JP4911734B2 - Sealing tool. - Google Patents
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Description
この発明は、例えば、郵便物を入れた袋や硬貨袋のような袋物の口を結束したり封印するときなどに用いられる封緘具に関する。 The present invention relates to a sealing tool used when, for example, a mouth of a bag such as a bag containing mail or a coin bag is bound or sealed.
一般に、袋物の口を結束したり封印する封緘具は、プラスチックにより作られており、封印に用いられているものを取り外して再使用することができるタイプのものと、取り外すときには切断しなければならず再使用することができないタイプのものとがある。再使用できるタイプでは、ロックを解除することによって取り外すことができるが、再使用することができないタイプでは、ロックを解除することができずハサミ等によってバンド部分を切断しなければならない。切断することは、切断具を用意しなければならないとともに、切断する煩わしさがある。 In general, the sealing device that binds and seals the mouth of a bag is made of plastic, and can be removed and reused when it is removed. Some types cannot be reused. In the reusable type, it can be removed by releasing the lock. However, in the type that cannot be reused, the lock cannot be released and the band portion must be cut with scissors or the like. Cutting requires preparation of a cutting tool and is troublesome to cut.
そこで、再使用することができないタイプでも切断することなしに取り外しをできるようにしたものが提案されている。その1つは、バンド体の一端部に指で摘んで引っ張ることができる板片部を設け、この板片部にバンド体を挿入可能な挿入部を設け、この挿入部とバンド体とに引き抜きを阻止する連結機構を設けてなり、板片部を引っ張ることにより引き破られてバンド体の一端部を挿入部から分断する破断線の中間部が挿入部を取り囲む形態で板片部に設けられ、破断線の一端部が挿入部の一方側を通過して板片部の端縁まで延びきっており、破断線の他端部が上記挿入部の他方側を通過してバンド体の一端部における幅方向の端縁まで延びているというものである。 In view of this, a type has been proposed in which a type that cannot be reused can be removed without being cut. One is to provide a plate piece that can be picked and pulled by one finger at one end of the band body, and to provide an insertion section into which the band body can be inserted. Is provided on the plate piece in such a way that an intermediate portion of the breaking line that is torn by pulling the plate piece portion and divides one end portion of the band body from the insertion portion surrounds the insertion portion. The one end of the breaking line passes through one side of the insertion part and extends to the edge of the plate piece, and the other end of the breaking line passes through the other side of the insertion part and ends of the band body. It extends to the edge in the width direction.
また、2つには、バンド部と、このバンド部の基端に連設されたタグ部と、バンド部の基端とタグ部との間の連接部に裂け目を介して引きちぎり可能に繋いである隆起状のヘッド部とを備えており、前記ヘッド部のバンド延出方向側とは反対側に、前記ヘッド部の隆起方向と同一方向に隆起する凸部が前記ヘッド部に隣接し、前記タグ部に前記裂け目と連続する裂け目を介して引きちぎり可能に連設され、凸部とヘッド部との連接部を前記凸部がヘッド部に近づくように折り曲げることにより前記凸部がヘッド部に接当干渉するようにしたものである。
しかしながら、上記構成の封緘具においては、破断線や裂け目が挿入部を取り囲むように設けられているので、引き裂く場合にも挿入部の回りを回すように引っ張らなければならない。従って、必ずしも容易に引き裂くことはできないという問題があった。 However, in the sealing device having the above-described configuration, the breaking line and the tear are provided so as to surround the insertion portion. Therefore, even when the tear is torn, it must be pulled around the insertion portion. Therefore, there is a problem that it cannot always be easily torn.
そこで、この発明は、かかる問題を解消するためになされたものであり、バンド挿入部の一方側をめくり上げ、あるいは引き裂くことによって取り外すことができるようにしたもので、例えば、挿入部に指で摘むことができる突片を連設しておき、この突片を引っ張ってバンド挿入部の一部を引き裂くことによって、バンド体と挿入部とのロック状態を解除し、再度ロックすることを不可能にした封緘具を提供することを目的とする。 In view of this, the present invention has been made to solve such a problem, and can be removed by turning up or tearing one side of the band insertion portion. It is impossible to release the locked state between the band body and the insertion part again by pulling this piece and tearing a part of the band insertion part. The purpose is to provide a sealing device.
