JP4935108B2 - 通信アドレスの認識システム,表示装置,表示装置との間でネットワーク通信を行う機器,通信アドレスの認識方法,プログラム - Google Patents

通信アドレスの認識システム,表示装置,表示装置との間でネットワーク通信を行う機器,通信アドレスの認識方法,プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークへの接続機能を有する表示装置と、この表示装置との間でネットワーク通信を行う機器とが、利用者が簡単な操作を行うだけで、互いに近くに位置しているという認識とともに相互に通信アドレスを認識できるようにしたシステム,方法等に関する。
ネットワークに対応した機器間でネットワーク通信を行なって動作の連携を図るには、まず機器間で通信を行なうことができるように相互に通信アドレスを認識する必要がある。
そのために、従来、IP(Internet Protocol)通信では、pingコマンドを送出すると、それを受け取った機器は特別なセキュリティ対策をしていなければ返答を返す仕組みであるため、同じネットワークセグメントに存在する機器であれば、返答に含まれる送信元アドレスから、その機器の通信アドレスを認識することが可能になっている。
また、従来、各機器にUSBや非接触ICカード等のインターフェースを設け、利用者がUSBや非接触ICカード等の媒体を各機器に差し込むことによってそれらの機器の間で通信アドレスを交換するという方法も行われていた。
また、従来、一方の機器(リモートコントローラ)から他の機器に赤外線により自らの通信アドレスを送信するという方法も提案されていた(特許文献1)。
さらに、ネットワークに多数の機器が接続されており、そのうちの或る機器に連携して他の機器を動作させる場合には、以下に(a),(b)として例示するように、機器同士の物理的距離関係が重要になることがある。
(a)複数台のテレビジョン受信機が高速の有線LANに接続されてそれぞれ別々の部屋に設けられており、無線LAN・ゲートウェイ経由でリモートコントローラによってそれらのテレビジョン受信機を操作するようになっているとする。その場合、利用者がリモートコントローラを持って或る部屋に入ったときに番組を視聴するために操作したいのは、その部屋のテレビジョン受信機である(別の部屋のテレビジョン受信機を操作して番組を表示させても、視聴することはできない)。したがって、リモートコントローラは、ネットワーク上の複数台のテレビジョン受信機のうちのどのテレビジョン受信機がその部屋にあるのか(近くにあるのか)を認識できることが必要である。
(b)複数台のDVDレコーダーと、ネットワーク上でDVDレコーダーを制御する機能を有する複数台のテレビジョン受信機とが、高速の有線LANに接続され、それぞれ1台ずつペアになって別々の部屋に設けられているとする。その場合、利用者が、光ディスクに記録された映像コンテンツを視聴するために或る部屋に入ってDVDレコーダーにその光ディスクを差し込んだとき、その部屋のテレビジョン受信機で制御させたいのはその部屋のDVDレコーダーである(別の部屋のDVDレコーダーが制御されても、その光ディスクの映像コンテンツを視聴することはできない)。また、利用者が、或る部屋で、テレビジョン受信機で視聴している番組を光ディスクに録画してその光ディスクを取り出そうとするときにも、その部屋のテレビジョン受信機で制御させたいのはその部屋のDVDレコーダーである(別の部屋のDVDレコーダーが制御されても、利用者がいる部屋で録画済光ディスクを取り出すことはできない)。したがって、テレビジョン受信機は、ネットワーク上の複数台のDVDレコーダーのうちのどのテレビジョン受信機が同じ部屋にあるのか(近くにあるのか)を認識できることが必要である。
従来、このような機器同士の連携動作のための距離関係の認識に関しては、利用者が、予め各機器にその機器の場所が区別できるような名称を設定しておき、実際に機器を動作させる場合には、この名称に基づいて、連携動作させる機器を選択する(どの機器が近くにあるのかを認識させる)操作を行っていた。
特開2005−184039号公報(段落番号0011〜0015、図2〜3)
しかしながら、通信アドレスの認識に関する従来の技術には、それぞれ次のような問題があった。
pingコマンドによる方法では、不用意に自らの通信アドレスを教えることによって大量のパケットを送付されることにより攻撃される可能性を避けるなどのセキュリティ対策を講じている機器からは、通信アドレスを得ることはできない。
また、同じ部屋にある機器でも、無線によりネットワーク接続される機器もあれば、PLC(Power Line Communication) などの電力線ネットワークにより接続される機器や、CAT5(カテゴリー5)ケーブル等を用いた有線ネットワークにより接続される機器もあり、それらのネットワーク間でセグメントが異なる可能性も高いため、各セグメント内でIPアドレスが管理されていても通信アドレスを得られない場合も多い。
USBや非接触ICカード等のインターフェースを利用する方法では、機器にUSBや非接触ICカード等の媒体を接触させる必要があるため、設定のたびに利用者が媒体を持って移動して接触させる手間がかかるだけでなく、身体が不自由な方は容易にできない可能性が高い。
赤外線により自らの通信アドレスを送信する方法では、近くに複数の機器が存在している場合には、複数の機器に通信アドレスを送信してしまい、送信先の機器を区別することができなくなる。それを区別できるように赤外線の指向性を高めた場合には、機器が一台しかなくとも、おおまかにその機器の方向に赤外線を送信しただけでは受信されない可能性が生じ、正確にその機器の赤外線受信部に向けて赤外線を送信する必要が出てきてしまう。赤外線の受信部は光ったり点滅などしないので、利用者からは目立たないために、利用者は機器(リモートコントローラ)を向ける方向でストレスを感じることになる。
次に、従来のように、機器同士に距離関係を認識させるために、利用者が予め機器の名称を設定したり連携動作時にこの名称に基づいて機器を選択する作業を行わなければならないことは、利用者に負担になり、その負担により利用者を連携機能から遠ざけてしまっている。さらに、利用者は不慣れな通信アドレス設定などで入力ミスを引き起こし、そのために生じる誤動作や動作不良への対応を迫られ、多大な負担を強いられている場合がある。
このように、互いに近くに位置している機器同士が、近くに位置していることを認識するとともに相互の通信アドレスを認識するためには、確実かつ容易な方法がなく、利用者が設定において負担を強いられ、また設定ミスを行なって動作不良対策に多大な負担を強いられており、そのためにネットワーク通信を利用した機能を利用しなくなるなど、利用法も制限されてしまっている。
本発明は、上述の点に鑑み、ネットワークに対応したテレビジョン受信機やパーソナルコンピュータのような表示装置と、この表示装置との間でネットワーク通信を行う機器とが、利用者の簡単な作業により、互いに近くに位置しているという認識とともに相互に通信アドレスを認識できるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る通信アドレスの認識システムは、 ネットワークへの接続機能を有する表示装置と、ネットワークへの接続機能を有しておりこの表示装置との間でネットワーク通信を行う機器とで構成され、この表示装置は、時間の経過に伴って変化する識別子を発生する識別子発生手段と、ネットワーク上でこの表示装置に付与された通信アドレスとこの識別子発生手段が現在発生している識別子とによって変調した周期で点滅する可視光をこの表示装置の外部に出力させる可視光変調手段とを備え、この機器は、受光した光を電気信号に変換する受光手段と、この受光手段によって変換された電気信号を復調する復調手段と、この復調手段によって、ネットワーク上の通信アドレス及びこの識別子が復調された場合、この復調された識別子と、ネットワーク上でこの機器に付与された通信アドレスとを、この復調された通信アドレス宛てにネットワーク経由で送信させる送信処理手段とを備え、この表示装置は、さらに、ネットワーク上の通信アドレスとこの識別子とをネットワーク経由で受信した場合、該識別子をこの識別子発生手段が発生した時点からの経過時間の長さに基づき、この受信した通信アドレスがこの表示装置の近くに位置している機器の通信アドレスであるか否かを認識する認識手段を備えたことを特徴とする。
