JP4911594B2 - 対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限方法、並びにその装置 - Google Patents
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従来より、ワークフローエンジンやそれを適用して開発されたワークフロー管理システム(WFMS)において、条件分岐や合流などを含むワークフロー記述として予め指定した通りに対話処理を実行する機能が実現されている。一般に、データ項目の値同士が既定の整合性を維持するような入力操作を複数段階に亘って行う際、無駄なやり直しを少なくするという観点でヒューリスティック(経験則的)に最適とされる入力順序が存在する。上記対話機能によって、このような最適な順序に従った進め方となるように、システムがオペレータに対して次の操作を提示・制限する処理(公知例1)が実現されている(非特許文献1参照)。
また、従来より、ビジネスルールエンジンやそれを適用して開発されたビジネスルール管理システム(BRMS)において、複数のデータ項目の値に対するIF−THENルールを実行する機能が実現されている。この機能によって、値の整合性をチェックする、あるいは整合性を維持するための値の伝播を行う、あるいは所定の操作の実行を禁止する、あるいは当該の対話処理場面で推奨される操作を提示する、等の処理が一般に実現されている(非特許文献2参照)。
また、従来より、複数のデータ項目の値同士が満たすべき整合性を、制約条件として予め定義しておき、データ項目が取り得る値の侯補を指定することで、それら候補の中から整合性を満たす値の組み合わせを列挙するコンピュータプログラムとして「制約ソルバ(または制約充足ソルバ)」と呼ばれるものが、一般に実現されている。
また、従来より、ある操作を実行するに際しての事前条件と事後条件を、操作の種類毎に予め定義しておき、それら操作の対象領域について初期状態と目標状態を指定することで、初期状態から目標状態に至る操作の順序を求めるコンピュータプログラムとして「プランナー」と呼ばれるものが、一般に実現されている(非特許文献4参照)。
K.Tayama, T.Maruyama, H.Uno, and T.Inoue, "An Operation Support System Architecture for Network Provisioning of Optical Access Networks", IEEE NOMS2002, Florence Italy, S24.1, April 2002, pp.829-842 "ILOG JRules 6"、[online]、アイログ株式会社、[平成18年10月26日検索]、インターネット<URL:http://www.ilog.co.jp./products/jrules/whatsnew/index.cfm> "iZ:Constraint Programing 制約プログラミング入門"、[online]、株式会社NTTデータセキスイシステムズ、[平成18年5月29日検索]、インターネット<URL:http://www.isac.co.jp/iz/tutorial.html> A.Gerevini and D.Long, "Plan Constraints and Preference in PDDL3", Technical Report, Department of Electronics for Automation, University of Brescia, Italy, Augsut 2005 <URL:http://cs-www.cs.yale.edu/homes/dvm/papers/pddl-ipc5.pdf> 増田 健、他「柔軟なシステムを実現するプロセス制御技術」NTT技術ジャーナル、第18巻、第9号、2006年9月、pp.50−54 H.Oishi, T.Nakatani, K.Tayama, S.Ogasawara, T.Yamamura, "OSS Architecture for Flexible and Efficient Process Control", IEEE NOMS2006, April 2006, pp.1-13
一般に、オペレータとの複数段階に及ぶ対話処理を経て、トランザクション単位で処理を遂行する業務システムが多く存在する。対話処理の流れが単純な場合、即ちシステム開発時に処理の流れの分岐を全て列挙することが容易で、フロー記述として定義できる場合は、ワークフローエンジンが有効である。
上記問題を解決する手段として、ビジネスルールエンジンを使用することが考えられる。ビジネスルールエンジンはワークフロー記述と異なり、複雑な条件判断に基づいた変数値の変更や処理の起動が可能となる。
