JP4922541B2 - Centrally managed vending machine using cartridge loaded device - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動販売機に関し、より詳細にはペストリー、ちょっとしたスナック、飲料等を販売することができる、職場等で見かけられるような自動販売機に関する。
【0002】
【発明の背景】
従来から使用されているペストリー、キャンディーバー、缶入りソーダ水、その他のスナック製品自動販売機は、頻繁に補充をしなくても済むように、相当量の商品在庫を入れておかなければならなかった。従ってこのような自動販売機は、嵩張り、重く、フロアスペースを約1平方メートル(10平方フィート)、高さ約2メートル(72インチ)も占領していた。
【0003】
このような販売機では、商品を一つづつ投入しなければならず、また売れなかった在庫商品の賞味期限をチェックして、場合によっては入れ替えなければならないので、再充填に時間がかかる。またサービスマンは、現金を回収して勘定しなければならない。商品保持ステーションには、包装された商品から染み出た油脂分があることがあるので、これを掃除しなければならない。このような煩わしい手順は時間がかかり、労働力を必要とし、時には盗難の機会を与えることにもなる。
【0004】
従来の販売機は、従業員数150人以下の小規模な職場に設置するようにはできていない。なぜなら、このような小人数の場所で上げられる利益では販売機のメンテナンスにかかる人件費に見合わないためである。
【0005】
フェルナー(Fellner)らの米国特許第4,236,649号には、取外し・交換可能な商品マガジンを使用し、このマガジンを工場で充填し、空のマガジン又は部分的に空になっているマガジンと交換することによって、上記の問題の一部を解決する方法を提案している。しかしながら、このタイプのマガジンでは、各位置に一種類の商品しか入れることができないので、比較的効率が悪い。さらに、未だ設置場所で硬貨を集めて勘定する必要がある。同様な欠点がロックウッド(Lockwood)らの米国再発行特許第32,115号に開示されている自動販売機にもある。この自動販売機では、販売する商品を保持するのにドラム型回転ラックを使用している。空の回転ラックは取り外して充填済のラックと交換することができるが、各回転ラックのステーションには、一種類の商品しか入れることができず、現金は別途処理しなければならない。この装置はこのように非効率的な設計なので、狭い場所には不向きな嵩張った自動販売機となっている。
【0006】
本発明は、このような様々な欠点を解決しようとする試みからなされたものである。
【0007】
【発明の要旨】
本発明の直接的及び間接的な目的は、所定期間の間、複数の場所に設置した自動販売機の再充填及びメンテナンスにかかる時間及び費用を実質的に削減し、サービスマンによる商品や売上金の窃盗による損害を低減し、自動販売機内で飲料や食品等の商品がこぼれることによって生じる健康上の危険性を低下させることにある。
【0008】
これら及び他の重要な課題は、販売可能な全ての商品が、取外し且つ交換可能なマガジン内に収められているコンパクトな自動販売機を使用することによって解決することができる。マガジンのセットを本部で充填した後、所定経路によって複数の自動販売機へと搬送する。各場所における販売機の保守は主に、販売機を開け、先に設置しておいたマガジンを取外し、新しいマガジンを設置し、自動販売機を施錠することからない、他のメンテナンスや、残った商品を商品ごとに数えて目録をつけ、若しくは集めた現金を勘定することは必要ない。支払いはデビットカードで行ない、このカードは自動販売機の経営者が設置場所の所有者に販売し、従業員や顧客に頒布しておく。支払いは現金でも可能であり、その場合、現金を販売機に入れると、マガジン内に安全に溜められ、本部で特殊なキーを使わなければ回収できないようになっている。所望の商品及びその支払いの選択は、携帯電話やその他携帯可能なハンドヘルド型の装置を使って、無線通信によっても行なうことができる。場所によっては、飲料の自動販売機とスナック食品の自動販売機を組み合わせて一緒に稼動して、割引値段で買うことができる特別な広告を付けた組み合わせ商品を販売することもできる。マガジンを本部へ持ち帰ったら、売れなかった商品や売上金を取り出し、清掃し、消毒し、新しい商品を再充填した後、新しい場所へ搬送するためのルートに振り分ける。
【0009】
この販売機は、「スマート」カードと呼ばれるメモリーチップ搭載カードによって開ける。販売機を開けた時に、前回のサービスコール以降に生じた、コインボックス内に溜まった硬貨の金額を含む全ての売上の計算がカードに自動的にダウンロードされる。このカードは、取り外したマガジンと共に配送本部へ持ち帰り、そこで持ち帰った物が完全であるかどうかの照会に使用するので、サービスマンによる窃盗を防止することができる。この「スマート」カードを使って、新しいマガジンに収容した販売用商品の種類、場所、及び価格を販売機にアップロードすることもできる。
【0010】
【発明の好ましい実施態様の説明】
図面を参照して、成形プラスチック及び金属薄板で作成したキャビネット2内に収容したコンパクトなカウンタートップ型の自動販売機1を示す。キャビネット前扉後方、キャビネット内には、取替え可能な矩形のマガジン3が固定されている。顧客インターフェースとしては、メッセージディスプレー5、購入したい商品を選択するためのキーパッド6、現金受付器7、カードリーダ8、及び商品取出しポケット9が含まれている。商品10、及びこの商品を収容しているステーションつまり棚11の番号は、キャビネットの透明な扉を通して見ることができる。
【0011】
各ステーションつまり棚11は、販売価格が同じ複数の商品を格納することができる。各ステーションは、文字(A−C)及び番号(1−6)で特定されている。各ステーション11では、螺旋状ラック13のコイルの間に複数の商品が保持されている。これらの商品の形状及び寸法は異なるものであってもよい。螺旋状ラックは、回転させるとアルキメデスの螺旋として作用し、商品をマガジン前面に沿ったアクセスポート14まで移動させる。マガジンは、商品格納ステーションユニットの三つのトレーつまり層15を備えている。各ユニット中のステーションの数、及びマガジン内のユニットの数を変えると、異なる大きさや種類の商品を収容することができることがわかる。例えばキャンディーバー等の小型の商品は、各トレーの右側に示すような細い棚に充填することができる。ペストリーやポテトチップの袋のような、大きな棚を必要とする大型の商品は、各トレーの中央部や左側に示すようなステーションに充填することができる。
【0012】
マガジン3の下方側面の角部は、キャビネット内部に形成された棚部16上に載置する。
【0013】
キャビネット2は、折り曲げて頂部及び対向する二つの側壁を形成する第一金属板19と、キャビネットの背面を閉鎖するための第二板20と、底部を形成する第三板21とからなる外側胴部18を含んでいる。
【0014】
胴部18内には、開放された前面からプラスチック製ライナー22が入れ子状に収容されている。胴部とライナーとは、それぞれのフランジ付き前面周囲縁23,24に沿って結合されている。ライナーは扉4によって閉鎖される内部空間を規定している。この内部空間は、その大半を占める充填区画室26と、この充填区画室の下方で搬送された商品を受けるポケットつまり容器9とに分割されている。
【0015】
充填区画室とポケットとを分けている棚部16は、胴部を形成する三つの板19,20,21に固定された角度付き板28によって支承されている。
【0016】
ライナー22と胴部との間には、角度付き板28の下に規定される空間29を除いて、絶縁性発泡ポリウレタン樹脂フォーム材17が注入されている。このフォーム材は、固化すると胴部及びライナーと結合して、強固で且つ軽量の箱体を形成する。このように外側胴部は、スチール、アルミニウム、又はプラスチック等の比較的薄い、代表的には厚さ2mmの、シート材で作成することができる。同様に、プラスチック製ライナーの厚さも約1.5mm程度とすることができる。
【0017】
扉4の構成要素としては、頂部成形部品30と、底部成形部品31と、頂部部品と底部部品とを連結する押出し成形された二つの側柱32、33とが含まれる。これらの四つの部品は、透明なポリカーボネート製窓パネル34の枠を構成している。この扉は、左側の柱33の外側縁部に沿って、胴部とライナーの周囲縁部のフランジ付き左側連結部に対してヒンジ式に連結されている。胴部とライナーの連結された周囲縁部に扉が合わさった時に、扉の垂直方向中央部分がキャビネットの前端部から離れていられるように、頂部部品、底部部品、及び柱の外側縁部に沿ってフランジが設けられている。この扉部分とキャビネットとの間の空間はシュート27を規定し、このシュートを通して選択された商品がポケット9に向けて落下する。扉の縁部には、弾性的に圧縮可能なガスケット35が固定されており、扉を閉じた時に気密シールを形成する。扉の施錠には、頂部成形部品30の頂部右端に鍵をさし込む鍵穴37を有するロック機構36を用いる。キャビネット及び扉の周囲縁部に沿って重なり合うように設けたフランジ38,39によって、この二つの部品間にてこでこじ開ける工具を差込むことができないようにしている。扉頂部部品30の裏側には、蛍光灯取付け具40が取付けてある。扉底部部品31の背面上方部には、販売機の操作に使用するための、ディスプレー5、キーパッド6、カードリーダ8、及び電子制御モジュール41を含む電子モジュール41が取付けてある。底部部品の下方部分に開口部42を設けることにより、購入した商品が落下してくるポケット9に手が届くようになっている。この開口部は自在戸43によって保護されている。ポケットに入っている商品を取るために自在戸を内方に押し込むと、この自在戸によって、シュート27及びマガジンの棚に保持されている商品には手が届かないようになっている。
【0018】
現金受付器7はライナー22の右壁に取付けられている。二つの区間からなる通路44は、扉の右側の柱33から現金受付器の入口へのコイン投入口として機能する。コインシュート45は、現金受付器の出口と、マガジン底部47にある現金受容箱46とを連結している。
【0019】
図3及び図4により詳細に示されているように、マガジンは、底部47と、三つの商品収容トレー15と、カバー48と、これらの部品全てをまとめるための一対のロックストラップ49とを備えている。底部の右側部分を占めている現金受容箱46は、錠51によって施錠される蓋50によって閉鎖される。トレーの各ステーションつまり棚11において、螺旋状ラック13の後部端は、トレーの後壁52を貫通する短いシャフトに連結されており、そこでベアリングによって支承されている。このシャフトは、駆動機構の雄カップリング54が係合する形状及び大きさの対応する雌カップリング53を備えている。駆動機構によって螺旋状ラックを360度回転させると、商品10のうちの一つが棚から選択的に放出され、下方のポケット9へと落下する。マガジンを簡便に運ぶことができるように、カバー48の中央部には折畳み式の取っ手55が設けられている。ロックストラップ49は、マガジンの他の部品をしっかりと締付けておくような形状及び寸法となっている。ストラップの鉤付き左端部56は、カバー48頂部に設けた対応する凹所57に嵌ってロックされる。ストラップの底部端では、同様のフック付き端部58が、底部に設けた同様の凹所に嵌ってロックされる。
【0020】
各螺旋状ラックのための駆動機構は、制御回路を含むモーター組立体60からなり、この回路は通電される度にモーターを一回転だけ回転させる。シールされた駆動モジュール61内に収容された六つ一組のモーター組立体は、各トレー15の背部で、ライナー後壁に設けた凹部62内に載置されている。
【0021】
各駆動モジュール内のモーター組立体の配線は、ピグテールコネクタ63Aまで延び、このコネクタ63Aは、キャビネット扉に配置されている電子制御モジュール41へつながるメイン配線用ハーネス63上の対応するコネクタ63Bと結合している。駆動モジュールは、スナップ式留め具によって固定されている。よってトレーの構成に合わせて、異なる数のモーター組立体を備える駆動モジュールを簡単に置き替えることができる。
【0022】
サービス本部との間の往復搬送中に、全てのアクセスポート14を閉鎖しておくために、マガジン前面には取外し可能なカバー12が取り付けられている。
【0023】
シュート27内に設けた電子センサー65は、取出しポケットへと商品が通過したことを検出する。このセンサーの出力は、電子モジュール41の主要部品であるマイクロプロセッサ66へと送られる。このマイクロプロセッサは、代表的には記憶装置又はそれと同等の記憶媒体を有している。マイクロプロセッサのデータには、赤外線送受信器68によってアクセスすることができる。この送受信器は、支払われた金額や販売した商品等の有用な情報を、サービスマンが携帯電話やその他のハンドヘルド型ダウンロード装置を使って読み取るのに使用することができる。このようなハンドヘルド型ダウンロード装置としては、いわゆる「ブルートゥース」技術を使ってあらゆるタイプの装置やネットワークとの通信インターフェースを提供する、データ処理分野の当業者に周知の装置を使用することができる。
【0024】
送受信器68はまた、同様の無線通信装置から送られてくる商品オーダーやその支払いにも対応することができる。
【0025】
使用者が欲しい商品が収容されているステーションをキーパッド6で指定して選択すると、その特定のステーションを作動させる商品取出し機構が作動し、螺旋状ラックの最も前方に位置している商品を、シュート27を通して取出しポケット9へと落下させることがわかる。
【0026】
図8及び図9に示すように、この自動販売機の操作は、マイクロプロセッサ66によって制御されている。モーターは、モーター制御モジュール69及びアドレスデコーダ70によって制御されている。このモーター制御モジュール及びアドレスデコーダは、主にマイクロプロセッサの制御下で適切な二つのモーターに順電流を供給するゲート電流ドライバからなる。モデム71は、慣用の携帯電話サービス及び/又はインターネットを介して、マイクロプロセッサの通信インターフェースを提供する。キャビネット扉に設けたディスプレー5の一部をなすLCDメッセージディスプレー72を使って、選択された商品がない場合に別の選択肢を使用者に勧めたり、以下に説明するような他の通知をしたりすることができる。角度付き板28の下方には、電源73が収容されている。電源を蛍光灯40及び電子モジュール41に接続している配線用ハーネス74は、ライナー22を貫通する唯一の部品である。
【0027】