この通信アドレスの認識システムは、 ネットワークへの接続機能を有する表示装置と、ネットワークへの接続機能を有しており表示装置との間でネットワーク通信を行う機器とで構成される。
表示装置では、まず次の(1)〜(2)の処理が行われる。
(1)時間の経過に伴って変化する識別子を発生する。
(2)ネットワーク上で表示装置に付与された通信アドレスと現在発生している識別子とによって変調した周期で点滅する可視光を、表示装置の外部に出力する。
これにより、表示装置から、表示装置の通信アドレスと識別子(時刻に対応した情報)とが光信号として出力される。
表示装置との間でネットワーク通信を行う機器には、受光した光を電気信号に変換する受光手段と、この受光手段によって変換された電気信号を復調する復調手段とが設けられている。したがって、利用者が表示装置の近くでこの機器の受光手段を表示装置のうち可視光が出力されている箇所(すなわち光っている箇所)に向けると、表示装置からの光信号を受光して、表示装置の通信アドレスを復調することができる。これにより、この機器が、表示装置が近くに位置している(光信号を受光できる位置にある)という認識とともに、表示装置の通信アドレスを認識することができる。
そして、この機器から、通信アドレスとともに復調された識別子と、ネットワーク上でこの機器に付与された通信アドレスとが、復調された通信アドレス宛て(表示装置宛て)にネットワーク経由で送信される。
表示装置では、この返送された識別子を表示装置で発生した時点からの経過時間の長さに基づき、受信した通信アドレスが表示装置の近くに位置している機器の通信アドレスであるか否かを認識する。表示装置で発生した時点からほとんど時間が経過していない識別子が返送された場合には、たった今表示装置からの光信号を受信した機器(すなわち表示装置の近くに位置している機器)の通信アドレスであると認識することができる。これにより、ネットワーク上の多数の機器から送信されるパケットの中から、表示装置の近くに位置している機器からのパケットが区別されて、その機器の通信アドレスが認識される。
このようにして、利用者が表示装置の近くでこの機器の受光手段を表示装置の光っている箇所(赤外線の送受信部等と違って目につきやすい箇所)に向けるという簡単な作業を行うだけで、表示装置とこの機器とが、互いに近くに位置しているという認識とともに相互に通信アドレスを認識することができる。
次に、本発明に係る通信アドレスの認識方法は、ネットワークへの接続機能を有する表示装置と、ネットワークへの接続機能を有しておりこの表示装置との間でネットワーク通信を行う機器とが、ネットワーク上の相互の通信アドレス及び相互の距離関係を認識する方法において、この表示装置が、時間の経過に伴って変化する識別子を発生する第1のステップと、この表示装置が、ネットワーク上でこの表示装置に付与された通信アドレスとこの第1のステップで現在発生している識別子とによって変調した周期で点滅する可視光をこの表示装置の外部に出力させる第2のステップと、この機器が、この第2のステップで出力された光を受光して電気信号に変換する第3のステップと、この機器が、この第3のステップで変換された電気信号を復調する第4のステップと、この機器が、この第4のステップで、ネットワーク上の通信アドレス及びこの識別子が復調された場合、この復調された識別子と、ネットワーク上でこの機器に付与された通信アドレスとを、この復調された通信アドレス宛てにネットワーク経由で送信する第5のステップと、この表示装置が、ネットワーク上の通信アドレスとこの識別子とをネットワーク経由で受信した場合、該識別子をこの第1のステップで発生した時点からの経過時間の長さに基づき、この受信した通信アドレスがこの表示装置の近くに位置している機器の通信アドレスであるか否かを認識する第6のステップとを有することを特徴とする。
この通信アドレスの認識方法は、前述の本発明に係る通信アドレスの認識システムによる一連の処理手順に該当するものであり、ネットワークに対応した表示装置と、この表示装置との間でネットワーク通信を行う機器とが、利用者が表示装置の近くでこの機器の受光手段を表示装置の光っている箇所に向けるという簡単な作業を行うだけで、互いに近くに位置しているという認識とともに相互に通信アドレスを認識することができる。
次に、本発明に係る表示装置は、ネットワークへの接続機能を有する表示装置において、時間の経過に伴って変化する識別子を発生する識別子発生手段と、ネットワーク上でこの表示装置に付与された通信アドレスとこの識別子発生手段が現在発生している識別子とによって変調した周期で点滅する可視光をこの表示装置の外部に出力させる可視光変調手段と、ネットワーク上の通信アドレスとこの識別子とをネットワーク経由で受信した場合、該識別子をこの識別子発生手段が発生した時点からの経過時間の長さに基づき、この受信した通信アドレスがこの表示装置の近くに位置している機器の通信アドレスであるか否かを認識する認識手段とを備えたことを特徴とする。
この表示装置は、前述の本発明に係る通信アドレスの認識システムで使用するための表示装置であり、利用者が前述のような簡単な作業を行うだけで、この表示装置との間でネットワーク通信を行う機器が近くに位置しているという認識とともにその機器の通信アドレスを認識することができる。
次に、本発明に係る通信アドレスの認識方法は、ネットワークへの接続機能を有する表示装置が、ネットワーク上の他の機器の通信アドレス及びこの他の機器との距離関係を認識する方法において、時間の経過に伴って変化する識別子を発生する第1のステップと、ネットワーク上でこの表示装置に付与された通信アドレスとこの第1のステップで現在発生している識別子とによって変調した周期で点滅する可視光をこの表示装置の外部に出力させる第2のステップと、ネットワーク上の通信アドレスとこの識別子とをネットワーク経由で受信した場合、該識別子をこの第1のステップで発生した時点からの経過時間の長さに基づき、この受信した通信アドレスがこの表示装置の近くに位置している機器の通信アドレスであるか否かを認識する第3のステップとを有することを特徴とする。
この通信アドレスの認識方法は、前述の本発明に係る表示装置による一連の処理手順に該当するものであり、利用者が前述のような簡単な作業を行うだけで、この表示装置との間でネットワーク通信を行う機器が近くに位置しているという認識とともにその機器の通信アドレスを認識することができる。
次に、本発明に係るプログラムは、ネットワークへの接続機能を有する表示装置に搭載されるコンピュータに、ネットワーク上でこの表示装置に付与された通信アドレスと、時間の経過に伴って変化する識別子とによって変調した周期で点滅する可視光をこの表示装置の外部に出力させる第1の手順と、ネットワーク上の通信アドレスとこの識別子とをネットワーク経由で受信した場合、該識別子をこの第1の手順で発生した時点からの経過時間の長さに基づき、この受信した通信アドレスがこの表示装置の近くに位置している機器の通信アドレスであるか否かを認識する第2の手順とを実行させることを特徴とする。
このプログラムは、前述の本発明に係る表示装置による一連の処理手順を、表示装置に搭載されるコンピュータの制御のもとで実行させるためのプログラムに該当するものであり、利用者が前述のような簡単な作業を行うだけで、この表示装置との間でネットワーク通信を行う機器が近くに位置しているという認識とともにその機器の通信アドレスを認識することができる。
次に、本発明に係る機器は、ネットワークへの接続機能を有しており表示装置との間でネットワーク通信を行う機器において、受光した光を電気信号に変換する受光手段と、この受光手段によって変換された電気信号を復調する復調手段と、この復調手段によって、ネットワーク上の通信アドレス及び所定の識別子が復調された場合、この復調された識別子と、ネットワーク上でこの機器に付与された通信アドレスとを、この復調された通信アドレス宛てにネットワーク経由で送信させる送信処理手段とを備えたことを特徴とする。
この機器は、前述の本発明に係る通信アドレスの認識システムで使用するための機器であり、利用者が前述のような簡単な作業を行うだけで、表示装置が近くに位置しているという認識とともに表示装置の通信アドレスを認識することができる。
