JP4921877B2 - 運用管理装置と降着装置と運用管理方法 - Google Patents
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Description
飛行体は、離陸し、着陸し、または地上で移動する。そのために、飛行体は降着装置を持っている。
例えば、商用大型飛行機は、主輪と操向可能な前輪とをもつ。前輪が飛行機の首部に設けられ、主輪が翼部分に設けられる。
降着装置を構成する構成機器(例えば、サブアッセンブリ)を運用管理するために履歴を管理したい場合がある。
飛行機システムの運用管理のために、主輪は、この6種類のLRU単位に管理される。
例えば、定期検査等で、主輪に不具合が発見された場合、このLRU単位に交換等が行われる。定期検査において、このLRUを分解等することは行われない。
不具合のあったLRUは、専門工場に送られ、工場において分解修理が行われる。
従って、サブアッセンブリは、個々に管理限界着陸回数が定められている。サブアッセンブリの着陸回数が管理限界着陸回数を上回るか、上回りそうになると、そのサブアッセンブリは着陸回数が管理限界着陸回数に達していない機器に交換され、そのサブアッセンブリは専門工場へ送られる。
安全のために、限界着陸回数は過酷な負荷条件を想定して設定される。
従って、1つの降着装置を構成するサブアッセンブリの着陸回数は異なっている。
サブアッセンブリの着陸回数は、サブアッセンブリの各々の運用管理シートにマニュアルで記録される。
この運用管理シートは、降着装置を構成するサブアッセンブリを管理するために重要なシートであり、運用管理シートの管理は管理員の負担となっていた。
前記データ受信機器が、前記特定履歴管理装置からデータを受信する。前記記憶機器が、前記信号データまたは前記信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶する。
その結果、特定履歴管理装置が前記機械システムに作用する物理量に対応する信号データを出力し、複数の履歴管理装置が前記信号データまたは前記信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶し、機械システムを構成する複数のサブアッセンブリ毎に履歴データを保存できる。
上記本発明の構成により、管理機器が、複数の前記履歴管理装置の前記記憶機器に記憶された前記履歴データを各々に抽出し、前記履歴データが予め設定された管理限界を超えると判断された前記履歴管理装置毎に警告を発する。
その結果、機械システムを構成する複数のサブアッセンブリから管理限界を逸脱する履歴を持った前記サブアッセンブリを特定できる。
その結果、特定履歴管理装置が前記機械システムに作用する物理量に対応する信号データを出力し、複数の履歴管理装置が前記信号データまたは前記信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶し、機械システムを構成する複数のサブアッセンブリ毎に履歴データを保存できる。
上記本発明の構成により、管理機器が、複数の前記履歴管理装置の前記記憶機器に記憶された前記履歴データを各々に抽出し、前記履歴データが予め設定された管理限界を逸脱すると判断された前記履歴管理装置毎に警告を発する。
その結果、複数のサブアッセンブリから管理限界を超える履歴を持った前記サブアッセンブリを特定できる。
その結果、複数のサブアッセンブリの中の管理限界を逸脱した履歴を持った前記サブアッセンブリを適時に交換できる。
その結果、特定履歴管理装置が前記機械システムに作用する物理量に対応する信号データを出力し、複数の履歴管理装置が前記信号データまたは前記信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶し、飛行体降着装置を構成する複数のサブアッセンブリ毎に履歴データを保存できる。
上記本発明の構成により、前記解析機器が、前記信号データを解析して飛行機が着陸したと判断すると着陸信号を生成する。前記記憶機器が、前記サブアッセンブリの全ライフサイクルでの着陸回数を前記履歴データとして記憶し、前記着陸信号を受けると前記着陸回数を増分し、前記履歴データの前記着陸回数を書き換える。
その結果、飛行体が着陸する毎に、飛行体降着装置を構成する複数のサブアッセンブリ毎の経験した着陸回数を複数のサブアッセンブリ毎に記憶できる。
上記本発明の構成により、前記解析機器が、前記信号データを解析して飛行機が着陸したと判断すると着陸信号を生成する。前記記憶機器が、前記着陸信号を受けると前記信号データを前記履歴データに追記する。
その結果、飛行体が着陸する毎に、飛行体降着装置に作用した信号データを複数のサブアッセンブリ毎に記憶できる。
上記本発明の構成により、前記降着装置に作用する加速度又は力が予め定められた閾値を上回ったときに飛行機が着陸したと判断して前記着陸信号を出力する。
その結果、飛行体が着陸した際に降着装置に作用する加速度または力が大きくなる現象を利用して飛行体の着陸タイミングを検知できる。
上記本発明の構成により、前記降着装置に作用する加速度又は力が予め定められた閾値を上回った後で、その変動が所定時間を越えて継続したときに飛行機が着陸したと判断して前記着陸信号を出力する。
その結果、飛行体が着陸した際に降着装置に作用する加速度または力が大きくなり、その後一定時間だけ加速度または力が変動する現象を利用して飛行体の着陸タイミングを検知できる。
その結果、特定履歴管理装置が前記機械システムに作用する物理量に対応する信号データを出力し、複数の履歴管理装置が前記信号データまたは前記信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶し、飛行体降着装置を構成する複数のサブアッセンブリ毎に履歴データを保存できる。