この発明は上記目的を達成するために次のような構成とした。即ち、この発明に係る封緘具は、折り曲げ可能な可撓性を有し片面に複数の係合突起を突設したバンド部と、内面に突設した係合爪によって前記バンド部を締め付け方向へのみ挿通可能としたバンド挿入部とを有し、前記バンド挿入部の上端部前面に把持部を突設し、バンド挿入部の把持部の両側に位置する部分に引き裂き部を設けてなり、前記引き裂き部は上端が開口した切欠部と前記切欠部に続いて係止爪よりも下方に達する薄肉部とによって形成されており、バンド挿入部と把持部との間に補強板を設けてバンド挿入部と把持部とを一体に連結したことを特徴とする。 In order to achieve the above object, the present invention is configured as follows. In other words, the sealing device according to the present invention has a band part that is foldable and has a plurality of engaging protrusions on one side, and an engaging claw that protrudes on the inner surface . A band insertion portion that can only be inserted, and a gripping portion projectingly provided on the front surface of the upper end portion of the band insertion portion, and a tearing portion is provided at portions located on both sides of the gripping portion of the band insertion portion, The tearing part is formed by a notch part whose upper end is open and a thin part that extends below the notch part following the notch part, and a band is inserted by providing a reinforcing plate between the band insertion part and the grip part. The part and the grip part are integrally connected .
また、この発明に係る封緘具は、バンド挿入部の上端部前面に突設した把持部とは反対方向にも把持部を突設してもよい。 Moreover, the sealing tool which concerns on this invention may project a holding part also in the opposite direction to the holding part which protruded on the front surface of the upper end part of a band insertion part .
上記のように、この発明によれば、挿入部に設けた把持部を持ってバンド部と同一方向に把持部を引っ張るだけで簡単に挿入部を引き裂いて破壊することができるので、ロック状態は解除され、バンド部を引き抜くことができる。また、挿入部は破壊されているので、再度封緘具として使用することはできない。このように、この発明によれば、切断具を用いることなく、簡単に取り外すことができるとともに、開封による不正な使用を防止することができる。 As described above, according to the present invention, since the insertion portion can be easily torn and broken simply by holding the grip portion provided in the insertion portion and pulling the grip portion in the same direction as the band portion, the locked state is It is released and the band part can be pulled out. Moreover, since the insertion part is destroyed, it cannot be used again as a sealing tool. Thus, according to the present invention, it is possible to easily remove without using a cutting tool, and to prevent unauthorized use by opening.
以下に、この発明を図示する実施形態について詳細に説明する。図1は、一実施形態を示す封緘具の平面図、図2は、同じく側面図である。この封緘具Fは、バンド部1と、連接部2と、断面方形状のバンド挿入部3と、把持部4とからなり、ナイロン、ポリプロピレン等の合成樹脂によって一体に形成されている。
Embodiments illustrating the present invention will be described in detail below. FIG. 1 is a plan view of a sealing tool showing an embodiment, and FIG. 2 is a side view of the same. The sealing tool F includes a
