separate layers and the layers of the warp are stacked, each of which in turn has its layer shed. Subdivided vertically into the two subordinate layers that form (each of these subordinate layers should be drawn in rows of warps as viewed from the cross section, strictly as a row of dots or small circles, but for simplicity In addition, each subordinate layer of the warp is drawn with one continuous solid line). At the appropriate moment of the needle loom movement circle to be detailed, each of the two subordinate layers of each warp layer has a position where each other alternates so that each weft is successfully interwoven with the warp of that layer ( In the drawing, the parts of the needle loom for arranging the warp yarns in four layers and the parts forming the shed by each of these layers are not shown). It should be noted that the two subordinate layers of each warp layer periodically replace each other, but the overall layer does not change its relative position within the stack.
[0038]
With particular reference to FIG. 6a, the warp yarns are separated from each other by four equally spaced layers: an upper outer layer 22, an upper inner layer 24, a lower inner layer 26, and a lower outer layer. 28 stacked 20. Each of these four layers is subdivided into a pair of subordinate layers by means of a clerk forming means (not shown), and the vertical position of the subordinate layer relative to the other subordinate layer in each pair of subordinate layers is The forming means can replace each other at the appropriate moment of the needle loom's movement cycle so that the first weft 30 or the second weft 32 can be woven at the appropriate stage of the weaving cycle, as described below.
[0039]
On the left side of the stack 20 is a pair of movable weft insertion needles, ie, an upper weft insertion needle 34 and a lower weft insertion needle 36, each substantially the same as the single needle 11 shown in FIG.
[0040]
The needles 34 and 36 are respectively engaged with the first and second wefts 30 and 32, and each weft is inserted into a shed formed between one predetermined subordinate layer of the four warp layers 22, 24, 26 and 28. Inserted (as detailed below). The needles 34 and 36 are mechanically connected to each other and move in conjunction with each other in the lateral direction. When the needle loom moves in its first mode of operation and weaves the legs 2, 3 of the graft (as illustrated in detail in Figures 6a to 6f), the first weft 30 is continuously with the upper weft insertion needle 34 and The second weft 32 is continuously engaged with the lower weft insertion needle 36. However, when the needle loom moves in its second mode of operation and weaves the graft body 4 (as illustrated in detail in FIGS. 7a to 7g), the first weft 30 is the various parts of the weaving cycle and the upper weft Engaging with the insertion needle 34 (FIGS. 7a, 7b, 7c and 7g) or engaging the lower weft insertion needle 36 (FIGS. 7d, 7e and 7f), the second weft 32 is now the first It is carried by either the weft insertion needle 34 or the weft insertion needle 36 that does not carry the weft 30 (in the drawing, the first weft 30 and the second weft 32 are replaced with the upper weft insertion needle 34 and the lower weft insertion needle 36). This means is not shown). On the right side of the stack 20 is the pair of earknitting needles previously described with reference to FIGS. 2, 4 and 5, ie, the upper earknitting needle 14 and the lower earknitting needle 16. During both modes of operation of the needle loom, the upper weft insertion needle 34 on either weft 30, 32 passes as it passes through the respective head of either of the two upper warp layers 22, 24. The ear knitting needles 14 operate to knit adjacent ears together at the right ends of the two upper weft layers 22, 24. Also, during both modes of operation of the needle loom, when the lower weft insertion needle 36 passes through the sheds of either of the two lower warp layers 26 and 28 to the wefts 30 and 32, the lower ear knitting needle 16 operates. Then, adjacent ears are joined together at the right ends of the two lower warp layers 26,28.
[0041]
At all times, the ear knitting needles 14 and 16 are maintained at the same height relative to the stack 20 of warp layers.
[0042]
FIG. 6a includes reference numbers for all parts and materials, but for ease of understanding these reference numbers may require one or more reference numbers to understand a figure if it is deemed necessary or convenient. Are omitted in FIGS. 6b to 7g.
[0043]
Returning to FIG. 6a, this shows that the weft insertion needles 34, 36 are pulled laterally from the warp layer stack 20 to the left, with the upper needle 34 being two subordinate layers of the upper inner layer 24. The first weft 30 is dragged from the shed between the two, and the lower needle 36 drags the second weft 32 from the shed between the two subordinate layers of the lower outer layer 28 (which is the arrangement of FIG. 6a). (See the diagram in FIG. 6f below for an explanation of what happens). FIG. 6 a shows the ear knitting needles 14, 16 being pulled laterally from the warp layer stack 20 to the right, with the upper ear knitting needle 14 knitting the ear just before the two upper layers 22, 24. The lower ear knitting needle 16 that has been knitting ears just before joining the adjacent right ends joins the adjacent right ends of the two lower layers 26,28. After knitting the layers 24, 28, the layers of yarn layers are rearranged and the layers 22, 26 are woven.