その結果、飛行体が着陸する毎に、飛行体降着装置を構成する複数のサブアッセンブリ毎の経験した着陸回数を複数のサブアッセンブリ毎に記憶できる。
上記本発明の構成により、前記解析機器が、前記信号データを解析して飛行機が着陸したと判断すると着陸信号を生成する。前記記憶機器が、前記着陸信号を受けると前記信号データを前記履歴データに追記する。
その結果、飛行体が着陸する毎に、飛行体降着装置に作用した信号データを複数のサブアッセンブリ毎に蓄積して記憶できる。
上記本発明の構成により、前記降着装置に作用する加速度又は力が予め定められた閾値を上回ったときに飛行機が着陸したと判断して前記着陸信号を出力する。
その結果、飛行体が着陸した際に降着装置に作用する加速度または力が大きくなる現象を利用して飛行体の着陸タイミングを検知できる。
上記本発明の構成により、前記降着装置に作用する加速度又は力が予め定められた閾値を上回った後で、その変動が所定時間を越えて継続したときに飛行機が着陸したと判断して前記着陸信号を出力する。
その結果、飛行体が着陸した際に降着装置に作用する加速度または力が大きくなり、その後一定時間だけ加速度または力が変動する現象を利用して飛行体の着陸タイミングを検知できる。
その結果、複数のサブアッセンブリの中の管理限界着陸回数を超える履歴を持った前記サブアッセンブリを適時に交換できる。
その結果、複数のサブアッセンブリの中の管理限界着陸回数を超える履歴を持った前記サブアッセンブリを適時に交換できる。
機械システムを構成する複数のサブアッセンブリ毎に複数の履歴管理装置を固定し、そのひとつに、測定センサとデータ送信機器と記憶機器を有する特定履歴管理装置を採用し、その他にデータ受信機器と記憶機器とを有する履歴管理装置を採用し、 特定履歴管理装置が前記機械システムに作用する物理量に対応する信号データを出力し、複数の履歴管理装置が前記信号データまたは前記信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶する様にしたので、機械システムを構成する複数のサブアッセンブリ毎に履歴データを保存できる。
また、複数の前記履歴管理装置の前記記憶機器に記憶された前記履歴データを各々に抽出し、前記履歴データが予め設定された管理限界を逸脱すると判断された前記履歴管理装置毎に警告を発する様にしたので、機械システムを構成する複数のサブアッセンブリから管理限界を超える履歴を持った前記サブアッセンブリを特定できる。
定期的に複数の前記記憶機器から前記履歴データを各々に抽出し、前記履歴データが予め設定された管理限界を逸脱すると判断された前記履歴管理装置の固定された前記サブアッセンブリを交換する様にしたので、複数のサブアッセンブリの中の管理限界を超える履歴を持った前記サブアッセンブリを適時に交換できる。
機械システムを構成する複数のサブアッセンブリ毎に複数の履歴管理装置を固定し、そのひとつに、測定センサとデータ送信機器と記憶機器を有する特定履歴管理装置を採用し、その他にデータ受信機器と記憶機器とを有する履歴管理装置を採用し、特定履歴管理装置が前記降着装置に作用する物理量に対応する信号データを出力し、複数の履歴管理装置が前記信号データまたは前記信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶する様にしたので、機械システムを構成する複数のサブアッセンブリ毎に履歴データを保存できる。
また、前記信号データを解析して飛行機が着陸したと判断すると着陸信号を生成し、前記サブアッセンブリの全ライフサイクルでの着陸回数を前記履歴データとして記憶し、前記着陸信号を受けると前記着陸回数を増分し、前記履歴データの前記着陸回数を書き換える様にしたので、飛行体が着陸する毎に、飛行体降着装置を構成する複数のサブアッセンブリ毎の経験した着陸回数を複数のサブアッセンブリ毎に記憶できる。
また、前記信号データを解析して飛行機が着陸したと判断すると着陸信号を生成し、前記着陸信号を受けると前記信号データを前記履歴データに追記する様にしたので、飛行体が着陸する毎に、飛行体降着装置に作用した着陸毎の信号データを複数のサブアッセンブリ毎に記憶できる。
また、前記降着装置に作用する加速度又は力が予め定められた閾値を上回ったときに飛行機が着陸したと判断して前記着陸信号を出力する様にしたので、飛行体が着陸した際に降着装置に作用する加速度または力が大きくなる現象を利用して飛行体の着陸タイミングを検知できる。
また、前記降着装置に作用する加速度又は力が予め定められた閾値を上回った後で、前記信号データの変動が所定時間を越えて継続したときに飛行機が着陸したと判断して前記着陸信号を出力する様にしたので、飛行体が着陸した際に降着装置に作用する加速度または力が大きくなり、その後一定時間だけ加速度または力が変動する現象を利用して飛行体の着陸タイミングを検知できる。
定期的に複数の前記履歴管理装置の前記記憶機器の前記履歴データから前記着陸回数を各々に抽出し、前記着陸回数が予め設定されたた管理限界着陸回数を超えると判断された前記履歴管理装置の固定された前記サブアッセンブリを交換する様にしたので、複数のサブアッセンブリの中の管理限界着陸回数を超える履歴を持った前記サブアッセンブリを適時に交換できる。
定期的に複数の前記履歴管理装置の前記記憶機器の前記データから前記信号データを各々に抽出し、前記信号データの総数から推測した前記着陸回数が予め設定されたた管理限界着陸回数を超えると判断された前記履歴管理装置の固定された前記サブアッセンブリを交換する様にしたので、複数のサブアッセンブリの中の管理限界着陸回数を超える履歴を持った前記サブアッセンブリを適時に交換できる。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る運用管理装置の概念図である。