次に、本発明に係る通信アドレスの認識方法は、ネットワークへの接続機能を有しており表示装置との間でネットワーク通信を行う機器が、この表示装置との通信アドレス及びこの表示装置との距離関係を認識する方法において、光を受光して電気信号に変換する第1のステップと、この第1のステップで変換された電気信号を復調する第2のステップと、この第2のステップで、ネットワーク上の通信アドレス及び所定の識別子が復調された場合、この復調された識別子と、ネットワーク上でこの機器に付与された通信アドレスとを、この復調された通信アドレス宛てにネットワーク経由で送信する第3のステップとを有することを特徴とする。
この通信アドレスの認識方法は、前述の本発明に係る機器による一連の処理手順に該当するものであり、利用者が前述のような簡単な作業を行うだけで、表示装置が近くに位置しているという認識とともに表示装置の通信アドレスを認識することができる。
次に、本発明に係るプログラムは、ネットワークへの接続機能を有しており表示装置との間でネットワーク通信を行う機器に搭載されるコンピュータに、受光して電気信号に変換された電気信号を復調する第1の手順と、この第1の手順で、ネットワーク上の通信アドレス及び所定の識別子が復調された場合、この復調された識別子と、ネットワーク上でこの機器に付与された通信アドレスとを、この復調された通信アドレス宛てにネットワーク経由で送信させる第2の手順とを実行させることを特徴とする。
このプログラムは、前述の本発明に係る機器による一連の処理手順を、この機器に搭載されるコンピュータの制御のもとで実行させるためのプログラムに該当するものであり、利用者が前述のような簡単な作業を行うだけで、表示装置が近くに位置しているという認識とともに表示装置の通信アドレスを認識することができる。
本発明によれば、ネットワークに対応した表示装置と、この表示装置との間でネットワーク通信を行う機器とが、利用者が表示装置の近くでこの機器の受光手段を表示装置の光っている箇所に向けるという簡単な作業を行うだけで、互いに近くに位置しているという認識とともに相互に通信アドレスを認識できるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
〔通信アドレスの認識方法〕
最初に、ネットワークに対応した表示装置と、この表示装置との間でネットワーク通信を行う機器とに、相互に通信アドレス及び距離関係を認識させる方法を、図面を用いて具体的に説明する。尚、以下では、表示装置との間でネットワーク通信を行う機器を、利用者が表示装置に向ける作業を行うという意味で「利用装置」と呼ぶことにする。
概略としては、表示装置が、表示装置のネットワーク上の通信アドレスと、時間の経過に伴って変化する識別子とによって変調した周期で点滅する可視光を外部に出力することにより、この通信アドレスと識別子とを光信号として出力し、利用装置は、この光信号を受光して復調することにより、利用装置の近くに位置している(光信号を受光できる位置にある)表示装置の通信アドレスを認識する。
さらに、利用装置が、表示装置の通信アドレス宛てに、利用装置の通信アドレスと復調した識別子とをネットワーク経由で送信する。表示装置は、この返送された識別子に基づき、表示装置の近くに位置している利用装置の通信アドレスを認識する。
時間の経過に伴って変化する識別子を発生するための識別子発生部としては、例えば、現在の時刻を示す信号を出力するタイマや、カウント値を周期的に増加または減少させるカウンタや、乱数を発生する乱数発生器を用いる。
表示装置が可視光を点滅させる箇所としては、ディスプレイの画面や、電源ランプ等の状態表示用のランプであるLEDのように、表示装置に元々設けられている表示部を利用する。そして、表示装置内の制御部の制御のもとで、その表示部を駆動する表示駆動部(例えばLCDの場合にはそのLCDドライバ)によって点滅を行わせる。これにより、光信号を出力するための専用の発光部を新たに設けることなく、光信号を出力することができる。また、利用者も、表示装置の画面やLED(表示装置を見る際に通常注目する部分)に利用装置を向ければよくなるので、利用装置を表示装置のどの部分に向けるべきであるかが非常に分かりやすくなる。
図1Aは、表示装置のディスプレイの画面101全体を点滅させる例を示している。図1Bは、この画面101に表示される或るオブジェクト(ここでは自動車)102の領域を点滅させる例を示している。図1Cは、この画面101の或る特定の位置103を点滅させる例を示している。図1Dは、電源ランプ等の状態表示用のランプであるLED104を点滅させる例を示している。
図1A〜1Cに例示したようにディスプレイの画面を点滅表示させる方法に関しては、図2Aに示すLCD(液晶ディスプレイ)110のように、光源として高速点滅が難しい冷陰極蛍光管(CCFL)111を用いている場合は、光源からの可視光113が照射されて映像光114を得る液晶パネル115における液晶セルの透過と遮蔽の切替えによって高速な点滅表示が可能である。
また、図2Bに示すLCD116のように、光源としてLED(発光ダイオード)117を用いている場合は、LED117は非常に高速な明滅が可能であるため、光源からの可視光118が照射されて映像光119を得る液晶パネル120における液晶セルの透過と遮蔽の切替えに代えて、あるいはこの切替えとともに、LED117を明滅させることによって高速な点滅表示が可能である。
また、図2Cに示すように自発光素子121の明滅によって映像光122を得るディスプレイ(プラズマディスプレイ,有機ELディスプレイ,無機ELディスプレイ等)では、自発光素子121は高速な明滅が可能であるため、自発光素子121を明滅させることによって高速な点滅表示が可能である。このようにして、一般的な各種のディスプレイに高速な点滅表示を行わせることができる。
この点滅表示の周期は、受光した光の残像が残るために高速な点滅を点滅として認識し難い人間の視覚特性を利用して、利用者が点滅として感じないような周期とする。また、人間が感じる明るさは短時間で考えると受光した輝度の積分値にほぼ等しいという視覚特性を利用して、点滅表示させる領域の輝度と、点滅表示させない領域の輝度との関係を、点滅表示を行う領域の一定期間(例えば1フレーム期間)内の輝度の積分値と、点滅表示を行わない領域のこの一定期間内の輝度の積分値とが略等しくなるように設定する。これにより、人間にとっては光信号を通常の点灯だとしか認識できなくなり、映像の視聴に影響がなくなる。
さらに、表示装置のネットワーク上の通信アドレスと、時間の経過に伴って変化する識別子とによって点滅の周期を変調することにより、その通信アドレス及び識別子が光信号として出力されるように表示を行なう。60fps(フレーム/秒)の映像ソースを図3Aに例として示したが、動画ボケを改善するために、1フレーム期間(1000/60ミリ秒)中に1回ずつの点灯期間(Tua〜Tda)及び消灯期間(Tda〜Tua’)を設けている。また、図3Bに示すように、1フレーム期間を2つのフレームに細分化した120fps表示を行うこともあるが、その場合にも、同様にして1フレーム期間中に1回ずつの点灯期間(Tub〜TdbやTuc〜Tdc)及び消灯期間(Tdb〜TucやTdc〜Tub’)を設けている。図3C〜図3Fに示すように、1フレーム期間を3つ以上のフレームに細分化して表示を行う場合も同様である。
そこで、第1の変調方法として、各フレーム期間中の動画ボケ改善のための点灯期間内に、その点灯期間よりも短い周期で点滅表示を行わせ、その周期を識別情報によって変調する(フレーム内変調と呼ぶ)。例えば、図4A及びBに示すように、60fps表示(図4A)の場合に、各フレーム期間中の点灯期間(Tua〜Tda)に、1920Hzで点滅表示を行わせる(図4B)。また、図4C及びDに示すように、120fps表示(図4C)の場合に、各フレーム期間中の点灯期間(Tub〜TdbやTuc〜Tdc)に、1920Hzで点滅表示を行わせる(図4D)。さらに、120fps表示の場合について図4Eに示すように、点滅周期を1920Hzと960Hzとの間で切換える。
