JP4925122B2 - Tape drive - Google Patents
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Description
本発明はテープドライブに関する。 The present invention relates to tape Pudoraibu.
不使用時におけるテープリールの回転を規制する回転ロック構造は、例えば特許文献1に公知である。そこでは、上ケースで上下動のみ自在に案内支持されるロック体と、ロック体を押し下げ付勢するばねと、ロック体に設けたギヤ歯と、このギヤ歯に対応してリールハブの内底に形成されるギヤ歯などで回転ロック構造を構成している。不使用状態においては、ロック体が両ギヤ歯を介してリールハブの内底壁と噛み合うので、テープリールを回転不能に固定保持できる。使用時には、テープドライブの駆動軸に設けたロック解除ピンでロック体を押し上げ操作することにより、ロック体をロック解除姿勢に保持できる。
A rotation lock structure that restricts the rotation of the tape reel when not in use is known, for example, from
この種の回転ロック構造によれば、不使用時のテープリールを回転不能に固定保持できるが、上方移動は規制できない。そのため、落下衝撃などの強い外力を受けるとき、テープリールの上フランジが本体ケースの内壁に衝突して変形し、記録テープのエッジを傷付けることがある。テープカートリッジの記録容量の高度化に伴って、記録テープの厚み寸法はより薄くなる傾向があり、記録テープ自体の物理的強度が低いことも、テープエッジが傷付きやすい一因となっている。 According to this type of rotation lock structure, the tape reel when not in use can be fixed and held non-rotatably, but upward movement cannot be restricted. Therefore, when receiving a strong external force such as a drop impact, the upper flange of the tape reel may collide with the inner wall of the main body case and be deformed to damage the edge of the recording tape. As the recording capacity of the tape cartridge increases, the thickness dimension of the recording tape tends to be thinner, and the physical strength of the recording tape itself is also a factor that tends to damage the tape edge.
上記のような回転ロック構造とは別に、テープリールの上方移動を規制するための浮動ロックの構造を備えたテープカートリッジが特許文献2に公知である。そこでは、本体ケースの上壁内面に、径方向に往復スライドする3個のロックピースを配置し、各ロックピースの外端をリールハブの開口縁とケース上壁との間に差し込み係合することにより、テープリールの上方移動を規制している。各ロックピースはばねでロック付勢されているが、先に説明したロック体をテープドライブのロック解除ピンで突き上げ操作すると、ロックピースがばねの付勢力に抗してロック解除操作される。そのために、ロックピースの内端下面にカム片を一体に設け、ロック体の上面側にカム片を介してロックピースをロック解除操作する解除突起を設けている。
In addition to the rotation lock structure as described above,
特許文献2のテープカートリッジによれば、不使用時のテープリールを上方移動不能にロック保持できる。しかし、3個のロックピースと、ロックばねと、ロック解除用のカム片、解除突起、および本体ケースの上壁内面に設けたガイド構造などで浮動ロックの構造を構成するので、ロック構造が複雑化するのを避けられず、その分だけテープカートリッジの製造コストが嵩む。上ケースのケース構造が複雑化する不利もある。リールハブの底壁にロック解除ピン用の進入開口を設ける必要があるので、上フランジを含むリールハブを成形するとき、溶融樹脂を均一に流動させることができない。
According to the tape cartridge of
テープリールをテープドライブの駆動軸で回転駆動する状態においては、ロック体をロック付勢するばねと、各ロックピースをロック付勢するばねとの弾性に逆らってロック体をロック解除ピンで押し上げ、ロック解除状態に保持する必要がある。そのため、ロック解除状態においては、ロック体の下面とロック解除ピンとの間に大きな摩擦抵抗が生じるのを避けられず、その分だけテープドライブにおける動力損が増加するのを避けられない。駆動軸の構造が複雑化する不利もある。 In a state where the tape reel is rotationally driven by the drive shaft of the tape drive, the lock body is pushed up by the lock release pin against the elasticity of the spring for energizing the lock body and the spring for energizing each lock piece, Must be kept unlocked. Therefore, in the unlocked state, it is inevitable that a large frictional resistance is generated between the lower surface of the lock body and the unlocking pin, and it is inevitable that the power loss in the tape drive is increased accordingly. There is also a disadvantage that the structure of the drive shaft becomes complicated.