[0044]
Reference is now made to FIG. 6b, which illustrates the operational phase of the first mode needle loom immediately after the previously completed phase described above with reference to FIG. 6a. As shown in FIG. 6b, the weft insertion needles 34, 36 are both moved completely to the right, allowing the upper needle 34 to pass through the shed formed between the two subordinate layers of the upper outer warp 22, A needle 36 is passed through the shed formed between the two subordinate layers of the lower inner warp layer 26. Thereby, the upper needle 34 carries the first weft 30 to the right, from the mouth of the upper outer layer 22 to the right side of the layer 22, where the weft 30 is knitted by the upper ear knitting needle 14 and adjacent to the upper The right end of the inner layer 24 is joined to these two ends with a common ear. The lower needle 36 carries the second weft 32 to the right side from the shed of the lower inner layer 26 to the right side of the layer 26, where the weft 32 is joined by the lower ear knitting needle 16 and adjacent to the lower portion. The right end of the outer layer 28 of the two layers joins these two ends with a common ear.
[0045]
After the weaving and ear knitting steps of FIG. 6b, the weft insertion needles 34, 36 are pulled completely to the left from the layers 22, 26 as shown in FIG. 6c to bring the woven first weft 30 into the upper outer side. Leave the layer 22 and leave the woven second weft 32 on the lower inner layer 26. At the same time, the ear knitting needles 14, 16 are pulled completely to the right and away from the newly knitted ear.
[0046]
Turning now to FIG. 6d, this shows the stack 20 all moved up. This movement of the stack is such that the upper inner layer 24 is leveled with the upper weft insertion needle 34 and the lower outer layer 28 is level with the lower weft insertion needle 36 for the first operation of the needle loom. Create the necessary array for the next stage of the mode. The necessary movement of the stack can be achieved by any suitable procedure.
[0047]
FIG. 6e shows the next stage of the first mode of operation of the needle loom, where both the weft insertion needles 34, 36 have been moved completely to the right, and the upper needle 34 is moved to the upper inner layer 24-2. A throat formed between two subordinate layers is passed through, and a lower needle 36 is passed through a pier formed between the two subordinate layers of the lower outer warp layer. Thereby, the upper needle 34 carries the first weft 30 to the right, from the mouth of the upper inner layer 24 to the right side of the layer 24, where the weft 30 is knitted by the upper ear knitting needle 14 and adjacent upper The right end of the outer layer 22 of the two layers joins these two ends with a common ear. This also causes the lower needle 36 to carry the second weft 32 to the right, from the mouth of the lower outer layer 28 to the right side of the layer 28, where the weft 32 is knitted by the lower ear knitting needle 16 and adjacent. The right inner edge of the lower inner layer 26 joins these two ends with a common ear.
[0048]
After the knitting end knitting stage of FIG. 6e, the weft insertion needles 34, 36 are completely pulled to the left from the layers 24, 28, as shown in FIG. 6f, so that the first weft 30 is the upper inner layer 24. And the second weft 32 is woven into the lower outer layer 28. At the same time, the ear knitting needles 14, 16 are completely pulled away to the right and away from the newly knitted ear.
[0049]
After the stage illustrated in FIG. 6f, the stack 20 is moved all the way down. This is the opposite of the upward movement of the stack 20 described with reference to FIG. 6d, making the arrangement shown in FIG. 6a, thus completing the complete cycle of needle loom movement in the first mode of operation of the needle loom.
[0050]
It should be noted that beating (i.e., driving a newly woven weft) occurs at an appropriate point in the sequence of steps described above (e.g., step shown in FIG. 6c and / or step shown in FIG. 6f). Any means suitable for beating may be employed, but such means are omitted in the drawing.
[0051]
While appropriately sending out the wefts 30 and 32, the operation cycle described above with reference to FIGS. 6a to 6f is repeated an appropriate number of times, and two tubes (2 in FIG. 1a) knitted in the first operation mode of this needle loom. And 3) roll and advance from the needle insertion area. When two tubes of a predetermined length are woven, the operation of the needle loom is switched to the second operation mode of the needle loom. This will be described with reference to FIGS. 7a to 7g.
[0052]
In the second mode of operation of the needle loom, one tube that functions as the graft body 4 (FIG. 1b) will be woven. When the two pipes are changed to one pipe or are alternately changed from one pipe to two pipes, each branch portion is formed in the fabric produced by the operation of the needle loom. Each bifurcation is a Y-merging section of a synthetic graft as it is cut longitudinally with normal continuous alternating one / two tube formations knitted with a needle loom.
[0053]