そして、1920Hzの1つの点滅で2進数の“0”を表現し、960Hzの1つの点滅で2進数の“11”を表現すれば、このフレーム内変調により、図4D,Eに“00000000”,“11011110”,“01100011”として例示するような複数ビットずつのデータを光信号として出力することができる。これにより、表示装置の通信アドレス及び識別子(時間に対応した情報)を光信号として出力することができる。
なお、図4に示す輝度Iaと輝度Ibとの関係は、前述のような人間の視覚特性を利用して、1フレーム期間内の輝度Iaの積分値と、1フレーム期間内の輝度Ibの積分値とが略等しくなるように設定する。
第2の変調方法として、動画ボケ改善のための点灯期間及び消灯期間の繰り返し周期自体を、表示装置の通信アドレス及び識別子によって複数のフレームにまたがるように変調してもよい(フレームレート変調と呼ぶ)。例えば、図5B,Cに示すように、120fps表示(図5B)の場合に、2つのフレームにまたがって1回の点灯期間(Tub〜Tuc)及び消灯期間(Tuc〜Tub’)を設ける(この点灯期間及び消灯期間の繰り返し周期は60fps表示(図5A)における点灯期間及び消灯期間の繰り返し周期と同じになる)。そして、120fpsの2つの点滅で2進数の“0”を表現し、60fpsの1つの点滅で2進数の“1”を表現すれば、このフレームレート変調により、図5B,Cに例示するように2フレームあたり1ビットのデータを光信号として出力することができる。
また、図5D,Eに示すように、240fps表示(図5D)の場合に、2つのフレームにまたがって1回の点灯期間及び消灯期間を設ける。そして、240fpsの1つの点滅で2進数の“0”を表現し、120fpsの1つの点滅で2進数の“11”を表現すれば、フレームレート変調により、図5D,Eに例示するように1フレームあたり1ビットのデータを光信号として出力することができる。変調方法はこれらの例に限らない。
この図4や図5に示した変調方法により、図3に示したような一般的なハイフレームレート表示を行う場合に、映像の視聴に影響を与えることなく、表示装置の通信アドレス及び識別子によって変調した周期で画面を点滅表示させることができる。
尚、図4や図5には映像を表示しているときの変調方法を示したが、電源スイッチがオフになっている(映像が表示されていない)ときにも、待機電力の消費中には、図1Cのように画面101の特定の位置103を高速に点滅表示させることにより、表示装置の通信アドレス及び識別子を光信号として出力する。
一方で、利用装置は受光部を備えており、利用者が表示装置の近くでこの受光部を表示装置の表示部(画面やLED)に向けると、表示装置からの光信号が受光される。そして、利用装置内の制御部が、受光部で受光されて光電変換された信号に含まれる通信アドレスと識別子とを復調し、復調した通信アドレスをメモリに記憶させる。これにより、表示装置の通信アドレスが、利用装置の近くに位置している(光信号を受光できる位置にある)機器の通信アドレスとして認識されて記憶される。これにより、利用装置の近くに位置している(光信号を受光できる位置にある)表示装置の通信アドレスが利用装置に認識される。
利用装置内の制御部は、さらに、表示装置宛てに、自らの通信アドレスと復調した識別子とをネットワーク経由で送信させる。
表示装置内の制御部は、ネットワーク経由で通信アドレスと識別子とを受信すると、この返送された識別子を識別子発生部が発生した時点からの経過時間の長さに基づき、受信した通信アドレスが表示装置の近くに位置している利用装置の通信アドレスであるか否かを認識する。
この経過時間の長さは、識別子発生部としてタイマやカウンタを用いる場合には、現在の時刻やカウント値との差を求めることによって容易に確認することができる。また、識別子発生部として乱数発生器を用いる場合にも、過去に発生された一定量の乱数を記憶しておいてそれとのマッチングを取ることによって確認可能である。
表示装置で発生した時点からほとんど時間が経過していない識別子が返送された場合には、たった今表示装置からの光信号を受信した利用装置(すなわち表示装置の近くに位置している利用装置)の通信アドレスであると認識することができる。そして、その場合には、制御部は、受信した通信アドレスをメモリに記憶させる。これにより、ネットワーク上の多数の機器から送信されるパケットの中から、表示装置に対して近い距離にある利用装置からのパケットが区別されて、その利用装置の通信アドレスが認識される。
このようにして、利用者が表示装置の近くで利用装置の受光部を表示装置のほうに向けるという簡単な作業を行うだけで、表示装置と利用装置とが、相互に通信アドレス及び距離関係を認識することができる。
〔システム構成例〕
次に、利用装置が、ネットワーク経由で表示装置(ネットワークに対応したテレビジョン受信機や、インターネット経由で映像コンテンツを受信するパーソナルコンピュータ等)を操作するためのリモートコントローラ(以下、IPリモコンと呼ぶ)である場合のシステム構成例について説明する。
図6は、このシステムの全体構成例を示す図である。このシステムでは、3つの部屋201〜203にそれぞれ1台ずつ表示装置1(1−1〜1−3)が設けられており、それらの表示装置1が高速の有線LAN(例えばCAT5ケーブルを用いたFast Ethernet(登録商標))3に接続されている。そして、IPリモコン2によって無線LAN4・ゲートウェイ5・有線LAN3経由で各表示装置1を操作するようになっている。
IPリモコン2の表面には、受光面2aと、メニュー表示用画面2bと、操作部2cとが設けられている。操作部2cは、ジョイスティックやテンキースイッチ等で構成されている。
図7は、各表示装置1内のハードウェアのうち本発明に関連する部分の構成例を示すブロック図である。表示装置1には、マイクロプロセッサから成る制御部11と、近辺機器アドレス記憶用メモリ12と、タイマ13と、自アドレス記憶用メモリ14と、有線LAN通信用の通信インタフェース15と、表示駆動回路16と、ディスプレイ17とが設けられている。
近辺機器アドレス記憶用メモリ12は、当該表示装置1の近くに位置している機器(ここではIPリモコン2)のIPアドレスを記憶するためのメモリである。自アドレス記憶用メモリ14には、図6の有線LAN3上で当該表示装置1に付与されたIPアドレスが記憶されている。
図8は、IPリモコン2内のハードウェアのうち本発明に関連する部分の構成例を示すブロック図である。IPリモコン2には、マイクロプロセッサから成る制御部21と、図6の受光面2aに入射した光を受光するための受光光学系22と、受光素子(フォトダイオード)23と、近辺機器アドレス記憶用メモリ24と、自アドレス記憶用メモリ25と、図6の操作部2cとのインタフェースである操作インタフェース26と、無線LAN通信用の通信インタフェース27と、表示部(表示駆動回路及びディスプレイ)28とが設けられている。
受光光学系22は、図6の表示装置1の画面のうち、図1A〜Cに例示したような点滅表示する(光信号を出力する)箇所のみからの光を受光するための光学系である。受光光学系22に用いるレンズの焦点距離の長さ(画角の狭さ)や最大倍率(接写能力の大きさ)は、点滅表示を行わせる箇所の大きさや、表示装置1の画面のサイズや、IPリモコン2を使用する際の表示装置1との距離に応じて決定すればよい。また、図7に示したIPリモコン2の大きさや形状はあくまで一例であり、この受光光学系22の大きさや形状に応じてIPリモコン2の大きさや形状を決定してよい。
近辺機器アドレス記憶用メモリ24は、IPリモコン2の近くに位置している表示装置1のIPアドレスを記憶するためのメモリである。自アドレス記憶用メモリ25には、図6の無線LAN4上でIPリモコン2に付与されたIPアドレスが記憶されている。
図9は、各表示装置1内の制御部11が、IPリモコン2との間で相互にIPアドレスを認識するために各部を制御して実行する処理を示すフローチャートである。図10は、IPリモコン2内の制御部21が、表示装置1との間で相互にIPアドレスを認識するために各部を制御して実行する処理を示すフローチャートである。
各表示装置1内の制御部11は、図9に示すように、自アドレス記憶用メモリ14(図7)内の当該表示装置1のIPアドレスを取得して表示駆動回路16(図7)に供給するとともに、タイマ13(図7)が発生している現在の時刻を示す情報を識別子として表示駆動回路16に供給する(ステップS2)。