図9により詳細に示すように、この販売機の操作は、現金が投入されたことを現金受付器が検知した時(101)、支払い用カードを挿入した時(102)、若しくはインターネットを介した又はパーム型無線装置から発信した電子振替等の別の方法による支払を検知した時に開始する。支払いが現金で行なわれる場合には、正しい額を受領すると(103)、システムは、使用者が適切な行に対応する文字で始まる商品の選択を入力するのを待つ。支払いがカードで行なわれる場合には、システムはまずそのカードがクレジットカードであるかどうかを判断する(104)。クレジットカードである場合には、カード持主の識別番号を読み取り(105)、モデム71を介して残高調査を開始する(106)。クレジットが拒否された場合には、ディスプレー108に拒否メッセージを表示して、その旨を使用者に伝える。クレジットカード持主に充分な残高がある場合には、システムは使用者が選択するのを待つ。カードがクレジットカードではない場合には、システムはカードがデビットカードつまりいわゆる「スマートカード」であると仮定して、カードの利用可能残高を読み取る(109)。もし残高が提供する商品の一つに対する支払いを行なうのに充分ではない場合には、拒否メッセージを表示する(108)。残高が購入金額をカバーするのに充分である場合には(110)、システムは使用者の選択を待つ。
【0028】
使用者が行を選択すると(111)、その行のIDがマイクロプロセッサに入力される(112)。次いでシステムは適切な列がダイアルされるのを待つ(113)。列がダイアルされると、その列のIDがプロセッサに入力される(114)。この時点で、対応するモーターが始動し(115)、同時に10秒間のタイマーもスタートする(116)。商品が取出しポケットへと通過したことを電子センサー65が検知する前にタイマーが切れると(117)、モーターが停止し(118)、別の選択肢を勧めるメッセージが表示される(119)。20秒間のタイマーもスタートする(120)。使用者が新たな行の文字をダイアルする前にこのタイマーが切れると(121)、販売機に入れた磁気カード又は硬貨が戻される(122)。タイマーが切れる前に行の文字がダイアルされると(123)、システムは行のIDの入力を進め(112)、次いで先に説明したように列のIDを入力する(114)。10秒間のタイマーが切れる前に、商品が取出しポケットへと通過したことを電子センサー65が検知すると、モーターが停止する(125)。支払いが現金で行なわれる場合には(126)、現金が受領され(127)、現金受容箱46へと落下する。支払いがクレジットカードで行なわれる場合には(128)、モデム71を介して銀行へ請求額を照会する(129)。支払いが「スマートカード」で行なわれる場合には、商品の価格がカードから引かれる(130)。
【0029】
モデム71は、インターネットを介して、販売済み商品の数、現在現金受容箱46内に溜まっている現金の正確な量を含む売上高等の自動販売機の状態に関する情報を提供するために、倉庫等のコントロールセンターと通信を行なうのに使用する。マイクロプロセッサは、公知の技術に従って、慣用の電話回線またはインターネットを通じて、所定間隔で又は特定の時間に、このような通信を開始するようにプログラムされている。マイクロプロセッサによってコンパイルされ、記憶された販売機の活動及び売上のデータは、その場でサービスマンがスマートカード等の記録媒体にダウンロードすることができ、この記録媒体は使用済みマガジンと共に本部へ持ち帰られる。またマイクロプロセッサはコントロールセンターからのポーリングコールに応答することもできる。このようにしてコントロールセンターが受信した情報から、サービスマンを派遣して販売機のマガジンを交換するのに最も適切な時期を決定することができる。さらに、現金受容箱内に入っている現金の量並びにマガジン内に残っている商品の数は既にわかっているので、マガジンが戻って来た時に確認することができる。このようにしてサービスマンによる不正や盗難を防止することができる。
【0030】
この自動販売機の好ましい実施態様では、全高85cm(33.5インチ)、全幅72.5cm(28.5インチ)、全奥行き57cm(22.5インチ)、及び空のマガジンを含む概略重量が34kg(75ポンド)となっている。このような自動販売機は簡単に搬送して、テーブルやカウンタートップに設置することができ、0.5平方メートル(5.4平方フィート)以下の場所しかとらない。
【0031】
先に説明した様々なスナック食品を販売するための自動販売機1は、飲料缶を販売するための同様な販売機75、より詳細には図5〜図7に示すような販売機75と有利に組み合わせることができる。飲料缶販売機は、スナック自動販売機と基本的に同様のキャビネット76を用いている。但し現金受付器はなく、横に並べた四つの缶用マガジン77を備えている。各マガジンは唯一つのモーター組立体60によって駆動される。従って、ライナー22の充填区画室部分には唯一つのモーター駆動モジュール61のみが載置されている。
【0032】
四つのマガジン77それぞれには、355ml(12オンス)の飲料缶が、ジグザグの通路を持つ一つの棚78を形成する曲がりくねったパターンで、24個まで手前から奥へと並べられている。この通路は方向が互い違いの五つ部分を有し、各部分の製品を支持する床が傾斜しているため、缶は分与ゲート機構80に向かって転がって行く。ゲートの先では、マガジン底部に設けた開口部81によって、分与された缶が取出しポケット9へと落下するようになっている。このゲート機構80は、マガジンの後壁下方にあるカップリング83と連結する水平シャフト82を含んでいる。このカップリングは、最初の販売機における螺旋状ラックのシャフトと共に使用したものと同様のものであり、モーター組立体60の一つにおける対応するカップリングと係合する形状及び寸法となっている。シャフトの反対側の端部には、ファン形状の第一バリアがシャフトの片側で垂直に設けられており、シャフトが回転すると、この第一バリアは、通路内の最も下にある缶85の通路を横切って半径方向に立ち上がる。シャフト82の反対側にはファン形状の第二ゲート86が第一バリア84とは半径方向反対側に設けられており、缶の直径に略相当する距離だけ第一バリアから軸方向に離隔している。従って、シャフト82を180度回転させることによって第一バリアを下げると、第二バリアが最初の缶85とその直ぐ後ろの次の缶87との間に立ち上がる。最初の缶が開口部81を通してマガジンから転がり出すと、次の缶はシャフトが完全に一回転するまで第二バリア86に抑えられている。シャフトが完全に一回転すると第二バリア86は傾斜床79よりも下に下がる。次の缶87は、今度は上昇した第一バリア84によって係止保持されるまで転がって行く。マガジン内に残っている全ての缶は、引力に引かれて、曲がりくねった通路全体に渡って一つ分づつ下方へ転がる。この機構はこれで次の缶を放出する状態となる。飲料缶販売機75には、角度付き板28の下方に載置したコンプレッサ88、ライナーの天井部分90の上に接して載置した冷却コイル89、及び背面板20の内側に接して載置されたコンデンサ91を含む冷却用組立体を設けても良い。
【0033】
角度付き板28の下方、コンデンサの隣には、電源73が収容されている。この冷却用組立体をスナック自動販売機1に設けても便利であることがわかる。
【0034】
また、ハーネス74用通路以外では、ライナー22は継ぎ目も穴もない壁面を形成していることがわかる。ハーネス用通路は、絶縁性フォーム材を注入すると自動的にシールされる。従って、充填区画室及びポケットの内部は、強力な洗剤や殺菌剤を使って簡便に清掃及び消毒することができる。金属製の部品や繊細な機構がないため、販売機のメンテナンスは非常に手早く行なうことができ、信頼性も高くなる。必要であれば、清掃・消毒中は、駆動モジュール61及び現金受付器7は、簡便に引き抜いてハーネス74から外すことができる。
【0035】
自動販売機をシムソン(Simson)の米国特許第5,493,802号に開示されている形式のプログラム可能なスクロール式ディスプレーと組み合わせることにより、自動販売機の有用性及び収益性を実質的に向上させることができる。この特許は参照により本明細書に組み込まれる。
【0036】
図5に示すように、スクロール式ディスプレー131は、飲料のみを分与する補助的自動販売機ユニット75の扉に組み込むことが好ましい。飲料分与機には、購入可能な様々な商品を見せるための透明な扉は不要である。購入可能な飲料の種類は、取出しポケット9の上方にある図形132で表示することができる。
【0037】
飲料及びその支払い方法の選択は、主装置1のキーパッド6並びにカードリーダ8又は現金受付器で行なう。簡単なアンビリカルケーブル133で二つの販売機を接続することができる。ディスプレーのスクロール134上には様々な心を引くメッセージを表示することができる。スクロール上のメッセージは、連続操作モードで、各フレームについて数秒間表示される。主装置からの食品と補助装置からの飲料とを値引き価格で組み合わせたスペシャルパッケージを売り込むメッセージもある。このディスプレーはまた、メッセージを1日の時間帯に合わせるようにプログラムすることも可能である。昼食や夕食時頃にはサンドイッチやプリンを強調し、コーヒーブレイクの時間帯にはキャンディーやクッキーの売り込みをかける。スクロール式ディスプレーの操作は、公知のプログラムルーチンで操作するマイクロプロセッサ66によって制御する。プログラムコマンドの入力は、カードリーダ8を使って、モデム71を介し、無線通信で行なったり、サービスマンの「スマートカード」によって行なうことができる。
【0038】
図11〜図18に示す本発明の別の実施態様201も、囲包体キャビネット203から取外し可能な商品・現金カートリッジ202を特徴としている。キャビネットは、好ましくは成形プラスチック製であり、頂部水平ヒンジ205と底部ロック206とによってキャビネットに固定されている透明な前扉204を備えている。カートリッジ202は、キャビネットの下方に固定された一対のスライド207上に載置されている。
【0039】
透明扉204を開けた状態で、マガジンを引出し、これを支持しているスライドから持ち上げることができる。
【0040】
キャビネットの前部右側には、使用者が自分の選択したものをダイアルするのに使用することができるキーパッド208と、銀行カードでの支払いを受けたり、いわゆる「スマートカード」とデータの入出力を行なったりするためのカード挿入孔209と、現金での支払いを受けるための硬貨挿入口210とがある。扉の下方部分にある大きな開口部211は取出しポケット212に通じており、このポケットに購入した商品が落下してくる。キャビネットの裏側下方部分には、コンプレッサ213とコンデンサ214を含む冷却ユニットがある。背板215には、電子モジュール216及び一連のモーター組立体217が取付けられている。扉204に載置したライト218は装置全体を照らす。カートリッジは、三つ以上の商品保持トレー219、220、221と、三角形の現金受容箱222とを備えている。この現金受容箱はカートリッジの基部を形成し、その下方の横棚部はスライド207上に載置されている。トレーは現金受容箱の傾斜頂部の上に上下に重ねられている。トレーは下方に傾斜した床と、テーパー付き前面224とを備え、下面の前縁部を突き出した状態で垂直方向に並んでおり、この下面前縁部が用意した商品のための分与開口225を形成している。トレーは略同じ幅となっている。従って、またトレーが傾斜しているため、各トレー下面の後方部分226も突き出している。一番上のトレー219をシールするためにカバー223を使用する。このカバー、トレー、及び現金受容箱は、それぞれの側縁部に沿った突起部227の組と係合するネジによって互いに固定されている。
【0041】
カートリッジは、異なる種類や大きさの商品を収容するような形状としたトレーを組み合わせたものであってもよい。例示として、キャンディーバーやクッキーの袋等の小型の商品を収容するような形状とした頂部トレー219を備える好ましい実施態様を示す。中間トレー220は、チップス類やプレッツェル等のスナック食品の袋を収容するような形状としてある。底部トレー221は標準的な355ml(12オンス)の飲料缶を収容するような形状としてある。各トレーは四行又は八行に分割されており、各行にはそれぞれ専用の分与機構が設けられている。代表的には、60cm(24インチ)幅のカートリッジには、四行の飲料缶やスナック食品の袋と、八行のキャンディーやクッキーを収容することができる。飲料缶保持トレー221の各行には、一つの分与ゲートへ供給される缶の層が二層設けられている。缶の層の数は、図30に示すように増やすことができ、飲料専用のカートリッジ全体を、四行に分けた一つのトレーとすることもできることがわかる。図13に示すように、当初大型のスナック食品の袋用の形状としてあった行に、インサート231を追加して、小型の商品を収容するように変更することもできる。
【0042】
各行の底部内側を覆っているスライディングゲート部材233は、分与開口225を閉鎖する前方部分を備えている。ゲート部材の他端では、外部電気モーター236によって駆動されるピニオンつまり歯車235が歯突きラック234に係合している。各行について一組のモーターが、背板215に固定されたモーター組立体217に載置されている。よって各トレーごとにモーター組立体用板が必要となっている。カートリッジ内のトレーの形状を変える場合には、キャビネット後部のモーター組立体の配置もそれに合わせて変更しなければならない。図28に示すように、キャビネット内でカートリッジを所定位置へ押し込むと、ピニオン235を駆動するシャフト238の一端に載置した扁平なキーエレメント237が、モーターシャフト241の頂部を覆う頭部240に設けた溝239に係合する。これによりモーターに動力を与え、分与開口部225を開閉するいずれかの方向に歯車を駆動することができる。
【0043】
以下に説明するように、カートリッジを搬送する際には、全ての分与開口部が閉じている。よってキー237はモーターシャフト頭部240の溝239と常に向き合う方向に向けておくことができる。
【0044】
各トレーにおいて、商品は前面224の裏側に接触するように並べられており、各行の最後尾の商品の背面に接するように挿入された三角形の押圧ブロック242によってこの位置に保持されている。商品は一つづつ分与されるので、このブロックは残りの商品と共に前面224及び分与開口部225へ向かってスライドし続ける。
【0045】
重力以外に下方へ力をかけなくても分与ゲートに向かってスライドする平滑な形状や丸い形状の商品の場合には、この押圧ブロックは不要である。
【0046】
ゲート部材233が一回動く度に二つ以上の商品が分与されないように、スライディングゲート部材233が後方へ移動するのと同時に、分与される商品とその列の次の商品との間にバリア243が立ちあがる。このバリアは、スライディングゲート部材233の前端部分を切り抜いた四角形の窓245を通るものである。
【0047】
飲料缶のトレー221の場合、バリアは三本のヒンジ247、248、249をなす三本の平行な線に沿って折り畳んだナイロン製板246でできており、これら三本のヒンジは、バリア243を形成する二枚の立ちあがりパネル250及び251をヒンジ式につないでいる。バリアの前端252は、窓245の前方端に固定されている。バリアの後端253は、台形のナイロン製押圧バー254に連結されており、このバーは、ゲート部材233の長手方向に形成された同様な形状の溝255内に延びている。押圧バーの後端は、歯付きラック255の形状とされており、このラックも、ゲート部材自身のラック234とは直径方向反対側でピニオンつまり歯車235と係合する。従って、ゲート部材233をトレー後方に向かって引き込んで分与開口部225を開けると、押圧バー254が反対方向に動いてバリアを立ちあがらせることがわかる。