FIG. 7a illustrates the weft insertion needles 34 and 36 drawn laterally from the warp layer stack 20 to the left, with the upper needle 34 between the two dependent layers of the lower outer layer 28. The first weft 30 is dragged out from the lower needle 36 and the second weft 32 is dragged out from the shed between the two subordinate layers of the upper inner layer 24 (explaining what the arrangement of FIG. 7a looks like) See the diagram of FIG. 7g later). FIG. 7 a also shows the ear knitting needles 14, 16 pulled laterally from the warp layer stack 20 to the right, with the upper ear knitting needles 14 knitting ears just adjacent to the two upper layers 22, 24. A knitted lower ear knitting needle 16 that joins the right ends and has just knitted ears joins the adjacent right ends of the two lower layers 26,28.
[0054]
In the first mode of operation of the needle loom (FIGS. 6a to 6f), the arrangement of FIG. 7a is such that the first weft 30 is interwoven into the two upper layers 22, 24 alternately. Ru On the other hand, the second weft 32 is alternately woven into the two lower layers 26, 28, but in the second mode of operation of the needle loom (FIGS. 7a to 7g), the first weft 30 is the two outer layers. Corresponding to the arrangement of FIG. 6a (second mode of operation of the needle loom), except that the second weft yarn 32 is alternately woven into the two inner layers 24, 26 while being alternately woven into 22, 28 Then, as in the first mode of operation of the needle loom, each ear continues to bond the two upper layers 22, 24 together and the two lower layers 26, 28 together).
[0055]
Referring now to FIGS. 7b and 7c, these stages of the second mode of operation of the needle loom (which continues from the stage illustrated in FIG. 7a) are the initial configuration shown in FIG. 7a (FIG. 6a). It corresponds to the same stage of the first mode of operation of the needle loom shown in FIGS. 6b and 6c, except for the differences.
[0056]
The next stage of the second mode of operation of the needle loom illustrated in FIG. 7d is one of the most significant differences to the second mode compared to the first mode of operation of the needle loom, namely the next stage of operation of the needle loom. For preparation, the replacement of the wefts 30 and 32 between the weft insertion needles 34 and 36 is shown. 7a, 7b and 7c, the first weft 30 is carried by the upper weft insertion needle 34 and the second weft 32 is carried by the lower weft insertion needle 36 (that is, the needle loom). The next stage shown in FIGS. 7d, 7e and 7f is to carry the first weft 30 with the lower weft insertion needle 36, as shown in FIGS. 6a to 6f). The two weft threads 32 must be carried by the upper weft insertion needle 34. The weft switching takes place at the stage shown in FIG. 7d, and the replacement is performed by a weft selector (not shown). The weft selector of the second weft 32 is more lateral in the stack 20 than the weft selector of the first weft 30. Being in the close position avoids the undesirable weft tangles described above with reference to FIG. The selection of the weft consists of a heddle wire arrangement for each weft, and the weft passes through the eyes of the weft selector. The weft selector can be moved independently in the direction across the weft insertion direction. Therefore, the weft selector that carries the thread to be inserted into the upper weft insertion needle 34 moves upwards before the next insertion of the cycle at the moment the upper weft insertion needle 34 is fully retracted (shown in FIG. 7). Like). As the weft selector moves upward, the thread lifts from the lower weft insertion needle 36 onto the upper weft insertion needle 34, the thread falls into the groove 17 of the needle 34, and the needle begins the next insertion cycle. . At the same time, the weft selector that carries the yarn to be inserted into the lower weft insertion needle 36 moves the yarn downward to facilitate accurate placement in the groove 17 of the lower weft insertion needle 36. In the second mode of operation of the needle loom, the weft selector is initially in a position to simply lift the weft thread from the upper weft insertion needle at the end of the insertion cycle. At the same time that the position of the weft is changed, the entire stack 20 is moved upward.
[0057]
After the weft replacement shown in FIG. 7d, the next stage of the second mode of operation of the needle loom is shown in FIG. 7e, which is the second weft 32 that is woven into the upper inner layer 24 in FIG. 7e. Corresponding to the first mode stage shown in FIG. 6e, except that the first weft 30 is woven into the lower outer layer 28 (ear knitting continues as before). At the end of the stage of FIG. 7e, the various needles are all retracted laterally as shown in FIG. 7f (this corresponds to FIG. 6f).
[0058]
The final stage of the second operating mode of the needle loom is shown in FIG. Here, the first weft 30 and the second weft 32 are again exchanged between the weft insertion needle 34 and the weft insertion needle 36, the first weft 30 returns to the upper weft insertion needle 34, and the second weft 32 is Return to the lower weft insertion needle 36. At the same time, the entire stack 20 is lowered so as to be opposite to the upward movement in FIG. 7d. With these movements described with reference to FIG. 7g, the configuration of the needle loom returns to the initial configuration of FIG. 7a, thereby causing a cycle of steps to configure the second mode of operation of the needle loom; The cycle of weaving one tube (as detailed above in FIG. 1b) is completed.