前記バンド部1は、折り曲げ可能な可撓性を有しており、片面には、前記連接部2側に略円錐状の突起21が所定の間隔でバンド部1の長さ方向に突設されており、前記突起21に続いて鋸歯状の係合突起22がバンド部の先端部に向かって突設されている。さらに、前記バンド部1の前記突起21,係合突起22を突設した面の反対側の面には、円盤状突起23がバンド部1の先端側に突設されている。前記円盤状突起23は、バンド部を引っ張るときの滑り止めとして作用する。
The
また、バンド部1を先端部から挿入して引き抜きを阻止する前記バンド挿入部3は、図3〜図7に示すように、連接部2を介して設けられており、連接部2は、平面においてバンド挿入部3の周縁からはみ出す大きさであって、バンド部1と同じ肉厚に形成されている。
Further, the
バンド挿入部3は、上端面31と下端面32が開口した断面方形状のバンド挿入孔33を有する中空体であって、前記円盤状突起23側に突出している。前記バンド挿入孔33の断面形状は、バンド部1の断面形状とほぼ同一形状に形成されている。また、前記バンド挿入孔33の内面には、挿入されたバンド部1の前記係合突起22と引き抜き方向において係合する係合爪34と、この係合爪34と対向する側に押圧用リブ35が設けられている。
The
前記係合爪34は、先端部が上端面31に向かって内側に傾斜しており、側面は解放されて下端部のみがバンド挿入孔33の内面に連結している。従って、バンド部1を挿入すると、係合爪34は、先端部がバンド挿入孔33の内面側に押圧されて変形するが、挿入したバンド部1を引き抜こうとすると、係合爪34の端面が係合突起22の略直角面22aに係合して引き抜きが阻止される。
The
さらに、前記係合爪34と対向して設けられた押圧用リブ35の下端面は、傾斜面35aとなってバンド挿入孔33の内面に連続している。従って、挿入されたバンド部1は、係合爪34側に傾斜することになり、係合爪34と係合突起22との係合をより確実にする。
Further, the lower end surface of the
前記把持部4は、バンド挿入部3の基端部前面3aにバンド部1とは反対側に連接部2と同じ幅で一体に突設されている。把持部4とバンド挿入部3は、前記バンド挿入部3の立設方向と同一方向に立設された略三角形状の補強板5によって補強されている。この補強板5によって把持部4とバンド挿入部3の連設角度は維持され、容易に変形することがない。従って、後述するように、バンド挿入部3の前面を容易にめくり上げることができる。さらに、把持部4の先端面には、把持して確実に引っ張ることができるように、滑り止め用の突片41が直交するように設けられている。
The
前記バンド挿入部3の把持部4側の基端部前面3aには、スリット36,36が形成されている。前記スリット36,36は、前記補強板5の両側に形成されており、下端は下端面32側において開口している。一方、前記把持部4にもバンド挿入部3側に透孔42、42が設けられている。前記透孔42,42は、バンド挿入部3の側面よりも外方にはみ出す大きさであって、バンド挿入部3の基端に沿って設けられている。前記透孔42,42は、前記スリット36,36と同様に前記補強板5の両側に設けられており、前記スリット36,36と透孔42,42とはバンド挿入部3の基端において連通している。
また、前記把持部4と連接部2との境界部分には、バンド挿入部3の基端に沿って切断部43,43が設けられている。切断部43は、V字状の切り込みによって薄肉に形成されている。切断部43を切断することによって把持部4と連接部2とは切り離され、把持部4は、透孔42,42の内側、即ち、補強板5を設けた部分においてのみバンド挿入部3と連結している。
Further, cutting
図8から図10は、この発明に係る第2実施形態を示し、図8は要部を示す斜視図、図9は同じく側面図、図10は平面図である。この実施形態では、封緘具F1は、連接部2aの幅寸法をバンド挿入部3の幅寸法と同じく形成し、把持部4aをバンド挿入部3の基端から連設した点において第1実施形態と異なっている。
8 to 10 show a second embodiment according to the present invention. FIG. 8 is a perspective view showing a main part, FIG. 9 is a side view, and FIG. 10 is a plan view. In this embodiment, the sealing tool F1 is the same as the first embodiment in that the width of the connecting
従って、この第2実施形態の封緘具F1では、把持部4aに設ける透孔42a、42aは、スリット36,36とほぼ同じ幅に形成され、互いに連通している。切断部43a,43aは、前記透孔42a、42aと把持部4aの側端面との間に設けられている。従って、切断部43a,43aを切断することによって、前記透孔42a、42a及びスリット36,36は、把持部4aの側端面に解放されることになる。
Therefore, in the sealing device F1 of the second embodiment, the through
上記第2実施形態における他の構成は、第1実施形態と同様であるから、同一構成については、同一符号を付してその説明は省略する。 Since other configurations in the second embodiment are the same as those in the first embodiment, the same components are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