【0048】
図20に示すように、缶256の重い重量がゲート部材233にかかってこの部材の動きを妨げてしまわないように、ゲート部材は通路床258の中央に設けた凹部257内に収容されている。よって缶の縁部は、通路側縁部の残りの肩部259上に乗るようになっている。
【0049】
図21〜図24に示すスナック食品用自動販売機の第二変更実施態様260は、図1〜図9に示した第一実施態様1と基本的には同様であるが、マガジン3は、キャビネット2の屋根部に設けた溝262を通して取り外すことができるギロチン式のカバープレート261によって固定されている。カバープレートの右縁に設けた一対の切欠き部263には、通常二つの錠264のかんぬきが係合している。この錠は、マガジンの処理を行なう本部に保管してある特別な鍵を使って開けることができるものである。この錠はスマートカードを使って操作することができる。カードにはその日の日付等のID番号が記録されている。装置のマイクロプロセッサには自分のカレンダーが入っている。スマートカードから読み取ったID番号と日付がマイクロプロセッサ内に記憶されているものと一致すると、錠を操作することができる。紛失したり盗まれたカードが時間遅れにならずに使用できるのは、その日の残りの時間のみである。スマートカードは処理本部で特殊な装置によって毎日更新する必要がある。各錠264は相互ロックする二つのモジュールを備えている。第一モジュール265Aは、マガジン3の外壁に接してカバープレート保持溝263Aの隣に載置されている。第二モジュール265Bはキャビネット2の内壁に接して載置されており、マガジンをキャビネットに挿入すると、第一モジュールと相互に連結する。各モジュールは、ソレノイドの引力によってのみ引き込むことができるバネ付勢されたかんぬき266A、266Bを備えている。第一モジュールのかんぬきは、カバープレートの切欠き263に係合する。第二モジュールのかんぬきは、扉4の縁部に設けたほぞ穴に係合する。扉が開いている時にはカバープレート261を取り外すことはできない。またカバープレートがマガジンの所定位置にロックされていない時には扉を開けることはできない。さらにキャビネット内にマガジンが入っていない時には、扉をロックすることはできない。これらの条件は、接触センサー及び簡単な論理回路を使用して簡便に実行することができる。
【0050】
図11〜18の実施態様201では、全てのゲート部材233を分与開口部225を閉鎖する最前位置でロックするために、図25〜図29に示すように、各トレーにロック機構を設ける。このロック機構は、各トレーの後部下方隅部に沿って延びるロックバー267を含み、このバーは、施錠位置にある際に、各ラック234の後端の裏でスライドするように配置された一連の突出部268を備えている。解錠位置にある際には、この突出部を移動させて、ピニオン235の裏に残された空隙269内へ落すことができる。バーの左端はトレーの壁を貫通して、トレー左面の後部下方隅部に接して載置された錠270内に挿入されている。この錠は、バー267の一端に設けた円形孔272内に係合する偏心カム271を有している。錠の前端にはサービスマンが操作することのできるレバー273が設けられている。錠の後端には管状組立体があり、この管状組立体は、カートリッジを完全にキャビネット内へ設置すると、キャビネットの背板215に永久的に固定された鍵275を係合させることができるように形成され、配置されている。この管状組立体274は、キー275が係合していない時にはレバー273を操作できないようにしている。さらに、管状組立体と鍵とを離しておくためには、この機構を施錠位置としておかなければならない。これで、カートリッジがキャビネットの外にある場合には、全ての分与開口部225が閉じており、販売機内部に設置した鍵と同様の鍵を使わなければレバー273を操作することができないということがわかる。カートリッジを販売機に設置して、レバー273を操作することによってロック機構を解除して初めて、駆動モーター236の操作によって分与開口部を開けることができる。
【0051】
硬貨投入口210へ入れた硬貨は、シュートを通って、現金受容箱222の後部に設けた小孔に入る。トレーを固定するためのロック機構と同様のロック機構によって制御されるスライディングゲートが、この機構のレバーを操作してカートリッジを解放すると、この孔を閉鎖する。従って、カートリッジがマガジンの外にある場合には、この孔を通して現金受容箱に届くことはできない。
【0052】
サービス本部で現金受容箱を空けるために、施錠された扉277が設けられている。図31及び図32には、ゲート部材及びバリア駆動機構の別の実施態様278を示す。この実施態様では、ラックピニオン組立体の代わりに直列形モーター280によって駆動されるネジ切りされたロッド279を用いている。このロッド279は、ゲート部材233内の空洞に嵌合している四角ナット281と係合する。ロッドの遠位端282は、バリア243の後縁に設けた孔に係合している。モーターを一方向に回転させると、ロッドが四角ナットを通って前進するので、ゲート部材を分与開口部から離れる方向に引っ張ると同時に、バリアの後面を押圧する。
【0053】
図33に示す供給機構の別の実施態様では、商品は別個のパック284に入っており、穴開きタブ286を通してネジ切り回転ラック285に吊るされている。各タブに設けた穴は、ラックを回転させると分与開口部に向かって移動するように、ネジ切りラック285の軸方向に滑動可能に係合している。ラックはゲート部材233を制御するのと同じモーターによって駆動されている。従って、ゲート部材の動きと同期して、商品を正確に搬送し、分与開口部の真上で落下させることができる。
【0054】
図30及び図34に示す飲料缶自動販売機287では、それぞれ図6及び図7に示したものと多少異なる一連の缶カートリッジ288を横並びに載置して使用している。各カートリッジは、図30に示す一つの分与開口部へ供給する複数の行を備えている。
【0055】
各カートリッジは、一対の傾斜支持レール289とフロントバー290の上に載置されている。フロントバーには、カートリッジ底部に設けたロック機構292と協同してカートリッジをキャビネット内に固定する一連の丸キーが載置されている。同様のロック機構293が、現金受容箱294にも設けられている。カートリッジの充填は、分与開口部を通して、若しくは頂壁、側壁、又は後壁に設けた取外し可能なパネルを通して行なうことができる。飲料トレーつまりカートリッジの行の傾斜は、水平に対して10度から20度とすることが好ましい。
【0056】
スナック食品パッケージやキャンディーバーの行では、この傾斜は20度から30度とすることが好ましい。
【0057】
幅60cm(24インチ)、高さ75cm(30インチ)、奥行き55cm(22インチ)のマガジンでは、約96本のキャンディーバー、32袋のチップス類、及び72個の缶を収容すうることができる。
【0058】
幅15cm(6インチ)、高さ60cm(24インチ)、奥行き55cm(22インチ)のカートリッジでは、32個の缶を収容することができ、販売機全体としては128個の缶を収容することができる。
【0059】
図35〜図40には、商品をゲートに向かって移動させるのに重力に頼らない分与制御を行なうための別の設計を示す。この設計では、重力の代わりにゲート開放と同期する押圧機構を使用している。
【0060】
分与機構300では、折畳み式ゲート301が分与開口102を横切るように載置され、スプライン−ネジ切りロッド組立体を介して、背板に載置されたモーター303によって駆動される。折畳み式ゲート301の前端は、ネジ切りスプライン304に固定されており、スプラインの他端はネジ切りスリーブ305内に係合している。スリーブの反対側の端部は、モーター303によって駆動されるネジ切りロッド306の端部に固着されている。従って、モーターを作動させると、折畳み式ゲート301が引き込まれ、図37に示すように、分与する列の最初の商品307と次の商品308との間にバリアを形成する。分与される商品は、押圧板310によって分与通路の前面に対して並べられ、押し付けられており、この押圧板は、通路の床313に設けた長手方向溝312上に乗っている駆動機構311を有している。この駆動機構は、両端がネジ切りロッド306に係合しているU字型ブラケット314を含んでいる。ブラケットの両脚部の間には、四角ナット315及びコイルバネ316が嵌っており、どちらもネジ切りロッド306と係合している。ナットは、ロッドが時計回りに回転している間、板バネ317によってロッド306の回転動に従動するが、モーターが逆回転している時には、モーター303と反対側のロッド遠位端に向かって進み、分与ゲート301を閉鎖する。四角ナット315のこの動きにより、バネ316を介してブラケット314の遠位端に圧力がかかり、図37に示すように押圧板310が商品を分与開口に向かって移動させる。ナットに押圧されるコイルバネ316は、商品の大きさの僅かな違いを吸収し、押圧板310の作用によってポテトチップ等の商品が割れてしまわないようにするために設けられている。従って、この押圧動作は、一つ目の商品が分与された後に初めて生じるものであり、次の商品は折畳み式ゲート301上に配置されていなければならない。
【0061】
折畳み式ゲート及びバリアのヒンジの位置を変えることによって、厚さの異なる商品を迅速に収容することができることがわかる。また前面の裏側に透明なインサートを設けて、分与開口の幅を狭めることもできる。この折畳み式ゲートは負荷サイクルが非常に軽く、特に応力を受けないので、適切に折目を付けてヒンジを形成したナイロンやその他の合成シート材料によって、簡便に作成することができる。ゲートエレメントのスプライン及び通路の床への取付けは、スナップ式に嵌る突起と穴の機構によって簡単に行なうことができる。よってゲートバリアは、新しい高さ及び寸法に調節するために簡単に交換することができ、また摩耗がひどい時にも簡単に交換することができる。顧客は分与開口には手が届かないので、折畳み式ゲートを分与開口の全幅に渡って広げる必要はない。中央に向かって三分の一を閉鎖すれば充分である。このシステムの全ての可動部品は、ナイロン等の自己潤滑性且つ防錆性材料で簡便に作成することができる。
【0062】
図41〜図45に示す自動販売機の別の実施態様401では、使用者が各商品保持ステーションの前にあるポケットドア402を開けることによって、商品分与機構のための駆動力を得ている。
【0063】
各ポケットドアは、分与しようとする商品を保持するためのトラフを形成する、内方に湾曲した部分403を備えている。このポケットドアは、横方向ベアリング404によって、湾曲部403の水平軸を中心として回動可能に支持されている。ハンドル405を引っ張ってポケットドアを開けると、図41に点線で示すように湾曲部の末端が、ポケット内の商品406と分与する列に並んでいる次の商品407との間に立ち上がる。同時に、湾曲部403に連結されたレバー409の作用を受けるバリアフラップ408が下方に回転する。このバリアフラップはポケットドアの湾曲部403と協同して、ステーション内に残っている商品に手を触れることができないようにしている。
【0064】
ステーション内の最後の商品411の後ろにある押圧板410は、ポケットドアを閉めるたびにポケットドアに向かって前進する。ポケットドアは一対のバネ412によって閉じ位置へと付勢されている。押圧板は突起413を有しており、この突起はステーションの床に設けた溝414を通して下方へ突出し、一対の連続駆動ベルト415に固定されている。このベルトは、ポケットドアの湾曲部403の下面に設けた歯付き部品417に連結されたラチェットギア機構によって駆動される。
【0065】
ポケットドアは、ソレノイドによって制御されるボルト418によって閉じ位置にロックされる。このソレノイドは、ポケットドアの底面に設けた第二の歯付き部419と係合する。ソレノイドをオフにすると、ボルト418はコイルバネ420によってポケットドアに向かって押圧さて、第二歯付き部419と係合し、ドアが開かないようにする。
【0066】
商品の厚さの違いを吸収するために、駆動ベルト416にある程度の弾性を持たせることが好ましい。若しくは、ベルトと押圧板の突起413との間にある程度の弾性的滑り許容してもよい。先に説明した装置の実施態様のうちのいくつかに関して教示したように、ステーションの床がポケットドアに向かって下方に傾斜している場合には、押圧板及びその駆動機構は必要ではないこともある。
【0067】
バリアフラップ及びポケットドアベアリング403のための枢動ピン421は、ステーションの前枠に固定されている。
【0068】
取外し可能且つ交換可能なマガジン423は、ステーション及び各ステーションのポケットドアを備えている。主にポケットドアとその機構とからなるマガジン前部424は、線425に沿ってマガジンの他の部分から取外し可能であり、供給本部で供給、再充填できるようになっている。
【0069】
現金受容部426は、最下部にあるステーションの床427とマガジンの床428との間に配置されている。カードリーダ429及びキーパッド430は、装置囲包体の側面に設けられている。
【0070】
図46〜図48に、分与ゲート機構431のさらに別の実施態様を示す。この機構は、チップ類の袋等の不揃いな形状の商品を分与するように特に適合されている。また飲料の缶を分与するのに使用することもできる。移動ゲート432は弓状で、四半円底部433を有するトラフを形成している。このゲートは、一対のブラケット435に載置した一対のピン434によって両側で支承されている。ブラケットの底部は、商品保持通路の底部をなす板436の側縁部に固定されている。この板は、モーター438によって駆動される回転カム437の作用によって長手方向にスライドする。弓状ゲート432の側壁頂部から垂直に突出する一対のアーム439は、アームの両側に載置された二本の静止柱440、441と接触する。アーム439は、二本の柱のうち一方と接触すると、てこの作用で、ゲートを支承ピン434を中心として板436の下方傾斜に対して垂直な軸の回りを揺動させる。図47に示すように、カム437の作用によっていた436が完全に引き込まれている場合には、ゲート432は内方に揺動して、分与開口442を開放する。分与開口の幅は、ゲートの四半円弦と板436の移動距離との合計に等しいことがわかる。従って、半径2.5cm(1インチ)のゲートを用い、板の移動距離を1.25cm(0.5インチ)とすると、分与開口全体の大きさは約5cm(2インチ)となる。また弓状ゲートの後縁443は床板436の前端よりも上に上がって、分与する商品の列の次の商品が分与開口442に向かって移動するのを防止するバリアを形成していることがわかる。板436が前へスライドすると、弓状ゲートは図47に点線で示す閉鎖位置をとり、この時ゲートの後縁443は床板の前端と接している。図46により詳細に示すように、ゲートの後部443と板436の前端部との境界面は、互いに噛み合う一連の鋸歯状狭間444、445を形成している。この形状により、分与する商品の底部がゲートと板の間に挟まってしまうのを防止することができる。
【0071】