[0059]
While properly sending out the wefts 30 and 32, the operation cycle described above with reference to FIGS. 7a to 7g is repeated an appropriate number of times, and the needle insertion area of the folding single tube woven in the second operation mode of this needle loom (FIG. 1b Continue winding from 4). Once the predetermined length of the folded single tube has been woven, the needle loom is returned to the first mode of operation of the needle loom (as described above with reference to FIGS. 6a to 6f).
[0060]
The drive / control device for alternating needles is a standard instrument with a commercially available two-take needle loom. Switching from one tube to two leg weaving, and vice versa, is easily controlled by programming a control unit of a commercially available two-handed needle loom.
[0061]
Improvements and modifications of the needle loom and weaving method described above can be employed without departing from the scope of the invention. For example, if the positions of the two weft insertion needles 34 and 36 can be interchanged during the operation of the needle loom, the second operation mode of the needle loom (FIGS. 7a to 7g) is between the weft insertion needles 34 and 36. Thus, even if the wefts 30 and 32 are not exchanged, it can be performed by exchanging the positions of the needles in the steps of FIGS.
<Example 1: Risk assessment>
Currently, bifurcated grafts are manufactured on a Mueller shuttle loom. These looms are relatively slow and can be unreliable, and the grafts produced with them tend to be soiled. Therefore, an object is to produce a bifurcated graft using a Mueller needle loom. This loom can provide a number of advantages, including:
(1) The time required to produce a bifurcated graft is shortened.
(2) The reliability is improved, and if there is a problem during production, the operation can be stopped and a new graft can be produced immediately. This is different from shuttle looms where the production of defective grafts must be completed before starting production of new grafts.
(3) Manufacture a graft with less contamination.
[0062]
In addition to being woven with different looms, the grafts made with needle looms are made with Muller System II ears, not with the Muller System III ears used in other woven grafts. The Muller System II ear is thinner and less bulky than the Muller System III weave end.
[0063]
Müller System II--weaves the weft yarn with the binding yarn. This type of ear has a thinner weave edge and a lower bulk.
[0064]
Müller System III--Ear interweaves weft and binding yarns at once. This type of ear is thicker and more resistant to infection.
[0065]
Tests were conducted to observe the following:
(1) Did the graft produced by the needle loom leak as much blood as that produced by the shuttle loom?
(2) Does the Muller System II ear leak blood from the graft?
(3) Does the graft produced by the needle loom have different physical properties from those produced by the shuttle loom?
(4) Is the Muller System II ear weaker than the Muller System III ear?
Rating:
(1) A blood bench test was carried out on the gel-sealed graft produced on a Mueller needle loom. Particular attention was paid to the ears so that the woven edges of the Muller System II were not adversely affected. The tests performed are similar to ISO 7198 paragraph 8.2.3, except that blood from anticoagulated animals is used as the fluid. Briefly, a graph was drawn on a blood container maintained at 120 mm Hg with a conditioned air source. Pour blood into the graft and note the leak. Rely on observation of leakage (rather than measuring capacity) because the capacity to leave is small. The results are shown in Example 2.
(2) A physical test was performed on the graft produced by the needle loom. This test was performed according to ISO 7198 as detailed in Example 3. This result was compared with previous results of grafts produced on shuttle loom. Again, particular attention was paid to the ears of the graft for burst strength and water permeability. The results are shown in Example 3.
(3) The tensile strength of the ear was determined. This was done by cutting the graft into 2 cm pieces. The graft was then cut longitudinally so that the ears were placed in the middle of the fabric. The tensile strength was then tested according to ISO 7198, paragraph 8.3.2. The results for the needle loom and shuttle loom are shown in Example 3.
result:
(1) From the blood test results, it was found that the improvement did not affect the blood handling characteristics of the graft.
(2) A report on physical testing is attached to Example 3. From this result, it was found that the graft produced by the needle loom was thinner than the shuttle loom graft, strong in the longitudinal direction, and low in porosity. The shuttle loom graft has high burst strength.
(3) Table 4 of Example 3 compares the tensile strength of the ears. From this result, it was found that the ear of the Mueller system II was slightly weaker than the Mueller system III.
Conclusion:
The blood test results showed that the needle loom graft works as well as the shuttle loom graft.
[0066]