なお、上記第1及び第2の実施形態において、スリット36、透孔42,42a及び切断部43,43aは、図示するようにバンド挿入部3の前面ではなく、バンド部1側である後面3bに設けることも可能である。スリット36、透孔42,42a及び切断部43,43aをバンド挿入部3の後面3bに設けた場合には、把持部4,4aを省略することも可能である。把持部4,4aを省略した場合には、切断部43,43aを切断した後、バンド挿入孔33に指先を入れてめくり上げるか、バンド部1を把持部の代わりにしてバンド部1とは反対方向に引っ張り上げることによってスリット36,36の内側をめくり上げることができる。
In the first and second embodiments, the
図11及び図12は、この発明の第3実施形態を示す。この第3実施形態の封緘具F2では、バンド挿入部3は、連接部を介することなく直接バンド部1を有している。上記第1及び第2実施形態では、バンド挿入部の前面3aを下からめくり上げるためにスリットをバンド挿入部3の基端部に設けたが、この第3実施形態では、バンド挿入部3cの上端部にスリット及び把持部を設けてなる。即ち、バンド挿入部3の上端部前面に把持部4bを突設してなる。把持部4bの先端には、把持したときの滑りを防止する滑り止め用突片41aが設けられている。
11 and 12 show a third embodiment of the present invention. In the sealing tool F2 of the third embodiment, the
また、バンド挿入部3の前面には、前記把持部4bの両側に引き裂き部45,45が設けられている。前記引き裂き部45は、上端が開口した切欠部45aと、切り裂くことが可能なように、他の部分よりも薄肉とした薄肉部45bによって形成されている。前記薄肉部45bは、バンド挿入孔33内に突設した係合爪34よりも下方にまで形成されていることが好ましい。前記薄肉部45bは、V字状溝またはU字状溝によって他の部分よりも薄肉とすることができる。
Further, on the front surface of the
さらに、図から明らかなように、バンド挿入部3の上端部には、前記把持部4bと反対向きの把持部4cが設けられている。前記把持部4cは、把持部4bと同一の構成とすることができる。このように、把持部4cを設けた場合には、把持部4bと同時に把持し、互いに引っ張ることによって引き裂き部45から容易に引き裂くことができる。引き裂き部45から引き裂かれると、バンド挿入部3の上端部前面は下方に引き下げることによって折り曲げられた状態となり、バンド部1の係合突起22と係合爪34との係合が解除され、バンド部1を引き抜くことができる。
Further, as is apparent from the drawing, a
尚、上記第3実施形態においては、把持部4b、4cのいずれか一方を省略することができるとともに、把持部4b、4cとも省略するか、把持部4cを省略し、引き裂き部45をバンド挿入部3の後面3b、即ち、バンド部1側に設けてもよい。引き裂き部45をバンド挿入部3のバンド部1側に設けた場合には、把持部4bを持つか、バンド挿入部3の下端面に位置する部分のバンド部1を持って引っ張ることにより引き裂き部45から引き裂けばよい。バンド挿入部3のバンド部側がめくられた状態となり、バンド部1の係合突起22と係合爪34との係合が解除され、バンド部1を引き抜くことができる。
In the third embodiment, either one of the
次に、図13及び図14に基づいて、第1実施形態の封緘具の使用例について説明する。図13に示すように、郵便物を入れた袋や硬貨袋のような袋物の口部(図示省略)にバンド部1を巻き付け、バンド部1の先端部をバンド挿入部3の下端面32からバンド挿入孔33に挿入して上端面31から突出させる。そして、バンド挿入部3を押さえながらバンド部1の先端部を引っ張って締め付ければよい。このとき、バンド部1の係合突起22とバンド挿入孔33内の係合爪34とが係合してバンド部1のバンド挿入孔33からの引き抜きを阻止する。
Next, based on FIG.13 and FIG.14, the usage example of the sealing tool of 1st Embodiment is demonstrated. As shown in FIG. 13, the
一方、開封するには、図14に示すように、把持部4を持ち、他方の手でバンド挿入部3の基端部を持って、把持部4を引っ張りながらめくり上げるように折り曲げると、補強板5によって切断部43に大きな引張力が集中するために簡単に切断することができる。そのまま把持部4を持って上端面31の方に引っ張ればスリット36,36が形成されていることによって、バンド挿入部3の前面3aも一体にめくり上げられる。このようにして、連結部分の切断部43を切断することによって、バンド挿入部3の前面3aは簡単に開口されることになるので、係合突起22と係合爪34との係合状態が解除され、バンド部1の先端部を引き抜くことができる。
On the other hand, for opening, as shown in FIG. 14, holding the
バンド挿入部3の前面3aをめくり上げた後は、再度封緘具として使用することは不可能であるから、被封緘物を不正に取り出すことができない。
After the
1:バンド部
2:連接部
3:バンド挿入部
3a:バンド挿入部の前面
3b:バンド挿入部の後面
4,4a、4b、4c:把持部
5:補強板
21:略円錐状突起
22:係合突起
23:円盤状突起
31:上端面
32:下端面
33:バンド挿入孔
34:係合爪
35:押圧用リブ
35a:傾斜面
36:スリット
41,41a:突片
42,42a:透孔
43,43a:切断部
45:引き裂き部
1: band part 2: connecting part 3:
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