機械システムは、陸、海、または空での移動体に設けられる装置システムであってもよい。
移動体は、飛行機、自動車、船舶、その他である。
例えは、機械システムは飛行機の降着装置である。降着装置は、飛行機が着陸時や滑走路を走行するときに使用されるものである。
運用管理装置は、機械システムを運用管理する装置である。
運用管理装置は、複数の履歴管理装置20で構成される。
例えば、N個の履歴管理装置20が、N個のサブアッセンブリに各々に固定される。
複数の履歴管理装置20のうちで、特定のひとつの履歴管理装置20を特定履歴管理装置20aと呼ぶ。
特定履歴管理装置20aは、測定センサ21と解析機器22とデータ通信機器23と記憶機器24とで構成される。データ通信機器23は、データ送信機器23aとデータ受信機器23bとで構成される。
測定センサ21は、特定履歴管理装置20aが固定されたサブアッセンブリに作用する物理量に対応する信号データを出力するものであってもよい。
検知部が、測定センサ21に内蔵されていてもよい。
例えば、測定センサ21は、MEMSセンサである。
物理量は、加速度、角加速度、温度、圧力、応力、その他である。
例えば、測定センサ21は、検知部に検知された3軸の加速度に対応する信号データを出力する。
解析機器22は、信号データを解析し、機械システムの状態を表す解析データを生成し、出力する。
データ通信機器23は、他の履歴管理装置との間で、または外部との間で、無線を使用してデータを送受信してもよい。
データ通信機器23は、データ送信機器23aとデータ受信機器23bとで構成される。
データ送信機器23aは、他の履歴管理装置にデータを送信する機器である。
データ受信機器23bは、他の履歴管理装置からデータを受信する機器である。
特定履歴管理装置20aは、データ送信機器23aのみを備えていてもよい。
解析データは、解析機器22が信号データを解析して生成したデータであってもよい。
その他の履歴管理装置20は、データ通信機器23と記憶機器24とで構成される。データ通信機器23は、データ送信機器23aとデータ受信機器23bとで構成される。
データ通信機器23は、データ送信機器23aとデータ受信機器23bとで構成される。
データ通信機器23は、他の履歴管理装置との間で、または外部との間で、無線を使用してデータを送受信してもよい。
データ通信機器23は、データ送信機器23aとデータ受信機器23bとで構成される。
データ送信機器23aは、他の履歴管理装置にデータを送信する機器である。
データ受信機器23bは、他の履歴管理装置からデータを受信する機器である。
その他の履歴管理装置は、データ受信機器23bのみを備えていてもよい。データ受信機器23bは、特定履歴管理装置20aのデータ送信機器23aからデータを受信する。
解析データは、データ通信機器23を介して特定履歴管理装置から送信されたものである。
解析データは、その他の履歴管理装置20が信号データを解析して生成したデータであってもよい。この場合は、その他の履歴管理装置20が独自の解析機器を備える。
管理装置は、データ収集機器30、または携帯端末40で構成される。
データ収集機器30は、機械システムに固定される。
データ収集機器30は、無線で携帯端末と通信できてもよい。
携帯端末40は、可搬式のコンピュータであってもよい。例えば、携帯端末40は保守作業員のもつPDAである。
携帯端末40は、データ収集機器30または複数の履歴管理装置と無線によりデータ通信し、記憶機器24に記憶された履歴データを抽出する。
また、形態端末40は、は複数の履歴管理装置と無線によりデータ通信し、保守管理情報を記憶機器24に記憶させる。
携帯端末40は、履歴データが予め設定された管理限界を逸脱すると判断された履歴管理装置毎に警告を発してもよい。
図2は、本発明の第一の実施形態にかかる運用管理方法の手順図である。
運用管理方法は、機械システムを運用管理する方法である。
運用管理方法は、準備工程S10と抽出工程S20と交換工程S30とで構成される。
管理装置が、データ通信機器23を介して履歴管理装置20の記憶機器24から履歴データを抽出してもよい。
保守管理要員が、携帯端末を用いて、履歴管理装置20の記憶機器24から履歴データを抽出してもよい。
保守管理要員が、携帯端末に表示された警告を確認して、警告を発した履歴管理装置20の固定されたセンサアッセンブリを外して、別のセンサアッセンブリを機械システムに組み付ける。
図3は、本発明の第二の実施形態に係る運用管理装置の概念図である。図4は、本発明の第二の実施形態に係る降着装置の概念図である。図5は、本発明の第二の実施形態に係るサブアッセンブリの概念図である。図6は、本発明の第二の実施形態に係る運用管理方法の手順図である。 図7は、本発明の第二の実施形態に係る運用管理装置の作用説明図である。 図8は、本発明の第二の実施形態にかかる記憶機器のメモリマップである。
降着装置が、機械システムに該当する。
降着装置は、飛行体が地上を走るための装置である。
降着装置は、複数のサブアッセンブリと複数の履歴管理装置20と管理装置とで構成される。
以下では、降着装置が主輪である場合を例に説明する。
例えば、8個の履歴管理装置20が、ショックストラット11とリトラクトアクチエータ12とドラッグブレース13とアップロックメカニズム14と一対のブレーキ付きホイール15と一対のタイヤ16とに、各々に固定される。
複数の履歴管理装置20のうちで、特定のひとつの履歴管理装置20を特定履歴管理装置20aと呼ぶ。
特定履歴管理装置20aは、測定センサ21と解析機器22とデータ通信機器23と記憶機器24とで構成される。データ通信機器23は、データ送信機器23aとデータ受信機器23bとで構成される。