From physical tests, it was found that grafts woven with a needle loom had a lower burst strength than grafts woven with a shuttle loom. However, this low burst strength far exceeded the limit set for bifurcated grafts. The tensile strength of the Muller System II ear was slightly lower than the Muller System III ear. Although significant, this difference is not high enough to affect the clinical performance of the graft. A graft woven with a needle loom is thinner than a graft woven with a shuttle loom, is strong in the machine direction, and has a low water porosity.
[0067]
Other risks demonstrated by this improvement were identified and treated in trials and found that the benefits of the improvement were far superior.
<Example 2: Results of blood bench test>
Method:
Paragraph 8.2 of ISO 7198, except that seven bifurcated grafts woven from a needle loom with an inner diameter of 18 × 9 mm, taken from the same batch, were used as the test solution. Blood test according to .3. All of these grafts were produced on a Mueller needle loom using Muller System II ears. The catalog number for these grafts was 731809 and the batch number was 29784. In addition, the results of these grafts were produced on a Mueller shuttle loom and compared with equivalent grafts tested in blood in August 1997. The grafts tested were as follows:
[0068]
Catalog number: 732211, batch number 25630, 25682
Catalog Number: 732010, Batch Number 24517B
Catalog Number: 731407, Batch Number 25034 / A, 24505 / 1A
result:
[Needle loom]
None of the initial pressurization--grafts leaked.
[0069]
Initial pull--two of the grafts did not leak. Of the other 5 sheets, 3 had a small spot leak at the bifurcated branch, and the other 2 leaked at the leg just below the branch.
[0070]
Second pull--one of the grafts did not leak and the remaining six grafts had a small leak at the bifurcated branch.
[0071]
Overall performance--All grafts performed very well. A leak occurred, but it was very small and sealed rapidly. The total amount of blood lost from each graft was too small to measure accurately.
[Shuttle loom]
Initial pressurization--four of the grafts did not leak and the rest had very small spot leaks on the legs and body of the graft.
[0072]
Initial pull--two of the grafts did not leak and the remaining three had small leaks at the branch.
[0073]
Second pull--two of the grafts only leaked at the branch, but the remaining three had 1-3 small spot leaks, which were mainly the legs of the graft.
[0074]
Overall performance--The graft worked very well. Only a small spot leak occurred at the leg of the graft and was sealed rapidly. The total amount of blood lost from the graft was negligible.
Conclusion:
The grafts produced on the Mueller needle loom functioned as well as those produced on the Mueller shuttle loom. The Muller System II ear also worked very well, and no blood was lost from the graft.
<Example 3: Physical characteristics of a bifurcated graft produced by a Mueller needle loom and a shuttle loom>
Introduction:
The physical properties of a bifurcated graft made with a Mueller needle loom (Muller System III ear) were compared to those of a bifurcated graft made with a Mueller shuttle loom (Muller System III ear).
Method:
The bifurcated graft was tested according to the following specifications of ISO 7198.
[0075]
8.2.2--Determining water porosity with Buxton & Cooley type rigs
8.3.3.2--Measurement of product burst strength: Main body, seam / black line, bifurcation
8.5--Measurement of Relaxed Inner Diameter
8.2.3 * -Porosity test of the entire graft
8.8--Suture line maintenance force
8.3.2--Vertical tensile strength
8.7.4.2--Wall thickness
* The test solution was replaced with a propanol solution containing 8% glycerin.
test:
The following grafts were tested:
[0076]
Nine grafts were prepared from batch 29878. These were 18 mm × 9 mm bifurcated grafts produced on a Mueller needle loom. The porosity of the entire graft of nine 18 mm × 9 mm grafts (batch 29784) produced on a Mueller needle loom was also tested. A physical test of a bifurcated graft made on a shuttle loom has already been performed and the results were used to compare with a needle loom graft.
result:
[0077]
[Table 1]
Figure 0004938203
[0078]
The only burst strength data available on the shuttle loom was the overall average.
[0079]
[Table 2]
Figure 0004938203
[0080]
The water permeability values of the grafts produced on the Mueller shuttle loom were only the overall average.
[0081]
[Table 3]
Figure 0004938203
[0082]
* The total porosity of the bifurcated graft was tested in November 1996.
[0083]
[Table 4]
Figure 0004938203
[0084]
Conclusion:
From the statistical analysis of the results (researcher's t test), it can be seen that the physical parameters of the needle loom and shuttle loom grafts are different, except for the suture retention. Needle loom grafts have significantly lower water permeability, higher longitudinal tensile strength, and thinner wall thickness. These features will enhance the performance of the graft.
[0085]
However, the needle loom grafts have weak bursting strength and tensile strength at the ears. Although the burst strength was weak, it was still well within the set performance limits.
[0086]
The difference in ear tensile strength between System II and System III is significant but very small. Ear strength is an important factor for burst strength, longitudinal tensile strength and graft blood handling. None of these parameters have a negative effect, so even slightly low ear strength does not affect the clinical performance of the graft.
[0087]
[Table 5]
(Appendix 1)
Figure 0004938203