そして、表示駆動回路16を制御して、1フレーム分の画像データである表示画面データを図示しない映像信号処理系から取得させ(ステップS3)、その表示画面データを画面に表示するとともに、制御部11からのIPアドレス及び識別子によって変調した周期で画面を点滅表示するように、ディスプレイ17(図7)を駆動させる(ステップS4)。点滅表示の範囲や、ディスプレイの種類に応じた点滅表示の方法や、点滅周期の変調方法は、図1〜図5を用いて説明した通りである。
続いて、通信インタフェース15(図7)で通信パケットを受信したか否かを判断する(ステップS5)。ノーであれば、ステップS2に戻る。他方イエスであれば、受信したパケットから送信元のIPアドレス,識別子等の通信内容を抽出する(ステップS6)。そして、抽出した識別子が、制御部11が最近(例えば過去数秒以内)に表示駆動回路16に供給した時刻情報(識別子)であるか否かを判断する(最近供給した時刻情報であるか否かの判断は、タイマ13からの現在の時刻情報との差を求めることによって行う)(ステップS7)。
イエスであれば、復調されたIPアドレスを近辺機器アドレス記憶用メモリ12(図7)に記憶させて(ステップS8)、ステップS9に進む。ステップS7でノーであった場合には、そのままステップS9に進む。
ステップS9では、ステップS6で制御コマンドが抽出されたか否かを判断する。ノーであれば、ステップS2に戻る。他方イエスであれば、表示装置1内の各部を制御してその制御コマンドに応じた動作(例えば、電源スイッチのオン/オフ動作や選局動作等)を実行する(ステップS10)。そして、その動作の要求元の機器に対して通信インタフェース15から動作完了の通知を送って(ステップS11)、ステップS2に戻る。
IPリモコン2内の制御部21は、図10に示すように、受光光学系22(図8)で光を受光したか(受光素子23(図8)から信号が出力されたか)否かを判断する(ステップS21)。イエスであれば、受光素子23の出力信号を復調して(ステップS22)、まだ近辺機器アドレス記憶用メモリ24(図8)に記憶していないIPアドレスと、時刻情報(表示装置1からの識別子)とが復調されたか否かを判断する(ステップS23)。
イエスであれば、復調されたIPアドレスを、近辺機器アドレス記憶用メモリ24に記憶させる(ステップS24)。また、表示部28(図8)を制御して、メニュー表示用画面2b(図6)に、図11に例示するように、ステップS23で復調されたIPアドレスを有する1台の表示装置のみが操作対象の機器(Display1)として示される操作対象機器画面を表示させる(ステップS25)。
そして、自アドレス記憶用メモリ25内のIPリモコン2のIPアドレスと、ステップS23で復調された識別子とを、ステップS23で復調されたIPアドレスの表示装置1宛てに通信インタフェース27から送信する(ステップS26)。そして、ステップS27に進む。ステップS21またはS23でノーであった場合にも、ステップS27に進む。
ステップS27では、操作部2c(図6)でなんらかの操作があったことを示す信号が操作インタフェース26(図8)から供給されたか否かを判断する。ノーであれば、ステップS21に戻る。他方イエスであれば、その操作内容に応じた制御コマンドを、通信インタフェース27から、ステップS24で近辺機器アドレス記憶用メモリ24に記憶したIPアドレスの表示装置1宛てに送信する(ステップS28)。そして、その制御コマンドが受理されたか否かの結果を待ち(ステップS29)、表示部28を制御してその結果を示す画面をメニュー表示用画面2bに表示させて(ステップS30)、ステップS21に戻る。
次に、この図6のシステムにおいて、利用者がIPリモコン2を使用して表示装置1を操作する様子について説明する。利用者は、IPリモコン2を持って例えば部屋201に入ると、表示装置1−1の近くで、IPリモコン2の受光面2aを表示装置1−1の画面に向ける。
すると、表示装置1−1から光信号として出力されたIPアドレスが、IPリモコン2で復調されて記憶される(図9のステップS1〜S4及び図10のステップS21〜S24)。これにより、IPリモコン2が、表示装置1−1が近くに位置している(同じ部屋にある)という認識とともに、表示装置1−1のIPアドレスを認識することができる。
そして、IPリモコン2から、IPアドレスとともに復調された識別子と、IPリモコン2のIPアドレスとが、表示装置1−1宛てに無線LAN4・ゲートウェイ5・有線LAN3経由で送信される(図10のステップS26)。
表示装置1−1は、表示装置1−1で発生した時点からほとんど時間が経過していない識別子が返送された場合には、受信したIPアドレスを、たった今表示装置1−1からの光信号を受信した機器(すなわち表示装置1−1と同じ部屋にある機器)のIPアドレスであると認識して記憶する(図9のステップS5〜S8)。これにより、ネットワーク上の多数の機器から送信されるパケットの中から、表示装置1−1と同じ部屋にあるIPリモコン2からのパケットが区別されて、IPリモコン2のIPアドレスが認識される。
このようにして、利用者が表示装置1−1の近くでIPリモコン2の受光面2aを表示装置1−1の画面に向けるという簡単な作業を行うだけで、表示装置1−1とIPリモコン2とが、互いに近くに位置している(同じ部屋にある)という認識とともに相互にIPアドレスを認識することができる。
また、IPリモコン2のメニュー表示用画面2bには、表示装置1−1〜1−3のうち、図11に例示したように、IPアドレスを認識した(同じ部屋にある)1台の表示装置1−1のみが操作対象の機器としてメニュー表示用画面2cに表示される(図10のステップS25)。そして、IPリモコン2の操作部2bで操作を行うと、表示装置1−1に制御コマンドが送られてその表示装置1−1が動作する(図10のステップS27〜S30、図9のステップS9〜S11)。
したがって、利用者は、各部屋201〜203の表示装置1−1〜1−3の中から今いる部屋201の表示装置1−1(操作したい表示装置)を選択する操作を行ったり、この選択を可能にするために予め各表示装置1−1〜1−3に部屋の区別がつくような名称を設定しておくというような煩雑な作業を行うことなく、今いる部屋201の表示装置1−1をIPリモコン2で操作することができる。
ここでは利用者が部屋201に入った場合について説明したが、利用者が部屋202や部屋203に入った場合も、全く同様にして、表示装置1−2や表示装置1−3とIPリモコン2との間で互いに近くに位置している(同じ部屋にある)という認識とともに相互にIPアドレスが認識されて、操作したい表示装置を選択する操作等を行うことなく表示装置1−2や表示装置1−3をIPリモコン2で操作することができる。
〔別のシステム構成例〕
次に、利用装置がDVDレコーダーであり、表示装置がネットワーク経由でDVDレコーダーを制御する機能を有している場合のシステム構成例について説明する。
図12は、このシステムの全体構成例を示す図であり、図6のシステムと同一の部分には同一の符号を付している。このシステムでは、3つの部屋201〜203にそれぞれ1台ずつ表示装置51(51−1〜51−3)及びDVDレコーダー52(52−1〜52−3)が設けられており、それらの表示装置51及びDVDレコーダー52が高速の有線LAN3に接続されている。
表示装置51は、後述するようなコンテンツリストを画面に表示し、このコンテンツリストからの選択操作に基づいてDVDレコーダーを制御する機能を有している。利用者は、IPリモコン53(図6のIPリモコン2と同一構成のものであってもよいし、ごく一般的な構成のIPリモコンであってもよい)によって無線LAN4・ゲートウェイ5・有線LAN3経由で表示装置51を操作するとともに、IPリモコン53によって表示装置51にこのコンテンツリストを表示させて選択操作を行うことにより、表示装置51を介してDVDレコーダー52を操作するようになっている。各DVDレコーダー52の表面には、受光面52aが設けられている。
各表示装置51内のハードウェアのうち本発明に関連する部分の構成は、図6のシステムの表示装置1について図7に示したのと同じであるので、図示及び説明を省略する。但し、ここでは、近辺機器アドレス記憶用メモリ12は、当該表示装置51の近くに位置しているDVDレコーダー52のIPアドレスを記憶するためのメモリである。