例えば、特定履歴管理装置20aが、ショックストラット11に固定される。
測定センサ21は、特定履歴管理装置20aが固定されたサブアッセンブリに作用する物理量に対応する信号データを出力するものであってもよい。
検知部が測定センサ21に内蔵されていてもよい。
物理量は、加速度、角加速度、温度、圧力、応力、その他である。
例えば、測定センサ21は、MEMSセンサである。
例えば、測定センサ21は、降着装置が着陸態勢にあるときに、ショックストラット11に作用する垂直方向と左右方向と前後方向の加速度を測定する。
例えば、測定センサ21は、降着装置が着陸態勢にあるときに、ショックストラット11に作用する垂直方向の応力またはひずみを測定する。
図7は、飛行機は着陸するときの、降着装置のショックストラット11に作用する加速度を示している。
加速度が、着地時に大きな値になり、着地の後の一定時間、変動している。
解析機器22は、信号データを解析し、機械システムの状態を表す解析データを生成する。
例えば、解析機器22は、信号データを解析して飛行機が着陸したと判断すると着陸信号を解析データとして生成し、出力する。
測定センサが飛行体の降着装置に作用する加速度又は力に対応する信号データを出力し、解析機器22は信号データが予め定められた閾値Gを上回ったときに飛行機が着陸したと判断して着陸信号を出力してもよい。
測定センサが飛行体用降着装置に作用する加速度又は力に対応する信号データを出力し、解析機器22は信号データが予め定められた閾値Gを上回った後で信号データの変動が所定時間Tを越えて継続したときに飛行機が着陸したと判断して着陸信号を出力してもよい。
データ通信機器23は、データ送信機器23aとデータ受信機器23bとで構成される。
データ通信機器23は、他の履歴管理装置との間で、または外部との間で、無線を使用してデータを送受信してもよい。
特定履歴管理装置は、データ送信機器23aのみを備えていてもよい。
特定履歴管理装置20aはデータ送信機器23aを介して、信号データまたは解析データを送信する。その他の履歴管理装置20は、データ受信機器23を介して、信号データまたは解析データを受信する。
例えば、特定履歴管理装置20aはデータ送信機器23aを介して、加速度データと着陸信号とを送信する。その他の履歴管理装置20は、データ受信機器23bを介して、加速度データと着陸信号とを受信する。
解析データは、解析機器22が信号データを解析して生成したデータであってもよい。
記憶機器24は、サブアッセンブリの全ライフサイクルでの着陸回数を履歴データとして記憶し、着陸信号を受けると着陸回数を増分し、履歴データの着陸回数を書き換えてもよい。
図8は、メモリの履歴データのエリアに、部品番号、部品改訂符号、セリアル番号、製造年月日、製造会社、製造履歴情報、サービス・ブリテン記載の警告情報、時間制限、着陸回数、複数のピーク加速度が記憶されている。
部品番号は、サブアッセンブリの型式に固有の番号である。
部品改訂符号、サブアッセンブリが改訂された場合の、改訂番号である。
セリアル番号は、サブアッセンブリに固有の番号である。
製造年月日は、サブアッセンブリが製造された年月日である。
製造履歴情報は、サブアッセンブリが製造された際の履歴情報である。
サービス・ブリテン記載の警告情報は、製造後にメーカーから発行された警告情報である。
時間制限は、サブアッセンブリに固有の時間制限である。例えば、時間制限は、管理限界着陸回数である。
着陸回数は、サブアッセンブリの全ライフサイクルでの着陸回数を意味する。
ピーク加速度は、サブアッセンブリに作用した加速度のピーク値である。
7個の履歴管理装置20が、リトラクトアクチエータ12とドラッグブレース13とアップロックメカニズム14と一対のブレーキ付きホイール15と一対のタイヤ16とに、各々に固定される。
その他の履歴管理装置20は、データ通信機器23と記憶機器24とで構成される。データ通信機器23は、データ送信機器23aとデータ受信機器23bとで構成される。
データ通信機器23は、データ送信機器23aとデータ受信機器23bとで構成される。
データ通信機器23は、他の履歴管理装置との間で、または外部との間で、無線を使用してデータを送受信してもよい。
データ通信機器23は、データ送信機器23aとデータ受信機器23bとで構成される。
データ送信機器23aは、他の履歴管理装置にデータを送信する機器である。
データ受信機器23bは、他の履歴管理装置からデータを受信する機器である。
その他の履歴管理装置は、データ受信機器23bのみを備えていてもよい。データ受信機器23bは、特定履歴管理装置からデータを受信する。
解析データはデータ通信機器23を介して特定履歴管理装置から送信されたものである。
記憶機器24は、データ受信機器23bを介して特定履歴管理装置から着陸信号と信号データとを受け取る。
記憶機器24は、サブアッセンブリの全ライフサイクルでの着陸回数を履歴データとして記憶し、着陸信号を受けると着陸回数を増分し、履歴データの着陸回数を書き換えてもよい。
メモリの履歴データの構造は、特定履歴管理装置20aの記憶機器24のメモリの履歴データの構造と同じなので、説明を省略する。
例えば、管理装置は、複数の履歴管理装置の履歴データを各々にチェックし、履歴データの中の着陸回数が予め定められた管理限界着陸回数を上回ると判断されたときに、履歴管理装置毎に警告を発する。
また、管理機器は、履歴データの中のピーク加速度が管理限界ピーク加速度を越えていたいかをチェックする。履歴データの中のピーク加速度が管理限界ピーク加速度を越えているときに、管理機器は、履歴管理装置毎に警告を発する。
管理装置は、データ収集機器30、携帯端末40、管理パソコン50、または管理サーバ60で実現される。