[Brief description of the drawings]
1 is a cross-sectional view of a leg portion of a bifurcated tubular graft, and b is a cross-sectional view of a main body of the bifurcated tubular graft.
FIG. 2 is a diagram showing replacement of two wefts used when weaving the main body of FIG. 1b.
FIG. 3 shows a needle suitable for changing the weft thread at or near the stop point of the weft needle
FIG. 4 shows how wefts catch each other when not correctly positioned
FIG. 5 shows two boards used to separate the fabric by the same amount as the needle spacing.
FIG. 6 shows a sequence of steps for weaving a vascular graft leg with a needle loom.
FIG. 7 shows successive steps of weaving the body of the vascular graft with a needle loom.
FIG. 8a is a view showing a conventionally designed shed for a needle loom, and FIG. 8b is a view showing an improved shed capable of operating the two-take needle loom of the present invention.
[Explanation of symbols]
22 Layer (outside of upper part of warp) (first layer)
24 (inside the upper part of the warp) layer (second layer)
26 Layer (3rd layer) (inside the lower part of the warp)
28 (outside of the lower part of the warp) layer (fourth layer)
30 (First) Warp
32 (Second) Warp
34 (Upper weft insertion) Needle
36 (Lower weft insertion) Needle

Claims (11)

二又に分かれた管状織物の製織法であって、その方法が、
a. 経糸の第1層、第2層、第3層、第4層の積層を作るための工程と、
b. 前記層で形成される杼口から横入れし、前記経糸の層の片側から第1針および第2針を挿入する第1緯糸および第2緯糸で行なって織り、各緯糸を前記経糸の層の選択的な対に交互に挿入、前記層の反対側の緯糸ループを、第1層と第2層、第3層と第4層とで一緒に編み、対の耳を作るための工程と、
c. 第1緯糸を経糸の第1層および第2層に交互に挿入し、第2緯糸を経糸の第3層および第4層に交互に挿入して、2つの重ね合わせた管を作るための工程と、
d. 前記工程cの前か後に同じ経糸と緯糸を使って、第1緯糸を経糸の第1層および第4層に交互に挿入し、第2緯糸を経糸の第2層および第3層に交互に挿入して、C字形に折りたたまれた1つの管を作り、それによって、二又に分かれた織物を提供する
とを特徴とする製織法。
A method for weaving a bifurcated tubular fabric, the method comprising:
a. A process for making a laminate of the first, second, third and fourth layers of warps;
b. The first weft and the second weft are inserted from the one side of the warp layer, and the first and second wefts are woven from each side of the warp layer. insert alternately selective pair, the other side of the weft loops of the layer, first and second layers, woven together in the third and fourth layers, the process for making a pair of ears When,
c. A process for making two superposed tubes by alternately inserting first weft yarns into the first and second layers of warp yarns and alternately inserting second weft yarns into the third and fourth layers of warp yarns When,
d. Using the same warp and weft before or after step c, the first weft is inserted alternately into the first and fourth layers of the warp, and the second weft is alternately inserted into the second and third layers of the warp. Insert to make one tube folded in a C shape, thereby providing a bifurcated fabric
Weaving process which is characterized a call.
前記請求項1に記載の方法において、緯糸ループを互いに編むことを特徴とする製織法。The weaving method according to claim 1, wherein the weft loops are knitted together. 請求項1または2に記載の方法において、緯糸ループをとじ糸と一緒に編むことを特徴とする製織法。3. The weaving method according to claim 1, wherein the weft loop is knitted together with the binding yarn. 前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法において、管状織物が外科用グラフトまたは獣医用グラフトであることを特徴とする製織法。4. The method according to any one of claims 1 to 3, wherein the tubular fabric is a surgical graft or a veterinary graft. 請求項4に記載の方法において、管状織物が大動脈グラフトまたは腸骨グラフトであることを特徴とする製織法。5. A method according to claim 4, wherein the tubular fabric is an aortic graft or iliac graft. 請求項1乃至3のいずれかの方法で製造される管状織物。A tubular woven fabric produced by the method according to claim 1. 請求項1乃至3のいずれかの方法で製造されるグラフト。A graft produced by the method according to any one of claims 1 to 3 . 管状織物を織るためのニードル織機であって、そのニードル織機が、A needle loom for weaving a tubular fabric, the needle loom