上記問題を解決する手段として、制約ソルバを使用することが考えられる。制約ソルバはIF−THENルールと異なり、制約条件として与えた整合性が、途中の処理経過に関係なく、最終的に得られる解において満たされることが保証される。但し、制約ソルバの基本的な動作は、制約条件と変数を一括して与えるとそれを満足する解を列挙する形の関数型動作であるために、対話処理にそのまま適用することはできない。そこで、例えば、対話処理においてオペレータから入力された値を、同値制約や非同値制約や不等号制約等の形で順次追加し、入力段階毎に制約ソルバに制約充足問題を解かせる方法(公知例2)が考えられる(非特許文献5,6参照)。得られた解は、次の入力画面においてオペレータに対する他のデータ項目の値の選択候補の提示あるいは値の範囲チェックによる制限等に使用することができる。
上記、制約ソルバの処理方式上の問題を解決する手段として、プランナーを使用することが考えられる。プランナーは、目標状態に至る実行順序を、任意の時点での状態と各種操作毎の事前条件/事後条件の情報をもとに計算し、いずれか1つを提示する機能を有する。即ち、プランナーの出力を利用することにより、対話処理上で適切な実行順序を提示することができる。
以上説明したように、「入力・変更される値の内容」と「入力・変更する操作の実行順序」のどちらか一方を提示・制限する技術は、従来の技術(即ち、前者は制約ソルバ、後者は汎用プランナー)を応用することによって実現可能であるが、2つの問題解決器を同時に利用して、両方の要件を満足する技術はまだ存在しない。
図1は本発明の対話形式処理を実行する装置の概要を示す。図中、1は電子計算機(コンピュータ,サーバ)、2は操作端末、3はディスプレイ(表示装置)、4はキーボード、5はポインティングデバイス(マウス)であり、これらはハードウェアを構成する。なお、電子計算機1と操作端末2との間はLAN6等の通信回線によって接続されている。また、電子計算機1と操作端末2は同一のコンピュータでも良い。また、キーボード4及びマウス5は合わせて入力装置を構成する。
[入力からデータコントローラ・プランコントローラへの値の内容の変換・実行イベントの伝達]
適切に「入力・変更される値」と「入力操作の実行順序」の提示・制限を行うため、データコントローラ121が保持する制約充足問題(とその解)及びプランコントローラ131が保持するプランニング問題を、オペレータの入力操作に応じて変更する。つまり、入力操作の実行によりオペレータが入力した値をもとに、制約充足問題の制約の追加・削除を行い、また、プランニング問題の状態を表す述語集合の追加・削除を行う。
さらに、制約充足問題の更新により保持している解が変化した場合、それによって連鎖的にプランニング問題の更新を行う。ここでの解とは、当該制約充足問題が複数の解を有する場合、解集合のことを意味する。解が変化した場合とは、制約変数が解として取り得る値の侯補が変化した場合に相当する。
[連携のための値/イベントの対応関係表]
以上の問題更新機能は、データコントローラ121、プランコントローラ131及びリレーションマネージャ11が連携して行う。データコントローラ121は、制約充足問題とその解を保持し、さらに入力操作の内容とそれに対応する制約追加・削除の関係を保持する。同様に、プランコントローラ131は、プランニング問題を保持し、入力操作の内容と対応する述語との関係及びデータコントローラ121が保持する制約充足問題の解と対応する述語との関係を保持する。
以上示した方法により、リレーションマネージャ11は、データコントローラ121とプランコントローラ131のそれぞれにおける値の内部表現とイベント毎の動作の関係を知ることができる。その結果、更新すべき問題の組み合わせによって処理手順が3つに分岐する。各々の処理の流れを図6から図8に示す。
更新すべき問題が制約充足問題のみの場合(図6)、リレーションマネージャ11は、入力操作の内容をデータコントローラ121に送信する(図6−(2))。データコントローラ121は、保持している操作内容と制約との関係をもとに受け取った操作内容を変換し、制約の追加または削除を行い、制約充足問題を更新する(図6−(3))。最後に、データコントローラ121は、更新した制約充足問題を汎用制約ソルバ15へ送信し、その解を汎用制約ソルバ15から取得する(図6−(4)(5)(6))。
更新すべき問題がプランニング問題のみの場合(図7)、リレーションマネージャ11は、操作内容をプランコントローラ131に送信する(図7−(2))。プランコントローラ131は、保持している操作内容と事後条件との関係をもとに受け取った操作内容を変換し、事後条件を状態に反映させ、保持していたプランニング問題を更新する(図7−(3))。
更新すべき問題が、制約充足問題・プランニング問題両方の場合(図8)、このとき、リレーションマネージャ11は、始めに操作内容をデータコントローラ121に送信する。受け取ったデータコントローラ121は上記1の処理を行う(図8−(2)(3)(4)(5)(6))。その後、リレーションマネージャ11は、更新された制約充足問題の解もしくは解の一部を取得し、プランコントローラ131に送信する(図8−(7)(8))。プランコントローラ131は、受け取った解もしくは解の一部を事後条件に変換し、それを状態に反映させ、保持していたプランニング問題を更新する(図8−(9))。