本発明の目的は、本体ケースがテープドライブに不適正な装填姿勢で装填されたままで、テープドライブ側の機器が作動されるのを確実に防止し、以てテープドライブ側の機器の動作不良や故障を一掃して信頼性を向上できるテープドライブを提供することにある。 The object of the present invention is to reliably prevent the device on the tape drive side from being operated while the main body case is still loaded in the tape drive in an inappropriate loading posture, thereby preventing malfunction of the device on the tape drive side. An object of the present invention is to provide a tape drive that can eliminate failures and improve reliability.
本発明に係るテープドライブは、上ケース1aと下ケース1bとで構成される本体ケース1の内部に、記録テープ3を巻き取る1個のテープリール2が収容してある単リール型のテープカートリッジが適用される。テープリール2の上面と上ケース1aとの間には、不使用時におけるテープリール2の上方移動を規制する浮動ロックの構造が設けられている。テープドライブの装填部48に、本体ケース1の外面に形成した進入溝37と係合して、浮動ロックの構造をロック解除操作するロック解除体36を設ける。テープドライブには、テープカートリッジの装填姿勢の適否と、浮動ロックの構造が適正にロック解除操作されたことを検知するセンサー45と、センサー45からの出力信号に応じて、テープドライブ側の機器の動作を制御する制御回路46とを設ける。
The tape drive according to the present invention is a single reel type tape cartridge in which a
センサー45は、ロック解除体36に作用する外力を検知するセンサーで構成する。制御回路46は、センサー45から出力される検知信号と、予め設定された基準信号とを比較して、テープカートリッジの装填姿勢の適否と、前記浮動ロックの構造が適正にロック解除操作されたことを判定できるように構成する。
The
本発明に係るテープドライブでは、テープカートリッジの装填姿勢の適否と、浮動ロックの構造が適正にロック解除操作されたことを検知するセンサー45を設け、このセンサー45からの出力信号に応じて、テープドライブ側の機器の動作を制御回路46で制御できるようにした。したがって、本発明のテープドライブによれば、本体ケース1が装填部48に対して不適正な装填姿勢で装填された状態のままで、あるいは浮動ロックの構造が充分にロック解除されない状態のままで、テープドライブ側の機器が作動されるのを確実に防止できる。これに伴い、テープドライブ側の機器が動作不良に陥り、あるいは故障するのを一掃して、テープドライブの信頼性を向上できる。
In the tape drive according to the present invention, a
ロック解除体36に作用する外力をセンサー45で検知し、センサー45から出力される検知信号を制御回路46で処理するテープドライブによれば、テープカートリッジの装填姿勢の適否を、より簡単なセンサー構造で判定できる。具体的には、テープカートリッジの装填姿勢が不適正であることや、浮動ロックの構造が完全にロック解除操作されていないことを、センサー45の検知信号を基にして制御回路46で判定して、テープドライブの構造がいたずらに複雑になるのを防止できる。さらに、テープドライブの製造コストが嵩むのを防ぐことにも役立つ。
According to the tape drive in which the external force acting on the
(実施例) 図1ないし図9に本発明に係るテープドライブが適用される単リール型のテープカートリッジを示す。図1および図2においてテープカートリッジは、角箱状の本体ケース1の内部に一個のテープリール2を収容し、このテープリール2に情報記録媒体である記録テープ3(磁気テープ)を巻き込み収納している。記録テープ3の繰り出し端にはリーダーブロック4が固定してある。
(Example) shows the tape cartridge of the single-reel type tape drive is applied according to the present invention in FIGS. 1-9. 1 and 2, the tape cartridge accommodates one