経糸を重ね合わせた第1層、第2層、第3層、第4層の経糸層に配置するための経糸配置手段と、A warp arrangement means for arranging the warp layers on the first, second, third, and fourth warp layers,
前記経糸層のそれぞれに杼口を形成するための杼口形成手段と、A hook forming means for forming a hook on each of the warp layers;
前記経糸層の片側から第1緯糸および第2緯糸を挿入するための第1緯糸挿入針および第2緯糸挿入針と、A first weft insertion needle and a second weft insertion needle for inserting a first weft and a second weft from one side of the warp layer;
経糸の第1層および第2層と、第3層および第4層でそれぞれ形成される緯糸ループを一緒に編むための、経糸層の反対側にある上下の耳編み手段と、Upper and lower ear knitting means on opposite sides of the warp layer for knitting together the weft loops formed respectively in the first and second layers of warp and the third and fourth layers;
第1緯糸を経糸の第1層および第2層に交互に通し、第2緯糸を経糸の第3層および第4層に交互に通すことによって、2つの重ね合わせた管を形成する第1モードと、第1緯糸を経糸の第1層および第4層に交互に通し、第2緯糸を経糸の第2層および第3層に交互に通すことによって、C字形に折りたたまれた1つの管を形成する第2モードの2つのモードの一方でニードル織機を選択的に操作させることのできる制御手段と、  A first mode in which two superposed tubes are formed by alternately passing the first weft through the first and second layers of warp and the second weft through the third and fourth layers of warp. And alternately passing the first weft through the first and fourth layers of the warp and passing the second weft through the second and third layers of the warp alternately, Control means capable of selectively operating the needle loom in one of two modes of the second mode to be formed;
からなることを特徴とするニードル織機。A needle loom characterized by comprising:
請求項8に記載のニードル織機において、第1緯糸挿入針および第2緯糸挿入針が、経糸層の間の間隔と同様の間隔に積重ねて配置され、制御手段が緯糸挿入針と経糸層との総体的な縦の動きを生じさせることのできることを特徴とするニードル織機。9. The needle loom according to claim 8, wherein the first weft insertion needle and the second weft insertion needle are arranged so as to be stacked at an interval similar to the interval between the warp layers, and the control means includes a weft insertion needle and the warp layer. A needle loom characterized by being capable of producing an overall vertical movement. 請求項9に記載のニードル織機において、第1緯糸挿入針が経糸の第1層および第2層と交互に並び、第2緯糸挿入針が経糸の第3層および第4層と交互に並び、前記第2モードで操作しているとき、経糸が前記総体的な動きと同期して第1緯糸挿入針および第2緯糸挿入針の間で入れ替わることを特徴とするニードル織機。The needle loom according to claim 9, wherein the first weft insertion needles are alternately arranged with the first layer and the second layer of the warp, and the second weft insertion needles are alternately arranged with the third layer and the fourth layer of the warp, A needle loom characterized in that when operating in the second mode, the warp is switched between the first weft insertion needle and the second weft insertion needle in synchronization with the overall movement. 請求項10に記載のニードル織機において、第1緯糸が第1ウェフトセレクタを通過し、第2緯糸が前記第1ウェフトセレクタよりも経糸層の近くに位置する第2ウェフトセレクタを通過することを特徴とするニードル織機。11. The needle loom according to claim 10, wherein the first weft passes through the first weft selector, and the second weft passes through the second weft selector positioned closer to the warp layer than the first weft selector. A needle loom characterized by the above.
JP2002530842A 2000-09-28 2001-09-28 Needle loom, weaving method and fabric woven by these Expired - Lifetime JP4938203B2 (en)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0023734A GB0023734D0 (en) 2000-09-04 2000-09-28 Flexion-steering skate system
GB0023734.7 2000-09-28
GBGB0027862.2A GB0027862D0 (en) 2000-11-15 2000-11-15 Needleloom weaving method and textile articles formed thereby
GB0027862.2 2000-11-15
PCT/GB2001/004320 WO2002027085A2 (en) 2000-09-28 2001-09-28 Needleloom, weaving method, and textile articles formed thereby