特に飲料缶を分与するのに適した分与ゲートの別の実施態様を図49及び図50に示す。この場合ゲートは、スライド板448を僅か0.625cm(0.24インチ)引き込んだだけで自重により載置止め部447から離れて落ちるトラップドア446で構成されている。このトラップドアゲート446は、ピン449によってスライド板448の端部にヒンジ式に留められており、このピンはトラップドアゲート446の後端から約1.25cm(1.5インチ)離れた所に配置されている。従って、ゲートの後端部450はバリアを形成して、ゲートが落ちている時に、次に分与する缶451が通過するのを防ぐ。スライド板448が前方へ移動すると、商品保持通路の側壁に堅固に固定された一対の水平柱452は、ゲート450後部の上面と接触し、分与ゲートを上方へ回転させて分与開口を閉鎖する。
【0072】
図51〜図53に、飲料缶分与機構の別の便利な実施態様を示す。この実施態様では、キャビネット444及び主マガジン455は、図12に示した実施態様のものと基本的に同様である。キャビネットの前扉456を、頂縁ではなく底部457でヒンジ式に留めることによって、主マガジン455の上に補助マガジン458を載置するのに必要なスペースを確保している。この実施態様では、主マガジンの容量は16缶であり、現金受容器459と、図47及び図48に示した形式のカム及びモーター機構461によって駆動される分与ゲート460とを備えている。主マガジンはスライドによって支承されているのではなく、まずマガジンの前面を水平とした状態で、傾動する角度付きバー462上に下部前角部を配置し、次いで移動板464の後端がカム及びモーター機構461と接触するまで、マガジンを矢印463で示す方向に上へ傾動させることによって設置されている。缶は、水平から約5度傾斜した三層のスライドに沿って転がる。マガジンへの充填は、頂部に設けたスロット開口465から行なう。この開口は、以下に説明するスライドゲートによって閉鎖されるものである。主マガジン455は、完全に再充填しても、持ち運び可能な補助マガジン458から供給するようにしてもよい。従ってサービスマンには、主マガジンを取り外して完全充填したものと交換するか、若しくは取外し可能な補助マガジン484を使って、主マガジンを再充填するのに必要なだけの缶を追加するかの選択肢がある。補助マガジン458の底部形状は、主マガジン頂部の形状と密接に嵌合する形状となっている。さらに補助マガジンの底部に設けた分与ゲート466は、二つのマガジンを完全に嵌合した時にしか開くことができない。主マガジンの充填開口465も補助マガジンの分与開口466も、互いに類似し嵌合する機構467、468によって作動するスライドゲートによって制御されている。この機構の詳細を図52及び図53に示す。各スライド板469は、前縁472付近に一対の長手溝470、471を備えている。第一溝470には、角度付きブラケット474によって対応するマガジンの前面に載置した錠473が係合している。この角度付きブラケットは、錠本体には取り付けられていないが、通常かんぬきを載置している軸に取付けられている。第一溝の前端に設けた拡大領域475は、錠476の回転する本体と係合するような形状及び寸法となっており、錠は、鍵を抜くと錠476の本体が図53に示す位置にロックされるような向きとなっている。よってゲート479の移動を防止している。第二溝478は、他のマガジン錠の鍵477を通すような形状及び寸法となっている。この鍵も、ブラケット479によってマガジンの前面に載置されている。これで、どちらかのマガジンのスライドゲート479を開放するためには、両方のマガジンに各錠と適切に係合する鍵477を合わせなければならないことがわかる。この時点で、各錠の本体476を矢印480で示す方向に回転させてスライドゲート469を引出し、各マガジンの充填開口465及び分与開口466を開放することができる。容易に回転させることができるように、各錠本体に関連するハンドル481を設ける。補助マガジン458は、サービス本部で施錠された頂部蓋482を開けて再充填することができる。
【0073】
サービスマンは二つのマガジンのどちらに入っている商品にも触れることができないことがわかる。
【0074】
本発明の最初に説明した実施態様と同様に、この装置の別の実施態様も、いわゆる「スマートカード」による支払いを受け付けることができる。スマートカードは、データを読み書きできるファイルを保存することができるマイクロチップを搭載した一種のデビットカードである。スマートカードは、代表的には固定料金プラス小額のサービス料で購入することができるものである。この固定料金は、マイクロチップに記録した金額に相当する。このようなカードでの支払いを受け付けるようになっている装置では、購入金額に相当する額をマイクロチップのファイルから引き落とすことができる。このような形式のスマートカード並びに関連するハードウエア及びソフトウエア技術は、カリフォルニア州アーヴァインのカードロジックス(Cardlogix)社が市販している。図54に示すように、自動販売機にはマイクロプロセッサ483が搭載されており、このプロセッサのデータバス484は、スマートカードリーダ/ライタ485等の様々な周辺機器に接続されている。このスマートカードリーダ/ライタ485は、顧客が使用するスマートカード486、及びサービスマンが機械性能や在庫状況を追跡するために使用するスマートカードに読み書き可能なものである。マイクロプロセッサのバスはまた、顧客が商品の選択を入力したり、サービスマンが所定の情報や指示を入力したりするためのキーパッド487にも接続されている。さらにバスは、装置の操作指示等の視覚的メッセージを顧客に伝えるのに使用するアルファベットと数字を組み合わせたディスプレー488にもアクセスしている。顧客が商品を選択すると、コマンドが、選択された商品が入っている通路に対応するモーターを選択し作動させるモーターコントロール部489へ送信される。プロセッサは、データバスを介して、種々の状況切替スイッチ490の位置を読み取り、装置が適切に作動しているかどうかを確認することができる。分与開口入口に設けた光センサー491によって、選択された商品が取りだしポケットへ落下したかどうかを表示することができる。さらにマイクロプロセッサは、状況切替スイッチ490が反映する所定の状況に従って、装置の所定操作を実行させたり止めたりするための所定の掛け金を解除することもできる。例えば、マガジンを装置に正しく挿入して、前扉を閉めていないと、装置は商品を分与しない。半導体メモリー又はそれと同等の記録媒体493に、マイクロプロセッサの操作アプリケーションプログラム並びに在庫状況情報を記憶する。マイクロプロセッサは全ての販売状況をモニターし、メモリーに詳細な在庫状況を記録することができる。装置のサービスを開始する前に、サービスマンはスマートカードをカードリーダに挿入し、キーパッドでコードを入力して、半導体メモリ483からサービスマンのスマートカードへ在庫状況データを転送するよう、マイクロプロセッサに指示する。スマートカードには、マイクロプロセッサが読みとって実行することができるプログラムインストラクションを記録することもできる。このようなインストラクションには、価格の変更や、スクロール式ディスプレーへの特別な販促コマンド等が含まれる。スマートカードは、取り外したり部分的に空になったマガジンと同様に、サービス本部へ持ち帰り、処理、リファイル、補充を行なうことができる。マイクロプロセッサ483は、現金投入口及び現金受容器7に投入された現金に相当する金額分を使用者のスマートカードにリチャージするようなプログラムにもなっている。
【0075】
図55に示すように、サービス本部には中央処理装置494が設置されており、この装置にもスマートカードリーダ/ライタ495及びプリンタ496が備えられている。サービスマンのスマートカードから読み取った情報を使用して、戻ってきたカートリッジの内容が、装置が分与した商品の数及び種類と一致しているかどうかを確認し、サービスを展開している地域内のあらゆる自動販売機内に入っている残りの商品を全て網羅する完全な在庫表を作成したり、前回点検した装置に未だ入っている商品の数等の状況に応じて、次の日に行なうサービスの計画を立てたりすることができる。従って、中央処理装置494は、戻ってきたカートリッジのソフトウエアモジュール498、在庫管理モジュール499、及びルート計画モージュール500を含んでいる。また中央書類装置は操作全体に関する統計データも蓄積することができるということを理解すべきである。
【0076】
スマートカード及びリーダを、他の記録装置と「ブルートゥース」インターフェースを用いたパーム型プロセッサ等の通信インターフェースや、データ処理分野の当業者に公知の技術を使ったインターネットを介した直接的リンクに有利に置きかえることも可能である。
【0077】
図56のブロック線図は、使用者側と処理本部の両方におけるマガジンの処理を示している。
【0078】
サービスマンは、使用者側に到着すると、自動販売機のプロセッサが蓄積した売上データをダウンロードする(501)。ダウンロードは、スマートカード、手持ち型記録装置、その他の便利な記録媒体に行なうことができる。装置が処理本部と直接通信している場合には、このダウンロード段階は飛ばしてもよい。
【0079】
次にサービスマンは、空になった若しくは部分的に空になったマガジンを施錠し(502)、キャビネットの扉を解錠して開ける(503)。この二つの段階を単に扉を解錠しただけで行なうことができる形式の装置もある。空になったつまり前回載置したマガジンを取り外したら(504)、充填されている新たなマガジンをキャビネットに設置する(505)。そしてキャビネットの扉を閉め(506)、新たに設置したマガジンを解錠する(507)。この場合にも、扉を施錠することによってこの最後の二段階を行なうことができる形式の装置もある。
【0080】
空になったマガジンは処理本部へ戻す(508)。装置を使用すると、装置内のマイクロプロセッサが販売した商品や集金額等の売上データを蓄積する(509)。遠隔地からのコマンドにより、若しくはサービスマンのスマートカードや無線通信装置からダウンロードされたプログラムの指示により、各ステーション内の商品の価格が入力され、ディスプレーが作動又は進められ(510)、特別な割引料金が設定され(511)、ディスプレーユニットに広告が出される。
【0081】
マガジンが処理本部に到着すると、マガジン及び現金を含むその内容物の記録を作成し、サービスマンのスマートカードに蓄積されたデータと照合する(512)。次いでマガジンを空にし、洗浄・消毒する(513)。マガジンに商品を再充填して(514)、配達経路に振り分ける(515)。充填されたマガジンは使用者側へ搬送され(516)、上記の工程が繰り返される。
【0082】
本発明の好ましい実施態様を説明してきたが、発明の精神及び添付請求項の範囲から逸脱することなく、変更を行ない、他の実施態様を創出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、スナック食品の自動販売機の前面立面図である。
【図2】 図2は、図1の販売機の中央部に沿った水平断面図である。
【図3】 図3は、図1の3−3線に沿った断面図である。
【図4】 図4は、マガジンの分解斜視図である。
【図5】 図5は、飲料自動販売機の断面図である。
【図6】 図6は、飲料缶マガジンの斜視図である。
【図7】 図7は、ゲート機構の側面図である。
【図8】 図8は、電子制御システムのブロック線図である。
【図9】 図9は、販売機の操作を示すフローチャートである。
【図10】 図10は、スクロール式ディスプレーを有するマルチユニット装置の斜視図である。
【図11】 図11は、本発明の自動販売機の第一変更実施態様を示す前面立面図である。
【図12】 図12は、図11の2−2線に沿った断面図である。
【図13】 図13は、商品集中インサートを備える分与路の断面図である。
【図14】 図14は、缶分与機構の断面図である。
【図15】 図15は、ゲート板の頂面平面図である。
【図16】 図16は、図15の6−6線に沿った断面図である。
【図17】 図17は、図15の7−7線に沿った断面図である。
【図18】 図18は、図15の8−8線に沿った断面図である。
【図19】 図19は、バリア機構の詳細な断面図である。
【図20】 図20は、分与路の別の態様を示す断面図である。
【図21】 図21は、スナック食品自動販売機の第二変更実施態様の斜視図である。
【図22】 図22は、図21の販売機の側面断面図である。
【図23】 図23は、マガジンの斜視図である。
【図24】 図24は、ロック機構の詳細な図である。
【図25】 図25は、マガジンの斜視図である。
【図26】図26は、カートリッジロック機構の分解斜視図である。
【図27】 図27は、ロックピンの側面図である。
【図28】 図28は、駆動モーターカップリング機構の斜視図である。
【図29】 図29は、カートリッジトレーの斜視図である。
【図30】 図30は、別の飲料缶分与カートリッジの断面図である。
【図31】 図31は、別のゲート板及びバリア駆動機構の断面図である。
【図32】 図32は、図31のゲート板及びバリア駆動機構の頂面平面図である。
【図33】 図33は、別のパッケージ供給機構の斜視図である。
【図34】 図34は、キャビネットを取り外した飲料缶専用自動販売機の分解図である。
【図35】 図35は、別の商品分与機構の側面図である。
【図36】 図36は、この機構のゲート開放工程中の側面図である。
【図37】 図37は、この機構のゲート閉鎖工程中の側面図である。
【図38】 図38は、押出し駆動機構の断面図である。
【図39】 図39は、別の分与機構の頂面平面図である。
【図40】 図40は、ゲート作動器の詳細な図である。
【図41】 図41は、分与機構の別の実施態様の側面図である。
【図42】 図42は、図41の機構の頂面平面図である。
【図43】 図43は、図41の機構の底面平面図である。
【図44】 図44は、自動販売機全体の前面立面図である。
【図45】 図45は、マガジン及び囲包体の概略側面図である。
【図46】 図46は、弓形分与ゲート機構の頂面平面図である。
【図47】 図47は、図46の機構の側面図である。
【図48】 図48は、作動カムの頂面平面図である。
【図49】 図49は、さらに別の分与ゲート機構の頂面平面図である。
【図50】 図50は、図49の機構の側面図である。
【図51】 図51は、飲料缶分与機構及び補助マガジンの側面図である。
【図52】 図52は、マガジン相互ロック機構の前面図である。
【図53】 図53は、マガジンゲートの頂面平面図である。
【図54】 図54は、自動販売機電子制御のブロック線図である。
【図55】 図55は、中央処理設備のデータ処理システムのブロック線図である。
【図56】 図56は、マガジン処理のブロック線図である。
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to vending machines, and more particularly to vending machines that can sell pastries, small snacks, beverages, etc., as found in the workplace.