前述の「問題解決器・制約ソルバの問題」でも指摘したが、対話処理上の操作画面における入力値の候補を提示・制限することは、単純に制約ソルバの機能からは実現できない。そこで、データコントローラ131は、制約ソルバ15と連携をとることでこれを達成する。この機能は、対応する制約変数の値ドメインの中から、他の変数に対応する値ドメインの範囲、並びにそのステップまでに入力された他の変数の値に対して不整合が起きないような値を抽出することで実現する。データコントローラ131は、アプリケーション20の要求に応じて、この機能を実行し、入力データ項目毎にその操作画面において入力できる(推奨される)値をアプリケーション20に提示する。
1.前記解において前記変数がとる値を集合Aに重複を避けて加える(304,305)。
その後、集合Aの内容を推奨値集合として外部へ提示する(なお、この時、リストや配列などの返却用一時変数に対して、外部へ返したい制約変数を一旦蓄積しても本質的な違いはない。)(306)。操作画面で表示しようとする制約変数の全てについて、以上の処理を繰り返し実行する(307)。
1.前記値の値制約を追加し(あるいは新たな値ドメインとし)制約充足問題を解き、解が1つ以上有る場合、当該値を集合Aに加える(403,404)。
その後、集合Aの内容を推奨値集合として外部へ提示する(405)。操作画面で表示しようとする制約変数の全てについて、以上の処理を繰り返し実行する(406)。
制約条件の数:Nc
値ドメインの要素の平均個数:Nd
絞り込み係数:Cr
問題の大きさの見積値:Ed=CrNc・NdNv
なお、この数式を基本に、1つの制約条件が拘束する変数の平均個数や、個々の制約条件が解を絞り込む強度などを考慮することにより、見積モデルの詳細化が可能である。
値ドメインの要素の平均個数:Nd
問い合わせ回数の見積値:Rf=Ni・Nd
この見積値が設定した閾値を超える問題には手法Aを適用し、超えない場合には手法Bを適用する。閾値としては、全ての解を列挙する計算(手法Aに相当)が、解の有無を判定する計算(手法Bの内側ループ1回に相当)の何回に相当するか、の回数を設定する。問題領域に応じて、後者の計算コストが小さいと予想される場合には、大きな値を設定する。
前述の「問題解決器・プランナーの問題」でも指摘したが、端末における操作(プランナーの内部表現で言うところの「アクション」に相当)の対話処理上の実行順序を提示・制限することは、単純に汎用プランナー16の機能からは実現できない。そこでプランコントローラ131は、プランナー132と連携をとることで課題を解決する。この機能は、現在の状態で事前条件が満たされ実行可能な操作の中から、その操作の実行後、目標状態へ達する実行順序が存在するものを抽出することで実現する。プランコントローラ131は、アプリケーション20の要求に応じて、この機能を実行し、次に実行すべきアクションをアプリケーション20に提示する。
ある入力欄について入力された値の内容により動作を変えたい場合は、値の内容に対する条件式を記述することで実現する。この場合、「入力操作の内容」カラムの入力欄から「制約充足問題への変更」カラムの変数への値の確定は、前者が真の場合、後者が真となるように制約条件が追加される意味となる。
上記条件式が、ブール値を返すメソッド名や任意の値を返すメソッド名を含むことができるように拡張する。これによって、アプリケーション内の任意の処理を呼び出してアプリケーションの様々な状態を取得できるため、高い拡張性が得られる。なお、この実現に当たっては、当該の条件式やメソッド名を解釈・実行する機能をリレーションマネージャ11が具備するものとする。
対話処理における入力値および入力操作の提示・制限の機能を備えたアプリケーションを実行した場合の動作を説明する。
上記で示した装置ならびにアプリケーションにおいて、制約充足問題・プランニング問題についての具体的な動作例を説明する。
Claims (10)
- 任意のコンピュータ上で動作する所定のアプリケーションプログラムに対し、当該任意のコンピュータもしくは当該任意のコンピュータにネットワークを介して接続された他のコンピュータの表示装置にデータ項目に対する入力・変更欄を少なくとも1つ含む入力操作画面を表示するとともに、前記任意のコンピュータもしくは当該任意のコンピュータにネットワークを介して接続された他のコンピュータの入力装置からオペレータの操作に基づいて前記入力・変更欄におけるデータ項目の値を入力・変更し、これを種類の異なるデータ項目に対応する入力・変更欄を含む2以上の入力操作画面について当該画面を切り替えて行うことにより、対話形式で複数種類のデータ項目の値を入力・変更する際、各データ項目の値同士が既定の整合性を満たすように、前記入力・変更欄に入力・変更される値と、前記入力操作画面を通じて入力・変更する操作の実行順序とを提示・制限する方法であって、
前記任意のコンピュータもしくは当該任意のコンピュータにネットワークを介して接続された他のコンピュータ上で動作する制約ソルバ及びプランナーと、