各DVDレコーダー52のハードウェアのうち本発明に関連する部分の構成は、図6のシステムのIPリモコン2について図8に示したものから操作インタフェース26及び表示部28を除いた部分と同じであるので、図示及び説明を省略する。但し、ここでは、受光光学系22は、図12の受光面52aに入射した光を受光する。また、自アドレス記憶用メモリ25には、図12の有線LAN3上で当該DVDレコーダー52に付与されたIPアドレスが記憶されている。
図13は、各表示装置51内の制御部11が、DVDレコーダー52との間で相互にIPアドレスを認識するために各部を制御して実行する処理を示すフローチャートである。図14は、各DVDレコーダー52内の制御部21が、表示装置51との間で相互にIPアドレスを認識するために各部を制御して実行する処理を示すフローチャートである。
図13の処理のうちのステップS31〜S38は、図6のシステムの表示装置1が実行する図9の処理のステップS1〜S8と同じであるので、説明を省略する。
ステップS39では、コンテンツリストを表示させる制御コマンドがステップS36で抽出されたか否かを判断する。イエスであれば、表示駆動回路16(図7)を制御して、図15Aに例示するような、音楽,ビデオ,地上波,BS,CS,外部入力をそれぞれ表すアイコンI1〜I6を画面横方向に並べたコンテンツリストを、ディスプレイ17(図7)に画面表示させる(ステップS40)。そして、その動作の要求元の機器(IPリモコン53)に対して通信インタフェース15(図7)から動作完了の通知を送って(ステップS41)、ステップS32に戻る。
ステップS39でノーであれば、既にステップS40で表示しているコンテンツリストからビデオを表すアイコンI2を選択する制御コマンドがステップS36で抽出されたか否かを判断する(ステップS42)。イエスであれば、ステップS38で近辺機器アドレス記憶用メモリ12(図7)にIPアドレスを記憶した1台のDVDレコーダー53のみと通信インタフェース15で通信して、そのDVDレコーダー53内の映像コンテンツ(そのDVDレコーダー53に差し込まれた光ディスクに記録されている映像コンテンツ)のタイトルやサムネイル等の情報を取得する(ステップS43)。続いて、図15Bに例示するように、コンテンツリストのアイコンI2の下側に、そのDVDレコーダー53内の各映像コンテンツのタイトルやサムネイル等を画面縦方向に並べて表示する(ステップS44)。そして、ステップS41を経てステップS32に戻る。
ステップS42でノーであれば、既にステップS44でタイトルやサムネイル等を表示しているDVDレコーダー53内の映像コンテンツの中からいずれか1つの映像コンテンツを選択する制御コマンドがステップS36で抽出されたか否かを判断する(ステップS45)。イエスであれば、図示は省略するが、表示駆動回路16を制御して、その映像コンテンツに対する操作内容(再生や削除や頭出し再生等)を選択するための操作メニューをディスプレイ17に画面表示させる(ステップS46)。そして、ステップS41を経てステップS32に戻る。
ステップS45でノーであれば、既にステップS46で表示している操作メニューから操作内容を選択する制御コマンドがステップS36で抽出されたか否かを判断する(ステップS47)。イエスであれば、選択された操作内容に応じた制御コマンドを、通信インタフェース15から、ステップS38で近辺機器アドレス記憶用メモリ12にIPアドレスを記憶したDVDレコーダー53宛てに送信する(ステップS48)。そして、その制御コマンドが受理されたか否かの結果を待ち(ステップS49)、表示駆動回路16(図7)を制御してその結果を示す画面をディスプレイ17に表示させる(ステップS50)。そして、ステップS41を経てステップS32に戻る。
ステップS49でノーであれば、その他の制御コマンドがステップS36で抽出されたか否かを判断する(ステップS51)。ノーであれば、ステップS32に戻る。他方イエスであれば、表示装置51内の各部を制御してその制御コマンドに応じた動作を実行する(ステップS52)。そして、ステップS41を経てステップS32に戻る。
図14の処理のうちのステップS61〜S65は、図6のシステムのIPリモコン2が実行する図10の処理のステップS21〜S24,S26と同じである(図10の処理のステップS25に相当する処理は実行しない)ので、説明を省略する。
ステップS66では、通信インタフェース27(図8)で通信パケットを受信したか否かを判断する。ノーであれば、ステップS61に戻る。他方イエスであれば、受信したパケットを復調する(ステップS67)。そして、制御コマンドが復調されたか否かを判断する(ステップS68)。ノーであれば、ステップS61に戻る。他方イエスであれば、DVDレコーダー53内の各部を制御してその制御コマンドに応じた動作(例えば、光ディスクからの映像コンテンツの再生や削除や頭出し再生等)を実行する(ステップS69)。そして、その動作の要求元の機器(表示装置51)に対して通信インタフェース27から動作完了の通知を送って(ステップS70)、ステップS61に戻る。
次に、この図12のシステムにおいて、表示装置51がDVDレコーダー52を制御する様子について説明する。利用者は、例えば部屋201に入ると、表示装置51−1の近くで、同じ部屋にあるDVDレコーダー52−1の受光面52aを表示装置51−1の画面に向ける。
すると、表示装置51−1から光信号として出力されたIPアドレスが、DVDレコーダー52−1で復調されて記憶される(図13のステップS31〜S34及び図14のステップS61〜S64)。これにより、DVDレコーダー52−1が、表示装置51−1が近くに位置している(同じ部屋にある)という認識とともに、表示装置51−1のIPアドレスを認識することができる。
そして、DVDレコーダー52−1から、IPアドレスとともに復調された識別子と、DVDレコーダー52−1のIPアドレスとが、表示装置51−1宛てに有線LAN3経由で送信される(図14のステップS65)。
表示装置51−1は、表示装置51−1で発生した時点からほとんど時間が経過していない識別子が返送された場合には、受信したIPアドレスを、たった今表示装置51−1からの光信号を受信した機器(すなわち表示装置51−1と同じ部屋にある機器)のIPアドレスであると認識して記憶する(図13のステップS35〜S38)。これにより、ネットワーク上の多数の機器から送信されるパケットの中から、表示装置51−1と同じ部屋にあるDVDレコーダー52−1からのパケットが区別されて、DVDレコーダー52−1のIPアドレスが認識される。
このようにして、利用者が表示装置51−1の近くでDVDレコーダー52−1の受光面52aを表示装置51−1の画面に向けるという簡単な作業を行うだけで、表示装置51−1とDVDレコーダー52−1とが、互いに近くに位置している(同じ部屋にある)という認識とともに相互にIPアドレスを認識することができる。
また、表示装置51−1に画面表示されるコンテンツリストには、DVDレコーダー52−1〜52−3のうち、IPアドレスを認識した(同じ部屋にある)1台のDVDレコーダー52−1内の映像コンテンツのみが表示される(図13のステップS42〜S44、図15B)。そして、IPリモコン53によってこのコンテンツリストからDVDレコーダー52−1内の映像コンテンツを選択し、その後表示装置51に画面表示される操作メニューからIPリモコン53によって操作内容(再生や削除や頭出し再生等)を選択すると、表示装置51を介して同じ部屋のDVDレコーダー52−1を操作することができる(図13のステップS45〜S50、図14のステップS66〜S70)。
したがって、利用者は、各部屋201〜203のDVDレコーダー52−1〜52−3の中から今いる部屋201のDVDレコーダー52−1(操作したいDVDレコーダー)を選択する操作をIPリモコン53で行ったり、この選択を可能にするために予め各DVDレコーダー52−1〜52−3に部屋の区別がつくような名称を設定しておくというような煩雑な作業を行うことなく、今いる部屋201のDVDレコーダー52−1内の映像コンテンツの再生や削除や頭出し再生等を行うことができる。