[0002]
BACKGROUND OF THE INVENTION
Traditional pastries, candy bars, canned soda water, and other snack product vending machines must have a substantial amount of inventory in place to avoid frequent replenishment. It was. Accordingly, such vending machines were bulky and heavy, and occupied about 1 square meter (10 square feet) and about 2 meters (72 inches) in height.
[0003]
In such a vending machine, refilling takes time because it is necessary to input products one by one and check the expiration date of the unsold products in stock and replace them in some cases. The service person must collect and count cash. The product holding station may have oils and fats that have exuded from the packaged product and must be cleaned. Such a cumbersome procedure is time consuming, labor intensive, and sometimes provides an opportunity for theft.
[0004]
Conventional vending machines are not designed to be installed in small workplaces with less than 150 employees. This is because the profits raised in such a small number of places do not match the labor costs for the maintenance of the vending machine.
[0005]
US Pat. No. 4,236,649 to Fellner et al. Uses a removable and replaceable merchandise magazine, which is filled at the factory and is either empty or partially empty And proposed a method for solving some of the above problems. However, this type of magazine is relatively inefficient because only one type of product can be placed at each position. Furthermore, it is still necessary to collect and count coins at the installation site. A similar disadvantage exists in the vending machine disclosed in US Pat. No. 32,115 issued to Lockwood et al. In this vending machine, a drum-type carousel is used to hold products to be sold. An empty carousel can be removed and replaced with a filled rack, but each carousel station can only contain one type of merchandise and cash must be handled separately. This device is thus inefficiently designed, making it a bulky vending machine unsuitable for small spaces.
[0006]
The present invention has been made from attempts to solve these various drawbacks.
[0007]
SUMMARY OF THE INVENTION
The direct and indirect objectives of the present invention are to substantially reduce the time and expense of refilling and maintaining vending machines installed at multiple locations for a given period of time, and reducing the amount of goods and sales by service personnel. It is intended to reduce the damage caused by theft of food, and to reduce the health risks caused by spilling beverages, foods and other items in vending machines.
[0008]
These and other important challenges can be solved by using a compact vending machine in which all items that can be sold are contained in a removable and replaceable magazine. After the magazine set is filled at the headquarters, it is conveyed to a plurality of vending machines by a predetermined route. The maintenance of the vending machines at each location mainly involves opening the vending machine, removing the previously installed magazine, installing a new magazine, locking the vending machine, and other maintenance and remaining There is no need to count the items by item and catalog or account for the cash collected. Payment is made with a debit card, which is sold by the vending machine owner to the owner of the site and distributed to employees and customers. Payment can also be made in cash. In that case, when cash is put into the vending machine, it can be safely stored in the magazine and cannot be collected without using a special key at the headquarters. Selection of a desired product and its payment can also be made by wireless communication using a mobile phone or other portable handheld device. Depending on the location, a beverage vending machine and a snack food vending machine can be combined and run together to sell combination products with special advertisements that can be bought at discounted prices. When the magazine is brought back to the headquarters, unsold products and sales are taken out, cleaned, disinfected, refilled with new products, and distributed to a route for transport to a new location.
[0009]
This vending machine is opened by a memory chip mounted card called a “smart” card. When the vending machine is opened, all sales calculations that have occurred since the previous service call, including the amount of coins accumulated in the coin box, are automatically downloaded to the card. This card is taken back to the delivery headquarters together with the removed magazine, and is used for inquiring whether the returned item is complete, so that theft by the service person can be prevented. The “smart” card can also be used to upload to the vending machine the type, location, and price of the items for sale contained in the new magazine.
[0010]
DESCRIPTION OF PREFERRED EMBODIMENTS OF THE INVENTION
Referring to the drawings, a compact countertop type vending machine 1 housed in a cabinet 2 made of molded plastic and metal sheet is shown. A replaceable rectangular magazine 3 is fixed behind the front door of the cabinet and in the cabinet. The customer interface includes a message display 5, a keypad 6 for selecting a product to be purchased, a cash acceptor 7, a card reader 8, and a product takeout pocket 9. The product 10 and the number of the station or shelf 11 containing this product can be seen through the transparent door of the cabinet.
[0011]
Each station, that is, the shelf 11, can store a plurality of products having the same selling price. Each station is specified by a letter (A-C) and a number (1-6). In each station 11, a plurality of products are held between the coils of the spiral rack 13. These products may have different shapes and dimensions. When the spiral rack is rotated, it acts as an Archimedean spiral and moves merchandise to the access port 14 along the front of the magazine. The magazine comprises three trays or layers 15 of product storage station units. It can be seen that products of different sizes and types can be accommodated by changing the number of stations in each unit and the number of units in the magazine. For example, small items such as candy bars can be filled into thin shelves as shown on the right side of each tray. Large items that require large shelves, such as pastry or potato chip bags, can be filled into stations such as those shown in the middle or left side of each tray.
[0012]
The corner of the lower side surface of the magazine 3 is placed on a shelf 16 formed inside the cabinet.
[0013]
The cabinet 2 is an outer body composed of a first metal plate 19 which is bent to form a top portion and two opposing side walls, a second plate 20 for closing the back of the cabinet, and a third plate 21 which forms a bottom portion. Part 18 is included.
[0014]
A plastic liner 22 is accommodated in the body portion 18 from the opened front. The barrel and liner are joined along their respective flanged front peripheral edges 23,24. The liner defines an internal space that is closed by the door 4. This internal space is divided into a filling compartment 26 that occupies most of the interior space, and a pocket or container 9 for receiving a product conveyed below the filling compartment.
[0015]
The shelf 16 separating the filling compartment and the pocket is supported by an angled plate 28 fixed to the three plates 19, 20, 21 that form the body.
[0016]
An insulating foamed polyurethane resin foam material 17 is injected between the liner 22 and the body portion except for a space 29 defined under the angled plate 28. When the foam material is solidified, it combines with the body and the liner to form a strong and lightweight box. Thus, the outer body can be made of a relatively thin sheet material such as steel, aluminum, or plastic, typically 2 mm thick. Similarly, the thickness of the plastic liner can be about 1.5 mm.
[0017]
The components of the door 4 include a top molded part 30, a bottom molded part 31, and two extruded side pillars 32 and 33 that connect the top part and the bottom part. These four parts constitute a frame of a transparent polycarbonate window panel 34. The door is hingedly connected to the flanged left connecting portion at the peripheral edge of the body and the liner along the outer edge of the left column 33. Along the outer edge of the top part, bottom part, and column, so that the vertical center part of the door can be separated from the front edge of the cabinet when the door meets the joined peripheral edge of the body and liner A flange is provided. The space between the door portion and the cabinet defines a chute 27 through which the selected item falls toward the pocket 9. An elastically compressible gasket 35 is fixed to the edge of the door, and forms an airtight seal when the door is closed. For locking the door, a lock mechanism 36 having a key hole 37 into which a key is inserted at the top right end of the top molded part 30 is used. The flanges 38 and 39 provided so as to overlap along the peripheral edges of the cabinet and the door prevent a tool to be pry open between the two parts. A fluorescent lamp fixture 40 is attached to the back side of the door top part 30. An electronic module 41 including a display 5, a keypad 6, a card reader 8, and an electronic control module 41 is attached to the rear upper part of the door bottom part 31 for use in the operation of the vending machine. By providing the opening 42 in the lower part of the bottom part, the hand can reach the pocket 9 where the purchased product falls. This opening is protected by a free door 43. When the free door is pushed inward to pick up the product in the pocket, the free door prevents the product held on the chute 27 and the magazine shelf from reaching.
[0018]
The cash acceptor 7 is attached to the right wall of the liner 22. The passage 44 composed of two sections functions as a coin insertion slot from the column 33 on the right side of the door to the entrance of the cash acceptor. The coin chute 45 connects the outlet of the cash acceptor and the cash receiving box 46 at the magazine bottom 47.
[0019]
As shown in more detail in FIGS. 3 and 4, the magazine includes a bottom 47, three commodity storage trays 15, a cover 48, and a pair of lock straps 49 for gathering all these parts. ing. The cash receiving box 46 occupying the right part of the bottom is closed by a lid 50 locked by a lock 51. At each station or shelf 11 of the tray, the rear end of the spiral rack 13 is connected to a short shaft that passes through the rear wall 52 of the tray, where it is supported by a bearing. The shaft includes a corresponding female coupling 53 of a shape and size that engages with the male coupling 54 of the drive mechanism. When the helical rack is rotated 360 degrees by the drive mechanism, one of the products 10 is selectively released from the shelf and falls into the pocket 9 below. A foldable handle 55 is provided at the center of the cover 48 so that the magazine can be carried easily. The lock strap 49 is shaped and dimensioned to securely clamp the other parts of the magazine. The hooked left end 56 of the strap is fitted and locked in a corresponding recess 57 provided on the top of the cover 48. At the bottom end of the strap, a similar hooked end 58 fits into a similar recess in the bottom and is locked.
[0020]
The drive mechanism for each helical rack consists of a motor assembly 60 that includes a control circuit that rotates the motor one turn each time it is energized. The set of six motor assemblies housed in the sealed drive module 61 is placed in a recess 62 provided on the liner rear wall at the back of each tray 15.
[0021]
The wiring of the motor assembly in each drive module extends to the pigtail connector 63A, which is coupled to the corresponding connector 63B on the main wiring harness 63 that leads to the electronic control module 41 disposed on the cabinet door. ing. The drive module is secured by snap fasteners. Therefore, it is possible to easily replace the drive module having a different number of motor assemblies according to the configuration of the tray.
[0022]
A removable cover 12 is attached to the front surface of the magazine in order to keep all access ports 14 closed during reciprocating conveyance with the service headquarters.
[0023]
An electronic sensor 65 provided in the chute 27 detects that the product has passed into the take-out pocket. The output of this sensor is sent to the microprocessor 66 which is a main part of the electronic module 41. The microprocessor typically has a storage device or a storage medium equivalent to the storage device. Microprocessor data can be accessed by infrared transceiver 68. This transceiver can be used by service personnel to read useful information, such as the amount paid or sold, using a mobile phone or other handheld download device. As such a handheld download device, a device well known to those skilled in the data processing field, which provides a communication interface with any type of device or network using so-called “Bluetooth” technology, can be used.
[0024]
The transceiver 68 can also respond to merchandise orders and payments sent from similar wireless communication devices.
[0025]
When the station that contains the product that the user wants is specified by selecting it on the keypad 6, the product take-out mechanism that operates that particular station is activated, and the product that is located at the forefront of the spiral rack is It can be seen that it is dropped through the chute 27 into the take-out pocket 9.
[0026]
As shown in FIGS. 8 and 9, the operation of the vending machine is controlled by the microprocessor 66. The motor is controlled by a motor control module 69 and an address decoder 70. The motor control module and address decoder mainly consist of a gate current driver that supplies a forward current to two appropriate motors under the control of a microprocessor. The modem 71 provides a microprocessor communication interface via a conventional cellular telephone service and / or the Internet. Use the LCD message display 72, which is part of the display 5 on the cabinet door, to recommend alternatives to the user when there is no selected item, or to give other notices as described below can do. A power source 73 is accommodated below the angled plate 28. The wiring harness 74 that connects the power source to the fluorescent lamp 40 and the electronic module 41 is the only component that penetrates the liner 22.