前記任意のコンピュータもしくは当該任意のコンピュータにネットワークを介して接続された他のコンピュータの記憶装置に記憶された、変数と当該変数の値ドメインと制約条件とからなり、前記複数種類のデータ項目の値を変数とし該複数種類のデータ項目の値同士が満たすべき既定の整合性を制約条件とする制約充足問題と、目標状態と現在の状態と事前条件及び事後条件を含む操作の集合とからなり、処理上の操作対象と当該操作対象に対する処理上の特定の状態との組よりなる集合を目標状態とし、前記処理上の操作対象を特定する主部とその状態を示す述部とよりなる述語により現在の状態と事前条件及び事後条件を表すプランニング問題と、入力・変更されたデータ項目の種類とその値に対応する制約充足問題における制約条件の変更内容及びプランニング問題における述語の変更内容を記述してなる関係表とを用い、
前記任意のコンピュータもしくは当該任意のコンピュータにネットワークを介して接続された他のコンピュータが、
入力装置から入力・変更されたデータ項目の種類とその値を、前記関係表を参照して前記制約充足問題における制約条件の変更内容、または前記プランニング問題における述語の変更内容に変換し、
制約条件の変更内容に従って制約条件の追加・削除を行い、前記制約充足問題を更新し、または述語の変更内容に従って述語の追加・削除を行い、前記プランニング問題を更新し、
更新した制約充足問題を制約ソルバに送信してその解を取得し、または更新したプランニング問題をプランナーに送信してその解を取得し、
更新した制約充足問題の解から前記入力・変更欄に入力・変更可能な値を決定し、または更新したプランニング問題の解から前記入力操作画面を通じて入力・変更可能な操作を決定する
ことを特徴とする対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限方法。 - 請求項1に記載の対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限方法において、
前記プランニング問題の目標状態は、前記複数種類のデータ項目を処理上の操作対象とし、前記複数種類のデータ項目のうち必須項目が入力された状態を処理上の特定の状態とする
ことを特徴とする対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限方法。 - 請求項1に記載の対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限方法において、
前記制約ソルバは、一のデータ項目に対する入力・変更可能な値として、該一のデータ項目に対応する変数の値ドメインの中から、他のデータ項目に対応する値ドメインの範囲、並びにそれまでに入力された他のデータ項目に対応する変数の値に対して不整合が起きないような値を抽出する
ことを特徴とする対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限方法。 - 請求項3に記載の対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限方法において、
制約充足問題の全ての解を制約ソルバによって計算し、各々の解の中で前記変数がとる値を要素とする集合を生成する第1のアルゴリズムと、前記変数の値ドメインの各値について、当該変数が当該値をとる新たな制約充足問題を生成し、制約ソルバによって解を有すると判定できた値を抽出対象とし、そうでない値を除去する第2のアルゴリズムとを用意し、
入力操作画面および操作対象データ項目の定量的特徴から、当該入力操作画面における入力値の提示・制限の計算量の指標を計算し、この計算値を予め指定した基準値と比較することによって、前記第1または第2のアルゴリズムのうち計算量が低いと期待される方を選択して実行する
ことを特徴とする対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限方法。 - 請求項1に記載の対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限方法において、
前記プランナーは、その時点で入力操作画面を通じて入力・変更可能な操作として、現在の状態で事前条件が満たされ実行可能な入力操作の中から、その操作を実行し、事後条件に従って状態が更新された後に、目標状態に達する実行順序が存在する操作を抽出する
ことを特徴とする対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限方法。 - 任意のコンピュータ上で動作する所定のアプリケーションプログラムに対し、当該任意のコンピュータもしくは当該任意のコンピュータにネットワークを介して接続された他のコンピュータの表示装置にデータ項目に対する入力・変更欄を少なくとも1つ含む入力操作画面を表示するとともに、前記任意のコンピュータもしくは当該任意のコンピュータにネットワークを介して接続された他のコンピュータの入力装置からオペレータの操作に基づいて前記入力・変更欄におけるデータ項目の値を入力・変更し、これを種類の異なるデータ項目に対応する入力・変更欄を含む2以上の入力操作画面について当該画面を切り替えて行うことにより、対話形式で複数種類のデータ項目の値を入力・変更する際、各データ項目の値同士が既定の整合性を満たすように、前記入力・変更欄に入力・変更される値と、前記入力操作画面を通じて入力・変更する操作の実行順序とを提示・制限する装置であって、