データ収集機器30は、機械システムに固定される。
データ収集機器30は、移動体に内蔵する全体管理システム70にデータを送信する。
この様にすると、移動体のパイロットはリアルタイムに機械システムの保守・管理情報を確認できる。
移動体に内蔵する全体管理システム70は、通信衛星80を介して、管理サーバ60にデータ送信する。
この様にすると、管理サーバ60は、リアルタイムに機械システムの保守・管理情報を入手し、保守管理計画を立案できる。
携帯端末40は、可搬式のコンピュータであってもよい。例えば、携帯端末40は保守作業員のもつPDAである。
携帯端末40は、データ収集機器30または複数の履歴管理装置と無線によりデータ通信し、記憶機器24に記憶された履歴データを抽出する。
また、携帯端末40は、は複数の履歴管理装置20と無線によりデータ通信し、保守管理情報を記憶機器24に記憶させる。
携帯端末40は、履歴データが予め設定された管理限界を逸脱すると判断された履歴管理装置毎に警告を発してもよい。
携帯端末40は、管理パソコン50にデータを送信する。
管理パソコン50は、履歴データが予め設定された管理限界を逸脱すると判断された履歴管理装置毎に警告を発してもよい。
管理サーバ60は、履歴データが予め設定された管理限界を逸脱すると判断された履歴管理装置毎に警告を発してもよい。
また、サブアッセンブリを降着装置から取り外した場合でも、履歴管理装置がサブアッセンブリに固定しているので、履歴データが失われる恐れがない。
また、サブアッセンブリを複数の降着装置で使用した場合でも、履歴データはサブアッセンブリ毎に蓄積される。
例えば、履歴データに記録された着陸回数は、履歴管理装置が固定されたサブアッセンブリの履歴を正しく表している。
降着装置は、LRU単位で交換をするので、LRU単位の着陸回数の管理の精度が向上する。LRU単位での着陸回数を正確に把握するこよにより、LRU単位の寿命管理の精度が向上し、管理寿命に到達する前の適切な定期整備時期に確実にLRUを交換することができる。
また、ピーク加速度の履歴を紀録しているので、着陸時に降着装置が通常よりも大きな負荷をうけた場合に、ピーク加速度を履歴データで確認できる。ピーク加速度から管理限界を越えた荷重を受けたことを確認でき、LRUの交換を適時におこなうことができる。
図9は、本発明の第三の実施形態にかかる記憶機器のメモリマップである。
第三の実施形態にかかる降着装置の主要部は、第二の実施形態にかかる降着装置の構成と同じなので、異なる点のみを説明する。
図9は、メモリの履歴データのエリアに、部品番号、部品回転符号、セリアル番号、製造年月日、製造会社、製造履歴情報、サービス・ブリテン記載の警告情報、時間制限、複数のピーク加速度が記憶されている。
記憶機器24は、着陸信号を受けるとピーク加速度を信号データとして履歴データに追記する。
従って、ピーク加速度は、着陸する毎に追記された信号データである。ピーク加速度の数が着陸回数を意味する。
また、管理機器は、履歴データの中のピーク加速度が管理限界ピーク加速度を越えていたいかをチェックする。履歴データの中のピーク加速度が管理限界ピーク加速度を越えているときに、管理機器は、履歴管理装置毎に警告を発する。
また、履歴データに記録されたピーク加速度を数えると、着陸回数を推測できる。
また、サブアッセンブリを降着装置から取り外した場合でも、履歴管理装置がサブアッセンブリに固定しているので、履歴データが失われる恐れがない。
また、サブアッセンブリを複数の降着装置で使用した場合でも、履歴データはサブアッセンブリ毎に蓄積される。
例えば、履歴データに記録されたピーク加速度は、履歴管理装置が固定されたサブアッセンブリの履歴を正しく表している。
例えば、履歴データに記録されたピーク加速度の数は、履歴管理装置が固定されたサブアッセンブリの着陸回数を正しく表している。
降着装置は、LRU単位で交換をするので、LRU単位の着陸回数の管理の精度が向上する。LRU単位での着陸回数を正確に把握するこよにより、LRU単位の寿命管理の精度が向上し、管理寿命に到達する前に確実にLRUを交換することができる。
また、ピーク加速度の履歴を紀録しているので、着陸時に降着装置が通常よりも大きな負荷をうけた場合に、ピーク加速度を履歴データで確認できる。ピーク加速度から管理限界を越えた荷重を受けたことを確認でき、LRUの交換を適時におこなうことができる。
第四の実施形態にかかる降着装置の主要部は、第二の実施形態にかかる降着装置の構成と同じなので、異なる点のみを説明する。
所定の位置は、着陸時または滑走路走行時に応力がクリティカルになる可能性のあるサブアッセンブリの部位である。
例えば、ショックストラットと飛行体との連結部の応力を測定する。
記憶機器24が、応力データを累積して履歴データに記憶する。
管理装置が、応力データの履歴を解析して寿命管理をして、残存寿命の予測をする。残存寿命が少ない場合には、即時交換を警告する。
この様にすると、加速度センサによる衝撃荷重負荷を用いた管理よりも直接的であり、サブアッセンブリの構造健全性の判定精度が向上する。
第五の実施形態にかかる降着装置の主要部は、第二の実施形態にかかる降着装置の構成と同じなので、異なる点のみを説明する。
記憶機器24が、ショックストラットの内部圧力とショックストラットのストロークとを累積して履歴データに記憶する。
管理装置が、ショックストラットの内部圧力とショックストラットのストロークからショックストラットの油洩れまたはエア洩れの有無をチェックする。
例えば、ショックストラットの内部圧力とショックストラットのストロークのをかけ算した値の変動から、油洩れまたはエア洩れの量を推測する。油洩れまたはエア洩れの量がゼロであるばあい、ショックストラットの内部圧力とショックストラットのストロークのをかけ算した値は変動しない。