[0027]
As shown in more detail in FIG. 9, the operation of this vending machine is performed when the cash acceptor detects that cash has been inserted (101), when a payment card is inserted (102), or via the Internet. Alternatively, it is started when payment by another method such as electronic transfer transmitted from the palm type wireless device is detected. If payment is made in cash, upon receipt of the correct amount (103), the system waits for the user to enter a selection of items beginning with the letter corresponding to the appropriate line. If payment is made with a card, the system first determines whether the card is a credit card (104). If it is a credit card, the card owner's identification number is read (105), and a balance check is started via the modem 71 (106). If the credit is rejected, a reject message is displayed on the display 108 to inform the user to that effect. If the credit card holder has enough balance, the system waits for the user to select. If the card is not a credit card, the system reads the available balance of the card assuming that the card is a debit card or so-called “smart card” (109). If the balance is not sufficient to pay for one of the products offered, a reject message is displayed (108). If the balance is sufficient to cover the purchase amount (110), the system waits for the user's selection.
[0028]
When the user selects a line (111), the ID of the line is input to the microprocessor (112). The system then waits for the appropriate queue to be dialed (113). When a column is dialed, the ID of that column is entered into the processor (114). At this point, the corresponding motor is started (115) and at the same time a 10 second timer is started (116). If the timer expires before the electronic sensor 65 detects that the product has passed into the take-out pocket (117), the motor stops (118) and a message recommending another option is displayed (119). A 20-second timer is also started (120). If this timer expires before the user dials a new line of characters (121), the magnetic card or coin placed in the vending machine is returned (122). If the line characters are dialed before the timer expires (123), the system proceeds to enter the row ID (112) and then enters the column ID as previously described (114). If the electronic sensor 65 detects that the product has passed into the take-out pocket before the 10-second timer expires, the motor stops (125). If payment is made in cash (126), cash is received (127) and falls into the cash receiving box 46. If the payment is made by credit card (128), the bill is referred to the bank via the modem 71 (129). If payment is made with a "smart card", the price of the item is deducted from the card (130).
[0029]
The modem 71 provides information on the state of the vending machine, such as sales, including the number of items sold and the exact amount of cash currently stored in the cash accepting box 46 via the Internet. Used to communicate with the control center. The microprocessor is programmed to initiate such communications at regular intervals or at specific times over conventional telephone lines or the Internet according to known techniques. The vending machine activity and sales data compiled and stored by the microprocessor can be downloaded on the spot to a recording medium such as a smart card, and this recording medium is taken back to the headquarters together with the used magazine. . The microprocessor can also respond to polling calls from the control center. In this way, from the information received by the control center, it is possible to determine the most appropriate time for dispatching a service person and replacing the magazine of the vending machine. In addition, the amount of cash contained in the cash accepting box and the number of items remaining in the magazine are already known so that they can be confirmed when the magazine returns. In this way, fraud and theft by a service person can be prevented.
[0030]
In the preferred embodiment of this vending machine, the overall weight, including a total height of 85 cm (33.5 inches), a total width of 72.5 cm (28.5 inches), a total depth of 57 cm (22.5 inches), and an empty magazine is 34 kg. (75 pounds). Such vending machines can be easily transported and installed on tables and countertops and take up less than 0.5 square meters (5.4 square feet).
[0031]
The vending machine 1 for selling various snack foods described above is advantageous in comparison with a similar vending machine 75 for selling beverage cans, and more particularly with a vending machine 75 as shown in FIGS. Can be combined. The beverage can vending machine uses a cabinet 76 that is basically the same as a snack vending machine. However, there is no cash acceptance machine, and it has four magazines 77 for cans arranged side by side. Each magazine is driven by a single motor assembly 60. Accordingly, only one motor drive module 61 is placed in the filling compartment portion of the liner 22.
[0032]
355ml for each of the four magazines 77 (12 ounces) Up to 24 beverage cans are arranged from the front to the back in a winding pattern forming one shelf 78 with a zigzag passage. This passage has five parts that are staggered in direction, and the can that rolls toward the dispensing gate mechanism 80 because the floor supporting the product in each part is inclined. At the tip of the gate, the dispensed can is dropped into the take-out pocket 9 by an opening 81 provided at the bottom of the magazine. The gate mechanism 80 includes a horizontal shaft 82 connected to a coupling 83 below the rear wall of the magazine. This coupling is similar to that used with the helical rack shaft in the original vending machine and is shaped and dimensioned to engage with a corresponding coupling in one of the motor assemblies 60. At the opposite end of the shaft, a fan-shaped first barrier is provided vertically on one side of the shaft, and when the shaft rotates, this first barrier is the passage of the lowest can 85 in the passage. Stand up in the radial direction across. A fan-shaped second gate 86 is provided on the opposite side of the shaft 82 from the first barrier 84 in the radial direction, and is separated from the first barrier in the axial direction by a distance substantially corresponding to the diameter of the can. Yes. Therefore, when the first barrier is lowered by rotating the shaft 82 by 180 degrees, the second barrier rises between the first can 85 and the next can 87 immediately behind it. As the first can rolls out of the magazine through the opening 81, the next can is held by the second barrier 86 until the shaft makes a full revolution. When the shaft completes one full revolution, the second barrier 86 is lowered below the inclined floor 79. The next can 87 rolls until it is locked and held by the raised first barrier 84 this time. All the cans remaining in the magazine are attracted by the force and roll down one by one over the tortuous path. The mechanism is now ready to release the next can. The beverage can vending machine 75 is placed in contact with the compressor 88 placed below the angled plate 28, the cooling coil 89 placed in contact with the ceiling portion 90 of the liner, and the back plate 20. A cooling assembly including the condenser 91 may be provided.
[0033]
A power source 73 is accommodated below the angled plate 28 and next to the capacitor. It can be seen that it is convenient to provide this cooling assembly in the snack vending machine 1.
[0034]
Further, it can be seen that the liner 22 forms a wall surface without a joint or a hole except for the path for the harness 74. The harness passage is automatically sealed when the insulating foam material is injected. Therefore, the inside of the filling compartment and the pocket can be easily cleaned and disinfected using a strong detergent or disinfectant. Since there are no metal parts or delicate mechanisms, the maintenance of the vending machine can be performed very quickly and the reliability becomes high. If necessary, the drive module 61 and the cash acceptor 7 can be easily pulled out and removed from the harness 74 during cleaning / disinfection.
[0035]
Combining the vending machine with a programmable scroll display of the type disclosed in Simson US Pat. No. 5,493,802 substantially improves the utility and profitability of the vending machine. Can be made. This patent is incorporated herein by reference.
[0036]
As shown in FIG. 5, the scroll display 131 is preferably incorporated into the door of an auxiliary vending machine unit 75 that dispenses only beverages. The beverage dispenser does not require a transparent door to show various items that can be purchased. The types of drinks that can be purchased can be displayed as a graphic 132 above the take-out pocket 9.
[0037]
Selection of a drink and its payment method is performed by the keypad 6 of the main device 1 and the card reader 8 or cash acceptor. Two vending machines can be connected with a simple umbilical cable 133. Various intriguing messages can be displayed on the display scroll 134. The message on the scroll is displayed for a few seconds for each frame in the continuous operation mode. There is also a message to sell a special package that combines food from the main unit and beverage from the auxiliary unit at a discounted price. The display can also be programmed to adjust the message to the time of day. Emphasize sandwiches and pudding around lunch and dinner, and sell candy and cookies during coffee breaks. The operation of the scroll type display is controlled by a microprocessor 66 operated by a known program routine. The program command can be input by wireless communication using the card reader 8 via the modem 71 or by a “smart card” of a service person.
[0038]
Another embodiment 201 of the present invention shown in FIGS. 11-18 also features a commodity / cash cartridge 202 that is removable from the enclosure cabinet 203. The cabinet is preferably made of molded plastic and includes a transparent front door 204 secured to the cabinet by a top horizontal hinge 205 and a bottom lock 206. The cartridge 202 is placed on a pair of slides 207 fixed below the cabinet.
[0039]
With the transparent door 204 open, the magazine can be pulled out and lifted from the slide that supports it.
[0040]
On the front right side of the cabinet is a keypad 208 that can be used by the user to dial his / her choice, and receive payments with a bank card or input / output data with a so-called “smart card” There are a card insertion hole 209 for performing payment and a coin insertion slot 210 for receiving payment in cash. A large opening 211 in the lower part of the door leads to the take-out pocket 212, and the purchased product falls into this pocket. There is a cooling unit including a compressor 213 and a condenser 214 in the lower part on the back side of the cabinet. An electronic module 216 and a series of motor assemblies 217 are attached to the back plate 215. door 204 Light placed on 218 Illuminates the entire device. The cartridge includes three or more commodity holding trays 219, 220, and 221 and a triangular cash receiving box 222. This cash receiving box forms the base of the cartridge, and the lower horizontal shelf is placed on the slide 207. The trays are stacked one above the other on the top of the cash receiving box. The tray has a floor inclined downward and a front surface 224 having a taper, and is arranged in a vertical direction with the front edge of the lower surface protruding, and the dispensing opening 225 for the goods prepared by the lower surface front edge. Is forming. The trays are approximately the same width. Therefore, since the tray is inclined, the rear portion 226 on the lower surface of each tray also protrudes. A cover 223 is used to seal the top tray 219. The cover, tray, and cash receiving box are secured together by screws that engage a set of protrusions 227 along their respective side edges.
[0041]
The cartridge may be a combination of trays shaped to accommodate different types and sizes of merchandise. By way of example, a preferred embodiment is shown with a top tray 219 shaped to accommodate small items such as candy bars and cookie bags. The intermediate tray 220 is shaped to accommodate a bag of snack food such as chips and pretzel. The bottom tray 221 is shaped to accommodate a standard 355 ml (12 ounce) beverage can. Each tray is divided into four or eight rows, and each row is provided with a dedicated dispensing mechanism. Typically, a 60 cm (24 inch) wide cartridge can accommodate four rows of beverage cans and snack food bags and eight rows of candy and cookies. Each row of beverage can holding trays 221 is provided with two layers of cans fed to one dispensing gate. It can be seen that the number of can layers can be increased as shown in FIG. 30, and the entire beverage cartridge can be made into one tray divided into four rows. As shown in FIG. 13, the insert 231 may be added to a row that originally had a shape for a bag of large snack food, and the small product may be accommodated.
[0042]
A sliding gate member 233 that covers the inner bottom of each row includes a forward portion that closes the dispensing opening 225. At the other end of the gate member, a pinion or gear 235 driven by an external electric motor 236 engages the tooth rack 234. A set of motors for each row is mounted on a motor assembly 217 fixed to the back plate 215. Therefore, a motor assembly plate is required for each tray. If the shape of the tray in the cartridge is changed, the arrangement of the motor assembly at the rear of the cabinet must be changed accordingly. As shown in FIG. 28, when the cartridge is pushed into a predetermined position in the cabinet, a flat key element 237 placed on one end of the shaft 238 that drives the pinion 235 is provided on the head 240 that covers the top of the motor shaft 241. Engage with the groove 239. Thus, power can be applied to the motor, and the gear can be driven in any direction that opens and closes the dispensing opening 225.
[0043]
As will be described below, all the dispensing openings are closed when the cartridge is transported. Therefore, the key 237 can always face the direction facing the groove 239 of the motor shaft head 240.
[0044]
In each tray, the products are arranged in contact with the back side of the front surface 224, and held in this position by a triangular pressing block 242 inserted so as to contact the back surface of the last product in each row. As the items are dispensed one by one, the block continues to slide toward the front 224 and dispensing opening 225 with the remaining items.
[0045]
In the case of a product having a smooth shape or a round shape that slides toward the dispensing gate without applying a downward force other than gravity, this pressing block is unnecessary.
[0046]
The sliding gate member 233 moves backward so that each time the gate member 233 rotates once, the sliding gate member 233 moves backward and between the dispensed product and the next product in the row. Barrier 243 rises. This barrier passes through a rectangular window 245 cut out from the front end portion of the sliding gate member 233.
[0047]
In the case of a beverage can tray 221, the barrier is made of a nylon plate 246 that is folded along three parallel lines forming three hinges 247, 248, 249. The two stand-up panels 250 and 251 forming the frame are hinged. The front end 252 of the barrier is fixed to the front end of the window 245. The rear end 253 of the barrier is connected to a trapezoidal nylon pressing bar 254, which extends into a similarly shaped groove 255 formed in the longitudinal direction of the gate member 233. The rear end of the pressing bar is in the form of a toothed rack 255, which also engages a pinion or gear 235 on the diametrically opposite side of the rack 234 of the gate member itself. Therefore, it can be seen that when the gate member 233 is pulled toward the rear of the tray to open the dispensing opening 225, the pressing bar 254 moves in the opposite direction to raise the barrier.
[0048]
As shown in FIG. 20, the gate member is accommodated in a recess 257 provided in the center of the passage floor 258 so that the heavy weight of the can 256 does not get on the gate member 233 and hinder the movement of this member. . Therefore, the edge of the can is placed on the remaining shoulder 259 of the passage side edge.
[0049]
The second modified embodiment 260 of the snack food vending machine shown in FIGS. 21 to 24 is basically the same as the first embodiment 1 shown in FIGS. 1 to 9, except that the magazine 3 is a cabinet. 2 is fixed by a guillotine-type cover plate 261 that can be removed through a groove 262 provided in the roof portion. A pair of notches 263 provided on the right edge of the cover plate is usually engaged with a latch of two locks 264. This lock can be opened using a special key stored in the headquarters for magazine processing. This lock can be operated using a smart card. An ID number such as the date of the day is recorded on the card. The device's microprocessor contains its own calendar. If the ID number and date read from the smart card match those stored in the microprocessor, the lock can be operated. A lost or stolen card can only be used for the remainder of the day without being delayed. Smart cards need to be updated daily by special equipment at the processing headquarters. Each lock 264 includes two modules that lock together. The first module 265A is placed next to the cover plate holding groove 263A in contact with the outer wall of the magazine 3. The second module 265B is placed in contact with the inner wall of the cabinet 2, and is connected to the first module when the magazine is inserted into the cabinet. Each module is equipped with spring-biased yokes 266A, 266B that can only be retracted by the attractive force of the solenoid. The first module is engaged with the cover plate notch 263. The pin of the second module engages with a mortise provided in the edge of the door 4. The cover plate 261 cannot be removed when the door is open. Also, the door cannot be opened when the cover plate is not locked in place in the magazine. Furthermore, the door cannot be locked when there is no magazine in the cabinet. These conditions can be easily implemented using contact sensors and simple logic circuits.