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004510071A JP2004510071A (en) 2004-04-02
JP4938203B2 true JP4938203B2 (en) 2012-05-23

Family

ID=9903217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002530842A Expired - Lifetime JP4938203B2 (en) 2000-09-28 2001-09-28 Needle loom, weaving method and fabric woven by these

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP4938203B2 (en)
AT (1) ATE462031T1 (en)
AU (1) AU2001292023A1 (en)
DE (1) DE60141638D1 (en)
GB (1) GB0027862D0 (en)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2784835C (en) * 2009-12-18 2016-02-16 Atex Technologies, Inc. Ultra -thin fabric and manufacturing method

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6183344A (en) * 1984-09-14 1986-04-26 レイケム・リミテツド Thermal activated article
JPH04226647A (en) * 1990-08-28 1992-08-17 Meadox Medicals Inc Runproof self holding type knitted arti ficial blood vessel
US5167263A (en) * 1991-10-16 1992-12-01 Kelen Steven I Industrial high strength webbing
JPH0586536A (en) * 1991-05-27 1993-04-06 Atsusato Kitamura Production of seamless tubular woven fabric having extremely large diameter
GB2309038A (en) * 1996-04-18 1997-07-16 Price Shepshed Ltd Tubular fabric

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6183344A (en) * 1984-09-14 1986-04-26 レイケム・リミテツド Thermal activated article
JPH04226647A (en) * 1990-08-28 1992-08-17 Meadox Medicals Inc Runproof self holding type knitted arti ficial blood vessel
JPH0586536A (en) * 1991-05-27 1993-04-06 Atsusato Kitamura Production of seamless tubular woven fabric having extremely large diameter
US5167263A (en) * 1991-10-16 1992-12-01 Kelen Steven I Industrial high strength webbing
GB2309038A (en) * 1996-04-18 1997-07-16 Price Shepshed Ltd Tubular fabric

Also Published As

Publication number Publication date
DE60141638D1 (en) 2010-05-06
JP2004510071A (en) 2004-04-02
GB0027862D0 (en) 2000-12-27
AU2001292023A1 (en) 2002-04-08
ATE462031T1 (en) 2010-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2978787A (en) Synthetic vascular implants and the manufacture thereof
CN111200991B (en) Textile insert for medical purposes and method for producing the same
US9827086B2 (en) Tapered tubular implant formed from woven fabric
EP1320639B1 (en) Needleloom and weaving method
EP0126448B1 (en) Vascular grafts with cross-weave patterns
CN101180434B (en) Multi-axial seamed papermaking fabric and method
US9243353B2 (en) Stent grafts
JP5129256B2 (en) System for weaving continuous angles
JP7206307B2 (en) Mono-woven or mono-knit textile including pouch and method of making same
NO149700B (en) PROCEDURE AND TRADING APPARATUS FOR THE MANUFACTURE OF A BELT BELT WITH HOLIDAYS.
JP4938203B2 (en) Needle loom, weaving method and fabric woven by these
JP2016123764A (en) High density medical fabric
US20230165671A1 (en) Artificial blood vessel and preparation method therefor
JP4053857B2 (en) Method for producing bag-woven tubular body for deformed vascular prosthesis
WO2000078250A1 (en) Attachment tether for stent grafts
JP4112254B2 (en) Method for producing bag-woven tubular body for vascular prosthesis
JPH03136651A (en) Artificial pipe for transplanting application
JP2000220058A (en) Method for weaving gauze woven towel in weaving device of usual towel woven fabric
JP2008038273A (en) Multi-layer seamed felt for papermaking and method for producing the same
JP5534764B2 (en) Method for producing intermittently bonded double fabric
SU887645A1 (en) Laminated fabric
JPH05311538A (en) Cloth and its production

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20030731

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080911

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110720

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120223

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4938203

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250