前記任意のコンピュータもしくは当該任意のコンピュータにネットワークを介して接続された他のコンピュータ上で動作する制約ソルバ及びプランナーと、
変数と当該変数の値ドメインと制約条件とからなり、前記複数種類のデータ項目の値を変数とし該複数種類のデータ項目の値同士が満たすべき既定の整合性を制約条件とする制約充足問題と、目標状態と現在の状態と事前条件及び事後条件を含む操作の集合とからなり、処理上の操作対象と当該操作対象に対する処理上の特定の状態との組よりなる集合を目標状態とし、前記処理上の操作対象を特定する主部とその状態を示す述部とよりなる述語により現在の状態と事前条件及び事後条件を表すプランニング問題と、入力・変更されたデータ項目の種類とその値に対応する制約充足問題における制約条件の変更内容及びプランニング問題における述語の変更内容を記述してなる関係表とを記憶した前記任意のコンピュータもしくは当該任意のコンピュータにネットワークを介して接続された他のコンピュータの記憶装置とともに、
前記任意のコンピュータもしくは当該任意のコンピュータにネットワークを介して接続された他のコンピュータ上に設けられた次の手段、即ち、
入力装置から入力・変更されたデータ項目の種類とその値を、前記関係表を参照して前記制約充足問題における制約条件の変更内容、または前記プランニング問題における述語の変更内容に変換する手段と、
制約条件の変更内容に従って制約条件の追加・削除を行い、前記制約充足問題を更新し、または述語の変更内容に従って述語の追加・削除を行い、前記プランニング問題を更新する手段と、
更新した制約充足問題を制約ソルバに送信してその解を取得し、または更新したプランニング問題をプランナーに送信してその解を取得する手段と、
更新した制約充足問題の解から前記入力・変更欄に入力・変更可能な値を決定し、あるいは更新したプランニング問題の解から前記入力操作画面を通じて入力・変更可能な操作を決定する手段とからなる
ことを特徴とする対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限装置。 - 請求項6に記載の対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限装置において、
前記プランニング問題の目標状態は、前記複数種類のデータ項目を処理上の操作対象とし、前記複数種類のデータ項目のうち必須項目が入力された状態を処理上の特定の状態とする
ことを特徴とする対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限装置。 - 請求項6に記載の対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限装置において、
前記制約ソルバは、一のデータ項目に対する入力・変更可能な値として、該一のデータ項目に対応する変数の値ドメインの中から、他のデータ項目に対応する値ドメインの範囲、並びにそれまでに入力された他のデータ項目に対応する変数の値に対して不整合が起きないような値を抽出する
ことを特徴とする対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限装置。 - 請求項8に記載の対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限装置において、
制約充足問題の全ての解を制約ソルバによって計算し、各々の解の中で前記変数がとる値を要素とする集合を生成する第1のアルゴリズムと、前記変数の値ドメインの各値について、当該変数が当該値をとる新たな制約充足問題を生成し、制約ソルバによって解を有すると判定できた値を抽出対象とし、そうでない値を除去する第2のアルゴリズムとを用意し、
入力操作画面および操作対象データ項目の定量的特徴から、当該入力操作画面における入力値の提示・制限の計算量の指標を計算し、この計算値を予め指定した基準値と比較することによって、前記第1または第2のアルゴリズムのうち計算量が低いと期待される方を選択して実行する
ことを特徴とする対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限装置。 - 請求項6に記載の対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限装置において、
前記プランナーは、その時点で入力操作画面を通じて入力・変更可能な操作として、現在の状態で事前条件が満たされ実行可能な入力操作の中から、その操作を実行し、事後条件に従って状態が更新された後に、目標状態に達する実行順序が存在する操作を抽出する
ことを特徴とする対話形式処理における入力値及び入力操作の提示・制限装置。
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