[0050]
In the embodiment 201 of FIGS. 11-18, in order to lock all the gate members 233 in the foremost position which closes the dispensing opening 225, as shown in FIGS. 25-29, each tray is provided with a locking mechanism. The locking mechanism includes a locking bar 267 that extends along the lower rear corner of each tray, which bar is arranged to slide behind the rear end of each rack 234 when in the locked position. The protrusion 268 is provided. When in the unlocked position, the protrusion can be moved and dropped into the gap 269 left behind the pinion 235. The left end of the bar passes through the tray wall and is inserted into a lock 270 placed in contact with the lower rear corner of the left side of the tray. This lock has an eccentric cam 271 that engages in a circular hole 272 provided at one end of the bar 267. A lever 273 that can be operated by a serviceman is provided at the front end of the lock. There is a tubular assembly at the rear end of the lock, which allows the key 275, which is permanently fixed to the back plate 215 of the cabinet, to engage when the cartridge is fully installed in the cabinet. Formed and arranged. This tubular assembly 274 prevents the lever 273 from being operated when the key 275 is not engaged. Furthermore, in order to keep the tubular assembly and key apart, this mechanism must be in the locked position. Thus, when the cartridge is outside the cabinet, all the dispensing openings 225 are closed, and the lever 273 cannot be operated without using a key similar to the key installed inside the vending machine. I understand that. The dispensing opening can be opened by operating the drive motor 236 only after the cartridge is installed in the vending machine and the lock mechanism is released by operating the lever 273.
[0051]
The coin put into the coin insertion slot 210 passes through the chute and enters a small hole provided at the rear portion of the cash receiving box 222. A sliding gate controlled by a locking mechanism similar to the locking mechanism for securing the tray closes the hole when the mechanism is operated to release the cartridge. Thus, if the cartridge is outside the magazine, it cannot reach the cash receiving box through this hole.
[0052]
A locked door 277 is provided to open the cash receiving box at the service headquarters. 31 and 32 show another embodiment 278 of the gate member and barrier drive mechanism. This embodiment uses a threaded rod 279 driven by a series motor 280 instead of a rack and pinion assembly. The rod 279 engages with a square nut 281 fitted in a cavity in the gate member 233. The distal end 282 of the rod engages with a hole in the rear edge of the barrier 243. When the motor is rotated in one direction, the rod moves forward through the square nut, so that the gate member is pulled away from the dispensing opening and at the same time the rear surface of the barrier is pressed.
[0053]
In another embodiment of the supply mechanism shown in FIG. 33, the merchandise is contained in a separate pack 284 and suspended on a threaded carousel 285 through perforated tabs 286. The holes provided in each tab are slidably engaged in the axial direction of the threaded rack 285 so as to move toward the dispensing opening when the rack is rotated. The rack is driven by the same motor that controls the gate member 233. Therefore, in synchronization with the movement of the gate member, the product can be accurately conveyed and dropped just above the dispensing opening.
[0054]
The beverage can vending machine 287 shown in FIGS. 30 and 34 uses a series of can cartridges 288 that are slightly different from those shown in FIGS. 6 and 7, respectively. Each cartridge has a plurality of rows that feed into one dispensing opening shown in FIG.
[0055]
Each cartridge is placed on a pair of inclined support rails 289 and a front bar 290. A series of round keys for fixing the cartridge in the cabinet in cooperation with a lock mechanism 292 provided at the bottom of the cartridge is placed on the front bar. A similar locking mechanism 293 is also provided in the cash receiving box 294. The cartridge can be filled through a dispensing opening or through a removable panel on the top wall, side wall, or rear wall. The inclination of the row of beverage trays or cartridges is preferably 10 to 20 degrees relative to the horizontal.
[0056]
In the rows of snack food packages and candy bars, this inclination is preferably between 20 and 30 degrees.
[0057]
A magazine 60 cm (24 inches) wide, 75 cm (30 inches) high, and 55 cm (22 inches) deep can accommodate about 96 candy bars, 32 bags of chips, and 72 cans. .
[0058]
A cartridge with a width of 15 cm (6 inches), a height of 60 cm (24 inches), and a depth of 55 cm (22 inches) can accommodate 32 cans, and the entire vending machine can accommodate 128 cans. it can.
[0059]
FIGS. 35-40 show another design for dispensing control that does not rely on gravity to move the goods toward the gate. This design uses a pressing mechanism that synchronizes with the gate opening instead of gravity.
[0060]
In the dispensing mechanism 300, the foldable gate 301 is placed across the dispensing opening 102 and is driven by a motor 303 placed on the back plate through a spline-threaded rod assembly. The front end of the folding gate 301 is fixed to a threaded spline 304, and the other end of the spline is engaged in the threaded sleeve 305. The opposite end of the sleeve is secured to the end of a threaded rod 306 driven by a motor 303. Thus, when the motor is activated, the foldable gate 301 is retracted, forming a barrier between the first product 307 and the next product 308 in the column to be dispensed, as shown in FIG. The products to be dispensed are arranged and pressed against the front surface of the dispensing passage by the pressing plate 310, and this pressing plate rides on the longitudinal groove 312 provided on the floor 313 of the passage. 311. The drive mechanism includes a U-shaped bracket 314 that engages the threaded rod 306 at both ends. A square nut 315 and a coil spring 316 are fitted between both leg portions of the bracket, and both engage with the threaded rod 306. The nut follows the rotational movement of the rod 306 by the leaf spring 317 while the rod rotates clockwise, but toward the distal end of the rod opposite to the motor 303 when the motor rotates backward. Proceed and close dispensing gate 301. This movement of the square nut 315 applies pressure to the distal end of the bracket 314 via the spring 316, and the pressing plate 310 moves the product toward the dispensing opening as shown in FIG. The coil spring 316 pressed by the nut is provided to absorb a slight difference in the size of the product and prevent the product such as the potato chip from being broken by the action of the pressing plate 310. Therefore, this pressing operation occurs only after the first product is dispensed, and the next product must be placed on the folding gate 301.
[0061]
It can be seen that by changing the position of the folding gate and the hinge of the barrier, products of different thicknesses can be quickly accommodated. Moreover, a transparent insert can be provided on the back side of the front surface to narrow the width of the dispensing opening. This foldable gate has a very light duty cycle and is not particularly stressed, so it can be easily made with nylon or other synthetic sheet material that is properly creased to form a hinge. The gate element splines and passages can be easily attached to the floor by a snap-fit projection and hole mechanism. Thus, the gate barrier can be easily changed to adjust to a new height and size, and can be easily changed when wear is severe. Because the customer does not have access to the dispensing opening, there is no need to extend the foldable gate across the entire width of the dispensing opening. It is enough to close one third towards the center. All moving parts of this system can be easily made of self-lubricating and rust-proof materials such as nylon.
[0062]
In another embodiment 401 of the vending machine shown in FIGS. 41 to 45, the user obtains the driving force for the product dispensing mechanism by opening the pocket door 402 in front of each product holding station. .
[0063]
Each pocket door includes an inwardly curved portion 403 that forms a trough to hold the goods to be dispensed. The pocket door is supported by a lateral bearing 404 so as to be rotatable about the horizontal axis of the curved portion 403. When the handle 405 is pulled to open the pocket door, as shown by a dotted line in FIG. 41, the end of the curved portion rises between the product 406 in the pocket and the next product 407 arranged in the row to be distributed. At the same time, the barrier flap 408 that receives the action of the lever 409 connected to the bending portion 403 rotates downward. This barrier flap cooperates with the curved portion 403 of the pocket door so that the product remaining in the station cannot be touched.
[0064]
The pressing plate 410 behind the last product 411 in the station advances toward the pocket door every time the pocket door is closed. The pocket door is biased to the closed position by a pair of springs 412. The pressing plate has a protrusion 413, which protrudes downward through a groove 414 provided on the floor of the station, and is fixed to a pair of continuous drive belts 415. This belt is driven by a ratchet gear mechanism connected to a toothed component 417 provided on the lower surface of the curved portion 403 of the pocket door.
[0065]
The pocket door is locked in the closed position by a bolt 418 controlled by a solenoid. This solenoid is engaged with a second toothed portion 419 provided on the bottom surface of the pocket door. When the solenoid is turned off, the bolt 418 is pressed toward the pocket door by the coil spring 420 to engage the second toothed portion 419 and prevent the door from opening.
[0066]
In order to absorb the difference in product thickness, the drive belt 416 is preferably given a certain degree of elasticity. Alternatively, a certain amount of elastic slip may be allowed between the belt and the protrusion 413 of the pressing plate. As taught with respect to some of the previously described apparatus embodiments, the press plate and its drive mechanism may not be required if the station floor is inclined downwardly toward the pocket door. is there.
[0067]
A pivot pin 421 for the barrier flap and pocket door bearing 403 is secured to the front frame of the station.
[0068]
The removable and replaceable magazine 423 includes a station and a pocket door for each station. The magazine front 424, which mainly consists of the pocket door and its mechanism, can be removed from other parts of the magazine along the line 425 and can be supplied and refilled at the supply headquarters.
[0069]
The cash receiving portion 426 is disposed between the floor 427 of the station at the bottom and the floor 428 of the magazine. The card reader 429 and the keypad 430 are provided on the side surface of the device enclosure.
[0070]
46 to 48 show still another embodiment of the dispensing gate mechanism 431. FIG. This mechanism is particularly adapted to dispense irregularly shaped products such as chip bags. It can also be used to dispense beverage cans. The transfer gate 432 is arcuate and forms a trough having a quarter-circle bottom 433. The gate is supported on both sides by a pair of pins 434 mounted on a pair of brackets 435. The bottom of the bracket is fixed to the side edge of the plate 436 that forms the bottom of the commodity holding passage. This plate slides in the longitudinal direction by the action of a rotating cam 437 driven by a motor 438. A pair of arms 439 projecting vertically from the top of the side wall of the arcuate gate 432 comes into contact with two stationary columns 440 and 441 mounted on both sides of the arms. When the arm 439 comes into contact with one of the two pillars, the lever oscillates around the axis perpendicular to the downward inclination of the plate 436 around the support pin 434 by the action of the lever. As shown in FIG. 47, when 436 that has been fully retracted by the action of the cam 437 is fully retracted, the gate 432 swings inward to open the dispensing opening 442. It can be seen that the width of the dispensing aperture is equal to the sum of the gate's quarter chord and the travel distance of the plate 436. Therefore, if a gate with a radius of 2.5 cm (1 inch) is used, and the moving distance of the plate is 1.25 cm (0.5 inch), the total size of the dispensing opening is about 5 cm (2 inches). The trailing edge 443 of the arcuate gate also rises above the front edge of the floor 436 to form a barrier that prevents the next product in the row of products to be dispensed from moving toward the dispensing opening 442. I understand that. As the plate 436 slides forward, the arcuate gate assumes the closed position shown by the dotted line in FIG. 47, where the trailing edge 443 of the gate is in contact with the front end of the floor plate. As shown in more detail in FIG. 46, the interface between the rear portion 443 of the gate and the front end portion of the plate 436 forms a series of serrated spaces 444, 445 that mesh with each other. With this shape, it is possible to prevent the bottom of the product to be dispensed from being caught between the gate and the plate.
[0071]
Another embodiment of a dispensing gate that is particularly suitable for dispensing beverage cans is shown in FIGS. In this case, the gate is constituted by a trap door 446 that is pulled away from the mounting stopper 447 by its own weight only by pulling the slide plate 448 by only 0.24 inches. The trap door gate 446 is hinged to the end of the slide plate 448 by a pin 449, which is about 1.25 cm (1.5 inches) away from the rear end of the trap door gate 446. Has been placed. Thus, the rear end 450 of the gate forms a barrier to prevent the next dispensed can 451 from passing through when the gate is down. When the slide plate 448 moves forward, a pair of horizontal pillars 452 firmly fixed to the side walls of the product holding passage come into contact with the upper surface of the rear portion of the gate 450, and the dispensing gate is rotated upward to close the dispensing opening. To do.