図1に示すように、本体ケース1は、上下ケース1a・1bを蓋合わせ状に接合固定して構成してあり、その前壁の一側に記録テープ3を出し入れするためのローディング開口6を備えている(図2参照)。ローディング開口6は、スライド自在なシャッター7で開閉できる。テープカートリッジが不使用状態にあるとき、リーダーブロック4は本体ケース1内に設けた保持構造によって、その前端がローディング開口6と正対する状態で所定の待機姿勢に保持固定されている。本体ケース1をテープドライブに装填するとシャッター7が開放操作され、リーダーブロック4がテープドライブの捕捉体に係合連結されて、記録テープ3がケース外へ引き出される。
As shown in FIG. 1, the
図1および図3に示すように、テープリール2は上下一対の円盤状のフランジ10・11と、記録テープ3が巻装されるリールハブ12とで構成されており、上フランジ10がリールハブ12と一体成形され、下フランジ11はリールハブ12に対して超音波溶着法によって溶着固定してある。リールハブ12は断面円形の筒壁からなり、その内部中央にばね受ボス13を備えている。リールハブ12とばね受ボス13とによって、上向きに開口するハブ空間14が形成される。
As shown in FIGS. 1 and 3, the
図1に示すように、下フランジ11の下面中央には、下ケース1bの駆動軸進入穴15に嵌まり込むリング状の周回壁が下向きに突設してあり、その内面基端に沿ってギヤ歯16が周回状に形成してある。周回壁の外周面に隣接する下フランジ11の下面中央には、断面三角形状の位置決めリブ17が周回状に突設してある。下フランジ11の下面を駆動軸進入穴15の内面開口に膨出したリング状のボス壁で支持し、さらに先の位置決めリブ17をボス壁に凹み形成した周回状の位置決め溝18で係合支持することにより、テープリール2の全体を駆動軸進入穴15に対して適正に位置決めした状態で支持できる。この状態における下フランジ11と下ケース1bの内底面と間には適量の隙間(1mm)が確保してある。
As shown in FIG. 1, at the center of the lower surface of the
不使用状態におけるテープリール2の主として回転遊動を規制するために、上ケース1aとばね受ボス13との間にリールばね22を配置している。詳しくは、上ケース1aの内面に軸受体23を装着し、軸受体23で回転自在に支持したばね受フランジ24と、ばね受ボス13との間に圧縮コイル型のリールばね22を配置している。テープリール2をリールばね22で押し下げ付勢することにより、先の位置決めリブ17と位置決め溝18とが密着係合するので、両者17・18間の摩擦抵抗によってテープリール2の回転を規制し、同時に径方向への遊動を規制できる。
A
本発明は、上記のような単リール型のテープカートリッジにおいて、不使用時におけるテープリール2の上方移動を規制する浮動ロックの構造を設ける点に特長がある。図2に示すように、この実施例では上ケース1aの内面に、左右一対の浮動ロックの構造を設けて、テープリール2の上方移動をより確実に規制できるようにした。
The present invention is characterized in that the above-described single reel type tape cartridge is provided with a floating lock structure for restricting the upward movement of the
浮動ロックの構造は、上ケース1aの内面に装着されるロックピース27と、ロックピース27をロック姿勢へ向かって揺動付勢するロックばね28とで構成され、後述するロック解除構造によってロックピース27をロック解除操作できる。図4に示すようにロックピース27は、上ケース1aに設けた支軸29で往復揺動可能に軸支される板状の揺動アーム30と、揺動アーム30の上面一側に突設される解除片31と、揺動アーム30の揺動先端側の下面に設けられる丸軸状の規制体32と、揺動アーム30の上面で揺動先端寄りに設けられる揺動突起33とを一体に備えたプラスチック成形品からなる。ロックばね28は捻りコイル型のばねからなり、その両側に連出されるばね腕28aのそれぞれが、ロックピース27の一側に接当させてある。
The structure of the floating lock includes a
揺動アーム30の一端を上ケース1aと一体に設けた支軸29で軸支することにより、ロックピース27は、その解除片31が後述する進入溝37の後端に露出するロック姿勢(図5および図7に示す状態)と、解除片31が進入溝37から押し退けられるロック解除姿勢(図8に示す状態)との間を往復揺動できる。ロック姿勢における規制体32は、リールハブ12の上端面に対して僅かな余裕隙間を介して対向しており、テープリール2が余裕隙間を越えて上方移動しようとするのを規制する。また、ロック解除姿勢における規制体32は、図3に示すようにリールハブ12で囲まれるハブ空間14の上方へ退避揺動して、テープリール2の上方移動を許す。
By supporting one end of the