管理装置は、ショックストラットの油量の推移を推測し、油量が管理限界を逸脱したと判断すると警告信号を発し、メンテナンスを促す。
この様にすると、ショックショタラットの油量管理の精度を向上させることをできる。
第六の実施形態にかかる降着装置の主要部は、第二の実施形態にかかる降着装置の構成と同じなので、異なる点のみを説明する。
測定センサが、複数(例えば、左右一対)の降着装置のショックストラットの内部圧力に対応する信号データを出力する。
記憶機器24が、ショックストラットの内部圧力とショックストラットのストロークとを累積して履歴データに記憶する。
管理装置は、左右一対の降着装置のサブアッセンブリに組み込まれた各油圧シリンダの圧力を比較し、左右一対のの降着装置の分担荷重を推定し、寿命を推測する。
この様にすると、複数(例えば、左右一対)の降着装置の寿命予測の精度を向上させることをできる。
第七の実施形態にかかる降着装置の主要部は、第二の実施形態にかかる降着装置の構成と同じなので、異なる点のみを説明する。
記憶機器24が、サブアッセンブリに組み込まれたショックストラットの油量を累積して履歴データに記憶する。
管理装置が、油量の変化を解析し、油量が適切でなくなることが予測されると、油の補充を警告する。従って、適切な油量を確保できる。
第八の実施形態にかかる降着装置の主要部は、第二の実施形態にかかる降着装置の構成と同じなので、異なる点のみを説明する。
記憶機器24が、サブアッセンブリに組み込まれた油圧アクチエータの油の汚染度を累積して履歴データに記憶する。
管理装置が、油の汚染度の変化を解析し、油の汚染度が適切でなくなることが予測されると、油の交換を警告する。従って、適切な油の汚染度を確保できる。
第九の実施形態にかかる降着装置の主要部は、第二の実施形態にかかる降着装置の構成と同じなので、異なる点のみを説明する。
記憶機器24が、降着装置のサブアッセンブリの温度を履歴データに記憶する。
管理装置が、温度を解析し、温度が管理限界を超えている場合に、サブアッセンブリの交換を警告する。
着陸時に急激な制動をおこなうと、ブレーキの熱がサブアッセンブリに伝達し、サブアッセンブリを構成する金属材料等に材料劣化を引き起こす様な温度上昇が発生することがある。
この様にすると、温度がその様な値を記録している場合に、性能に重大な影響を与える温度履歴をもったサブアッセンブリの早期交換をうながすことができる。
第十の実施形態にかかる降着装置の主要部は、第二の実施形態にかかる降着装置の構成と同じなので、異なる点のみを説明する。
記憶機器24が、降着装置のサブアッセンブリの腐食度合を履歴データに記憶する。
管理装置が、腐食度合を解析し、腐食が管理限界を超えている場合に、サブアッセンブリの交換を警告する。
この様にすると、腐食の可能性のある位置の腐食度合を測定し腐食の程度を判定し、必要な場合には早期交換を警告し、機械システムの健全性を維持できる。
第十一の実施形態にかかる降着装置の主要部は、第二の実施形態にかかる降着装置の構成と同じなので、異なる点のみを説明する。
記憶機器24が、降着装置のタイヤのタイヤ圧を履歴データに記憶する。
管理装置が、タイヤ圧を解析し、タイヤ圧に異常がある場合に、警告を発する。
この様にすると、異常のあるタイヤの早期交換を警告し、機械システムの健全性を維持できる。
運用管理方法は、飛行体が地上に接して走るための降着装置を運用管理する方法である。
運用管理方法は、準備工程S10と抽出方法S20と交換工程S30とで構成される。
準備工程は、第二の実施形態に係る運用管理装置を備えた降着装置を準備する工程である。
第二の実施形態に係る運用管理装置が、降着装置の各サブシステムに各々に固定される。
例えば、飛行機の主輪または前輪の降着装置に運用管理装置を備える。
例えば、運用保守要員が、携帯端末40を用いて複数の履歴管理装置20の記憶機器24から履歴データを抽出し、管理パソコン50へ送る。
履歴データは、着陸回数、管理限界着陸回数、着陸毎のピーク加速度のデータを含んでいる。
携帯端末が、履歴管理装置毎に、履歴データの着陸回数が管理限界着陸回数を上回るか否かをチェックする。着陸回数が管理限界着陸回数を上回っているときに、携帯端末が、その履歴管理装置に警告を発する。
また、携帯端末は、履歴管理装置毎に、履歴データのピーク加速度が管理限界加速度を上回るか否かをチェックする。ピーク加速度が管理限界加速度を上回っているときに、携帯端末が、その履歴管理装置に警告を発する。
運用保守要員は、警告を発した履歴管理装置が固定されたサブアッセンブリを外し、新たなサブアッセンブリを機械システムに組み付ける。
運用管理方法は、飛行体が地上に接して走るための降着装置を運用管理する方法である。
運用管理方法は、準備工程S10と抽出方法S20と交換工程S30とで構成される。
準備工程は、第三の実施形態に係る運用管理装置を備えた降着装置を準備する工程である。
第二の実施形態に係る運用管理装置が、降着装置の各サブシステムに各々に固定される。
例えば、運用保守要員が、携帯端末40を用いて複数の履歴管理装置20の記憶機器24から履歴データを抽出し、管理パソコン50へ送る。
履歴データは、着陸毎のピーク加速度のデータを含んでいる。
携帯端末が、履歴管理装置毎に、履歴データのピーク加速度の総数を数えて、その総数を着陸回数と推定し、推定された着陸回数がが管理限界着陸回数を上回るか否かをチェックする。着陸回数が管理限界着陸回数を上回っているときに、携帯端末が、その履歴管理装置に警告を発する。
また、携帯端末は、履歴管理装置毎に、履歴データのピーク加速度が管理限界加速度を上回るか否かをチェックする。ピーク加速度が管理限界加速度を上回っているときに、携帯端末が、その履歴管理装置に警告を発する。