[0072]
51-53 show another convenient embodiment of the beverage can dispensing mechanism. In this embodiment, the cabinet 444 and the main magazine 455 are basically the same as those of the embodiment shown in FIG. The front door 456 of the cabinet is hinged at the bottom 457 instead of the top edge, so that a space necessary for placing the auxiliary magazine 458 on the main magazine 455 is secured. In this embodiment, the main magazine has a capacity of 16 cans and includes a cash receiver 459 and a dispensing gate 460 driven by a cam and motor mechanism 461 of the type shown in FIGS. The main magazine is not supported by a slide, but the lower front corner is first placed on the tilting angled bar 462 with the front of the magazine horizontal, and then the rear end of the moving plate 464 is connected to the cam and The magazine is installed by tilting upward in the direction indicated by arrow 463 until it contacts the motor mechanism 461. The can rolls along three layers of slide tilted about 5 degrees from the horizontal. The magazine is filled from a slot opening 465 provided at the top. This opening is closed by a slide gate described below. The main magazine 455 may be completely refilled or supplied from a portable auxiliary magazine 458. The service person can therefore either choose to remove the main magazine and replace it with a fully filled one or use the removable auxiliary magazine 484 to add as many cans as necessary to refill the main magazine. There is. The bottom shape of the auxiliary magazine 458 is Main magazine The shape fits closely with the shape of the top. Furthermore, the dispensing gate 466 provided at the bottom of the auxiliary magazine can only be opened when the two magazines are completely fitted. Both the filling opening 465 of the main magazine and the dispensing opening 466 of the auxiliary magazine are controlled by slide gates actuated by mechanisms 467 and 468 that are similar and fit together. Details of this mechanism are shown in FIGS. Each slide plate 469 includes a pair of longitudinal grooves 470 and 471 in the vicinity of the front edge 472. A lock 473 placed on the front surface of the corresponding magazine is engaged with the first groove 470 by an angled bracket 474. This angled bracket is not attached to the lock body, but is usually attached to the shaft on which the yoke is placed. The enlarged region 475 provided at the front end of the first groove is shaped and dimensioned to engage with the rotating main body of the lock 476. When the lock is removed, the main body of the lock 476 is positioned as shown in FIG. It is oriented to be locked in. Therefore, the movement of the gate 479 is prevented. The second groove 478 is shaped and dimensioned to allow the other magazine lock key 477 to pass through. This key is also placed on the front surface of the magazine by a bracket 479. It can now be seen that in order to open the slide gate 479 of either magazine, a key 477 that properly engages each lock must be aligned with both magazines. At this point, the body 476 of each lock can be rotated in the direction indicated by arrow 480 to pull out the slide gate 469 and open the fill opening 465 and the dispensing opening 466 of each magazine. A handle 481 associated with each lock body is provided so that it can be easily rotated. The auxiliary magazine 458 can be refilled by opening the top lid 482 locked at the service headquarters.
[0073]
It can be seen that the service person cannot touch the products in either of the two magazines.
[0074]
Similar to the first described embodiment of the invention, another embodiment of the device can accept so-called “smart card” payments. A smart card is a type of debit card equipped with a microchip capable of storing files that can read and write data. Smart cards are typically those that can be purchased for a fixed fee plus a small service fee. This fixed fee corresponds to the amount recorded on the microchip. In an apparatus that accepts payment with such a card, an amount corresponding to the purchase amount can be withdrawn from the file on the microchip. Such types of smart cards and associated hardware and software technologies are commercially available from Cardlogix, Inc. of Irvine, California. As shown in FIG. 54, a vending machine is equipped with a microprocessor 483, and a data bus 484 of this processor is connected to various peripheral devices such as a smart card reader / writer 485. This smart card reader / writer 485 is readable and writable on smart cards 486 used by customers and smart cards used by service personnel to track machine performance and inventory status. The microprocessor bus is also connected to a keypad 487 for a customer to enter a selection of goods and for a service person to enter predetermined information and instructions. In addition, the bus has access to a display 488 that combines alphabetic and numeric characters used to communicate visual messages, such as device operating instructions, to the customer. When the customer selects a product, a command is sent to the motor control unit 489 that selects and activates the motor corresponding to the passage containing the selected product. The processor can read the position of the various status changeover switches 490 via the data bus to see if the device is operating properly. An optical sensor 491 provided at the dispensing opening entrance can indicate whether or not the selected product has dropped into the takeout pocket. Further, the microprocessor can release a predetermined latch for executing or stopping a predetermined operation of the apparatus according to a predetermined situation reflected by the situation changeover switch 490. For example, the device will not dispense goods unless the magazine is correctly inserted into the device and the front door is closed. A microprocessor operation application program and inventory status information are stored in a semiconductor memory or a recording medium 493 equivalent thereto. The microprocessor can monitor all sales status and record detailed inventory status in memory. Prior to servicing the device, the serviceman inserts the smart card into the card reader and enters a code on the keypad to transfer the inventory status data from the semiconductor memory 483 to the serviceman's smart card. To instruct. The smart card can also record program instructions that the microprocessor can read and execute. Such instructions include price changes and special promotional commands for scrolling displays. Smart cards can be taken back to the service headquarters for processing, refile, and refilling, just like magazines that have been removed or partially empty. The microprocessor 483 is also a program for recharging the user's smart card with an amount corresponding to the cash inserted into the cash slot and the cash receiver 7.
[0075]
As shown in FIG. 55, a central processing unit 494 is installed in the service headquarters, and this device also includes a smart card reader / writer 495 and a printer 496. Using the information read from the service person's smart card, check whether the contents of the returned cartridge match the number and type of products dispensed by the device. Create a complete inventory list that covers all the remaining products in all vending machines, and services to be performed on the following day depending on the number of products that are still in the equipment that was checked last time Can make plans. Accordingly, the central processing unit 494 includes a returned cartridge software module 498, an inventory management module 499, and a route planning module 500. It should also be understood that the central document device can also accumulate statistical data regarding the overall operation.
[0076]
Advantageous for smart cards and readers to link directly to other recording devices and communication interfaces such as palm-type processors using a “Bluetooth” interface, or the Internet using techniques known to those skilled in the data processing field It is also possible to replace it.
[0077]
The block diagram in FIG. 56 shows the magazine processing on both the user side and the processing headquarters.
[0078]
When the service person arrives at the user side, the service person downloads the sales data accumulated by the vending machine processor (501). Downloads can be made to smart cards, handheld recording devices, and other convenient recording media. This download step may be skipped if the device is in direct communication with the processing headquarters.
[0079]
Next, the service person locks the magazine which has become empty or partially empty (502), and unlocks and opens the cabinet door (503). Some types of devices can perform these two steps simply by unlocking the door. When the magazine which has become empty, that is, the magazine placed last time is removed (504), a new filled magazine is installed in the cabinet (505). Then, the cabinet door is closed (506), and the newly installed magazine is unlocked (507). In this case, there is also a device of the type that can perform this last two steps by locking the door.
[0080]
The empty magazine is returned to the processing headquarters (508). When the device is used, sales data such as products sold by the microprocessor in the device and the amount of money collected are accumulated (509). The price of the product in each station is entered by a command from a remote location or by instructions of a program downloaded from a serviceman's smart card or wireless communication device, and the display is activated or advanced (510), special discount A fee is set (511) and an advertisement is placed on the display unit.
[0081]
When the magazine arrives at the processing headquarters, it creates a record of the magazine and its contents, including cash, and collates it with the data stored on the serviceman's smart card (512). The magazine is then emptied and cleaned and disinfected (513). The magazine is refilled with goods (514) and distributed to the delivery route (515). The filled magazine is conveyed to the user side (516), and the above steps are repeated.
[0082]
While preferred embodiments of the invention have been described, modifications can be made and other embodiments can be made without departing from the spirit of the invention and the scope of the appended claims.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front elevation view of a snack food vending machine.
FIG. 2 is a horizontal cross-sectional view along the central portion of the vending machine shown in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line 3-3 of FIG.
FIG. 4 is an exploded perspective view of the magazine.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a beverage vending machine.
FIG. 6 is a perspective view of a beverage can magazine.
FIG. 7 is a side view of the gate mechanism.
FIG. 8 is a block diagram of an electronic control system.
FIG. 9 is a flowchart showing the operation of the vending machine.
FIG. 10 is a perspective view of a multi-unit device having a scroll display.
FIG. 11 is a front elevation view showing a first modified embodiment of the vending machine of the present invention.
12 is a cross-sectional view taken along line 2-2 of FIG.
FIG. 13 is a cross-sectional view of a dispensing path with a commodity concentration insert.
FIG. 14 is a cross-sectional view of a can dispensing mechanism.
FIG. 15 is a top plan view of a gate plate.
FIG. 16 is a cross-sectional view taken along line 6-6 of FIG.
FIG. 17 is a cross-sectional view taken along line 7-7 of FIG.
FIG. 18 is a cross-sectional view taken along line 8-8 of FIG.
FIG. 19 is a detailed cross-sectional view of the barrier mechanism.
FIG. 20 is a cross-sectional view showing another aspect of the dispensing path.
FIG. 21 is a perspective view of a second modified embodiment of a snack food vending machine.
22 is a side cross-sectional view of the vending machine of FIG. 21. FIG.
FIG. 23 is a perspective view of a magazine.
FIG. 24 is a detailed view of the locking mechanism.
FIG. 25 is a perspective view of a magazine.
FIG. 26 is an exploded perspective view of the cartridge lock mechanism.
FIG. 27 is a side view of the lock pin.
FIG. 28 is a perspective view of a drive motor coupling mechanism.
FIG. 29 is a perspective view of the cartridge tray.
FIG. 30 is a cross-sectional view of another beverage can dispensing cartridge.
FIG. 31 is a cross-sectional view of another gate plate and barrier driving mechanism.
32 is a top plan view of the gate plate and barrier drive mechanism of FIG. 31. FIG.
FIG. 33 is a perspective view of another package supply mechanism.
FIG. 34 is an exploded view of the beverage can dedicated vending machine with the cabinet removed.
FIG. 35 is a side view of another commodity dispensing mechanism.
FIG. 36 is a side view of the mechanism during a gate opening step.
FIG. 37 is a side view of the mechanism during a gate closing step.
FIG. 38 is a cross-sectional view of an extrusion drive mechanism.
FIG. 39 is a top plan view of another dispensing mechanism.
FIG. 40 is a detailed view of the gate actuator.
FIG. 41 is a side view of another embodiment of a dispensing mechanism.
42 is a top plan view of the mechanism of FIG. 41. FIG.
43 is a bottom plan view of the mechanism of FIG. 41. FIG.
FIG. 44 is a front elevation view of the entire vending machine.
FIG. 45 is a schematic side view of a magazine and an enclosure.
FIG. 46 is a top plan view of an arcuate dispensing gate mechanism.
47 is a side view of the mechanism of FIG. 46. FIG.
FIG. 48 is a top plan view of the working cam.
FIG. 49 is a top plan view of yet another dispensing gate mechanism.
50 is a side view of the mechanism of FIG. 49. FIG.
FIG. 51 is a side view of the beverage can dispensing mechanism and the auxiliary magazine.
FIG. 52 is a front view of the magazine mutual locking mechanism.
FIG. 53 is a top plan view of the magazine gate.
FIG. 54 is a block diagram of vending machine electronic control.
FIG. 55 is a block diagram of a data processing system of a central processing facility.
FIG. 56 is a block diagram of magazine processing.

Claims (3)

少なくとも一つの製品マガジンと、
前記マガジン内に設けた、内部に格納されている様々な製品を選択的に放出するための手段と、
放出するための手段と係合可能な駆動手段と、
使用者が入力した信号に応答して該駆動手段を作動させるための制御手段と、
該信号を発生させるための手段とを備え、
前記マガジンが、実質的に同様な寸法の複数の製品を保持するような形状及び寸法で且つ開口部を有する少なくとも一つの棚を含み、
前記放出するための手段が、該開口部とは反対側のマガジン後部から係合可能な駆動軸を含み、
前記駆動手段が、少なくとも一つの電気機械的装置を含み、
前記放出するための手段が、該軸に連結され且つ前記開口部を選択的に閉鎖するような形状、寸法、配置であるゲートを含み、
前記棚が、内に入っている製品を前記ゲートに向かって移動させるように配置された傾斜した製品支持床を備え、
前記ゲートが、
前記軸に対して半径方向に接続する第一バリアと、
該第一バリアとは反対側に、軸方向遠位に離隔して、該軸に対して半径方向に接続する第二バリアとを備え、
該軸を180度回転させると、該第一バリアが下がって、前記製品のうち最初の製品を前記棚から放出すると共に、該最初の製品のすぐ後ろにある次の製品は、該第二バリアによって棚内に保持される、自動販売機。
At least one product magazine,
Means for selectively releasing various products stored in the magazine;
Means engageable with the drive means for the release,
Control means for operating the drive means in response to a signal input by a user;
Means for generating the signal ,
The magazine includes at least one shelf shaped and dimensioned to hold a plurality of substantially similar sized products and having an opening;
The means for releasing includes a drive shaft engageable from the rear of the magazine opposite the opening;
The drive means comprises at least one electromechanical device;
The means for discharging includes a gate coupled to the shaft and configured, dimensioned and arranged to selectively close the opening;
The shelf comprises an inclined product support floor arranged to move the product contained therein toward the gate;
The gate is
A first barrier connected radially to the axis;
On the opposite side of the first barrier, a second barrier spaced radially distally and connected radially to the axis;
When the shaft is rotated 180 degrees, the first barrier is lowered to release the first product of the products from the shelf and the next product immediately behind the first product is the second barrier. Vending machine held in the shelf by .
暗号カードリーダ/ライタと、
該カードリーダ/ライタによって暗号カードにデータを読み書きするための手段と、
該カードリーダ/ライタによって支払いを受領するための手段と、
販売取引をモニターし、その記録を付けるための手段と、
該カードリーダ/ライタを介してプログラム指示を受けるための手段と、
該カードリーダ/ライタを介して前記記録を出力するための手段とをさらに備える、請求項1に記載の自動販売機。
An encryption card reader / writer,
Means for reading and writing data to and from the encryption card by the card reader / writer;
Means for receiving payment by the card reader / writer;
A means to monitor and record sales transactions;
Means for receiving program instructions via the card reader / writer;
The vending machine according to claim 1 , further comprising means for outputting the record via the card reader / writer .
前記カードリーダ/ライタが、メモリーチップ搭載カードとインターフェースするように形成されている、請求項2に記載の自動販売機。The vending machine according to claim 2, wherein the card reader / writer is configured to interface with a memory chip mounted card .
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