図2に示すように左右一対のロックピース27・27は、テープリール2の回転中心を通る前後方向の中心軸を対称軸にして、両者がハ字状に傾く状態で対称配置してあり、ロック姿勢における左右の規制体32の中心は、テープリール2の回転中心を通り、しかも先の対称軸と直交する直線上でリールハブ12の上端面と対向している。このように、リールハブ12の周囲の対向位置を規制体32で移動規制すると、テープリール2を均等位置で受け止めて、上下のフランジ10・11が特定の方向へ大きく傾くのを規制できる。
As shown in FIG. 2, the pair of left and
浮動ロックの構造は、本体ケース1をテープドライブに装填するときの装填動作を利用してロック解除する。そのために、上ケース1aの上壁の外面左右に、テープドライブのロック解除体36の相対進入を許す進入溝37を、ケース前縁からケース中途部にわたって凹み形成し、さらに進入溝37の後端隅部に、解除片31を進入溝37に露出させる操作開口38を設けている(図5参照)。実際の使用状態においては、本体ケース1をテープドライブに差し込み装填するとき、進入溝37がテープドライブの装填部に固定したロック解除体36で係合案内されることになる。
The floating lock structure is unlocked by using a loading operation when loading the
ロックピース27がロック姿勢にあるとき、図7に示すように解除片31の一部は操作開口38から進入溝37に露出している。この状態の本体ケース1をテープドライブに装填すると、進入溝37がロック解除体36と係合して、両者36・37は相対移動する。そして、解除片31がロック解除体36に接当すると、解除片31はロックばね28の付勢力に逆らって進入溝37の外へ押し出される。
When the
その結果、図8に示すようにロックピース27がロック解除姿勢に切り換わる。このとき、規制体32はハブ空間14の真上に位置している。したがって、テープリール2を駆動軸Dで押し上げた状態で回転駆動するとき、規制体32は図3に示すようにハブ空間14内に収容されるので、規制体32がテープリール2の回転動作を阻害することはない。駆動軸Dの上面周囲には、先のギヤ歯16と噛み合うギヤ歯20が形成してある。
As a result, as shown in FIG. 8, the
揺動アーム30に設けた揺動突起33は、上ケース1aの内面に凹み形成した部分円弧状のガイド溝40で移動案内してある(図2および図7参照)。このガイド溝40に隣接して、解除片31の揺動変位を許す凹部41が上ケース1aの内面に形成してある。揺動アーム30の一端を支軸29で軸支し、さらに揺動突起33をガイド溝40で移動案内すると、ロックピース27を支軸29のみで支持する場合に比べて、ロックピース27の揺動動作を円滑化して、ロック姿勢とロック解除姿勢との切り換わりを確実化できる。
The
以上のように構成したテープカートリッジによれば、浮動ロックの構造を簡素化しながらテープリール2の上方移動を確実に規制でき、落下衝撃を受けるような場合でも、上フランジ10が上ケース1aに接当して、記録テープ3の上側のテープエッジが上フランジ10によって変形され、あるいは傷付けられるのを確実に防止できる。また、構成部材数を大幅に減少して浮動ロックの構造を簡素化できる分だけテープカートリッジの製造コストを削減できる。さらに、テープドライブに対する装填動作を利用して浮動ロックの構造をロック解除操作するので、不使用状態において浮動ロックの構造をロック解除操作する余地がなく、不使用状態におけるテープリール2を浮動ロックの構造で常に確実にロック保持して、記録テープ3のテープエッジが傷付くのを確実に防止できる。
According to the tape cartridge configured as described above, the upward movement of the
図9に示すように、不使用状態においては、下フランジ11の下面が駆動軸進入穴15からケース外に露出するが、テープカートリッジの取り扱い時に誤って下フランジ11に他物が接当し、あるいは落下衝撃を受けるなどにより、テープリール2の全体が本体ケース1内で傾斜することがある。こうした場合には、テープリール2の上面が一方の規制体32で受け止められた状態で、下フランジ11における傾斜下端側の周縁が下ケース1bの内面に接当しようとする。
As shown in FIG. 9, in the non-use state, the lower surface of the
しかし、先に説明したように、位置決めリブ17を位置決め溝18で適正に係合支持した状態において、下フランジ11と下ケース1bの内底面との間に適量の隙間を確保しておくと、テープリール2の全体が傾斜したとしても、下フランジ11の傾斜下端側の周縁と下ケース1bとの間に隙間E(図9参照)を確保して、下フランジ11が下ケース1bに接当するのを確実に防止でき、したがって、記録テープ3の下側のテープエッジが下フランジ11によって変形され、あるいは傷付けられるのを確実に防止できる。
However, as described above, in a state where the