運用保守要員は、警告を発した履歴管理装置が固定されたサブアッセンブリを外し、新たなサブアッセンブリを機械システムに組み付ける。
機械システムを構成する複数のサブアッセンブリ毎に複数の履歴管理装置20を固定し、そのひとつに、測定センサ21とデータ送信機器23aと記憶機器24を有する特定履歴管理装置20aを採用し、その他にデータ受信機器34bと記憶機器24とを有する履歴管理装置20を採用し、特定履歴管理装置20aが機械システムに作用する物理量に対応する信号データを出力し、複数の履歴管理装置20が信号データまたは信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶する様にしたので、機械システムを構成する複数のサブアッセンブリ毎に履歴データを保存できる。
また、複数の履歴管理装置20の記憶機器24に記憶された履歴データを各々に抽出し、履歴データが予め設定された管理限界を逸脱すると判断された履歴管理装置20の固定されたサブアッセンブリ毎に警告を発する様にしたので、機械システムを構成する複数のサブアッセンブリから管理限界を超える履歴を持ったサブアッセンブリを特定できる。
定期的に複数の記憶機器24から履歴データを各々に抽出し、履歴データが予め設定された管理限界を逸脱すると判断されたサブアッセンブリ毎に警告を発し、警告を発すると管理限界を超えたと判断された履歴管理装置の固定されたサブアッセンブリを交換する様にしたので、複数のサブアッセンブリの中の管理限界を超える履歴を持ったサブアッセンブリを適時に交換できる。
降着装置10を構成する複数のサブアッセンブリ毎に複数の履歴管理装置20を固定し、そのひとつに測定センサ21とデータ送信機器23aと記憶機器24を有する特定履歴管理装置20aを採用し、その他にデータ受信機器23bと記憶機器24とを有する履歴管理装置20を採用し、特定履歴管理装置20aが飛行体の降着装置10に作用する物理量に対応する信号データを出力し、複数の履歴管理装置20が信号データまたは信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶する様にしたので、機械システムを構成する複数のサブアッセンブリ毎に履歴データを保存できる。
また、信号データを解析して飛行機が着陸したと判断すると着陸信号を生成し、サブアッセンブリの全ライフサイクルでの着陸回数を履歴データとして記憶し、着陸信号を受けると着陸回数を増分し、履歴データの着陸回数を書き換える様にしたので、飛行体が着陸する毎に、飛行体降着装置を構成する複数のサブアッセンブリ毎の経験した着陸回数を複数のサブアッセンブリ毎に記憶できる。
また、信号データを解析して飛行機が着陸したと判断すると着陸信号を生成し、着陸信号を受けると信号データを履歴データに追記する様にしたので、飛行体が着陸する毎に、飛行体降着装置に作用した信号データを複数のサブアッセンブリ毎に記憶できる。
また、降着装置に作用する加速度又は力が予め定められた閾値を上回ったときに飛行機が着陸したと判断して着陸信号を解析データとして出力する様にしたので、飛行体が着陸した際に降着装置に作用する加速度または力が大きくなる現象を利用して飛行体の着陸タイミングを検知できる。
また、降着装置に作用する加速度又は力が予め定められた閾値を上回った後で、信号データの変動が所定時間を越えて継続したときに飛行機が着陸したと判断して着陸信号を解析データとして出力する様にしたので、飛行体が着陸した際に降着装置に作用する加速度または力が大きくなり、その後一定時間だけ加速度または力が変動する現象を利用して飛行体の着陸タイミングを検知できる。
定期的に複数の履歴管理装置20の記憶機器24の履歴データから着陸回数を各々に抽出し、着陸回数が予め設定されたた管理限界着陸回数を超えると判断された履歴管理装置20毎に警告を発し、管理限界を超えたと判断された履歴管理装置20の固定されたサブアッセンブリを交換する様にしたので、複数のサブアッセンブリの中の管理限界着陸回数を超える履歴を持ったサブアッセンブリを適時に交換できる。
また、定期的に複数の履歴管理装置20の記憶機器24のデータから信号データを各々に抽出し、信号データの総数から逆算して推測した着陸回数がが予め設定されたた管理限界着陸回数を超えると判断された履歴管理装置の固定されたサブアッセンブリ毎に警告を発し、\管理限界を超えたと判断された履歴管理装置の固定されたサブアッセンブリを交換する様にしたので、複数のサブアッセンブリの中の管理限界着陸回数を超える履歴を持ったサブアッセンブリを適時に交換できる。
11 ショックストラット
12 リトラクトアクチエータ
13 ドラッグブレース
14 アップロックメカニズム
15 ブレーキ付きホイール
16 タイヤ
20 履歴管理装置
20a 特定履歴管理装置
21 測定センサ
22 解析機器
23 データ通信機器
23a データ送信機器
23b データ受信機器
24 記憶機器
30 データ収集機器
40 携帯端末
50 管理パソコン
60 管理サーバ
70 全体管理システム
80 通信衛星
Claims (8)
- 複数のサブアッセンブリで構成される飛行体の降着装置を運用管理する運用管理装置であって、
複数のサブアッセンブリに各々に固定された複数の履歴管理装置を、
備え、
複数の前記履歴管理装置のうちの特定のひとつである特定履歴管理装置が、
前記降着装置に作用する物理量に対応する信号データを出力する測定センサと、
他の前記履歴管理装置にデータを送信するデータ送信機器と、
前記信号データまたは前記信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶する記憶機器と、
前記信号データを解析して飛行機が着陸したと判断すると着陸信号を生成する解析機器と、