ここでは利用者が部屋201に入った場合について説明したが、利用者が部屋202や部屋203に入った場合も、全く同様にして、表示装置51−2・DVDレコーダー52−2間や表示装置51−3・DVDレコーダー52−3間で互いに近くに位置している(同じ部屋にある)という認識とともに相互にIPアドレスが認識されて、操作したいDVDレコーダーを選択する操作等を行うことなくDVDレコーダー52−2やDVDレコーダー52−3内の映像コンテンツの再生や削除や頭出し再生等を行うことができる。
〔変更例〕
最後に、以上に説明した事項に対する変更例を、以下に(1)〜(5)として挙げることにする。
(1)図12のシステム構成例において図15に示したコンテンツリストは、DVDレコーダー52内の映像コンテンツ(既に光ディスクに記録されている映像コンテンツ)を選択して再生や削除や頭出し再生等を行うためのものであるが、表示装置51で視聴している映像コンテンツをDVDレコーダー52に録画する場合にも、各部屋の表示装置51が、IPリモコン53による録画操作に基づき、IPアドレスを認識した(同じ部屋にある)1台のDVDレコーダー52のみを制御して録画を行わせるようにしてもよい。
これにより、利用者は、3台のDVDレコーダー52の中から今いる部屋のDVDレコーダー52(操作したいDVDレコーダー)を選択する操作を行ったり、この選択を可能にするために予め各DVDレコーダー52に部屋の区別がつくような名称を設定しておくというような煩雑な作業を行うことなく、今いる部屋の表示装置51で視聴している映像コンテンツを、同じ部屋のDVDレコーダー52に録画することができるようになる。
(2)利用装置は、図6のシステム構成例におけるIPリモコンや図12のシステム構成例におけるDVDレコーダーに限らず、VTRや、ハードディスクレコーダーや、ワイヤレス型のテレビジョン受信機や、スピーカや、PLC(Power Line Communication) のような電力線ネットワークにより接続される照明器具や電動カーテン等であってもよい。
スピーカと表示装置との間でも、互いに位置しているという認識とともに相互に通信アドレスを認識することにより、表示装置からの音声の出力先としてその近くにあるスピーカを選択することが可能となる。
照明器具や電動カーテンとの間でも、互いに位置しているという認識とともに相互に通信アドレスを認識することにより、表示装置で映像コンテンツを視聴するときには照明を暗くしてカーテンを閉めるなどの連携動作を取ることが可能となる。
(3)図12のシステム構成例におけるDVDレコーダーや、上記(2)で挙げたVTR,ハードディスクレコーダー,スピーカ,照明器具等は、一度或る表示装置の近くに設置されるとその後は頻繁に移動するものではないため、利用者が表示装置のほうに向ける作業を行うことによる表示装置との間の通信アドレスの認証は、主に最初の設置時にのみ行なわれることになる。
そのように頻繁に移動しない機器を利用装置とする場合には、図8の受光光学系22及び受光素子23のような受光部(さらには受光素子23の出力信号を復調する回路)を、本体に対して着脱可能な別のユニットとして構成し、設置時にのみそのユニットを本体に繋げることによって表示装置との間で通信アドレスの認証を行うようにしてもよい。
図16は、こうしたユニットの例を示す図である。DVDレコーダー61,スピーカ62,照明器具63(受光部や復調回路を有しないもの)にそれぞれ接続端子61a,62a,63aが設けられている。受光ユニット64は、図示は省略するが、表面に受光面が設けられるとともに、内部に受光光学系,受光素子及び復調回路が設けられている。また、受光ユニット64にも接続端子64aが設けられている。
DVDレコーダー61,スピーカ62,照明器具63を表示装置51(図12のシステムにおける表示装置)の近くに設置するときには、それぞれの接続端子61a,62a,63aにケーブル65で受光ユニット64を接続して、受光ユニット64の受光面64aを表示装置51の画面に向ける。DVDレコーダー61,スピーカ62,照明器具63内では、受光ユニット64からケーブル65を介して送られる復調済みのデータに基づき、表示装置との間の通信アドレスの認証のための処理(例えばDVDレコーダー61では図14のステップS63以下の処理)を実行する。
このように受光部や復調回路を別ユニット化することにより、DVDレコーダーやスピーカや照明器具等のように頻繁に移動しない機器を利用装置として表示装置との間で通信アドレスの認証を行う場合に、利用装置本体のコストを下げることが可能となる。
(4)利用装置に、図8に示した受光光学系22及び受光素子23の代わりに、通常のカメラ付き携帯電話に搭載されるのと同様なCCDカメラまたはCMOSカメラと、このカメラの撮像領域のうち高速に点滅している箇所(図1A〜Dの箇所)を検出する検出回路とを設け、この検出回路によって検出された撮像領域の信号からIPアドレス及び識別子を復調するようにしてもよい。
あるいは、図1Aのように画面全体を点滅表示させるような場合には、単に、CCDカメラまたはCMOSカメラを設け、このカメラの出力信号からIPアドレス及び識別子を復調するようにしてもよい。
(5)表示装置が、IPアドレス及び識別子を圧縮したデータによって変調した周期で画面等を点滅させ、利用装置が、復調したデータを伸張することによってIPアドレス及び識別子を復元するようにしてもよい。
表示装置が点滅させる箇所を例示する図である。 一般的なディスプレイを例示する図である。 一般的なハイフレームレート表示の例を示す図である。 フレーム内変調を例示する図である。 フレームレート変調を例示する図である。 本発明を適用したシステムの全体構成例を示す図である。 図6の表示装置の構成例を示すブロック図である。 図6のIPリモコンの構成例を示すブロック図である。 図6の表示装置による処理を示すフローチャートである。 図6のIPリモコンによる処理を示すフローチャートである。 図6のIPリモコンの操作対象機器画面の表示例を示す図である。 本発明を適用した別のシステムの全体構成例を示す図である。 図12の表示装置による処理を示すフローチャートである。 図12のDVDレコーダーによる処理を示すフローチャートである。 図12の表示装置の画面上のコンテンツリストを例示する図である。 利用装置の受光部等を別のユニットにした例を示す図である。
符号の説明
1−1〜1−3 表示装置、 2 IPリモコン、 2a IPリモコンの受光面、 2b 表示画面、 2b 操作部、 3 有線LAN、 4 無線LAN、 5 ゲートウェイ、 11 制御部、 12 近辺機器アドレス記憶用メモリ、 13 タイマ、 14 自アドレス記憶用メモリ、 15 通信インタフェース、 16 表示駆動回路、 17 ディスプレイ、 21 受光光学系、 22 受光素子、 23 制御部、 24 近辺機器アドレス記憶用メモリ、 25 自アドレス記憶用メモリ、 26 操作インタフェース、 27 通信インタフェース、 28 表示部

Claims (16)

  1. ネットワークへの接続機能を有する表示装置と、ネットワークへの接続機能を有しており前記表示装置との間でネットワーク通信を行う機器とで構成され、
    前記表示装置は、
    時間の経過に伴って変化する識別子を発生する識別子発生手段と、
    ネットワーク上で前記表示装置に付与された通信アドレスと前記識別子発生手段が現在発生している識別子とによって変調した周期で点滅する可視光を前記表示装置の外部に出力させる可視光変調手段と
    を備え、
    前記機器は、
    受光した光を電気信号に変換する受光手段と、
    前記受光手段によって変換された電気信号を復調する復調手段と、
    前記復調手段によって、ネットワーク上の通信アドレス及び前記識別子が復調された場合、前記復調された識別子と、ネットワーク上で前記機器に付与された通信アドレスとを、前記復調された通信アドレス宛てにネットワーク経由で送信させる送信処理手段と
    を備え、
    前記表示装置は、さらに、
    ネットワーク上の通信アドレスと前記識別子とをネットワーク経由で受信した場合、該識別子を前記識別子発生手段が発生した時点からの経過時間の長さに基づき、前記受信した通信アドレスが前記表示装置の近くに位置している機器の通信アドレスであるか否かを認識する認識手段