図10はテープリール2の支持構造の別実施例を示す。そこでは、位置決めリブ17と位置決め溝18の係合面に、互いに噛み合う断面V字状のギヤ歯17a・18aを形成して、これら両ギヤ歯17a・18aが互いに噛み合うことにより、不使用時におけるテープリール2の回転をさらに確実に規制できるようにした。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
FIG. 10 shows another embodiment of the support structure of the
上記の実施例では、2個のロック解除体36で個々のロックピース27を個別にロック解除操作したが、1個のロック解除体36で左右のロックピース27を同時にロック解除操作することができる。また、上記の実施例では、ロックピース27を往復揺動させてロック姿勢とロック解除姿勢に変位させるようにしたが、その必要はなく、例えばロックピース27を上ケース1aの上壁に沿って往復スライドさせてロック姿勢とロック解除姿勢に変位させることができる。
In the above embodiment, the
ロックピース27は少なくとも1個あればよいが、必要があれば2個以上設けることができる。解除片31は進入溝37内であればどこにでも設けることができ、実施例で説明したように進入溝37の端部に設ける必要はない。本発明の浮動ロックの構造は、回転ロック構造と併用することができる。
At least one
以上のように構成したテープカートリッジを、テープドライブに対して誤った装填姿勢で装填する場合や、テープカートリッジの差し込み装填量が不足して浮動ロックの構造が完全にロック解除されていない場合などには、テープドライブ側の機器が動作不良に陥り、あるいは故障することがある。例えば、テープリール2を駆動軸Dで回転駆動することが不可能となり、あるいはリーダーブロック4の引き出しを適正に行えなくなる。このような機器故障や動作不良を防ぐために、テープドライブ側の機器の作動に先行して、テープカートリッジの装填姿勢の適否を確認し、さらに浮動ロックの構造が完全にロック解除されていることを確認するための動作確認構造をテープドライブに設ける。
When the tape cartridge configured as described above is loaded in the wrong loading posture with respect to the tape drive, or when the floating lock structure is not completely unlocked due to insufficient tape cartridge insertion and loading. In some cases, the device on the tape drive side may malfunction or fail. For example, the
なお、テープカートリッジの不適正な装填姿勢としては、進入溝37の前端開口が装填始端となる状態で本体ケース1を装填すべきところを、本体ケース1の前後が逆になる状態で装填される場合と、本体ケース1の上下が逆になる状態で装填される場合と、本体ケース1の一側面を装填始端にしてテープカートリッジが装填部48に装填される場合などがある。
As an inappropriate loading posture of the tape cartridge, the
図12において、動作確認構造は、テープカートリッジの装填姿勢の適否と、浮動ロックの構造が適正にロック解除操作されたことを検知するセンサー45と、センサー45からの出力信号に応じてテープドライブ側の機器動作を制御する制御回路46と、警告表示体47などで構成する。
In FIG. 12, the operation confirmation structure includes a
センサー45は市販のセンサー、例えば、ひずみゲージからなり、テープドライブの装填部48の上壁に配置したロック解除体36に付設されて、ロック解除体36に作用する外力を検知する。制御回路46は、センサー45から出力される検知信号と、予め設定された基準信号とを比較して、テープカートリッジの装填姿勢の適否と、浮動ロックの構造が適正にロック解除操作されたことを判定する。警告表示体47は、1ないし複数個のLEDで構成してあり、テープカートリッジの装填姿勢が不適正である場合や、浮動ロックの構造が適正にロック解除操作されていない場合などに発光表示される。例えば、1個のLEDを明滅させて異常事態であることを表示する。また、複数個のLEDで警告表示体47を構成する場合には、複数個のLEDの発光色の違いや、明滅パターンの違いで異常の内容を特定できるようにすることができる。
The
本体ケース1が装填部48に対して適正な姿勢で装填される場合には、ロック解除体36と侵入溝37とは単に相対移動するだけであり、ロック解除体36に大きな外力が作用することはない。ロック解除体36がロックピース27をロックばね28の付勢力に抗して完全にロック解除した状態では、撓み変形したロックばね28のばね弾性に相当する外力がロック解除体36に作用する。ロック解除体36によるロックピース27のロック解除が不十分であると、完全にロック解除された状態に比べてロックばね28の撓み量が少なくなり、その分だけロック解除体36に作用する外力が小さくなる。不適正な装填姿勢のままで、本体ケース1が装填部48に対して無理やり装填される場合には、ロック解除体36にロックばね28のばね弾性を越える強い外力が作用する。