を有し、
複数の前記履歴管理装置のうち前記特定履歴管理装置を除くものが、
前記特定履歴管理装置からデータを受信するデータ受信機器と、
前記信号データまたは前記信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶する記憶機器と、を有し、
前記記憶機器が、前記サブアッセンブリの全ライフサイクルでの着陸回数を前記履歴データとして記憶し、前記着陸信号を受けると前記着陸回数を増分し、前記履歴データの前記着陸回数を書き換える、
ことを特徴とする運用管理装置。 - 複数のサブアッセンブリで構成される飛行体の降着装置を運用管理する運用管理装置であって、
複数のサブアッセンブリに各々に固定された複数の履歴管理装置を、
備え、
複数の前記履歴管理装置のうちの特定のひとつである特定履歴管理装置が、
前記降着装置に作用する物理量に対応する信号データを出力する測定センサと、
他の前記履歴管理装置にデータを送信するデータ送信機器と、
前記信号データまたは前記信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶する記憶機器と、
記信号データを解析して飛行機が着陸したと判断すると着陸信号を生成する解析機器と、
を有し、
複数の前記履歴管理装置のうち前記特定履歴管理装置を除くものが、
前記特定履歴管理装置からデータを受信するデータ受信機器と、
前記信号データまたは前記信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶する記憶機器と、を有し、
前記記憶機器が、前記着陸信号を受けると前記信号データを前記履歴データに追記する、
ことを特徴とする運用管理装置。 - 前記測定センサが前記降着装置に作用する加速度又は力に対応する信号データを出力し、
前記解析機器が前記信号データが予め定められた閾値を上回ったときに飛行機が着陸したと判断して前記着陸信号を出力する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2のうちのひとつに記載の運用管理装置。 - 前記測定センサが前記降着装置に作用する加速度又は力に対応する信号データを出力し、
前記解析機器が前記信号データが予め定められた閾値を上回った後で前記信号データの変動が所定時間を越えて継続したときに飛行機が着陸したと判断して前記着陸信号を出力する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2のうちのひとつに記載の運用管理装置。 - 飛行体が地上を走るための降着装置であって、
降着装置を構成する複数のサブアッセンブリと、
複数のサブアッセンブリに各々に固定された複数の履歴管理装置と、
を備え、
複数の前記履歴管理装置のうちの特定のひとつである特定履歴管理装置が、
前記降着装置に作用する物理量に対応する信号データを出力する測定センサと、
他の前記履歴管理装置にデータを送信するデータ送信機器と、
前記信号データまたは前記信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶する記憶機器と、
前記信号データを解析して飛行機が着陸したと判断すると着陸信号を生成する解析機器と、
を有し、
複数の前記履歴管理装置のうち前記特定履歴管理装置を除くものが、
前記特定履歴管理装置からデータを受信するデータ受信機器と、
前記信号データまたは前記信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶する記憶機器と、を有し、
前記記憶機器が、前記サブアッセンブリの全ライフサイクルでの着陸回数を前記履歴データとして記憶し、前記着陸信号を受けると前記着陸回数を増分し、前記履歴データの前記着陸回数を書き換える、
ことを特徴とする降着装置。 - 飛行体が地上を走るための降着装置であって、
降着装置を構成する複数のサブアッセンブリと、
複数のサブアッセンブリに各々に固定された複数の履歴管理装置と、
を備え、
複数の前記履歴管理装置のうちの特定のひとつである特定履歴管理装置が、
前記降着装置に作用する物理量に対応する信号データを出力する測定センサと、
他の前記履歴管理装置にデータを送信するデータ送信機器と、
前記信号データまたは前記信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶する記憶機器と、
前記信号データを解析して飛行機が着陸したと判断すると着陸信号を生成する前記解析機器と、
を有し、
複数の前記履歴管理装置のうち前記特定履歴管理装置を除くものが、
前記特定履歴管理装置からデータを受信するデータ受信機器と、
前記信号データまたは前記信号データを解析して得た解析データを蓄積して得た履歴データをメモリに記憶する記憶機器と、を有し、
前記記憶機器が、前記着陸信号を受けると前記信号データを前記履歴データに追記する、
ことを特徴とする降着装置。 - 前記測定センサが前記降着装置に作用する加速度又は力に対応するセンサ信号を出力し、
前記解析機器が前記センサ信号が予め定められた閾値を上回ったときに飛行機が着陸したと判断して前記着陸信号を出力する、
ことを特徴とする請求項5または請求項6のうちのひとつに記載の降着装置。 - 前記測定センサが前記降着装置に作用する加速度又は力に対応するセンサ信号を出力し、
前記解析機器が前記センサ信号が予め定められた閾値を上回った後で前記センサ信号の変動が所定時間を越えて継続したときに飛行機が着陸したと判断して前記着陸信号を出力する、
ことを特徴とする請求項5または請求項6のうちのひとつに記載の降着装置。
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