    を備えた通信アドレスの認識システム。
  2. 請求項1に記載の通信アドレスの認識システムにおいて、
    前記表示装置の前記可視光変調手段は、前記表示装置の画面を、ネットワーク上で前記表示装置に付与された通信アドレスと前記識別子発生手段が現在発生している識別子とによって変調した周期で点滅表示させ
    信アドレスの認識システム。
  3. 請求項1に記載の通信アドレスの認識システムにおいて、
    前記表示装置の前記可視光変調手段は、前記表示装置の表面に設けられている発光ダイオードを、ネットワーク上で前記表示装置に付与された通信アドレスと前記識別子発生手段が現在発生している識別子とによって変調した周期で点滅させ
    信アドレスの認識システム。
  4. 請求項1に記載の通信アドレスの認識システムにおいて、
    前記機器は、
    ネットワーク経由で前記表示装置を操作するためのリモートコントローラであり、
    操作対象の機器を表示するための表示手段と、
    前記復調手段によって復調された通信アドレスを有する表示装置を、操作対象の表示装置として前記表示手段に表示させる表示処理手段と
    をさらに備えた通信アドレスの認識システム。
  5. 請求項1に記載の通信アドレスの認識システムにおいて、
    前記表示装置は、
    ネットワーク経由で他の機器を制御する機能をさらに有しており、
    前記認識手段によって前記表示装置の近くに位置していると認識された機器を制御するための画面を表示させる表示処理手段
    をさらに備えた通信アドレスの認識システム。
  6. 請求項1に記載の通信アドレスの認識システムにおいて、
    前記機器は、少なくとも前記受光手段が機器本体に対して着脱可能にされてい
    信アドレスの認識システム。
  7. ネットワークへの接続機能を有する表示装置と、ネットワークへの接続機能を有しており前記表示装置との間でネットワーク通信を行う機器とが、ネットワーク上の相互の通信アドレス及び相互の距離関係を認識する方法において、
    前記表示装置が、時間の経過に伴って変化する識別子を発生する第1のステップと、
    前記表示装置が、ネットワーク上で前記表示装置に付与された通信アドレスと前記第1のステップで現在発生している識別子とによって変調した周期で点滅する可視光を前記表示装置の外部に出力させる第2のステップと、
    前記機器が、前記第2のステップで出力された光を受光して電気信号に変換する第3のステップと、
    前記機器が、前記第3のステップで変換された電気信号を復調する第4のステップと、
    前記機器が、前記第4のステップで、ネットワーク上の通信アドレス及び前記識別子が復調された場合、前記復調された識別子と、ネットワーク上で前記機器に付与された通信アドレスとを、前記復調された通信アドレス宛てにネットワーク経由で送信する第5のステップと、
    前記表示装置が、ネットワーク上の通信アドレスと前記識別子とをネットワーク経由で受信した場合、該識別子を前記第1のステップで発生した時点からの経過時間の長さに基づき、前記受信した通信アドレスが前記表示装置の近くに位置している機器の通信アドレスであるか否かを認識する第6のステップと
    を有する通信アドレスの認識方法。
  8. ネットワークへの接続機能を有する表示装置において、
    時間の経過に伴って変化する識別子を発生する識別子発生手段と、
    ネットワーク上で前記表示装置に付与された通信アドレスと前記識別子発生手段が現在発生している識別子とによって変調した周期で点滅する可視光を前記表示装置の外部に出力させる可視光変調手段と、
    ネットワーク上の通信アドレスと前記識別子とをネットワーク経由で受信した場合、該識別子を前記識別子発生手段が発生した時点からの経過時間の長さに基づき、前記受信した通信アドレスが前記表示装置の近くに位置している機器の通信アドレスであるか否かを認識する認識手段と
    を備えた表示装置。
  9. 請求項8に記載の表示装置において、
    前記可視光変調手段は、前記表示装置の画面を、ネットワーク上で前記表示装置に付与された通信アドレスと前記識別子発生手段が現在発生している識別子とによって変調した周期で点滅表示させ
    示装置。
  10. 請求項8に記載の表示装置において、
    前記可視光変調手段は、前記表示装置の表面に設けられている発光ダイオードを、ネットワーク上で前記表示装置に付与された通信アドレスと前記識別子発生手段が現在発生している識別子とによって変調した周期で点滅させ
    示装置。
  11. 請求項8に記載の表示装置において、
    ネットワーク経由で他の機器を制御する機能をさらに有しており、
    前記認識手段によって前記表示装置の近くに位置していると認識された機器を制御するための画面を表示させる表示処理手段
    をさらに備えた表示装置。
  12. ネットワークへの接続機能を有する表示装置が、ネットワーク上の他の機器の通信アドレス及び前記他の機器との距離関係を認識する方法において、
    時間の経過に伴って変化する識別子を発生する第1のステップと、
    ネットワーク上で前記表示装置に付与された通信アドレスと前記第1のステップで現在発生している識別子とによって変調した周期で点滅する可視光を前記表示装置の外部に出力させる第2のステップと、
    ネットワーク上の通信アドレスと前記識別子とをネットワーク経由で受信した場合、該識別子を前記第1のステップで発生した時点からの経過時間の長さに基づき、前記受信した通信アドレスが前記表示装置の近くに位置している機器の通信アドレスであるか否かを認識する第3のステップと
    を有する通信アドレスの認識方法。
  13. ネットワークへの接続機能を有する表示装置に搭載されるコンピュータに、
    ネットワーク上で前記表示装置に付与された通信アドレスと、時間の経過に伴って変化する識別子とによって変調した周期で点滅する可視光を前記表示装置の外部に出力させる第1の手順と、
    ネットワーク上の通信アドレスと前記識別子とをネットワーク経由で受信した場合、該識別子を前記第1の手順で発生した時点からの経過時間の長さに基づき、前記受信した通信アドレスが前記表示装置の近くに位置している機器の通信アドレスであるか否かを認識する第2の手順と
    を実行させるプログラム。
  14. ネットワークへの接続機能を有しており表示装置との間でネットワーク通信を行う機器において、
    受光した光を電気信号に変換する受光手段と、
    前記受光手段によって変換された電気信号を復調する復調手段と、
    前記復調手段によって、ネットワーク上の通信アドレス及び所定の識別子が復調された場合、前記復調された識別子と、ネットワーク上で前記機器に付与された通信アドレスとを、前記復調された通信アドレス宛てにネットワーク経由で送信させる送信処理手段と
    を備えた、表示装置との間でネットワーク通信を行う機器。
  15. ネットワークへの接続機能を有しており表示装置との間でネットワーク通信を行う機器が、前記表示装置との通信アドレス及び前記表示装置との距離関係を認識する方法において、
    光を受光して電気信号に変換する第1のステップと、
    前記第1のステップで変換された電気信号を復調する第2のステップと、
    前記第2のステップで、ネットワーク上の通信アドレス及び所定の識別子が復調された場合、前記復調された識別子と、ネットワーク上で前記機器に付与された通信アドレスとを、前記復調された通信アドレス宛てにネットワーク経由で送信する第3のステップと
    を有する通信アドレスの認識方法。
  16. ネットワークへの接続機能を有しており表示装置との間でネットワーク通信を行う機器に搭載されるコンピュータに、
    受光して電気信号に変換された電気信号を復調する第1の手順と、
    前記第1の手順で、ネットワーク上の通信アドレス及び所定の識別子が復調された場合、前記復調された識別子と、ネットワーク上で前記機器に付与された通信アドレスとを、前記復調された通信アドレス宛てにネットワーク経由で送信させる第2の手順と
    を実行させるプログラム。
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