When the
制御回路46は、上記のようなロック解除体36に作用する外力の違いを利用して装填状態を判定し、装填状態が異常であるテープカートリッジを強制的にイジェクトする。詳しくは、図11に示すフローチャートにおいて、第1ステップで本体ケース1を装填部48に装填すると、ロック解除体36に作用する外力がセンサー45で検知されて(第2ステップ)、検知結果が制御回路46へ出力される。このとき、センサー45で検知された外力の値をNSとする。制御回路46には、予め適正な外力の値の下限値N1と上限値N2とが入力してある。
The
第3ステップでは、比較回路によって外力の値NSと外力の値の上限値N2とを比較して、不等式(NS>=N2)を満足するか否かを判定する。不等式(NS>=N2)を満足している場合には、第3ステップから分岐する系統に従って処理を行う。具体的には、本体ケース1が不適正な装填姿勢のままで装填部48に装填されている状況であると判定して、警告表示体47を発光表示し、テープドライブのローディング装置を作動させて、テープカートリッジを強制的にイジェクトする。不等式(NS>=N2)を満足していない場合には、第4ステップへと移行する。
In the third step, the comparison circuit compares the external force value NS and the external force value upper limit value N2 to determine whether or not the inequality (NS> = N2) is satisfied. When the inequality (NS> = N2) is satisfied, processing is performed according to the system branching from the third step. Specifically, it is determined that the
第4ステップでは、比較回路によって外力の値NSと外力の値の下限値N1とを比較して、不等式(NS<=N1)を満足するか否かを判定する。不等式(NS<=N1)を満足している場合には、第4ステップから分岐する系統に従って処理を行う。具体的には、ロック解除体36によるロックピース27のロック解除が不十分である状態か、ロック解除体36に外力が作用していない状態のいずれかであると判定して、警告表示体47を発光表示し、テープドライブのローディング装置を作動させて、テープカートリッジを強制的にイジェクトする。不等式(NS<=N1)を満足していない場合には、第5から第7ステップへと移行する。
In the fourth step, the comparison circuit compares the external force value NS with the lower limit value N1 of the external force value to determine whether or not the inequality (NS <= N1) is satisfied. When the inequality (NS <= N1) is satisfied, processing is performed according to the system branching from the fourth step. Specifically, it is determined that either the unlocking of the
第5〜第7ステップでは、本体ケース1が装填部48に対して適正な姿勢で装填されたことを判断して、テープドライブ装置の駆動軸Dをテープリール2に連結し、あるいはリーダーブロック4をケース外へ引き出して巻取リール50に受け渡すなどの動作指令を発する。以上により、テープカートリッジが適正な状態で装填部48に装填された状態でのみ、記録テープ3に対する情報信号の読み書きが行われる。
In the fifth to seventh steps, it is determined that the
動作確認構造を構成するセンサー45は、ロック解除体36に作用する外力を検知するセンサーで構成する必要はない。例えば、ロック解除体36を往復変位可能に支持して、ロックばね28と同じばね特性で、同じばね張力を発揮できる釣合いばねで待機付勢しておく。そして、先の上限値N2を越える外力がロック解除体36に作用するときに、ロック解除体36を釣合いばねの付勢力に抗して変位させる。このときのロック解除体36の変位を第1センサーで検知する。また、本体ケース1の装填始端が装填部48に対して適正に装填されたか否かを検知する第2センサーを装填部48に設けておく。
The
上記の動作確認構造では、第1センサーと第2センサーの検知結果から、テープカートリッジが装填部48に適正に装填されたか否かを判定することができる。第1センサーがロック解除体36の変位を検知して状態では、本体ケース1が装填部48に対して不適正な装填姿勢のままで無理やり装填されている状況であることを知ることができる。また、本体ケース1の装填始端が適正位置まで装填されていないことを第2センサーで知ることにより、浮動ロックの構造が完全にロック解除されていない状況であることを知ることができる。なお、第1センサー、および第2センサーは、マイクロスイッチや近接スイッチ、あるいは光センサーなど、各種のセンサーで構成することができる。
In the above operation check structure, it can be determined whether or not the tape cartridge is properly loaded in the
1 本体ケース
2 テープリール
3 記録テープ
12 リールハブ
14 ハブ空間
22 リールばね
27 ロックピース
28 ロックばね
31 解除片
32 規制体
36 ロック解除体
37 進入溝
38 操作開口
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記テープリールの上面と前記上ケースとの間に、不使用時における前記テープリールの上方移動を規制する浮動ロックの構造が設けられており、
前記テープドライブの装填部に、前記本体ケースの外面に形成した進入溝と係合して、前記浮動ロックの構造をロック解除操作するロック解除体が設けられており、
前記テープドライブに、前記テープカートリッジの装填姿勢の適否と、前記浮動ロックの構造が適正にロック解除操作されたことを検知するセンサーと、センサーからの出力信号に応じて、前記テープドライブ側の機器の動作を制御する制御回路とが設けてあるテープドライブ。 A tape drive for a single reel type tape cartridge in which a single tape reel for winding a recording tape is accommodated in a main body case constituted by an upper case and a lower case ,
Between the upper surface of the tape reel and the upper case, there is provided a floating lock structure that restricts the upward movement of the tape reel when not in use.
The tape drive loading portion is provided with an unlocking body that engages with an entry groove formed on the outer surface of the main body case to unlock the structure of the floating lock,
A device for detecting whether or not the tape cartridge is properly loaded in the tape drive, a sensor for detecting that the structure of the floating lock has been properly unlocked, and an output signal from the sensor, the device on the tape drive side And a control circuit for controlling the operation of the tape drive.
前記制御回路が、前記センサーから出力される検知信号と、予め設定された基準信号とを比較して、前記テープカートリッジの装填姿勢の適否と、前記浮動ロックの構造が適正にロック解除操作されたことを判定するように構成してある請求項1記載のテープドライブ。 The sensor is composed of a sensor that detects an external force acting on the unlocking body,
The control circuit compares the detection signal output from the sensor with a preset reference signal, and whether or not the loading posture of the tape cartridge is appropriate and the structure of the floating lock is properly unlocked. configuration tare Ru claim 1 tape drive according to determine that.
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